JPH11125811A - 液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子製造装置 - Google Patents

液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子製造装置

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JPH11125811A
JPH11125811A JP9292111A JP29211197A JPH11125811A JP H11125811 A JPH11125811 A JP H11125811A JP 9292111 A JP9292111 A JP 9292111A JP 29211197 A JP29211197 A JP 29211197A JP H11125811 A JPH11125811 A JP H11125811A
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JP
Japan
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insulating substrate
suction
liquid crystal
crystal display
display element
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JP9292111A
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Kenji Misono
健司 御園
Kenji Nishida
賢治 西田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 厚さ0.7mm以下の薄型ガラス基板または
プラスチックからなるプラスチック基板を用いた場合で
も、位置ずれすることなくステージ上に吸着固定する。 【解決手段】 吸着口2のうち、第1の領域3の吸着口
2aは、ステージ1内部に設けられている第1の連通路
にそれぞれ接続されている。そして、第1の連通路は、
切換弁を介して真空ポンプに接続されている。また、第
2の領域7の吸着口2bは、第2の連通路にそれぞれ接
続され、第2の連通路は切換弁を介して真空ポンプに接
続されている。また、第3の領域9の吸着口2cは、第
3の連通路にそれぞれ接続され、第3の連通路は切換弁
を介して真空ポンプに接続されている。切換弁によっ
て、真空ポンプを作動したときの真空吸着力が、各連通
路から各吸着口を通して作用する状態へ切り換えが行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子製造
プロセスで用いられる液晶表示素子の製造方法および液
晶表示素子製造装置に関するものであり、特にレジスト
塗布装置、露光装置、配向膜印刷装置、シール印刷機等
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示素子には、例えば300
mm×300mm×厚み1.0mm程度のガラス基板が
主に用いられており、最近では、さらに400mm、5
00mmサイズのより大形のガラス基板も用いられるよ
うになってきている。
【0003】このようなガラス基板は、液晶表示素子の
製造プロセス中、例えばレジスト塗布装置、露光装置、
配向膜印刷装置、シール印刷機等を通して順次搬送さ
れ、そして、各装置内における処理操作中には、図3に
示すように、ガラス基板51は、上面が平坦な載置台
(以下、ステージという)52上に真空吸着によって固
定されるようになっている。
【0004】すなわち、ステージ52には、直径0.5
〜1.0mm程度の複数の吸着口53が5〜30mmの
間隔で碁盤目状に設けられ、これら吸着口53は、ステ
ージ52の下側に設けられた真空ポンプ55に連通路5
4を介して接続されている。ガラス基板51は、各吸着
口53を通して同時に作用する真空吸着力によって、ほ
ぼ全面にわたって吸着されてステージ52上に固定され
る。
【0005】平板状に作製されているガラス基板51
は、優れたフラット性を有するとともに剛性も高いた
め、前記のような吸着口53を通して離散的に吸着力を
作用させたとしても、ガラス基板51に反り等の変形が
生じることはなく、この結果、液晶表示素子の製造プロ
セスにおいて、例えば配向膜印刷の処理によって、配向
膜は均一に塗布され、仕上がり状態に凹凸を生じること
はない。
【0006】ガラス基板51をステージ52上に載置す
るときには、複数のガラス基板51が収納されたカセッ
ト内において、位置決めピン等によって位置決めした
後、搬送アーム等によってステージ52から突き出した
リフトピン上にガラス基板51を載置する。そして、リ
フトピンを下降させてガラス基板51をステージ52上
に載置し、前述したように各吸着口53から同時に真空
吸着力を作用させてガラス基板51をステージ52に吸
着固定する。
【0007】この後、配向膜印刷装置またはシール印刷
機等では、CCDカメラ等を用いてガラス基板51にあ
らかじめ形成されているアライメントマークを利用し、
高精度の位置決めを行ってから各処理を行う。
【0008】一方、近年においては、液晶表示素子の薄
形化に伴い、厚さ0.7mm以下の薄型ガラス基板また
はプラスチックからなるプラスチック基板が採用され、
一部実用化されている。そして、従来は、このような薄
型ガラス基板またはプラスチック基板を各製造装置内に
位置決めして固定する場合においても、前記同様の吸着
口を通して吸着固定する方法が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなガラス基板またはプラスチック基板等の絶縁性基
板の吸着固定方法では、以下のような問題点がある。
【0010】リフトピンを下降させて絶縁性基板をステ
ージ上に載置した状態から、各吸着口から同時に真空吸
着力を作用させて絶縁性基板をステージに吸着固定する
際には、絶縁性基板とステージとの間に存在している空
気を吸着口から吸引するため、この空気が流動すること
で静電気が発生し、絶縁性基板がステージ上を滑るよう
に最大で1cm程度移動してしまうことがある。
【0011】特に、厚さが0.7mm以下のガラス基板
またはプラスチック基板では、同じ外形サイズの厚さ
1.0mmのガラス基板と比べると軽量となるため、ス
テージにかかる圧力が小さくなって移動しやすくなる。
【0012】このように絶縁性基板がステージ上を移動
してしまうと、アライメントマークがCCDカメラ等の
視野から外れることがあり、この場合には、アライメン
トマークをCCDカメラ等で認識して高精度の位置決め
を行うことができなくなるという問題点がある。
【0013】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、厚さ0.7mm以下の薄型ガ
ラス基板またはプラスチックからなるプラスチック基板
を用いた場合でも、位置ずれすることなくステージ上に
吸着固定することができる液晶表示素子の製造方法およ
び液晶表示素子製造装置を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示素子の製造方
法は、複数の吸着口が開口する平坦な載置面を有する載
置台上に、前記吸着口を通して吸着力を作用させて絶縁
性基板を固定し、前記絶縁性基板に各種の処理を施す液
晶表示素子の製造方法において、前記絶縁性基板を少な
くとも二つの領域に分割し、前記領域毎に時間差を設け
て前記吸着口を通して前記絶縁性基板に吸着力を作用さ
せ、前記絶縁性基板を固定して各種の処理を施すことを
特徴としている。
【0015】請求項2記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記時間差は、前記絶縁性基板の一端側から他端側へ順
に設けることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1または請求項2記載の液晶表示素子の製造
方法において、前記領域のうち、最初に前記絶縁性基板
に吸着力を作用させる領域を最も小さくすることを特徴
としている。
【0017】請求項4記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1乃至請求項3記載の液晶表示素子の製造方
法において、前記絶縁性基板は厚さ0.7mm以下のガ
ラスであることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の液晶表示素子の製造方法
は、請求項1乃至請求項3記載の液晶表示素子の製造方
法において、前記絶縁性基板はプラスチックであること
を特徴としている。
【0019】請求項6記載の液晶表示素子製造装置は、
絶縁性基板を載置する平坦な載置面を有する載置台と、
前記載置面に設けられた複数の吸着口とを有し、前記吸
着口を通して吸着力を作用させて前記絶縁性基板を固定
し、前記絶縁性基板に各種の処理を施す液晶表示素子製
造装置において、前記絶縁性基板を少なくとも二つの領
域に分割し、前記領域毎に時間差を設けて前記吸着口を
通して前記絶縁性基板に吸着力を作用させる機構を有し
ていることを特徴としている。
【0020】請求項7記載の液晶表示素子製造装置は、
請求項6記載の液晶表示素子製造装置において、前記時
間差は、前記絶縁性基板の一端側から他端側へ順に設け
ることができることを特徴としている。
【0021】請求項8記載の液晶表示素子製造装置は、
請求項6または請求項7記載の液晶表示素子製造装置に
おいて、前記領域のうち、最初に前記絶縁性基板に吸着
力を作用させる領域が最も小さいことを特徴としてい
る。
【0022】本発明の液晶表示素子の製造方法によれ
ば、絶縁性基板を少なくとも二つの領域に分割し、前記
領域毎に時間差を設けて吸着口を通して絶縁性基板に吸
着力を作用させ、絶縁性基板を固定して各種の処理を施
すことにより、絶縁性基板全体を同時に吸着固定する場
合に比べて、各領域毎では静電気の発生量を少なくする
ことができるため、吸着固定時の絶縁性基板の位置ずれ
を防止することができる。
【0023】さらに、絶縁性基板の一端側から他端側へ
順に時間差を設けて吸着力を作用させることにより、絶
縁性基板と載置台との間に存在する空気を効率よく吸引
除去することができるため、さらに吸着固定時の絶縁性
基板の位置ずれを防止することができる。これは、絶縁
性基板と載置台との間に存在する空気を吸引除去するた
めに時間がかかれば、それだけ静電気の発生量が多くな
って絶縁性基板の位置ずれが発生しやすくなるためであ
る。
【0024】さらに、前記領域のうち、最初に絶縁性基
板に吸着力を作用させる領域を最も小さくすることによ
り、最初に絶縁性基板に吸着力を作用させる領域での静
電気の発生量を最も少なくすることができるため、さら
に吸着固定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することが
できる。このようにすれば、2番目以降に絶縁性基板に
吸着力を作用させる領域での静電気の発生量が多くて
も、最初に絶縁性基板に吸着力を作用させた領域が吸着
固定されているため、絶縁性基板が位置ずれを起こすこ
とはない。
【0025】また、絶縁性基板が厚さ0.7mm以下の
ガラスであっても、載置台への吸着固定時の位置ずれを
防止することができる。
【0026】また、絶縁性基板がプラスチックであって
も、載置台への吸着固定時の位置ずれを防止することが
できる。
【0027】本発明の液晶表示素子製造装置によれば、
絶縁性基板を少なくとも二つの領域に分割し、前記領域
毎に時間差を設けて吸着口を通して絶縁性基板に吸着力
を作用させる機構を有していることにより、絶縁性基板
全体を同時に吸着固定する場合に比べて、各領域毎では
静電気の発生量を少なくすることができるため、吸着固
定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができる。
【0028】さらに、絶縁性基板の一端側から他端側へ
順に時間差を設けて吸着力を作用させることができるこ
とにより、絶縁性基板と載置台との間に存在する空気を
効率よく吸引除去することができるため、さらに吸着固
定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができる。
これは、絶縁性基板と載置台との間に存在する空気を吸
引除去するために時間がかかれば、それだけ静電気の発
生量が多くなって絶縁性基板の位置ずれが発生しやすく
なるためである。
【0029】さらに、前記領域のうち、最初に絶縁性基
板に吸着力を作用させる領域が最も小さいことにより、
最初に絶縁性基板に吸着力を作用させる領域での静電気
の発生量を最も少なくすることができるため、さらに吸
着固定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができ
る。このようにすれば、2番目以降に絶縁性基板に吸着
力を作用させる領域での静電気の発生量が多くても、最
初に絶縁性基板に吸着力を作用させた領域が吸着固定さ
れているため、絶縁性基板が位置ずれを起こすことはな
い。
【0030】
【発明の実施の形態】図1および図2を用いて、本発明
の実施の形態について説明する。
【0031】例えば、液晶表示素子の製造プロセスにお
ける配向膜印刷装置には、図1および図2に示すよう
に、上面に平坦な載置面を有するステージ(載置台)1
が設けられている。このステージ1には、直径0.5〜
1.0mmの複数の吸着口2が載置面に5〜30mm間
隔で碁盤目状に開口している。
【0032】これらの吸着口2のうち、第1の領域3の
吸着口2aは、ステージ1内部に設けられている第1の
連通路4にそれぞれ接続されている。そして、第1の連
通路4は、切換弁5を介して真空ポンプ6に接続されて
いる。また、第2の領域7の吸着口2bは、第1の連通
路4とは別にステージ1内に設けられている第2の連通
路8にそれぞれ接続され、第2の連通路8は切換弁5を
介して真空ポンプ6に接続されている。また、第3の領
域9の吸着口2cは、第1の連通路4および第2の連通
路8とは別にステージ1内に設けられている第3の連通
路10にそれぞれ接続され、第3の連通路10は切換弁
5を介して真空ポンプ6に接続されている。
【0033】切換弁5によって、真空ポンプ6を作動し
たときの真空吸着力が、第1の連通路4から吸着口2a
を通して作用する状態(以下、第1の吸着作用状態とい
う)と、第1の連通路4および第2の連通路8から吸着
口2aおよび吸着口2bを通して作用する状態(以下、
第2の吸着作用状態という)と、第1の連通路4、第2
の連通路8および第3の連通路10から吸着口2a、吸
着口2bおよび吸着口2cを通して作用する状態(以
下、第3の吸着作用状態という)との切り換えが行われ
る。
【0034】尚、本実施の形態においては、前述の領域
が3つの場合について説明しているが、特に3つの領域
に限定されるものではない。また、切換弁5によって前
述の吸着作用状態を切り換えている場合について説明し
ているが、各領域毎に真空ポンプ6をそれぞれ設けるよ
うにしてもよい。
【0035】前述のようなステージ1を備える配向膜印
刷装置に、絶縁性基板11として例えば厚さ0.7mm
以下のガラス基板またはプラスチックからなる平面状の
プラスチック基板が載置された場合、以下のような操作
手順に基づいてこの絶縁性基板11の吸着固定が行われ
る。
【0036】まず、複数の絶縁性基板11が収納された
カセット内において、位置決めピン等によって絶縁性基
板11を位置決めした後、搬送アーム等によってステー
ジ1から突き出したリフトピン(図示せず)上に絶縁性
基板11を載置する。
【0037】そして、リフトピンを下降させて絶縁性基
板11をステージ1上に載置し、切換弁5を作動して第
1の連通路4を真空ポンプ6と接続状態として、第1の
吸着作用状態とする。これにより、吸着口2aのみで絶
縁性基板11をステージ1に吸着固定する。このとき、
絶縁性基板11とステージ1との間に存在している空気
を吸着口2aのみから吸引するため、この空気が流動す
ることによる静電気の発生を抑制し、絶縁性基板11の
位置ずれを防止することができる。
【0038】次いで、切換弁5の切換操作を行い、真空
ポンプ6と第1の連通路4との接続状態は継続したまま
第2の連通路8と真空ポンプ6とを接続状態とし、第2
の吸着作用状態とする。これにより、吸着口2aおよび
吸着口2bで絶縁性基板11をステージ1に吸着固定す
る。このとき、絶縁性基板11とステージ1との間に存
在している空気を吸着口2bのみから吸引するため、こ
の空気が流動することによる静電気の発生を抑制すると
ともに、吸着口2aによって既に絶縁性基板11がステ
ージ1に吸着固定されているため、絶縁性基板11が位
置ずれを起こすことがない。
【0039】次いで、切換弁5の切換操作を行い、真空
ポンプ6と第1の連通路4および第2の連通路8との接
続状態は継続したまま第3の連通路10と真空ポンプ6
とを接続状態とし、第3の吸着作用状態とする。これに
より、吸着口2a、吸着口2bおよび吸着口2cで絶縁
性基板11をステージ1に完全に吸着固定する。このと
き、絶縁性基板11とステージ1との間に存在している
空気を吸着口2cのみから吸引するため、この空気が流
動することによる静電気の発生を抑制するとともに、吸
着口2aおよび吸着口2bによって既に絶縁性基板11
がステージ1に吸着固定されているため、絶縁性基板1
1が位置ずれを起こすことがない。
【0040】その後、CCDカメラ等を用いて絶縁性基
板11にあらかじめ形成されているアライメントマーク
を利用し、高精度の位置決めを行ってから配向膜印刷を
行う。この装置での処理を完了すると、切換弁5の切換
操作を行い、吸着固定状態を解除して、この装置から次
の工程へと搬出される。
【0041】尚、本実施の形態においては、配向膜印刷
装置について説明したが、レジスト塗布装置、露光装
置、シール印刷機等に本発明を用いても、同様の効果を
得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
素子の製造方法によれば、絶縁性基板を少なくとも二つ
の領域に分割し、前記領域毎に時間差を設けて吸着口を
通して絶縁性基板に吸着力を作用させ、絶縁性基板を固
定して各種の処理を施すことにより、絶縁性基板全体を
同時に吸着固定する場合に比べて、各領域毎では静電気
の発生量を少なくすることができるため、吸着固定時の
絶縁性基板の位置ずれを防止することができる。
【0043】さらに、絶縁性基板の一端側から他端側へ
順に時間差を設けて吸着力を作用させることにより、絶
縁性基板と載置台との間に存在する空気を効率よく吸引
除去することができるため、さらに吸着固定時の絶縁性
基板の位置ずれを防止することができる。
【0044】さらに、前記領域のうち、最初に絶縁性基
板に吸着力を作用させる領域を最も小さくすることによ
り、最初に絶縁性基板に吸着力を作用させる領域での静
電気の発生量を最も少なくすることができるため、さら
に吸着固定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することが
できる。
【0045】また、絶縁性基板が厚さ0.7mm以下の
ガラスであっても、載置台への吸着固定時の位置ずれを
防止することができる。
【0046】また、絶縁性基板がプラスチックであって
も、載置台への吸着固定時の位置ずれを防止することが
できる。
【0047】本発明の液晶表示素子製造装置によれば、
絶縁性基板を少なくとも二つの領域に分割し、前記領域
毎に時間差を設けて吸着口を通して絶縁性基板に吸着力
を作用させる機構を有していることにより、絶縁性基板
全体を同時に吸着固定する場合に比べて、各領域毎では
静電気の発生量を少なくすることができるため、吸着固
定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができる。
【0048】さらに、絶縁性基板の一端側から他端側へ
順に時間差を設けて吸着力を作用させることができるこ
とにより、絶縁性基板と載置台との間に存在する空気を
効率よく吸引除去することができるため、さらに吸着固
定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができる。
【0049】さらに、前記領域のうち、最初に絶縁性基
板に吸着力を作用させる領域が最も小さいことにより、
最初に絶縁性基板に吸着力を作用させる領域での静電気
の発生量を最も少なくすることができるため、さらに吸
着固定時の絶縁性基板の位置ずれを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるステージと絶縁性基板とを示す
平面図である。
【図2】本発明に係わるステージと絶縁性基板とを示す
断面図である。
【図3】従来のステージとこのステージ上に載置される
ガラス基板とを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ステージ(載置台) 2 吸着口 3 第1の領域 4 第1の連通路 5 切換弁 6 真空ポンプ 7 第2の領域 8 第2の連通路 9 第3の領域 10 第3の連通路 11 絶縁性基板 51 ガラス基板 52 ステージ(載置台) 53 吸着口 54 連通路 55 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/786 H01L 29/78 612Z 21/336 626C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吸着口が開口する平坦な載置面を
    有する載置台上に、前記吸着口を通して吸着力を作用さ
    せて絶縁性基板を固定し、前記絶縁性基板に各種の処理
    を施す液晶表示素子の製造方法において、 前記絶縁性基板を少なくとも二つの領域に分割し、前記
    領域毎に時間差を設けて前記吸着口を通して前記絶縁性
    基板に吸着力を作用させ、前記絶縁性基板を固定して各
    種の処理を施すことを特徴とする液晶表示素子の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記時間差は、前記絶縁性基板の一端側
    から他端側へ順に設けることを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記領域のうち、最初に前記絶縁性基板
    に吸着力を作用させる領域を最も小さくすることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の液晶表示素子の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記絶縁性基板は厚さ0.7mm以下の
    ガラスであることを特徴とする請求項1乃至請求項3記
    載の液晶表示素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁性基板はプラスチックであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の液晶表示素
    子の製造方法。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板を載置する平坦な載置面を有
    する載置台と、前記載置面に設けられた複数の吸着口と
    を有し、前記吸着口を通して吸着力を作用させて前記絶
    縁性基板を固定し、前記絶縁性基板に各種の処理を施す
    液晶表示素子製造装置において、 前記絶縁性基板を少なくとも二つの領域に分割し、前記
    領域毎に時間差を設けて前記吸着口を通して前記絶縁性
    基板に吸着力を作用させる機構を有していることを特徴
    とする液晶表示素子製造装置。
  7. 【請求項7】 前記時間差は、前記絶縁性基板の一端側
    から他端側へ順に設けることができることを特徴とする
    請求項6記載の液晶表示素子製造装置。
  8. 【請求項8】 前記領域のうち、最初に前記絶縁性基板
    に吸着力を作用させる領域が最も小さいことを特徴とす
    る請求項6または請求項7記載の液晶表示素子製造装
    置。
JP9292111A 1997-10-24 1997-10-24 液晶表示素子の製造方法および液晶表示素子製造装置 Pending JPH11125811A (ja)

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Cited By (2)

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