JPH11108226A - 自動給水弁 - Google Patents

自動給水弁

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JPH11108226A
JPH11108226A JP6218498A JP6218498A JPH11108226A JP H11108226 A JPH11108226 A JP H11108226A JP 6218498 A JP6218498 A JP 6218498A JP 6218498 A JP6218498 A JP 6218498A JP H11108226 A JPH11108226 A JP H11108226A
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JP
Japan
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valve
fluid
water supply
automatic water
operating
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JP6218498A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kaneko
子 勉 金
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Individual
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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単かつ確実に給水を自動的に停止し得るよう
にした自動給水弁を提供する。 【解決手段】自動給水弁1は、上下端が閉塞された筒状
の本体ケース2の上端に設けられた流体流入口3から流
入して通過管4を経て水槽や浴槽等の流体槽その他に供
給される流体Hが設定流体量になった時に、浮子体8の
上昇によって作動弁10により開閉弁11が移動してシ
ーリング6に密着載置して開閉弁座5を閉塞することで
流体流入口3からの流体の流入を自動的に停止するよう
に形成されている。 【効果】設定流体量になった時に、作動弁により開閉弁
が作動して開閉弁座を閉塞することで、簡単かつ確実に
給水を自動的に停止でき、人手を要する事がなく、操作
が容易となる。また、小型軽量化し、スペースを可及的
に少なくすることができ、構造が簡単となるので、コス
トを著しく安価にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動給水弁に関
し、特に簡単かつ確実に給水を自動的に停止し得るよう
にした自動給水弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水槽や浴槽に水や湯を供給する際
に、目的の水量や湯量になったときに、水や湯を止めな
ければならないが、これを手動で行うと煩雑であるの
で、従来自動的に行うことが行われていた。
【0003】この自動的に水や湯を止めるものとして
は、フロートバルブタイプのものとブザータイプのもの
とがあるが、前者はフロートが大であるため全体の構造
が大型になって大なるスペースを要する他、流量が大で
あるときには作動が不確実になる等問題点があり、また
後者は水の音や雑音等によって聞こえないことがあると
いう問題点があった。
【0004】この為、前者にあってはスペースを取るた
めに使い勝手が悪く邪魔になる問題点があり、また後者
にあっては水や湯が溢れてしまうという問題点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、スペースを可及的
に少なくすることができ、しかも人手を要する事なく簡
単かつ確実に自動給水と自動停止とをすることができ、
さらにコストを安価にし、これらの相乗効果によって、
使い勝手に優れた自動給水弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、流体流入口から流入して本体ケースを経て
水槽や浴槽等の流体槽その他に供給される流体が設定流
体量になったときに、浮子体の上昇によって移動する作
動弁により球弁等の開閉弁が移動して開閉弁座を閉塞す
ることで流体流入口からの流体の流入を自動的に停止す
る、ことを特徴とする自動給水弁、を提供することによ
り達成される。
【0007】
【作用】このように、本発明によれば、水槽や浴槽等の
流体槽その他に供給される流体が設定流体量になったと
きに、自動給水弁の開閉弁(球弁等)が移動してシーリ
ング(Oリング等)に密着載置して開閉弁座を閉塞する
ことで流体流入口からの流体の流入を自動的に停止す
る。
【0008】この自動給水弁によれば、スペースを可及
的に少なくすることができ、しかも人手を要することな
く簡単かつ確実に自動給水と自動停止とをすることがで
き、さらにコストを安価にし、これらの相乗効果によっ
て、使い勝手に優れた自動給水弁となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面を参照
して特定の実施の形態について詳述する。
【0010】図1〜図5は本発明に基づく自動給水弁の
実施の形態の第1例を示している。
【0011】本発明の実施の形態の第1例である自動給
水弁1は、上下端が閉塞された筒状の本体ケース2の上
端に設けられた流体流入口3から流入して通過管4を経
て水槽や浴槽等の流体槽Tその他に供給される流体Hが
設定流体量Fになったときに、浮子室7内の浮子体8の
上昇によって開閉弁である球弁11が移動してOリング
等のシーリング6に密着載置して開閉弁座5を閉塞する
ことで流体流入口3からの流体の流入を自動的に停止す
るものである。
【0012】そして、本発明の第1実施例である自動給
水弁1は、円筒状に形成されると共に、上端と下端とが
上部カバー2aと下部カバー2bとにより閉塞された本
体ケース2と、該本体ケース2の上部カバー2aの中央
に設けられ、流体が流入する導入口となる流体流入口3
と、該流体流入口3に連通して上端が開設されると共
に、下端が下部カバー2bに開設された流体送出口2c
に連設して開口され、かつ本体ケース2の内部に管状に
立設された通過管4と、該流体流入口3に連通して形成
された開閉弁座5と、該開閉弁座5の上に配設されたO
リング等のシーリング6と、下端が下部カバー2bに開
口された浮子口2dに連設して開口されると共に、本体
ケース2の内部に設けられた浮子室7と、上部に弁作動
体である磁石8bが設けられると共に、浮子室7の内部
に昇降自在に設けられた浮子体8と、作動弁10が昇降
自在に弁作動室9aが筒状に開口形成されると共に、上
部に作動弁座9bが設けられた筒状の弁筒体9と、下部
に磁石からなる弁作動体10aが設けられると共に、上
側に開閉弁である球弁11を移動させる弁受10bが形
成された作動弁10と、開閉弁座5と作動弁座9bとに
夫々載置可能に球状に形成された開閉弁である球弁11
と、を備えている。
【0013】さらに、上記通過管4の内部には、先端の
押球部12aで上記開閉弁である球弁11を突き上げる
ことで球弁11を元の作動弁座9bに載置させることが
出来る棒状のリセットレバー12が、後端を本体ケース
2の下部カバー2bより下側に突出形成させた状態で、
クリップ12bを介して昇降自在に設けられている。
【0014】また、弁筒体9の上端には、球弁11との
間に間隔を開けてアーチ状断面に形成され、作動弁座9
bと開閉弁座5の両面を覆うように本体ケース2の内側
の全幅に渡って球弁11の案内となる開閉弁カバー13
が設けられており、開閉弁の移動を安定、かつ確実とし
て、供給流体の流入の停止または作動を確実にすること
ができる。
【0015】すなわち、開閉弁カバー13は、流体の負
圧により球弁11が意に反して移動する等不規則な作動
をするのを阻止して流体の流下と停止が円滑に行われる
のを補助することで、開閉弁である球弁11の誤作動を
阻止する。
【0016】さらに、開閉弁カバー13は、作動弁座9
bを覆う部位に複数のスリット状のストレーナ孔13a
が設けられており、ストレーナの機能を備えており、供
給流体にゴミ等の異物が混入するのを阻止することがで
きる。
【0017】一方、本実施例にあっては、上記本体ケー
ス2は、ステンレススティール等の板材からなり、上部
カバー2aと一体形成されている。
【0018】さらに、該本体ケース2は、内部に設けら
れた浮子室7に連通させて空気抜孔2gを設けてあり、
浮子体8の移動を安定し、浮子体8が安定的に昇降する
ようになっている。
【0019】また、上記流体流入口3は、外側に連結管
14が装入連結可能に該外側に連結凹凸部3aが形成さ
れていると共に、下部が上部カバー2aと溶接等の接合
手段により一体形成されている。
【0020】さらに、上記Oリング等のシーリング6
は、球弁11が安定的に載置されるように開閉弁である
球弁11の外径よりやや小さい内径に形成されている。
【0021】また、上記浮子室7は、本体ケース2と通
過管4との空間により形成されている。
【0022】さらに、浮子体8は、円筒状に形成される
と共に、上部に円板状の磁石からなる弁作動体8bが設
けられている。
【0023】該本体ケース2と浮子体8の相対向箇所に
は、浮子体8の移動案内をするガイドレール2f、8d
が設けてある。 すなわち、浮子体8の外側に縦方向に
突状のガイドレール8dが突設されている。 また、本
体ケース2の内側のガイドレール8dの相対向面に凹状
のガイドレー2fが凹設されている。
【0024】従って、浮子体8は、揺動する等の不安定
な動きをすることなく、安定かつ確実に昇降移動する。
【0025】また、上記弁筒体9は、外形が本体ケース
2に嵌合する円筒形に形成されると共に、上記通過管4
が嵌合される円筒形の通過孔9cが開口され、かつ上部
には上記流体流入口3と上記通過管4に連通してOリン
グ等のシーリング6が嵌合可能に円板状に凹設された開
閉弁座5が設けられている。
【0026】さらに、上記作動弁10は、下側に上記弁
作動体8bと同様に円板状の磁石からなる弁作動体10
aが設けられると共に、上側が上記開閉弁である球弁1
1を突き上げることで球弁11を移動してシーリング6
に載置させ得るように上記開閉弁座5に向かって斜めに
傾斜形成されている弁受10bが設けられている。
【0027】また、上記開閉弁である球弁11は、ステ
ンレススティールの充実球体からなり、Oリング等のシ
ーリング6と作動弁座9bとの間を移動して、開閉弁座
5の開閉をすることで、水や湯等の流体Hが水槽や浴槽
等の流体槽Tその他に供給されるのを作動または停止す
る。
【0028】一方、上記連結管14は、ゴムや合成樹脂
(プラスチック)のパイプ材からなり、両端外側に締結
用のクランプ14aが夫々設けられている。
【0029】また、連結管14は、通常の水道管や湯管
等の流体管にはそのまま嵌合締結できるが、特殊な水道
管や湯管等の流体管には嵌合締結できないので、この場
合には特別な部材を使用して流体管に嵌合締結できるよ
うにすることが必要である。
【0030】例えば、流体管に螺子が螺設されている場
合には、螺子に螺合可能な螺子が螺設してある部材を介
して連結管14を嵌合締結できる。
【0031】尚、上記実施例にあっては、浮子体8の上
部に設けられ弁作動体(磁石)8bと、該弁作動体8b
に対応して作動弁10の下側に設けられた弁作動体(磁
石)10aとが、円板状の磁石からなり、磁石相互の反
発力を利用して、開閉弁である球弁11を移動させ、シ
ーリング6に密着載置させて、開閉弁座5を閉塞するこ
とで流体流入口3からの流体の流入を自動的に停止する
ことができるが、本発明はこれに限られることなく、図
示は省略するが浮子体8の上部に設けられた弁作動体8
bである突棒の押圧力により作動弁10の下側を押圧さ
せることで、球弁11を移動させてシーリング6に密着
載置させて、開閉弁座5を閉塞することで流体流入を自
動的に停止させることができる。
【0032】さらに、開閉弁座5と作動弁座9bとは、
上記実施例にあっては、外形が本体ケース2に嵌合する
円筒形に形成された弁筒体9の上部に夫々形成したもの
であるが、本発明はこれに限られることなく、開閉弁座
5と作動弁座9bとを別体の円筒形その他の形状に夫々
別個に形成したものの上部に形成することができるのは
勿論であり、上記実施例と同様の効果を生ずる。
【0033】また、浮子体8は、上記実施例にあって
は、外形が本体ケース2に嵌合する円筒形に形成され、
通過管4に嵌合され通過管4に案内されて昇降するもの
であるが、本発明はこれに限られることなく、通過管4
と別体として、本体ケース2と通過管4とにより形成さ
れている空間に昇降し得る円筒形その他の形状に形成し
たものとすることができるのは勿論であり、上記実施例
と同様の効果を生ずる。
【0034】次に、上記実施例の使用方法と作動につい
て説明する。
【0035】このような上記実施例の自動給水弁1によ
れば、図1〜図4によく示されているように、設定流体
量になったときに、作動弁10と開閉弁である球弁11
とが作動することによって、簡単かつ確実に給水を自動
的に停止する。
【0036】すなわち、このような本発明の自動給水弁
1によれば、図1〜図5によく示されているように、水
や湯等の流体Hを水槽や浴槽等の流体槽Tその他に供給
する際に、設定流体量Fになったときに、該流体Hの供
給を自動的に停止する自動給水弁1において、本体ケー
ス2の上端に設けられた流体流入口3から流入して通過
管4を経て水槽や浴槽等の流体槽Tその他に供給される
流体Hが設定流体量Fになったときに、浮子室7内の浮
子体8の上昇によって、浮子体8の上部に設けられた弁
作動体(磁石)8bと、作動弁10の下側に設けられた
弁作動体(磁石)10aとの磁石の反発力を利用して、
作動弁10を回動させて作動弁座9bに載置された開閉
弁である球弁11を移動させ、Oリング等のシーリング
6に密着載置させて開閉弁座5を閉塞することで、流体
流入口3からの流体の流入を自動的に停止することがで
きる。 次に、この実施例の使用方法と作動を詳細に説
明する。
【0037】まず、水や湯等の流体Hが供給されるべき
水槽や浴槽等の流体槽Tに、流体流入口3を上にすると
共に、下端を流体槽Tの設定流体面(高さ)にして、本
発明の自動給水弁1を設置する。
【0038】次に、該流体流入口3と流体が供給される
蛇口Sとを連結管14を介してクランプ14aにより締
結することで連結する。
【0039】つづいて、流体が供給される蛇口Sのコッ
クを開いて、該蛇口Sに連結された連結管14を介して
本発明の自動給水弁1に流体を供給することで、該自動
給水弁1を経て該流体Hを水槽や浴槽等の流体槽Tに連
続的に供給する。
【0040】さらに、流体槽Tに供給する流体が設定流
体量Fになったときには、浮子室7内の浮子体8が浮力
により上昇することによって、浮子体8の上部に設けら
れた弁作動体(磁石)8bと、作動弁10の下側に設け
られた弁作動体(磁石)10aとが、磁石相互の反発力
によって作動弁10を上昇させる。
【0041】該作動弁10の上昇に伴って、作動弁座9
bに載置された開閉弁(球弁)11を作動弁10の上側
傾斜面10bにて突上げて、開閉弁カバー13にて案内
させ、シーリング6の所まで移動させてシーリング6に
密着載置させる。
【0042】これによって、開閉弁座5が閉塞され、流
体流入口3から通過管4へ流下する流体の通路が遮断さ
れる為、流体槽Tへ供給される流体の流入を自動的に停
止させることで、流体槽T内の流体量を設定流体量Fに
することができる。
【0043】尚、流体槽T内の流体を使用することで流
体量が減少して、再度流体を供給する必要が生じた場合
には、自動給水弁1の下方に突出形成されているリセッ
トレバー12を上方へ押し上げて押弁部12aでシーリ
ング6に密着載置されている開閉弁(球弁)11を押圧
して作動弁座9b上に再度載置させる。
【0044】これによって、流体流入口3から通過管4
へ流下する流体の通路が解放される為、流体が流体槽T
へ再供給されると共に、流体槽Tに供給される流体Hが
再度設定流体量Fになったときに、作動弁座9bに載置
された開閉弁(球弁)11を再移動させ、シーリング6
に再度密着載置させて開閉弁座5を再び閉塞すること
で、流体流入口3からの流体の流入を再度自動的に停止
して、流体槽T内の流体量を設定流体量Fにすることが
できる。
【0045】図6〜図9は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。
【0046】すなわち、本実施例にあっては、外側に連
結凹凸部3aが形成されている流体流入口3は、上記第
1実施例と異なり、下部には雄螺子3bが形成され、該
雄螺子3bにはナット3cが螺合されることで本体ケー
ス2の上部カバー2aの中央に着脱自在に形成され、か
つ下端が外側にフランジ形成されることで漏洩がないよ
うに気密形成されている。
【0047】さらに、浮子体8は、上記第1例と異な
り、下部に小径の円筒状に形成された浮子8aが設けら
れると共に、上部に弁作動室9a内に昇降自在に円板状
の磁石からなる弁作動体8bが設けられている。
【0048】また、浮子8aは、外形が本体ケース2に
嵌合する円筒形に形成されると共に、上記通過管4が嵌
合される円筒形の通過孔8cが開口され、かつ通過管4
に案内されて昇降する。
【0049】さらに、上記弁筒体9は、上記第1例と異
なり、弁作動体(磁石)8bが昇降する弁作動室9aの
上部が閉塞形成されると共に、該閉塞部の上側には作動
弁10の弁作動体(磁石)10aが載置されるように円
板状に凹設された作動弁座9bが設けられている。
【0050】また、該作動弁10は、上記第1実施例と
異なり、下側に円板状の磁石からなる作動弁10aが設
けられると共に、上側に上記球弁11が載置可能に半球
状に凹設形成された弁受10bが形成され、かつ端部が
ピンを介して弁筒体9の上端に回動自在に設けられてい
る回動弁に形成されている。
【0051】従って、球弁11は、弁受10bとシーリ
ング6との間を移動して、開閉弁座5を開閉して流体H
の供給を作動または停止する。
【0052】尚、上記球弁11と作動弁10とが別体に
形成されているが、本発明はこれに限られることなく、
球弁11と作動弁10とを固定して該作動弁10と共に
回動できるものとすることができ、上記実施例と同様の
効果を生ずる。
【0053】一方、開閉弁カバー13は、上記第1実施
例と異なり、作動弁座9bの全体と開閉弁座5の一部と
を覆うように本体ケース2の内側に球弁11の案内とな
る開閉弁カバー13が設けられており、開閉弁の移動を
安定、かつ確実として、供給流体の流入の停止または作
動を確実にすることができる。
【0054】図10は、本発明の実施の形態の第3例を
示している。
【0055】すなわち、本実施例にあっては、上記各実
施例と異なり、球弁11が移動してシーリング6に密着
載置して開閉弁座5を閉塞することで流体流入口3から
の流体流入を自動的に停止する際に、水撃(ウォーター
ハンマー)が生じるのを防ぐためのリリーフ弁15が設
けられている。
【0056】該リリーフ弁15は、流体流入口3と通過
管4とに連通して弁筒体9に垂直に貫通して上部にばね
座15aを形成して開設されたリリーフ孔15bと、該
ばね座15aに嵌合されたコイルスプリング15cと、
該コイルスプリング15cに昇降自在に挿着されると共
に上端に逃し弁15dが形成されることで弁筒体9に設
けられている。
【0057】そして、該リリーフ弁15は、水撃(ウォ
ーターハンマー)が生じようとしたときにその圧力を逃
がすと共に、該水撃圧を逃がした後は、逃し弁15dに
よりリリーフ孔15bを閉塞することで流体流入口3か
らの流体の流入を自動的に停止する。
【0058】一方、流体流入口3は、上記各実施例と異
なり、その外側全長に雄螺子3bが形成され、該雄螺子
3bに前記連結管14の先端部に設けられているナット
が螺合されることで、流体の漏洩がないように連結管1
4と気密締結される。
【0059】図11は、本発明の実施の形態の第4例を
示している。
【0060】すなわち、本実施例にあっては、上記各実
施例と異なり、リセットレバー12が本体ケース2の側
面に設けられている。
【0061】本実施例のリセットレバー12は、押弁部
12aが折曲形成されると共に、その下部が略L字状に
形成され、端部が本体ケース2の側面の外側に突出さ
れ、先端にノブ12cが設けられており、該ノブ12c
を操作することで球弁11を移動させて開閉弁座5を開
口することで、一旦停止した流体流入口3からの流体流
入を再度開始することができる。
【0062】一方、開閉弁カバー13は、上部に多数の
ストレーナ孔13aが開設され、流体の負圧による開閉
弁である球弁11の誤作動を効果的に阻止すると共に、
流体流下を可及的に促進させることができる。
【0063】図12は、本発明の実施の形態の第5例を
示している。
【0064】すなわち、本実施例にあっては、上記各実
施例と異なり、通過管4を支持している支持体と弁筒体
9とが一体形成され、かつ外側に雄螺子が螺設されてお
り、該雄螺子が螺合する雌螺子が内側に螺設された本体
ケース2の内側に着脱自在に設けられている。
【0065】この際、該雄螺子が外側に螺設されている
一体形成された通過管4を支持する支持体と弁筒体9と
を合成樹脂(プラスチック)から形成すると共に、雌螺
子が内側に螺設された本体ケース2を合成樹脂(プラス
チック)から形成することで、製造を容易にすると共
に、強度と耐久性とを向上させ、かつ操作性を改良する
ことができる。
【0066】さらに、該本体ケース2を適切な箇所(本
実施例にあっては、略中央部)で2分割2eすることに
より、着脱をより容易にすることができる。
【0067】次に、本発明の作用について説明する。
【0068】前記自動給水弁によれば、設定流体量にな
ったときに、作動弁10により開閉弁(球弁)11が作
動して開閉弁座5を閉塞することによって、簡単かつ確
実に給水を自動的に停止する。
【0069】すなわち、流体槽Tに供給する流体が設定
流体量Fになったときには、浮子室7内の浮子体8が浮
力により上昇することによって、浮子体8の上部に設け
られた弁作動体(磁石)8bと、作動弁10の下側に設
けられた弁作動体(磁石)10aとが、磁石の反発力に
よって作動弁10を移動させる。
【0070】該作動弁10の移動に伴って、開閉弁(球
弁)11がシーリング6に密着載置される。
【0071】これによって、開閉弁座5が閉塞され、流
体流入口3から通過管4へ流下する流体の通路が遮断さ
れる為、流体槽Tへ供給される流体の流入を自動的に停
止させることで、該流体槽T内の流体量を設定流体量F
にすることができる。
【0072】尚、流体槽T内の流体を使用することで流
体量が減少して、再度流体を供給する必要が生じた場合
には、自動給水弁1の下方に突出形成されているリセッ
トレバー12を上方へ押し上げることによって、押球部
12aにより開閉弁である球弁11を押圧して作動弁1
0に再度載置させる。
【0073】これによって、流体流入口3から通過管4
へ流下する流体の通路が解放される為、流体が流体槽T
へ再供給されると共に、流体槽Tに供給される流体Hが
再度設定流体量Fになったときに、作動弁10に載置さ
れた開閉弁(球弁)11を再移動させ、シーリング6に
再度密着載置させて、開閉弁座5を再び閉塞することで
流体流入口3からの流体流入を再度自動的に停止して、
流体槽T内の流体量を設定流体量Fにすることができ
る。
【0074】従って、本発明の自動給水弁によれば、ス
ペースを可及的に少なくすることができ、しかも人手を
要することなく簡単かつ確実に自動給水と自動停止とを
することができ、さらにコストを安価にし、これらの相
乗効果によって、使い勝手に優れた自動給水弁となる。
【0075】尚、本発明の自動給水弁は、上記実施例の
自動給水弁1に限られることなく、上記実施例と異なる
形状や材料の種々の変形例とすることができる。
【0076】例えば、上記実施例にあっては、本体ケー
ス2その他の構成部材を金属材から構成したが、本発明
はこれに限られることなく、合成樹脂(プラスチック)
その他の材料から構成することができる。
【0077】また、本発明の自動給水弁は、上記実施例
の開閉弁11のような球状に形成した球弁に限られるこ
となく、シーリング6に密着載置することによって開閉
弁座5を閉塞して流体流入口3から通過管4へ流下する
流体の通路を遮断し得るものならば、円錐形その他の形
状のものとすることができる。
【0078】さらに、本発明の自動給水弁は、上記実施
例のシーリング6のようなOリングに限られることな
く、開閉弁座5に密着載置することによって開閉弁11
と協働して閉塞し得るものならば、パッキンその他のも
のとすることができる。
【0079】また、本発明の自動給水弁は、上記実施例
のような開閉弁11のように自由状態に形成したものに
限られることなく、コイルスプリングその他のもので動
きを規制したものとすることができる。
【0080】さらに、本発明の自動給水弁の構成部材で
ある本体ケース2、流体流入口3、通過管4、開閉弁座
5、シーリング6、浮子室7、浮子体8、弁筒体9、作
動弁10、リセットレバー12、連結管14やリリーフ
弁15等は、上記実施例の形状や材料のものに限られる
ことなく、異なる形状や材料のものとすることができる
のは勿論である。
【0081】
【発明の効果】このように、本発明によれば、簡単かつ
確実に給水を自動的に停止することができる利点があ
る。
【0082】すなわち、 (1)本発明によれば、設定流体量になったときに、作
動弁と開閉弁とが作動して開閉弁座を閉塞することによ
り、簡単かつ確実に給水を自動的に停止する効果があ
る。 (2)本発明によれば、小型軽量化するので、スペース
を可及的に少なくすることができる効果がある。 (3)本発明によれば、簡単かつ確実に自動給水と自動
停止をすることができるので、人手を要することがなく
なり、操作が容易となる効果がある。 (4)本発明によれば、構造が簡単となるので、コスト
を著しく安価にすることができる効果がある。 (5)本発明によれば、作動部分を可及的に少なくする
ことで、使用期間の長期化を図ることが出来る為、部品
の交換頻度を可及的に少なくすることができ、ランニン
グコストも低減することができる効果がある。 (6)本発明によれば、これらの相乗効果によって、使
い勝手に優れた自動給水弁となり、その効果は極めて大
である。 (7)浮子室に連通させて空気抜孔を設けているので、
浮子体の移動を安定し、浮子体が安定的に昇降する利点
がある。 (8)浮子体と本体ケースの対応する箇所にガイドレー
ルが設けてあるので、浮子体が揺動する等の不安定な動
きをすることなく、安定的に昇降移動する利点がある。 (9)開閉弁の案内をする球弁カバーを設けてあるの
で、開閉弁の移動が安定、かつ確実となり、供給される
流体の流入の停止または作動を確実にすることができる
利点がある。 (10)球弁カバーにストレーナ穴を設けてある場合に
は、供給流体にゴミ等の異物が混入するのを阻止できる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく自動給水弁の実施の形態の第1
例を示す正面断面図である。
【図2】同第1例の自動給水弁の開閉弁座の閉弁状態を
示す正面断面図である。
【図3】同第1例の自動給水弁の開閉弁作動状態を示す
正面断面図である。
【図4】同第1例の自動給水弁の要部透視斜視図であ
る。
【図5】同第1例の自動給水弁を装着した状態を示す斜
視図である。
【図6】本発明に基づく自動給水弁の実施の形態の第2
例を示す正面断面図である。
【図7】同第2例の自動給水弁の開閉弁座の閉弁状態を
示す正面断面図である。
【図8】同第2例の自動給水弁の開閉弁作動状態を示す
正面断面図である。
【図9】同第2例の自動給水弁の要部透視斜視図であ
る。
【図10】本発明に基づく自動給水弁の実施の形態の第
3例を示す正面断面図である。
【図11】本発明に基づく自動給水弁の実施の形態の第
4例を示す正面断面図である。
【図12】本発明に基づく自動給水弁の実施の形態の第
5例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 自動給水弁 2 本体ケース 2a 上部カバー 2b 下部カバー 2c 流体送出口 2d 浮子口 2e 2分割 2f ガイドレール 2g 空気抜孔 3 流体流入口 4 通過管 5 開閉弁座 6 シーリング(Oリング) 7 浮子室 8 浮子体 8a 浮子 8b 弁作動体 8c 通過孔 8d ガイドレール 9 弁筒体 9a 弁作動室 9b 作動弁座 9c 通過孔 10 作動弁(回動弁) 10a 弁作動体(磁石) 10b 弁受 10c 本体 11 開閉弁(球弁) 12 リセットレバー 12a 押弁部 12b クリップ 12c ノブ 13 球弁カバー 13a ストレーナ孔 14 連結管 14a クランプ 15 リリーフ弁 15a ばね座 15b リリーフ孔 15c コイルスプリング 15d 逃し弁 T 水槽や浴槽等の流体槽 H 流体 F 設定流体量 S 蛇口

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体流入口から流入して本体ケースを経て
    水槽や浴槽等の流体槽その他に供給される流体が設定流
    体量になったときに、浮子体の上昇によって移動する作
    動弁により球弁等の開閉弁が移動して開閉弁座を閉塞す
    ることで流体流入口からの流体の流入を自動的に停止す
    る、ことを特徴とする自動給水弁。
  2. 【請求項2】流体が流過する本体ケースと、本体ケース
    に設けられ流体が流入する流体流入口と、流体流入口に
    連通形成され球弁等の開閉弁により開閉される開閉弁座
    と、流体量の増減によって昇降する浮子体と、浮子体の
    昇降によって移動することで開閉弁を開閉弁座へ移動す
    る作動弁と、を備えている、ことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の自動給水弁。
  3. 【請求項3】流入流体を流体槽等へ送出する通過管と、
    開閉弁座に装着されたOリング等のシーリングと、作動
    弁が設けられた弁筒体と、浮子体が昇降自在に収納され
    る浮子室と、を備えている、ことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の自動給水弁。
  4. 【請求項4】開閉弁座を閉塞する開閉弁を浮子体上昇に
    より移動させるのは、浮子体に設けられた弁作動体であ
    る磁石と、作動弁に設けられた弁作動体である磁石と、
    の反発力の利用であり、作動弁を作動して開閉弁を移動
    し開閉弁座を閉塞することで流体流入口からの流体流入
    を自動的に停止する、ことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第3項の何れかに記載の自動給水弁。
  5. 【請求項5】開閉弁座を閉塞する開閉弁を浮子体上昇に
    より移動させるのは、浮子体に設けられた弁作動体であ
    る突棒と、往復動する作動弁と、の押圧力の利用であ
    り、作動弁を作動して開閉弁を移動し開閉弁座を閉塞す
    ることで流体流入口からの流体流入を自動的に停止す
    る、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項の
    何れかに記載の自動給水弁。
  6. 【請求項6】弁筒体の上端に設けられた作動弁座に球弁
    等の開閉弁が載置されている、ことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項〜第5項の何れかに記載の自動給水弁。
  7. 【請求項7】作動弁の上側に球弁等の開閉弁が載置され
    ている、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5
    項の何れかに記載の自動給水弁。
  8. 【請求項8】作動弁の上側に球弁等の開閉弁が固定され
    ている、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第5
    項の何れかに記載の自動給水弁。
  9. 【請求項9】開閉弁にて開閉弁座を閉塞して流体流入を
    停止後に流体流入を再開させるリセットレバー、を備え
    ている、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第8
    項の何れかに記載の自動給水弁。
  10. 【請求項10】リセットレバーが通過管の内部に設けら
    れている、ことを特徴とする特許請求の範囲第9項記載
    の自動給水弁。
  11. 【請求項11】リセットレバーが本体ケースの側面に設
    けられている、ことを特徴とする特許請求の範囲第9項
    記載の自動給水弁。
  12. 【請求項12】開閉弁の案内となる開閉弁カバー、を備
    えている、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
    11項の何れかに記載の自動給水弁。
  13. 【請求項13】開閉弁にて開閉弁座を閉塞して流体流入
    を停止する際の水撃(ウォーターハンマー)の発生を阻
    止するリリーフ弁、を備えている、ことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項〜第12項の何れかに記載の自動給
    水弁。
  14. 【請求項14】流体流入口、開閉弁座、通過管、浮子体
    や作動弁等の内部機構と、本体ケースとが、着脱自在に
    形成されている、ことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項〜第13項の何れかに記載の自動給水弁。
  15. 【請求項15】流体流入口の外側に螺子が螺設されると
    共に、該螺子が連結管の螺子に螺合することで連結管と
    気密的に連結される、ことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第14項の何れかに記載の自動給水弁。
JP6218498A 1997-08-08 1998-02-26 自動給水弁 Pending JPH11108226A (ja)

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