JPH11120155A - モジュール間接続装置 - Google Patents

モジュール間接続装置

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JPH11120155A
JPH11120155A JP9283498A JP28349897A JPH11120155A JP H11120155 A JPH11120155 A JP H11120155A JP 9283498 A JP9283498 A JP 9283498A JP 28349897 A JP28349897 A JP 28349897A JP H11120155 A JPH11120155 A JP H11120155A
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JP
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module
modules
network
inter
torus network
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JP9283498A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Sudo
清 須藤
Hiroyuki Imoto
博之 井本
Takanori Kato
貴紀 加藤
Shingo Iguchi
真吾 井口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モジュール未実装やモジュール故障があって
も、トーラスネットワークによる通信路としての機能を
維持する。 【解決手段】複数のモジュール2A〜2Dをモジュール
間パス1A〜1Cにより直列に順次接続すると共に最遠
端に位置するモジュール2A,2D間をループパス1D
で接続してトーラスネットワーク1を構築する。トーラ
スネットワーク1のモジュール間パス1A〜1Cの各々
からループパス1Dに接続する分岐パスの各々には、複
数のスイッチ部10A〜10D設けられる。またループ
パス1dで接続された最遠端のモジュール2A,2Dの
各々に終端抵抗9A,9Bを分岐接続する。ネットワー
ク制御部11は、複数のモジュール2A〜2Dの一部が
実装されていない場合または故障した場合に、残ったモ
ジュール同士でトーラスネットワーク1を再構築するよ
うに複数のスイッチ部10A〜10Cの開閉制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のモジュール
間で相互にデータをやり取りするためのモジュール間接
続装置に関し、特に、トーラスネットワークを使用して
相互にデータをやり取りするモジュール間接続装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のデータ処理規模の拡大に伴い、高
性能のデータ処理システムの需要が益々増加している。
高性能を得るためにはCPU性能のアップが必要なのは
もちろんであるが、マルチプロセッサ・システム等のよ
うに複数のモジュールに分けられたCPUと主記憶、ま
たはチャネルと主記憶間のデータ転送性能を向上するこ
とも、システム全体の性能向上に大きく寄与するため、
モジュール間でのデータ転送能力の向上を低コストで行
うことが望まれている。
【0003】図11は従来のモジュール間接続装置であ
り、共通バス接続構成をとっており、例えば4台のモジ
ュール2A,2B,2C,2Dを共通バス20をを介し
て接続している。モジュール2A〜2Dの各々は、プロ
セッサ6、主記憶7及び共通バスインタフェース回路2
1を備える。このようなモジュール2A〜2Dに設けた
られプロセッサ6は、例えば200MHzといった高速
クロックで動作しているが、モジュール2A〜2Dの間
を接続する共通バス21の転送速度は、例えば20MH
zとプロセッサ6の10分の1程度と低い。このためプ
ロセッサ6の動作速度を高めても、共通バス21の転送
速度が低いため、システム全体としての処理性能を十分
に高めることができない。
【0004】そこで共通バス21の転送速度を高めるこ
とも考えられるが、各実装モジュールに対するバス分岐
部分のもつ浮遊容量等に起因し、クロック周波数が50
MHzを超えると遅延時間の影響を受け、100MHz
を超えるクロック周波数で転送動作を行うことは困難で
ある。このような従来の共通バスを用いたモジュール間
接続装置の限界を超えるものとして、図12のようなト
ーラスネットワークを用いたモジュール間接続装置が注
目されている。図12にあっては、例えば4台のモジュ
ール2A〜2Dをトーラスネットワーク1によって順次
ループ状に接続する。モジュール2A〜2Dは、受信部
4と送信部5を備えた共通バスインタフェース回路3を
有し、更に、プロセッサ6と主記憶7を備えている。
【0005】モジュール2Aのプロセッサ6が例えばモ
ジュール2D内にある主記憶7をアクセスする場合、モ
ジュール2Aの送信部5は、予め定められたルーティン
グ方向に従ってコマンドを隣のモジュール2Bに送出す
る。モジュール2Bでは、受信部4で入力されたコマン
ドを解析し、自分宛だったらば、自モジュール内に取り
込み、メモリリード/メモリライト等のコマンド種別に
従って動作を開始する。
【0006】入力されたコマンドを解析した結果、自分
宛でなかった場合は、送信部5からそのまま隣のモジュ
ール2Bに送出することで通過させる。この結果、モジ
ュール2Aからのコマンドはモジュール2B,2Cを通
過した後、モジュール21Dで取り込まれ、コマンド種
別に従った主記憶7のアクセスが行われる。このような
トーラスネットワークを用いたモジュール間接続装置に
よれば、共通バスのように各モジュールを接続するバス
分岐部分の浮遊容量に起因した遅延の問題がないことか
ら、100MHzを超えるクロック周波数での安定した
動作が保証され、プロセッサ3の動作速度の向上と同時
にモジュール間でのデータ転送速度も向上し、システム
全体の性能向上に大きく寄与する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のトーラスネットワークを用いたモジュール間
接続装置にあっては、トーラスを構成する全モジュール
が実装され、且つ全モジュールが正常に動作可能の場合
に初めてモジュール間の転送が実現でき、1つのモジュ
ールでも実装されないか又は故障していた場合は、正常
な転送が行われないため、通信路としての機能を果たす
ことができず、共通バスを用いたモジュール間接続装置
に比べ、非常に柔軟性と信頼性の低いシステムになって
しまう問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、モジュール未実装やモジュール故障があっ
ても、トーラスネットワークによる通信路としての機能
を維持できるモジュール間接続装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明のモジュール間接続装置は、複数のモ
ジュール2A〜2Dをモジュール間パス1A〜1Cによ
り直列に順次接続すると共に最遠端に位置するモジュー
ル2A,2D間をループパス1Dで接続してトーラスネ
ットワーク1を構築する。トーラスネットワーク1のモ
ジュール間パス1A〜1Cの各々からループパス1Dに
接続する分岐パスの各々には、複数のスイッチ部10A
〜10D設けられる。
【0010】またループパス1dで接続された最遠端の
モジュール2A,2Dの各々に終端抵抗9A,9Bを分
岐接続する。更に、ネットワーク制御部11が設けら
れ、複数のモジュール2A〜2Dの一部が実装されてい
ない場合または故障した場合に、残ったモジュール同士
でトーラスネットワーク1を再構築するように複数のス
イッチ部10A〜10Cの開閉状態を制御する。
【0011】ネットワーク制御部11は、複数のモジュ
ール2A〜2Dの一部の未実装又はモジュール故障を検
出した場合、未実装又は故障したモジュールを除いた正
常な複数のモジュール間でトーラスネットワーク1を再
構築するように複数のスイッチ部10A〜10Cの開閉
状態を制御する。また本発明の別の形態にあっては、図
1(B)のように、複数のモジュール2A〜2Dをモジ
ュール間パス1a〜1dにより直列に順次ループ接続し
てトーラスネットワーク1を構築する。
【0012】このトラーラスネットワーク1に接続した
モジュール2A〜2Dの各々に対しては複数のスイッチ
部10A〜10Dがバイパス接続される。また複数のモ
ジュールの出力端の各々に、有限抵抗値と無限抵抗値を
切替え可能な複数のアクティブターミネータ15A〜1
5Dが接続される。ネットワーク制御部11A〜11D
は、複数のモジュール2A〜2Dの一部が実装されてい
ない場合または故障した場合に、残ったモジュール同士
でトーラスネットワーク1を再構築するように複数のス
イッチ部10A〜10Dの開閉状態を制御する。
【0013】即ち、ネットワーク制御部11A〜11D
は、複数のモジュール2A〜2Dの一部が実装されてい
ない場合または故障した場合に、例えばモジュール2D
が実装されていない場合または故障した場合に、未実装
又は故障したモジュール2Dにバイパス接続されたスイ
ッチ部10Dを閉じると共に、アクティブターミネータ
15Dを無限抵抗値に切り替え、正常なモジュール2
A,2B,2Cにバイパス接続されたスイッチ部10A
〜10Cを開くと共に、アクティブターミネータ15A
〜15Cを有限抵抗値に切り替える。
【0014】このような本発明のモジュール間接続装置
によれば、トーラスネットワークを構成するモジュール
の一部が未実装あるいは故障していた場合でも、残りの
モジュール間で正常な通信を行うことができ、通信路と
しての柔軟性と信頼性の向上に大きく寄与する。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は本発明によるモジュール間
接続装置の一実施形態のブロック図である。図2におい
て、この実施形態にあっては、4台のモジュール2A,
2B,2C,2Dを対象としたモジュール間接続装置を
例にとっている。4台のモジュール2A〜2Dはトーラ
スネットワーク1で接続される。即ち、モジュール2A
〜2Dのそれぞれの間を、モジュール間パス1A,1
B,1Cによって直列接続する。そして最遠端に位置す
るモジュール2Aと2Dの間はループパス1Dによって
接続する。
【0016】このようなモジュール2A〜2Dを接続し
たトーラスネットワーク1に対し本発明にあっては、モ
ジュール2A〜2Dを順次直列接続する各モジュール間
パス1A,1B,1Cと最遠端のモジュール2A,2D
を接続するループパス1Dとの間に、分岐パスによって
スイッチ部10A,10B,10Cを接続している。ス
イッチ部10A〜10Cは、電気的な半導体スイッチや
光学的な光スイッチが使用される。
【0017】ここでモジュール2A〜2Dは、それぞれ
共通バスインタフェース回路3、プロセッサ6及び主記
憶7を備える。共通バスインタフェース回路3にはレシ
ーバRとしての受信部4と、センダSとしての送信部5
が内蔵されている。モジュール2A〜2D間でのアクセ
スは次のようになる。例えばモジュール2Aのプロセッ
サ6でモジュール2Dの主記憶7のアクセスを行いたい
場合は、モジュール2Dを宛先としたリードまたはライ
トのアクセスコマンドを送信部5から次のモジュール2
Bに送信する。モジュール2Bは受信部4で受信データ
を解析し、宛先が自分であればコマンドを取り込んで必
要な処理を開始する。
【0018】宛先が自分でない場合には、受信したデー
タを送信部5よりそのまま次のモジュール2Cに送信す
る。このため、モジュール2Aからの宛先をモジュール
2Dとしたコマンドはモジュール2B,2Cを経由して
モジュール2Dに送られ、モジュール2Dの受信部4の
受信データの解析で自己の宛先を認識してコマンドを取
り込み、必要なアクセスを実行する。
【0019】更に本発明のトーラスネットワーク1にあ
っては、最遠端に位置するモジュール2A,2Dを接続
しているループパス1Dの各々に終端抵抗9A,9Bを
接続している。終端抵抗9A,9Bは、最遠端に位置す
るモジュール2A,2Dが未実装となった場合のトーラ
スネットワーク1のループがT分岐してアンテナ開放端
となり、波形伝送上、反射が発生して誤動作が生ずるの
を防止する役割を持っている。
【0020】トーラスネットワーク1に設けられたスイ
ッチ部10A,10B,10Cを開閉制御するため、ネ
ットワーク制御部としてのループコントローラ11が設
けられる。ループコントローラ11としては、マイクロ
プロセッサ(MPU)を使用してもよいし、ランダムロ
ジックであっても十分問題ない。ループコントローラ1
1はモジュール2A〜2Dの未実装と故障検出を行い、
未実装または故障検出結果に応じてスイッチ部10A〜
10Cをスイッチ制御して、未実装または故障したモジ
ュールを除くトーラスネットワーク1の再構築を行う。
【0021】このため、モジュール2A〜2Dのそれぞ
れからループコントローラ11に対し状態検出信号E
1,E2,E3,E4が与えられている。この状態検出
信号E1〜E4は正常時Lレベルにあり、モジュールの
未実装または故障を検出するとHレベルに立ち上がる。
またループコントローラ11からトーラスネットワーク
1に設けたスイッチ部10A,10B,10Cに対し、
切替制御信号E11,E12,E13が与えられてい
る。
【0022】図示のようにモジュール2A〜2Dの全て
が実装され、且つモジュール故障がない場合、ループコ
ントローラ11に対する状態検出信号E1〜E4は全て
Lレベルにあり、このときループコントローラ11はス
イッチ部10A〜10Cに対する切替制御信号E11〜
E13としてオフ信号を出力し、スイッチ部10A〜1
0Cを全てオフとして、本来のトーラスネットワーク1
を構築している。
【0023】これに対し、モジュール2A〜2Dのいず
れかが未実装あるいは実装状態にあっても故障が起きる
と、ループコントローラ11に対する状態検出信号E1
〜E4のいずれかがHレベルとなることで未実装または
故障を検出し、故障したモジュールを除いた正常な複数
のモジュールによってトーラスネットワーク1を再構築
するようにスイッチ部10A〜10Cの開閉制御を行
う。
【0024】図3は図2のループコントローラ11によ
る状態検出信号E1〜E4に基づくスイッチ部10A〜
10Cのスイッチ制御パターンである。図3において、
モジュール2A〜2Dについて○印が正常、×印が未実
装または故障を表しており、その組合せはモード1〜8
に分けられる。このモード1〜8に対し、スイッチ部1
0A〜10Cのオン・オフ状態が図示のように設定され
る。例えばモード1はモジュール2A〜2Dが全て実装
され且つ正常な状態であり、この状態にあってはスイッ
チ10A〜10Cは全てオフとなり、図2における本来
のトーラスネットワーク1を構築している。
【0025】またモード2〜5はモジュール2A〜2D
の内の1台が未実装または故障した場合である。更にモ
ード6〜8は、モジュール2A〜2Dの内2台が未実装
または故障した場合である。なお、トーラスネットワー
ク1によるモジュール間接続装置によるデータのやり取
りは、少なくとも2台のモジュールが正常であることを
必要とするため、図3のモード1〜8にあっては、最小
構成として2つのモジュールが○印のように正常に機能
している場合に適用される。
【0026】図4は図2の実施形態における実装構造の
説明図である。図4にあっては、バックプレーン12に
対し4つのモジュールコネクタ13A,13B,13
C,13Dを実装しており、このモジュールコネクタ1
3A〜13Dに対し、フル実装の場合は図示のようにモ
ジュールボード14A〜14Dが装着される。モジュー
ルボード14A〜14Dには、図2に示しているモジュ
ール2A〜2Dの回路機能が実装されている。
【0027】これに対しバックプレーン12には、モジ
ュール2A〜2Dを除いた回路部、即ちトーラスネット
ワーク1、終端抵抗9A,9B、スイッチ部10A〜1
0C及びループコントローラ11が実装される。更にモ
ジュール2A〜2Dの各々を接続するトーラスネットワ
ーク1を構築するためのコネクタ8は、図4のバックプ
レーン12に実装している4つのモジュールコネクタ1
3A〜13Dにより実現されている。
【0028】このように本発明のモジュール間接続装置
で使用されるトーラスネットワーク1は、モジュールコ
ネクタ13A〜13Dに対し選択的に実装可能なモジュ
ールボード14A〜14Dを装着するバックプレーン1
2上に実装されており、トーラスネットワーク1のルー
プ長はバックプレーン12のサイズで決まる比較的短い
長さであり、特に図2におけるモジュール間パス1A〜
1Cやループパス1Dはモジュールコネクタ13A〜1
3Dの実装間隔に依存しており、クロック周波数が10
0MHz以上となった場合の浮遊容量等による遅延の問
題が最小限に抑えられている。
【0029】図5は図2の実施形態でモジュール2Bが
故障した場合のトーラスネットワーク1の再構築の説明
図である。まずモジュール2A〜2Dの全てが正常に動
作している場合には、図3のモード1から明らかなよう
に、ループコントローラ11に対するモジュール2A〜
2Dからの状態検出信号E1〜E4は全てLレベルにあ
り、したがってループコントローラ11からのスイッチ
制御信号E11〜E13は全てオフ信号であり、スイッ
チ部10A〜10Cは開放状態となり、本来のトーラス
ネットワーク1が構築されている。
【0030】この状態でモジュール2Bに故障が起きる
と、状態検出信号E2が異常を検出してHレベルとな
る。このモジュール2Bの故障は図3のモード3である
ことから、ループコントローラ11はスイッチ部10B
に対するスイッチ制御信号E12をオン信号に切り替え
る。このため、故障を起こしたモジュール2Bの右側に
位置する2台のモジュール2C,2Dについて、 (モジュール2C)→(モジュール2D)→(スイッチ
部10B) となるループをもつトーラスネットワークを再構築す
る。
【0031】なお、故障したモジュール2Bの左側に位
置するモジュール2Aにあっては、再構築したトーラス
ネットワークのループには入らないことから、他のモジ
ュールに対するアクセス機能を停止した縮退動作を行う
ことになる。このようにモジュール2Bの故障によりト
ーラスネットワークの再構築が行われたならば、故障し
たモジュール2Bを正常なモジュールに交換する活性保
守を行い、正常なモジュール2Bに交換されると状態検
出信号E2がLレベルになり、これをループコントロー
ラ11で認識し、図3のモード1となるスイッチ部10
A,10B,10Cのオフ状態を作り出すことで、再び
元の全モジュール間でのアクセスを可能とするトーラス
ネットワーク1の再構築が実現できる。
【0032】図6は図2の実施形態において、2台のモ
ジュール2A,2Dが未実装であった場合のトーラスネ
ットワークによるモジュール間接続装置の説明図であ
る。具体的には、図6の実装構造において、モジュール
2A,2Dに対応するモジュールボード14A,14D
が未実装の状態であり、モジュール2B,2Cに対応す
るモジュールボード14B,14Cがバックプレーンの
モジュールコネクタ13B,13Cに実装された状態で
ある。
【0033】この図6のモジュール2A,2Dの未実装
状態にあっては、未実装となっているモジュール2A,
2Dからの状態検出信号E1,E4がHレベルにあり、
正常に実装されているモジュール2B,2Cからの状態
検出信号E2,E3が正常を示すLレベルとなってい
る。このためループコントローラ11にあっては、図3
のモード7の状態にあることを認識し、スイッチ部10
Aとスイッチ部10Cに対するスイッチ制御信号E1
1,E13をオン信号とし、スイッチ10A,10Cを
閉状態とする。このため、 (モジュール2B)→(モジュール2C) →(スイッチ部10C)→(スイッチ部10A) となるループをもつトーラスネットワーク1が構築され
る。このため、モジュール2B,2Cの間で相互に他の
モジュールの主記憶7をアクセスしたデータのやり取り
が実現できる。
【0034】図7は本発明の他の実施形態であり、この
実施形態にあっては、複数のモジュールをループ上に順
次接続したトーラスネットワークについて、各モジュー
ルに対し並列にスイッチ部をバイパス接続したことを特
徴とする。図7において、4台のモジュール2A,2
B,2C,2Dが例えば左回りに配置されており、モジ
ュール2A〜2Dはコネクタ8間について順次、ループ
パス1a,1b,1c,1dによってループ状に接続さ
れることでトーラスネットワーク1を構築している。モ
ジュール2A〜2Dは図2の実施形態と同様、共通バス
インタフェース回路3、プロセッサ6及び主記憶7で構
成され、共通バスインタフェース回路3には送信部4と
受信部5が設けられている。
【0035】トーラスネットワーク1に順次ループ状に
接続されたモジュール2A〜2Dのそれぞれには、並列
にスイッチ部10A,10B,10C及び10Dがバイ
パス接続されている。更にスイッチ部10A〜10Dの
バイパス接続に対応して、モジュール2A〜2D間を接
続するトーラスネットワーク1の出力端側、即ち送信部
4側にアクティブターミネータ15A,15B,15
C,15Dを接続している。
【0036】アクティブターミネータ15A〜15Dは
動的終端器として知られており、外部からの制御信号に
よって有限抵抗値と無限抵抗値を切り替えられる素子で
ある。即ち、有限抵抗値は所定の終端抵抗値を与え、こ
れに対し無限抵抗値は終端抵抗の接続を必要としない高
インピーダンス状態を作り出す。トーラスネットワーク
1がモジュール2A〜2Dの実装及び正常動作により構
築されている場合、スイッチ部10A〜10Dは全て開
放状態にあり、このときアクティブターミネータ15A
〜15Dは所定の終端抵抗値を得るために有限抵抗値に
切り替えたオン状態にある。
【0037】このようにアクティブターミネータ15A
〜15Dがオンとなって有限抵抗値を終端抵抗として接
続することで、スイッチ部10A〜10Dの開放状態に
よるトーラスネットワーク1のループにおけるT分岐が
アンテナ(開放端)となって伝送波形状、反射が発生し
て誤動作が生じるのを防いでいる。これに対しスイッチ
部10A〜10Dが閉鎖状態(オン状態)に制御される
と、トーラスネットワーク1のループのT分岐がなくな
ることから、オン状態としたスイッチ部10A〜10D
のそれぞれに対応して設けているアクティブターミネー
タ15A〜15Dは無限抵抗値に切り替えたオフ状態と
する。
【0038】モジュール2A〜2Dの未実装または故障
検出に基づくスイッチ部10A〜10D及びアクティブ
ターミネータ15A〜15Dの切替制御は、この実施形
態にあっては、モジュール2A〜2Dのそれぞれに対応
して分離配置したネットワークコントローラ11A〜1
1Dにより行われる。ここでネットワークコントローラ
11A〜11Dは、説明の都合上、モジュールごとに分
離しているが、実際には図4の実装構造のようにバック
プレーン12上に1つの回路ユニットとして実装されて
いる。
【0039】まずモジュール2Aに対し設けられたネッ
トワークコントローラ11Aを見ると、前段に位置する
モジュール2Dからの状態検出信号E4が入力されてお
り、このモジュール2D側からの状態検出信号E2に基
づいてモジュール2D側に設けているスイッチ部10
D、アクティブターミネータ15Dに対し、スイッチ制
御信号E11を出力している。
【0040】この関係は、残りのモジュール2B〜2D
に対応して設けているネットワークコントローラ11B
〜11Dについても同様である。即ち、あるモジュール
で未実装または故障が検出されると、そのネットワーク
コントローラが後段に位置する正常なモジュールのネッ
トワークコントローラに状態検出信号を送り、この状態
検出信号に基づき、前段に位置するネットワークコント
ローラが故障または未実装となったモジュールに対応し
て設けているスイッチ部及びアクティブターミネータを
切替制御する。
【0041】図8は図7の実施形態で設けたネットワー
クコントローラ11A〜11Dの機能によるモジュール
2A〜2Dの未実装または故障に対するスイッチ部10
A〜10D及びアクティブターミネータ15A〜15D
の制御パターンである。この制御パターンにあっては、
モジュール2A〜2Dの未実装または故障によるモード
1〜10の各々について、スイッチ部10A〜10Dと
アクティブターミネータ15A〜15Dのオン・オフパ
ターンが決められる。ここでスイッチ部10A〜10D
のオン・オフに対し、アクティブターミネータ15A〜
15Dは、必ず逆のオン・オフとなっている。
【0042】またモード1はモジュール2A〜2Dの全
てが実装され且つ正常に動作している場合であり、本来
のトーラスネットワーク1の構築によるモジュール間伝
送であり、この場合、スイッチ10A〜10Dは全てオ
フ、アクティブターミネータ15A〜15Dは全て逆に
オンとなっている。図9は図7の実施形態においてモジ
ュール2Cが故障した場合である。モジュール2Cが故
障すると、ネットワークコントローラ11Cは次段のモ
ジュール2Dに設けたネットワークコントローラ11D
に対しHレベルとなる状態検出信号E3を出力する。
【0043】このHレベルとなる状態検出信号E3を受
けて、ネットワークコントローラ11Dは、故障を起こ
したモジュール2Cに設けているスイッチ部10C及び
アクティブターミネータ15Cに対しスイッチ制御信号
E14を出力する。スイッチ制御信号E14はスイッチ
部10Cをオンし、故障したモジュール2Cをバイパス
するパスを形成することで、トーラスネットワーク1を
再構築する。
【0044】同時にスイッチ制御信号E14は、アクテ
ィブターミネータ15Cをオフして無限抵抗値の切替状
態とする。この図9におけるモジュール2Cの故障は、
図8のモード4の場合となる。図10は図7の実施形態
において、モジュール2Cが未実装の場合である。この
未実装の場合についても、図9のモジュール2Cの故障
の場合と同様、ネットワークコントローラ11Cからの
状態検出信号E3がHレベルとなり、これを受けてモジ
ュール2D側に設けているネットワークコントローラ1
1Dが、スイッチ制御信号E14を未実装となっている
モジュール2Cに対応して設けているスイッチ部10C
とアクティブターミネータ15Cに出力し、スイッチ部
10Cをオンすることで未実装のモジュール2Cをバイ
パスするパスを形成してトーラスネットワーク1を構築
し、同時にアクティブターミネータ15Cをオフとして
有限抵抗値に切り替える。
【0045】もちろん、図9,図10のモード4の故障
検出及び未実装以外の他のモジュールの未実装や故障検
出についても、図8の対応するモードに従ったスイッチ
部及びアクティブターミネータのオン・オフ制御が行わ
れる。尚、上記の実施形態は4台のプロセッサモジュー
ルを備えたトーラスネットワークを例にとっているが、
モジュールの台数は必要に応じて適宜に定めることがで
きる。また上記の実施形態は、複数のモジュールを順次
ループ接続した一次元のトーラスネットワークを例にと
っているが、任意のモジュールに対し1または複数のル
ープからなるトーラスネットワークが交叉するように接
続される多元的なトーラスネットワークについても同様
に適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、トーラスネットワークを構成するモジュールの一部
が未実装あるいは故障した場合であっても、残りのモジ
ュール間でトーラスネットワークを再構築して正常な通
信を行うことができ、トーラスネットワークを用いたモ
ジュール間接続装置の柔軟性と信頼性の向上に大きく寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施形態のブロック図
【図3】本発明の実装構造の説明図
【図4】図2のネットワーク制御部によるモジュール未
実装又は故障に対するスイッチ制御パターンの説明図
【図5】図2で1台のモジュールが故障した場合のネッ
トワーク再構築の説明図
【図6】図2で2台のモジュールが未実装であった場合
のネットワーク再構築の説明図
【図7】本発明の他の実施形態のブロック図
【図8】図7のネットワーク制御部によるモジュール未
実装又は故障に対するスイッチ制御パターンの説明図
【図9】図7で1台のモジュールが故障した場合のネッ
トワーク再構築の説明図
【図10】図7で1台のモジュールが未実装であった場
合のネットワーク構築の説明図
【図11】従来の共通バスを用いたモジュール間接続装
置の説明図
【図12】従来のトーラスネットワークを用いたモジュ
ール間接続装置の説明図
【符号の説明】
1:トーラスネットワーク 1A〜1B:モジュール間パス 1D,1a〜1d:ループパス 3:共通バスインタフェース回路 4:受信部(レシーバR) 5:送信部(センダS) 6:プロセッサ 7:主記憶 8:コネクタ 9A,9B:終端抵抗 10A〜10D:スイッチ部 11,11A〜11D:ループコントローラ(ネットワ
ーク制御部) 12:バックプレーン 13A〜13D:モジュールコネクタ 14A〜14B:モジュールボード 15A〜15D:アクティブターミネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 貴紀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井口 真吾 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のモジュールと、 前記複数のモジュールをモジュール間パスにより直列に
    順次接続すると共に最遠端に位置するモジュール間をル
    ープパスで接続したトーラスネットワークと、 前記トーラスネットワークのモジュール間パスの各々か
    ら前記ループパスに接続する分岐パスの各々に設けられ
    た複数のスイッチ部と、 前記最遠端のモジュールに接続された前記ループパスの
    各々に分岐接続された終端抵抗と、 前記複数のモジュールの一部が実装されていない場合ま
    たは故障した場合に、残ったモジュール同士で前記トー
    ラスネットワークを再構築するように前記複数のスイッ
    チ部の開閉状態を制御するネットワーク制御部と、を備
    えたことを特徴とするモジュール間接続装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のモジュール間接続装置に於
    いて、前記ネットワーク制御部は、前記複数のモジュー
    ルの一部の未実装又はモジュール故障を検出した場合、
    未実装又は故障したモジュールを除いた正常な複数のモ
    ジュール間でトーラスネットワークを再構築するように
    前記複数のスイッチ部の開閉状態を制御することを特徴
    とするモジュール間接続装置。
  3. 【請求項3】複数のモジュールと、 前記複数のモジュールをモジュール間パスにより直列に
    順次ループ接続したトーラスネットワークと、 前記複数のモジュールの各々にバイパス接続された複数
    のスイッチ部と、 前記複数のモジュールの出力端の各々に接続され、有限
    抵抗値と無限抵抗値を切替え可能な複数のアクティブタ
    ーミネータと、 前記複数のモジュールの一部が実装されていない場合ま
    たは故障した場合に、残ったモジュール同士で前記トー
    ラスネットワークを再構築するように前記複数のスイッ
    チ部の開閉状態を制御するネットワーク制御部と、を備
    えたことを特徴とするモジュール間接続装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のモジュール間接続装置に於
    いて、前記ネットワーク制御部は、前記複数のモジュー
    ルの一部が実装されていない場合または故障した場合
    に、未実装又は故障したモジュールにバイパス接続され
    た前記スイッチ部を閉じると共に前記アクティブターミ
    ネータを無限抵抗値に切り替え、正常なモジュールにバ
    イパス接続された前記スイッチ部を開くと共に前記アク
    ティブターミネータを有限抵抗値に切り替えることを特
    徴とするモジュール間接続装置。
JP9283498A 1997-10-16 1997-10-16 モジュール間接続装置 Withdrawn JPH11120155A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002062908A (ja) * 2000-08-15 2002-02-28 Fuji Electric Co Ltd プログラマブルコントローラ
JP2018022205A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 キヤノン株式会社 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法
US10509754B2 (en) 2015-10-14 2019-12-17 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and storage medium

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