JPH1097539A - 文書変換装置 - Google Patents

文書変換装置

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JPH1097539A
JPH1097539A JP9140274A JP14027497A JPH1097539A JP H1097539 A JPH1097539 A JP H1097539A JP 9140274 A JP9140274 A JP 9140274A JP 14027497 A JP14027497 A JP 14027497A JP H1097539 A JPH1097539 A JP H1097539A
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Ryoichi Sugimura
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示属性がソーステキストの単語中の一部に
だけ付されている場合であっても、翻訳文であるターゲ
ットテキストに表示属性を欠落させることなく付与する
こと。 【解決手段】 変換部3がソーステキストから表示属性
を除いたテキスト本体を翻訳し、ターゲットテキスト本
体に変換する。対応関係記憶部6は変換部3から変換組
情報を受け記憶する。第1表示組情報作成記憶部4はソ
ーステキストに含まれる表示属性とそのテキスト中の位
置情報を用いて第1表示組情報を作成する。表示組情報
検索部7は変換組情報と第1表示組情報を用いて第2表
示組情報を作成する。書換え部11は表示組情報検索部
7からの指示によってターゲットデータ記憶部5に記憶
されているターゲットテキスト本体に特殊記号を挿入す
る。ターゲットHTML記憶部12はターゲットデータ
記憶部5に記憶されているテキスト本体に第2表示組情
報記憶部8に記憶されている第2表示組情報を用いて表
示属性を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械翻訳装置や翻訳
ソフトウェアなど、ある言語で書かれたテキストデータ
を他の言語へ翻訳したり、同一言語内である方言で記述
されたテキストデータから他の方言のテキストデータへ
変換したりする情報処理装置に関し、より詳しくは翻訳
前、変換前のテキストデータに付加されている表示属性
も含めて翻訳、変換を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年インターネット等の国際的な通信ネ
ットワークを通じて外国との間でテキストデータを送受
する機会が増えている。通常テキストデータはタグ記号
とタグ記号を含まないテキスト本体とからなっている。
タグ記号は開始タグと終了タグとからなり、開始タグ
は”<”と”>”の間にタグ名を記入して構成され、終
了タグはタグ名の前に”/”が付された構造をしてい
る。タグ名はテキスト本体の書体、文字修飾等の表示属
性を示す。タグ名は例えばHTMLにおいては太字で表
示する場合はBが、アンダーラインを付す場合はUが、
イタリック体で表示する場合はIが夫々用いられる。ま
た、インターネットを通じて送受信されるテキストデー
タは、前記開始タグとしてアンカータグを用いて、他の
ファイルへのポインタを示すことができるようになって
いる。アンカータグは<A HREF=”リンク先文字
列”>という形式で記述されている。
【0003】ところで、インターネット等で外国からテ
キストデータを受信した場合、外国語で記述されたテキ
スト本体を母国語へ翻訳する必要があり、そのために機
械翻訳装置が利用されている。 従来において機械翻訳
装置としては特開平6−44296号公報が知られてい
る。この従来装置は、インターネットなどから受信した
ソース言語としてのテキストデータをテキスト本体とタ
グ記号とに分離する分離部と、タグ記号をそれが付され
ていた単語と関連付けて記憶する記憶部と、テキスト本
体に対して辞書引き・形態素解析処理を行う辞書引き・
形態素解析処理部と、形態素解析されたテキスト本体に
対して構文解析を行う構文解析部と、構文解析の結果を
変換してターゲット言語の構造解析木を生成するための
変換部と、記憶部の内容を参照してターゲット言語の構
造解析木に基づき、タグ記号が挿入されたターゲット言
語の翻訳文を生成するための翻訳文生成部とからなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
機械翻訳装置によれば、ソース言語においてタグ記号が
付された単語と対応するターゲット言語側単語に対して
タグ記号が付されるので、ターゲット言語の表示形態も
ソース言語の表示形態と同じであり、違和感はないので
あるが、時としてタグ記号が単語の中の一部の文字だけ
に付される場合があり、その場合ソース言語のテキスト
データに付されていた表示属性がターゲット言語のテキ
ストデータにおいては無視されてしまい、表示にも反映
されなくなるといった問題がある。例えば、ソース言語
のテキストデータが”I <B>h</B>ave a
pen.”であった場合、ターゲット言語のテキスト
データにおいては前記タグ記号が欠落され、”私はペン
を持っている。”というテキスト本体だけになってしま
うのである。このため、翻訳に不自然さが生じてしまう
のである。
【0005】また、インターネットを通じて受信したテ
キストデータには既に述べたように他のファイルへのリ
ンクを示すポインタがアンカータグとして含まれている
が、この場合もそのアンカータグが単語の中の一部の文
字に対して付されていた場合、翻訳語の文書データでは
そのタグ記号が欠落してしまい、従って翻訳文を用いて
はリンク先ファイルへの移行ができない場合も生じてい
る。 以上の問題点はある言語から他の言語への翻訳に
伴って生じる問題であるが、同様な問題は同一言語間に
おける一の方言から他の一の方言への変換とかいった文
章データの変換に際しても起こり得るものである。
【0006】従ってこの発明は表示属性が単語相当文字
列のうちの一部の文字だけに付されているソーステキス
トであってもその表示属性を欠落させることなくターゲ
ットテキストの対応する部所に反映表示することのでき
る文字列処理装置を提供することを主たる目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はソーステキストからターゲットテキストに
変換する文書変換装置であって、ソーステキストを記憶
しているソーステキスト記憶手段と、ソーステキストに
含まれている表示属性とそれが付されている位置との組
み合わせである第1の表示組情報を記憶する第1表示組
情報記憶手段と、ソーステキストから表示属性を除いた
テキスト本体をターゲットテキスト本体に変換する変換
手段と、変換されたターゲットテキスト本体を記憶する
ターゲットテキスト記憶手段と、ソーステキスト本体の
単語相当の文字列がターゲットテキスト本体中の単語相
当の文字列のどれに該当するかの組み合わせを示す変換
組情報を記憶する変換組情報記憶手段と、第1表示組情
報と変換組情報を検索してターゲットテキスト本体の加
工と、ソーステキスト中の表示属性に相当する表示属性
をターゲットテキスト中のどの位置に付すべきかを示す
第2表示組情報の作成とを行う加工処理手段と、ターゲ
ットテキスト記憶手段に記憶されているターゲットテキ
スト本体に、第2表示組情報作成手段から得る第2表示
組情報の内容に従って表示属性を付与し、ターゲットテ
キストを作成するターゲットテキスト作成手段と、作成
したテキストを表示する表示手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0008】ここで、前記表示属性はテキスト中の文字
修飾及びリンク先ファイルのポインタを含むことを特徴
としている。また、ソーステキスト及びターゲットテキ
ストはHTML文書であり、表示属性の内容及び付され
る範囲はタグ記号を用いて指示されていることを特徴と
している。
【0009】また、ソーステキストの言語とターゲット
テキストの言語は異なっており、変換手段は機械翻訳を
行う翻訳装置であることを特徴としている。また、上記
目的を達成するため本発明は、文書変換装置であって、
外部からHTMLで記述されたソーステキストを取得
し、記憶するソーステキスト取得手段と、記憶されてい
るソーステキストを読み出し、ソーステキストに付され
たタグマークを検出して表示属性の内容とその表示属性
が付されている位置とを求め、第1表示組情報を作成す
る第1表示組情報作成手段と、ソーステキストから表示
属性を除いたテキスト本体をターゲットテキスト本体に
変換する変換手段と、変換されたターゲットテキスト本
体を記憶するターゲットテキスト記憶手段と、ソーステ
キスト本体の単語相当の文字列がターゲットテキスト本
体中の単語相当の文字列のどれに該当するかの組み合わ
せを示す変換組情報を記憶する変換組情報記憶手段と、
第1表示組情報と変換組情報を検索してターゲットテキ
スト本体の加工と、ソーステキスト中の表示属性に相当
する表示属性をターゲットテキスト中のどの位置に付す
べきかを示す第2表示組情報の作成とを行う加工処理手
段と、ターゲットテキスト記憶手段に記憶されているタ
ーゲットテキスト本体に、第2表示組情報の内容に従っ
てタグ記号を挿入し、テキストを作成するターゲットテ
キスト作成手段と、作成したテキストを表示する表示手
段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
<全体構成>図1は本発明の一例としての文字列変換装
置を示し、図中、1はテキストデータ取得部で、例えば
インターネット等を通じてテキストデータを取得する。
テキストデータの例を図2に示す。同図に示すようにテ
キストデータは一対のタグ記号a1 a2 とタグ記号a1
a2 を含まないテキスト本体とからなっている。タグ記
号は既述したように開始タグと終了タグとからなってい
る。テキストデータ取得部1の取得したテキストデータ
はソースデータ記憶部2に記憶される。
【0011】変換部3は従来の機械翻訳装置の全構成の
うちタグ記号の記憶部を除いた構成を含む、即ち、ソー
ス言語のテキストデータをテキスト本体とタグ記号とに
分離する分離部、辞書引き・形態素解析部、構文解析
部、構文解析の結果を変換してターゲット語の構造解析
木を生成するための変換部及び前記記憶部の内容を参照
して、ターゲット言語の構造解析木に基づき、ターゲッ
ト言語のテキスト本体を生成する翻訳文生成部を含む。
【0012】図3(A)は変換部3においてタグ記号と
分離されたソース言語のテキスト本体、図3(B)はタ
ーゲット言語のテキスト本体を示す。各テキスト本体の
下部に付された数字はテキスト本体の先頭から各文字ま
での字数である。単語間の空白も1字と数え、また先頭
文字は0番目としている。図3(C)はソース言語とタ
ーゲット言語のテキスト本体の対応する単語同士を、テ
キスト本体先頭からの字数のペアで表わしたものであ
る。この図3(C)の組み情報を変換組み情報と呼ぶ。
変換部3でテキスト本体と分離されたタグ記号は第1
表示組情報作成記憶部4に送られるし、翻訳文生成部で
生成されたテキスト本体はターゲットデータ記憶部5に
記憶される。また、変換組み情報は対応関係記憶部6に
記憶される。
【0013】第1表示組情報作成記憶部4は、変換部3
からタグ記号を受け取ると、ソースデータ記憶部2に記
憶されているテキストデータを参照し、一対のタグ記号
で囲まれている文字列のテキストデータ先頭からの文字
数とタグ名の組を作成し、記憶する。上記のように作成
した組情報を第1表示組情報という。図4(C)に図4
(A)の文書データを参照して作成した第1表示組情報
を示す。 表示情報検索部7は、第1表示組情報作成記
憶部4で作成された第1表示組情報を用いて、対応関係
記憶部6に記憶されている変換組情報を検索し、ターゲ
ット言語のテキスト本体を加工すると共に、そのテキス
ト本体上での対応するタグ記号が付されるべき位置を演
算によって求める。このようにして求めた組情報を第2
表示組情報と呼ぶ。テキスト本体の加工とは、後述する
ようにテキスト本体に特殊記号を付す処理をいう。
【0014】図4の例では第1表示組情報は(2−2,
Bold)と(9−11,Bold)の2つであり、このうち
(9−11,Bold)の組情報については図2(C)の変
換組情報からソース言語の文字位置9−11に対応する
ターゲット言語の文字位置が2−3であることが明らか
であるので、対応する第2表示組情報は直ちに(2−
3,Bold)と求まる。一方、第1表示組情報(2−2,
Bold)については、図2(C)の変換組情報のソース言
語に(2−2)に一致するものがないため、次のように
演算して求める。即ち、文字位置(2−2)をソース言
語側に含む変換組情報を検索し、両者の重なり文字数α
と重なり開始文字位置βを求める。今の場合、(2−
2)を含む変換組情報のソース言語側は(2−5)であ
り、α=1,β=0である。但し、βは変換側情報の先
頭文字からの文字数で計算している。そして、(2−
5)に対応する変換組情報のターゲット言語は(5−1
0)であり、この先頭文字からβ文字目よりα文字数を
ターゲット言語側の表示属性を付すべき文字であると判
断する。ここで、α=1,β=0であるので、結局、タ
ーゲット言語側の表示属性を付すべき文字は(5−5)
となる。かくして(2−2,Bold )の第1表示組情報に
対応する第2表示組情報は(5−5,Bold )と決定され
る。図5(A)に上記のようにして決定された第2表示
組情報を示す。同図(B)はこの表示組情報に従ってタ
ーゲット言語のテキスト本体を表示した例を示してい
る。第2表示組情報が指示する順位の文字が太字で表示
され、丁度図2に示したソース言語の文書データと自然
に対応しているのが理解される。尚、表示情報検索部7
のより詳しい処理動作は図8〜図16のフローチャート
に示し、後述する。
【0015】表示組情報検索部7が検索し、決定した第
2表示組情報は第2表示組情報記憶部8に一時記憶され
る。但し、この第2表示組情報は表示情報変換部9の働
きによって書き換えられる場合がある。 表示情報変換
部9は優先表示属性記憶部10と接続されている。優先
表示属性記憶部10はソース言語のテキストデータが命
令文とか感嘆文とかのある特定の文型である場合である
とか、特定のソース言語から特定のターゲット言語への
翻訳の場合であるとか、ソース言語側に特定の表示属性
が付されている場合であるとかにソース言語側の表示属
性とは異なった特定の表示属性をターゲット言語側に付
すための情報が記述されている。例えば英文で”That's
it!”という表示文字列は日本語で”そこまで”という
ように表示属性をそのまま残して表記するよりも、アン
ダーラインをなくし、文字自体を大きくして表記した方
が日本人一般に対してより一層注意を喚起することがで
き、その方が意味を汲んだ訳といえる。優先表示属性記
憶部10はこのようなソース言語の特定文に対する表示
属性の変更を指示する情報が格納されている。
【0016】表示情報変換部9は第2表示組情報記憶部
8に表示組情報検索部7で作成された第2表示組情報が
書き込まれた際に、ソースデータ記憶部2に記憶された
テキストデータを参照して優先表示属性記憶部10内を
検索し、ヒットする情報を探す。該当する情報があれ
ば、それに基づいて第2表示組情報の表示属性の書き換
えを行って、該当情報がなければ書き換えは行わない。
【0017】書き換え部11は、表示組情報検索部7の
機能の一つである特殊記号の挿入を実行すると共に、そ
の特殊記号の挿入によって挿入位置より後方の文字位置
が一文字分ずれることによる変換組情報、第2表示組情
報の書き換えを行う部分である。特殊記号は例えば図7
の列番号2と4のターゲット言語の表示書の文列にみら
れるPが該当する。特殊記号Pの挿入はターゲットデー
タ記憶部5内のテキスト本体に対して行われる。この場
合、特殊記号の挿入を図7の列番号4に示すようにテキ
スト本体の中程の文字間に対して行う場合には、挿入位
置よりも後方の各文字の文字位置が挿入前の位置よりも
+1ズレる。そして、この文字位置のズレに起因して変
換情報及び第2の表示組情報の書き換えが必要になる。
書き換え部11はそのために対応関係記憶部6及び第2
表示組情報記憶部8に対して該当する組情報の書き換え
を行う。
【0018】ターゲットHTML作成部12は、ターゲ
ット記憶部5に格納された最終のテキスト本体と第2表
示組情報記憶部8に記憶された最終の第2表示組情報と
を用いてHTML文書を作成する。 表示部13は、ソ
ースデータ記憶部2が記憶しているソーステキスト(H
TML文書)とターゲットHTML作成部12で作成さ
れたターゲットテキスト(HTML文書)とを表示属性
の内容に従って表示する。図6は表示部11で表示され
た例を示している。図中のL1がソース言語、L2がタ
ーゲット言語である。
【0019】<フローチャートの説明>次に、表示組情
報検索部7及び書き換え部11の制御動作について図8
〜図16のフローチャートを用いて、図7の各例を参照
しながら説明する。図8は、メインフローでプログラム
が起動すると、スタック格納処理(S1)を行い、続い
て第2表示組情報作成処理(S2)を行う。これら各ス
テップS1,S2は図9〜図16のサブルーチンに詳細
に示されている。
【0020】最初にフローチャート上で使用している記
号について解説しておく。iは第1表示組情報の番号で
ある。一つのテキストデータに対していくつかの第1表
示組情報が作成されるが、その場合、文書データ先頭か
らの文字順位の小さな値を有している第1表示組情報に
小さなi番号が割り振られている。jは変換組情報の番
号である。この番号jについても、ソース言語側或いは
ターゲット言語側のいずれかの文字順位が小さなものに
小さな値を割り振っている。A,Bは処理中の第1表示
組情報の左端の文字位置、右端の文字位置をセットする
レジスタである。例えば図7において列番号1番の文書
データに関する第1表示組情報(9−11,Bold)の場
合であると、A=9,B=11にセットされる。A1,
B1は、変換組情報のソース言語側の左端文字位置、右
端文字位置がセットされるレジスタである。例えば変換
組情報が(9−11,2−3)であると、A1=9,B
1=11にセットされる。同様にA2,B2は変換組情
報のターゲット言語側の左端文字位置、右端文字位置が
セットされるレジスタである。A2,B2はA1,B1
へのセットと同時に行われる。図9、図10はS1のサ
ブルーチンである。 (1)スタック格納処理 表示組情報検索部7は第1表示組情報作成記憶部4にて
新たに第1表示組情報が作成されて記憶されると起動さ
れ、起動後ステップS1にてサブルーチンコールされ、
図9、10の処理を行う。まず、i,jのリセットを行
い(S11、S12)、1番目の第1表示組情報を読み
込んで(S14)、その情報を参照し、A,Bの値をレ
ジスタにセットする(S15)。例えば、図7の列番号
4の文書データであると、1番目の第1表示組情報とし
て(9,UL)が読み込まれ、A,B=9とセットされ
る。続いて1番目の変換組情報が対応関係記憶部6から
読み込まれ(S17)、ソース言語の左端文字位置、右
端文字位置をA1,B1レジスタにセットする(S1
8)。図7の列番号4の文書データの場合、1番目の変
換組情報は(0,0−1)であるので、A1,B1=0
とセットされる。
【0021】続くS19〜S23においてはA,Bの値
とA1,B1の値が比較される。比較によってA,Bと
A1,B1の値の関係が図17に示すいずれのパターン
に該当するかが判断される。図17においてパターン1
はA番目からB番目までの文字範囲(以下、A〜Bと表
記する)にA1,B1の値が包含される形態を示し、パ
ターン2はA〜BとA1〜B1が一部一致する形態を示
し、パターン3はA〜BとA1〜B1が全く異なってお
り一部の一致もしていない形態を示している。更に、パ
ターン4はA〜BがA1〜B1に完全に包含される形態
(パターン1と逆の関係の形態)を示している。
【0022】ステップS19→S20→S21でYes と
判断されると、パターン1を意味し、S21でNoと判断
された場合及びS19→S22→S23でいずれもNoと
判断された場合はパターン2を意味し、S20でNoと判
断された場合、及びS22でYes と判断された場合はパ
ターン3を意味し、S23でYes と判断された場合には
パターン4を意味している。
【0023】パターン1,2,4のいずれかと判断され
た場合にはi番目の第1表示組情報とj番目の変換組情
報を該当する第1〜第3のスタックに格納する(S24
〜S27)。パターン3と判断された場合はいずれのス
タックにも格納しない。パターン1,2,4と判断され
た場合はスタックへの格納を終わった後、パターン3と
判断された場合は直ちにステップ(S28)に進み、j
を1つインクリメントし、2番目の変換組情報を読み込
んで(S17)、先ほどと同様スタックへの格納処理を
行う(S18→S19→・・・S27)。以後jを1つ
ずつインクリメントして文書データの最後の変換組み情
報に到るまで同様な処理を行う。そして、最後の変換組
み情報についての処理も完了すると(S16)、次にi
を1つインクリメントし(S29)、またjをリセット
して(S12)、2番目の第1表示組情報を読み込み
(S14)、この2番目の第1表示組情報についてjを
1ずつインクリメントしながら各変換組情報と比較し、
パターン1〜4のいずれかであるか判定し、パターン
1,2,4については該当するスタックに1セットの第
1表示組情報と変換組情報を格納する処理を行う。この
処理を1つのテキストデータに存する全ての第1表示組
情報に対して行う。例えば図7の列番号4の文書データ
であれば、全ての第1表示組情報を変換組情報と逐一比
較した場合、スタック1,スタック2には何らの情報も
格納されていないが、スタック3には(9,UL):
(9−11,2−3),(10,Bold):(9−11,
2−3),(11,Italy:Pointer ):(9−11,2
−3)の3セットの情報が格納される。
【0024】同様に列番号1の文書データであればスタ
ック1に(9−11,Bold):(9−11,2−3)の
1セットの情報が格納されるだけであり、列番号2の文
書データであれば、いずれのスタックへも格納されな
い。列番号3のテキストデータの場合、スタック3に
(2−3,UL):(2−5,5−9)と(4−5,Bol
d):(2−5,5−9)との2セットの情報が格納さ
れる。列番号5のテキストデータの場合には、スタック
1に(2−6,UL):(2−6,2−4)と(2−6,
UL):(2−6,7−8)との2セットの情報が格納さ
れる。更に列番号6のテキストデータの場合、スタック
1に(0−9,UL):(0−9,0−3)の1セットの
情報が格納される。但し、この列番号6のテキストデー
タは既述したように優先表示属性記憶部10の内容によ
って書き換えられるので、表示に供されることはない。 (2)第2表示情報の作成及び特殊記号の挿入 全て第1表示情報についてのスタック格納処理が終了す
ると(S13)、メインフローへリターンする。そし
て、ステップ2に進み、図11〜16のサブルーチンが
コールされる。図11は、第2表示組情報作成及び特殊
起動挿入処理を示しており、最初、S30にて第1表示
組情報を指定する変数iを1にセットする。ここで、i
が指定する第1表示組情報は第1表示組情報記憶部4に
格納されているものである。そして、1番目に指定した
第1表示組情報といずれかの変換組情報との組からなる
セットがスタック3,2,1のいずれかに格納されてい
るかどうかを検索する(S32〜S34)。スタック3
又はスタック2に格納されている場合には第2表示組情
報作成処理1を行い(S35,S36)、スタック1に
格納されている場合には第2表示組情報作成処理2を行
う(S37)。第1表示組情報は第1表示組情報作成記
憶部4には記憶されていないが、いずれのスタックにも
格納されていない場合には、不定詞等の和文へ訳出しな
い単語に表示属性が付されていると判定して特定記号挿
入処理を行う(S38)。
【0025】以上の処理をi番目の第1表示組情報につ
いて残すところなく行えば(S31)、iを1つアップ
して(S40)、次順位の第1表示組情報について同様
な処理を行い、これを第1表示組情報作成記憶部4に格
納されている全ての第1表示組情報について行うと(S
39)、メインフローへリターンする。尚、S31でi
番目の第1表示組情報についてS35〜S38の処理を
全て行ったかどうかの判断は、i番目の第1表示組情報
と変換組情報のセットがいずれかのスタック1〜3にま
だ格納されているかどうかの検出と、いずれのスタック
にも存在しなくても処理済のセット識別子を書き込んだ
処理済記憶部に該当する情報の識別子が格納されている
かどうかの検出によって行える。 (2−1)第2表示組情報作成処理1及び2 次に、1番目の第1表示組情報といずれかの変換組情報
からなるセットがスタック3に格納されていると判明し
た場合における第2表示組情報の作成処理1を図12、
図13、図14に基づき説明する。先ず、第1表示組情
報とセットになっている変換組情報のソース言語側の左
端文字位置、右端文字位置をA1,B1レジスタに、タ
ーゲット言語側の左端文字位置、右端文字位置をA2,
B2レジスタに夫々セットし(S43)、文字位置A1
〜B1とパターン2又はパターン4の関係にある第1表
示組情報が他にないか、スタック2,3を検索する(S
44)。検索の結果、無いと判明すれば(S45)、1
番目の第1表示組情報が含む左端文字、右端文字位置を
レジスタA,Bにセットし(S46)、A〜B、A1〜
B1からソース言語側の単語と表示属性が付された文字
列との重なり文字数αとA1から重なり開始位置までの
文字数βを求める(S47)。続いてβとターゲット言
語側単語の文字数(B2−A2+1)を比較する(S4
8)。この判断は、ターゲット言語の対応する単語の文
字数が少なく、ソース言語の単語の先頭から表示属性が
付された文字までの字数の方が多い場合に対処するため
である。即ち、そのような場合には、ターゲット言語の
対応する単語の後(B2番目の文字の後)に表示属性を
示す特殊記号を挿入し(S49)、次いで、特殊記号の
挿入によって文字位置の書き換えが必要となる第2表示
組情報と変換組情報についてS491にて文字位置を+
1する処理を行う。続いて、特殊文字挿入位置(B2+
1)と第1表示組情報の表示属性を用いて第2表示組情
報を作成する(S50)。例えば図7の列番号のターゲ
ット言語の表示書体における”ペン”の後に挿入され
た”P”は特殊文字の例である。この例では、ソース言
語の単語”PEN”の”N”がリンク先ファイルを示す
ポインタとなっているので、ターゲット言語側において
もポインタであることを示す”P”を用いている。そし
て、このPの挿入位置を用いて第2表示組情報が作成さ
れている。
【0026】一方、S48においてターゲット言語の単
語の文字数(B2−A2+1)がβの値より多いと判定
された場合には、更にその単語の文字数(B2−A2+
1)がβ+α値より多いか否かが判定される(S5
1)。この判断によって、ターゲット言語の単語の文字
数がソース言語の単語の先頭から表示属性が付された文
字列の最後の文字までの文字数よりも多いか少ないかが
明らかになり、ターゲット言語の文字数の方が少ないと
判断された場合は、ターゲット言語において表示属性を
付す範囲をターゲット言語の単語の後端とし(S5
2)、他方、多いと判断された場合にはターゲット言語
において表示属性を付す範囲をソース言語に表示属性が
付された範囲と同じ範囲(β〜α+β)とする(S5
3)。
【0027】以上の如くして第2の表示組情報の作成を
完了すると、スタック3から該当するセットを削除し
(S54)、削除したセット識別子を処理済記憶部に書
き込む(S55)。S54においてセットをスタックか
ら削除するのは、同じセットが繰り返しスタックから読
み出されるのを防ぐためである。また、S55において
使用済みセット識別子を処理済記憶部に格納するのは、
いずれかのスタックに格納されていたセットであった事
実を記憶し、いずれのスタックにも格納されることのな
い第1表示組情報と区別できるようにするためである。
【0028】尚、S45においてスタック2,3の中に
複数の第1表示組情報が存在することが判明すると、存
在する全てのセットを読み出し(S56)、読み出した
セットに対応した第2表示組情報を作成する(S5
7)。この作成処理は、セットがスタック2に格納され
ている場合はS35と同一であるし、セットがスタック
3に格納されている場合は既に述べたS46〜S55の
処理と同一であり、S35については後に説明している
ので、詳細な説明はここでは省略する。読み出したセッ
トについてS57の処理を繰り返し行い、もはや未処理
のセットが無くなった場合には(S58)、S57にお
いて第2表示組情報の作成に使用されたセットを該当す
るスタックから削除(S54)し、削除したセット中の
第1表示組情報識別子を処理済記憶部に書込み(S5
5)、リターンする。ここで、S45→S56→S57
→S58の一連の処理で第2の表示組情報の作成に用い
られるセットは、ソース言語側テキスト本体の文字数A
1〜B1をカバーし、A1〜B1にカバーされ、A1〜
B1とオーバラップする第1表示組情報(i番目には限
らない)とA1〜B1をソース言語側文字位置とする変
換情報とのセットであり、i番目の表示組情報の全てで
はないことに注意すべきである。即ち、i番目の第1表
示組情報であってもソース言語側文字位置がA1〜B1
以外の変換情報とのセットがあるからである。例えば、
パターン2のようにソース言語の単語と表示属性が付さ
れた範囲の重合が一部だけの場合がこれに該当する。重
合から外れた表示属性の付与部分は多くの場合隣の単語
の一部又は全部と重合しているからである。
【0029】以上のようにしてS35の処理が終われ
ば、1番目の第1表示組情報についていずれかの変換組
情報とのセットがスタック2、スタック1に格納されて
いないか判定し(S31)、まだ格納されていれば、そ
れらの処理を行う。例えば、該当するセットがスタック
2に格納されていると判定すると(S33)、第2表示
組情報作成処理2のサブルーチンを実行する。この処理
2は既に述べた処理1と同じサブルーチンによって実行
される。しかも1番目の第1表示組情報については、処
理1を通じてスタック3のみでなくスタック2にも格納
されているセットの検索並びに削除が完了しているの
で、処理2を実行する際にスタック2に残っている1番
目の第1表示組情報を含むセットは残り少ない。おそら
く、処理1においてA1,B1レジスタに文字位置を登
録した単語を対象としたセットは残っていないので、そ
の単語の隣の単語を対象としたセット(パターン2に属
するセットであろう。)が残っているだけになる。但
し、その隣の単語を対象にし、2番目以降の第1表示組
情報を含むセットはパターン3,パターン2のものが存
在すると予想される。従って、処理2はこのようなセッ
トを対象とした第2表示組情報の作成になる。尚、第2
の表示組情報作成処理2は処理1と同一サブルーチンで
実行されるのでこれ以上の説明は省略する。 (2−2)第2表示組情報作成処理3 そして、以上の処理が終わると、スタック1に1番目の
第1表示組情報を含むセットが存在するかどうか判定し
(S31,S34)、存在する場合には第2表示組情報
再生処理3を実行する(S37)。スタック1に格納さ
れていると判定すると、図15のサブルーチンを実行す
る。スタック1に格納されているセットはソース言語の
一単語と表示属性の付された文字列とが図17に示すパ
ターン1の関係にあり、表示属性が付された範囲が一単
語の文字数よりも必ず広い点が他のパターンと異なって
いる。このため、セットがスタック2,3に格納されて
いる場合と、スタック1に格納されている場合とで第2
表示組情報の作成処理を分けて行うようにしている。
【0030】この場合の処理はまず1番目の第1表示組
情報に含まれる文字左端位置、右端位置をA,Bレジス
タにセットし(S81)、文字位置A〜Bに含まれる文
字位置(A1〜B1)をもつ他の変換組情報がスタック
1内に存在しないか検索する(S82)。即ち、文字位
置A〜Bを共通にするパターン1のセットが他にないか
検索するのである。検索の結果、他に存在することが判
明すると(S83)、発見した全てのセットの中で、最
左端の文字位置(ソース言語)を持った変換組情報を選
択して第2表示組情報を作成する(S84)。この場合
の第2表示組情報の文字位置は変換組情報のターゲット
言語側の文字位置をそのまま用い、表示属性は第1表示
組情報の表示属性をそのまま用いる。第2表示組情報の
作成を完了すると、使用したセットをスタック1から削
除し(S85)、削除したセット中の第1表示組情報の
識別子を処理済記憶部に書き込む(S86)。そして、
再び発見したセットの中で最左端の文字位置をもった変
換組情報を用いて第2表示組情報を作成する(S8
4)。この処理をスタック1内から発見される最後のセ
ットまで行う。
【0031】以上で、S37の処理を終え、再びS31
にて1番目の第1表示組情報について未処理のものが残
っていないか、各スタックを検索する。残っていない場
合には、iを1つインクリメントして2番目の第1表示
組情報について1番目の第1表示組情報と同様な処理を
行い、第2表示組情報を作成する。 (2−3)特殊記号挿入処理 2番目の第1表示組情報に関して、例えばそれと変換組
情報のセットがいずれのスタック1〜3からも検出され
ず、また処理済記憶部にも処理済セット識別子が存在し
なかったとすると、処理はS38に進み、特定記号の挿
入を行う。即ち、このように全スタック1〜3に2番目
の第1表示組情報を含むセットが存在せず、しかも2番
目の第1表示組情報に関する処理済セット識別子が処理
済記憶部に全く書き込まれていなくて、第1表示組情報
は存在するという場合は、ターゲット言語には訳出され
ない単語、例えば不定冠詞の”a”であることを意味す
る。従って、このような単語に表示属性が付されていた
場合には、S38に進んで、ターゲット言語のテキスト
本体に特定記号を挿入する処理を行い、看者に対して訳
出されない単語に表示属性が付されていることを明示す
るのである。この特殊記号挿入処理は図16に示すよう
に、ターゲットデータ記憶部の文末相当部分に特殊記号
を挿入し(S91)、その挿入位置と第1表示組情報が
含む表示属性の組で第2表示組情報を作成する(S9
2)。そして、処理済記憶部に、2番目の第1表示組情
報識別子を書き込む(S93)。この識別子を書き込む
のは、S31に処理が進んだとき、特殊記号挿入処理が
既に完了しているかどうかを確認できるようにするため
である。特殊記号挿入処理が完了していると確認すれ
ば、その第1表示組情報を用いての第2表示組情報の作
成は全て終了していることとなり、iをインクリメント
して次順の第1表示組情報についての処理にかかる。
【0032】以上のようにして、全ての第1表示組情報
を対象にした第2表示組情報の作成が完了すると(S3
9)、メインフローへリターンする。かくして、一つの
文書データについての第2表示組情報の作成処理を終了
する。図7の1〜4の各列に揚げる第2表示組情報は、
同一列の第1表示組情報と変換組情報を用いて、上記フ
ローチャートによって作成された例を示している。
【0033】尚、図7の列番号5のソーステキストの本
体のように"never" にアンダーラインがある場合、第1
表示組情報が(2−6,UL)であり、変換組情報に(2
−6,2−4)と(2−6,7−8)のようにソース側
文字位置を共通にするものが2つ含まれているので、上
記実施例の構成であれば第2表示組情報は2つ作成さ
れ、その結果、ターゲットテキストでは「決して」と
「ない」の2つの文字列部分にアンダーラインが付され
る処理が行われる。この場合、ソーステキストの1箇所
のアンダーラインにターゲットテキストの2箇所のアン
ダーラインが対応することとなってやや不自然さがある
と感じられる。そのため、このような場合は2つ生成さ
れる第2表示組情報の一方の出力を停止させ、第2表示
組情報記憶部8には他の一方のみ書き込むようにする。
例えばターゲットテキストにおいて文後端に近い方の第
2表示組情報のみ選択し、記憶部8に書き込む。図7の
列番号5のターゲット側の表示書体はこのように一方の
第2表示組情報のみ選択された場合の表示例を示してい
る。
【0034】また上記実施例はソーステキストとして英
文、ターゲットテキストとして日本文の例を示している
が言語はこれに限られるものではない。更に、ソーステ
キストとターゲットテキストとで言語は必ずしも異なっ
ている必要はなく、同一言語で異なった方言の文章に変
換する場合にも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る文書変
換装置は、変換組情報の他に、ソーステキストに含まれ
ている表示属性とそれが付されている位置との組み合わ
せである第1の表示組情報とを用い、加工処理手段にて
第2の表示組情報を作成し、更に必要な場合にはターゲ
ットテキスト本体に加工を施して、これらを直接及びタ
ーゲットテキスト記憶手段を通じてターゲットテキスト
作成手段に送給してターゲットテキストを作成し、表示
手段にてそのテキストの表示を行うものであるから、従
来技術のようにソーステキストに付された表示属性のう
ち単語の先頭から後端にわたって付された表示属性だけ
をターゲットテキストの対応する文字列に付する処理を
行うものと異なり、単語の一部の文字列に表示属性が付
されていたとしてもその内容が第1表示組情報に反映さ
れている限り、ターゲットテキストにおいても対応する
文字列部分に表示属性を付す処理が行え、表示した状態
においても不自然さがなくなるものである。
【0036】その上、ソーステキストに付された表示属
性がリンク先のファイルのアドレスを示すものである場
合、テキストデータにおいても対応する表示属性が付さ
れるので、ターゲットテキストを主体にファイルの呼び
出しが行え便利である。加えて、本発明において、前記
加工処理手段は、第1表示組情報が示す表示属性が付さ
れている位置と変換組情報のソーステキスト側の単語相
当文字列を参照して、表示属性がいずれの文字列中の文
字に付されているかを一文字毎に検出する表示属性付与
範囲検出部と、検出結果に従って表示属性が文字列の一
部に付されているか、文字列全体に付されているか判別
する判別部と、変換組情報のターゲットテキスト側の単
語相当文字列を参照し、前記判別結果を用いてターゲッ
トテキスト本体の加工と第2表示組情報の作成を行う加
工処理本体部とを含むので、表示属性がソーステキスト
の一文字に付されていたとしてもターゲットテキストの
対応箇所に表示属性を付与でき、ターゲットテキストと
ソーステキストとの表示属性に関する厳密な一致が図れ
るものである。
【0037】また、前記加工処理本体部は、ソーステキ
スト側の単語相当文字列に対応する単語相当文字列がタ
ーゲットテキスト側に存在するかどうかを、変換組情報
を検索して検出する変換単語存否検出部と、変換単語存
否検出部がターゲットテキスト側に対応する単語相当文
字列が存在しないと検出したときに、ターゲットテキス
ト記憶手段に記憶されているターゲットテキスト本体に
特殊記号を付加する処理を行うと共に、特殊記号を対象
とする第2表示組情報を作成する第1の作成処理部と、
ターゲットテキスト側に対応する単語相当文字列が存在
すると検出したときに、その単語相当文字列内文字を対
象とした第2の表示組情報を作成する第2の作成処理部
と、を含むので、ソーステキスト側に存在する単語に対
応する文字列がターゲットテキスト側にない場合であっ
てもこれを検出し、特殊記号をターゲットテキスト側に
付加すると共に、これに表示属性を付することができ、
言語の違いからくる対応単語不遜剤の場合にも表示属性
に関してはソーステキストとターゲットテキストとの厳
密な一致が図られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての文書変換装置のブロ
ック図である。
【図2】ソーステキストの一例を示す図である。
【図3】ソーステキスト本体、ターゲットテキスト本体
及びそれらのテキスト本体に関する変換組情報を示した
図である。
【図4】第1表示組情報を作成する手順及び作成した第
1表示組情報を示す図である。
【図5】第2表示組情報とターゲットテキストの表示形
態を示す図である。
【図6】ソーステキストとターゲットテキストの表示例
を示す図である。
【図7】複数のソーステキストに対応したターゲットテ
キスト及び第1、第2変換組情報、変換組情報をテーブ
ル形式で示した図である。
【図8】表示組情報検索部及び書き換え部の処理を示す
メインフローチャートである。
【図9】スタック格納処理を示すフローチャートの前半
部分を示す図である。
【図10】スタック格納処理を示すフローチャートの後
半部分を示す図である。
【図11】第2表示組情報作成及び特殊記号挿入処理を
示すフローチャートである。
【図12】第2表示組情報作成処理1及び2を示すフロ
ーチャートである。
【図13】第2表示組情報作成処理1及び2を示すフロ
ーチャートである。
【図14】第2表示組情報作成処理1及び2を示すフロ
ーチャートである。
【図15】第2表示組情報作成処理3を示すフローチャ
ートである。
【図16】特殊記号挿入処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】表示属性が付される範囲と単語との重なりパ
ターンを示した図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソーステキストからターゲットテキスト
    に変換する文書変換装置であって、 ソーステキストを記憶しているソーステキスト記憶手段
    と、 ソーステキストに含まれている表示属性とそれが付され
    ている位置との組み合わせである第1の表示組情報を記
    憶する第1表示組情報記憶手段と、 ソーステキストから表示属性を除いたテキスト本体をタ
    ーゲットテキスト本体に変換する変換手段と、 変換されたターゲットテキスト本体を記憶するターゲッ
    トテキスト記憶手段と、 ソーステキスト本体の単語相当の文字列がターゲットテ
    キスト本体中の単語相当の文字列のどれに該当するかの
    組み合わせを示す変換組情報を記憶する変換組情報記憶
    手段と、 第1表示組情報と変換組情報を検索してターゲットテキ
    スト本体の加工と、ソーステキスト中の表示属性に相当
    する表示属性をターゲットテキスト中のどの位置に付す
    べきかを示す第2表示組情報の作成とを行う加工処理手
    段と、 ターゲットテキスト記憶手段に記憶されているターゲッ
    トテキスト本体に、第2表示組情報作成手段から得る第
    2表示組情報の内容に従って表示属性を付与し、ターゲ
    ットテキストを作成するターゲットテキスト作成手段
    と、 作成したテキストを表示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする文書変換装置。
  2. 【請求項2】 前記表示属性はテキスト中の文字修飾及
    びリンク先ファイルのポインタを含むことを特徴とする
    請求項1記載の文書変換装置。
  3. 【請求項3】 ソーステキスト及びターゲットテキスト
    はHTML文書であり、表示属性の内容及び付される範
    囲はタグ記号を用いて指示されていることを特徴とする
    請求項2記載の文書変換装置。
  4. 【請求項4】 文書変換装置であって、 外部からHTMLで記述されたソーステキストを取得
    し、記憶するソーステキスト取得手段と、 記憶されているソーステキストを読み出し、ソーステキ
    ストに付されたタグマークを検出して表示属性の内容と
    その表示属性が付されている位置とを求め、第1表示組
    情報を作成する第1表示組情報作成手段と、 ソーステキストから表示属性を除いたテキスト本体をタ
    ーゲットテキスト本体に変換する変換手段と、 変換されたターゲットテキスト本体を記憶するターゲッ
    トテキスト記憶手段と、 ソーステキスト本体の単語相当の文字列がターゲットテ
    キスト本体中の単語相当の文字列のどれに該当するかの
    組み合わせを示す変換組情報を記憶する変換組情報記憶
    手段と、 第1表示組情報と変換組情報を検索してターゲットテキ
    スト本体の加工と、ソーステキスト中の表示属性に相当
    する表示属性をターゲットテキスト中のどの位置に付す
    べきかを示す第2表示組情報の作成とを行う加工処理手
    段と、 ターゲットテキスト記憶手段に記憶されているターゲッ
    トテキスト本体に、第2表示組情報の内容に従ってタグ
    記号を挿入し、テキストを作成するターゲットテキスト
    作成手段と、 作成したテキストを表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする文書変換装置。
  5. 【請求項5】 前記加工処理手段は、 第1表示組情報が示す表示属性が付されている位置と変
    換組情報のソーステキスト側の単語相当文字列を参照し
    て、表示属性がいずれの文字列中の文字に付されている
    かを一文字毎に検出する表示属性付与範囲検出部と、 検出結果に従って表示属性が文字列の一部に付されてい
    るか、文字列全体に付されているか判別する判別部と、 変換組情報のターゲットテキスト側の単語相当文字列を
    参照し、前記判別結果を用いてターゲットテキスト本体
    の加工と第2表示組情報の作成を行う加工処理本体部と
    を含むことを特徴とする請求項14記載の文書変換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記加工処理本体部は、 ソーステキスト側の単語相当文字列に対応する単語相当
    文字列がターゲットテキスト側に存在するかどうかを、
    変換組情報を検索して検出する変換単語存否検出部と、 変換単語存否検出部がターゲットテキスト側に対応する
    単語相当文字列が存在しないと検出したときに、ターゲ
    ットテキスト記憶手段に記憶されているターゲットテキ
    スト本体に特殊記号を付加する処理を行うと共に、特殊
    記号を対象とする第2表示組情報を作成する第1の作成
    処理部と、 ターゲットテキスト側に対応する単語相当文字列が存在
    すると検出したときに、その単語相当文字列内文字を対
    象とした第2の表示組情報を作成する第2の作成処理部
    と、 を含むことを特徴とする請求項5記載の文書変換装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の作成処理部の行う特殊記号の
    付加処理は、 特殊記号としてターゲットテキスト本体において使われ
    ないキャラクターを用い、それをターゲットテキスト本
    体の文頭又は文末位置に付加する処理であるこことを特
    徴とする請求項6記載の文書変換装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の作成処理部は、判別部が単語
    相当文字列の全体に表示属性が付されていると判別した
    場合に作動する第1の処理ユニットと、判別部が単語相
    当文字列の一部に表示属性が付されていると判別した場
    合に作動する第2の処理ユニットとを含むことを特徴と
    する請求項6股は7記載の文書変換装置。
  9. 【請求項9】 第1の処理ユニットは、変換組情報から
    ソーステキスト側文字列に対応するターゲットテキスト
    側文字列を検出し、その文字列全体に表示属性を付する
    ことを内容とする第2表示組情報を作成し、 第2の作成処理ユニットは、ターゲットテキスト側の対
    応する文字列の一部に表示属性を付することを内容とす
    る第2表示組情報を作成することを特徴とする請求項8
    記載の文書変換装置。
  10. 【請求項10】 第2の作成処理ユニットは、 ソーステキスト側の単語相当文字列の先頭から表示属性
    が付されている最初の文字までの文字数を検出する文字
    検出エレメントと、 ターゲットテキスト側の対応する単語相当文字列の先頭
    から前記検出文字数と同一文字数離れた位置から表示属
    性を付することを内容とする第2表示組情報を作成する
    処理エレメントからなることを特徴とする請求項9記載
    の文書変換装置。
  11. 【請求項11】 前記処理エレメントは、 ターゲットテキスト側の単語相当文字列の文字数を前記
    文字検出部分の検出文字数と比較する比較エレメント
    と、 比較の結果ターゲットテキスト側の単語相当文字列の文
    字数が検出文字数と同数かそれより多い場合に作動する
    第1エレメントと、 ターゲットテキスト側の単語相当文字列の文字数が検出
    文字数よりも少ない場合に作動する第2エレメントとか
    らなることを特徴とする請求項10記載の文書変換装
    置。
  12. 【請求項12】第1エレメントは、 ターゲットテキスト側の単語相当文字列の先頭から検出
    文字列の後端までの文字に表示属性を付することを内容
    とする第2表示組情報を作成することを特徴とする請求
    項11記載の文書変換装置。
  13. 【請求項13】第2エレメントは、 ターゲットテキスト記憶手段に記憶されたターゲットテ
    キスト本体の単語相当文字列の後に特殊記号を挿入する
    処理を行うと共に、その特殊記号を対象とした第2表示
    組情報を作成することを特徴とする請求項11又は12
    記載の文書変換装置。
  14. 【請求項14】 前記加工処理手段は更に、 ソーステキスト側の同一の単語相当文字列を対象とした
    変換組情報が2以上存在するかどうか検索する変換組情
    報重複検索部と、 2以上存在する場合においてその内の一の変換組情報を
    用いて作成した第2表示組情報を選択する選択部と、 前記ターゲットテキスト作成手段は前記選択された第2
    変換組情報を用いてテキスト作成を行うことを特徴とす
    る請求項2〜13のいずれかに記載の文書変換装置。
  15. 【請求項15】 前記選択部が選択する一つの第2表示
    組情報は、検索部によって検索された2以上の変換組情
    報各々を用いて作成した第2表示組情報のうち、ターゲ
    ットテキスト本体のより文頭に近い単語相当文字列を対
    象としたもの又は文後端により近い単語相当文字列を対
    象としたものであることを特徴とする請求項14記載の
    文書変換装置。
  16. 【請求項16】 ソーステキストの言語とターゲットテ
    キストの言語は異なっており、変換手段は機械翻訳を行
    う翻訳装置であることを特徴とする請求項1〜15記載
    の文書変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015095182A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 日本電信電話株式会社 文字列処理装置、方法、及びプログラム
JP2015121993A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 日本電信電話株式会社 翻訳装置、方法、及びプログラム

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