JPH11116422A - 歯科用繊維強化複合材及びこれを使用した修復構造部材の形成方法 - Google Patents
歯科用繊維強化複合材及びこれを使用した修復構造部材の形成方法Info
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- JPH11116422A JPH11116422A JP22154498A JP22154498A JPH11116422A JP H11116422 A JPH11116422 A JP H11116422A JP 22154498 A JP22154498 A JP 22154498A JP 22154498 A JP22154498 A JP 22154498A JP H11116422 A JPH11116422 A JP H11116422A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線不透過性である歯科用繊維強化複合材を
提供する。 【解決手段】 歯科修復用の繊維強化複合材であって、
ここで強化ガラス繊維はX線不透過性付与剤を含むので
本質的にX線不透過性である。好ましくは、ガラス繊維
は、全ガラス組成物の約5から60重量%、および最も
好ましくは、全ガラス組成物の約10から25重量%の
量の酸化タンタルを含む。X線不透過性の繊維強化複合
材は、ブリッジ用または歯内療法後の歯修復材用の構造
部材として特に有用である。
提供する。 【解決手段】 歯科修復用の繊維強化複合材であって、
ここで強化ガラス繊維はX線不透過性付与剤を含むので
本質的にX線不透過性である。好ましくは、ガラス繊維
は、全ガラス組成物の約5から60重量%、および最も
好ましくは、全ガラス組成物の約10から25重量%の
量の酸化タンタルを含む。X線不透過性の繊維強化複合
材は、ブリッジ用または歯内療法後の歯修復材用の構造
部材として特に有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歯科用複合材料に関
し、詳しくは、歯科用複合材料の強化用のX線不透過性
繊維に関する。
し、詳しくは、歯科用複合材料の強化用のX線不透過性
繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維強化複合材は、歯科修復用の材料の
分野において利用が拡大してきており、例えば、ゴール
ドバーグ(Goldberg)らによる米国特許第4,
717,341号および第4,894,012号ならび
にリー・ジュニア(Lee,Jr.)らによる米国特許
第4,107,845号に記載されている。繊維強化複
合材は、一般に少なくとも2種の成分、高分子マトリク
スおよびそのマトリクスに埋込まれた繊維からなる。高
分子マトリクスは、歯科用複合材料において用いられる
公知のもの、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
オレフィン、ポリイミド、ポリアリールエステル、ポリ
ウレタン、ビニルエステルまたはエポキシベースの材料
から選んでもよい。複合材料を強化するために用いられ
る繊維には、ガラス、カーボン、またはポリアミドおよ
びポリエチレンの様な高分子繊維ならびにその他の天然
繊維および合成繊維を含めてもよい。
分野において利用が拡大してきており、例えば、ゴール
ドバーグ(Goldberg)らによる米国特許第4,
717,341号および第4,894,012号ならび
にリー・ジュニア(Lee,Jr.)らによる米国特許
第4,107,845号に記載されている。繊維強化複
合材は、一般に少なくとも2種の成分、高分子マトリク
スおよびそのマトリクスに埋込まれた繊維からなる。高
分子マトリクスは、歯科用複合材料において用いられる
公知のもの、例えば、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
オレフィン、ポリイミド、ポリアリールエステル、ポリ
ウレタン、ビニルエステルまたはエポキシベースの材料
から選んでもよい。複合材料を強化するために用いられ
る繊維には、ガラス、カーボン、またはポリアミドおよ
びポリエチレンの様な高分子繊維ならびにその他の天然
繊維および合成繊維を含めてもよい。
【0003】繊維強化複合材料は、幾つかの利点が備わ
っており、最も顕著なのは強度および剛性の向上であ
る。ゴールドバーグ(Goldberg)らによる米国
特許第4,717,341号および第4,894,01
2号に記載されている通り、こうした材料は、従って伝
統的なブリッジ、歯冠、義歯、有床義歯、埋込材、化粧
材(ベニア:veneer)等に用いるための棒材、線材、さお
材、合釘材、鈎材および積層材の形態をとって、多様な
歯科用途において構造部材として使用される。こうした
材料は、歯科矯正連結固定装置、ブリッジ、保隙装置、
副木等にも使用されてきた。これらの用途において、繊
維は好ましくは、長い連続フィラメントの形態をとる。
ただし、フィラメントは3から4mmの長さでもよい。
均一または不均一の長さの短い繊維も用いてよい。複合
材が細長い線材の形をとる場合、繊維は線材の縦寸法に
沿って少なくとも部分的に整列および配向される。しか
し、複合材料の最終用途に応じて、繊維は縦方向に直角
または垂直を含め、縦方向以外に配向してもよい。
っており、最も顕著なのは強度および剛性の向上であ
る。ゴールドバーグ(Goldberg)らによる米国
特許第4,717,341号および第4,894,01
2号に記載されている通り、こうした材料は、従って伝
統的なブリッジ、歯冠、義歯、有床義歯、埋込材、化粧
材(ベニア:veneer)等に用いるための棒材、線材、さお
材、合釘材、鈎材および積層材の形態をとって、多様な
歯科用途において構造部材として使用される。こうした
材料は、歯科矯正連結固定装置、ブリッジ、保隙装置、
副木等にも使用されてきた。これらの用途において、繊
維は好ましくは、長い連続フィラメントの形態をとる。
ただし、フィラメントは3から4mmの長さでもよい。
均一または不均一の長さの短い繊維も用いてよい。複合
材が細長い線材の形をとる場合、繊維は線材の縦寸法に
沿って少なくとも部分的に整列および配向される。しか
し、複合材料の最終用途に応じて、繊維は縦方向に直角
または垂直を含め、縦方向以外に配向してもよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繊維強
化複合材の利用に関する1つの欠点は、本質的なX線不
透過性、すなわちX線写真下でのコントラストにおいて
極めて低いレベルであるかまたはそれを欠くことであっ
た。X線コントラストは、再発性歯食、新生物の生長お
よびその他の組織疾患の非破壊検出方法を提供する。好
ましくは、歯科用修復材および外科的埋込材は、埋込ま
れた材料の位置および境界領域を明確に描写するような
十分なX線コントラストを有するのが望ましい。
化複合材の利用に関する1つの欠点は、本質的なX線不
透過性、すなわちX線写真下でのコントラストにおいて
極めて低いレベルであるかまたはそれを欠くことであっ
た。X線コントラストは、再発性歯食、新生物の生長お
よびその他の組織疾患の非破壊検出方法を提供する。好
ましくは、歯科用修復材および外科的埋込材は、埋込ま
れた材料の位置および境界領域を明確に描写するような
十分なX線コントラストを有するのが望ましい。
【0005】そこで、歯科用複合材料をX線不透過性に
する多くの方法が説明されてきた。歯科用金属修復材は
本質的にX線不透過性を有する。X線不透過性複合材
は、高分子マトリクスに微粒状X線不透過性充填剤を配
合することにより製造されてきた。この充填剤は、例え
ば、バリウム含有ガラス(例えば、米国特許第3,53
9,526号参照)、亜鉛含有ガラス(例えば、米国再
発行特許第32,299号参照)、ストロンチウム、タ
ンタルおよびランタンの様な希土類元素含有ガラス(例
えば、米国特許第4,017,454号参照)、種々の
X線不透過性金属を担持するゼオライトのアルミノ珪酸
塩(米国特許第4,375,967号参照)、またはア
ルキル沃化物含有ポリマービーズ(米国特許第4,30
2,376号参照)などである。しかし、高分子マトリ
クス中でX線不透過性充填剤を効果的に用いるには、充
填剤の種類およびその量の適切な選定が必要である。繊
維強化複合材にX線不透過性を付与するのに必要な充填
剤の種類および量は、繊維強化複合材料の効果的な利用
のために必要な充填剤の種類および量の必要条件がある
とすれば、その条件と一致しないのはもっともなことで
ある。よって、本質的にX線不透過性を有する歯科材料
強化用繊維に対する要求が依然として存続している。
する多くの方法が説明されてきた。歯科用金属修復材は
本質的にX線不透過性を有する。X線不透過性複合材
は、高分子マトリクスに微粒状X線不透過性充填剤を配
合することにより製造されてきた。この充填剤は、例え
ば、バリウム含有ガラス(例えば、米国特許第3,53
9,526号参照)、亜鉛含有ガラス(例えば、米国再
発行特許第32,299号参照)、ストロンチウム、タ
ンタルおよびランタンの様な希土類元素含有ガラス(例
えば、米国特許第4,017,454号参照)、種々の
X線不透過性金属を担持するゼオライトのアルミノ珪酸
塩(米国特許第4,375,967号参照)、またはア
ルキル沃化物含有ポリマービーズ(米国特許第4,30
2,376号参照)などである。しかし、高分子マトリ
クス中でX線不透過性充填剤を効果的に用いるには、充
填剤の種類およびその量の適切な選定が必要である。繊
維強化複合材にX線不透過性を付与するのに必要な充填
剤の種類および量は、繊維強化複合材料の効果的な利用
のために必要な充填剤の種類および量の必要条件がある
とすれば、その条件と一致しないのはもっともなことで
ある。よって、本質的にX線不透過性を有する歯科材料
強化用繊維に対する要求が依然として存続している。
【0006】
【課題を解決するための手段】先行技術の上述した欠点
および障害は、強化用ガラス繊維が有効量のX線不透過
性付与剤を含むので本質的にX線不透過性であることを
特徴とする本発明による繊維強化複合材料により軽減さ
れる。好ましいX線不透過性付与剤は酸化タンタルであ
る。
および障害は、強化用ガラス繊維が有効量のX線不透過
性付与剤を含むので本質的にX線不透過性であることを
特徴とする本発明による繊維強化複合材料により軽減さ
れる。好ましいX線不透過性付与剤は酸化タンタルであ
る。
【0007】変形例の実施形態において、本発明はブリ
ッジ強化用の棒材の形態の繊維強化複合材を含み、ここ
で繊維強化材はガラスおよび有効量のX線不透過性付与
剤からなる。更に別の実施形態において、本発明は、歯
内療法後における歯修復強化用の合釘の形態の繊維強化
複合材を含み、ここで繊維強化材はガラスおよび有効量
のX線不透過性付与剤からなる。
ッジ強化用の棒材の形態の繊維強化複合材を含み、ここ
で繊維強化材はガラスおよび有効量のX線不透過性付与
剤からなる。更に別の実施形態において、本発明は、歯
内療法後における歯修復強化用の合釘の形態の繊維強化
複合材を含み、ここで繊維強化材はガラスおよび有効量
のX線不透過性付与剤からなる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による繊維強化複合材料
は、高分子マトリクスおよびそのマトリクス内の本質的
にX線不透過性のガラス強化繊維からなる。この繊維強
化複合材は、ブリッジおよび歯内療法後の歯修復材の様
な歯科修復用の構造部材として有利に用いられる。
は、高分子マトリクスおよびそのマトリクス内の本質的
にX線不透過性のガラス強化繊維からなる。この繊維強
化複合材は、ブリッジおよび歯内療法後の歯修復材の様
な歯科修復用の構造部材として有利に用いられる。
【0009】複合材の高分子マトリクス物質は、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、ポ
リアリールエステル、ポリウレタン、ビニルエステルま
たはエポキシベースの材料に限定されないがそれらを含
め、歯科用材料の技術分野において公知のものから選ば
れる。その他の高分子材料には、スチレン、スチレン・
アクリロニトリル樹脂、ABS樹脂、ポリスルホン、ポ
リアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサル
ファイド等が含まれる。
ミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリイミド、ポ
リアリールエステル、ポリウレタン、ビニルエステルま
たはエポキシベースの材料に限定されないがそれらを含
め、歯科用材料の技術分野において公知のものから選ば
れる。その他の高分子材料には、スチレン、スチレン・
アクリロニトリル樹脂、ABS樹脂、ポリスルホン、ポ
リアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサル
ファイド等が含まれる。
【0010】好ましい材料には、例えば、参考文献によ
り全体を本明細書に含めたボーエン(Bowen)によ
る米国特許第3,066,112号、第3,179,6
23号および第3,194,784、リー(Lee)ら
による米国特許第3,751,399号および第3,9
26,906号、およびワクニン(Waknine)に
よる米国特許第5,276,068号に開示されたもの
の様なアクリル酸モノマーおよびメタクリレートモノマ
ーをベースにするものが含まれる。特に好ましいメタク
リル酸モノマーは、ビスフェノールAとグリシジルメタ
クリレート、2,2’−bis[4−(3−メタクリロ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン
(以後「BIS−GMA」と略称する)との縮合生成物
である。ポリウレタンジメタクリレート(以後PUDM
Aと略称する)も本発明において使用に適する主なポリ
マーである。
り全体を本明細書に含めたボーエン(Bowen)によ
る米国特許第3,066,112号、第3,179,6
23号および第3,194,784、リー(Lee)ら
による米国特許第3,751,399号および第3,9
26,906号、およびワクニン(Waknine)に
よる米国特許第5,276,068号に開示されたもの
の様なアクリル酸モノマーおよびメタクリレートモノマ
ーをベースにするものが含まれる。特に好ましいメタク
リル酸モノマーは、ビスフェノールAとグリシジルメタ
クリレート、2,2’−bis[4−(3−メタクリロ
キシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル]プロパン
(以後「BIS−GMA」と略称する)との縮合生成物
である。ポリウレタンジメタクリレート(以後PUDM
Aと略称する)も本発明において使用に適する主なポリ
マーである。
【0011】ポリマーマトリクスには、普通、重合開始
剤、重合促進剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、および当
該技術分野で公知のその他の添加剤が含まれる。ポリマ
ーマトリクスは、可視光硬化性組成物、自己硬化性組成
物、二重硬化性組成物、真空硬化性組成物、加熱硬化性
組成物および圧力硬化性組成物ならびにそれらの任意の
組合せであってもよい。可視光硬化性組成物には、通常
の重合開始剤、重合促進剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤
等が含まれる。自己硬化性組成物において、重合促進剤
は、露出された歯質の前処理のために使用される樹脂組
成物中に添加することができる。一般に充填された組成
物である熱硬化性組成物および圧力硬化性組成物は、モ
ノマー成分に加えて、ベンゾイルパーオキサイド、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)の様
な熱硬化開始剤、またはその他のフリーラジカル開始剤
が添加される。
剤、重合促進剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、および当
該技術分野で公知のその他の添加剤が含まれる。ポリマ
ーマトリクスは、可視光硬化性組成物、自己硬化性組成
物、二重硬化性組成物、真空硬化性組成物、加熱硬化性
組成物および圧力硬化性組成物ならびにそれらの任意の
組合せであってもよい。可視光硬化性組成物には、通常
の重合開始剤、重合促進剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤
等が含まれる。自己硬化性組成物において、重合促進剤
は、露出された歯質の前処理のために使用される樹脂組
成物中に添加することができる。一般に充填された組成
物である熱硬化性組成物および圧力硬化性組成物は、モ
ノマー成分に加えて、ベンゾイルパーオキサイド、1,
1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)の様
な熱硬化開始剤、またはその他のフリーラジカル開始剤
が添加される。
【0012】用途に応じて、ポリマーマトリクスは、当
該技術分野で公知であると共に歯科用修復材料に使用さ
れる少なくとも1種の充填剤を更に含み、こうした充填
剤の量は繊維強化複合材の特定の用途によって決まる。
例えば、繊維強化複合材が構造部材として使用される場
合、高分子マトリクス中に存在してもよい追加の充填剤
は零かまたは比較的少量である。すなわち、高分子マト
リクスの10重量%までである。
該技術分野で公知であると共に歯科用修復材料に使用さ
れる少なくとも1種の充填剤を更に含み、こうした充填
剤の量は繊維強化複合材の特定の用途によって決まる。
例えば、繊維強化複合材が構造部材として使用される場
合、高分子マトリクス中に存在してもよい追加の充填剤
は零かまたは比較的少量である。すなわち、高分子マト
リクスの10重量%までである。
【0013】適切な充填剤は、高分子マトリクス自体に
共有結合可能なものまたは両方に共有結合するカップリ
ング剤に共有結合可能なものである。適切な充填材料の
例には、シリカ、珪酸塩ガラス、石英、バリウム珪酸
塩、ストロンチウム珪酸塩、バリウム硼珪酸塩、ストロ
ンチウム硼珪酸塩、硼珪酸塩、リチウム珪酸塩、アモル
ファスシリカ、アンモニアと化合したまたは分離した燐
酸カルシウム、アルミナ、ジルコニア、酸化錫およびチ
タニアの様な当該技術分野で公知のものに限定されない
が、それらが含まれる。本発明により製造される歯科充
填タイプ材料用に特に適切な充填剤は、粒子サイズが
0.1〜5.0μmの範囲で、0.001から約0.0
7μmの珪酸塩コロイドを有し、水性媒体中での湿式磨
砕、表面エッチ磨砕およびシラン溶液中でのシラン化磨
砕からなる一連の磨砕段階により製造されるものであ
る。前述の無機充填材料の一部は、一般に譲渡されたワ
クニン(Waknine)による米国特許第4,54
4,359号および第4,547,531号に開示され
ており、それらの特許の関連部分を参考文献により本明
細書に含めた。
共有結合可能なものまたは両方に共有結合するカップリ
ング剤に共有結合可能なものである。適切な充填材料の
例には、シリカ、珪酸塩ガラス、石英、バリウム珪酸
塩、ストロンチウム珪酸塩、バリウム硼珪酸塩、ストロ
ンチウム硼珪酸塩、硼珪酸塩、リチウム珪酸塩、アモル
ファスシリカ、アンモニアと化合したまたは分離した燐
酸カルシウム、アルミナ、ジルコニア、酸化錫およびチ
タニアの様な当該技術分野で公知のものに限定されない
が、それらが含まれる。本発明により製造される歯科充
填タイプ材料用に特に適切な充填剤は、粒子サイズが
0.1〜5.0μmの範囲で、0.001から約0.0
7μmの珪酸塩コロイドを有し、水性媒体中での湿式磨
砕、表面エッチ磨砕およびシラン溶液中でのシラン化磨
砕からなる一連の磨砕段階により製造されるものであ
る。前述の無機充填材料の一部は、一般に譲渡されたワ
クニン(Waknine)による米国特許第4,54
4,359号および第4,547,531号に開示され
ており、それらの特許の関連部分を参考文献により本明
細書に含めた。
【0014】複合材の強化繊維要素は、ガラスおよび有
効量のX線不透過性付与剤からなる。適切なガラスに
は、以下の表に記載した組成物に限定されないがそれら
を含め、当該技術分野で公知のものが含まれる。好まし
いガラス配合物は、「S−2ガラス」として当該技術分
野で公知である。一般に、X線不透過性付与剤は、Al
2 O3またはB2O3の一方またはその組合せを置換して
ガラスに配合される。
効量のX線不透過性付与剤からなる。適切なガラスに
は、以下の表に記載した組成物に限定されないがそれら
を含め、当該技術分野で公知のものが含まれる。好まし
いガラス配合物は、「S−2ガラス」として当該技術分
野で公知である。一般に、X線不透過性付与剤は、Al
2 O3またはB2O3の一方またはその組合せを置換して
ガラスに配合される。
【0015】
【表1】 X線不透過性付与剤は、例えば、元素のカルシウム、バ
リウム、ビスマス、マグネシウム、および原子番号58
〜71の希土類金属もしくはそれらの酸化物、炭酸塩、
弗化物または硝酸塩の様な当該技術分野で公知のものが
含まれる。好ましいX線不透過性付与剤には、La
2O3、La2(CO3)3、SrO、SrCO3、Sr
F2、Ta2O5、TaF5、Y2O3、YF3、ZnO、Z
rO、ZrCO3に限定されないがそれらを含むランタ
ン、ハフニウム、ストロンチウム、タンタル、イッテル
ビウム、イットリウム、ジルコニウムまたは亜鉛の酸化
物、炭酸塩、硝酸塩または弗化物が含まれる。特に好ま
しいX線不透過性付与剤には、ランタン、ストロンチウ
ムまたはタンタルの酸化物、炭酸塩または弗化物が含ま
れる。前述のものの組合せも使用してよい。
リウム、ビスマス、マグネシウム、および原子番号58
〜71の希土類金属もしくはそれらの酸化物、炭酸塩、
弗化物または硝酸塩の様な当該技術分野で公知のものが
含まれる。好ましいX線不透過性付与剤には、La
2O3、La2(CO3)3、SrO、SrCO3、Sr
F2、Ta2O5、TaF5、Y2O3、YF3、ZnO、Z
rO、ZrCO3に限定されないがそれらを含むランタ
ン、ハフニウム、ストロンチウム、タンタル、イッテル
ビウム、イットリウム、ジルコニウムまたは亜鉛の酸化
物、炭酸塩、硝酸塩または弗化物が含まれる。特に好ま
しいX線不透過性付与剤には、ランタン、ストロンチウ
ムまたはタンタルの酸化物、炭酸塩または弗化物が含ま
れる。前述のものの組合せも使用してよい。
【0016】X線不透過性付与剤は、当該技術分野で公
知の方法によりガラス繊維に配合される。X線不透過性
付与剤の量は、繊維強化複合材にX線不透過性を付与す
るのに効果的でなければならない。一般に、効果的なX
線不透過性は、自然の歯質またはエナメル質のX線不透
過性に似たものであると共に、歯科修復の寿命全体にわ
たりこうしたX線不透過性を維持するものである。従っ
て、X線不透過性付与剤の量は、X線不透過性付与剤に
固有のX線不透過性、用いた強化ガラス繊維の量および
ガラスのその他の成分が何であるか(例えば、CaO、
MgOおよびZnOはそれ自体で多少のX線不透過性を
付与する)の様な要因に応じて実験的に決められる。一
般に、X線不透過性付与剤は、全ガラス組成物の約5か
ら約60重量%、および好ましくは全ガラス組成物の約
10から約25重量%が配合される。
知の方法によりガラス繊維に配合される。X線不透過性
付与剤の量は、繊維強化複合材にX線不透過性を付与す
るのに効果的でなければならない。一般に、効果的なX
線不透過性は、自然の歯質またはエナメル質のX線不透
過性に似たものであると共に、歯科修復の寿命全体にわ
たりこうしたX線不透過性を維持するものである。従っ
て、X線不透過性付与剤の量は、X線不透過性付与剤に
固有のX線不透過性、用いた強化ガラス繊維の量および
ガラスのその他の成分が何であるか(例えば、CaO、
MgOおよびZnOはそれ自体で多少のX線不透過性を
付与する)の様な要因に応じて実験的に決められる。一
般に、X線不透過性付与剤は、全ガラス組成物の約5か
ら約60重量%、および好ましくは全ガラス組成物の約
10から約25重量%が配合される。
【0017】本発明による本質的にX線不透過性の複合
材は、伝統的なブリッジ、歯冠、義歯、有床義歯、埋込
材、化粧材(ベニア:veneer)等または歯科矯正連結固定
装置、ブリッジ、保隙装置、副木等に用いるための棒
材、線材、さお材、合釘材、鈎材および積層材の形態を
とって、多様な歯科用途において構造部材として使用さ
れる。複合材が構造部材として使用される場合、本質的
にX線不透過性のガラス繊維は好ましくは、長い連続フ
ィラメントの形態をとる。ただし、フィラメントは3か
ら4mmの長さでもよい。均一または不均一の長さの短
い繊維も用いてよい。複合材が細長い線材の形をとる場
合、繊維は線材の縦寸法に沿って少なくとも部分的に整
列および配向される。しかし、複合材料の最終用途に応
じて、繊維は縦方向に直角または垂直を含め、縦方向以
外に配向してもよい。強化繊維の使用量は個々の用途に
よるが、好ましくは複合材料の少なくとも約20重量%
配合される。好ましくは、強化繊維は、ゴールドバーグ
(Goldberg)らによる米国特許第4,717,
341号および第4,894,012号により用いられ
る。
材は、伝統的なブリッジ、歯冠、義歯、有床義歯、埋込
材、化粧材(ベニア:veneer)等または歯科矯正連結固定
装置、ブリッジ、保隙装置、副木等に用いるための棒
材、線材、さお材、合釘材、鈎材および積層材の形態を
とって、多様な歯科用途において構造部材として使用さ
れる。複合材が構造部材として使用される場合、本質的
にX線不透過性のガラス繊維は好ましくは、長い連続フ
ィラメントの形態をとる。ただし、フィラメントは3か
ら4mmの長さでもよい。均一または不均一の長さの短
い繊維も用いてよい。複合材が細長い線材の形をとる場
合、繊維は線材の縦寸法に沿って少なくとも部分的に整
列および配向される。しかし、複合材料の最終用途に応
じて、繊維は縦方向に直角または垂直を含め、縦方向以
外に配向してもよい。強化繊維の使用量は個々の用途に
よるが、好ましくは複合材料の少なくとも約20重量%
配合される。好ましくは、強化繊維は、ゴールドバーグ
(Goldberg)らによる米国特許第4,717,
341号および第4,894,012号により用いられ
る。
【0018】ここで図1を参照すれば、本発明の構造部
材の好ましい実施形態を示しており、ここでX線不透過
性ガラス強化複合材は歯14、16間のブリッジ12に
対する構造支持体をなす棒材10の形態である。棒材1
0の断面は、矩形、菱形、卵形、円筒形、または最終ブ
リッジに強度と剛性を付与するのに効果的なその他のい
ずれの断面構成でもよい。棒材10は、前もって製作さ
れた複合材として歯科医または技工士に提供してもよい
し、または上述の本質的にX線不透過性のガラス繊維と
適切な高分子マトリクスから歯科医または技工士が製作
してもよい。
材の好ましい実施形態を示しており、ここでX線不透過
性ガラス強化複合材は歯14、16間のブリッジ12に
対する構造支持体をなす棒材10の形態である。棒材1
0の断面は、矩形、菱形、卵形、円筒形、または最終ブ
リッジに強度と剛性を付与するのに効果的なその他のい
ずれの断面構成でもよい。棒材10は、前もって製作さ
れた複合材として歯科医または技工士に提供してもよい
し、または上述の本質的にX線不透過性のガラス繊維と
適切な高分子マトリクスから歯科医または技工士が製作
してもよい。
【0019】図2は本発明による構造部材の変形例の好
ましい実施形態を示しており、ここでX線不透過性ガラ
ス強化複合材は、歯内療法後の歯24に嵌め込まれる歯
冠22用の構造支持体をなす合釘20の形態である。合
釘の断面形状も、矩形、菱形、卵形、円筒形、または歯
修復に強度を付与するのに効果的なその他のいずれの形
状でもよい。合釘に対する適切な構成は、当該技術分野
で公知である。
ましい実施形態を示しており、ここでX線不透過性ガラ
ス強化複合材は、歯内療法後の歯24に嵌め込まれる歯
冠22用の構造支持体をなす合釘20の形態である。合
釘の断面形状も、矩形、菱形、卵形、円筒形、または歯
修復に強度を付与するのに効果的なその他のいずれの形
状でもよい。合釘に対する適切な構成は、当該技術分野
で公知である。
【0020】合釘20も前もって製作された複合材とし
て歯科医または技工士に提供してよいし、または上述の
本質的にX線不透過性のガラス繊維と適切な高分子マト
リクスから歯科医または技工士が製作してもよい。特定
の好ましい実施形態において、複合材の合釘は、技工士
が供給するかまたは形成し、高分子マトリクスが一定の
可塑性を維持するように部分的にのみ硬化される。複合
材の合釘は、次に歯内療法後の歯24に嵌め込まれて歯
の空洞に合釘を適合させると共に完全に硬化させる。こ
のプロセスは、歯内療法後のいずれの歯に対しても合釘
の容易な「個別適合」を可能にする。
て歯科医または技工士に提供してよいし、または上述の
本質的にX線不透過性のガラス繊維と適切な高分子マト
リクスから歯科医または技工士が製作してもよい。特定
の好ましい実施形態において、複合材の合釘は、技工士
が供給するかまたは形成し、高分子マトリクスが一定の
可塑性を維持するように部分的にのみ硬化される。複合
材の合釘は、次に歯内療法後の歯24に嵌め込まれて歯
の空洞に合釘を適合させると共に完全に硬化させる。こ
のプロセスは、歯内療法後のいずれの歯に対しても合釘
の容易な「個別適合」を可能にする。
【0021】好ましい実施形態を提示し説明してきた
が、様々な変形例および置換を本発明の趣旨と範囲から
逸脱することなく行ってもよい。しかるべく、本発明を
図説を介して制限なく説明してきたことを理解するべき
である。
が、様々な変形例および置換を本発明の趣旨と範囲から
逸脱することなく行ってもよい。しかるべく、本発明を
図説を介して制限なく説明してきたことを理解するべき
である。
【0022】
【発明の効果】X線不透過性複合材は、高分子マトリク
スに微粒状X線不透過性充填剤を配合することにより製
造されてきた。本発明においては、強化用ガラス繊維に
有効量のX線不透過性充填剤を添加する。従って、X線
不透過性充填剤の種類および量の選定を必要とせずにX
線不透過性複合材を利用することができる。また、先行
技術による低レベルのX線不透過性を改善することがで
きる。また、繊維自体がX線不透過性を有するので、強
度とX線不透過性を両立させる繊維強化複合材が可能で
ある。
スに微粒状X線不透過性充填剤を配合することにより製
造されてきた。本発明においては、強化用ガラス繊維に
有効量のX線不透過性充填剤を添加する。従って、X線
不透過性充填剤の種類および量の選定を必要とせずにX
線不透過性複合材を利用することができる。また、先行
技術による低レベルのX線不透過性を改善することがで
きる。また、繊維自体がX線不透過性を有するので、強
度とX線不透過性を両立させる繊維強化複合材が可能で
ある。
【図1】 本発明によるX線不透過性の繊維強化複合材
からなる棒材を用いるブリッジの部分的断面を含む斜視
図である。
からなる棒材を用いるブリッジの部分的断面を含む斜視
図である。
【図2】 本発明によるX線不透過性の繊維強化複合材
からなる合釘を用いる歯内療法後の修復された歯の断面
図である。
からなる合釘を用いる歯内療法後の修復された歯の断面
図である。
【符号の説明】 10 棒材、12 ブリッジ、14,16,24 歯、
20 合釘、22 歯冠。
20 合釘、22 歯冠。
Claims (15)
- 【請求項1】 高分子マトリクスと歯科用複合材にX線
コントラストを付与するのに有効な量の本質的にX線不
透過性のガラス繊維とからなる歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項2】 請求項1に記載の歯科用繊維強化複合材
において、X線不透過性付与剤がカルシウム、バリウ
ム、ビスマス、マグネシウム、原子番号58〜71の希
土類金属、ランタン、ハフニウム、ストロンチウム、タ
ンタル、イッテルビウム、イットリウム、ジルコニウム
または亜鉛もしくはそれらの混合物の元素またはその酸
化物、炭酸塩、硝酸塩または弗化物の少なくとも1種で
あることを特徴とする歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の歯
科用繊維強化複合材において、X線不透過性付与剤がラ
ンタン、ストロンチウム、タンタル、イッテルビウム、
イットリウム、亜鉛、ジルコニウムまたはそれらの混合
物の酸化物、炭酸塩、硝酸塩または弗化物の少なくとも
1種であることを特徴とする歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、X線不透過性付与剤が酸化
タンタルであることを特徴とする歯科用繊維強化複合
材。 - 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、X線不透過性付与剤が全ガ
ラス組成物の約5から約60重量%の範囲の量で存在す
ることを特徴とする歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、ガラスが約64〜66重量
%の量の二酸化シリコン、約24〜25重量%の量の酸
化アルミニウム、約0.1重量%以下の量の酸化カルシ
ウム、約9.5〜10重量%の量の酸化マグネシウム、
約0.2重量%以下の量の酸化ナトリウムおよび酸化カ
リウムの組合せおよび約0.1重量%以下の量の酸化鉄
からなることを特徴とする歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、本複合材が歯科修復用であ
ってその長さが平均直径より大きい構造部材の形態であ
ることを特徴とする歯科用繊維強化複合材。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、構造部材がブリッジの有効
な強化用の棒材の形状であるか、または歯内療法後の歯
の有効な強化用の合釘の形状であることを特徴とする歯
科用繊維強化複合材。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の歯科
用繊維強化複合材において、複合材の高分子マトリック
が部分的に硬化されていることを特徴とする歯科用繊維
強化複合材。 - 【請求項10】 請求項1から9の歯科用繊維強化複合
材からなる歯科用修復材。 - 【請求項11】 歯内療法後の歯に関する修復構造部材
の形成方法であって、硬化と共に高分子マトリクスを形
成するモノマーと歯科用複合材にX線コントラストを付
与するのに効果的な量の本質的にX線不透過性の繊維で
あって、ガラスおよびX線不透過性付与剤からなるX線
不透過性の繊維とを含む複合材の合釘を形成すること
と、 前記モノマーを部分的に硬化させることと、 歯内療法後の歯に合釘を入れ込むことにより歯に合釘を
適合させることと、 前記合釘を完全に硬化することにより修復強化のため、
個別に適合した合釘を形成すること、とからなる修復構
造部材の形成方法。 - 【請求項12】 請求項11に記載の方法において、X
線不透過性付与剤がカルシウム、バリウム、ビスマス、
マグネシウム、原子番号58〜71の希土類金属、ラン
タン、ハフニウム、ストロンチウム、タンタル、イッテ
ルビウム、イットリウム、ジルコニウムまたは亜鉛もし
くはそれらの混合物の元素またはその酸化物、炭酸塩、
硝酸塩または弗化物の少なくとも1種であることを特徴
とする方法。 - 【請求項13】 請求項11または12のいずれかに記
載の方法において、X線不透過性付与剤がランタン、ス
トロンチウム、タンタル、イッテルビウム、イットリウ
ム、亜鉛、ジルコニウムまたはそれらの混合物の酸化
物、炭酸塩、硝酸塩または弗化物の少なくとも1種であ
ることを特徴とする方法。 - 【請求項14】 請求項11から13のいずれかに記載
の方法において、X線不透過性付与剤が全ガラス組成物
の約5から約60重量%の範囲の量で存在することを特
徴とする方法。 - 【請求項15】 請求項11から14のいずれかに記載
の方法において、ガラスが約64〜66重量%の量の二
酸化シリコン、約24〜25重量%の量の酸化アルミニ
ウム、約1.1重量%以下の量の酸化カルシウム、約
9.5〜10重量%の量の酸化マグネシウム、約0.2
重量%以下の量の酸化ナトリウムおよび酸化カリウムの
組合せおよび約0.1重量%以下の量の酸化鉄からなる
ことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US90717797A | 1997-08-06 | 1997-08-06 | |
US08/907,177 | 1997-08-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11116422A true JPH11116422A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=25423647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22154498A Pending JPH11116422A (ja) | 1997-08-06 | 1998-08-05 | 歯科用繊維強化複合材及びこれを使用した修復構造部材の形成方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0895774A3 (ja) |
JP (1) | JPH11116422A (ja) |
AU (1) | AU7877898A (ja) |
CA (1) | CA2244655A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007527284A (ja) * | 2004-02-25 | 2007-09-27 | クレルク、ルネ ド | 歯科インプラントの位置を検出する方法とマーカエレメント |
WO2009144901A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用ポスト |
JP2014087639A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-05-15 | Shunji Takashiba | 有床義歯及びその製造方法 |
KR20170031189A (ko) | 2014-09-29 | 2017-03-20 | 가부시키가이샤 지씨 | 치과 보철물의 제조 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1502570A1 (de) * | 2003-08-01 | 2005-02-02 | Nanosolutions GmbH | Röntgenopakes Dentalmaterial mit oberflächenmodifizierten Nanopartikeln |
FR2920427B1 (fr) | 2007-08-28 | 2009-11-20 | Saint Gobain Vetrotex | Fils de verre aptes a renforcer des matieres organiques et/ou inorganiques |
WO2018112203A1 (en) * | 2016-12-14 | 2018-06-21 | eLum Technologies, Inc. | Electrospun stents, flow diverters, and occlusion devices and methods of making the same |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1963552A1 (de) * | 1968-12-20 | 1970-08-13 | Nat Res Dev | Kunststoff fuer chirurgische Zwecke |
JPH035343A (ja) * | 1989-05-30 | 1991-01-11 | Central Glass Co Ltd | ファイバーガラス組成物 |
US5171147A (en) * | 1990-04-30 | 1992-12-15 | Burgess Richard J | Dental bridge |
-
1998
- 1998-08-05 AU AU78778/98A patent/AU7877898A/en not_active Abandoned
- 1998-08-05 CA CA002244655A patent/CA2244655A1/en not_active Abandoned
- 1998-08-05 EP EP98114735A patent/EP0895774A3/en not_active Withdrawn
- 1998-08-05 JP JP22154498A patent/JPH11116422A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007527284A (ja) * | 2004-02-25 | 2007-09-27 | クレルク、ルネ ド | 歯科インプラントの位置を検出する方法とマーカエレメント |
WO2009144901A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用ポスト |
JPWO2009144901A1 (ja) * | 2008-05-30 | 2011-10-06 | クラレメディカル株式会社 | 歯科用ポスト |
JP2014087639A (ja) * | 2012-10-04 | 2014-05-15 | Shunji Takashiba | 有床義歯及びその製造方法 |
KR20170031189A (ko) | 2014-09-29 | 2017-03-20 | 가부시키가이샤 지씨 | 치과 보철물의 제조 방법 |
US10603142B2 (en) | 2014-09-29 | 2020-03-31 | Gc Corporation | Method for manufacturing dental prosthesis |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0895774A2 (en) | 1999-02-10 |
CA2244655A1 (en) | 1999-02-06 |
EP0895774A3 (en) | 2002-01-30 |
AU7877898A (en) | 1999-02-18 |
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