JPH11102605A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11102605A
JPH11102605A JP26247197A JP26247197A JPH11102605A JP H11102605 A JPH11102605 A JP H11102605A JP 26247197 A JP26247197 A JP 26247197A JP 26247197 A JP26247197 A JP 26247197A JP H11102605 A JPH11102605 A JP H11102605A
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JP
Japan
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lighting
attitude
control
transmission
motor
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Application number
JP26247197A
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English (en)
Inventor
Takao Ogawara
隆夫 大河原
Kyoji Yamazaki
恭二 山崎
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送子機の部品点数を削減して照明システム
全体の低コスト化を図ることができ、狭い配置スペース
でも容易に設置することができるとともに、照明器具姿
勢制御の高速化を可能にする。 【解決手段】 伝送親機11から送信された姿勢情報を
受信する伝送子機20には、2つのモータ駆動制御部
(22a,22b)をそれぞれ配設した複数のモータ基
盤21a乃至21hがブランチ接続される。伝送子機2
0は姿勢制御する照明器具(例えば5a)を指示し、姿
勢情報を該当するモータ駆動制御部22a,22bに供
給する。該モータ駆動制御部は、姿勢情報を基に制御信
号を生成し、この制御信号を用いて駆動部6aのモータ
7a,7bを制御することにより、照明器具5a乃至5
hの姿勢制御を行う。よって、高価な伝送子機数を大幅
に削減することが可能となり、全照明システムの低コス
ト化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、舞台やスタジオ等に用
いられ、姿勢状態を自由自在に姿勢制御可能な照明器具
を備えた照明装置に関し、特に伝送親機から伝送子機を
介してそれぞれの照明器具の姿勢を制御するための制御
信号を伝送する伝送系システムにおいて、低コスト化及
び高機能化を図るのに好適の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、舞台やスタジオ等に用いられる
照明においては、照明の明るさを制御する調光装置を用
いることによって、使用目的(シーン)に応じた最適な
明るさを得るようにしている。調光装置には、様々なシ
ーンに応じた明るさを得るための機能が複数設けられた
ものもあり、これらの複数の機能を効果的に活用するこ
とによって、シーンに応じた演出をより効果的に図るた
めの明るさの制御を可能にする。
【0003】また、シーンに応じた演出をより効果的に
行うためのシステムとして、上述した調光装置による調
光制御とともに、照明の照射方向を任意に制御してより
一層の照明効果を得るための照明装置がある。この照明
装置は、例えば、照明器具を水平及び垂直方向に自在に
回動駆動可能な照明器具駆動制御手段を備えている。こ
の照明器具駆動制御手段は、調光装置とともに配置され
た伝送親機から伝送系を介して供給される照明器具姿勢
情報に基づいて、それぞれの照明の照射方向を変化させ
るように駆動制御することにより、各照明器具における
姿勢を変化させる。
【0004】このような照明器具は、通常、天井等に配
設される場合、あるいは天井側にグリッド、すのこ等を
配設し、このグリッド、すのこ等に照明器具懸架装置と
しての昇降可能な照明バトンに吊り下げられて配置され
る場合がある。特に、劇場等の舞台では、舞台上の主要
領域を効果的にライティング(局部的な照明を得る)す
るために、天井に取り付けられた天井反射板(以下、天
反と称す)に複数の照明器具が配設されるようになって
いる。また、天反に取り付けられた各照明器具には、上
述の照明器具駆動制御手段が取り付けられており、伝送
親機によってその姿勢が制御されるようになっている。
これにより、シーンに応じて最適な照射方向に変化させ
ることで調光装置による調光制御をより効果的に行うこ
とが可能となる。
【0005】また、舞台やテレビスタジオ等では、テレ
ビカメラ等の映像系を経由することが必要となる場合も
ある。この場合には、カメラ感度から規制される照度、
あるいは演色性、色温度、フリッカレス等を配慮した照
明が要求される。したがって、このような要求を満足す
るには、各放送番組のごとに照明灯(以下、ランプと称
す)の配置、姿勢の設定、各ランプの調光設定を行い、
番組の進行につれて各ランプの明るさを調光制御する必
要があるため、上記照明装置による姿勢制御が必要なも
のとなる。
【0006】このような照明器具の姿勢制御が可能な従
来の照明装置を図4に示す。
【0007】図4は従来の照明装置の一例を示すシステ
ム構成図である。尚、図4は、調光装置による照明器具
の調光制御系については、説明簡略化のため省略し、照
明器具の姿勢を制御するのに必要な姿勢情報用伝送系に
ついてのみ示している。
【0008】図4に示すように、劇場の舞台等に用いら
れる上記照明システムにおいては、例えば、照明器具全
ての調光を制御する調光装置が配設された調光室(図示
せず)に、照明器具全ての姿勢を制御するのに必要な姿
勢情報を伝送する伝送親機1が設けられている。この伝
送親機1には、伝送ケーブルC1 を介して、各伝送子基
盤2a,2b,2c,2d…にそれぞれ設けられた伝送
子機3a,3b,3c,3d…が直列的にブランチ接続
されている。これらの伝送子機は、伝送親機1から伝送
された姿勢情報を受信し、該受信した姿勢情報に基づい
て各照明器具の姿勢を制御する。
【0009】具体的には、伝送子機3aは、受信した姿
勢情報を、同じ伝送子基盤2aに設けられた2つのモー
タ駆動制御部4a,4bに供給する。これら2のモータ
駆動制御部4a,4bは、供給された姿勢情報を基に照
明器具姿勢用の制御信号を生成し、該制御信号を用いて
照明器具5aに設けられた駆動部6aを制御する。この
駆動部6aには、例えば、水平方向用に回転駆動するモ
ータ7aと、垂直方向用に回転駆動する他のモータ7b
とが設けられており、これらのモータ7a,7bは、対
応するモータ駆動制御部4a,4bによってその駆動が
制御される。これにより、照明器具5aにおける姿勢が
制御されることで、照明器具5aに内装された照明の照
射方向を伝送親機1からの姿勢情報に基づく方向に変化
させることが可能となる。
【0010】また、他の伝送子機3b,3c,3d…に
ついても上記と同様に動作して、それぞれ対応する照明
器具における姿勢が制御される。尚、上記姿勢情報に
は、所定の照明器具の姿勢を制御するためのアドレス情
報も含まれており、各伝送子機3a,3b,3c,3d
…のうちいずれかの伝送子機は、この伝送されたアドレ
ス情報に基づく照明器具の姿勢を制御するようになって
いる。
【0011】したがって、このような照明装置を用いる
ことにより、劇場の舞台等で使用される調光器具は、調
光制御とともにシーンに応じた最適な姿勢状態を得て、
舞台上で催される主要領域を効果的にライティングする
ことができる。
【0012】しかしながら、このような従来の照明装置
では、伝送親機からの姿勢情報を受信するとともに受信
した姿勢情報に基づいて照明器具における姿勢を制御す
るのに必要な伝送子機は、図中に示すように2つのモー
タ駆動制御部とともに1つの伝送子基盤にそれぞれ配設
されているため、回路部品の高価となる伝送子機の部品
点数が多く、結果として照明システム全体のコストが高
価となってしまうという問題点があった。
【0013】また、各伝送子基盤は、通常、天反に取り
付けられた照明器具の配置状況に応じて天井の裏側面上
に複数配設される。しかし、天井の裏側面上は、調光制
御等の目的に応じた配線もあり、しかも設置スペースが
非常に狭くなっている。ところが、従来の照明装置で
は、伝送子機が照明器具の姿勢を制御する2つのモータ
駆動制御部とで1つの伝送子基盤内に一体的に構成され
ているため、天反に取り付けられ照明器具の配置状態に
応じて、複数の伝送子基盤を天井裏側面上に配設しなけ
ればならず、設置作業が困難であるとともに、照明器具
とモータ制御部とを離して設置することができないとい
う問題点もあった。
【0014】さらに、最近では、舞台の催し物の多様化
に伴い、調光制御及び照明器具における姿勢制御の高速
化が要求されている。つまり、コンサートホール等の舞
台において、調光の急激な切り替わりに対応させるよう
に照明器具の姿勢を急激に変化させるような照明姿勢制
御を行う場合である。このためには、姿勢情報を伝送す
る伝送親機及び伝送子機について、伝送レートを高くす
るようにハード的に構成することが望ましいが、従来の
伝送系では、このような要求を満足することができな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の照
明システムでは、伝送親機からの姿勢情報を受信すると
ともに受信した姿勢情報に基づいて照明器具における姿
勢を制御するのに必要な伝送子機が、2つのモータ駆動
制御部とともに1つの伝送子基盤毎に配設されているた
め、高価である伝送子機の部品点数が多くなってしま
い、結果として照明システム全体のコストが高価となっ
てしまうという問題点があった。
【0016】また、伝送子機が照明器具の姿勢を制御す
る2つのモータ駆動制御部とで1つの伝送子基盤内に一
体的に構成されているため、天反に取り付けられ照明器
具の配置状態に応じて、複数の伝送子基盤を天井裏側面
上に配設しなければならず、設置作業が困難であるとと
もに、照明器具とモータ制御部とを離して設置すること
ができないという問題点もあった。
【0017】そこで、本発明では上記問題点に鑑みてな
されたもので、伝送子機の部品点数を削減して照明シス
テム全体の低コスト化を図ることができ、狭い配置スペ
ースでも容易に設置することができるとともに、照明器
具姿勢制御の高速化を可能にすることのできる照明装置
の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る照明装置は、複数の照明器具の姿勢を制御するための
姿勢情報を送信する主伝送制御手段と;前記主伝送制御
手段から送信された姿勢情報を受信する複数接続された
副伝送制御手段と;前記複数の照明器具毎に設けられ、
該照明器具内の照明の照射方向を変えるように照明器具
の姿勢を変化させるための姿勢駆動手段と;前記副伝送
制御手段により受信した姿勢情報が供給され、該姿勢情
報に基づいて前記姿勢駆動手段を制御をするもので、前
記1つの副伝送制御手段に対して複数接続して構成され
た駆動制御手段と;を具備したものである。
【0019】請求項1記載の発明においては、主伝送制
御手段は、例えば伝送親機であり、複数の照明器具の姿
勢を制御するための姿勢情報を送信する。副伝送制御手
段は、例えば伝送子機であり、前記主伝送制御手段から
送信された姿勢情報を受信するもので複数接続されてい
る。姿勢駆動手段は、照明器具毎に設けられ、該照明器
具内の照明の照射方向を変えるように照明器具の姿勢を
変化させるものである。駆動制御手段は、前記副伝送制
御手段により受信した姿勢情報が供給され、該姿勢情報
に基づいて前記姿勢駆動手段を制御をするものであり、
本発明では、この駆動制御手段が、前記1つの副伝送制
御手段に対して複数接続して構成されている。これによ
り、照明器具の姿勢をシーンに応じて最適に制御するこ
とができると同時に、回路規模の点でコストの高価な伝
送子機数を大幅に削減することが可能となり、全照明シ
ステムにおける低コスト化を図ることができる。
【0020】請求項2に記載の発明による照明装置は、
請求項1に記載の照明装置において、前記1つの副伝送
制御手段は、前記複数接続された駆動制御手段とで一体
的に構成したことを特徴とするものである。
【0021】請求項2記載の発明においては、前記1つ
の副伝送制御手段は、前記複数接続された駆動制御手段
とで一体的に構成される。これにより、上記発明と同様
の効果を得る他、従来、天井裏側面上に設置されていた
駆動制御手段を、副伝送制御手段とともに他の設置スペ
ースの大きな例えば配電盤室等に配設することが可能と
なり、配線接続を容易にし、また、天反等の各照明器具
の取り付け作業も容易に行うことができ、即ち、作業の
簡素化、作業効率及び作業安全性等の向上を図ることが
できるという効果を得る。
【0022】請求項3に記載の本発明の照明装置は、請
求項1及び請求項2のどちらか一方に記載の照明装置に
おいて、前記副伝送制御手段と前記駆動制御手段との少
なくとも一方に、前記駆動制御手段と前記姿勢駆動手段
との間に流れる制御電流を常に一定にさせるように制御
する定電流制御部を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項3記載の本発明においては、前記副
伝送制御手段と前記駆動制御手段との少なくとも一方
に、前記駆動制御手段と前記姿勢駆動手段との間に流れ
る制御電流を常に一定にさせるように制御する定電流制
御部が設けられている。これにより、例えば駆動制御手
段と照明器具の姿勢駆動手段とを接続する信号ケーブル
の長さを、設置状況に応じて従来より大幅に長く設定し
た場合でも、信号ケーブルの付加抵抗等に起因する姿勢
制御電流の変化を、前記定電流制御部により、安定化を
図ることが可能となり、安定した照明器具の姿勢制御を
行うことができる。したがって、舞台を有する大規模の
劇場や大きなコンペションホール等に採用することも可
能となり、使用用途が拡大する等の効果もある。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0025】図1は本発明に係る照明装置の一実施形態
例を示し、装置のシステム構成例を示すブロック図であ
る。尚、図1に示す照明システムにおいては、図4と同
様に調光装置による照明器具の調光制御系については、
説明簡略化のため省略し、照明器具の姿勢を制御するの
に必要な姿勢情報用伝送系についてのみを示している。
また、図1の装置は、図4に示す装置と同様の構成要素
については、同様の符号を付している。
【0026】図1に示すように、劇場の舞台等に用いら
れる照明システムにおいては、例えば、照明器具全ての
調光を制御する調光装置が配設された調光室(図示せ
ず)に、照明器具全ての姿勢を制御するのに必要な姿勢
情報を伝送する主伝送制御手段としての伝送親機1が設
けられている。
【0027】この伝送親機1には、所定数の照明器具毎
に設けられた副伝送制御手段としての伝送子機20が伝
送ケーブルC1 を介して直列的にブランチ接続されてい
る。伝送親機11は、複数の照明器具における姿勢を制
御するための制御情報や、実際に姿勢が制御される照明
器具のアドレス情報等の姿勢情報を、接続される伝送子
機20に対して伝送する。
【0028】伝送子機20は、従来技術とは異なり、例
えば2つのモータ駆動制御部とは別体に構成されてい
る。つまり、1つの伝送子基盤内(図4参照)に一緒に
配設されるものではなく、例えば1つの伝送子機20に
対して、2つのモータ駆動制御部を配設した複数のモー
タ基盤21a乃至21hが信号ケーブルC2 により直列
的にブランチ接続されるようになっている。
【0029】例えば、本実施形態例の場合では、1つの
伝送子機20に対して、8つのモータ基盤21a乃至2
1hが接続されている。これらのモータ基盤21a乃至
21hには、それぞれ2っの駆動制御部が配設されてお
り、図中に示すようにモータ基盤21aにはモータ駆動
制御部22a,22bが、モータ基盤21bにはモータ
駆動制御部22c,22dが、モータ基盤21cにはモ
ータ駆動制御部22e,22fが、モータ基盤21dに
はモータ駆動制御部22g,22hが配設され、続く8
つ目のモータ基盤21aについても同様にモータ駆動制
御部22o,22pが配設されるようになっている。
尚、伝送子機に対するモータ基盤の比率は、上記のよう
に1:8に限定されるものではなく、モータ基盤数をそ
れ以上に増やすことも可能であり、また、舞台の使用目
的に応じて設置される照明器具の設置個数に基づき、必
要な数のモータ基盤を設けるようにしても良い。
【0030】伝送子機20には、同様に複数のモータ基
盤を接続した他の伝送子機が伝送ケーブルC1 を介して
ブランチ接続されるようになっており、これらの伝送子
機は、伝送親機1から伝送された姿勢情報を受信し、該
受信した姿勢情報に基づいて各照明器具5a乃至5hの
姿勢を制御する。
【0031】具体的には、伝送子機20は、受信した姿
勢情報に含まれるアドレス情報に基づく照明器具の姿勢
を制御するように該当するモータ基盤に配設されたモー
タ駆動制御部に、信号ケーブルC3 を介して姿勢制御
情報を供給する。例えば、モータ基盤21aに対応する
照明器具が指定され、モータ基盤21aのモータ駆動制
御部22a,22にそれぞれ姿勢情報が供給されたもの
とすると、これら2のモータ駆動制御部22a,22b
は、供給された姿勢情報を基に照明器具姿勢用の制御信
号を生成し、該制御信号を信号ケーブルC2 を介して照
明器具5aに設けられた駆動部6aに供給することによ
り、この駆動部6aを制御する。この駆動部6aには、
例えば、水平方向用に回転駆動するモータ7aと、垂直
方向用に回転駆動する他のモータ7bとが設けられてお
り、これらのモータ7a,7bは、対応するモータ駆動
制御部4a,4bによってその駆動が制御される。これ
により、照明器具5aにおける姿勢が制御されること
で、照明器具5aに内装された照明の照射方向を伝送親
機1からの姿勢情報に基づく方向に変化させることが可
能となる。
【0032】また、他のモータ基盤、あるいは全てのモ
ータ基盤における照明器具の姿勢制御が指定された場合
でも、上記と同様に動作して、それぞれ対応する照明器
具における姿勢が制御される。
【0033】一方、複数の照明器具5a乃至5hは、例
えば劇場の舞台等の天井に取り付けられた天反の所定位
置に複数配設されている。これらの照明器具5a乃至5
hには、舞台上の所定領域を照射するためのランプがそ
れぞれ内装されているとともに、上述したようにランプ
の照射方向を可変させるための駆動部6a乃至6hがそ
れぞれ備えられいる。尚、これら駆動部6a乃至6h
は、照明器具近傍に夫々配置されている場合もある。
【0034】また、上記照明器具5a乃至5hにおける
それぞれのランプは、図示しない調光制御系を介して調
光制御されるようになっている。
【0035】このような構成の照明装置を用いることに
より、劇場の舞台等で使用される調光器具は、調光制御
とともにシーンに応じた最適な姿勢状態を得て、舞台上
で催される主要領域を効果的にライティングすることが
できる。
【0036】したがって、本実施形態例によれば、図4
に示す従来技術に示すように伝送子機と2つのモータ駆
動制御部との配置形態比率が1:1ではなく、例えば伝
送子機1つに対して複数のモータ駆動制御部で配置して
構成することができる。このような構成においても、調
光制御とともにシーンに応じた最適な姿勢制御を行うこ
とができ、最適に照明器具における姿勢状態を得て、舞
台上で催される主要領域を効果的にライティングするこ
とができる。これにより、従来の問題点であった高価な
伝送子機を大幅に削減することが可能となり、全体の照
明システムにおける低コスト化を容易に実現することが
できる。
【0037】また、本実施形態例では、伝送親機11及
び伝送子機20(他の伝送子機も含む)が上述したよう
な接続構成となっていることから、該伝送親機11及び
伝送子機20(他の伝送子機も含む)における回路構成
において、急激な姿勢変更のある姿勢制御を行う場合で
もその高レートな姿勢情報を伝送することができるよう
に、ハード的に改善を図ることが容易であり、またソフ
ト的にも十分対応させることもできる。実際には、伝送
親機11及び伝送子機20自体のコストが従来のものよ
りも多少コストが高くなるが、伝送子機の削減により、
照明システム全体としては、実施可能である。
【0038】また、本実施形態例によれば、各照明器具
が天反等に取り付けられた場合でも、これらの照明器具
を姿勢制御する2つのモータ駆動制御部を含むモータ基
盤は、上記照明器具に対して信号ケーブルC2 にて接続
されているため、天井裏等に設置する必要もないことか
ら、狭い設置スペースの天反でも照明器具を取り付ける
ことが可能となり、またその設置に伴う取付工事も容易
に行うことが可能となる。
【0039】ところで、本発明に係る照明装置では、さ
らに、狭い配置スペースの天反でも照明器具の取り付け
を容易にできるとともに、上記伝送子機及びモータ基盤
等の配線接続も容易に行うことが可能である。このよう
な実施形態例を図2及び図3に示す。
【0040】図2及び図3は本発明に係る照明装置の他
の実施形態例を示し、図2は該装置のシステム構成を示
すシステム構成図、図3は実際に舞台等のホールにて配
設された場合の概略構成図である。尚、図3及び図4
は、図1に示す装置と同様な構成要素については同符号
を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0041】本実施形態例では、前記実施形態例におけ
る伝送子機と複数のモータ基盤21a乃至21hとを1
つの制御ボックス30として一体的に構成し、この制御
ボックス30と各照明器具とを接続する信号ケーブルC
2 を大幅に長くするように構成することで、狭い設置ス
ペースの天反でも、複数の照明器具の取り付けを容易
し、また、上記制御ボックス30を他の影響のない場所
へと配設可能とすることで、必要な配線接続を容易に行
えるように構成したことが前記実施形態例と異なる点で
ある。
【0042】具体的には、図2に示すように、前記実施
形態例の伝送子機20とほぼ同様に動作する伝送子機2
0と、該伝送子機20に信号ケーブルC3 を介してブ
ランチ接続されるモータ基盤21a乃至21hとを、1
つの制御ボックス30として一体的に構成する。そし
て、このように構成した制御ボックス30を、例えば図
3に示すように、舞台裏や2階、あるいは3階等の配線
専用に設けられた配電盤室等に配設する。この場合、当
然ながら、制御ボックス30と、天反等に取り付けられ
た複数の照明器具5a乃至5h(図中には説明簡略化の
ため、3つの照明器具を図示)との接続距離が長くな
る。
【0043】そこで、本実施形態例では、各モータ基盤
21a乃至21hのそれぞれのモータ駆動制御部とそれ
ぞれ対応する照明器具とを接続する信号ケーブルC2 の
長さを、前述したような配置状態に応じて決定し、つま
り、信号ケーブルC2 による接続距離を長くする。
【0044】実際には、上記信号ケーブルC2 の長さが
約50mとなるように接続距離を確保する。このため、
従来技術にて使用されていた約2m程度の伝送ケーブル
と比較すると、極端に長くすることが可能である(図3
参照)。
【0045】したがって、このように構成することによ
り、従来技術のように各伝送子機及びモータ駆動制御部
を含む伝送子基盤を、天井の裏側面上に配設するする必
要もなく、主となる姿勢制御回路系、即ち制御ボックス
30を、煩雑で配線接続作業に影響のない配電盤室等に
配設することができるため、狭い天反等の照明器具の取
り付けをさらに容易行うことが可能となる。
【0046】しかし、上記のように制御ボックス30と
各照明器具5a乃至5hとの接続距離を長くすると、信
号ケーブルC2 の付加抵抗等の理由により、両機器間に
流れる制御電流が変化する場合も考えられる。そこで、
本実施形態例では、常に一定した制御電流を各照明器具
における駆動部(モータ)に供給して、安定した姿勢制
御を行うために、各モータ基盤のモータ駆動制御部22
a乃至22p内に、定電流制御部23がそれぞれ設けら
れている。
【0047】したがって、図3に示すように、照明器具
と制御ボックス30とを接続する信号ケーブルC2 の接
続距離が長くなったとしても、各モータ駆動制御部22
a乃至22pのそれぞれの定電流制御部23によって、
常に一定の姿勢制御信号を各照明器具における駆動部に
供給することができるため、常に安定した姿勢制御を行
うことが可能となる。
【0048】以上、説明したように本実施形態例によれ
ば、上記実施形態例と同様に効果を得る他に、伝送子機
と複数のモータ駆動制御部とを1つの制御ボックス30
として構成することにより、このような該姿勢制御回路
系と各照明器具及び駆動系とを、離して配設することが
可能となるため、狭い天反等の照明器具の取り付けや、
姿勢制御系との配線接続作業をさらに、容易に行うこと
ができるという効果を得る。
【0049】尚、本実施形態例においては、照明器具と
の接続機距離の拡大化に伴い、安定した姿勢制御を行う
ための定電流制御部23を各モータ駆動制御部22a乃
至22p内にそれぞれ設けたことについて説明したが、
これに限定されることはなく、例えば制御ボックス30
内の伝送子機20が、上述したような定電流制御部によ
る機能を保持するように構成しても良い。この場合に
も、上記実施形態例と同様の効果を得ることは明らかで
ある。
【0050】また、本発明に係る実施形態例において
は、天井に固定された天反用の照明器具の姿勢制御につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばテ
レビスタジオ等に使用される照明バトンに取り付けられ
た照明器具の姿勢制御を行うことも可能である。この場
合においても、上記実施形態例と同様の効果を得ること
ができる。
【0051】さらに、本発明に係る実施形態例において
は、照明器具の駆動部に異常が発生した場合の対応とし
て、前記伝送親機、伝送子機、モータ基盤、照明器具間
を接続する緊急時用の伝送系を設けるとともに、駆動部
の異常を検出するセンサー等の異常検出手段を設け、こ
の異常検出手段により異常が検出した場合には、伝送親
機からの操作により、あるいは自動的に、舞台上のある
所定領域に照明光を照射させるように駆動部を制御して
照明器具の姿勢制御を行えるように構成しても良い。こ
れにより、緊急時の場合にも催しものの進行を大きく妨
げることもない。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、照明器具の姿
勢をシーンに応じて最適に制御することができると同時
に、回路規模の点でコストの高価な伝送子機数を大幅に
削減することが可能となり、全照明システムにおける低
コスト化を図ることができる。
【0053】請求項2及び請求項3の発明によれば、上
記発明と同様の効果を得る他、従来、天井裏側面上に設
置されていた伝送子機及びモータ駆動制御部を、伝送子
機とともに他の設置スペースの大きな例えば配電盤室等
に配設することが可能となり、配線接続を容易にし、ま
た、天反等の各照明器具の取り付け作業も容易に行うこ
とができ、作業の簡素化、作業効率及び作業安全性等の
向上を図ることができる。また、例えばモータ駆動制御
部と照明器具とを接続する伝送ケーブルの長さを、設置
状況に応じて従来より大幅に長く設定した場合でも、伝
送ケーブルの付加抵抗等に起因する姿勢制御電流の変化
を、定電流制御部により、安定化を図ることが可能とな
り、安定した照明器具の姿勢制御を行うことができる。
したがって、舞台を有する大規模の劇場や大きなコンペ
ションホール等に採用することも可能となり、使用用途
が拡大する等の効果もある。さらに、伝送子機の大幅の
削減に伴う低コスト化により、伝送親機及び伝送子機に
対し、急激に切り替わる高速モードの姿勢制御を行うた
めに必要な高レートな姿勢情報の伝送ができるように、
ハード的あるいはソフト的にも対応させることが可能と
なり、より機能の高い照明システムを構築することも可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明装置の一実施形態例を示すシ
ステム構成図。
【図2】他の実施形態例の一例を示すシステム構成図。
【図3】図2の具体的設置状態を説明するための概念
図。
【図4】従来の照明装置の一例を示すシステム構成図。
【符号の説明】
11…伝送親機、 20…伝送子機、 21a〜21h…モータ基盤、 22a〜22p…モータ駆動制御部、 5a〜5h…照明器具、 6a〜6h…駆動部、 7a〜7p…モータ、 30…制御ボックス、 C1 …伝送ケーブル、 C2 ,C3 …信号ケーブル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の照明器具の姿勢を制御するための
    姿勢情報を送信する主伝送制御手段と;前記主伝送制御
    手段から送信された姿勢情報を受信する複数接続された
    副伝送制御手段と;前記複数の照明器具毎に設けられ、
    該照明器具内の照明の照射方向を変えるように照明器具
    の姿勢を変化させるための姿勢駆動手段と;前記副伝送
    制御手段により受信した姿勢情報が供給され、該姿勢情
    報に基づいて前記姿勢駆動手段を制御をするもので、前
    記1つの副伝送制御手段に対して複数接続して構成され
    た駆動制御手段と;を具備したことを特徴とする照明装
    置。
  2. 【請求項2】 前記1つの副伝送制御手段は、前記複数
    接続された駆動制御手段とで一体的に構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記副伝送制御手段と前記駆動制御手段
    との少なくとも一方に、前記駆動制御手段と前記姿勢駆
    動手段との間に流れる制御電流を常に一定にさせるよう
    に制御する定電流制御部を設けたことを特徴とする請求
    項1及び請求項2のどちらか一方に記載の照明装置。
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