JPH11116169A - 乗客コンベヤの手すり駆動装置 - Google Patents

乗客コンベヤの手すり駆動装置

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Publication number
JPH11116169A
JPH11116169A JP28481097A JP28481097A JPH11116169A JP H11116169 A JPH11116169 A JP H11116169A JP 28481097 A JP28481097 A JP 28481097A JP 28481097 A JP28481097 A JP 28481097A JP H11116169 A JPH11116169 A JP H11116169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passenger conveyor
roller
handrail
pressure
handrail belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP28481097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yanagisawa
岳嗣 柳沢
Seiji Tanabe
精治 田辺
Yoshiharu Hirabayashi
芳治 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP28481097A priority Critical patent/JPH11116169A/ja
Publication of JPH11116169A publication Critical patent/JPH11116169A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客コンベヤにおける手すりベルトの駆動の
ための加圧ローラのローラ痕の発生を防止する。 【解決手段】 加圧ローラ11、12によって駆動ロー
ラ3、4側に加圧された手すりベルト1を、前記駆動ロ
ーラの回転によって移動させる乗客コンベヤの手すり駆
動装置であって、油圧機構15、19により上下動する
バネ受部21と、該バネ受部21により反力を形成する
バネ23、24に支持された前記加圧ローラ11、12
と、からなる乗客コンベヤの手すり駆動装置である。以
上の機構により、運転停止時の加圧ローラの解除が行わ
れ、ローラ痕が発生することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータや動
く歩道等の乗客コンベヤの手すり駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータや動く歩道等の乗客コンベ
ヤの手すりベルトは、駆動ローラと加圧ローラの挟圧に
より移動されるが、挟圧により前記駆動ローラまたは加
圧ローラのローラ痕が手すりベルトに発生し、手すりベ
ルトの振動発生の原因となり、またはその寿命を低下さ
せる。
【0003】前述の問題を解決する従来技術として、特
開平8―53280号公報に開示された発明が公知であ
る。
【0004】前記発明は、「加圧輪(ローラ)によって
駆動輪(ローラ)側に加圧された移動手すりにおいて、
乗客コンベヤの運転時には、加圧輪を駆動輪側へ押し付
け、乗客コンベヤの停止時には、加圧輪を駆動輪から離
間させて、手すりの押圧痕や接触痕の発生を防止した」
ものであり、離間させる具体的手段として、電磁マグネ
ットを使用することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
開発明は、乗客コンベヤの停止時間が長くなると、電磁
マグネットは通電状態であるので、長時間の通電の場
合、焼損する恐れがある。
【0006】また、乗客コンベヤが運転されない場合
も、ローラ痕を残さないためには、通電状態としておく
必要があり、エネルギー的に無駄である。
【0007】本発明は、前述の問題点を解決し、運転停
止中にローラ痕を残さない手すり駆動装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題は、加圧ロー
ラによって駆動ローラ側に加圧された手すりベルトを、
前記駆動ローラの回転によって移動させる乗客コンベヤ
の手すり駆動装置であって、油圧機構により上下動する
バネ受部と、該バネ受部により反力を形成するバネに支
持された前記加圧ローラと、からなる乗客コンベヤの手
すり駆動装置により解決される。
【0009】前記手段によれば、油圧機構を操作するこ
とにより、バネ受部を上下動させ、加圧ローラの手すり
ベルトからの嵌、脱が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる乗客コン
ベヤの手すり駆動装置の実施の形態を説明する側面図で
あり、1は手すりベルト、2は乗客コンベヤの架台に取
付けられたフレームであり、3、4、5、6は手すりベ
ルト1の駆動ローラである。7はチエーンで、駆動ロー
ラ3、4、テンションホイル8、駆動ローラ5、6、巻
回ホイル9を経由して、駆動チエーンホイル10に至る
エンドレス状に巻回されている。チエーン7の駆動は、
前記駆動チエーンホイル10から付与され、該駆動チエ
ーンホイル10は、モータ(図示せず)からのチエーン
10aによる駆動力により回転される。尚、8aはテン
ションホイル8を上下させるネジ棒で、下部にバネを設
けることにより、テンションホイル8のハウジングに一
定の加圧力を付与し、駆動力の変化に対するチエーン7
の脈動を防止する。
【0011】11、12、13および14は、加圧ロー
ラで、各々ブラケット11a,12a,13aおよび1
4aに軸支されており、前記各々のブラケット11a,
12a,13および14aの下部は、ロッド11b,1
2b,13b,14bが一体に連結されており、その中
間部は、フレーム2に固定されたガイド体11c,12
c,13c,14c内に上下方向に移動可能に嵌装され
ている。
【0012】15、16は、油圧機構のシリンダーであ
り、該シリンダー15、16には、前記ガイド体11
c,12c,13c,14cの連結バー17、18に固
定されたピストン19、20が嵌装されており、さら
に、シリンダー15、16の上部にはバネ受部21、2
2が固定されており、該バネ受部21、22に、ロッド
11b,12b,13b,14bの下端が嵌装されてい
る。
【0013】23、24、25および26はバネであ
り、該バネ23、24、25および26は、前記バネ受
部21、22とロッド11b,12b,13b,14b
との間に設けられて、加圧ローラ11、12、13およ
び14に加圧力を付与する構造となっている。
【0014】シリンダー15、16の上部室に油圧を作
用させると、バネ受部21、22は、シリンダー15、
16とともに上昇し、加圧ローラ11、12、13およ
び14も上昇し、手すりベルト1に、バネ23、24、
25および26の加圧力が作用する。
【0015】また、シリンダー15、16の上部室の油
圧を抜くことにより、バネ力と加圧ローラの重力によ
り、バネ受部21、22は、シリンダー15、16とと
もに下降し、加圧ローラ11、12、13および14も
下降し、手すりベルト1に作用していたバネ23、2
4、25および26の加圧力が減退する。
【0016】図2は、図1のA矢視平面図で、フレーム
2を境にして駆動ローラ3、4、5および6が配置さ
れ、反対側にチエーン7のスプロケット3a,4a,5
a,6aが同軸で取付けられている。尚、10bは駆動
チエーンホイル10のスプロケットである。
【0017】図3は、図1のB矢視側面図であり、27
は乗客コンベヤの架台で、28は欄干を示す。
【0018】図4は、本発明にかかる油圧機構の油圧回
路図で、乗客コンベヤの電源を投入し、乗客コンベヤの
運転開始と同時に、油圧ポンプ29を起動し、電磁弁
(SV1)を作動させ、シリンダー15(16)に油圧
を供給する。一度、油が配管30内に充填されると、次
からは油の供給は、シリンダー15(16)のストロー
ク分の油量でよい。
【0019】バネ受部21(22)が上昇すると、圧力
スィッチ31がこれを検知し、油圧ポンプ29および電
磁弁(SV1)の通電を停止する。配管30内の油は、
逆止弁32、電磁弁SV2により、閉じ込められている
ので、バネ23(25)、24(26)は作用したまま
で、加圧ローラ11(13),12(14)は、手すり
ベルト1を挟圧したままになる。
【0020】油圧が何らかの原因で抜けた場合は、圧力
スイッチ31が検知して、油圧ポンプ29を起動させ、
電磁弁(SV1)を作動させ、シリンダー15(16)
に漏れた油量を補給する。
【0021】また、乗客コンベヤを停止させる場合は、
電磁弁(SV2)を作動させ、シリンダー15(16)
の油を抜くと、バネ受部21(22)がバネ力と加圧ロ
ーラ11、12、13、14およびロッド11b,12
b,13b,14bの重量で下降し、手すりベルト1の
挟圧力は零となる。その後、電磁弁(SV2)への通電
を解除し、励磁を停止させる。
【0022】以上により、乗客コンベヤの運転停止時
は、加圧ローラが手すりベルトから解除されるので、ロ
ーラ痕が手すりベルトに形成されることがない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のとおりであるから、以
下の効果がある。 (1)乗客コンベヤの運転停止時は、加圧ローラが手す
りベルトから解除されるので、ローラ痕が手すりベルト
に形成されることがない。 (2)手すりベルトに対するバネ力の調整も、油圧の調
整で可能であるので、加圧力の設定が正確となり、手す
りベルトの駆動に必要な最低の挟圧力を設定できるの
で、手すりベルトの寿命を向上させることができ、負荷
変動に対応したコンピュータによるフィードバック制御
も可能である。 (3)挟圧力を油圧で調整するので、遠隔操作が可能で
あるため、メンテナンスが容易となり、作業コストが低
減する。 (4)乗客コンベヤが非常停止、または、停電で停止し
た場合、電磁弁が作動することはないので、駆動ロー
ラ、加圧ローラは手すりベルトを挟圧した状態で停止す
るので、手すりベルトが移動しないので、乗客の安全が
確保される。 (5)各々の加圧ローラは、独立してバネ力で支持され
ており、移動手すりベルトの厚さ変化に個々に追従する
ので、効率がよく、エネルギーロスが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる乗客コンベヤの手すり駆動装置
の実施の形態を説明する側面図である。
【図2】図1のA矢視平面図である。
【図3】図1のB矢視側面図である。
【図4】本発明にかかる油圧機構の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 手すりベルト 2 フレーム 3 駆動ローラ 4 駆動ローラ 5 駆動ローラ 6 駆動ローラ 7 チエーン 8 テンションホイル 8a ネジ棒 9 巻回ホイル 10 駆動チエーンホイル 10a チエーン 11 加圧ローラ 12 加圧ローラ 13 加圧ローラ 14 加圧ローラ 15 シリンダー 16 シリンダー 17 連結バー 18 連結バー 19 ピストン 20 ピストン 21 バネ受部 22 バネ受部 23 バネ 24 バネ 25 バネ 26 バネ 27 架台 28 欄干 29 油圧ポンプ 30 配管 31 圧力スイッチ 32 逆止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧ローラによって駆動ローラ側に加圧
    された手すりベルトを、前記駆動ローラの回転によって
    移動させる乗客コンベヤの手すり駆動装置であって、油
    圧機構により上下動するバネ受部と、該バネ受部により
    反力を形成するバネに支持された前記加圧ローラと、か
    らなる乗客コンベヤの手すり駆動装置。
JP28481097A 1997-10-17 1997-10-17 乗客コンベヤの手すり駆動装置 Pending JPH11116169A (ja)

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JP28481097A JPH11116169A (ja) 1997-10-17 1997-10-17 乗客コンベヤの手すり駆動装置

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JP (1) JPH11116169A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208955A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレータシステム
CN105084189A (zh) * 2014-05-22 2015-11-25 株式会社日立建筑系统 从动辊按压装置的拆卸安装支持夹具
JP6441439B1 (ja) * 2017-10-31 2018-12-19 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア

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JP2009208955A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレータシステム
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