JPH11131971A - 切羽前方探査方法及び装置 - Google Patents

切羽前方探査方法及び装置

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JPH11131971A
JPH11131971A JP9309545A JP30954597A JPH11131971A JP H11131971 A JPH11131971 A JP H11131971A JP 9309545 A JP9309545 A JP 9309545A JP 30954597 A JP30954597 A JP 30954597A JP H11131971 A JPH11131971 A JP H11131971A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切羽前方における未掘削地層内の水、空洞等
の状況を的確に探査することができるようにした切羽前
方探査方法及び装置を提供すること。 【解決手段】 カッタフェース101を回転駆動して地
盤を掘削する際に切羽104前方の未掘削地盤内の探査
を電磁レーダ10を用いて行なう場合、カッタフェース
101の回転により電磁レーダ10による探査位置が移
動するよう送信・受信アンテナ素子21をカッタフェー
ス102に装着し、カッタフェース102を回転させつ
つ電磁レーダ10により取得した1組のデータを円状測
線データとして解析し、切羽104の前方の破砕帯、空
洞等を探査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下にトンネル等
を掘削形成する場合において、掘削面である切羽の前方
の未掘削地層の状態を探査する切羽前方探査方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば地山を掘削してトンネル等の空間
を形成する場合、円筒状の前胴前部にカッタヘッドを回
転自在に設け、該カッタヘッドに地盤を破壊するディス
クカッタを多数取り付けて成るトンネルボーリングマシ
ン(以下、TBMと略称する)を用い、前胴の後部に連
結されている後胴をメイングリッパで位置保持した状態
で、カッタヘッドを回転駆動させつつスラストシリンダ
によって前胴を後胴に対して前進させることにより、地
盤の掘削を行なっている。
【0003】このようにして地山にトンネル等の空間を
形成していく場合、安全且つ確実な施工を行なうために
は、掘削すべき前方の地盤中に、掘削作業に支障を来す
ことになる可能性のある破砕帯や空洞があるか否かを探
査する必要が生じる。
【0004】ところで、従来の切羽前方探査方法として
は、トンネル壁面切羽での地質観察結果を基に予測を行
ない、必要に応じて探りボーリングによる調査を行なう
方法、弾性波を使用する方法、及びレーリー波探査法が
知られている。このレーリー波探査法は、切羽に起振器
と受振器とを取り付け、レーリー波の周波数を変化させ
ながら振動させることにより、進路方向のデータを得る
ものである。さらに別の方法として、電磁波を用いた地
盤探査が、地中レーダとして、遺跡調査や埋設管探査方
面で使われており、この技術は土木工事にも適用されて
いる。例えば、軟岩掘削用シールドマシンでは、そのフ
ェースにアンテナを搭載し、掘削前方の埋設物や障害物
を発見する目的で探査を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方法のう
ち、探りボーリングによる方法及び弾性波を使用する方
法は、いずれも実際に知りたい水や空洞の存在に敏感で
はなく、掘削前方の水や空洞の探査を的確に行なうには
不向きであるし、レーリー波探査法は、受振器が設置さ
れた測線上の探査しかできないため、複数の受振器を必
要とするという別の問題点を有している。一方、硬岩掘
削用TBMを用いる場合、電磁波を用いて水又は空洞を
探査する方法はまだ実用化されていない。
【0006】したがって、現在では、TBMやシールド
マシンは、いわば、眼を持たず前方を掘削している。こ
のように、従来においては、探りボーリングや事前の地
質調査を参考にしてTBM等により前方掘削を行なって
いるため、切羽前方探査が不十分であり、掘削前に空洞
や水の探知に十分な結果を得られている保障がない。こ
の結果、掘削の途中で、破砕帯などのためにTBMの進
行が不可能になったり、最悪の場合水没したりして、工
程に大きな影響を与えるほか、工費も増加することにな
るという不具合が多々生じている。
【0007】本発明の目的は、したがって、従来技術に
おける上述の問題点を解決することができる、切羽前方
における未掘削地層内の水、空洞等の状況を的確に探査
することができるようにした切羽前方探査方法及び装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、胴体部の前部に回転自在に設けられた
カッタフェースを回転駆動して地盤を掘削する際に切羽
前方の未掘削地盤内の探査を電磁レーダを用いて行なう
方法であって、前記カッタフェースの回転により前記電
磁レーダによる探査位置が移動するよう前記電磁レーダ
の送信・受信アンテナ素子を前記カッタフェースに装着
し、前記カッタフェースを回転させつつ前記電磁レーダ
により取得した1組のデータを円状測線データとして解
析し、切羽前方の破砕帯、空洞等を探査するようにした
方法を提案する。
【0009】電磁レーダの周波数は、地盤探査のために
使用されている適宜の値とすることができ、例えばその
中心周波数を150〜200MHz程度に設定するのが
好ましい。電磁レーダからの送信波は切羽前方の地盤内
にある破砕帯や空洞との境界面で反射して反射波を生じ
ることになる。送信・受信アンテナ素子の位置はカッタ
フェースの回転により周期的に変化して探査位置が移動
しており、受信波において反射波の影響を受けるタイミ
ングが地層境界の状態を反映して得られる。この受信デ
ータを円状測線データとして解析することにより、切羽
前方にある破砕帯又は空洞等の様子を三次元的に把握す
ることができる。これにより、切羽前方10m程度の探
査が可能である。
【0010】本発明では、上記の構成において、前記送
信・受信アンテナ素子を前記カッタフェースの面盤内に
配設しておき、前記カッタフェースにより地盤掘削が行
なわれていない場合に、前記送信・受信アンテナ素子を
前記面盤内から前記切羽に向けて突出させ、前記面盤を
回転させることにより、所要のデータを前記電磁レーダ
により取得する方法を提案する。
【0011】本発明では、前記送信・受信アンテナ素子
が出入する前記面盤の開口を保護板部材により開閉自在
とし、前記電磁レーダによる探査を行なう場合に前記開
口を開けることを提案する。これにより、カッタフェー
スを回転させて地盤の掘削を行なっている場合に送信・
受信アンテナ素子を掘削土や泥水から保護することがで
きる。
【0012】また、本発明では、胴体部の前部に回転自
在に設けられたカッタフェースを回転させて電磁レーダ
による切羽前方の未掘削地盤内の探査位置を変化させて
該地盤内の状態を探査するための切羽前方探査装置であ
って、前記電磁レーダの送信・受信アンテナ素子を含ん
で成り前記カッタフェースの面盤内の前面に設けられた
凹部内に収納されたアンテナ装置と、前記凹部の切羽に
対向する開口部を開閉するため前記開口部にスライド自
在に設けられた保護板部材とを具え、前記アンテナ装置
は、前記送信・受信アンテナ素子を前記開口部から切羽
に向けて進退自在に前記凹部に収納されており、前記保
護板部材が前記開口部を開状態にした場合に前記送信・
受信アンテナ素子を前記切羽に接近させた状態で、前記
カッタフェースの回転に従って前記送信・受信アンテナ
素子を移動させ前記電磁レーダによる探査位置を変化さ
せるようにした切羽前方探査装置を提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。図1は、本発明
による切羽前方探査装置の実施の形態の一例を示す概略
構成図である。切羽前方探査装置1は、TBM100に
よって地山を掘削してトンネルを形成する場合におい
て、掘削面である切羽前方の未掘削地層にある破砕帯及
び空洞等の様子を電磁レーダを用いて三次元的に把握す
ることができるように構成されている。
【0014】TBM100のカッタフェース101の面
盤102に設けられた凹部103内には電磁レーダのア
ンテナ装置2が収納されており、アンテナ装置2は、伝
送ケーブル3を介して電磁レーダ装置本体を含んで構成
されるレーダ探査表示器4と電気的に接続されている。
伝送ケーブル3によって接続されているアンテナ装置2
とレーダ探査表示器4とによって公知の電磁レーダ装置
10が構成されている。ここで、符号3Aで示されてい
るのはケーブル接続用のコネクタである。
【0015】アンテナ装置2は、後述するように、送信
・受信アンテナ素子21を含んでおり、レーダ探査表示
器4から送られてくる電磁波を送信・受信アンテナ素子
21から切羽前方の探査すべき未掘削の地盤に向けて発
射し、地盤内で反射されて戻ってきた電磁波は送信・受
信アンテナ素子21で受信され、レーダ探査表示器4に
入力される。ここで、アンテナ装置2が取りつけられて
いるカッタフェース101が回転した場合に、電磁レー
ダ10による地盤内の探査位置が周期的に変化するよ
う、アンテナ装置2は、面盤102の回転中心Pから離
れた面盤102の外周縁102A近くに設けられた凹部
103内に収納されている。この凹部103は、アンテ
ナ装置2を収納するための収納室として働くものであ
る。
【0016】上述の如く構成された電磁レーダ10によ
って得られたデータを円状測線データとして解析し、切
羽前方の破砕帯、空洞等を電磁波の反射面として捉えて
三次元的に探査するため、電磁レーダ10で取得された
データは一旦DATテープレコーダ5に記録された後、
GPIBユニット6を介してパーソナルコンピュータ7
に入力される。GPIBユニット6からのデータはパー
ソナルコンピュータ7にセットされているGPIBボー
ド8を介してパーソナルコンピュータ7内に取り込ま
れ、ここで後述する所定のデータ処理が施され、これに
より得られた処理結果に基づく探査結果が表示部9上に
所定の表示形態で表示される。切羽前方探査装置1によ
れば、電磁レーダ10を用いて切羽104前方の未掘削
地盤中の探査位置を変えて、その反射波によるデータを
円状測線データとして解析するようにしたので、未掘削
地盤中の空洞や水による反射面の位置の探査を良好に行
なうことができる。
【0017】次に、図2を参照して、アンテナ装置2の
構成について説明する。アンテナ装置2は、面盤102
に形成され、切羽104に対向する開口103Aを有す
る凹部103内に収納されている。アンテナ装置2は、
剛性を有する適宜の材料から作られた枠体22を有し、
送信・受信アンテナ素子21が支持棒21Aによって枠
体22に固定されている。枠体22の後端部にTBM1
00の進行方向(Y方向)と平行に延びるようにして取
り付けられたパイプ23には、押し出し用盤24が遊嵌
されると共に、コイルばね25が枠体22の後端部とパ
イプ23との間に図示の如く介装されている。ここで、
送信・受信アンテナ素子21と伝送ケーブル3とを電気
的に接続するため、パイプ23の中空部には伝送ケーブ
ル3が通されている。
【0018】送信・受信アンテナ素子21から送信され
る電磁波を前方の地盤内に向けて良好に輻射させるた
め、枠体22の表面には公知の適宜の電磁波吸収部材2
6が設けられている。電磁波吸収部材26は電磁波吸収
性の塗料であってもよい。したがって、送信・受信アン
テナ素子21から輻射される電磁波のうち、切羽104
と反対の方向へ進んだ電磁波は電磁波吸収部材26によ
って吸収されてしまうので、送信・受信アンテナ素子2
1から電磁波を切羽104に向けて良好に輻射させるこ
とができる。この探査のための電磁波の周波数は、15
0〜200MHzに選ぶのが好ましい。
【0019】送信・受信アンテナ素子21からこのよう
にして輻射される電磁波を未掘削の地盤内に効率よく到
達させることができるようにするため、枠体22の前端
部には、FRPからなる薄板部材27Aに飴ゴムから成
るゴム板部材27Bを密着させて成る2層構造の蓋部材
27が適宜の手段により固定されており、これにより、
枠体22内が密閉空間となっている。ここで、送信・受
信アンテナ素子21は薄板部材27Aの表面に接近して
配置されている。ゴム板部材27Bの外表面には、塩化
ビニール製の橇28が設けられている。
【0020】以上のように構成されたアンテナ装置2
を、面盤102が回転して地盤を掘削している場合に生
じる掘削土や泥水から保護するため、凹部103の開口
103Aには、保護鉄板105が設けられている。保護
鉄板105は図示しない案内機構により案内されてスラ
イドし、開口103Aを開閉することができるように構
成されている。保護鉄板105に連結された図示しない
開閉用治具によって、探査を行なう場合にのみ開口10
3Aを開くよう保護鉄板105をスライドさせることが
できるようになっている。
【0021】アンテナ装置2は、凹部103に案内され
てY方向に沿って凹部103内を移動することができる
よう凹部103内に収納、配置されている。したがっ
て、保護鉄板105のスライドにより開口103Aが開
いている場合、押し出し用盤24を図示しない押し出し
用治具で切羽104に向けて押し、アンテナ装置2を凹
部103の開口103Aから突出させ、コイルばね25
の力により橇28を切羽104の表面に軽く圧接させる
ことができる。この状態で電磁レーダ10を作動させて
面盤102を少なくとも1回転させることにより、所要
の探査に必要な1組の円状測線データをDATテープレ
コーダ5に記録することができる。すなわち、面盤10
2にセットされたアンテナ装置2は、探査の場合にのみ
切羽104に接近させ、掘削中は面盤102内に収納し
て保護鉄板105により凹部103を閉じることによ
り、アンテナ装置2を掘削土や泥水から護ることができ
る。このように、面盤102内の凹部103に収納され
たアンテナ装置2は、必要に応じて凹部103の開口1
03Aから切羽104に接近させて必要なデータの取得
を行なうことができるので、便利であり、使い勝手がよ
い。
【0022】図3には、面盤102を回転させることに
よる未掘削地盤内の破砕帯の様子を三次元的に探査する
場合の測定の原理図が示されている。図3から判るよう
に、前方に破砕帯120がある場合、TBM100の面
盤102に設けられたアンテナ装置2からその時の探査
位置に向けて発射されたパルス状の送信電磁波WTは地
層と破砕帯120との境界である反射面110において
反射し、その反射電磁波WRがアンテナ装置2に戻って
くる。
【0023】この反射電磁波WTの測定を、面盤102
にセットされたアンテナ装置2が例えば2cm移動する
毎、すなわち面盤102が所定の角度回転する毎に行な
い、その反射電磁波WRのデータを同期信号と共にDA
Tテープレコーダ5に記録する。この記録されたデータ
は、DATテープレコーダ5に接続されているGPIB
ユニット6を通じてパーソナルコンピュータ7にインサ
ートされているGPIBボード8に送られ、パーソナル
コンピュータ7において以下に述べるようにして円状測
線データとして解析される。
【0024】なお、上述のデータ転送は、パーソナルコ
ンピュータ7側から制御される。パーソナルコンピュー
タ7にはDATテープレコーダ5の制御プログラムがイ
ンストールしてあり、DATテープレコーダ5に接続さ
れているGPIBユニット6を通じてパーソナルコンピ
ュータ7側からDATテープレコーダ5にセットされて
いるDATテープの走行や巻き戻しなどの制御が可能で
ある。
【0025】DATテープレコーダ5にセットされてい
るDATテープには、以下の3種類のデータが収録され
る。即ち、ビデオ信号(振幅信号)、同期信号、距離信
号データである。同期信号毎に対応する反射電磁波WR
に従う反射波データが存在するが、2cm毎の距離信号
を検知し、この距離信号に続く最も近くにある同期信号
を見つけ、面盤102の回転角dθごとの2πr/dθ
本の電磁波反射トレースとする。ここで、rは電磁レー
ダの回転半径、すなわち、面盤102の回転中心Pとア
ンテナ装置2との間の距離である。本明細書では、この
トレース群を電磁波反射データと称する。
【0026】図4には、解析のための1組の電磁波反射
データの一例が模式的に示されている。図4で、横軸は
アンテナ装置2の回転角度位置、縦軸は反射地点までの
距離を示している。切羽前方探査装置1は、上述のよう
に、電磁レーダ10の送信・受信アンテナ素子21を面
盤102にセットし、面盤102を回転させることによ
り電磁レーダ10による探査位置を変更するように構成
されているので、送信・受信アンテナ素子21をその都
度セットする必要が省け、効率のよい探査が可能とな
る。そして、探査位置は、面盤102を回転させるだけ
で変更できるため、誰でも簡単にデータの収集を行なえ
るという利点を有している。
【0027】電磁レーダ10によって得られた上述の1
組の電磁波反射データが所要のフォーマットに従ってパ
ーソナルコンピュータ7内にファイルされたならば、パ
ーソナルコンピュータ7内で上述の1組の電磁波反射デ
ータを解析するために必要な解析パラメータをパーソナ
ルコンピュータ7の入力キーボード(図示せず)から入
力する。なお、解析の2度目からは、先に入力したパラ
メータがデフォルト値となるので、変更時以外は入力す
る必要がない。
【0028】パーソナルコンピュータ7における処理
は、一括処理が可能で、TBM100の位置、破砕帯1
20等による反射面110の位置とその属性、すなわ
ち、走向角、傾斜角、トンネル中心軸と反射面との交差
距離が解析結果として表示される。
【0029】図5は、パーソナルコンピュータ7におけ
る反射面推定の原理を説明するため、TBM100と反
射面110(すなわち図3に示した破砕帯120と地層
との境界面)との位置関係を示したものである。TBM
100はY軸方向に掘進する。掘削面をX−Z平面とし
点Oを中心として時計と反対方向に面盤102が回転し
ている。送信・受信アンテナ素子21はTBM100の
回転軸を示す点O(すなわち面盤102の回転中心P)
からrだけ離れた位置に設置されている。θを送信・受
信アンテナ素子21の回転角とし、回転角θはO−Xか
らX−Z平面内で時計と反対回りに0°〜360°まで
変化する。反射面PQRSはX−Y平面とPQで交差
し、トンネル軸(Y軸)との交点をLとする。
【0030】反射面110の走向角αと傾斜角βとはそ
れぞれ図5に示したように定義する。すなわち、交線P
Qに点Oから下ろした垂線の足をAとし、Z軸と反射面
PQRSとの交点をBとするとき、走向角αはX−Y平
面内でY軸から交線PQへ測った角(0°〜180
°)、傾斜角βは線OAから線ABに測った角で、図5
の場合はβは負の値と定義する。OLの間の距離をFと
すると送信・受信アンテナ素子21の位置(rcos θ、
0、rsin θ)と反射面との距離Dは D=|rcos θcos αsin β+rsin θcos β+Fsin αsin β|・・・(1) で示される。
【0031】TBM100の前面に破砕帯120による
反射面110が存在するときは、式(1)で計算される
ような反射波が送信・受信アンテナ素子21で受信した
波形データに以下のように現われるはずである。
【0032】たとえば、図6において、α=135°、
β=−45°、F=10mと与えることで反射面110
は一意的に決定される。この場合には、反射面110
は、前方右上から被ってくるような想定である。
【0033】上述した具体例の場合、反射波が現われる
位置は図6に示されるようになる。図6において、縦軸
は距離、横軸はθ(アンテナ走査角)である。
【0034】このことを利用して行なう反射面の自動推
定のための、円状測線データである電磁反射波データの
処理方法につき、図7に示すフローチャートを参照しな
がら以下に詳述する。
【0035】図7は取得された円状測線データをパーソ
ナルコンピュータ7において解析し、反射面を推定する
ための処理手順を示すフローチャートである。電磁波反
射データ(円状測線データ)の取得後、先ず、ステップ
S1においてデータ解析に必要な解析パラメータを設
定、入力する。この場合、先ず、パラメータα、β、F
の各増分dα、dβ、dFを設定すると共に、後述する
加算和の幅の設定を予め行なっておく。ここでは、加算
和の幅を2mと設定する。よって、各パラメータについ
ての計算のための値の数は nα(=180/dα) nβ(=180/dβ) nF(= F/dF) となる。
【0036】次のステップS2では、パーソナルコンピ
ュータ7に所要のフォーマットでファイルされている1
組の電磁波反射データに対してSTC除去処理が実行さ
れる。すなわち、図1に示した測定系によって得られる
本来の波形は図8の(A)に例示的に示されるように、
直接波成分Waのレベルは大きく、反射波成分Wbのレ
ベルが小さいものであるが、レーダ探査表示器4におい
てその測定時にSTC処理される結果、図8の(B)に
示されるように、反射波成分Wbのレベルが強調される
ことになる。ステップS2でSTC除去処理を行なうこ
とにより、各電磁波反射データが、図8の(A)に示さ
れるような、元のレベル状態に相応したものとされる。
【0037】ステップS3では振幅回復処理が実行さ
れ、エネルギー拡散に伴う振幅幾何減衰が補正される。
この補正は測定データの振幅が時間の経過と共に減衰す
るのを補正して特に反射波成分のレベルを強調するた
め、振幅×tk (ここで、tは経過時間、kは定数で
1.2〜1.4程度に選ばれる)に基づく演算を行なう
ことにより実行される。
【0038】ステップS4では、フィルタリング処理が
実行され、これにより雑音成分の除去が行なわれる。ス
テップS5ではデコンボリューション処理が実行され、
これにより、波形データの振幅特性はそのままで位相特
性を最小位相にウェーブレット変換し、これにホワイト
ニングデコンボリューションフィルタを施すことにより
希望のインパルス波型に変換される。
【0039】なお、ステップS2〜S5で実行される波
形処理そのものは公知の手法を用いたものであるから、
ここではこれ以上の詳しい説明は省略する。
【0040】上述の如く波形処理して得られた1組の電
磁波反射データに基づき、ステップS6で反射面自動推
定処理が実行される。この処理は未掘削地盤中にある破
砕帯や空洞等による電磁波の反射面の様子をこれらの円
状測線データから自動的に抽出する処理である。なお、
この円状測線データによる反射面推定処理は手動にて行
なうこともできる。
【0041】ステップS6において実行される反射面自
動推定処理は、パラメータα、β、Fの値をステップS
1において設定された各増分dα、dβ、dFに従って
少しずつ変化させて式(1)を計算し、波形トレース振
幅の加算和が最大となるようなα、β、Fの組み合わせ
を見つけ、これらを反射面110を定義する1組のパラ
メータとする処理である。
【0042】このことをより具体的に説明すると、
(1)式に基づく上述の計算の繰り返しループを規定す
るための変数i、j、k、sを、nα、nβ、nF、n
θを用いて次のように定義する。 i=0,nα j=0,nβ k=0,nF s=0,nθ ここで、nθは、θを1°ずつ変えて電磁波反射トレー
スを取得する場合、360°となる。
【0043】あるi、j、kに対して、1つの走査角θ
(波形トレースと1対1に対応)により、式(1)によ
りDの値を計算し、図9に示したように、対応する波形
トレースの振幅をウィンドウ幅の分だけ加算する。ここ
で、トレースとは走査角θの時、電磁波のパルスを発信
・受信して得られる時系列のことである。したがって、
図10に示されるように、走査角θが1°毎の探査を行
なうと、1回の探査で361トレースある。
【0044】同様に式(1)に α=i×dα、i=0〜nα β=j×dβ、j=0〜nβ F=k×dF、k=0〜nF のように増分を順に用いて、それごとに全波形トレース
(全走査角θ)についてDの値を計算し、加算和を計算
する。したがって、その計算回数Nは、 N=(nα+1)(nβ+1)(nF+1) となる。その加算和Σ(i、j、k)は 振幅D−m+・・・+振幅D+m で表される。
【0045】今回の加算和Σ(i、j、k)を前回の加
算和Σ(i、j、k)と比較し、大きい方を保存し、同
時にその時用いたα、β、Fを保存する。nα+1、n
β+1、nF+1回まで計算を行ない、最大値を与える
α、β、Fの値を反射面110を表すパラメータとす
る。
【0046】図11には、上で説明した反射面のパラメ
ータを推定するための反射面自動推定処理ステップS6
の詳細フローチャートが示されている。この処理の説明
は上述の通りであるから、ここでは同様の説明を繰り返
すのを省略する。
【0047】ステップS6において、反射面110を表
すと考えられる1組のパラメータが決定されたならば、
次のステップS7において、ステップS6において得ら
れた1組のパラメータを用いて反射面の表示処理が行な
われる。ここでは、コンピュータグラフィックスの手法
を用い、TBM100からトンネル奥を見たイメージで
そこにある反射面を表示部9上に図形表示する。勿論、
これに代えて、例えばトンネル側面から見たイメージで
反射面を図形表示してもよい。いずれの場合にも、図形
表示に加えて、ステップS6において得られた反射面を
表す1組のパラメータの値を数値で示すようにしてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、電磁レーダを用いて切
羽前方の未掘削地盤中の探査位置を変えて、その反射波
によるデータを円状測線データとして解析するようにし
たので、未掘削地盤中の空洞や水の探査を良好に行なう
ことができる。
【0049】また、電磁レーダの送信・受信アンテナ素
子を面盤にセットし、面盤を回転させることにより電磁
レーダによる探査位置を変更するように構成されている
ので、送信・受信アンテナ素子をその都度セットする必
要が省け、効率のよい探査が可能となる。そして、探査
位置は、面盤を回転させるだけで変更できるため、誰で
も簡単に行なえるという利点を有している。
【0050】面盤にセットされたアンテナ装置は、探査
の場合にのみ切羽に接近させ、掘削中は面盤内に収納し
て保護板部材により凹部を閉じることにより、アンテナ
装置を掘削土や泥水から護ることができる。
【0051】このように、面盤内の凹部に収納されたア
ンテナ装置は、必要に応じて凹部の開口から切羽に接近
させて必要なデータの取得を行なうことができるので、
便利であり、使い勝手がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による切羽前方探査装置の実施の形態の
一例を示す概略構成図。
【図2】面盤に形成された凹部に収納されるアンテナ装
置の構成を説明するための断面図。
【図3】面盤を回転させることによる未掘削地盤内の破
砕帯の様子を三次元的に探査する場合の測定の原理を説
明するための説明図。
【図4】解析のための1組の電磁波反射データの一例を
模式的に示す図。
【図5】TBMと反射面との位置関係を説明するための
説明図。
【図6】反射波が現われる位置を縦軸に距離をとり、横
軸にアンテナ走査角をとって示したグラフ。
【図7】取得された円状測線データをパーソナルコンピ
ュータにおいて解析し、反射面を推定するための処理手
順を示すフローチャート。
【図8】図7のSTC除去処理ステップにおける処理を
説明するための波形図。
【図9】図7の反射面自動推定処理ステップにおけるデ
ータ処理を説明するための説明図。
【図10】波形トレースデータを示す波形図。
【図11】図7の反射面自動推定処理ステップの詳細フ
ローチャート。
【符号の説明】
1 切羽前方探査装置 2 アンテナ装置 4 レーダ探査表示器 7 パーソナルコンピュータ 9 表示部 10 電磁レーダ装置 21 送信・受信アンテナ素子 22 枠体 23 パイプ 24 押し出し用盤 25 コイルばね 26 電磁波吸収部材 100 TBM 101 カッタフェース 102 面盤 103 凹部 103A 開口 104 切羽 105 保護鉄板 110 反射面 120 破砕帯 WR 反射電磁波 WT 送信電磁波 α 走向角 β 傾斜角 θ 回転角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体部の前部に回転自在に設けられたカ
    ッタフェースを回転駆動して地盤を掘削する際に切羽前
    方の未掘削地盤内の探査を電磁レーダを用いて行なう方
    法であって、 前記カッタフェースの回転により前記電磁レーダによる
    探査位置が移動するよう前記電磁レーダの送信・受信ア
    ンテナ素子を前記カッタフェースに装着し、前記カッタ
    フェースを回転させつつ前記電磁レーダにより取得した
    1組のデータを円状測線データとして解析し、切羽前方
    の破砕帯、空洞等を探査するようにしたことを特徴とす
    る切羽前方探査方法。
  2. 【請求項2】 前記送信・受信アンテナ素子を前記カッ
    タフェースの面盤内に配設しておき、前記カッタフェー
    スにより地盤掘削が行なわれていない場合に、前記送信
    ・受信アンテナ素子を前記面盤内から前記切羽に向けて
    突出させ、前記面盤を回転させることにより、所要のデ
    ータを前記電磁レーダにより取得するようにした請求項
    1記載の切羽前方探査方法。
  3. 【請求項3】 前記送信・受信アンテナ素子が出入する
    前記面盤の開口を保護板部材により開閉自在とし、前記
    電磁レーダによる探査を行なう場合に前記開口を開ける
    ようにした請求項2記載の切羽前方探査方法。
  4. 【請求項4】 胴体部の前部に回転自在に設けられたカ
    ッタフェースを回転させて電磁レーダによる切羽前方の
    未掘削地盤内の探査位置を変化させて該地盤内の状態を
    探査するための切羽前方探査装置であって、 前記電磁レーダの送信・受信アンテナ素子を含んで成り
    前記カッタフェースの面盤内の前面に設けられた凹部内
    に収納されたアンテナ装置と、 前記凹部の切羽に対向する開口部を開閉するため前記開
    口部にスライド自在に設けられた保護板部材とを具え、 前記アンテナ装置は、前記送信・受信アンテナ素子を前
    記開口部から切羽に向けて進退自在に前記凹部に収納さ
    れており、 前記保護板部材が前記開口部を開状態にした場合に前記
    送信・受信アンテナ素子を前記切羽に接近させた状態
    で、前記カッタフェースの回転に従って前記送信・受信
    アンテナ素子を移動させ前記電磁レーダによる探査位置
    を変化させるようにしたことを特徴とする切羽前方探査
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109699A1 (ja) 2009-03-25 2010-09-30 三菱重工業株式会社 フォークリフト
JP2011202356A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Taisei Corp トンネル切羽前方探査装置
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JP2014531538A (ja) * 2011-09-27 2014-11-27 キャタピラー・グローバル・マイニング・ヨーロッパ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 粉砕または穿孔によって物質を切削する装置、およびその方法
CN106199594A (zh) * 2016-06-28 2016-12-07 山东大学 搭载于tbm刀盘上的前向阵列雷达超前探测系统和方法
CN110792447A (zh) * 2019-11-14 2020-02-14 山东大学 盾构搭载刀盘、有害气体富存区盾构隧道施工装置及方法

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