JPH11111660A - 洗浄方法 - Google Patents
洗浄方法Info
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- JPH11111660A JPH11111660A JP26867597A JP26867597A JPH11111660A JP H11111660 A JPH11111660 A JP H11111660A JP 26867597 A JP26867597 A JP 26867597A JP 26867597 A JP26867597 A JP 26867597A JP H11111660 A JPH11111660 A JP H11111660A
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Landscapes
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】塩酸雰囲気の漏れによるCRの汚染や腐食をな
くし、雰囲気漏れ対策のような装置負荷を低減でき、純
水リンス時間の短縮による純水使用量を低減でき、洗浄
コストの低減、廃液処理負荷の低減、ひいては環境保護
に寄与すること。 【解決手段】この発明に係る洗浄方法では、アンモニア
水と過酸化水素水と純水とを混合した薬液(SC1又は
NC−2)によるアルカリ・酸化性酸処理により有機物
を除去し、リンス処理を行い、塩酸とフッ酸と純水から
なる薬液(DHF)を用いたフッ酸系薬液処理により自
然酸化膜を除去する。次いで、リンス処理を行った後、
酸性イオン水により金属・イオン性不純物を除去し、再
びリンス処理を行った後、乾燥処理を行う(ステップS
1〜S7)。
くし、雰囲気漏れ対策のような装置負荷を低減でき、純
水リンス時間の短縮による純水使用量を低減でき、洗浄
コストの低減、廃液処理負荷の低減、ひいては環境保護
に寄与すること。 【解決手段】この発明に係る洗浄方法では、アンモニア
水と過酸化水素水と純水とを混合した薬液(SC1又は
NC−2)によるアルカリ・酸化性酸処理により有機物
を除去し、リンス処理を行い、塩酸とフッ酸と純水から
なる薬液(DHF)を用いたフッ酸系薬液処理により自
然酸化膜を除去する。次いで、リンス処理を行った後、
酸性イオン水により金属・イオン性不純物を除去し、再
びリンス処理を行った後、乾燥処理を行う(ステップS
1〜S7)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体製造
プロセスにおいて使用されるシリコンウェハ等の洗浄方
法に係り、特に酸化・拡散工程前等にウェハ表面のパー
ティクル及び金属等を除去する為に用いられる洗浄方法
に関するものである。
プロセスにおいて使用されるシリコンウェハ等の洗浄方
法に係り、特に酸化・拡散工程前等にウェハ表面のパー
ティクル及び金属等を除去する為に用いられる洗浄方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウェハの前処理にはRC
A洗浄方法が採用されている。即ち、図2のフローチャ
ートに示されるように、RCA洗浄のシーケンスでは、
先ずSC1(NH4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:
5、約70度)と呼ばれるアルカリ性洗浄液による有機
物及びパーティクル除去が行われ(ステップS11)、
続いてリンス処理を経て(ステップS12)、フッ酸系
薬液(DHF)処理による自然酸化膜除去が行われる
(ステップS13)。次いで、再びリンス処理を経て
(ステップS14)、SC2(HCl:H2 O2 :H2
O=1:1:6、約70度)と呼ばれる酸性洗浄液によ
る金属・イオン性不純物除去が行われ(ステップS1
5)、リンス処理を経て(ステップS16)、乾燥(遠
心乾燥、IPA乾燥等)が行われ(ステップS17)、
こうして、全ての動作を終了することとなる。また、S
C1のNH4 OHの代わりにコリンを用いる場合もあ
る。
A洗浄方法が採用されている。即ち、図2のフローチャ
ートに示されるように、RCA洗浄のシーケンスでは、
先ずSC1(NH4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:
5、約70度)と呼ばれるアルカリ性洗浄液による有機
物及びパーティクル除去が行われ(ステップS11)、
続いてリンス処理を経て(ステップS12)、フッ酸系
薬液(DHF)処理による自然酸化膜除去が行われる
(ステップS13)。次いで、再びリンス処理を経て
(ステップS14)、SC2(HCl:H2 O2 :H2
O=1:1:6、約70度)と呼ばれる酸性洗浄液によ
る金属・イオン性不純物除去が行われ(ステップS1
5)、リンス処理を経て(ステップS16)、乾燥(遠
心乾燥、IPA乾燥等)が行われ(ステップS17)、
こうして、全ての動作を終了することとなる。また、S
C1のNH4 OHの代わりにコリンを用いる場合もあ
る。
【0003】一方、SC1を用いずにコリンを使用した
アルカリ洗浄とDHFを組み合わせた方法も使用されて
いる。即ち、図3のフローチャートに示されるように、
この方法では、先ずフッ酸系薬液(DHF)処理により
自然酸化膜及び金属不純物が除去され(ステップS2
1)、リンス処理を経て(ステップS22)、アルカリ
性洗浄液による有機及びパーティクルの除去が行われ
(ステップS23)、再びリンス処理を経て(ステップ
S24)、乾燥(遠心乾燥、IPA乾燥等)が行われ
(ステップS25)、こうして全ての動作を終了するこ
ととなる。また、DHFとアルカリ性洗浄液の順番が逆
の場合も存在する。
アルカリ洗浄とDHFを組み合わせた方法も使用されて
いる。即ち、図3のフローチャートに示されるように、
この方法では、先ずフッ酸系薬液(DHF)処理により
自然酸化膜及び金属不純物が除去され(ステップS2
1)、リンス処理を経て(ステップS22)、アルカリ
性洗浄液による有機及びパーティクルの除去が行われ
(ステップS23)、再びリンス処理を経て(ステップ
S24)、乾燥(遠心乾燥、IPA乾燥等)が行われ
(ステップS25)、こうして全ての動作を終了するこ
ととなる。また、DHFとアルカリ性洗浄液の順番が逆
の場合も存在する。
【0004】この他、例えば特開平5−109682号
公報では、シリコンウェーハのアルカリ洗浄工程におい
てAlイオン又はFeイオンを添加した洗浄液を使用す
ることにより、被洗浄ウェーハ表面へのNi及びCuの
吸着を抑制する「シリコンウェーハの洗浄方法」に関す
る技術が開示されている。
公報では、シリコンウェーハのアルカリ洗浄工程におい
てAlイオン又はFeイオンを添加した洗浄液を使用す
ることにより、被洗浄ウェーハ表面へのNi及びCuの
吸着を抑制する「シリコンウェーハの洗浄方法」に関す
る技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記R
CA洗浄では、SC2洗浄液により塩酸雰囲気が発生
し、クリーンルーム環境を汚染したり、他の装置を錆び
させる等といった問題が生じており、洗浄装置からの雰
囲気を外部に漏らすことなく排気する為の工夫が必要で
あった。この点に鑑みて、上記SC2洗浄液の洗浄処理
を採用しない場合においては、金属汚染除去能力が低下
し、例えば上記アルカリ性洗浄液処理仕上げとした場合
には、金属の再吸着を含め1E10atoms /cm2 以上の
FeやAl,Cu等が検出されており、これらは、次世
代BiCMOS、256MDRAMやCCDでは大きな
問題となってしまう。
CA洗浄では、SC2洗浄液により塩酸雰囲気が発生
し、クリーンルーム環境を汚染したり、他の装置を錆び
させる等といった問題が生じており、洗浄装置からの雰
囲気を外部に漏らすことなく排気する為の工夫が必要で
あった。この点に鑑みて、上記SC2洗浄液の洗浄処理
を採用しない場合においては、金属汚染除去能力が低下
し、例えば上記アルカリ性洗浄液処理仕上げとした場合
には、金属の再吸着を含め1E10atoms /cm2 以上の
FeやAl,Cu等が検出されており、これらは、次世
代BiCMOS、256MDRAMやCCDでは大きな
問題となってしまう。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、塩酸雰囲気の漏れによる
CRの汚染や腐食をなくし、雰囲気漏れ対策のような装
置負荷を低減でき、純水リンス時間の短縮による純水使
用量を低減でき、洗浄コストの低減、廃液処理負荷の低
減、ひいては環境保護に寄与する洗浄方法を提供するこ
とにある。
で、その目的とするところは、塩酸雰囲気の漏れによる
CRの汚染や腐食をなくし、雰囲気漏れ対策のような装
置負荷を低減でき、純水リンス時間の短縮による純水使
用量を低減でき、洗浄コストの低減、廃液処理負荷の低
減、ひいては環境保護に寄与する洗浄方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の態様による洗浄方法は、アンモニア水と過酸
化水素水と純水とを混合した薬液によるアルカリ性処理
により有機物及びパーティクルを除去する第1の工程
と、フッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処
理により自然酸化膜を除去する第2の工程と、酸性イオ
ン水により金属性不純物を除去する第3の工程と、を有
することを特徴とする。
に、第1の態様による洗浄方法は、アンモニア水と過酸
化水素水と純水とを混合した薬液によるアルカリ性処理
により有機物及びパーティクルを除去する第1の工程
と、フッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処
理により自然酸化膜を除去する第2の工程と、酸性イオ
ン水により金属性不純物を除去する第3の工程と、を有
することを特徴とする。
【0008】そして、第2の態様による洗浄方法は、ア
ンモニア水と過酸化水素水と純水とを混合した薬液によ
るアルカリ性処理により有機物及びパーティクルを除去
する第1の工程と、リンス処理を行う第2の工程と、フ
ッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処理によ
り自然酸化膜を除去する第3の工程と、リンス処理を行
う第4の工程と、酸性イオン水により金属性不純物を除
去する第5の工程と、リンス処理を行う第6の工程と、
乾燥処理を行う第7の工程とを有することを特徴とす
る。
ンモニア水と過酸化水素水と純水とを混合した薬液によ
るアルカリ性処理により有機物及びパーティクルを除去
する第1の工程と、リンス処理を行う第2の工程と、フ
ッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処理によ
り自然酸化膜を除去する第3の工程と、リンス処理を行
う第4の工程と、酸性イオン水により金属性不純物を除
去する第5の工程と、リンス処理を行う第6の工程と、
乾燥処理を行う第7の工程とを有することを特徴とす
る。
【0009】上記第1及び第2の態様によれば、アルカ
リ洗浄によりパーティクルや有機物が除去され、続くD
HF洗浄液により自然酸化膜、金属汚染が除去される。
そして、最終段階では、酸性イオン水による処理がなさ
れることにより、更なる金属除去、特にCu等のDHF
では除去できない金属が除去されることになる。
リ洗浄によりパーティクルや有機物が除去され、続くD
HF洗浄液により自然酸化膜、金属汚染が除去される。
そして、最終段階では、酸性イオン水による処理がなさ
れることにより、更なる金属除去、特にCu等のDHF
では除去できない金属が除去されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。本発明に係る洗浄方法を
実現する装置は、洗浄装置と電解イオン水生成装置を連
動できるように電気的に接続し、該洗浄装置からの信号
により酸性イオン水をイオン水生成装置から洗浄装置へ
供給する構造となっている。そして、このイオン水生成
装置は、タクト式、ワンバス式、枚葉式のいずれの装置
にも対応可能であるものとする。さらに、本発明の洗浄
方法では、「アルカリ洗浄−DHF−酸性イオン水−乾
燥」と、酸性イオン水で仕上げるシーケンスとする。か
かる酸性イオン水は、金属の除去能力があることが実験
で明らかになっており、特にCuに対してはHF処理よ
りも除去能力が高いことが判明している。
実施の形態について説明する。本発明に係る洗浄方法を
実現する装置は、洗浄装置と電解イオン水生成装置を連
動できるように電気的に接続し、該洗浄装置からの信号
により酸性イオン水をイオン水生成装置から洗浄装置へ
供給する構造となっている。そして、このイオン水生成
装置は、タクト式、ワンバス式、枚葉式のいずれの装置
にも対応可能であるものとする。さらに、本発明の洗浄
方法では、「アルカリ洗浄−DHF−酸性イオン水−乾
燥」と、酸性イオン水で仕上げるシーケンスとする。か
かる酸性イオン水は、金属の除去能力があることが実験
で明らかになっており、特にCuに対してはHF処理よ
りも除去能力が高いことが判明している。
【0011】以下、図1には本発明の洗浄方法のシーケ
ンスを示し説明する。図1のフローチャートに示される
ように、本実施の形態の洗浄方法では、先ずアルカリ性
洗浄、即ちアンモニア水と過酸化水素水と純水を混合さ
せたSC1(NH4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:
5、約70度)洗浄液又はNH4 OHの代わりにコリン
を用いた洗浄液により有機物及びパーティクル除去を行
う(ステップS1)。
ンスを示し説明する。図1のフローチャートに示される
ように、本実施の形態の洗浄方法では、先ずアルカリ性
洗浄、即ちアンモニア水と過酸化水素水と純水を混合さ
せたSC1(NH4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:
5、約70度)洗浄液又はNH4 OHの代わりにコリン
を用いた洗浄液により有機物及びパーティクル除去を行
う(ステップS1)。
【0012】ここでは、化学洗浄により、上記アルカリ
性洗浄液を使用して、有機物を酸化分解して除去する。
また、シリコン表面をエッチングすることによりパーテ
ィクルの除去も行われる。これと同時に、かかる溶液中
では、シリコン表面とパーティクルとの間に反発力が働
くため、ウェハ表面へのパーティクルの再付着も防止で
きる。このような化学洗浄によれば、物理洗浄のよう
に、ウェハ表面を傷付けたり、帯電によってゲート酸化
膜や容量絶縁膜の静電破壊を引き起こす危険性もないこ
とは勿論である。
性洗浄液を使用して、有機物を酸化分解して除去する。
また、シリコン表面をエッチングすることによりパーテ
ィクルの除去も行われる。これと同時に、かかる溶液中
では、シリコン表面とパーティクルとの間に反発力が働
くため、ウェハ表面へのパーティクルの再付着も防止で
きる。このような化学洗浄によれば、物理洗浄のよう
に、ウェハ表面を傷付けたり、帯電によってゲート酸化
膜や容量絶縁膜の静電破壊を引き起こす危険性もないこ
とは勿論である。
【0013】続いて、リンス処理を経た後(ステップS
2)、希フッ酸と純水を混合したDHF(HF/H2
O)洗浄液を用いたフッ酸系薬液処理による自然酸化膜
除去を行う(ステップS3)。例えば、ドライエッチン
グやイオン注入のような、高エネルギーのプラズマやイ
オンが照射されると、ウェハ表面の金属不純物がウェハ
内部にたたき込まれるが、このようにウェハ内部に入り
込んだ金属不純物に対しては、ウェハ表面を軽くエッチ
ングする必要があるため、上記DHF洗浄液により金属
不純物を溶解除去するのである。
2)、希フッ酸と純水を混合したDHF(HF/H2
O)洗浄液を用いたフッ酸系薬液処理による自然酸化膜
除去を行う(ステップS3)。例えば、ドライエッチン
グやイオン注入のような、高エネルギーのプラズマやイ
オンが照射されると、ウェハ表面の金属不純物がウェハ
内部にたたき込まれるが、このようにウェハ内部に入り
込んだ金属不純物に対しては、ウェハ表面を軽くエッチ
ングする必要があるため、上記DHF洗浄液により金属
不純物を溶解除去するのである。
【0014】次いで、リンス処理を経て(ステップS
4)、酸性イオン水による金属・イオン性不純物除去を
行う(ステップS5)。続いて、リンス処理を経た後
(ステップS6)、乾燥を行い(ステップS7)、全て
の動作を終了する。尚、上記乾燥については、ウェハを
高速で回転し、水を切って乾燥させる遠心乾燥や、IP
A蒸気中にウェハを置き、IPAと水を置換して乾燥さ
せる蒸気乾燥、ウェハに熱風を吹き付け水を蒸発させ乾
燥させる熱風乾燥等のうち、いずれを採用してもよいこ
とは勿論である。
4)、酸性イオン水による金属・イオン性不純物除去を
行う(ステップS5)。続いて、リンス処理を経た後
(ステップS6)、乾燥を行い(ステップS7)、全て
の動作を終了する。尚、上記乾燥については、ウェハを
高速で回転し、水を切って乾燥させる遠心乾燥や、IP
A蒸気中にウェハを置き、IPAと水を置換して乾燥さ
せる蒸気乾燥、ウェハに熱風を吹き付け水を蒸発させ乾
燥させる熱風乾燥等のうち、いずれを採用してもよいこ
とは勿論である。
【0015】このように、本発明の洗浄方法では、アル
カリ洗浄により、パーティクル、有機を除去し、続くD
HF洗浄液により自然酸化膜の除去、金属汚染除去を行
う。そして、最終段階では、酸性イオン水による処理を
することにより、更なる金属除去、特にCu等のDHF
では除去できない金属を除去することが可能となる。ま
た、親水性仕上げとなる為、水ガラスの問題も解決する
ことができる。
カリ洗浄により、パーティクル、有機を除去し、続くD
HF洗浄液により自然酸化膜の除去、金属汚染除去を行
う。そして、最終段階では、酸性イオン水による処理を
することにより、更なる金属除去、特にCu等のDHF
では除去できない金属を除去することが可能となる。ま
た、親水性仕上げとなる為、水ガラスの問題も解決する
ことができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
SC2洗浄液を酸性イオン水に変更することにより、塩
酸雰囲気の漏れによるCRの汚染や腐食をなくすことが
でき、雰囲気漏れ対策のような装置負荷を低減できると
共に、塩酸等の液薬の大幅な低減、SC2のような濃い
薬液を使用しないことによる、純水リンス時間の短縮に
よる純水使用量の低減が図れ、洗浄コストの低減、廃液
処理負荷の低減、ひいては環境保護に寄与する洗浄方法
を提供することができる。
SC2洗浄液を酸性イオン水に変更することにより、塩
酸雰囲気の漏れによるCRの汚染や腐食をなくすことが
でき、雰囲気漏れ対策のような装置負荷を低減できると
共に、塩酸等の液薬の大幅な低減、SC2のような濃い
薬液を使用しないことによる、純水リンス時間の短縮に
よる純水使用量の低減が図れ、洗浄コストの低減、廃液
処理負荷の低減、ひいては環境保護に寄与する洗浄方法
を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る洗浄方法を示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図2】従来技術に係る洗浄方法を示すフローチャート
である。
である。
【図3】従来技術に係る洗浄方法を示すフローチャート
である。
である。
S 1〜S 7 本発明の洗浄方法の各工程 S11〜S17 従来技術に係るRCA洗浄の各工程 S21〜S25 従来技術に係るアルカリ仕上げ洗浄の
各工程
各工程
Claims (2)
- 【請求項1】 アンモニア水と過酸化水素水と純水とを
混合した薬液によるアルカリ・酸化性酸処理により有機
物を除去する第1の工程と、 フッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処理に
より自然酸化膜を除去する第2の工程と、 酸性イオン水により金属・イオン性不純物を除去する第
3の工程と、を有することを特徴とする洗浄方法。 - 【請求項2】 アンモニア水と過酸化水素水と純水とを
混合した薬液によるアルカリ・酸化性酸処理により有機
物を除去する第1の工程と、 リンス処理を行う第2の工程と、 フッ酸と純水からなる薬液を用いたフッ酸系薬液処理に
より自然酸化膜を除去する第3の工程と、 リンス処理を行う第4の工程と、 酸性イオン水により金属・イオン性不純物を除去する第
5の工程と、 リンス処理を行う第6の工程と、 乾燥処理を行う第7の工程と、を有することを特徴とす
る洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26867597A JPH11111660A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26867597A JPH11111660A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111660A true JPH11111660A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17461840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26867597A Pending JPH11111660A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11111660A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6531381B2 (en) | 2001-05-25 | 2003-03-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for cleaning semiconductor device and method of fabricating semiconductor device |
JP2007234964A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Siltronic Ag | 半導体基板の洗浄方法 |
KR100945999B1 (ko) * | 2003-06-27 | 2010-03-09 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체 소자의 절연막 형성 방법 |
JP2012023339A (ja) * | 2010-06-16 | 2012-02-02 | Denso Corp | 半導体装置の製造方法 |
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1997
- 1997-10-01 JP JP26867597A patent/JPH11111660A/ja active Pending
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