JPH11119223A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11119223A
JPH11119223A JP9286617A JP28661797A JPH11119223A JP H11119223 A JPH11119223 A JP H11119223A JP 9286617 A JP9286617 A JP 9286617A JP 28661797 A JP28661797 A JP 28661797A JP H11119223 A JPH11119223 A JP H11119223A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display device
pixel electrode
gap
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Application number
JP9286617A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Hattori
勝治 服部
Shoichi Ishihara
將市 石原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH11119223A publication Critical patent/JPH11119223A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1337Surface-induced orientation of the liquid crystal molecules, e.g. by alignment layers
    • G02F1/133707Structures for producing distorted electric fields, e.g. bumps, protrusions, recesses, slits in pixel electrodes

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視野角が大きく良好な視野角特性を有すると
ともに、製造プロセスを簡素化でき、歩留まりの高い液
晶表示素子を得る。 【解決手段】 基板201には、スリット状の開口部2
03aを有する画素電極203および配向膜204が形
成され、対向電極205および配向膜206が形成され
た基板202との間に誘電率異方性が負のネマティック
液晶が封入された液晶層209が形成されている。上記
配向膜204…は、その近傍の液晶分子を略垂直に配向
させるようになっている。画素電極203に電圧が印加
されると、開口部203aの近傍で電気力線が境界面P
に対称に傾斜した電極縁電界が形成される。そこで、開
口部203aの近傍の液晶分子209a,209bが互
いに逆方向に傾き、配向領域A,B内の液晶分子209
e,209fも境界面Pに対称に傾く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータの表示装置や、液晶テレビジョン等に適用される
液晶表示装置に関し、特に、視野角を容易に拡大するこ
とのできる液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置としては、例えばネ
マティック液晶を用いたツイステッドネマティック(T
N)モードの液晶表示装置が実用化されている。しか
し、この種の液晶表示装置は、視野角が狭いうえ、応答
速度が遅い(例えば約50msec程度)という欠点を
有している。このため、斜め方向からでも視認できると
ともに、高速な動画の表示が必要とされる表示装置には
適用が困難である。
【0003】上記TNモードの広視野角化を図ったもの
としては、各画素を2つの配向領域に分割する配向2分
割TNモードの液晶表示装置が知られている。(SID
92 DIGEST P798〜801)。
【0004】この液晶表示装置は、例えば図11に示す
ように、それぞれ画素電極103または対向電極10
4、および配向膜107,108が形成された基板10
1,102の間に、誘電率異方性が正のネマティック液
晶から成る液晶層110が設けられて構成されるととも
に、上記配向膜107,108は、各画素ごとに、それ
ぞれ互いにプレチルト角が異なる2つの領域107a,
107b,108a,108bに分割されている。
【0005】より詳しくは、配向膜107における領域
107a付近の液晶分子110aのプレチルト角が大き
くなる一方、領域107b付近の液晶分子110bのプ
レチルト角は小さくなるように設定されている。また、
配向膜108では、その逆、すなわち領域108a付近
の液晶分子110cのプレチルト角が小さくなる一方、
領域108b付近の液晶分子110dのプレチルト角は
大きくなるように設定されている。ここで、図11にお
いてはプレチルト角を誇張して描いているが、実際には
何れも数度以下程度に設定される。
【0006】このようにプレチルト角が設定されている
ことにより、液晶層110の領域K,Lにおける、基板
101,102の中間付近の液晶分子110e,110
fは、それぞれ、プレチルト角の大きな液晶分子110
a,110dの影響によって、同図に示すように互いに
逆方向に傾斜する。それゆえ、液晶層110の透過光に
対する屈折率異方性が平均化されるので、視認方向に応
じた透過率の変化が小さくなり、例えばコントラスト比
が10となる視野角を±35°程度に拡大することがで
きる。また、さらにフィルム位相差板を用いて、より視
野角を拡大する技術も提案されている。
【0007】しかし、このような配向2分割TNモード
の液晶表示装置であっても、視野角が通常のTNモード
よりは大きいものの、大幅に拡大することは困難である
うえ、応答速度に関しては、通常のTNモードと本質的
に同様であり、視野角、応答性とも不十分である。
【0008】さらに、上記のようなプレチルト角が異な
る領域107a…の形成は、例えば配向膜107…にフ
ォトレジストを塗布し、露光および現像により部分的に
マスキングして、所定の方向にラビングすることなどに
より行われるが、この場合、製造工程の増加を招くこと
になるうえ、上記フォトレジストを除去する際などに配
向膜107…の表面が劣化しがちであるため、良好な配
向状態を得ることが困難であるという問題点も有してい
る。
【0009】一方、広視野角化を図るための別の技術と
して、表示画面と平行な方向の電界を作用させるように
構成された面内スイッチング(IPS)モードの液晶表
示装置も知られているが、これは、やはり応答速度が遅
いうえ、開口率が小さいために輝度が低いという欠点を
有している。
【0010】さらに、広い視野角を有するとともに、高
速な応答性をも有する液晶表示装置として、強誘電性液
晶(FLC)モードや、反強誘電性液晶(AFLC)モ
ードの液晶表示装置が知られているが、これらは、耐シ
ョック性や、表示特性の温度依存性が劣るという大きな
欠点がある。
【0011】そこで、近年、上記のような低輝度や低耐
ショック性などの欠点を有することなく、ある程度の広
視野角化と応答性の高速化とを図り得る液晶表示装置と
して、配向膜の界面で液晶分子が配向膜に対してほぼ垂
直に配向するホメオトロピック配向モードの液晶表示装
置が注目されている。この種の液晶表示装置では、誘電
率異方性が負の液晶を用い、液晶層に電圧が印加されて
いない場合には、液晶分子が基板に対してほぼ垂直に配
向する一方、電圧が印加された場合に、液晶分子が傾斜
することによって、表示が行われるようになっている。
このような配向モードを用いることにより、比較的高速
な応答性が得られる。また、前記配向2分割TNモード
の液晶表示装置と同様に、各画素を2つの配向領域に分
割することにより広視野角化を図ることが考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなホメオトロピック配向モードの液晶表示装置で
は、配向膜付近の液晶分子に90°近いプレチルト角を
与える必要があるために、配向膜をラビングする際にラ
ビング筋などの欠陥が生じやすく、歩留まりや表示品質
の低下を招きがちである。
【0013】さらに、配向領域を分割して広視野角化を
図るために、前記配向2分割TNモードの液晶表示装置
と同様に、フォトレジストの塗布や現像等を行う場合に
は、やはり、配向膜の表面の劣化を招き、良好な配向状
態を得ることが困難であるうえ、多くの製造工程を必要
とするという問題点が生じる。
【0014】本発明は、上記の点に鑑み、広い視野角と
高速な応答速度を有し、しかも、ラビング処理などによ
る配向欠陥や配向膜の劣化を招くことがなく、高い歩留
まりを得ることができる液晶表示装置を提供することを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、それぞれ画素電極または対向
電極が形成された1対の基板と、負の誘電率異方性を有
する液晶分子を含み、上記1対の基板の間に封入された
液晶層と、上記画素電極および対向電極の表面にそれぞ
れ形成され、各電極付近における上記液晶分子を各電極
に対して略垂直な方向に配向させる配向膜と、上記1対
の基板の両面側にそれぞれ配置され、互いに略垂直な方
向の偏光軸を有する偏光板とを備えた液晶表示装置であ
って、さらに、少なくとも上記偏光板の何れか一方と上
記1対の基板との間に配置された位相差板を備えるとと
もに、上記対向電極における画素電極に対応する領域、
または画素電極が、所定の間隙を介して、上記液晶分子
を互いに異なる方向に傾斜させて配向させる少なくとも
2つの領域に分割されていることを特徴としている。
【0016】このように、画素電極等が所定の間隙を介
して複数の領域に分割されるとともに、位相差板を備え
ることにより、上記間隙の近傍で電気力線の方向が互い
に逆の方向に傾斜した電極縁電界が形成され、これに応
じて、液晶層が、液晶分子が互いに異なる方向に傾斜し
て配向した複数の配向領域に分割され、表示画面を斜め
方向から見たときに液晶の屈折率異方性が平均化される
とともに液晶分子が有する正の屈折率異方性が補償され
るので、ラビング等の配向処理をすることなく、視野角
を大幅に拡大することができる。
【0017】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の液晶表示装置において、上記間隙が、上記対向電極ま
たは画素電極に形成されたスリット状の開口部であるこ
とを特徴としている。
【0018】このような開口部により、容易に、画素電
極等を容易に複数の領域に分割できるとともに、各領域
に同一の電圧を印加することができる。
【0019】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
の液晶表示装置において、上記分割された各領域は、互
いに分離して形成されるとともに、配線パターンを介し
て電気的に接続された電極から成ることを特徴としてい
る。
【0020】このように互いに分離された電極を形成す
ることによっても、やはり容易に、画素電極等を容易に
複数の領域に分割できるとともに、各領域に同一の電圧
を印加することができる。
【0021】また、請求項4または請求項5の発明は、
請求項1ないし請求項3の何れかに記載の液晶表示装置
において、上記間隙は、その間隙を形成する、上記対向
電極または画素電極における縁部の方向が、液晶表示装
置における表示画面の左右方向、上下方向、または斜め
方向になるように形成されていることを特徴としてい
る。
【0022】このような方向に間隙を形成することによ
り、表示画面を左右斜め方向や、上下斜め方向など、種
々の方向から見たときの視野角を拡大することができ
る。
【0023】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れかに記載の液晶表示装置において、上記
間隙は、X字状、Y字状、または曲線状に形成されてい
ることを特徴としている。
【0024】このように、上記間隙を、複数の方向の直
線状の間隙を複合した形状や曲線状に形成することによ
り、液晶層が、液晶分子がそれぞれ種々の方向に傾斜し
て配向した複数の配向領域に分割されるので、あらゆる
方向から見たときの視野角を拡大することができる。
【0025】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れかに記載の液晶表示装置において、上記
偏光板は、それぞれ、偏光軸の方向が、上記画素電極ま
たは対向電極における上記間隙を形成する縁部の方向に
対して、略45度の角度をなすように配置されているこ
とを特徴としている。
【0026】このように偏光板の偏光軸の方向を設定す
ることにより、高いコントラストの画像を表示すること
ができる。
【0027】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れかに記載の液晶表示装置において、上記
位相差板は、2軸性位相差板、または負の位相差板であ
ることを特徴としている。
【0028】このような位相差板を用いることにより、
前述のように液晶分子が有する正の屈折率異方性を補償
して視野角を大幅に拡大することが容易にできる。
【0029】また、請求項9の発明は、請求項1ないし
請求項8の何れかに記載の液晶表示装置において、さら
に、上記画素電極への画像信号電圧の印加の有無を制御
するスイッチング素子を備えたことを特徴としている。
【0030】これにより、応答性を向上させ得るととも
に、高輝度で高コントラストな画像を表示することが容
易にできる。
【0031】また、請求項10の発明は、それぞれ画素
電極または対向電極が形成された1対の基板と、上記1
対の基板の間に封入された液晶層と、上記画素電極およ
び対向電極の表面にそれぞれ形成された配向膜と、上記
1対の基板の両面側にそれぞれ配置され、互いに略垂直
な方向の偏光軸を有する偏光板とを備えた液晶表示装置
であって、上記画素電極が、所定の間隙を介して、少な
くとも2つの領域に分割されて形成されるとともに、そ
れぞれの領域は、互いに異なる画像信号電圧が印加され
て、上記液晶分子を互いに異なる方向に配向させるよう
に構成されていることを特徴としている。
【0032】このように構成することにより、電極縁電
界、および互いに異なる電圧の印加によって、液晶分子
の傾斜方向、および傾斜角が異なる複数の配向領域を形
成することができるので、ラビングなどの配向処理をす
ることなく、容易、かつ確実に視野角を拡大するととも
に、例えば表示画面の上下方向の視野角を非対称にした
り、印加電圧を変化させ得るようにして視野角を可変に
するなど、所望の視野角特性を得ることができる。
【0033】また、請求項11または請求項12の発明
は、請求項10に記載の液晶表示装置において、上記液
晶層は、正または負の誘電率異方性を有する液晶分子を
含むとともに、上記配向膜は、上記各電極付近における
上記液晶分子を各電極に対して略平行または略垂直な方
向に配向させるように形成されていることを特徴として
いる。
【0034】これにより、前述のように視野角が大き
く、かつ、例えば表示画面の上下方向の視野角を非対称
にするなど、所望の視野角特性を有する、ホメオトロピ
ック配向モードやTNモードの液晶表示装置を構成する
ことができる。
【0035】また、請求項13の発明は、請求項10な
いし請求項12の何れかに記載の液晶表示装置におい
て、上記画素電極における分割された領域は、補助容量
を介して他の領域に接続されることにより、互いに異な
る画像信号電圧が印加されるように構成されていること
を特徴としている。
【0036】このような補助容量を設けることにより、
各領域に互いに異なる画像信号電圧を印加することが容
易にできる。
【0037】また、請求項14または請求項15の発明
は、請求項10ないし請求項12の何れかに記載の液晶
表示装置において、上記間隙は、その間隙を形成する、
上記対向電極または画素電極における縁部の方向が、液
晶表示装置における表示画面の左右方向、上下方向、ま
たは斜め方向になるように形成されていることを特徴と
している。
【0038】このような方向に間隙を形成することによ
り、表示画面を左右斜め方向や、上下斜め方向など、種
々の方向から見たときの視野角を拡大することができ
る。
【0039】また、請求項16の発明は、請求項10な
いし請求項12の何れかに記載の液晶表示装置におい
て、上記間隙は、X字状、Y字状、または曲線状に形成
されていることを特徴としている。
【0040】このように、上記間隙を、複数の方向の直
線状の間隙を複合した形状や曲線状に形成することによ
り、液晶層が、液晶分子がそれぞれ種々の方向に傾斜し
て配向した複数の配向領域に分割されるので、あらゆる
方向から見たときの視野角を拡大することができる。
【0041】また、請求項17の発明は、請求項10な
いし請求項12の何れかに記載の液晶表示装置におい
て、上記偏光板は、それぞれ、偏光軸の方向が、上記画
素電極または対向電極における上記間隙を形成する縁部
の方向に対して、略45度の角度をなすように配置され
ていることを特徴としている。
【0042】このように偏光板の偏光軸の方向を設定す
ることにより、高いコントラストの画像を表示すること
ができる。
【0043】また、請求項18または請求項19の発明
は、請求項10ないし請求項12の何れかに記載の液晶
表示装置において、さらに、少なくとも上記偏光板の何
れか一方と上記1対の基板との間に配置された、2軸性
位相差板、または負の位相差板などの位相差板を備えた
ことを特徴としている。
【0044】このような位相差板を用いることにより、
液晶分子を互いに異なる方向に配向させることによる液
晶の屈折率異方性の平均化と相まって、液晶分子が有す
る正の屈折率異方性が補償されるので、視野角を一層拡
大することができる。
【0045】また、請求項20の発明は、請求項10な
いし請求項19の何れかに記載の液晶表示装置におい
て、さらに、上記画素電極への画像信号電圧の印加の有
無を制御するスイッチング素子を備えたことを特徴とし
ている。
【0046】これにより、応答性を向上させ得るととも
に、高輝度で高コントラストな画像を表示することが容
易にできる。
【0047】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1の液晶表示装置は、図1
および図2に示すように、それぞれガラスから成る基板
201,202の間に、誘電率異方性が負のネマティッ
ク液晶(例えばメルク社製MJ−951152)が封入
された液晶層209が形成されて構成されている。上記
基板201,202の間隔は、両者間に直径が約4μm
の図示しない球状のスペーサを介在させることにより、
一定に保たれるようになっている。
【0048】上記基板201には、透明電極である画素
電極203、および配向膜204が形成されている。基
板201には、さらに、走査信号電極211、画像信号
電極212、およびこれらの電極と上記画素電極203
とに接続された、TFT(thin film transistor)から
成るスイッチング素子213が形成されている。一方、
基板202には、透明電極である対向電極205、およ
び配向膜206が形成されている。ここで、画素電極2
03は、実際には複数配置されてビットマップ画像を表
示し得るようになっているが、便宜上、1つの画素のみ
について説明する。また、図1および図2においては、
表示画面の上下方向が同図の左右方向になるように描か
れている。さらに、図1においては、基板201,20
2等は省略して描かれている。
【0049】上記基板201,202の両側には、偏光
板207,208が設けられている。この偏光板20
7,208は、偏光軸M,Nの方向が、画像信号電極2
12の方向に対して、対称に45°の角度を成すように
配置されている。
【0050】上記画素電極203は、走査信号電極21
1に平行な方向のスリット状の開口部203aが形成さ
れることにより、ほぼ対称な形状の2つの領域203
b,203cに分割されている。一方、対向電極205
における画像信号電極212に平行な方向の長さL2
(縁部205a,205b間の距離)は、画素電極20
3における同方向の長さL1よりも短くなるように設定
されている。上記のように画素電極203および対向電
極205が形成されることにより、後述するように液晶
層209が境界面Pに対称な配向領域A,Bに分割され
るようになっている。
【0051】また、配向膜204,206は、画素電極
203または対向電極205が形成された基板201,
202に配向膜材料(例えばメルク社製ZLI−333
4)を塗布した後に焼成して形成され、配向膜204,
206の近傍の液晶分子209a…を、図2に示すよう
に、基板201,202に対してほぼ垂直な方向に配向
(ホメオトロピック配向)させるようになっている。
【0052】上記のように構成されることにより、画素
電極203と対向電極205との間に電圧が印加されて
いない場合には、配向膜204,206の近傍の液晶分
子209a…は、前述のように基板201,202に対
してほぼ垂直な方向に配向し、その影響により、液晶層
209における主として基板201,202の中央部付
近の画素内全領域にわたる液晶分子209e,209f
も、基板201,202に対してほぼ垂直な方向に配向
する。
【0053】一方、走査信号電極211からの走査信号
に応じてスイッチング素子213がオンになり、画像信
号電極212から与えられる画像信号電圧が画素電極2
03に印加されると、図3に示すように、画素電極20
3における開口部203aの近傍、および対向電極20
5における縁部205a,205bの近傍で、電気力線
Eの方向が境界面Pに対称に、互いに逆方向に傾いた電
界(電極縁電界)が形成される。そこで、開口部203
aの近傍の液晶分子209a,209b、および縁部2
05a,205bの近傍の液晶分子209c,209d
は、それぞれ同図に矢印Sで示す方向に傾き、その影響
により、液晶層209の配向領域A,B内における主と
して基板201,202の中央部付近の液晶分子209
e,209fも、それぞれ境界面Pに対称に、互いに逆
方向に傾く。
【0054】したがって、表示画面を上下(図3の左
右)斜め方向から見たときに液晶の屈折率異方性が平均
化されるため、画素電極203に開口部203aが形成
されていない場合に比べてコントラストの視認範囲が増
大し、例えばコントラスト比が10になる視野角θが±
40°に拡大される。
【0055】また、応答時間は約30msと、TNモー
ドの液晶表示装置に比べて高速であるうえ、IPSモー
ドの液晶表示装置に比べて開口率が大きいため、高輝度
な画像を表示することができる。
【0056】なお、開口部203aは、上記のように走
査信号電極211に平行な方向の直線状に形成するもの
に限らず、図4(a)〜(c)に示すように、走査信号
電極211に対して垂直な方向や斜め方向に形成した
り、曲線状(円弧、楕円弧またはこれらの組み合わせな
ど)に形成したりしてもよく、また、2つ以上のスリッ
ト状の開口部を交差させて形成するなど、X字状や、Y
字状、放射状等に複数の開口部を複合した形状に形成し
てもよい。すなわち、電極縁電界により、液晶層209
が液晶分子の配向方向の異なる複数の配向領域に分割さ
れるように形成すればよく、これにより、所望の方向や
種々の方向から見たときの視野角を拡大することができ
る。
【0057】また、画素電極203に開口部203aを
形成するのに代えて、分離された2つの電極を設けるよ
うにしてもよい。この場合、各電極は、配線パターン等
によって電気的に接続されるようにしてもよいし、各電
極ごとにスイッチング素子213を設けてもよい。
【0058】また、開口部203aの近傍の電極縁電界
だけによっても、配向領域A,B内の液晶分子を確実に
互いに逆方向に配向させ得る場合には、必ずしも対向電
極205における縁部205a,205b間の長さL2
を画素電極203における同方向の長さL1よりも短く
なるように設定しなくてもよい。それゆえ、例えば対向
電極205は画像信号電極212の方向の複数の画素に
わたって連続した形状に形成するなどしてもよい。ま
た、走査信号電極211の方向の複数の画素にわたって
連続した形状に形成してもよい。
【0059】(実施の形態2)位相差板を設けることに
より、さらに視野角を拡大し得る液晶表示装置の例を説
明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、
前記実施の形態1と同様の機能を有する構成要素につい
ては、対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
【0060】図5に示すように、基板202と偏光板2
08との間に、2軸性位相差板221が設けられてい
る。これにより、液晶分子を互いに異なる方向に配向さ
せることによる液晶の屈折率異方性の平均化と相まっ
て、液晶分子が有する正の屈折率異方性が補償されるの
で、表示画面の上下方向の視野角がさらに拡大されると
ともに、左右方向の視野角も拡大される。具体的には、
例えばコントラスト比が10になる視野角が±70°と
なり、種々の方向から適正な画像を視認することができ
た。また、2軸性位相差板に代えて、負の位相差板を用
いても、やはり視野角を拡大することができる。さら
に、複数の位相差板を積層したり、基板201,202
の両面側に設けたりすることにより、さらに視野角を拡
大することもできる。
【0061】(実施の形態3)上記実施の形態2の液晶
表示装置のように画素電極が分割されるのに代えて、対
向電極が分割されることにより、同様に電極縁電界が形
成されて視野角が拡大される液晶表示装置の例を説明す
る。
【0062】図6および図7に示すように、対向電極2
35は、走査信号電極211に平行な方向のスリット状
の開口部235aが形成されることにより、ほぼ対称な
形状の2つの領域235b,235cに分割されてい
る。一方、画素電極233は、分割されることなく、1
つの画素に対応する領域全面にわたって形成されてい
る。
【0063】このように構成されることにより、画素電
極233と対向電極235との間に画像信号電圧が印加
されると、画素電極233における縁部233a,23
3bの近傍、および対向電極235における開口部23
5aの近傍で、図7に示すように電気力線Eの方向が境
界面Pに対称に、互いに逆方向に傾いた電極縁電界が形
成される。そこで、縁部233a,233bの近傍の液
晶分子209a,209b、および開口部235aの近
傍の液晶分子209c,209dは、それぞれ矢印Tで
示す方向に傾き、その影響により、基板201,202
の中央部付近を含む液晶層209における配向領域A,
B内の液晶分子209e,209fも、それぞれ境界面
Pに対称に、互いに逆方向に傾く。それゆえ、前記実施
の形態2と同様に、コントラスト比が10になる視野角
が±70°に拡大される。
【0064】なお、2軸性位相差板221は必ずしも設
けなくてもよい。この場合でも、前記実施の形態1と同
様に、配向領域A,B内の液晶分子が、それぞれ境界面
Pに対称に逆方向に傾くことによる視野角の拡大は得ら
れる。また、実施の形態2で示したように、負の位相差
板を用いたり、複数の位相差板を設けるようにしたりし
てもよい。
【0065】また、対向電極235を走査信号電極21
1および/または画像信号電極212の方向の複数の画
素にわたって連続した形状に形成するなどしてもよい。
【0066】また、開口部235aの形状等は、実施の
形態1で画素電極203における開口部203aについ
て説明したのと同様に、種々の形状や方向、数に形成す
るなどしてもよい。さらに、対向電極235を走査信号
電極211の方向の複数の画素にわたって連続した形状
に形成する場合には、開口部235aも、走査信号電極
211の方向の複数の画素にわたって連続した形状に形
成してもよい。
【0067】(実施の形態4)分離された2つの画素電
極を設け、互いに異なる電圧を印加することにより、視
野角特性を非対称に拡大したり、印加電圧を変化させ得
るようにして視野角を可変にしたりできる液晶表示装置
の例を説明する。
【0068】図8および図9に示すように、基板201
上には、互いに分離された第1画素電極241と第2画
素電極242とが所定の間隔を開けて設けられている。
上記第1画素電極241は、図10に示すように、スイ
ッチング素子213のドレイン端子213dに直接接続
されている。一方、第2画素電極242は、補助容量C
0 を介してスイッチング素子213のドレイン端子21
3dに接続され、第1画素電極241よりも低い電圧が
印加されるようになっている。より詳しくは、第1画素
電極241と対向電極205との間の電圧をV1、静電
容量をCLC1 、第2画素電極242と対向電極205と
の間の電圧をV2、静電容量をCLC2 とすると、 V2=V1×C0 /(C0 +CLC2 ) となる。
【0069】なお、上記補助容量C0 は、具体的には、
例えば第1画素電極241と第2画素電極242の一部
を絶縁層を介してオーバラップさせることなどにより形
成することができる。
【0070】上記のように構成されることにより、スイ
ッチング素子213がオンになって、第1画素電極24
1および第2画素電極242に高低の画像信号電圧が印
加されると、前記実施の形態1の場合と同様に、第1画
素電極241および第2画素電極242における縁部2
41a,242aの近傍、および対向電極205におけ
る縁部205a,205bの近傍で、電気力線Eの方向
が境界面Qの両側で互いに逆方向に傾いた電極縁電界が
形成される。そこで、縁部241a,242aの近傍の
液晶分子209a,209b、および縁部205a,2
05bの近傍の液晶分子209c,209dは、それぞ
れ図9に矢印Uで示す方向に傾き、その影響により、基
板201,202の中央部付近を含む液晶層209にお
ける配向領域A,B内の液晶分子209e,209f
も、それぞれ境界面Qの両側で互いに逆方向に傾く。
【0071】ここで、第1画素電極241および第2画
素電極242に印加される電圧が異なるために、配向領
域A,B内の電界は対称にはならないが、液晶分子20
9e,209fの傾く方向は、電極縁電界の電気力線E
の方向によって定まるので、上記のように境界面Qの両
側で互いに逆方向になる。一方、液晶分子209e,2
09fの傾き角は、電界強度、すなわち第1画素電極2
41または第2画素電極242と対向電極205との間
の電圧によって定まるので、配向領域A内の液晶分子2
09eの方が、配向領域B内の液晶分子209fよりも
大きく傾く。
【0072】したがって、視野角を拡大するとともに、
例えば表示画面を上斜め方向から見たときの視野角を下
斜め方向から見たときよりも大きくするなど、非対称な
種々の視野角特性を容易に得ることができる。
【0073】なお、上記のように補助容量C0 を設け
ず、それぞれ第1画素電極241または第2画素電極2
42に接続される独立のスイッチング素子および画像信
号電極を設けて、第1画素電極241および第2画素電
極242に印加される電圧を異ならせるように制御する
ようにしてもよい。この場合には、印加電圧を変化させ
ることによって、所望の視野角に調節することなどもで
きる。
【0074】また、実施の形態2と同様に位相差板を設
けて、視野角をさらに拡大させるようにしてもよい。
【0075】また、対向電極205は、実施の形態1で
示したように複数の画素にわたって連続した形状など、
種々の形状に形成してもよい。
【0076】また、第1画素電極241と第2画素電極
242との間の間隙は、実施の形態1の開口部235a
と同様に、種々の形状や方向、数に形成するなどしても
よい。
【0077】また、上記のようなホメオトロピック配向
モードの液晶表示装置に限らず、TNモードの液晶表示
装置に適用してもよい。すなわち、液晶として、誘電率
異方性が正の液晶を用いるとともに、配向膜として、近
傍の液晶分子をその配向膜に対して略平行な方向に配向
させるものを用いれば、液晶分子は、画素電極と対向電
極との間に電圧が印加されていないときには、配向膜と
略平行な方向に配向する一方、電圧が印加されると、電
気力線に添う方向に立ち上がるので、電極縁電界、およ
び互いに異なる電圧の印加によって、液晶分子の傾斜方
向、および傾斜角が互いに異なる配向領域が形成され
る。それゆえ、やはり、視野角を非対称に拡大したり、
可変にしたりして、所望の視野角特性を得ることが容易
にできる。この場合、さらに、従来の配向2分割TNモ
ードの液晶表示装置と同様の配向処理を配向膜に施し、
電界が作用していないときでも配向膜付近の液晶分子に
わずかなプレチルト角を与えるようにして、より確実に
視野角を拡大し得るようにしてもよい。
【0078】また、上記各実施の形態においては、スイ
ッチング素子213としてTFTが用いられる例を示し
たが、これに限らず、例えばMIM(metal insulated
metal )を用いるなどしてもよい。さらに、本発明は、
画像信号電圧がスイッチング素子213を介して印加さ
れるアクティブマトリクスの液晶表示装置に限らず、画
像信号電圧が直接印加される単純マトリクスの液晶表示
装置に適用してもよい。
【0079】また、上記のような透過型の液晶表示装置
に限らず、反射板を設けたり、基板201,202の一
方、または画素電極203もしくは対向電極205等の
一方に光の反射性を有する材料を用いたりして、反射型
の液晶表示装置を構成してもよい。
【0080】また、画素電極203の分割された領域2
03b,203cや、対向電極235の分割された領域
235b,235c、また、第1画素電極241および
第2画素電極242は、対称な形状に限らず、互いに異
なる形状や面積に形成してもよい。これによっても、視
野角特性を非対称に拡大することができる。
【0081】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0082】すなわち、ホメオトロピック配向モードの
液晶表示装置において、対向電極における画素電極に対
応する領域、または画素電極が、所定の間隙を介して、
上記液晶分子を互いに異なる方向に傾斜させて配向させ
る少なくとも2つの領域に分割されているとともに、位
相差板を備えていることにより、表示画面を斜め方向か
ら見たときに、液晶の屈折率異方性が平均化されるとと
もに、液晶分子が有する正の屈折率異方性が補償される
ので、ラビング等の配向処理をすることなく、視野角を
大幅に拡大することができる。
【0083】また、ホメオトロピック配向モードやTN
モードの液晶表示装置において、画素電極が、所定の間
隙を介して、互いに異なる画像信号電圧が印加されて上
記液晶分子を互いに異なる方向に傾斜させて配向させる
少なくとも2つの領域に分割されていることにより、電
極縁電界、および互いに異なる電圧の印加によって、液
晶分子の傾斜方向、および傾斜角が異なる配向領域を形
成することができるので、やはり、ラビングなどの配向
処理をすることなく、容易、かつ確実に視野角を拡大す
るとともに、所望の視野角特性を得ることができる。
【0084】したがって、良好な視野角特性と高速な応
答速度を有し、しかも、ラビングなどの配向処理を必要
としないために製造工程を簡素化することができるう
え、ラビング等による配向欠陥や配向膜の劣化を招くこ
とがなく、高い歩留まりを得ることのできる液晶表示装
置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の液晶表示装置の構成を示す平面
図である。
【図2】実施の形態1の液晶表示装置の構成を示す縦断
面図である。
【図3】実施の形態1の液晶表示装置に画像信号電圧が
印加された状態を示す縦断面図である。
【図4】実施の形態1の変形例を示す平面図である。
【図5】実施の形態2の液晶表示装置の構成を示す縦断
面図である。
【図6】実施の形態3の液晶表示装置の構成を示す平面
図である。
【図7】実施の形態3の液晶表示装置の構成を示す縦断
面図である。
【図8】実施の形態4の液晶表示装置の構成を示す平面
図である。
【図9】実施の形態4の液晶表示装置の構成を示す縦断
面図である。
【図10】実施の形態4の液晶表示装置の等価回路を示
す回路図である。
【図11】従来の液晶表示装置の構成を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
201,202 基板 203 画素電極 203a 開口部 203b,203c 領域 204 配向膜 205 対向電極 205a,205b 縁部 206 配向膜 207,208 偏光板 209 液晶層 209a〜209f 液晶分子 211 走査信号電極 212 画像信号電極 213 スイッチング素子 213d ドレイン端子 221 2軸性位相差板 233 画素電極 233a,233b 縁部 235 対向電極 235a 開口部 235b,235c 領域 241 第1画素電極 241a,242a 縁部 242 第2画素電極 A,B 配向領域 E 電気力線

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ画素電極または対向電極が形成さ
    れた1対の基板と、 負の誘電率異方性を有する液晶分子を含み、上記1対の
    基板の間に封入された液晶層と、 上記画素電極および対向電極の表面にそれぞれ形成さ
    れ、各電極付近における上記液晶分子を各電極に対して
    略垂直な方向に配向させる配向膜と、 上記1対の基板の両面側にそれぞれ配置され、互いに略
    垂直な方向の偏光軸を有する偏光板とを備えた液晶表示
    装置であって、 さらに、少なくとも上記偏光板の何れか一方と上記1対
    の基板との間に配置された位相差板を備えるとともに、 上記対向電極における画素電極に対応する領域、または
    画素電極が、所定の間隙を介して、上記液晶分子を互い
    に異なる方向に傾斜させて配向させる少なくとも2つの
    領域に分割されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記間隙は、上記対向電極または画素電極
    に形成されたスリット状の開口部であることを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記分割された各領域は、互いに分離して
    形成されるとともに、配線パターンを介して電気的に接
    続された電極から成ることを特徴とする請求項1に記載
    の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】上記間隙は、その間隙を形成する、上記対
    向電極または画素電極における縁部の方向が、液晶表示
    装置における表示画面の左右方向または上下方向になる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3の何れかに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】上記間隙は、その間隙を形成する、上記対
    向電極または画素電極における縁部の方向が、液晶表示
    装置における表示画面の斜め方向になるように形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れ
    かに記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】上記間隙は、X字状、Y字状、または曲線
    状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3の何れかに記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】上記偏光板は、それぞれ、偏光軸の方向
    が、上記画素電極または対向電極における上記間隙を形
    成する縁部の方向に対して、略45度の角度をなすよう
    に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3の何れかに記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】上記位相差板は、2軸性位相差板、または
    負の位相差板であることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3の何れかに記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】さらに、上記画素電極への画像信号電圧の
    印加の有無を制御するスイッチング素子を備えたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項8の何れかに記載の液
    晶表示装置。
  10. 【請求項10】それぞれ画素電極または対向電極が形成
    された1対の基板と、 上記1対の基板の間に封入された液晶層と、 上記画素電極および対向電極の表面にそれぞれ形成され
    た配向膜と、 上記1対の基板の両面側にそれぞれ配置され、互いに略
    垂直な方向の偏光軸を有する偏光板とを備えた液晶表示
    装置であって、 上記画素電極が、所定の間隙を介して、少なくとも2つ
    の領域に分割されて形成されるとともに、それぞれの領
    域は、互いに異なる画像信号電圧が印加されて、上記液
    晶分子を互いに異なる方向に配向させるように構成され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】上記液晶層は、正の誘電率異方性を有す
    る液晶分子を含むとともに、 上記配向膜は、上記各電極付近における上記液晶分子を
    各電極に対して略平行な方向に配向させるように形成さ
    れていることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示
    装置。
  12. 【請求項12】上記液晶層は、負の誘電率異方性を有す
    る液晶分子を含むとともに、 上記配向膜は、上記各電極付近における上記液晶分子を
    各電極に対して略垂直な方向に配向させるように形成さ
    れていることを特徴とする請求項10に記載の液晶表示
    装置。
  13. 【請求項13】上記画素電極における分割された領域
    は、補助容量を介して他の領域に接続されることによ
    り、互いに異なる画像信号電圧が印加されるように構成
    されていることを特徴とする請求項10ないし請求項1
    2の何れかに記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】上記間隙は、その間隙を形成する、上記
    対向電極または画素電極における縁部の方向が、液晶表
    示装置における表示画面の左右方向または上下方向にな
    るように形成されていることを特徴とする請求項10な
    いし請求項12の何れかに記載の液晶表示装置。
  15. 【請求項15】上記間隙は、その間隙を形成する、上記
    対向電極または画素電極における縁部の方向が、液晶表
    示装置における表示画面の斜め方向になるように形成さ
    れていることを特徴とする請求項10ないし請求項12
    の何れかに記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】上記間隙は、X字状、Y字状、または曲
    線状に形成されていることを特徴とする請求項10ない
    し請求項12の何れかに記載の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】上記偏光板は、それぞれ、偏光軸の方向
    が、上記画素電極または対向電極における上記間隙を形
    成する縁部の方向に対して、略45度の角度をなすよう
    に配置されていることを特徴とする請求項10ないし請
    求項12の何れかに記載の液晶表示装置。
  18. 【請求項18】さらに、少なくとも上記偏光板の何れか
    一方と上記1対の基板との間に配置された位相差板を備
    えたことを特徴とする請求項10ないし請求項12の何
    れかに記載の液晶表示装置。
  19. 【請求項19】上記位相差板は、2軸性位相差板、また
    は負の位相差板であることを特徴とする請求項18に記
    載の液晶表示装置。
  20. 【請求項20】さらに、上記画素電極への画像信号電圧
    の印加の有無を制御するスイッチング素子を備えたこと
    を特徴とする請求項10ないし請求項19の何れかに記
    載の液晶表示装置。
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