JPH1091714A - 信号からキャラクタ情報を決定するための方法およびバーコードラベルを読み取るためのシステム - Google Patents
信号からキャラクタ情報を決定するための方法およびバーコードラベルを読み取るためのシステムInfo
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- JPH1091714A JPH1091714A JP9198933A JP19893397A JPH1091714A JP H1091714 A JPH1091714 A JP H1091714A JP 9198933 A JP9198933 A JP 9198933A JP 19893397 A JP19893397 A JP 19893397A JP H1091714 A JPH1091714 A JP H1091714A
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- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/10—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
- G06K7/14—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 歪みを改善したバーコードデータまたは他の
符号データ(スキャンされたイメージデータおよび光文
字認識データ)を読み取るためのシステムおよび方法を
提供する。 【解決手段】 本発明は、歪んだデータ、たとえばバー
コードラベルまたは他の符号データを、確定期待値最大
化(DEM)アルゴリズムを使用して、測定データ信号
y(t)に適合させることにより、読み取り、復号化す
る方法及びシステムである。DEMアルゴリズムは、測
定データ信号y(t)に適合されるようにスキャン信号
モデルj(t,θ)を定義する複数のパラメータθの値
を決定することを可能にする。これらの値に基づいて、
データエレメントまたはイメージデータ内に符号化され
た符号のような特徴情報が、通常の信号処理技術を使用
して生成される。DEMアルゴリズムの使用は、好都合
に、符号間干渉の影響を低減することにより、信号から
ぼけを除く。他の一実施形態では、DEMアルゴリズム
は、通常の零交差復号化技術により補足される。
符号データ(スキャンされたイメージデータおよび光文
字認識データ)を読み取るためのシステムおよび方法を
提供する。 【解決手段】 本発明は、歪んだデータ、たとえばバー
コードラベルまたは他の符号データを、確定期待値最大
化(DEM)アルゴリズムを使用して、測定データ信号
y(t)に適合させることにより、読み取り、復号化す
る方法及びシステムである。DEMアルゴリズムは、測
定データ信号y(t)に適合されるようにスキャン信号
モデルj(t,θ)を定義する複数のパラメータθの値
を決定することを可能にする。これらの値に基づいて、
データエレメントまたはイメージデータ内に符号化され
た符号のような特徴情報が、通常の信号処理技術を使用
して生成される。DEMアルゴリズムの使用は、好都合
に、符号間干渉の影響を低減することにより、信号から
ぼけを除く。他の一実施形態では、DEMアルゴリズム
は、通常の零交差復号化技術により補足される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪んだイメージお
よび記号データを処理するための方法およびシステムに
関する。特に、本発明は、表示信号からバーコード記号
および他の記号データを読み出し、復号化し、復元する
ための方法およびシステムに関する。
よび記号データを処理するための方法およびシステムに
関する。特に、本発明は、表示信号からバーコード記号
および他の記号データを読み出し、復号化し、復元する
ための方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】記号データの使用は、我々の社会におい
てますます普及しつつある。たとえば、統一商品コード
(UPC)として知られている特定のバーコーディング
構成が、食料品店、食品加工および他の小売業に対する
工業規格として確立されてきた。
てますます普及しつつある。たとえば、統一商品コード
(UPC)として知られている特定のバーコーディング
構成が、食料品店、食品加工および他の小売業に対する
工業規格として確立されてきた。
【0003】一般に、バーコードラベルは、垂直に整列
された交互の2色のストライプ、典型的には、光を吸収
する通常は黒の印刷された「バー」および光を散乱させ
る(拡散反射する)「白」のスペースを使用する。ラベ
ルデータは、交互のバーおよびスペースの相対的幅で符
号化される。このような相対幅符号化は、ラベル読み取
りが、ラベルサイズ、読み取り距離およびある程度ラベ
ルの向きのような幾何学的な影響に比較的敏感でないこ
とを可能にする。
された交互の2色のストライプ、典型的には、光を吸収
する通常は黒の印刷された「バー」および光を散乱させ
る(拡散反射する)「白」のスペースを使用する。ラベ
ルデータは、交互のバーおよびスペースの相対的幅で符
号化される。このような相対幅符号化は、ラベル読み取
りが、ラベルサイズ、読み取り距離およびある程度ラベ
ルの向きのような幾何学的な影響に比較的敏感でないこ
とを可能にする。
【0004】ラベル読み取りシステムは、典型的に、光
学スキャナ、光検出器および関連する信号処理(たとえ
ば、復号化)ハードウエアおよび/またはソフトウエア
を含む。レーザまたは他の適切な光源をしばしば含むス
キャナは、バーコードラベルを横切って動かされる所定
の距離において所定のサイズを有する光の輝点を投影す
るために、(たとえば、レンズまたはレンズ系によ
り、)光学的に修正される。光源とほぼ同軸に位置され
た光検出器は、ラベルから後方散乱された光の時間変化
する強度を測定し、対応する時間変化する電気信号電流
に変換する。
学スキャナ、光検出器および関連する信号処理(たとえ
ば、復号化)ハードウエアおよび/またはソフトウエア
を含む。レーザまたは他の適切な光源をしばしば含むス
キャナは、バーコードラベルを横切って動かされる所定
の距離において所定のサイズを有する光の輝点を投影す
るために、(たとえば、レンズまたはレンズ系によ
り、)光学的に修正される。光源とほぼ同軸に位置され
た光検出器は、ラベルから後方散乱された光の時間変化
する強度を測定し、対応する時間変化する電気信号電流
に変換する。
【0005】そして、システムの信号処理は、アナログ
波形の時間変化する電気信号をパルス幅変調デジタル信
号に変換する。デジタル信号は、バーコードの交互のス
トライプの幅を記述する2値表現データ、すなわち番号
のシーケンスに変換される。ラベルデータは、多数の通
常の復号化技術のうちのいずれか1つを使用して、これ
から翻訳される。
波形の時間変化する電気信号をパルス幅変調デジタル信
号に変換する。デジタル信号は、バーコードの交互のス
トライプの幅を記述する2値表現データ、すなわち番号
のシーケンスに変換される。ラベルデータは、多数の通
常の復号化技術のうちのいずれか1つを使用して、これ
から翻訳される。
【0006】符号化されたラベルを読み取る総合的能力
は、バーのサイズに対する投射された光スポットの寸法
に依存する。また、バーに対する投射されたスポットの
強さは、実質的な雑音源が存在するので、読み取るシス
テムの能力に影響を与える。レーザのパワーは、目の安
全への配慮により制限され、利用可能な信号強度の上限
がある。また、ラベルがうまく読み取られる視野のサイ
ズの制限がある。
は、バーのサイズに対する投射された光スポットの寸法
に依存する。また、バーに対する投射されたスポットの
強さは、実質的な雑音源が存在するので、読み取るシス
テムの能力に影響を与える。レーザのパワーは、目の安
全への配慮により制限され、利用可能な信号強度の上限
がある。また、ラベルがうまく読み取られる視野のサイ
ズの制限がある。
【0007】また、投射された光スポットの有限サイズ
は、対応するぼけをバーコードイメージにもたらす。こ
のようなぼけは、符号間干渉(渦巻き干渉とも呼ばれ
る)を含み、これは関係するバーの隣接するバーからの
光後方散乱の影響である。 典型的に線形フィルタリン
グおよび/またはキャラクタ検出に基づく通常の読み取
り方法は、ぼけがバーのサイズに対して小さい場合、バ
ーコードデータの読み取りにおいてうまく働く。このよ
うな場合、読み取り性能は、主に、信号対雑音比により
制限される。ラベルが焦点からさらに移動するときに、
相対的なぼけは増加するので、読み取りエラーが、信号
対雑音比に無関係に生じる。したがって、これらの場
合、検出される信号を増加させることは、そのような読
み取りエラーを必ずしも減少させない。
は、対応するぼけをバーコードイメージにもたらす。こ
のようなぼけは、符号間干渉(渦巻き干渉とも呼ばれ
る)を含み、これは関係するバーの隣接するバーからの
光後方散乱の影響である。 典型的に線形フィルタリン
グおよび/またはキャラクタ検出に基づく通常の読み取
り方法は、ぼけがバーのサイズに対して小さい場合、バ
ーコードデータの読み取りにおいてうまく働く。このよ
うな場合、読み取り性能は、主に、信号対雑音比により
制限される。ラベルが焦点からさらに移動するときに、
相対的なぼけは増加するので、読み取りエラーが、信号
対雑音比に無関係に生じる。したがって、これらの場
合、検出される信号を増加させることは、そのような読
み取りエラーを必ずしも減少させない。
【0008】通常の読み取り方法は、符号間干渉により
起こるぼけがラベルバーのサイズに比べて小さい場合に
有効に限定される。ぼけがもっと目立つ場合、通常の読
み取り方法は、符号間干渉ぼけが有するシステムの総合
的読み取り精度へのインパクトを増大させる原因とな
る。
起こるぼけがラベルバーのサイズに比べて小さい場合に
有効に限定される。ぼけがもっと目立つ場合、通常の読
み取り方法は、符号間干渉ぼけが有するシステムの総合
的読み取り精度へのインパクトを増大させる原因とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した決定的な歪み
を改良するバーコードデータまたは他の符号データ(た
とえば、スキャンされたイメージデータおよび光文字認
識データ)のようなデータを読み取るためのシステムお
よび方法を利用可能にすることが望ましい。特に、信号
対雑音比と無関係な符号間干渉および他のタイプのぼけ
を減少させるシステムおよび方法が望まれている。
を改良するバーコードデータまたは他の符号データ(た
とえば、スキャンされたイメージデータおよび光文字認
識データ)のようなデータを読み取るためのシステムお
よび方法を利用可能にすることが望ましい。特に、信号
対雑音比と無関係な符号間干渉および他のタイプのぼけ
を減少させるシステムおよび方法が望まれている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、歪んだデー
タ、たとえばバーコードラベルデータ、ファクシミリお
よび歪みを有する他のスキャンされたイメージデータを
読み取り、復号化するためのシステムおよび方法に具現
化される。特に、決定性期待値最大化(DEM)アルゴ
リズムを使用して、スキャンされた信号モデルj(t,
θ)を測定または検出されたデータ信号y(t)に適合
させることにより、バーコードラベルデータのようなデ
ータを復号化するシステムおよび方法に具現化される。
通常の期待値最大化(EM)アルゴリズムの新規な変形
であるDEMアルゴリズムは、本発明のシステムおよび
方法が、測定データ信号y(t)へ適合されているとき
に、スキャンされた信号モデルj(t,θ)を定義する
複数のパラメータθの値を決定することを可能にする。
タ、たとえばバーコードラベルデータ、ファクシミリお
よび歪みを有する他のスキャンされたイメージデータを
読み取り、復号化するためのシステムおよび方法に具現
化される。特に、決定性期待値最大化(DEM)アルゴ
リズムを使用して、スキャンされた信号モデルj(t,
θ)を測定または検出されたデータ信号y(t)に適合
させることにより、バーコードラベルデータのようなデ
ータを復号化するシステムおよび方法に具現化される。
通常の期待値最大化(EM)アルゴリズムの新規な変形
であるDEMアルゴリズムは、本発明のシステムおよび
方法が、測定データ信号y(t)へ適合されているとき
に、スキャンされた信号モデルj(t,θ)を定義する
複数のパラメータθの値を決定することを可能にする。
【0011】これらの値に基づいて、イメージデータ内
で符号化されたデータエレメントまたは符号のようなキ
ャラクタ情報が、通常の信号処理技術を使用して生成さ
れる。DEMアルゴリズムは、好都合に、符号間干渉の
影響を低減させることにより信号のぼけを除く。代替的
な実施形態において、DEMアルゴリズムは、通常の零
交差復号化技術により補足される。この方法において、
零交差技術は、スキャンされた信号モデルj(t,θ)
のパラメータθの決定において、DEMアルゴリズムの
ための初期パラメータ推定値を得るために使用される。
で符号化されたデータエレメントまたは符号のようなキ
ャラクタ情報が、通常の信号処理技術を使用して生成さ
れる。DEMアルゴリズムは、好都合に、符号間干渉の
影響を低減させることにより信号のぼけを除く。代替的
な実施形態において、DEMアルゴリズムは、通常の零
交差復号化技術により補足される。この方法において、
零交差技術は、スキャンされた信号モデルj(t,θ)
のパラメータθの決定において、DEMアルゴリズムの
ための初期パラメータ推定値を得るために使用される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、主に特定のクラスの実
施形態、すなわちバーコードリーダーおよびバーコード
ラベルを読み取る方法によって説明される。しかし、本
発明は、当業者により理解されるように、これに限定さ
れるものではない。
施形態、すなわちバーコードリーダーおよびバーコード
ラベルを読み取る方法によって説明される。しかし、本
発明は、当業者により理解されるように、これに限定さ
れるものではない。
【0013】図1は、新規なデータラベル読み取り方法
2を、単純化したブロック図の形式で示す。この方法の
第1のステップ4は、適切なスキャナを使用してラベル
をスキャンすることである。ラベルは、たとえばバーコ
ードラベル、スキャンされたイメージデータ、または潜
在的に歪みを有する他の符号データである。前述したよ
うに、ラベルのスキャンは、ラベルを横切って光の投射
スポットを移動させることである。ラベルからの後方散
乱光は、ラベルのバーおよびスペースのパターンを表示
する。
2を、単純化したブロック図の形式で示す。この方法の
第1のステップ4は、適切なスキャナを使用してラベル
をスキャンすることである。ラベルは、たとえばバーコ
ードラベル、スキャンされたイメージデータ、または潜
在的に歪みを有する他の符号データである。前述したよ
うに、ラベルのスキャンは、ラベルを横切って光の投射
スポットを移動させることである。ラベルからの後方散
乱光は、ラベルのバーおよびスペースのパターンを表示
する。
【0014】この方法における次のステップ5は、測定
光の強度に基づいて電気信号を生成する光検出器を使用
して、ラベルからの後方散乱光y(t)を測定すること
である。後方散乱光は、スキャナからの投射光がラベル
を横切って移動するときに、時間変化する。
光の強度に基づいて電気信号を生成する光検出器を使用
して、ラベルからの後方散乱光y(t)を測定すること
である。後方散乱光は、スキャナからの投射光がラベル
を横切って移動するときに、時間変化する。
【0015】測定データ信号y(t)がとらえられる
と、測定データ信号y(t)中の特性情報が、復号化ス
テップ6を使用して決定される。たとえば、バーコード
ラベルの場合、そのような決定は、測定データ信号y
(t)から翻訳されたラベルデータ中で符号化された符
号データを復号化することを含む。前述したように、通
常の復号化ステップは、線形フィルタリングまたは測定
データ信号y(t)内のデータキャラクタに基づく。
と、測定データ信号y(t)中の特性情報が、復号化ス
テップ6を使用して決定される。たとえば、バーコード
ラベルの場合、そのような決定は、測定データ信号y
(t)から翻訳されたラベルデータ中で符号化された符
号データを復号化することを含む。前述したように、通
常の復号化ステップは、線形フィルタリングまたは測定
データ信号y(t)内のデータキャラクタに基づく。
【0016】しかし、ここで説明される新規な方法は、
(ステップ7で示された)スキャンされた信号モデルj
(t,θ)を測定データ信号y(t)に適合させるこ
と、および(ステップ8で示された)スキャンされた信
号モデルj(t,θ)から符号化されたラベルデータを
翻訳することにより、測定データ信号y(t)を復号化
する。
(ステップ7で示された)スキャンされた信号モデルj
(t,θ)を測定データ信号y(t)に適合させるこ
と、および(ステップ8で示された)スキャンされた信
号モデルj(t,θ)から符号化されたラベルデータを
翻訳することにより、測定データ信号y(t)を復号化
する。
【0017】スキャンされた信号モデルj(t,θ)
は、典型的または理想的な測定ラベル信号に基づくモデ
ルである。スキャンされた信号モデルj(t,θ)は、
実際の測定データ信号y(t)へのスキャンされた信号
モデルj(t,θ)の適合の精度を変化させる複数の可
変パラメータθを有する。また、スキャンされた信号モ
デルj(t,θ)が現実の測定データ信号y(t)に適
合する精度は、たとえば適合アルゴリズム(ステップ7
a)の使用に依存する。
は、典型的または理想的な測定ラベル信号に基づくモデ
ルである。スキャンされた信号モデルj(t,θ)は、
実際の測定データ信号y(t)へのスキャンされた信号
モデルj(t,θ)の適合の精度を変化させる複数の可
変パラメータθを有する。また、スキャンされた信号モ
デルj(t,θ)が現実の測定データ信号y(t)に適
合する精度は、たとえば適合アルゴリズム(ステップ7
a)の使用に依存する。
【0018】スキャンされた信号モデルj(t,θ)が
実際の測定データ信号y(t)に適切に適合されると、
復号化ステップ6の最後の部分(ステップ8)は、スキ
ャンされた信号モデルj(t,θ)を測定データ信号y
(t)へ適合させるために使用されるパラメータθの値
に基づいて、ラベルデータを翻訳する。
実際の測定データ信号y(t)に適切に適合されると、
復号化ステップ6の最後の部分(ステップ8)は、スキ
ャンされた信号モデルj(t,θ)を測定データ信号y
(t)へ適合させるために使用されるパラメータθの値
に基づいて、ラベルデータを翻訳する。
【0019】図2〜3において、データ読み取りシステ
ム10、たとえばバーコード読み取りシステムが示され
ている。前述したように、図示しない光スキャナが、関
係するラベル16,たとえばバーコードラベルまたは印
刷された文字、符号またはグラフィック情報のような他
の符号データラベルを横切って移動する光の輝点12を
投射する。光検出器22は、集光レンズ11とともに、
ラベル16からの後方散乱光の時間変化する強度を測定
し、これを対応する時間変化する測定または検出された
データ信号y(t)、たとえば電気信号電流i(t)に
変換する。
ム10、たとえばバーコード読み取りシステムが示され
ている。前述したように、図示しない光スキャナが、関
係するラベル16,たとえばバーコードラベルまたは印
刷された文字、符号またはグラフィック情報のような他
の符号データラベルを横切って移動する光の輝点12を
投射する。光検出器22は、集光レンズ11とともに、
ラベル16からの後方散乱光の時間変化する強度を測定
し、これを対応する時間変化する測定または検出された
データ信号y(t)、たとえば電気信号電流i(t)に
変換する。
【0020】そして、後に詳細に説明するように、バー
コードスキャナまたは受信器24が、時間変化する測定
データ信号y(t)を読み取り、処理し、ラベル16を
表す(図2Bにおいて26として示されている)方形パ
ルス列を出力する。パルス列26から、データエレメン
トすなわちバーコードラベル中に符号化された符号が、
通常の方法で決定される。光検出器22によるラベル6
の読み取りの間の所定の時点において、測定データ信号
y(t)は、ビームスポット12が(a,b,0)に集
中され、かつビーム焦点領域がラベル16から距離c上
方にある場合、点(ξ,η)から反射された光の点分布
関数h(ξ,η,a,b,c)により特徴づけられる個
々の光強度の要素的寄与の和である。したがって、
コードスキャナまたは受信器24が、時間変化する測定
データ信号y(t)を読み取り、処理し、ラベル16を
表す(図2Bにおいて26として示されている)方形パ
ルス列を出力する。パルス列26から、データエレメン
トすなわちバーコードラベル中に符号化された符号が、
通常の方法で決定される。光検出器22によるラベル6
の読み取りの間の所定の時点において、測定データ信号
y(t)は、ビームスポット12が(a,b,0)に集
中され、かつビーム焦点領域がラベル16から距離c上
方にある場合、点(ξ,η)から反射された光の点分布
関数h(ξ,η,a,b,c)により特徴づけられる個
々の光強度の要素的寄与の和である。したがって、
【数1】
【0021】ここで、a,b,cは時間の関数であり、
m(ξ,η)は印刷されたソースイメージである。点分
布関数h(ξ,η,a,b,c)は対称であると仮定さ
れ、典型的には、通常のガウス分布密度によりモデル化
される。
m(ξ,η)は印刷されたソースイメージである。点分
布関数h(ξ,η,a,b,c)は対称であると仮定さ
れ、典型的には、通常のガウス分布密度によりモデル化
される。
【数2】
【0022】ここで、σ(c)はビーム幅に比例し、
(a,b)はビーム中心の座標である。適切なトランス
レーションおよびスケーリングにより、かつ普遍性の損
失なしに、この関数は確率密度関数であると仮定され
る。したがって、逆問題を解く、すなわち歪みのないイ
メージm(ξ,η)をその歪んだスキャンされたイメー
ジ、たとえば測定データ信号y(t)から復元すること
が望ましい。
(a,b)はビーム中心の座標である。適切なトランス
レーションおよびスケーリングにより、かつ普遍性の損
失なしに、この関数は確率密度関数であると仮定され
る。したがって、逆問題を解く、すなわち歪みのないイ
メージm(ξ,η)をその歪んだスキャンされたイメー
ジ、たとえば測定データ信号y(t)から復元すること
が望ましい。
【0023】バーコードデータの場合、たとえばラベル
を横切るビームの移動速度が一定、かつラベル16がビ
ームスポット12に比べて十分に大きいと仮定すると、
測定データ信号y(t)が次式のように受信器24によ
りモデル化される。
を横切るビームの移動速度が一定、かつラベル16がビ
ームスポット12に比べて十分に大きいと仮定すると、
測定データ信号y(t)が次式のように受信器24によ
りモデル化される。
【数3】
【0024】ここで、s(x,λ)は、測定データ信号
y(t)から得られるべき入力信号の一般形式であり、
θ={σ,λ}は、測定データ信号y(t)から復元さ
れるべきパラメータベクトルであり、Φ(t,σ)は、
次式の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答で
ある。
y(t)から得られるべき入力信号の一般形式であり、
θ={σ,λ}は、測定データ信号y(t)から復元さ
れるべきパラメータベクトルであり、Φ(t,σ)は、
次式の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答で
ある。
【数4】 ここでσは、復号化システム10における光スポット1
2の点分布関数の特性である点分布値である。
2の点分布関数の特性である点分布値である。
【0025】a1,a2,・・・,anがバーコードの2
値表現であり、λがたとえばa1,a2,an,・・・,
t1およびTを含む複数のパラメータである場合、測定
データ信号y(t)から得られる一般形式の入力信号s
(x,λ)は、次式で定義される。
値表現であり、λがたとえばa1,a2,an,・・・,
t1およびTを含む複数のパラメータである場合、測定
データ信号y(t)から得られる一般形式の入力信号s
(x,λ)は、次式で定義される。
【数5】 ここで、|x|≦0.5Tの場合pT(x)=1であ
り、その他の場合pT(x)=0であるバーに対応する
幅Tの方形パルスである。これらの式から、測定データ
信号y(t)は線形的にモデル化できることがわかる。
り、その他の場合pT(x)=0であるバーに対応する
幅Tの方形パルスである。これらの式から、測定データ
信号y(t)は線形的にモデル化できることがわかる。
【0026】さらに、モデルj(t,θ)をさらに導出
することにより、一般に、
することにより、一般に、
【数6】 を得る。ここで、
【数7】 図2〜3において概略が示されているように、スキャン
された信号モデルj(t,θ)は、光検出器22により
受信されかつ受信器24により処理された検出データ信
号y(t)から、ラベル16を表すパルス列26を生成
するために使用される。これは、スキャンされた信号モ
デルj(t,θ)を検出データ信号y(t)に適合させ
ることにより、検出データ信号y(t)の係数a1,
a2,・・・,anを決定することにより達成される。
された信号モデルj(t,θ)は、光検出器22により
受信されかつ受信器24により処理された検出データ信
号y(t)から、ラベル16を表すパルス列26を生成
するために使用される。これは、スキャンされた信号モ
デルj(t,θ)を検出データ信号y(t)に適合させ
ることにより、検出データ信号y(t)の係数a1,
a2,・・・,anを決定することにより達成される。
【0027】通常、スキャナモデルj(t,θ)の検出
データ信号y(t)への適合において、バーコード読み
取りシステムの信号処理方法は、ラベル16の隣接する
バーからの光後方散乱により引き起こされる相対的ぼけ
が目立たないと仮定する。すなわち、通常ラベルバーの
幅にたとえられる光の相対的点分布を示すぼけファクタ
(σ/T)が、相対的に小さいと仮定される。そのよう
な仮定を用いることにより、
データ信号y(t)への適合において、バーコード読み
取りシステムの信号処理方法は、ラベル16の隣接する
バーからの光後方散乱により引き起こされる相対的ぼけ
が目立たないと仮定する。すなわち、通常ラベルバーの
幅にたとえられる光の相対的点分布を示すぼけファクタ
(σ/T)が、相対的に小さいと仮定される。そのよう
な仮定を用いることにより、
【数8】 となり、かつ通常のバーコード復元が、たとえば時点t
kにおけるj(t,θ)をとなり、かつ通常のバーコー
ド復元が、たとえば時点tkにおけるj(t,θ)をサ
ンプリングすることにより、またはu(t−tk,T,
σ)とその平均値との交差を使用することにより、また
はその第2微分の零交差を使用することにより行われ
る。
kにおけるj(t,θ)をとなり、かつ通常のバーコー
ド復元が、たとえば時点tkにおけるj(t,θ)をサ
ンプリングすることにより、またはu(t−tk,T,
σ)とその平均値との交差を使用することにより、また
はその第2微分の零交差を使用することにより行われ
る。
【0028】しかし、符号間干渉は、典型的には取るに
足らないものではない。従来のバーコード読み取り方法
およびシステムは、この影響を考慮に入れていなかっ
た。すなわち、隣接する「バー」または「スペース」エ
レメントからの後方散乱光の全体的復号化の精度への寄
与または影響、i=1,2,・・・に対するak-iu
(t−tk-i,T,σ)およびak+iu(t−tk+i,
T,σ)は、従来のバーコード読み取りシステムでは考
慮されなかった。また、他の干渉および雑音のソース
が、測定データ信号y(t)に歪みを与える。
足らないものではない。従来のバーコード読み取り方法
およびシステムは、この影響を考慮に入れていなかっ
た。すなわち、隣接する「バー」または「スペース」エ
レメントからの後方散乱光の全体的復号化の精度への寄
与または影響、i=1,2,・・・に対するak-iu
(t−tk-i,T,σ)およびak+iu(t−tk+i,
T,σ)は、従来のバーコード読み取りシステムでは考
慮されなかった。また、他の干渉および雑音のソース
が、測定データ信号y(t)に歪みを与える。
【0029】スキャンされた信号モデルj(t,θ)
を、このぼけおよび他の歪みにもかかわらず、測定デー
タ信号y(t)に適合させるために、最適化の規準が必
要である。本発明の一実施形態は、スキャンされた信号
モデルj(t,θ)を測定データ信号y(t)に適合さ
せるために、決定性期待値最大化(DEM:determinist
ic expectation-maximization)アルゴリズムを使用す
る。
を、このぼけおよび他の歪みにもかかわらず、測定デー
タ信号y(t)に適合させるために、最適化の規準が必
要である。本発明の一実施形態は、スキャンされた信号
モデルj(t,θ)を測定データ信号y(t)に適合さ
せるために、決定性期待値最大化(DEM:determinist
ic expectation-maximization)アルゴリズムを使用す
る。
【0030】DEMアルゴリズムは、実験データから静
的モデルパラメータの最大尤度の推定値を見つけだすた
めに有用な通常の反復法である決定性期待値最大化(D
EM)アルゴリズムの新規な一般化である。好都合なこ
とに、DEMアルゴリズムは、EMアルゴリズムより
も、さらに一般的であり、かつさらなる適応性を有す
る。
的モデルパラメータの最大尤度の推定値を見つけだすた
めに有用な通常の反復法である決定性期待値最大化(D
EM)アルゴリズムの新規な一般化である。好都合なこ
とに、DEMアルゴリズムは、EMアルゴリズムより
も、さらに一般的であり、かつさらなる適応性を有す
る。
【0031】通常のEMアルゴリズムよりもさらに一般
的であるので、DEMアルゴリズムは、それらを他のモ
デルに適合させることにより非線形モデルのパラメータ
を見つけだす正の逆問題として知られているものの解を
提供する。これらの問題の特別な場合は、確率密度関数
のパラメータのファミリーを有する非負関数の近似、非
線形方程式の解答システム、および非線形積分方程式の
解答システムを含む。
的であるので、DEMアルゴリズムは、それらを他のモ
デルに適合させることにより非線形モデルのパラメータ
を見つけだす正の逆問題として知られているものの解を
提供する。これらの問題の特別な場合は、確率密度関数
のパラメータのファミリーを有する非負関数の近似、非
線形方程式の解答システム、および非線形積分方程式の
解答システムを含む。
【0032】正の逆問題は、歪みが次式でモデル化でき
る場合、たとえば、歪んだイメージデータを有するその
測定データ信号y(t)からのオブジェクトのパラメー
タファミリーからオブジェクトs(x,λ)を復元する
方法で表される。
る場合、たとえば、歪んだイメージデータを有するその
測定データ信号y(t)からのオブジェクトのパラメー
タファミリーからオブジェクトs(x,λ)を復元する
方法で表される。
【数9】 ここで、h(x,t,μ)は点分布関数であり、xはn
次元ベクトルであり、tはm次元ベクトルであり、パラ
メータθ=(λ,μ)も多次元ベクトルである。特に、
xおよびtが2次元ベクトル(x,t∈R2)である場
合、データ読み取り適用例において、スキャンされた信
号モデルまたはイメージ歪みモデルと呼ばれるモデルj
(t,θ)が、平面的オブジェクトs(x,λ)の歪ん
だイメージとして翻訳される。
次元ベクトルであり、tはm次元ベクトルであり、パラ
メータθ=(λ,μ)も多次元ベクトルである。特に、
xおよびtが2次元ベクトル(x,t∈R2)である場
合、データ読み取り適用例において、スキャンされた信
号モデルまたはイメージ歪みモデルと呼ばれるモデルj
(t,θ)が、平面的オブジェクトs(x,λ)の歪ん
だイメージとして翻訳される。
【0033】パラメータθが既知である場合、s(x,
λ)を前述の積分方程式の解として見つけだすことがで
きる。しかし、実際にはほとんどの場合、パラメータθ
は知られていない。したがって、解は、歪んだイメージ
データを有する測定データ信号y(t)とその付随する
モデルj(t,θ)との間のダイバージェンスを最小化
すること、たとえば次式の測定データ信号y(t)とそ
のモデルj(t,θ)との間のカルバック−ライブラー
ダイバージェンス(Kullback-Leibler divergence)を最
小化することにより得られる。
λ)を前述の積分方程式の解として見つけだすことがで
きる。しかし、実際にはほとんどの場合、パラメータθ
は知られていない。したがって、解は、歪んだイメージ
データを有する測定データ信号y(t)とその付随する
モデルj(t,θ)との間のダイバージェンスを最小化
すること、たとえば次式の測定データ信号y(t)とそ
のモデルj(t,θ)との間のカルバック−ライブラー
ダイバージェンス(Kullback-Leibler divergence)を最
小化することにより得られる。
【数10】 カルバック−ライブラーダイバージェンスは、数学分野
においてよく知られており、たとえば、S.Kullback,Inf
ormation Theory and Statistics, John Wiley &Sons,
New York,1959に説明されている。
においてよく知られており、たとえば、S.Kullback,Inf
ormation Theory and Statistics, John Wiley &Sons,
New York,1959に説明されている。
【0034】普遍性の損失なしに、y(t)およびj
(t、θ)は、確率密度関数であると仮定される。y
(t)がθに依存しないので、K(y‖jθ )の最小
化は、平均対数尤度関数の最大化と等価である。
(t、θ)は、確率密度関数であると仮定される。y
(t)がθに依存しないので、K(y‖jθ )の最小
化は、平均対数尤度関数の最大化と等価である。
【数11】
【0035】逆問題の解は、
【数12】 により決定される。この方程式は典型的には直接的に解
くことが困難であるが、DEMアルゴリズムは、関数の
最大値を繰り返し見つけだすために有用である。より具
体的には、DEMアルゴリズムは、分解形式L(θ)=
Q(θ,θp)−H(θ,θp)での表現L(θ)に基づ
く。ここで、Q(θ,θp)およびH(θ,θp)は、観
察されたデータyの補助関数である。
くことが困難であるが、DEMアルゴリズムは、関数の
最大値を繰り返し見つけだすために有用である。より具
体的には、DEMアルゴリズムは、分解形式L(θ)=
Q(θ,θp)−H(θ,θp)での表現L(θ)に基づ
く。ここで、Q(θ,θp)およびH(θ,θp)は、観
察されたデータyの補助関数である。
【0036】θp+1をQ(θp+1,θp)>Q(θ,θp)
かつH(θp+1,θp)≦H(θ,θp)となるように見つ
けだすことができる場合、L(θp+1)>L(θp)であ
る。この方法において、L(θ)を単調増加させるシー
ケンスθ1,θ2,・・・θpが作り出される。このシー
ケンスは、関数及びその定義された領域が、当業者に知
られており、たとえば、本、W.I.Zangwill,Nonlinear P
rogramming: A Unified Approach, Prentice Hall, Eng
lewood Cliffs, NJ,1969,pp.91-92において見いだされ
る非常に緩やかな正則条件を満足する場合、L(θ)の
最大値に収束する。
かつH(θp+1,θp)≦H(θ,θp)となるように見つ
けだすことができる場合、L(θp+1)>L(θp)であ
る。この方法において、L(θ)を単調増加させるシー
ケンスθ1,θ2,・・・θpが作り出される。このシー
ケンスは、関数及びその定義された領域が、当業者に知
られており、たとえば、本、W.I.Zangwill,Nonlinear P
rogramming: A Unified Approach, Prentice Hall, Eng
lewood Cliffs, NJ,1969,pp.91-92において見いだされ
る非常に緩やかな正則条件を満足する場合、L(θ)の
最大値に収束する。
【0037】H(θp,θp)がH(θ,θp)の包括的
な最大値である場合、Q(θ,θp)が増加する場合に
のみL(θ)は増加する。したがって、DEMアルゴリ
ズム:
な最大値である場合、Q(θ,θp)が増加する場合に
のみL(θ)は増加する。したがって、DEMアルゴリ
ズム:
【数13】 は、L(θ)を単調増加させ、緩やかな正則条件下でそ
の最大値を見つけだす。
の最大値を見つけだす。
【0038】補助関数Q(θ,θp)およびH(θ,
θp)は、唯一には特定されない。それらの選択は、ア
ルゴリズムダイバージェンスレートに直接的に影響を与
える、Q(θ,θp)の最大値を見つけだすことの単純
さに基づく。この補助関数は、たとえば次式により見い
だされる。
θp)は、唯一には特定されない。それらの選択は、ア
ルゴリズムダイバージェンスレートに直接的に影響を与
える、Q(θ,θp)の最大値を見つけだすことの単純
さに基づく。この補助関数は、たとえば次式により見い
だされる。
【数14】
【0039】ここで、z=(s,x)は増加させられた
変数であり、p(z,θ)はその確率密度であり、q
(z,θ)=p(z,θ)j(t,θ)である。そし
て、補助関数は、次式で構成される。
変数であり、p(z,θ)はその確率密度であり、q
(z,θ)=p(z,θ)j(t,θ)である。そし
て、補助関数は、次式で構成される。
【数15】
【0040】H(θ,θp)は、θ=θpにおいてその包
括的最大値に達し、DEMアルゴリズムは、L(y‖j
θ)の最大値を繰り返し見つけだすために適用される。
この代わりに、L(θ)の最大値は、−L(θ)の最小
値であるので、DEMアルゴリズムは、最小値を見つけ
るために有用である。したがって、DEMアルゴリズム
は、最大値ではなく最小値が求められる適用例に適用可
能である。
括的最大値に達し、DEMアルゴリズムは、L(y‖j
θ)の最大値を繰り返し見つけだすために適用される。
この代わりに、L(θ)の最大値は、−L(θ)の最小
値であるので、DEMアルゴリズムは、最小値を見つけ
るために有用である。したがって、DEMアルゴリズム
は、最大値ではなく最小値が求められる適用例に適用可
能である。
【0041】従来のEMアルゴリズムは、DEMアルゴ
リズムの1つの具体的な適用例である。具体的には、ラ
ンダムな情報x1,x2,・・・xn、確率密度関数j
(t,θ)を有するm次元変数xがある場合、EMアル
ゴリズムは、y(t)が次式のように定義されるとき、
DEMアルゴリズムから得られる。
リズムの1つの具体的な適用例である。具体的には、ラ
ンダムな情報x1,x2,・・・xn、確率密度関数j
(t,θ)を有するm次元変数xがある場合、EMアル
ゴリズムは、y(t)が次式のように定義されるとき、
DEMアルゴリズムから得られる。
【数16】 ここで、δ(t−xk)は、ディラック三角関数であ
り、これは数学物理及び応用数学において知られてい
る。
り、これは数学物理及び応用数学において知られてい
る。
【0042】DEMアルゴリズムがたとえばバーコード
読み取り方法およびシステムにおいて使用される場合、
補助関数Q(θ,θp)は、たとえば次式で表される。
読み取り方法およびシステムにおいて使用される場合、
補助関数Q(θ,θp)は、たとえば次式で表される。
【数17】 ここで、
【数18】
【0043】点分布値σが既知である場合、スキャンさ
れた信号モデルj(t,θ)はs(x)の線形関数であ
り、当業者にとって関数Q(θ,θp)の最大値を見つけ
ることは難しくない。この結果は、次式のEMアルゴリ
ズム(すなわち、新規なDEMアルゴリズムの線形バー
ジョン)である。
れた信号モデルj(t,θ)はs(x)の線形関数であ
り、当業者にとって関数Q(θ,θp)の最大値を見つけ
ることは難しくない。この結果は、次式のEMアルゴリ
ズム(すなわち、新規なDEMアルゴリズムの線形バー
ジョン)である。
【数19】
【0044】ここで、r(t,θ)=y(t)/j
(t,θp)である。この特別なアルゴリズムは、一般
線形逆問題(すなわち、バーコード符号および他の符号
データの復元に関係しない問題)を解くために、Vardi
およびLeeによって紹介された。たとえば、Y.Vardiおよ
びD.Lee,"From image deblurring to optimal investme
nts: maximum likelihood solutions for positive lin
ear inverse problems,"Journ.Royal Statist.Soc.,Vo
l.55,1993,pp.569-612を参照のこと。
(t,θp)である。この特別なアルゴリズムは、一般
線形逆問題(すなわち、バーコード符号および他の符号
データの復元に関係しない問題)を解くために、Vardi
およびLeeによって紹介された。たとえば、Y.Vardiおよ
びD.Lee,"From image deblurring to optimal investme
nts: maximum likelihood solutions for positive lin
ear inverse problems,"Journ.Royal Statist.Soc.,Vo
l.55,1993,pp.569-612を参照のこと。
【0045】図4は、約100回の繰り返しの後に、既
知の点分布値σを使用して、線形逆問題を解くVardiお
よびLeeのEMアルゴリズムの適用の結果を示す。図示
されているように、測定または受信されたデータ信号y
(t)32(実線)の遷移は、それに適合されたスキャ
ナモデル信号34(点線)により適度によくモデル化さ
れている。また、スキャナモデル信号34は、ぼけを除
かれた測定信号がどうなるのかを示し、それからの特定
の符号文字を復号化するその後の処理により有用な部分
的に方形のパルス列を出力する。
知の点分布値σを使用して、線形逆問題を解くVardiお
よびLeeのEMアルゴリズムの適用の結果を示す。図示
されているように、測定または受信されたデータ信号y
(t)32(実線)の遷移は、それに適合されたスキャ
ナモデル信号34(点線)により適度によくモデル化さ
れている。また、スキャナモデル信号34は、ぼけを除
かれた測定信号がどうなるのかを示し、それからの特定
の符号文字を復号化するその後の処理により有用な部分
的に方形のパルス列を出力する。
【0046】しかし、VardiおよびLeeの線形バージョン
のアルゴリズムは、非線形逆問題に対する有用な解を提
供しない。すなわち、VardiおよびLeeのアルゴリズム
は、点分布値σが既知でない場合、有用ではなく、前述
したように、ランダムに変化しうるバーコードラベル中
のバーからのスキャナ距離に依存するので、点分布値σ
は通常既知ではない。
のアルゴリズムは、非線形逆問題に対する有用な解を提
供しない。すなわち、VardiおよびLeeのアルゴリズム
は、点分布値σが既知でない場合、有用ではなく、前述
したように、ランダムに変化しうるバーコードラベル中
のバーからのスキャナ距離に依存するので、点分布値σ
は通常既知ではない。
【0047】点分布値σが既知でない場合、問題は非線
形となり、s(x)に対する固有の解は通常得ることが
できない。しかし、データキャラクタモデル、たとえば
j(t,θ)を使用することで、本発明は、DEMアル
ゴリズムをしようしてデータキャラクタモデルを収集さ
れたデータに適合させ、データキャラクタモデルのパラ
メータ値に基づいてデータを決定することにより、すな
わちs(x)について解くことにより、非線形逆問題に
ついての特有の解を得る。
形となり、s(x)に対する固有の解は通常得ることが
できない。しかし、データキャラクタモデル、たとえば
j(t,θ)を使用することで、本発明は、DEMアル
ゴリズムをしようしてデータキャラクタモデルを収集さ
れたデータに適合させ、データキャラクタモデルのパラ
メータ値に基づいてデータを決定することにより、すな
わちs(x)について解くことにより、非線形逆問題に
ついての特有の解を得る。
【0048】従って、バーコードラベルデータおよび他
の符号データの復号化のような適用例に対して、スキャ
ンされた信号モデルj(t,θ)を使用することは、収
集されたデータに対して特有の解が得られることを可能
にする。点分布値σが未知のままであり、かつ逆問題が
非線形のままであるにもかかわらず、データキャラクタ
モデルを表現するために必要なパラメータの数は、デー
タキャラクタモデルがそれに適合される場合に、特有の
解が収集されたデータに対して得ることができるよう
に、十分に制限される。
の符号データの復号化のような適用例に対して、スキャ
ンされた信号モデルj(t,θ)を使用することは、収
集されたデータに対して特有の解が得られることを可能
にする。点分布値σが未知のままであり、かつ逆問題が
非線形のままであるにもかかわらず、データキャラクタ
モデルを表現するために必要なパラメータの数は、デー
タキャラクタモデルがそれに適合される場合に、特有の
解が収集されたデータに対して得ることができるよう
に、十分に制限される。
【0049】したがって、EMアルゴリズムよりも一般
的な形式のDEMアルゴリズムは、非線形逆問題を解く
ために有用である。具体的には、DEMアルゴリズム
は、関数Q(θ,θp)を最大化することにより得られ
る。ここで、パラメータa,σ,tおよびTは次式のよ
うに定義される。
的な形式のDEMアルゴリズムは、非線形逆問題を解く
ために有用である。具体的には、DEMアルゴリズム
は、関数Q(θ,θp)を最大化することにより得られ
る。ここで、パラメータa,σ,tおよびTは次式のよ
うに定義される。
【数20】
【0050】典型的に、t1,p+1およびTp+1は、これら
の式から決定することは困難である。しかし、近似
の式から決定することは困難である。しかし、近似
【数21】 および関係tk=t1+(k−1)Tを使用することによ
り、新規なDEMアルゴリズムが、関数Q(θ,θp)を
最大化することにより得られる。ここで、パラメータa
1,a2,・・・,an,σ、t1およびTは、以下のよう
に定義される。
り、新規なDEMアルゴリズムが、関数Q(θ,θp)を
最大化することにより得られる。ここで、パラメータa
1,a2,・・・,an,σ、t1およびTは、以下のよう
に定義される。
【数22】
【0051】ここで、
【数23】
【0052】本発明の他の一実施形態において、ここに
説明されるようにバーコード復元方法およびシステムの
一部としてDEMアルゴリズムを使用することは、典型
的にいくつかの通常のバーコード復元方法において単独
で使用される通常の零交差決定の使用により補足され
る。具体的には、通常の零交差技術は、パラメータθ0
={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・・,an,0}
の初期値(すなわち、p=0に対して)を決定するため
に使用される。
説明されるようにバーコード復元方法およびシステムの
一部としてDEMアルゴリズムを使用することは、典型
的にいくつかの通常のバーコード復元方法において単独
で使用される通常の零交差決定の使用により補足され
る。具体的には、通常の零交差技術は、パラメータθ0
={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・・,an,0}
の初期値(すなわち、p=0に対して)を決定するため
に使用される。
【0053】これらのパラメータ値がスキャンされた信
号モデルj(t,θ)を受信したデータ信号y(t)に
適合させるために適している場合(スキャンされた信号
モデルから復元されたバーコードが適切なバーコードで
あると決定された場合)、さらなる信号処理は必要では
ない。その他の場合、初期零交差パラメータパラメータ
θ0 ={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・・,a
n,0}がDEMアルゴリズムに対する初期パラメータ推
定値としてのみ使用される。
号モデルj(t,θ)を受信したデータ信号y(t)に
適合させるために適している場合(スキャンされた信号
モデルから復元されたバーコードが適切なバーコードで
あると決定された場合)、さらなる信号処理は必要では
ない。その他の場合、初期零交差パラメータパラメータ
θ0 ={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・・,a
n,0}がDEMアルゴリズムに対する初期パラメータ推
定値としてのみ使用される。
【0054】たとえば、図5は、通常の零交差技術によ
り決定されるパラメータ値を使用した対応するスキャナ
信号モデル適合信号44との比較において、受信データ
信号y(t)42を示す。この特定の場合において、ス
キャナ信号モデル適合信号44に基づいて復元されたバ
ーコードは、図示されているように、不適切であるとみ
なされることになる。
り決定されるパラメータ値を使用した対応するスキャナ
信号モデル適合信号44との比較において、受信データ
信号y(t)42を示す。この特定の場合において、ス
キャナ信号モデル適合信号44に基づいて復元されたバ
ーコードは、図示されているように、不適切であるとみ
なされることになる。
【0055】比較のために、図6は、DEMアルゴリズ
ムを使用した復元データ信号y(t)52に対するスキ
ャナ信号モデル適合信号54(40回の繰り返しの後)
を示す。また、図7に示されているように、零交差パラ
メータθ0 ={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・
・,an,0}がDEMアルゴリズムに対する初期パラメ
ータ推定値として使用される場合、スキャナ信号モデル
適合信号64は、たった11回の繰り返しの後に受信デ
ータ信号y(t)62を十分にモデル化する。そのよう
な場合、スキャナ信号モデルj(t,θ)を受信したデ
ータ信号y(t)に適合させることにおけるDEMアル
ゴリズムの使用は、零交差技術により決定されるパラメ
ータがDEMアルゴリズムに対する初期パラメータ推定
値として使用される場合、精度および必要とされる反復
回数の両方について改善される。
ムを使用した復元データ信号y(t)52に対するスキ
ャナ信号モデル適合信号54(40回の繰り返しの後)
を示す。また、図7に示されているように、零交差パラ
メータθ0 ={t1,0,T0,σ0,a1,0,a2,0,・・
・,an,0}がDEMアルゴリズムに対する初期パラメ
ータ推定値として使用される場合、スキャナ信号モデル
適合信号64は、たった11回の繰り返しの後に受信デ
ータ信号y(t)62を十分にモデル化する。そのよう
な場合、スキャナ信号モデルj(t,θ)を受信したデ
ータ信号y(t)に適合させることにおけるDEMアル
ゴリズムの使用は、零交差技術により決定されるパラメ
ータがDEMアルゴリズムに対する初期パラメータ推定
値として使用される場合、精度および必要とされる反復
回数の両方について改善される。
【0056】DEMアルゴリズムは、ここに具体的に説
明しないが、当業者にとって明らかな多くの適用例を有
すると理解されなければならない。たとえば、DEMア
ルゴリズムは、音声認識および手書き認識において使用
される見えないマルコフモデルの状態数の最小化、自然
言語モデルの構造の最適化、および通信チャネルブライ
ンド等化において有用である。
明しないが、当業者にとって明らかな多くの適用例を有
すると理解されなければならない。たとえば、DEMア
ルゴリズムは、音声認識および手書き認識において使用
される見えないマルコフモデルの状態数の最小化、自然
言語モデルの構造の最適化、および通信チャネルブライ
ンド等化において有用である。
【0057】したがって、事後演算活動は、多様なタイ
プとなりうるが、対応する従来技術による活動と概ね類
似することになる。たとえば、情報の表示(たとえば、
バーコードラベルを有するアイテムの価格)または物理
的システムの状態変化(たとえば、セキュリティゲート
を開けること)を含む。
プとなりうるが、対応する従来技術による活動と概ね類
似することになる。たとえば、情報の表示(たとえば、
バーコードラベルを有するアイテムの価格)または物理
的システムの状態変化(たとえば、セキュリティゲート
を開けること)を含む。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、歪
みを改善したバーコードデータまたは他の符号データ
(たとえば、スキャンされたイメージデータおよび光文
字認識データ)のようなデータを読み取るためのシステ
ムおよび方法を提供することができる。
みを改善したバーコードデータまたは他の符号データ
(たとえば、スキャンされたイメージデータおよび光文
字認識データ)のようなデータを読み取るためのシステ
ムおよび方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態によるデータラベル読み取
り方法を示すフローチャート。
り方法を示すフローチャート。
【図2a】本発明の一実施形態によるバーコード読み取
りシステムを示すブロック図。
りシステムを示すブロック図。
【図2b】図2aのバーコード読み取りシステムからの
パルス列出力を示す図。
パルス列出力を示す図。
【図3】バーコードラベルの一部に関連するバーコード
スキャナ光の詳細を示す図。
スキャナ光の詳細を示す図。
【図4】測定データ信号y(t)および通常の復号化技
術を使用してこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
術を使用してこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
【図5】測定データ信号y(t)および通常の零交差処
理技術を使用してこれに適合されたスキャン信号モデル
j(t,θ)を示す図。
理技術を使用してこれに適合されたスキャン信号モデル
j(t,θ)を示す図。
【図6】測定データ信号y(t)および本発明の一実施
形態によりこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
形態によりこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
【図7】測定データ信号y(t)および本発明の他の一
実施形態によりこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
実施形態によりこれに適合されたスキャン信号モデルj
(t,θ)を示す図。
【符号の説明】 10 データ読み取りシステム 12 輝点 16 ラベル 22 光検出器 24 受信器 26 方形パルス列
フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Mountain Avenue, Murray Hill, New Je rsey 07974−0636U.S.A. (72)発明者 ウィリアム ターイン アメリカ合衆国,08816 ニュージャージ ー,イースト ブランズウィック,ヒルウ ッド ロード 25
Claims (14)
- 【請求項1】 歪みを含む可能性がある複数の入力デー
タを表す測定データ信号y(t)を提供するステップ
(5)と、 複数のパラメータθを有するスキャン信号モデルj
(t,θ)を、前記パラメータθのうちの少なくとも1
つの値を調節することにより、前記測定データ信号y
(t)に適合させるステップ(7)と、 前記スキャン信号モデルj(t,θ)が測定データ信号
y(t)に適合されたときの前記パラメータθの値に基
づいて、前記スキャン信号モデルj(t,θ)から符号
情報を決定するステップ(8)とを有し、 前記スキャン信号モデルj(t,θ)が、前記複数のパ
ラメータθに対して非線形の関係を有する可能性があ
り、 前記適合されるステップは、前記複数のパラメータθの
うちの少なくとも1つの値を決定するために、DEMア
ルゴリズムを使用するステップを含むことを特徴とする
信号からキャラクタ情報を決定するための方法。 - 【請求項2】 前記DEMアルゴリズムは、p=0,
1,・・・に対して、 【数13】 であり、Q(θ,θP)は、前記パラメータθの補助関
数であることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記適合させるステップは、前記測定デ
ータ信号y(t)から入力信号s(x)を得るために、
前記DEMアルゴルズムを使用し、 【数17】 であり、w(t,x,θP)=Φ(t−x,σ)S
P(x)y(t)/j(t,θP)であり、Φ(t,σ)
は、 【数4】 の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答であ
り、σは、点分布値であることを特徴とする請求項2記
載の方法。 - 【請求項4】 前記適合させるステップは、前記測定デ
ータ信号y(t)から 【数5】 で定義される入力信号s(x,λ)を得るために、前記
DEMアルゴルズムを使用し、 前記入力信号s(x,λ)は、前記DEMアルゴリズム
により解かれうる複数のパラメータを有し、 前記複数のパラメータは、 【数22】 で定義され、ここで、 【数23】 であることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 前記適合させるステップは、 【数10】 で定義されるカルバック−ライブラーダイバージェンス
を最小にするステップを含むことを特徴とする請求項1
記載の方法。 - 【請求項6】 前記適合させるステップは、 【数11】 で定義される平均対数尤度関数を最大にするステップを
含むことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 前記適合させるステップは、前記複数の
パラメータθのうちの少なくとも1つに対する初期値を
決定するために、前記測定データ信号y(t)の零交差
を使用するステップをさらに含み、 前記初期パラメータ値は、前記パラメータ値に対する初
期推定値として、前記DEMアルゴリズムにより使用可
能であることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記決定するステップは、 前記測定データ信号y(t)に適合されたときに、前記
スキャン信号モデルj(t,θ)に対応するパルス列を
生成するステップと、 前記パルス列に基づいて、前記キャラクタ情報を識別す
るステップとをさらに含むことを特徴とする請求項1記
載の方法。 - 【請求項9】 前記スキャン信号モデルは、 【数3】 として定義され、ここでs(x,λ)は、前記測定デー
タ信号y(t)から得ることができる入力信号であり、
θ={σ,λ}は、前記測定データ信号y(t)から復
元しうるパラメータベクトルであり、Φ(t,σ)は、 【数4】 の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答であ
り、ここでσは、点分布値であることを特徴とする請求
項1記載の方法。 - 【請求項10】 前記スキャン信号モデルは、 【数6】 として定義され、ここで、 【数7】 であり、Φ(t,σ)は、 【数4】 の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答であ
り、ここでσは、点分布値であることを特徴とする請求
項1記載の方法。 - 【請求項11】 符号化されている少なくとも1つのデ
ータキャラクタを有するバーコードラベルを読み取るた
めのシステムにおいて、 前記バーコードラベルからのこれに対応する後方散乱光
を集めるための光検出器(22)と、 前記光検出器と結びついて動作可能であり、前記後方散
乱光を時間変化する測定データ信号y(t)に変換し、
DEMアルゴリズムを使用して、複数のパラメータθを
有するスキャン信号モデルj(t,θ)を前記測定デー
タ信号y(t)に適合させ、前記スキャン信号モデルj
(t,θ)が前記測定データ信号y(t)に適合させら
れたときの前記パラメータθの値に基づいて、前記スキ
ャン信号モデルj(t,θ)から前記バーコードラベル
に符号化された前記データキャラクタを決定するための
受信器(24)とを含むことを特徴とするシステム。 - 【請求項12】 前記受信器は、前記測定データ信号y
(t)から入力信号s(x)を得るために、前記DEM
アルゴリズムを使用し、 前記DEMアルゴリズムは、p=0,1,・・・に対し
て、 【数13】 で定義され、ここで、 【数17】 であり、w(t,x,θP)=Φ(t−x,σ)S
P(x)y(t)/j(t,θP)であり、Φ(t,σ)
は、 【数4】 の形を有する後方散乱光のガウスインパルス応答であ
り、σは、点分布値である - 【請求項13】 前記受信器は、前記複数のパラメータ
θのうちの1つの初期値を決定するために、前記時間変
化する測定データ信号y(t)の零交差を使用し、 前記初期パラメータ値は、前記DEMアルゴリズムによ
り、前記パラメータ値の初期推定値として使用可能であ
ることを特徴とする請求項11記載のシステム。 - 【請求項14】 少なくとも1つのデータキャラクタを
パルス列に基づいて識別するために、前記スキャン信号
モデルj(t,θ)に対応するパルス列を生成すること
を特徴とする請求項11記載のシステム。
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1997
- 1997-07-15 EP EP97305266A patent/EP0821317A3/en not_active Withdrawn
- 1997-07-24 JP JP9198933A patent/JPH1091714A/ja active Pending
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EP0821317A3 (en) | 2000-11-08 |
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