JPH1092819A - 配線形成方法および配線形成装置 - Google Patents

配線形成方法および配線形成装置

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JPH1092819A
JPH1092819A JP24230196A JP24230196A JPH1092819A JP H1092819 A JPH1092819 A JP H1092819A JP 24230196 A JP24230196 A JP 24230196A JP 24230196 A JP24230196 A JP 24230196A JP H1092819 A JPH1092819 A JP H1092819A
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JP
Japan
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wiring
wiring material
laser
groove
layer
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JP24230196A
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English (en)
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Takashi Kawakubo
隆 川久保
Yukimoto Okazaki
幸基 岡崎
Yuji Sano
雄二 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1092819A publication Critical patent/JPH1092819A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/04Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding the conductive material being removed mechanically, e.g. by punching
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/107Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by filling grooves in the support with conductive material

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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LSI配線等の形成方法において、アスペク
ト比が大きい配線溝やヴィアホール等に対しても、RI
E等による加工が困難な銅等の配線材料を良好にかつ確
実に埋め込むことを可能にすると共に、配線層全体とし
ての信頼性の低下等を防止する。 【解決手段】 予め配線溝3a、3bやヴィアホール3
c等の配線の形成部位となる溝3を作製した絶縁膜2の
表面に、配線材料4として金属箔やスパッタ法等で形成
した配線材料層を配置し、この配線材料4上に例えば液
体中でレーザをパルス照射する。このレーザ照射によっ
て、配線材料4表面にプラズマを発生させ、プラズマの
衝撃波により配線材料4を配線溝3a、3bやヴィアホ
ール3b内に埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等の電
子部品に用いられる配線形成方法および配線形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品例えばDRAMに代表さ
れるような半導体メモリ装置やロジック集積回路装置等
における高集積化や高速化は著しく、これに伴って各素
子間を電気的に結合する配線の微細化、多層化、低抵抗
化、高電流密度化等が余儀なくされている。このような
要請に伴って、従来から配線材料として使用されている
アルミニウムに代って、より低抵抗で高電流密度が可能
な銅配線の適用が望まれている。
【0003】ここで、従来のアルミニウム配線の加工に
は、一般に反応性イオンエッチング(RIE)法が適用
されてきたが、銅のハロゲン化物は蒸気圧が小さいため
に、RIE法を銅配線に適用することは困難である。そ
こで、RIE法による加工方法に代る技術として、埋め
込み法と呼ばれる方法の研究が進められている。すなわ
ち、基板表面に配線を形成する溝、例えば配線溝やヴィ
アホールを予め形成しておき、この溝内に配線材料を埋
め込んだ後、あまった配線材料を化学的機械的研磨(C
MP)法等により取り除いて配線層を形成する方法であ
る。この埋め込み法を適用することによって、銅等のR
IE法による加工が困難な配線材料を用いて各種の配線
を形成することが可能となる。
【0004】しかしながら、配線の微細化や多層化等に
伴って、配線の深さと幅の比で定義されるアスペクト比
が 2〜 3にも達し、さらに下層の配線層と上層の配線層
とを繋ぐヴィアホールのアスペクト比は 4〜 5にもなる
ために、通常のスパッタ法等で配線材料を配線溝やヴィ
アホールの奥まで良好に埋め込むことは困難になってき
ている。これは、スパッタ粒子が角度分布を持っている
ために、配線溝やヴィアホールの入り口付近に多く堆積
し、奥まで均一に埋まらないためである。
【0005】このような問題に対して実施されている配
線材料の埋め込み促進方法としては、例えば高温でスパ
ッタを行ったり、あるいはスパッタ後に高温で熱処理を
行い、配線層表面の原子拡散を活性化させて、埋め込み
状態を改善する方法が挙げられるが、例えばアスペクト
が 2を超えるようなヴィアホール等ではやはり良好な埋
め込み状態を得ることは難しい。
【0006】また、他の埋め込み方法としては、配線層
を形成した後に、エキシマレーザ等で配線層を溶融させ
て、例えばヴィアホール内に埋め込む方法が挙げられる
が、溶融凝固による熱影響が下地内に及んで、下層に形
成されたアルミニウム配線等の信頼性を低下させたり、
また溶融凝固により配線に段切れが生じて信頼性を低下
させる等のおそれがある。
【0007】さらに他の埋め込み方法としては、例えば
ヴィアホール上に蓋をするような形で配線材料層を成膜
し、高温で高圧を印加して配線材料をヴィアホール内に
押し込む方法が挙げられる。しかし、この方法では上記
した溶融法と同様に、配線の信頼性を低下させたり、ま
たヴィアホール上に形成された配線材料層に孔が開いて
いる等して気密が保たれていない場合には、ヴィアホー
ル内に配線材料を良好に埋め込むことができず、やはり
信頼性の点で問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、半導
体装置等の電子部品においては、RIE法等による加工
が困難な銅等の配線材料に対して埋め込み法を適用する
ことが検討されている。しかしながら、従来の埋め込み
法では、アスペクトが 2を超えるような配線幅に対して
深さが深い溝には良好な状態で配線材料を埋め込むこと
ができないというような問題や、また溶融工程や高温・
高圧の印加工程を経る場合には配線全体の信頼性が損わ
れたり、高信頼性の下で配線材料を埋め込むことができ
ないというような問題があった。
【0009】このようなことから、従来の埋め込み法に
よる配線の形成方法においては、アスペクト比が大きい
配線溝やヴィアホール等に対しても、例えばRIE法に
よる加工が困難な銅等の配線材料を良好にかつ確実に埋
め込むことを可能にすると共に、配線層全体としての信
頼性の低下等を防止することが課題とされている。
【0010】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、埋め込み法でアスペクト比が大きい
配線やヴィアホール等を有する配線層を信頼性よくかつ
効率よく形成することを可能にした配線形成方法および
配線形成装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の配線形成方法
は、請求項1に記載したように、配線が形成される溝が
設けられた基板表面に、配線材料を配置する工程と、前
記配線材料上からレーザを照射し、衝撃圧力により前記
配線材料を前記溝内に埋め込んで配線を形成する工程と
を有することを特徴としている。本発明の配線形成方法
は、特に請求項2に記載したように、前記配線材料への
レーザ照射を液体中で行うことを特徴としている。
【0012】また、本発明の配線形成装置は、請求項3
に記載したように、配線が形成される溝が設けられた基
板表面に配線材料を配置した被処理基板の周囲に液体を
保持する液体保持手段と、前記液体中で前記配線材料上
からレーザを照射するレーザ照射手段とを具備し、前記
レーザの照射に伴う衝撃圧力により前記配線材料を前記
溝内に埋め込むことを特徴としている。
【0013】本発明においては、配線が形成される溝が
設けられた基板表面に配置した配線材料にレーザを照射
し、このレーザ照射に伴って生じるプラズマを利用して
配線材料を溝内に埋め込む。すなわち、金属表面に金属
が光を吸収する条件であるプラズマ振動数以上の周波数
のレーザを短時間照射すると、表面層の極一部の金属が
瞬間的に蒸発すると共に、蒸発した金属のプラズマが瞬
間的に形成される。このプラズマの発生に伴って生じる
衝撃力によって、配線材料に圧縮衝撃を加えて塑性変形
させることができる。この配線材料の塑性変形によっ
て、溝内に配線材料を信頼性よくかつ効率的に埋め込む
ことが可能となる。また、プラズマ発生に伴う瞬間的な
衝撃力を利用しているため、他の配線層等の信頼性を低
下させるようなこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施形態による配線の
形成工程を示す断面図である。なお、本発明の配線形成
方法は各種電子部品の配線層形成に適用することが可能
であるが、特にDRAMに代表される半導体メモリ装置
やロジック集積回路装置等の微細配線が必須の半導体装
置に対して効果的である。すなわち、本発明の配線形成
方法はLSI配線等に対して有効である。
【0016】配線形成工程について詳述すると、まず図
1(a)に示すように、例えば下地となる基板1上に設
けられた絶縁層2に、予め配線層の形成部位となる溝3
をRIE法や通常のリソグラフィ法等で形成する。ここ
で、溝3としては例えば配線溝3a、3bやヴィアホー
ル3c等が挙げられる。その形状は特に限定されるもの
ではないが、溝3の深さと幅の比とで定義されるアスペ
クト比(溝深さ/幅)が 2以上である場合に、本発明の
配線形成方法は特に効果的である。すなわち、アスペク
ト比が 2以上の溝3により形成される配線を少なくとも
1つ以上有する配線層の形成に対して、本発明は特に有
効である。
【0017】次に、上記したような溝3を有する絶縁層
2の表面に配線材料4を配置する。この配線材料4とし
ては、RIE法による加工が困難な銅等が特に効果的で
はあるが、これらに限らずアルミニウム、銀、金等の各
種金属材料を適用することが可能である。この配線材料
4としての金属材料には、特に fcc結晶構造を有する軟
質な金属材料を使用することが好ましい。これは後述す
るように、衝撃圧力により配線材料4を溝3内に埋め込
むためであり、軟質な金属材料ほど溝3内に信頼性よく
かつ効率的に埋め込むことができる。
【0018】また、配線材料4の具体的な配置方法とし
ては、 (1)上記したような金属材料の箔(金属箔)を絶
縁層2の表面に配置する、 (2)上記したような金属材料
の薄層をスパッタ法等の薄膜形成法で成膜する、等を挙
げることができる。
【0019】ここで、上記した (1)の方法においては、
予め絶縁層2に対して金属箔を圧着しておくことが好ま
しく、さらには例えば還元雰囲気中で金属箔を加熱し、
金属箔表面を還元して清浄化した後に圧着することが望
ましい。
【0020】特に、銅のように表面が直ぐに酸化してし
まう金属材料を使用する場合には、金属箔表面の再酸化
を防ぐと共に、溝3内を真空状態とするために、例えば
図2に示すように、表面を還元して清浄化した金属箔
4′を真空容器11内で基板1に対して圧着することが
好ましい。この場合、金属箔4′の外周側を治具12で
基板1に圧着すればよい。このように、真空中で圧着し
て溝3内を例えば 1×10-2Pa程度の真空状態としておく
ことによって、金属箔4′の溝側表面の再酸化を防ぐこ
とができると共に、溝3内に配線材料4をより良好に埋
め込むことが可能になる。
【0021】また、使用する金属箔4′は、その厚さが
厚すぎると衝撃圧力による埋め込みが困難になるおそれ
があるため、20μm 以下程度とすることが好ましい。L
SI配線に用いられるアルミニウム、銅、金、銀等は展
性が高いので、容易に厚さ10μm 以下の金属箔を入手す
ることができる。また、金属箔4′としては電解法や圧
延法等で作製したものが使用可能であるが、例えば焼鈍
して軟化させた金属箔4′を使用することが望ましい。
【0022】一方、 (2)の薄膜形成法で配線材料4を配
置する場合には、スパッタ法等の一般的な薄膜形成法を
適用することができる。ここで、図3(a)に示すよう
に、例えばスパッタ法で配線材料層4″を形成した場
合、上述したアスペクト比が 2以上というような溝3は
配線材料で完全に埋めることができず、ボイド5が残っ
てしまう。このようなボイド5を、後に詳述するように
衝撃圧力で埋めることによって、良好な配線層が形成さ
れる。
【0023】上記した溝3内に残るボイド5は、図3
(a)に示したように、閉じて閉孔になっていることが
好ましい。そこで、配線材料層4″を十分に厚く堆積し
たり、また成膜後に例えば真空中で熱処理して拡散させ
る等によって、閉孔としておくことが好ましい。この熱
処理温度は、アルミニウムの場合には 473〜773K程度、
また銅の場合には 573〜973K程度とすることが好まし
い。ただし、図3(b)に示すように、開孔6が残って
いる場合においても、本発明は衝撃圧力を利用するため
に、例えば配線材料層4″を十分厚く形成することによ
って、溝3内を良好に埋めることができる。
【0024】上述したような方法で絶縁層2の表面に配
線材料4、具体的には金属箔4′や薄膜形成法による配
線材料層4″等を配置した後、これら配線材料4上から
レーザを照射する。ここで、前述したような金属材料か
らなる配線材料4の表面に、レーザを照射するとプラズ
マが生じる。すなわち金属表面に、金属が光を吸収する
条件であるプラズマ振動数以上の周波数のレーザを短時
間パルス照射すると、表面層の極一部の金属が瞬間的に
蒸発すると共に、蒸発した金属のプラズマが瞬間的に形
成される。このプラズマの発生に伴って生じる衝撃圧力
を利用して、図1(c)に示すように、溝3内に配線材
料4を埋め込む。
【0025】この際、配線材料4を配置した基板1を水
等の液体中に浸漬し、この液体中でレーザを照射した場
合には、まわりが液体で囲まれているために、衝撃的に
プラズマ泡が発生し、その際に周囲に特に大きな衝撃圧
力を与えることができる。このレーザ照射に伴って生じ
る圧縮衝撃によって、配線材料4に塑性変形が生じて溝
3内に良好に埋め込むことができる。このようにレーザ
照射は液体中で行うことが望ましい。ただし、大気中等
の気体中でレーザを照射した場合においても、液体中に
比べて衝撃圧力は 1〜 2桁低下するものの衝撃波を加え
ることができ、配線材料4の条件等によっては溝3内に
埋め込むことができる。
【0026】なお、照射埋め込みを行う前の配線材料4
の表面には、レーザの吸収率が高いレジストやカーボン
膜等の反射防止膜、配線材料4の酸化を防ぐ耐酸化膜、
液体による劣化を防ぐ耐液性膜等、配線材料4へのレー
ザ照射を妨げなければ、種々の補助膜を形成しておくこ
とができる。これらは 2層以上の積層膜として形成する
ことも可能である。
【0027】埋め込みに使用するレーザの波長は、液体
を十分に透過し(例えば吸収係数が0.1cm-1以下)、金
属材料からなる配線材料4に対しては吸収率の大きいも
のが望ましい。例えば、銅蒸気レーザやYAGレーザの
第2高調波(SHG)は、液体の一例としての水に対し
て十分な透過率を持ち、また金属配線材料の一例として
の銅に対しては十分な吸収率を持つ。
【0028】また、レーザはパルス幅が 100nsec以下
で、 1パルス当たりの出力 0.1〜 100J/cm2 程度であ
り、さらに照射径が 100μm 程度であることが好まし
く、また照射ビームの重畳率が100%以上となる条件で照
射することが望ましい。パルス幅がこれより長かった
り、また出力が大きすぎる場合には、配線材料4が溶融
して配線の信頼性に悪影響を与えたり、下地層に過剰の
熱影響を与えるおそれがある。また、出力が小さすぎる
場合は、衝撃圧力による配線材料4の埋め込みが不十分
となるおそれがある。さらに、重畳率を100%以上とする
ために、レーザのスポット形状を走査方向に長軸をもつ
楕円形、または走査方向に短い辺をもつ長方形に整形し
てもよい。
【0029】図4は、本発明の配線形成工程に使用する
配線材料4の埋め込み装置の一構成例、すなわち本発明
の配線形成装置の一実施形態を示す図である。図4にお
いて13は液体14が収容された容器であり、この容器
13中に配線材料4を配置した基板1、すなわち被処理
基板(被処理物)7が配置される。この容器13により
被処理基板7の周囲には液体14が保持されており、容
器13は液体保持手段として機能する。この実施形態で
は、被処理基板7は回転可能な載置台15上に配置され
た状態で液体14中に収容されており、この液体14中
でレーザ照射装置16によりレーザ光17の照射が行わ
れる。
【0030】なお、埋め込みに使用する液体としては水
や水溶液の他に、アルコール等の有機溶媒、液化した不
活性ガスや窒素等、液体であればどのようなものでも使
用することができる。配線材料4が非常に薄く酸化を避
けたい場合には、酸素を構成元素として含まない液体
や、インヒビターを添加した水溶液等を使用することが
できる。
【0031】レーザ照射装置16は、可視波長を持つパ
ルスレーザ発信器18および制御装置19と、 1パルス
当たりの出力を調整するビーム強度調整装置、例えばバ
リアブルアッテネータ20と、照射ビームのスポット径
と照射ビームの重畳率を調整する機構を備えた加工ヘッ
ド21とを有している。パルスレーザ発信器18として
は、前述した銅蒸気レーザやYAGレーザ(第2高調波
用)等が用いられる。また、照射ビームのスポット径を
調整する機構としては凸レンズや凹面鏡等が、照射ビー
ムの重畳率を調整する機構としてはガルバノミラーやポ
リゴンミラー等が用いられる。
【0032】加工ヘッド21はX−Y−Z方向に移動自
在とされており、例えば上述した回転可能な載置台15
との併用によって、レーザ光17が配線材料4の必要部
分、すなわち溝3に対応する部分に順次照射される。こ
のレーザ光17の順次照射によって、溝3内への配線材
料4の埋め込みが順に行われる。
【0033】上述したようなレーザ照射により溝3内に
配線材料4の埋め込んだ後、余剰の配線材料を通常の埋
め込み配線形成法と同様に、化学的機械的研磨法(CM
P)や機械研磨法によって取り除く。これによって、図
1(d)に示すように、溝3内に埋め込まれた配線材料
4からなる配線層8が得られる。
【0034】この実施形態の配線形成方法によれば、レ
ーザ照射により溝3内に配線材料4を信頼性よくかつ効
率的に埋め込むことができるため、反応性イオンエッチ
ング法(RIE)等による加工が困難な銅や金等の配線
材料を使用して、信頼性の高い配線層8を極めて効率的
に形成することができる。また、大きなアスペクト比の
断面形状を持つ配線溝やヴィアホールに対しても良好に
配線材料4を埋め込むことができるため、微細化や多層
化が進められた配線を信頼性よく形成することができ
る。その上で、溝3内への配線材料4の埋め込みにレー
ザ照射により発生する瞬間的な衝撃圧力を利用している
ため、配線自体や下地層に悪影響を与えることがない。
これらによって、信頼性の高い配線層8を効率的に形成
することが可能となる。
【0035】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例について述べ
る。
【0036】実施例1 図1(a)に示したように、基板1として 6インチ径の
シリコンウェーハを使用し、層間絶縁膜2の表面を化学
的機械的研磨法により平坦に加工した後、リソグラフィ
ーおよびRIEにより配線溝3a、3bやヴィアホール
3cを有する溝3を作製した。配線幅は最小 0.5μm 、
深さは 0.8μm 、ヴィアホールの径は0.5μm 、深さは
3μm である。
【0037】次いで真空容器内で、まず配線材料4であ
る厚さ 8μm の無酸素銅箔を、約100Paの水素ガス中で4
73Kに加熱して表面酸化層を還元し、次に図1(b)に
示したように、約 1×10-4Paの真空中でシリコンウェー
ハ表面に無酸素銅箔を圧着した。その際に、図2に示し
たように、平坦なウェーハ最外周部で銅箔を密着させる
ことによって、内部の配線溝3a、3bやヴィアホール
3cを真空に保った。圧着力は 1〜 50MPa程度が望まし
い。
【0038】次に、図4に示した液中埋め込み装置を用
いて、水中で 511nmと 578nmの波長を持つ銅蒸気レーザ
により、数10nsec程度のパルスで 0.1から 100J/cm2
度のエネルギ密度のレーザを順に走査しつつ照射するこ
とによって、図1(c)に示したように、配線溝3a、
3bおよびヴィアホール3c内に配線材料4としての銅
を埋め込んだ。この後、図1(d)に示したように、化
学的機械的研磨法を用いて余剰の配線材料を取り除き、
銅配線層8を形成した。
【0039】得られた銅配線層の状態を観察したとこ
ろ、配線幅 0.5μm 、深さ 0.8μm の配線溝や径 0.5μ
m 、深さ 3μm のヴィアホールにも良好に銅が埋め込ま
れていることが確認された。また、この銅配線層の電気
特性を測定、評価したところ、良好な結果が得られた。
これから酸化等による銅配線層の電気特性の低下等が生
じていないことが確認された。
【0040】実施例2 上記した実施例1において、配線材料4としてスパッタ
法で成膜したアルミニウム薄膜を用いると共に、その表
面にレーザ吸収用のレジストを塗布し、かつレーザとし
てYAGレーザの第2高調波を使用したこと以外は、実
施例1とほぼ同様にして、アルミニウム配線層を形成し
た。
【0041】すなわち、基板1としては 6インチ径のシ
リコンウェーハを使用し、層間絶縁膜の表面を化学的機
械的研磨法により平坦に加工した後、リソグラフィーお
よびRIEにより配線溝およびヴィアホールを作製し
た。配線幅は最小 0.5μm 、深さは 0.8μm 、ヴィアホ
ールの径は 0.5μm 、深さは 3μm である。
【0042】次いで、通常のRFマグネトロンスパッタ
装置により高純度アルミニウム薄膜を 3μm の厚さで成
膜した。成膜後の構造は、図3(a)に示したように、
大きなアスペクト比を持つ配線溝3a部分やヴィアホー
ル3cでは配線材料が埋まりきらず、ボイド5が残って
いた。この配線材料としてのアルミニウム薄膜上にはレ
ーザ光の吸収に適したレジスト膜を反射防止膜として形
成した。
【0043】次に、水中で 532nmの波長を持つYAGレ
ーザにより、数nsec程度のパルスで0.1から 100J/cm2
程度のエネルギ密度のレーザを順に走査しつつ照射する
ことによって、ボイドをつぶして配線溝やヴィアホール
内に配線材料を埋め込んだ。この後、化学的機械的研磨
法を用いて余剰の配線材料を取り除き、アルミニウム配
線層を形成した。
【0044】得られたアルミニウム配線層の状態を観察
したところ、配線幅 0.5μm 、深さ0.8μm の配線溝や
径 0.5μm 、深さ 3μm のヴィアホールにも良好にアル
ミニウムが埋め込まれていることが確認された。また、
このアルミニウム配線層の電気特性を測定、評価したと
ころ、良好な結果が得られた。これからアルミニウム配
線層の電気特性の低下等が生じていないことが確認され
た。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線形成
方法によれば、各種配線材料を例えばアスペクト比が大
きい断面形状を持つ配線溝やヴィアホール等に対して信
頼性よくかつ効率的に埋め込むことができる。従って、
例えば銅のようなRIEによる加工が困難な配線材料を
用いて、信頼性の高い配線層を効率的に形成することが
可能となる。また、本発明の配線形成装置によれば、そ
のような配線を再現性よくかつ効率的に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配線形成方法の一実施形態による配
線形成工程を示す断面図である。
【図2】 配線材料としての金属箔を基板に圧着する場
合の一形態を示す図である。
【図3】 配線材料としての金属薄膜を基板表面に形成
した状態を示す断面図である。
【図4】 本発明の配線形成工程に使用する配線材料の
埋め込み装置の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
1………基板 2………絶縁層 3………溝 3a、3b……配線溝 3c……ヴィアホール 4………配線材料 7………被処理物 13……液体保持容器 14……液体 16……レーザ照射装置 17……レーザ光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め配線が形成される溝が設けられた基
    板表面に、配線材料を配置する工程と、 前記配線材料上からレーザを照射し、衝撃圧力により前
    記配線材料を前記溝内に埋め込んで配線を形成する工程
    とを有することを特徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配線形成方法において、 前記配線材料へのレーザ照射を液体中で行うことを特徴
    とする配線形成方法。
  3. 【請求項3】 配線が形成される溝が設けられた基板表
    面に配線材料を配置した被処理物の周囲に液体を保持す
    る液体保持手段と、 前記液体中で前記配線材料上からレーザを照射するレー
    ザ照射手段とを具備し、前記レーザの照射に伴う衝撃圧
    力により前記配線材料を前記溝内に埋め込むことを特徴
    とする配線形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001064794A (ja) * 1999-08-25 2001-03-13 Japan Science & Technology Corp 100ナノメーター未満の直径とアスペクト比が1を越えるように発達させた無機質微細ロッドおよび前記ロッドの製造方法。

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JP2001064794A (ja) * 1999-08-25 2001-03-13 Japan Science & Technology Corp 100ナノメーター未満の直径とアスペクト比が1を越えるように発達させた無機質微細ロッドおよび前記ロッドの製造方法。

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