JPH11128202A - 拡散mr撮影方法 - Google Patents

拡散mr撮影方法

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JPH11128202A
JPH11128202A JP9309441A JP30944197A JPH11128202A JP H11128202 A JPH11128202 A JP H11128202A JP 9309441 A JP9309441 A JP 9309441A JP 30944197 A JP30944197 A JP 30944197A JP H11128202 A JPH11128202 A JP H11128202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチショット拡散イメージングの体動アー
チファクトを低減する。 【解決手段】 移動スピンからの信号を高度に抑制した
拡散強調画像を形成する拡散MRイメージングにおい
て、RFパルス照射毎に被検体の動きをモニターするた
めのナビゲーションエコーを発生させ(101)、ナビ
ゲーションエコーの投影パターンから基準値を求め(1
03)、各ナビゲーションエコーの値と基準値との差が
許容値以内か否かを判定する(104)。許容値を超え
るナビゲーションエコーと同じ繰り返し単位内で取得さ
れたエコー信号は、画像再構成に使用しないこととし、
それと複素共役関係にあるエコーを複素変換したデータ
で置換する。位相補正によっては補正できるデータのみ
を用いて画像再構成するので、画質が向上、安定化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体中の水素や
燐等からの核磁気共鳴(以下、NMRという)信号を測
定し、核の密度分布や緩和時間分布等を映像化する核磁
気共鳴撮影(以下、MRIという)装置を用いたイメー
ジング方法に関し、特にスピンの拡散の影響を強調して
画像化する拡散MR撮影方法(以下、拡散イメージング
という)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エコープレナーイメージング(EP
I)を使って、拡散スピンからの信号を強度に抑制した
画像を得る拡散強調イメージングが行われている。拡散
強調イメージングでは、移動するスピンの位相をディフ
ェイズする拡散傾斜磁場を印加するため、被検体のわず
かな動きにより画像が乱れることが知られている。これ
を回避するために、1回のRFパルス照射で1枚の画像
に必要なエコー信号を計測するシングルショットEPI
で撮影することが試みられている。シングルショットE
PIは被検体の動きが無視できる反面、得られる画像の
空間分解能は必ずしも高くはない。
【0003】空間分解能を向上するには、1枚の画像に
必要なエコー信号を分割して取得するマルチショットシ
ーケンスでの拡散強調イメージングが必須である。しか
しマルチショットシーケンスでは、複数のRFパルス照
射を行う間(ショット間)に体動による取得信号の位相
乱れを生じることが場合がある。
【0004】マルチショットシーケンスにおけるショッ
ト間の位相乱れを補正する方法としてナビゲーションエ
コー法が知られている「正常及び虚血ヒト脳のナビゲー
トされた拡散イメージング」Alex J. de Crespignyら、
マグネチックレゾナンスインメディスン33,pp72
0−728(1995)、米国特許4937526号,
米国特許5254948号など)。この方法は、図7に
示すようにショットごとに体動モニターとして位相エン
コードを付加しないエコー(ナビゲーションエコーとい
う)を取得し、このエコー信号を用いて本計測エコーの
動きによる変動を補正する。なお、本方法では、ナビゲ
ーションエコーと本計測エコー間では被検体の位置は変
化しないものとしている。
【0005】一方、拡散スパイラルイメージングでは、
k空間の中心にある計測データ(位相エンコード0のデ
ータ)の位相値をモニターして、信号を補正する方法お
よび位相変化が大きい場合データを再取得し、新たに計
測されたデータで置換する方法が提案されている(「リ
アルタイム体動モニタリング及びインターリーブスパイ
ラル拡散強調イメージングのための体動補正」T.Tsukam
otoら,4th ISMRM(Canada),p.221(199
7))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述したナビゲ
ーションエコー等を用いた従来の位相補正法では、拡散
イメージングにおける体動による取得信号の乱れを完全
には除去できない場合があった。これは、拡散イメージ
ングでは移動するスピンの位相をディフェイズする強い
拡散傾斜磁場を印加するため、この拡散傾斜磁場の印加
の間(100ms以下)に体動によるスピンの移動があ
ると本来的には停止しているスピンの位相が回転し、疑
似的にオフセット位相エンコードが付与されるためと考
えられる。このため、良好な画像を得られるときと得ら
れないときがあり、画質がばらつくという問題があっ
た。
【0007】また位相変化が大きいときにデータを再取
得する方法では、計測が長引く可能性がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の拡散イメージングでは、RFパルス照射毎
に被検体の動きをモニターするためのナビゲーションエ
コーを発生させ、ナビゲーションエコーの所定のパラメ
ータから基準値を求め、各ナビゲーションエコーのパラ
メータと基準値との比較結果が許容値以内か否かを判定
し、許容値以上のナビゲーションエコーと同じ繰り返し
単位内で取得されたエコー信号を別のエコー信号で置換
する。上記判定により許容値を超えると判断された場合
に、置換する別のエコー信号としては、置換すべきエコ
ー信号の複素共役エコーから複素共役変換して求めたデ
ータを用いることが好ましい。
【0009】複素共役エコーも上記判定により許容値を
超えると判断される場合もありえるが、確率的には無視
し得る程度であり、複素共役エコーを利用できる。また
複素共役エコーが利用できない場合にのみ再計測し、新
たに計測されたデータで置換する。これにより撮影時間
の延長を防止することができる。
【0010】計測エコーを採用するか否かを判定するた
めの基準は、ナビゲーションエコーの生データの積分値
やピーク値を用いてもよいが、好適にはナビゲーション
エコーを1次元フーリエ変換して得られる投影パターン
から求める。ナビゲーションエコーを用いた位相補正方
法では位相補正の基準として1次元フーリエ変換したデ
ータを用いるので、このデータをそのまま利用すること
ができる。この場合、各ナビゲーションエコーについて
投影パターンの面積或いはピーク値をパラメータとして
求め、これらのうち特定の1つを基準値としてもよい
し、平均値を求めそれを基準値としてもよい。
【0011】本発明者らが拡散イメージングにおける画
質の劣化について研究した結果、画質が劣化する場合、
マルチショットのうちの極わずかな数のショットで、被
検体の投影パターンが著しく変動していることがわかっ
た。従って逆に拡散傾斜磁場の印加の間の体動を被検体
の投影パタンで検出することにより高精度で体動の有無
を判断できる。
【0012】本発明ではこのように高精度な判断に従
い、該当するショットで得られた本計測データの質をチ
ェックする。その結果、体動が許容値を超えたショット
では、ナビゲーションエコー法等の位相補正法では補正
しきれないと判断し、そのショットで得られた本計測デ
ータを棄却する。これにより体動起因の画像乱れのない
拡散画像を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の拡散イメージングの1実
施例を図面を参照して説明する。図4は本発明が適用さ
れる典型的なMRI装置の概要を示す図で、被検体40
1の周囲に静磁場を磁場を発生する磁石402と、該空
間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場コイル403と、この
領域に高周波磁場を発生するRFコイル404と、被検
体401が発生するMR信号を検出するRFプローブ4
05とを備えている。
【0014】傾斜磁場コイル403は、X,Y,Zの3
方向の傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場電源409
からの信号に応じてそれぞれ傾斜磁場を発生する。一般
にはこれらの組み合わせで任意の3軸方向(スライス方
向,位相エンコード方向及び読み出し方向)の傾斜磁場
を発生する。RFコイル404はRF送信部410の信
号に応じて高周波磁場を発生する。RFプローブ405
の信号は、信号検出部406で検出され、信号処理部4
07で信号処理され、また計算により画像信号に変換さ
れる。画像は表示部408で表示される。
【0015】傾斜磁場電源409,RF送信部410,
信号検出部406は制御部411で制御され、制御のタ
イムチャートは一般にパルスシーケンスと呼ばれてお
り、本発明では拡散イメージングのためのパルスシーケ
ンスが実行される。ベッド412は被検体が横たわるた
めのものである。
【0016】次に本実施例による拡散イメージングを説
明する。図1はその手順を示す図で、まず拡散イメージ
ングのためのパルスシーケンスを実行することにより、
エコー信号(MR信号)を計測する(101)。パルス
シーケンスは、例えば図2に示すようなマルチショット
拡散EPIシーケンスが採用され、1の繰り返し単位で
1つのナビゲーションエコーの計測と複数のエコー信号
の計測が行われ、それを複数回繰り返すことにより1枚
の画像再構成に必要なエコー信号を取得する。尚、ここ
では4ショットとして説明する。
【0017】図2に示す拡散EPIシーケンスは、4シ
ョットSE EPIシーケンスを基本としており、90
°パルス201と180°パルス202の照射後、読み
出し傾斜磁場Gr203を極性を反転させながら印加し
てエコー信号205を発生させるとともに位相エンコー
ド傾斜磁場Gp204を印加し、各エコー信号205に
異なる位相エンコードを付与する。位相エンコード数を
256とした場合、1ショットで計測されるエコー信号
205は64である。また180°パルス202の前後
に拡散強調傾斜磁場パルス206が追加される。図で
は、読み出し傾斜磁場Gr,位相エンコード傾斜磁場G
p,スライス傾斜磁場Gsの全方向に拡散強調傾斜磁場
パルスが追加してあるが、これらの内の1方向でもよ
く、通常は1方向が選ばれる。
【0018】尚、拡散イメージングにおける画質の低下
は位相エンコード方向に拡散傾斜磁場を印加した場合に
顕著となる。これは読み出し傾斜磁場203に比べ位相
エンコード傾斜磁場204の大きさが小さいので、位相
エンコード方向の拡散傾斜磁場印加の間に生じた動きに
よるオフセット量が相対的に大きな影響を与えるためで
ある。従って、本発明は位相エンコード方向に拡散傾斜
磁場を印加する場合に特に有効である。
【0019】更に本シーケンスでは拡散強調傾斜磁場パ
ルス206の印加後に、体動をモニターするナビゲーン
ョンエコー検出用傾斜磁場パルス207を読み出しGr
方向に追加してある。
【0020】このようなシーケンスを4回繰り返すこと
により、1枚の画像再構成に必要なエコー信号(本計測
データ)と各ショット毎に1つのナビゲーションエコー
208が得られる。ショット毎のナビゲーンョンエコー
208は、読み出しGr方向への体動による信号の変動
(位相変動)を補正するための公知の位相補正方法に使
用される他、以下詳述するようにこれら位相補正方法で
は除去できない変動が生じた場合を判定するために使用
される。
【0021】このため、各ナビゲーンョンエコーデータ
(ナビエコーデータと略記する)からプロファイルPi
(x)(iはi番目のナビゲーンョンエコーであること
を示し、xは読み出し方向の位置を表す)を作成する
(図1、ステップ102)。プロファイルは、ナビゲー
ンョンエコー208を1次元フーリエ変換し、絶対値化
することにより得られる。
【0022】図5に各ナビゲーンョンエコーから得られ
たプロファイル501〜504を示す。これらのプロフ
ァイルは、被検体が人頭,撮影断面が横断面の時を示し
ており、図では、4つのプロファイルのうちi=3のプ
ロファイル503のみが大きく形状が異なっている。こ
の原因は、拡散傾斜磁場302を印加中に被検体が動い
たことによる。
【0023】次にこれらプロファイルをもとに体動判定
の基準値を求める。この実施例では、まず各プロファイ
ルの面積を求める。面積は、次式(1)により各プロフ
ァイル501〜504を積分することにより求める。 Vi=∫Pi(x)dx (1) これらの値から基準値を求める(103)。基準値とし
ては、特定のプロファイルの値を用いてもよいし、各プ
ロファイルの値Vの平均値を用いてもよい。また平均値
からのずれが最小である値を用いてもよい。ここでは、
i=1のナビゲーションエコーのプロファイル501の
面積を基準値Refとして用いることとし、各プロファ
イルの面積と基準値との差の絶対値Diを求める。 Ref=∫P1(x)dx (2) Di=|Ref−Vi|/Ref (3)
【0024】次に差の絶対値Diを予め設定された閾値
Thと比較し、Di>Thであれば、i番目のショット
で計測された本計測データは画像再構成に使わず、Di
≦Thであれば、i番目の本計測データを使うこととす
る。
【0025】図5の例では、D1=0.00,D2=
0.05,D3=0.40,D4=0.07であり、閾
値Th=0.20とすると、i=3の本計測データは利
用しないことになる。尚、閾値Thは公知の位相補正方
法では補正できない位相変動に対応する値を予め設定し
ておく。また閾値を設定する代わりに、基準値として各
プロファイルの面積から分散求め、分散以下か否かで判
定するようにしてもよい。
【0026】このように判定した結果、i番目のショッ
トで計測された本計測データを画像再構成に使用しない
と判断された場合には、この位相エンコードのデータを
別のデータで補充する(105)。別のデータとして
は、対応するショットの計測を再度行い、新たに計測さ
れたデータを用いることもできるが、本実施例ではまず
優先的に複素共役エコーのデータを用いる。
【0027】本発明者らが拡散イメージングにおける画
質の劣化について研究した結果では、画質の劣化はマル
チショットのうちの極わずかな数のショットにおける著
しい変動により生じていることがわかった。従って、画
像再構成に使用できないと判断された計測データは、多
くの場合、画像再構成に使用可能な複素共役エコーが存
在する。
【0028】そこで図3に示すようにまず各ナビゲーシ
ョンエコーのプロファイルが基準値以内か、即ちi番目
の本計測データが画像再構成に使用できるか否かを判定
した後(303)、使用しない(棄却する)と判断され
た本計測データについて画像再構成に使用可能な複素共
役エコーが存在するか否かを判定する(304)。
【0029】図5の例では、ステップ104で棄却する
こととしたi=3のエコーの対応する複素共役エコー
は、i=2のエコーであり、このエコーはD2≦Thを
満たしている。このような複素共役エコーを複素共役変
換して求めたデータで、棄却したデータを置換する。こ
の複素共役変換方法はハーフスキャンイメージングで用
いられる技術の応用であり、当業者に公知なように、下
式によって求められる。
【数1】
【0030】尚、この変換式では簡単のために2×2の
データマトリックスについて示しているが、実際にはエ
コーのデータ番号と位相エンコード数によって決まるマ
トリックスとなる。
【0031】一方、棄却すべき計測データの複素共役デ
ータもまた棄却データの場合には、置換すべきデータが
ないことになるので、そのショットを再計測し、再計測
後のデータで置換する。この場合、不足する2ショット
のデータをそれぞれ再取得してもよいが、好適には互い
に複素共役関係にあるデータのうち一方のショットのデ
ータのみを再取得することとし、他方については上式に
より複素共役変換して求めたデータで置換する。また再
取得されたデータについても画像再構成に使用できるデ
ータか否かの判定を行うことが好ましい。
【0032】最終的に、体動の範囲が許容値の範囲であ
ると判断されたデータのみを用いて画像再構成する(1
06)。このように体動が大きく通常の位相補正方法で
は補正ができないデータについては、事前に棄却して、
補正可能なデータのみで画像再構成することにより、良
好な画質の画像を得ることができる。また棄却データを
置換するデータとして、複素共役データを利用すること
により再計測の機会をできるだけ少なくし、撮影時間の
延長を防止することができる。
【0033】尚、以上の実施例では、本計測データが画
像再構成に使用可能か否かの判定をナビゲーションエコ
ーのプロファイルの面積を基準に行うこととして説明し
たが、プロファイルのピーク値を基準にしてもよい。更
にナビゲーションエコーをフーリエ変換する前の信号の
積分値或いはピーク値を求め、これを基準に行うことも
可能である。
【0034】また以上の実施例では、ナビゲーションエ
コーを用いて各ショットのデータを画像再構成に使用可
能か否かの判定を行う場合のみを説明したが、各ショッ
トで計測されたナビゲーションエコーを公知の位相補正
法によりショット間の位相補正に用いることができるの
は言うまでもない。
【0035】図6は、本発明の方法を公知のナビゲーン
ョン補正技術と組み合わせた例であり、図1における基
準プロファイル作成ステップ103と判定ステップ10
4との間に各ショットの体動補正ステップ107が挿入
されている点が異なる。この場合、体動補正ステップ1
07では、まずステップ102でナビゲーションエコー
を1次元フーリエ変換して得られた信号から位相を求
め、基準となるナビゲーションエコー、例えばi=1の
ナビゲーションエコーの位相との差を求める。次いで本
計測データの位相を対応するナビゲーションエコーにつ
いて求められた位相差により補正する。
【0036】しかる後に図1の実施例と同様にショット
毎のデータ採否の判定を行い(104)、体動の範囲が
許容値の範囲であると判断されたデータのみを用いて画
像再構成する。この場合、画像再構成に採用したエコー
のデータはナビゲーションエコーにより位相補正されて
いるので再構成画像もさらに良好になる。
【0037】尚、以上の実施例では拡散イメージングの
パルスシーケンスとしてマルチショットEPIシーケン
スを例にして説明したが、本発明はk−空間を螺旋状に
走査する拡散スパイラルイメージングにも適用すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の拡散イメージングによれば従来のナビゲーション
エコーを用いた位相補正法では補正できない体動変動が
ある場合に、それを投影パターンの形状で判定するの
で、高精度でデータの取捨選択が可能になり、画質が向
上する。また本発明の拡散イメージングでは、棄却する
こととしたデータを、複素共役変換により求めたデータ
で置換することにより、撮影時間の延長を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の手順示す流れ図。
【図2】本発明の他の実施例の手順を示す流れ図。
【図3】本発明の一実施例が適用されるパルスシーケン
スのパタン図。
【図4】本発明が適用されるMRI装置の構成図。
【図5】本発明の動作を説明するグラフ。
【図6】本発明の他の一実施例の手順を示す流れ図。
【図7】従来の位相補正方法を示す流れ図。
【符号の説明】
201,202 RFパルス 206 エコー信号(本計測データ) 207 拡散傾斜磁場パルス 208 ナビゲーションエコー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の組織を構成する原子核スピンを
    励起するRFパルスの照射と、前記原子核スピンのうち
    移動するスピンの位相をディフェイズする拡散傾斜磁場
    の印加と、前記被検体から発生する複数のエコー信号を
    異なる位相エンコードを付与して計測するステップと含
    むパルスシーケンスを繰り返し、前記移動スピンからの
    信号を高度に抑制した拡散強調画像を形成する拡散MR
    撮影方法において、 前記RFパルス照射毎に前記被検体の動きをモニターす
    るためのナビゲーションエコーを発生させ、 前記ナビゲーションエコーの所定のパラメータから基準
    値を求め、各ナビゲーションエコーのパラメータと前記
    基準値との比較結果が許容値以内か否かを判定し、 前記許容値を超えるナビゲーションエコーと同じ繰り返
    し単位内で取得されたエコー信号を別のエコー信号で置
    換することを特徴とする拡散MR撮影方法。
  2. 【請求項2】 前記別のエコー信号として、置換すべき
    エコー信号の複素共役エコーから複素共役変換して求め
    たデータを用いることを特徴とする請求項1記載の拡散
    MR撮影方法。
  3. 【請求項3】 前記基準値は、前記ナビゲーションエコ
    ーを1次元フーリエ変換して得られる投影パターンから
    求めることを特徴する請求項1記載の拡散MR撮影方
    法。
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