JPH11123019A - 海苔採取用ゴミ取り装置及びそれを備えた海苔採取船及び海苔の採取方法 - Google Patents

海苔採取用ゴミ取り装置及びそれを備えた海苔採取船及び海苔の採取方法

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JPH11123019A
JPH11123019A JP9307897A JP30789797A JPH11123019A JP H11123019 A JPH11123019 A JP H11123019A JP 9307897 A JP9307897 A JP 9307897A JP 30789797 A JP30789797 A JP 30789797A JP H11123019 A JPH11123019 A JP H11123019A
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laver
net
seaweed
scooping
collecting
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Kinji Nagamatsu
金次 永松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】海苔の採取作業において海苔網を海苔採取船に
引上げる際に、海苔網が浮遊しているゴミを掬い上げな
いようにして海苔原藻にゴミが混入しないようにし、良
質の海苔製品が得られるようにする。 【解決手段】海苔採取船(A) は船体(1) と海苔採取機
(2) 及び海苔採取用ゴミ取り装置(3)を備えている。海
苔採取用ゴミ取り装置(3) は長円状に形成され所要間隔
をおいて横方向へ並設された所要数のガイド部材(31)を
備えている。ガイド部材(31)の底部側から後部側へかけ
ては海苔網(N) の幅と実質的に同一またはそれより広い
幅を有する掬い網(34)が設けてある。ガイド部材(31)は
回動アーム(30)により船体(1) に上下動可能に取り付け
てある。ガイド部材(31)の内部側にはガイド部材(31)と
掬い網(34)に浮力を付与して、掬い網(34)を海面に浮遊
するゴミを掬い取ることができる位置に位置させるフロ
ート(35)が取り付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海苔採取用ゴミ取り
装置及びそれを備えた海苔採取船及び海苔の採取方法に
関するものである。更に詳しくは、海苔採取船で海苔網
を引上げながら海苔を採取するときに、海面に浮遊して
いるゴミ等を取り除き海苔網に付着しないようにする海
苔採取用ゴミ取り装置及びそれを備えた海苔採取船及び
海苔の採取方法に関する。
【0002】
【従来技術】海苔の養殖は、一般に干満の差が大きく養
分が多い内海で行われている。内海は、河川からの流入
量が多く、河川から流れてきた合成樹脂の袋や藁などの
植物が海面に多く浮遊している。海苔は、海に張設して
ある海苔網を海苔採取船に引上げて海苔採取機によって
摘み採っているが、海苔網を引上げる際に海面に浮遊し
ているゴミも掬い上げてしまうので、摘み採った海苔原
藻にこれらが混入してしまう。このため、海苔採取後に
海苔原藻とゴミを分離させるための様々な装置が提案さ
れている。これらの装置は、一般的に、海苔原藻を海水
で希釈してスリットなどの狭い箇所を通し、ゴミをこれ
により引っ掛け、海苔原藻をのみを通すことにより分離
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の装置には、次のような課題があった。すなわ
ち、海苔原藻の葉の間に挟まったり包まれたような細か
なゴミを取り除くのは難しく、しかも、性能が十分でな
いものでも装置が大掛りとなってコスト高になりやすか
った。
【0004】本発明は上記課題を解消するもので、海苔
の採取作業において海苔網を海苔採取船に引上げる際
に、海苔網が浮遊しているゴミを掬い上げないようにし
て海苔原藻にゴミが混入しないようにし、良質の海苔製
品が得られるようにする海苔採取用ゴミ取り装置及びそ
れを備えた海苔採取船及び海苔の採取方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、海苔網の上面側に接して海苔網を案内する
ガイド手段と、海苔網の幅と実質的に同一またはそれよ
り広い幅を有し海水とゴミを分離する分離手段と、を備
えていることを特徴とする、海苔採取用ゴミ取り装置で
ある。
【0006】第2の発明にあっては、海苔網の上面側に
接して海苔網を案内するガイド部材と、海苔網の幅と実
質的に同一またはそれより広い幅を有し海水とゴミを分
離する分離部材と、上記ガイド部材と上記分離部材を海
面上で上下動できるよう船体に取り付ける取付手段と、
上記分離部材を海面に浮遊しているゴミを掬い取ること
ができる位置に位置させる浮子と、を備えていることを
特徴とする、海苔採取用ゴミ取り装置である。
【0007】第3の発明にあっては、長円状または楕円
状に形成され、所要間隔をおいて横方向へ並設された所
要数のガイド部材と、上記ガイド部材の底部側から後部
側へかけて設けられ、海苔網の幅と実質的に同一または
それより広い幅を有する掬い網と、上記ガイド部材と上
記掬い網を海面上で上下動できるよう船体に取り付ける
取付手段と、上記ガイド部材の内部側に設けられ、上記
掬い網を海面に浮遊しているゴミを掬い取ることができ
る位置に位置させる浮子と、を備えていることを特徴と
する、海苔採取用ゴミ取り装置である。
【0008】第4の発明にあっては、上記取付手段は、
上記船体上または上方に上記掬い網を位置させる手段を
有することを特徴とする、第3の発明に係る海苔採取用
ゴミ取り装置である。
【0009】第5の発明にあっては、船体と、上記船体
に搭載された海苔採取機と、第1、第2、第3または第
4の発明に係る海苔採取用ゴミ取り装置と、を備えてい
ることを特徴とする、海苔採取船である。
【0010】第6の発明にあっては、船体に引上げられ
る前の海苔網を海面より沈めるステップ、沈められた海
苔網の上部の海面に浮遊しているゴミを掬い取るステッ
プ、を含むことを特徴とする、海苔採取作業におけるゴ
ミ取り方法である。
【0011】第7の発明にあっては、船体に引上げられ
る前の海苔網を海面より沈めるステップ、沈められた海
苔網の上部の海面に浮遊しているゴミを掬い取るステッ
プ、船体に引上げられた海苔網に付着している海苔を摘
み取るステップ、を含むことを特徴とする、海苔の採取
方法である。
【0012】第8の発明にあっては、ガイド手段を船体
に引上げられる前の海苔網の上に位置させて海苔網を押
えて海面より沈めるステップ、沈められた海苔網の上部
の海面に浮遊しているゴミを掬い網で掬い取るステッ
プ、船体に引上げられた海苔網に付着している海苔を摘
み取るステップ、を含むことを特徴とする、海苔の採取
方法である。
【0013】ガイド手段(部材)と分離手段(部材)
は、一体的に設けてもよいし、別体に設けてもよい。ま
た、分離手段自体を高強度に形成して、ガイド手段とし
ての機能を持たせることもできる。分離部材としては、
海水とゴミを分離できるものであれば、その構造は特に
限定されるものではないが、植物繊維や合成樹脂繊維あ
るいは金属線で形成された網体の他、例えば合成樹脂板
や金属板に多数の穴を設けたもの、木や竹をひご状に形
成してこれをざる状に編んだもの等が使用される。
【0014】(作用)海苔網の上面側に接して海苔網を
案内するガイド手段と、海苔網の幅と実質的に同一また
はそれより広い幅を有し海水とゴミを分離する分離手段
とを備えている海苔採取用ゴミ取り装置では、海苔採取
用ゴミ取り装置を船体に取り付けて進行方向側の海面に
下ろし、船体に引上げられる前の海苔網をガイド手段に
よって押えて海面より沈めるようにすれば、海苔網に付
着していたゴミは大部分が離れて海面に浮き上がる。こ
の状態で、海苔採取船を移動させて海苔網を船体に引上
げ、海苔採取機によって海苔を摘み取る。海面に浮遊し
ているゴミは分離手段により海水と分離され回収され
る。海苔網はガイド手段によって上方から押えられてい
るために海面に浮遊しているゴミを掬い取ることなく移
動して、ガイド手段の後方より海中から引上げられる。
従って、摘み取られる海苔にはゴミが混入しにくく、良
質の海苔製品が得られる。
【0015】海苔網の上面側に接して海苔網を案内する
ガイド部材と、海苔網の幅と実質的に同一またはそれよ
り広い幅を有し海水とゴミを分離する分離部材と、ガイ
ド部材と分離部材を海面上で上下動できるよう船体に取
り付ける取付手段と、分離部材を海面に浮遊しているゴ
ミを掬い取ることができる位置に位置させる浮子とを備
えている海苔採取用ゴミ取り装置では、更に、ガイド部
材や分離部材は取付手段によって上下動可能であるの
で、海面からの沈み量はそれらの重さと浮子の浮力によ
ってほぼ一定に保たれ、波で船体が揺れても、ガイド部
材や分離部材は海面にほぼ追従するので、浮遊するゴミ
の掬い取りを確実に行うことができる。
【0016】長円状または楕円状に形成され、所要間隔
をおいて横方向へ並設された所要数のガイド部材と、ガ
イド部材の底部側から後部側へかけて設けられ、海苔網
の幅と実質的に同一またはそれより広い幅を有する掬い
網と、ガイド部材と掬い網を海面上で上下動できるよう
船体に取り付ける取付手段と、ガイド部材の内部側に設
けられ、掬い網を海面に浮遊しているゴミを掬い取るこ
とができる位置に位置させる浮子とを備え、取付手段
は、船体上または上方に掬い網を位置させる手段を有す
る海苔採取用ゴミ取り装置では、更に、取付手段によっ
て掬い網を船体上または上方に位置させることにより、
掬い網にたまったゴミを取り除く作業が容易にできる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図1は本発明に係る海苔採取船
の実施の形態を示し、海苔の採取作業を行っている状態
の概略側面図、図2は図1に示す海苔採取船の概略平面
図、図3はゴミ取り装置を構成する押圧体の要部斜視
図、図4はゴミ取り装置を船体に上げた状態を示す概略
側面図である。
【0018】符号Aは海苔採取船で、平面視でほぼ長方
形状の船体1と、船体1に搭載されている海苔採取機2
と、ゴミ取り装置3を備えている。船体1の上縁部10
は海苔網を滑らせて引上げやすくするために滑らかに形
成してある。船体1の後端中央部には、船外機11が設
けてある。船体1の中央部には、海苔採取機2が配設し
てある。海苔採取機2は、二本の連結部材12を介して
上縁部10に取り付けてある。海苔採取機2は、両側端
部に設けられた逆U字状の支脚20を備えている。支脚
20間には、回転軸に螺旋刃を取り付けたカッター21
が設けてある。カッター21は、原動機22により駆動
される。また、海苔採取機2の頂部から上記船外機11
にかけて、カバー板23が設けられている。
【0019】上記海苔採取機2の各支脚20には、上記
したゴミ取り装置3が取り付けてある。ゴミ取り装置3
は、取付手段を構成する回動アーム30を備えている。
各回動アーム30はステンレス製で入子構造となってお
り、先部側の角パイプ状の受管302と基部側の同じく
角パイプ状の挿入管301を備えている。挿入管301
は受管302内で固定ピン303により固定可能であ
り、各回動アーム30は基端部から先端部までの長さが
調整できるようになっている。また、各回動アーム30
の基端部(挿入管301の基端部)は軸ピン305によ
ってスライド体306に回動可能に取り付けてある。ス
ライド体306は支脚20の頂部に立設されている保持
管307に上下方向にスライド可能に収容してある。な
お、挿入管301も保持管307に収容できる太さに設
定されている。
【0020】各回動アーム30の先端部には、五つのガ
イド部材31を所要の間隔で連結した押圧体32が取り
付けられている。ガイド部材31は、合成樹脂製のパイ
プで長円状に形成されている。押圧体32は、各ガイド
部材31を両側の曲り始点部分の内部側に掛け渡してあ
る四本の連結部材33により連結することにより枠組さ
れている。
【0021】上記した四本の連結部材33のうち、下部
側前部の連結部材33から下部側後部の連結部材33及
び上部側後部の連結部材33にかけて、分離部材である
掬い網34が張設されている。掬い網34の網目の細か
さは、海面に浮遊しているゴミを掬い取ることができる
ように適宜設定される。また、押圧体32の内部には、
浮子であるフロート35が両側寄りの二箇所に取り付け
てある。フロート35の浮力及び取付位置は、押圧体3
2が海中に入ったとき、掬い網34の水平部が海面より
やや下方に位置するように設定されている。
【0022】両端側のガイド部材31の中間部には、縦
方向に取着部材36が固定されている。取着部材36に
は、縦方向に等間隔で四箇所にピン孔37が設けてあ
る。そして、押圧体32は、各回動アーム30の受管3
02の先端部に設けてある取着ピン304を任意のピン
孔37に挿着して取り付けてある。なお、両端側のガイ
ド部材31に網体等の分離部材を張設したり板体を取り
付けることによりゴミの取り込みをより確実に行うこと
もできる。
【0023】(作 用)図1ないし図4を参照して、海
苔採取船Aの作用を説明する。まず、海苔を摘み取る海
苔網Nの端部を海苔採取船Aの上に引上げ、海苔採取機
2の上に位置させる。次に、回動アーム30を下方へ回
動させてゴミ取り装置3の押圧体32を船体1の進行方
向側の海面に下ろし、引上げられる前の海苔網Nをガイ
ド部材31によって押えて海面より沈めるようにする。
このときの押圧体32の沈み量はフロート35の浮力に
よってほぼ一定に保たれるので、海苔網Nを必要以上に
沈めてしまうことを防止できる。なお、海苔採取作業を
行う前に海苔網Nが海面にあるとき、海面に浮遊してい
るゴミは、海苔網Nに一定間隔で設けてある浮竹4(通
常は合成樹脂でつくられている)に大半が引っ掛ってい
る。従って、この浮竹4を沈めてゴミを浮かせることに
よって、ゴミを効率よく掬い取ることができる。
【0024】この状態で、海苔採取船Aを移動させて海
苔網Nを船上に引上げ、海苔採取機2によって海苔を摘
み取る。このとき、海苔網Nは押圧体32のガイド部材
31により押えられているため海面より下を移動し、更
に海面に浮遊しているゴミは掬い網34で掬い取られる
ので、海苔網Nは海面に浮遊しているゴミを掬い取るこ
となく、押圧体32の後方より海中から引上げられる。
また、ガイド部材31は長円状に形成されているため
に、海苔網Nは両端部の湾曲部分によってスムーズに送
られる。従って、摘み取られる海苔にはゴミが混入しに
くく、これにより良質の海苔製品が得られる。
【0025】また、掬い網34にたまったゴミを取り除
く場合や海苔採取船Aの方向を変える場合等は回動アー
ム30を垂直に立てるようにする。この場合は、まず、
回動アーム30を垂直に立て、スライド体306と共に
挿入管301の基端部を保持管307に収容し、回動ア
ーム30が倒れないように固定する。そして、固定ピン
303を抜いて受管302を下降させ、挿入管301を
収容し、回動アーム30を短くして押圧体32を下降さ
せる。これによって、掬い網34にたまったゴミを取り
除く作業が容易にできるようになる。
【0026】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)海苔網の上面側に接して海苔網を案内するガイド
手段と、海苔網の幅と実質的に同一またはそれより広い
幅を有し海水とゴミを分離する分離手段とを備えている
海苔採取用ゴミ取り装置では、海苔採取用ゴミ取り装置
を船体に取り付けて進行方向側の海面に下ろし、船体に
引上げられる前の海苔網をガイド手段によって押えて海
面より沈めるようにすれば、海苔網に付着していたゴミ
は大部分が離れて海面に浮き上がる。この状態で、海苔
採取船を移動させて海苔網を船体に引上げ、海苔採取機
によって海苔を摘み取る。海面に浮遊しているゴミは分
離手段により海水と分離され回収される。海苔網はガイ
ド手段によって上方から押えられているために海面に浮
遊しているゴミを掬い取ることなく移動して、ガイド手
段の後方より海中から引上げられる。従って、摘み取ら
れる海苔にはゴミが混入しにくく、良質の海苔製品が得
られる。
【0028】(b)海苔網の上面側に接して海苔網を案
内するガイド部材と、海苔網の幅と実質的に同一または
それより広い幅を有し海水とゴミを分離する分離部材
と、ガイド部材と分離部材を海面上で上下動できるよう
船体に取り付ける取付手段と、分離部材を海面に浮遊し
ているゴミを掬い取ることができる位置に位置させる浮
子とを備えている海苔採取用ゴミ取り装置では、上記効
果に加えて、更に、ガイド部材や分離部材は取付手段に
よって上下動可能であるので、海面からの沈み量はそれ
らの重さと浮子の浮力によってほぼ一定に保たれ、波で
船体が揺れても、ガイド部材や分離部材は海面にほぼ追
従するので、浮遊するゴミの掬い取りを確実に行うこと
ができる。
【0029】(c)長円状または楕円状に形成され、所
要間隔をおいて横方向へ並設された所要数のガイド部材
と、ガイド部材の底部側から後部側へかけて設けられ、
海苔網の幅と実質的に同一またはそれより広い幅を有す
る掬い網と、ガイド部材と掬い網を海面上で上下動でき
るよう船体に取り付ける取付手段と、ガイド部材の内部
側に設けられ、掬い網を海面に浮遊しているゴミを掬い
取ることができる位置に位置させる浮子とを備え、取付
手段は、船体上または上方に掬い網を位置させる手段を
有する海苔採取用ゴミ取り装置では、上記効果に加え
て、更に、取付手段によって掬い網を船体上または上方
に位置させることにより、掬い網にたまったゴミを取り
除く作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔採取船の実施の形態を示し、
海苔の採取作業を行っている状態の概略側面図。
【図2】図1に示す海苔採取船の概略平面図。
【図3】ゴミ取り装置を構成する押圧体の要部斜視図。
【図4】ゴミ取り装置を船体に上げた状態を示す概略側
面図。
【符号の説明】
A 海苔採取船 1 船体 10 上縁部 11 船外機 12 連結部材 2 海苔採取機 20 支脚 21 カッター 22 原動機 23 カバー板 3 海苔採取用ゴミ取り装置 30 回動アーム 301 挿入管 302 受管 303 固定ネジ 304 取着ピン 305 軸ピン 306 スライド体 307 保持管 31 ガイド部材 32 押圧体 33 連結部材 34 掬い網 35 フロート 36 取着部材 37 ピン孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海苔網の上面側に接して海苔網を案内す
    るガイド手段と、 海苔網の幅と実質的に同一またはそれより広い幅を有し
    海水とゴミを分離する分離手段と、を備えていることを
    特徴とする、 海苔採取用ゴミ取り装置。
  2. 【請求項2】 海苔網(N) の上面側に接して海苔網(N)
    を案内するガイド部材(31)と、 海苔網(N) の幅と実質的に同一またはそれより広い幅を
    有し海水とゴミを分離する分離部材と、 上記ガイド部材(31)と上記分離部材を海面上で上下動で
    きるよう船体(1) に取り付ける取付手段と、 上記分離部材を海面に浮遊しているゴミを掬い取ること
    ができる位置に位置させる浮子と、を備えていることを
    特徴とする、 海苔採取用ゴミ取り装置。
  3. 【請求項3】 長円状または楕円状に形成され、所要間
    隔をおいて横方向へ並設された所要数のガイド部材(31)
    と、 上記ガイド部材(31)の底部側から後部側へかけて設けら
    れ、海苔網(N) の幅と実質的に同一またはそれより広い
    幅を有する掬い網(34)と、 上記ガイド部材(31)と上記掬い網(34)を海面上で上下動
    できるよう船体(1) に取り付ける取付手段と、 上記ガイド部材(31)の内部側に設けられ、上記掬い網(3
    4)を海面に浮遊しているゴミを掬い取ることができる位
    置に位置させる浮子と、を備えていることを特徴とす
    る、 海苔採取用ゴミ取り装置。
  4. 【請求項4】 上記取付手段は、上記船体(1) 上または
    上方に上記掬い網(34)を位置させる手段を有することを
    特徴とする、 請求項3記載の海苔採取用ゴミ取り装置。
  5. 【請求項5】 船体(1) と、 上記船体(1) に搭載された海苔採取機(2) と、 請求項1、2、3または4記載の海苔採取用ゴミ取り装
    置(3) と、を備えていることを特徴とする、 海苔採取船。
  6. 【請求項6】 船体(1) に引上げられる前の海苔網(N)
    を海面より沈めるステップ、 沈められた海苔網(N) の上部の海面に浮遊しているゴミ
    を掬い取るステップ、を含むことを特徴とする、 海苔採取作業におけるゴミ取り方法。
  7. 【請求項7】 船体(1) に引上げられる前の海苔網(N)
    を海面より沈めるステップ、 沈められた海苔網(N) の上部の海面に浮遊しているゴミ
    を掬い取るステップ、 船体(1) に引上げられた海苔網(N) に付着している海苔
    を摘み取るステップ、を含むことを特徴とする、 海苔の採取方法。
  8. 【請求項8】 ガイド手段を船体(1) に引上げられる前
    の海苔網(N) の上に位置させて海苔網(N) を押えて海面
    より沈めるステップ、 沈められた海苔網(N) の上部の海面に浮遊しているゴミ
    を掬い網(34)で掬い取るステップ、 船体(1) に引上げられた海苔網(N) に付着している海苔
    を摘み取るステップ、を含むことを特徴とする、 海苔の採取方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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