JPH11127082A - データ多重化装置 - Google Patents
データ多重化装置Info
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- JPH11127082A JPH11127082A JP29298997A JP29298997A JPH11127082A JP H11127082 A JPH11127082 A JP H11127082A JP 29298997 A JP29298997 A JP 29298997A JP 29298997 A JP29298997 A JP 29298997A JP H11127082 A JPH11127082 A JP H11127082A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、データ多重化装置に関し、出力段の
情報伝送速度に応じた情報量の出力データを得ることが
できるようにする。 【解決手段】データ多重化装置(3)の出力段側の情報
伝送速度にデータ多重化装置に入力される複数の入力デ
ータ(S4A〜S4C)の情報量をそれぞれデータ多重
化装置内部で適応的に削減することにより、入力データ
の符号量によらず出力段の情報伝送速度に応じた情報量
の出力データ(S31)を得ることができる。かくする
につき、データ多重化装置から出力される出力データの
伝送路における伝送品質に応じて当該出力データに誤り
訂正符号が付加される場合においても、当該誤り訂正符
号を付加した分、出力データの情報量を削減することが
できる。
情報伝送速度に応じた情報量の出力データを得ることが
できるようにする。 【解決手段】データ多重化装置(3)の出力段側の情報
伝送速度にデータ多重化装置に入力される複数の入力デ
ータ(S4A〜S4C)の情報量をそれぞれデータ多重
化装置内部で適応的に削減することにより、入力データ
の符号量によらず出力段の情報伝送速度に応じた情報量
の出力データ(S31)を得ることができる。かくする
につき、データ多重化装置から出力される出力データの
伝送路における伝送品質に応じて当該出力データに誤り
訂正符号が付加される場合においても、当該誤り訂正符
号を付加した分、出力データの情報量を削減することが
できる。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図6) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ多重化装置に
関し、例えばデイジタル衛星放送システムに適用して好
適なものである。
関し、例えばデイジタル衛星放送システムに適用して好
適なものである。
【0004】
【従来の技術】近年、この種のデイジタル衛星放送シス
テムは、画像データ及び音声データからなる番組データ
を圧縮符号化する方式として、MPEG2(Moving Pict
ure Experts Group Phase 2)方式を採用している。この
MPEG2方式を用いたデイジタル衛星放送システム
は、複数のチヤンネルの番組データを圧縮符号化した
後、これら圧縮符号化した複数のチヤンネルの番組デー
タを多重化して伝送するようになされている。このデイ
ジタル衛星放送システムでは、1つの放送衛星に対して
複数のトランスポンダが搭載されており、1つのトラン
スポンダが有する帯域幅で6〜8チヤンネルの番組デー
タを伝送し得ることから、合計して 100〜300チヤンネ
ル程度の多チヤンネル放送を実現することができる。
テムは、画像データ及び音声データからなる番組データ
を圧縮符号化する方式として、MPEG2(Moving Pict
ure Experts Group Phase 2)方式を採用している。この
MPEG2方式を用いたデイジタル衛星放送システム
は、複数のチヤンネルの番組データを圧縮符号化した
後、これら圧縮符号化した複数のチヤンネルの番組デー
タを多重化して伝送するようになされている。このデイ
ジタル衛星放送システムでは、1つの放送衛星に対して
複数のトランスポンダが搭載されており、1つのトラン
スポンダが有する帯域幅で6〜8チヤンネルの番組デー
タを伝送し得ることから、合計して 100〜300チヤンネ
ル程度の多チヤンネル放送を実現することができる。
【0005】ところでこのデイジタル衛星放送システム
では、台風や集中豪雨などの天候不順によつて伝送路の
品質が著しく劣化する場合には、送信側で送信電力を通
常時の約10倍に上げるなどして伝送することにより、
信号対雑音比(S/N比)の劣化を防止して伝送路の品
質を確保している。しかしながらこのデイジタル衛星放
送システムにおいては、たとえ送信電力を上げて伝送し
ても、伝送路の品質が送受信し得ない状態にまで劣化し
た場合には、受信側の画質が著しく劣化してしまう場合
がある。その結果、このデイジタル衛星放送システムで
は、画像の乱れによつて番組を視聴できなくなつてしま
うことがあり、台風や集中豪雨などの災害発生時に緊急
性の高い災害情報を視聴者に伝達し得ないおそれがあ
る。
では、台風や集中豪雨などの天候不順によつて伝送路の
品質が著しく劣化する場合には、送信側で送信電力を通
常時の約10倍に上げるなどして伝送することにより、
信号対雑音比(S/N比)の劣化を防止して伝送路の品
質を確保している。しかしながらこのデイジタル衛星放
送システムにおいては、たとえ送信電力を上げて伝送し
ても、伝送路の品質が送受信し得ない状態にまで劣化し
た場合には、受信側の画質が著しく劣化してしまう場合
がある。その結果、このデイジタル衛星放送システムで
は、画像の乱れによつて番組を視聴できなくなつてしま
うことがあり、台風や集中豪雨などの災害発生時に緊急
性の高い災害情報を視聴者に伝達し得ないおそれがあ
る。
【0006】このような問題を回避する方法として、誤
り訂正能力を強化する方法が考えられる。この方法は、
番組データに付加する誤り訂正符号の情報量を増加させ
て伝送することにより、誤り訂正能力を強化するもので
ある。その結果、このデイジタル衛星放送システムで
は、天候不順などによつて伝送路の品質が劣化した場合
でも、受信側で誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行うこ
とにより、画質の劣化を防止して、番組を連続して視聴
できる。
り訂正能力を強化する方法が考えられる。この方法は、
番組データに付加する誤り訂正符号の情報量を増加させ
て伝送することにより、誤り訂正能力を強化するもので
ある。その結果、このデイジタル衛星放送システムで
は、天候不順などによつて伝送路の品質が劣化した場合
でも、受信側で誤り訂正符号を用いて誤り訂正を行うこ
とにより、画質の劣化を防止して、番組を連続して視聴
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した方法
を用いるデイジタル衛星放送システムにおいては、伝送
路の伝送レートが固定されているため、冗長度を高くす
ることで誤り訂正能力を強化しようとすると、誤り訂正
符号の情報量を増加させる分だけ番組データの情報量を
削減させなければならず、伝送効率が劣化する問題があ
つた。
を用いるデイジタル衛星放送システムにおいては、伝送
路の伝送レートが固定されているため、冗長度を高くす
ることで誤り訂正能力を強化しようとすると、誤り訂正
符号の情報量を増加させる分だけ番組データの情報量を
削減させなければならず、伝送効率が劣化する問題があ
つた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、効率的に画質の劣化を防止し得るデータ多重化装置
を提案しようとするものである。
で、効率的に画質の劣化を防止し得るデータ多重化装置
を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、複数の入力データを多重化する多
重化装置において、多重化装置から出力される出力デー
タの情報伝送速度に応じて複数の入力データの情報量を
それぞれ削減する情報量削減手段を設けるようにした。
め本発明においては、複数の入力データを多重化する多
重化装置において、多重化装置から出力される出力デー
タの情報伝送速度に応じて複数の入力データの情報量を
それぞれ削減する情報量削減手段を設けるようにした。
【0010】このように多重化装置の出力段側の情報伝
送速度に応じて多重化装置に入力される複数の入力デー
タの情報量をそれぞれ多重化装置内部で適応的に削減す
ることにより、入力データの符号量によらず出力段の情
報伝送速度に応じた情報量の出力データを得ることがで
きる。
送速度に応じて多重化装置に入力される複数の入力デー
タの情報量をそれぞれ多重化装置内部で適応的に削減す
ることにより、入力データの符号量によらず出力段の情
報伝送速度に応じた情報量の出力データを得ることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
施の形態を詳述する。
【0012】図1において、1は全体としてデイジタル
衛星放送システムの送信装置を示し、符号化器2A〜2
Cと、多重化部3と、誤り訂正符号付加回路4と、変調
器5と、送信アンテナ6と、ECC(Encoder Chain Con
troller)7とから構成されている。
衛星放送システムの送信装置を示し、符号化器2A〜2
Cと、多重化部3と、誤り訂正符号付加回路4と、変調
器5と、送信アンテナ6と、ECC(Encoder Chain Con
troller)7とから構成されている。
【0013】まず送信装置1は、3チヤンネル分のテレ
ビジヨン番組を形成する画像データS1A〜S1C及び
音声データS2A〜S2Cをそれぞれ対応する符号化器
2A〜2Cに供給する。符号化器2A〜2Cは、図示し
ない上位のコントローラからECC7を介して供給され
る圧縮率データS3A〜S3Cに基づいて、画像データ
S1A〜S1Cに対してそれぞれDCT(Discrete Cosi
ne Transform) を施した後、量子化及び可変長符号化す
ることにより圧縮符号化し、その結果得られる画像符号
化データS4A〜S4Cを多重化部3にそれぞれ出力す
る。これと共に符号化器2A〜2Cは、供給される圧縮
率データS3A〜S3Cに基づいて音声データS2A〜
S2Cをそれぞれ圧縮符号化し、その結果得られる音声
符号化データS5A〜S5Cを多重化部3にそれぞれ出
力する。
ビジヨン番組を形成する画像データS1A〜S1C及び
音声データS2A〜S2Cをそれぞれ対応する符号化器
2A〜2Cに供給する。符号化器2A〜2Cは、図示し
ない上位のコントローラからECC7を介して供給され
る圧縮率データS3A〜S3Cに基づいて、画像データ
S1A〜S1Cに対してそれぞれDCT(Discrete Cosi
ne Transform) を施した後、量子化及び可変長符号化す
ることにより圧縮符号化し、その結果得られる画像符号
化データS4A〜S4Cを多重化部3にそれぞれ出力す
る。これと共に符号化器2A〜2Cは、供給される圧縮
率データS3A〜S3Cに基づいて音声データS2A〜
S2Cをそれぞれ圧縮符号化し、その結果得られる音声
符号化データS5A〜S5Cを多重化部3にそれぞれ出
力する。
【0014】多重化部3は、画像符号化データS4A〜
S4Cをそれぞれ対応するフオールバツク対応バツフア
8A〜8Cに入力すると共に、音声符号化データS5A
〜S5Cをそれぞれ対応するバツフア9A〜9Cに入力
して蓄積する。ところでECC7は、図示しない上位の
コントローラから供給される受信側の画質のレベルを示
す受信レベル信号S6から伝送速度情報信号S7を生成
し、これを多重化部3の制御部10に出力する。制御部
10は、供給される伝送速度情報信号S7から情報量削
減制御信号S8A〜S8Cを生成し、これらを対応する
フオールバツク対応バツフア8A〜8Cにそれぞれ出力
する。
S4Cをそれぞれ対応するフオールバツク対応バツフア
8A〜8Cに入力すると共に、音声符号化データS5A
〜S5Cをそれぞれ対応するバツフア9A〜9Cに入力
して蓄積する。ところでECC7は、図示しない上位の
コントローラから供給される受信側の画質のレベルを示
す受信レベル信号S6から伝送速度情報信号S7を生成
し、これを多重化部3の制御部10に出力する。制御部
10は、供給される伝送速度情報信号S7から情報量削
減制御信号S8A〜S8Cを生成し、これらを対応する
フオールバツク対応バツフア8A〜8Cにそれぞれ出力
する。
【0015】フオールバツク対応バツフア8A〜8C
は、全て同様に構成されており、制御部10から供給さ
れる情報量削減制御信号S8A〜S8Cに基づいて、画
像符号化データS4A〜S4Cの情報量をそれぞれ所定
量ずつ段階的に削減して一時的に蓄積する。この状態に
おいて、制御部10は、伝送速度情報信号S7から画像
読み出し信号S9A〜S9Cを生成し、これらをそれぞ
れ対応するフオールバツク対応バツフア8A〜8Cに出
力すると共に、音声読み出し信号S10A〜S10Cを
生成し、これらをそれぞれ対応するバツフア9A〜9C
に出力する。
は、全て同様に構成されており、制御部10から供給さ
れる情報量削減制御信号S8A〜S8Cに基づいて、画
像符号化データS4A〜S4Cの情報量をそれぞれ所定
量ずつ段階的に削減して一時的に蓄積する。この状態に
おいて、制御部10は、伝送速度情報信号S7から画像
読み出し信号S9A〜S9Cを生成し、これらをそれぞ
れ対応するフオールバツク対応バツフア8A〜8Cに出
力すると共に、音声読み出し信号S10A〜S10Cを
生成し、これらをそれぞれ対応するバツフア9A〜9C
に出力する。
【0016】フオールバツク対応バツフア8A〜8C
は、画像読み出し信号S9A〜S9Cに基づいて、画像
符号化データS4A〜S4Cの情報量をそれぞれ所定量
ずつ段階的に削減して蓄積されているもののうち、所望
のものを選択して読み出し、これを選択画像符号化デー
タS11A〜S11Cとして多重化セレクタ11に出力
する。バツフア9A〜9Cは、音声読み出し信号S10
A〜S10Cに基づいて、蓄積されている音声符号化デ
ータS5A〜S5Cを読み出して多重化セレクタ11に
出力する。
は、画像読み出し信号S9A〜S9Cに基づいて、画像
符号化データS4A〜S4Cの情報量をそれぞれ所定量
ずつ段階的に削減して蓄積されているもののうち、所望
のものを選択して読み出し、これを選択画像符号化デー
タS11A〜S11Cとして多重化セレクタ11に出力
する。バツフア9A〜9Cは、音声読み出し信号S10
A〜S10Cに基づいて、蓄積されている音声符号化デ
ータS5A〜S5Cを読み出して多重化セレクタ11に
出力する。
【0017】フオールバツク対応バツフア8Aは、図2
に示すように、画像符号化データS4Aをバツフア2
0、情報量削減部21及びVLD(Variable Length Dec
oder)22に入力する。VLD22は、画像符号化デー
タS4Aを可変長復号化し、その結果得られるDCT係
数群データS20を係数位置検出回路23に出力する。
係数位置検出回路23は、DCT係数群データS20か
らDCT係数の位置を検出し、これを係数位置データS
21として情報量削減部21に出力する。情報量削減部
21は、係数位置データS21に基づいて、画像符号化
データS4Aを形成するDCT係数に対応する次数
「1」〜「N」を伝送順に付加する。
に示すように、画像符号化データS4Aをバツフア2
0、情報量削減部21及びVLD(Variable Length Dec
oder)22に入力する。VLD22は、画像符号化デー
タS4Aを可変長復号化し、その結果得られるDCT係
数群データS20を係数位置検出回路23に出力する。
係数位置検出回路23は、DCT係数群データS20か
らDCT係数の位置を検出し、これを係数位置データS
21として情報量削減部21に出力する。情報量削減部
21は、係数位置データS21に基づいて、画像符号化
データS4Aを形成するDCT係数に対応する次数
「1」〜「N」を伝送順に付加する。
【0018】ところで情報量削減制御部24は、制御部
10(図1)から供給される情報量削減制御信号S8A
から情報量削減信号S22を生成し、これを情報量削減
部21に出力する。情報量削減部21は、情報量削減信
号S22に基づいて、画像符号化データS4Aから次数
が「1」以上のDCT係数を削減することにより削減画
像符号化データD1を生成し、これを対応するフオール
バツクバツフアB1に出力する。以下、同様にして情報
量削減部21は、情報量削減信号S22に基づいて、画
像符号化データS4Aから次数が「2」以上のDCT係
数を削減することにより削減画像符号化データD2を生
成し、また画像データS4Aから次数が「3」以上のD
CT係数を削減することにより削減画像符号化データD
3を生成し、同様に、画像符号化データS4Aから次数
が「4」〜「N」以上のDCT係数をそれぞれ削減する
ことにより削減画像符号化データD4〜DNを生成し、
これらをそれぞれ対応するフオールバツクバツフアB2
〜BNに出力する。因みに、この送信装置1は、圧縮符
号化方式としてMPEG2方式を用いていることから、
Nの値を例えば「63」と設定している。
10(図1)から供給される情報量削減制御信号S8A
から情報量削減信号S22を生成し、これを情報量削減
部21に出力する。情報量削減部21は、情報量削減信
号S22に基づいて、画像符号化データS4Aから次数
が「1」以上のDCT係数を削減することにより削減画
像符号化データD1を生成し、これを対応するフオール
バツクバツフアB1に出力する。以下、同様にして情報
量削減部21は、情報量削減信号S22に基づいて、画
像符号化データS4Aから次数が「2」以上のDCT係
数を削減することにより削減画像符号化データD2を生
成し、また画像データS4Aから次数が「3」以上のD
CT係数を削減することにより削減画像符号化データD
3を生成し、同様に、画像符号化データS4Aから次数
が「4」〜「N」以上のDCT係数をそれぞれ削減する
ことにより削減画像符号化データD4〜DNを生成し、
これらをそれぞれ対応するフオールバツクバツフアB2
〜BNに出力する。因みに、この送信装置1は、圧縮符
号化方式としてMPEG2方式を用いていることから、
Nの値を例えば「63」と設定している。
【0019】例えば、次数が「3」以上のDCT係数を
削減する場合について図3(A)〜(C)を用いて説明
する。図3(A)に示すように、画像符号化データS4
Aは、量子化係数、DC係数、DCT係数及びEOB(E
nd Of Block)によつて形成されており、量子化係数をマ
クロブロツク毎に置くと共に、DC係数、DCT係数及
びEOB(End Of Block)をブロツク毎に順次置くように
なされている。
削減する場合について図3(A)〜(C)を用いて説明
する。図3(A)に示すように、画像符号化データS4
Aは、量子化係数、DC係数、DCT係数及びEOB(E
nd Of Block)によつて形成されており、量子化係数をマ
クロブロツク毎に置くと共に、DC係数、DCT係数及
びEOB(End Of Block)をブロツク毎に順次置くように
なされている。
【0020】量子化係数は、そのマクロブロツクにおけ
る量子化ステツプ値を示すものである。DC係数は、直
前のブロツクのDC係数との差分をとつて得られたもの
である。DCT係数は、DCT及び量子化された画像デ
ータのうち、「8」画素×「8」ラインのブロツクをジ
グザク・スキヤンする際に得られる、連続した「0」の
個数を示す数(ラン)と、その直後の量子化値(レベ
ル)とを可変長符号化したものを1組の値としている。
またこのDCT係数にはそれぞれ次数「1」〜「N」が
伝送順に付加されており、当該DCT係数の周波数が高
くなることに対応して増加していく。
る量子化ステツプ値を示すものである。DC係数は、直
前のブロツクのDC係数との差分をとつて得られたもの
である。DCT係数は、DCT及び量子化された画像デ
ータのうち、「8」画素×「8」ラインのブロツクをジ
グザク・スキヤンする際に得られる、連続した「0」の
個数を示す数(ラン)と、その直後の量子化値(レベ
ル)とを可変長符号化したものを1組の値としている。
またこのDCT係数にはそれぞれ次数「1」〜「N」が
伝送順に付加されており、当該DCT係数の周波数が高
くなることに対応して増加していく。
【0021】これにより次数の低いDCT係数は、その
ブロツクにおいて平坦な変化が少ない領域の信号レベル
を示す一方、次数の高いDCT係数は、輪郭などの変化
が激しい領域(エツジ)の信号レベルを示している。従
つて、所定のブロツクにおけるDCT係数の最大次数
は、画像に応じてブロツク毎に異なる。因みに、これら
DCT係数は、可変長符号化されていることから、それ
ぞれ異なるデータ長を有している。また、ブロツクの最
後に置かれるEOBは、当該ブロツクの残りの量子化値
が全て「0」であることを示している。
ブロツクにおいて平坦な変化が少ない領域の信号レベル
を示す一方、次数の高いDCT係数は、輪郭などの変化
が激しい領域(エツジ)の信号レベルを示している。従
つて、所定のブロツクにおけるDCT係数の最大次数
は、画像に応じてブロツク毎に異なる。因みに、これら
DCT係数は、可変長符号化されていることから、それ
ぞれ異なるデータ長を有している。また、ブロツクの最
後に置かれるEOBは、当該ブロツクの残りの量子化値
が全て「0」であることを示している。
【0022】図3(B)は、画像符号化データS4Aを
形成するDCT係数のうち、次数が「3」以上のDCT
係数を示し、図3(C)は、次数が「3」以上のDCT
係数を削減した削減画像符号化データD3を示す。次数
の高いDCT係数は、高周波成分すなわち輪郭などのエ
ツジ付近の信号レベルを示していることから、次数の低
いDCT係数に比して、画質に対する影響度が少ない。
このためDCT係数は、次数の高いものから削減される
ようになされている。この場合、削減画像符号化データ
D3は、3ブロツクだけで比較すると、画像符号化デー
タS4Aから情報量Iだけ削減されていることがわか
る。
形成するDCT係数のうち、次数が「3」以上のDCT
係数を示し、図3(C)は、次数が「3」以上のDCT
係数を削減した削減画像符号化データD3を示す。次数
の高いDCT係数は、高周波成分すなわち輪郭などのエ
ツジ付近の信号レベルを示していることから、次数の低
いDCT係数に比して、画質に対する影響度が少ない。
このためDCT係数は、次数の高いものから削減される
ようになされている。この場合、削減画像符号化データ
D3は、3ブロツクだけで比較すると、画像符号化デー
タS4Aから情報量Iだけ削減されていることがわか
る。
【0023】このように情報量削減部21は、画像符号
化データS4A(図4(A))から、次数が「1」以上
のDCT係数を削減し、その結果得られる削減画像符号
化データD1(図4(B))をフオールバツクバツフア
B1に出力すると共に、次数が「2」以上のDCT係数
を削減し、その結果得られる削減画像符号化データD2
(図4(C))をフオールバツクバツフアB2に出力す
ると共に、次数が「3」以上のDCT係数を削減し、そ
の結果得られる削減画像符号化データD3(図4
(D))をフオールバツクバツフアB3に出力する。以
下、同様にして情報量削減部21は、画像符号化データ
S4Aから次数が「4」〜「N」以上のDCT係数をそ
れぞれ削減し、その結果得られる削減画像符号化データ
D4〜DNをそれぞれ対応するフオールバツクバツフア
B4〜BNに出力する。
化データS4A(図4(A))から、次数が「1」以上
のDCT係数を削減し、その結果得られる削減画像符号
化データD1(図4(B))をフオールバツクバツフア
B1に出力すると共に、次数が「2」以上のDCT係数
を削減し、その結果得られる削減画像符号化データD2
(図4(C))をフオールバツクバツフアB2に出力す
ると共に、次数が「3」以上のDCT係数を削減し、そ
の結果得られる削減画像符号化データD3(図4
(D))をフオールバツクバツフアB3に出力する。以
下、同様にして情報量削減部21は、画像符号化データ
S4Aから次数が「4」〜「N」以上のDCT係数をそ
れぞれ削減し、その結果得られる削減画像符号化データ
D4〜DNをそれぞれ対応するフオールバツクバツフア
B4〜BNに出力する。
【0024】ところでバツフア20(図2)は、画像符
号化データS4Aを一時的に蓄積した後、所望のタイミ
ングでセレクタ25に出力する。これと共にフオールバ
ツクバツフアB1〜BNは、削減画像符号化データD1
〜DNをそれぞれ一時的に蓄積した後、所望のタイミン
グでセレクタ25に出力する。この場合、情報量削減制
御部24は、制御部10(図1)から供給される画像読
み出し制御信号S9Aから読み出し選択信号S23を生
成し、これをセレクタ25に出力する。
号化データS4Aを一時的に蓄積した後、所望のタイミ
ングでセレクタ25に出力する。これと共にフオールバ
ツクバツフアB1〜BNは、削減画像符号化データD1
〜DNをそれぞれ一時的に蓄積した後、所望のタイミン
グでセレクタ25に出力する。この場合、情報量削減制
御部24は、制御部10(図1)から供給される画像読
み出し制御信号S9Aから読み出し選択信号S23を生
成し、これをセレクタ25に出力する。
【0025】セレクタ25は、読み出し選択信号S23
に基づいて、画像符号化データS4A及び削減画像符号
化データD1〜DNのうち、多重化部3の後段に設けら
れている誤り訂正符号付加回路4において付加される誤
り訂正符号の情報量とパケツトのデータ量との差分に基
づく情報量のものを選択し、これを選択画像符号化デー
タS11Aとして多重化セレクタ11に出力する。具体
的にはセレクタ25は、伝送路の品質が劣化して誤り訂
正符号の情報量を増加させる必要がある場合には、例え
ば、次数「1」以上のDCT係数を削減した情報量の少
ない削減画像符号化データD1を選択する一方、伝送路
の品質が良くて誤り訂正符号の情報量を増加させる必要
がない場合には、例えば、DCT係数を削減していない
情報量の多い画像符号化データS4Aを選択する。同様
にして、フオールバツク対応バツフア8B及び8Cは、
所望の選択画像符号化データS11B及びS11Cをそ
れぞれ多重化セレクタ11に出力する。
に基づいて、画像符号化データS4A及び削減画像符号
化データD1〜DNのうち、多重化部3の後段に設けら
れている誤り訂正符号付加回路4において付加される誤
り訂正符号の情報量とパケツトのデータ量との差分に基
づく情報量のものを選択し、これを選択画像符号化デー
タS11Aとして多重化セレクタ11に出力する。具体
的にはセレクタ25は、伝送路の品質が劣化して誤り訂
正符号の情報量を増加させる必要がある場合には、例え
ば、次数「1」以上のDCT係数を削減した情報量の少
ない削減画像符号化データD1を選択する一方、伝送路
の品質が良くて誤り訂正符号の情報量を増加させる必要
がない場合には、例えば、DCT係数を削減していない
情報量の多い画像符号化データS4Aを選択する。同様
にして、フオールバツク対応バツフア8B及び8Cは、
所望の選択画像符号化データS11B及びS11Cをそ
れぞれ多重化セレクタ11に出力する。
【0026】ところで制御部10(図1)は、伝送速度
情報信号S7から多重化切換信号S30を生成し、これ
を多重化セレクタ11に出力する。多重化セレクタ11
は、多重化切換信号S30に基づいて、供給される選択
画像符号化データS11A〜S11Cと、音声符号化デ
ータS5A〜S5Cとを順次交互に時分割多重化処理す
ることにより多重化データS31を生成し、これを誤り
訂正符号付加回路4に出力する。
情報信号S7から多重化切換信号S30を生成し、これ
を多重化セレクタ11に出力する。多重化セレクタ11
は、多重化切換信号S30に基づいて、供給される選択
画像符号化データS11A〜S11Cと、音声符号化デ
ータS5A〜S5Cとを順次交互に時分割多重化処理す
ることにより多重化データS31を生成し、これを誤り
訂正符号付加回路4に出力する。
【0027】この場合ECC7は、受信側の画質のレベ
ルを示す受信レベル信号S6から誤り訂正制御信号S3
2を生成し、これを誤り訂正符号付加回路4に出力す
る。誤り訂正符号付加回路4は、この誤り訂正制御信号
S32に基づいて多重化データS31に誤り訂正符号を
付加し、その結果得られる送信データS33を変調器5
に出力する。
ルを示す受信レベル信号S6から誤り訂正制御信号S3
2を生成し、これを誤り訂正符号付加回路4に出力す
る。誤り訂正符号付加回路4は、この誤り訂正制御信号
S32に基づいて多重化データS31に誤り訂正符号を
付加し、その結果得られる送信データS33を変調器5
に出力する。
【0028】このときECC7は、上述の受信レベル信
号S6から変調方式制御信号S34を生成し、これを変
調器5に出力する。変調器5は、変調方式制御信号S3
4に基づいて、送信データS33を例えばQPSK(Qua
driphase Phase Shift Keying)などによつてデイジタル
変調を施し、その結果得られる送信信号S35を送信ア
ンテナ6に供給する。これにより送信アンテナ6から送
信信号S35に応じた電波が放送衛星(図示せず)に向
けて発射される。
号S6から変調方式制御信号S34を生成し、これを変
調器5に出力する。変調器5は、変調方式制御信号S3
4に基づいて、送信データS33を例えばQPSK(Qua
driphase Phase Shift Keying)などによつてデイジタル
変調を施し、その結果得られる送信信号S35を送信ア
ンテナ6に供給する。これにより送信アンテナ6から送
信信号S35に応じた電波が放送衛星(図示せず)に向
けて発射される。
【0029】以上の構成において、送信装置1に続く伝
送系の伝送品質が悪天候等の影響によつて劣化した場
合、多重化部3の後段に設けられている誤り訂正符号付
加回路4において上記伝送品質に応じた誤り訂正符号が
付加される。この誤り訂正符号量は、伝送系の伝送品質
に応じて可変であり、誤り訂正符号が多く付加される場
合にはこれに応じて情報量を削減した削減画像符号化デ
ータD1〜DNのいずれかが選択される。
送系の伝送品質が悪天候等の影響によつて劣化した場
合、多重化部3の後段に設けられている誤り訂正符号付
加回路4において上記伝送品質に応じた誤り訂正符号が
付加される。この誤り訂正符号量は、伝送系の伝送品質
に応じて可変であり、誤り訂正符号が多く付加される場
合にはこれに応じて情報量を削減した削減画像符号化デ
ータD1〜DNのいずれかが選択される。
【0030】これにより、伝送系における伝送レートが
固定されているデイジタル衛星放送システムでは、付加
される誤り訂正符号量に応じた削減画像符号化データが
適応的に選択され、これにより削減画像符号化データに
誤り訂正符号を付加してなる情報量が伝送系の伝送レー
トを満足する情報量になる。
固定されているデイジタル衛星放送システムでは、付加
される誤り訂正符号量に応じた削減画像符号化データが
適応的に選択され、これにより削減画像符号化データに
誤り訂正符号を付加してなる情報量が伝送系の伝送レー
トを満足する情報量になる。
【0031】また、このとき削減画像符号化データとし
てDCT係数の高次係数から順次削減することにより、
伝送画像の劣化を防止しながら誤り訂正符号量に応じた
情報量の削減を行うことができる。
てDCT係数の高次係数から順次削減することにより、
伝送画像の劣化を防止しながら誤り訂正符号量に応じた
情報量の削減を行うことができる。
【0032】以上の構成によれば、悪天候等により急激
な伝送路品質の劣化が生じた場合、多重化部3において
情報量の削減を行うことができることにより、当該多重
化部3に接続された符号化器2A〜2Cがレート可変型
符号化器である場合、レート変更実施時の効果が発揮さ
れるまでの遅延による情報量の増加が多重化部3で吸収
される。
な伝送路品質の劣化が生じた場合、多重化部3において
情報量の削減を行うことができることにより、当該多重
化部3に接続された符号化器2A〜2Cがレート可変型
符号化器である場合、レート変更実施時の効果が発揮さ
れるまでの遅延による情報量の増加が多重化部3で吸収
される。
【0033】また、フイードバツクのかからないレート
固定型符号化器や蓄積型のメデイアを用いた符号化器を
接続している場合においても、多重化部3において速や
かに情報量の削減を行うことができることにより、受信
側において映像の断続や突発的なノイズの発生を防止し
得、これにより連続的な映像が維持される。
固定型符号化器や蓄積型のメデイアを用いた符号化器を
接続している場合においても、多重化部3において速や
かに情報量の削減を行うことができることにより、受信
側において映像の断続や突発的なノイズの発生を防止し
得、これにより連続的な映像が維持される。
【0034】従つて、当該多重化部3に接続される符号
化器の種類によらず、伝送系の伝送レートに応じた情報
量の出力データを得ることができる。
化器の種類によらず、伝送系の伝送レートに応じた情報
量の出力データを得ることができる。
【0035】また伝送路品質に応じた適応的な誤り訂正
と組み合わせることにより、著しい伝送路品質の劣化が
生じても、連続的な番組の伝送を可能とし得る。
と組み合わせることにより、著しい伝送路品質の劣化が
生じても、連続的な番組の伝送を可能とし得る。
【0036】なお上述の実施の形態においては、DCT
係数の切り捨てる次数に応じて複数のフオールバツクバ
ツフアB1〜BNを設ける場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、1つのバツフア内にDCT係数をそ
の次数情報と共に格納し、必要な次数のDCT係数のみ
を出力するようにしても良い。
係数の切り捨てる次数に応じて複数のフオールバツクバ
ツフアB1〜BNを設ける場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、1つのバツフア内にDCT係数をそ
の次数情報と共に格納し、必要な次数のDCT係数のみ
を出力するようにしても良い。
【0037】すなわち図2との対応部分に同一符号を付
して示す図5は、他の実施の形態によるフオールバツク
対応バツフア30Aを示し、VLD22及び係数位置検
出回路23の構成を除いて異なる構成を有しており、上
述の実施の形態によるデイジタル衛星放送システムの送
信装置1に設けられたフオールバツク対応バツフア8A
〜8Cに代えて用いられる。
して示す図5は、他の実施の形態によるフオールバツク
対応バツフア30Aを示し、VLD22及び係数位置検
出回路23の構成を除いて異なる構成を有しており、上
述の実施の形態によるデイジタル衛星放送システムの送
信装置1に設けられたフオールバツク対応バツフア8A
〜8Cに代えて用いられる。
【0038】フオールバツク対応バツフア30Aは、符
号化器2Aから供給される画像符号化データS4AをV
LD22及び次数情報付きバツフア31に入力する。V
LD22は、画像符号化データS4Aを可変長復号化
し、その結果得られるDCT係数群データS20を係数
位置検出回路23に出力する。係数位置検出回路23
は、DCT係数群データS20からDCT係数の位置を
検出し、これを係数位置データS21として次数情報付
きバツフア31に出力する。
号化器2Aから供給される画像符号化データS4AをV
LD22及び次数情報付きバツフア31に入力する。V
LD22は、画像符号化データS4Aを可変長復号化
し、その結果得られるDCT係数群データS20を係数
位置検出回路23に出力する。係数位置検出回路23
は、DCT係数群データS20からDCT係数の位置を
検出し、これを係数位置データS21として次数情報付
きバツフア31に出力する。
【0039】図6に示すように、次数情報付きバツフア
31は、係数位置データS21に基づいて、画像符号化
データS4Aのうち、DCT係数には次数情報として
「1」〜「N」を伝送順に付加して蓄積すると共に、量
子化係数、DC係数及びEOBには次数情報として
「0」を付加して蓄積する。この場合、次数情報付きバ
ツフア31は、画像符号化データS4Aのうち、次数
「1」以上のDCT係数の情報量を調べ、さらに次数
「2」〜「N」以上のDCT係数の情報量をそれぞれ順
次調べることにより削減情報信号S40を生成し、これ
を情報量削減制御部32に出力するようになされてい
る。
31は、係数位置データS21に基づいて、画像符号化
データS4Aのうち、DCT係数には次数情報として
「1」〜「N」を伝送順に付加して蓄積すると共に、量
子化係数、DC係数及びEOBには次数情報として
「0」を付加して蓄積する。この場合、次数情報付きバ
ツフア31は、画像符号化データS4Aのうち、次数
「1」以上のDCT係数の情報量を調べ、さらに次数
「2」〜「N」以上のDCT係数の情報量をそれぞれ順
次調べることにより削減情報信号S40を生成し、これ
を情報量削減制御部32に出力するようになされてい
る。
【0040】情報量削減制御部32は、制御部10から
供給される情報量削減制御信号S8A及び画像読み出し
信号S9A、並びに次数情報付きバツフア31から供給
される削減情報信号S40を基に、次数情報信号S41
を生成してバツフア読み出し制御部33に出力する。バ
ツフア読み出し制御部33は、次数情報信号S41から
読み出し制御信号S42を生成し、これを次数情報付き
バツフア31に出力する。次数情報付きバツフア31
は、読み出し制御信号S42に基づいて、所望の次数以
上のDCT係数を飛ばして読み出すことにより情報量の
削減を行い、その結果得られる削減画像符号化データS
43を多重化セレクタ11に出力することにより、必要
な次数のDCT係数を得ることができる。
供給される情報量削減制御信号S8A及び画像読み出し
信号S9A、並びに次数情報付きバツフア31から供給
される削減情報信号S40を基に、次数情報信号S41
を生成してバツフア読み出し制御部33に出力する。バ
ツフア読み出し制御部33は、次数情報信号S41から
読み出し制御信号S42を生成し、これを次数情報付き
バツフア31に出力する。次数情報付きバツフア31
は、読み出し制御信号S42に基づいて、所望の次数以
上のDCT係数を飛ばして読み出すことにより情報量の
削減を行い、その結果得られる削減画像符号化データS
43を多重化セレクタ11に出力することにより、必要
な次数のDCT係数を得ることができる。
【0041】また上述の実施の形態においては、MPE
G2方式を用いて画像データS1A〜S1C及び音声デ
ータS2A〜S2Cを圧縮符号化した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばMPEG1方式の
ような他の圧縮符号化方式を用いて圧縮符号化しても良
い。
G2方式を用いて画像データS1A〜S1C及び音声デ
ータS2A〜S2Cを圧縮符号化した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばMPEG1方式の
ような他の圧縮符号化方式を用いて圧縮符号化しても良
い。
【0042】また上述の実施の形態においては、DCT
を用いて画像データS1A〜S1Cを直交変換符号化し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ばカルーネンレーベ変換のような他の直交変換符号化方
式を用いても良い。
を用いて画像データS1A〜S1Cを直交変換符号化し
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ばカルーネンレーベ変換のような他の直交変換符号化方
式を用いても良い。
【0043】また上述の実施の形態においては、画像デ
ータS1A〜S1C及び音声データS2A〜S2Cに上
述したデータ処理を施して伝送した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、画像データS1A〜S1C
のみに上述したようなデータ処理を施して伝送しても良
い。
ータS1A〜S1C及び音声データS2A〜S2Cに上
述したデータ処理を施して伝送した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、画像データS1A〜S1C
のみに上述したようなデータ処理を施して伝送しても良
い。
【0044】また上述の実施の形態においては、画像デ
ータS1A〜S1C及び音声データS2A〜S2Cに所
定のデータ処理を施して放送衛星を介して伝送した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば有線
などを利用した通信回線を介して伝送しても良い。
ータS1A〜S1C及び音声データS2A〜S2Cに所
定のデータ処理を施して放送衛星を介して伝送した場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば有線
などを利用した通信回線を介して伝送しても良い。
【0045】また上述の実施の形態においては、3つの
符号化器2A〜2Cから得られる画像符号化データS4
A〜S4Cを多重化する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、他の種々の数の符号化器を用いる場合
に広く適用することができる。さらに上述の実施の形態
においては、誤り訂正符号量に応じて多重化出力情報の
伝送速度が変化する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、要は、出力段の情報伝送速度に応じた情報
量を削減するようにすれば良い。
符号化器2A〜2Cから得られる画像符号化データS4
A〜S4Cを多重化する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、他の種々の数の符号化器を用いる場合
に広く適用することができる。さらに上述の実施の形態
においては、誤り訂正符号量に応じて多重化出力情報の
伝送速度が変化する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、要は、出力段の情報伝送速度に応じた情報
量を削減するようにすれば良い。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、多重化装
置の出力段側の情報伝送速度に応じて多重化装置に入力
される複数の入力データの情報量をそれぞれ多重化装置
内部で適応的に削減することにより、入力データの符号
量によらず出力段の情報伝送速度に応じた情報量の出力
データを得ることができる。
置の出力段側の情報伝送速度に応じて多重化装置に入力
される複数の入力データの情報量をそれぞれ多重化装置
内部で適応的に削減することにより、入力データの符号
量によらず出力段の情報伝送速度に応じた情報量の出力
データを得ることができる。
【0047】かくするにつき、多重化装置から出力され
る出力データの伝送路における伝送品質に応じて当該出
力データに誤り訂正符号が付加される場合においても、
当該誤り訂正符号を付加した分、出力データの情報量を
削減することができる。
る出力データの伝送路における伝送品質に応じて当該出
力データに誤り訂正符号が付加される場合においても、
当該誤り訂正符号を付加した分、出力データの情報量を
削減することができる。
【図1】本発明によるデータ多重化装置を適用したデイ
ジタル衛星放送システムの送信装置を示すブロツク図で
ある。
ジタル衛星放送システムの送信装置を示すブロツク図で
ある。
【図2】フオールバツク対応バツフアの構成を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図3】次数が「3」以上のDCT係数を削減する場合
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図4】画像符号化データ及び削減画像符号化データを
示す略線図である。
示す略線図である。
【図5】他の実施の形態によるフオールバツク対応バツ
フアの構成を示すブロツク図である。
フアの構成を示すブロツク図である。
【図6】画像符号化データと次数との関係を示す略線図
である。
である。
1……送信装置、2A〜2C……符号化器、3……多重
化部、4……誤り訂正符号付加回路、5……変調器、6
……送信アンテナ、7……ECC、8A〜8C、30A
……フオールバツク対応バツフア、9A〜9C、20…
…バツフア、10……制御部、11……多重化セレク
タ、21……情報量削減部、22……VLD、23……
係数位置検出回路、24、32……情報量削減制御部、
B1〜BN……フオールバツクバツフア、25……セレ
クタ、31……次数情報付きバツフア、33……バツフ
ア読み出し制御部。
化部、4……誤り訂正符号付加回路、5……変調器、6
……送信アンテナ、7……ECC、8A〜8C、30A
……フオールバツク対応バツフア、9A〜9C、20…
…バツフア、10……制御部、11……多重化セレク
タ、21……情報量削減部、22……VLD、23……
係数位置検出回路、24、32……情報量削減制御部、
B1〜BN……フオールバツクバツフア、25……セレ
クタ、31……次数情報付きバツフア、33……バツフ
ア読み出し制御部。
Claims (3)
- 【請求項1】複数の入力データを多重化する多重化装置
において、 上記多重化装置から出力される出力データの情報伝送速
度に応じて上記複数の入力データの情報量をそれぞれ削
減する情報量削減手段を具えたことを特徴とするデータ
多重化装置。 - 【請求項2】上記複数の入力データは、それぞれ直交変
換符号化及び可変長符号化により符号化されたデータで
あり、 上記情報量削減手段は、上記入力データを可変長復号し
た後、当該復号データを調べることにより、上記入力デ
ータのうち上記出力データの情報伝送速度に応じた次数
を越える高次係数項のみを廃棄することを特徴とする請
求項1に記載のデータ多重化装置。 - 【請求項3】上記出力データの情報伝送速度は、上記出
力データに付加される誤り訂正符号量に応じて変化する
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ多重化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29298997A JPH11127082A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | データ多重化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29298997A JPH11127082A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | データ多重化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11127082A true JPH11127082A (ja) | 1999-05-11 |
Family
ID=17789040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29298997A Pending JPH11127082A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | データ多重化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11127082A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007104362A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | コード割当装置、シミュレーション装置、コード割当方法、シミュレーション方法、コード割当プログラムおよびシミュレーションプログラム |
US8121207B2 (en) | 2006-03-17 | 2012-02-21 | Lg Electronics Inc. | Method for transforming data, and method for transmitting and receiving data using the same |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP29298997A patent/JPH11127082A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007104362A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | コード割当装置、シミュレーション装置、コード割当方法、シミュレーション方法、コード割当プログラムおよびシミュレーションプログラム |
JP4589213B2 (ja) * | 2005-10-05 | 2010-12-01 | 三菱電機株式会社 | コード割当装置、コード割当方法およびコード割当プログラム |
US8121207B2 (en) | 2006-03-17 | 2012-02-21 | Lg Electronics Inc. | Method for transforming data, and method for transmitting and receiving data using the same |
JP4891389B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2012-03-07 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | データ変換方法及びこれを用いたデータ送受信方法 |
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