JPH11119273A - 光パラメトリック発振装置とその方法 - Google Patents
光パラメトリック発振装置とその方法Info
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- JPH11119273A JPH11119273A JP28526997A JP28526997A JPH11119273A JP H11119273 A JPH11119273 A JP H11119273A JP 28526997 A JP28526997 A JP 28526997A JP 28526997 A JP28526997 A JP 28526997A JP H11119273 A JPH11119273 A JP H11119273A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 波長変換素子の非線形光学効果により波長変
換したレーザ光を発生させる光パラメトリック発振装置
と方法で、特に発生したシグナル光とアイドラ光のいず
れか一方を波長変換素子を形成する結晶の複屈折性を利
用した単共振型の光パラメトリック発振装置とその方法
を提供する。 【解決手段】 光パラメトリック発振装置の光共振器6
は、偏光面が略直交するシグナル光とアイドラ光の一方
のみを共振させるために他方の共振を阻止する非共振手
段8を設けた。
換したレーザ光を発生させる光パラメトリック発振装置
と方法で、特に発生したシグナル光とアイドラ光のいず
れか一方を波長変換素子を形成する結晶の複屈折性を利
用した単共振型の光パラメトリック発振装置とその方法
を提供する。 【解決手段】 光パラメトリック発振装置の光共振器6
は、偏光面が略直交するシグナル光とアイドラ光の一方
のみを共振させるために他方の共振を阻止する非共振手
段8を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波長変換素子の非線
形光学効果により波長変換したレーザ光を発生させる光
パラメトリック発振装置とその方法に関し、特に発生し
たシグナル光とアイドラ光のいずれか一方を波長変換素
子を形成する結晶の複屈折性を利用した単共振型の光パ
ラメトリック発振装置とその方法に関する。
形光学効果により波長変換したレーザ光を発生させる光
パラメトリック発振装置とその方法に関し、特に発生し
たシグナル光とアイドラ光のいずれか一方を波長変換素
子を形成する結晶の複屈折性を利用した単共振型の光パ
ラメトリック発振装置とその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光パラメトリック発振器(OP
O Opticai Parametoric Osc
illator)は、入射光より長波長の光を発生・増
幅させる利得であるパラメトリック利得を持つKTP
(KTiOPO4 )等の波長変換素子を、一般のレーザ共振器
と同様に2枚の反射鏡からなる光共振器中に置き、適当
なレーザ光によって励起せることによって構成されてい
る。これらの光パラメトリック共振器はシグナル光(信
号波光)とアイドラ光(補助波光)の両方、又は、いず
れか一方が共振するように構成され、ポンピング入力が
ある閾値を超えるとシグナル光およびアイドラ光でパラ
メトリック発振が生じる。
O Opticai Parametoric Osc
illator)は、入射光より長波長の光を発生・増
幅させる利得であるパラメトリック利得を持つKTP
(KTiOPO4 )等の波長変換素子を、一般のレーザ共振器
と同様に2枚の反射鏡からなる光共振器中に置き、適当
なレーザ光によって励起せることによって構成されてい
る。これらの光パラメトリック共振器はシグナル光(信
号波光)とアイドラ光(補助波光)の両方、又は、いず
れか一方が共振するように構成され、ポンピング入力が
ある閾値を超えるとシグナル光およびアイドラ光でパラ
メトリック発振が生じる。
【0003】これらについて図3に基づいて説明する
と、励起用レーザ発振器1から発生したレーザ光(励起
光)は、集光光学系2を通過して光パラメトリック発振
器(OPO)6を形成している入力鏡3を通過して波長
変換素子4に入射する。波長変換素子においては2次の
非線形光学効果により波長の異なる2つの光(シグナル
光、アイドラ光)が発生する。その一方又は両方の光は
は出力鏡5で反射して光軸上を戻り、入射鏡3との間を
往復して共振して増幅され、その一部は出力鏡5を透過
し外部にレーザ出力光として取出される。
と、励起用レーザ発振器1から発生したレーザ光(励起
光)は、集光光学系2を通過して光パラメトリック発振
器(OPO)6を形成している入力鏡3を通過して波長
変換素子4に入射する。波長変換素子においては2次の
非線形光学効果により波長の異なる2つの光(シグナル
光、アイドラ光)が発生する。その一方又は両方の光は
は出力鏡5で反射して光軸上を戻り、入射鏡3との間を
往復して共振して増幅され、その一部は出力鏡5を透過
し外部にレーザ出力光として取出される。
【0004】一般に、励起光の偏光方向に対し発生する
2つの偏光方向は2種類あり、シグナル光とアイドラ光
の両方とも直交する「タイプI位相整合」と呼ばれる場
合と、シグナル光かアイドラ光の片方が一致する「タイ
プII位相整合」と呼ばれる場合が存在する。
2つの偏光方向は2種類あり、シグナル光とアイドラ光
の両方とも直交する「タイプI位相整合」と呼ばれる場
合と、シグナル光かアイドラ光の片方が一致する「タイ
プII位相整合」と呼ばれる場合が存在する。
【0005】励起光、シグナル光、アイドラ光の各波長
の間にはエネルギー保存則が成立するため、以下の関係
が成立する。
の間にはエネルギー保存則が成立するため、以下の関係
が成立する。
【0006】 1/λp =1/λs +1/λi ………(1) ここで、λp は励起光の波長、λs はシグナル光の波
長、λi はアイドラ光の波長である。
長、λi はアイドラ光の波長である。
【0007】例えば、Nd:YAG レーザを励起光として、
波長変換素子4にKTPを用いた構成では、λp =1.
06μm に対して、λs =1.6μm 、λi =3.2μ
m の光が得られる。また、λs =λi となるような構成
にした縮退発振の場合には、λi =λs =2.12μm
の光が得られる。
波長変換素子4にKTPを用いた構成では、λp =1.
06μm に対して、λs =1.6μm 、λi =3.2μ
m の光が得られる。また、λs =λi となるような構成
にした縮退発振の場合には、λi =λs =2.12μm
の光が得られる。
【0008】ただし、通常、OPOは励起光が1回だけ
波長変換素子である非線形光学結晶を通過しただけで
は、発生するシグナル光もアイドラ光も強度が低いの
で、その片方ないし両方の光を光共振器内に閉じ込めて
往復させて共振、増幅させることにより強度を高めて、
その一部を出力鏡から外部に取出させるように構成され
ている。
波長変換素子である非線形光学結晶を通過しただけで
は、発生するシグナル光もアイドラ光も強度が低いの
で、その片方ないし両方の光を光共振器内に閉じ込めて
往復させて共振、増幅させることにより強度を高めて、
その一部を出力鏡から外部に取出させるように構成され
ている。
【0009】また、OPOを構成する光共振器は、単共
振型発振器(SRO:Singly Resonant Oscillator)お
よび双共振発振器(DRO;Doubly Resonant Oscillat
or)と呼ばれる2種類に大別される。
振型発振器(SRO:Singly Resonant Oscillator)お
よび双共振発振器(DRO;Doubly Resonant Oscillat
or)と呼ばれる2種類に大別される。
【0010】DROは図4に示すように、シグナル光とア
イドラ光の両方を共振させるもので、入力鏡3は励起光
に対して低反射(Rp=0)で、シグナル光とアイドラ光に
対しては高反射(Rs=1、Ri=1)に形成されている。出力
鏡5は励起光に対して低反射(Rs=0)で、シグナル光と
アイドラ光の両方に対して部分反射(0<Rs<1、0<
Ri<1)特性を有している。
イドラ光の両方を共振させるもので、入力鏡3は励起光
に対して低反射(Rp=0)で、シグナル光とアイドラ光に
対しては高反射(Rs=1、Ri=1)に形成されている。出力
鏡5は励起光に対して低反射(Rs=0)で、シグナル光と
アイドラ光の両方に対して部分反射(0<Rs<1、0<
Ri<1)特性を有している。
【0011】また、OPO装置の共振器6を構成する各
反射鏡3、5は通常、平面鏡又は凹面鏡が用いられてお
り、このうち入射鏡3は励起光に対して反射防止、シグ
ナル光とアイドラ光に対しては高反射の反射特性が必要
である。一方、出力鏡5は励起光に対して反射防止、シ
グナル光に対して部分反射、アイドラ光に対しては反射
防止が必要である。
反射鏡3、5は通常、平面鏡又は凹面鏡が用いられてお
り、このうち入射鏡3は励起光に対して反射防止、シグ
ナル光とアイドラ光に対しては高反射の反射特性が必要
である。一方、出力鏡5は励起光に対して反射防止、シ
グナル光に対して部分反射、アイドラ光に対しては反射
防止が必要である。
【0012】光パラメトリック発振器(OPO)でシグ
ナル光とアイドラ光の波長が等しい場合は、双共振発振
器(DRO)になるので、励起光が非線形光学結晶に入
射して発生したシグナル光とアイドラ光は出力鏡に到達
すると、両方の光ともその一部が反射して進行してきた
光軸上を戻り、入射鏡で反射して再び励起光と共に非線
形光学結晶に入射して増幅させたる。シグナル光の利得
は励起強度とアイドラ光の強度の積に比例し、また、ア
イドラ光の利得は励起光とシグナル光との積に比例する
ので、2つの発生光は相乗的に増幅させられる。このた
め、発振閾値はSROに比べて1/10ないし1/10
0程度まで軽減されるので光学損傷閾値が低い非線形光
学結晶を用いる場合に適する。また、発生するOPO光
のスペクトル幅も狭くすることが出来る。
ナル光とアイドラ光の波長が等しい場合は、双共振発振
器(DRO)になるので、励起光が非線形光学結晶に入
射して発生したシグナル光とアイドラ光は出力鏡に到達
すると、両方の光ともその一部が反射して進行してきた
光軸上を戻り、入射鏡で反射して再び励起光と共に非線
形光学結晶に入射して増幅させたる。シグナル光の利得
は励起強度とアイドラ光の強度の積に比例し、また、ア
イドラ光の利得は励起光とシグナル光との積に比例する
ので、2つの発生光は相乗的に増幅させられる。このた
め、発振閾値はSROに比べて1/10ないし1/10
0程度まで軽減されるので光学損傷閾値が低い非線形光
学結晶を用いる場合に適する。また、発生するOPO光
のスペクトル幅も狭くすることが出来る。
【0013】特に、シグナル光とアイドラ光の波長が等
しい縮退発振の場合は、2つの発生光に対する反射鏡の
特性は同じであるため一般にDROとなる。
しい縮退発振の場合は、2つの発生光に対する反射鏡の
特性は同じであるため一般にDROとなる。
【0014】SROはシグナル光のみを共振させる場合
で、その典型的構成例を図5に示す。入力鏡3は励起光
に低損失(Rp=0)かつシグナル光に対して高反射率
(Rs=1)をに形成されている。出力鏡5は励起光とアイ
ドラ光を透過(Rp=0、Ri=0)させシグナル光に対して
は部分透過(0<Rs<1)である。励起光が入射鏡を通
過して波長変換素子4に入射すると、シグナル光とアイ
ドラ光の2つの光が発生し、これらは励起光が波長変換
素子4内を進むに従って非線形光学効果により強度が増
す。波長変換素子4から出射したシグナル光の一部は出
力鏡5で反射して進行してきた光軸上を戻り、再び波長
変換素子4を通過した後に入射鏡3で反射し、同時に入
射してきた励起光と共に波長変換素子4に入射して再び
増幅される。
で、その典型的構成例を図5に示す。入力鏡3は励起光
に低損失(Rp=0)かつシグナル光に対して高反射率
(Rs=1)をに形成されている。出力鏡5は励起光とアイ
ドラ光を透過(Rp=0、Ri=0)させシグナル光に対して
は部分透過(0<Rs<1)である。励起光が入射鏡を通
過して波長変換素子4に入射すると、シグナル光とアイ
ドラ光の2つの光が発生し、これらは励起光が波長変換
素子4内を進むに従って非線形光学効果により強度が増
す。波長変換素子4から出射したシグナル光の一部は出
力鏡5で反射して進行してきた光軸上を戻り、再び波長
変換素子4を通過した後に入射鏡3で反射し、同時に入
射してきた励起光と共に波長変換素子4に入射して再び
増幅される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】DRO型のOPOは、
シグナル光とアイドラ光の両方が反射鏡で反射されるの
で、反射光が波長変換素子を形成する非線形光学結晶を
通過する際、シグナル光とアイドラ光の和の周波発生に
より励起光の波長の光に戻る逆励起現象が生じる。その
ため、SROより理論上の変換効率は低く励起光の強度
分布がフラットと仮定した理想的な場合でも、その変動
効率は50%に制限されてしまうという問題が生じる。
実際、フラットでない強度分布のレーザ光で励起した場
合、通常20〜30%程度に制限される場合が多い。ま
た、リング型共振器の場合は上述の逆励起現象は生じな
いが、共振器の長さが長くなるのであまり好ましくな
い。
シグナル光とアイドラ光の両方が反射鏡で反射されるの
で、反射光が波長変換素子を形成する非線形光学結晶を
通過する際、シグナル光とアイドラ光の和の周波発生に
より励起光の波長の光に戻る逆励起現象が生じる。その
ため、SROより理論上の変換効率は低く励起光の強度
分布がフラットと仮定した理想的な場合でも、その変動
効率は50%に制限されてしまうという問題が生じる。
実際、フラットでない強度分布のレーザ光で励起した場
合、通常20〜30%程度に制限される場合が多い。ま
た、リング型共振器の場合は上述の逆励起現象は生じな
いが、共振器の長さが長くなるのであまり好ましくな
い。
【0016】従って、DRO型のOPOでは、通常用い
られているパルス幅10〜100nsec程度のQスイッチ
発振のパルスレーザを励起レーザとして用いた場合に
は、発振閾値が高くなりDRO型OPOの特徴である発
振閾値を下げるという効果は殆ど得られないため適用す
ることは出来ないという欠点が有る。
られているパルス幅10〜100nsec程度のQスイッチ
発振のパルスレーザを励起レーザとして用いた場合に
は、発振閾値が高くなりDRO型OPOの特徴である発
振閾値を下げるという効果は殆ど得られないため適用す
ることは出来ないという欠点が有る。
【0017】また、OPO装置の共振器を構成する各反
射鏡は通常、平面鏡又は凹面鏡が用いられており、この
うち入射鏡は励起光に対して反射防止、シグナル光とア
イドラ光に対しては高反射の反射特性が必要である。一
方、出力鏡は励起光に対して反射防止、シグナル光に対
して部分反射、アイドラ光に対しては反射防止が必要で
あるため、それらに対応する3つの反射特性を実現する
ためには、一般に数十層の誘電体膜コーティングを必要
とするため技術的に困難であり、仮に実現されても光学
損傷しやすく高価である等の不具合が存在する。光学的
にも平面鏡や凹面鏡からの光出力は、1mrad以下の微妙
な鏡の角度変化により出力が大きく低下するという問題
も存在する。そのため図5に示すように、波長の違いに
より反射ないし透過する鏡を、共振器を構成する鏡と波
長変換素子の間に挿入することにより、共振器の鏡のコ
ーティングは発生する2つの波長に対する高反射及び部
分反射が行われる構成が記載されている(「Applied P
hysics Letter」 第55巻1952頁)。つまり図6
において、3´は発生光に対して広帯域の高反射コーテ
ィングが施された反射鏡で、5´は発生光に対して部分
反射しその一部を外部に出力させる反射鏡で、4´は波
長変換素子で、8´及び9´は励起光に対して高反射
(Rp=1)し発生光に対して反射防止(Rs=0、Ri=0)を施
した鏡である。この場合、反射鏡3´、5´は発生する
2つの波長に対しての特性が得られればよい。しかし、
鏡8´、9´は励起光に対しては高反射が、発生する2
つの光に対しては反射防止が必要であり、そのため一般
には特殊なコーティングを必要としている。
射鏡は通常、平面鏡又は凹面鏡が用いられており、この
うち入射鏡は励起光に対して反射防止、シグナル光とア
イドラ光に対しては高反射の反射特性が必要である。一
方、出力鏡は励起光に対して反射防止、シグナル光に対
して部分反射、アイドラ光に対しては反射防止が必要で
あるため、それらに対応する3つの反射特性を実現する
ためには、一般に数十層の誘電体膜コーティングを必要
とするため技術的に困難であり、仮に実現されても光学
損傷しやすく高価である等の不具合が存在する。光学的
にも平面鏡や凹面鏡からの光出力は、1mrad以下の微妙
な鏡の角度変化により出力が大きく低下するという問題
も存在する。そのため図5に示すように、波長の違いに
より反射ないし透過する鏡を、共振器を構成する鏡と波
長変換素子の間に挿入することにより、共振器の鏡のコ
ーティングは発生する2つの波長に対する高反射及び部
分反射が行われる構成が記載されている(「Applied P
hysics Letter」 第55巻1952頁)。つまり図6
において、3´は発生光に対して広帯域の高反射コーテ
ィングが施された反射鏡で、5´は発生光に対して部分
反射しその一部を外部に出力させる反射鏡で、4´は波
長変換素子で、8´及び9´は励起光に対して高反射
(Rp=1)し発生光に対して反射防止(Rs=0、Ri=0)を施
した鏡である。この場合、反射鏡3´、5´は発生する
2つの波長に対しての特性が得られればよい。しかし、
鏡8´、9´は励起光に対しては高反射が、発生する2
つの光に対しては反射防止が必要であり、そのため一般
には特殊なコーティングを必要としている。
【0018】SROの場合は、アイドラ光は、出力鏡に
到達する度に出力鏡を透過して外部に出力されるので、
アイドラ光は共振器内で共振することはない。シグナル
光の利得は励起光強度とアイドラ光強度の積に比例する
が、SROの場合、アイドラ光の強度は比較的弱いので
その分だけOPO光の発生に必要な励起光の強度(発振
閾値)が比較的高く波長変換素子4等を損傷しやすいと
いう問題が存在する。
到達する度に出力鏡を透過して外部に出力されるので、
アイドラ光は共振器内で共振することはない。シグナル
光の利得は励起光強度とアイドラ光強度の積に比例する
が、SROの場合、アイドラ光の強度は比較的弱いので
その分だけOPO光の発生に必要な励起光の強度(発振
閾値)が比較的高く波長変換素子4等を損傷しやすいと
いう問題が存在する。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、励起用
レーザ発振器の光軸上の前方に配置された波長変換素子
と、入力鏡と出力鏡とで構成した複数の反射鏡とを有す
る光共振器により、前記励起用レーザ発振器からの光の
照射による励起レーザ光より長い波長のシグナル光とア
イドラ光を空間的に分離して発生させる光パラメトリッ
ク発振装置において、前記光共振器は偏光面が略直交す
るシグナル光とアイドラ光の一方のみを共振させるため
に他方の共振を阻止する非共振手段を有することを特徴
とする単結晶型の光パラメトリック発振装置にある。
レーザ発振器の光軸上の前方に配置された波長変換素子
と、入力鏡と出力鏡とで構成した複数の反射鏡とを有す
る光共振器により、前記励起用レーザ発振器からの光の
照射による励起レーザ光より長い波長のシグナル光とア
イドラ光を空間的に分離して発生させる光パラメトリッ
ク発振装置において、前記光共振器は偏光面が略直交す
るシグナル光とアイドラ光の一方のみを共振させるため
に他方の共振を阻止する非共振手段を有することを特徴
とする単結晶型の光パラメトリック発振装置にある。
【0020】また本発明は、前記非共振手段は前記波長
変換素子と前記反射鏡との間のシグナル光かアイドラ光
のいずれかのみが通過する位置に全反射鏡を設けたもの
であることを特徴とする光パラメトリック発振装置にあ
る。
変換素子と前記反射鏡との間のシグナル光かアイドラ光
のいずれかのみが通過する位置に全反射鏡を設けたもの
であることを特徴とする光パラメトリック発振装置にあ
る。
【0021】また本発明は、励起用レーザ発振器の光軸
上の前方に配置された波長変換素子と、入力鏡と出力鏡
で構成した複数の反射鏡とを有する光共振器により、前
記励起用レーザ発振器からの光の照射による励起レーザ
光より長い波長のシグナル光とアイドラ光を空間的に分
離して発生させる光パラメトリック発振方法において、
前記光共振器は偏光面が略直交するシグナル光とアイド
ラ光の一方のみを共振するために他方の共振を阻止する
非共振手段を用いることを特徴とする単結晶型の光パラ
メトリック発振方法にある。
上の前方に配置された波長変換素子と、入力鏡と出力鏡
で構成した複数の反射鏡とを有する光共振器により、前
記励起用レーザ発振器からの光の照射による励起レーザ
光より長い波長のシグナル光とアイドラ光を空間的に分
離して発生させる光パラメトリック発振方法において、
前記光共振器は偏光面が略直交するシグナル光とアイド
ラ光の一方のみを共振するために他方の共振を阻止する
非共振手段を用いることを特徴とする単結晶型の光パラ
メトリック発振方法にある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明に実施形態について図
1〜2を参照して説明する。図3〜6で示した従来の技
術と同一符号は従来の技術と同一部品又は同一機能を有
する部品を示す。
1〜2を参照して説明する。図3〜6で示した従来の技
術と同一符号は従来の技術と同一部品又は同一機能を有
する部品を示す。
【0023】SROでは、励起光が波長変換素子内を進
むに従って非線型光学効果によりれ強度が増す。つま
り、波長変換素子を通過する回数が多ければ多いほどシ
グナル光は増幅されるので、励起光のパルス幅が有限の
パルスレーザ励起のOPOの場合、共振器の長さは通常
短く構成されている。この構成ではアイドラ光は出力鏡
に到達するたびに出力鏡を透過して外部に出力されるの
で、アイドラ光は共振器6内を往復して共振することは
ない。しかし、共振条件はシグナル光のみに対して課せ
られるので、共振器の長さの変化等による出力変動は比
較的少なく、また、発生したアイドラ光とシグナル光と
の和の周波数発生による逆転現象が起こらないので、理
論上の変換効率は100%迄有り得るという利点が有
る。そのため、実用的なOPOシステムでは通常SRO
が用いられている。
むに従って非線型光学効果によりれ強度が増す。つま
り、波長変換素子を通過する回数が多ければ多いほどシ
グナル光は増幅されるので、励起光のパルス幅が有限の
パルスレーザ励起のOPOの場合、共振器の長さは通常
短く構成されている。この構成ではアイドラ光は出力鏡
に到達するたびに出力鏡を透過して外部に出力されるの
で、アイドラ光は共振器6内を往復して共振することは
ない。しかし、共振条件はシグナル光のみに対して課せ
られるので、共振器の長さの変化等による出力変動は比
較的少なく、また、発生したアイドラ光とシグナル光と
の和の周波数発生による逆転現象が起こらないので、理
論上の変換効率は100%迄有り得るという利点が有
る。そのため、実用的なOPOシステムでは通常SRO
が用いられている。
【0024】また、波長変換素子内で発生する2つに光
の偏光面が直交するタイプII型と呼ばれる位相整合の場
合、発生する一方の光りは、その偏光方向が結晶軸と直
交する正常光に対応し、もう一方は偏光面内に結晶軸が
含まれる異常光に対応する。励起光は、正常光か異常光
のどちらの場合も存在する。従って、結晶軸が光進行方
向と直交する特殊な場合を除いては、発生光の一方のエ
ネルギー(ポインティングベクトル)は励起光と略同軸
に波長変換素子を形成する結晶内を進行するが、もう一
方の発生光のエネルギーは複屈折現象により、励起光に
光軸と有限な角度を成して進行する。結晶を出射した後
は各光りは平行に進行する。従って、アイドラ光とシグ
ナル光は結晶を出た後には空間的に分離されているの
で、光共振器の鏡がシグナル光だけを共振するように設
置すれば、アイドラ光はその波長に関わりなく共振しな
いことになるので必ずSROの動作が得られる。
の偏光面が直交するタイプII型と呼ばれる位相整合の場
合、発生する一方の光りは、その偏光方向が結晶軸と直
交する正常光に対応し、もう一方は偏光面内に結晶軸が
含まれる異常光に対応する。励起光は、正常光か異常光
のどちらの場合も存在する。従って、結晶軸が光進行方
向と直交する特殊な場合を除いては、発生光の一方のエ
ネルギー(ポインティングベクトル)は励起光と略同軸
に波長変換素子を形成する結晶内を進行するが、もう一
方の発生光のエネルギーは複屈折現象により、励起光に
光軸と有限な角度を成して進行する。結晶を出射した後
は各光りは平行に進行する。従って、アイドラ光とシグ
ナル光は結晶を出た後には空間的に分離されているの
で、光共振器の鏡がシグナル光だけを共振するように設
置すれば、アイドラ光はその波長に関わりなく共振しな
いことになるので必ずSROの動作が得られる。
【0025】図1は本発明の実施の形態を示す構成図
で、入力鏡3の光軸上の前方に、波長変換素子4、出力
鏡5が順次配列されている。入力鏡3は励起光に対して
は低反射(Rp=0)でシグナル光に対しては高反射(Rs
=1)に形成されている。出力鏡5は所定位置に出力鏡
5を貫通した通過穴8が設けられている。また、入力鏡
3の光軸の後方にはレーザ共振器1が配置されている。
波長変換素子4はシグナル光とアイドラ光の偏光方向が
直交する「タイプII位相整合」である。
で、入力鏡3の光軸上の前方に、波長変換素子4、出力
鏡5が順次配列されている。入力鏡3は励起光に対して
は低反射(Rp=0)でシグナル光に対しては高反射(Rs
=1)に形成されている。出力鏡5は所定位置に出力鏡
5を貫通した通過穴8が設けられている。また、入力鏡
3の光軸の後方にはレーザ共振器1が配置されている。
波長変換素子4はシグナル光とアイドラ光の偏光方向が
直交する「タイプII位相整合」である。
【0026】これらの構成による作用を説明する。励起
光及びシグナル光は正常光、アイドラ光は異常光とした
場合。レーザ共振器1からの励起光は、入力鏡3を経て
波長変換素子4に入射しシグナル光とアイドラ光を発生
する。励起光の波長変換素子4結晶内の進行に伴って発
生光に強度は増加するが、アイドラ光のエネルギーは複
屈折現象によって励起光とシグナル光の光軸から徐々に
離れていく。各光が結晶を出射すると3つのエネルギー
の進行方向は平行となるが、アイドラ光は残りの2つの
光とは同軸ではない。アイドラ光の光軸は結晶の中心付
近を通過するので、出力鏡5上でのシグナル光軸とアイ
ドラ光軸間の距離は、アイドラ光のウォークオフ角(シ
グナル光に対するずれ角)ρと結晶長Lに対して、D=
ρL/2程度となる。従って、シグナル光とアイドラ光
のビーム半径に合計がDより小さいように構成すれば、
出力鏡5上ではアイドラ光は励起光とシグナル光から分
離されるので、アイドラ光が出力鏡5に達した地点に通
過穴8が設けられているので、結晶内で発生したアイド
ラ光は再び結晶に戻ることなく外部に出力される。その
結果、光共振器で共振するのはシグナル光のみとなりS
RO動作となる。
光及びシグナル光は正常光、アイドラ光は異常光とした
場合。レーザ共振器1からの励起光は、入力鏡3を経て
波長変換素子4に入射しシグナル光とアイドラ光を発生
する。励起光の波長変換素子4結晶内の進行に伴って発
生光に強度は増加するが、アイドラ光のエネルギーは複
屈折現象によって励起光とシグナル光の光軸から徐々に
離れていく。各光が結晶を出射すると3つのエネルギー
の進行方向は平行となるが、アイドラ光は残りの2つの
光とは同軸ではない。アイドラ光の光軸は結晶の中心付
近を通過するので、出力鏡5上でのシグナル光軸とアイ
ドラ光軸間の距離は、アイドラ光のウォークオフ角(シ
グナル光に対するずれ角)ρと結晶長Lに対して、D=
ρL/2程度となる。従って、シグナル光とアイドラ光
のビーム半径に合計がDより小さいように構成すれば、
出力鏡5上ではアイドラ光は励起光とシグナル光から分
離されるので、アイドラ光が出力鏡5に達した地点に通
過穴8が設けられているので、結晶内で発生したアイド
ラ光は再び結晶に戻ることなく外部に出力される。その
結果、光共振器で共振するのはシグナル光のみとなりS
RO動作となる。
【0027】例えば、波長1.06mのNd:YAGレ
ーザ光を励起光として、波長変換素子4にKTP結晶を
用いて、発生するシグナル光とアイドラ光の波長として
2.12mの赤外光を得る場合を考えると、KTP結晶
はカット角(θ)が52度付近でタイプII型の位相整合
をすることが知られている。ウォークオフ角は約2.6
度で、結晶長LはL=30mmの場合で、D=ρL/2
=0.7mmとなる。つまり、励起光と発生するシグナ
ル光のビーム形が0.5mm以下となるように励起光を
集光させて、光共振器はそのシグナル光に対する固有モ
ード径が0.7mm程度となるよう構成した上で、出力
鏡5上でシグナル光の光軸から0.7mmは慣れた地点
に直径0.7mmの通過穴8を設けたことによりSRO
が得られた。
ーザ光を励起光として、波長変換素子4にKTP結晶を
用いて、発生するシグナル光とアイドラ光の波長として
2.12mの赤外光を得る場合を考えると、KTP結晶
はカット角(θ)が52度付近でタイプII型の位相整合
をすることが知られている。ウォークオフ角は約2.6
度で、結晶長LはL=30mmの場合で、D=ρL/2
=0.7mmとなる。つまり、励起光と発生するシグナ
ル光のビーム形が0.5mm以下となるように励起光を
集光させて、光共振器はそのシグナル光に対する固有モ
ード径が0.7mm程度となるよう構成した上で、出力
鏡5上でシグナル光の光軸から0.7mmは慣れた地点
に直径0.7mmの通過穴8を設けたことによりSRO
が得られた。
【0028】従って、従来シグナル光とアイドラ光の平
均出力0.2W、パルス間の出力変動±20%であった
装置が、平均出力は2倍の0.4W、出力変動は1/2
の±10%が可能になった。
均出力0.2W、パルス間の出力変動±20%であった
装置が、平均出力は2倍の0.4W、出力変動は1/2
の±10%が可能になった。
【0029】なお、上述の実施の形態では出力鏡5の所
定の位置に通過穴8を設けることによりアイドラ光が共
振しないように構成したが、アイドラ光軸に出力鏡5が
存在しないように構成すれば、他の方法でも同様な作用
がえられるのは言うまでもない。
定の位置に通過穴8を設けることによりアイドラ光が共
振しないように構成したが、アイドラ光軸に出力鏡5が
存在しないように構成すれば、他の方法でも同様な作用
がえられるのは言うまでもない。
【0030】例えば、入力鏡3に通過穴8を明けてもよ
いし、入力鏡3と出力鏡5の両方に穴を明けてもよい。
いし、入力鏡3と出力鏡5の両方に穴を明けてもよい。
【0031】図2は、更に別の実施の形態で、入射鏡の
光軸上の前方には波長変換素子4、出力鏡5が順次配設
されている。入射鏡の光軸に平行で、かつ、この光軸に
対称に所定距離離れた各光軸上の波長変換素子4と入力
鏡3、出力鏡5との各間には、2枚の全反射鏡9a,9
bが反斜面を対面させて配置されている。
光軸上の前方には波長変換素子4、出力鏡5が順次配設
されている。入射鏡の光軸に平行で、かつ、この光軸に
対称に所定距離離れた各光軸上の波長変換素子4と入力
鏡3、出力鏡5との各間には、2枚の全反射鏡9a,9
bが反斜面を対面させて配置されている。
【0032】これらの構成によると、レーザ共振器1か
らの励起光は、入力鏡3を経て波長変換素子4に入射し
シグナル光とアイドラ光を発生する。励起光の波長変換
素子4を形成している結晶内の進行に伴って発生光に強
度は増加するが、アイドラ光のエネルギーは複屈折現象
によって励起光とシグナル光の光軸から徐々に離れてい
く。各光が結晶を出射すると3つのエネルギーの進行方
向は平行となるが、アイドラ光は残りの2つの光とは同
軸ではない。アイドラ光の光軸は結晶の中心付近を通過
するので、出力鏡5上でのシグナル光軸とアイドラ光軸
間の距離は、アイドラ光のウォークオフ角ρと結晶長L
に対して、D=ρL/2程度となる。この距離Dの位置
に全反射鏡9a,9bが設けられているので、アイドラ
光は全反射鏡9a,9bによって光共振器外へ導かれ
る。その結果、光共振器で共振するのはシグナル光のみ
となりSRO動作が得られる。
らの励起光は、入力鏡3を経て波長変換素子4に入射し
シグナル光とアイドラ光を発生する。励起光の波長変換
素子4を形成している結晶内の進行に伴って発生光に強
度は増加するが、アイドラ光のエネルギーは複屈折現象
によって励起光とシグナル光の光軸から徐々に離れてい
く。各光が結晶を出射すると3つのエネルギーの進行方
向は平行となるが、アイドラ光は残りの2つの光とは同
軸ではない。アイドラ光の光軸は結晶の中心付近を通過
するので、出力鏡5上でのシグナル光軸とアイドラ光軸
間の距離は、アイドラ光のウォークオフ角ρと結晶長L
に対して、D=ρL/2程度となる。この距離Dの位置
に全反射鏡9a,9bが設けられているので、アイドラ
光は全反射鏡9a,9bによって光共振器外へ導かれ
る。その結果、光共振器で共振するのはシグナル光のみ
となりSRO動作が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば光
パラメトリック発振装置の光共振器で、シグナル光とア
イドラ光の一方のみを共振させるために、他方の共振を
阻止する非共振手段を設けたので、発生波長に関わりな
く、また、特殊な光学部品を付加することなく効率のよ
いSROの動作が得られた。
パラメトリック発振装置の光共振器で、シグナル光とア
イドラ光の一方のみを共振させるために、他方の共振を
阻止する非共振手段を設けたので、発生波長に関わりな
く、また、特殊な光学部品を付加することなく効率のよ
いSROの動作が得られた。
【図1】本発明の光パラメトリック発振装置の一実施の
形態を示す構成図。
形態を示す構成図。
【図2】本発明の光パラメトリック発振装置の別の一実
施の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
【図3】従来の光パラメトリック発振器の構成図。
【図4】単共振型発振器(SRO)の説明図。
【図5】双共振発振器(DRO)の説明図。
【図6】双共振発振器(DRO)の変形例の説明図。
1…励起用レーザ発振器 2…集光光学系 3…入力鏡 4…波長変換素子 5…出力鏡 6…光パラメトリック発振器(OPO) 8…通過穴 9a、9b…全反射鏡
Claims (4)
- 【請求項1】 励起用レーザ発振器の光軸上の前方に配
置された波長変換素子と、入力鏡と出力鏡とで構成した
複数の反射鏡とを有する光共振器により、前記励起用レ
ーザ発振器からの光の照射による励起レーザ光より長い
波長のシグナル光とアイドラ光を空間的に分離して発生
させる光パラメトリック発振装置において、 前記光共振器は偏光面が略直交するシグナル光とアイド
ラ光の一方のみを共振させるために他方の共振を阻止す
る非共振手段を有することを特徴とする単結晶型の光パ
ラメトリック発振装置。 - 【請求項2】 前記非共振手段はシグナル光かアイドラ
光のいずれかのみが通過する位置に通過穴が設けられ
た、入力鏡か出力鏡の少なくともいずれかであることを
特徴とする請求項1記載の光パラメトリック発振装置。 - 【請求項3】 前記非共振手段は前記波長変換素子と前
記反射鏡との間のシグナル光かアイドラ光のいずれかの
みが通過する位置に全反射鏡を設けたものであることを
特徴とする請求項1記載の光パラメトリック発振装置。 - 【請求項4】 励起用レーザ発振器の光軸上の前方に配
置された波長変換素子と、入力鏡と出力鏡とで構成した
複数の反射鏡とを有する光共振器により、前記励起用レ
ーザ発振器からの光の照射による励起レーザ光より長い
波長のシグナル光とアイドラ光を空間的に分離して発生
させる光パラメトリック発振方法において、 前記光共振器は偏光面が略直交するシグナル光とアイド
ラ光の一方のみを共振するために他方の共振を阻止する
非共振手段を用いることを特徴とする単結晶型の光パラ
メトリック発振方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28526997A JPH11119273A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光パラメトリック発振装置とその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28526997A JPH11119273A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光パラメトリック発振装置とその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11119273A true JPH11119273A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17689324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28526997A Pending JPH11119273A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 光パラメトリック発振装置とその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11119273A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425593B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-04-01 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고출력 오피오 레이저 장치 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28526997A patent/JPH11119273A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100425593B1 (ko) * | 2001-12-22 | 2004-04-01 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 고출력 오피오 레이저 장치 |
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