JPH11123309A - フィルター類の洗浄装置 - Google Patents

フィルター類の洗浄装置

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JPH11123309A
JPH11123309A JP9307856A JP30785697A JPH11123309A JP H11123309 A JPH11123309 A JP H11123309A JP 9307856 A JP9307856 A JP 9307856A JP 30785697 A JP30785697 A JP 30785697A JP H11123309 A JPH11123309 A JP H11123309A
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JP
Japan
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air
tank
filters
water
filter
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JP9307856A
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Masaru Kitano
勝 北野
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Daiwa KK
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Daiwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境を汚すことなく、油脂成分を含む埃や煙
草のヤニによって生じたフィルター類の内部の汚れを簡
単かつ確実に除去する。 【解決手段】 貯排水可能な洗浄槽(20)の底部には複数
のエアー噴出孔を有するエアー通路(711) を設ける。複
数のフィルター類(W) をホルダー(90)に起立保持して洗
浄槽内に浸漬し、底部から多数の気泡(B) を噴出させて
洗浄槽内の水を強撹拌させ、気泡を起立状態の複数の各
フィルター類の表面及び裏面に繰り返し衝突させて微小
振動を与えつつ、表面及び裏面に沿って上昇させ、フィ
ルター類の表面及び/又は裏面の汚れとその内部の汚れ
とを削ぎ取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はフィルター類の洗
浄装置に関し、例えばエアーコンディショナーや空気清
浄機に用いられているフィルターを簡単に洗浄できるよ
うにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場や店舗においてはエアーコ
ンディショナーを設け、工場内や店舗内の汚れた空気を
吸い込んでフィルターで清浄化し、必要に応じて空気の
温度を調整して吹き出し、最適な環境にすることが行わ
れている。また、精密な製品や部品を取り扱う研究所や
工場においては静電フィルターを備えた空気清浄機を設
置し、室内の清浄度を保つことが行われている。
【0003】ところで、エアーコンディショナーや空気
清浄機では所定の期間使用するとフィルターに埃や煙草
のヤニ等が付着して目詰まりが発生する。
【0004】かかるフィルターの目詰まりはエアーコン
ディショナーや空気清浄機への空気吸い込み量を減少さ
せて運転効率を低下させ、又エアーコンディショナーの
場合には設定温度に達するまでに時間がかかることとな
る。また、目詰まりの生じたフィルターの内側には強い
吸引力が作用し、目詰まりした埃の一部がエアーコンデ
ョショナーや空気清浄機の内部に吸い込まれ、再び吹き
出し口から室内に吹き出されて室内を汚し、あるいはエ
アーコンデョショナーや空気清浄機の内部で引っ掛か
り、黴や細菌の増殖床となってしまう。さらに、フィル
ターの目詰まりは空気を吸い込む抵抗となって圧縮機に
対する過大な負荷となり、最悪の場合には圧縮機の弁割
れやピストンの焼付きを招来する。従って、フィルター
の洗浄は非常に重要である。
【0005】従来、フィルターを洗浄する場合、エアー
コンディショナーや空気清浄機からフィルターを取り出
し、洗い場に並べて水をかけて洗剤をつけ、ブラシでこ
すって汚れを取り除くことが一般的に行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フィルターに
は多孔質状のもの、襞状に折り畳んだもの等、種々の構
造があり、従来の洗浄方法ではフィルター内部に入り込
んだ汚れを取り除くのに時間がかかり、特に油脂成分
(特に、工業用油脂成分)を含む埃や煙草のヤニによっ
て目詰まりが発生している場合にはブラシでこすっただ
けでは内部の汚れは取れ難い。しかも、油脂成分を含む
埃や煙草のヤニ等を含む洗浄後の水をそのまま排水する
のは環境上、好ましくない。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑み、洗浄に使
用した汚れた水をそのまま排水することなく、油脂成分
を含む埃や煙草のヤニによって生じた内部の汚れをも簡
単かつ確実に取り除くことができるようにしたフィルタ
ー類の洗浄装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係るフ
ィルター類の洗浄装置は、汚れが表面及び/又は裏面の
内部に侵入しうる形状部分を含むフィルター類を自動的
に洗浄する装置であって、貯排水可能な洗浄槽と該洗浄
槽内に上方から収容可能なホルダーとを備え、上記ホル
ダーは洗浄すべき複数のフィルター類を起立状態で保持
してそのほぼ全体を上記洗浄槽内の水に浸漬しうる構造
に形成されている一方、上記洗浄槽の底部には複数のエ
アー噴出孔を有するエアー通路が設けられ、上記エアー
通路は上記複数のエアー噴出孔から多数の気泡が噴出さ
れて上記洗浄槽内の水が上記多数の気泡によって強撹拌
されるようにエアーを加圧供給可能に構成されており、
上記多数の気泡が上記強撹拌水流により上記起立状態の
複数の各フィルター類の表面及び裏面に衝突を繰り返し
て微小振動を与えつつ、該表面及び裏面に沿って上昇
し、上記複数の各フィルター類の表面及び/又は裏面の
汚れとその内部の汚れとを削ぎ取るようになしたことを
特徴とする。
【0008】本発明の特徴の1つは複数のフィルター類
を起立させて洗浄槽内の水に浸漬し、多数の気泡をフィ
ルター類の下方から噴出させるようにした点にある。こ
れにより、洗浄槽内の水が多数の気泡によって強撹拌さ
れ、多数の気泡は強撹拌水流によって複数の各フィルタ
ー類の表面及び裏面に繰り返し衝突されて微小振動を与
えながら、表面及び裏面に沿って上昇するが、水中にお
ける気泡は弾性体に類似した挙動を示す結果、多数の気
泡がフィルター類の表裏面を強くこすって表裏面の汚れ
を削ぎ取るだけでなく、フィルター類の表裏面の内部ま
で侵入して内部の汚れを削ぎ取ることとなる。
【0009】気泡の大きさ及び噴出圧力は洗浄性能と密
接に関係する。例えば、気泡が大き過ぎるとフィルター
類の表裏面の内部まで十分に侵入できず、内部の汚れが
残りやすい。また、気泡の噴出圧力が小さい場合には必
要な強さの撹拌が得られない。しかし、必要な気泡の大
きさ及び噴出圧力は例えば油脂成分や煙草のヤニを多量
に含んだ埃か、単なる綿埃か等、洗浄対象であるフィル
ター類の汚れの種類によって異なることから、実験的に
求めてエアー噴出孔の孔径やエアーの供給圧力等の条件
を設定するのが好ましい。また、後述のように整流プレ
ートで気泡の大きさや噴出圧力を調整することもでき
る。
【0010】洗浄対象であるフィルター類はエアーコン
ディショナーや空気清浄機のフィルターをいうが、本発
明に係る洗浄方法によれば表裏面の狭い又は細かい内部
に侵入して汚れを取り除くことができることから、エア
ーコンディショナーや空気清浄機のルーバ、足拭きマッ
ト(合成樹脂製マット、ブラシ状マット等)、その他、
汚れが表面及び/又は裏面の内部に侵入しうる形状部分
を含むシートやプレート等にも適用することができる。
但し、軟質のシートの場合には洗浄中に強撹拌水流によ
って動き廻るので、ホルダーの構造を工夫して起立状態
に保持するか、他の保持部材を設けて起立状態に保持す
るのが望ましい。
【0011】洗浄槽内の水は水道水等、単なる水として
もよいが、汚れが油脂成分や煙草のヤニを含む場合には
洗剤(泡立ちの少なさの点からは中性洗剤が好ましい)
を併用するのがよい。
【0012】ホルダーは複数のフィルター類を起立状態
で保持できればどような構造や形状でもよいが、下方か
らの気泡を円滑に上昇させる必要があることから、その
抵抗とならないように金属線材、その他の小径の部材を
用いて製作するのがよい。
【0013】フィルター類を起立させたのは複数の気泡
が複数のフィルターの間をスムーズに上昇して所望の強
撹拌が得られるのに対し、水平にすると、例えばフィル
ターの場合には表面又は裏面の一方に汚れが付く関係
上、フィルターの下方に向ける面を間違えると汚れが取
れないばかりでなく、気泡が最下段のフィルターを逃げ
るように上昇する結果、気泡が上方のフィルターの表裏
面に効率よく接触せず、しかも所望の強撹拌が得られな
くなるからである。
【0014】エアー通路は洗浄槽の底部に閉断面の通路
を形成してもよいが、製造が煩雑である。そこで、パイ
プを配管してエアー通路を構成するのがよい。このエア
ー通路は洗浄槽の底面全体から気泡が上昇するように、
洗浄槽の底部全体に折り曲げて設けるのがよい。
【0015】洗浄した後のフィルター類は汚れが残存し
ないように濯ぎを行うのがよい。即ち、洗浄装置には貯
排水可能な濯ぎ槽を更に備え、濯ぎ槽はホルダーを上方
から収容可能とし、又濯ぎ槽の底部には複数のエアー噴
出孔を有するエアー通路を設ける一方、濯ぎ槽には濯ぎ
水のオーバーフロー水を排水するオーバーフロー口及び
濯ぎ槽内に濯ぎ水を給水する給水口を形成し、エアー噴
出孔から噴出される気泡にて濯ぎ水を強撹拌して複数の
各フィルター類を濯ぐようになすのがよい。
【0016】濯ぎ槽のエアー通路についても洗浄槽のそ
れと同様に構成するのがよい。また、洗浄効率及び濯ぎ
効率をアップする上で、上述のように底部全体から均一
に泡を噴出させるのが大切であるが、エアー通路のレイ
アウトを工夫するだけでは限界がある。そこで、洗浄槽
及び/又は濯ぎ槽の底部には多孔性の整流フィルターを
エアー通路を覆って配置し、エアー通路から噴出される
気泡を洗浄槽及び/又は濯ぎ槽内に均一分散させるのが
よい。しかも、このように整流プレートを設けると、ホ
ルダーがエアー通路に衝突してエアー通路を破損するお
それを解消できる。
【0017】また、洗浄と濯ぎを行った後のフィルター
類は自然乾燥させてもよく、又すぐに使用できるように
水切りを行ってもよい。即ち、濯ぎ槽の上方部位には複
数のエアー噴出孔を有するエアー通路を濯ぎ槽の上端縁
に沿って設け、1枚ずつ引き上げられるフィルター類に
対してエアーを噴射させて水切りを行うようにするのが
よい。
【0018】エアーの加圧供給は工場設備のコンプレッ
サーから送られる加圧エアーを利用して供給してもよ
く、又洗浄装置にコンプレッサーを搭載してエアー通路
にエアーを加圧供給するようにしてもよい。
【0019】洗浄装置を具体的に製作する場合、エアー
通路にエアーを供給するエアー供給制御手段、洗浄槽に
給水する洗浄槽給水制御手段、濯ぎ槽に給水する濯ぎ槽
給水制御手段、洗浄槽及び濯ぎ槽の水を排水する排水制
御手段を設けるが、これらは自動的な制御でもよいが、
コスト面を考慮すると、作業者が手又は足を使って操作
するように構成するのがよい。
【0020】
【作用及び発明の効果】複数のフィルター類をホルダー
に起立保持して洗浄槽内の水に浸漬し、多数の気泡をフ
ィルター類の下方から噴出させると、洗浄槽内の水は隣
接するフィルターの間を上昇する多数の気泡によって強
撹拌され、多数の気泡は水の強撹拌によって複数の各フ
ィルター類の表面及び裏面に繰り返し衝突されて微小振
動を与えながら、表面及び裏面に沿って上昇する。その
際、気泡が水中においては弾性体に類似した挙動を示
し、フィルター類の表裏面を強くこすって表裏面の汚れ
を削ぎ取り、同時にフィルター類の表裏面の内部まで侵
入して内部の汚れを削ぎ取り、こうしてフィルター類の
汚れを確実に取り除くことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図1ないし図9は本発明に
係るフィルター類の洗浄装置の好ましい実施形態を示
す。図において、洗浄装置10は洗浄槽20、濯ぎ槽3
0及び制御ボックス40から構成されるとともにフィル
ター類のホルダー90を備え、上記濯ぎ槽30は洗浄槽
20の前方に配置され、上記制御ボックス40は洗浄槽
20及び濯ぎ槽30の側面に取付けられている。
【0022】上記洗浄槽20及び濯ぎ槽30は上面が開
放され、洗浄槽20側上端縁には蓋11が両槽20、3
0の上面を開閉しうるように枢支されている。また、洗
浄槽20及び濯ぎ槽30の側面には図2に示されるよう
に洗浄水及び濯ぎ水の給水口21、31が形成され、濯
ぎ槽30の給水口31には濯ぎ水の給水パイプ33が接
続されて該給水パイプ33は濯ぎ槽30の底部に延び、
又給水パイプ33には多数の透孔が穿設されている。
【0023】上記両給水口21、31には槽外側に第
1、第2の給水パイプ22、32の一端が接続され、該
両給水パイプ22、32の他端側は制御ボックス40内
で切替弁50を経て主給水パイプ51に接続され、該主
給水パイプ51の他端は給水ホース52を経て水道の蛇
口52に接続されるようになっており、制御ボックス4
0の操作レバー43の操作にて洗浄槽20及び濯ぎ槽3
0への給水を制御できるようになっている。
【0024】また、洗浄槽20及び濯ぎ槽30には図3
に示されるようにその側面上方部位に洗剤の泡を含むオ
ーバーフロー水又は濯ぎのオーバーフロー水を排水する
オーバーフロー口23、33が形成され、洗浄槽20及
び濯ぎ槽30の底部には第1、第2の排水口24、34
が形成されている。
【0025】この第1、第2の両排水口24、34には
第1、第2の排水パイプ60、61が、オーバーフロー
口23、33には第3の排水パイプ62が各々接続さ
れ、第1、第2の排水パイプ60、61は開閉弁64、
65を介して主排水パイプ63に接続され、又第3の排
水パイプ62は主排水パイプ63の途中に直接接続さ
れ、主排水パイプ63には排水ホース68が接続されて
おり、洗浄槽10の前面下端部の操作レバー66、67
にて洗浄槽20及び濯ぎ槽30の排水を操作できるよう
なっている。
【0026】他方、図4に示されるように、制御ボック
ス40内には工場設備のエアー配管の接続プラグ70が
接続されるエアー取入口71が設けられ、該エアー取入
口71には主エアー供給パイプ72が接続され、該主エ
アー供給パイプ72の途中には第1のエアー供給パイプ
73が接続され、該第1のエアー供給パイプ73は途中
にフィルター付きエアーレギュレータ74が介設されて
その先端側は2つに分岐され、該2つのエアー供給パイ
プ713、714は開閉弁75、76を介して洗浄槽2
0及び濯ぎ槽30に延設されている。
【0027】また、主エアー供給パイプ72には第2の
エアー供給パイプ77が接続され、該第2のエアー供給
パイプ77は途中に足踏みペダル式の開閉弁78を介し
て濯ぎ槽30に延設され、更に主エアー供給パイプ72
には圧力計79が接続されるとともに、手持ち式のエア
ーガン710が接続され、該エアーガン720の先端に
は所定の立体角度、例えば120°の立体角度をもって
エアーを噴射しうるノズルが取付けられており、制御ボ
ックス40の操作レバー41、42の操作にて洗浄槽2
0及び濯ぎ槽30へのエアーの供給を制御できるように
なっている。
【0028】また、上記洗浄槽20及び濯ぎ槽30の底
部には図5に示されるようにエアー噴出用のパイプ(エ
アー通路)711、712がそのほぼ全体にわたって折
り曲げて配管され、該エアー噴出用パイプ711、71
2には例えば径0.5mmのエアー噴出孔が例えば30
mm間隔で形成され、又濯ぎ槽30の上端縁には水切り
用のパイプ(エアー通路)715が横方向に延びて配管
され、該水切り用パイプ715にはスプレーノズルが適
切な間隔をあけて取付けられている。エアー噴出用パイ
プ711、712には第1のエアー供給パイプ73から
分岐されたエアー供給パイプ713、714が、水切り
用パイプには第2のエアー供給パイプ72が接続されて
いる。
【0029】さらに、上記洗浄槽20及び濯ぎ槽30の
底部には整流プレート80、81がエアー噴出用のパイ
プ711、712の上方に底部の全体を覆って配置さ
れ、該整流プレート80、81には径6mmの複数の透
孔が全体に分散して穿設されている。また、洗浄槽20
の排水口21は凹状をなし、その内部には図9に示され
る金網製のゴミ籠12が引き抜き可能に挿入されてい
る。また、上記ホルダー90は図8に示されるように金
属ワイヤーを用いて製作され、複数のフィルター類を起
立して保持できる構造となっている。
【0030】例えば、エアーコンディショナーのフィル
ターWを洗浄する場合、洗浄槽20及び濯ぎ槽30内に
給水する一方、複数のフィルターWをホルダー90に起
立して保持し、フィルターWの全体をホルダー90とと
もに洗浄槽20内に浸漬し、洗浄槽20側に加圧エアー
を供給する。すると、パイプ711から多数の気泡Bが
噴出され、該気泡Bは整流プレート80によって洗浄槽
20の底部全体に分散されて上昇し、洗浄槽20内に強
い撹拌水流を発生させる。
【0031】この強撹拌水流は多数の気泡Bをフィルタ
ーに繰り返し激しく衝突させてフィルターWを微振動さ
せるが、水中における気泡Bは弾性体に似た挙動を示
し、フィルターWの表裏面に固着した汚れDを削ぎ取る
ことができる(図10の矢印A1参照)。同時に、フィ
ルターWが微振動されているので、気泡Bはフィルター
Wの内部にまで侵入することができ(図10の矢印A2
参照)、フィルターWの内部を通過し(図10の矢印A
3参照)、あるいは途中まで侵入してから元の位置に戻
り(図10の矢印A4参照)、フィルターWの内部の汚
れDを次第に削ぎ取ることとなる。
【0032】洗浄が済むと、洗浄槽20へのエアーの供
給を停止し、ホルダー90を引き上げて濯ぎ槽30に移
した後、濯ぎ槽30側にエアーを供給するとともに、濯
ぎ水を給水する。すると、濯ぎ槽30内の水が気泡によ
って強く撹拌されてフィルターWは濯がれることとな
る。濯ぎが済むと、濯ぎ水の給水及びエアーを供給を停
止し、水切り用パイプ715へのエアーの供給を開始し
た後、フィルターWを1枚ずつゆっくりと引き上げる
と、水切り用パイプ715のスプレーノズルからエアが
所定の立体角度をもって噴出され、フィルターWに付着
していた水分を吹き飛ばすことができる。水切りが完全
でない場合にはエアーガン710を用い、その先端ノズ
ルから広範囲線状にエアーを噴射させ、フィルターWの
水分が残っている部分に吹き付けると水切りを完全に行
うことができ、直ぐにエアーコンディショナーに組み込
んで使用することができる。
【0031】洗浄槽20内の洗浄水及び濯ぎ槽30内の
濯ぎ水は通常は槽20、30内に貯水されているが、操
作レバー66、67を操作すると、排水ホース68から
排水することができる。そこで、洗浄水及び濯ぎ水が汚
れてくると、排水ホース68から排水タンク等に排水
し、環境を汚染しない適切な方法で処理することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフィルター類の洗浄装置の好ま
しい実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 上記装置における給水系を示す構成図であ
る。
【図3】 上記装置における排水系を示す構成図であ
る。
【図4】 上記装置におけるエアー供給系を示す構成図
である。
【図5】 上記装置における洗浄槽及び濯ぎ槽のエアー
噴出用パイプ及び給水パイプの配管例を示す平面図であ
る。
【図6】 上記装置における洗浄槽のエアー噴出用パイ
プの配管例を示す側面図である。
【図7】 上記装置における整流プレートの設置方法を
説明するための斜視図である。
【図8】 上記装置におけるホルダーの構成例を示す斜
視図である。
【図9】 上記装置におけるゴミ籠をの構成例を示す斜
視図である。
【図10】 上記装置の作用を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 洗浄装置 20 洗浄槽 24 排水口 30 濯ぎ槽 31 給水口 33 オーバーフロー口 34 排水口 40 制御ボックス 711、712 エアー噴出用パイプ(エアー通
路) 715 水切り用パイプ(エアー通路) 80、81 整流プレート 90 ホルダー W フィルター B 気泡 D 汚れ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚れが表面及び/又は裏面の内部に侵入
    しうる形状部分を含むフィルター類を自動的に洗浄する
    装置であって、 貯排水可能な洗浄槽と該洗浄槽内に上方から収容可能な
    ホルダーとを備え、上記ホルダーは洗浄すべき複数のフ
    ィルター類を起立状態で保持してそのほぼ全体を上記洗
    浄槽内の水に浸漬しうる構造に形成されている一方、上
    記洗浄槽の底部には複数のエアー噴出孔を有するエアー
    通路が設けられ、上記エアー通路は上記複数のエアー噴
    出孔から多数の気泡が噴出されて上記洗浄槽内の水が上
    記多数の気泡によって強撹拌されるようにエアーが加圧
    供給可能に構成されており、 上記多数の気泡が上記強撹拌水流により上記起立状態の
    複数の各フィルター類の表面及び裏面に衝突を繰り返し
    て微小振動を与えつつ、該表面及び裏面に沿って上昇
    し、上記複数の各フィルター類の表面及び/又は裏面の
    汚れとその内部の汚れとを削ぎ取るようになしたことを
    特徴とするフィルター類の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 貯排水可能な濯ぎ槽を更に備え、該濯ぎ
    槽は上記ホルダーが上方から収容可能に設けられ、上記
    濯ぎ槽の底部には複数のエアー噴出孔を有するエアー通
    路が設けられる一方、上記濯ぎ槽には濯ぎ水のオーバー
    フロー水を排水するオーバーフロー口及び濯ぎ槽内に濯
    ぎ水を給水する給水口が形成され、上記エアー噴出孔か
    ら噴出される気泡にて濯ぎ水が強撹拌されて複数の各フ
    ィルター類が濯がれるようになした請求項1記載のフィ
    ルター類の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記洗浄槽及び/又は濯ぎ槽の底部には
    多孔性の整流フィルターが上記エアー通路の上方にて上
    記底部全体をほぼ覆って配置され、上記エアー通路から
    噴出される気泡が上記洗浄槽及び/又は濯ぎ槽内に均一
    分散されるようになした請求項1又は2記載のフィルタ
    ー類の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 上記濯ぎ槽の上方部位には複数のエアー
    噴出孔を有するエアー通路が濯ぎ槽の上端縁に沿って設
    けられ、1枚ずつ引き上げられる上記フィルター類に対
    してエアーが噴射されて水切り可能となした請求項2又
    は3記載のフィルター類の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 上記エアー通路にエアーを加圧供給する
    コンプレッサーを更に備えた請求項1又は2記載のフィ
    ルター類の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 上記フィルター類が、エアーコンディシ
    ョナー又は空気清浄機に用いられているフィルター又は
    ルーバー、あるいは足拭きマットである請求項1記載の
    フィルター類の洗浄装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015077572A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 株式会社大丸テクノ フィルタの洗浄装置および洗浄方法
CN111773866A (zh) * 2020-07-10 2020-10-16 安徽工程大学 一种矿山生产用雾喷抑尘成套设备

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