JPH11110003A - ビークル制御系の設計方法 - Google Patents
ビークル制御系の設計方法Info
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- JPH11110003A JPH11110003A JP26961097A JP26961097A JPH11110003A JP H11110003 A JPH11110003 A JP H11110003A JP 26961097 A JP26961097 A JP 26961097A JP 26961097 A JP26961097 A JP 26961097A JP H11110003 A JPH11110003 A JP H11110003A
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- 238000013461 design Methods 0.000 title claims abstract description 29
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】パラメータ変動の上限値、下限値により定まる
範囲の中において、目標応答を入力(指定)することに
より、コントローラを導出し、目標応答を満足できる制
御性能を得るビークル制御系の設計方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】(A)ビークルの諸元と、外乱条件と、パ
ラメータ変動範囲と、目標応答を設定し、(B)ビーク
ル1の力学モデルを作成し、(C)ビークル1の力学モ
デルに基づきLPVモデル化を行い、(D)前記設定条
件を逆LMI問題として定式化して、LMI設計法によ
りコントローラを導出し、(E)目標応答の標準である
ステップ応答を制約条件とする制御系設計アルゴリズム
をLMIステップ制約サーボ系の構成で作成し、(F)
シミュレータによるコントローラ制御性能の検証を行
い、(G)検証結果が不十分であれば、目標応答設定の
調整に戻り、検証結果が十分であれば、制御系を完成さ
せることを特徴とする。
範囲の中において、目標応答を入力(指定)することに
より、コントローラを導出し、目標応答を満足できる制
御性能を得るビークル制御系の設計方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】(A)ビークルの諸元と、外乱条件と、パ
ラメータ変動範囲と、目標応答を設定し、(B)ビーク
ル1の力学モデルを作成し、(C)ビークル1の力学モ
デルに基づきLPVモデル化を行い、(D)前記設定条
件を逆LMI問題として定式化して、LMI設計法によ
りコントローラを導出し、(E)目標応答の標準である
ステップ応答を制約条件とする制御系設計アルゴリズム
をLMIステップ制約サーボ系の構成で作成し、(F)
シミュレータによるコントローラ制御性能の検証を行
い、(G)検証結果が不十分であれば、目標応答設定の
調整に戻り、検証結果が十分であれば、制御系を完成さ
せることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶、ROV、車
両等の機械装置の制御系の設計方法に関する。
両等の機械装置の制御系の設計方法に関する。
【0002】ROVとは、Remotely Oper
ated Vehicle、すなわち、リモート・コン
トロール可能なビークルのことをいう。
ated Vehicle、すなわち、リモート・コン
トロール可能なビークルのことをいう。
【0003】本発明は、船舶、ROV、車両等の機械装
置の制御系以外の発電プラント、化学プラント等の、力
学モデル式で表現できる制御系の全てに適用することが
出来る。
置の制御系以外の発電プラント、化学プラント等の、力
学モデル式で表現できる制御系の全てに適用することが
出来る。
【0004】(用語の説明) (a)「ビークルの力学モデルを作成し」 「ビークルの力学モデルを作成し」とは、「ビークルの
運動方程式を作成するためのモデルを作成し」のことを
いう。
運動方程式を作成するためのモデルを作成し」のことを
いう。
【0005】ここで「モデル」とはビークルの動きを数
学的に記述するものをいう。
学的に記述するものをいう。
【0006】(b)「LPV」 「LPV」とは、Linear Parameter
Varying,すなわち、線形パラメータを変動させ
ることをいう。
Varying,すなわち、線形パラメータを変動させ
ることをいう。
【0007】(c)「ビークルの力学モデルに基づきL
PVモデル化を行い」 「ビークルの力学モデルに基づきLPVモデル化を行
い」とは、ビークルの非線形運動方程式を線形パラメー
タを用いた方程式に変換する(モデル化する)ことをい
う。
PVモデル化を行い」 「ビークルの力学モデルに基づきLPVモデル化を行
い」とは、ビークルの非線形運動方程式を線形パラメー
タを用いた方程式に変換する(モデル化する)ことをい
う。
【0008】(d)「H∞制御」 「H∞制御」とは、「H∞ノルム」と呼ばれる量を仕様
の範囲におさめる制御のことをいうう。
の範囲におさめる制御のことをいうう。
【0009】H∞制御のHは、数学者G,H,Hard
yの名にちなんでつけられた「ハーディ空間」を表し、
H∞制御の∞は、「ハーディ空間」の安定な伝達関数の
ゲインの最大値である無限大ノルムの∞(無限大)に由
来する。
yの名にちなんでつけられた「ハーディ空間」を表し、
H∞制御の∞は、「ハーディ空間」の安定な伝達関数の
ゲインの最大値である無限大ノルムの∞(無限大)に由
来する。
【0010】H∞制御は、外乱制御を主目的とする。
【0011】H∞制御の核となっているのは、Ricc
ati方程式である。
ati方程式である。
【0012】(e)「H∞ノルム」 「H∞ノルム」とは、安定でプロパまたは真にプロパな
伝達関数G(h)について、伝達関数G(h)の大きさ
を表す物差し(measure)の1つとして採用され
る量(距離、ノルム)で、次のように定義される。
伝達関数G(h)について、伝達関数G(h)の大きさ
を表す物差し(measure)の1つとして採用され
る量(距離、ノルム)で、次のように定義される。
【0013】 ‖G‖∞=supωσmax[G(jω)] ただし、σmax[G(jω)]は行列G(jω)の最
大特異値を表す。
大特異値を表す。
【0014】また、supωは、ωを0から∞まで変え
て、それぞれの最大特異値を調べ、それらの中での最大
(上限)のものを意味する。
て、それぞれの最大特異値を調べ、それらの中での最大
(上限)のものを意味する。
【0015】(f)「LMI」 「LMI」とは、Linear Matrix Ine
quality、すなわち、線形不等行列式のことをい
う。
quality、すなわち、線形不等行列式のことをい
う。
【0016】(g)「LMI制約条件」 「LMI制約条件」とは、状態フィードバック制御則K
を含む設計仕様、目的関数などを線形行列不等式(LM
I)で表現してものをいう。
を含む設計仕様、目的関数などを線形行列不等式(LM
I)で表現してものをいう。
【0017】(h)「逆LMI問題をLMI問題として
定式化し」 「逆LMI問題をLMI問題として定式化し」とは、あ
る目標時間応答波形が与えられた時、目標時間応答、お
よびH∞ノルム仕様を満たす状態フィードバック制御則
Kを求めることをいう。
定式化し」 「逆LMI問題をLMI問題として定式化し」とは、あ
る目標時間応答波形が与えられた時、目標時間応答、お
よびH∞ノルム仕様を満たす状態フィードバック制御則
Kを求めることをいう。
【0018】(i)「LMI設計法」 「LMI設計法」とは、種々の制約条件(設計制約、目
的関数など)を線形行列不等式(LMI)の形で与え、
その制約条件を満たす状態フィードバック制御則Kを凸
最適化問題として解く設計法のことをいう。
的関数など)を線形行列不等式(LMI)の形で与え、
その制約条件を満たす状態フィードバック制御則Kを凸
最適化問題として解く設計法のことをいう。
【0019】(j)「LMI設計法によりコントローラ
を導出し」 「LMI設計法によりコントローラを導出し」とは、L
MI設計法を用いて制御対象の制御器の構成(制御方法
の数式表現)を導出することをいう。
を導出し」 「LMI設計法によりコントローラを導出し」とは、L
MI設計法を用いて制御対象の制御器の構成(制御方法
の数式表現)を導出することをいう。
【0020】(k)「LMIステップ制約サーボ系」 「LMIステップ制約サーボ系」とは、LMI設計法に
おける基準信号(目標信号)をステップ応答の形で与え
たサーボ系のことをいう。
おける基準信号(目標信号)をステップ応答の形で与え
たサーボ系のことをいう。
【0021】(l)「ステップ応答を制約条件とする」 「ステップ応答を制約条件とする」とは、あらかじめ目
標のステップ応答を定義し、状態フィードバック制御則
Kによる制御後の制御対象の応答が、目標のステップ応
答の時定数よりも小さい時定数となるような条件とする
ことをいう。
標のステップ応答を定義し、状態フィードバック制御則
Kによる制御後の制御対象の応答が、目標のステップ応
答の時定数よりも小さい時定数となるような条件とする
ことをいう。
【0022】(m)「インパルス応答を制約条件とす
る」 「インパルス応答を制約条件とする」とは、あらかじめ
目標のインパルス応答を定義し、状態フィードバック制
御則Kによる制御後の制御対象の応答が、目標のインパ
ルス応答の時定数よりも小さい時定数となるような条件
とすることをいう。
る」 「インパルス応答を制約条件とする」とは、あらかじめ
目標のインパルス応答を定義し、状態フィードバック制
御則Kによる制御後の制御対象の応答が、目標のインパ
ルス応答の時定数よりも小さい時定数となるような条件
とすることをいう。
【0023】(n)「自由応答」 「自由応答」とは、状態方程式 x´=Ax+Bu (ただし、x´はxの時間微分) において、入力がない場合(すなわち、Bu=0の場
合)の応答をいう。
合)の応答をいう。
【0024】
【従来の技術】従来の技術は、図9に示すように、(S
01)水中航走ビークル(例えば浮体重量)の変動パラ
メータを設定し、(S02)外乱(例えば、潮流速度)
の変動パラメータを設定後、(S03)ビークル(例え
ば、船舶)の諸元(例えば、長さ、重量)と、外乱条件
(例えば、海象、気象条件)を入力し、(S04)別途
作ったビークル力学モデルに基づき、(S05)制御設
計(例えば、PID制御、LQG制御)を行い、(S0
6)シミュレータによる検証を行い、応答結果を出して
検証し、(S07)検証結果が不十分であれば(希望す
る応答結果でなければ)、最初に戻って制御設計をやり
直し、(S08)試行錯誤による繰り返しを行い、検証
結果が不十分であれば、その都度最初に戻って制御設計
をやり直す。
01)水中航走ビークル(例えば浮体重量)の変動パラ
メータを設定し、(S02)外乱(例えば、潮流速度)
の変動パラメータを設定後、(S03)ビークル(例え
ば、船舶)の諸元(例えば、長さ、重量)と、外乱条件
(例えば、海象、気象条件)を入力し、(S04)別途
作ったビークル力学モデルに基づき、(S05)制御設
計(例えば、PID制御、LQG制御)を行い、(S0
6)シミュレータによる検証を行い、応答結果を出して
検証し、(S07)検証結果が不十分であれば(希望す
る応答結果でなければ)、最初に戻って制御設計をやり
直し、(S08)試行錯誤による繰り返しを行い、検証
結果が不十分であれば、その都度最初に戻って制御設計
をやり直す。
【0025】(S09)検証結果が十分であれば、制御
系を完成する。
系を完成する。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、制御
系完成に至るまで、試行錯誤による繰り返しが多いとい
う問題がある。
系完成に至るまで、試行錯誤による繰り返しが多いとい
う問題がある。
【0027】本発明は、これらの問題を解決することが
できる方法を提供することを目的とする。
できる方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】(第1の手段)本発明に
係るビークル制御系の設計方法は、(A)ビークルの諸
元1aと、外乱条件1bと、パラメータ変動範囲1c
と、目標応答1dを設定し、(B)ビークル1の力学モ
デルを作成し、(C)ビークル1の力学モデルに基づき
LPVモデル化を行い、(D)逆LMI問題をLMI問
題として定式化して、LMI設計法によりコントローラ
を導出し、(E)目標応答の標準であるステップ応答を
制約条件とする制御系設計アルゴリズムをLMIステッ
プ制約サーボ系の構成で作成し、(F)シミュレータに
よるコントローラ制御性能の検証を行い、(G)検証結
果が不十分であれば、目標応答設定の調整に戻り、検証
結果が十分であれば、制御系を完成させることを特徴と
する。
係るビークル制御系の設計方法は、(A)ビークルの諸
元1aと、外乱条件1bと、パラメータ変動範囲1c
と、目標応答1dを設定し、(B)ビークル1の力学モ
デルを作成し、(C)ビークル1の力学モデルに基づき
LPVモデル化を行い、(D)逆LMI問題をLMI問
題として定式化して、LMI設計法によりコントローラ
を導出し、(E)目標応答の標準であるステップ応答を
制約条件とする制御系設計アルゴリズムをLMIステッ
プ制約サーボ系の構成で作成し、(F)シミュレータに
よるコントローラ制御性能の検証を行い、(G)検証結
果が不十分であれば、目標応答設定の調整に戻り、検証
結果が十分であれば、制御系を完成させることを特徴と
する。
【0029】したがって、次のように作用する。
【0030】(1)目標応答を入力することにより、希
望の応答を満足するコントローラを試行錯誤なしに決定
することが出来る。
望の応答を満足するコントローラを試行錯誤なしに決定
することが出来る。
【0031】(2)パラメータ変動範囲の指定(入力)
が可能で、範囲内を変動する制御対象のコントローラを
試行錯誤なしに決定することが出来る。
が可能で、範囲内を変動する制御対象のコントローラを
試行錯誤なしに決定することが出来る。
【0032】(3)ステップ応答を制約条件とする制御
系設計アルゴリズムにより、LMIでの課題を、本発明
方法により解決することが出来る。
系設計アルゴリズムにより、LMIでの課題を、本発明
方法により解決することが出来る。
【0033】
(第1の実施の形態)本発明の第1の実施の形態を図1
〜図8に示す。
〜図8に示す。
【0034】図1は本発明の制御方法を示す図。
【0035】図2はステップ応答を制約条件とする制御
系設計アルゴリズムを示す図。
系設計アルゴリズムを示す図。
【0036】図3はシステム表記の説明図。
【0037】図4は円盤状浮体の運動座標系を示す図。
【0038】図5は2次振動モデルへの適用例を示す
図。
図。
【0039】図6は船舶目標値応答への適用例を示す
図。
図。
【0040】図7は目標応答のシミュレーション結果を
示す図。
示す図。
【0041】図8は外乱応答のシミュレーション結果を
示す図である。
示す図である。
【0042】まず、図1により本発明の概要を説明す
る。
る。
【0043】本発明の制御方法では、図1に示すよう
に、(S1)ビークル諸元1aと、外乱条件1bと、パ
ラメータ変動範囲1cと、目標応答1dを入力し、(S
2)ビークル1の力学モデルを作成し、(S3)ビーク
ル1の力学モデルに基づくLPVモデル化を行い、(S
4)逆LMI問題をLMI問題として定式化して、LM
I設計法によりコントローラを導出し、(S5)目標応
答の標準であるステップ応答を制約条件とする制御系設
計アルゴリズムを図2の構成で作り、シミュレータによ
るコントローラ制御性能の検証を行い、(S6)検証結
果が不十分であれば、(S1)の目標応答入力の調整に
戻り、(S7)検証結果が十分であれば、制御系を完成
させる。
に、(S1)ビークル諸元1aと、外乱条件1bと、パ
ラメータ変動範囲1cと、目標応答1dを入力し、(S
2)ビークル1の力学モデルを作成し、(S3)ビーク
ル1の力学モデルに基づくLPVモデル化を行い、(S
4)逆LMI問題をLMI問題として定式化して、LM
I設計法によりコントローラを導出し、(S5)目標応
答の標準であるステップ応答を制約条件とする制御系設
計アルゴリズムを図2の構成で作り、シミュレータによ
るコントローラ制御性能の検証を行い、(S6)検証結
果が不十分であれば、(S1)の目標応答入力の調整に
戻り、(S7)検証結果が十分であれば、制御系を完成
させる。
【0044】(制御対象の数式モデル)次に、浮体(海
洋構造物)2を例にして、更に詳しく説明する。
洋構造物)2を例にして、更に詳しく説明する。
【0045】(M1)ビークル諸元1aと、外乱条件1
bと、パラメータ変動範囲1cと、目標応答1dを入力
した後、(M2)ビークル1の力学モデルを作成する。
bと、パラメータ変動範囲1cと、目標応答1dを入力
した後、(M2)ビークル1の力学モデルを作成する。
【0046】式を簡単にするため、浮体2の形状を円盤
状とする運動座標系(図4)とし、モーメントは考慮し
ないものとする。
状とする運動座標系(図4)とし、モーメントは考慮し
ないものとする。
【0047】(M3)ビークル1の力学モデルに基づく
LPVモデル化を次ぎのように行う。海洋構造物の例に
ついて述べる。ビークル1の運動方程式は
LPVモデル化を次ぎのように行う。海洋構造物の例に
ついて述べる。ビークル1の運動方程式は
【数1】
【0048】ただし、 m :浮体の質量 ma :付加質量(加速度に比例する成分) u :浮体速度のx軸方向成分 v :浮体速度のy軸方向成分 XH 、YH :浮体が受ける前後力、横力 XT 、YT :スラスタにより発生する前後力、横力 XA 、YA :風外乱による前後力、横力 XW 、YW :波外乱による前後力、横力 ここで、 XH =CX (1/2)ρLdVC 2 YH =CY (1/2)ρLdVC 2 ただし、 VC 2 =(uC )2 +(vC )2 uC =u+Uc cosβ vC =v+Uc sinβ CX 、CY :潮流力係数 ρ :水の密度 L :浮体の代表長さ d :喫水 Uc :潮流速度 βc =β :潮流方向 であるから、式(A)による運動方程式は以下の式で表
される。
される。
【0049】
【数2】
【0050】
【数3】
【0051】で表されるパラメータ依存モデルができ
る。
る。
【0052】式(C)は、非線形要素として浮体の質量
(m)変動と、方向(βc =β)を考慮している。
(m)変動と、方向(βc =β)を考慮している。
【0053】(M4)次に、次のようにして、逆LMI
問題をLMI問題として定型化し、LMI設計法により
コントローラを導出する。
問題をLMI問題として定型化し、LMI設計法により
コントローラを導出する。
【0054】(1)制御系設計アルゴリズムの開発 (1.1)LMI制約条件 (1.1.1)システムの表記 図3のシステムを考える。図3において、G(s)は一
般プラント、K(s)はコントローラである。いま、 xを状態量 wを外乱 uを制御入力 zを制御量 yを観測量 pを変動パラメータ とし、G(s)がシステムの状態方程式(1)で表され
るものとする。
般プラント、K(s)はコントローラである。いま、 xを状態量 wを外乱 uを制御入力 zを制御量 yを観測量 pを変動パラメータ とし、G(s)がシステムの状態方程式(1)で表され
るものとする。
【0055】
【数4】
【0056】と表記する。
【0057】システム(1)に対して、状態フィードバ
ック K(s)=−YX-1=−F を施した場合の閉ループ系は、
ック K(s)=−YX-1=−F を施した場合の閉ループ系は、
【数5】
【0058】ここで、 Acl(p)=A(p)−B2 (p)F Bcl(p)=B1 (p) Ccl(p)=C1 (p)−D12(p)F Dcl(p)=D11(p) 式(4) となる。
【0059】ここで求めるコントローラK(s)は、各
変動パラメータの端点のモデル全てを安定化した上で、
付加的な仕様を満足するコントローラにならなければな
らない。
変動パラメータの端点のモデル全てを安定化した上で、
付加的な仕様を満足するコントローラにならなければな
らない。
【0060】これを満足するコントローラの設計法は次
の通りである。
の通りである。
【0061】(1.1.2)H∞ノルム制約条件 XW 、YW :外乱による前後力、横力 本項ではA(p)をA(p)→Aのように変動パラメー
タpの表記を省略する。 H∞ノルム制約条件は、Aを
安定とすると、
タpの表記を省略する。 H∞ノルム制約条件は、Aを
安定とすると、
【数6】
【0062】と等価である。
【0063】上記ノルム制約条件は、以下の条件と等し
い。
い。
【0064】
【数7】
【0065】
【数8】
【0066】従って、式(7)はRiccati不等式
(8)で表すことができる。
(8)で表すことができる。
【0067】
【数9】
【0068】式(8)にSchur compleme
ntを適用すると、
ntを適用すると、
【数10】
【0069】となる。
【0070】式(9)は更に式(10)のように展開す
ることが出来る。
ることが出来る。
【0071】
【数11】
【0072】式(4)を式(10)に代入して、 Y=−FX とおけば、H∞ノルム制約条件は、
【数12】
【0073】となる。
【0074】なお、上記LMIを解くことは、X=
XT 、Y、γのうちで、γを最小にするものを求めるこ
とになる。
XT 、Y、γのうちで、γを最小にするものを求めるこ
とになる。
【0075】(1.1.3)インパルス応答制約 リアプノフ関数を V(t)=xT X-1x 式(14) と定義する。式(14)を微分すると、
【数13】
【0076】インパルス応答は
【数14】
【0077】の自由応答であるから、
【数15】
【0078】となる。リアプノフの定理から、Aclが安
定である為には、V´をVの時間微分とするとき、V´
<0となる必要がある。
定である為には、V´をVの時間微分とするとき、V´
<0となる必要がある。
【0079】従って、制約条件式(R1)を
【数16】
【0080】となる。
【0081】いま、ε(t)>0を用いて、式(20)
を等式化すると、
を等式化すると、
【数17】
【0082】となる。
【0083】
【数18】
【0084】式(25)の右辺第2項<0であるから、
【数19】
【0085】となる。
【0086】ところで、 y2 =xT CT Cx であるから、制約条件式(R2)を
【数20】
【0087】となる。
【0088】更に、制約条件式(R3)を
【数21】
【0089】(1.2)ステップ応答仕様への拡張 状態量をxとし、次の1入力1出力の制御対象を考え
る。
る。
【0090】
【数22】
【0091】いま、目標値をrとすると、目標値と出力
との偏差eは, e=r−C2 x 式(38) となる。
との偏差eは, e=r−C2 x 式(38) となる。
【0092】そこで、新たな入力vを導入し、目標値r
を次のように定義する。
を次のように定義する。
【0093】
【数23】
【0094】式(39)を微分すると、
【数24】
【0095】式(36)を微分すると、
【数25】
【0096】状態を新たに
【数26】
【0097】ととると、次の拡大系が導かれる。
【0098】
【数27】
【0099】この拡大系に対して、入力vがインパルス
入力であれば、rがステップ入力となり、出力eはイン
パルス応答となる。
入力であれば、rがステップ入力となり、出力eはイン
パルス応答となる。
【0100】そのため、このシステムに対してインパル
ス応答制約条件のもと、連立LMIを解けば、その解は
ステップ目標値rを入力、出力をC2 xとしたときのス
テップ応答を規定する。
ス応答制約条件のもと、連立LMIを解けば、その解は
ステップ目標値rを入力、出力をC2 xとしたときのス
テップ応答を規定する。
【0101】また、H∞ノルム制約に対するモデルは、
【数28】
【0102】となり、その解は、
【数29】
【0103】となる。
【0104】式(46)の両辺を積分すると、
【数30】
【0105】となる。
【0106】このときのサーボ系を図2に示す。
【0107】(適用例1)2次振動モデルへの適用例を
図5に示す。
図5に示す。
【0108】図5は、指定した目標応答の中に応答結果
がおさまる(満足する)ことを目標とした場合、本発明
方法により指定の目標応答を満足できるコントローラを
得ることが出来ることを示す。
がおさまる(満足する)ことを目標とした場合、本発明
方法により指定の目標応答を満足できるコントローラを
得ることが出来ることを示す。
【0109】(適用例2)船舶目標応答への適用例を図
6〜図8に示す。
6〜図8に示す。
【0110】(シミュレーション条件)制御系設計およ
びシミュレーションで用いた浮体のパラメータを表1に
示す。ここで、潮流力係数は潮流の方向(β)が35°
として計算している。
びシミュレーションで用いた浮体のパラメータを表1に
示す。ここで、潮流力係数は潮流の方向(β)が35°
として計算している。
【0111】
【表1】
【0112】制御系設計時に見積もった変動パラメータ
の変動量を表2に示す。
の変動量を表2に示す。
【0113】
【表2】
【0114】制御系設計時に設定した制御系制約条件を
図6に示す。
図6に示す。
【0115】(ステップ応答シミュレーション)制御性
能を確認するために目標応答と、外乱応答の2つのパタ
ーンにおいてシミュレーションを行った。
能を確認するために目標応答と、外乱応答の2つのパタ
ーンにおいてシミュレーションを行った。
【0116】シミュレーション結果として、航跡図
(a)とタイムヒストリ(b)の結果を示す。タイムヒ
ストリでは、浮体位置(position),操作量、
外力、目標設定位置を表示した。
(a)とタイムヒストリ(b)の結果を示す。タイムヒ
ストリでは、浮体位置(position),操作量、
外力、目標設定位置を表示した。
【0117】(A)目標応答のシミュレーション結果を
図7に示す。斜線で示した領域が制約条件として設定し
た領域である。
図7に示す。斜線で示した領域が制約条件として設定し
た領域である。
【0118】上記結果は、位置制御応答は制約条件とし
て設定したステップ応答仕様を満足しており、要求通り
の制御系が得られたことが確認できた。
て設定したステップ応答仕様を満足しており、要求通り
の制御系が得られたことが確認できた。
【0119】(B)外乱応答シミュレーション結果を図
8に示す。
8に示す。
【0120】上記結果は、ステップ状の外乱に対し、定
常偏差なしで位置保持できていることを示しており、外
乱に対する位置保持性能も満足することが確認できた。
常偏差なしで位置保持できていることを示しており、外
乱に対する位置保持性能も満足することが確認できた。
【0121】従って、本発明方法によりステップ応答と
して指定した目標応答を満足できるコントローラを得る
ことが出来る。
して指定した目標応答を満足できるコントローラを得る
ことが出来る。
【0122】(制御求解アルゴリズム)本発明方法に用
いる制御求解アルゴリズにより、目標値と制御量の偏差
を出力とするモデルに対して、インパルス応答制約を与
えた線形行列不等式と、H∞ノルム制約に対する線形行
列不等式からなる連立線形行列不等式を解くことによ
り、2つの制約仕様を満たす解を求めることができる。
いる制御求解アルゴリズにより、目標値と制御量の偏差
を出力とするモデルに対して、インパルス応答制約を与
えた線形行列不等式と、H∞ノルム制約に対する線形行
列不等式からなる連立線形行列不等式を解くことによ
り、2つの制約仕様を満たす解を求めることができる。
【0123】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0124】(1)本発明による制御系の設計方法で
は、パラメータ変動の上限値、下限値により定まる範囲
の中において、希望する目標応答を入力(指定)するこ
とにより、コントローラを導出し、目標応答を満足でき
る制御性能を得ることが出来る。
は、パラメータ変動の上限値、下限値により定まる範囲
の中において、希望する目標応答を入力(指定)するこ
とにより、コントローラを導出し、目標応答を満足でき
る制御性能を得ることが出来る。
【0125】(2)2次振動モデルへ適用する場合も、
本方法により指定の目標応答を満足できるコントローラ
を得ることが出来る。
本方法により指定の目標応答を満足できるコントローラ
を得ることが出来る。
【0126】(3)船舶目標応答へ適用する場合も、ス
テップ応答として指定した目標応答を満足できるコント
ローラを得ることが出来る。
テップ応答として指定した目標応答を満足できるコント
ローラを得ることが出来る。
【0127】(4)本発明方法により、一意に(一辺
に)コントローラを決めることが出来、試行錯誤による
繰り返しをなくすことが出来る。
に)コントローラを決めることが出来、試行錯誤による
繰り返しをなくすことが出来る。
【0128】(5)なお、一意に(一辺に)コントロー
ラを決めることが出来ない場合は、目標応答が厳しすぎ
る設定の為であり、目標応答の調整により制御系を決め
ることが出来る。
ラを決めることが出来ない場合は、目標応答が厳しすぎ
る設定の為であり、目標応答の調整により制御系を決め
ることが出来る。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る方法を示す
図。
図。
【図2】ステップ応答を制約条件とする制御系設計アル
ゴリズムを示す図。
ゴリズムを示す図。
【図3】システム表記の説明図。
【図4】円盤状浮体の運動座標系を示す図。
【図5】本発明方法の2次振動モデルへの適用例を示す
図。
図。
【図6】本発明方法の船舶目標応答への適用例を示す
図。
図。
【図7】目標応答のシミュレーション結果を示す図。
【図8】外乱応答のシミュレーション結果を示す図。
【図9】従来の技術を示す図。
1…ビークル 2…浮体(海洋構造物)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ビークルの諸元(1a)と、外乱条
件(1b)と、パラメータ変動範囲(1c)と、目標応
答(1d)を設定し、(B)ビークル(1)の力学モデ
ルを作成し、(C)ビークル(1)の力学モデルに基づ
きLPVモデル化を行い、(D)逆LMI問題をLMI
問題として定式化して、LMI設計法によりコントロー
ラを導出し、(E)目標応答の標準であるステップ応答
を制約条件とする制御系設計アルゴリズムをLMIステ
ップ制約サーボ系の構成で作成し、(F)シミュレータ
によるコントローラ制御性能の検証を行い、(G)検証
結果が不十分であれば、目標応答設定の調整に戻り、検
証結果が十分であれば、制御系を完成させることを特徴
とするビークル制御系の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26961097A JPH11110003A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ビークル制御系の設計方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26961097A JPH11110003A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ビークル制御系の設計方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11110003A true JPH11110003A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17474761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26961097A Pending JPH11110003A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | ビークル制御系の設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11110003A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008045687A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Jtekt Corp | 磁気軸受装置 |
CN102486477A (zh) * | 2010-12-04 | 2012-06-06 | 中国科学院沈阳自动化研究所 | 一种基于模型的压电陶瓷扫描器迟滞性前馈校正方法 |
JP2012113676A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-14 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 制御器の構成方法、システム及びプログラム |
US9329584B2 (en) | 2011-12-15 | 2016-05-03 | International Business Machines Corporation | Method, system and program for constructing a controller |
CN106527454A (zh) * | 2016-10-25 | 2017-03-22 | 西安兰海动力科技有限公司 | 一种无稳态误差的远程水下航行器定深控制方法 |
WO2018008391A1 (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 日本電気株式会社 | 線形パラメータ変動モデル推定システム、方法およびプログラム |
CN114859855A (zh) * | 2022-04-22 | 2022-08-05 | 大连理工大学 | 基于参数依赖Lyapunov函数的汽车发动机LPV系统故障诊断装置 |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP26961097A patent/JPH11110003A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2018008391A1 (ja) * | 2016-07-07 | 2019-04-25 | 日本電気株式会社 | 線形パラメータ変動モデル推定システム、方法およびプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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