JPH11104604A - サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステム - Google Patents
サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステムInfo
- Publication number
- JPH11104604A JPH11104604A JP27600997A JP27600997A JPH11104604A JP H11104604 A JPH11104604 A JP H11104604A JP 27600997 A JP27600997 A JP 27600997A JP 27600997 A JP27600997 A JP 27600997A JP H11104604 A JPH11104604 A JP H11104604A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silo
- leachate
- garbage
- type
- sent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 生ゴミから生じる浸出液を処理できると共に
それの有効利用を図り、残渣処理も容易にできるように
した、サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシ
ステムを提供する。 【解決手段】 生ゴミをサイロ型消化塔に投入し、この
消化塔内で生ゴミを液化、酸化させる。生じた浸出液は
メタン発酵槽に送り込むと共に、残渣は底部から排出
し、脱水機により浸出液と搾りかすに分離する。搾りか
すはコンポスト製造機に送り込んでコンポストを形成す
る。脱水機での浸出液は前記浸出液と共にメタン発酵槽
に送り込み、溶解有機物をガス化し、この発生ガスは発
電機やボイラー等の燃料として利用し、廃液の一部はサ
イロ型消化塔に加熱して供給し、生ゴミの消化効率向上
と病原菌等の殺菌に役立てる。
それの有効利用を図り、残渣処理も容易にできるように
した、サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシ
ステムを提供する。 【解決手段】 生ゴミをサイロ型消化塔に投入し、この
消化塔内で生ゴミを液化、酸化させる。生じた浸出液は
メタン発酵槽に送り込むと共に、残渣は底部から排出
し、脱水機により浸出液と搾りかすに分離する。搾りか
すはコンポスト製造機に送り込んでコンポストを形成す
る。脱水機での浸出液は前記浸出液と共にメタン発酵槽
に送り込み、溶解有機物をガス化し、この発生ガスは発
電機やボイラー等の燃料として利用し、廃液の一部はサ
イロ型消化塔に加熱して供給し、生ゴミの消化効率向上
と病原菌等の殺菌に役立てる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイロ型消化塔を
用いる生ゴミの処理方法及びシステムに関する。
用いる生ゴミの処理方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ処理問題は深刻化し、廃棄物
の最終処分場である埋立地はどこも満杯に近い状態とな
り、新設するにも地域住民の反対があって実現不可能に
なる場合が多い。又、ゴミ焼却場においても、その焼却
装置から発生するダイオキシンの問題が表面化し、立地
条件及び経済的な問題から新設や補修が容易でない。こ
のような状況において、相次ぐ廃棄物処理法の抜本的改
正にも拘らず、今後理想とする資源循環型処理システム
のためには、これ迄各自治体で横並びであったゴミ処理
対策には根本的な大転換が要求される。
の最終処分場である埋立地はどこも満杯に近い状態とな
り、新設するにも地域住民の反対があって実現不可能に
なる場合が多い。又、ゴミ焼却場においても、その焼却
装置から発生するダイオキシンの問題が表面化し、立地
条件及び経済的な問題から新設や補修が容易でない。こ
のような状況において、相次ぐ廃棄物処理法の抜本的改
正にも拘らず、今後理想とする資源循環型処理システム
のためには、これ迄各自治体で横並びであったゴミ処理
対策には根本的な大転換が要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴミとして出される廃
棄物中、紙、プラスチック、金属等は分別してリサイク
ルに回されるが、ポリ袋に入れられた生ゴミはリサイク
ルできず、埋立地に廃棄されているが、悪臭を発するの
みならず病虫害の発生源となり、酸化分解により生じた
浸出液が隣接地域の地下水や土壌を汚染して地域住民と
の摩擦の原因ともなっており、埋立地の存続と運営に大
きな問題を投げ掛けている。
棄物中、紙、プラスチック、金属等は分別してリサイク
ルに回されるが、ポリ袋に入れられた生ゴミはリサイク
ルできず、埋立地に廃棄されているが、悪臭を発するの
みならず病虫害の発生源となり、酸化分解により生じた
浸出液が隣接地域の地下水や土壌を汚染して地域住民と
の摩擦の原因ともなっており、埋立地の存続と運営に大
きな問題を投げ掛けている。
【0004】本発明は、このような現状の生ゴミ処理問
題を踏まえてなされたもので、生ゴミから生じる浸出液
を処理できると共にそれの有効利用を図り、残渣処理も
容易にできるようにした生ゴミの処理方法及びシステム
を提供することを目的とする。
題を踏まえてなされたもので、生ゴミから生じる浸出液
を処理できると共にそれの有効利用を図り、残渣処理も
容易にできるようにした生ゴミの処理方法及びシステム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の具体的手段として、本発明は、生ゴミをサイロ型消化
塔に投入し、このサイロ型消化塔内で生ゴミを液化、酸
化させて消化し、生じた浸出液はメタン発酵槽に送ると
共に、残渣は底部から排出して脱水機により浸出液と搾
りかすに分離し、搾りかすはコンポスト製造機に送り込
んでコンポストを形成し、脱水機での浸出液は前記浸出
液と共に前記メタン発酵槽に送り込み、このメタン発酵
槽内で溶解有機物をガス化し、廃液の一部は前記サイロ
型消化塔に供給するようにしたサイロ型消化塔を用いる
生ゴミの処理方法を要旨とする。この処理方法におい
て、メタン発酵槽からサイロ型消化塔に供給する一部の
廃液は、投入される生ゴミが70°C以上となるように
加熱して供給し、病原菌等の殺菌を行うようにしたこと
を特徴とする。更に、本発明は、投入された生ゴミを液
化、酸化させるサイロ型消化塔と、このサイロ型消化塔
から送られた浸出液をメタン発酵させるメタン発酵槽
と、前記サイロ型消化塔の底部に設けられた残渣排出用
の仕出し機と、この仕出し機により排出された残渣を浸
出液と搾りかすに分離する脱水機と、脱水機から送られ
た搾りかすをコンポストに形成するコンポスト製造機
と、前記サイロ型消化塔からの浸出液及び脱水機での浸
出液を前記メタン発酵槽に送り込む供給路と、前記メタ
ン発酵槽で生じた廃液の一部を前記サイロ型消化塔に送
り込む供給路とを備えたサイロ型消化塔を用いる生ゴミ
の処理システムを要旨とする。この処理システムにおい
て、サイロ型消化塔の下部の周壁に、浸出液を排出する
ための多数の細孔を設けたことを特徴とする。
の具体的手段として、本発明は、生ゴミをサイロ型消化
塔に投入し、このサイロ型消化塔内で生ゴミを液化、酸
化させて消化し、生じた浸出液はメタン発酵槽に送ると
共に、残渣は底部から排出して脱水機により浸出液と搾
りかすに分離し、搾りかすはコンポスト製造機に送り込
んでコンポストを形成し、脱水機での浸出液は前記浸出
液と共に前記メタン発酵槽に送り込み、このメタン発酵
槽内で溶解有機物をガス化し、廃液の一部は前記サイロ
型消化塔に供給するようにしたサイロ型消化塔を用いる
生ゴミの処理方法を要旨とする。この処理方法におい
て、メタン発酵槽からサイロ型消化塔に供給する一部の
廃液は、投入される生ゴミが70°C以上となるように
加熱して供給し、病原菌等の殺菌を行うようにしたこと
を特徴とする。更に、本発明は、投入された生ゴミを液
化、酸化させるサイロ型消化塔と、このサイロ型消化塔
から送られた浸出液をメタン発酵させるメタン発酵槽
と、前記サイロ型消化塔の底部に設けられた残渣排出用
の仕出し機と、この仕出し機により排出された残渣を浸
出液と搾りかすに分離する脱水機と、脱水機から送られ
た搾りかすをコンポストに形成するコンポスト製造機
と、前記サイロ型消化塔からの浸出液及び脱水機での浸
出液を前記メタン発酵槽に送り込む供給路と、前記メタ
ン発酵槽で生じた廃液の一部を前記サイロ型消化塔に送
り込む供給路とを備えたサイロ型消化塔を用いる生ゴミ
の処理システムを要旨とする。この処理システムにおい
て、サイロ型消化塔の下部の周壁に、浸出液を排出する
ための多数の細孔を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明の全体構成を
示す説明図であり、1はサイロ型消化塔であり、鋼製、
コンクリート製、プレストレスコンクリート製等により
所要の大きさに形成され、円筒形で高さは直径の1.0
倍以上のものである。このサイロ型消化塔1は、底部か
ら約1/3の高さの周壁に多数の細孔1aが設けられ、
底部内には仕出し機2が配設されている。
図面に基づいて詳説する。図1は、本発明の全体構成を
示す説明図であり、1はサイロ型消化塔であり、鋼製、
コンクリート製、プレストレスコンクリート製等により
所要の大きさに形成され、円筒形で高さは直径の1.0
倍以上のものである。このサイロ型消化塔1は、底部か
ら約1/3の高さの周壁に多数の細孔1aが設けられ、
底部内には仕出し機2が配設されている。
【0007】3はコンベアであり、選別機4により廃棄
物中から金属、ポリ袋、布等を除いた後の生ゴミ5を前
記サイロ型消化塔1の上部に投入する。このコンベア3
の他にスラリーポンプ(図略)等で生ゴミ5を投入する
こともある。
物中から金属、ポリ袋、布等を除いた後の生ゴミ5を前
記サイロ型消化塔1の上部に投入する。このコンベア3
の他にスラリーポンプ(図略)等で生ゴミ5を投入する
こともある。
【0008】サイロ型消化塔1に投入された生ゴミ5
は、長時間かけて消化(液化、酸化)され、消化完了し
た安定な残渣に変化しながら下部へ沈降していく。サイ
ロ型消化塔1内での生ゴミ5の消化期間は、通常2〜1
2か月を要するが望ましくは6か月程度とする。
は、長時間かけて消化(液化、酸化)され、消化完了し
た安定な残渣に変化しながら下部へ沈降していく。サイ
ロ型消化塔1内での生ゴミ5の消化期間は、通常2〜1
2か月を要するが望ましくは6か月程度とする。
【0009】消化により生じた浸出液6は、前記サイロ
型消化塔1の細孔1aから外部に放出され、下方に設け
られた受け器7内に落下すると共に、その下の貯溜槽8
内に収容される。サイロ型消化塔1内に投入される生ゴ
ミ5の約55%が液化し、これが有機物を溶解した浸出
液6となる。有機物の含有量は、生ゴミの約15〜16
%に相当する。
型消化塔1の細孔1aから外部に放出され、下方に設け
られた受け器7内に落下すると共に、その下の貯溜槽8
内に収容される。サイロ型消化塔1内に投入される生ゴ
ミ5の約55%が液化し、これが有機物を溶解した浸出
液6となる。有機物の含有量は、生ゴミの約15〜16
%に相当する。
【0010】前記貯溜槽8内に収容された浸出液6は、
供給路9を経てメタン発酵槽10に送り込まれる。この
メタン発酵槽10は、例えば一般的なグラニュールによ
るUSAB方式であっても良い。前記供給路9の途中に
は、ポンプ9aと熱交換器9bとが配設され、この熱交
換器9bで浸出液を適当に加熱してメタン発酵槽10で
の発酵を促進させる。
供給路9を経てメタン発酵槽10に送り込まれる。この
メタン発酵槽10は、例えば一般的なグラニュールによ
るUSAB方式であっても良い。前記供給路9の途中に
は、ポンプ9aと熱交換器9bとが配設され、この熱交
換器9bで浸出液を適当に加熱してメタン発酵槽10で
の発酵を促進させる。
【0011】メタン発酵槽10に送り込まれた浸出液6
は、嫌気メタン発酵により溶解有機物がガス化する。発
生ガス11は、図示を省略した発電機又はボイラー等に
送り込んで燃焼ガスとして使用し、エネルギーや電力を
得るのに役立てる。そして、メタン発酵槽10から排出
される廃液12は、活性汚泥装置を含む通常の排水処理
施設で清浄水に処理した後に放流する。
は、嫌気メタン発酵により溶解有機物がガス化する。発
生ガス11は、図示を省略した発電機又はボイラー等に
送り込んで燃焼ガスとして使用し、エネルギーや電力を
得るのに役立てる。そして、メタン発酵槽10から排出
される廃液12は、活性汚泥装置を含む通常の排水処理
施設で清浄水に処理した後に放流する。
【0012】前記廃液12の一部は、供給路13を介し
て前記サイロ型消化塔1に供給される。供給路13の途
中には、ポンプ13aと熱交換器13bを配設し、この
熱交換器13bで送り込むべき廃液を所要温度に加熱
し、サイロ型消化塔1の上部に配設された環状の放出管
14から廃液を放出して供給する。
て前記サイロ型消化塔1に供給される。供給路13の途
中には、ポンプ13aと熱交換器13bを配設し、この
熱交換器13bで送り込むべき廃液を所要温度に加熱
し、サイロ型消化塔1の上部に配設された環状の放出管
14から廃液を放出して供給する。
【0013】サイロ型消化塔1への廃液の供給は、生ゴ
ミ5の消化を促進させる目的からであり、即ちコンベア
3又はスラリーポンプで投入された生ゴミ5の空隙を充
填する。この時、投入される生ゴミ5が70°C以上と
なるように廃液を前記熱交換器13bで加熱して供給
し、病原菌等の殺菌や蠅、害虫、鼠等の駆除を行えるよ
うにする。
ミ5の消化を促進させる目的からであり、即ちコンベア
3又はスラリーポンプで投入された生ゴミ5の空隙を充
填する。この時、投入される生ゴミ5が70°C以上と
なるように廃液を前記熱交換器13bで加熱して供給
し、病原菌等の殺菌や蠅、害虫、鼠等の駆除を行えるよ
うにする。
【0014】廃液の供給量は、生ゴミ供給量の2〜10
倍望ましくは5〜6倍程度とする。この廃液の供給は、
サイロ型消化塔1内で浸出液中に含まれる酸の濃度が高
くなり過ぎるのを防ぐ目的からでもある。一般に、生ゴ
ミの埋立地では、埋め立てられたゴミから生成する酸に
より酸敗現象が起き、有機物からなるゴミの消化を阻害
する。このため、埋立地では極めて長期に亙る浸出水の
発生やバイオガスの発生を伴い、長期にその場所の利用
が制限される。本発明では、サイロ型消化塔1内での酸
敗による生ゴミ5の消化不良を廃液の供給によって抑
え、生ゴミ5の消化を著しく促進させる。
倍望ましくは5〜6倍程度とする。この廃液の供給は、
サイロ型消化塔1内で浸出液中に含まれる酸の濃度が高
くなり過ぎるのを防ぐ目的からでもある。一般に、生ゴ
ミの埋立地では、埋め立てられたゴミから生成する酸に
より酸敗現象が起き、有機物からなるゴミの消化を阻害
する。このため、埋立地では極めて長期に亙る浸出水の
発生やバイオガスの発生を伴い、長期にその場所の利用
が制限される。本発明では、サイロ型消化塔1内での酸
敗による生ゴミ5の消化不良を廃液の供給によって抑
え、生ゴミ5の消化を著しく促進させる。
【0015】研究結果によると、供給した廃液が生ゴミ
5中を通過する際の透水係数は小さく、大量の供給廃液
をサイロ型消化塔1の下部まで迅速に浸透させるには充
分ではなく、消化により生じた浸出液6の塔外への放出
を促進させる必要があるが、本発明では前記のようにサ
イロ型消化塔1の下部周壁に設けた多数の細孔1aがそ
の役割を果たす。
5中を通過する際の透水係数は小さく、大量の供給廃液
をサイロ型消化塔1の下部まで迅速に浸透させるには充
分ではなく、消化により生じた浸出液6の塔外への放出
を促進させる必要があるが、本発明では前記のようにサ
イロ型消化塔1の下部周壁に設けた多数の細孔1aがそ
の役割を果たす。
【0016】ところで、サイロ型消化塔1内で消化され
て下降した残渣15は、前記仕出し機2により底部から
排出され、コンベア16によって絞り脱水機やロータリ
ー吸引脱水機等の脱水機17に送り込まれる。仕出し機
2は、サイロ型消化塔1内で嫌気発酵により液化及び酸
化された浸出液6と、この浸出液6で飽和された残渣1
5を抜き取ることのできる、例えばカッター型の歯を持
つ装置やスクレーパー等を使用する。
て下降した残渣15は、前記仕出し機2により底部から
排出され、コンベア16によって絞り脱水機やロータリ
ー吸引脱水機等の脱水機17に送り込まれる。仕出し機
2は、サイロ型消化塔1内で嫌気発酵により液化及び酸
化された浸出液6と、この浸出液6で飽和された残渣1
5を抜き取ることのできる、例えばカッター型の歯を持
つ装置やスクレーパー等を使用する。
【0017】脱水機17に送り込まれた残渣15は浸出
液と搾りかすに分離され、浸出液は受け器18を介して
前記貯溜槽8内に収容され、搾りかすはコンベア19に
よってコンポスト製造機20に送り込まれる。
液と搾りかすに分離され、浸出液は受け器18を介して
前記貯溜槽8内に収容され、搾りかすはコンベア19に
よってコンポスト製造機20に送り込まれる。
【0018】コンポスト製造機20に送り込まれた搾り
かすは、攪拌されると共に下部から空気が吹き込まれて
コンポスト21に形成される。
かすは、攪拌されると共に下部から空気が吹き込まれて
コンポスト21に形成される。
【0019】このようにして生ゴミを処理すると、水5
5%、残渣20%、発生ガス16%、消化不全物8%、
金属・ガラス・セラミックスの混入物1%であった。こ
こで消化不全物とは、ポリ袋、皮、布、庭木等である。
又、金属・ガラス・セラミックスは流し台で誤って混入
するスプーンやガラスコップ、陶磁器の割れ屑等であ
る。1トンの生物廃棄物当りの発生ガス生成量は、通常
100〜200Nm3 であり、発生ガスの組成はメタン
60%、炭酸ガス40%である。
5%、残渣20%、発生ガス16%、消化不全物8%、
金属・ガラス・セラミックスの混入物1%であった。こ
こで消化不全物とは、ポリ袋、皮、布、庭木等である。
又、金属・ガラス・セラミックスは流し台で誤って混入
するスプーンやガラスコップ、陶磁器の割れ屑等であ
る。1トンの生物廃棄物当りの発生ガス生成量は、通常
100〜200Nm3 であり、発生ガスの組成はメタン
60%、炭酸ガス40%である。
【0020】1人当りの平均家庭ゴミ排出量は約600
g/日で、この内訳は凡そ生ゴミが47%、紙類24
%、不燃物12%、焼却不適物10%、草木5%、繊維
類2%である。本発明の根源は、生ゴミの発生と消化を
定量化して、これを基にシステム化したことにある。
尚、サイロ型消化塔は1以上のタンデム槽、メタン発酵
槽も1以上のタンデム槽であっても構わない。
g/日で、この内訳は凡そ生ゴミが47%、紙類24
%、不燃物12%、焼却不適物10%、草木5%、繊維
類2%である。本発明の根源は、生ゴミの発生と消化を
定量化して、これを基にシステム化したことにある。
尚、サイロ型消化塔は1以上のタンデム槽、メタン発酵
槽も1以上のタンデム槽であっても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金属・ポリ袋・布等を除いた生ゴミをサイロ型消化塔で
消化し、メタン発酵槽で発酵させる処理方法及びシステ
ムであるから、生ゴミから生じる浸出液を処理できると
共にそれの有効利用が図れ、残渣処理も容易に処理し、
しかも安全なコンポストに形成できる等の優れた効果を
奏する。これにより、悪臭や病虫害の発生源、酸化分解
により生じた浸出液の地下水や土壌の汚染といった地域
住民との摩擦原因を全て追放することができ、埋立地に
取って替わる生ゴミ処理対策として極めて有効である。
金属・ポリ袋・布等を除いた生ゴミをサイロ型消化塔で
消化し、メタン発酵槽で発酵させる処理方法及びシステ
ムであるから、生ゴミから生じる浸出液を処理できると
共にそれの有効利用が図れ、残渣処理も容易に処理し、
しかも安全なコンポストに形成できる等の優れた効果を
奏する。これにより、悪臭や病虫害の発生源、酸化分解
により生じた浸出液の地下水や土壌の汚染といった地域
住民との摩擦原因を全て追放することができ、埋立地に
取って替わる生ゴミ処理対策として極めて有効である。
【図1】本発明の実施の一態様を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
1…サイロ型消化塔 2…仕出し機 3…コンベア 4…選別機 5…生ゴミ 6…浸出液 7…受け器 8…貯溜槽 9…供給路 10…メタン発酵槽 11…発生ガス 12…廃液 13…供給路 14…放出管 15…残渣 16…コンベア 17…脱水機 18…受け器 19…コンベア 20…コンポスト製造機 21…コンポスト
Claims (4)
- 【請求項1】生ゴミをサイロ型消化塔に投入し、このサ
イロ型消化塔内で生ゴミを液化、酸化させて消化し、生
じた浸出液はメタン発酵槽に送ると共に、残渣は底部か
ら排出して脱水機により浸出液と搾りかすに分離し、搾
りかすはコンポスト製造機に送り込んでコンポストを形
成し、脱水機での浸出液は前記浸出液と共に前記メタン
発酵槽に送り込み、このメタン発酵槽内で溶解有機物を
ガス化し、廃液の一部は前記サイロ型消化塔に供給する
ようにしたサイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法。 - 【請求項2】メタン発酵槽からサイロ型消化塔に供給す
る一部の廃液は、投入される生ゴミが70°C以上とな
るように加熱して供給し、病原菌等の殺菌を行うように
した請求項1記載のサイロ型消化塔を用いる生ゴミの処
理方法。 - 【請求項3】投入された生ゴミを液化、酸化させるサイ
ロ型消化塔と、このサイロ型消化塔から送られた浸出液
をメタン発酵させるメタン発酵槽と、前記サイロ型消化
塔の底部に設けられた残渣排出用の仕出し機と、この仕
出し機により排出された残渣を浸出液と搾りかすに分離
する脱水機と、脱水機から送られた搾りかすをコンポス
トに形成するコンポスト製造機と、前記サイロ型消化塔
からの浸出液及び脱水機での浸出液を前記メタン発酵槽
に送り込む供給路と、前記メタン発酵槽で生じた廃液の
一部を前記サイロ型消化塔に送り込む供給路とを備えた
サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理システム。 - 【請求項4】サイロ型消化塔の下部の周壁に、浸出液を
排出するための多数の細孔を設けた請求項3記載のサイ
ロ型消化塔を用いる生ゴミの処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27600997A JPH11104604A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27600997A JPH11104604A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104604A true JPH11104604A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17563520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27600997A Pending JPH11104604A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11104604A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100405130B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-11-12 | 대한민국 | 메탄 공정을 연계한 고농도 유기성 폐수의 증발, 퇴비화방법 및 장치 |
CN102284466A (zh) * | 2011-05-06 | 2011-12-21 | 深圳相控科技股份有限公司 | 一种生活垃圾填埋场整合治理和循环利用的方法及系统 |
CN102424500A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-04-25 | 长沙绿铱环保科技有限公司 | 一种使垃圾渗滤液及生活污水零排放资源化处理的方法 |
CN102489495A (zh) * | 2011-12-23 | 2012-06-13 | 王启庚 | 一种垃圾处理装置 |
WO2013060992A1 (fr) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | Veolia Proprete | Procédé de valorisation de déchets et dispositif correspondant |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27600997A patent/JPH11104604A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100405130B1 (ko) * | 2000-12-22 | 2003-11-12 | 대한민국 | 메탄 공정을 연계한 고농도 유기성 폐수의 증발, 퇴비화방법 및 장치 |
CN102284466A (zh) * | 2011-05-06 | 2011-12-21 | 深圳相控科技股份有限公司 | 一种生活垃圾填埋场整合治理和循环利用的方法及系统 |
CN102424500A (zh) * | 2011-10-20 | 2012-04-25 | 长沙绿铱环保科技有限公司 | 一种使垃圾渗滤液及生活污水零排放资源化处理的方法 |
WO2013060992A1 (fr) * | 2011-10-27 | 2013-05-02 | Veolia Proprete | Procédé de valorisation de déchets et dispositif correspondant |
FR2981927A1 (fr) * | 2011-10-27 | 2013-05-03 | Veolia Proprete | Procede de valorisation de dechets et dispositif correspondant |
CN103906712A (zh) * | 2011-10-27 | 2014-07-02 | 威立雅环境服务公司 | 提升废弃物品质的方法及相应的装置 |
AU2012328187B2 (en) * | 2011-10-27 | 2017-06-15 | Veolia Proprete | Method for upgrading waste and corresponding device |
CN102489495A (zh) * | 2011-12-23 | 2012-06-13 | 王启庚 | 一种垃圾处理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9776224B2 (en) | Method of utilizing refuses in urban and rural | |
CN101530856B (zh) | 基于机械生物联合预处理的生活垃圾焚烧工艺及其系统 | |
CN101844940A (zh) | 有机生活餐厨垃圾处理方法及处理设备 | |
WO2015062458A1 (zh) | 一种固液分开及有机物与无机物分开垃圾处理方法和装置 | |
CN106957130B (zh) | 一种生活污水和有机固体废弃物的处理方法 | |
CN106734084B (zh) | 一种固体废弃物处理方法 | |
CN104801528B (zh) | 生活垃圾有机处理方法 | |
Six et al. | Dry anaerobic conversion of municipal solid waste by means of the Dranco process | |
CN102101122B (zh) | 一种城镇小区生活垃圾和污水综合处理系统和方法 | |
CN101874104A (zh) | 将甲烷化处理相与嗜热需氧处理相结合的用来处理废物的方法 | |
CN107803386A (zh) | 生活垃圾处理系统 | |
CN111408601A (zh) | 一种餐厨垃圾资源化利用方法和处理系统 | |
CN103787699B (zh) | 一种村镇生活垃圾的处理方法与处理装置 | |
KR20150049087A (ko) | 유기성 폐기물이 혼재된 생활폐기물의 에너지화 방법 및 시스템 | |
CN205188273U (zh) | 小区厨余垃圾与粪便联合厌氧发酵系统 | |
CN1962097A (zh) | 有机质介入法生活垃圾综合环保处理工艺 | |
CN103551367B (zh) | 城市生活垃圾综合处理方法 | |
CN113426812A (zh) | 餐厨垃圾加热过滤处理装置及处理方法 | |
JPH11104604A (ja) | サイロ型消化塔を用いる生ゴミの処理方法及びシステム | |
CN102329721B (zh) | 垃圾与污水联合发酵处理沼气池 | |
CN203140420U (zh) | 一种有机垃圾处理系统 | |
KR100426976B1 (ko) | 음식물쓰레기 전처리시스템 | |
CN207918634U (zh) | 一种商住小区污染物零排放处理系统 | |
CN116078783A (zh) | 一种餐厨垃圾处理设备 | |
JP2002167209A (ja) | 活性炭製造装置とその製造方法及び活性炭製造システム |