JPH11128651A - 洗浄タワー用ノズル装置 - Google Patents
洗浄タワー用ノズル装置Info
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- JPH11128651A JPH11128651A JP10239034A JP23903498A JPH11128651A JP H11128651 A JPH11128651 A JP H11128651A JP 10239034 A JP10239034 A JP 10239034A JP 23903498 A JP23903498 A JP 23903498A JP H11128651 A JPH11128651 A JP H11128651A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/74—General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
- B01D53/77—Liquid phase processes
- B01D53/79—Injecting reactants
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/14—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
- B01D53/18—Absorbing units; Liquid distributors therefor
- B01D53/185—Liquid distributors
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄すべきガス流が均一に洗浄され、洗浄
されたガス流内に有害ガスが発生しない、ノズル装置を
提供する。 【解決手段】 本発明は、円錐状噴霧流が重なっている
ノズルを備えた洗浄タワー用ノズル装置に関する。ノズ
ル分布を決定する際に、ａ）ガス流から吸収すべき成分
の局部的な濃度がノズル平面の上方で、洗浄タワーの横
断面内に格子状に配置されたＮ個の場所で検出され、
ｂ）Ｎ個の濃度値が設定値と比較され、ｃ）設定値から
偏差を有する際に、１個または複数のノズルの位置が変
更され、ｄ）洗浄タワーの壁近くの範囲の外の濃度値が
ほぼ同じ値を有するまで、ステップａ）〜ｃ）が繰り返
される。
されたガス流内に有害ガスが発生しない、ノズル装置を
提供する。 【解決手段】 本発明は、円錐状噴霧流が重なっている
ノズルを備えた洗浄タワー用ノズル装置に関する。ノズ
ル分布を決定する際に、ａ）ガス流から吸収すべき成分
の局部的な濃度がノズル平面の上方で、洗浄タワーの横
断面内に格子状に配置されたＮ個の場所で検出され、
ｂ）Ｎ個の濃度値が設定値と比較され、ｃ）設定値から
偏差を有する際に、１個または複数のノズルの位置が変
更され、ｄ）洗浄タワーの壁近くの範囲の外の濃度値が
ほぼ同じ値を有するまで、ステップａ）〜ｃ）が繰り返
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄液溜めと、内
蔵物のない吸収領域と、吸収領域の上方にある少なくと
も１つのノズル平面を備えている洗浄タワーのためのノ
ズル装置に関し、更に詳しくは、分配器と分岐管とノズ
ルを備え、このノズルの円錐状噴霧流が重なっており、
ノズルが側方に分岐する中間短管によって分岐管に接続
している、ノズル装置に関する。洗浄すべきガス流は、
洗浄液に対して並行流または向流で吸収領域を通って案
内される。向流案内が有利である。この場合、ガス流は
下から上へ吸収領域を通って流れ、ノズル平面の上方で
洗浄タワーから出る。本発明は特に、煙道ガス脱硫のた
めに使用され、数メートルの直径を有する洗浄タワーの
ノズル装置に関する。
蔵物のない吸収領域と、吸収領域の上方にある少なくと
も１つのノズル平面を備えている洗浄タワーのためのノ
ズル装置に関し、更に詳しくは、分配器と分岐管とノズ
ルを備え、このノズルの円錐状噴霧流が重なっており、
ノズルが側方に分岐する中間短管によって分岐管に接続
している、ノズル装置に関する。洗浄すべきガス流は、
洗浄液に対して並行流または向流で吸収領域を通って案
内される。向流案内が有利である。この場合、ガス流は
下から上へ吸収領域を通って流れ、ノズル平面の上方で
洗浄タワーから出る。本発明は特に、煙道ガス脱硫のた
めに使用され、数メートルの直径を有する洗浄タワーの
ノズル装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明が出発するノズル装置は、１個ま
たは複数のノズル面を有する。このノズル面はそれぞれ
１個の分配器を備えている。この分配器は洗浄タワー横
断面の対称軸線に沿って配置され、洗浄タワーの横断面
全体にわたって延びている。右側と左側で分岐管が等間
隔をおいて接続され、この分岐管には、同様に対称的に
分配されて、下方に噴霧する端側のノズルを備えた中間
短管が配置されている（英国特許第２２９７７０５号公
報）。ノズルの円錐状噴霧流が重なり、洗浄タワー横断
面にできるだけ均一にノズルが配置されるように、ノズ
ルが分配されている。幾何学的な観点から、面をできる
だけ均一に覆っている。
たは複数のノズル面を有する。このノズル面はそれぞれ
１個の分配器を備えている。この分配器は洗浄タワー横
断面の対称軸線に沿って配置され、洗浄タワーの横断面
全体にわたって延びている。右側と左側で分岐管が等間
隔をおいて接続され、この分岐管には、同様に対称的に
分配されて、下方に噴霧する端側のノズルを備えた中間
短管が配置されている（英国特許第２２９７７０５号公
報）。ノズルの円錐状噴霧流が重なり、洗浄タワー横断
面にできるだけ均一にノズルが配置されるように、ノズ
ルが分配されている。幾何学的な観点から、面をできる
だけ均一に覆っている。
【０００３】本発明は、ノズル平面の上方で洗浄された
ガス流の濃度測定の際に、ノズルが洗浄タワー横断面を
均一に覆うにもかかわらず、局部的に高い有害ガス濃度
が確認され得るという認識から出発する。洗浄されたガ
ス流は、吸収領域内で洗浄液に充分に接触しないガスを
含んでいる。ガス流内に残る有害ガスは吸収効率を悪化
させる。設定された吸収効率が達成されないと、吸収領
域の長さを長くしなければならず、およびまたはノズル
を備えた他のノズル平面を組み込まなければならんず、
洗浄液量を相応して増やさなければならない。これはコ
ストがかかり、高いポンプ出力のための付加的な運転コ
ストが必要である。多くの場合、既存の洗浄タワーの装
備変えはほとんど不可能である。
ガス流の濃度測定の際に、ノズルが洗浄タワー横断面を
均一に覆うにもかかわらず、局部的に高い有害ガス濃度
が確認され得るという認識から出発する。洗浄されたガ
ス流は、吸収領域内で洗浄液に充分に接触しないガスを
含んでいる。ガス流内に残る有害ガスは吸収効率を悪化
させる。設定された吸収効率が達成されないと、吸収領
域の長さを長くしなければならず、およびまたはノズル
を備えた他のノズル平面を組み込まなければならんず、
洗浄液量を相応して増やさなければならない。これはコ
ストがかかり、高いポンプ出力のための付加的な運転コ
ストが必要である。多くの場合、既存の洗浄タワーの装
備変えはほとんど不可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、洗浄すべきガス流が均一に洗浄され、洗浄された
ガス流内に有害ガスが発生しない、洗浄タワー用ノズル
装置を提供することである。
題は、洗浄すべきガス流が均一に洗浄され、洗浄された
ガス流内に有害ガスが発生しない、洗浄タワー用ノズル
装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明では、各々のノズルについて個別的に決定さ
れた中間短管の長さと位置によって、ノズル分布が調整
され、ノズル分布を決定する際に、 ａ）ガス流から吸収すべき成分の局部的な濃度がノズル
平面の上方で、洗浄タワーの横断面内に格子状に配置さ
れたＮ個の場所で検出され、 ｂ）Ｎ個の濃度値が設定値と比較され、 ｃ）設定値から偏差を有する際に、１個または複数のノ
ズルの位置が変更され、 ｄ）洗浄タワーの壁近くの範囲の外の濃度値がほぼ同じ
値を有するまで、ステップａ）〜ｃ）が繰り返される。
に、本発明では、各々のノズルについて個別的に決定さ
れた中間短管の長さと位置によって、ノズル分布が調整
され、ノズル分布を決定する際に、 ａ）ガス流から吸収すべき成分の局部的な濃度がノズル
平面の上方で、洗浄タワーの横断面内に格子状に配置さ
れたＮ個の場所で検出され、 ｂ）Ｎ個の濃度値が設定値と比較され、 ｃ）設定値から偏差を有する際に、１個または複数のノ
ズルの位置が変更され、 ｄ）洗浄タワーの壁近くの範囲の外の濃度値がほぼ同じ
値を有するまで、ステップａ）〜ｃ）が繰り返される。
【０００６】ステップｂ）の設定値として特に、Ｎ個の
濃度値の平均値が使用され、しかも吸収効率を考慮しな
いで使用される。洗浄されたガス流内の濃度分布が非常
に均一であるとき、すなわち濃度ピークを有する有害ガ
ス部分がもはや生じないときに、ノズル分布は最適に調
整される。本発明は、ノズル分布を決定するために、円
錐状噴霧流の拡がりが適切な基準量を示さないという認
識に基づいている。ノズル分布の適切な基準量として、
ノズル平面の直ぐ上のガス流内の濃度分布が用いられ
る。ステップａ）〜ｄ）の教えは、ノズル分布を決定す
る際の方法的なやり方を教えている。幾何学的な観点か
ら非対称のノズル分布が生じる。ノズル分布の技術的な
変更は、中間短管によって行われる。この中間短管の位
置と長さが各々のノズルについて個別的に決定される。
濃度値の平均値が使用され、しかも吸収効率を考慮しな
いで使用される。洗浄されたガス流内の濃度分布が非常
に均一であるとき、すなわち濃度ピークを有する有害ガ
ス部分がもはや生じないときに、ノズル分布は最適に調
整される。本発明は、ノズル分布を決定するために、円
錐状噴霧流の拡がりが適切な基準量を示さないという認
識に基づいている。ノズル分布の適切な基準量として、
ノズル平面の直ぐ上のガス流内の濃度分布が用いられ
る。ステップａ）〜ｄ）の教えは、ノズル分布を決定す
る際の方法的なやり方を教えている。幾何学的な観点か
ら非対称のノズル分布が生じる。ノズル分布の技術的な
変更は、中間短管によって行われる。この中間短管の位
置と長さが各々のノズルについて個別的に決定される。
【０００７】本発明の範囲内では、ノズル分布を決定す
る際に、ステップａ）の濃度が測定技術的に検出され
る。平均値からの濃度偏差が局部的に測定されると、１
個または複数のノズルの中間短管の長さと位置が変更さ
れる。このノズルの円錐状噴霧流は吸収領域の当該の範
囲に供給される。ノズル分布の測定と補正は、濃度値が
ほぼ同じ値を有するまで繰り返される。
る際に、ステップａ）の濃度が測定技術的に検出され
る。平均値からの濃度偏差が局部的に測定されると、１
個または複数のノズルの中間短管の長さと位置が変更さ
れる。このノズルの円錐状噴霧流は吸収領域の当該の範
囲に供給される。ノズル分布の測定と補正は、濃度値が
ほぼ同じ値を有するまで繰り返される。
【０００８】前述の手段は特に微調節に適している。特
に、ノズル分布を決定する際に、ステップａ）の濃度が
コンピュータシミュレーションによって検出され、その
際 ａ′）第１の演算ステップで、吸収領域の容積ＶがＮ個
の同じ容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN に分割さ
れ、この容積要素が予め定めた一定の横断面積ΔＦによ
ってガス流の長手方向に液体溜めからノズル平面まで延
び、 ｂ′）円錐状噴霧流の容積要素から吸収された吸収ガス
流量
に、ノズル分布を決定する際に、ステップａ）の濃度が
コンピュータシミュレーションによって検出され、その
際 ａ′）第１の演算ステップで、吸収領域の容積ＶがＮ個
の同じ容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN に分割さ
れ、この容積要素が予め定めた一定の横断面積ΔＦによ
ってガス流の長手方向に液体溜めからノズル平面まで延
び、 ｂ′）円錐状噴霧流の容積要素から吸収された吸収ガス
流量
【０００９】
【外４】
【００１０】が検出され、かつ設定値と比較され、 ｃ′）設定値から偏差を有する場合に、１個または複数
のノズルの位置が変更され、 ｄ′）すべての容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN 内
の吸収ガス流量
のノズルの位置が変更され、 ｄ′）すべての容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN 内
の吸収ガス流量
【００１１】
【外５】
【００１２】が洗浄タワーの壁近くの範囲の外でほぼ同
じ値を有するまで、ステップｂ′）とｃ′）が繰り返さ
れる。 ステップｂ′）の設定値としては好ましくは、容積要素
ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN について検出された吸収ガ
ス流量
じ値を有するまで、ステップｂ′）とｃ′）が繰り返さ
れる。 ステップｂ′）の設定値としては好ましくは、容積要素
ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN について検出された吸収ガ
ス流量
【００１３】
【外６】
【００１４】の平均値が用いられる。ノズル分布を決定
するための上記のステップは、ガス交換が流れに対して
横方向において垂直流れに対して重要ではなく、高い濃
度の範囲と低い濃度の範囲の間の濃度の平衡が吸収領域
を通過する際の物質交換プロセスによって行われないと
いうモデルイメージに基づいている。ステップａ′）〜
ｄ′）は、モデルイメージを変換するために、方法的な
やり方を教えている。理解されるように、洗浄タワーの
容器外周壁の近くの壁領域には、実際の変換が完全に行
われず、単位容積あたりの滴の数が少なくなる。なぜな
ら、壁近くのノズルは、容器壁における過剰の液体湿潤
が発生しないように、位置決めされるからである。
するための上記のステップは、ガス交換が流れに対して
横方向において垂直流れに対して重要ではなく、高い濃
度の範囲と低い濃度の範囲の間の濃度の平衡が吸収領域
を通過する際の物質交換プロセスによって行われないと
いうモデルイメージに基づいている。ステップａ′）〜
ｄ′）は、モデルイメージを変換するために、方法的な
やり方を教えている。理解されるように、洗浄タワーの
容器外周壁の近くの壁領域には、実際の変換が完全に行
われず、単位容積あたりの滴の数が少なくなる。なぜな
ら、壁近くのノズルは、容器壁における過剰の液体湿潤
が発生しないように、位置決めされるからである。
【００１５】本発明の有利な実施形では、分配器が洗浄
タワー横断面の対称軸線に沿って配置され、ノズルが分
配器の両側に同一に分布して対称軸線の周りに鏡像対称
的に配置されている。洗浄タワー横断面の各々の半分に
ついて考慮すると、本発明による教えに従って作業を行
うときに、ノズルの配置に関して充分な対称性は認識不
可能である。
タワー横断面の対称軸線に沿って配置され、ノズルが分
配器の両側に同一に分布して対称軸線の周りに鏡像対称
的に配置されている。洗浄タワー横断面の各々の半分に
ついて考慮すると、本発明による教えに従って作業を行
うときに、ノズルの配置に関して充分な対称性は認識不
可能である。
【００１６】ノズル装置は、下方へ噴霧する中空円錐状
の噴霧流のノズルまたは中実円錐状の噴霧流のノズルか
らなるノズルを備えている。更に、公知のごとく、複数
のノズル平面を上下に配置可能である。
の噴霧流のノズルまたは中実円錐状の噴霧流のノズルか
らなるノズルを備えている。更に、公知のごとく、複数
のノズル平面を上下に配置可能である。
【００１７】
【発明の実施の形態】次に、一実施の形態を示す図に基
づいて本発明を説明する。図１に示したノズル１は煙道
ガス脱硫のための洗浄タワー用のノズル装置の一部であ
る。この洗浄ワターは洗浄液溜めと、内蔵物のない吸収
領域と、吸収領域の上方にある複数のノズル平面を備え
ている。浄化すべき煙道ガスＧはノズル１の噴霧流Ｌ，
Ｌ′に対して向流で下方から上方へ吸収領域を通過す
る。ノズル装置は多数のノズル１を備えている。このノ
ズルの円錐状噴霧流２は図１に示すようにオーバーラッ
プしている。
づいて本発明を説明する。図１に示したノズル１は煙道
ガス脱硫のための洗浄タワー用のノズル装置の一部であ
る。この洗浄ワターは洗浄液溜めと、内蔵物のない吸収
領域と、吸収領域の上方にある複数のノズル平面を備え
ている。浄化すべき煙道ガスＧはノズル１の噴霧流Ｌ，
Ｌ′に対して向流で下方から上方へ吸収領域を通過す
る。ノズル装置は多数のノズル１を備えている。このノ
ズルの円錐状噴霧流２は図１に示すようにオーバーラッ
プしている。
【００１８】ノズル分布を決定するために、洗浄タワー
の横断面内に格子状に配置されたＮ個所で、ノズル平面
の上方の局部的なＳＯ2 濃度が検出される。Ｎ個の濃度
値は設定値と比較される。この場合、設定値として、Ｎ
個の濃度値の平均値が用いられる。設定値から偏差を有
する場合に、１個または複数のノズル１の位置が変更さ
れる。上記のステップは、洗浄タワーの壁近くの範囲の
外側で濃度値がほぼ同じ値を有するまで、繰り返され
る。
の横断面内に格子状に配置されたＮ個所で、ノズル平面
の上方の局部的なＳＯ2 濃度が検出される。Ｎ個の濃度
値は設定値と比較される。この場合、設定値として、Ｎ
個の濃度値の平均値が用いられる。設定値から偏差を有
する場合に、１個または複数のノズル１の位置が変更さ
れる。上記のステップは、洗浄タワーの壁近くの範囲の
外側で濃度値がほぼ同じ値を有するまで、繰り返され
る。
【００１９】濃度はコンピュータシミュレーションによ
って検出することができる。このコンピュータシミュレ
ーションの場合、吸収領域の容積は、Ｎ個の同じ容積要
素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN に分割される。この容積
要素は設定された一定の横断面積ΔＦで、ガス流Ｇの長
手方向に液体溜めからノズル平面まで延びている。図１
には、容積要素ΔＶの一つの一部が示してある。流入お
よび流出する物質流れＧ，Ｌ，Ｌ′の質量収支と、ガス
相と液体滴の間の物質移動のための法則性とによって、
容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN 内で円錐状噴霧流
２に吸収された吸収ガス量流れ
って検出することができる。このコンピュータシミュレ
ーションの場合、吸収領域の容積は、Ｎ個の同じ容積要
素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN に分割される。この容積
要素は設定された一定の横断面積ΔＦで、ガス流Ｇの長
手方向に液体溜めからノズル平面まで延びている。図１
には、容積要素ΔＶの一つの一部が示してある。流入お
よび流出する物質流れＧ，Ｌ，Ｌ′の質量収支と、ガス
相と液体滴の間の物質移動のための法則性とによって、
容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN 内で円錐状噴霧流
２に吸収された吸収ガス量流れ
【００２０】
【外７】
【００２１】が検出される。流入および流出する物質流
れには、ノズル１の円錐状噴霧流２からの液体成分Ｌ，
Ｌ′が属する。この場合、滴の平均の大きさから、供さ
れる交換面積ＦAus を算出することができる。物質移動
の算出は次式、
れには、ノズル１の円錐状噴霧流２からの液体成分Ｌ，
Ｌ′が属する。この場合、滴の平均の大きさから、供さ
れる交換面積ＦAus を算出することができる。物質移動
の算出は次式、
【００２２】
【数１】
【００２３】によって行われる。ここで、 β ： 物質移動係数 ＦAus ： 物質交換を行う滴の表面積 Δｃ ： ガス相と液体相の間の濃度勾配 である。
【００２４】物質移動係数を算出する際に、滴での物質
移動を示す経験的な式、 Ｓｈ＝Ｂ＋Ｃ×Ｒｅm ×Ｓｃn を用いることできる。ここで、 Ｓｈ ： シャーウッド数 Ｒｅ ： レイノルズ数 Ｓｃ ： シュミット数 である。
移動を示す経験的な式、 Ｓｈ＝Ｂ＋Ｃ×Ｒｅm ×Ｓｃn を用いることできる。ここで、 Ｓｈ ： シャーウッド数 Ｒｅ ： レイノルズ数 Ｓｃ ： シュミット数 である。
【００２５】容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN にお
いて円錐状噴霧流２に吸収された吸収ガス流量
いて円錐状噴霧流２に吸収された吸収ガス流量
【００２６】
【外８】
【００２７】が設定値と比較される。この場合、設定値
として、容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN について
検出された吸収ガス流量
として、容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN について
検出された吸収ガス流量
【００２８】
【外９】
【００２９】の平均値が使用される。設定値から偏差を
有する場合には、１個または複数のノズル１の位置を変
化させ、吸収ガス流量
有する場合には、１個または複数のノズル１の位置を変
化させ、吸収ガス流量
【００３０】
【外１０】
【００３１】が洗浄タワーの壁近くの範囲の外側のすべ
ての容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN においてほぼ
同じ値を有するまで、前述のステップが繰り返される。
本発明による方法は、図２においてノズル平面について
示したノズル分布を生じる。ノズル装置は洗浄タワー横
断面の対称軸線に配置した分配器４を備えている。この
分配器の右側と左側に分岐管５が接続している。ノズル
１は側方に分岐する中間短管６によって分岐管５に接続
している。中間短管６の長さと位置は、前述の方法に従
って決定されたノズル分布を生じるように選定されてい
る。ノズル装置は、好ましくはおよび機能的な影響を与
えることなく、分配器４によって定められた対称軸線３
に関して鏡像対称に形成されている。図２から推察され
るように、ノズル１は分配器４の両側に同一に分配され
て、対称軸線３に対して鏡像対称的に配置されている。
しかし、洗浄タワー横断面の両半分では、対称ではな
い。各々のノズル１の中間短管６の長さと位置の個別的
な決定が行われる。
ての容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN においてほぼ
同じ値を有するまで、前述のステップが繰り返される。
本発明による方法は、図２においてノズル平面について
示したノズル分布を生じる。ノズル装置は洗浄タワー横
断面の対称軸線に配置した分配器４を備えている。この
分配器の右側と左側に分岐管５が接続している。ノズル
１は側方に分岐する中間短管６によって分岐管５に接続
している。中間短管６の長さと位置は、前述の方法に従
って決定されたノズル分布を生じるように選定されてい
る。ノズル装置は、好ましくはおよび機能的な影響を与
えることなく、分配器４によって定められた対称軸線３
に関して鏡像対称に形成されている。図２から推察され
るように、ノズル１は分配器４の両側に同一に分配され
て、対称軸線３に対して鏡像対称的に配置されている。
しかし、洗浄タワー横断面の両半分では、対称ではな
い。各々のノズル１の中間短管６の長さと位置の個別的
な決定が行われる。
【００３２】設定したノズル分配に相応してノズルを組
み込んだ後で、ノズル平面の上方で洗浄タワーの横断面
内に格子状に配置されたＮ個の測定個所で局部的なＳＯ
2 が測定技術的に検出される。測定個所において、Ｎ個
の測定値から算出された平均値から、狭い誤差範囲の外
にある濃度の偏差を有すると、１個または複数個のノズ
ル１において中間短管６の長さと位置が変更され、続い
て新たな測定が行われる。この方法は、Ｎ個の濃度測定
値すべてが所定の狭い帯範囲内にあるまで繰り返され
る。
み込んだ後で、ノズル平面の上方で洗浄タワーの横断面
内に格子状に配置されたＮ個の測定個所で局部的なＳＯ
2 が測定技術的に検出される。測定個所において、Ｎ個
の測定値から算出された平均値から、狭い誤差範囲の外
にある濃度の偏差を有すると、１個または複数個のノズ
ル１において中間短管６の長さと位置が変更され、続い
て新たな測定が行われる。この方法は、Ｎ個の濃度測定
値すべてが所定の狭い帯範囲内にあるまで繰り返され
る。
【００３３】図３には、技術水準によるノズル装置が比
較のために示してある。ノズル１は等間隔をおいて分岐
管５に接続されているかあるいは短いノズルストックを
介してすぐ近くで分岐管５に接続している。幾何学的に
対称に形成された構造体を生じる。ノズルストックの長
さと位置は各々のノズル１について個別的に決定され
る。技術水準によるノズル装置の場合には、特に吸収領
域の長さが短いとき、比較的に少ない洗浄液量で作動す
るときに、洗浄タワーから出るガスは高い有害物質濃度
を有し得る。
較のために示してある。ノズル１は等間隔をおいて分岐
管５に接続されているかあるいは短いノズルストックを
介してすぐ近くで分岐管５に接続している。幾何学的に
対称に形成された構造体を生じる。ノズルストックの長
さと位置は各々のノズル１について個別的に決定され
る。技術水準によるノズル装置の場合には、特に吸収領
域の長さが短いとき、比較的に少ない洗浄液量で作動す
るときに、洗浄タワーから出るガスは高い有害物質濃度
を有し得る。
【００３４】本発明によるノズル装置はガス洗浄に供さ
れる液体の最適な利用を可能にする。高い有害ガス濃度
のガスは洗浄タワーから出る洗浄されたガスにはもはや
存在しない。全体としてはるかに改良された吸収効率を
生じる。
れる液体の最適な利用を可能にする。高い有害ガス濃度
のガスは洗浄タワーから出る洗浄されたガスにはもはや
存在しない。全体としてはるかに改良された吸収効率を
生じる。
【図１】流出する円錐状の噴霧流が重なっている、異な
るノズル平面内に配置した２つのノズルを示す図であ
る。
るノズル平面内に配置した２つのノズルを示す図であ
る。
【図２】ノズル分配が本発明に従って調整された洗浄タ
ワー内のノズル装置を示す図である。
ワー内のノズル装置を示す図である。
【図３】比較のために技術水準によるノズル装置を示す
図である。
図である。
１ ノズル ２ 円錐状噴霧流 ３ 対称軸線 ４ 分配器 ５ 分岐管 ６ 中間短管
Claims (7)
- 【請求項１】 洗浄液溜めと、内蔵物のない吸収領域
と、吸収領域の上方にある少なくとも１つのノズル平面
を備えている洗浄タワーのためのノズル装置であって、
分配器と分岐管とノズルを備え、このノズルの円錐状噴
霧流が重なっており、ノズルが側方に分岐する中間短管
によって分岐管に接続している、ノズル装置において、
各々のノズルについて個別的に決定された中間短管の長
さと位置によって、ノズル分布が調整され、ノズル分布
を決定する際に、 ａ）ガス流から吸収すべき成分の局部的な濃度がノズル
平面の上方で、洗浄タワーの横断面内に格子状に配置さ
れたＮ個の場所で検出され、 ｂ）Ｎ個の濃度値が設定値と比較され、 ｃ）設定値から偏差を有する際に、１個または複数のノ
ズルの位置が変更され、 ｄ）洗浄タワーの壁近くの範囲の外の濃度値がほぼ同じ
値を有するまで、ステップａ）〜ｃ）が繰り返されるこ
とを特徴とするノズル装置。 - 【請求項２】 ステップｂ）の設定値として、Ｎ個の濃
度値の平均値が使用されることを特徴とする請求項１記
載のノズル装置。 - 【請求項３】 ノズル分配を決定する際に、ステップ
ａ）の濃度が測定技術的に検出されることを特徴とする
請求項１または２記載のノズル装置。 - 【請求項４】 ノズル分配を決定する際に、ステップ
ａ）の濃度がコンピュータシミュレーションによって検
出され、その際 ａ′）第１の演算ステップで、吸収領域の容積ＶがＮ個
の同じ容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN に分割さ
れ、この容積要素が予め定めた一定の横断面積ΔＦによ
ってガス流の長手方向に液体溜めからノズル平面まで延
び、 ｂ′）円錐状噴霧流の容積要素から吸収された吸収ガス
流量 【外１】 が検出され、かつ設定値と比較され、 ｃ′）設定値から偏差を有する場合に、１個または複数
のノズルの位置が変更され、 ｄ′）すべての容積要素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN 内
の吸収ガス流量 【外２】 が洗浄タワーの壁近くの範囲の外でほぼ同じ値を有する
まで、ステップｂ′）とｃ′）が繰り返されることを特
徴とする請求項１または２記載のノズル装置。 - 【請求項５】 ステップｂ′）の設定値として、容積要
素ΔＶ1 ，ΔＶ2 ・・・ΔＶN について検出された吸収
ガス流量 【外３】 の平均値が用いられることを特徴とする請求項４記載の
ノズル装置。 - 【請求項６】 分配器が洗浄タワーの対称軸線に沿って
配置され、ノズルが分配器の両側に同一に分配されて対
称軸線の周りに鏡像対称的に配置されていることを特徴
とする請求項１〜５のいずれか一つに記載のノズル装
置。 - 【請求項７】 ノズルが下方へ噴霧する中空円錐状の噴
霧流のノズルまたは中実円錐状の噴霧流のノズルからな
っていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか一つ
に記載のノズル装置。
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|---|---|---|---|
| EP97114910:9 | 1997-08-28 | ||
| EP97114910A EP0900586B1 (de) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | Verfahren zur Einrichtung einer Düsenanordnung in einem Waschturm |
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|---|---|
| JPH11128651A true JPH11128651A (ja) | 1999-05-18 |
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| EP (1) | EP0900586B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11128651A (ja) |
| CA (1) | CA2243001A1 (ja) |
| DE (1) | DE59710785D1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2017517381A (ja) * | 2014-03-31 | 2017-06-29 | イネオス ユーロープ アクチェンゲゼルシャフト | 改良された反応器排出物からのアンモニア除去 |
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-
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