JPH11105290A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH11105290A
JPH11105290A JP26856197A JP26856197A JPH11105290A JP H11105290 A JPH11105290 A JP H11105290A JP 26856197 A JP26856197 A JP 26856197A JP 26856197 A JP26856197 A JP 26856197A JP H11105290 A JPH11105290 A JP H11105290A
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JP
Japan
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ink
recording
electrode
electric field
ink jet
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Pending
Application number
JP26856197A
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English (en)
Inventor
Kosuke Sasai
浩介 笹井
Hideo Yasutomi
英雄 保富
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界の作用により略円錐状になったインクメ
ニスカスの先端からインクが微粒化して飛翔する現象を
インクジェット記録装置に応用する。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録装置は、イ
ンクを満たした内側スリット20に配置され、先端22
がインクメニスカス28によって覆われた細い記録電極
24と、この記録電極24の上記先端22に微小空間1
8を隔てて対向する外側スリット16の縁部に上記記録
電極24に対応して設けられ、上記記録電極24との間
に電界を形成する吸引電極30とを備え、上記電界の作
用により上記インクメニスカス18から分離して上記外
側スリット16から飛翔するインク滴を記録紙Pに付着
させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
インク滴を飛翔させ、記録紙に付着させて画像を記録す
るインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷電制御型、Hertz型と称さ
れる連続噴射式インクジェット記録装置が知られてい
る。これらの方式のインクジェット記録装置では、イン
ク滴の噴射が常に行われており、これらインク滴を荷電
したのち制御電界中を通過させ、この制御電界中でイン
ク滴の飛翔方向を画像情報に応じて適宜変えて記録紙に
付着させるか否かを制御することにより画像を記録する
ものである。
【0003】一方、静電加速型と呼ばれるインクジェッ
ト記録装置では、インク飛翔部に設けた記録電極と記録
紙背面に設けた背面電極間に画像情報に応じて電界を形
成し、この電界の作用によりインク飛翔部からインク滴
を吸引するように飛翔させ、記録紙に付着させて画像形
成を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記連
続噴射式のインクジェット記録装置では、インク滴の連
続噴射用のポンプと、制御電界形成用の空間が必要とな
り、装置が大型化、高コスト化するという問題があっ
た。また、静電加速型のインクジェット記録装置では、
記録電極を高密度に配置したときに記録電極と背面電極
間の電界の広がりにより隣接する記録電極間で電界の干
渉が起こり、記録紙へのインク付着位置にずれが生ずる
という問題や、電気抵抗が比較的小さいインクを用いた
場合にはインク飛翔部から背面電極までインク柱が延び
て通電パスを生じやすくショートする恐れがあり、安全
面に問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のインク
ジェット記録装置は上記各問題点を解消するためになさ
れたもので、インクを満たした開口部に配置され、先端
がインクメニスカスによって覆われた細い記録電極と、
この記録電極の上記先端に微小空間を隔てて対向するス
リットの縁部に上記記録電極に対応して設けられ、上記
記録電極との間に電界を形成する吸引電極とを備え、上
記電界の作用により上記インクメニスカスから分離して
上記スリットから飛翔するインク滴を記録紙に付着させ
るようにしたものである。このインクジェット記録装置
では、記録紙の背面に背面電極を設けてもよい。
【0006】
【発明の作用および効果】本発明のインクジェット記録
装置では、画像情報に応じて記録電極に電圧を印加する
と記録電極と吸引電極間に電界が形成される。その電界
の作用により記録電極の先端を覆うインクメニスカスが
略円錐状に引き伸ばされ(この円錐状に引き伸ばされた
部分はTaylor coneと呼ばれる。)、その先端から微小
なインク滴が分離して飛翔する。このインク滴がスリッ
トから飛翔して記録紙に付着して画像が記録される。
【0007】このように本発明のインクジェット記録装
置では、連続噴射式インクジェット記録装置のようにイ
ンク滴形成用ポンプや制御電界形成用の比較的大きな空
間が不要であるため、装置の小型化、低コスト化を図れ
る。
【0008】また、記録紙背面に背面電極を設けていな
いので、記録電極と背面電極間で電気的ショートが発生
することがなく安全性が高い。
【0009】さらに、本発明では、現在実用化されてい
る加圧型インクジェットプリンタのように発熱体やピエ
ゾ素子等の特殊な素材を用いていないので、インクジェ
ット記録装置をライン化すること、すなわち該装置を記
録紙の全幅にわたって形成することが容易になり、ライ
ン化した場合には記録紙に対して装置をスキャンさせる
必要がなく記録速度を大幅に高速化できる。
【0010】さらにまた、記録電極と吸引電極間の空間
は微小であるため、隣接する記録電極間で電界の広がり
による干渉がなく、高密度に配置された記録電極の位置
から記録紙上の正確にインク滴を付着させることがで
き、高解像度を実現できる。
【0011】一方、本発明のインクジェット記録装置に
背面電極を設けた場合、記録電極と背面電極間に形成さ
れる電界により記録紙に付着するまでのインク滴の飛翔
状態が安定し、記録紙上の所望の位置にインク滴をより
正確に付着させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1
実施形態であるインクジェット記録装置の印字部を示
す。この印字部にはインクジェットヘッド14と、これ
に対向する背面プラテン10が設けられている。記録紙
Pはインクジェットヘッド14に対向しつつ背面プラテ
ン10に沿って矢印12方向に搬送される。
【0013】インクジェットヘッド14は、図2に示す
ように、内部にインクを収容した筺体からなり、記録紙
Pとの対向部に外側スリット16が奥行き方向(図2の
紙面に垂直方向)に延びて形成されている。インクジェ
ットヘッド14の内部には、内側がインクで満たされた
内側スリット(開口部)20が形成されている。この内
側スリット20も同様に奥行き方向に延びている。内側
スリット20から尖った先端22が突出するように折れ
曲がった細い針状の記録電極24が配置されており、そ
の先端22は微小空間18を隔てて外側スリット16に
対向している。記録電極24は内側スリット20に沿っ
て等間隔に多数配置されており、それぞれ個別に第1電
源26に接続されて画像情報に応じて電圧が印加される
ようになっている。また、各記録電極24の先端22は
インクメニスカス28によってそれぞれ覆われている。
【0014】図2、3に示すように、外側スリット16
の外面縁部の上下には、複数の吸引電極30が記録電極
24にそれぞれ対応して形成されており、それらは第2
電源32に接続されて所定の電圧が印加されるようにな
っている。
【0015】一方、インクジェットヘッド14の上部に
は、第1バルブ38を備えたインク供給路36と、第2
バルブ38を備えた大気連通路40とが設けられてい
る。
【0016】なお、インクが付着する可能性のあるイン
クジェットヘッド14の構成部材またはその表面は、撥
インク性材料(例えば、フッ素含有有機化合物)で形成
するかまたは被覆されているのが好ましい。インク付着
離型性がよく、初期の設定状態を維持してインク飛翔安
定性を向上させるためである。
【0017】次に、上記構成からなるインクジェットヘ
ッド14のインク充填とインク飛翔動作について説明す
る。まず、インクジェットヘッド14にインクを充填す
る際、図4に示すように、外側スリット16形成面にラ
インゴムキャップ42を当接して覆う。この状態で図示
しないポンプでキャップ吸引しながら第1バルブ34を
開いてインク供給路36からインクジェットヘッド14
内部にインクを流し込み、空気を排出しながらインク充
填を行う。この際、第2バルブ38を開いて大気連通路
40を開放しておくと、インクジェットヘッド14内部
に空気が溜まらずにインクを充満させることができる。
インク充填終了後、第2バルブ38を閉じて以後の空気
の混入を防止する。
【0018】インク充填後、ラインゴムキャップ42を
取り外して記録動作に移行する。記録動作では、画像信
号に応じたDCパルス電圧が記録電極24に印加され
る。このパルス電圧としては、例えば図5(a)に示す
台形パルスがある。この台形パルスは、図6に示す回路
で発生させることができ、この回路中の遅延回路10
1、ランプ波形用放電回路および反転回路102、反転
増幅回路103の各具体的構成例を図7、8、9にそれ
ぞれ示す。なお、台形パルスの立ち下げ部50の時間は
使用するインクの電気抵抗に比例して長くするのが好ま
しい。その理由は、インク飛翔後にインクメニスカスに
残留する電荷を除去してリセットするためである。ま
た、インクの電気抵抗が高い場合、後述するように応答
性が低下するため、図5(b)に示すように、台形パル
スの前にサブパルス52を印加してインクメニスカスに
プレチャージを与えることで応答性を向上させることが
できる。具体的には、後述する実施例3、4のインクの
場合では、応答性を約500Hzから約2kHzに改善
できる。
【0019】記録電極24にパルス電圧が印加されて記
録電極24と吸引電極30間に適当な強度の電界を形成
されると、記録電極24の先端22を覆うインクメニス
カスが電界方向に引き伸ばされてTaylor coneと称され
る略円錐状となり、その先端から微小インク滴が分離す
る。インク滴が分離する際の詳細なメカニズムは明らか
ではないが、記録電極24の先端22からインクメニス
カスに電荷注入が起こると共に記録電極24と吸引電極
30間の電界によりインクメニスカス内部で誘電分極が
起きて局所的に電位の勾配ができることから、略円錐状
となったインクメニスカスの先端にインクを分離してド
ロップ化するクーロン力が作用すると考えられる。ドロ
ップ化したインク滴48は荷電しているため電界方向に
飛翔し、外側スリット16から飛び出して記録紙に付着
する。これによりドットが形成され、このドットの集合
により画像が記録される。
【0020】ここで、通常は記録紙上でのインク滴着弾
位置誤差から生じる画像の乱れを防止するため、インク
ジェットヘッド14と記録紙間の距離を0.2〜1.5
mm程度に設定するが、本実施例では0.5mmに設定
した。また、インクには後述する実施例7のものを用
い、記録紙には「LX Jet Series Paper HP51634Z」(H
P社製)を用いると共に、ヘッド先端の外側スリット1
6の幅(図2において開口部の縦方向の長さ)を約15
0μm、記録電極24の直径50μmとし、記録電極2
4と吸引電極30間の電圧差を950Vに設定したとき
に、直径約97μmのドットが形成された。
【0021】以上のように第1実施形態のインクジェッ
ト記録装置では、記録電極24と吸引電極30間の電界
の作用によりインクメニスカスからインク滴を分離、飛
翔させるもので、連続噴射式インクジェット記録装置の
ようにインク滴形成用ポンプや制御電界形成用の比較的
大きな空間が不要であり、装置の小型化、低コスト化を
図れる。
【0022】また、記録紙背面に背面電極を設けていな
いので、記録電極24と背面電極間で電気的ショートが
発生することがなく安全性が高い。
【0023】さらに、第1実施形態のインクジェット記
録装置では、現在実用化されている加圧型インクジェッ
トプリンタのように発熱体やピエゾ素子等の特殊な素材
を用いていないので、インクジェットヘッド14をライ
ン化して記録紙の全幅にわたって形成することが容易に
なり、ライン化した場合には記録紙に対して装置をスキ
ャンさせる必要がなく記録速度を大幅に高速化できる。
【0024】さらにまた、記録電極24と吸引電極30
間の空間18は微小であるため、隣接する記録電極24
間で電界の広がりによる干渉がなく、高密度に配置され
た記録電極24の位置から記録紙P上の所定位置に正確
にインク滴を付着させることができ、高解像度を実現で
きる。
【0025】次に、第1実施形態のインクジェット記録
装置を用いてインク飛翔実験を行い、インク抵抗値とド
ット径、および、インク抵抗値と応答性の関係をそれぞ
れ調べた。この実験では、図10、11の各表に示す組
成からなる実施例1〜8、10、12のインクを使用し
た。これらに加えて実施例13のインクとして、溶剤と
して水80.9%、多価アルコール/ジエチレングリコ
ールを11%、増粘剤/ポリエチレングリコール♯40
0を2.5%含み、色剤として染料/Bayer BK
−SPを4.6%含み、添加剤として界面活性剤/オル
フィンE1010を0.8%、pH調整剤/NaHCO
3を0.2%含むものを用いた。
【0026】図12のグラフはインク抵抗値とドット径
との関係を示す。このグラフでは、横軸の目盛りを10
のべき数としてあり、ドット径は記録電極にパルス幅
0.08msec、周波数5kHzのパルス電圧を印加
して各インクについてそれぞれ100個のドットを記録
紙上に形成してその平均径を採った。また、プロットし
た各点に付してある番号はインク実施例の番号である。
一方、図13のグラフはインク抵抗値と追従周波数(応
答性)との関係を示す。このグラフでも同様に、横軸は
10のべき数としてある。これらのグラフに示すよう
に、インク抵抗値が1×103Ωcmよい小さい(図1
2におけるインク実施例13)場合には、抵抗値が小さ
すぎるために記録電極と吸引電極間でショートが発生す
る可能性が高く、インク飛翔が不安定であった。他方、
インク抵抗値が5×1010Ωcmより大きい(図12に
おけるインク実施例3および4)場合には、インク飛翔
に必要な電荷を注入するのに時間がかかり、図13に示
すように追従周波数が500Hz程度に低下して印字速
度が極端に遅くなるという不都合があった。したがっ
て、インク抵抗値Riは、直径100μm前後のドット
を安定して形成でき、かつ追従応答性が実用上問題のな
い範囲であった1×103Ωcm≦Ri≦5×1010Ωc
mであることが好ましい。
【0027】なお、第1実施形態のインクジェットヘッ
ド14では、記録電極24の先端22を内側スリット2
0から突出させて設けたが、その突出量は内側スリット
20の幅(図2において開口部の縦方向の長さ)の3倍
以下とするのが好ましい。3倍より大きくなると一回目
のインク飛翔の後、次のインク飛翔のためのインク供給
が遅くなり記録電極24の先端22を覆うインクメニス
カスがもとの状態に戻るのに時間がかかるため、応答性
が低下するからである。反対に、記録電極24の先端2
2が内側スリット20の外面よりも内部に入り込んでい
てもよいが、その場合の後退量は上記内側スリット幅の
2倍以下とするのが好ましい。2倍より大きくなるとイ
ンク飛翔に必要な飛翔力が得られなくなり、飛翔力の不
足分を電界の強度アップで補おうとするとキロボルトオ
ーダの電圧の増加が必要となり、実質的にドライバが困
難になるからである。
【0028】また、内側スリット20の幅は20〜30
0μmとするのが好ましい。20μmより小さいと記録
電極24を配した場合に隙間が小さくなり、インク補給
性が悪くなって応答性が100Hz以下にまで低下し、
印字速度が著しく遅くなるからである。一方、300μ
mより大きくなると、内側スリット20からのインク垂
れが発生し、記録電極24と吸引電極30間でショート
を引き起こす原因となるからである。
【0029】さらに、内側スリット20の開口部はスリ
ット形状以外に各記録電極24に対応した複数のノズル
孔とすることもできるが、ノズル孔は目詰まりしやすい
ため保守面から言えばスリット形状の方が望ましい。
【0030】さらにまた、外側スリット16の幅(図2
において開口部の縦方向の長さ)は、内側スリット20
の幅の0.6倍〜3倍程度が望ましい。0.6倍以下で
はインク滴が外側スリット16の内面に衝突して飛翔し
ないために画像不良を引き起こしやすく、3倍以上では
吸引電界が広がりすぎてインク飛翔力の低下と飛翔方向
のばらつき拡大が発生するからである。また、上記範囲
のうち0.6〜1倍の範囲では外側スリット16がキャ
ップに類似の役割を果してインク蒸発防止の効果が増
し、保存性がよくなる。
【0031】次に、第1実施形態の変形例を図14を参
照して説明する。この変形例では、インクジェットヘッ
ド14の構成は第1実施形態と全く同じであるが、背面
プラテン10を第3電源46に接続して背面電極として
兼用している。第3電源46により背面プラテン10に
電圧が印加されると記録電極24と背面プラテン10間
に電界が形成され、この電界によりインク飛翔安定性が
向上する。
【0032】続いて、第2実施形態のインクジェット記
録装置について図15、16を参照して説明する。な
お、図15、16については、第1実施形態と同じ構成
部分には同一の符号を付して重複説明を避ける。本実施
形態のインクジェットヘッド14では、基板60上に等
間隔に配置された記録電極24は薄膜状に細く形成され
ている。記録電極24は、インクメニスカス28で覆わ
れる先端22と、第1電源26への接続部となる後端部
23を除いて保護膜62で被覆されており、インクと接
触しないようにしてある。一方、吸引電極30は外側ス
リット16の互いに対向する内面縁部に形成されてい
る。また、背面プラテン10は第3電源46に接続され
て背面電極として機能する。これら以外の構成は上記第
1実施形態と同様である。この実施形態では、第1実施
形態およびその変形例と同様の作用効果を奏するほか
に、記録電極24をめっき法やスッパタリング法等でよ
り簡単に、かつ高密度に配置することができ、ヘッドの
製造が容易になり低コスト化できる効果がある。
【0033】なお、以上に説明した各実施形態および変
形例ではインクジェットヘッド14を水平方向に配置し
たが、記録電極24の先端が適当な厚みのインクメニス
カスで覆われ、インク飛翔時にインク垂れや記録電極2
4の露出が起こらなければ、外側スリット16が下方ま
たは上方に向くようにインクジェットヘッド14を配置
してもよい。ただし、外側スリット16が上方に向くよ
うに配置した場合には、インク飛翔状態を安定させる吸
引電界を形成するために、背面プラテン10を背面電極
として使用することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の印字部を
示す斜視図。
【図2】 第1実施形態のインクジェットヘッドの断面
図。
【図3】 インクジェットヘッドの正面図。
【図4】 インクジェットヘッドにインクを充填するた
めのキャップ吸引の状態を示す斜視図。
【図5】 記録電極に印加するパルス電圧の例を示す波
形図。
【図6】 記録電極に印加するパルス電圧の発生回路
図。
【図7】 図6の回路の一部の具体的構成例を示す回路
図。
【図8】 図6の回路の一部の具体的構成例を示す回路
図。
【図9】 図6の回路の一部の具体的構成例を示す回路
図。
【図10】 インク飛翔実験で用いたインクの組成を示
す図表。
【図11】 インク飛翔実験で用いたインクの組成を示
す図表。
【図12】 インク抵抗値とドット径の関係を示すグラ
フ。
【図13】 インク抵抗値と追従周波数の関係を示すグ
ラフ。
【図14】 第1実施形態の変形例を示す断面図。
【図15】 第2実施形態のインクジェットヘッドの断
面図。
【図16】 第2実施形態のインクジェットヘッドの記
録電極形成部を示す平面図。
【符号の説明】
10…背面プラテン(背面電極)、14…インクジェッ
トヘッド、16…外側スリット(スリット)、20…内
側スリット(開口部)、24…記録電極、30…吸引電
極、P…記録紙。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを満たした開口部に配置され、先
    端がインクメニスカスによって覆われた細い記録電極
    と、この記録電極の上記先端に微小空間を隔てて対向す
    るスリットの縁部に上記記録電極に対応して設けられ、
    上記記録電極との間に電界を形成する吸引電極とを備
    え、上記電界の作用により上記インクメニスカスから分
    離して上記スリットから飛翔するインク滴を記録紙に付
    着させるようにしたインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 上記記録紙の背面に背面電極を設けた請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
JP26856197A 1997-10-01 1997-10-01 インクジェット記録装置 Pending JPH11105290A (ja)

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Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040303