JPH11128159A - 内視鏡用フード - Google Patents
内視鏡用フードInfo
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- JPH11128159A JPH11128159A JP9298802A JP29880297A JPH11128159A JP H11128159 A JPH11128159 A JP H11128159A JP 9298802 A JP9298802 A JP 9298802A JP 29880297 A JP29880297 A JP 29880297A JP H11128159 A JPH11128159 A JP H11128159A
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Abstract
に優れ、かつ従来のものに比して優れた透明性を有する
内視鏡用フードを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、内視鏡挿入部の先端部に取り付
けられる内視鏡用フードにおいて、ビニル芳香族化合物
を主体とする重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体
とするブロックとからなるブロック共重合体を主成分と
する組成物により形成されている内視鏡用フードにあ
る。
Description
鏡下手術において、内視鏡挿入部の先端部に取り付けら
れる内視鏡用フードに関する。
−84700号公報に記載のものがあり、この内視鏡用
フードの材料には可塑化された透明性塩化ビニル樹脂が
用いられている。他方、日本消化器内視鏡学会雑誌 VoL
30 ,NO.1(1988)に記載の内視鏡用フードにあって
は、その材料として半透明のシリコーン樹脂が用いられ
ている。
載の内視鏡用フードでは、その材料に可塑材が添加され
ている塩化ビニル樹脂を使用していることが問題とな
る。すなわち、可塑材としてジオクチルフタレートなど
を使用すると、柔軟性及び透明性の点では優れている
が、仮に内視鏡用フードが内視鏡から脱落して体内に留
置した場合、体内留置時間が経過するにつれ、その可塑
材が僅かながら溶出し、血液を通じて体内へ吸収し、蓄
積されることがあることから、生体に対しての適合性と
いう点で危惧があり、この生体適合性という観点からみ
ると必ずしも優れた材料ではなかった。
及び診断するときにはルゴール液やインジコカルミン溶
液などの色素液を粘膜に散布し、その色素液の色のコン
トラスト及び染色の有無などで腫瘍などの位置や大きさ
等を確認する方法が一般的である。しかしながら、上記
材質の内視鏡用フードでは、色素液を散布したときにフ
ード本体が上記色素液の色を帯びてしまうことがある。
これにより、内視鏡用フードが不透明なものになるため
に粘膜や腸壁などに存在する腫瘍などの病変部を観察す
ることができなくなるという事情がある。また、上記帯
色現象により、色素液を散布後、術者は一度、内視鏡を
患者から抜去し、新しい内視鏡用フードに付け替えて再
度内視鏡を体腔内に挿入して観察および処置を施さなけ
ればならず、作業が途切れ、操作性が悪いと共に、その
内視鏡の出し入れにより患者の負担が増すという問題が
あった。
点から、内視鏡用フードをグルタラールアルデヒド系な
どの消毒液に浸漬して消毒処理を施したのちに内視鏡に
装着して患者の体内に挿入されることがある。しかしな
がら、上記材質の内視鏡用フードは消毒液に浸漬すると
消毒液の影響を受けて変色するため、透明性が大幅に低
下し、その結果、フードを通しての内視鏡下での観察が
不可能になるという欠点があった。
1(1988)に記載の内視鏡用フードにあっては、半透明の
シリコーン樹脂を使用していることが問題となる。すな
わち上記内視鏡用フードでは、透明性が低く、内視鏡か
ら映し出される画像が白濁しており、鮮明なものとなら
ない。よって、粘膜や腸壁に存在する腫瘍などの病変部
を発見する作業が困難になり、術者の精神的負担が大き
かった。また、病変部に内視鏡的処置を施す場合にも、
内視鏡画像が不鮮明なので術者から操作性の悪さが指摘
されていた。
てなされたものであり、生体適合性と消毒液などの耐薬
品性に優れ、かつ従来のものに比して優れた透明性を有
する内視鏡用フードを提供することを目的とする。
入部の先端部に取り付けられる内視鏡用フードにおい
て、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックと
共役ジエン化合物を主体とするブロックとからなるブロ
ック共重合体を主成分とする組成物により形成されてい
る内視鏡用フードにある。また、内視鏡挿入部の先端部
に取り付けられる内視鏡用フードにおいて、(A)ビニ
ル芳香族化合物を主体とする重合体ブロック(a)と共
役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック(b)から
なるブロック共重合体を水素添加してなるブロック共重
合物と、(B)メタクリル酸メチルを主成分とした重合
物からなるアクリル系樹脂と、(C)少なくとも1種の
熱可塑性樹脂を主成分とする組成物により形成されてい
る内視鏡用フードを提供するものである。
る。本発明の内視鏡用フードとして用いられるビニル芳
香族化合物をしては、例えばスチレン、ビニルトルエン
などがあり、これらは単独もしくは2種以上を組み合わ
せて用いることができるが、中でもスチレンが好まし
い。
ば、ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,
3−ブタジエンなどのうちから1種または2種以上のも
のを組み合わせて使用することができるが、中でもブタ
ジエンが好ましい。
ル芳香族化合物としては、例えばスチレン、p−第三ブ
チルスチレン、α−メチルスチレンなどがあり、これら
は単独もしくは2種以上を組み合わせて用いることがで
きるが、中でもスチレンが好ましい。また(b)成分と
して用いられる共役ジエン化合物としては、ブタジエ
ン、イソプレンなどのうちから単独もしくは2種以上を
組み合わせて用いることができるが、中でもイソプレン
が好ましい。
(a)は数平均分子量が3000〜80000の範囲に
あるのが好ましい。また、該ブロック(a)は、共役ジ
エン化合物からなるブロック(b)との合計重量に対す
る割合で、10〜60重量%の範囲にあることが好まし
く、これにより(A)成分である共重合体の透明性が保
持される。また、(b)成分は数平均分子量20000
〜200000の範囲にあることが好ましく、これによ
り(A)成分であるブロック共重合体の熱可塑性が保持
される。
るアクリル系樹脂は、メタクリル酸メチルを主成分とし
て他の共重合性を有するモノマーを共重合させたもので
あり、用い得る共重合成分としてはアクリル酸、アクリ
ル酸メチルなどのアクリル酸エステル類、酢酸ビニルな
どの酢酸エステル類などが挙げられ、これらの中から1
種以上を任意の組み合わせで、かつ任意の比率で使用す
ることができるが、中でもメタクリル酸メチル−アクリ
ル酸の共重合物であるアクリル系樹脂が好ましい。
られる熱可塑性樹脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのオレフィン系樹脂、ポリスチレンなどの芳香族ビ
ニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系
樹脂、スチレン−アクリロニトリル樹脂などの飽和スチ
レン系熱可塑性エラストマーなどを用いることができ
る。また、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエス
テル、ナイロン−6などのポリアミド、ポリカーボネイ
トなども用いることができる。これらの樹脂は単独もし
くは2種以上のものを組み合わせて用いることができる
が、中でもスチレン−アクリロニトリル樹脂が好まし
い。
て形成する重合物には、充填剤や離型剤などの各種添加
剤を任意に含有させることができる。例えば、タルクな
どの一般の充填剤や機能性添加剤として用いられる有機
系もしくは無機系添加剤などである。その添加量は一般
に用いられる量の範囲内であり、例えば(A)、
(B)、(C)各成分の合計100重量部に対して0.
1〜10重量部を用いることができる。
ビニル芳香族化合物からなるブロック共重合体と共役ジ
エン化合物からなるブロック共重合体において、ビニル
芳香族化合物にスチレンを用いることで透明性、生体適
合性及び耐薬品性を付与することができる。また、ゴム
成分である共役ジエン化合物にブタジエンを用いること
で、柔軟性を付加させることにより、内視鏡用フードに
適度な硬度及び柔軟性に調節することができる。よっ
て、上記の各化合物からなるブロック共重合体を用いて
作成した本発明の内視鏡用フードは、生体適合性および
耐薬品性を兼ね備え、かつ内視鏡用フードに要求される
適度な硬度及び柔軟性を有している。
物からなるブロック共重合物、及び(b)成分である共
役ジエン化合物からなるブロック共重合体において、ビ
ニル芳香族化合物にスチレンを用いることにより生体適
合性及び耐薬品性を付与することができる。また、ゴム
成分である共役ジエン化合物にブタジエンを用いたこと
により内視鏡用フードに柔軟性を付与し、内視鏡用フー
ドを適度な硬度及び柔軟性に調節することができる。さ
らに(a)及び(b)成分のブロック共重合体に水素添
加をすることにより、透明性及び耐薬品性を向上させる
ことができる。よって、(A)成分の共重合物は、生体
適合性、耐薬品性及び適度な柔軟性に加え、透明性にも
優れている組成物である。また、(B)成分であるアク
リル系樹脂を含有させることにより従来のスチレン系エ
ラストマーよりも優れた透明性及び機械的強度を付与す
ることができる。しかしながら、(B)成分のアクリル
系樹脂を多く含有すると透明性は向上するが、内視鏡用
フードが裂けて破損してしまうことがある。よって、
(B)成分のアクリル樹脂については20〜50重量部
が好ましい。さらに(C)成分である熱可塑性樹脂を含
有させることにより、樹脂の流動性及び柔軟性を付与す
ることができる。よって、(C)成分の熱可塑性樹脂を
含有させることにより成形性の向上が図れる。
を主成分とする組成物からなる樹脂を用いて作成した本
発明の内視鏡用フードは生体適合性、耐薬品性に優れて
いるだけでなく、透明性及び適度な柔軟性を兼ね備え、
かつ成形性にも優れている。
は、透過率が小さい、または半透明の内視鏡用フードを
用いた場合、内視鏡の観察画像が鮮明に映しだされない
ために、粘膜、胃壁及び腸壁などに存在する病変部を発
見することが困難である。しかし、本発明の内視鏡用フ
ードは、前記記載の樹脂を用いることにより透過率70
%以上を有した透明性に優れたものである。また、透過
率が高い場合においても内視鏡用フードに着色がみられ
る場合にはその色調が内視鏡の画像に反映されるため、
病変部の観察が困難である。しかし、本発明の内視鏡用
フードは前記記載の樹脂を用いることにより高い透過率
を有する。また、無色透明であるものが好ましい。
視鏡用フードは優れた生体適合性を有することにより、
仮に内視鏡用フードが内視鏡から脱落して体内に留置し
た場合においても患者への安全性が十分に図れることが
できる。また、優れた耐薬品性を有することにより、細
菌の感染防止など患者及び術者にとっても安全な内視鏡
用フードを提供することができる。また、本発明の内視
鏡用フードはそれだけではなく、内視鏡観察下で使用す
る色素液にも染色しないため術者は細部まで観察及び診
断可能であり、容易に腫瘍などが発見できるようにな
る。
透明性を有することにより、粘膜や胃壁、腸壁に存在す
る病変部が鮮明に映し出されることで、より正確な内視
鏡的診断及び処置が可能になる。
明するが、本発明はこれらの実施例のものに限定される
ものではない。 [第1の実施例]スチレン及びイソプレンを主成分とす
るスチレン系樹脂のVECTOR(DEXCO社製)9
8重量部とポリスチレンのスタイロン(旭化成社製)2
重量部に添加剤としてスミライザーGS(住友化学社
製)及びステアリン酸亜鉛を0.4重量部を原料とし、
2軸混練溶融機を用いて溶融混合して、ペレット状の樹
脂を得た。その後、ペレット状の樹脂をファナック社製
の押出成形機を用いて、220℃の樹脂温度で、試験用
としての厚さ1mmのシート状の成形物を作成した。ま
た、上記組成の樹脂をファナック社製の射出成形機を用
いて、内径10mm、肉厚1mm、全長16mmの略円
筒状の内視鏡用フードを作成した。
を主成分とするスチレン系樹脂であるセプトン(クラレ
社製)6O重量部にメチルメタクリレート−メタクリル
酸共重合物33.2重量部及びアクリトニトリル−スチ
レン共重合物6.8重量部にタルク及びエチレンビスオ
レイン酸アマイドなどの添加剤を1.2重量部配合した
組成物からなる樹脂をファナック社製の押出成形機を用
いて240℃の成形温度で試験用として厚さ1mmのシ
ート状の成形物を得た。また、上記組成の樹脂をファナ
ック社製の射出成形機を用いて、第1実施例のものと同
様の形状をもつ内視鏡用フードを作成した。
各実施例で作成したシート状の成形品を用いて、感作性
試験を行った。すなわち、シート状の各種被験物質をエ
タノ一ル及びアセトンの抽出溶媒を用いて試験に必要な
量の残留物を得るまで抽出を行い、その残留物を濃度調
整した後、モルモットに皮内注射を施した。そして、そ
の注射場所を閉塞パッチして感作の惹起を試行し、惹起
してから96時間経過後の斑点の有無および腫瘍の有無
を観察した。
を用いて、消毒液による耐性試験を行った。すなわち、
所定の濃度に調整したアルデヒド系の消毒液(Cide
x、Jonson&Jonson社製)に28℃、90
%の温湿度条件下で本実施例で作成した内視鏡用フード
を1時間浸漬させた後の透明性及び着色性について目視
検査した。
ドを用いて、染色液による耐性試験を行った。すなわ
ち、所定の濃度に調整したメチレンブルー色素溶液を3
7℃の室温条件下で本実施例で作成した内視鏡用フード
を1時間浸漬させた後の透明性及び染色性を目視検査し
た。
品を用いて、ASTM−2240、JIS−K−630
1に準拠して硬度測定を行った。また、各実施例で作成
したシート状の成形品を用いて透過率を測定した。すな
わち、可視光線の吸収スペクトルより透過率を算出し
た。また、色調についても目視検査した。また、各実施
例で作成した内視鏡用フードを用いて、内視鏡撮像の鮮
明度の評価を行った。すなわち、内視鏡先端部に本実施
例で作成した内視鏡用フードを装着したものを体内に挿
入し、胃の粘膜を観察したときの内視鏡撮像の鮮明さを
目視評価した。
塩化ビニル(理研ビニル社製)を用いたシート状の成形
物及び内視鏡用フードと、比較例2としてシリコーン樹
脂(信越化学社製)を用いたシート状の成形物及び内視
鏡用フードを作成し、同様の実験を行った。上記実験結
果を表1に示す。
較例1を皮内注射されたモルモットは斑点が見られ、生
体内における安全性がないことがわかった。しかしなが
ら、本実施例を皮内注射したモルモットには、斑点及び
腫瘍は観察されなかったことにより本実施例で用いた材
料の生体内における安全性が示された。
比較例1は消毒液に侵食され変色してしまった。これに
より、内視鏡用フードを消毒液により消毒することが不
可能であり、患者及び作業者に対して支障があることが
わかった。これに対して、本実施例は消毒液に1時間浸
漬しても変色はなく、消毒可能なため、患者及び作業者
の安全性を図ることができる。
比較例1は色素液が樹脂に付着してしまい、色素液の色
を帯びた内視鏡用フードになった。比較例1の内視鏡用
フードは色素液に染色されるため、内視鏡下で観察する
ときに染色を考慮して粘膜などに存在する病変部を発見
しなければならない。これに対し、本実施例のものでは
1時間浸漬しても変色はなく、浸漬前と同様の透明性を
維持していることが判明した。
た透過率試験では、比較例2の透過率が低く、試験用の
シートを介在させると観察部分が白濁して透過しないこ
とがわかった。しかしながら、本実施例は透過率70%
以上を有していることから、観察部分がシートを介在さ
せても十分に透過され、鮮明に観察することができるよ
うになった。
を帯びているため、観察する部分全体が褐色にみえる。
しかしながら、本実施例は無色透明であるので粘膜など
の組織の色調をそのままに内視鏡の画像に映し出すこと
ができる。
と、比較例1の内視鏡用フードを使用した場合には、内
視鏡の画像が全体的に褐色に映し出され、粘膜などの組
織や胃壁などの色調と重なって、組織の細部を観察する
のが困難であった。また、比較例2の内視鏡用フードを
使用した場合には、内視鏡の撮像が白っぽく、組織を観
察することは不可能であった。しかしながら、本実施例
の内視鏡用フードを使用した場合には、内視鏡の画像に
組織や胃壁などがより鮮明な色調で映し出され、組織の
細部まで十分に観察することができた。
各実施例の内視鏡用フードによれば、生体適合性が優れ
ていることにより、患者への安全性の向上が図れる。ま
た、消毒液耐性、染色液耐性に優れていることにより、
内視鏡用フードが内視鏡と同様の消毒減菌方法で再利用
できるので、経済的にも優れており、かつ自然環境に対
しての廃棄物の減少につながる。さらには内視鏡用フー
ドに適した硬度及び透明性を兼ね備えているので、従来
の内視鏡用フードと比較して、術者の操作性を格段に向
上させることができる。
本発明の第3の実施例について説明する。図1は内視鏡
用フードを装着した内視鏡先端部の側面図、図2は同じ
く内視鏡用フードを装着した内視鏡先端部の縦断面図、
図3は内視鏡用フードのみの縦断面図である。
鏡用フード1は略円筒形状の本体部材2を有してなり、
これは内視鏡挿入部の先端部3に被せられて固定的に装
着される。内視鏡用フード1では内視鏡挿入部の先端部
3に装着された状態で、その先端部3の先端からある所
定の距離だけ突き出すように装着されている。そして、
この内視鏡用フード1は前述した第2の実施例の組成物
によって形成されている。内視鏡用フード1の内周面の
途中には一周回する凹状の内視鏡嵌合部4が形成されて
いる。この内視鏡嵌合部4は円筒軸方向へ1mm乃至1
0mm程度の長さ、好ましくは2mm乃至5mm程度、
より好ましくは5mmの長さ、その内面側から外周側に
向かって1mm乃至5mmの深さ、好ましくは2mmの
深さを有して形成されている。
6を有してなり、この本体部材6は例えばステンレス等
の金属材で構成されている。本体部材6には観察を行う
観察光学系7、鉗子などの処置具を挿通するチャンネル
8が設けられている。観察光学系7には複数のレンズ群
からなる図示しない対物レンズユニットや光学繊維束か
らなる図示しないイメージガイド等が配置されている。
また、本体部材6の前面には観察光学系7の観察窓9、
チャンネル8の処置具出口10が設けられている。
近の外周面には例えばポリサルフォン等の電気絶縁性の
材質からなる略キャップ状の絶縁カバー11が被嵌さ
れ、この絶縁カバー11は本体部材6に接着により固定
されている。絶縁カバー11の手元側の後端は本体部材
6を被覆する、例えばポリウレタンなどの弾性を有する
保護チューブ12の先端に突き当てられて接している。
そして、保護チューブ12の先端部外周は絹製などの糸
13により縛り付けられることにより締結され、さら
に、糸13の外側には例えばエポキシなどの接着剤14
が塗布充填されて、固められている。この部分の外周は
先端部3の外周面から凸状に滑らかに盛り上がった形状
に形成され、これによりフード固定部15を形成してい
る。そして、この固定部15の突出部は内視鏡用フード
1の内視鏡嵌合部4に密に嵌まり込み、その内視鏡嵌合
部4に確実に係合する程度の寸法を有している。
る。内視鏡挿入部の先端部3に内視鏡用フード1を装着
する際、その凹状の内視鏡嵌合部4と、内視鏡挿入部の
先端部3の外周に突き出して形成された固定部15が嵌
合することにより、内視鏡用フード1が内視鏡挿入部の
先端部3に固定的に装着される。また、内視鏡挿入部の
先端部3と内視鏡用フード1が位置決め嵌合できるた
め、内視鏡用フード1の、先端部3の先端面からの突出
長さが決まり、また、粘膜などの観察時に生じる押圧力
を受けても位置ずれせずに所定の距離が保てる。
れば、圧入のみで係合する従来の内視鏡用フードに比
べ、内視鏡用フード1と内視鏡挿入部の先端部3とが任
意の位置で確実に固定される。また、内視鏡用フード1
の装着操作が容易になり、必要以上の力量で内視鏡用フ
ード1を圧入することにより生じていた内視鏡用フード
1の破損及び内視鏡挿入部の先端部3の保護チューブ1
2の破損等が軽減される。また、内視鏡観察及び処置時
に呼吸や鼓動などにより粘膜や腸壁などの患部が揺れ動
いても内視鏡用フード1が位置ずれしないために、内視
鏡の焦点がずれることなく、作業者はいつでも鮮明な撮
像下で容易に内視鏡観察及び処置が可能となる。
の形態においては図3の形状に制限されるべきものでは
なく、例えば段差構造を設けたものでもよい。 [第4の実施例]図4を参照して、本発明の第4の実施
例について説明する。図4は内視鏡用フードを装着した
内視鏡先端部の縦断面図、図5はその内視鏡用フードの
みの縦断面図である。
3の実施例のものと同一の構成要素には同一符号を付
し、その具体的な説明を省略する。内視鏡用フード1の
先端突出部寄りの内側の任意の内周面位置には内視鏡挿
入部の先端部3がこれを越えて内視鏡用フード1の先端
まで押し込まれるのを防ぐべくストッパ用内視鏡係止突
起部16が設けられている。この内視鏡係止突起部16
は内視鏡挿入部の先端部3が確実に係止する程度の寸法
を有しており、好ましくは、内視鏡用フード1の内面に
沿って、円筒軸方向に1mm乃至5mm程度の幅を有
し、かつ内視鏡用フード1の内面側から中心軸方向に向
かって1mm乃至5mmの高さの凸状の突起物である。
より好ましくは、円筒軸方向へ長さ2mm、かつ内視鏡
用フード1の内周面側から円筒中心軸に向かって高さ3
mmの凸状の突起部分によって形成されている。そし
て、内視鏡係止突起部16の内径は内視鏡の視野及び内
視鏡用処置具などの挿脱を妨げない程度の大きさを確保
している。
周にわたって形成することは必須ではなく、その一部だ
けを内周面上の少なくとも1ケ所以上に配置してもよ
い。また、内視鏡係止突起部16については、内視鏡用
フード1の一体成形で製作するのが好ましいが、必ずし
も必須ではなく、金属のリング部材などを圧入や熱カシ
メなどによって固定したものでもよい。
視鏡挿入部の先端部3に内視鏡用フード1を装着固定す
る際、内視鏡嵌合部4が固定部15に嵌合係着すると共
に、内視鏡用フード1の内視鏡係止突出部16が内視鏡
挿入部の先端部3の絶縁カバー11の先端が接触して内
視鏡用フード1は内視鏡挿入部の先端部3に係着する。
また、内視鏡用フード1の突出長さが粘膜などの患部を
観察及び処置時に生じる押圧圧力を受けても位置ずれす
ることなく所定の距離を保つ。
の先端部3に圧入のみで係合する従来の内視鏡用フード
1に比べ、内視鏡挿入部の先端部3と内視鏡用フード1
が任意の位置で係止固定されるため、内視鏡挿入部の先
端部3と内視鏡用フード1の固定位置が感触的に作業者
に伝わるので操作が容易になり、また、必要以上の力量
で内視鏡用フード1を圧入することにより生じていた、
内視鏡用フード1の破損及び内視鏡挿入部の先端部3の
保護チューブ12等の破損がなくなる。また、内視鏡観
察及び処置時に呼吸や鼓動などにより粘膜や腸壁などの
患部が揺れ動いても内視鏡用フード1が位置ずれしない
ために、内視鏡の焦点がずれることなく、作業者は、い
つでも鮮明な撮像下で容易に内視鏡観察及び処置が可能
となる。
部の先端部3に内視鏡用フード1を装着する際、その内
周に内視鏡嵌合部4を形成してこれを内視鏡挿入部の先
端部3の外周に形成された固定部15に嵌合させるよう
にしたが、図5で示す如く、内視鏡挿入部の先端部3の
外周に嵌合するテーパ状内面17としてこれを嵌合部と
してもよい。
発明の第5の実施例について説明する。図6は内視鏡用
フードを装着した内視鏡先端部の側面図、図7は同じく
内視鏡用フードを装着した内視鏡先端部の縦断面図、図
8は内視鏡用フードのみの縦断面図である。
実施例のものと同一の構成要素には同一符号を付し、具
体的な説明は省略する。この実施例の内視鏡用フード1
は前述した第3の実施例のものと同様、そのフード内面
に凹状の内視鏡嵌合部4が設けられている。さらに、内
視鏡挿入部の先端部3に装着する内視鏡用フード1の後
端部側の外周部表面には、その後端部側の外周面に沿っ
て円筒軸方向に5mmの幅を有する梨地部分18が設け
られている。
る。内視鏡フード1を内視鏡挿入部の先端部3に装着す
る際にはその梨地部分18がある方向から内視鏡を装着
する。そして、内視鏡に内視鏡用フード1を装着する際
に、凹状の内視鏡嵌合部4と内視鏡挿入部の先端部3に
ある凸状のフード固定部15が嵌合することにより内視
鏡用フード1が内視鏡挿入部の先端部3に固定する。ま
た、内視鏡挿入部の先端部3と内視鏡用フード1が嵌合
できるため、内視鏡用フード1の突出長さが、粘膜など
の観察時に生じる押圧圧力をうけても、位置ずれせずに
所定の距離を保てる。
た梨地部分18は内視鏡の視野を妨げず、かつ術者が容
易に判断できる程度の大きさを有しており、好ましく
は、内視鏡用フード1の後端部側の外周面に沿って円筒
軸方向に1mm乃至10mmの幅を有する梨地模様であ
る。梨地部分18の形態については図6の形状に制限さ
れるべきものではない。また、梨地部分18は必ずしも
全周にわたって必須でなく、その一部だけを外周上の少
なくとも1ケ所以上に配置してもよい。さらに、梨地部
分18については、梨地模様の代替として、文字などで
もよい。文字の大きさについても、内視鏡の視野を妨げ
ず、かつ術者が容易に判断できる程度の大きさを有して
いる。
状の従来の内視鏡用フードに比べ、内視鏡用フード1の
後端部側の外周面に梨地部分18を設けたことにより、
内視鏡用フード1の装着方向が容易に判断可能となり、
術者は装着方向を間違えずに内視鏡用フード1を内視鏡
に装着できる。それにより、装着方向の間違いから内視
鏡用フードが脱落したりもしくは内視鏡用フードが損傷
したりすることが軽減される。さらに、内視鏡の視野内
に矢印がある従来の内視鏡用フードに比べ、内視鏡の視
野外に梨地部分18を設けたことにより、内視鏡の視野
が矢印の凹凸の影響によってぼやけたり、矢印の刻印な
どで視野範囲が狭まったりしないので、より鮮明でより
広範囲に所望の撮像が得られる。
ードにおいて、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体
ブロックと、共役ジエン化合物を主体とするブロックと
からなるブロック共重合体を主成分とする組成物により
形成されていることを特徴とする内視鏡用フード。 2.組成物はビニル芳香族化合物がスチレンであり、共
役ジエン化合物がブタジエンであることを特徴とする第
1項に記載の内視鏡用フード。
る内視鏡用フードにおいて、(A)ビニル芳香族化合物
を主体とする重合体ブロック(a)と共役ジエン化合物
を主体とする重合体ブロック(b)からなるブロック共
重合体を水素添加してなるブロック共重合物と、(B)
メタクリル酸メチルを主成分とした重合物からなるアク
リル系樹脂と(C)少なくとも1種の熱可塑性樹脂を主
成分とする組成物により形成されていることを特徴とす
る内視鏡用フード。
チレンであり、(b)成分の共役ジエン化合物がイソプ
レンであり、また、(B)成分がメチルメタクリレート
及びメタクリル酸の共重合物からなり、(C)成分が、
アクリロニトリル−スチレン共重合物からなることを特
徴とする第3項に記載の組成物からなる内視鏡用フー
ド。 5.内視鏡挿入部の先端部に取り付けられる内視鏡用フ
ードにおいて、組成物の透過率が70%以上であること
を特徴とする第1項または第3項に記載の内視鏡用フー
ド。
て、内視鏡先端の硬質カバー部と係合する位置に凹部も
しくは突起部を設けたことを特徴とする内視鏡用フー
ド。 7.略円筒形状の内視鏡用フードにおいて、内視鏡用フ
ード内面に沿って、円筒軸方向へ1mm乃至5mmの長
さを有し、かつ内視鏡用フードの内面側から外周方向に
向かって1mm乃至5mmの深さの凹状の溝を有するこ
とを特徴とする第6項に記載の内視鏡用フード。
て、内視鏡用フード内面に沿って、円筒軸方向に1mm
乃至5mmの長さを有し、かつ内視鏡用フードの内面側
から中心方向に向かって1mm乃至5mmの高さの突起
部を有することを特徴とする第6項に記載の内視鏡用フ
ード。 9.略円筒形状の内視鏡用フードにおいて、内視鏡と係
合する後端部側の側面に梨地部分を設けたことを特徴と
する第7項に記載の内視鏡用フード。
面に沿って円筒軸方向に1mm乃至10mmの幅を有す
る梨地部分を設けたことを特徴とする第1項に記載の内
視鏡用フード。
来の内視鏡用フードとしては、日本消化器内視鏡学会雑
誌 VoL 135,NO.6(1993)に記載のものがあり、これの
内視鏡用フードは略円筒形状に構成されたものである。
他方、特開平8−228997号公報には、内視鏡の視
野に入る範囲のフードの側面部にくぼみ状の矢印を設け
た内視鏡用フードが記載されている。
本消化器内視鏡学会雑誌 VoL 135,NO.6 (1993)に記載
の内視鏡用フードでは、チューブ状の略円筒形になって
いることが問題となる。すなわち、上記内視鏡用フード
を、例えば射出成形機を用いて製作する場合、金型から
の離型性や量産性を考慮して、内視鏡用フードの内面側
には、抜きテーパを形成することがある。上記テーパに
ついては成形樹脂により異なるので一概にはいえない
が、1゜以上のテーパであることが一般的である。よっ
て、上記内視鏡用フードは内視鏡から突出する先端部側
の内径と内視鏡と装着する後端部側の内径が異なる構造
になっている。しかしながら、上記内視鏡用フードは、
外観が略円筒形になっており、内視鏡と装着する後端部
側と内視鏡先端から突出する先端部側との区別が難しい
ために内視鏡用フードを内視鏡に装着するとき、内視鏡
用フードの後端部側と先端部側の方向を誤って装着して
しまうことがある。
に関して、内視鏡の外径より内視鏡用フードの内径が大
きい、つまり内視鏡用フードが内視鏡に係合しない場合
には内視鏡用フードと内視鏡との間に隙間が生じるた
め、内視鏡用フードが脱落することがあった。また、逆
に内視鏡の外径より内視鏡用フードの内径が小さい場
合、つまり、内視鏡用フードと内視鏡の係合がきつすぎ
る場合には、内視鏡に内視鏡用フードと装着するとき
に、必要以上の装着力量を加えなければならないゆえ
に、内視鏡用フードが変形して損傷する虞や、内視鏡と
内視鏡用フードとの摩擦抵抗が大きすぎることにより、
内視鏡のゴム製カバーを損傷することがあり、内視鏡を
修理しなければならないこともあった。
載の内視鏡用フードにおいては、内視鏡用フードに付設
した矢印が内視鏡の視野に入る部分に設けられているこ
とが問題となる。すなわち、上記内視鏡用フードでは、
粘膜などの組織を観察するとき、くぼみ状の矢印が内視
鏡の視野に入る部分に刻印されているために、内視鏡の
焦点が合わせ難く、また、上記矢印の近隣部の画像がぼ
やけるために、粘膜の細部観察が難しかった。さらに、
矢印により内視鏡の視野が狭まるという欠点もあった。
に内視鏡用フードを装着させるときに、内視鏡用フード
が脱落したり、損傷させることが軽減でき、かつ容易に
係合固定させることができる内視鏡用フードを提供する
ことを目的とする。また、略円筒形状の内視鏡用フード
において内視鏡先端の硬質カバー部と係合する位置に凹
部または凸部を設けた内視鏡用フードを提供するもので
ある。
の硬質カバー部を係合する位置に凹部を設けたことによ
り内視鏡先端と嵌合させることが可能になったため、内
視鏡用フードが体内で脱落するという現象が著しく軽減
される。また内視鏡用フードに突起部を設け、内視鏡の
先端位置を固定させることにより、内視鏡の焦点が固定
されるため、観察時及び処置時に粘膜及び胃壁、腸壁が
運動していても鮮明な内視鏡の画像が映しだされる。さ
らに、内視鏡用フードの後端部に梨地部分を設けること
により内視鏡用フードの外観ですぐに内視鏡の装着方向
がわかる。それにより、装着方向の間違えによって生じ
ていた内視鏡用フードの脱落もしくは内視鏡用フードの
損傷が軽減される。
硬質カバー部と係合する位置に凹部を設けることによ
り、内視鏡の先端部にある凸状の硬質部分と内視鏡用フ
ードの凹部が嵌合できる構造になっている。また、内視
鏡用フードに突起部を設けることにより、内視鏡の先端
部を内視鏡用フードの突起部まで挿入して、前記突起部
に突き当てることにより内視鏡と内視鏡用フードの装着
位置が固定できるようになっている。また、内視鏡に装
着する後端部側の側面に梨地部分を設けたことにより梨
地部分を有する内視鏡用フードの後端部側開口部から内
視鏡を装着する構造になっている。
適合性が優れていることにより、患者への安全性の向上
が図れる。また、消毒液耐性、染色液耐性に優れている
ことにより、内視鏡用フードが内視鏡と同様の消毒滅菌
方法で再利用できるので、経済的にも優れ、かつ環境に
対しても廃棄物の減少へつながる。さらには内視鏡用フ
ードに適した硬度及び透明性を兼ね備えているので、従
来の内視鏡用フードのものと比較して術者の操作性を格
段に向上させることができる。
内視鏡先端部の側面図。
端部の縦断面図。
の断面図。
内視鏡先端部の側面図。
示すその縦断面図。
内視鏡先端部の側面図。
端部の縦断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】内視鏡挿入部の先端部に取り付けられる内
視鏡用フードにおいて、ビニル芳香族化合物を主体とす
る重合体ブロックと共役ジエン化合物を主体とするブロ
ックとからなるブロック共重合体を主成分とする組成物
により形成されていることを特徴とする内視鏡用フー
ド。
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---|---|---|---|
JP29880297A JP3283452B2 (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 内視鏡用フード |
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---|---|---|---|
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JPH11128159A true JPH11128159A (ja) | 1999-05-18 |
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ID=17864419
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-10-30 JP JP29880297A patent/JP3283452B2/ja not_active Expired - Fee Related
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