JPH109926A - 流量検知装置 - Google Patents

流量検知装置

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JPH109926A
JPH109926A JP16647896A JP16647896A JPH109926A JP H109926 A JPH109926 A JP H109926A JP 16647896 A JP16647896 A JP 16647896A JP 16647896 A JP16647896 A JP 16647896A JP H109926 A JPH109926 A JP H109926A
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JP
Japan
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crank
flow rate
detecting device
reverse rotation
claw
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Application number
JP16647896A
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English (en)
Inventor
Hajime Onoda
元 小野田
Masasuke Tochisawa
昌佐 栃澤
Mitsuharu Itabashi
光治 板橋
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TOKYO RIKA KOGYOSHO KK
Original Assignee
TOKYO RIKA KOGYOSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で容易に機械的および電気的なガ
ス流量の誤検知を防止できる流量検知装置を提供する。 【解決手段】 検知手段からのガスの流過による動作に
より回転する略円板状のクランク64の周面に外方に突出
する爪部66を複数設ける。クランク64を回転自在に支持
する基台60に、略円板状の周面に爪部66に係合する係合
爪部88を突設して形成した逆止体87を回転可能に軸支す
る。逆止体87の周面に、基台60に切欠形成した切欠部の
縁の規制部に当接し逆止体87の逆転を規制する逆転止部
89を突設する。検知手段の第1の計量室の第1の計量膜
に設けた磁石の移動により磁気を検知する磁気センサを
有しガス流量を算出する制御手段を設ける。係合爪部88
が爪部66に係合する逆止体87を逆転止部89の規制部90へ
の当接にて逆転規制し、ガスの逆流によりクランク64の
逆転を防止し、誤表示を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検知手段にて検知
した流動性を有する被検知物の流量を表示手段にて表示
させる流量検知手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば流動性を有する被検知物で
あるガスの流量を検知する流量検知装置としては、特開
平7−27583号公報に記載のように、ガスの流過に
伴って異なる位相で移動する2つの計量膜にそれぞれ磁
石を設けるとともに、流量検知装置本体に計量膜の移動
による磁石の磁力にて開閉する磁気センサなどの磁力感
知素子をそれぞれ設けて、この磁力感知素子の位相差に
よる開閉動作を積算してガス流量を電気的に算出する一
方、計量膜の移動に伴って各種ギアを介して表示手段の
数字車を回転させてガス流量を機械的に表示させる。ま
た、計量膜の移動に伴って回動するクランクアームおよ
びこのクランクアームの逆回転を規制する逆転防止用の
2個の爪にて構成しガスの逆流による磁力感知素子の開
閉動作を行わせる磁石の動きを規制する逆転防止手段を
備え、ガスの逆流の際、クランクアームの逆回転を爪が
規制することにより、ガスの逆流による計量膜とともに
位相差を有して移動する磁石にて磁力感知素子の開閉動
作である積算検知により生じるガス流量の誤積算を防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−27583号公報に記載の流量検知装置におい
て、計量膜に一対の磁石を設けるとともに、これら磁石
に対応する磁気センサを一対設けているため、構造が複
雑で、演算制御が煩雑となる。さらに、クランクアーム
の逆転を2個の爪で規制するため、クランクアームは最
大で約180度逆転するため、磁力感知素子の位相差に
よる開閉動作の積算検知のタイミングとクランクアーム
の逆転規制とのタイミングとの設定が煩雑で、磁力感知
素子の位相差による開閉動作の積算検知の防止が困難で
ある。
【0004】そこで、複数のクランクアームを設けるこ
とも考えられるが、複数のクランクアームを設けること
により、部品点数が増大し逆転防止手段が大型化すると
ともに、組立製造性が低下する問題がある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡単な構成で容易に被検知物の流量の誤検知を防
止する流量検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の流量検知
装置は、流動性を有する被検知物の流量を検知する検知
手段からの検知結果に基づき表示手段にて前記被検知物
の流量を表示させる流量検知装置において、検知手段か
らの検知結果に対応して回転し爪部を複数突設した略円
板状のクランクと、このクランクに対応して移動自在に
設けられこのクランクの逆回転時のみ前記爪部に係合し
て逆回転を規制する逆止体とを具備したもので、検知手
段からの検知結果に対応して回転する略円板状のクラン
クに対応して移動する逆止体が、クランクの逆回転時の
みクランクに複数突設した爪部に係合することによりク
ランクの逆回転を規制するので、簡単な構成でクランク
の逆回転の際にクランクの逆回転を規制する逆止体が係
合する爪部を容易に複数形成可能で、クランクの逆回転
の角度が小さくなり、容易に被検知物の流量の誤検知を
防止する。
【0007】請求項2記載の流量検知装置は、請求項1
記載の流量検知装置において、爪部は、クランクの周面
に外周方向に複数突出形成されたもので、クランクの周
面に外周方向に突設する爪部を複数形成するため、クラ
ンクの逆回転の際にクランクの逆回転を規制して被検知
物の流量の誤検知を防止する逆止体が係合する爪部を簡
単な構成で容易に複数形成可能である。
【0008】請求項3記載の流量検知装置は、請求項1
記載の流量検知装置において、爪部は、クランクの一面
側に向けて複数突出形成されたもので、クランクの一面
側に向けて爪部を複数突出形成したため、クランクの逆
回転の際にクランクの逆回転を規制して被検知物の流量
の誤検知を防止する逆止体が係合する爪部を簡単な構成
で容易に複数形成可能である。
【0009】請求項4記載の流量検知装置は、請求項1
ないし3いずれか一記載の流量検知装置において、逆止
体は、クランクの順回転のみ回動可能であるもので、ク
ランクの爪部に係合して逆回転を規制する逆止体をクラ
ンクの順回転のみ回動可能に設けたため、簡単な構成で
容易にクランクの逆転を規制する。
【0010】請求項5記載の流量検知装置は、請求項1
ないし4いずれか一記載の流量検知装置において、検知
手段の検知結果に対応してクランクを回転可能に支持す
るとともに逆止体を回動自在に支持する基台と、この基
台に設けられ前記クランクの逆回転時に前記逆止体の回
動を規制する規制部とを備えたもので、基台に検知手段
の検知結果に対応してクランクを回転可能に支持すると
ともに、基台に設けた規制部にてクランクの逆回転時に
逆止体の回動を規制するため、簡単な構成で容易にクラ
ンクの逆転を規制する。
【0011】請求項6記載の流量検知装置は、請求項1
ないし5いずれか一記載の流量検知装置において、逆止
体は、略円板状に形成され、周面にクランクの順回転の
際にこのクランクの爪部を乗り越え前記クランクの逆回
転の際に前記爪部に係合可能に外周方向に突出する係合
爪部を有したもので、略円板状の逆止体の周面に、クラ
ンクの順回転の際に爪部を乗り越え逆回転の際に爪部に
係合する係合爪部を外周方向に突出形成したため、簡単
な構成で容易にクランクの逆転を規制する。
【0012】請求項7記載の流量検知装置は、請求項1
ないし3いずれか一記載の流量検知装置において、逆止
体は、クランクの平面に対して交差方向にのみ移動可能
であるもので、クランクの爪部に係合して逆回転を規制
する逆止体をクランクの平面に対して交差方向にのみ移
動可能に設けたため、簡単な構成で容易にクランクの逆
転を規制する。
【0013】請求項8記載の流量検知装置は、請求項1
ないし3および7いずれか一記載の流量検知装置におい
て、検知手段の検知結果に対応してクランクを回転可能
に支持する基台と、この基台に設けられ逆止体を前記ク
ランクの平面に対して交差方向のみ移動可能に案内する
ガイド部とを備えたもので、基台に検知手段の検知結果
に対応してクランクを回転可能に支持するとともに、ク
ランクの逆回転を規制する逆止体を基台に設けたガイド
部にてクランクの平面に対して交差方向のみ移動可能に
案内して逆止体の移動を規制するため、簡単な構成で容
易にクランクの逆転を規制する。
【0014】請求項9記載の流量検知装置は、請求項7
または8記載の流量検知装置において、逆止体は、移動
方向の先端部が爪部間の距離と略同寸法に形成されたも
ので、逆止体の移動方向の先端部を爪部間の距離と略同
寸法に形成したため、クランクの逆転の際に逆止体の移
動方向の先端部が係合するクランクに設けた爪部と逆止
体の先端部とのがたつきが減少し、簡単な構成で容易に
クランクの逆回転の角度が小さくなる。
【0015】請求項10記載の流量検知装置は、請求項
7ないし9いずれか一記載の流量検知装置において、逆
止体は、移動方向の先端面にクランクの順回転の際にこ
のクランクの爪部を乗り越え前記クランクの逆回転の際
に前記爪部に係合する複数の係合爪部を有したもので、
逆止体の移動方向の先端面に、クランクの順回転の際に
爪部を乗り越え逆回転の際に爪部に係合する複数の係合
爪部を設けたため、簡単な構成で逆止体によるクランク
の逆回転の角度が小さくなり、容易に被検知物の流量の
誤検知を防止する。
【0016】請求項11記載の流量検知装置は、請求項
7ないし10いずれか一記載の流量検知装置において、
逆止体は、自重により常時先端部がクランクの爪部の突
出する側の面に当接するもので、逆止体を自重により常
時先端部がクランクの爪部の突出する側の面に当接させ
て移動可能に支持したため、簡単な構成で容易にクラン
クの逆転を規制する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流量検知装置の実
施の一形態の構成を図1ないし図11を参照して説明す
る。
【0018】図8ないし図11において、1は流量検知
装置本体で、この流量検知装置本体1は、流動性を有し
た被検知物である例えばガスの流量を検知する。そし
て、この流量検知装置本体1は、ガスが流入および排出
して流量を検知する検知手段2を備えた第1のケース3
を有している。また、この第1のケース3の前面には、
検知手段2から出力される検知信号に基づいて流量を計
測したり各種制御を行う制御手段4を備えた第2のケー
ス5が設けられている。さらに、第1のケース3および
第2のケース5の上方には、これらの上方に位置し検知
手段2および制御手段4からの出力に基づいてガスの流
量を表示する表示手段6を備えた第3のケース7が設け
られている。
【0019】そして、第1のケース3は、一面側が開口
するとともに一側にガスが流入する流入孔10およびガス
を流出する流出孔11を開口する皿状部12が前後方向にそ
れぞれ開口した断面略H字状に形成されている。また、
この第1のケース3の皿状部12,12には、蓋体13,13が
皿状部12,12の開口をそれぞれ閉塞するように取り付け
られている。また、皿状部12,12内には、可撓性を有し
たゴムなどの第1の計量膜15および第2の計量膜16が皿
状部12,12の底面部17を覆うように底面部17および蓋体
13,13との間に位置してラッパ状の膜固定板18,18にて
それぞれ取り付けられている。そして、これら第1の計
量膜15および第2の計量膜16の取り付けにより、底面部
17と第1の計量膜15および第2の計量膜16とにて第1の
計量膜15および第2の計量膜16が移動可能な移動空間19
が区画され、第1の計量膜15および第2の計量膜16と蓋
体13,13とにてガスが流入および流出可能に流入孔10お
よび流出孔11に連通する第1の計量室20および第2の計
量室21がそれぞれ区画形成されている。
【0020】また、第1の計量膜15および第2の計量膜
16の略中央には、膜固定板18,18の開口を略閉塞するよ
うに一対の略円板状の補強板23,23が第1の計量膜15お
よび第2の計量膜16をそれぞれ挟持するように略中央で
ねじ24などにて取り付けられている。なお、補強板23,
23は、周縁近傍に周方向に沿って溝状の補強部25が円周
状に形成され、補強板23,23の周縁近傍が第1の計量膜
15および第2の計量膜16を確実に挟持するようになって
いる。
【0021】さらに、外側である第1の計量室20および
第2の計量室21側に位置する補強板23,23の略中央に
は、この補強板23を取り付けるねじ24にて軸受部27がそ
れぞれ取り付けられている。そして、この軸受部27に
は、棒状のシャフト28が取り付けられ、このシャフト28
には腕部29が軸支されている。この腕部29は、軸受部27
にシャフト28にて軸支される平板部30を有しこの平板部
30に、先端部に把持部31を設けた細長板状の補強体32の
基端部が一体的に複数突出形成されている。そして、腕
部29は、左右方向に長手方向を有して先端部が第1のケ
ース3の一側に位置するように先端部が前後方向に揺動
可能となっている。また、前面側に位置する第1の計量
室20の軸受部27に軸支された腕部29の平板部30には、磁
石34がホルダ35にて取り付けられている。
【0022】また、腕部29,29の先端の把持部31,31に
は、上下方向に軸方向を有し上端部が第3のケース7内
に位置する細長棒状の検出部37が一体的にそれぞれ設け
られ、これら一対の検出部37,37は第1のケース3に設
けた上部軸受38および下部軸受39によりそれぞれ回転自
在に軸支されている。さらに、検出部37,37の上端部に
は、平面略く字状に屈曲する細長板状の第1の肘部40の
一端が一体的にそれぞれ設けられている。なお、上部軸
受38は、第1のケース3である第1の計量室20および第
2の計量室21内と第3のケース7内との気密を保持する
シール性を有したものを用いる。
【0023】そして、第1の計量室20および第2の計量
室21内へのガスの流入および流出による第1の計量膜15
および第2の計量膜16の移動により、腕部29,29が軸受
部27,27に対してそれぞれ回動、すなわち一端部が軸支
された検出部37,37を中心軸として平板部30,30側が前
後方向に揺動し、この腕部29,29の揺動に伴って把持部
31,31にて一体的に連結された検出部37,37がそれぞれ
回転することにより、第1の肘部40の先端部がそれぞれ
揺動する。これら腕部29,29に連結された検出部37,37
をそれぞれ設けた第1の計量膜15および第2の計量膜16
を備えた第1の計量室20および第2の計量室21にて検知
手段2が構成されている。
【0024】また、前側に位置する第1の計量室20の前
方には、蓋体13を覆うように箱状の第2のケース5が取
り付けられ、蓋体13と第2のケース5とにて、制御室42
が区画形成されている。この制御室42内には、ガスの異
常流量などにて図示しない警報装置を駆動させたり、ガ
スの流量を図示しない計測装置にて計測させるなどの制
御を行う制御手段4が設けられている。この制御手段4
は、各種電気部品43、電池44などの電源および外部と各
種信号の送受を行うターミナル45などが搭載された回路
基板46にて構成されている。さらに、制御手段4を構成
する回路基板46には、磁石34に対向する位置に磁気セン
サ47が設けられている。
【0025】一方、第1のケース3の上部には、第3の
ケース7が取り付けられている。そして、この第3のケ
ース7は、検出部37,37に接続されこれら検出部37,37
の動作を表示手段6に伝達する伝達手段50が配設され第
1のケース3の流入孔10に連通する伝達室51と、伝達手
段50にて伝達される検出部37,37の動作によりガス流量
を表示する表示手段6が配設された表示室52とが仕切壁
53にて区画形成されている。また、第3のケース7に
は、ガスが供給される図示しない供給上流管が接続され
伝達室51内を介して第1のケース3の流入孔10に連通し
て第1の計量室20および第2の計量室21内にガスを流入
させる略円筒状の導入部55と、各箇所にガスを供給させ
る図示しない供給下流管が接続され第1のケース3の流
出孔11に連通し第1の計量室20および第2の計量室21内
の計量後のガスを流出させる略円筒状の導出部56とが設
けられている。
【0026】そして、伝達手段50は、図1ないし図4に
示すように、2本の脚部58,58および2本の脚軸部59,
59を有した基台60を備え、これら脚部58,58および脚軸
部59,59にて基台60が第3のケース7の伝達室51内に取
り付けられる。また、2本の脚軸部59,59の先端部に
は、図9ないし図11に示すように、第3のケース7と
の間に第1のバルブ61および第2のバルブ62の端部が回
動可能に軸支されている。そして、これら第1のバルブ
61および第2のバルブ62は、流入孔10を開口した際に流
出孔11を閉塞し、流入孔10を閉塞した際に流出孔11を導
出部56に連通させるように中空状に形成されている。
【0027】また、基台60には、図1ないし図4に示す
ように、黄銅などにて略円板状に例えば打ち抜き形成さ
れたクランク64が黄銅などにて棒状に形成された第1の
軸部材65にて回転自在に設けられている。このクランク
64には、周面に外周方向に爪部66が略等間隔で複数、例
えば8個突出形成されている。
【0028】さらに、第1の軸部材65の一端部には、例
えば黄銅製の第1のハンドル67が一体的に設けられてい
る。この第1のハンドル67は、長方形の板状のハンドル
部68を有し、このハンドル部68の長手方向の一端部が第
1の軸部材65に一体的に軸支され、クランク64と一体的
に回転する。また、第1のハンドル67のハンドル部68の
長手方向の他端部には、略直交方向に第1の取手部69を
突設している。そして、1対の検出部37,37の上端部に
それぞれ設けた第1の肘部40の先端部にピン70にて一端
部が回転自在にそれぞれ軸支された細長板状の第2の肘
部71の先端部が回転自在に軸支され、第1のハンドル67
は検出部37の回転により第1の肘部40および第2の肘部
71にて回転される。
【0029】また、クランク64を軸支する第1の軸部材
65には、クランク64と第1の取手部69との間に位置して
第1の歯車73が同軸上に一体的に設けられている。
【0030】一方、基台60には、第1の軸部材65と略直
交方向にねじれの位置で第2の軸部材74が回転自在に軸
支されている。そして、この第2の軸部材74の略中央に
は、第1の歯車73に係合する第2の歯車75が一体的に設
けられ、第1の軸部材65が検出部37,37の回転にて回転
することにより、第2の軸部材74が回転する。さらに、
第2の軸部材74の基台60から突出する一端部には、第2
の取手部76を突設する第2のハンドル77が一体的に設け
られている。なお、第1の歯車73および第2の歯車75に
は、潤滑剤を塗布するなどの円滑処理を行っておくこと
が好ましい。
【0031】また、クランク64には、周縁近傍に偏位し
てクランクピン80が突出形成されている。そして、この
クランクピン80の先端には、例えば黄銅にて細長板状に
形成された位相部81が長手方向をクランク64の直径方向
に沿わせて一端部が一体的に設けられている。また、ク
ランクピン80には、クランク64と位相部81との間に位置
して細長板状の第1のクランクアーム82が回転自在に軸
支されている。さらに、位相部81の他端部には、同様に
細長板状の第2のクランクアーム83が回転自在に設けら
れている。
【0032】そして、第1のクランクアーム82および第
2のクランクアーム83の先端部には、図5および図11
に示すように、第1のバルブ61および第2のバルブ62の
略中央位置にそれぞれ軸支され、第1のバルブ61および
第2のバルブ62を回動して第1の計量室20および第2の
計量室21へのガスの流入および流出を制御、すなわち流
入孔10および流出孔11をそれぞれ開閉自在に閉塞させ
る。そして、検出部37,37の回転により第1の軸部材65
を介して第2の軸部材74が回転することにより、クラン
ク64が回転し、位相部81を介して第1のクランクアーム
82および第2のクランクアーム83が第1のバルブ61およ
び第2のバルブ62を位相差を有して回動させて流入孔10
および流出孔11をそれぞれ位相差を設けて開閉する。こ
の位相差を有した第1のバルブ61および第2のバルブ62
による開閉により、第1の計量室20および第2の計量室
21内へのガスの流入および流出が位相差を有して行わ
れ、第1の計量膜15および第2の計量膜16が位相差を有
して移動する。
【0033】また、基台60には、クランク64の周縁上方
に対応する位置にコ字状の切欠部85が切欠形成され、こ
の切欠部85の上方には突出形成された軸ピン86に回転自
在に軸支された略円板状の逆止体87が設けられている。
この逆止体87は、周面に外周方向に突出しクランク64の
爪部66,66間に係合する係合爪部88が形成されていると
ともに、切欠部85の縁に係合する逆転止部89が突出形成
され、この逆転止部89が係合する切欠部85の縁が規制部
90となる。なお、この逆転止部89および規制部90にて逆
転止手段91が構成されている。
【0034】そして、逆止体87は、自重により常時係合
爪部88がクランク64の爪部66に係合するようにクランク
64の周縁部分に当接するとともに逆転止部89が基台60の
規制部90に当接するように基台60に支持され、係合爪部
88が係合する爪部66を有したクランク64とにてラッチ機
構が構成されている。すなわち、逆止体87の逆転止部89
および規制部90により、クランク64が順方向に回転、す
なわちクランク64が順回転、すなわち流入孔10から第1
の計量室20および第2の計量室21にガスが流入し流出孔
11から流出して一対の検出部37,37が位相差を有して回
転し、この回転により第1のハンドル67が回転してクラ
ンク64が順方向に回転する場合には、クランク64の爪部
66に係合する係合爪部88は爪部66を乗り越えるように逆
止体87が回転する。また、第1の計量室20および第2の
計量室21内のガスが流入孔10から流出する逆流現象が生
じた場合には、一対の検出部37,37の位相差を有した回
転により第1のハンドル67が逆回転することによりクラ
ンク64が逆方向に回転し、逆止体87の逆転止部89が規制
部90に当接して逆止体87の回転が規制され、この逆止体
87の回転規制によりクランク64の爪部66が係合する係合
爪部88に引っ掛かるように規制されてクランク64の逆回
転が防止される。
【0035】なお、伝達手段50は、応力の掛かり易い第
1のハンドル67、クランク64および位相部81は黄銅など
の硬質部材にて形成し、作動する他の部位は例えばポリ
アセタールなどの耐摩耗性の合成樹脂にて形成すること
が好ましい。
【0036】一方、第3のケース7の仕切壁53には、図
6、図7、図10および図11に示すように、両端部が
それぞれ伝達室51および表示室52に突出する伝達軸92が
仕切壁53に設けたシール性を有する軸受手段93にて回転
自在に軸支されている。なお、軸受手段93にて、伝達室
51および表示室52が気密に区画される。また、伝達軸92
の伝達室51に位置する一端には、一端が伝達手段50の第
2のハンドル77の第2の取手部76に当接する略棒状のア
ーム部94が一体的に設けられている。そして、クランク
64がガスの流量を検知する方向の順方向に回転すること
により第1の歯車73および第2の歯車75にて回転する第
2のハンドル77の第2の取手部76がアーム部94を押すよ
うに伝達軸92を回転させる。また、第2のハンドル77が
逆転する場合には、第2の取手部76はアーム部94から離
間し、伝達軸92は回転しない。なお、第2のハンドル77
が略360度逆転する場合には、再びアーム部94が押さ
れて伝達軸92は逆回転する。
【0037】また、伝達軸92の表示室52内に位置する他
端には、歯車状の水平軸ギア96が一体的に設けられてい
る。
【0038】さらに、表示室52内に配設された表示手段
6と仕切壁53との間に位置して、水平軸ギア96に係合す
る換えギア97が回転自在に軸支されている。
【0039】一方、表示室52内に配設された表示手段6
は、図6および図7に示すように、一面側に開口し第1
のギア室100 および第2のギア室101 を区画形成する箱
状のギアボックス102 と、このギアボックス102 の開口
を閉塞する例えばアルミニウムにて平板状に形成された
表示板103 とにて構成されたケース体104 を有してい
る。そして、このケース体104 の第1のギア室100 内に
は、ギアボックス102 の開口方向に軸方向を有するカウ
ンタ軸106 が回転自在に軸支されている。また、このカ
ウンタ軸106 のギアボックス102 の背面側に突出する端
部には、換えギア97に係合する歯車状のカウンタギア10
7 が一体的に設けられている。さらに、カウンタ軸106
の略中央には、ウォームギア108 が一体的に設けられて
いる。また、第1のギア室100 の開口側に位置するカウ
ンタ軸106 の他端には、略円板状のチェッカ109 が第1
のギア室100 を閉塞するように一体的に設けられてい
る。
【0040】また、第2のギア室101 には、第1のギア
室100 のカウンタ軸106 と略直交方向でねじれの位置
に、第1のギア室100 および第2のギア室101 を貫通し
て第1の歯車軸111 が回転自在に軸支されている。さら
に、第2のギア室101 には、第1の歯車軸111 と略同方
向に軸方向を有し第2のギア室101 のみ貫通する第2の
歯車軸112 が回転自在に軸支されている。そして、第1
の歯車軸111 には、第1のギア室100 に位置しウォーム
ギア108 に係合するねじギア113 が一体的に設けられて
いる。また、第1の歯車軸111 には、第2のギア室101
に位置する略円板状の数字車114 が複数回転自在に設け
られている。これら数字車114 ,114 は、図8に示すよ
うに、周面に0〜9までの数字がそれぞれ略等間隔で印
刷などにより設けられている。さらに、数字車114 の第
1のギア室100 側となる一面側の周縁には一か所のみ加
算ギア116 が形成され、他面側の周縁には略等間隔の位
上げギア117 が形成されている。なお、第1のギア室10
0 側の最小の位を表示する数字車114 のみねじギア113
に一体的に連結固定されて、ねじギア113 とともに回転
する。
【0041】さらに、第2の歯車軸112 には、歯車状の
位上げ歯車118 が回転自在に複数軸支されている。そし
て、これら位上げ歯車118 は、数字車114 の間に位置す
るように配置され、位の小さい側の数字車114 の位上げ
ギア117 およびこの位上げギア117 に隣接する位が一つ
大きい数字車114 の加算ギア116 に係合し、位の小さい
側の数字車114 が一周することにより位が一つ大きい数
字車114 が1目盛である略36度回転するようになって
いる。
【0042】そして、第1の計量膜15の往復運動である
一周期が、計量するガスの体積例えば0.7リットル
で、これ数字が数字車114 が0.07回転することによ
りガス流量として表示される。さらに、制御手段4のタ
ーミナル45から第1の計量膜15の往復運動に伴って移動
する磁石34により磁気センサ47が磁気を検知して、制御
手段4にて磁気センサ47からの検知信号に基づいて算出
するガス流量が出力される。
【0043】また、チェッカ109 は、回転しているか否
かでガスが流過しているか否かを判断できるとともに、
図示しない目印が一か所設けられ、この目印が所定位置
にある際に、最小の位の数字車114 の周面に設けた図示
しない調整印が所定位置にあるように調整するための位
置決めにも用いられる。
【0044】ところで、実際のガスの使用によるガス流
量と数字車114 の回転により表示されるガス流量との間
に若干の誤差が生じる場合がある。これは、第1の計量
膜15の往復運動に伴って移動する磁石34により磁気セン
サ47が磁気を検知して、制御手段4にて磁気センサ47か
らの検知信号に基づいて算出するガス流量と表示手段6
にて表示されるガス流量との差が誤差として認識でき
る。この場合には、この誤差に基づいて所望のギア比の
換えギア97を用いるとともに、制御手段4の図示しない
入力端子に補正値を入力する。
【0045】次に、上記実施の一形態の動作について説
明する。
【0046】まず、ガスを使用すると、図示しない供給
下流管内のガスが消費されて流量検知装置本体1の第1
の計量室20および第2の計量室21内のガスが流出孔11か
ら導出部56を介して供給下流管に流出される。このガス
の流過により、第1の計量室20および第2の計量室21が
しぼむように第1の計量膜15および第2の計量膜16が移
動する。これら第1の計量膜15および第2の計量膜16の
移動により、一端側が第1のケース3に軸支された検出
部37,37を中心軸として腕部29,29の第1の計量膜15お
よび第2の計量膜16側が前後方向にそれぞれ回動する。
そして、腕部29と検出部37,37とは一体的に連結されて
いるため、第1の計量室20および第2の計量室21に対応
する一対の検出部37,37はそれぞれ回転する。
【0047】これら検出部37,37の回転により、検出部
37,37の上端部に一体的に設けた第1の肘部40,40の先
端部がそれぞれ揺動する。そして、各第1の肘部40,40
の揺動により、第1の肘部40,40に回動自在にそれぞれ
連結された第2の肘部71,71を介して伝達手段50の第1
のハンドル67が回転する。さらに、この第1のハンドル
67の回転により、一体的にクランク64が順方向に回転す
るとともに、クランク64に一体的に設けた位相部81が回
転する。そして、位相部81の回転により、第1のクラン
クアーム82および第2のクランクアーム83を介して第1
のバルブ61および第2のバルブ62を位相差を持たせて移
動させる。これら第1のバルブ61および第2のバルブ62
の開閉動作により、第1の計量室20および第2の計量室
21に連通する流入孔10および流出孔11を開閉させ、第1
の計量室20および第2の計量室21に図示しない供給上流
管から導入部55を介してガスを流入させ、第1の計量室
20および第2の計量室21が膨らむように第1の計量膜15
および第2の計量膜16を移動させる。これら第1の計量
膜15および第2の計量膜16の移動により、第1の計量膜
15および第2の計量膜16がしぼむように移動する動作と
同様に、第1のハンドル67が回転し、第1のバルブ61お
よび第2のバルブ62が連続的に開閉動作し、第1の計量
室20および第2の計量室21が連続的に拡縮するように第
1の計量膜15および第2の計量膜16が連続的に移動す
る。
【0048】また、順方向に回転するクランク64には、
このクランク64に設けた爪部66,66間に逆止体87の係合
爪部88が係合または乗り越える状態であり、この係合爪
部88は順回転するクランク64の爪部66に順方向に押し上
げられる。この係合爪部88の押し上げられる方向への逆
止体87の回転方向は、逆転止部89が規制部90から離れる
方向である順方向であるため、逆止体87はクランク64の
回転に伴って回転し、係合爪部88は爪部66を乗り越え次
の爪部66に次々係合および乗り越えていく。
【0049】一方、第1のハンドル67の回転に伴うクラ
ンク64の回転により、第1のハンドル67およびクランク
64を有する第1の軸部材65に設けられた第1の歯車73も
一体的に回転する。そして、この第1の歯車73の回転に
より、この第1の歯車73に係合する第2の歯車75を設け
た第2の軸部材74が回転し、この第2の軸部材74に設け
た第2のハンドル77が回転する。この第2のハンドル77
の回転により、この第2のハンドル77の第2の取手部76
が当接するアーム部94を設けた伝達軸92がアーム部94が
押されるようにして回転する。そして、この伝達軸92の
回転により、端部に一体的に設けた水平軸ギア96が回転
し、換えギア97を介してこの換えギア97に係合する表示
手段6のカウンタギア107 が回転する。このカウンタギ
ア107 の回転により、このカウンタギア107 を端部に設
けたカウンタ軸106 が回転してウォームギア108 および
チェッカ109 が回転し、ウォームギア108 に係合するね
じギア113 が回転して数字車114 が回転して、ガスの使
用量が表示される。
【0050】なお、チェッカ109 の回転により、ガスの
流過に伴う第1の計量室20および第2の計量室21の拡縮
が行われてガスが使用されていることがわかる。そし
て、ガスを使用していないのにチェッカ109 が回転する
場合には、ガス漏れなどが生じていることもわかる。
【0051】また、カウンタギア107 の回転による表示
手段6の数字車114 の回転にてガス流量が表示される機
械的な流量検知とともに、電気的な流量検知が行われ
る。すなわち、第1の計量室20および第2の計量室21内
へのガスの流入および流出による第1の計量膜15および
第2の計量膜16の移動により、腕部29,29の一端部が軸
支された検出部37,37を中心軸として腕部29,29の平板
部30側が前後方向に揺動する。そして、第1の計量室20
に対応する腕部29の揺動に伴って揺動部分である平板部
30に設けた磁石34が前後方向に移動し、この磁石34の磁
気を第2のケース5内に配設された制御手段4の磁気セ
ンサ47が検知して、制御手段4がガス流量を算出し、タ
ーミナル45から電気信号として出力される。なお、制御
手段4は、例えば磁気センサ47の磁気検知が所定範囲を
越えて高速で行われていると判断した場合には、異常と
判断して、図示しない警報手段にて警報させる。
【0052】次に、上記実施の形態において、ガスが逆
流した場合について説明する。
【0053】気温などの気候の変化によりガスが逆流し
たり、図示しない集中住宅などの1本のガス管から分岐
して各住宅に供給上流管が導入され、いずれかの住宅が
ガスを使用することにより、他の住宅のガスが逆流する
場合などがある。これらのガスの逆流が生じた場合、同
様に第1の計量膜15および第2の計量膜16が移動し、同
様に検出部37,37が回転して伝達手段50が作動すること
となる。そして、この伝達手段50の逆流に対応した作動
に伴って表示手段6は数字車114 が逆回転してガス流量
を減算表示することとなるが、第1の計量膜15および第
2の計量膜16が移動することにより磁石34が移動して磁
気センサ47が検知し、制御手段4はガス流量を加算して
誤検知を生じることとなる。
【0054】ところで、ガスが逆流する場合、第1の計
量室20および第2の計量室21に残留するガスが流入孔10
から導入部55を介して供給上流管へ流出することとな
る。そして、第1の計量室20および第2の計量室21は、
位相差を有して拡縮動作するように構成されているの
で、連結された一対の腕部29,29の少なくともいずれか
一方は揺動途中に位置することとなる。このため、ガス
の逆流が生じた場合、揺動途中の腕部29,29は、ガスが
順方向に流過する方向への腕部29,29の揺動方向と反対
方向に回動することとなる。したがって、検出部37,37
もこの腕部29,29と同様にガスが順方向に流過する方向
と反対方向に回転することとなり、第1の肘部40および
第2の肘部71を介して検出部37,37に連結された第1の
ハンドル67は、ガスの順方向に流過する方向と反対方向
に回転することとなり、一体的に回転するクランク64も
ガスの順方向に流過する方向と反対方向に回転する。
【0055】そして、クランク64には、このクランク64
に設けた爪部66にラッチ機構を構成する逆止体87の係合
爪部88が係合し、逆止体87には基台60の規制部90に当接
する逆転止部89が設けられている。このため、クランク
64の反対方向への回転である逆回転の際には、逆止体87
の係合爪部88は逆回転するクランク64の爪部66に逆方向
に押し上げられる。
【0056】この係合爪部88の逆方向へ押し上げられる
方向への逆止体87の回転方向は、逆転止部89が規制部90
に当接する方向である逆方向であるため、逆止体87の逆
転止部89が基台60の規制部90に当接して逆止体87の回転
が規制される。このため、逆転が規制された逆止体87の
係合爪部88が係合する爪部66を有したクランク64の逆転
も規制される。なお、クランク64の爪部66は、8個設け
たためクランク64の逆転は最大で略45度回転する。
【0057】したがって、クランク64と一体的に回転す
る第1のハンドル67の逆方向への回転も最大で略45度
の回転までで規制されることとなり、第1のハンドル67
の逆転規制により、第1の肘部40および第2の肘部71を
介する検出部37,37の回転も規制され、腕部29,29がほ
とんど回動しないことにより第1の計量膜15および第2
の計量膜16の移動もほとんど移動しない状態で規制され
る。さらに、クランク64と一体的に回転する位相部81の
回転も最大で略45度の角度までで規制され、この位相
部81から第1のクランクアーム82および第2のクランク
アーム83を介した第1のバルブ61および第2のバルブ62
の開閉動作もほとんど移動しない状態で移動規制され
る。
【0058】そして、クランク64の逆転止めに伴う第1
のハンドル67の逆転止めにより、第1のハンドル67およ
びクランク64を設けた第1の軸部材65に設けた第1の歯
車73も最大で略45度しか回転せず、この第1の歯車73
に係合する第2の歯車75を設けた第2の軸部材74も逆方
向に最大で略45度しか回転せず、表示手段6に動作を
伝達する第2のハンドル77も逆方向へ最大で略45度し
か回転しない。また、表示手段6に第2のハンドル77の
回転を伝達させる伝達軸92は、第2のハンドル77の第2
の取手部76にて押されるアーム部94が当接状態であるた
め、第2のハンドル77が逆方向へ最大で略45度回転し
ても、第2の取手部76にて逆方向にアーム部94が押され
ることがなく、離間する方向となり、伝達軸92は回転し
ない。このため、表示手段6のカウンタギア107 は回転
せず、数字車114 も回転しないため、表示手段6が加算
表示することはない。
【0059】さらに、ガスが逆流しても第1の計量膜15
および第2の計量膜16は、クランク64が逆転規制されて
いるので移動せず、磁石34が移動して磁気センサ47が検
知することを防止でき、誤表示を防止できる。
【0060】上記実施の形態によれば、略円板状のクラ
ンク64にクランク64の逆回転のみ逆止体87が係合して逆
転を規制する爪部66,66を設けるため、簡単な構成で複
数の爪部66,66を容易に形成できる。クランク64の逆回
転が始まってから逆止体87にて逆回転が規制されるまで
回転するクランク64の回転角度は、爪部66,66の数に反
比例するので、クランク64の逆回転の逆回転角度を容易
に小さくでき、クランク64の逆回転の作動にて表示手段
6の磁石34がほとんど回転せず、磁石34の移動による磁
気センサ47の開閉を防止でき、容易にガス流量の誤検知
を防止できる。
【0061】また、逆止体87として、略円板状の周面に
係合爪部88を突設するとともに、この逆止体87を支持す
る基台60の規制部90に係合し逆止体87の逆転を規制して
クランク64の逆転を規制する逆転止部89を突設する簡単
な構成ででき、容易にクランク64の逆転を防止して誤検
知を防止できる。
【0062】さらに、簡単な構成であるため、伝達手段
50の組立製造性も向上でき、安価に提供できる。
【0063】なお、クランク64に設けた爪部66,66を8
個形成して説明したが、図12に示すように、例えば2
0個設けてもできる。この構成によれば、クランク120
の逆転角度は、最大で略18度となり、図1ないし図1
1に示す実施の形態よりさらに小さくでき、磁石34が移
動して磁気センサ47が検知して誤表示することをより確
実に防止できる。
【0064】次に、本発明の流量検知装置のさらに他の
実施の形態を図面を参照して説明する。
【0065】図13ないし図16に示す実施の形態は、
図1ないし図11に示す実施の形態のクランク64および
図12に示す実施の形態のクランク120 の周面に外周方
向に向けて突設した爪部66,66を、周縁近傍に一面側に
かしめるなどにより突出形成したものである。そして、
爪部130 ,130 は、クランク131 が順回転する方向側に
傾斜する乗越面132 を有し、クランク131 がガスの逆流
により逆回転する方向側にクランク131 の一面に対して
略垂直な壁状の係止面133 を有して形成されている。
【0066】また、逆止体135 としては、幅寸法が略爪
部130 ,130 間の距離寸法と略同寸法に形成された略細
長板状に形成され、この逆止体135 の幅寸法と略同寸法
の幅寸法で切欠形成された切欠部85内に位置し一端側に
基台60に突設された軸ピン86に切欠部85に案内されつつ
上下方向に摺動自在に係合して保持される支持部136が
切欠形成されている。そして、逆止体135 は、常時自重
により下方に移動して下端部が常にクランク131 の爪部
130 ,130 が突出する側の上面周縁に載置されるように
当接した状態で支持されている。なお、切欠部85および
軸ピン86は、逆止体135 を上下方向にのみ移動可能に案
内するガイド部137 を構成する。
【0067】さらに、逆止体135 の下端面には、爪部13
0 ,130 が係合する係合爪部138 がギザギザ状に複数例
えば6個形成されている。係合爪部138 は、爪部130 の
乗越面132 と略同方向に傾斜するテーパ面139 と、爪部
130 の係止面133 と略同方向の当接面140 とを有して形
成されている。
【0068】そして、逆止体135 は、クランク131 とに
てラッチ機構が構成されている。すなわち、クランク13
1 が順回転、すなわち流入孔10から第1の計量室20およ
び第2の計量室21にガスが流入し流出孔11が流出して一
対の検出部37,37が位相差を有して回転し、この回転に
より第1のハンドル67が回転してクランク131 が順方向
に回転する場合には、逆止体135 の当接面140 を回転す
るクランク131 の爪部130 の係止面133 が押し上げるよ
うにして逆止体135 が上方に移動し係合爪部138 が爪部
130 を乗り越え、係合爪部138 の当接面140 が爪部130
の係止面133 を通過することにより、逆止体135 は自重
により下方に移動して爪部130 が次の係合爪部138 に係
合する。
【0069】また、ガスの逆流によりクランク131 が逆
回転する場合には、係合爪部138 の当接面140 が爪部13
0 の係止面133 に既に当接している場合には、逆止体13
5 は上下方向にみ移動可能であるため、係合爪部138 は
爪部130 を乗り越えられずに係止されクランク131 は逆
転しない。また、係合爪部138 の当接面140 が爪部130
の係止面133 に当接しておらず、係合爪部138 が爪部13
0 に乗り上げた状態では、係合爪部138 の当接面140 が
爪部130 の係止面133 に当接するまで逆転し、当接面14
0 が係止面133 に当接することにより逆転が規制され
る。なお、爪部130 ,130 間の角度は、例えば略36度
程度で形成され係合爪部138 が6個逆止体135 に形成さ
れている場合、クランク131 は最大で略6度逆転するこ
ととなる。
【0070】すなわち、この図13ないし図16に示す
実施の形態によれば、図1ないし図11に示す最大で約
45度逆転する実施の形態および図12に示す最大で約
18度逆転する実施の形態に比してさらに確実にクラン
ク131 の逆転を防止でき、誤検知を防止できる。
【0071】なお、クランク131 の爪部130 ,130 は、
図14に示すように、等間隔で設ける必要がなく、ガス
の逆流の際に磁石34が移動することにより磁気センサ47
がオンオフしない位置に対応して設けるのみでよい。こ
の構成によれば、爪部130 ,130 の数を少なくでき、例
えばクランク131 を形成するための図示しない金型の形
状が簡略化して容易に製造でき、コストも低減できる。
【0072】また、逆止体135 をガイド部137 とこのガ
イド部137 の軸ピン86に係合する逆止体135 の支持部13
6 にて上下方向にのみ移動自在に支持する構成であるた
め、簡単な構成で逆止体135 の上下方向にのみの移動規
制ができるとともに、逆止体135 を略細長板状の単純形
状に形成でき、クランク131 に当接する先端部に係合爪
部138 ,138 をギザギザ状に複数設けることが容易にで
きる。さらに、クランク131 に設ける爪部130 ,130 も
一面側に突設する構成としたため、容易に複数形成する
ことができる。
【0073】したがって、簡単な構成でクランク131 の
逆回転をさらに精密に規制でき、誤検知の確実な防止が
容易にできる。
【0074】なお、上記各実施の形態において、ガスの
流量を検知する装置の構成について説明したが、その他
気体や液体、粉粒体など流動性を有するいずれの被検知
物を対象とすることができる。
【0075】そして、ガスの流量を第1の計量膜15およ
び第2の計量膜16の移動にて検出する構成について説明
したが、他のいずれの検知手段を用いてもよい。
【0076】さらに、表示手段6としても機械的な動作
による表示に限らず、デジタル表示などとしてもよい。
【0077】そして、上記伝達手段50への出力および伝
達手段50から表示手段6への出力方法も適宜いずれの構
成を選択できる。
【0078】また、脚部29に磁石34を設けて説明した
が、第1の計量膜15や第2の計量膜16を挟持する補強板
23に設けたり、伝達手段50のいずれかの部位に設けた
り、表示手段6に設けるなどしてもよい。
【0079】そして、例えば逆止体を板ばね状に形成
し、乗越面132 および係止面133 を有した爪部130 を略
円板状のクランクの一面側や周面に複数設け、クランク
が順回転の際、逆止体が弾性変形して先端部が爪部を乗
り越え、クランクが逆回転の際、弾性にて先端部が係止
面133 に当接するなど、クランクをラッチ機構にて逆転
止めするいずれの構成でもできる。
【0080】一方、図1ないし図11に示す実施の形態
において、逆止体87として略円板状に形成し周面に外周
方向に係合爪部88および基台60の規制部90に当接して逆
転規制する逆転止部89を突設して形成したが、クランク
64の爪部66,66に係合する係合爪部88の形状はいずれの
ものでもよく、回転を規制する逆転止手段91としても規
制部90および逆転止部89の構成に限らずいずれの構成で
もできる。
【0081】また、図13ないし図16に示す実施の形
態において、逆止体135 の下面に複数の係合爪部138 ,
138 を設けて説明したが、係合爪部138 を例えば1つの
み、すなわち逆止体138 の下端部に当接面140 およびテ
ーパ面139 を一対設けたのみでもできる。なお、複数の
係合爪部138 ,138 を設けることにより、爪部130 ,13
0 を細かく複数形成する必要がないとともに、逆止体13
5 の幅寸法を大きく設定することができ、逆止体135 の
強度を向上でき、確実なクランク131 の爪部130 ,130
との係合によるクランク131 の逆転を簡単な構成で容易
に防止できる。
【0082】さらに、切欠部85および軸ピン86にて逆止
体135 の移動を上下方向のみに規制して説明したが、逆
止体135 の移動規制もいずれの構成でもできる。
【0083】そして、逆止体87,135 を自重により常に
係合爪部88,138 がクランク64,131 に当接するように
して、簡単な構成で逆転止めを行う構成について説明し
たが、スプリングや板バネなどの弾性部材にて逆止体8
7,135 を常に係合爪部88,138 がクランク64,131 に
当接するように付勢する構成としてもよい。なお、この
構成によれば、部材が増えるが、伝達部材50の取り付け
方向を問わず設計の自由度が向上し、汎用性を向上でき
る。
【0084】
【発明の効果】請求項1記載の流量検知装置によれば、
検知手段からの検知結果に対応して回転する略円板状の
クランクに対応して移動する逆止体が、クランクの逆回
転時のみクランクに複数突設した爪部に係合することに
よりクランクの逆回転を規制するので、簡単な構成でク
ランクの逆回転の際にクランクの逆回転を規制する逆止
体が係合する爪部を容易に複数形成でき、クランクの逆
回転の角度を容易に小さくでき、被検知物の流量の誤検
知を容易に防止できる。
【0085】請求項2記載の流量検知装置によれば、請
求項1記載の流量検知装置の効果に加え、クランクの周
面に外周方向に突設する爪部を複数形成したため、クラ
ンクの逆回転の際にクランクの逆回転を規制して被検知
物の流量の誤検知を防止する逆止体が係合する爪部を簡
単な構成で容易に複数形成できる。
【0086】請求項3記載の流量検知装置によれば、請
求項1記載の流量検知装置に効果に加え、クランクの一
面側に向けて爪部を複数突出形成したため、クランクの
逆回転の際にクランクの逆回転を規制して被検知物の流
量の誤検知を防止する逆止体が係合する爪部を簡単な構
成で容易に複数形成できる。
【0087】請求項4記載の流量検知装置によれば、請
求項1ないし3いずれか一記載の流量検知装置の効果に
加え、クランクの爪部に係合して逆回転を規制する逆止
体をクランクの順回転のみ回動可能に設けたため、簡単
な構成で容易にクランクの逆転を規制できる。
【0088】請求項5記載の流量検知装置によれば、請
求項1ないし4いずれか一記載の流量検知装置の効果に
加え、基台に検知手段の検知結果に対応してクランクを
回転可能に支持するとともに、基台に設けた規制部にて
クランクの逆回転時に逆止体の回動を規制するため、簡
単な構成で容易にクランクの逆転を規制できる。
【0089】請求項6記載の流量検知装置によれば、請
求項1ないし5いずれか一記載の流量検知装置の効果に
加え、略円板状の逆止体の周面に、クランクの順回転の
際に爪部を乗り越え逆回転の際に爪部に係合する係合爪
部を外周方向に突出形成したため、簡単な構成で容易に
クランクの逆転を規制できる。
【0090】請求項7記載の流量検知装置によれば、請
求項1ないし3いずれか一記載の流量検知装置の効果に
加え、クランクの爪部に係合して逆回転を規制する逆止
体をクランクの平面に対して交差方向にのみ移動可能に
設けたため、簡単な構成で容易にクランクの逆転を規制
できる。
【0091】請求項8記載の流量検知装置によれば、請
求項1ないし3および7いずれか一記載の流量検知装置
の効果に加え、基台に検知手段の検知結果に対応してク
ランクを回転可能に支持するとともに、クランクの逆回
転を規制する逆止体を基台に設けたガイド部にてクラン
クの平面に対して交差方向のみ移動可能に案内して逆止
体の移動を規制するため、簡単な構成で容易にクランク
の逆転を規制できる。
【0092】請求項9記載の流量検知装置によれば、請
求項7または8記載の流量検知装置の効果に加え、逆止
体の移動方向の先端部を爪部間の距離と略同寸法に形成
したため、クランクの逆転の際に逆止体の移動方向の先
端部が係合するクランクに設けた爪部と逆止体の先端部
とのがたつきを減少でき、簡単な構成で容易にクランク
の逆回転の角度を小さくできる。
【0093】請求項10記載の流量検知装置によれば、
請求項7ないし9いずれか一記載の流量検知装置の効果
に加え、逆止体の移動方向の先端面に、クランクの順回
転の際に爪部を乗り越え逆回転の際に爪部に係合する複
数の係合爪部を設けたため、簡単な構成で逆止体による
クランクの逆回転の角度を容易に小さくでき、被検知物
の流量の誤検知を容易に防止できる。
【0094】請求項11記載の流量検知装置によれば、
請求項7ないし10いずれか一記載の流量検知装置の効
果に加え、逆止体を自重により常時先端部がクランクの
爪部の突出する側の面に当接させて移動可能に支持した
ため、簡単な構成で容易にクランクの逆転を規制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量検知装置の実施の一形態の伝達手
段を示す正面図である。
【図2】同上伝達手段を示す底面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上検出部と連結された伝達手段を示す一部を
切り欠いた側面図である。
【図5】同上伝達手段と第1のバルブおよび第2のバル
ブの動作との関係を示す説明図である。
【図6】同上伝達手段と表示手段との連結状態を示す一
部を切り欠いた平面図である。
【図7】同上一部を切り欠いた側面図である。
【図8】同上流量検知装置本体を示す一部を切り欠いた
正面図である。
【図9】同上流量検知装置本体の検知手段と伝達手段と
の連結状態を示す一部を切り欠いた正面図である。
【図10】同上流量検知装置本体を示す一部を切り欠い
た側面図である。
【図11】同上流量検知装置本体を示す一部を切り欠い
た平面図である。
【図12】本発明の流量検知装置の他の実施の形態のク
ランクを示す平面図である。
【図13】本発明の流量検知装置のさらに他の実施の形
態の伝達手段を示す正面図である。
【図14】同上伝達手段を示す底面図である。
【図15】同上平面図である。
【図16】同上検出部と連結された伝達手段を示す一部
を切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
1 流量検知装置本体 2 検知手段 6 表示手段 60 基台 64,120 ,131 クランク 66,130 爪部 87,135 逆止体 88,138 係合爪部 90 規制部 137 ガイド部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性を有する被検知物の流量を検知す
    る検知手段からの検知結果に基づき表示手段にて前記被
    検知物の流量を表示させる流量検知装置において、 検知手段からの検知結果に対応して回転し爪部を複数突
    設した略円板状のクランクと、 このクランクに対応して移動自在に設けられこのクラン
    クの逆回転時のみ前記爪部に係合して逆回転を規制する
    逆止体とを具備したことを特徴とする流量検知装置。
  2. 【請求項2】 爪部は、クランクの周面に外周方向に複
    数突出形成されたことを特徴とする請求項1記載の流量
    検知装置。
  3. 【請求項3】 爪部は、クランクの一面側に向けて複数
    突出形成されたことを特徴とする請求項1記載の流量検
    知装置。
  4. 【請求項4】 逆止体は、クランクの順回転のみ回動可
    能であることを特徴とした請求項1ないし3いずれか一
    記載の流量検知装置。
  5. 【請求項5】 検知手段の検知結果に対応してクランク
    を回転可能に支持するとともに逆止体を回動自在に支持
    する基台と、 この基台に設けられ前記クランクの逆回転時に前記逆止
    体の回動を規制する規制部とを備えたことを特徴とする
    請求項1ないし4いずれか一記載の流量検知装置。
  6. 【請求項6】 逆止体は、略円板状に形成され、周面に
    クランクの順回転の際にこのクランクの爪部を乗り越え
    前記クランクの逆回転の際に前記爪部に係合可能に外周
    方向に突出する係合爪部を有したことを特徴とする請求
    項1ないし5いずれか一記載の流量検知装置。
  7. 【請求項7】 逆止体は、クランクの平面に対して交差
    方向にのみ移動可能であることを特徴とした請求項1な
    いし3いずれか一記載の流量検知装置。
  8. 【請求項8】 検知手段の検知結果に対応してクランク
    を回転可能に支持する基台と、 この基台に設けられ逆止体を前記クランクの平面に対し
    て交差方向のみ移動可能に案内するガイド部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし3および7いずれか一
    記載の流量検知装置。
  9. 【請求項9】 逆止体は、移動方向の先端部が爪部間の
    距離と略同寸法に形成されたことを特徴とする請求項7
    または8記載の流量検知装置。
  10. 【請求項10】 逆止体は、移動方向の先端面にクラン
    クの順回転の際にこのクランクの爪部を乗り越え前記ク
    ランクの逆回転の際に前記爪部に係合する複数の係合爪
    部を有したことを特徴とする請求項7ないし9いずれか
    一記載の流量検知装置。
  11. 【請求項11】 逆止体は、自重により常時先端部がク
    ランクの爪部の突出する側の面に当接することを特徴と
    する請求項7ないし10いずれか一記載の流量検知装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210077030A (ko) * 2019-12-16 2021-06-25 대성계전(주) 가스미터기

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