JPH11116999A - 補強された泡からなる汚れ受容体 - Google Patents

補強された泡からなる汚れ受容体

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JPH11116999A
JPH11116999A JP20558198A JP20558198A JPH11116999A JP H11116999 A JPH11116999 A JP H11116999A JP 20558198 A JP20558198 A JP 20558198A JP 20558198 A JP20558198 A JP 20558198A JP H11116999 A JPH11116999 A JP H11116999A
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soil
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fam
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JP20558198A
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Bruce Albert Yeazell
ブルース、アルバート、イーゼル
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Procter and Gamble Co
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/12Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using aqueous solvents
    • D06L1/20Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using aqueous solvents combined with mechanical means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L25/00Domestic cleaning devices not provided for in other groups of this subclass 
    • A47L25/08Pads or the like for cleaning clothes
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 フォーム汚れ受容体は、織布または不織布を含んでなる
外カバーによって補強される。布帛汚れ除去操作におけ
る汚れ受容体として用いると、フォームは、剥落から保
護される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、布帛(布地)のスポットクリーニングに用い
られる改良されたフォーム(泡)からなる汚れ受容体に
関する。
【0002】発明の背景 洗濯およびドライクリーニング操作のような布帛クリー
ニングおよび再生法は、典型的には、衣類をそっくりク
リーニングするのに用いられる。しかしながら、場合に
よっては、使用者は布帛の局在化された部分のクリーニ
ングだけを望む。あるいは、使用者は、衣類全体に全般
的なドライクリーニングまたは洗濯操作を施す前に、局
在化された部分の汚れのスポットクリーニングすること
を望むことがある。
【0003】スポットクリーニング操作に関する一つの
問題点は、布帛を痛める危険性があることである。従っ
て、この操作中に勢いよくブラッシングすると、生じる
剪断力が布帛を引き裂いたり、磨り減らしたりし、これ
により使い古した外観を生じることがある。染料は、ス
ポットクリーニングを行なった部分で、変色したり、部
分的に除去されることがある。幾つかの場合には、スポ
ットクリーニングは、それ自身布帛上に「リング」や醜
い残渣を残すことがある。このような問題点を回避する
かまたは最小限に止めるための様々な手段や特殊な方法
が、専門的なクリーニング店で用いられている。しかし
ながら、比較的熟練していない操作者による家庭での使
用には、布帛をスポットクリーニングする簡単で、安全
でしかも効果的な方法について検討が継続されている。
【0004】ある種の吸収性のフォーム材料(以後、
「FAM」フォームともいう)は、スポットクリーニン
グ操作において、特に有用であると決定された。典型的
な操作では、FAMフォームは、布帛の汚れ/染みの付
いた部分から液体クリーニング組成物を抜き取ることに
よる「汚れ受容体」として作用する。このようにして、
クリーニング組成物によって移動性を付与された汚れ/
染み物質は、FAMフォームに捕獲されるのである。重
要なことは、FAMフォームは、汚れ/染みが布帛上で
横に広がろうとする傾向をできるだけ少なくすることに
より、布帛上での「リング」の形成を最小限にすること
である。
【0005】好ましいスポットクリーニング操作では、
FAMフォーム汚れ受容体は、布帛の汚れた部分の真下
に配置される。次に、クリーニング組成物を汚れに塗布
して、機械的作用によって汚れに馴染ませる。このよう
な機械的作用は、圧縮性の、主として本明細書に開示さ
れている方法でのZ−方向の力を用いることを含んでな
るのが好ましい。不運なことには、汚れ受容体として用
いられるFAMフォームは余り強くはなく、強い力に耐
えることはできない。簡単に言えば、FAM汚れ受容体
は、機械的力の下では非常に脆く、崩壊し始めることが
あり、その結果、FAMは剥げ落ちてしまう。これによ
り、スポットクリーニング工程を行なった部分が汚い外
観を生じる。更に、FAM薄片は、好ましくないことに
はスポットクリーニングを行なう布帛に移ることがあ
る。このようにして、現在行なわれている方法で用いら
れるFAMフォームに関する問題点を見出したので、本
発明は、FAM汚れ受容体を包み込んで補強するための
カバーシートを用いることによりこれらの問題点をでき
るだけ少なくするものである。
【0006】背景技術 1997年1月9日公表のWeller et al.のWO97/
00993A1号公報、1997年1月9日公表のTyer
ech et al.のWO97/00990A2号公報、199
7年1月22日公表のTelesca et al.の英国特許第2,
302,553A号公報、1997年2月5日公表のWe
ller et al.の英国特許第2,302,878A号公
報、および1997年2月5日公表のSidoti et al.の
英国特許第2,302,879A号公報、これら総ては
イン・ドライヤー(in-dryer)布帛クリーニングに関する
ものである。1985年8月6日にS.H. Saxに発行され
た米国特許第4,532,722号公報は、洗濯乾燥機
で用いる布帛コンディショニング装置に関するものであ
る。過酸含有ドライクリーニング組成物は、1977年
3月22日にH. Castrantas et al.に発行された米国特
許第4,013,575号公報に記載されている。ドラ
イクリーニング法は、1996年8月20日にSiklosi
およびRoetkerに発行された米国特許第5,547,4
76号公報、1997年1月7日にRoetkerに発行され
た米国特許第5,591,236号公報、1997年5
月20日にRoetkerに発行された米国特許第5,63
0,847号公報、1997年5月20日にYoung et a
l.に発行された米国特許第5,630,848号公報、
1997年5月27日にSiklosiに発行された米国特許
第5,632,780号公報、1991年5月29日公
表のLeigh et al.の欧州特許第429,172A1号公
報、および1993年8月24日にSmith et al.に発行
された米国特許第5,238,587号公報に開示され
ている。ドライクリーニング組成物および方法、並びに
皺の処理に関する他の文献としては、米国特許第4,1
26,563号、3,949,137号、3,593,
544号、3,647,354号、3,432,253
号および1,747,324号公報、およびドイツ国特
許出願第2,021,561号および2,460,23
9号、0,208,989号、および4,007,36
2号公報が挙げられる。クリーニング/プレスポッティ
ング(pre-spotting)組成物および方法も、例えば、米国
特許第5,102,573号、5,041,230号、
4,909,962号、4,115,061号、4,8
86,615号、4,139,475号、4,849,
257号、5,112,358号、4,659,496
号、4,806,254号、5,213,624号、
4,130,392号、および4,395,261号公
報に開示されている。洗濯乾燥機で用いられるシート基
剤は、カナダ国特許第1,005,204号公報に開示
されている。米国特許第3,956,556号および
4,007,300号公報は、布地乾燥機で布帛コンデ
ィショニングのための有孔シートに関する。米国特許第
4,692,277号公報には、液体クリーナーでの
1,2−オクタンジオールの使用が開示されている。米
国特許第3,591,510号、3,737,387
号、3,764,544号、3,882,038号、
3,907,496号、4,097,397号、4,1
02,824号、4,336,024号、4,594,
362号、4,606,842号、4,758,641
号、4,797,310号、4,802,997号、
4,943,392号、4,966,724号、4,9
83,317号、5,004,557号、5,062,
973号、5,080,822号、5,173,200
号公報、欧州特許第0 213 500号公報、欧州特
許第0 261 718号公報、英国特許第1,39
7,475号公報、WO91/09104号公報、WO
91/13145号公報、WO93/25654号公
報、およびHunt,D.G.およびN.H. Morris「PnBおよび
DPnBグリコールエーテル(PnB and DPnB Glycol Eth
ers)」,HAPPI,1989年4月,78〜82頁も参照
されたい。
【0007】
【発明の概要】本発明は、全体的または部分的に液体透
過性カバーシートに包まれたFAMフォームを含んでな
る吸収性汚れ受容体を包含する。
【0008】好ましい態様では、本発明は、カバーシー
トが織布または不織布を含んでなる受容体を包含する。
【0009】通常の態様では、本発明の工程は、 1. 布帛(布地)の汚れた部分を、本発明の強化FA
Mフォーム吸収性汚れ受容剤製品の上に流体受容接触さ
せて置く。 2. 好ましくは組成物を汚れに向けた狭い噴出口を有
するボトルから局在化した汚れ部分を飽和するのに十分
な量の組成物を適用し(布帛の周囲部分を不必要に飽和
することなく)、約10滴、大きめの汚れにはそれ以上
の量を用いることがある。 3. 場合によっては、組成物を汚れに3〜5分間浸透
させる(これは、一層良好なクリーニング効果を得るた
めの前処理または前水和段階である)。 4. 場合によっては、追加の組成物を適用し、約10
滴、大きめの汚れにはそれ以上の量を用いることがあ
る。 5. 汚れ部分に機械的力を適用する。これは、例え
ば、汚れを完全に除去するための図に示したスポット除
去装置によって行なうことができる。装置を汚れに対し
て20〜120秒間、一層頑固な汚れには更に長時間、
しっかりと揺する(すなわち、下向きのZ−方向に加え
た力)。汚れを装置で擦ると、布帛を傷付けることがあ
るので、擦らない(すなわち、横−横「X−Y」方向に
加えた力)。あるいは、ボトル噴出口の先端を用いて、
汚れを機械的に処理する。 6. 布帛をFAM汚れ受容体との接触から外す。 7. 場合によっては、ペーパータオルまたは他の吸収
性材料の間で布帛の水気を取り、過剰のクリーニング組
成物を除去する。 段階を用いて行なう。
【0010】もう一つの態様では、組成物を噴霧し、塗
布し、またはキャリヤーシートから詰めることによっ
て、または任意の他の好都合な手段によって、クリーニ
ング/再生組成物を汚れに適用することができる(段階
2および/または4)。
【0011】本明細書における総ての百分率、比率およ
び割合は、特に断らない限り、重量によるものである。
引用した総ての書類の内容は、関連部分においてその開
示の一部として本明細書に引用される。
【0012】
【発明の具体的説明】本明細書で用いられる汚れ受容体
は、制御された毛管サイズを有する吸水性フォームの形
態である機能性吸収性材料(Functional Absorbent Mate
rials)(「FAMs」)を含んでなる。FAM型フォー
ムの物理構造および生成する高毛管作用により、極めて
効果的に吸水し、同時にFAMの化学組成により典型的
には高い親油性が付与される。従って、FAMは、本質
的に、親水性と親油性とを両方とも同時に提供すること
ができる。(FAMフォームを処理して、これを親水性
にすることができる。疎水性または親水性FAMのいず
れも、本発明で用いることができる。)
【0013】本発明の液体プレスポッティング組成物に
対するFAMの捕捉および吸収性は、ほとんどの他の種
類の吸収性材料より優れている。例えば、FAMは、水
の100cmの吸引圧でフォーム1g当たり約6g(H
O)の吸収力を有する。対照的に、セルロース木質繊
維構造は、水の約80cm以上では吸収力をほとんど持
たない。本発明の方法では、用いる液体プレスポッティ
ングの容積は比較的低いので(例えば、数ミリリット
ル)、使用するFAMの量を少なくすることができる。
これは、布帛の汚れ部分の下に敷くFAMのパッドを極
めて薄くすることができ、しかもそれでも有効であるこ
とを意味している。
【0014】プレ−スポッティングのため、衣類や布帛
きれの汚れた部分をFAMの区分上に置いた後、好まし
くは機械攪拌を提供する目的でディスペンサーチューブ
の先端を用いて適用した力と共同して液体クリーニング
溶液で処理する。機械操作および溶液の洗浄力効果によ
り、汚れが解き放たれ、布帛を通ってFAMへと移る。
スポットクリーニングが進行しても、FAMの毛管の吸
引効果によりクリーニング溶液と汚れ屑はFAMへと運
ばれ続け、そこで汚れ屑は主として保持される。この段
階の終了時には、汚れ並びにクリーニング溶液のほとん
ど総ては、処理される布帛から除去されて、FAMに移
ってしまっている。これにより、布帛表面には水分だけ
が残り、布帛に好ましくないリングを生じることがある
クリーニング溶液/汚れ屑の残量は極めて少なくなる。
【0015】本発明の汚れ受容体として用いるFAM型
フォームの製造は、本発明の部分を形成しない。FAM
フォームの製造は、特許文献に広範囲に記載されてお
り、例えばDesMarais, Stone, Thompson, Young, LaVon
and Dyerに1993年11月9日に発行された米国特
許第5,260,345号公報、DesMarais, Stone, Th
ompson, Young, LaVon and Dyerに1993年12月7
日に発行された米国特許第5,268,224号公報、
Young, LaVon and Taylorに1992年9月15日に発
行された米国特許第5,147,345号公報および1
994年6月7日発行の関連の米国特許第5,318,
554号公報、DesMarais, Dick and Shiveleyに199
2年9月22日に発行された米国特許第5,149,7
20号公報および関連の1993年3月30日発行の
5,198,472号公報および1993年10月5日
発行の米国特許第5,250,576号公報、DesMarai
sに1994年10月4日に発行された米国特許第5,
352,711号公報、1993年3月4日公表のPC
T出願93/04115号公報、およびDesMarais andS
toneに1994年3月8日に発行された米国特許第5,
292,777号公報、Dyer,DesMarais, LaVon, Ston
e, Taylor and Youngに1995年2月7日に発行され
た米国特許第5,387,207号公報、Goldman and
Scheibelに1996年3月19日に発行された米国特許
第5,500,451号公報、およびDesMaraisに19
96年8月27日に発行された米国特許第5,550,
167号公報を参照されたい。これら総ての特許公報の
内容は、その開示の一部として本明細書に引用される。
【0016】FAMフォームから製造された汚れ受容体
パッドは、2つの方法のいずれで用いることもできる。
一つの態様では、未圧縮フォームを用いる。厚みが約
0.3mm〜約15mmの範囲の未圧縮FAMパッドが
有用である。もう一つの態様では、FAMフォームを圧
縮状態で使用し、これが液体プレプロッターとして汚れ
物質の負荷を吸収して膨潤することができる。厚みが約
0.02インチ(0.5mm)〜約0.185インチ
(4.7mm)の範囲の圧縮FAMが、本発明で適当で
ある。
【0017】FAMフォーム(文献では、「HIP
C」、すなわち高内相エマルションと呼ばれることもあ
る)の製造は、前記引用文献に記載されている。下記の
例により、本発明で使用する圧縮フォームの製造につい
て説明する。
【0018】エマルションおよびそれからのFAMの製
A) エマルションの製造 無水塩化カルシウム(36.32kg)および過硫酸カ
リウム(189g)を水378リットルに溶解する。こ
れにより、エマルション形成の連続工程で用いる水相流
が提供される。
【0019】蒸留したジビニルベンゼン(42.4%ジ
ビニルベンゼンおよび57.6%エチルスチレン)(1
980g)、2−エチルヘキシルアクリレート(330
0g)およびヘキサンジオールジアクリレート(720
g)を含んでなるモノマーの組み合わせに、ジグリセロ
ールモノオレエート乳化剤(360g)、ジ獣脂ジメチ
ルアンモニウムメチルスルフェート(60g)、および
Tinuvin 765(15g)を加える。ジグリセロールモノ
オレエート乳化剤(Grinsted Products、ブラブラン
ド、デンマーク)は、約81%のジグリセロールモノオ
レエート、1%の他のジグリセロールモノエステル、3
%のポリオール、および15%のポリグリセロールエス
テルを含んでなり、油/水界面張力が約2.7ダイン/
cmと極めて小さい値であり、油/水臨界凝集濃度が約
2.8重量%である。混合した後、これらの材料の組み
合わせを一晩沈澱させる。検出可能な残渣は形成され
ず、混合物を総て抜き取り、エマルション形成の連続工
程における油相として用いる。
【0020】油相(25℃)と水相(53°〜55℃)
の別個な流を動的混合装置に供給する。動的混合装置で
合わせた流を、ピン・インペラ(pin impeller)によって
十分に混合する。ピン・インペラは、長さが約36.8
cmで、直径が約2.5cmの円筒形軸を含んでなる。
軸には、6列のピンが固定され、3列は33個のピンを
有し、3列は32個のピンを有し、それぞれの直径は
0.5cmであり、軸の中心軸線から2.5cmの長さ
で外側に突き出ている。ピン・インペラは、動的混合装
置を形成する円筒状スリーブに配設されており、ピンの
クリアランスは、円筒状スリーブの壁から1.5mmで
ある。
【0021】動的混合装置から出てくる流出物の少量が
抜き取られて、再循環ゾーンに入る。1996年7月1
8日公表のPCTUS96/00082号公報および1
996年1月11日出願のEPO96/905110.
1号公報を参照されたい。再循環ゾーンのWaukeshaポン
プが、油および水相流の流入点へのこの少量を動的混合
ゾーンまで戻す。
【0022】組み合わせた混合および再循環装置機構
に、4部の水対1部の油の割合で油相と水相とを満た
す。動的混合装置には、排出口が取り付けられ、装置が
完全に満たされたときに空気を逃がすようになってい
る。充填の際の流速は、油相では7.6g/秒であり、
水相では30.3cc/秒である。
【0023】装置機構が満たされたならば、排出口を閉
じる。次いで、攪拌を動的ミキサーでインペラを145
0RPMで回転させて開始し、再循環を約30cc/秒
の速度で開始する。次に、水相の流速を、約1分間の時
間をかけて151cc/秒の流速まで絶え間なく増加さ
せ、油相の流速を、約3分間の時間を掛けて3g/秒ま
で減少させる。再循環速度を、後者の時間中に約150
cc/秒まで絶え間なく増加させる。この時点で動的ミ
キサーと静的混合ゾーン(THA Industries Model Number
101-212)によって生成する背圧は、約14.7PSI
(101.4kPa)であり、これは系の総背圧を表
す。次に、Waukeshaポンプ速度を徐々に減少させて、再
循環速度を約75cc/秒とする。次いで、インペラ速
度を、約10秒間かけて1550RPMまで徐々に増加
させる。背圧は、約16.3PSI(112kPa)ま
で増加する。
【0024】B) エマルションの重合 静的ミキサーから流出するエマルションを、直径が17
インチ(43cm)で高さが7.5インチ(10cm)
で、Celconプラスチック製の同心インサートを有する円
形のポリプロピレン桶に集める。このインサートは、そ
の基部の直径が5インチ(12.7cm)で、その最上
部における直径が4.75インチ(12cm)であり、
高さが6.75インチ(17.1cm)である。エマル
ションを含む桶を65℃に保った室内に18時間保持
し、重合を行なって、フォームを形成する。
【0025】C) フォームの洗浄および脱水 硬化したFAMフォームを、硬化桶から取り出す。この
時点のフォームは、重合モノマーの重量の約45〜55
倍(45〜55×)の残留水相(溶解した乳化剤、電解
質、開始剤残基、および開始剤を含む)を有する。この
フォームを、鋭利な往復する鋸刃で薄く切り分け、厚み
が0.185インチ(0.47cm)のシート状にす
る。次に、これらのシートを、真空を備えた2個の直列
の多孔性ニップロールで圧縮し、フォームの残留水相含
量を重合した材料の重量の約6倍(6×)まで減少させ
る。この時点で、シートを次に60℃で1.5%CaC
溶液で再飽和し、真空を備えた3個の直列の多孔性
ニップロールで絞り、水相含量を約4×とする。フォー
ムのCaCl含量は、8〜10%である。
【0026】最後のニップの後、フォームを約0.02
5インチ(0.063cm)の厚みに圧縮する。次い
で、フォームを空気中で約16時間乾燥する。このよう
な乾燥により、水分含量が重合材料の約9〜17重量%
まで減少する。この時点で、フォームシートは、極めて
皺が寄りやすい。この折り畳まれた状態では、フォーム
の密度は、約0.14g/ccである。場合によって
は、液体不透過性の裏地シート(例えば、1ミルのポリ
プロピレン)をこのフォームパッドに適用して、パッド
を使用しているときに液体が浸透するのを防止すること
ができる。
【0027】強化手段 前記のように、本発明のプレ−
スポッティング操作で汚れ受容体として使用するため、
FAMKシートを布帛の汚れた部分の一方の側の下に近
接して置く。プレ−スポッティング組成物の一部を布帛
に適用し、機械的手段によって操作して汚れに加える。
過剰のプレ−スポッティング組成物および汚れ材料のそ
の適用量をこれによって下になっているFAMパッドに
移す。本発明の強化手段により、この機械的操作中にF
AMパッドの剥落を最小限にする。極めて好ましい態様
では、補強手段は、FAMフォームシートをコーティン
グしかつ本発明の液体クリーニング組成物がカバーシー
トを通ってフォーム中に自由に通貨できる液体透過性カ
バーシートを含んでなる。
【0028】補強手段として用いられる典型的な材料
は、下記のようなものである。 1. 均一なまたは「二重」サイズド・ホール(sized h
oles)を有する成形フィルム材料。成形フィルムの製造
については、例えば、米国特許第4,324,246
号、4,342,314号、4,609,518号公
報、および欧州特許第0,165,807号公報を参照
されたい。 2. ポリ−シフォン−100%ポリエステル織布。 3. 18g/m(gsm)不織ポリエステルシート
(Reemay)。 4. 18gsmカーディングしたポリプロピレンシー
ト。 5. 婦人用ナイロン靴下−88%ナイロン、12%Ly
cra Spandex 6. オーガンザ−100%ポリエステル織布。 7. 二成分環状繊維から作成した14gsmの熱結合
エア・レイド織布(thermally bonded air laid woven)
−ポリエチレン外部シェルを有するポリプロピレン内部
コア。 おむつのような使い捨て可能な吸収性生成物。
【0029】FAMは、本質的に少なくとも1層の強化
シート材料内にフォームを「包む」任意の好都合な方法
により、強化手段に入れることができる。所望ならば、
FAMを部分的にだけ包み、スポット−クリーニング操
作中に機械的力によって直接衝撃が加えられるFAMの
最上部だけが強化されるようにすることができる。FA
Mの裏側を液体不透過性裏地シートでカバーすることが
できるので、このような裏地シートによっても強化され
る。しかしながら、利用可能な装置の種類によっては、
FAMパッド全体を包む方が簡単なことがある。
【0030】前記のように、強化手段は、任意の好都合
な方法でフォームパッドに適用することができる。場合
によっては、強化手段を接着剤などによってきちんと固
定することができる。好ましくは、強化手段を任意の方
法で適用して、これをFAMパッドと近接させて、最適
強化を行なうようにする。
【0031】組成物 本発明の方法の使用者に、スポッ
ト除去剤として用いる各種の組成物を提供することがで
きる。既知の布帛スポット除去剤組成物に関する一つの
問題点は、布帛表面に目に見える残渣を残しやすいこと
である。このような残渣は問題があり、本発明の工程は
通常の浸漬または濯ぎ段階を伴わないので、回避するの
が好ましい。従って、本発明のプレ−スポッティング組
成物は、最も好ましくは、最終組成物の約0.1%〜
0.3%の低濃度、好ましくは0%を除き、各種のポン
プアクリレートを基剤とする乳化剤、ポリマー性帯電防
止剤、無機ビルダー塩、および他の残渣形成材料を実質
的に含まないものであるべきである。換言すれば、本発
明の組成物は、本発明の実施により処理される布帛上に
目に見える残渣を実質的に残さないように処方すべきで
ある。
【0032】従って、本発明の好ましい態様では、液体
プレ−スポッティング(すなわち、スポット−クリーニ
ング)組成物であって、処理される布帛上に目に見える
残渣を残す材料を実質的に含まないものが提供される。
これは、必然的に、好ましいプレ−スポッティング組成
物は、最高濃度の可能な揮発性材料、好ましくは水を、
典型的には約95%、好ましくは約97.7%、BPP
のようなクリーニング溶媒を低いが有効濃度、典型的に
は約1%〜約4%、好ましくは約2%、および界面活性
剤を約0.1〜約0.7%の濃度で含むように処方され
ることを意味する。有利なことには、このように処方さ
れると、このような組成物は、懸濁液またはエマルショ
ンとしてよりは水溶液として存在する。従って、このよ
うな組成物は、追加の乳化剤、増粘剤、懸濁剤など、こ
れらの総ては布帛上に望ましくない目に見える残渣を形
成する一因となることがあるものを使用する必要はな
い。
【0033】実際に、全般的比率として、本発明のプレ
−スポッティングを提供するのに用いる化学組成物のい
ずれかは、所期の用途にとって安全かつ効果的であり、
かつ前記のように、好ましくは布帛上に目に見える許容
できないほどの量の残渣を残さない成分を含んでなる。
通常の洗濯洗剤は、典型的には綿および綿/ポリエステ
ル混合布帛上で良好なクリーニングを提供するように処
方されるが、本発明の組成物は、ウール、絹、レーヨ
ン、レーヨンアセテートなどの布帛を安全かつ効果的に
もクリーニングするように処方されねばならない。更
に、本発明の組成物は、クリーニングを行なう布帛から
堅牢でなく固着されていない染料の汚れ部位から染料の
除去または移行をできるだけ少なくするように特別に選
択され、処方された成分を含んでなる。これに関して、
浸漬乾式クリーニング工程に典型的に用いられる溶媒
は、ある種の布帛からある種の染料の幾らかの部分を除
去することができることが認められている。しかしなが
ら、染料が布帛の表面を横切って比較的均一に除去され
るので、このような除去は浸漬工程において許容可能な
ものである。対照的に、布帛表面の特異的部位で高濃度
のある種のクリーニング成分は、許容できない局在化し
た染料除去を生じることがある。本発明の好ましい組成
物は、この問題点を最小限にしまたは回避する目的で処
方される。
【0034】本発明の組成物の染料除去特性を、写真ま
たは光度測定を用いて、または簡単であるが効果的な視
覚的等級化試験によって、当該技術分野に開示されてい
るクリーナーと比較することができる。数値得点単位を
割り当てて、視覚等級化を助け、所望ならば、データの
統計処理を行なうことができる。例えば、一つのこのよ
うな試験では、着色した衣類(典型的には、ほとんどの
ウールやレーヨン布帛よりも染料損失を受けやすい傾向
がある絹)を、吸収性の白色ペーパーハンドタオルを用
いてクリーナー/再生剤を詰めることによって処理す
る。手圧を加えて、白色タオルに移る染料の量を目視で
評価する。(1) 「タオルに僅かな染料が見えると思
う」、(2) 「タオルに幾らかの染料が見えることを知っ
ている」、(3)「タオルに多量の染料が見える」、(4)
「タオルに極めて多量の染料が見えることを知ってい
る」という範囲の数値単位が、パネリストによって割り
当てられる。
【0035】前記の考察に加え、本発明で用いた組成物
は、容易に適用されかつ容器からの適用を取り扱いにく
いまたは困難にするほど性質が粘着性でないように処方
するのが好ましい。しかしながら、本発明を制限しよう
とするものではないが、本明細書に開示される好ましい
組成物は、本明細書に開示される方法で用いるときに、
効果的かつ美学的に好ましいスポット−クリーニング法
を与える。
【0036】水性スポット汚れクリーニング組成物 (a) 水−本発明の好ましい低残渣組成物は、水約90重
量%、好ましくは約995.5重量%〜約99.9重量
%含んでなることができる。
【0037】(b) 溶媒−本発明の組成物は、ブトキシプ
ロポキシプロパノール(BPP)溶媒または本明細書に
開示される他の溶媒を約0重量%〜約10重量%含んで
なることができる。好ましいスポットクリーナーは、1
〜4%のBPPを含んでなる。
【0038】(c) 界面活性剤−本発明の組成物は、場合
によってはMgAESおよびNHAES、アミンオキ
シド、エトキシル化アルコールまたはアルキルフェノー
ル、アルキル硫酸塩、およびそれらの混合物のような界
面活性剤を約0.05重量%〜約2重量%含んでなるこ
とができる。この範囲の低末端に限定される界面活性剤
の使用は、幾つかの染料および布帛の種類に好ましい。
典型的には、BPP溶媒:(複数の)界面活性剤の重量
比は、約10:1〜約1:1の範囲である。一つの好ま
しい組成物は、2%BPP/0.25%Neodol 23 6.5
を含んでなる。もう一つの好ましい組成物は、4%BP
P/0.4%ASを含んでなる。極めて好ましい組成物
は、2%/BPP/0.3%MgAES/0.03%
ドデシルジメチルアミンオキシドを含んでなる。
【0039】(d) 任意成分−本発明の組成物は、漂白安
定剤、香料、防腐剤などの各種任意成分を微量含んでな
ることができる。これらの任意成分を用いるときには、
これらは、典型的にはクリーニングされる布帛上の残渣
について相当の関心を有する組成物約0.05重量%〜
約2重量%を含んでなる。 (e) 漂白剤−本発明の組成物は、場合によっては過酸化
水素約0.25重量%〜約7重量%を含んでなることも
できる。好ましいスポットクリーナーは、0.5〜約3
%の過酸化水素を含んでなる。H以外の過酸化物
供給源を本発明で用いることができることを理解される
であろう。例えば、洗浄性技術分野から知られている各
種の過酸、過酸塩、過酸漂白剤などを用いることができ
る。しかしながら、これらの材料は効果であり、液体生
成物に処方することが困難であり、布帛に残渣を残すこ
とがあり、現在の方法で用いるときには、Hより
優れた特別な利点を提供することはない。
【0041】(f) キレート化剤−Hを含む組成物
は、典型的にはキレート化剤を含むこともある。このキ
レート化剤は、それ自身H水溶液中で安定であり
かつ放浪性の金属イオンをキレート化することによって
を安定化するものから選択される。このような
キレート化剤は、典型的には過酸化水素の商業的供給源
に低い過酸化物安定化量(0.01〜1%)で既に存在
している。各種のホスホン酸キレート化剤がH
安定化で知られている。アミノホスホン酸が、この目的
に特に有用である。各種アミノホスホン酸は、Monsanto
Company、セント・ルイス、ミズーリからDEQUEST
商品名で発売されている。代表的な、非制限的例として
は、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン)
酸、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン)
酸、およびそれらの水溶性塩が挙げられる。アミノトリ
ス(メチレンホスホン)酸またはその水溶性塩(DEQUES
T2000として)が好ましいキレート化剤である。
【0042】組成物のpH範囲は、過酸化水素を安定化
する働きをし、典型的には約3〜約8の酸性−弱塩基性
範囲であり、好ましくは約6である。
【0043】有機溶媒−本発明における好ましいクリー
ニング溶媒は、約等量の異性体の混合物として商業的量
で発売されているブトキシプロポキシプロパノール(B
PP)である。これらの異性体、およびその混合物が、
本明細書で用いられる。異性体構造は、下記の通りであ
る。
【0044】本発明のスポットクリーニング組成物は、
BPP、水および界面活性剤だけで極めて良好に機能す
るが、それらは場合によっては安定性を更に向上させる
目的で他の成分を含むこともできる。スルホン酸ナトリ
ウムおよびクメンスルホン酸ナトリウムのようなヒドロ
トロープ剤、得たのおよびイソプロパノールのような短
鎖アルコールなどを、組成物に含むことができる。これ
らの成分を用いるときには、典型的には本発明の安定化
した組成物の約0.05重量%〜約5重量%となる。
【0045】界面活性剤−エトキシル化C10〜C16アル
コール、例えばNEODOL 23-6.5のようなノニオン性界面
活性剤を、組成物に用いることができる。クリーナーと
しておよび水性組成物を安定化する目的で本明細書で用
いることができるアルキル硫酸界面活性剤は、C〜C
18の第一(「AS」、好ましくはC10〜C14、ナトリウ
ム塩)並びに式CH(CH(CHOSO
)CHおよびCH(CH(CHOSO
)CHCH(式中、xおよび(y+1)は少な
くとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、
Mは水可溶化カチオンである)分岐鎖およびランダムC
10〜C20アルキル硫酸塩、およびC10〜C18第二(2,
3)アルキル硫酸塩、並びにオレイル硫酸塩のような不
飽和硫酸塩である。本明細書で用いられるアルキルエト
キシ硫酸塩(AES)界面活性剤は、通常は式R(E
O)SOZ(式中、RはC10〜C16アルキルであ
り、EOは−CHCH−であり、xは1〜10であ
り、通常は平均値、例えば(EO)2.5、(EO)6.5
どとして記録される混合物を含み、Zはナトリウムアン
モニウムまたはマグネシウム(MgAES)のようなカ
チオンである)を有するものとして表される。C12〜C
16アルキルジメチルアミンオキシド界面活性剤を用いる
こともできる。好ましい混合物は、重量比が約10:1
のMgAES/C12ジメチルアミンオキシドを含んで
なる。相安定性を向上しかつ場合によっては本明細書で
用いることができる他の界面活性剤としては、ポリヒド
ロキシ脂肪酸アミド、例えばC12〜C14N−メチルグル
カミドが挙げられる。AS安定化組成物は、好ましく
は、本明細書の組成物の0.1重量%〜0.5重量%で
ある。MgAESおよびアミンオキシドを用いる場合に
は、組成物の0.01重量%〜2重量%であることがで
きる。他の界面活性剤を、同様な濃度で用いることがで
きる。
【0046】他の任意成分−水、好ましいBPP溶媒、
場合によって用いられるHおよび前記界面活性剤
の他に、本明細書で用いられる液体組成物は、各種の任
意成分、例えば香料、防腐剤、増白剤、粘度調節用の
塩、pH調節剤または緩衝剤などを含んでなることがで
きる。下記に、本発明で用いるクリーニング組成物につ
いての好ましい範囲を示すが、本発明を制限しようとす
るものではない。成分 重量%での処方範囲 BPP(溶媒) 0.05〜5 界面活性剤 0〜2 香料 0.01〜1.5 水 残量 pH範囲、約6〜約8。 本発明で用いることができる他の溶媒または補助溶媒と
しては、各種のグリコールエーテル、例えばCarbitol、
メチルCarbitol、ブチルCarbitol、プロピルCarbitol、
およびヘキシルCarbitol、特にメトキシプロポキシプロ
パノール(MPP)、エトキシプロポキシプロパノール
(EPP)、プロポキシプロポキシプロパノール(PP
P)、およびMPP、EPPおよびBPPのそれぞれ総
ての異性体および混合物、並びにブトキシプロパノール
(BP)など、およびそれらの混合物が挙げられる。こ
れらの溶媒または補助溶媒を用いるときには、これら
は、典型的には本発明の水性組成物の約0.5重量%〜
約2.5重量%となる。プレ−スポッティング段階で用
いることができる非水性(50%未満の水)組成物は、
同じ溶媒を含んでなることができる。
【0047】ディスペンサー−1態様では、本発明で用
いられるディスペンサーは、液体プレ−スポッティング
組成物用の容器であって、好ましくは中空管状であっ
て、前記容器に接続し、容器内部と連通している噴出口
を含んでなる適用手段を有する容器を含んでなる。使用
時には、前記容器の内部を液体組成物の一部が、容器か
ら前記噴出口を通って、この噴出口の先端部から処理を
行なう汚れへと流れる。使用者は、先端部を用いて塗
布、塗付け、押圧などによって組成物を操作して、組成
物を汚れに作用させる。環状の摩擦運動が、典型的であ
る。この手段によって、組成物を汚れ部分に集束させる
ことができる。汚れが前記機械的操作とプレ−スポッテ
ィング組成物の組み合わせ使用によって緩んだならば、
汚れ残渣およびプレ−スポッティング組成物は布帛から
下になっている汚れ受容体へと移される。次に、好まし
くは布帛の位置を変えて、汚れ受容体の新しい部分が他
の汚れた部分の下になるようにして、プレ−スポッティ
ング操作が完了するまで工程を繰り返す。次いで、布帛
を、所望により用い、または洗濯またはドライ・クリー
ニングを行なうことができる。
【0048】汚れ除去装置−もう一つの様式の、図3に
示されるアーチ形装置の好ましい態様では、凸状の、一
般的には直角形状をしているアーチ形基剤(403)の
長さは約2インチ(5cm)であり、その幅は約1.2
5インチ(3.2cm)であり、その厚みは約5/16
インチ(0.8cm)である。その中央点における軸
(404)の幅は約1インチ(2.54cm)であり、
その中央点における厚みは約0.75インチ(1.9c
m)である。アーチ形基剤の裏面からバルブ(405)
の基部へと外側へ垂直にのびている軸(404)の長さ
は、約1.25インチ(3.2cm)である。手(また
は掌)支持として作用するバルブ(405)は、その最
大幅点における円周は約5.75インチ(14.6c
m)である。軸およびバルブの組み合わせは、装置のハ
ンド・グリップを含んでなる。バルブ(405)の最上
部の中心から凸状基部の前面の中心点までの測定した装
置の全高は、約3インチ(7.6cm)である。海綿層
(402)および突出部(401)のおおきさは、前記
の通りである。
【0049】下記の実施例により、本発明の汚れ除去操
作を更に説明するが、本発明を制限しようとするもので
はない。
【0050】例I 布帛上の局在か部分から汚れを除去するための本発明の
スポットクリーニング操作を、(a) 汚れを含む部分の
下にポリエステル不織布で強化し、基本重量が約18g
/mの吸収性のFAM汚れ受容体を置き、(b) 液体
クリーナー(プレ−スポッター)組成物を、ディスペン
サー噴出口を有する容器から前記の汚れに塗布し、(c)
この噴出口の先端を用いてクリーナー組成物を前記汚
れに擦りつけまたは押圧することによって、この汚れを
強化したFAM汚れ受容体に移すことによって行なう。
この様式では、前記噴出口の先端の面は、凹状、凸状、
平面状などであることができる。容器と噴出口との組み
合わせを、本明細書では一緒に合わせて「ディスペンサ
ー」と呼ぶ。
【0052】本発明の典型的なディスペンサーは、下記
の寸法を有するが、これは本発明の制限と考えるべきで
はない。ディスペンサーで用いるボトルの容積は、典型
的には2オンス〜4オンス(液用オンス、59ml〜1
18ml)である。これより大きな寸法の容器ボトル
は、高密度ポリエチレンであることができる。低密度ポ
リエチレンは、延伸が一層容易であるので小さめのボト
ルに使用するのが好ましい。噴出口の全長は、約0.7
47インチ(1.89cm)である。噴出口は、一般的
には円錐形をしており、その基部の直径(容器ボトルと
結合している部分)は約0.596インチ(1.51c
m)であり、その尖端部の直径は0.182インチ
(4.6mm)である。プレ−スポッティング流体が流
れる噴出口内の溝の直径は、約0.062インチ(1.
57mm)である。この態様では、溝は、容器ボトルか
ら約0.474インチ(1.2cm)の距離伸びてお
り、次いで若干広がって噴出口の先端末端で出口オリフ
ィスを形成するための凹部と連通している。
【0053】前記ディスペンサーと強化したFA−フォ
ーム汚れ受容体を有する本発明で用いる組成物は、下記
の通りである。成分 重量%(ノニオン性界面活性剤) 過酸化水素 1.000 アミノトリス(メチレンホスホン酸) 0.040 ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 Neodol 23 6.5 0.250 Kathon防腐剤 0.0003 水 96.710 pH標的=7,範囲=6〜8 過酸化水素の安定剤。
【0054】例II 本発明で用いる好ましい高水含量の低残渣組成物の例
は、下記の通りである。組成物は、そこに使用される界
面活性剤の種類によって「ノニオン性」または「アニオ
ン性」として挙げられる。これらの組成物は、布帛や衣
類のスポット−クリーニングを行なうために強化された
FAM−フォームを用いて、本明細書に開示されている
方法で用いられる。成分 ノニオン性 アニオン性 組成物 組成物 (%) (%) 過酸化水素 1.000 1.000 アミノトリス(メチレンホスホン酸) 0.040 0.0400 ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 2.000 Neodol 23 6.5 0.250 −−− NHやし油ES −−− 0.285 ドデシルジメチルアミンオキシド −−− 0.031 塩化マグネシウム −−− 0.018 硫酸マグネシウム −−− 0.019 ヒドロトロープ剤、香料、他の微量成分 −−− 0.101 Kathon防腐剤 0.0003 0.0003 水(脱イオンまたは蒸留) 96.710 96.507 標的pH** 6.0 6.0 過酸化水素の安定剤。** 範囲pH6〜8。
【0055】好ましくは、前記に開示したように染料の
損傷の可能性を最小限にするには、これらの組成物は、
アニオン性またはノニオン性界面活性剤をHの量
より少ない量(組成物の重量)で含んでなる。好ましく
は、界面活性剤:Hk重量比は、約1:10〜約
1:1.5の範囲であり、更に好ましくは約1:4〜約
1:3の範囲である。
【0056】例III 液体プレ−スポッティング組成物は、下記の成分を混合
することによって処方される。成分 重量% BPP 4.0 C12〜C14AS,Na塩 0.25 H 1.0 水および微量成分 残量 KATHONのような防腐剤を0.00001重量%〜
1重量%の濃度で含む。
【0057】処理を行なう布帛を婦人用ナイロン靴下材
料で補強した吸収性のFAM−フォーム汚れ受容体上に
平らに置き、組成物0.5ml〜4mlを汚れに直接適
用し、円形運動を用いてディスペンサーの尖端によって
操作する。
【0058】この方法で用いることができる他の有用な
組成物は、下記の通りである。成分 百分率(重量) (範囲、重量) BPP 4.0 0.1〜4.0% C12〜C14AS 0.4 0.1〜0.5% ノニオン性界面活性剤(任意) 0.1 0〜0.5% H 0.25 0.25〜7.0 水(蒸留または脱イオン) 残量 95〜99.8% 標的pH=5.0〜7.0、好ましくは6.0。 本発明の組成物における任意のノニオン性界面活性剤は、好ましくはC12〜 C14N−メチルグルカミドまたはエトキシル化C12〜C16アルコール(EO1〜 10)である。
【0059】例IV 本発明のスポット除去工程段階における強化FAMと共
に使用するための好ましい高水含量組成物の例は、下記
の通りである。組成物は、用いられる界面活性剤の種類
によって「ノニオン性」または「アニオン性」として挙
げられる。成分 ノニオン性 アニオン性 (%) (%) ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.00 2.00 NEODOL 23 6.5 0.250 −−− NHやし油E −−− 0.285 ドデシルジメチルアミンオキシド −−− 0.031 MgCl −−− 0.018 MgSO −−− 0.019 ヒドロトロープ剤、香料、他の微量成分 −−− 0.101 KATON防腐剤 0.0003 0.0003 水 97.750 97.54712〜C14(ヤシ油アルキル)エトキシ(EO−1)硫酸のアンモニウム塩 。
【0060】極めて好ましい様式では、液体のノニオン
性またはアニオン性組成物を、例Iの方法でディスペン
サーから汚れた部分に塗布して、布帛から汚れを除去す
る。本発明の実施例の様式では、オーガンザ布のシート
を汚れた部分の上に接触させて置き、ディスペンサー噴
出口が、処理する布帛を直接にではなく、オーガンザ上
から摩擦するようにする。これにより、処理を行なう布
帛の摩擦による損傷が最小限になる。オーガンザは、商
業的に発売されているポリエステル材料であり、基本重
量が26.33g/m、0.1psiでのキャリパー
が1.02mmであり、2psiでのキャリパーが0.
76mmであり、不透明度が54.1%であり、1イン
当たり24本の縦糸×25本の横糸である。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置を揺らせる手圧力を用い、アーチ状の凸状
ヘッドから外側に伸びて汚れた(207)布帛に突き当
たり、汚れに垂直にクリーニング力を加える突起部を生
じることによるクリーニング装置の使用を示している。
これにより、布帛にたいする望ましくない横−横方向の
(剪断)力は、最小限になるかまたはなくなる。本によ
るFAM−フォーム汚れ受容体(501)は、布帛の汚
れた部分の下に示されている。
【図2】周囲が実質的に円形である凸状基部(301)
を有する本発明で用いる種類のスポットクリーニング装
置の透視図。
【図3】クリーニング突起部(401)、海綿層(40
2)、アーチ状基部(403)、軸(404)およびバ
ルブ状ハンドグリップ(405)を含んでなる好ましい
アーチ状クリーニング装置の透視図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592043805 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体的または部分的に液体透過性カバーシ
    ートに包まれたFAMフォームによって特徴付けられる
    吸収性汚れ受容体。
  2. 【請求項2】カバーシートが織布または不織布を含んで
    なる、請求項1に記載の受容体。
  3. 【請求項3】布地上の汚れた部分をクリーニングする方
    法であって、 (a) 布地の汚れた部分を、強化したFAM汚れ受容体製
    品上に接触させて置き、 (b) 十分なクリーニング組成物を適用して、局在化した
    汚れた部分を飽和させ、 (c) 場合によっては、前記組成物を汚れに3〜5分間浸
    透させ、 (d) 場合によっては、追加の組成物を適用し、 (e) 機械的力を汚れた部分に加え、 (f) 布地を、汚れ受容体製品との接触から除き、 (g) 場合によっては、ペーパータオルまたは他の吸収性
    材料の間で布地の水気を取り、過剰のクリーニング組成
    物を除去する段階によって特徴付けられる、方法。
JP20558198A 1997-07-21 1998-07-21 補強された泡からなる汚れ受容体 Withdrawn JPH11116999A (ja)

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