JPH11125517A - コイル内径測定装置 - Google Patents

コイル内径測定装置

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Publication number
JPH11125517A
JPH11125517A JP28976397A JP28976397A JPH11125517A JP H11125517 A JPH11125517 A JP H11125517A JP 28976397 A JP28976397 A JP 28976397A JP 28976397 A JP28976397 A JP 28976397A JP H11125517 A JPH11125517 A JP H11125517A
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JP
Japan
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coil
inner diameter
turning
measuring device
measured
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Application number
JP28976397A
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English (en)
Inventor
Satoru Yanaka
悟 谷中
Kazuhide Inoue
和英 井上
Makoto Ushijima
誠 牛嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成と測定作業にて、コイル内径、コイ
ルの倒れ、リード角及び真円度を測定できるコイル内径
測定装置を提供すること。 【解決手段】測定対象であるコイル1の略中心位置に配
置され前記測定対象の内径を測定するコイル内径測定装
置であり、前記測定対象の状態を検出する検出部(2
1)を昇降機構22及び旋回機構14により動作させる
駆動手段(11,12)と、前記検出部(21)の検出
結果を基に前記測定対象の真の中心位置と実際に配置さ
れた旋回中心位置との差を求め前記測定対象の内径及び
真円度を演算する演算手段(18)と、前記検出部(2
1)の検出結果を基に前記測定対象のコイル断面におけ
る倒れ角及びリード角を測定する測定手段と、から構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核融合等で使用す
るセンターソレノイドコイルに代表される超電導材料で
構成された大径寸法からなるコイルの成形に際し、コイ
ルの内径や真円度、コイル断面の倒れ角及びリード角を
測定するためのコイル内径測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、矩形断面を有する超電導材料等
を使用して大径コイルを成形する場合、マンドレルを基
準として所定寸法に巻き付けられたコイルは、後工程で
ある熱処理工程において曲げ成形時の内部応力を除去す
る、いわゆる焼鈍処理を実施して最終コイル形状を保持
する。この焼鈍処理が終了するまでは、コイル端もしく
は外周を拘束しておかないとコイル径が変動してしま
う。このため、コイルの内径、コイル断面の倒れ角及び
リード角の各測定においては、コイルをクランプ等で拘
束し最適な状態にして測定する必要がある。
【0003】図12は、従来の大径コイル内径測定装置
の構成を示す図であり、(a)は上面断面図、(b)は
正面断面図である。以下、従来の大径コイル内径測定装
置の構成と内径測定方法を説明する。
【0004】円状に曲げられて上下方向に伸びた口出し
接続部を有する大径コイル1を複数のクランプ72によ
り拘束した状態で、レベリングブロック6を介して複数
の試験台4上に載置する。そして、下部ベース5上の測
定用基準ポール2を大径コイル1の中心近傍に設定し
て、測定用基準ポール2と大径コイル1とのなす距離L
を、大径コイル1における上、中、下三個所の位置でイ
ンサイドマイクロメータ3aにて測定し、レベリングブ
ロック6を調整する。
【0005】次に、測定用基準ポール2の円周方向に対
する大径コイル1の四個所の位置で同様に距離Lを測定
し、各測定値が略一定となるように大径コイル1の位置
を設定した後、真円度を含む大径コイル1の内径の測定
値を得る。なお、この内径の絶対値測定はインサイドマ
イクロメータ3bを用いて測定することができる。
【0006】特開平8―313247号公報には、被測
定物を回転させて被測定物の外側と内側の真円度を測定
する真円度測定装置が開示されている。この真円度測定
装置では、検出方向を切り替えることなく、被測定物の
外側と内側の真円度を連続して自動で測定評価すること
ができる。さらに、特開平4―283611号公報に開
示されている円筒状の部材の内外径測定方法及び装置に
よれば、作業者の熟練や経験に頼ることなく、円筒状の
部材の内外径測定を実施することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す大径コイ
ル1の内径、真円度及びその他の測定作業を行なう場
合、これらの作業は全て手作業で行なわれ、大径のコイ
ルであるため周方向だけでなく高さ方向に対しても二人
の作業者が測定ポイントまで移動しながら測定を行なう
必要がある。また、測定用基準ポール2と大径コイル1
を、そのバランスが鉛直方向及び円周方向に対し均等に
なるよう調整する必要があり、多大な作業時間を要する
ものとなっている。
【0008】さらに、この調整の寸法差によりコイルの
測定精度も影響を受け、測定作業にも熟練を要し専門の
作業者が必要とされる。また、内径の絶対測定値だけで
なく、コイルの1ターン間の倒れ、あるいはコイルのリ
ード角を測定する場合には、さらに外径側からも測定を
行ない、かつ隙間ゲージによりコイルの倒れを測定する
ため、測定時間がいっそう長くなる等の問題がある。
【0009】また、上記特開平8―313247号公報
による真円度測定装置においては、被測定物の外側に検
出機構を配置した構造をなしているため、被測定物が大
型(大径)の場合には検出機構をなす構造物の剛性を高
くしなければ適用できない、あるいは適用できたとして
も極めて高価な実現性の低い装置になるといった問題が
ある。
【0010】一方、上記特開平4―283611号公報
においては、被測定物の上に測定センサーが設置される
構成をなし、被測定物の上端面と検出部設置面とが密着
する必要があり、被測定物の剛性や上端面の精度が必要
である。また、上端面がリード角を有しているコイル形
状の場合には、角度がついてしまうことで測定基準とす
ることができず、正確に測定できないという欠点がある
とともに、コイルを拘束するクランプに干渉する欠点も
有している。さらに片持ち支持機構であるため、大径コ
イルの測定の場合には、旋回、昇降機構を大型にする必
要があり、簡易とはいえない高価な設備となる欠点があ
る。本発明の目的は、簡易な構成と測定作業にて、コイ
ル内径、コイルの倒れ、リード角及び真円度を測定でき
るコイル内径測定装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のコイル内径測定装置は以下の
如く構成されている。 (1)本発明のコイル内径測定装置は、測定対象である
コイルの略中心位置に配置され前記測定対象の内径を測
定するコイル内径測定装置であり、前記測定対象の状態
を検出する検出部を昇降機構及び旋回機構により動作さ
せる駆動手段と、前記検出部の検出結果を基に前記測定
対象の真の中心位置と実際に配置された旋回中心位置と
の差を求め前記測定対象の内径及び真円度を演算する演
算手段と、前記検出部の検出結果を基に前記測定対象の
コイル断面における倒れ角及びリード角を測定する測定
手段と、から構成されている。 (2)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)に記載
の装置であり、かつ前記演算手段は、前記測定対象の内
径を前記旋回機構の旋回中心から測定された値を基に演
算し、前記測定対象が配置された中心位置を認識するよ
う構成されている。 (3)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)または
(2)に記載の装置であり、かつ前記検出部は測定用デ
プスゲージまたはリニアゲージからなり、前記検出部に
よる検出結果を前記演算手段へ送信可能とした。 (4)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)乃至
(3)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記検出部
を設けた二つの前記旋回機構を各々が対向する位置に設
け、一方の前記検出部を高さ方向へ調整可能にした。 (5)本発明のコイル内径測定装置は上記(4)に記載
の装置であり、かつ前記コイルが2条巻きの構成である
場合、1条コイルと2条コイルに個別に前記各検出部を
割り当てた。 (6)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)乃至
(5)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記検出部
を設けた前記旋回機構の先端部を分割機構とした。 (7)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)乃至
(6)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記昇降機
構の柱の最上部位置に吊り上げ部を設けるとともに、当
該装置本体の下部ベースにジャッキアップ機構及び水準
器を設けた。 (8)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)乃至
(7)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記旋回機
構に左右回転限機構を設けた。 (9)本発明のコイル内径測定装置は上記(1)乃至
(8)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記昇降機
構の柱に直動ガイドを設けた。
【0012】上記手段を講じた結果、それぞれ次のよう
な作用が生じる。 (1)本発明のコイル内径測定装置によれば、大径寸法
からなる測定対象である大径コイル材の内径及びその真
円度を測定する際に、前記大径コイル材の略中心近傍に
当該測定装置を設置し、当該測定装置本体が有する昇降
機構とこの昇降機構に設けられた旋回機構により大径コ
イルの測定位置に前記旋回機構の先端部に設けられた検
出部が位置決めされ、この位置決めが完了するとその測
定ポイントの測定を開始し、その結果得られたデータを
基に当該測定装置の設置された中心位置と測定対象であ
る前記大径コイル材の真の中心位置がパソコン等により
演算される。
【0013】このように、被測定物の大径コイル材と測
定装置本体の位置を特に正確に位置決めする必要が無
く、大径コイル材の略中心近傍に測定装置本体を1度設
置するだけで1人の作業者により測定できるため、短時
間で精度の良い大径コイル内径及び真円度を算出でき、
前記昇降機構の昇降軸及び前記旋回機構の旋回軸の駆動
モータの位置制御による位置データと前記検出部による
測定データとを前記パソコン等により演算し、測定対象
のコイル断面における倒れ角及びリード角を測定するこ
とができる。 (2)本発明のコイル内径測定装置によれば、大径コイ
ル材の真の中心位置を算出する方法として最小2乗法を
採用し、前記旋回機構の旋回角及び旋回中心からの内径
を基に当該測定装置の中心と測定対象の中心との間の偏
芯量を求め、前記測定対象が配置された中心位置を算出
することができる。 (3)本発明のコイル内径測定装置によれば、検出部で
ある前記旋回機構の先端に設けられたデプスゲージまた
はリニアゲージを直動機構と一体に配置した機構によ
り、前記直動機構が測定対象の測定部位に前記デプスゲ
ージまたはリニアゲージ先端を押し込み、その押し込ま
れた量を測定基準面からの距離と比較して測定データと
することができる。さらに、この測定結果を無線式送受
信器を介してパソコン等と通信できるようにすること
で、前記昇降機構及び前記旋回機構に通信ケーブルが干
渉する等の問題が無くなり、容易に通信を行なえる。 (4)本発明のコイル内径測定装置によれば、前記旋回
機構の先端に設けられた前記検出部を各々が対向する位
置に配置されるよう二重構造とすることにより、一度の
位置決めで円周方向に対して2ヶ所のポイントを測定で
きるため、測定時間を短縮化できるとともに、旋回部ア
ームが両持ち構造となり機械的にバランスが保たれ測定
精度も向上する。さらにコイルを測定する際に、コイル
のリード角に合わせて二つの対向する検出部の高さを調
整するため、真のリード角に対する測定値を正確に測定
することができる。 (5)本発明のコイル内径測定装置によれば、測定対象
が2条コイルの場合でも、1条目のコイルと2条目のコ
イルの内径、真円度、倒れ角及びリード角を測定でき
る。 (6)本発明のコイル内径測定装置によれば、前記旋回
機構に設けられた前記検出部の取り付けの構造を前記旋
回機構と分割した位置決めが可能なものとし、前記検出
部の取り付け、取り外しを行なっても基準位置からの寸
法精度を維持できるよう位置決めブロックもしくは位置
決めピン等により再現できる構造とする。これにより、
分割構造の長さを変えることで最小測定径と最大測定径
の範囲を変更することができる。 (7)本発明のコイル内径測定装置によれば、当該測定
装置本体の中心部に設けられた前記昇降機構の柱の最上
部に吊り上げ部を設置し、かつ当該測定装置本体の下部
ベースにジャッキアップ機構と水準器を設置したことに
より、当該測定装置本体をクレーン等により移動でき、
また前記ジャッキアップ機構と水準器により容易にレベ
ルを設定することができ、ポータブル性を持たせること
ができる。 (8)本発明のコイル内径測定装置によれば、前記旋回
機構の左右回転限機構に左右回転限センサーを左右各1
個設け、さらにそのセンサーに対してスプリングで両側
から押されて両方向に移動できる遮蔽用ドグを設けた構
造を採用することで、360度過ぎた位置での旋回限を
検出できる。 (9)本発明のコイル内径測定装置によれば、前記昇降
機構の柱に直動ガイドを設け、この直動ガイドの高さ寸
法を前記柱の中心位置から正確な寸法に仕上げた構造を
採用することにより、基準面からの実側値を容易に校正
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るコイル内径測定装置の全体構成を示す正面断面図、図
2は図1に示すコイル内径測定装置を上方から見た平面
断面図、図3は図1に示すコイル内径測定装置の側面断
面図である。また、図4は当該コイル内径測定装置を用
いて測定する測定対象物である大径コイルの外観を示す
側面図である。
【0015】以下、当該コイル内径測定装置の全体構成
を説明する。図1〜図3に示すように被測定物である大
径コイル1が台4に載せられ、測定装置本体が大径コイ
ル1の略中心位置に設置されている。昇降用柱7は、測
定装置本体の昇降機構22を構成し、昇降駆動を伝達す
るボールネジ6及び昇降のガイドとして機能する昇降用
ガイド(直動ガイド)8から構成されている。昇降用柱
7の最上部には、当該測定装置本体をクレーン等により
吊り上げ移動するための吊り上げ部73が設けられてい
る。ボールネジ6は、サーボ制御により駆動する昇降駆
動モータ11からの駆動力がカップリング10及び減速
機9を介して伝達される構造をなしている。
【0016】また、エンコーダ20は昇降駆動モータ1
1の回転数と同じ回転数を制御側に伝える構成をなして
いる。昇降駆動モータ11、減速機9、エンコーダ20
等は下部ベース5に取り付けられ、下部ベース5の下側
の四隅には各々レベリングブロック13が取り付けられ
ている。なお、下部ベース5には図示しないジャッキア
ップ機構及び水準器が設けられている。また図3に示す
ケーブルベア34は、後述する旋回機構部や検出部に使
用されるケーブルの昇降移動用として用いられる。
【0017】図5は、当該コイル内径測定装置の旋回機
構部を示す部分詳細図であり、正面断面図である。以
下、旋回機構部の構成を説明する。図5に示すように、
昇降機構柱7には旋回機構14を昇降案内するためのガ
イドブロック44が昇降用ガイド8を介して取り付けら
れている。さらに、ガイドブロック44には昇降ブラケ
ット41が図示しないボルトにより固定され、昇降ブラ
ケット41にはサーボ制御により駆動する旋回駆動用減
速機付きモータ12が取り付けられている。
【0018】旋回駆動用減速機付きモータ12には、旋
回駆動を伝達するためのインターナルギヤ43と噛み合
ったピニオンギヤ42が取り付けられており、インター
ナルギヤ43は旋回ブラケット45とともに昇降ブラケ
ット41とベアリング46を介して旋回可能なように設
けられている。
【0019】また、インターナルギヤ43と噛み合うピ
ニオン47が、軸48、ピニオン49及び50を通じて
エンコーダ51に回転を伝えており、このエンコーダ5
1の回転数を検出することにより、旋回駆動用減速機付
きモータ12の回転を制御して旋回機構14の位置情報
を得ることができる構成をなしている。また、旋回部ブ
ラケット45の外側には、旋回機構14の駆動部の安全
や塵埃を防ぐためにカバー53を設置している。
【0020】以下、旋回ブラケット45の先端に取り付
けられた検出部について説明する。図5に示す旋回ブラ
ケット45には、検出部ブラケット33が図示しないボ
ルト及び取り付け/取り外しの際に位置決め再現を正確
にするための位置決めブロックもしくは位置決めピン等
により固定されている。検出部ブラケット33の先端に
は、調整台32が高さ調整ボルト15によりレベルを調
整できるよう設けられ、対向する位置にあるもう一方の
検出部とのレベルを被測定物である大径コイル1のリー
ド角による段差分にて微調整できるよう構成されてい
る。
【0021】このような機構により大径コイル1が2条
コイルの場合でも、180度対向する位置に設けられた
二つの検出部をそれぞれ1条目のコイルと2条目のコイ
ルとに割り振り、図1に示す1ターン分のコイルの高さ
“a”の分だけ段差をつけた位置に設定することができ
る。
【0022】また、図5に示す調整台32上には、直動
機構を構成する直動駆動モータ付きリニヤヘッド31が
設けられ、このリニヤヘッド31の後端に金具56a、
56bを介して測長機であるリニアゲージまたはデプス
ゲージ21が取り付けられている。このリニアゲージま
たはデプスゲージ21の先端に、被測定物と接触する先
端を丸型形状にしたキャップ57を取り付けて検出部を
構成している。また、調整台32の先端にはストッパー
金具58が取り付けられ、非測定時には検出部の破損を
防ぐために、先端キャップ57をストッパー金具58の
内側へ引っ込んだ位置に格納して使用する。
【0023】さらに、直動駆動モータ付きリニヤヘッド
31の後端部では、金具56aにケーブルベア55が設
置されている。このケーブルベア55には、検出用の通
信ケーブルや駆動ケーブル及び図示しない前後進限検出
用センサー等のケーブルを収納できる。さらに、図1に
示すように旋回機構14上には無線式送信機器16が、
また図示しない遠隔の場所に、無線式受信機器17、測
定結果を演算し記録編集するためのパーソナル・コンピ
ュータ(パソコン)18及びプリンター19が設置され
ている。
【0024】このように当該コイル内径測定装置では、
昇降機構22及び昇降機構22上で旋回可能な旋回機構
14、さらに旋回機構14上に設けられた検出部の直動
駆動モータ付きリニヤヘッド31と、このリニヤヘッド
31に設けられたデプスゲージまたはリニアゲージ21
が設けられた測定装置本体全体を、測定対象物である大
径コイル1の略中心近傍に設置している。そして、デプ
スゲージまたはリニアゲージ21を測定するポイントに
前述した各軸の制御を位置決めさせることで、デプスゲ
ージまたはリニアゲージ21の所定の基準値と比較した
測定データを得ることができる。
【0025】この測定データは、大径コイル1の上下各
3ポイント以上の測定データであり、その測定結果を無
線式送信機器16及び無線式受信機器17を介してパソ
コン18により演算することで、真のコイル中心位置を
算出し、大径コイル1の真円度及び径、倒れ角及びリー
ド角を測定できる。
【0026】図6は、大径コイル1の倒れ角測定を説明
するための図であり、図7は2条コイルのリード角を説
明するためのコイル側面図である。図6に示すように、
コイル周方向の同一角度におけるコイル断面の上下位置
の内径測定データ(r2及びr1)とコイル高さhを測
定することにより、コイル倒れ角θ’は下式(1)に示
すようになる。
【0027】 θ’=sin-1((r2―r1)/h) …(1) 大径コイル1を巻きつける際にコイルが倒れやすくなる
ため、上記のデータ算出を行なうことにより、コイル断
面の倒れ角を確認できる。さらに図7に示すように、そ
れぞれ180度位相がずれた位置でコイル下端の高さ寸
法すなわちコイル半ターン高さh1を当該装置の検出部
により測定し、このコイルが半ターンするポイントの高
さを測定することにより、下式(2)に示すようにコイ
ルのリード角θを測定できる。
【0028】θ=tan-1(h1/r) …(2) さらに2条コイルの場合でも、180度対向する位置に
設けられた二つの検出部をそれぞれ1条目のコイル(A
コイル)と2条目のコイル(Bコイル)とに割り当て
て、2条コイルを連続的にあたかも1つのコイルである
が如く測定できる。
【0029】次に、図5に示した旋回部に設けられた左
右旋回限検出機構52について説明する。図5に示す5
2の部分が、左右旋回限検出機構の全体を示すものであ
り、この詳細な機構を図8、図9、図10を基に説明す
る。
【0030】図8は左右回転限検出機構52を上方から
見た平面図であり、図9は図8に示す左右回転限検出機
構52の正面図、図10は側面図である。旋回ブラケッ
ト45の下部に、旋回限を検出するための遮蔽板72を
取り付けたブロック63を移動させるためのドグ62が
設けられている。ブロック63の下部には角溝穴が設け
られており、ブロック63はガイドキー73、軸固定ブ
ロック66、及びナット65により固定された軸64の
案内により左右に移動できるとともに、ブロック63の
左右に設けられたスプリング67,68によりバランス
が保たれている。また、図5に示した昇降ブラケット4
1側には、左回転限遮光センサー69及び右回転限遮光
センサー70がL型金具71に取り付けられている。
【0031】以上のような本左右旋回限検出機構52に
より、360度を越えた範囲で旋廻限を検出する必要が
ある場合でも、旋廻側のドグ62が図9に示す矢印bの
方向へ旋廻し一周して360度を超えてから、すなわち
反対側の軸固定ブロック66を超えて、ブロック63を
後ろ側から押してゆく。これにより、ドグ62が停止位
置である0度を超えて右回転限遮光センサー70を遮光
し停止するため、360度+α度までをカバーすること
ができる。本実施の形態では、右旋回限について説明し
たが、もちろん左旋回限を含む機能として使用できる。
【0032】図11は、大径コイル1の内径算出例を説
明するための図である。図11において、Pcはコイル
中心であり、Pxは当該測定装置の旋回中心である。パ
ソコン18により、測定装置旋回角θと測定装置旋回中
心Pxからの内径rとを基に最小2乗法により展開した
連立方程式を解くことで、ε、R、Δθを算出する。
【0033】図11において、円の方程式より、 {r・cos(θ−Δθ)+ε}2 +{r・sin(θ−Δθ)}2 =R22 ・cos2 (θ−Δθ)+2εr・cos(θ−Δθ)+ε2 +r2 ・sin2 (θ−Δθ)=R22 {cos2 (θ−Δθ)+sin2 (θ−Δθ)}+ε +2εr・cos(θ−Δθ)=R sin2 θ+cos2 =1より、 r2 +ε2 +2εr・cos(θ−Δθ)=R22 −ε2 −2εr・cos(θ−Δθ)−r2 =0 測定値(ri ,θi )より、R、ε、Δθを最小2乗法
で求める。 Fi =R2 −ε2 −2εri ・cos(θi −Δθ)−ri 2 …(3)
【0034】
【数1】
【0035】
【数2】 の条件を満たす、R,ε,Δθを求める。
【0036】
【数3】
【0037】
【数4】 (6)×cosΔθ−(7)×sinΔθ
【0038】
【数5】 (6)×sinΔθ+(7)×cosΔθ
【0039】
【数6】 (5)式より
【0040】
【数7】 (8)式より
【0041】
【数8】 (9)式より
【0042】
【数9】 (10)(11)(12)式より、(R2 −ε2 ),ε
・cosΔθ,ε・sinΔθに対する連立方程式の解
を求める。
【0043】
【数10】 以下によりεを算出すれば、Δθ,Rが順次判明する。
【0044】
【数11】 求められたR,ε,Δθを用いて、測定値ri ,θi
り算出した円の半径RiとRとを比較すれば真円度が、
設計値R´と比較すると加工精度がそれぞれ判明する。
【0045】
【数12】
【0046】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。 (実施の形態のまとめ)実施の形態に示された構成及び
作用効果をまとめると次の通りである。 [1]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は、大
径寸法からなる測定対象であるコイル1の内径を測定す
るコイル内径測定装置であり、前記測定対象(1)の略
中心位置に昇降機構22、旋回機構14及び前記旋回機
構14の先端に検出部(21)を有する装置全体を前記
測定対象(1)内に配置し、前記測定対象(1)の真の
中心位置と実際に配置された旋回中心位置との差から前
記測定対象(1)の内径を演算処理することにより大径
コイル1の内径およびコイル真円度を得るとともに、前
記旋回機構14と前記昇降機構22の位置を制御する構
成とし、その位置データによりコイル断面の倒れ角やリ
ード角を演算する。さらに、この手法を用いてシングル
構成のコイルだけでなく、2条巻コイルや多条巻コイル
の内径、真円度、倒れ角、及びリード角を測定、記録で
きるようにしている。
【0047】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、大径寸法からなる測定対象の内径及び真円度を測定
する際に、昇降機構22と旋回機構14、さらに旋回機
構14上部に設けた直動機構(31)と連結するリニア
ゲージもしくはデプスゲージ21を大径コイル1に接触
させ、その結果得られたデータにより真のコイル中心位
置を算出することができ、その真の中心位置と各測定点
のデータの差により、真の中心位置からの偏芯量すなわ
ち大径コイル1の真円度を求めることが可能となる。同
様にして大径コイル1の内径、コイルの倒れ角、リード
角も自動的に測定できる。 [2]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]に記載の装置であって、かつ測定対象である大径
コイル1の内径を当該装置の旋回中心から測定し、パソ
コン18を用いた最小2乗法により得られる中心位置を
前記大径コイル1の中心位置とする。
【0048】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、大径コイル1の真の中心位置を算出する方法におい
て、大径コイル1の最上部と最下部の円周方向少なくと
も3個所以上のポイントを測定データとして、パソコン
18により演算した結果得られた中心位置をコイル中心
位置とすることにより、大径コイル1と装置本体との位
置関係を精度よく出す必要が無く、短時間で設定が可能
となる。 [3]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]または[2]に記載の装置であって、かつ前記検
出部は測定用デプスゲージまたはリニアゲージ21が直
動機構(31)と一体になっており、その検出結果を無
線式の送受信器16を介してパソコン18へ通信できる
ようにしている。
【0049】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、検出部(21)の測定データを無線式の送受信機器
16,17を介してパソコン18と通信できるようにし
たため、余分な通信ケーブルの引き回しが不要となり装
置をシンプル化できる。 [4]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]乃至[3]のいずれかに記載の装置であって、か
つ前記検出部(21)を設けた二つの前記旋回機構14
を対向する位置に設け二重構造とし、その一方の上下位
置を調整可能にした。
【0050】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、検出部(21)をコイルのリード角に合わせて18
0度コイルが回転した位置の高さ(半ターン分の段付き
高さ)に調整できるため、正規のリード角に対する成形
されたコイルのリード角の誤差量を正確に測定すること
ができる。さらに、旋回機構14に設けられた検出部
(21)が片持ちにならないよう対抗する位置に二重に
設けることにより、荷重上のバランスが取れ、装置とし
て安定する効果を有するとともに同一位置決めで2ポイ
ントの測定データを得ることができ、測定時間を短縮で
きる効果を有する。 [5]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[4]に記載の装置であって、かつ大径コイル1が2条
巻構成になった場合において、1条コイルと2条コイル
のそれぞれに各検出部(21)を割り当てて測定する。
【0051】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、2条コイルの場合でも180度対抗する位置にある
2本の検出部(21)をそれぞれのコイルに割り当てて
1コイル分のコイル高さピッチをずらして設定すること
により、2条コイルのそれぞれの内径、真円度、倒れ
角、リード角を連続的に能率良くかつ正確に測定するこ
とができる。 [6]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]乃至[5]のいずれかに記載の装置であって、か
つ前記旋回機構14の先端部を分割構造とし、その分割
部の長さを変えることにより最小測定径と最大測定径の
範囲を変更できるようにしている。
【0052】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、検出部分を旋回機構14に取り付けるブラケット3
3を再位置決め可能な分割構造にし、そのブラケット3
3の長さを変更することにより最小測定径と最大測定径
の範囲を変更できる。 [7]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]乃至[6]のいずれかに記載の装置であって、か
つ当該測定装置の本体の中心部に構成される昇降機構の
柱7の最上部に設けられ当該測定装置本体を吊り上げる
ために設置された吊り上げポイント(73)と当該測定
装置本体の下部ベースに設けられたジャッキアップ機構
及び水準器により当該測定装置本体を移動可能とし、か
つ当該測定装置本体の水平レベルを調整することを可能
にしポータブル性を持たせた。
【0053】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、本体上部に設けた吊りポイント(73)と下部に設
けたジャッキアップ機構および水準器設置により、本装
置にポータブル性を持たせることができる。 [8]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]乃至[7]のいずれかに記載の装置であって、か
つ前記旋回機構14に左右回転限機構(52)を設けて
360度旋回可能にした。
【0054】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、左右回転限機構(52)により360度旋回可能と
し全周内の測定データを得ることができる。 [9]実施の形態に示されたコイル内径測定装置は上記
[1]乃至[8]のいずれかに記載の装置であって、か
つ前記昇降機構の柱7に設けられた直動ガイド(8)の
高さ位置を前記柱7の中心から正確な寸法に精度良く仕
上げておくことにより、基準面からの実測値の校正機構
として使用できるようにしている。
【0055】したがって上記コイル内径測定装置によれ
ば、昇降機構22の直動ガイド取り付け面を精度良く製
作しておくことにより、基準面からの実測値校正として
利用することができるため、保守・メンテを容易にでき
るとともに、寸法確認やブラケット(33)交換後の組
立再現精度をチェックする際に容易に確認できる。
【0056】
【発明の効果】本発明のコイル内径測定装置によれば、
極めて大径のコイルまたは円筒状の測定対象であって
も、1度のセッティングでしかも1人の作業者により調
整作業も特に必要とせず測定作業を行なえ、セッティン
グが終了すると自動で装置本体が置かれた位置と測定対
象の真の中心位置とをパソコン等の演算により割り出す
ことができる。この作業を行なうにあたっては特に熟練
作業者を必要とすることも無く、かつ1回の一連の測定
作業でコイル内径だけでなく、コイルの倒れ、リード角
及び真円度を測定することが可能になる。また、装置本
体全体を被測定物の外側でなく内側の中心近傍に設置す
ることにより、装置本体をコンパクト化できるためポー
タブルで廉価なコイル内径測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコイル内径測定装置
の全体構成を示す正面断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るコイル内径測定装置
を上方から見た平面断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るコイル内径測定装置
の側面断面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るコイル内径測定装置
を用いて測定する測定対象物である大径コイルの外観を
示す側面図。
【図5】本発明の実施の形態に係るコイル内径測定装置
の旋回機構部を示す部分詳細図であり、正面断面図。
【図6】本発明の実施の形態に係るコイルの倒れ角測定
を説明するための図。
【図7】本発明の実施の形態に係る2条コイルのリード
角を説明するためのコイル側面図。
【図8】本発明の実施の形態に係る左右回転限検出機構
を上方から見た平面図。
【図9】本発明の実施の形態に係る左右回転限検出機構
の正面図。
【図10】本発明の実施の形態に係る左右回転限検出機
構の側面図。
【図11】本発明の実施の形態に係るコイルの内径算出
例を説明するための図。
【図12】従来例に係る大径コイル内径測定装置の構成
を示す図であり、(a)は上面断面図、(b)は正面断
面図。
【符号の説明】
1…大径コイル 2…測定基準ポール 3a、3b…インサイドマイクロメータ 4…台 5…下部ベース 6…ボールネジ 7…昇降用柱 8…昇降用ガイド 9…減速機 10…カップリング 11…昇降駆動モータ 12…旋回駆動用減速機付きモータ 13…レベリングブロック 14…旋回機構 15…高さ調整ボルト 16…無線式送信器 17…無線式受信器 18…パソコン 19…プリンター 21…デプスゲージまたはリニアゲージ 22…昇降機構 31…直動駆動モータ付きリニヤヘッド 32…調整台 33…検出部ブラケット 34…ケーブルベア 41…昇降ブラケット 42…ピニオンギヤ 43…インターナルギヤ 44…ガイドブロック 45…旋回ブラケット 46…ベアリング 52…左右旋回限検出機構 53…カバー 55…ケーブルベア 56a、56b…金具 57…先端キャップ 58…ストッパー金具 62…ドグ 63…ブロック 64…軸 65…ナット 66…軸固定ブロック 67…スプリング 68…スプリング 69…左回転限遮光センサー 70…右回転限遮光センサー 71…L型金具 72…クランプ 73…吊り上げ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象であるコイルの略中心位置に配置
    され前記測定対象の内径を測定するコイル内径測定装置
    であり、 前記測定対象の状態を検出する検出部を昇降機構及び旋
    回機構により動作させる駆動手段と、 前記検出部の検出結果を基に前記測定対象の真の中心位
    置と実際に配置された旋回中心位置との差を求め前記測
    定対象の内径及び真円度を演算する演算手段と、 前記検出部の検出結果を基に前記測定対象のコイル断面
    における倒れ角及びリード角を測定する測定手段と、 を具備したことを特徴とするコイル内径測定装置。
  2. 【請求項2】前記演算手段は、前記測定対象の内径を前
    記旋回機構の旋回中心から測定された値を基に演算し、
    前記測定対象が配置された中心位置を認識することを特
    徴とする請求項1に記載のコイル内径測定装置。
  3. 【請求項3】前記検出部は測定用デプスゲージまたはリ
    ニアゲージからなり、前記検出部による検出結果を前記
    演算手段へ送信可能としたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のコイル内径測定装置。
  4. 【請求項4】前記検出部を設けた二つの前記旋回機構を
    各々が対向する位置に設け、一方の前記検出部を高さ方
    向へ調整可能にしたことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のコイル内径測定装置。
  5. 【請求項5】前記コイルが2条巻きの構成である場合、
    1条コイルと2条コイルに個別に前記各検出部を割り当
    てたことを特徴とする請求項4に記載のコイル内径測定
    装置。
  6. 【請求項6】前記検出部を設けた前記旋回機構の先端部
    を分割機構としたことを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載のコイル内径測定装置。
  7. 【請求項7】前記昇降機構の柱の最上部位置に吊り上げ
    部を設けるとともに、当該装置本体の下部ベースにジャ
    ッキアップ機構及び水準器を設けたことを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載のコイル内径測定装置。
  8. 【請求項8】前記旋回機構に左右回転限機構を設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のコイ
    ル内径測定装置。
  9. 【請求項9】前記昇降機構の柱に直動ガイドを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のコイ
    ル内径測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100515611B1 (ko) * 2000-06-28 2005-09-16 주식회사 포스코 소둔산세라인의 코일 크기 측정장치
CN116754384A (zh) * 2023-08-22 2023-09-15 常州格特拉克轴承有限公司 一种轴承生产用拉伸试验装置

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