JPH11119329A - フイルムバックおよびカメラ - Google Patents

フイルムバックおよびカメラ

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Publication number
JPH11119329A
JPH11119329A JP9285394A JP28539497A JPH11119329A JP H11119329 A JPH11119329 A JP H11119329A JP 9285394 A JP9285394 A JP 9285394A JP 28539497 A JP28539497 A JP 28539497A JP H11119329 A JPH11119329 A JP H11119329A
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JP
Japan
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film
bar code
winding roller
tape
reading means
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9285394A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH11119329A publication Critical patent/JPH11119329A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルムを内外面反転して給送し、ロールフ
イルムの接合テープに記録されたバーコードを、巻掛け
ローラー近傍において読み取る形式のフイルムバックに
おいて、バーコードを安定的に読み取る。 【解決手段】 バーコード情報読取手段54が付設されて
いる、送出側の巻掛けローラー53b の周面に対向する縦
壁の、バーコード情報読取手段54に近接する上下にそれ
ぞれ、パスターテープ64が貼付されたフイルム先端部62
a を、送出側の巻掛けローラー53b の周面に当接せしめ
る形状の2つのリブ50a を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、および主
として中判カメラに用いられるフイルムバックに関し、
詳細には、パスターテープ上にフイルム情報をバーコー
ドとして備えたロールフイルムから、このバーコード情
報を読み取るシステムを備えたカメラおよびこのような
カメラに適したフイルムバックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より 135フイルムのパトローネやA
PS(アドバンスト・フォト・システム)用フイルムの
フイルムカートリッジには、DXコードまたはバーコー
ドを用いてISO感度等のフイルム情報が予め記録され
ており、このフイルム情報が記録されたフイルムをカメ
ラに装填すると、カメラ側がこのフイルム情報を読み取
ってそのフイルムに適した撮影露光条件等を自動的に設
定し、または残りコマ数を自動的に表示する等、カメラ
の操作に不慣れな一般ユーザーには非常に使い勝手がよ
いものとなっている。
【0003】一方、高度な撮影技術を駆使する写真専門
家や愛好家にとっては、このような撮影条件の自動設定
は不要であるため、主としてこれらの専門家や愛好家等
が使用する中判カメラに用いられるロールフイルムで
は、上記DXコードやバーコード等によるフイルム情報
の提供は行われていなかった。
【0004】ところで中判カメラの多くは、図4に示す
ように、1本のフイルムを撮影終了した後に手早く次の
撮影に着手できるように、また1本のフイルムの途中で
ISO感度等の異なるフイルムに切り換えたい場合等の
便宜のため、カメラ本体10からフイルム収容部だけを着
脱自在にしたフイルムバック(フイルムホルダー等とも
称する)50を使用できるようになっている。
【0005】このフイルムバック50は、図1に示すよう
にカメラ本体10(図4参照)から離脱した状態で、内部
に収容された中枠53にフイルム60を予め装填することが
できるため、このようなフイルムが予め装填された予備
のフイルムバックを準備しておけば、このフイルムバッ
クごと交換することでフイルム交換に要する時間を短縮
し、撮影機会を逃す虞を低減することができる。
【0006】またロールフイルムには、フイルムの全長
に亘って裏紙(遮光紙)を備えた 120フイルムと、リー
ダー(先端)部分およびトレーラー(末端)部分にのみ
遮光紙を備えた 220フイルムとがあり、これら2種類の
フイルムを装填すべき機器(フイルムバック、フイルム
ホルダー等)は、通常それぞれ各別に設定されている。
【0007】これは両フイルムの裏紙の有無に起因し
て、圧板とフイルム乳剤面との位置関係、換言すればフ
イルムのトンネル寸法(トンネル間隔)が両者で相違す
ることによるものであり、 120フイルムを装填すべきフ
イルムバックに対して誤って 220フイルムを装填した場
合や、その逆の場合は、トンネル寸法の差異により、フ
イルムの平面性が悪化し、ピントが甘くなるという問題
を生じる。
【0008】そこでロールフイルムにおいても、カメラ
側でこのようなフイルムの種別( 120フイルムまたは 2
20フイルムの別)の間違いを警告できるようにするとと
もに、乳剤の種別(モノクローム、カラーネガ、カラー
リバーサル)、最大撮影可能コマ数などのフイルム情報
を取得できるように、フイルム情報をバーコードとして
備えたもの(バーコード・システム)が発表されている
(Technical Report,写真工業Vol.55 No.10(1997.10)
P50-P66)。
【0009】このシステムに用いられるフイルムは、 1
20フイルムにあっては図5に示すようにフイルム62の先
端部62a を裏紙(遮光紙)61に接合している接合テープ
(以下、パスターテープと称する場合もある。)64上
に、また 220フイルムにあってはフイルム先端部をリー
ダーペーパーに接合しているパスターテープ上に、フイ
ルムの給送方向(矢印X方向)に対して直交する方向に
延びる黒線と白線およびこれら各線の幅(太さ)の組合
せによって、フイルムの種別、フイルム感度(ISO感
度)、乳剤の種別を示すバーコード64a が記録されてい
る。
【0010】そしてこのバーコード64a は、フイルムバ
ック50へ装填されたロールフイルム60の1コマ目が撮影
位置に給送されるまでの間に、フイルムバック50に設け
られたバーコード情報読取手段54によって読み取られ、
その内容がカメラに取得される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フイルムバ
ック50内部におけるロールフイルム60の給送は、図2
(図1に示す I-I線断面)に示すように、スプール63に
巻き付けられた初期状態において内面側にあったフイル
ム62が外面側に、初期状態において外面側にあった裏紙
61が内面側になるようにローラー53b,53c に巻き掛けら
れ、そして再度内外面逆転して空スプール63′に巻き上
げられるように構成されており、このようにフイルムを
内外面反転させて給送する方式は、その形態からΩ(オ
メガ)巻きと通称されている。この給送形態は 120フイ
ルムに限らず、裏紙のない 220フイルムでも同様であ
り、フイルムバックの横幅をコンパクトにすることがで
きるという利点がある。
【0012】しかし、このようなフイルムの内外面を反
転させて給送する方式では、撮影情報を写し込むのに最
も適した、フイルムが平面を保って搬送される撮影位置
部分においてバーコード情報読取手段54を配設するスペ
ースを確保することができないため、バーコード情報読
取手段54は、送出側の巻掛けローラー53b 近傍に配設さ
れて、フイルムのバーコード64a 部分がこの巻掛けロー
ラー53b の周面上を給送されている間に、バーコード情
報読取手段54がこのバーコード情報を読み取るように構
成される。
【0013】一方、フイルム62は比較的その剛性が強
く、またスプールに巻き付けられている状態での巻癖が
ついているため、給送中は図6に示すように、フイルム
62の先端部62a が巻掛けローラー53b の周面に密着せず
に浮き上がる傾向にあり、この結果、フイルム先端部62
a を裏紙61に貼付しているパスターテープ64はフイルム
先端縁に沿って折曲するため、バーコード情報読取手段
54とパスターテープ64との間の距離が変動して、バーコ
ード情報の読取りが不安定になるという問題がある。
【0014】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、フイルムを内外面反転して給送されるロールフイ
ルムに記録されたバーコードを、巻掛けローラー近傍に
おいて安定的に読み取ることを可能にしたフイルムバッ
クを提供することを目的とするものである。
【0015】また、上述した問題は上述したΩ(オメ
ガ)巻きでフイルムを給送し、ロールフイルムに記録さ
れたバーコードを、巻掛けローラー近傍において読み取
るシステムのカメラ(フイルムバックを有しないもの)
においても生じうる。
【0016】本発明の第2の目的は、上記事情に鑑み、
フイルムを内外面反転して給送されるロールフイルムに
記録されたバーコードを、巻掛けローラー近傍において
安定的に読み取ることを可能にしたカメラを提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のフイルムバック
およびカメラは、フイルムの先端部を巻掛けローラーの
周面に沿わせる案内手段を設けて、当該先端部がその剛
性によりローラーの周面から浮き上がるのを抑制し、そ
れによってバーコードが表示されている接合テープの折
曲が抑制されて、バーコードを安定して読み取れるよう
にしたものである。
【0018】すなわち本発明のフイルムバックは、フイ
ルム先端部が接合テープにより遮光用裏紙に接合されて
なるロールフイルムを内部に収納し、該ロールフイルム
の外面側を巻掛けローラーに巻き掛けて空スプール側に
巻き上げる給送操作中に、前記巻掛けローラーの周面に
沿って通過する前記接合テープ上に表示されたバーコー
ドを読み取って、該バーコードが表す前記ロールフイル
ムに関するフイルム情報を取得する、前記巻掛けローラ
ーに対向して設けられたバーコード情報読取手段を備え
たフイルムバックにおいて、少なくとも前記接合テープ
が貼付されたフイルム先端部を、前記バーコード情報読
取手段による前記バーコードの読取り対象領域の近傍に
おいて、前記巻掛けローラーの周面に沿わせる案内手段
をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0019】遮光用裏紙には、フイルムの全長に亘って
裏紙が備えられたいわゆる 120フイルムの当該遮光用裏
紙のみならず、 220フイルムのリーダーペーパーも含
む。したがって、本発明のフイルムバックは、 120フイ
ルムを収納するもの、 220フイルムを収納するもの、こ
れらの双方のうちいずれかを選択的に収納し得るもの、
その他の、フイルム先端部にバーコード等の読取用情報
が表示または記録されたものを備えたフイルムを収納し
得るものである。
【0020】またバーコードは、フイルム情報を表すも
のであれば他の表示形態であってもよく、さらに可視的
な表示に限らず、種々のバーコード情報読取手段により
フイルム情報を取得できるものであれば、例えば磁気記
録等による非可視的な表示形態であってもよい。
【0021】バーコードの読取り対象領域の近傍とは、
バーコードの読取りに支障のない範囲であればよい。
【0022】案内手段は、フイルム先端部を巻掛けロー
ラーの周面に沿わせるものであればよく、例えば、該ロ
ーラーの周面にフイルム先端部を当接せしめる形状のリ
ブなどを適用することができる。
【0023】バーコード情報読取手段は、通常は光学的
なものが適用されるが、バーコードが上述したように磁
気的に記録されたものである場合は磁気的な読取手段が
適用される。
【0024】また本発明のカメラは、着脱可能のフイル
ムバックを有していないカメラであって、フイルム先端
部が接合テープにより遮光用裏紙に接合されてなるロー
ルフイルムを内部に収納し、該ロールフイルムの外面側
を巻掛けローラーに巻き掛けて空スプール側に巻き上げ
る給送操作中に、前記巻掛けローラーの周面に沿って通
過する前記接合テープ上に表示されたバーコードを読み
取って、該バーコードが表す前記ロールフイルムに関す
るフイルム情報を取得する、前記巻掛けローラーに対向
して設けられたバーコード情報読取手段を備えたカメラ
において、少なくとも前記接合テープが貼付されたフイ
ルム先端部を、前記バーコード情報読取手段による前記
バーコードの読取り対象領域の近傍において、前記巻掛
けローラーの周面に沿わせる案内手段をさらに備えたこ
とを特徴とするものである。
【0025】
【発明の効果】本発明のフイルムバックおよびカメラ
は、案内手段が、給送されるフイルムの先端部を巻掛け
ローラーの周面に沿わせることにより、フイルム先端部
がローラーの周面に沿う遮光用裏紙から浮き上がるのを
抑制することができ、これによって接合テープはフイル
ム先端部で折れ曲がることなくローラー周面に沿って滑
らかに遮光用裏紙とともにローラーの周面に沿って給送
され、それによって接合テープに表示されたバーコード
とバーコード情報読取手段との間隔が一定に維持され、
バーコード情報読取手段は安定してバーコードを読み取
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフイルムバックの
具体的な実施の形態について、図面を用いて詳細に説明
する。
【0027】図1は、本発明のフイルムバックの一実施
形態を示す斜視図、図2は図1に示したフイルムバック
50の I-I線断面を示す主要断面図、図3は図2に示した
断面図のうち送出側巻掛けローラー部分の詳細を示す
図、図4は図1に示したフイルムバック50が使用される
中判カメラの一例を示す3面図、図5は図1に示したフ
イルムバック50に装填されるロールフイルムの一例を示
す図である。
【0028】図4に示したカメラ 100は、カメラ本体10
と、その下部に本体10に一体的に設けられた基部12と、
この基部12から前方に延びる2本のレンズ繰出用レール
42と、該レール42に螺合するフォーカシングノブ31を回
転操作することにより該レール42の延在方向に沿って移
動可能とされ、本体10の露光用前部開口に取り付けられ
た蛇腹41の前端部に接合されるとともに、レンズユニッ
ト20を支持するレンズ保持ユニット30と、本体10の上部
に設けられた折り畳みファインダーフード11と、本体10
の背面に着脱自在に設けられたフイルムバック50とを備
えた構成である。
【0029】このカメラ 100に装着されたフイルムバッ
ク50は、遮光板52を図4に示す遮光位置に装着した状態
で所定の解除操作をすることにより、本体10から取り外
される。
【0030】フイルムバック50の内部には、図1に示す
ように、ロールフイルム60装填用の中枠53が収納されて
おり、裏蓋51を図示破線の開放状態において、フイルム
バック50に着脱される。
【0031】中枠53に装填されるロールフイルム60は、
図5に示すように、フイルム62の先端部62a がパスター
テープ64によって遮光用裏紙61に貼付され、末端部から
スプール63に巻回された、いわゆる 120フイルムであ
る。なお、図5に示したものはその一例にすぎず、 220
フイルムを適用してもよい。
【0032】ここで、パスターテープ64には、線幅の異
なる複数の黒線および白線がフイルム60の給送方向(図
示矢印方向)に並ぶバーコード64a が表示されており、
このバーコード64a は、黒線および白線の線幅の違いに
より、例えばフイルムの種類( 120フイルム、 220フイ
ルムの別)、フイルム感度および乳剤の種類(モノクロ
ーム、カラーネガ、カラーリバーサルの別)等、当該フ
イルム60に関する情報(以下、フイルム情報という)を
表している。
【0033】そしてこのバーコード64a は、フイルムの
図示矢印方向への給送中に、フイルムバック50の内部に
固設されたフォトインターラプタ等からなるバーコード
情報読取手段54(図1参照)により読み取られ、そのバ
ーコード64a が表すフイルム情報はカメラ本体11の各種
設定に用いられる。このカメラ本体11の設定機能として
は、フイルムの種類違いによる圧板位置の整合判定、乳
剤の種類違いによるフイルム62への撮影情報(撮影時の
日付、時分、絞り値、シャッター速度、露出補正値、フ
ォーカスモード等)の写し込み光量または写し込み時間
の補正等がある。
【0034】このようなバーコード64a が表示されたフ
イルム60は、図2の断面図に示すように、中枠53に右巻
きにセットされ、裏紙61の先端部61a が巻きほどかれ
て、スプール63に巻き付けられた初期状態において裏紙
61より内面側にあったフイルム62が外面側になるよう
に、送出側の巻掛けローラー53b 、巻取側(巻上側)の
巻掛けローラー53c の順に巻き掛けられ、そして再度内
外面逆転して空スプール63′のスリット(図示せず)に
先端部61a が差し入れられて中枠53に装填される。
【0035】バーコード情報読取手段54は詳しくは、図
2に示すように送出側の巻掛けローラー53b の周面に対
向して、このローラー53b に近接して設けられており、
フイルム60を装填した中枠53がフイルムバック50の内部
に収納された状態で、フイルム62の1コマ目が送出側の
巻掛けローラー53b と巻取側の巻掛けローラー53c との
間である撮影位置に巻き上げられるまでの間に、送出側
の巻掛けローラー53bの周面を通過するパスターテープ6
4に表示されたバーコード64a を読み取る。なお、この
撮影位置においてはフイルム62は圧板53e により平面に
保持される。
【0036】ここで、フイルム62は比較的その剛性が強
く、また初期状態であるスプールに巻き付けられている
状態での巻癖がついているため、給送中は図6に示すよ
うに、フイルム62の先端部62a が巻掛けローラー53b の
周面に密着せずに浮き上がる傾向にあり、この結果、従
来のフイルムバックによれば、フイルム先端部62a を裏
紙61に貼付しているパスターテープ64のフイルム62貼付
側が、フイルム先端部62a の浮上がりによって裏紙61か
ら浮き上がり、フイルム先端部62に沿って折曲してい
た。
【0037】このパスターテープ64の折れ曲がりは、パ
スターテープ64が単にフイルム62を裏紙61に貼付するた
めだけのものであった従来の場合は、フイルムの給送
上、特に支障はなかったが、バーコード情報読取手段54
によってその表面上に記録されたバーコード64a 読み取
るシステムのフイルムバックにおいては、バーコード情
報読取手段54からパスターテープ64までの距離が変動し
て、バーコード64a の読取りが不安定になる。
【0038】そこで、本実施形態のフイルムバック50
は、図3に示すように、バーコード情報読取手段54が付
設されている、送出側の巻掛けローラー53b の周面に対
向する縦壁の、バーコード情報読取手段54に近接する上
下にそれぞれ、パスターテープ64が貼付されたフイルム
先端部62a を、送出側の巻掛けローラー53b の周面に当
接せしめる形状の2つのリブ50a が形成されている。な
お、図3(1)は送出側巻掛けローラー部分の詳細を示
す主要平断面図、同図(2)は同主要側断面図である。
【0039】これらのリブ50a は、図示矢印方向に給送
されるフイルム62の先端部62a を巻掛けローラー53b の
周面に沿わせるため、フイルム先端部62a がローラー53
b の周面に沿って給送される裏紙61から浮き上がるのを
抑制することができ、これによってパスターテープ64は
フイルム先端部62a で折れ曲がることなくローラー53b
の周面に沿って滑らかに裏紙61とともにローラー53b の
周面に沿って給送され、それによってパスターテープ64
に表示されたバーコード64a とバーコード情報読取手段
54との間隔が一定に維持され、バーコード情報読取手段
54は安定してバーコード64a を読み取ることができる。
【0040】このように本実施形態のフイルムバックに
よれば、フイルムが内外面反転して給送されるロールフ
イルムに記録されたバーコードを、巻掛けローラー近傍
において安定的に読み取ることができる。
【0041】なお、上記実施形態は本発明のフイルムバ
ックの実施形態として説明したが、このフイルムバック
がカメラ本体と一体化されてカメラ本体の一部となって
いるもの、すなわち全体として一体のカメラとなってい
るものであっても、上記実施形態と同様に構成すること
ができ、またそのように構成されたカメラは上記実施形
態と同様の作用効果を奏する。このような実施形態のカ
メラは、本発明のカメラの一実施形態とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルムバックの一実施形態を示す斜
視図
【図2】図1に示したフイルムバック50の I-I線断面を
示す主要断面図
【図3】図2に示した断面図のうち送出側巻掛けローラ
ー部分の詳細を示す図
【図4】図1に示したフイルムバック50が使用される中
判カメラの一例を示す3面図
【図5】図1に示したフイルムバック50に装填されるロ
ールフイルムの一例を示す図
【図6】従来のフイルムバックの一例を示す図
【符号の説明】
50 フイルムバック 50a リブ 53b 送出側巻掛けローラー 54 バーコード情報読取手段 60 ロールフイルム 61 遮光用裏紙 62 フイルム 62a フイルム先端部 64 パスターテープ(接合テープ) 64a バーコード 100 カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム先端部が接合テープにより遮光
    用裏紙に接合されてなるロールフイルムを内部に収納
    し、該ロールフイルムの外面側を巻掛けローラーに巻き
    掛けて空スプール側に巻き上げる給送操作中に、前記巻
    掛けローラーの周面に沿って通過する前記接合テープ上
    に表示されたバーコードを読み取って、該バーコードが
    表す前記ロールフイルムに関するフイルム情報を取得す
    る、前記巻掛けローラーに対向して設けられたバーコー
    ド情報読取手段を備えたフイルムバックにおいて、 少なくとも前記接合テープが貼付されたフイルム先端部
    を、前記バーコード情報読取手段による前記バーコード
    の読取り対象領域の近傍において、前記巻掛けローラー
    の周面に沿わせる案内手段をさらに備えたことを特徴と
    するフイルムバック。
  2. 【請求項2】 フイルム先端部が接合テープにより遮光
    用裏紙に接合されてなるロールフイルムを内部に収納
    し、該ロールフイルムの外面側を巻掛けローラーに巻き
    掛けて空スプール側に巻き上げる給送操作中に、前記巻
    掛けローラーの周面に沿って通過する前記接合テープ上
    に表示されたバーコードを読み取って、該バーコードが
    表す前記ロールフイルムに関するフイルム情報を取得す
    る、前記巻掛けローラーに対向して設けられたバーコー
    ド情報読取手段を備えたカメラにおいて、 少なくとも前記接合テープが貼付されたフイルム先端部
    を、前記バーコード情報読取手段による前記バーコード
    の読取り対象領域の近傍において、前記巻掛けローラー
    の周面に沿わせる案内手段をさらに備えたことを特徴と
    するカメラ。
JP9285394A 1997-10-17 1997-10-17 フイルムバックおよびカメラ Withdrawn JPH11119329A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786656B2 (en) 2002-09-24 2004-09-07 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Film magazine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786656B2 (en) 2002-09-24 2004-09-07 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Film magazine

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