JPH11104029A - 液体洗剤の吐出装置 - Google Patents

液体洗剤の吐出装置

Info

Publication number
JPH11104029A
JPH11104029A JP26593797A JP26593797A JPH11104029A JP H11104029 A JPH11104029 A JP H11104029A JP 26593797 A JP26593797 A JP 26593797A JP 26593797 A JP26593797 A JP 26593797A JP H11104029 A JPH11104029 A JP H11104029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
light
battery
liquid detergent
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26593797A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Yokono
浩一 横野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP26593797A priority Critical patent/JPH11104029A/ja
Publication of JPH11104029A publication Critical patent/JPH11104029A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路を複雑にすることなく、電池が消耗した
ときに、LED等のローバッテリー点滅光源を点滅し
て、より明確に電池の消耗を知らせる。 【解決手段】 液体洗剤の吐出装置は、洗剤容器3と、
洗剤容器3の液体洗剤を吸入してノズル4から排出する
ポンプ5と、ポンプ5を駆動するモーター1と、モータ
ー1を駆動する電池6と、手を差し出したことを光で検
出してモーター1を回転させて、ポンプ5で液体洗剤を
排出する制御回路とを備える。制御回路は、発光素子1
0と、発光素子10から放射される光を手に反射させて
反射光を受光する受光素子11を備える受光回路12
と、発光素子10と受光回路12を断続的に動作させる
発振回路16と、電池電圧の低下を点滅して知らせるロ
ーバッテリー点滅光源21とを備える。発光素子10と
受光回路12を断続的に動作させる発振回路16は、ロ
ーバッテリー点滅光源21を点滅させる発振回路16に
併用されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として洗面所に
設置されて、手に液体洗剤を供給するのに使用される液
体洗剤の吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手を差し出したことを光センサーで検出
してポンプを駆動し、ポンプが液体洗剤を手に向かって
ノズルから吐き出す装置は開発されている。この装置
は、手を差し出したことを検出してモーターを回転させ
る回路を備えている。手が差し出されると、モーターが
回転され、回転するモーターがポンプを駆動し、ポンプ
で洗剤容器に蓄えている液体洗剤を吸入してノズルから
手に向かって噴射する。この装置は、手を差し出すと自
動的に液体洗剤を吐き出しするので、洗面所等に設置し
て便利に使用できる。
【0003】液体洗剤の吐出装置は、電池でモーターを
回転し、モーターでポンプを駆動する構造として、簡単
に設置できる。電気配線をしないで設置できるからであ
る。電池で駆動する吐出装置は、電池の消費電力を小さ
くすることが大切である。電池の交換時期を長くできる
からである。とくに、手を差し出したことを自動的に検
出する回路は、24時間連続して動作するので、消費電
力を少なくすることが特に大切である。
【0004】このことを実現するために、手を差し出し
たことを検出する回路を、断続的に動作させる吐出装置
が開発されている。この吐出装置は、発振回路から出力
される矩形波で、手に光を照射する発光素子と、手の反
射光を受光する受光素子を断続的に動作させる。この吐
出装置は、発振回路から出力される矩形波のデューティ
を調整して、動作時間と休止時間の比率を調整して、平
均的な消費電力を調整できる。休止時間に対する動作時
間を短くするほど、平均的な消費電力は小さくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さらに、電池でポンプ
を駆動する吐出装置は、電池が放電すると、新しいもの
に交換する必要がある。電池の交換時期は、たとえば、
電池の電圧を検出し、電圧が設定された値よりも低くな
ったときに、LEDを点滅して知らせることができる。
使用者はLEDが点滅するようになると、電池を新しい
ものに交換する。この吐出装置は、電池の交換時期を明
確に知ることができるので、便利に使用できる。しかし
ながら、この装置は、LEDを点滅するために、複雑な
回路を必要とする。電池が放電されたときに、LEDを
点滅させないで、連続して点灯する装置は、ローバッテ
リーの検出回路を簡単にできる。ただ、LEDを連続的
に点灯させる装置は、使用者に、電池が消耗したことを
明確に知らせる効果が弱くなってしまう。
【0006】本発明はこのよう欠点を解消することを目
的に開発されたもので、本発明は、回路を複雑にするこ
となく、電池が消耗したときに、LED等のローバッテ
リー点滅光源を点滅させて、簡単な回路部品で明確に電
池の消耗を知らせることができる液体洗剤の吐出装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液体洗剤の吐出
装置は、所定量の液体洗剤を充填している洗剤容器3
と、この洗剤容器3に蓄えられる液体洗剤を吸入してノ
ズル4から排出するポンプ5と、このポンプ5を駆動す
るモーター1と、モーター1を駆動する電池6と、手を
差し出したことを光で検出してモーター1を回転させ
て、ポンプ5で液体洗剤を排出するように構成されてな
る制御回路とを備える。
【0008】制御回路は、手に向かって光を照射する発
光素子10と、この発光素子10から放射される光を手
に反射させて反射光を受光する受光素子11と、発光素
子10および受光素子11を断続的に動作させる発振回
路16と、電池電圧が低下したことを点滅して知らせる
ローバッテリー点滅光源21とを備える。
【0009】発光素子10と受光素子11を断続的に動
作させる発振回路16は、ローバッテリー点滅光源21
を点滅させる発振回路16に併用される。したがって、
ひとつの発振回路16で、発光素子10と受光素子11
とローバッテリー点滅光源21に、断続して電力を供給
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための液体洗剤の吐出装置の制
御回路を例示するものであって、本発明は制御回路を下
記のものに特定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0012】図1の断面図に示す液体洗剤の吐出装置
は、洗面台等に内蔵されない後付けタイプの吐出装置
で、プラスチック製のケース2に、洗剤容器3と、この
洗剤容器3に蓄えられる液体洗剤を吸入してノズル4か
ら排出するポンプ5と、このポンプ5を駆動するモータ
ー1と、モーター1を回転させる電池6と、モーター1
の回転を制御する制御回路とを内蔵している。
【0013】ケース2はプラスチック製で、洗剤容器3
に液体洗剤を補充でき、また、洗剤容器3を新しいもの
に交換できるように、洗面台や建物の壁面等に固定され
るスタンドケース2Aと、このスタンドケース2Aに脱
着自在に装着されている脱着ケース2Bとを備える。脱
着ケース2Bは、電池6とモーター1とポンプ5と洗剤
容器3とからなる機器を収納している。電池6は、脱着
ケース2Bに交換できるように装着されている。電池6
を交換するとき、脱着ケース2Bはスタンドケース2A
から外される。スタンドケース2Aから外した脱着ケー
ス2Bは、背面を開口し、この開口部から電池6を交換
する。
【0014】制御回路は、ノズル4の下方に手が差し出
されたときと、手動スイッチが操作されたときに、モー
ター1を強制的に回転させる。モーター1はポンプ5を
駆動して、洗剤容器3の液体洗剤を吸入してノズル4か
ら吐出する。図に示すポンプ5は、ジャバラ状容器7を
往復運動させるもので、回転するモーター1が、ジャバ
ラ状容器7の下端を往復運動させて、液体洗剤をノズル
4から排出する。本発明の装置は、ポンプを前述のタイ
プに特定しない。ポンプは、モーターが回転されて液体
洗剤を移送できる全てのタイプ、たとえば、ジャバラ状
容器に代わって、シリンダー内にピストンを往復運動さ
せるピストンポンプ、あるいは、ギアーポンプ等の定流
量ポンプが使用できる。
【0015】モーター1の回転を制御する、制御回路の
ブロック線図を図2に、回路図を図3に示す。これ等の
図に示す制御回路は、手を差し出したときに、一定時間
モーター1を回転させて定量の液体洗剤を排出した後停
止される。さらに、これ等の図の制御回路は、液体洗剤
を排出した後、一定時間は液体洗剤の排出を強制的に停
止する強制オフタイマー回路15を内蔵している。いた
ずら等で、何回も連続して液体洗剤が排出されるのを防
止するためである。さらにまた、図3に示す制御回路
は、洗剤容器を交換し、あるいは、洗剤容器に液体洗剤
を補充したときに、モーター1を強制的に回転させる手
動スイッチ18を備えている。手動スイッチ18が操作
されると、強制オフタイマー回路15の動作がキャンセ
ルされて、モーター1は強制的に回転される。液体洗剤
がなくなったときに、手動スイッチ18を操作して、液
体洗剤の移送路に吸入された空気を排出するためであ
る。
【0016】図2と図3に示す制御回路は、液体洗剤を
噴射する手に向かって光を照射する発光素子10と、こ
の発光素子10の光が手で反射された反射光を受光する
受光素子11を備える受光回路12と、受光回路12の
出力が入力されて反射光が所定の時間入力されたときに
液体洗剤の吐出信号を出力する蓄積回路13と、蓄積回
路13の吐出信号でオンオフにスイッチングされて、吐
出信号が出力されたときにポンプ5を駆動するモーター
1を回転させるスイッチング回路14と、スイッチング
回路14がモーター1を回転して停止させた後、一定時
間はモーター1の回転を禁止する強制オフタイマー回路
15と、発光素子10および受光回路12を断続的に動
作させる発振回路16と、電池電圧が低下したことを点
滅して知らせるローバッテリー点滅光源21とを備え
る。
【0017】発光素子10と受光素子11は、図4の底
面図に示すように、ノズル4の両側に位置して下向きに
配設される。図の制御回路は、発光素子10をLEDと
し、受光素子11はフォトダイオードとしている。発光
素子はLEDに代わって、電気で発光する全ての素子、
たとえば、電球等も使用できる。LEDは、応答時間が
短く、寿命が長いので、一定の周期で点滅するのに適し
た発光素子である。受光素子には、フォトダイオードに
代わってフォトトランジスタも使用できる。
【0018】発光素子10と受光素子11とは一対にな
って、発光素子10から放射される光ビームが、手で反
射されて受光素子11に受光される位置に配設される。
【0019】さらに、図に示す制御回路は、発光素子1
0を連続して点灯させない。発光素子10は、点滅して
点灯される。発光素子10を点滅させるために、制御回
路は、発振回路16と、発振回路16の出力でスイッチ
ングされる電源供給スイッチ回路17を備える。発振回
路16は、一定周期の矩形波を発振する。発振回路16
の矩形波は、電源供給スイッチ回路17に供給される。
電源供給スイッチ回路17は、発振回路16から入力さ
れる矩形波で、オンオフに切り換えられて、発光素子1
0を断続的に点灯する。
【0020】電源供給スイッチ回路17は、発光素子1
0に加えて、受光回路12に供給する電力を断続する。
電源供給スイッチ回路17から電力が供給される受光回
路12は、連続的に電力を消費せず、断続的に電力が供
給される。このように、電源供給スイッチ回路17を介
して、電力を発光素子10と受光回路12に供給する制
御回路は、平均的な電力消費を少なくできる。このた
め、電池6の消耗を少なくして電池6の交換時期を延長
できる。発光素子10と受光回路12は、互いに同期し
て一緒に動作されて、受光素子11の出力を増幅して処
理する。
【0021】電源供給スイッチ回路17は、受光回路1
2に電力を供給する電源スイッチング素子である電源ト
ランジスターQ5と、発光素子10を点滅させる発光ス
イッチング素子である発光トランジスターQ6を備え
る。電源トランジスターQ5は、発振回路16から”
L”信号がベースに入力されたときにオンになって、コ
レクターから電力を供給する。電源トランジスターQ5
のコレクターは、受光回路12の電源回路に接続され
て、受光回路12に電力を供給する。発光トランジスタ
ーQ6は、コレクターに発光素子10であるLEDを接
続している。さらに、ベースを、ドライバートランジス
ターQ7と位相を反転させるバッファー23を介して、
発振回路16の出力側に接続している。発振回路16か
ら出力される”L”信号は、バッファー23で位相を反
転されて”H”信号となり、この”H”信号が、ドライ
バートランジスターQ7を介して発光トランジスターQ
6のベースに入力されて、発光トランジスターQ6をオ
ンに切り換える。発光トランジスターQ6は、発振回路
16の出力が”L”信号のときにオンになって、発光素
子10であるLEDを点灯させる。
【0022】さらに、発振回路16の出力は、ローバッ
テリー点滅光源21を点滅させるローバッテリー検出回
路20にも入力される。ローバッテリー検出回路20
は、ローバッテリー点滅光源21であるLEDを点滅さ
せる点滅スイッチング素子である点滅トランジスターQ
8と、電圧検出回路22とを備える。電圧検出回路22
は、電池電圧を設定電圧に比較し、入力される電池電圧
が設定電圧よりも低くなると、ローバッテリー点滅光源
21の一端をアースに接続し、電池電圧が設定電圧より
も高いときは、ローバッテリー点滅光源21の一端をア
ースに接続しない。
【0023】点滅トランジスターQ8は、ベースを発振
回路16の出力側に接続している。この点滅トランジス
ターQ8は、ベースに”L”信号が入力されるとオンに
なって、ローバッテリー点滅光源21の一端を電池6の
+側に接続する。このローバッテリー検出回路20は、
電池電圧が設定電圧よりも低くなって、発振回路16か
ら”L”信号が点滅トランジスターQ8に入力されると
きに限って、ローバッテリー点滅光源21を点灯する。
電池電圧が設定電圧よりも低くなったとき、ローバッテ
リー点滅光源21の一端はアースに接続されている。し
たがって、この状態において、ローバッテリー点滅光源
21は、発振回路16から出力される矩形波が”L”信
号のときに点灯し、”H”信号のときに消灯して、矩形
波に同期して点滅される。
【0024】発振回路16の出力で、断続的に動作する
受光回路12は、受光素子11の出力を増幅して蓄積回
路13に入力する。蓄積回路13は、手を差し出したと
きに、受光回路12から入力される”H”信号を蓄積し
て、吐出信号を出力する。図の蓄積回路13は、より正
確に手が差し出されたことを検出するために、第1蓄積
回路13Aと第2蓄積回路13Bを備える。第1蓄積回
路13Aの出力は、遅延回路13Cを介して遅れて第2
蓄積回路13Bに入力される。この蓄積回路13は、外
部の雑音や外光での誤動作を防止できる。第1蓄積回路
13Aと第2蓄積回路13Bの両方が、吐出信号を出力
したときに、スイッチング回路14をオンにしてモータ
ー1を回転させるからである。
【0025】受光回路12からの”H”信号は、最初に
第1蓄積回路13Aに入力される。このため、第1蓄積
回路13Aは、最初に吐出信号を出力する。第1蓄積回
路13Aの吐出信号は、遅れて第2蓄積回路13Bに入
力される。したがって、第2蓄積回路13Bは、第1蓄
積回路13Aよりも遅れて吐出信号を出力する。連続し
て手が差し出された状態にあるとき、第1蓄積回路13
Aは連続して吐出信号を出力している。したがって、第
1蓄積回路13Aと第2蓄積回路13Bの両方から吐出
信号が出力される。ただ、雑音や外光で一時的なパルス
状の”H”信号が蓄積回路13に入力されると、最初に
第1蓄積回路13Aは吐出信号を出力して、この出力で
第2蓄積回路13Bも吐出信号を出力するが、第2蓄積
回路13Bが吐出信号を出力するとき、第1蓄積回路1
3Aは吐出信号を出力しなくなる。このため、受光回路
12から瞬間的に”H”信号が入力されても、第1蓄積
回路13Aと第2蓄積回路13Bの両方が一緒に吐出信
号を出力しない。受光素子11に手の反射光が入力され
た状態では、一定時間は受光回路12が”H”信号を蓄
積回路13に入力するので、蓄積回路13は、第1蓄積
回路13Aと第2蓄積回路13Bの両方から吐出信号を
出力する。このため、手が差し出されたことを正確に検
出して、蓄積回路13は吐出信号をスイッチング回路1
4に出力する。
【0026】スイッチング回路14は、モーター1に直
列に接続されたスイッチング素子Q1と、このスイッチ
ング素子Q1の入力側に接続されて、吐出信号でスイッ
チング素子Q1をオンオフに切り換えるドライバーとを
備える。ドライバーは、吐出信号が入力される入力トラ
ンジスターQ2と、この入力トランジスターQ2でオン
オフされるバッファートランジスターQ3とからなる。
【0027】入力トランジスターQ2は、入力側である
ベースを、ダイオードD1、D2を介して第1蓄積回路
13Aと第2蓄積回路13Bの出力側に接続している。
バッファートランジスターQ3は、入力側であるベース
を、入力トランジスターQ2の出力側であるエミッタに
接続している。さらに、バッファートランジスターQ3
は出力側であるコレクターをスイッチング素子Q1の入
力側であるベースに接続している。
【0028】スイッチング素子Q1と並列に接続された
手動スイッチ18は、これを押したり回したりする等の
操作をして、オンに切り換えられる。手動スイッチ18
がオンになると、モーター1は強制的に回転される。手
動スイッチ18は、洗剤容器を交換したとき、あるい
は、洗剤容器に液体洗剤を補充したときに操作して、モ
ーター1を強制的に回転させる。洗剤容器を交換し、あ
るいは、液体洗剤を補充したときに、液体洗剤の移送路
に入った空気を排出するためである。手動スイッチ18
は、液体洗剤の移送路に入った空気を完全に排出するま
でモーター1を回転させ、空気が完全に排出されると、
オフに切り換えて、モーター1の回転を停止させる。液
体洗剤の移送路の空気が完全に排出されると、手を差し
出して、モーター1が回転されたときに、直ちに定量の
液体洗剤が排出される。しかしながら、液体洗剤がなく
なって、移送路に空気が入ると、手を差し出してモータ
ー1が回転されても、液体洗剤が排出されなくなる。手
動スイッチ18は、手を差し出してモーター1が回転さ
れると、必ず液体洗剤が排出されるように、モーター1
を強制的に回転させる。
【0029】さらに、図3の制御回路は、バッファート
ランジスターQ3と並列にリミットスイッチ19を接続
している。リミットスイッチ19は、ポンプが定量の液
体洗剤を排出したときに、モーター1の回転を停止させ
る。リミットスイッチ19は、ポンプであるジャバラ状
容器が1往復したことを検出して、モーター1の回転を
停止する。このリミットスイッチ19は、ジャバラ状容
器の下端が下死点に移動したときに、プランジャーが押
されて、オフに切り換えられる。リミットスイッチ19
のプランジャーは、ジャバラ状容器を往復運動させるカ
ム軸に設けられたストッパアームで押される。ストッパ
アームは、図示しないが、カム軸の後端に固定してい
る。リミットスイッチは、ジャバラ状容器が下死点に移
動したときに、ストッパアームでプランジャーが押され
る位置に配設している。そして、リミットスイッチは、
ストッパアームにプランジャーが押されたときにオフ、
プランジャーが押されないときにオンになる。
【0030】以上の制御回路は、カム軸の回転位置をリ
ミットスイッチ19で検出して、モーター1の回転を停
止するので、ポンプが定量の液体洗剤を排出した後に停
止される。いいかえると、手が差し出されたときに、ポ
ンプから常に一定量の液体洗剤がノズルから排出され
る。本発明の制御回路は、ポンプを停止させる構造を、
リミットスイッチに特定しない。たとえば、タイマーで
ポンプの回転時間を制御し、リミットスイッチを使用し
ないで、タイマーの設定時間だけポンプを回転させるこ
ともできる。
【0031】強制オフタイマー回路15は、モーター1
の回転が停止された後、カウントを開始して設定時間は
モーター1の回転を強制的に停止させる。図3の強制オ
フタイマー回路15は、蓄積回路13の出力側をアース
に接続して、吐出信号をキャンセルする短絡トランジス
ターQ4と、この”L”設定時間を特定するタイミング
コンデンサーCとを備える。強制オフタイマー回路15
は、短絡トランジスターQ4がオンのときに、蓄積回路
13の吐出信号である”H”信号をアースに短絡して、
スイッチング素子Q1がオンになるのを阻止する。
【0032】この強制オフタイマー回路15は、モータ
ー1が回転されているとき、タイミングコンデンサーC
の電荷をダイオードD3を介して放電する。オン状態に
あるリミットスイッチ19が、タイミングコンデンサー
Cの+側の端子を、ダイオードD3を介してアースに接
続するからである。タイミングコンデンサーCの電荷が
放電されて両端の電位が0Vであるとき、短絡トランジ
スターQ4はオン状態となる。短絡トランジスターQ4
のベース電位が、コレクター電位と同電位になるからで
ある。この状態で、蓄積回路13から吐出信号が出力さ
れると、この吐出信号は短絡トランジスターQ4でアー
スに短絡されて、スイッチング回路14には出力されな
い。”H”信号である吐出信号を短絡トランジスターQ
4が0Vに短絡するからである。
【0033】タイミングコンデンサーCは、モーター1
の回転が停止された後、次第に充電されて+側の電圧が
上昇する。タイミングコンデンサーCの電圧が高くなる
と、短絡トランジスターQ4のベース電位がエミッタ電
位まで高くなり、短絡トランジスターQ4はオフ状態に
切り換えられる。したがって、短絡トランジスターQ4
は、タイミングコンデンサーCが所定の電圧に充電され
るまで、オン状態を保持し、この間、蓄積回路13の吐
出信号をキャンセルする。
【0034】モーター1の回転が停止された後、タイミ
ングコンデンサーCが次第に充電されるのは、リミット
スイッチ19とバッファートランジスターQ3がオフに
なって、タイミングコンデンサーCの+側端子がアース
に短絡されなくなり、+側端子が、スイッチング素子Q
1であるトランジスターを介して、電源の+側に接続さ
れるからである。この状態において、タイミングコンデ
ンサーCの+側は、スイッチング素子Q1であるトラン
ジスターと、このトランジスターのベース抵抗R1と、
ダイオードD3に並列接続されたタイミング抵抗R2を
介して電源の+側に接続される。したがって、タイミン
グコンデンサーCは、モーター1の回転が停止された
後、ベース抵抗R1と、タイミング抵抗R2を介して充
電される。
【0035】図2と図3に示す制御回路は、以下のよう
にモーターの回転を制御して、手が差し出されたときに
液体洗剤を排出する。 手を差し出すと、発光素子10から照射される光
が、手に反射されて受光素子11に受光される。手が差
し出されないとき、発光素子10から照射される光は、
手で反射されることなく、受光素子11に手の反射光は
受光されない。図に示す制御回路は、発光素子10と受
光回路12を同期して動作させるので、発光素子10か
ら光を照射するとき、受光回路12は反射光を受光でき
る状態にあり、発光素子10の反射光を受光して、受光
したときに信号を出力する。
【0036】 受光素子11が、手の反射光を受光す
ると、受光回路12は”H”信号を蓄積回路13に入力
する。受光回路12から蓄積回路13に入力される最初
の”H”信号は、第1蓄積回路13Aに入力される。第
1蓄積回路13Aは、受光回路12から入力される”
H”信号で吐出信号を出力する。第1蓄積回路13Aか
ら出力される吐出信号は、遅延されて第2蓄積回路13
Bに入力される。吐出信号の入力された第2蓄積回路1
3Bは、吐出信号を出力する。第2蓄積回路13Bは、
第1蓄積回路13Aから入力される吐出信号を遅延させ
て吐出信号を出力するので、第1蓄積回路13Aよりも
遅れて吐出信号を出力する。受光素子11が連続して、
手の反射光を受光するとき、受光回路12は次々と連続
して”H”信号を出力する。しかしながら、他の雑音等
で受光回路12が一時的に”H”信号を出力すると、第
1蓄積回路13Aが吐出信号を出力するときに、第2蓄
積回路13Bが吐出信号を出力せず、また、第2蓄積回
路13Bが吐出信号を出力するときに、第1蓄積回路1
3Aは吐出信号を吐出信号しない。したがって、手が差
し出されて、受光素子11が連続して手の反射光を受光
するとき、第1蓄積回路13Aと第2蓄積回路13Bの
両方が吐出信号を出力する。
【0037】 第1蓄積回路13Aと第2蓄積回路1
3Bの両方から吐出信号が出力されると、その信号はス
イッチング回路14に入力される。このとき、強制オフ
タイマー回路15が蓄積回路13の出力を短絡してキャ
ンセルしない状態にあると、蓄積回路13の吐出信号
は、スイッチング回路14に入力される。
【0038】 スイッチング回路14に吐出信号が入
力されると、スイッチング回路14のスイッチング素子
Q1が一時的にオンになって、モーター1の回転を開始
させる。モーター1が回転すると、カム軸が回転されて
ストッパアームがリミットスイッチ19のプランジャー
を押さなくなって、リミットスイッチ19をオフからオ
ンに切り換える。リミットスイッチ19がオンになる
と、スイッチング回路14のスイッチング素子Q1がオ
フになっても、モーター1は連続して回転する。回転す
るモーター1は、ポンプ5を駆動して、液体洗剤を排出
する。
【0039】 モーター1がカム軸を1回転させて、
カム軸のストッパアームがリミットスイッチ19のプラ
ンジャーを押すと、リミットスイッチ19はオンからオ
フに切り換えられる。リミットスイッチ19がオフにな
ると、バッファートランジスターQ3はすでにオフにな
っているので、スイッチング素子Q1はオフになる。バ
ッファートランジスターQ3がオフになっているのは、
蓄積回路13が吐出信号を出力しない状態となっている
からである。
【0040】 モーター1が回転しているとき、リミ
ットスイッチ19は、強制オフタイマー回路15のタイ
ミングコンデンサーCを放電して、両端の電位を0Vと
している。リミットスイッチ19とバッファートランジ
スターQ3の両方がオフになって、モーター1の回転が
停止されると、タイミングコンデンサーCは、スイッチ
ング素子Q1とベース抵抗R1とタイミング抵抗R2を
介して次第に充電される。
【0041】 タイミングコンデンサーCが充電され
るようになって、所定の電圧になるよりも以前に、手が
差し出されて、第1蓄積回路13Aと第2蓄積回路13
Bから吐出信号が出力されると、その出力は、強制オフ
タイマー回路15の短絡トランジスターQ4によってア
ースに短絡される。強制オフタイマー回路15の短絡ト
ランジスターQ4がオン状態にあるからである。蓄積回
路13から出力される、”H”信号である吐出信号は0
Vとなり、スイッチング回路14をオンに切り換えるこ
とはない。
【0042】モーター1の回転が停止されて、一定時間
経過し、タイミングコンデンサーCが所定の電圧まで上
昇されると、強制オフタイマー回路15の短絡トランジ
スターQ4がオンからオフに切り換えられる。この状態
になって、蓄積回路13から吐出信号が出力されると、
短絡トランジスターQ4でアースに短絡されることはな
く、吐出信号でスイッチング回路14はモーター1を回
転させる。
【0043】したがって、以上の制御回路は、モーター
1が停止されてから、強制オフタイマー回路15の短絡
トランジスターQ4がオンの状態にあるとき、手を差し
出しても、スイッチング回路14がモーター1を回転さ
せることはなく、連続してポンプ5が液体洗剤を排出す
るのを確実に阻止できる。
【0044】
【発明の効果】本発明の液体洗剤の吐出装置は、電池の
消耗を少なくするために、発光素子や受光回路を断続的
に動作させる発振回路を、電池が消耗したときにLED
等のローバッテリー点滅光源を点滅させる発振回路に併
用しているので、ひとつの発振回路で、電池の消耗を少
なくし、また、ローバッテリー点滅光源を点滅できる。
このため、回路部品を少なくして、部品コストと組立コ
ストを低減して、全体的にコストダウンでき、さらに、
基板等を小さくしてコンパクトにできる特長が実現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる液体洗剤の吐出装置の
断面図
【図2】本発明の実施例にかかる液体洗剤の吐出装置の
制御回路のブロック線図
【図3】本発明の実施例にかかる液体洗剤の吐出装置の
制御回路の回路図
【図4】本発明の実施例にかかる液体洗剤の吐出装置の
底面図
【符号の説明】
1…モーター 2…ケース 2A…スタンドケース 2B
…脱着ケース 3…洗剤容器 4…ノズル 5…ポンプ 6…電池 7…ジャバラ状容器 8…カム軸 9…摺動子 10…発光素子 11…受光素子 12…受光回路 13…蓄積回路 13A…第1蓄積回路
13B…第2蓄積回路 13C…遅延回路 14…スイッチング回路 15…強制オフタイマー回路 16…発振回路 17…電源供給スイッチ回路 18…手動スイッチ 19…リミットスイッチ 20…ローバッテリー検出回路 21…ローバッテリー点滅光源 22…電圧検出回路 23…バッファー Q1…スイッチング素子 Q2…入力トランジスター Q3…バッファートランジスター Q4…短絡トランジスター Q5…電源トランジスター Q6…発光トランジスター Q7…ドライバートランジスター Q8…点滅トランジスター C…タイミングコンデンサー R1…ベース抵抗 R2…タイミング抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の液体洗剤を充填している洗剤容
    器(3)と、この洗剤容器(3)に蓄えられる液体洗剤を吸入
    してノズル(4)から排出するポンプ(5)と、このポンプ
    (5)を駆動するモーター(1)と、モーター(1)を駆動する
    電池(6)と、手を差し出したことを光で検出してモータ
    ー(1)を回転させて、ポンプ(5)を駆動して液体洗剤を排
    出するように構成されてなる制御回路とを備え、 制御回路は、手に向かって光を照射する発光素子(10)
    と、発光素子(10)から放射される光を手に反射させて反
    射光を受光する受光素子(11)を備える受光回路(12)と、
    発光素子(10)および受光回路(12)を断続的に動作させる
    発振回路(16)と、電池電圧が低下したことを点滅して知
    らせるローバッテリー点滅光源(21)とを備え、発光素子
    (10)と受光回路(12)を断続的に動作させる発振回路(16)
    を、ローバッテリー点滅光源(21)を点滅させる発振回路
    (16)に併用してなることを特徴とする液体洗剤の吐出装
    置。
JP26593797A 1997-09-30 1997-09-30 液体洗剤の吐出装置 Pending JPH11104029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26593797A JPH11104029A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液体洗剤の吐出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26593797A JPH11104029A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液体洗剤の吐出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11104029A true JPH11104029A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17424159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26593797A Pending JPH11104029A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 液体洗剤の吐出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11104029A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7430988B2 (en) Animal actuated drinking fountain and method
US4921150A (en) Automatic dispensing apparatus having low power consumption
US4989755A (en) Automatic cleaning-liquid dispensing device
US4967935A (en) Electronically controlled fluid dispenser
US8960498B2 (en) Touch-free dispenser with single cell operation and battery banking
RU2636570C1 (ru) Гигиеничное устройство выдачи листового материала
TW200927049A (en) Fluid dispenser having infrared user sensor
US20040174699A1 (en) Battery-operated power tool with light source
WO2005093916A1 (ja) レーザ素子駆動装置
JPH11104030A (ja) 液体洗剤の吐出装置
JPH11104029A (ja) 液体洗剤の吐出装置
CA2028760C (en) Electronically-controlled fluid dispenser
CN111824580A (zh) 一种挤牙膏器
JPH11104028A (ja) 液体洗剤の吐出装置
CN100557977C (zh) 外置式开关无线遥控装置
JP2642510B2 (ja) 電子制御された流体ディスペンサー
US4519683A (en) Electronic flash apparatus
JPH1199086A (ja) 液体洗剤を吐出する装置のモーター制御回路
KR200167164Y1 (ko) 자동램프를 구비한 냉장고의 디스펜서
JP2005052680A (ja) 充電式電気掃除機
JPH10248774A (ja) 充電式電気掃除機
JP2584767Y2 (ja) 口腔洗浄器
GB2244473A (en) Automatic cleaning fluid dispenser
US20220390078A1 (en) Electric device and electric device system
CN211356622U (zh) 一种自动充电的脚部按摩机器人