JPH11114302A - 小型抽出装置 - Google Patents

小型抽出装置

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JPH11114302A
JPH11114302A JP29783897A JP29783897A JPH11114302A JP H11114302 A JPH11114302 A JP H11114302A JP 29783897 A JP29783897 A JP 29783897A JP 29783897 A JP29783897 A JP 29783897A JP H11114302 A JPH11114302 A JP H11114302A
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JP
Japan
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component oil
water
cooler
separation tank
nozzle
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Pending
Application number
JP29783897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Noguchi
賢二郎 野口
Tsutomu Yoshioka
務 吉岡
Yoji Noda
洋二 野田
Yuji Marukame
裕司 丸亀
Takashi Ishizuka
敬 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AMIYON KK
TOYO KOUATSU KK
Original Assignee
AMIYON KK
TOYO KOUATSU KK
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Publication date
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の木材、植物、農産物、水産物及び有機
廃棄物等からその成分油のみを効率よく簡単に低コスト
で抽出することができる小型の抽出装置を提供する。 【解決手段】 蒸留釜本体(1)の底部に電気式ヒータ
ー(2)等の発熱体を埋め込み、側面の給水ノズル
(3)より供給された水を蒸留釜本体(1)内で加熱し
高温水蒸気を発生させて原料(8)中の成分油をを気化
する。成分油を含む水蒸気は連絡管(10)を通り冷却
器(11)へと流れてゆき、冷却器(11)内のコイル
状のパイプ(13)を通過する間に冷やされて水滴とな
る。その水滴を分離槽(15)で受けて静置分離し上層
の成分油のみを製品として取り出すものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の木材、植
物、農産物、水産物及び有機廃棄物等からその成分油の
みを効率よく簡単に低コストで抽出することができる小
型の抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の抽出装置は図2に示すように、高
温水蒸気を発生させるための燃焼式ボイラー(31)、
ボイラー用の燃料タンク(23)、水蒸気用の原水タン
ク(24)、成分油を採取するための原料に高温水蒸気
を通し蒸留するための蒸留釜(25)、気化した成分油
を含む水蒸気を液化させるための冷却器(26)、冷却
器(26)に冷却水を供給するためのチラー(27)、
液化した成分油を含む水滴を溜めて静置分離させるため
の分離槽(28)、成分油を受け取る成分油受け容器
(29)、不要な水分を受け取る水分受け容器(30)
の構成からなる装置であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 (イ)装置が大きくなり設置場所が限定されコストもか
かる。 (ロ)燃焼式ボイラーを使用しているため危険であり、
また燃焼時の排気ガスによる環境問題も生じてくる。 (ハ)装置の構成が複雑なためその取扱いに専門の知識
と経験が必要である。 (ニ)鉄製の装置であるために抽出された成分油に多く
の不純物が混入してしまう。 (ホ)効率が悪く微量の成分油しか抽出できない。 本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】円筒型でステンレス等の
耐腐食性能に優れた金属製の蒸留釜本体(1)の底部に
電気式ヒーター(2)等の発熱体が埋め込まれ、下部側
面には給水ノズル(3)が配置されており、給水ノズル
(3)の先にはフィルター(4)、さらに給水バルブ
(5)が取り付けられている。水蒸気用の原水(6)は
給水バルブ(5)を開くことにより、フィルター(4)
を通過し給水ノズル(3)より蒸留釜本体(1)内に供
給される。
【0005】蒸留釜本体(1)内の上部には原料用バス
ケット(7)が据えつけられ、その中に原料(8)を入
れておく。蒸留釜本体(1)内の原水(6)は電気式ヒ
ーター(2)により加熱され高温水蒸気となる。高温水
蒸気は原料用バスケット(7)を通過し、その時に原料
(8)中の成分油は気化して混合水蒸気となり蒸留釜本
体(1)内部を上昇してゆく。混合水蒸気は連絡管(1
0)の中を通り、冷却器(11)へと流れてゆく。
【0006】冷却器(11)は円筒型の容器で、その部
にコイル状に巻かれたパイプ(13)が上から下へ向か
って配置されている。このパイプ(13)の中を連絡管
(10)より流れてきた混合水蒸気が通過する構造とな
っている。また、冷却器(11)の側面には冷却水の注
水口となる注水ノズル(16)、注水バルブ(17)
が、冷却水の排水口となる排水ノズル(18)、排水バ
ルブ(19)が取り付けられている。
【0007】連絡管(10)より流れてきた混合水蒸気
は冷却器(11)のパイプ(13)を通過する間に冷却
水により冷やされて液化し水滴となる。この水滴は出口
ノズル(14)を伝って分離槽(15)へと溜まってゆ
く。分離槽(15)はその上部側面に成分油取り出し用
の抽出ノズル(20)、下部底面に不要な水分を排出す
るためのドレンバルブ(21)が取り付けられている。
冷却器(11)より出てくる水滴がこの分離槽(15)
の中に溜まってゆく。成分油の比重が水の比重よりも軽
いために、分離槽(15)の中で自然と成分油のみが上
層に水が下層にと分離してゆく。
【0008】分離槽(15)の上層に溜まった成分油は
抽出ノズル(20)より、成分油受け容器(22)に取
り出して製品となる。なお、分離槽(15)内に残った
不要な水分はドレンバルブ(21)より排水するもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の小型抽出装置の構造を
表すものである。ステンレス等の耐腐食性能に優れた金
属から成る円筒型の蒸留釜本体(1)の底部に加熱用の
電気式ヒーター(2)等の発熱体が埋め込まれている。
蒸留釜本体(1)の下部側面には給水ノズル(3)が配
置されており、給水ノズル(3)の先にはフィルター
(4)、さらに給水バルブ(5)が取り付けられてい
る。給水バルブ(5)の先にはあらかじめホース等を用
いて水道等市水の蛇口に接続しておく。すなわち水蒸気
用の原水(6)は給水バルブ(5)を開くことにより、
フィルター(4)を通過しその時に水中に含まれる鉄分
等の不純物が除去され、給水ノズル(3)より蒸留釜本
体(1)内に供給される。
【0010】蒸留釜本体(1)内の上部には金網状の原
料用バスケット(7)が据えつけられ、その中に成分油
を採取しようとする原料(8)を入れておく。なお、原
料用バスケット(7)は蒸留釜本体(1)の上部にある
開閉式のフタ板(9)を開いて出し入れする。
【0011】蒸留釜本体(1)内に供給された原水
(6)は電気式ヒーター(2)により加熱され高温水蒸
気となる。高温水蒸気は原料用バスケット(7)を通過
し、その時に原料(8)中の成分油は高温水蒸気の熱に
より気化して混合水蒸気となり蒸留釜本体(1)内部を
上昇してゆく。混合水蒸気はフタ板(9)上部より連絡
管(10)の中を通り、蒸留釜本体(1)の横に配置さ
れた冷却器(11)上部の入口ノズル(12)へと流れ
てゆく。
【0012】冷却器(11)はステンレス等の金属から
成る円筒型の容器で、その内部に少ないスペースでより
大きな冷却効果が得られるよう伝熱面積を増やすために
コイル状に巻かれたパイプ(13)が上から下へ向かっ
て配置されている。このパイプ(13)は冷却器(1
1)上部の入口ノズル(12)により連絡管(10)
と、下部の出口ノズル(14)により分離槽(15)へ
とつながっている。このパイプ(13)の中を連絡管
(10)より流れてきた混合水蒸気が通過する構造とな
っている。
【0013】また、冷却器(11)の側面には冷却用の
冷却水の注水口となる注水ノズル(16)、注水バルブ
(17)が、冷却水の排水口となる排水ノズル(1
8)、排水バルブ(19)が取り付けられている。注水
バルブ(17)の先にはあらかじめホース等を用いて水
道等市水の蛇口に接続しておき、市水を冷却水として使
用するものである。なお、短時間で冷却を行いたい場合
には、この注水バルブの先にチラーを接続するとより効
果的である。
【0014】連絡管(10)より流れてきた混合水蒸気
は冷却器(11)のパイプ(13)を通過する間に冷却
水により冷やされて液化し水滴となる。この水滴は出口
ノズル(14)を伝って分離槽(15)へと溜まってゆ
く。
【0015】分離槽(15)はステンレス等の耐腐食性
能に優れた金属から成る箱型もしくは円筒型の容器で、
その上部側面に成分油取り出し用の抽出ノズル(2
0)、下部底面に不要な水分を排出するためのドレンバ
ルブ(21)が取り付けられている。冷却器(11)よ
り出てくる成分油と水が混じり合った水滴がこの分離槽
(15)の中に溜まってゆく。成分油の比重が水の比重
よりも軽いために、分離槽(15)の中で自然と成分油
のみが上層に水が下層にと分離してゆく。
【0016】分離槽(15)の上層に溜まった成分油は
抽出ノズル(20)より、成分油受け容器(22)に取
り出して製品となる。なお、分離槽(15)内に残った
不要な水分はドレンバルブ(21)より排水するもので
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記すような効果を奏する。 (イ)蒸留釜自身に水蒸気発生用のボイラーの機能が組
み込まれているために燃焼式ボイラー、原水タンク、燃
料タンク等が必要なく装置が小型で済み卓上型、車載型
等いろいろな応用が可能となる。また、低コストで製造
できる。 (ロ)燃焼式ボイラーの代わりに電気式ヒーターを使用
しているため安全で、排気ガスも発生しない。 (ハ)装置の構成が簡素なためその取扱いが簡単で誰に
でも操作できる。 (ニ)ステンレス等の耐腐食性能に優れた金属製の装置
であるために抽出された成分油に不純物が混入しない。 (ホ)装置全体がコンパクトであるためにロスが少なく
効率よく成分油を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】従来の抽出装置の構成図である。
【符号の説明】
1 蒸留釜本体 2 電気式ヒーター 3 給水ノズル 4 フィルター 5 給水バルブ 6 原水 7 原料用バスケット 8 原料 9 フタ板 10 連絡管 11 冷却器 12 入口ノズル 13 パイプ 14 出口ノズル 15 分離槽 16 注水ノズル 17 注水バルブ 18 排水ノズル 19 排水バルブ 20 抽出ノズル 21 ドレンバルブ 22 成分油受け容器 23 燃料タンク 24 原水タンク 25 蒸留釜 26 冷却器 27 チラー 28 分離槽 29 成分油受け容器 30 水分受け容器 31 燃焼式ボイラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 洋二 広島県広島市西区楠木町2丁目1番22号 株式会社東洋高圧内 (72)発明者 丸亀 裕司 広島県広島市西区楠木町2丁目1番22号 株式会社東洋高圧内 (72)発明者 石塚 敬 千葉県安浦市美浜1丁目6番209号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に電気式ヒーター(2)等の発熱体
    が埋め込まれ、下部側面に配置された給水ノズル(3)
    より供給された原水(6)が内部で加熱され高温水蒸気
    となるため、蒸留釜本体(1)だけで水蒸気発生と蒸留
    を同時に行えることを特徴とする小型抽出装置。
JP29783897A 1997-10-14 1997-10-14 小型抽出装置 Pending JPH11114302A (ja)

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JP29783897A JPH11114302A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 小型抽出装置

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