JPH11117536A - 遣形用貫止め金具 - Google Patents
遣形用貫止め金具Info
- Publication number
- JPH11117536A JPH11117536A JP30346097A JP30346097A JPH11117536A JP H11117536 A JPH11117536 A JP H11117536A JP 30346097 A JP30346097 A JP 30346097A JP 30346097 A JP30346097 A JP 30346097A JP H11117536 A JPH11117536 A JP H11117536A
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- JP
- Japan
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- board
- batten
- pile
- batter
- hole
- Prior art date
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- Pending
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遣形杭に対する遣形貫の取り付けを釘打ちを
全く不要にして簡単にしかも作業性よくできるようにす
る。 【解決手段】 上下面が開放し地面に打ち込まれた遣形
杭Pが挿通される短筒体1からなり、該短筒体1には遣
形杭Pに自在に固定し得る固定手段6,7を設け、また
前記短筒体1の一側に遣形貫Rが嵌入して水平に支持さ
れる保持溝5を設けて構成される。
全く不要にして簡単にしかも作業性よくできるようにす
る。 【解決手段】 上下面が開放し地面に打ち込まれた遣形
杭Pが挿通される短筒体1からなり、該短筒体1には遣
形杭Pに自在に固定し得る固定手段6,7を設け、また
前記短筒体1の一側に遣形貫Rが嵌入して水平に支持さ
れる保持溝5を設けて構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物の基礎
工事等に際して地上に数多く仮設される遣形で、遣形杭
に遣形貫を水平に取り付け固定させるための遣形用貫止
め金具に関するものである。
工事等に際して地上に数多く仮設される遣形で、遣形杭
に遣形貫を水平に取り付け固定させるための遣形用貫止
め金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の基礎工事等に際して所定の
個所に仮設される遣形では、間隔を隔てて地面に打ち込
まれた複数の遣形杭に対して遣形貫を所定の高さで水平
に保って一々釘打ちして取り付け固定するようにしてい
る。そして、遣形貫が所定の高さに正確に水平に取り付
け固定されていないときは、打ち込まれた釘を抜いて改
めて水平出ししてから再び釘打ちして取り付け固定して
いる。また、近時プラスチックの廃材を利用してプラス
チック製の遣形杭や遣形貫が案出されている。
個所に仮設される遣形では、間隔を隔てて地面に打ち込
まれた複数の遣形杭に対して遣形貫を所定の高さで水平
に保って一々釘打ちして取り付け固定するようにしてい
る。そして、遣形貫が所定の高さに正確に水平に取り付
け固定されていないときは、打ち込まれた釘を抜いて改
めて水平出ししてから再び釘打ちして取り付け固定して
いる。また、近時プラスチックの廃材を利用してプラス
チック製の遣形杭や遣形貫が案出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遣
形杭に対する遣形貫の取り付けは一々釘打ちしていたの
で、その作業が面倒で手間が掛かり、作業能率が極めて
悪いばかりか、遣形貫の水平を出すのに苦慮していた。
また、前記遣形杭や遣形貫は使用後は釘を抜いて分解せ
ねばならず、この作業も面倒で手間が掛かり、しかも、
分解した遣形杭や遣形貫は破損するなどして再利用がで
きず、そのまま投棄していたので無駄が多かった。更に
は、投棄されたものがゴミとして処理されるのでゴミの
増大を来し、ゴミ処理問題も生ずるといった課題が有っ
た。また、プラスチック製の遣形杭や遣形貫にあって
は、破損することも少なく再利用できるものの、釘を打
ち付けることができず、遣形杭に対する遣形貫の固定手
段に苦慮していた。
形杭に対する遣形貫の取り付けは一々釘打ちしていたの
で、その作業が面倒で手間が掛かり、作業能率が極めて
悪いばかりか、遣形貫の水平を出すのに苦慮していた。
また、前記遣形杭や遣形貫は使用後は釘を抜いて分解せ
ねばならず、この作業も面倒で手間が掛かり、しかも、
分解した遣形杭や遣形貫は破損するなどして再利用がで
きず、そのまま投棄していたので無駄が多かった。更に
は、投棄されたものがゴミとして処理されるのでゴミの
増大を来し、ゴミ処理問題も生ずるといった課題が有っ
た。また、プラスチック製の遣形杭や遣形貫にあって
は、破損することも少なく再利用できるものの、釘を打
ち付けることができず、遣形杭に対する遣形貫の固定手
段に苦慮していた。
【0004】そこで本発明は、釘打ちすることを無くし
てプラスチック製であっても遣形杭に対して遣形貫を作
業性よく取り付け固定することができ、遣形の使用後は
遣形貫を遣形杭から簡単に取り外しでき、しかも遣形杭
及び遣形貫を繰り返し再使用に供することもできる遣形
用貫止め金具を提供することを目的とするものである。
てプラスチック製であっても遣形杭に対して遣形貫を作
業性よく取り付け固定することができ、遣形の使用後は
遣形貫を遣形杭から簡単に取り外しでき、しかも遣形杭
及び遣形貫を繰り返し再使用に供することもできる遣形
用貫止め金具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る遣形用貫止め金具は、上下面が開放し地
面に打ち込まれた遣形杭が挿通される短筒体からなり、
該短筒体には遣形杭に自在に固定し得る固定手段を設
け、また前記短筒体の一側に遣形貫が嵌入して水平に支
持される保持溝を設けて構成される。前記固定手段とし
て例えば、短筒体に螺子孔を貫設し、該螺子孔に外から
螺子を螺合する手段が採られる。そして、地面に打ち込
まれた遣形杭に短筒体を嵌挿し、所望高さに位置させて
遣形貫を嵌入支持させると共に前記螺子を螺締し、遣形
杭を短筒体の内側一側に押し付けることにより短筒体を
固定する。これにより遣形貫が水平に支持されることと
なる。
め本発明に係る遣形用貫止め金具は、上下面が開放し地
面に打ち込まれた遣形杭が挿通される短筒体からなり、
該短筒体には遣形杭に自在に固定し得る固定手段を設
け、また前記短筒体の一側に遣形貫が嵌入して水平に支
持される保持溝を設けて構成される。前記固定手段とし
て例えば、短筒体に螺子孔を貫設し、該螺子孔に外から
螺子を螺合する手段が採られる。そして、地面に打ち込
まれた遣形杭に短筒体を嵌挿し、所望高さに位置させて
遣形貫を嵌入支持させると共に前記螺子を螺締し、遣形
杭を短筒体の内側一側に押し付けることにより短筒体を
固定する。これにより遣形貫が水平に支持されることと
なる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遣形用貫止め
金具の実施の形態を図面と共に説明する。図1は遣形用
貫止め金具の前から見た斜視図、図2は同後から見た斜
視図である。図において1は周囲を四方側壁2a〜2d
で囲われ、内側に上下面で開放する貫通孔3を設けてな
る合成樹脂製の角形の短筒体である。前記貫通孔3は後
記する角柱状の遣形杭Pを挿通させると共に、該遣形杭
Pの前側面に後記する帯板状の遣形貫Rを水平に支持さ
せうる大きさに設定される。更に詳しくは、貫通孔3の
後部に遣形杭Pを挿通させ、貫通孔3の前部に遣形貫R
を水平に支持させることとし、このため図3に示される
ように両側壁2a,2cの前側に上端で開口する切込溝
4,4を対向位置させて設け貫通孔3と連なる保持溝5
を形成している。なお、図4に示されるように両側壁2
a,2cと後側壁2bは同じ高さとし、前側壁2dのみ
他の側壁2a〜2cより高く形成している。これは遣形
貫Rを安定させて保持するためである。そして、後側壁
2bの中央位置に固定手段として貫通孔3と連通する螺
子孔6を貫設し、該螺子孔6に外から螺子7を螺合させ
ることができるようにして本発明の遣形用貫止め金具A
が構成される。
金具の実施の形態を図面と共に説明する。図1は遣形用
貫止め金具の前から見た斜視図、図2は同後から見た斜
視図である。図において1は周囲を四方側壁2a〜2d
で囲われ、内側に上下面で開放する貫通孔3を設けてな
る合成樹脂製の角形の短筒体である。前記貫通孔3は後
記する角柱状の遣形杭Pを挿通させると共に、該遣形杭
Pの前側面に後記する帯板状の遣形貫Rを水平に支持さ
せうる大きさに設定される。更に詳しくは、貫通孔3の
後部に遣形杭Pを挿通させ、貫通孔3の前部に遣形貫R
を水平に支持させることとし、このため図3に示される
ように両側壁2a,2cの前側に上端で開口する切込溝
4,4を対向位置させて設け貫通孔3と連なる保持溝5
を形成している。なお、図4に示されるように両側壁2
a,2cと後側壁2bは同じ高さとし、前側壁2dのみ
他の側壁2a〜2cより高く形成している。これは遣形
貫Rを安定させて保持するためである。そして、後側壁
2bの中央位置に固定手段として貫通孔3と連通する螺
子孔6を貫設し、該螺子孔6に外から螺子7を螺合させ
ることができるようにして本発明の遣形用貫止め金具A
が構成される。
【0007】次にこのように構成した本発明に係る遣形
用貫止め金具Aの使用について説明する。図5に示され
るように地面の所定個所に打ち込まれた複数のプラスチ
ック製の遣形杭Pの所定の高さ位置に貫止め金具Aを嵌
挿させ、遣形杭P,P間に配設される同じプラスチック
製の遣形貫Rの両端部を各保持溝5,5に嵌入させる。
そこで、遣形貫Rの上端面が所定の高さでかつ水平に支
持されていることを確かめてから螺子7を締め付ける。
これにより、図6に示されるように遣形貫Rの前側面が
前側壁2dの内側に当接し、遣形貫Rの後側面と遣形杭
Pの前側面とが圧接し遣形貫Rが水平に支持される。ま
た、固定された遣形貫Rの高さが狂ったときは螺子7を
一旦緩めて遣形用貫止め金具Aを上下に少し摺動するこ
とで簡単に調節することができる。
用貫止め金具Aの使用について説明する。図5に示され
るように地面の所定個所に打ち込まれた複数のプラスチ
ック製の遣形杭Pの所定の高さ位置に貫止め金具Aを嵌
挿させ、遣形杭P,P間に配設される同じプラスチック
製の遣形貫Rの両端部を各保持溝5,5に嵌入させる。
そこで、遣形貫Rの上端面が所定の高さでかつ水平に支
持されていることを確かめてから螺子7を締め付ける。
これにより、図6に示されるように遣形貫Rの前側面が
前側壁2dの内側に当接し、遣形貫Rの後側面と遣形杭
Pの前側面とが圧接し遣形貫Rが水平に支持される。ま
た、固定された遣形貫Rの高さが狂ったときは螺子7を
一旦緩めて遣形用貫止め金具Aを上下に少し摺動するこ
とで簡単に調節することができる。
【0008】このようにして本発明の遣形用貫止め金具
Aを使用することにより釘打ちを全く不要にしてプラス
チック製の遣形貫Rを遣形杭Pに極く簡単に作業性よく
固定することができる。そして、このように構成した遣
形の使用後は螺子7の締め付けを緩めて遣形用貫止め金
具Aから遣形貫Rを外すと共に遣形用貫止め金具Aを遣
形杭Pから取り外し、次いで遣形杭Pを地面から抜き取
るようにすればよい。このようにして、遣形用貫止め金
具Aは勿論のこと遣形貫Rも遣形杭Pも何れも繰り返し
再利用される。なお、本発明の遣形用貫止め金具Aは金
属製であっても良く、またプラスチック製の他に木,金
属製の遣形杭,遣形貫にも適用できること勿論である。
Aを使用することにより釘打ちを全く不要にしてプラス
チック製の遣形貫Rを遣形杭Pに極く簡単に作業性よく
固定することができる。そして、このように構成した遣
形の使用後は螺子7の締め付けを緩めて遣形用貫止め金
具Aから遣形貫Rを外すと共に遣形用貫止め金具Aを遣
形杭Pから取り外し、次いで遣形杭Pを地面から抜き取
るようにすればよい。このようにして、遣形用貫止め金
具Aは勿論のこと遣形貫Rも遣形杭Pも何れも繰り返し
再利用される。なお、本発明の遣形用貫止め金具Aは金
属製であっても良く、またプラスチック製の他に木,金
属製の遣形杭,遣形貫にも適用できること勿論である。
【0009】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る遣形用貫
止め金具は、遣形の遣形杭に対して遣形貫を全く釘打ち
を不用にして簡単に作業性よく確実に固定させることが
でき、遣形貫の水平も容易に出すことができる。よっ
て、プラスチック製の遣形杭、遣形貫にも適用可能とな
る。また、遣形の使用後は、遣形貫と遣形杭が簡単に取
り外し分解することができ、遣形用貫止め金具は勿論の
こと遣形貫も遣形杭も何れも繰り返し再使用に供するこ
とができるから、木製のように無駄がなく遣形の施工費
も顕著に低減させることができる。更に、ゴミが排出さ
れないのでゴミ問題を生ずるといったこともない有益な
効果を有する。
止め金具は、遣形の遣形杭に対して遣形貫を全く釘打ち
を不用にして簡単に作業性よく確実に固定させることが
でき、遣形貫の水平も容易に出すことができる。よっ
て、プラスチック製の遣形杭、遣形貫にも適用可能とな
る。また、遣形の使用後は、遣形貫と遣形杭が簡単に取
り外し分解することができ、遣形用貫止め金具は勿論の
こと遣形貫も遣形杭も何れも繰り返し再使用に供するこ
とができるから、木製のように無駄がなく遣形の施工費
も顕著に低減させることができる。更に、ゴミが排出さ
れないのでゴミ問題を生ずるといったこともない有益な
効果を有する。
【図1】本発明に係る遣形用貫止め金具の前から見た斜
視図。
視図。
【図2】同後から見た斜視図。
【図3】同平面図。
【図4】同側面断面図。
【図5】同使用状態の斜視図。
【図6】同使用状態の断面図。
1 短筒体 5 保持溝 6 固定手段(螺子孔) 7 固定手段(螺子) A 遣形用貫止め金具 P 遣形杭 R 遣形貫
Claims (1)
- 【請求項1】 上下面が開放し地面に打ち込まれた遣形
杭が挿通される短筒体からなり、該短筒体には遣形杭に
自在に固定し得る固定手段を設け、また前記短筒体の一
側に遣形貫が嵌入して水平に支持される保持溝を設けた
ことを特徴とする遣形用貫止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30346097A JPH11117536A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 遣形用貫止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30346097A JPH11117536A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 遣形用貫止め金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117536A true JPH11117536A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17921248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30346097A Pending JPH11117536A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | 遣形用貫止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117536A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020183686A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 秋男 田中 | 丁張装置 |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP30346097A patent/JPH11117536A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020183686A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 秋男 田中 | 丁張装置 |
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