JPH05205085A - アナログ波形復号器 - Google Patents

アナログ波形復号器

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JPH05205085A
JPH05205085A JP4173146A JP17314692A JPH05205085A JP H05205085 A JPH05205085 A JP H05205085A JP 4173146 A JP4173146 A JP 4173146A JP 17314692 A JP17314692 A JP 17314692A JP H05205085 A JPH05205085 A JP H05205085A
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waveform
symbol
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JP4173146A
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Eugene B Joseph
バーナード ジョセフ ユージーン
Theodosios Pavlidis
パヴリディス セオドジオス
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Symbol Technologies LLC
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    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/14Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using light without selection of wavelength, e.g. sensing reflected white light
    • G06K7/1404Methods for optical code recognition
    • G06K7/146Methods for optical code recognition the method including quality enhancement steps
    • G06K7/1486Setting the threshold-width for bar codes to be decoded
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高密度バーコード記号を確実にかつ効率的に
復号することができるアナログ波形復号器を提供する。 【構成】 本発明のアナログ波形復号器において実施さ
れるソフトウェアは、最初に、アナログ波形の復号可能
部分を識別する。次に、この復号可能部分を処理して復
号可能部分を定義する複数の波形記述子を得る。次に、
複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に対し高密度復
号処理を行って高密度バーコード記号に含まれる情報を
表す第1復号信号を生成する。もしこの復号処理に失敗
すれば、非復号信号を生成する。次に、この非復号信号
に応じて、低密度復号処理を行って低密度記号に含まれ
る情報を表す第2復号信号を生成する。この第1および
第2復号信号のどちらかをアナログ波形復号器から出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコード記号または
他の形式の記号を読み取って復号するレーザー走査装置
に関するものである。詳しく述べると、本発明は、バー
コード記号を表すアナログ波形に直接作用して、記号を
復号するアナログ波形復号器に関するものである。さら
に詳しく述べると、本発明は、高密度のバーコード記号
を高い信頼性で、効率的に復号することができるアナロ
グ波形復号器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの産業、特に食料雑貨販売業界や食
品処理業界は、取り扱う商品を独自のバーコード記号で
表示している。バーコードは、通常、2色の交互に配置
された縞の幅で商品識別番号などの情報を符号化してい
る。いろいろなバーコード体系が開発されており、今日
最も広く使用されているコードは、UPC(UniversalP
roduct Code)と Code 39 である。
【0003】最近のバーコード技術は、レーザースキャ
ナ、ハードウェアディジタイザ、および復号ソフトウェ
アの周辺に集中している。バーコードは、走査レーザー
からの光がバーコードのイメージ区域から反射されたと
き、すなわちバーコードが光源(レーザー)の点広がり
関数(point spread function ) で巻き込まれたとき、
生じる波形を分析することによって読み取られる。一般
に、ハードウェアディジタイザは、入力として読み取っ
たアナログ波形を受け取って、その波形を2進信号形式
で表現したもの、すなわちバーコードの交互の縞の幅を
記述する数字のシーケンスを出力として生成する。その
あと、幅のシーケンスを復号する試みがなされる。この
方法は簡単であり、レーザービームの点広がり関数の幅
がバーコードの幅に比べて小さいときは、良い結果が得
られる。しかし、この方式は、特にコンボリューション
歪み(convolution distortion )現象が、理想的な場合
には一連の長方形パルスでなければならないバーコード
記号のアナログ表現に影響を及ぼすので、高密度のバー
コード記号については良い結果は得られない。そのほか
に、アナログ波形したがってバーコードの復号能力に影
響を及ぼす別のタイプの雑音や歪みが存在する。これら
は、紙の列理雑音(grain noise)、印刷雑音、ドットマ
トリックス印刷、バーコード記号の低コントラスト印刷
などによって生じる。これらの雑音や歪みのすべてが、
いろいろな方法で得られたアナログ波形に影響を及ぼ
し、それぞれがパルス幅の復元を簡単なものにすること
を妨げている。たとえば、コンボリューション歪みは、
本質的に平均化を引き起こし、理想的信号からはずれさ
せるので、アナログ波形で表現されたとき、パルスが、
実際よりも広く、しかもより丸く見えることがある。こ
の現象は、雑音が存在しなくても、重大な復号エラーの
原因になる可能性がある。
【0004】歪みのもう1つの主な原因は、インクのに
じみである。紙の上に置かれたインクが意図した境界を
越えて流れると、インクのにじみが起きる。バーコード
を印刷する方法によって、インクのにじみがバーまたは
スペースのキャラクタを実質的に変化させることがある
ので、復号ミスが起きる可能性がある。バーコードの一
連のバーは人間の眼には識別可能であるが、典型的な復
号器は 0.01 インチ程度の幅の差を区別できなければな
らない。このタイプの歪み(インクのにじみ)の影響
は、バーとスペースの間の縁の近くで最も顕著であるこ
とに留意すべきである。
【0005】また、雑音も、上に述べたように、復号の
問題を起こす。ドットマトリックス記号雑音はバーコー
ド記号を表すアナログ波形に小さい山や谷を付加するこ
とがある。これらの山や谷の大きさはプリンタのドット
サイズと関係がある。他の形式の雑音、たとえば人工周
囲光線による低周波雑音あるいは太陽光線および(また
は)スキャナの電子装置によるショット雑音は付加的雑
音を生じさせ、エッジの感知に影響を及ぼす可能性があ
る。これらの付加的雑音はアナログ波形の振幅をそこな
うので、波形のどの山が有意であるか、2進パルスとし
て報告すべきかを決定するため、しきい値が使用され
る。しかし、高密度の波形は低密度バーコードにおける
雑音に似ており、ハードウェアディジタイザによって除
去または併合される波形の山/谷を有するため、このし
きい値により、現在のバーコード読取り装置の作業範囲
および空間解像度が制限される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の制限や現在のバ
ーコード復号技術の欠点などから、より広い作業範囲と
より高い解像度をもつアナログ波形復号器が要望されて
いる。詳しく述べると、大きなコンボリューション歪み
やドットマトリックス記号歪みを処理することができる
アナログ波形復号器は非常に有用であろう。したがっ
て、本発明の目的は、ハードウェアディジタイザを必要
とせず、アナログ波形に直接作用するアナログ波形復号
器を提供することによって上記の要望に応えることであ
る。このようなアナログ波形の復号は、波形を直接復号
することによって、あるいは理想的入力に近い形を得る
ため波形の歪みを除去したあと通常の手段で復号するこ
とによって、実施することができる。さらに、現在使用
されている高密度バーコード記号を有効にかつ効率的に
復号することができ、しかも将来の高密度記号体系を復
号するように適応させることができるアナログ波形復号
器を提供することは、特に有益であろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、レーザー光源と未知の密度のバーコード
記号との巻込み(コンボリューション)を表す振幅を有
するアナログ波形を復号するアナログ波形復号器を提供
する。本発明は、さらに、3ミル Code 39 記号体系や
その他の高密度記号体系など、高密度バーコード記号を
復号することができる高密度波形復号器を提供する。
【0008】本発明のアナログ波形復号器は、単一アル
ゴリズムを使用してアナログ波形に直接作用する波形認
識装置である。アルゴリズムに使用されているソフトウ
ェアは、波形の構造から信号/雑音について直接に決定
を下す。代わりに、認識装置の出力を、歪みを除去した
波形(すなわち、可能な限り原バーコードに近い波形)
にした後、通常の復号器を使用してバーとスペースの幅
を推定することによって復号することができる。
【0009】本発明のアナログ波形復号器において実施
されるソフトウェアは、最初に、アナログ波形の境界を
決定することにより、波形の復号可能な部分を識別す
る。次に、その復号可能部分を処理して、アナログ波形
の復号可能部分を定義する複数の波形記述子を得る。次
に、複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に対し高密
度復号処理を行って高密度記号に含まれる情報を表す第
1復号信号を生成する。もしこの復号処理が失敗であれ
ば、非復号信号が生成される。そのあと、この非復号信
号に応じて、低密度復号処理を行って低密度記号に含ま
れる情報を表す第2復号信号を生成する。最後に、アナ
ログ波形復号器から第1または第2復号信号を出力す
る。
【0010】本発明のアナログ波形復号器においては、
波形の構造は2つのクラスに分けられる。各クラスはそ
れ自身のモデル(高密度モデルと低密度モデル)を有す
る。各モデルに対し異なる復号器もしくは歪みを除去す
る操作が計画されており、各入力波形に対し2つの復号
器が適用される。
【0011】高密度モデルの場合、復号器は多数の波形
記述子で表される波形に焦点を合わせる。記述子として
は、極値(波形の山と谷)の位置、それらのさまざまな
次数の微係数、およびそれらの微係数の組合せ(歪みが
除去された波形の場合)がある。さらに、極値のサイ
ズ、極値間を結ぶ直線のサイズ、およびそれらの零点も
使用される。これらの波形記述子は、高密度バーコード
の復号を可能にする十分な情報を提供する。
【0012】低密度モデルの場合、極値の位置が明確に
定められるので、連続する波形の山と谷の幅すなわち極
値の幅を用いて、低密度バーコードを十分に復号するこ
とができる。高密度波形と低密度波形は、前節において
測定した諸特徴のサイズと位置の統計を吟味すれば、区
別することができる。一連の極値が低密度復号器に送り
込まれる前に、低密度復号器は波形から雑音の極値を除
去することができる。すべてのエッジサイズをヒストグ
ラムで表すことによって雑音レベルしきい値を決定し、
各復号を試みる前に、波形表現から雑音を除去すること
ができる。
【0013】どんな密度のどんな種類のバーコードでも
復号できるように、高密度波形表現と復号器、および低
密度波形表現と復号器を使用する必要がある。各モデル
は、以下詳しく説明する特有の利点を備えている。
【0014】
【実施例】図1に、バーコード記号の復号に使用される
アルゴリズムを構成している諸段階を含む、本発明のア
ナログ波形復号器のブロック図を示す。以下、バーコー
ド記号についてのみ説明するが、このアナログ波形復号
器は、他の形式の記号体系の復号にも使用できることを
理解されたい。図1には示してないが、最初に、バーコ
ード記号は、そのアナログ波形を得るため、レーザー光
源によって巻き込まれる、すなわち照射される。次に、
図1の手段2がバーコード記号から反射された光を受け
取って電気信号へ変換する。続いて、電気信号は増幅さ
れたあと、アナログ波形復号器10へ入力され、そこで
復号アルゴリズムが実施される。手段2は、光検出手
段、たとえば図8に記載した手持ちレーザー走査バーコ
ード読取り装置の光検出器50であってもよい。以下に
説明するさまざまなソフトウェアルーチンおよびディジ
タルコンピュータすなわちマイクロプロセッサによって
実施されるアルゴリズムは、基本的に5つの主要ステッ
プから成る。第1ステップは、手段14により、アナロ
グ波形の復号可能部分を識別することである。復号可能
部分を得たら、手段16はアナログ波形の特徴を表す複
数の波形記述子を得る。好ましい実施例の場合、得られ
る波形記述子として、極値の位置(波形の山と谷の位
置)、エッジサイズ(隣接する極値を結ぶ直線のサイ
ズ)、および変曲点トリプレット(山と谷が合併する位
置)が含まれる。これらの波形記述子は、主として、高
密度記号を復号する高密度復号器26(後で詳しく説明
する)によって使用される。手段24は、低密度復号器
30(後で詳しく説明する)によって使用されるエッジ
サイズのヒストグラムを作成する。
【0015】アナログ波形復号器10に入力されるアナ
ログ波形信号は、高密度バーコード記号または低密度バ
ーコード記号のどちらかを表していることに留意すべき
である。前に述べたように雑音は低密度記号を高密度記
号のように見せるので、アルゴリズムは、最初にどの形
式の(高密度または低密度)復号器を使用すべきかがわ
からない。したがって、波形を前処理したあと(すなわ
ち、手段12および手段14の機能を実行したあと)、
自動的に高密度復号ステップを実行する。もし復号に成
功すれば、アルゴリズムは終了する。もし復号に失敗す
れば、低密度復号器で復号を実行させるため、非復号信
号23が生成される。このように、高密度復号器または
低密度復号器のどちらかが復号に成功するであろうと言
う意味で、アナログ波形復号器は選択的である。
【0016】アルゴリズムの第1ステップは、波形の復
号可能部分を識別する。このステップは、バーコードの
左限界と右限界を見つけるソフトウェアルーチンとして
実施される。好ましい実施例においては、ソフトウェア
は、基本的に、バーコード内の一点を見つけたあと、左
および右「不感帯」が見つかるまで両方向に外向きに探
索する。不感帯を見つけたら、不感帯の前に見えるシー
ケンスの最後の有意エッジに、限界すなわち境界を設定
する。
【0017】図8に、好ましい実施例において左限界と
右限界を見つけるため使用したソフトウェアルーチンの
フローチャートを示す。このフローチャートを詳しく説
明する。最初に、バーコード内の初期点( CUREDGE )
を見つける。この点の右へサンプルウィンドウを使用し
て、ルーチンはサンプルウインドウ内の有意上昇エッジ
間の最大距離( EGDST)を決定する。変数 CURDST は、
初期点の右へ、隣接する有意上昇エッジ間の現在距離で
ある。ルーチンは、上昇エッジを右へ探索しながら、変
数 CURDST が EGDSTの値の2倍以上であるかどうか判断
する。もしそうであれば、「不感帯」が見つかったので
ある。したがって、見つかった最後の上昇エッジ(PREV
EDGE) が右限界になる。続いて、同じルーチンを実行
し、初期点の左側について左限界を決定する。限界はア
ナログ波形の復号可能部分の境界を定めるものであり、
どちらの限界が最初に決定されたかは問題でない。他の
方法を使用して、この復号可能部分の境界を定めること
もできる。
【0018】アルゴリズムの次のステップは、ソフトウ
ェアルーチンを使用して、アナログ波形の復号可能部分
の特徴を有する情報を識別する。このステップは、一組
の波形記述子(アナログ波形の特徴を表すデータセッ
ト)を得るためのいくつかのソフトウェアルーチンから
成る。これらのソフトウェアルーチンは、高密度バーコ
ード記号を復号するため、高密度復号器26によって使
用される。最初に、アナログ波形の復号可能部分が適時
にサンプルされ、強さの値の配列が作られることを理解
されたい。この配列は波形を表す主データ構造であり、
コンピュータのメモリに格納されたこの強さの値の配列
から、波形記述子のサブセット(配列)が得られる。
【0019】強さの値の配列から得られた第1組の波形
記述子は、図5に示すような極値の位置である。極値
は、図から明らかなように、アナログ波形の山と谷の転
換点を表す。図5は高密度バーコードの波形表現であ
る。山と谷の位置は高密度波形を適切に記述するので、
好ましい実施例で使用した手続きは、極値をそれぞれの
山または谷の中心に割り当てる。極値点は3つの部分、
すなわち左部分、平坦な中央領域、および右部分から成
る(図7参照)。得られた一組の極値の位置は、配列と
して格納される。
【0020】図9に、好ましい実施例において使用した
極値の位置18を見つけるソフトウェアルーチンのフロ
ーチャートを示す。この手続きは、後で説明する変曲点
トリプレットを見つける別個のルーチンも含んでいる。
これらのルーチンは別個に実施することもできる。ルー
チンは、左限界と右限界の間、サンプルした波形の強さ
の値の配列 WAVEFORM(i)のすべての点をついて走査し、
連続する部分をもつ領域を見つける。もしこれらの部分
が見つかれば、その中央領域の中心に、極値を割り当て
る。(変数“i”は、上に述べたサンプルした波形の強
さの値の配列を走査するとき、ポインタの役目をす
る。) 好ましい実施例では、最初に、波形の走査した
部分に変曲点トリプレットが存在するかどうかを判断す
る。もし存在しなければ、ルーチンは、前に述べた方法
で、極値点が存在するかどうかを検査する。もし極値点
が見つかれば、すべての極値位置を含む配列にその極値
を記録する。このループは限界に達するまで繰り返され
ることに留意されたい。
【0021】図5は、高密度アナログ波形の直線近似を
示す。この近似は非常に良好であるので、別個の手続き
として、あるいは極値の位置を見つける手続きの一部と
して、エッジサイズの配列も得られる。この配列は、隣
接する極値の位置を結ぶエッジのサイズを表す。復号の
目的で、エッジサイズ20を、エッジ21を対角線とし
てを含む長方形の面積として定義する。(エッジは隣接
する極値を結ぶ直線である。) エッジサイズの配列を
得るのに必要なすべては、極値の位置を含む配列から、
高さ(強さ)と、連続する極値間の距離(たとえば「i
番目」と「i+1番目」の極値位置間の距離)を決定す
ることである。得られた2つの値を単に掛けるだけで、
i番目の極値に相当するエッチサイズ20が得られる。
右限界と左限界の間のすべての極値についてこれを実行
すると、エッジサイズの配列ができる。
【0022】レーザーと高密度記号との巻込み(コンボ
リューション)から生じるアナログ波形のもう1つの特
徴は、変曲点トリプレット(すなわち、連続する山と谷
の間の波形上の点であって、併合されて消滅した山と谷
の組合せを表す)の形成である。この併合された山と谷
は、波形の変曲点トリプレットを見つけるルーチンによ
って復元することができる。図10に、変曲点トリプレ
ットを捜し出すソフトウェアルーチンに相当するフロー
チャートを示す。変曲点トリプレットは、3つの区域
(急傾斜の前部領域、緩傾斜の中央領域、および急傾斜
の端部領域)でできており、サンプルしたアナログ波形
の強さの配列 WAVEFORM(i)について、同様な走査が行わ
れる点で極値と似ている。詳しく述べると、前部領域を
見つけたあと、中央領域の始めに見つけた勾配 GRAD(i)
を計算する。変数iをポインタとして使用して、最初
に、前部領域と中央領域間の勾配の差によって、変極点
トリプレットが単調に増加しているか、または単調に減
少しているかを決定する。次に、ポインタjを使用し
て、中央領域の範囲を決定する。中央領域は、単調に増
加する変曲点のケースでは、その勾配が初期勾配以下
(すなわち GRAD(j)< GRAD(i))になるまで、あるいは
単調に減少する変曲点のケースでは、その勾配が初期勾
配以上(すなわち GRAD(j)> GRAD(i))になるまで伸び
ている。中央区域の範囲を見つけたら、端部領域にある
距離入った所の勾配たとえば GRAD(j+5)を計算し、中央
領域の端における勾配 GRAD(j)と比較して、それが一定
の値(好ましい実施例の場合は、1.5 ) だけ大きいこと
を確かめる。もし端部領域が、この基準を満たしていな
ければ、ルーチンは終了し、図9に示した極値発見ルー
チンへ戻る。もし変曲点トリプレットの基準を満たして
いれば、波形の谷は WAVEFORM(i)の所で再生され、波形
の山は WAVEFORM(j+1)の所で再生される。そのあと、高
密度復号器26は再生された波形の山および谷の中心を
特別な極値の位置18として扱うことができる。手続き
は、そのあと極値発見ルーチンへ戻る。
【0023】波形記述子を得る手段16は、極値位置、
エッジサイズ、および変曲点トリプレットを決定するこ
とだけに限定されない。たとえば、低密度モデルは、山
または谷より下の区域には関係ないが、記号のバー/ス
ペースの幅に対応する山または谷の幅には関係がある。
したがって、極値位置が見つかったとき、実行すること
ができる。すなわち、図3のステップ34に示すよう
に、低密度復号を試みるとき、山/谷の極値幅を発見す
るルーチンを実行することができる。図7に、低密度波
形の山の極値幅を示す。山および谷の極値幅を発見する
ため使用するルーチンは、山または谷の中心(すなわ
ち、その極値位置)を決定する必要がある。
【0024】次に、図7を参照して、好ましい実施例に
使用した極値幅を発見する一般的なルーチンを説明す
る。基本的には、次式(1a),(1b)で表される幾
何学的公式を使用して、曲線上の2つの点の水平距離を
見つける。すべてのxおよびy座標は極値位置の配列か
ら得られる。 Yr =(Yi+1 +Yi )/2 Yl =(Yi+1 +Yi-1 )/2 (1a) Xr =(Xi+1 +Xi )/2 Xl =(Xi+1 +Xi-1 )/2 (1b) 式(1a)および(1b)において、(Xr ,Yr )は
波形の山の右エッジでの中点であり、(Xl ,Yl )は
左エッジでの中点である。(Xi-1 ,Yi-1 )および
(Xi+1 ,Yi+1 )は特定の波形の山または谷のi番目
の極値の隣りの極値を表す。水平距離(Xr −Xl )は
山/谷の幅を表す。完全な一組の波形記述子の配列が得
られたら、アルゴリズムは、エッジサイズの配列からヒ
ストグラムを作成するようにソフトウェアルーチンに命
令する。ヒストグラムから得られる情報は低密度復号の
とき価値があるから、このヒストグラム作成ステップは
重要である。アナログ波形内の雑音は、通常、波形上の
小擾乱として現れるので、より大きな山(信号)から小
さい山(雑音)を分離する案内役が必要である。この機
能を、エッジサイズ20のヒストグラムが果たす。図1
1に、ヒストグラムを作成するソフトウェアルーチンの
フローチャートを示す。ここで、変数 SIZE(cur-edge)
は、ヒストグラムを作成中のエッジサイズの配列からの
個々のエッジサイズを意味する。変数 CUREDGE はポイ
ンタである。変数 MAXEDGESIZE と MINEDGESIZE は、
それぞれエッジサイズの配列の最大エッジサイズと最小
エッジサイズを表し、ヒストグラムを正規化するのに使
用される。変数 HISTOGRAM-SIZE は、異なるエッジサイ
ズ(ヒストグラムのx軸を作るのに使用される)数を制
限するのに使用される。たとえば、好ましい実施例の場
合、100のヒストグラムサイズが使用される。変数 I
DX に値を割り当てる式は、正規化されたエッジサイズ
(零の値とヒストグラムサイズの値の間で正規化され
る)を計算する。図4に示したヒストグラムは、低密度
復号を試みているとき波形から除去することができる、
あり得る雑音レベルしきい値を示唆している。図4は、
エッジサイズ(x軸)に対しエッジ発生頻度(y軸)を
プロットしたものである。T1 ,T2 ,T 3 で表示した
ヒストグラムの谷は、ある得る雑音レベルしきい値を示
す。雑音除去プロセスについては後で詳しく説明する。
【0025】次に、高密度復号器26を使用して、バー
コード記号を復号する。波形の山の面積と谷の面積は高
密度バーコード内のバー/スペースのサイズと直接に相
関関係があるので、高密度復号器26は復号の基礎とし
て山の面積と谷の面積を使用する。図2は、高密度バー
コード記号を復号する方法と、アルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。高密度復号器26に対する入力は一
連の極値18から成っている。ソフトウェアサブルーチ
ンによって実施されるアルゴリズムは、別個のフェーズ
に分けることができる。初期化フェーズ27は入力シー
ケンスの最小エッジサイズ20を識別するステップから
成る。最小エッジサイズは、高密度復号器に対するシー
ド(種)点して識別される。その隣接する極値は、バー
コード内の「狭」−「狭」シーケンスとして識別され、
分類される。図5に、シード点25が識別された高密度
バーコードの波形表現を示す。
【0026】次のフェーズは極値分類フェーズ29であ
る。このフェーズでは、ソフトウェアルーチンは、最初
に、各極値位置における狭い山と広い山のサイズ/面積
を推定する。極値のサイズすなわち極値エクステント3
8は、極値点18と境を接する長方形の面積と関連があ
る。図6に、極値エクステント38を示す。極値エクス
テントは、他の極値エクステントと重ならない長方形の
面積として定義されるので、極値点18は長方形の水平
な一辺と接しており、波形は極値点に向かい合った長方
形の隅を通る。シード点25を識別したあと、解をバー
コードの境界まで広げる。解は、生成された各極値エク
ステント38を分類する必要がある。この分類は、しき
い値法を使用して行う。現在エクステントしきい値は、
図2のステップ31に示した広い極値と狭い極値のサイ
ズの推定から導く。たとえば、広い極値についての初期
サイズ推定値 AREAW は、入力シーケンスの最大エッジ
20のサイズである。狭い極値についての初期サイズ推
定値 AREAN は、入力シーケンス内の最小エッジのサイ
ズの1/2である(シード点25)。現在エクステント
しきい値は次式(2)から計算する。
【0027】 しきい値=(AREAW +AREAN )/4 (2) 次に、図2のステップ35,37に示すように、極値エ
クステントの定義を用いて、シード点25から始めて、
隣接する各極値の極値エクステントを順次生成し、分類
する。生成された極値エクステントと、ステップ31で
生成されステップ39で更新される現在エクステントし
きい値とを比較する。もし生成された極値エクステント
38が現在エクステントしきい値より大きければ、「広
い」と分類する。もし生成された極値エクステント38
が現在エクステントしきい値より小さければ、「狭い」
と分類する。図2のステップ37に、この分類ステップ
を示す。
【0028】高密度復号器26は適応型復号器であり、
解がシード点25から離れると、現在エクステントしき
い値を得るため使用した推定値(ステップ31)を更新
する。すなわち、ステップ37で「広い」または「狭
い」と分類した極値エクステント38の値を使用してそ
の隣りの極値のサイズを決定する。したがって、解が境
界に向かって広がると、AREAW または AREAN のサイズ
を更新する。図2のステップ39に、エクステントしき
い値を更新するステップを示す。もし2要素離れた大き
な極値のために、小さな極値がかなりの歪み(増大)を
受ければ、現在エクステントしきい値を人為的に増大さ
せて、前記歪みの影響を補償することができる。たとえ
ば、次の式(3)は、ひずみの影響を補償するため修正
した現在エクステントしきい値を示す。
【0029】 しきい値=(AREAW +AREAN )/3 (3) 図2のステップ35〜39は、波形の境界に達するまで
各極値エクステントについて繰り返されることに留意さ
れたい。
【0030】別の方法で、現在エクステントしきい値を
決定し、更新することができる。たとえば、一度に1つ
づつ各極値エクステントを生成して分類する代わりに、
最初にすべての極値エクステント38を生成し、続いて
各極値エクステントを分類することができる。いずれに
せよ、波形の限界に達したと高密度復号器26が判断し
たとき、入力された極値のシーケンスの分類は終わって
する。次に、参照用テーブルを使用して、シーケンスを
復号する。もし高密度復号の試みに成功すれば、アルゴ
リズムは、復号された記号を表す信号を生成し、出力し
て、終了する。もし高密度復号の試みに失敗すれば、変
曲点トリプレットの再生された山/谷は正しい極値点で
ないと仮定して、高密度復号シーケンスを再び実施する
ことができる。(最初の復号の試みでは、高密度復号器
は、それらが正しい極値点であると仮定している。)
2回目の高密度復号の試みは、以下に詳しく説明する図
12の逆戻りルーチンにおいて実施される。
【0031】上に述べた復号方法は、波形から歪みを除
去し、そのあと通常の手段(低密度復号器)で復号する
ことに等しいことを留意すべきである。
【0032】もし高密度復号器26による復号の試みに
失敗すれば、低密度復号器30をトリガーするため非復
号信号23が生成される。低密度記号のアナログ表現の
特徴は、幅の情報は基本的にそこなわれないが、極値の
高さの情報がそこなわれることである(通常は、ドット
マトリックス雑音によって)。したがって、極値の面積
が歪められるので、低密度復号処理は幅情報のみを使用
して極値を分類する。極値の幅は、式(1a),(1
b)の公式を実施するソフトウェアサブルーチンを使用
して決定することができる。低密度モデルの場合、極値
の幅を決定するのに、変曲点トリプレットを使用しな
い。次に、一連の極値の幅(極値そのものではない)を
低密度復号器30へ送る。そこで、一連の極値の幅を、
「広い」または「狭い」と分類したあと、参照用テーブ
ルを使用して復号する。図3に、低密度復号器30のフ
ローチャートを示す。図3のステップ34は、各極値位
置において極値の幅を決定し、分類するステップを示
す。もし復号に成功すれば、アルゴリズムは、復号され
た記号を表す信号を生成し、出力して、終了する。もし
低密度復号の試みに失敗すれば、雑音レベルに関して新
しい仮定が行って、別の試みを実施する。この試みは、
図12のフローチャートに記載した、図3のステップ3
6の逆戻りルーチンである。
【0033】逆戻りルーチンでは、アルゴリズムは、雑
音に関する仮定を変更し、データを再処理し、別の低密
度復号を試みるように命令される。仮定は、通常、アナ
ログ波形から除去しなければならない、雑音による山と
谷に関するものである。逆戻り方法は数多くあるが、好
ましい実施例における逆戻り方法は、アナログ波形全体
から雑音を除去する必要がある。図4のヒストグラムの
谷T1 ,T2 ,T3 は、ある得る雑音レベルしきい値を
示している。雑音レベルしきい値より上のすべてのエッ
ジ20を有意エッジと見なし、それより下のエッジを雑
音によるものと見なす。たとえば、もし図4のT1 で示
された雑音レベルしきい値を適用すれば、そのしきい値
より下のエッジ20は併合され、より大きな隣接エッジ
になる。そのあと、もう一度低密度復号を試みる。もし
この低密度復号の試みに失敗すれば、アルゴリズムは、
再び第2の雑音レベルしきい値(たとえば、図4のヒス
トグラム24の谷T2 で示された雑音レベルしきい値)
より下のエッジを除去するように命令される。そのあ
と、雑音が除去された状態で、もう一度復号を試みる。
エッジサイズのヒストグラムで示されたアナログ波形か
ら雑音情報を除去するこの方法は、除去すべき雑音レベ
ルが波形内の最大エッジの50%になるまで連続的に適
用される。
【0034】図12の逆戻りルーチンでは、雑音レベル
を零に初期化し、フラグ HIGHRESと INFLECT を、すべ
ての極値点と変曲点が正しいと見なされることを示す
「真」にセットする。フラグ HIGHRES が「真」のとき
は、復号が高密度復号器26によって試みられることを
意味し、「偽」のときは、標準の低密度復号器30が使
用されることを意味する。アルゴリズムは、最初に、一
度に10の極値点をキャラクタバッファ CHAR に入れる
ように命令する。もし CHAR に入れられた極値点が正し
ければ(すなわち、復号可能であれば)、限界に達する
まで、ループは継続する。もし CHAR に入れられた極値
点が正しくなければ、フラグ INFLECTを「偽」にセット
し、波形の始点からスタートする別の高密度復号を試み
る。フラグ INFLECT が「偽」のとき、変曲点ではな
く、極値点のみをバッファに入れる。もし次の復号の試
みに成功すれば、次の10個の極値点について、ループ
を繰り返す。もしキャラクタバッファが正しくなけれ
ば、フラグ HIGHRES を「偽」にセットし、標準復号器
(低密度復号器)30を使用することを除き、全アルゴ
リズムを再び繰り返す。もし低密度復号の試みに失敗す
れば、雑音レベルがしきい値レベルより大きいかどうか
を判断する。もし大きければ、波形は復号不能であり、
そのことを指示する出力を送る。もし雑音レベルがしき
い値より小さければ、図4のヒストグラムに従って雑音
レベルを増して、ヒストグラムで示された雑音レベルよ
り小さいすべての波形エッジを、上に述べたように波形
表現から除去する。
【0035】好ましい実施例の場合、アルゴリズムのソ
フトウェアはレーザー走査読取り装置から遠隔に置かれ
ているが、図13に示した手持ち式レーザー走査バーコ
ード読取り装置の中に、本発明を組み入れることができ
る。これにより、ソフトウェアおよび(または)参照用
テーブルのデータベースに対する変更を容易に実施する
ことができる。好ましい実施例の場合、読取り装置40
はピストルグリップ形式の握り部42と引き金44を有
するガンタイプの装置である。使用者が装置を記号に向
けて引き金44を操作すると、光ビーム46が発射さ
れ、検出器回路が作動するので、もし装置がバッテリ内
蔵型であれば、バッテリの有効寿命が延びる。軽量プラ
スチック製ハウジング48の中には、電源すなわちバッ
テリ54のほかに、レーザー光源、光検出器50、光学
系と信号処理回路網、およびCPU52が入っている。
ハウジング48の前端にある光透過窓58は、光ビーム
46と反射光が出入りすることを許す。読取り装置40
は、バーコード記号に接触させたり、あるいは記号を横
切って動かさすことなく、離れた位置からバーコード記
号に向けるように設計されている。一般に、このタイプ
の手持ち式バーコード読取り装置は、たぶん数インチの
範囲内で操作するように指定される。
【0036】図13に示すように、適当なレンズ62
(または、複数レンズ系)を使用して、適当な基準面に
あるバーコード記号に走査用光ビームの焦点を合わせる
ことができる。光源64たとえば半導体レーザーダイオ
ードは、光ビームをレンズ62の光軸に導入するように
設置される。光源64から出た光ビームは、ハーフミラ
ー66と、必要に応じて別のレンズまたはビーム整形構
造を通過し、引き金44を引くと作動する走査モーター
70に結合された揺動ミラー68で反射される。もし光
源64の光が眼に見えない光であれば、光学系に照準用
光を含めることができる。照準用光は、もし必要なら
ば、固定できる、またはレーザービームのように走査す
ることができる可視光線スポットを生成するので、使用
者は、引き金44を引く前に、この可視光線スポットを
見ながら読取り装置をバーコード記号に向けることがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上、線形すなわち単一のバーコードに
ついて説明したが、本発明は記載した実施例に限定され
るものではなく、より複雑な走査パターンや、2次元バ
ーコードたとえば Code 49や類似の記号に適用すること
ができる。また、本発明の方法は、別形式の表示(たと
えば、文字)あるいは走査する物品の表面の特徴から情
報を得る各種のマシンビジョン装置にも使用することが
できる。
【0038】本発明のすべての実施例において、読取り
装置すなわちスキャナの構成部品を非常にコンパクトな
パッケージに組み入れて、スキャナを単一プリント回路
基板すなわち集積モジュールとして製造することができ
る。このようなモジュールは、互換性があり、多種多様
なデータ収集装置のレーザー走査要素として使用するこ
とができる。たとえば、手持ち式スキャナ、あるいはテ
ーブル上に伸びた可撓アームまたは台に取り付けた、あ
るいはテーブルの下側に取り付けた、あるいはより複雑
なデータ収集装置のサブコンポーネントまたはサブアセ
ンブリとして設置されたテーブルトップ式スキャナに、
モジュールを選択的に使用することができる。
【0039】走査モジュールは、支持体上に設けたレー
ザー/光学装置サブアセンブリ、回転または往復運動ミ
ラーなどの走査要素、および光検出器で構成すると都合
がよい。上記の構成部品に対応付けられた制御ラインま
たはデータラインをモジュールの縁または外面に設けた
電気コネクタに接続して、データ収集装置の他の要素に
対応付けられた相手側のコネクタに、走査モジュールを
電気的に接続することができる。
【0040】個々のモジュールは、特定の走査特性また
は復号特性(たとえば、一定の作業距離での使用可能
性、あるいは特定の記号体系または印刷密度での使用可
能性)を持つことができる。また、モジュールに関係す
る制御スイッチの手動設定によってそれらの特性を定め
ることもできる。また、使用者は異なる種類の物品を走
査するようにデータ収集装置を適応させることもでき
る。すなわち、簡単な電気コネクタを用いてデータ収集
装置のモジュールを相互に交換することにより、データ
収集装置を異なる用途に適応させることができる。
【0041】上に述べた走査モジュールは、キーボー
ド、表示装置、データ格納装置、アプリケーションソフ
トウェア、およびデータベースなどのコンポーネントを
1個またはそれ以上備えた独立型データ収集装置の中に
組み入れることができる。上記のデータ収集装置は、さ
らに、モデムまたは ISDN インタフェースを通じて、あ
るいは携帯端末装置から定置受信機への低電力無線同報
通信によって、ローカルエリアネットワークの他のコン
ポーネント、または電話交換ネットワークとの通信を可
能にする通信インタフェースを備えることができる。
【0042】上に述べたそれぞれの特徴または2つ以上
の特徴の組合せは、別形式のスキャナや記載した形式と
は異なるバーコード読取り装置に有益に応用することが
できる。
【0043】発明の好ましい実施例について詳しく説明
したが、この分野の専門家は、特許請求の範囲によって
のみ限定されるべきである発明の精神および範囲内で、
形状や細部構造について別の変更をなし得ることを理解
されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアナログ波形復号器のブロック図であ
る。
【図2】本発明の高密度復号器のフローチャートであ
る。
【図3】本発明の低密度復号器のフローチャートであ
る。
【図4】エッジサイズのヒストグラムを示すグラフであ
る。
【図5】高密度バーコード記号を表すアナログ波形を示
す図である。
【図6】高密度波形の極値エクステントを示す図であ
る。
【図7】低密度波形の極値の幅を示す図である。
【図8】アナログ波形の限界を見つけるため使用するソ
フトウェアルーチンのフローチャートである。
【図9】波形の極値点を見つけるため使用するソフトウ
ェアルーチンのフローチャートである。
【図10】変曲点トリプレットを得るために使用するソ
フトウェアルーチンのフローチャートである。
【図11】エッジサイズのヒストグラムを得るために使
用するソフトウェアルーチンのフローチャートである。
【図12】逆戻りのために使用するソフトウェアルーチ
ンのフローチャートである。
【図13】レーザースキャナの略図である。
【符号の説明】
10 アナログ波形復号器 12 バーコード記号のアナログ波形表現を得る手段た
とえば光検出器 14 アナログ波形の復号可能部分を識別する手段 16 復号可能部分から複数の波形記述子を得る手段 18 極値 20 エッジサイズ 21 エッジ 23 非復号信号 24 エッジサイズのヒストグラムを作成する手段 25 シード点 26 高密度復号器 28 出力装置 30 低密度復号器 32 出力装置 38 極値エクステント 40 バーコード読取り装置(レーザースキャナ) 42 握り部 44 引き金 46 光ビーム 48 軽量プラスチック製ハウジング 50 光検出器 52 CPU 54 バッテリ 58 光透過窓 60 反射光 62 レンズ 64 光源 66 ハーフミラー 68 揺動ミラー 70 走査モーター

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記号走査装置において、記号を表すアナ
    ログ波形に直接作用し、記号に含まれる情報を復号する
    アナログ波形復号器であって、 前記波形の復号可能部分を識別する手段、 前記波形の復号可能部分に応答し、波形の復号可能部分
    を定義する複数の波形記述子を得る手段、 前記複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に応答し、
    高密度記号に含まれる情報を表す第1復号信号または非
    復号信号を生成する第1復号手段、 前記非復号信号に応じて、前記複数の波形記述子の1つ
    またはそれ以上に応答し、低密度記号に含まれる情報を
    表す第2復号信号を生成する第2復号手段、 前記記号が高密度記号であるとき前記第1復号信号を出
    力する手段、および前記記号が低密度記号であるとき前
    記第2復号信号を出力する手段、を備えていることを特
    徴とする復号器。
  2. 【請求項2】 前記複数の波形記述子を得る手段は、 前記アナログ波形の山と谷を表す極値位置を得る手段、 隣の極値位置を結ぶエッジサイズを決定する手段、およ
    び 前記アナログ波形の変曲点トリプレットを決定する手
    段、を有することを特徴とする請求項1に記載の復号
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1復号手段は、 一連のエッジサイズからシード点を識別する手段、 各極値位置で、前記シード点から始まり、前記境界で終
    わる極値エクステントを生成する手段、および 各極値エクステントのサイズを分類する手段、を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の復号器。
  4. 【請求項4】 前記分類手段は、 1つまたはそれ以上の生成された極値エクステントに基
    づいて、現在エクステントしきい値を決定する手段、お
    よび 前記現在エクステントしきい値と生成された極値エクス
    テントとを比較する手段、 を有することを特徴とする請求項3に記載の復号器。
  5. 【請求項5】 前記現在エクステントしきい値を決定す
    る手段は、 更新する前に決定された極値エクステントのサイズを反
    映させるため前記現在エクステントしきい値を変更する
    更新手段を有することを特徴とする請求項4に記載の復
    号器。
  6. 【請求項6】 前記第2復号手段は、 波形の各山および谷に位置する極値と、その隣に位置す
    る極値において、含まれる情報から波形の各山および谷
    の極値幅を決定する手段を有することを特徴とする請求
    項2に記載の復号器。
  7. 【請求項7】 さらに、前記エッジサイズのヒストグラ
    ムを作成する手段と、前記ヒストグラムから雑音レベル
    しきい値を決定する手段を有することを特徴とする請求
    項6に記載の復号器。
  8. 【請求項8】 さらに、前記ヒストグラムから得た雑音
    レベルしきい値に基づいて、前記アナログ波形から雑音
    情報を除去する手段を有することを特徴とする請求項7
    に記載の復号器。
  9. 【請求項9】 さらに、雑音情報が除去されたアナログ
    波形を前記第2復号手段へ戻す逆戻し手段を有すること
    を特徴とする請求項8に記載の復号器。
  10. 【請求項10】 前記第1復号手段は、前記極値位置と
    前記エッジサイズのみを用いて、高密度記号に含まれる
    情報を復号することを特徴とする請求項2に記載の復号
    器。
  11. 【請求項11】 記号走査装置において、高密度記号を
    表すアナログ波形に直接作用して、高密度記号に含まれ
    る情報を復号するアナログ波形復号器であって、 前記アナログ波形の境界を識別することにより、波形の
    復号可能部分を識別する手段、 前記波形の復号可能部分に応答し、前記波形の復号可能
    部分を定義する複数の波形記述子を得る手段、 前記複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に応答し、
    高密度記号に含まれる情報を復号する高密度復号手段、
    および 前記記号に含まれる情報を表す信号を出力する手段、を
    備えていることを特徴とする復号器。
  12. 【請求項12】 前記複数の波形記述子を得る手段は、 前記アナログ波形の山および谷を表す極値位置を得る手
    段、 隣接する極値位置を結ぶエッジサイズを決定する手段、
    および アナログ波形の変曲点トリプレットを決定する手段、を
    有することを特徴とする請求項11に記載の復号器。
  13. 【請求項13】 前記高密度復号手段は、 一連の前記エッジサイズからシード点を識別する手段、 各極値位置において、前記シード点から始まり前記境界
    で終わる極値エクステントを生成する手段、および 各極値エクステントのサイズを分類する手段、を有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の復号器。
  14. 【請求項14】 前記分類手段は、 1つまたはそれ以上の生成された極値エクステントに基
    づいて、現在エクステントしきい値を決定する手段、お
    よび 前記現在エクステントしきい値と生成された極値エクス
    テントとを比較する手段、を有することを特徴とする請
    求項13に記載の復号器。
  15. 【請求項15】 前記現在エクステントしきい値を決定
    する手段は、 更新する前に決定された極値エクステントのサイズを反
    映させるため前記現在エクステントしきい値を変更する
    更新手段を有することを特徴とする請求項14に記載の
    復号器。
  16. 【請求項16】 前記高密度復号手段は、前記極値位置
    と前記エッジサイズのみを用いて、高密度記号に含まれ
    る情報を復号することを特徴とする請求項14に記載の
    復号器。
  17. 【請求項17】 記号に含まれる情報を表すアナログ波
    形を復号する方法であって、 前記アナログ波形の境界を決定することにより、前記波
    形の復号可能部分を識別すること、 前記アナログ波形の復号可能部分を処理して、前記波形
    の復号可能部分を定義する複数の波形記述子を得るこ
    と、 前記複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に対し第1
    復号処理を行って、高密度記号に含まれる情報を表す第
    1復号信号または非復号信号を生成すること、 前記非復号信号に応じて、前記複数の波形記述子の1つ
    またはそれ以上に対し第2復号処理を行って、低密度記
    号に含まれる情報を表す第2復号信号を生成すること、
    および 前記記号が高密度記号のときは前記第1復号信号を出力
    し、前記記号が低密度記号のときは前記第2復号信号を
    出力すること、の諸ステップから成ることを特徴とする
    復号方法。
  18. 【請求項18】 前記処理ステップは、 前記アナログ波形の山および谷を表す極値位置を得るこ
    と、 隣接する極値位置を結ぶエッジサイズを決定すること、
    および 前記アナログ波形の変曲点トリプレットを決定するこ
    と、の諸ステップを含むことを特徴とする請求項17に
    記載の復号方法。
  19. 【請求項19】 前記第1復号処理は、 一連のエッジサイズからシード点を識別すること、 各極値において、前記シード点から始まり前記境界で終
    わる極値エクステントを生成すること、および 生成された各極値エクステントのサイズを分類するこ
    と、の諸ステップを含むことを特徴とする請求項18に
    記載の復号方法。
  20. 【請求項20】 前記分類ステップは、 1つまたはそれ以上の生成された極値エクステントに基
    づいて、現在エクステントしきい値を決定すること、お
    よび 前記現在エクステントしきい値と生成された極値エクス
    テントとを比較すること、の諸ステップを含むことを特
    徴とする請求項19に記載の復号方法。
  21. 【請求項21】 現在エクステントしきい値を決定する
    ステップは、更新する前に決定された極値エクステント
    のサイズを反映させるため、前記現在エクステントしき
    い値を更新するステップを含むことを特徴とする請求項
    20に記載の復号方法。
  22. 【請求項22】 前記第2復号処理は、波形の各山およ
    び谷に位置する極値およびその隣に位置する極値におい
    て、含まれる情報から波形の各山および谷の極値幅を決
    定するステップを含むことを特徴とする請求項18に記
    載の復号方法。
  23. 【請求項23】 さらに、前記エッジサイズのヒストグ
    ラムを作成するステップと、前記ヒストグラムから雑音
    レベルしきい値を決定するステップを含むことを特徴と
    する請求項22に記載の復号方法。
  24. 【請求項24】 さらに、前記ヒストグラムから得た雑
    音レベルしきい値に基づいて、前記アナログ波形から雑
    音情報を除去するステップを含むことを特徴とする請求
    項23に記載の復号方法。
  25. 【請求項25】 さらに、雑音情報が除去されたアナロ
    グ波形を、前記低密度復号手段へ戻すステップを含むこ
    とを特徴とする請求項24に記載の復号方法。
  26. 【請求項26】 前記第1復号処理は、前記極値位置と
    前記エッジサイズのみを用いて、前記記号に含まれる情
    報を復号するステップを含むことを特徴とする請求項1
    8に記載の復号方法。
  27. 【請求項27】 高密度記号に含まれる情報を表すアナ
    ログ波形を復号する方法であって、 前記アナログ波形の境界を決定することにより、前記波
    形の復号可能部分を識別すること、 前記アナログ波形の復号可能部分を処理して、前記波形
    の復号可能部分を定義する複数の波形記述子を得るこ
    と、 前記複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に対し高密
    度復号処理を行って、高密度記号に含まれる情報を表す
    復号信号を生成すること、および 前記記号に含まれる情報を表す前記復号信号を出力する
    こと、の諸ステップから成ることを特徴とする復号方
    法。
  28. 【請求項28】 前記処理ステップは、 前記アナログ波形の山および谷を表す極値位置を得るこ
    と、 隣接する極値位置を結ぶエッジサイズを決定すること、
    および 前記アナログ波形の変曲点トリプレットを決定するこ
    と、の諸ステップから成ることを特徴とする請求項27
    に記載の復号方法。
  29. 【請求項29】 前記高密度復号処理ステップは、 一連のエッジサイズからシード点を識別すること、 各極値位置において、前記シード点から始まり前記境界
    で終わる極値エクステントを生成すること、および 生成された各極値エクステントのサイズを分類するこ
    と、の諸ステップを含むことを特徴とする請求項28に
    記載の復号方法。
  30. 【請求項30】 前記分類ステップは、 1つまたはそれ以上の生成された極値エクステントに基
    づいて、現在エクステントしきい値を決定すること、お
    よび 前記現在エクステントしきい値と生成された極値エクス
    テントとを比較すること、の諸ステップを含むことを特
    徴とする請求項29に記載の復号方法。
  31. 【請求項31】 現在エクステントしきい値を決定する
    ステップは、更新する前に決定された極値エクステント
    のサイズを反映させるため、前記現在エクステントしき
    い値を更新するステップを含むことを特徴とする請求項
    30に記載の復号方法。
  32. 【請求項32】 前記記号はバーコード記号であるこ
    と、そして前記復号器は、さらに、前記複数の波形記述
    子に応答し、前記波形の復号可能部分の歪みを除去し、
    前記バーコードの連続するエッジを定義する特別の一組
    の記述子を得る手段を備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の復号器。
  33. 【請求項33】 前記第2復号手段は、さらに、前記特
    別の一組の記述子に応答し、バーコード記号に含まれる
    情報を表す復号信号を生成することを特徴とする請求項
    32に記載の復号器。
  34. 【請求項34】 さらに、前記波形の高次微係数を計算
    し、前記微係数から零点を決定する手段を備えているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の復号器。
  35. 【請求項35】 記号走査装置において、バーコード記
    号を表すアナログ波形に直接作用して、前記記号に含ま
    れる情報を復号するアナログ波形復号器であって、 前記波形の復号可能部分を識別する手段、 前記波形の復号可能部分に応答し、前記波形の復号可能
    部分を定義する複数の波形記述子を得る手段、 前記複数の波形記述子の1つまたはそれ以上に応答し、
    前記波形の復号可能部分の歪みを除去し、前記バーコー
    ドの連続するエッジの位置を定義する一組の値を得る手
    段、 前記一組の値に応答し、低密度または高密度バーコード
    記号に含まれる情報を表す復号信号を生成する復号手
    段、および 前記復号信号を出力する手段、を備えていることを特徴
    とする復号器。
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