JPH11128248A - 人工歯製造システム及び方法 - Google Patents

人工歯製造システム及び方法

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JPH11128248A
JPH11128248A JP31274497A JP31274497A JPH11128248A JP H11128248 A JPH11128248 A JP H11128248A JP 31274497 A JP31274497 A JP 31274497A JP 31274497 A JP31274497 A JP 31274497A JP H11128248 A JPH11128248 A JP H11128248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者に苦痛や負担をかけないで、高精度に歯
形を測定することができ、さらに、従来に比べて極めて
短期間内に人工歯を製造することができる、人工歯製造
システム及び方法を提供する。 【解決手段】 患者の歯の3次元形状データを取得する
ための3次元形状データ取得手段と、この3次元形状デ
ータを遠隔地に送信する送信手段と、この送信された3
次元形状データに基づいて人工歯を製造するための人工
歯製造機、又は、人工歯を製造するための型を作成する
ための型作成手段と、を含むものである。また前記測定
器は、患者の口腔内で、患者の歯に対してレーザ光を放
射して、その反射光を測定することにより、歯の3次元
形状データを得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は差し歯、入れ歯、ク
ラウンなどの人工歯(人造歯)を効率的に製造するため
の装置及び方法と、口腔内の症状等の予診・診断システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の歯科医と歯科技工士とが連
携して行っている入れ歯や差し歯などの人工歯の製造方
法を示すフローチャートである。従来の人工歯の製造に
おいては、まず、歯科医(医院・病院)が、患者の口腔
内にトレーを入れて、患者の歯型を寒天又はシリコンで
型取りする(図6のステップ101)。次に、歯科医
は、この寒天の型の中に石膏を流し込んで、石膏の歯科
模型を作る(同ステップ102)。図7(a)はこの歯
科医が製作する歯科模型の一例を示している。そして、
この製作された石膏の歯科模型は、遠隔の歯科技工所
に、郵送などで発送される(同ステップ103)。以上
のステップ101から103までの作業は、歯科医にお
いて行われている。
【0003】次に、歯科技工所では、この送られて来た
石膏の歯科模型を使用して、蝋(ワックス)により歯形
を作成する(同ステップ104)。次に、歯科用埋没材
(石膏系やリンサン系)の中に、この蝋の歯形を埋め込
んで、人工歯鋳造用の鋳型を作成する(同ステップ10
5)。次に、この鋳型の中に金や銀などの金属を流し込
んで、金属製の人工歯を鋳造する(同ステップ10
6)。その後、この金属製の人工歯の表面を研磨する
(同ステップ107)。そして、患者が希望する場合は
(オプションで)、この金属製の人工歯の表面に、自然
の歯の色に近いセラミック製の膜を付着させ(同ステッ
プ108)、さらにその表面を研磨して完成させる(同
ステップ109)。以上のステップ104から109ま
での作業は、歯科技工所が行っている。なお、図7の
(b)及び(c)は前記の人工歯を示す図で、22は人
工歯、22aは人工歯の空洞部を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したような
従来の人工歯の製造方法では、次のような様々な問題点
が指摘されている。まず、患者の歯の形状を取得するた
めに寒天を使用しているために、測定誤差(狂い)が生
じやすく、患者の歯形の測定が高精度にできない、とい
う問題がある。また、寒天により患者の歯形を測定する
時に、患者は寒天が固化するまでの3分間以上歯を動か
さないでおく必要があるため、患者に大きな苦痛を与え
ることになる。また、寒天により患者の歯形を測定する
方法では、寒天を使用する人(医者や看護婦)の個人的
な技能のレベル差により測定精度に大きな開きが生じて
しまうという問題がある。また、寒天により患者の歯形
を測定する方法では、寒天を使用しているため、医師や
患者の動きによっては、何度も「やり直し」をする必要
が出てくることが多く、患者に過度の負担をかけてしま
うという問題がある。さらに、寒天を使用して患者の歯
形を測定する方法では、例えば寝たきりなどの理由で病
院に行けない人は人工歯を作成してもらうことが難しい
という問題がある。
【0005】また、従来の人工歯の製造方法では、歯科
医と歯科技工士が離れた場所でそれぞれの作業を行って
いるため、歯科医で製作した歯科模型(石膏製)を、郵
便などの方法で歯科技工士の作業所に送らねばならない
ため、人工歯の製造期間が長くなり、患者に迅速に人工
歯を付けてあげることができない、という問題がある。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題に着目
してなされたものであって、患者に過度の苦痛や負担を
かけることなく、高精度に歯形を測定することができ、
さらに、従来に比べて極めて短期間内に人工歯を製造す
ることができる、人工歯製造システム及び方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、本願の明細書にお
いては、「人工歯」とは、広く、差し歯、入れ歯、クラ
ウンなどの人工の又は人造の歯を意味するものであり、
「補綴物」(ほてつぶつ)と同義である。また、本明細
書において、「歯科模型」とは、従来、歯科医において
寒天の型を使用して石膏などの材料で製作していた患者
の歯の模型のことである。
【0008】以上のような課題を解決するための本発明
による人工歯製造システムは、患者の歯の3次元形状デ
ータを取得するための3次元形状データ取得手段と、前
記3次元形状データを遠隔地に送信する送信手段と、前
記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯を
製造するための人工歯製造機と、を含むことを特徴とす
るものである。
【0009】また、本発明による人工歯製造システム
は、患者の歯の3次元形状データを取得するための3次
元形状データ取得手段と、前記3次元形状データを遠隔
地に送信する送信手段と、前記の送信された3次元形状
データに基づいて、人工歯を製造するための型を作成す
るための型作成手段と、前記型を使用して、鋳造により
人工歯を製造する手段と、を含むものである。
【0010】また、本発明による人工歯製造システム
は、患者の歯の3次元形状データを取得するための3次
元形状データ取得手段と、前記3次元形状データを遠隔
地に送信する送信手段と、前記の送信された3次元形状
データに基づいて、人工歯鋳造用の型を製造するための
歯科模型を作成するための歯科模型作成手段と、前記歯
科模型から、人工歯鋳造用の型を作成する型作成手段
と、前記型を使用して、人工歯を鋳造する人工歯鋳造手
段と、を含むものである。
【0011】また、本発明による人工歯製造システムに
おいては、前記3次元形状取得手段は、患者の口腔内に
挿入して患者の歯の3次元形状データを測定する口腔内
挿入型の測定器により構成されているのがよい。
【0012】また、本発明による人工歯製造システム
は、さらに、患者の歯の色のデータを取得する歯色デー
タ取得手段と、前記の取得された歯の色のデータを遠隔
地に送信する歯色データ送信手段と、前記の送信された
歯の色のデータに基づいて、人工歯の表面の色を調整す
るための人工歯色調整手段と、を備えるのがよい。
【0013】また、本発明による人工歯製造システム
は、さらに、患者の顔の色及び形状などの顔に関するデ
ータを取得する顔データ取得手段と、前記の取得された
顔に関するデータを遠隔地に送信する顔データ送信手段
と、前記の送信された顔に関するデータに基づいて、人
工歯の色又は形状及び歯並びを調整するための人工歯調
整手段と、を備えるのがよい。
【0014】また、本発明による人工歯製造方法は、患
者の口腔内に挿入して患者の歯の3次元形状データを測
定するための口腔内挿入型測定器を、清浄にするステッ
プ、この清浄にされた口腔内挿入型測定器を、患者の口
腔内に挿入するステップ、この口腔内挿入型測定器によ
り、患者の特定の歯の3次元形状を測定するステップ、
この測定された3次元形状のデータを遠隔地に送信する
ステップ、この送信された3次元形状のデータに基づい
て、人工歯を製造するための型を作成するステップ、を
含むことを特徴とするものである。
【0015】また、本発明による人工歯製造方法は、患
者の口腔内に測定器を挿入して患者の歯の3次元形状デ
ータ及び患者の歯の色に関するデータを取得するステッ
プ、前記の取得された3次元形状データ及び色に関する
データを遠隔地に送信するステップ、前記の送信された
3次元形状データに基づいて、人工歯を製造するステッ
プ、前記の送信された患者の歯の色のデータに基づい
て、人工歯の表面の色を調整するステップ、を含むこと
を特徴とするものである。
【0016】さらに、本発明による人工歯製造方法は、
患者の口腔内に測定器を挿入して患者の歯の3次元形状
データ及び患者の歯の色に関するデータを取得すると共
に、患者の顔の形状及び色に関するデータを取得するス
テップ、前記の3次元形状データ及び色に関するデータ
を遠隔地に送信するステップ、前記の送信された3次元
形状データに基づいて、人工歯を製造するステップ、前
記の送信された患者の歯の色のデータ及び患者の顔の形
状及び色に関するデータに基づいて、人工歯の表面の形
状及び色、そして歯並びを調整するステップ、を含むも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の実施形態1のハードウェア
構成の概略を示すブロック図である。図1において、1
は患者の口腔内に挿入して患者の全ての歯又は特定の歯
の3次元形状及び歯の色を測定するための測定器、2は
患者の顔を撮像して患者の顔の形状や歯並びのデータを
所得するためのカメラ、3は前記測定器1からの測定デ
ータ(歯の3次元形状データ及び色データ)と前記カメ
ラ2からの撮像データ(顔の形状及び色のデータ)を無
線又はケーブルを介して取り込んで記録すると共に、そ
れらのデータを外部に送信するための通信機能を備えた
歯科医側のワークステーション、4はこのワークステー
ション3に接続されたインターネット等の公衆回線網、
5はこの公衆回線網4に接続された歯科技工所側のワー
クステーションで、CAD(コンピュータ支援設計)/
CAM(コンピュータ支援生産)システムを構成するも
のである。また、6はこのワークステーション5に接続
され、ワークステーション5からのCAD/CAMデー
タに基づいて人工歯を製造するために使用する歯科模型
などを作成するためのNC工作機である。
【0018】次に、図2は前記測定器1を説明するため
の図である。この測定器1は、患者の口腔10内に挿入
して、患者の特定の歯11の3次元形状データを取得す
るためのものである。この測定器1は、非接触型の3次
元形状入力装置で、例えば、レーザ光を放射して被写体
である患者の歯をスキャン(走査)し、その反射光をC
CD(電荷結合素子)で捕らえ、さらに、三角測量の原
理で被写体である歯との距離を測定しながら、歯の3次
元形状データを、ワークステーション2に入力するもの
である。歯科医は、この測定器1を、患者の口腔内に挿
入して、患者の歯の周囲に対向させながら動かして行く
ことなどにより、患者の歯の3次元形状データ(歯の外
観の立体データ)を得ることができる。また、本実施形
態1においては、前記測定器1は、CCDカメラをも備
えており、このCCDカメラにより患者の口腔内の歯の
色や形状そして症状のデータをも取得できるようになっ
ている。
【0019】次に、図3は本実施形態1による人工歯の
製造工程の全体の流れを示すフローチャートである。ま
ず、歯科医による作業を説明する。歯科医は、患者が大
人か少年(少女)か幼児かにより、測定器のサイズ
(大、中、小)を選択する(図3のステップ31)。次
に、選択した測定器1を患者の口腔内に挿入しても細菌
感染等の危険のないように、洗浄や消毒などを行って、
測定器1を十分に清浄にする(同ステップ32)。次
に、この清浄にした測定器1を、患者の口腔内に挿入し
て(同ステップ33)、患者の歯の3次元形状データを
取得すると共に、患者の歯の色に関するデータをも取得
する(同ステップ34)。次に、歯科医は、前記カメラ
2を使用して、患者の顔を撮像して、患者の顔の形状や
色のデータを取得する(同ステップ35)。次に、歯科
医は、以上の測定器1及びカメラ2から得られたデータ
に基づいて、ワークステーション3の表示装置上で、患
者に人工歯を付けたときの状態を示すシミュレーション
画像を表示して、患者に人工歯を付けてよいかどうかを
確認させる(同ステップ36)。
【0020】その後、歯科医は、患者の歯を切削した
(同ステップ37)後、再度、患者の口腔内に前記測定
器1を挿入して、口腔内の3次元形状データを取得する
(同ステップ38)。そして、歯科医は、前記のステッ
プ34、ステップ35、ステップ37でそれぞれ取得さ
れたデータ(患者の歯の3次元形状データ、歯の色デー
タ、患者の顔の形状や色のデータ、及び、歯を切削した
後の形状を示すデータ)を、通信回線等の通信媒体を介
して、歯科技工所側のワークステーション5に送信する
(同ステップ39)。
【0021】歯科技工所側のワークステーション5で
は、これらのデータを受信した後、前記の歯の形状デー
タを所定フォーマットのCAD/CAMデータに変換す
る(同ステップ40)。このCAD/CAMデータは、
NC切削加工機6(例えばコンピュータ制御のアクアジ
ェットマシン)に転送される。NC切削加工機6(アク
アジェットマシン)は、この転送されたCAD/CAM
データに基づいて、石膏やセメントなどの素材を切削加
工することにより、従来は歯科医が寒天の型を使用して
製作していたものとほぼ同じ歯科模型を、自動的に製作
する(同ステップ41)。
【0022】その後は、従来と同様に、前記歯科模型か
ら、蝋(ワックス)で歯形を作り(同ステップ42)、
この蝋の歯形を歯科用埋没材に埋没させることにより、
鋳型を作る(同ステップ43)。そして、この鋳型の中
に金や銀などの金属を流し込んで、金属製の人工歯を鋳
造する(同ステップ44)。鋳造された人工歯は、表面
を研磨された(同ステップ45)後、患者の希望に従っ
て、セラミック膜が焼き付けられて、その表面の色合い
が調整される(同ステップ46)。なお、このセラミッ
ク膜の色合いの調整の作業は、前記のステップ39にお
いて歯科医側のワークステーション3から送信された患
者の歯の色データや患者の顔の色データなどに基づい
て、行われる。最後に、前記セラミック膜の表面を研磨
すると共に、その表面の形状や色合いを調整する(同ス
テップ46)。このステップ46の調整作業も、前記の
ステップ39において歯科医側のワークステーション3
から送信された患者の歯の色データや患者の顔の形状又
は色データなどに基づいて、行われる。
【0023】以上のように、本実施形態においては、歯
科医で患者の歯の3次元形状を測定し、この3次元形状
データを歯科技工所側に送信して、歯科技工所側では、
この送信されたデータに基づいて人工歯製造に用いるの
ための歯科模型を作成するようにしている。したがっ
て、本実施形態によれば、患者に従来のような苦痛や負
担をかけないで、従来の寒天を使用する場合に比べて、
極めて短時間内に、容易に且つ高精度に、患者の歯の3
次元形状データを得ることができる。また、本実施形態
では、この3次元形状データを歯科技工所に送信し、歯
科技工所では、この3次元形状データに基づいて人工歯
用の型を製作するようにしているので、極めて短期間内
に且つ高精度に、人工歯を製造することが可能になる。
また、本実施形態1では、患者の歯の色データや患者の
顔の色又は形状のデータをも、歯科技工所側に送信する
ことにより、歯科技工所では、これらのデータに基づい
て、人工歯の色合いや形状を調整するようにしていの
で、見栄えの点などでも患者がより満足できる人工歯を
提供することが可能になる。
【0024】実施形態2.次に、図4に基づいて、本発
明の実施形態2を説明する。この実施形態2では、上記
の実施形態1と異なって、歯科技工所側において、歯科
医側から伝送されたデータをCAD/CAMデータに変
換した(図4のステップ40)後、歯科模型を作成する
(実施形態1に関して説明した図3のステップ41参
照)ことなく、いきなり、NC工作機(例えばコンピュ
ータ制御のアクアジェットマシン)などを使用して、蝋
(ワックス)の歯形を切削加工するようにしている(図
4のステップ51)。その後は、実施形態1と同様の処
理を行うようにしている。すなわち、この蝋の歯形を埋
没材の中に埋没させて鋳型を作成し(図4のステップ4
3)、この鋳型から人工歯を鋳造する(図4のステップ
44)などの処理を行うようにしている。
【0025】以上のように、この実施形態2によれば、
前記のCAD/CAMデータから、歯科模型を作成する
ことなく、いきなり蝋の歯形を作成(切削加工など)す
るようにしているので、実施形態1と比べて、人工歯の
製造工程をより簡略化・効率化でき、より短時間で人工
歯を製造できるようになる。
【0026】実施形態3.次に、図5に基づいて、本発
明の実施形態3を説明する。この実施形態3では、上記
の実施形態1と異なって、歯科技工所側において、歯科
医側から伝送されたデータをCAD/CAMデータに変
換した(図5のステップ40)後、歯科模型を作成する
(実施形態1に関して説明した図3のステップ41参
照)ことなく、また、蝋の歯形を作成する(実施形態1
に関して説明した図3のステップ42参照)ことなく、
いきなり、NC工作機などを使用して、セラミック及び
金属等の塊(ブロック)から、人工歯を切削加工するよ
うにしている(図5のステップ52)。その後は、実施
形態1と同様の処理を行うようにしている。すなわち、
この人工歯を研磨し、さらにセラミック膜を焼き付ける
などの処理を行うようにしている。つまり、この実施形
態3では、人工歯を、実施形態1や実施形態2のように
「鋳造」の方法で「成形」するのでなく、CAD/CA
Mデータに基づいて「切削」加工することにより、製造
するようにしている。
【0027】以上のように、この実施形態3によれば、
前記のCAD/CAMデータから、歯科模型や蝋の歯形
を作成することなく、いきなり人工歯を作成(切削加工
など)するようにしているので、実施形態1や実施形態
2と比べて、人工歯の製造工程をより大幅に簡略化・効
率化でき、より短時間で人工歯を製造できるようにな
る。
【0028】なお、本発明では、以上に説明した各実施
形態で説明した内容に限られることなく、その要旨を変
更しない範囲内で様々な変更が可能である。
【0029】例えば、上記の実施形態においては、歯科
医側では、患者の口腔内に測定器1を挿入して、レーザ
光の反射光を捕らえることにより、歯の3次元形状デー
タを取得するようにしているが、本発明ではこれに限ら
れものではなく、様々な方法が可能である。例えば、本
発明では、患者の歯の3次元形状データを取得する方法
として、前記のレーザ光を利用する方法に代えて、一定
距離の2つの違ったCCDカメラで歯を撮像し、その撮
像データを元に歯の3次元形状データを得るようにして
もよい。また、本発明では、患者の口腔内に挿入するタ
イプの測定器として、x線を放射して測定するもの、入
力用ペンなどの触針タイプのもの(患者の歯の輪郭をペ
ンでなぞるだけでペンに接続されたデジタル光学センサ
がペン先の位置や動きを計測するもの)、又は、磁気や
超音波などで計測するもの、などを採用してもよい。
【0030】また、本発明では、患者の歯の3次元形状
データを測定するために、患者の口腔内に挿入しないタ
イプの測定器を使用してもよい。このタイプの測定器と
しては、例えば、患者の口の前方から、歯に向かってx
線を放射しながら、歯と並行に歯の周囲をスキャンして
行くタイプのもの(従来から歯科医で使用されている、
歯のレントゲン写真撮影用の装置と同じ原理のもの。C
Tスキャン)などを使用してもよい。
【0031】また、本発明では、前記の測定器1やカメ
ラを2を患者の口腔内に挿入することにより、患者の歯
槽膿漏、歯周病、虫歯、又は歯石などの診断・検診のた
めに必要なデータを取得することも可能になる。また、
本発明のシステムを車両に備えるようにして、車両で患
者の自宅や職場などに出向くことにより、患者の歯の3
次元形状データや色データなどを取得するようにすれ
ば、予診及び治療等が可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による人
工歯製造システムでは、従来のような寒天によらずに、
測定器により患者の歯の3次元形状データを取得するよ
うにしているので、従来の寒天を使用して患者の歯の3
次元形状データを所得していた場合に比べて、患者の歯
の3次元形状データを得るために患者に大きな苦痛や負
担をかけることがなくなる。また、本発明の測定器を使
用して3次元形状データを得る方法では、従来の寒天を
使用していた場合のように医師や看護婦の個人的な技能
のバラツキによる差がないので、従来のように寒天によ
り3次元形状データを所得していた場合に比べて、患者
の歯の3次元形状データを、より正確に且つ高精度に、
得ることができるようになる。また、従来のような寒天
による型の「取り直し」を何度もするという不都合がな
くなる。
【0033】また、本発明では、前記のようにして得ら
れた3次元形状データを、歯科医側から歯科技工所側に
通信回線などの通信媒体を介して送信するようにしてい
るので、歯科技工所側の人工歯の製造が、従来の方法よ
りも極めて短期間内に行えるようになる。また、3次元
形状データがそのまま歯科技工所側に送信されるので、
従来のように歯科医側から歯科技工所側に石膏の歯型が
送られる途中で変形して正確なデータが歯科技工所側に
伝わらないなどの不都合もなくなり、歯科技工所側にお
ける人工歯の製造がより正確に且つ確実に行えるように
なる。
【0034】また、本発明では、患者の歯の3次元形状
データがそのまま歯科技工所側に送信されるので、歯科
技工所側では、この送信された3次元形状データに基づ
いて、人工歯用の型を作成することも、人工歯を直接に
作成することも可能になる。
【0035】また、本発明による人工歯製造システムに
おいては、患者の口腔内で、患者の歯に対してレーザ光
を放射して、その反射光を測定することにより、歯の3
次元形状データを得ることにより、歯科医側では、極め
て容易に、高精度に、且つ短時間内で、患者の歯の3次
元形状データを得ることが可能になる。
【0036】さらに、本発明による人工歯製造方法で
は、口腔内挿入型測定器を、患者の口腔内に挿入する前
に清浄にするようにしているので、歯の3次元形状デー
タの取得時に患者に細菌感染などの危険を及ぼすことが
防止されるようになっている。
【0037】さらに、本発明では、患者の歯の色のデー
タをも、歯科技工所側に送信するようにしているので、
歯科技工所側では、このデータに基づいて、人工歯の色
合いを、より元の自然の歯と同様に仕上げることが可能
になるので、より患者が満足できる人工歯を提供するこ
とができる。
【0038】また、本発明では、患者の顔の形状や色の
データをも、歯科技工所側に送信するようにしているの
で、歯科技工所側では、これらのデータに基づいて、人
工歯の色合いや形状を、患者の顔の形状や色と調和する
ように、調整することが可能になるので、より患者が満
足できる人工歯を提供することができる。
【0039】また、本発明において、前記の測定された
患者の歯の形状データに基づいて、歯科模型を作成する
ことなく、いきなり蝋の歯形を作成(切削加工など)す
るようにする場合は、従来の歯科模型を作成する工程が
省略できるので、従来に比べて、人工歯の製造工程をよ
り簡略化・効率化でき、より短時間で人工歯を製造でき
るようになる。
【0040】また、本発明において、前記の測定された
患者の歯の形状データに基づいて、歯科模型や蝋の歯形
を作成することなく、いきなり人工歯を作成(切削加工
など)するようにする場合は、従来の歯科模型を作成す
る工程や蝋の歯形を作成する工程が省略できるので、従
来に比べて、人工歯の製造工程をより大幅に簡略化・効
率化でき、より短時間で人工歯を製造できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1による人工歯製造システ
ムの全体のハードウェア構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図2】 本実施形態1に使用される測定器を説明する
ための図である。
【図3】 本実施形態1による人工歯の製造工程の全体
の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の実施形態2による人工歯の製造工程
の全体の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の実施形態3による人工歯の製造工程
の全体の流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】 従来の人工歯の製造工程の全体の流れを説明
するためのフローチャートである。
【図7】 従来の人工歯の製造過程で製作される歯科模
型と人工歯を示す図である。
【符号の説明】
1 測定器 2 カメラ 3,5 ワークステーション 4 公衆回線網 6 NC工作機 10 患者の口腔 11 患者の歯

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の歯の3次元形状データを取得する
    ための3次元形状データ取得手段と、 前記3次元形状データを遠隔地に送信する送信手段と、 前記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯
    を製造するための人工歯製造機と、を含むことを特徴と
    する人工歯製造システム。
  2. 【請求項2】 患者の歯の3次元形状データを取得する
    ための3次元形状データ取得手段と、 前記3次元形状データを遠隔地に送信する送信手段と、 前記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯
    を製造するための型を作成するための型作成手段と、 前記型を使用して、鋳造により人工歯を製造する手段
    と、を含むことを特徴とする人工歯製造システム。
  3. 【請求項3】 患者の歯の3次元形状データを取得する
    ための3次元形状データ取得手段と、 前記3次元形状データを遠隔地に送信する送信手段と、 前記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯
    鋳造用の型を製造するための歯科模型を作成するための
    歯科模型作成手段と、 前記歯科模型から、人工歯鋳造用の型を作成する型作成
    手段と、 前記型を使用して、人工歯を鋳造する人工歯鋳造手段
    と、を含むことを特徴とする人工歯製造システム。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかにおい
    て、 前記3次元形状取得手段は、患者の口腔内に挿入して患
    者の歯の3次元形状データを測定する口腔内挿入型の測
    定器により構成されていることを特徴とする人工歯製造
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかにおい
    て、さらに、 患者の歯の色のデータを取得する歯色データ取得手段
    と、 前記の取得された歯の色のデータを遠隔地に送信する歯
    色データ送信手段と、 前記の送信された歯の色のデータに基づいて、人工歯の
    表面の色を調整するための人工歯色調整手段と、を備え
    たことを特徴とする人工歯製造システム。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれかにおい
    て、さらに、 患者の顔の色及び形状などの顔に関するデータを取得す
    る顔データ取得手段と、 前記の取得された顔に関するデータを遠隔地に送信する
    顔データ送信手段と、 前記の送信された顔に関するデータに基づいて、人工歯
    の色又は形状を調整するための人工歯調整手段と、を備
    えたことを特徴とする人工歯製造システム。
  7. 【請求項7】 患者の口腔内に挿入して患者の歯の3次
    元形状データを測定するための口腔内挿入型測定器を、
    清浄にするステップ、 この清浄にされた口腔内挿入型測定器を、患者の口腔内
    に挿入するステップ、 この口腔内挿入型測定器により、患者の特定の歯の3次
    元形状を測定するステップ、 この測定された3次元形状のデータを遠隔地に送信する
    ステップ、 この送信された3次元形状のデータに基づいて、人工歯
    を製造するための型を作成するステップ、を含むことを
    特徴とする人工歯製造方法。
  8. 【請求項8】 患者の口腔内に測定器を挿入して患者の
    歯の3次元形状データ及び患者の歯の色に関するデータ
    を取得するステップ、 前記の取得された3次元形状データ及び色に関するデー
    タを遠隔地に送信するステップ、 前記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯
    を製造するステップ、 前記の送信された患者の歯の色のデータに基づいて、人
    工歯の表面の色を調整するステップ、を含むことを特徴
    とする人工歯製造方法。
  9. 【請求項9】 患者の口腔内に測定器を挿入して患者の
    歯の3次元形状データ及び患者の歯の色に関するデータ
    を取得すると共に、患者の顔の形状及び色に関するデー
    タを取得するステップ、 前記の3次元形状データ及び色に関するデータを遠隔地
    に送信するステップ、 前記の送信された3次元形状データに基づいて、人工歯
    を製造するステップ、 前記の送信された患者の歯の色のデータ及び患者の顔の
    形状及び色に関するデータに基づいて、人工歯の表面の
    形状及び色と歯並びと歯の大きさを調整するステップ、
    を含むことを特徴とする人工歯製造方法。
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