JPH11103753A - 水和剤希釈装置 - Google Patents

水和剤希釈装置

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JPH11103753A
JPH11103753A JP27438797A JP27438797A JPH11103753A JP H11103753 A JPH11103753 A JP H11103753A JP 27438797 A JP27438797 A JP 27438797A JP 27438797 A JP27438797 A JP 27438797A JP H11103753 A JPH11103753 A JP H11103753A
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JP
Japan
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wettable powder
fresh water
discharged
tank
pump
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Application number
JP27438797A
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English (en)
Inventor
Masao Shimamoto
正雄 嶋本
Chiaki Kadota
千昭 門田
Kazuyasu Osumi
和泰 大隅
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプにより清水を吐出し、この吐出された
清水内に、薬剤を混入し、薬液を噴霧する構成におい
て、粉状の水和剤はポンプより吐出する清水に溶かすこ
とが困難であった。 【解決手段】 水和剤タンク22を重量検出手段84上
に載置し、ポンプと薬剤混合部の間に清水の流量の検知
手段37を配置し、水和剤タンクと混合部28の間に薬
剤の投入量調整手段80を配置し、重量検出手段でタン
ク内重量の減少量を検出し、該減少量と清水の流量とを
比例するように投入量調整手段を調速制御している。ま
た、前記ポンプによって吐出する清水を先細ノズル82
よりベンチュリー管81の入口側に吐出し、該ベンチュ
リー管の入口側に水和剤を搬送し、清水と混合してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉状の水和剤を清
水に混合する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、果樹園や水田、畑等の作物に
液剤を散布する場合、動力噴霧機やスピードスプレヤー
やブームスプレヤー等が使用される。これらの噴霧装置
によって散布するための薬剤は、薬剤タンクに予め水と
薬剤を投入して、規定の濃度に希釈して溜め、攪拌して
から圃場や果樹園に薬液を噴霧するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通常の噴霧作
業において、薬液が足りなくなり作業を中断することが
ないように薬液は多めに作られ、作業終了時には薬液が
若干残ることが殆どである。この残った薬液は保存して
おくと水分が蒸発して濃度が高くなったり、沈殿したり
して、次に使用することは難しく、また、別の薬剤を次
に噴霧することがあるので薬剤タンクは清掃して空にし
ておく方が望ましいが、この残った薬剤は公害や環境汚
染の問題より容易に廃棄することができず、二度噴霧し
たり、他の作物や庭木等に噴霧していたのである。ま
た、作業終了時に薬液タンク内に付着された薬液を除去
するために清掃する必要があり、煩雑なものであった。
その為に、液状の乳化剤や粉状の水和剤を清水に希釈混
合すると同時に噴霧作業を行い、薬液を貯留するタンク
を使用しない構成が考えられるが、この構成において
は、乳化剤を希釈することができても、水和剤を清水に
溶かすことは困難なものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。ポンプにより清水を吐出し、この吐
出された清水内に、薬剤を混合し、薬液を噴霧する構成
において、前記ポンプによって吐出する清水を先細ノズ
ルよりベンチュリー管の入口側に吐出し、該ベンチュリ
ー管の入口側に薬剤を搬送し、清水に混合したものであ
る。また、ポンプにより清水を吐出し、この吐出された
清水内に、薬剤を混合し、薬液を噴霧する構成におい
て、水和剤タンクを重量検出手段上に載置し、ポンプと
薬剤混合部の間に清水の流量の検知手段を配置し、水和
剤タンクと混合部の間に薬剤の投入量調整手段を配置
し、重量検出手段でタンク内重量の減少量を検出し、該
減少量と清水の流量とを比例するように投入量調整手段
を調速制御したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の水和剤希釈装置を搭載する自走式
防除機の全体側面図、図2は希釈混合機のブロック図、
図3は本発明の水和剤希釈装置の側面図部分断面図、図
4は水和剤タンクと搬送管との別形態の連結構成を示す
側面断面図、図5は先細ノズルと噴霧部のノズルの口径
との関係を示す図、図6は水和剤を動力噴霧機で吐出す
る清水に希釈させる別実施例のブロック図、図7は水和
剤の送る量を調整するシャッター機構を示す側面図であ
る。
【0006】まず、本発明の薬剤希釈混合機6を搭載し
た自走式防除機の全体構成を図1より説明する。左右ク
ローラを巻回してなるクローラ走行装置10上にシャー
シ9が固設されていて、該シャーシ9の前部上に、運転
部5が形成され、上方にルーフ20を配置して該運転部
5を覆っている。該運転部5の前方には操向レバーを配
置した操作コラム12が立設され、該操作コラム12上
に操向レバー3と駐車ブレーキレバー4を配置してい
る。該運転部5の後部の左右中央に運転席11を配置
し、該運転席11の左側にサイドコラムが設けられ、主
変速レバー5や副変速レバーや、動力噴霧機2を作動さ
せる動噴クラッチレバーや、後部の噴霧部8への送水の
開閉を行うコック等を配置している。
【0007】そして、運転席11の後方のシャーシ9上
において、前部に清水を貯留する清水タンク21を収納
するタンク室13を設けて、後部に動力室14を設け
て、走行駆動及び動力噴霧機駆動用のエンジン15、ミ
ッションケース、手散布用ホースリール、バッテリ1
9、清水を吐出するポンプとしての動力噴霧機2及び薬
剤を貯留するタンク22・23等を収納し、これらをカ
バーにて被覆している。
【0008】また、前記噴霧部8において、該噴霧部8
の外部は、噴霧部カバー16にて覆われていて、該噴霧
部カバー16に収納される如く、揺動噴霧部17を後面
視扇型に形成している。該揺動噴霧部17の左右下端部
より下方に下部噴霧部18を突設している。前記揺動噴
霧部17の外周部および前記下部噴霧部18には、複数
個のノズル1・1・・・を放射状に突設しており、揺動
機構によって、各ノズル1・1・・・を円又は楕円状に
旋回させている。これらのノズル1・1・・・により、
動力噴霧機2から噴霧部8へ圧送されてきた薬液が散布
される。前記揺動噴霧部17は、左右及び中央上部の三
分割状になっていて、それぞれ独立して噴霧制御できる
ようになっている。例えば、樹木間の上方に枝葉がない
場合には、中央の噴霧部のノズルへの薬液の圧送を停止
して、左右両側のノズルより薬液を噴霧するのである。
【0009】そして、本実施例においては、前記清水タ
ンク21内の清水を動力噴霧機2で吸引し、希釈混合機
6で水和剤や乳化剤等の薬剤を清水で希釈混合し、前記
揺動噴霧部17に圧送し、ノズル1・1・・・より噴霧
している。図2に示すように、前記希釈混合機6は、薬
剤として粉状の水和剤を封入する水和剤タンク22、乳
化状の薬剤である液剤を封入する液剤タンク23、水和
剤を圧送する水和剤ポンプ24、乳化剤を圧送する液剤
ポンプ25、水和剤を溶かす混合部28、液剤を希釈す
る混合部29より構成している。
【0010】一方、前記動力噴霧機2には開閉バルブ4
5を有する吐出口が形成され、該吐出口に送液管36を
接続している。該送液管36の途中位置には前記混合部
28・29を配設し、混合部28に水和剤ポンプ24で
圧送した水和剤を圧入し、混合部29に液剤ポンプ25
で圧送した液剤を圧入し、各混合部28・29で清水と
希釈混合している。また、前記送液管36の動力噴霧機
2には、流量計37が配設され、動力噴霧機2より吐出
した清水の流量を計測している。また、前記送液管36
の端部には薬液ホース39を介して前記揺動噴霧部17
及び下部噴霧部18に連通し、該揺動噴霧部17及び下
部噴霧部18より薬液を噴霧している。
【0011】また、前記動力噴霧機2で吐出された清水
に粉状の水和剤を効率よく希釈することは困難である。
そこで本実施例において、水和剤を動力噴霧機2で吐出
された清水に希釈し易くする構成について説明する。図
6に示すように、水和剤を清水に高濃度で混合する希釈
タンク65を設け、該希釈タンク65内で高濃度に液状
化した水和剤を水和剤ポンプ24で吸引し、動力噴霧機
2で吐出した清水内に圧送する構成としている。即ち、
前記希釈タンク65の上方に清水を貯留する上部タンク
71を配し、該上部タンク71にホース72を連通し、
該ホース72の途中位置に開閉弁73、上部流量計74
を介設し、ホース72下端部を希釈タンク65内に延出
している。また、前記希釈タンク65には、水和剤タン
ク22内の水和剤をシャッター部75を介して流入する
ようにしている。
【0012】また、前記希釈タンク65内には、攪拌用
羽根76を配設し、該攪拌用羽根76を攪拌モータ77
によって駆動し、希釈タンク65内を攪拌し、水和剤を
溶かしている。
【0013】また、前記希釈タンク65の下方には水和
剤ポンプ24を配置し、希釈タンク65内で清水と混合
した液体状の水和剤を吸引している。前記水和剤ポンプ
24の吐出側を前記動力噴霧機2に接続した送液管36
の途中部に連通し、水和剤ポンプ24で圧送した液体状
の水和剤を、送液管36を流れる清水内に圧入してい
る。
【0014】そして、前記送液管36内を液体状の水和
剤を圧入し、設定した濃度の薬液を作るために、コント
ローラ50が用いられている。該コントローラ50に
は、水和剤の濃度を設定する設定器79が接続され、更
に、前記上部流量計74をコントローラ50に接続し、
ホース72内を通る清水の流量を検出している。また、
前記シャッター部75がコントローラ50に接続され、
シャッター部75のシャッター開口面積を調整してい
る。更に、前記攪拌モータ77をコントローラ50に接
続し、攪拌モータ77の起動若しくは停止する信号を送
信している。
【0015】このように構成し、前記設定器79を用い
てオペレータによって薬液に含まれる水和剤の濃度を設
定し、該設定値がコントローラ50に入力される。そし
て、前記流量計37によって動力噴霧機2で吐出される
清水の流量がコントローラ50に入力され、設定した濃
度の薬液を作るために、前記水和剤ポンプ24で吐出す
る液体状の水和剤の流量と、該液体状の水和剤の濃度が
演算される。そして、前記希釈タンク65内にこの演算
した濃度の液体状の水和剤を作るようにしている。該希
釈タンク65内には、上部タンク71より清水が投入さ
れ、上部流量計74で投入される清水の流量を計測し、
コントローラ50でこの流量の清水に混合する水和剤の
量が判断され、その水和剤の量となるようにシャッター
部75のシャッター開口面積が演算される。そして、前
記シャッター部75を演算した開口面積まで開口させる
と同時に攪拌モータ77を駆動し、希釈タンク65内に
演算した濃度(オペレータが設定した濃度より濃い濃
度)の液体状の水和剤を作っている。そして、この濃度
の濃い液体状の水和剤を、水和剤ポンプ24で吸引し、
送液管36内に演算した流量で圧入し、送液管36内を
流れる清水に希釈し、薬液中に設定した濃度の水和剤を
希釈している。また、前記水和剤ポンプ24より清水内
に圧送する量は微量であり、水和剤ポンプ24で吸引さ
れる量に対応する液体状の水和剤を希釈タンク65内で
作ることができる。
【0016】次に、本発明の水和剤を動力噴霧機2で吐
出した清水に効率良く溶かす水和剤希釈装置の構成につ
いて図3を用いて説明する。前記水和剤希釈装置は、前
記希釈混合機6の水和剤ポンプ24をなくした安価な構
成とし、水和剤タンク22内の水和剤を、水和剤送り装
置80を介して混合部28に送り出している。
【0017】また、前記水和剤タンク22の蓋体86の
上部には孔87を開口し、該孔87を水和剤タンク22
内への通気孔とし、水和剤タンク22内が負圧となるこ
とがなく、水和剤を下方にスムースに落下できる。
【0018】また、前記水和剤タンク22は、重量検出
手段である重量計84上に載置する構成としている。そ
して、前記水和剤タンク22下面に形成する落下口90
外周面を柔軟性のあるジャバラ管91内に嵌合し、該ジ
ャバラ管91他端に搬送管92を連結している。前記ジ
ャバラ管91によって、水和剤タンク22と搬送管92
とを連結したことで、水和剤タンク22に搬送管92の
重量をかけることがなく、水和剤タンク22が重量計8
4上に単独で載置され、水和剤を封入した状態の水和剤
タンク22の重量が重量計84で計測される。
【0019】また、図4に示すように、前記搬送管9
2’の外形を大径とし、水和剤タンク22の落下口90
の外周面を搬送管92’上部で被装し、水和剤タンク2
2を重量計84上に単独で載置する構成にすることもで
きる。そして、前記搬送管92の上下途中部に繰出装置
等より成る水和剤送り装置80を介装し、搬送管92下
部に下端部を混合部28に接続し、水和剤送り装置80
で繰り出した水和剤を混合部28に送っている。
【0020】また、前記水和剤送り装置80の別形態と
して図7に示すように構成することもできる。前記搬送
管92の途中位置にシャッター機構95を配設してい
る。該シャッター機構95は、二枚のシャット板96・
96を搬送管92の軸芯を中心として対称となるよう
に、側面視略逆「ハ」字状に配置している。前記シャッ
ト板96・96の上部を駆動軸97・97上に固定し、
シャット板96・96の下端部を互いに当接し、シャッ
ター機構95の開口を閉じている。また、前記駆動軸9
7・97を搬送管92外側に突出し、駆動軸97・97
上に同形状のギア98・98を固設し、駆動軸97・9
7を同一回転数で、逆回転させる為にギア98とギア9
8を噛合している。
【0021】また、一方の駆動軸97に図示せぬモータ
ーと連動し、モーターを駆動して、シャット板96・9
6を回転し、シャット板96・96下端の間隔を広げ、
シャッター機構95の開口を一定量で開口し、シャット
板96・96上に堆積している水和剤を落下している。
前記モーターをコントローラ50の信号によって一定の
回転角度で正逆回転させることで、シャット板96・9
6による開口の面積を調整し、前記混合部28に送る水
和剤の量を調整している。尚、前記シャット板96・9
6を回動させる構成は、ギア98とギア98の噛合に限
定するものでなく、カム機構によって行うこともでき
る。
【0022】また、前記混合部28は、清水を吐出する
先細ノズル82とベンチュリー管81より構成されてい
る。前記ベンチュリー管81の入口側には、前記搬送管
92の下端部が接続され、ベンチュリー管81の入口側
より途中部に向けて口径を徐々に細くして喉部を形成
し、この喉部より下流側に向けて口径を徐々に大きくし
ている。
【0023】また、前記先細ノズル82は、先端部の口
径を小さくする形状としている。前記ベンチュリー管8
1入口側に、先細ノズル82を挿入し、該先細ノズル8
2の先端部をベンチュリー管81の喉部の近傍に位置し
ている。前記先細ノズル82の基部側は、流量計37を
介して前記動力噴霧機2の吐出口に接続している。
【0024】また、図5に示すように、前記先細ノズル
82の先端の口径Lは、揺動噴霧部17のノズル1の口
径mより小さくし、揺動噴霧部17のノズル1内の薬液
の圧力より、先細ノズル82内の清水の圧力を高くし、
先細ノズル82より高圧の噴流を吐出する構成としてい
る。
【0025】そして、このベンチュリー管81の入口側
には、水和剤送り装置80によって送り出された水和剤
が搬送されている。また、前記先細ノズル82によって
吐出された高圧の噴流は、ベンチュリー管81の作用に
よって口径を小さくした喉部で高速、低圧の噴流とな
り、このベンチュリー管81の入口側に搬送された水和
剤を伴って喉部に搬送し、この喉部より口径が徐々に広
くなる下流側に吐出し、清水と水和剤とを混合攪拌し、
薬液として下流側に圧送している。
【0026】そして、この薬液の濃度を一定にするため
に、清水に混合させる水和剤の量を調整するためにコン
トローラ50が用いられている。該コントローラ50に
は、薬液中の水和剤の濃度を設定する設定器85や、清
水の流量を計測する流量計37を接続している。また、
前記コントローラ50には、水和剤送り装置80を接続
し、水和剤送り装置80の駆動を調速制御し、ベンチュ
リー管81の入口側に水和剤を送る送り量を調整してい
る。
【0027】また、前記コントローラ50に重量計84
を接続し、水和剤タンク22の重量を計測し、単位時間
当たりの重量の減少値を演算している。この減少値を水
和剤タンク22より落下し、実際に混合部28に送った
水和剤の量としている。前記コントローラ50によっ
て、前記減少値と清水に混合させる設定した水和剤の量
とを比較し、減少値を設定した混合させる水和剤の量と
なるように水和剤送り装置80の駆動速度を補正してい
る。
【0028】このように構成して、前記設定器85で薬
液中の水和剤の濃度を設定し、さらに、コントローラ5
0で流量計37の検出値により清水の流量を計測し、清
水の流量に対する水和剤送り装置80で水和剤を送り出
す送り量、即ち清水の量に比例した水和剤の量である混
合比を演算している。更に、前記重量計84で検出した
水和剤タンク22内の重量の減少値と演算した送り量と
を比較し、水和剤送り装置80の調速度を補正する制御
を行っている。よって、水和剤送り装置80の送り量が
制御され、ベンチュリー管81と先細ノズル82とで構
成した混合部28で演算した混合比の水和剤を清水に溶
かし、設定した濃度の薬液としている。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く
に、ポンプによって吐出する清水を先細ノズルよりベン
チュリー管の入口側に吐出し、該ベンチュリー管の入口
側に水和剤を搬送し、混合したことによって、水和剤を
薬液として使用する直前に清水に混合させる構成とした
ことによって、水和剤の薬効が損なわれることがなくな
る。よって、噴霧に必要とする量の薬液のみを作り、作
業終了時に薬液が余ることがなく、廃液として処理する
必要がなくなっている。また、先細ノズルによって吐出
された高圧の噴流は、ベンチュリー管の作用によって高
速、低圧の噴流となり、このベンチュリー管の入口側に
搬送された水和剤が伴われて搬送され、ベンチュリー管
の下流側に搬送されるに従って、清水と水和剤とが混合
攪拌され、薬液として下流側に圧送されており、溶け難
い水和剤をベンチュリー管の作用によって効率良く溶か
すことができる。
【0030】また、請求項2の如くに、重量検出手段上
に水和剤を貯留するタンクを載置し、該タンク内の水和
剤をポンプで吐出される清水内に搬送する水和剤送り装
置の駆動を、重量計で計測するタンク内の水和剤の減少
量と、清水の流量とを比例するように調速制御したこと
によって、水和剤と清水との混合比の精度を高く維持す
ることができ、噴霧作業に適するオペレータが設定した
濃度の薬液を作ることができる。また、噴霧量を調整す
るためにポンプによる清水の吐出量を調整しても、この
吐出する清水の流量に比例して水和剤送り装置が調速制
御されるので、噴霧作業の状態に対応させることができ
る。更に、噴霧作業を終了するために、ポンプによる吐
出を停止したり、清水を貯留するタンク内が空になると
同時に、水和剤の送りが停止され、水和剤を無駄に送る
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水和剤希釈装置を搭載する自走式防除
機の全体側面図である。
【図2】希釈混合機のブロック図である。
【図3】本発明の水和剤希釈装置の側面図部分断面図で
ある。
【図4】水和剤タンクと搬送管との別形態の連結構成を
示す側面断面図である。
【図5】先細ノズルと噴霧部のノズルの口径との関係を
示す図である。
【図6】水和剤を動力噴霧機で吐出する清水に希釈させ
る別実施例のブロック図である。
【図7】水和剤の送る量を調整するシャッター機構を示
す側面図である。
【符号の説明】
2 動力噴霧機(ポンプ) 17 揺動噴霧部 24 水和剤ポンプ 28 混合部 80 水和剤送り装置 81 ベンチュリー管 82 先細ノズル 84 重量計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプにより清水を吐出し、この吐出さ
    れた清水内に、薬剤を混合し、薬液を噴霧する構成にお
    いて、前記ポンプによって吐出する清水を先細ノズルよ
    りベンチュリー管の入口側に吐出し、該ベンチュリー管
    の入口側に薬剤を搬送し、清水に混合したことを特徴と
    する水和剤希釈装置。
  2. 【請求項2】 ポンプにより清水を吐出し、この吐出さ
    れた清水内に、薬剤を混合し、薬液を噴霧する構成にお
    いて、水和剤タンクを重量検出手段上に載置し、ポンプ
    と薬剤混合部の間に清水の流量の検知手段を配置し、水
    和剤タンクと混合部の間に薬剤の投入量調整手段を配置
    し、重量検出手段でタンク内重量の減少量を検出し、該
    減少量と清水の流量とを比例するように投入量調整手段
    を調速制御したことを特徴とする水和剤希釈装置。
JP27438797A 1997-10-07 1997-10-07 水和剤希釈装置 Pending JPH11103753A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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