JPH11128780A - 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構 - Google Patents

排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構

Info

Publication number
JPH11128780A
JPH11128780A JP9292871A JP29287197A JPH11128780A JP H11128780 A JPH11128780 A JP H11128780A JP 9292871 A JP9292871 A JP 9292871A JP 29287197 A JP29287197 A JP 29287197A JP H11128780 A JPH11128780 A JP H11128780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
exhaust
pollutant
contained
spray nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9292871A
Other languages
English (en)
Inventor
Namihito Gotou
直三人 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9292871A priority Critical patent/JPH11128780A/ja
Publication of JPH11128780A publication Critical patent/JPH11128780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去30年来、世界的に奇妙な現象が身辺に
続発して、その根底に大気汚染が介在していることが次
第に鮮明になって来た。 発端は自然界の荒廃と、動物
界、分けても人類の身辺に与える健康被害との因果関係
も認識されて来た。無秩序に続発する工業化による汚染
を食い止めるため世界会議が開催され各国の協調が話し
合われている。 【解決手段】 有害排気ガスの削減を企てるには、本発
明の様に総花的手法を以て、抜本的に除去する事が望ま
しい。汚染対策は産業界に新たな負担を強いるものであ
るが、現状は深刻で時間的な猶予はない。本発明は、平
易な着想に基づく実現可能な手法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地球規模で拡散す
る大気汚染による環境破壊を防止するため、従来の煙突
型の排出方式に代えて、強制吸引の煙道を設け、其の途
中に無害化の機構を具備させる。
【0002】
【従来の技術】古今東西、焼却炉には端末には、煙突を
備えて管体内部の上昇気流で燃焼効率を上げており、大
気汚染の増大と共に、煙突を高く設定したにも拘らず現
今では、地球全体が汚染により、危機的状態に立到っ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大気汚染も許容の限界
を超え、漸く世界的な関心が高まってきた。
【0004】昨今は、地球温暖化の兼合いを以て、当面
CO2を槍玉に挙げているが、生物環境の死滅に関与し
ている。猛毒性汚染物、即ち、SO2、NOx、有機塩
素化合物の削減が望ましい。
【0005】関与を取り沙汰される現象として、我国の
松枯現象に始まり、アトピー皮膚炎、花粉症、金属アレ
ルギー等の人体の免疫機能の異状、有機塩素化合物の影
響とされる生殖器の病変による妊娠阻害、即ち精子数の
半減と性交能力の衰退と子宮筋腫、子宮内膜炎等の病変
と相挨って少子現象も取沙汰されて居る。
【0006】更に、情緒不安定が高じて、過食、否食
症、不登校、いじめ、更に凶悪犯罪の横行も軌を同じく
するとの説もある。
【0007】此の様な森林被害や健康関する奇妙な現象
の歴史は、符号を合わせた様に30年以前に端を発し
て、徐々に深刻化している。
【0008】此の事は、産業の活性化に依る、排煙の増
加と時を同じくして居る。
【0009】経済性を優先課題に掲げる産業界にとっ
て、汚染対策は避けて通り度い処である。
【0010】一方、行政も産業界の意向に理解を示し、
日本全土を席巻した松枯れ現象に対して、殺虫剤の空中
撒布で、其の場を凌いで来た。
【0011】仮に今回世界の耳目そばだっている温暖化
に関してCO2の排出量の規制が成功したとしても、別
の自然環境の破壊を解決出来ない。
【0012】従って、此の機に便乗する形で、有毒排気
物の分解無害することを課題として提唱する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の様に生体系に瑕疵
を与え、死滅に誘なう汚染物質の存在は、個別に解明さ
れて来た。
【0014】又、各個の汚染物質の発生条件は微妙に異
なり、此の事が課題を解決する手段の端緒として窺え
る。
【0015】普遍的な排出として、CO2,SO2は、
広範な温度で発生する。
【0016】共に自然界に存在しており、SO2は強酸
性を呈する為比較的容易に中和処理出来る。
【0017】CO2は、余程の高濃度でない限り、毒性
を発揮するに至らず、雖も、植物体の光合成の原材料と
して生体の必須物質として位置付けられて居た。
【0018】近来、放射熱の透過を妨げ、地球の温暖化
を促進する性質が注目された。
【0019】性状は、親水性の弱酸で生体にも馴染む性
質を利用して、大量の水を溶解させて河川、海洋に投棄
して、水生植物に委ねる事が可能である。
【0020】有機塩素化合物は、新生汚染物質で、猛毒
物質として注目された特異な物質で、PCB、ダイオキ
シンに代表される多種の合成化合物である。
【0021】此等は、生体に深刻な被害を与える事で知
られ、主として健康被害の元凶と目されて居る。一旦生
体内に経口侵入すると脂肪組織に取込まれ、分娩時の胎
児への移行と哺乳以外は、体内から排出しないと言われ
ており、新生児のアトピー性皮膚炎は良く知られてい
る。
【0022】又、科学的組成が性ホルモンに類似して居
る関係で、生殖阻害や同性愛として表れてきた。
【0023】此の有機塩素化合物は、ng単位の極微量
で人体に深刻な影響を与えるが、発生の機構は、850
℃以下の温度環境の燃焼で合成される事が判って来た。
【0024】従って、燃焼に際しては、850℃以上の
高温を継続的に維持する事で解決される。
【0025】快晴の校庭で突如、原因不明の刺激臭と共
に児童を呼吸困難が襲って、有毒物質NOxの存在が知
れて、光化学スモッグと名付けられた。
【0026】検証が進むにつれ、850℃以上の高温で
燃焼の際に空気中の窒素自体が酸化して猛毒のNO2,
NO3を始め多種のNOx発生が認められた。
【0027】前項の有機塩素化合物の分解に要する高温
は、NOxの発生を助長する事になる。
【0028】本発明では、NOx群は水を媒体として、
擬集した後、触媒方式で分解及び中和剤を用いて、自然
界に対して順応出来る物質に変化させる方法を手段とす
る。
【0029】以上の様に、汚染気体を各個の特性を利用
して、無害化する事にする。
【0030】
【発明の実施の形態】炉内で発生した排気中の汚染物質
は、放出に至る過程内で回収する趣旨に沿って、排気
は、図1に示す通り、フローシートに従って移動する様
にする。
【0031】機構内に於て、排気を移動させる動力は、
従来型の煙突に代えて、図に示す通り、終端部に配置し
た扇風機(6)の負圧により吸引する。
【0032】燃焼炉(1)で発生した排気は煙道(2)
を経て、一次ベンチユリースクラバー(3)と二次ベン
チユリースクラバー(4)内を通過する際に洗浄された
後、サイクロン(5)で脱水されて扇風機(6)により
吸引される。更に終端に設けた排気筒(7)内を通過す
る際に消音されて外気に向け放出される。
【0033】ベンチユリースクラバー(3),(4)
は、共に気流と水流を交又させることにより、気体中の
汚染分子を水による溶液として回収する機構である。
【0034】従って、一次ベンチユリースクラバー
(3)内を通過した液体は自然環境に馴染まない。酸性
溶液であるため、当然中和処理と染汚物質の凝縮乾燥を
必要する。
【0035】故に、この系統の水の流れは、外流への漏
洩は許されないため、クローズットサーキット方式と
し、図1に示す通り、貯水槽(11)に貯えられた水
は、高圧ポンプ(12)で加圧されて、一次ベンチユー
スクラバー(3)に設置した、高圧遠心スプレーノズル
(8)から放射されて、気流と直交する方向の断面一杯
に水の膜を形成して、気体と交又することにより、排気
中の汚染物質を抜取って、酸性溶液に変質しながら、下
部のアンダーフロー受槽の(9)に向けて、流れ下りオ
ーバーフローする形で、中和槽(10)に至り、石灰
岩、石灰水等の中和剤と反応して、汚染物質は水に不溶
性の汚泥として底部に沈殿して、蓄積した頃合をみて、
ピンチバルブ(13)を間欠的に間放することにより、
外部に放出し、以降乾燥処理する。
【0036】上水は、再び貯水槽(11)に貯える。
【0037】二次ベンチユリースクラバー(4)に於け
る水の流通経路は、器内で炭酸水を作って自然界に放出
する目的で設置する。
【0038】一次ベンチユリースクラバー(3)に於
て、親水性に優れた汚染物質が除去された後、大量のC
O2は、末処理の状態で、二次ベンチユースクラバーに
流入する。
【0039】比較的親水性に劣るCO2は大量の水を使
用することにより、全量炭酸水として、回収し、海岸に
向け放出し、プランクトンや海中植物の消化に委ねる。
【0040】実施例について図面を参照して説明する
と、図1において、燃焼炉(1)に於て発生した排気
は、フローシートに示す通り順を追って進行する過程
で、一次ベンチユリースクラバー(3)で強酸性で、親
水性に勝る汚染物質を分離、更に二次ベンチユリースク
ラバー(4)に於てCO2を分離するのを主眼した構想
である。
【0041】図2に示される実施例では、高温で酸性を
呈する有害な排気と水が最初に出合って、汚染物質を気
体から液体へ転換する場である。
【0042】従って、一次ベンチユリースクラバーの管
内にあって、水に接触する部分には酸による腐蝕を防止
するため、セラミック被覆等の手当を要する。
【0043】図中の高圧遠心スプレーノズル(8)によ
って形成される膜に瑕疵や遺漏があってはならないので
請求項1に示す条件の物を充てる。
【0044】図3に示される実施例では、100℃以下
に下降した温度で多量のCO2を含有する気体を水に接
触させることにより、炭酸水として、大幅に容積を縮小
させ且つ、河川への放流を可能とするものである。
【0045】図5に示される実施例では、図2,図3に
採用して、請求項1に示す、高圧遠心スプレーノズル
で、高圧水の進入経路は、円筒形のチャンバーに対し、
接線方向に作られている。
【0046】従って、水の流れは、チャンバー内を高速
回転を継続しながら出口に押し出される。
【0047】図6の実施例に於て、中央に穿った細孔
は、出口に向かって末広がりに拡大しており、回転運動
を付与された水は、傾斜拡大している面に沿って、遠心
拡散しながら、層厚を維持する膜を形成する。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明した様に構成されて
いるので、以下に記載される効果を奏する。
【0049】各個の燃焼設備に於て、本発明を採用した
暁には、大気汚染に関して、現状に於いて、破壊の度を
深めている自然環境、健康被害についても、アレルギー
疾患、DNAの瑕疵(癌発生因子),両性共の生殖機能
破壊による少子化現象や神経系統の阻害と目される。凶
悪犯罪の横行や不安神経症等の解消に効果乃至歯止めと
して効を奏する。
【0050】環境破壊対策について、問題の解決を困難
にしている要因は、特権的に大気汚染を継続している産
業界の体質とそれを容認している行政側の姿勢であろ
う。
【0051】現実の産業構造と動向は、確実に高等動物
の絶滅を示唆している。概嘆すべきは、日本国に於て、
科学の分野に博物学全般に思考を巡らす人材を得ていな
い傾向にある。
【0052】卑近な例として、松食虫騒動がある。
【0053】珍奇な学説を唱える者がして、行政が尻馬
に乗った格好な例で、プルトニウム再生設備の「もんじ
ゅ」と欧米先進国の科学者の失笑を買っている現状を理
解出来れば、環境破壊に対する姿勢も改まるに違いな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフローシートである。
【図2】第1段ベンチユリースクラバー(3)の断面
図。
【図3】第2段ベンチユリースクラバー(4)の断面
図。
【図4】サイクロン(5)の正面断面図(B)と平面断
面図(A)。
【図5】高圧遠心スプレー(8)の正面,側面の断面
図。
【図6】高圧遠心スプレー(8)の蓋で中央にある噴射
口を説明する。
【符号の説明】 1 燃焼室 2 煙道 3 第1段ベンチユリースクラバー 4 第2段ベンチユリースクラバー 5 サイクロン 6 扇風機 7 排気筒 8 高圧遠心スプレー 9 アンダーフロー受槽 10 中和槽 11 貯水槽 12 高圧ポンプ 13 汚泥排出ピンチバルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転の水流で、放出口に於て遠心拡
    散された水の膜を形成出来るスプレーノズル。
  2. 【請求項2】 ベンチユリー、スクラバーを利用する湿
    式集じん機を利用して、その横断面に水の膜を形成さ
    せ、排気を直交の形で通過させることにより、配気の汚
    染物質を水溶液の形で剥離した後、集約して、触媒や中
    和剤を用いて無害化する機構。
JP9292871A 1997-10-24 1997-10-24 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構 Pending JPH11128780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9292871A JPH11128780A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9292871A JPH11128780A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11128780A true JPH11128780A (ja) 1999-05-18

Family

ID=17787464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9292871A Pending JPH11128780A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11128780A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109966985A (zh) * 2019-03-25 2019-07-05 东旭科技集团有限公司 进料系统和具有该进料系统的玻璃生产设备
CN113244770A (zh) * 2021-06-25 2021-08-13 南通腾宇环保设备有限公司 一种用于配量液态的废气后处理剂的废气后处理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109966985A (zh) * 2019-03-25 2019-07-05 东旭科技集团有限公司 进料系统和具有该进料系统的玻璃生产设备
KR20210152489A (ko) * 2019-03-25 2021-12-15 퉁수 테크놀로지 그룹 컴퍼니 리미티드 피딩 시스템 및 이 피딩 시스템을 구비하는 유리 생산 설비
CN113244770A (zh) * 2021-06-25 2021-08-13 南通腾宇环保设备有限公司 一种用于配量液态的废气后处理剂的废气后处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467036B2 (ja) 液体還元剤を用いる空気清浄機器、及びその動作と応用方法
US3503704A (en) Method and apparatus for suppressing fumes with charged aerosols
CN109985505B (zh) 一种中药膏药生产废气处理工艺
US5035188A (en) Liquid blowdown elimination system
RU2676642C1 (ru) Способ комплексной очистки дымовых газов
WO2000030734A1 (en) Method and apparatus for removing particulates
US8501127B2 (en) Neutralization of gaseous contaminants by artificial photosynthesis
CN207871896U (zh) 一种中度污染工业废气处理装置
CN105498480B (zh) 一种基于紫外辐照强化的次氯酸盐同时脱硫脱硝脱颗粒物方法及装置
JPH11128780A (ja) 排気中の汚染物質を水を媒体として取除く機構
CN214680961U (zh) 一种臭氧协同紫外的voc有机废气处理系统装置
Rathna et al. Invisible membrane revolution: shaping the future of air purification
CN104014228A (zh) 光能催化与uv光解氧化结合的高效废气处理装置
JP2001149750A (ja) ダイオキシン類含有排ガス並びに飛灰の処理方法及びその装置
CN106823723A (zh) 一种光电诱导自由基联合蒸汽相变烟气净化装置和方法
CN208626975U (zh) 一种用于处理油房废气的设备
JPH0569569B2 (ja)
CN207786292U (zh) 一种基于镁法脱硫的三氧化硫和汞脱除系统
CN114682049B (zh) 烟气相变so3及粉尘处理装置及方法
JP2000300938A (ja) 排ガスおよび焼却灰浄化剤とそれを用いた浄化方法
CN208799967U (zh) 一种组合型光分解有机废气处理装置
CN213725641U (zh) 一种医疗废物处理烟气干式中和塔
EP4349457A1 (en) Method for capturing carbon dioxide and nitrogen oxides in flue gas and conversion thereof to carbon source and nitrogen source needed for algae growth
JP2952766B2 (ja) 排ガス浄化装置
CN106659961A (zh) 用于表面电荷改变的方法