JPH11127187A - 蓄積交換型電子会議システムにおける宛先矛盾判定、修正装置及び方法並びに宛先矛盾判定、修正プログラムを記録した媒体 - Google Patents

蓄積交換型電子会議システムにおける宛先矛盾判定、修正装置及び方法並びに宛先矛盾判定、修正プログラムを記録した媒体

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JPH11127187A
JPH11127187A JP9287319A JP28731997A JPH11127187A JP H11127187 A JPH11127187 A JP H11127187A JP 9287319 A JP9287319 A JP 9287319A JP 28731997 A JP28731997 A JP 28731997A JP H11127187 A JPH11127187 A JP H11127187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宛先情報に矛盾が発生したときに、これを自
動的に検出し或いは修正し、送信されるべき情報が送信
されないという不具合を解消する。 【解決手段】 地理的に離れた複数のサイト間で、蓄積
交換型の通信方式を用いて電子会議システムを構築した
ものにおいて、各サーバ10を構成するデータベース12
に、情報交換先である他のサイトの宛先情報を保持させ
ると共に、他のサイトに送信する情報に、情報交換先の
宛先を含ませる。そして、情報を受け取ったサイトにお
いて、情報に含まれる宛先とデータベース12に保持され
る宛先とを比較し、宛先が不一致であるときには、宛先
に矛盾が発生したと検出する。また、宛先に矛盾が発生
したと検出されたときには、データベース12に保持され
る宛先に、受け取った情報に含まれる宛先を追加し、宛
先矛盾の修正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積交換型電子会
議システムに関し、特に、情報交換先を定義する宛先に
矛盾が発生したときに、これを自動的に判定し或いは修
正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電子会議システムとは、不特
定多数の利用者が情報交換を行うために構築されるシス
テムをいう。大規模な電子会議システムでは、地理的に
離れた地域(以下「サイト」という)毎に電子会議シス
テムを利用できる利用者を登録する。そして、登録され
た利用者は、そのサイトのみを利用することができる。
【0003】かかる電子会議システムでは、一般的に、
各サイト間を接続する通信回線の通信速度等を考慮し
て、蓄積交換型の通信方式が採用される。即ち、各サイ
トの利用者が発生させた情報は、送信する情報を蓄積す
る機構に蓄積され、所定期間毎にまとめて他のサイトに
送信される。一方、他のサイトでは、受信した情報は、
受信した情報を蓄積する機構に一旦蓄積され、処理能力
に余裕ができたバックグラウンドで処理される。
【0004】電子会議システムでは、通常、フォーラム
と呼ばれる入れ物で単位付けられている。また、各フォ
ーラム毎に、情報交換を行う相手先となるサイトの宛先
情報が保持される。例えば、図28に示すように、サイ
トA、B及びCにおけるフォーラムAの間で相互に情報
交換を行う場合、サイトAのフォーラムAにはサイトB
及びCが、サイトBのフォーラムAにはサイトA及びC
が、サイトCのフォーラムAにはサイトA及びBが、夫
々宛先情報として登録される。そして、サイトAで情報
が発生したときには、登録されている宛先情報に基づい
て、情報がサイトB及びCに夫々送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各サイトの
フォーラムに登録されている宛先情報は、情報交換先の
追加或いは削除によって変更されることがある。例え
ば、サイトAとサイトBとの間で情報交換が行われてい
ない場合に、サイトAのフォーラムAにおいて、サイト
BのフォーラムAとの間で情報交換を開始したいときに
は、サイトAからサイトBにその旨が通知される。これ
を受け取ったサイトBでは、フォーラムAの宛先情報に
サイトAが追加される。一方、サイトAとサイトBとの
間で情報交換が行われている場合に、サイトAのフォー
ラムAにおいて、サイトBとの間の情報交換を中止した
いときには、サイトAからサイトBにその旨が通知され
る。これを受け取ったサイトBでは、フォーラムAの宛
先情報からサイトAが削除される。
【0006】しかしながら、蓄積交換型の通信方式を採
用しているため、各サイトのフォーラムにおける宛先情
報の変更が他のサイトでリアルタイムに反映されず、宛
先情報に矛盾が発生することがある。例えば、図28の
状態が正常である場合に、サイトAにおいて、何らかの
原因(例えば、停電等による電源の遮断)によって、フ
ォーラムAの宛先情報が消去されてしまい、リカバリデ
ィスクの内容に基づいてフォーラムAの宛先情報を復旧
したところ、リカバリディスクの内容が古いために、図
29に示すように、サイトAのフォーラムAにおける宛
先情報がサイトBのみとなってしまう場合が考えられ
る。即ち、サイトAのフォーラムAでは、宛先情報はサ
イトBのみであるのに対し、サイトCのフォーラムAで
は、宛先情報としてサイトAが保持されている。このた
め、サイトCからサイトAに情報が送信されるが、サイ
トAからサイトCに情報が送信されないという矛盾が発
生してしまう。
【0007】かかる宛先矛盾が発生しても、従来の技術
では発見が難しく、電子会議システムの管理者は、長期
間矛盾発生に気が付かないことが多かった。従って、各
サイト間で交換される情報が大して重要でない場合には
支障が少ないが、情報が極めて重要であり、或いは、迅
速な処理が要求される場合には、宛先矛盾の発生によっ
て情報が送信されないという事態は、致命的なものとな
ってしまうおそれがあった。
【0008】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、宛先情報に矛盾が発生したときに、これを自
動的に判定し或いは自動的に修正し、送信されるべき情
報が送信されないという不具合を解消することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、ファイルシステムを管理する複数のサーバを
含んで構成され、前記ファイルシステムに保持される情
報交換先のサーバを特定する宛先に基いて、前記サーバ
間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を行う電子
会議システムにおける宛先矛盾判定装置であって、前記
サーバ間で交換される情報には、情報交換先のサーバを
特定する宛先を含ませると共に、前記ファイルシステム
に保持される宛先と受信した情報に含まれる宛先とに基
いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定する宛先
矛盾判定手段を含んで構成した。
【0010】かかる構成によれば、サーバAとサーバB
との間で情報交換を行う場合、サーバAのファイルシス
テムには、情報交換先のサーバBが宛先として保持され
る一方、サーバBのファイルシステムには、情報交換先
のサーバAが宛先として保持される。この状態におい
て、例えば、サーバAにおいてファイルシステムに障害
が発生し、サーバAのファイルシステムに保持されてい
る情報交換先の宛先が消去されると、サーバAからサー
バBへは情報が伝達されなくなる。この場合、サーバB
からサーバAへは情報が伝達されるので、サーバAにお
いて、宛先矛盾判定手段によって、サーバAのファイル
システムに含まれる宛先(宛先なし)と受信した情報に
含まれる宛先(サーバA)とに基いて宛先に矛盾が発生
したと判定される。
【0011】請求項2記載の発明は、前記宛先矛盾判定
手段は、受信した情報に含まれる宛先と前記ファイルシ
ステムに含まれる宛先とが不一致のときに、宛先に矛盾
が発生したと判定する構成とした。かかる構成によれ
ば、宛先矛盾判定手段は、受信した情報とファイルシス
テムとに夫々含まれる宛先が不一致のときに、宛先に矛
盾が発生したと判定するので、宛先矛盾の判定が極めて
簡単に行われる。
【0012】請求項3記載の発明は、ファイルシステム
を管理する複数のサーバを含んで構成され、前記ファイ
ルシステムに保持される情報交換先のサーバを特定する
宛先に基いて、前記サーバ間で蓄積交換型の通信方式を
用いて情報交換を行う電子会議システムにおける宛先矛
盾修正装置であって、前記サーバ間で交換される情報に
は、情報交換先のサーバを特定する宛先を含ませる共
に、前記ファイルシステムに保持される宛先と受信した
情報に含まれる宛先とに基いて、宛先に矛盾が発生して
いるか否かを判定する宛先矛盾判定手段と、該宛先矛盾
判定手段により宛先に矛盾が発生したと判定されたとき
に、受信した情報に含まれる宛先に基いて、前記ファイ
ルシステムに保持される宛先を修正する宛先矛盾修正手
段と、を含んで構成した。
【0013】かかる構成によれば、サーバAとサーバB
との間で情報交換を行う場合、サーバAのファイルシス
テムには、情報交換先のサーバBが宛先として保持され
る一方、サーバBのファイルシステムには、情報交換先
のサーバAが宛先として保持される。この状態におい
て、例えば、サーバAにおいてファイルシステムに障害
が発生し、サーバAのファイルシステムに保持されてい
る情報交換先の宛先が消去されると、サーバAからサー
バBへは情報が伝達されなくなる。この場合、サーバB
からサーバAへは情報が伝達されるので、サーバAにお
いて、宛先矛盾判定手段によって、サーバAのファイル
システムに含まれる宛先(宛先なし)と受信した情報に
含まれる宛先(サーバA)とに基いて宛先に矛盾が発生
したと判定される。そして、宛先に矛盾が発生したと判
定されると、宛先矛盾修正手段によって、受信した情報
に含まれる宛先に基いて、ファイルシステムに保持され
る宛先が修正される。
【0014】請求項4記載の発明は、前記宛先矛盾判定
手段は、受信した情報に含まれる宛先と前記ファイルシ
ステムに含まれる宛先とが不一致のときに、宛先に矛盾
が発生していると判定する構成とした。かかる構成によ
れば、宛先矛盾判定手段は、受信した情報とファイルシ
ステムとに夫々含まれる宛先が不一致のときに、宛先に
矛盾が発生したと判定するので、宛先矛盾の修正が極め
て簡単に行われる。
【0015】請求項5記載の発明は、前記宛先矛盾修正
手段は、前記ファイルシステムに保持される宛先に、受
信した情報に含まれる宛先を追加する構成とした。かか
る構成によれば、宛先矛盾修正手段は、ファイルシステ
ムに保持される宛先に、受信した情報に含まれる宛先を
追加するだけであるので、宛先矛盾の修正が極めて簡単
に行われる。
【0016】請求項6記載の発明は、ファイルシステム
を管理する複数の管理工程を含んで構成され、前記ファ
イルシステムに保持される情報交換先の管理工程を特定
する宛先に基いて、前記管理工程間で蓄積交換型の通信
方式を用いて情報交換を行う電子会議システムにおける
宛先矛盾判定方法であって、前記管理工程間で交換され
る情報には、情報交換先の管理工程を特定する宛先を含
ませると共に、前記ファイルシステムに保持される宛先
と受信した情報に含まれる宛先とに基いて、宛先に矛盾
が発生しているか否かを判定する宛先矛盾判定工程を含
んで構成した。
【0017】かかる構成によれば、管理工程Aと管理工
程Bとの間で情報交換を行う場合、管理工程Aのファイ
ルシステムには、情報交換先の管理工程Bが宛先として
保持される一方、管理工程Bのファイルシステムには、
情報交換先の管理工程Aが宛先として保持される。この
状態において、例えば、管理工程Aにおいてファイルシ
ステムに障害が発生し、管理工程Aのファイルシステム
に保持されている情報交換先の宛先が消去されると、管
理工程Aから管理工程Bへは情報が伝達されなくなる。
この場合、管理工程Bから管理工程Aへは情報が伝達さ
れるので、管理工程Aにおいて、宛先矛盾判定手段によ
って、管理工程Aのファイルシステムに含まれる宛先
(宛先なし)と受信した情報に含まれる宛先(管理工程
A)とに基いて宛先に矛盾が発生したと判定される。
【0018】請求項7記載の発明は、ファイルシステム
を管理する複数の管理工程を含んで構成され、前記ファ
イルシステムに保持される情報交換先の管理工程を特定
する宛先に基いて、前記管理工程間で蓄積交換型の通信
方式を用いて情報交換を行う電子会議システムにおける
宛先矛盾修正方法であって、前記管理工程間で交換され
る情報には、情報交換先の管理工程を特定する宛先を含
ませると共に、前記ファイルシステムに保持される宛先
と受信した情報に含まれる宛先とに基いて、宛先に矛盾
が発生しているか否かを判定する宛先矛盾判定工程と、
該宛先矛盾判定工程により宛先に矛盾が発生していると
判定されたときに、受信した情報に含まれる宛先に基い
て、前記ファイルシステムに保持される宛先を修正する
宛先矛盾修正工程と、を含んで構成した。
【0019】かかる構成によれば、管理工程Aと管理工
程Bとの間で情報交換を行う場合、管理工程Aのファイ
ルシステムには、情報交換先の管理工程Bが宛先として
保持される一方、管理工程Bのファイルシステムには、
情報交換先の管理工程Aが宛先として保持される。この
状態において、例えば、管理工程Aにおいてファイルシ
ステムに障害が発生し、管理工程Aのファイルシステム
に保持されている情報交換先の宛先が消去されると、管
理工程Aから管理工程Bへは情報が伝達されなくなる。
この場合、管理工程Bから管理工程Aへは情報が伝達さ
れるので、管理工程Aにおいて、宛先矛盾判定手段によ
って、管理工程Aのファイルシステムに含まれる宛先
(宛先なし)と受信した情報に含まれる宛先(管理工程
A)とに基いて宛先に矛盾が発生したと判定される。そ
して、宛先に矛盾が発生したと判定されると、宛先矛盾
修正工程によって、受信した情報に含まれる宛先に基い
て、ファイルシステムに保持される宛先が修正される。
【0020】請求項8記載の発明は、ファイルシステム
を管理する複数の管理機能を含んで構成され、前記ファ
イルシステムに保持される情報交換先の管理機能を特定
する宛先に基いて、前記管理機能間で蓄積交換型の通信
方式を用いて情報交換を行う電子会議システムにおける
宛先矛盾判定プログラムを記録した媒体であって、前記
管理機能間で交換される情報には、情報交換先の管理機
能を特定する宛先を含ませると共に、前記ファイルシス
テムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛先と
に基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定する
宛先矛盾判定機能を含んで構成した。
【0021】ここで、「媒体」とは、各種情報を確実に
記録でき、かつ、必要に応じて確実に取り出し可能なも
のをいい、具体的には、紙カード(パンチカード)、紙
テープ、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD
−ROM、ICカード等がある。かかる構成によれば、
ファイルシステムを管理する複数の管理機能と、宛先に
矛盾が発生しているか否かを判定する宛先矛盾判定機能
と、を実現するためのプログラムを媒体に記録したの
で、このプログラムを記録した媒体があれば、本発明に
係る宛先矛盾判定装置が容易に構築される。
【0022】請求項9記載の発明は、ファイルシステム
を管理する複数の管理機能を含んで構成され、前記ファ
イルシステムに保持される情報交換先の管理機能を特定
する宛先に基いて、前記管理機能間で蓄積交換型の通信
方式を用いて情報交換を行う電子会議システムにおける
宛先矛盾修正プログラムを記録した媒体であって、前記
管理機能間で交換される情報には、情報交換先の管理機
能を特定する宛先を含ませると共に、前記ファイルシス
テムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛先と
に基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定する
宛先矛盾判定機能と、該宛先矛盾判定機能により宛先に
矛盾が発生していると判定されたときに、受信した情報
に含まれる宛先に基いて、前記ファイルシステムに保持
される宛先を修正する宛先矛盾修正機能と、を含んで構
成した。
【0023】かかる構成によれば、ファイルシステムを
管理する複数の管理機能と、宛先に矛盾が発生している
か否かを判定する宛先矛盾判定機能と、ファイルシステ
ムに保持される宛先を修正する宛先矛盾修正機能と、を
実現するためのプログラムを媒体に記録したので、この
プログラムを記録した媒体があれば、本発明に係る宛先
矛盾修正装置が容易に構築される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係る電子会議シス
テムを、地理的に離れた4つのサイトA,B,C及びD
間で実現した一実施形態のシステム構成を示す。即ち、
電子会議システムは、サイトA,B,C及びD間を通信
回線で相互に接続したクライアント/サーバモデルで実
現される。なお、サーバ及びクライアントは、少なくと
も中央処理装置(CPU)とメモリとを備え、メモリ上
のプログラムを実行する計算機である。
【0025】各サイトは、1つのサーバ10(管理工
程、管理機能)と、少なくとも1つのクライアント30
と、を含んで夫々構成される。各サイト間は、通信回線
40を介して相互に接続され、また、通信回線40の通
信速度等を考慮して、蓄積交換型の通信方式によって情
報交換が行われる。即ち、サイトAのクライアント30
で発生した情報は、情報発生と同時にサイトB,C及び
Dに送信されるのではなく、サイトAで送信する情報を
蓄積し、所定期間毎にまとめて送信される。
【0026】サーバ10は、データベース12(ファイ
ルシステム)と、サーバソフト14と、コマンドキュー
16と、送信キュー18と、受信キュー20と、を含ん
で構成される。サーバソフト14は、データベース12
の参照及び更新等を行う。コマンドキュー16は、サイ
トで発生した情報の操作内容を蓄積する。送信キュー1
8は、他のサイトへ送信する情報を蓄積する。受信キュ
ー20は、他のサイトから受信した情報を蓄積する。コ
マンドキュー16、送信キュー18及び受信キュー20
は、FIFO(First In First Out)型の待ち行列を形
成するファイルにより夫々構成される。
【0027】なお、サーバソフト14は、宛先矛盾判定
手段、宛先矛盾修正手段、宛先矛盾判定工程、宛先矛盾
修正工程、宛先矛盾判定機能、宛先矛盾修正機能、とし
ても作用する。データベース12には、情報交換を行う
単位(入れ物)となるフォーラムが作成される。フォー
ラムは、図2に示すように、階層構造をとることがで
き、最上位のフォーラムAは「メインフォーラム」、そ
の他のフォーラムB1 ,B2 ,Cは「サブフォーラム」
と呼ばれる。なお、サブフォーラムは、同一階層に複数
設定することができ、図2においては、フォーラムB1
とフォーラムB2 とは、同一階層のフォーラムとなる。
【0028】各フォーラムには、図3に示すように、階
層構造のメッセージが含まれる。最上位のメッセージA
は「トピック」と呼ばれ、例えば、「・・・について」
のように主題(表題)が提起される。その他のメッセー
ジB,C1 ,C2 ,Dは「リプライ」と呼ばれ、あるメ
ッセージに対する返答が行われる。なお、あるメッセー
ジに対する返答は、複数行うことができ、図3において
は、メッセージBに対する返答は、メッセージC1 及び
2 となる。
【0029】フォーラムが作成されたサイトには、フォ
ーラムの原型(オリジナル)が格納され、他のサイトに
は、フォーラムの複製(レプリカ)が格納される。そし
て、電子会議システムにおけるフォーラムの利用者は、
自分が属するサイトのフォーラム(原型か複製かを問わ
ない)に対してメッセージの作成等の処理を行う。フォ
ーラムに対して行った処理は、蓄積交換型の通信方式に
より、通信回線40を介して他のサイトに伝達され、他
のサイトのフォーラムに反映される。即ち、各サイトに
おけるフォーラムの内容には、時間的なずれが生じてい
る。
【0030】データベース12の内容をさらに詳しく説
明すると、図4に示すように、データベース12には、
フォーラムを定義するフォーラムオブジェクト50と、
メッセージを定義するメッセージオブジェクト52と、
電子会議システムの利用者(ユーザー)を定義するユー
ザーオブジェクト54と、サイトを示すサイトオブジェ
クト56と、が含まれる。各オブジェクトは、電子会議
システム全体で、ユニークなオブジェクトID(識別番
号)が付される。即ち、オブジェクトIDは、電子会議
システム全体で設定されるユニークなサーバIDと、各
サイトのオブジェクト毎に設定されるユニークなID
と、によって決定される。例えば、32ビットでオブジ
ェクトIDを表わす場合には、図5に示すように、上位
16ビットにサーバIDを、下位16ビットに各サイト
のオブジェクト毎に設定されるIDを、設定すること
で、電子会議システム全体において、オブジェクトID
がユニークなものとなる。
【0031】フォーラムオブジェクト50には、フォー
ラムの名前、作成者、作成日及び説明文と、フォーラム
の階層構造を定義する構造情報と、が含まれる。構造情
報には、1階層上のフォーラムオブジェクトを示すオブ
ジェクトIDと、最上位のメインフォーラムオブジェク
トを示すオブジェクトIDと、が含まれる。メッセージ
オブジェクト52には、主題(表題「・・・につい
て」)、作成者、作成日及びメッセージ本文(メッセー
ジの内容)と、メッセージの階層構造を定義する構造情
報と、が含まれる。構造情報には、どのメッセージに対
する返答であるかを示す1階層上のメッセージオブジェ
クトのオブジェクトIDと、どのトピックに属するかを
示すトピックオブジェクトのオブジェクトIDと、どの
フォーラムに属するかを示すフォーラムオブジェクトの
オブジェクトIDと、が含まれる。
【0032】ユーザーオブジェクト54には、データベ
ース12を利用可能なクライアント30のクライアント
名と、各クライアント30がログオンするためのパスワ
ード等の情報と、が含まれる。従って、クライアント3
0からデータベース12の参照要求があったときには、
ユーザーオブジェクト54の内容を調べて、そのクライ
アント30にはデータベース12の参照権限があるのか
等を判断することができる。
【0033】サイトオブジェクト56には、データベー
ス12を利用可能なクライアント30を示すクライアン
トIDと、利用可能な他のサイトを示すオブジェクトI
Dと、が含まれる。また、各フォーラムには、どのサイ
トと情報交換を行うかを定義する宛先情報が登録され
る。例えば、図6に示すように、サイトAとサイトBと
のフォーラムAの間で情報交換を行う場合、サイトAの
フォーラムAには宛先情報58としてサイトBが、サイ
トBのフォーラムAには宛先情報58としてサイトAが
登録される。従って、サイトAで発生した情報は、登録
された宛先情報58を参照することで、どのサイトに送
信するかが判断され、情報はサイトBに送信されること
となる。
【0034】ここで、かかる構成からなる電子会議シス
テムの作用について説明する。先ず、サイト間で行われ
る情報交換の概略について、図7の処理流れ図を参照し
つつ説明する。なお、図7に示す電子会議システムで
は、説明の便宜上、サイトAとサイトBとの間で情報交
換が行われるものとする。電子会議システムの利用者
が、例えば、サイトAのクライアント30からフォーラ
ムやメッセージ(以下「オブジェクト」という)の作
成、削除、更新或いは移動を行うと、サイトAのサーバ
ソフト14は、サイトAのデータベース12に対して、
オブジェクトの操作に応じた登録処理を行う(処理
)。これと同時に、サーバソフト14は、データベー
ス12から操作対象のオブジェクトのオブジェクトID
等を検索し(処理)、後述するコマンドオブジェクト
を作成して、コマンドキュー16にコマンドオブジェク
トを登録する(処理)。
【0035】なお、コマンドオブジェクトは、操作の種
類(オブジェクトの作成、削除、更新或いは移動)と、
情報が発生したサイトを示すオブジェクトIDと、情報
を送信する宛先としてのサイトを示すオブジェクトID
と、操作対象としてのオブジェクトを示すオブジェクト
IDと、各操作固有の情報(例えば、オブジェクトの移
動の場合には、移動元と移動先を示す情報)と、を含ん
で構成される。
【0036】コマンドキュー16に登録されたコマンド
オブジェクトは、サーバ10の処理能力に余裕ができた
バックグラウンドで、コマンドキュー16から取り出さ
れる(処理)。そして、必要に応じて、処理対象のオ
ブジェクトの本体(例えば、メッセージの場合には本
文)がデータベース12から検索され(処理)、コマ
ンドオブジェクト及び処理対象のオブジェクト本体(以
下「送信情報」という)が送信キュー18に登録される
(処理)。このとき、送信情報の最適化処理及び順番
保証処理が行われる。即ち、情報の最適化処理とは、コ
マンドキュー16に登録されたコマンドオブジェクトの
内、実質的に何の作用も行わないコマンドオブジェクト
を削除して、情報伝達量を最小にする処理である。ま
た、情報の順番保証処理とは、蓄積交換型の通信方式に
起因する情報伝達の順番に矛盾が生じないようにする処
理である。
【0037】送信キュー18に登録された送信情報は、
所定期間毎に、送信キュー18から取り出される。そし
て、取り出された送信情報に含まれる宛先としてのサイ
トを示すオブジェクトIDに基づいて送信先が決定さ
れ、送信情報は、通信回線40を介してサイトBに送信
される(処理)。ここで、所定期間は、電子会議シス
テムの管理者が任意に設定でき、例えば、通信回線40
に余裕がある深夜や早朝に、送信情報が通信されるよう
に設定される。
【0038】一方、サイトAからサイトBに送信された
送信情報は、サイトBにおいて直ぐに処理されず、受信
キュー20に一旦蓄積される。そして、受信キュー20
に蓄積された送信情報は、サイトBのサーバ10のバッ
クグラウンドで、受信キュー20から取り出され(処理
)、送信情報に応じてデータベース12への登録処理
が行われる(処理)。このとき、情報交換先の宛先矛
盾の判定及び修正処理、情報内容の矛盾判定及び修正処
理、オブジェクトの移動処理等が行われる。即ち、宛先
矛盾の判定及び修正処理とは、送信情報を受信したサイ
トで登録される宛先情報58に矛盾が発生したとき、こ
れを自動的に判定し或いは修正する処理である。また、
情報内容の矛盾判定及び修正処理とは、送信情報を受信
したサイトで登録される情報内容に矛盾が発生したと
き、これを自動的に判定し或いは修正する処理である。
さらに、オブジェクトの移動処理とは、情報伝達経路が
異なるフォーラム間でオブジェクトの移動があった場合
に、情報伝達の順番に関わらず移動処理が正しく行われ
るようにする処理である。
【0039】この他には、各サイトのサーバ10におい
て、何らかの原因(例えば、停電等による電源の遮断)
によってシステムダウン等の障害が発生した場合に、サ
ーバ10を障害発生直前の状態に戻すためのリカバリデ
ィスクの作成が行われる。リカバリディスクの作成は、
各サイトにおいて、受信キュー20から送信情報を取り
出して処理する際、或いは、システム管理者の明示の指
示に基づいて行われる。そして、システムダウン等の障
害が発生したときには、システム管理者の手動操作によ
り、リカバリディスクの内容に基づいて、サーバ10が
障害発生直前の状態に復旧され、情報交換の支障を極力
小さくする。
【0040】以上説明した情報交換は、サーバソフト1
4がソフトウエア的に実行する処理によって実現され
る。図8〜図12は、各サイトにおいて、クライアント
30からサーバ10に対して、オブジェクトの作成、削
除、更新或いは移動の処理要求があったときに、実行さ
れる処理を示す。
【0041】図8は、メインルーチンである。ステップ
1(図では「S1」と略記する。以下同様) では、クラ
イアント30からの処理要求がオブジェクトの作成であ
るか否かを判断する。そして、処理要求がオブジェクト
の作成であればステップ10へと進み(Yes)、オブ
ジェクトの作成処理を行うサブルーチン(図9参照)を
実行する。一方、処理要求がオブジェクトの作成でなけ
ればステップ2へと進む(No)。
【0042】ステップ2では、クライアント30からの
処理要求がオブジェクトの削除であるか否かを判断す
る。そして、処理要求がオブジェクトの削除であればス
テップ20へと進み(Yes)、オブジェクトの削除処
理を行うサブルーチン(図10参照)を実行する。一
方、処理要求がオブジェクトの削除でなければステップ
3へと進む(No)。
【0043】ステップ3では、クライアント30からの
処理要求がオブジェクトの更新であるか否かを判断す
る。そして、処理要求がオブジェクトの更新であればス
テップ30へと進み(Yes)、オブジェクトの更新処
理を行うサブルーチン(図11参照)を実行する。一
方、処理要求がオブジェクトの更新でなければステップ
4へと進む(No)。
【0044】ステップ4では、クライアント30からの
処理要求がオブジェクトの移動であるか否かを判断す
る。そして、処理要求がオブジェクトの移動であればス
テップ40へと進み(Yes)、オブジェクトの移動処
理を行うサブルーチン(図12参照)を実行する。一
方、処理要求がオブジェクトの移動でなければステップ
5へと進む(No)。
【0045】ステップ5では、クライアント30からの
処理要求がオブジェクトの作成、削除、更新或いは移動
のいずれでもないので、処理要求はエラーであると判断
し、例えば、クライアント30を操作する利用者に、操
作がエラーであるとの旨を表示する等のエラー処理を実
行する。図9は、オブジェクトの作成処理を行うサブル
ーチンである。
【0046】ステップ11では、オブジェクトの作成要
求を発生したクライアント30が属するサイトにおい
て、データベース12にオブジェクトを作成する。ステ
ップ12では、オブジェクトの作成が成功したか否かを
判断する。そして、作成が成功したときにはステップ1
3へと進み(Yes)、作成が失敗したときにはステッ
プ14へと進む(No)。
【0047】ステップ13では、オブジェクトの作成を
示すコマンドオブジェクトを作成し、コマンドキュー1
6にコマンドオブジェクトを登録する。ステップ14で
は、オブジェクトの作成が失敗したので、例えば、クラ
イアント30の操作者に、オブジェクトの作成が失敗し
た旨を表示する等のエラー処理を実行する。
【0048】図10は、オブジェクトの削除処理を行う
サブルーチンである。ステップ21では、オブジェクト
の削除要求を発生したクライアント30が属するサイト
において、データベース12からオブジェクトを削除す
る。ステップ22では、オブジェクトの削除が成功した
か否かを判断する。そして、削除が成功したときにはス
テップ23へと進み(Yes)、削除が失敗したときに
はステップ24へと進む(No)。
【0049】ステップ23では、オブジェクトの削除を
示すコマンドオブジェクトを作成し、コマンドキュー1
6にコマンドオブジェクトを登録する。ステップ24で
は、オブジェクトの削除が失敗したので、例えば、クラ
イアント30の操作者に、オブジェクトの削除が失敗し
た旨を表示する等のエラー処理を実行する。
【0050】図11は、オブジェクトの更新処理を行う
サブルーチンである。ステップ31では、オブジェクト
の更新要求を発生したクライアント30が属するサイト
において、データベース12のオブジェクトを更新す
る。ステップ32では、オブジェクトの更新が成功した
か否かを判断する。そして、更新が成功したときにはス
テップ33へと進み(Yes)、更新が失敗したときに
はステップ34へと進む(No)。
【0051】ステップ33では、オブジェクトの更新を
示すコマンドオブジェクトを作成し、コマンドキュー1
6にコマンドオブジェクトを登録する。ステップ34で
は、オブジェクトの更新が失敗したので、例えば、クラ
イアント30の操作者に、オブジェクトの更新が失敗し
た旨を表示する等のエラー処理を実行する。
【0052】図12は、オブジェクトの移動処理を行う
サブルーチンである。ステップ41では、オブジェクト
の移動要求を発生したクライアント30が属するサイト
において、データベース12のオブジェクトを移動す
る。ステップ42では、オブジェクトの移動が成功した
か否かを判断する。そして、移動が成功したときにはス
テップ43へと進み(Yes)、移動が失敗したときに
はステップ46へと進む(No)。
【0053】ステップ43では、オブジェクトの移動は
同一メインフォーラム内であるか否かを判断する。そし
て、同一メインフォーラム内の移動であればステップ4
4へと進み(Yes)、同一メインフォーラム内の移動
でなければステップ45へと進む(No)。ステップ4
4では、オブジェクトの移動を示すコマンドオブジェク
トを作成し、コマンドキュー16にコマンドオブジェク
トを登録する。
【0054】ステップ45では、オブジェクトの作成及
び削除を示すコマンドオブジェクトを夫々作成し、コマ
ンドキュー16にコマンドオブジェクトを夫々登録す
る。即ち、オブジェクトの移動処理を、オブジェクトの
作成処理と削除処理とで代替することによって、後述す
る不都合を回避する。ステップ46では、オブジェクト
の移動が失敗したので、例えば、クライアント30の操
作者に、オブジェクトの移動が失敗した旨を表示する等
のエラー処理を実行する。
【0055】以上説明した図8〜図12の処理によれ
ば、クライアント30からオブジェクトの作成、削除、
更新或いは移動の処理要求があると、処理要求内容を解
析して、夫々の処理を行うサブルーチンが実行される。
各処理を実行するサブルーチンでは、オブジェクトの処
理要求が発生したサイトにおいて、リアルタイムにオブ
ジェクトの処理が実行される一方、処理内容を示すコマ
ンドオブジェクトがコマンドキュー16に登録される。
ここで、図12に示す移動処理を行うのは、次の理由に
よる。
【0056】あるサイトには、図13に示すように、メ
インフォーラムAのみからなるグループ60と、メイン
フォーラムB及びサブフォーラムCとからなる階層構造
のグループ62と、が存在すると仮定する。この状態に
おいて、例えば、グループ62のサブフォーラムCを、
グループ60のメインフォーラムAの下層に移動する場
合を考える。メインフォーラムAの下層にサブフォーラ
ムCが移動するということは、グループ60にとって
は、サブフォーラムCの作成であり、一方、グループ6
2にとっては、サブフォーラムCの削除であるに過ぎな
い。即ち、異なるグループ間におけるオブジェクトの移
動は、必ずしもオブジェクトの移動として捉えることが
できず、図12のステップ43〜ステップ45のよう
に、同一メインフォーラム内の移動か否かによって、処
理を分ける必要が生じるのである。
【0057】図14〜図20は、各サイトにおいて、サ
ーバ10のバックグラウンドでコマンドキュー16から
コマンドオブジェクトを取り出し、これを送信キュー1
8に登録する際に実行される処理を示す。なお、図15
〜図19の処理が情報の最適化処理であり、また、図2
0の処理が情報の順番保証処理である。図14は、メイ
ンルーチンである。
【0058】ステップ50では、情報の最適化処理を行
うサブルーチンを実行する。ステップ120では、情報
の順番保証処理を行うサブルーチンを実行する。図15
は、情報の最適化処理を行うサブルーチンである。ステ
ップ51では、コマンドキュー16に登録されているコ
マンドオブジェクトを読み込み、メモリ上に展開する。
即ち、メモリ上にコマンドキュー16の複製を作成す
る。
【0059】ステップ52では、メモリ上に展開された
コマンドキュー(以下「メモリ上のコマンドキュー」と
いう)の最新の項目(コマンドオブジェクトのことをい
う。以下同様)からサーチを開始する。即ち、第1回目
の処理では最新の項目に着目し、第2回目以降の処理で
は順次次の項目に着目する。ステップ53では、着目し
ている項目がメッセージの削除を示すコマンドオブジェ
クトであるか否かを判断する。かかる判断(メッセージ
の更新、フォーラムの削除或いは更新か否かの判断も含
む)は、コマンドオブジェクトに含まれる操作の種類を
調べることによって行われる。そして、メッセージの削
除であるときにはステップ60へと進み(Yes)、メ
ッセージの削除に係るキュー処理を行うサブルーチン
(図16)を実行する。一方、メッセージの削除でない
ときにはステップ54へと進む(No)。
【0060】ステップ54では、着目している項目がメ
ッセージの更新を示すコマンドオブジェクトであるか否
かを判断する。そして、メッセージの更新であるときに
はステップ80へと進み(Yes)、メッセージの更新
に係るキュー処理を行うサブルーチン(図17)を実行
する。一方、メッセージの更新でないときにはステップ
55へと進む(No)。
【0061】ステップ55では、着目している項目がフ
ォーラムの削除を示すコマンドオブジェクトであるか否
かを判断する。そして、フォーラムの削除であるときに
はステップ90へと進み(Yes)、フォーラムの削除
に係るキュー処理を行うサブルーチン(図18)を実行
する。一方、フォーラムの削除でないときにはステップ
56へと進む(No)。
【0062】ステップ56では、着目している項目がフ
ォーラムの更新を示すコマンドオブジェクトであるか否
かを判断する。そして、フォーラムの更新であるときに
はステップ110へと進み(Yes)、フォーラムの更
新に係るキュー処理を行うサブルーチン(図19)を実
行する。一方、フォーラムの更新でないときにはステッ
プ57へと進む(No)。
【0063】ステップ57では、メモリ上のコマンドキ
ューに含まれる全ての項目を処理したか否かが判断され
る。そして、全ての項目が処理されたときには本ルーチ
ンを終了し(Yes)、全ての項目が処理されていない
ときにはステップ51へと戻る(No)。図16は、情
報の最適化処理において実行されるメッセージの削除に
係るキュー処理を行うサブルーチンである。
【0064】ステップ61では、メモリ上のコマンドキ
ューにメッセージの作成を示すコマンドオブジェクトが
登録されているか否かを示すフラグ(Flag)を、
「0」に設定する初期化を行う。ステップ62では、メ
モリ上のコマンドキューにおいて、削除対象のメッセー
ジと同一のオブジェクトIDを有する項目を、削除対象
のメッセージの次の項目からサーチする。即ち、第1回
目の処理では削除対象のメッセージの次の項目に着目
し、第2回目以降の処理では順次次の項目に着目する。
【0065】ステップ63では、着目している項目がメ
ッセージの作成を示すコマンドオブジェクトであるか否
かを判断する。そして、メッセージの作成であるときに
はステップ64へと進み(Yes)、フラグを「1」に
設定する。一方、メッセージの作成でないときにはステ
ップ65へと進む(No)。ステップ65では、着目し
ている項目がメッセージの更新を示すコマンドオブジェ
クトであるか否かを判断する。そして、メッセージの更
新であるときにはステップ66へと進み(Yes)、フ
ァイル上のコマンドキュー16からメッセージの更新を
示すコマンドオブジェクトを削除する。一方、メッセー
ジの更新でないときにはステップ67へと進む(N
o)。
【0066】ステップ67では、削除対象のメッセージ
はトピックであるか否かを判断する。かかる判断は、コ
マンドオブジェクトに含まれる操作対象を示すオブジェ
クトIDと、メッセージオブジェクトに含まれるトピッ
クのオブジェクトIDと、が同一であるか否かを調べる
ことで判断できる。そして、削除対象がトピックである
ときにはステップ68へと進み(Yes)、削除対象が
トピックでないときにはステップ71へと進む(N
o)。
【0067】ステップ68では、メモリ上のコマンドキ
ューにおいて、削除対象であるトピックの階層下のメッ
セージ(リプライ)をサーチする。ステップ69では、
トピックの階層下にメッセージが見つかったか否かを判
断する。そして、メッセージが見つかればステップ70
へと進み(Yes)、ファイル上のコマンドキュー16
からメッセージを削除する。一方、メッセージが見つか
らなければステップ71へと進む(No)。
【0068】ステップ71では、メモリ上のコマンドキ
ューの最後の項目まで処理したか否かを判断する。そし
て、最後の項目まで処理したならばステップ72へと進
み(Yes)、最後の項目まで処理していなければステ
ップ62へと戻る(No)。ステップ72では、フラグ
が「1」か否か、即ち、メモリ上のコマンドキューにメ
ッセージの作成を示すコマンドオブジェクトがあったか
否かを判断する。そして、フラグが「1」であればステ
ップ73へと進み(Yes)、ファイル上のコマンドキ
ュー16からメッセージの作成を示すコマンドオブジェ
クトを削除する。一方、フラグが「0」であれば本ルー
チンを終了する(No)。
【0069】以上説明したステップ61〜ステップ73
の処理によれば、ファイル上のコマンドキュー16にメ
ッセージの削除を示すコマンドオブジェクトがある場
合、メッセージの削除を実行する前に行われるメッセー
ジの更新処理は、実質的に何の作用も及ぼさないので、
かかるメッセージの更新を示すコマンドオブジェクトを
削除することで、他のサイトへ送信する情報量が削減さ
れる。また、コマンドキュー16に、メッセージの作成
を示すコマンドオブジェクトが見つからなかったときに
は、既にメッセージの作成が行われていると判断できる
ので、メッセージの削除を示すコマンドオブジェクトを
削除しないようにし、不具合が生じないようにしてい
る。さらに、削除対象のメッセージがトピックである場
合、トピックの階層下のメッセージ(リプライ)を全て
削除するようにしたので、他のサイトに送信する情報量
をさらに低減することができる。
【0070】図17は、情報の最適化処理において実行
されるメッセージの更新に係るキュー処理を行うサブル
ーチンである。ステップ81では、メモリ上のコマンド
キューにおいて、変更対象のメッセージと同一のオブジ
ェクトIDを有し、かつ、メッセージの変更を示すコマ
ンドオブジェクトを、変更対象のメッセージの次の項目
からサーチする。即ち、第1回目の処理では更新対象の
メッセージの次の項目に着目し、第2回目以降の処理で
は順次次の項目に着目する。
【0071】ステップ82では、メッセージの変更を示
すコマンドオブジェクトが見つかったか否かを判断す
る。そして、メッセージの変更を示すコマンドオブジェ
クトが見つかればステップ83へと進み(Yes)、フ
ァイル上のコマンドキュー16からメッセージの変更を
示すコマンドオブジェクトを削除する。一方、メッセー
ジの変更を示すコマンドオブジェクトが見つからなけれ
ばステップ84へと進む(No)。
【0072】ステップ84では、メモリ上のコマンドキ
ューの最後の項目まで処理したか否かを判断する。そし
て、最後の項目まで処理したならば本ルーチンを終了し
(Yes)、最後の項目まで処理していなければステッ
プ81へと戻る(No)。以上説明したステップ81〜
ステップ84の処理によれば、ファイル上のコマンドキ
ュー16に登録されているメッセージの変更を示すコマ
ンドオブジェクトの内、最新のコマンドオブジェクトを
除き、他のコマンドオブジェクトがコマンドキュー16
から削除される。即ち、複数回のメッセージの更新が行
われても、最新のコマンドオブジェクトさえあれば、フ
ォーラムを最新の内容にすることができるので、実質的
に何の作用も及ぼさないコマンドオブジェクトを削除す
ることで、他のサイトに送信する情報量を削減すること
ができる。
【0073】図18は、情報の最適化処理において実行
されるフォーラムの削除に係るキュー処理を行うサブル
ーチンである。ステップ91では、メモリ上のコマンド
キューにフォーラムの作成を示すコマンドオブジェクト
が登録されているか否かを示すフラグ(Flag)を、
「0」に設定する初期化を行う。
【0074】ステップ92では、メモリ上のコマンドキ
ューにおいて、削除対象のフォーラムと同一のオブジェ
クトIDを有する項目を、削除対象のフォーラムの次の
項目からサーチする。即ち、第1回目の処理では削除対
象のフォーラムの次の項目に着目し、第2回目以降の処
理では順次次の項目に着目する。ステップ93では、着
目している項目がフォーラムの作成を示すコマンドオブ
ジェクトであるか否かを判断する。そして、フォーラム
の作成であるときにはステップ94へと進み(Ye
s)、フラグを「1」に設定する。一方、フォーラムの
作成でないときにはステップ95へと進む(No)。
【0075】ステップ95では、着目している項目がフ
ォーラムの更新を示すコマンドオブジェクトであるか否
かを判断する。そして、フォーラムの更新であるときに
はステップ96へと進み(Yes)、ファイル上のコマ
ンドキュー16からフォーラムの更新を示すコマンドオ
ブジェクトを削除する。一方、メッセージの更新でない
ときにはステップ97へと進む(No)。
【0076】ステップ97では、メモリ上のコマンドキ
ューにおいて、削除対象であるフォーラムに含まれるメ
ッセージをサーチする。ステップ98では、削除対象の
フォーラム中にメッセージが見つかったか否かを判断す
る。そして、メッセージが見つかればステップ99へと
進み(Yes)、ファイル上のコマンドキュー16から
メッセージを削除する。一方、メッセージが見つからな
ければステップ100へと進む(No)。
【0077】ステップ100では、メモリ上のコマンド
キューの最後の項目まで処理したか否かを判断する。そ
して、最後の項目まで処理したならばステップ101へ
と進み(Yes)、最後の項目まで処理していなければ
ステップ92へと戻る(No)。ステップ101では、
フラグが「1」か否か、即ち、メモリ上のコマンドキュ
ーにフォーラムの作成を示すコマンドオブジェクトがあ
ったか否かを判断する。そして、フラグが「1」であれ
ばステップ102へと進み(Yes)、ファイル上のコ
マンドキュー16からフォーラムの作成を示すコマンド
オブジェクトを削除する。一方、フラグが「0」であれ
ば本ルーチンを終了する(No)。
【0078】以上説明したステップ91〜ステップ10
2の処理によれば、ファイル上のコマンドキュー16に
フォーラムの削除を示すコマンドオブジェクトがある場
合、フォーラムの削除を実行する前に行われるフォーラ
ムの更新処理は、実質的に何の作用も及ぼさないので、
かかるフォーラムの更新を示すコマンドオブジェクトを
削除することで、他のサイトへ送信する情報量が削減さ
れる。また、コマンドキューに、フォーラムの作成を示
すコマンドオブジェクトが見つからなかったときには、
既にフォーラムの作成が行われていると判断できるの
で、フォーラムの削除を示すコマンドオブジェクトを削
除しないようにし、不具合が生じないようにしている。
さらに、フォーラムを削除することは、フォーラムに含
まれるメッセージの削除をも意味するので、かかるメッ
セージを削除することで、他のサイトに送信する情報量
をさらに低減することができる。
【0079】図19は、情報の最適化処理において実行
されるフォーラムの更新に係るキュー処理を行うサブル
ーチンである。ステップ111では、メモリ上のコマン
ドキューにおいて、変更対象のフォーラムと同一のオブ
ジェクトIDを有し、かつ、フォーラムの変更を示すコ
マンドオブジェクトを、変更対象のフォーラムの次の項
目からサーチする。即ち、第1回目の処理では更新対象
のフォーラムの次の項目に着目し、第2回目以降の処理
では順次次の項目に着目する。
【0080】ステップ112では、フォーラムの変更を
示すコマンドオブジェクトが見つかったか否かを判断す
る。そして、フォーラムの変更を示すコマンドオブジェ
クトが見つかればステップ113へと進み(Yes)、
ファイル上のコマンドキュー16からフォーラムの変更
を示すコマンドオブジェクトを削除する。一方、フォー
ラムの変更を示すコマンドオブジェクトが見つからなけ
ればステップ114へと進む(No)。
【0081】ステップ114では、メモリ上のコマンド
キューの最後の項目まで処理したか否かを判断する。そ
して、最後の項目まで処理したならば本ルーチンを終了
し(Yes)、最後の項目まで処理していなければステ
ップ111へと戻る(No)。以上説明したステップ1
11〜ステップ114の処理によれば、ファイル上のコ
マンドキュー16に登録されているフォーラムの変更を
示すコマンドオブジェクトの内、最新のコマンドオブジ
ェクトを除き、他のコマンドオブジェクトがコマンドキ
ュー16から削除される。即ち、複数回のフォーラムの
更新が行われても、最新のコマンドオブジェクトさえあ
れば、フォーラムを最新の内容にすることができるの
で、実質的に何の作用も及ぼさないコマンドオブジェク
トを削除することで、他のサイトに送信する情報量を削
減することができる。
【0082】従って、図15〜図19に示す情報の最適
化処理によれば、情報の送信に関して不具合を生じさせ
ず、他のサイトに送信する情報量を大幅に低減すること
ができ、通信効率を飛躍的に向上することができる。図
20は、情報の順番保証処理のサブルーチンである。ス
テップ121では、管理テーブルの初期化を行う。即
ち、管理テーブルは、他のサイトに情報を送信する際
に、例えば、通信回線40の故障等により送信ができな
かったサイトを登録するものである。
【0083】ステップ122では、ファイル上のコマン
ドキュー16からコマンドオブジェクトを1つ読み込
み、送信先を特定する宛先を取得する。ステップ123
では、取得した宛先が管理テーブルに登録されているか
否かを判断する。そして、宛先が管理テーブルに登録さ
れているときにはステップ127へと進み(Yes)、
宛先が管理テーブルに登録されていないときにはステッ
プ124へと進む(No)。
【0084】ステップ124では、コマンドオブジェク
トから取得した宛先に、通信回線40を介して、コマン
ドオブジェクト及びこれに付随する情報(以下「コマン
ドオブジェクト」と略記する)を送信する。ステップ1
25では、送信が失敗したか否かを判断する。そして、
送信が失敗したならばステップ126へと進み(Ye
s)、送信が失敗した宛先を管理テーブルに登録する。
一方、送信が成功したならばステップ127へと進む
(No)。なお、送信が失敗したコマンドオブジェクト
は、ファイル上のコマンドキュー16から削除せず、本
ルーチンにおける次回の処理で再送信が行われる。
【0085】ステップ127では、ファイル上のコマン
ドキュー16の全てのコマンドオブジェクトを処理した
か否かを判断する。そして、全てのコマンドオブジェク
トを処理したならば本ルーチンを終了し(Yes)、全
てのコマンドオブジェクトを処理していなければステッ
プ122へと戻る(No)。以上説明したステップ12
1〜ステップ127の処理によれば、コマンドオブジェ
クトの送信に失敗した宛先は、管理テーブルに登録され
る。そして、コマンドオブジェクトは、管理テーブルに
登録されている宛先には送信されず、かつ、ファイル上
のコマンドキュー16から削除されない。従って、通信
回線40の故障等に起因してコマンドオブジェクトが正
常に送信されなかった場合であっても、通信情報の順番
保証が行われ、不具合が生じない。さらに、付加的な効
果であるが、通信エラーが生じた宛先には、今回の送信
処理において送信が行われないので、無駄な送信が行わ
れず、通信回線の占有時間を短縮することができる。な
お、今回の処理において送信されなかったコマンドオブ
ジェクトは、所定期間を経過した次回の送信処理で再送
信が行われる。これは、所定時間経過するまでに、通信
回線の故障等が直っている場合があるからである。
【0086】図21〜図25は、各サイトにおいて、サ
ーバ10のバックグラウンドで受信キュー20からコマ
ンドオブジェクトを1つ取り出し、その処理を行う際に
実行される処理を示す。図21は、メインルーチンであ
る。ステップ130では、受信キュー20からコマンド
オブジェクトを取り出す。
【0087】ステップ140では、宛先矛盾のチェック
処理を行うサブルーチン(図22)を実行する。ステッ
プ150では、情報内容矛盾のチェック処理を行うサブ
ルーチン(図23)を実行する。ステップ170では、
データベース12への登録処理を行うサブルーチン(図
24)を実行する。
【0088】ステップ190では、リカバリ情報の作成
処理を行うサブルーチン(図25)を実行する。図22
は、宛先矛盾のチェック処理を行うサブルーチンであ
る。ステップ141では、受信キュー20から取り出し
たコマンドオブジェクトに含まれるオブジェクトIDを
解析し、送信元のサイト及び処理対象となるフォーラム
を取得する。
【0089】ステップ142では、データベース12に
登録されている処理対象のフォーラムにおいて、登録さ
れている宛先情報内に、ステップ141で取得した送信
元のサイトがあるか否かをチェックする。ステップ14
3では、宛先情報内に送信元のサイトがあれば本ルーチ
ンを終了し(Yes)、宛先情報内に送信元のサイトが
なければステップ144へと進む(No)。
【0090】ステップ144では、データベース12に
登録されている処理対象のフォーラムに、その宛先情報
としてステップ141で取得した送信元のサイトを追加
登録する。この処理と共に、例えば、クライアント30
に宛先に矛盾が発生した旨を表示するようにし、電子会
議システムの管理者が早期に矛盾発生を知ることができ
るようにしてもよい。
【0091】なお、ステップ141〜ステップ143の
処理が、宛先矛盾判定手段、宛先矛盾判定工程、宛先矛
盾判定機能に相当し、また、ステップ144の処理が宛
先矛盾修正手段、宛先矛盾修正工程、宛先矛盾修正機能
に相当する。以上説明したステップ141〜ステップ1
43の処理によれば、あるサイトにおいて、リカバリデ
ィスクによるフォーラムの復旧が行われ、宛先情報に矛
盾が発生しても、送信されたコマンドオブジェクトに基
づいて、自動的に宛先情報の矛盾判定及び修正が行われ
る。従って、送信されるべき情報が送信されないという
事態の発生が防止され、電子会議システムの信頼性を向
上することができる。
【0092】図23は、情報内容の矛盾チェック処理を
行うサブルーチンである。情報内容の矛盾は、例えば、
次のような場合に発生する。先ず、サイトA〜サイトE
によって電子会議システムが構築され、サイトAからサ
イトBを経てサイトCへ情報が伝達されると共に、サイ
トAからサイトDを経てサイトEに情報が伝達される情
報伝達経路を考える。この状態において、例えば、サイ
トDでリカバリディスクに基づいてデータベース12を
復旧したところ、リカバリディスクが古いため、サイト
Dの情報交換先としてサイトEが登録されていない状態
に戻ってしまう場合がある。すると、サイトDからサイ
トEには情報が伝達されず、サイトEの利用者は情報が
伝達されなかったことに気が付かないことが多く、結果
として、重要な情報が伝達されないおそれがあった。
【0093】そこで、以下説明する情報内容の矛盾チェ
ック処理により、情報内容の矛盾発生を自動的に判定し
或いは修正することで、電子会議システムの信頼性を向
上するようにした。ステップ151では、受信キュー2
0から取り出したコマンドオブジェクトに含まれるオブ
ジェクトIDを解析し、処理対象となるフォーラムのオ
ブジェクトIDを取得する。即ち、取得したフォーラム
のオブジェクトIDが示すフォーラムに対して、オブジ
ェクトの作成、更新等の処理が行われる。
【0094】ステップ152では、データベース12中
に処理対象となるフォーラムが存在するか否かを判断す
る。そして、フォーラムが存在するときにはステップ1
54へと進み(Yes)、フォーラムが存在しないとき
にはステップ153へと進む(No)。ステップ153
では、後述する削除情報の中に、処理対象となるフォー
ラムが存在するか否かを判断する。そして、削除情報の
中にフォーラムが存在するときには本ルーチンを終了し
(Yes)、フォーラムが存在しないときには情報内容
に矛盾が発生したと判断し、ステップ160へと進む
(No)。
【0095】ここで、削除情報とは、あるサイトにおい
て、データベース12に対する処理によって、データベ
ース12中からオブジェクトが削除された場合、オブジ
ェクトが削除されたことを登録する情報である。従っ
て、削除情報の中に処理対象となるフォーラムが存在す
る場合には、他のサイトから情報が送信される前に、フ
ォーラムが削除されたものであるから、情報には矛盾が
発生していないと判断することができる。なお、処理対
象がメッセージである場合にも、同様に考えることがで
きる。
【0096】ステップ154では、受信キュー20から
取り出したコマンドオブジェクトに含まれるオブジェク
トIDを解析し、処理対象となるトピックのオブジェク
トIDを取得する。ステップ155では、処理対象とな
るフォーラムの中に、処理対象となるトピックが存在す
るか否かを判断する。そして、処理対象となるトピック
が存在するときにはステップ157へと進み(Ye
s)、トピックが存在しないときにはステップ156へ
と進む(No)。
【0097】ステップ156では、削除情報の中に、処
理対象となるトピックが存在するか否かを判断する。そ
して、削除情報の中にトピックが存在するときには本ル
ーチンを終了し(Yes)、トピックが存在しないとき
には情報内容に矛盾が発生したと判断し、ステップ16
0へと進む(No)。ステップ157では、受信キュー
20から取り出したコマンドオブジェクトに含まれるオ
ブジェクトIDを解析し、処理対象となるメッセージの
親のメッセージのIDを取得する。
【0098】ステップ158では、処理対象となるフォ
ーラムの中に、取得した親メッセージのIDが示す親メ
ッセージが存在するか否かを判断する。そして、親メッ
セージが存在するときには本ルーチンを終了し(Ye
s)、親メッセージが存在しないときにはステップ15
9へと進む(No)。ステップ159では、削除情報の
中に、親メッセージが存在するか否かを判断する。そし
て、削除情報の中に親メッセージが存在するときには本
ルーチンを終了し(Yes)、親メッセージが存在しな
いときには情報内容に矛盾が発生したと判断し、ステッ
プ160へと進む(No)。
【0099】ステップ160では、コマンドオブジェク
トに含まれるオブジェクトIDを解析して送信元のサイ
トを示すオブジェクトIDを取得し、送信元のサイトか
ら処理対象となるフォーラム全体を取得する。ステップ
161では、データベース12に登録されているフォー
ラムと、送信元のサイトから取得したフォーラムと、を
マージ(併合)しつつデータベースの更新登録を行う。
【0100】以上説明したステップ151〜ステップ1
61の処理によれば、コマンドオブジェクトが示す処理
対象のオブジェクトが、データベース12に登録されて
いない場合、情報内容に矛盾が発生したと判断すること
ができる。そして、情報内容に矛盾が発生したと判断さ
れた場合、送信元からフォーラム全体を取得し、取得し
たフォーラムに基づきベータベースに対してマージしつ
つ更新処理を行い、情報内容の修正を行う。従って、情
報内容の矛盾が自動的に判定及び修正されるので、電子
会議システムの信頼性を向上することができる。
【0101】図24は、データベースへの登録処理を行
うサブルーチンである。ステップ171では、受信キュ
ー20から取り出したコマンドオブジェクトに含まれる
オブジェクトIDを解析し、操作の種類(オブジェクト
の作成、削除、更新或いは移動の別をいう。以下同様)
を取得する。ステップ172では、操作の種類はオブジ
ェクトの作成であるか否かを判断する。そして、オブジ
ェクトの作成であればステップ173へと進み(Ye
s)、オブジェクトの作成でなければステップ179へ
と進む(No)。
【0102】ステップ173では、作成対象となるオブ
ジェクトは既に存在するか否かを判断する。そして、既
に存在していればステップ174へと進み(Yes)、
既に存在していなければステップ178へと進み(N
o)、オブジェクトの作成を行う。ステップ174で
は、データベース12から、作成対象となるオブジェク
トの親オブジェクトIDを取得する。
【0103】ステップ175では、取得した親オブジェ
クトIDと、送信されたオブジェクトコマンドに含まれ
る親オブジェクトIDと、を比較する。ステップ176
では、取得した親オブジェクトIDと送信された親オブ
ジェクトIDとが同一であるか否かを判断する。そし
て、オブジェクトIDが同一であれば本ルーチンを終了
し(Yes)、オブジェクトIDが同一でなければステ
ップ177へと進む(No)。
【0104】ステップ177では、オブジェクトの移動
処理を行う。即ち、オブジェクトの移動処理は、既に存
在する作成対象となるオブジェクトを、送信された作成
情報中の親オブジェクトの階層下に移動する。ステップ
179では、操作の種類はオブジェクトの削除であるか
否かを判断する。そして、オブジェクトの削除であれば
ステップ180へと進み(Yes)、オブジェクトの削
除でなければステップ184へと進み(No)、ステッ
プ184で操作の種類に応じた処理を実行する。
【0105】ステップ180では、データベース12か
ら、削除対象となるオブジェクトの親オブジェクトID
を取得する。ステップ181では、取得した親オブジェ
クトIDと、送信されたオブジェクトコマンドに含まれ
る親オブジェクトIDと、を比較する。ステップ182
では、取得した親オブジェクトIDと送信された親オブ
ジェクトIDとが同一であるか否かを判断する。そし
て、オブジェクトIDが同一であればステップ183に
進み(Yes)、オブジェクトの削除を行う。一方、オ
ブジェクトIDが同一でなければコマンドオブジェクト
を無視し、本ルーチンを終了する(No)。
【0106】以上説明したステップ171〜ステップ1
84の処理によれば、メインフォーラムが異なるフォー
ラム間でオブジェクトの移動があっても、オブジェクト
の移動元においては、オブジェクトの削除が実行され、
一方、オブジェクトの移動先においては、オブジェクト
の作成が行われる。従って、情報伝達の順序に関わら
ず、結果としてオブジェクトの移動が正しく実行され
る。
【0107】図25は、リカバリ情報の作成処理を示す
サブルーチンである。ステップ191では、受信キュー
20から取り出したコマンドオブジェクトに含まれるオ
ブジェクトIDを解析して、操作の種類を取得する。ス
テップ192では、操作の種類はオブジェクトの作成で
あるか否かを判断する。そして、オブジェクトの作成で
あればステップ193へと進み(Yes)、作成対象の
オブジェクトをリカバリディスクに登録する。一方、オ
ブジェクトの作成でなければステップ194へと進む
(No)。
【0108】ステップ194では、操作の種類はオブジ
ェクトの削除であるか否かを判断する。そして、オブジ
ェクトの削除であればステップ195へと進み(Ye
s)、オブジェクトの削除でなければ本ルーチンを終了
する(No)。ステップ195では、削除対象のオブジ
ェクトをリカバリディスクから削除する。
【0109】以上説明したステップ191〜ステップ1
95の処理によれば、受信キュー20からコマンドオブ
ジェクトを取り出して処理する度に、リカバリディスク
の更新が行われるので、リカバリディスクを常に最新の
状態に保つことができる。従って、かかるリカバリディ
スクに基づいて、フォーラムの復旧を行うようにすれ
ば、フォーラムを最新の状態に復旧できる。
【0110】なお、本実施形態においては、リカバリデ
ィスクの更新は、受信キュー20からコマンドオブジェ
クトを取り出す度に実行されたが、電子会議システムの
管理者の操作により、リカバリディスクの更新を実行す
るようにしてもよい。また、リカバリディスクは、デー
タベース12を構築するディスクと物理的に別体のディ
スクによって構成することが望ましい。
【0111】図26は、電子会議システムの管理者の操
作により、リカバリディスクの作成を行うメインルーチ
ンである。ステップ200では、データベース12か
ら、登録されている全てのフォーラムをサーチする。ス
テップ201では、サーチしたフォーラムの情報交換先
であるサイトを特定する宛先をリカバリディスクに登録
する。
【0112】ステップ202では、サーチしたフォーラ
ムを示すオブジェクトIDをリカバリディスクに登録す
る。ステップ203では、サーチしたフォーラムに含ま
れる全てのメッセージをサーチする。ステップ204で
は、サーチした全てのメッセージを示すオブジェクトI
Dをリカバリディスクに登録する。
【0113】以上説明したステップ200〜ステップ2
04の処理によれば、電子会議システムの管理者からリ
カバリディスクの作成指示があると、データベース12
に登録されているフォーラムを示す全てのオブジェクト
ID、及び、フォーラムに含まれるメッセージを示す全
てのオブジェクトIDが、リカバリディスクに登録され
る。従って、ディスクがクラッシュしてフォーラム情報
が失われても、リカバリディスクに基づいて、後述する
復旧処理により、データベースに登録されているフォー
ラム、及び、フォーラムに含まれるメッセージが復旧さ
れる。
【0114】図27は、リカバリディスクに基づいてデ
ータベース12の復旧を行うメインルーチンを示してい
る。なお、図27の処理は、電子会議システムの管理者
の指示によって実行される。ステップ210では、リカ
バリディスクから登録されているフォーラムをサーチす
る。
【0115】ステップ211では、リカバリディスクに
登録されている情報交換先であるサイトを特定する宛先
を読み込み、登録されているいずれかのサイトに接続す
る。接続先のサイトは、例えば、通信回線40の空き状
況等に応じて決定すればよい。ステップ212では、接
続したサイトから、ステップ210においてサーチした
フォーラムに含まれる全てのオブジェクトを取得する。
【0116】ステップ213では、取得したオブジェク
トからリカバリディスクに登録されていないオブジェク
トを削除する。ステップ214では、リカバリディスク
に登録されている全てのフォーラムに対して処理を行っ
たか否かを判断する。そして、全てのフォーラムの処理
が行われたときには本ルーチンを終了し(Yes)、全
てのフォーラムの処理が行われていないときにはステッ
プ210へと戻り(No)、ステップ210〜ステップ
213の処理を繰り返す。
【0117】以上説明したステップ210〜ステップ2
14の処理によれば、電子会議システムの管理者の指示
があったときには、リカバリディスクに登録されている
フォーラムに基いて、通信回線40を介して他のサイト
からフォーラム全体が取得される。そして、リカバリデ
ィスクに登録されていないオブジェクトが、取得された
フォーラムから削除される。このようにしたのは、蓄積
交換型の通信方式を採用しているため、あるサイトにお
ける操作が、他のサイトに反映されていない場合がある
ためである。
【0118】このようにすることで、データベースをリ
カバリディスクを作成した時点の状態に復旧することが
でき、障害発生直前の状態に戻すことができる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項6に記載の発明によれば、情報交換先を特定する宛先
に矛盾が発生したことが自動的に判定されるので、例え
ば、電子会議システムの管理者が宛先矛盾の発生を早期
に発見でき、電子会議システムの保守が早期に行われる
ので、伝達されるべき情報が伝達されないという状況が
少なくなり、電子会議システムの信頼性を向上すること
ができる。
【0120】請求項2記載の発明によれば、情報交換先
を特定する宛先に矛盾が発生したことを簡単に判定する
ことができ、システム資源の負荷増大を最小にすること
ができる。請求項3又は請求項7に記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加え、情報交換先を特
定する宛先に矛盾が発生したときには、宛先矛盾が自動
的に修正されるので、電子会議システムの保守が容易に
なると共に、伝達されるべき情報が伝達されないという
状況の発生を防止することができる。
【0121】請求項4記載の発明によれば、情報交換先
を特定する宛先に矛盾が発生したことの判定を簡単に行
うことができ、システム資源の負荷増大を最小にするこ
とができる。請求項5記載の発明によれば、宛先矛盾の
修正を簡単に行うことができ、システム資源の負荷増大
を最小にすることができる。
【0122】請求項8記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、本発明に係る宛先矛盾判定プロ
グラムを流通させることができ、かかるプログラムを記
録した媒体を取得した者は、宛先矛盾判定装置を容易に
構築することができる。請求項9記載の発明によれば、
請求項3記載の発明の効果に加え、本発明に係る宛先矛
盾修正プログラムを流通させることができ、かかるプロ
グラムを記録した媒体を取得した者は、宛先矛盾修正装
置を容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子会議システムの一実施形態を示す
システム図である。
【図2】同上のフォーラムの階層構造を示す説明図であ
る。
【図3】同上のメッセージの階層構造を示す説明図であ
る。
【図4】同上のデータベースに登録されるオブジェクト
の詳細を示す説明図である。
【図5】同上のオブジェクトを示すオブジェクトIDの
説明図である。
【図6】同上の情報交換先である宛先情報の説明図であ
る。
【図7】同上の情報交換の流れを示す処理流れ図であ
る。
【図8】サーバにおける処理内容を示すメインルーチン
のフローチャートである。
【図9】同上のメインルーチンから実行されるオブジェ
クトの作成処理を示すサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図10】同上のメインルーチンから実行されるオブジ
ェクトの削除処理を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図11】同上のメインルーチンから実行されるオブジ
ェクトの更新処理を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図12】同上のメインルーチンから実行されるオブジ
ェクトの移動処理を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図13】同上の移動処理の必要性を示す説明図であ
る。
【図14】サーバにおいて情報の送信を行うときに実行
されるメインルーチンを示すフローチャートである。
【図15】同上のメインルーチンから実行される情報の
最適化処理を示すサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図16】同上の最適化処理のサブルーチンから実行さ
れるメッセージの削除キュー処理を示すサブルーチンの
フローチャートである。
【図17】同上の最適化処理のサブルーチンから実行さ
れるメッセージの更新キュー処理を示すサブルーチンの
フローチャートである。
【図18】同上の最適化処理のサブルーチンから実行さ
れるフォーラムの削除キュー処理を示すサブルーチンの
フローチャートである。
【図19】同上の最適化処理のサブルーチンから実行さ
れるフォーラムの更新キュー処理を示すサブルーチンの
フローチャートである。
【図20】同上のメインルーチンから実行される情報の
順番保証処理を示すサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図21】受信キューからコマンドオブジェクトを取り
出す度に実行されるメインルーチンを示すフローチャー
トである。
【図22】同上のメインルーチンから実行される宛先矛
盾のチェック処理を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図23】同上のメインルーチンから実行される情報内
容矛盾のチェック処理を示すサブルーチンのフローチャ
ートである。
【図24】同上のメインルーチンから実行されるデータ
ベースへの登録処理を示すサブルーチンのフローチャー
トである。
【図25】同上のメインルーチンから実行されるリカバ
リ情報の作成処理を示すサブルーチンのフローチャート
である。
【図26】電子会議システムの管理者の指示により実行
されるリカバリ情報の作成処理を示すフローチャートで
ある。
【図27】電子会議システムの管理者の指示により実行
されるリカバリ処理を示すフローチャートである。
【図28】従来の電子会議システムの一実施形態を示す
システム図である。
【図29】同上の電子会議システムにおいて宛先に矛盾
が発生した状態を示すシステム図である。
【符号の説明】
10・・・サーバ 12・・・データベース 14・・・サーバソフト 58・・・宛先情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富田 克彦 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 勝池 俊元 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内 (72)発明者 村井 弘普 静岡県静岡市南町18番1号 株式会社富士 通静岡エンジニアリング内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイルシステムを管理する複数のサーバ
    を含んで構成され、前記ファイルシステムに保持される
    情報交換先のサーバを特定する宛先に基いて、前記サー
    バ間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を行う電
    子会議システムにおける宛先矛盾判定装置であって、 前記サーバ間で交換される情報には、情報交換先のサー
    バを特定する宛先が含まれると共に、前記ファイルシス
    テムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛先と
    に基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定する
    宛先矛盾判定手段を含んで構成されたことを特徴とする
    電子会議システムにおける宛先矛盾判定装置。
  2. 【請求項2】前記宛先矛盾判定手段は、受信した情報に
    含まれる宛先と前記ファイルシステムに含まれる宛先と
    が不一致のときに、宛先に矛盾が発生したと判定する構
    成である請求項1記載の電子会議システムにおける宛先
    矛盾判定装置。
  3. 【請求項3】ファイルシステムを管理する複数のサーバ
    を含んで構成され、前記ファイルシステムに保持される
    情報交換先のサーバを特定する宛先に基いて、前記サー
    バ間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を行う電
    子会議システムにおける宛先矛盾修正装置であって、 前記サーバ間で交換される情報には、情報交換先のサー
    バを特定する宛先が含まれると共に、前記ファイルシス
    テムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛先と
    に基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定する
    宛先矛盾判定手段と、該宛先矛盾判定手段により宛先に
    矛盾が発生していると判定されたときに、受信した情報
    に含まれる宛先に基いて、前記ファイルシステムに保持
    される宛先を修正する宛先矛盾修正手段と、を含んで構
    成されたことを特徴とする電子会議システムにおける宛
    先矛盾修正装置。
  4. 【請求項4】前記宛先矛盾判定手段は、受信した情報に
    含まれる宛先と前記ファイルシステムに含まれる宛先と
    が不一致のときに、宛先に矛盾が発生したと判定する構
    成である請求項3記載の電子会議システムにおける宛先
    矛盾修正装置。
  5. 【請求項5】前記宛先矛盾修正手段は、前記ファイルシ
    ステムに保持される宛先に、受信した情報に含まれる宛
    先を追加する構成である請求項3又は請求項4に記載の
    電子会議システムにおける宛先矛盾修正装置。
  6. 【請求項6】ファイルシステムを管理する複数の管理工
    程含んで構成され、前記ファイルシステムに保持される
    情報交換先の管理工程を特定する宛先に基いて、前記管
    理工程間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を行
    う電子会議システムにおける宛先矛盾判定方法であっ
    て、 前記管理工程間で交換される情報には、情報交換先の管
    理工程を特定する宛先が含まれると共に、前記ファイル
    システムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛
    先とに基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定
    する宛先矛盾判定工程を含んで構成されたことを特徴と
    する電子会議システムにおける宛先矛盾判定方法。
  7. 【請求項7】ファイルシステムを管理する複数の管理工
    程を含んで構成され、前記ファイルシステムに保持され
    る情報交換先の管理工程を特定する宛先に基いて、前記
    管理工程間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を
    行う電子会議システムにおける宛先矛盾修正方法であっ
    て、 前記管理工程間で交換される情報には、情報交換先の管
    理工程を特定する宛先が含まれると共に、前記ファイル
    システムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛
    先とに基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定
    する宛先矛盾判定工程と、該宛先矛盾判定工程により宛
    先に矛盾が発生していると判定されたときに、受信した
    情報に含まれる宛先に基いて、前記ファイルシステムに
    保持される宛先を修正する宛先矛盾修正工程と、を含ん
    で構成されたことを特徴とする電子会議システムにおけ
    る宛先矛盾修正方法。
  8. 【請求項8】ファイルシステムを管理する複数の管理機
    能を含んで構成され、前記ファイルシステムに保持され
    る情報交換先の管理機能を特定する宛先に基いて、前記
    管理機能間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を
    行う電子会議システムにおける宛先矛盾判定プログラム
    を記録した媒体であって、 前記管理機能間で交換される情報には、情報交換先の管
    理機能を特定する宛先が含まれると共に、前記ファイル
    システムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛
    先とに基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定
    する宛先矛盾判定機能を実現するための電子会議システ
    ムにおける宛先矛盾判定プログラムを記録した媒体。
  9. 【請求項9】ファイルシステムを管理する複数の管理機
    能を含んで構成され、前記ファイルシステムに保持され
    る情報交換先の管理機能を特定する宛先に基いて、前記
    管理機能間で蓄積交換型の通信方式を用いて情報交換を
    行う電子会議システムにおける宛先矛盾修正プログラム
    を記録した媒体であって、 前記管理機能間で交換される情報には、情報交換先の管
    理機能を特定する宛先が含まれると共に、前記ファイル
    システムに保持される宛先と受信した情報に含まれる宛
    先とに基いて、宛先に矛盾が発生しているか否かを判定
    する宛先矛盾判定機能と、該宛先矛盾判定機能により宛
    先に矛盾が発生していると判定されたときに、受信した
    情報に含まれる宛先に基いて、前記ファイルシステムに
    保持される宛先を修正する宛先矛盾修正機能と、を実現
    するための電子会議システムにおける宛先矛盾修正プロ
    グラムを記録した媒体。
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