JPH11120088A - エラー検出装置とそれを備えたコンピュータ・システム - Google Patents

エラー検出装置とそれを備えたコンピュータ・システム

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JPH11120088A
JPH11120088A JP10185346A JP18534698A JPH11120088A JP H11120088 A JPH11120088 A JP H11120088A JP 10185346 A JP10185346 A JP 10185346A JP 18534698 A JP18534698 A JP 18534698A JP H11120088 A JPH11120088 A JP H11120088A
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Ashok Singhal
アショク・シンガル
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    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 nがNより小さい場合にnビット・エラー検
出コードを使用するNビット部分障害検出用のシステム
を提供すること。 【解決手段】 Nビット長の記憶素子と、Nビット未満
のエラー検出・訂正機能を有するコンピュータ・システ
ムでは、部分障害の影響が複数のコードワード間に分散
されるという方式のために記憶素子障害が検出可能にな
るようにビット割当てが行われる。その結果、コードワ
ード内の8ビットまたは16ビット・エラーを検出でき
ないが、依然として部分障害によって発生する可能性の
ある最悪エラーを検出する能力を保存する、エラー検出
・訂正コードを使用するメモリ・システムで8ビットお
よび16ビット長DRAMを使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエラー検出・訂正の
分野に関する。
【0002】
【従来の技術】エラー検出・訂正(ECC)は、エラー
が時折発生する可能性が高いディジタル・システムや、
非常に稀なエラーでも除去されることが望ましい高信頼
性システムで一般に使用されているものである。第1の
種類のシステムは、空中および電話回線などによる通信
システムを含むものであり、ノイズや一時的な信号の損
失によって受信データに1つまたは複数のエラーが発生
する可能性がある。第2の種類のシステムは、フォール
ト・トレラント・コンピュータ・システムを含むみ、エ
ラーの可能性がすでに低くされているが、このようなエ
ラーのうちのより可能性の高いものを訂正し、次に可能
性の高いエラーを検出し、実際にエラーが発生してもシ
ステムが通常通りエラーなしの動作を続行し、所定のレ
ベルの訂正不能エラーにフラグを付けられるようにする
ことが望ましい。
【0003】様々なタイプのエラー検出・訂正コードが
従来技術では周知であり、したがって、このようなコー
ドの存在や特徴についてはここで詳細に説明する必要は
ない。一般に、このようなコードは、各nビット・デー
タワードにm個のECCビット(ECCワード)を付加
することに対応し、EECビットに必要なビット数m
は、データワードのサイズと、検出して訂正すべきエラ
ーの数および特徴と、訂正できない場合でも検出すべき
追加のエラーがある場合にその数および特徴と、さらに
具体的なコードそのものとによって決まる。
【0004】多数のEECコードを記載した参考文献と
しては、「Error Correcting Cod
es,Second Edition」(W.Pete
rson他、The Massachusetts I
nstitute of Technology印刷、
1972年)、「Error−CorrectionC
oding for Digital Communi
cations」(G.Clark他、Plenum
Press印刷、1981年)、「A Class o
f Odd−Weight−Column SEC−D
ED−SbED Codes for Memory
System Applications」(S.Ka
neda、IEEE Transactions on
Computers、Vol.C−33、No.8、
1984年)などがある。
【0005】最後の参考文献には、一般にSEC−DE
D−S4ED ECCコードと呼ばれるものが記載され
ているが、これは本発明の譲受人であるサン・マイクロ
システムズ社がこれまでメイン・メモリ・システム内の
エラー検出・訂正に使用してきたものである。このよう
なコードは、データワードとECCワードとの組合せの
どこかで発生する単一エラーを訂正できることを意味す
る単一エラー訂正(SEC)と、訂正できない場合でも
コードワード(コードワードとはデータワードとECC
ワードとの組合せである)内の任意の2つのエラーを検
出できることを意味する2重エラー訂正(DED)と、
単一ニブル(定義済みニブル境界によって境界が示され
る4ビット・シーケンス)内に発生するエラーを検出で
きること(S4ED)を特徴とする。この最後の機能
は、最高4つまでの隣接エラーの存在を検出する能力を
与えるが、ただし、それらが同じニブル内で発生するこ
とを条件とする。
【0006】上記の従来技術のシステムでは、データワ
ードは長さ64ビットであり、関連のSEC−DED−
S4EDコードは長さ8ビットであり、コードワード全
体(データ+ECC)では72ビットになる。これまで
の集積メモリ回路素子は、最も一般的なものとしては、
4ビット長の出力で構成されており、72ビット長のS
IMMは18個の4ビット長ダイナミック・ランダム・
アクセス・メモリ(DRAM)を使用して容易に商業的
に入手可能である。このようなシステムでは、各72ビ
ット・コードワードの任意のニブル内のエラーを検出す
る能力は、単にSEC−DED−S4EDコード定義に
応じて各4ビット・メモリ素子出力がニブルを含むよう
にするだけで、18個のメモリ素子のいずれか1つの障
害を検出する能力を提供する。その結果、完全素子障
害、単一線障害、アドレス指定障害などの単一メモリ素
子に制限された障害を検出することができる。したがっ
て、稀なエラーのうち最も可能性の高いものは、検出し
て訂正することができるか、または少なくとも検出する
ことができる。具体的には、たまに発生するランダム・
エラー(一般にその非再現性によりソフト・エラーと呼
ばれる)が訂正されることになる。このようなエラーは
N回のメモリ操作につき1回だけ発生する。通常、Nは
非常に大きい数なので、このような2つのエラーが同時
に発生する可能性は1/N2 になり、依然として検出さ
れるが非常に起こりそうもないことである。また、3つ
のランダム・エラーが同時に発生する可能性は1/N3
になる。このような3つのエラーは同じニブル内で発生
した場合のみ検出されるが、通常のDRAM素子の異な
るニブル内で3つのランダム・エラーが同時に発生する
可能性は非常にわずかなものである。しかし、素子障害
が発生する可能性は、このような障害の検出を非常に望
ましいものにするのに十分なほどである。通常、このよ
うな障害はハード障害(永続的な素子障害または故障)
であり、このようなエラーの検出が特に重要なものにな
る。
【0007】最近では、8ビット長出力と16ビット長
出力とによって構成されたDRAM素子が一般的なもの
になった。その結果、8ビットまたは16ビット出力を
有する素子が72ビット・コードワードのうちの対応す
る8ビットまたは16ビットを供給するように使用され
るとき、SEC−DED−S4EDコードは、通常、こ
のような素子内の素子障害を検出しなくなる。しかし、
従来技術のシステムでは、各読取り動作時に4つの72
ビット・コードワードがメイン・メモリから同時に読み
取られるように、メイン・メモリが構成されている。4
ビット長出力を使用するDRAMは、各4ビット出力の
1ビットを同時に読み取られる4つのコードワードのそ
れぞれ1つに関連させて使用される。このため、DRA
Mが故障した場合(そしてこれがその時点で発生してい
る唯一のエラーである場合)、エラーは4つのコードワ
ードのそれぞれの単一ビットだけに現れるので、DRA
M障害はそれぞれの4つのコードワードのSEC−DE
D−S4EDコードによって訂正可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】nがNより小さい場合
にnビット・エラー検出コードを使用するNビット部分
障害検出用のシステムを提供することが本発明の目的で
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】Nビット長の記憶素子
と、Nビット未満のエラー検出・訂正機能を有するコン
ピュータ・システムでは、部分障害の影響が複数のコー
ドワード間に分散されるという方式のために記憶素子障
害が検出可能になるようにビット割当てが行われる。本
発明の最終的な結果としては、コードワード内の8ビッ
トまたは16ビット・エラーを検出できないが、依然と
して部分障害によって発生する可能性のある最悪エラー
を検出する能力を保存する、エラー検出・訂正コードを
使用するメモリ・システムで8ビットおよび16ビット
長DRAMを使用できるようになる。さらに、定義済み
エラー検出・訂正機能を備えたエラー検出・訂正コード
では一般にコードワードのデータ部分が2倍になるとき
に必要なビット数が2倍にならないので、本発明では、
より大きいデータ・ワードを使用したときに、特殊デー
タだけでなく、その特殊データ用の他のエラー検出・訂
正コードにも残りのビットの使用が可能になり、依然と
して部分障害を検出する能力が保存される。このような
使用は、部分障害によってエラー検出・訂正コードのエ
ラー検出機能をはるかに上回る数の全ビット・エラーが
発生する場合でも可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1を参照すると、本発明
を使用できる典型的なコンピュータ・システムのブロッ
ク図が示されている。同図は比較的典型的かつ一般的な
コンピュータ・システムを表しているが、当然のことな
がら、他の構成のコンピュータ・システムでも本発明を
使用することができる。図1に具体的に示すように、中
央演算処理装置20は、好ましい実施形態では単一集積
回路中央演算処理装置であり、オンチップECC回路2
2によりシステム・バス24に結合されている。このバ
スはCPUをキャッシュ・メモリ26と、メイン・メモ
リ28と、通常は1つまたは複数のディスク記憶装置3
0と、プリンタ、ファックス・モデム、ネットワーク接
続部などの1つまたは複数の追加の周辺装置32に結合
する。特定の好ましい一実施形態では、システム・バス
24は、64個のデータ・ビットと8個のエラー検出・
訂正ビットからなる72ビット長のデータ・バスを有す
る従来技術のシステムのデータ・バス長の2倍である1
44ビット長のデータ・バスを含む。
【0011】図1に示すように、格納するために中央演
算処理装置20からメモリ28に送られるデータ・ビッ
トに関連付けられる適切なECCビットを生成できるよ
うに、メイン・メモリ28とバス24との間にECC回
路22が配置されている。メモリから受け取った情報の
データ部分に発生する可能性のあるエラーのうち最も可
能性の高いものを訂正し、次のレベルのエラーを少なく
とも検出することができるように、ECCビットにより
ECC回路はメモリ28から受け取ったビットに関して
エラー検出・訂正を行うことができる。その点につい
て、好ましい実施形態では、CPU20とメモリ28と
の間のバスが576ビット・バスになっており、メモリ
への同時格納とメモリからの同時読取りが可能である。
576ビットのメモリ・ワードは4つの144ビット・
ワードからなる。それぞれは後述するように同一のフォ
ーマットを有する。
【0012】一般的な意味では、本発明の好ましい実施
形態のビット割当ては、Nビット(実施形態では14
4)のグループ間で行われ、それぞれはエラー検出・訂
正機能を強化し、専用のエラー検出・訂正コードを有す
る特殊データを含めることができるようになっている。
このため、Nビットのグループが用意され、各グループ
は2つのデータ部分を有し、それぞれの部分はその関連
ECCコードを備え、ECCコードは互いに異なってい
る。このNビットは、ここでは「カッドワード」と呼ぶ
こともある。
【0013】ここで説明している具体的な実施形態で
は、1つのカッドワードは144ビットを含み、4つの
カッドワード(576ビット)がメイン・メモリ・シス
テム内の1つのメイン・メモリ・ワードを表す。より具
体的には、好ましい実施形態では、1つのカッドワード
に関連する主要データワードは長さ128ビットであ
る。このデータワードに関連するECCワードは、この
場合もSEC−DED−S4ED ECCワードであ
り、これは、128ビットのデータワードの場合、長さ
9ビットになる。このため、144ビット・カッドワー
ドのうちの7ビットが他の用途のために自由な状態で放
置される。好ましい実施形態では、この7ビットのうち
の3ビットが特殊データ(本明細書では便宜上「特殊デ
ータワード」と呼ぶ)に使用され、4ビットは特殊デー
タワード、特にSEC−DEDコードワードに関連する
ECCワードとして使用される。
【0014】好ましい実施形態のカッドワード(qワー
ド)の一般的な構成は図2に示す通りである。各メイン
・メモリ読取りでは、一度に4つのカッドワード、図2
のqワード0〜qワード3というカッドワードを読み取
る。特許請求の範囲では、メモリ・ワードは必ずしも4
つのqワードに限定されず、具体的に4に限定されてい
ない限り、より一般的な意味でqワードという用語を使
用する。各qワードの144ビットは、128ビットの
データと、128ビットのデータ用の9ビットのECC
と、mタグ(特殊データ)用の3ビットと、mタグEC
C用の4ビットとに分離される。128ビットの主要デ
ータ用の9ビットのECCは、実際に単一エラー検出・
訂正と、2重エラー検出と、完全な144ビット・コー
ドワード用の単一ニブル内の任意の数のエラーの検出と
を行い、当然のことながら、このコードワードは135
ビットの情報と9ビットのECCからなるだろう。この
135ビットは、128ビットの主要データと3ビット
のmタグ(特殊データ)と4ビットのmタグECCとで
構成することができる。しかし、これは、複数シリアル
・コーディングおよびデコード、すなわち、最初にmタ
グECCを決定し、次に135ビットの一部としてmタ
グおよびmタグECCを使用することを必要とし、デコ
ード時にはその逆を必要とするだろう。また、これは、
mタグまたはmタグECC内のエラーを伴う主要データ
用の9ビットのECCというECC機能も負担させるだ
ろう。むしろ、128ビットの主要データ用のECC
は、主要データを含むコードワードのECCコーディン
グおよびデコード中にmタグ/mタグECCビットの代
わりに7つの所定の「フェイク」ビットを使用すること
により、mタグおよびそのECCから切り離される。し
たがって、図2に示すように、128ビット・データワ
ードは7つのフェイク・ビットと結合されて、ECC分
析用の完全な135ビット・データワードを構成する。
このようなフェイク・ビットは、新しいメモリ・ワード
が格納されたときに、関連のECCワードを決定し、そ
れとともに格納できるように、128ビット・データワ
ードと結合される。同様に、メモリ・ワードの読取り時
にも、エラー検出・訂正のために、フェイク・ビットが
各128ビット・データワードと結合される。概して、
フェイク・ビットは、どのようなビット・パターンでも
よく、135ビット内のどこに位置しても良い。ただ
し、データワードとともに格納すべきECCワードを決
定する場合、メモリ・ワード読取り時に後続のECC分
析で使用するのと同じ135ビット内の同じ位置にある
同じフェイク・ビットを使用することが条件になる。通
常、必然的ではないものの、フェイク・ビットは実際の
データワードの前に付くかまたはそれに付加され、すべ
て0またはすべて1のストリングからなるだろう。図2
に示す実施形態では、7つのフェイク・ビットがデータ
・ビットに付加された状態で示されている。
【0015】好ましい実施形態の目的は、8ビット長ま
たは16ビット長のDRAMを使用する場合に図2に示
すように構成されたメモリ内の部分障害全体を検出する
ことと、4ビット長の部分障害をすべて検出して訂正す
ることである。ECCコード自体が16ビット・エラー
を検出できないことは明らかなので、16ビットDRA
Mは最悪のケースを示す。4つのカッドワードの主要デ
ータ部分の場合、単一DRAMの16ビットを各カッド
ワードに4ビットずつ分散することができ、その結果、
部分障害がSEC−DED−S4EDコードによって検
出可能なものになる。しかし、mタグECCは−S4E
Dコードではないので、したがって、カッドワードあた
り4ビットずつ、DRAMの16ビットを各カッドワー
ドのmタグ/mタグECC部分に分散すると、mタグE
CCによる部分障害の検出ができなくなる。むしろ、所
与のカッドワードのmタグ/mタグECC部分は2ビッ
トを上回るエラーを検出できないので、各mタグ/mタ
グECC部分を任意の1つのDRAMからのわずか2ビ
ットに割り当てることが重要である。
【0016】ここで説明している実施形態において一度
にアクセスされる4つのカッドワードは、576ビット
からなり、36個の16ビット長DRAMの16ビット
出力からなる。特定の一実施形態における各DRAMの
ビット割当てを表1に示す。この表の「信号(ニブ
ル)」という列は、図2に示すように4つのカッドワー
ドに関連する。36個のDRAM自体には、D[DRA
M番号(複数も可)][ビット(複数も可)]という規
則を使用して、0〜35の番号が付けられている。した
がって、この規則を使用すると、D[0,1,2,3]
[0]はDRAM0、1、2、3のそれぞれからのビッ
ト0を意味し、D[3][4,8,12]はDRAM3
のビット4、8、12を意味する。
【0017】
【表1】
【0018】次に表1を具体的に参照すると、この表の
1行目には、各mタグECCの4つのビット0、1、
2、3が4つのDRAMのそれぞれからの単一ビットか
らなることが示されている。具体的には、qワード0
(カッドワード0)の場合、DRAM0、1、2、3の
ビット0を使用し、qワード1の場合、DRAM0、
1、2、3のビット1を使用するなどである。同様に、
4つのqワード用のmタグの場合、ビット0、1、2
は、各DRAMから1ビットずつ、DRAM4〜7から
それぞれ取られたものである。したがって、特殊データ
ワードが4つのqワードのそれぞれのmタグおよびmタ
グECCを含むことを考慮すると、どの特殊データワー
ドも個々のDRAMから取られた複数ビットを有するこ
とはない。ECCは単一エラー訂正、2重エラー検出コ
ードであるので、どこでエラーが発生し、それがランダ
ム・エラーによるのか、2つの部分障害によるのか、1
つの部分障害と1つのランダム・エラーによるのかにか
かわらず、mタグまたはmタグECCのいずれかに影響
する単一4ビット長部分障害は検出も訂正も行われ、2
ビット・エラーでさえ少なくとも検出される。ただし、
エラーの訂正は一般的な意味で使用し、ECC部分自体
で発生する訂正可能エラーは、データを使用する前に訂
正する必要はなく、一般に訂正されない。というのは、
ECCビット内の訂正可能エラーはデータ自体の正確さ
に影響しないからである。より具体的には、単一エラー
訂正および2重エラー検出の場合、ECC内の単一訂正
可能エラーの検出は、ECCまたは関連データワード内
の追加エラーの欠落を示す。
【0019】表1の最初の2行のビット割当てでは、D
RAM D0、D1、D2の最初の8ビット(最下位ビ
ット)と、DRAM D3の最初の4ビットを使用す
る。このため、DRAM D0、D1、D2の8ビット
がこれまで未使用で放置され、DRAM D3の12ビ
ットがこれまで未使用で放置され、合計36ビットにな
る。この36ビットは、主要データに関連するECCコ
ードワードのビット4と、主要データワードのビット0
〜7に関する表1の次の3行で使用する。その後、残り
の32個のDRAM、D[4]〜D[35]は、表1の
残りに示す主要データ・ビット/主要データECCビッ
トの割当てを有する。
【0020】当然のことながら、表に示す特定の割当て
は、主要データ部分だけでなく、16ビット長素子を使
用する場合のカッドワードの特殊データ部分でも、所望
の部分障害検出を達成する多数の可能な割当てのうちの
1つだけを表している。しかし、ここに示した特定の割
当ては、実際の回路レイアウトに縮小したときのそのレ
イアウト上の利点から選んだものである。
【0021】前述のDRAMビット割当てでは、DRA
M D[0]、D[1]、D[2]のいずれかの部分障
害の結果、4つのカッドワードすべてのmタグ/mタグ
ECC部分に2ビットの訂正不能エラーが発生し、4つ
のカッドワードすべての主要データ/ECC部分に2ビ
ットの訂正不能エラーが発生することになる。DRAM
D[3]の場合は、部分障害の結果、4つのカッドワ
ードすべてのmタグ/mタグECC部分に1ビットの訂
正不能エラーが発生し、4つのカッドワードすべての主
要データ/ECC部分に3ビットの訂正不能ニブル・エ
ラーが発生する。残りのすべてのDRAM(D[4]〜
D[35])の場合は、部分障害の結果、4つのコード
ワードすべてに4ビットの訂正不能ニブル・エラーが発
生する。しかし、これに関しては、前述の訂正不能エラ
ーはいずれも検出可能である。さらに、部分障害によっ
て発生した前述のエラーは、部分障害が引き起こす可能
性のある最大数のエラーを表している。例として、特定
の部分の特定のニブル用の実際のデータが1111であ
り、部分障害によってそのニブルの4つのビットすべて
がある状態にクランプされた場合、いかなるエラーもE
CCによって検出されないだろう。代わりに、データが
たとえば1101である場合、エラーは単一エラーとし
て検出され、好ましい実施形態で使用するコードによっ
て訂正可能だろう。当然のことながら、特定のニブル用
のデータが1111であるが、障害によってそのDRA
Mの特定のニブルがすべて0になる場合、そのニブルの
4つのビットはいずれもエラー状態になり、依然として
DRAM3を除くすべてのDRAMについて検出可能で
あるが訂正不能になるはずである。
【0022】本発明の好ましい実施形態について説明し
てきたが、これは、各16ビット長素子の場合、2つの
8ビット長素子の場合、または4つの4ビット長素子の
場合に図3に示す16ビット素子のビット割当てに対す
るビット割当てとともに使用することにより、8ビット
および4ビット素子で容易に使用することができる。
【0023】本発明の最終的な結果としては、コードワ
ード内の8ビットまたは16ビット・エラーを検出でき
ないが、依然として部分障害によって発生する可能性の
ある最悪エラーを検出する能力を保存する、エラー検出
・訂正コードを使用するメモリ・システムで8ビットお
よび16ビット長DRAMを使用できるようになる。さ
らに、定義済みエラー検出・訂正機能を備えたエラー検
出・訂正コードでは一般にコードワードのデータ部分が
2倍になるときに必要なビット数が2倍にならないの
で、本発明では、特殊データだけでなく、その特殊デー
タ用の他のエラー検出と訂正コードにも残りのビットの
使用が可能になり、依然として部分障害を検出する能力
が保存される。このような使用は、部分障害によってエ
ラー検出・訂正コードのエラー検出機能をはるかに上回
る数の全ビット・エラーが発生する場合でも可能にな
る。
【0024】本発明の好ましい実施形態をここで開示し
説明してきたが、当業者であれば、その精神および範囲
を逸脱せずに形式および細部の様々な変更が可能である
ことが分かるだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を使用できる典型的なコンピュータ・
システムのブロック図である。
【図2】 好ましい実施形態のカッドワード(qワー
ド)の一般的な構成を示す図である。
【図3】 16ビット素子のビット割当てに対して図示
のこのような素子のビット割当てによって、各16ビッ
ト長素子ごとに、2つの8ビット長素子または4つの4
ビット長素子を使用することにより、8ビットおよび4
ビット素子で本発明を容易に使用できる様子を示す図で
ある。
【符号の説明】
20 中央演算処理装置(CPU) 22 オンチップECC回路 24 システム・バス 26 キャッシュ・メモリ 28 メイン・メモリ 30 ディスク記憶装置 32 追加周辺装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591064003 901 SAN ANTONIO ROAD PALO ALTO,CA 94303,U. S.A.

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ・システムで、 S×Nが少なくともMになり、Mビットが複数のqワー
    ドに構成されているときに、S個の記憶素子を有し、各
    記憶素子が一度にNビットを受け取って出力するように
    構成されていて、一度にそのMビットを格納し、出力す
    る記憶システムであって、各qワードは、同じフォーマ
    ットで、かつ2つのデータ・ワードを有し、それぞれが
    関連のエラー検出ワードを備え、それにより、各qワー
    ド内に互いに異なる2つのコードワードを形成し、エラ
    ー検出コードがそれぞれNビット未満のエラー検出限界
    を有するようになっている記憶システムと、 Mビット・ワード内の各コードワードのエラーを検出す
    るように結合されたエラー検出システムとを含み、 各コードワード内の各記憶素子のビット数Nがそれぞれ
    のコードワードのエラー検出コードのエラー検出機能を
    上回らないように、各Mビット内のコードワード間に各
    記憶素子のNビットが分散されることを特徴とするエラ
    ー検出装置。
  2. 【請求項2】 中央演算処理装置と、 S×Nが少なくともMになり、Mビットが複数のqワー
    ドに構成されているときに、S個の記憶素子を有し、各
    記憶素子が一度にNビットを受け取って出力するように
    構成されていて、一度にそのMビットを格納し、出力す
    る記憶システムであって、各qワードは、同じフォーマ
    ットで、かつ2つのデータ・ワードを有し、それぞれが
    関連のエラー検出ワードを備え、それにより、各qワー
    ド内に互いに異なる2つのコードワードを形成し、エラ
    ー検出コードがそれぞれNビット未満のエラー検出限界
    を有するようになっている記憶システムと、 中央演算処理装置と記憶システムとの間に結合され、記
    憶システムにMビット・ワードを供給するために中央演
    算処理装置から記憶システムに流れるデータに対してエ
    ラー検出コード・ビットを決定して各データ・ワードに
    関連付け、記憶システムから中央演算処理装置に流れる
    データに対してMビット・ワード内の各コードワードの
    エラーを検出するエラー検出システムとを含み、 各コードワード内の各記憶素子のビット数がそれぞれの
    コードワードのエラー検出コードのエラー検出機能を上
    回らないように、2つのコードワード間に各記憶素子の
    Nビットが分散されることを特徴とするコンピュータ・
    システム。
  3. 【請求項3】 コンピュータ・システムにおいて、 S×Nが少なくともMになり、Mビットが複数のqワー
    ドに構成されているときに、S個の記憶素子を有し、各
    記憶素子が一度にNビットを受け取って出力するように
    構成されていて、一度にそのMビットを格納し、出力す
    る記憶システムであって、各qワードは、同じフォーマ
    ットで、かつ2つのデータ・ワードを有し、それぞれが
    関連のエラー検出ワードを備え、それにより、各qワー
    ド内に互いに異なる2つのコードワードを形成し、エラ
    ー検出コードがそれぞれNビット未満のエラー検出限界
    を有するようになっている記憶システムと、 Mビット・ワード内の各コードワードのエラーを検出す
    るように結合されたエラー検出システムとを含み、 各コードワード内の各記憶素子のビット数がそれぞれの
    コードワードのエラー検出コードのエラー検出機能を上
    回らないように、コードワード間に各記憶素子のNビッ
    トが分散されることを特徴とするコンピュータ・システ
    ム。
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