JPH1090446A - 家具用水平調節装置 - Google Patents
家具用水平調節装置Info
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- JPH1090446A JPH1090446A JP9090601A JP9060197A JPH1090446A JP H1090446 A JPH1090446 A JP H1090446A JP 9090601 A JP9090601 A JP 9090601A JP 9060197 A JP9060197 A JP 9060197A JP H1090446 A JPH1090446 A JP H1090446A
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- furniture
- piston
- oil
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- Pending
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47B—TABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
- A47B91/00—Feet for furniture in general
- A47B91/02—Adjustable feet
Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 平坦でない床面に設置された家具の水平調
節を簡単に行うことのできる家具用水平調節装置を提供
する。 【解決手段】 本発明の家具用水平調節装置は、2以
上の家具の脚部に取着される2以上の油圧ピストン/シ
リンダ装置、油圧ピストン/シリンダ装置にオイルを分
配する油圧調節バルブ、及び油圧調節バルブとピストン
/シリンダ装置を連結するオイル分配用連結管にて構成
される。固定された家具の均衡を調節する時は各ピスト
ン/シリンダ装置内の油圧室を連通せしめるべくバルブ
を開放し、水平調節を行った後バルブを閉じて、家具の
水平状態を固定する。
節を簡単に行うことのできる家具用水平調節装置を提供
する。 【解決手段】 本発明の家具用水平調節装置は、2以
上の家具の脚部に取着される2以上の油圧ピストン/シ
リンダ装置、油圧ピストン/シリンダ装置にオイルを分
配する油圧調節バルブ、及び油圧調節バルブとピストン
/シリンダ装置を連結するオイル分配用連結管にて構成
される。固定された家具の均衡を調節する時は各ピスト
ン/シリンダ装置内の油圧室を連通せしめるべくバルブ
を開放し、水平調節を行った後バルブを閉じて、家具の
水平状態を固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は家具用の水平調節装
置に関する。特に、家具を平坦でない床面に設置する
時、家具の脚部に取着して、家具の全ての脚部が床面に
載り、かつ家具が水平な状態で設置されるようにする家
具用水平調節装置に関する。
置に関する。特に、家具を平坦でない床面に設置する
時、家具の脚部に取着して、家具の全ての脚部が床面に
載り、かつ家具が水平な状態で設置されるようにする家
具用水平調節装置に関する。
【0002】また、本明細書において、家具とは、屋内
の底面に設置される衣服たんす、デスク、椅子、食卓、
ソファー等の通常の家具類は勿論、洗濯機、冷蔵庫のよ
うな家電製品等を包含する、屋内に設置される物品を意
味する。
の底面に設置される衣服たんす、デスク、椅子、食卓、
ソファー等の通常の家具類は勿論、洗濯機、冷蔵庫のよ
うな家電製品等を包含する、屋内に設置される物品を意
味する。
【0003】
【従来の技術】家具等を屋内に設置する時、設置する床
面が平坦でない場合には、家具の底部、特に家具の脚部
が、その何れかは床面に載るが、何れかは床面から浮い
てしまう状態となることがあり、このとき家具は水平な
状態を保持できないため、水平な状態を維持させるため
に床面から浮いた脚部と床面との間に板、紙等を挟み込
むことがある。
面が平坦でない場合には、家具の底部、特に家具の脚部
が、その何れかは床面に載るが、何れかは床面から浮い
てしまう状態となることがあり、このとき家具は水平な
状態を保持できないため、水平な状態を維持させるため
に床面から浮いた脚部と床面との間に板、紙等を挟み込
むことがある。
【0004】脚部が長く設置時に家具本体の下側に空間
ができる家具や重量が軽い家具の場合は、上述の如く板
か紙を脚部の下に挟み込むことは容易である。しかし、
衣服たんす、冷蔵庫等の、重く設置時に下側に空間ので
きない家具の場合は、特に後方の脚部が浮いていると
き、その下に支持物を挟み込むことは困難である。
ができる家具や重量が軽い家具の場合は、上述の如く板
か紙を脚部の下に挟み込むことは容易である。しかし、
衣服たんす、冷蔵庫等の、重く設置時に下側に空間ので
きない家具の場合は、特に後方の脚部が浮いていると
き、その下に支持物を挟み込むことは困難である。
【0005】この問題を解決するための家具の水平調節
器が従来より知られている。従来の水平調節器は、脚部
の下側にマットと下敷き台が設けられたボルトからな
り、これにより高さの調節を行うものである。このよう
な水平調節器は。ボルトを回転させて下敷き台の高さを
調節することにより家具の脚部の高さ調節するようにな
っており、容易に家具の水平状態を調節することができ
る。
器が従来より知られている。従来の水平調節器は、脚部
の下側にマットと下敷き台が設けられたボルトからな
り、これにより高さの調節を行うものである。このよう
な水平調節器は。ボルトを回転させて下敷き台の高さを
調節することにより家具の脚部の高さ調節するようにな
っており、容易に家具の水平状態を調節することができ
る。
【0006】しかし、衣服たんすや冷蔵庫の如く重量が
重い家具類では、自体重量が重い上に内部の収容物の重
量も重いため、内部の収容物を外に出して均衡を調節す
ることになるのであるが、調節後重い物を入れなおすと
再び水平状態が崩れる場合がある。このとき、家具の前
側の脚部が浮き上がっている場合には、前述の如く高さ
調節器を回して水平状態の調節することができるが、後
側の脚部が上がっている時は、重い家具を動かすことは
できず水平調節が不可能なことがある。
重い家具類では、自体重量が重い上に内部の収容物の重
量も重いため、内部の収容物を外に出して均衡を調節す
ることになるのであるが、調節後重い物を入れなおすと
再び水平状態が崩れる場合がある。このとき、家具の前
側の脚部が浮き上がっている場合には、前述の如く高さ
調節器を回して水平状態の調節することができるが、後
側の脚部が上がっている時は、重い家具を動かすことは
できず水平調節が不可能なことがある。
【0007】家具の水平状態が崩れていると、衣服たん
すや本棚の場合には家具の歪みが生じたり、戸を閉じる
ことができなくなることがあり、冷蔵庫や洗濯機の如く
モーターが設置された家電製品の場合には、振動、騒音
が生ずることもある。従って、家具、特に衣服たんす、
本棚または冷蔵庫の如く、自体重量が重く収容される内
容物の重量も重い家具の水平調節を行うための、安価な
水平調節装置が必要である。
すや本棚の場合には家具の歪みが生じたり、戸を閉じる
ことができなくなることがあり、冷蔵庫や洗濯機の如く
モーターが設置された家電製品の場合には、振動、騒音
が生ずることもある。従って、家具、特に衣服たんす、
本棚または冷蔵庫の如く、自体重量が重く収容される内
容物の重量も重い家具の水平調節を行うための、安価な
水平調節装置が必要である。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、平坦でない床面に設置された家具の水平調節を簡単
に行うことのできる家具用水平調節装置を提供すること
である。
は、平坦でない床面に設置された家具の水平調節を簡単
に行うことのできる家具用水平調節装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、家具の
脚部の底面に取着される2以上の油圧ピストン/シリン
ダ装置と、前記油圧ピストン/シリンダ装置に連結され
る2以上のオイル流通孔を有する油圧調節バルブと、前
記油圧ピストン/シリンダ装置と油圧調節バルブとを連
結するオイル分配用の連結管と、前記ピストン/シリン
ダ装置の油圧室、前記油圧調節バルブのオイル流通孔及
び連結管内に密封させて収容したオイルを包むことを特
徴とする家具用水平調節装置が提供される。
脚部の底面に取着される2以上の油圧ピストン/シリン
ダ装置と、前記油圧ピストン/シリンダ装置に連結され
る2以上のオイル流通孔を有する油圧調節バルブと、前
記油圧ピストン/シリンダ装置と油圧調節バルブとを連
結するオイル分配用の連結管と、前記ピストン/シリン
ダ装置の油圧室、前記油圧調節バルブのオイル流通孔及
び連結管内に密封させて収容したオイルを包むことを特
徴とする家具用水平調節装置が提供される。
【0010】本発明に於いて、ピストン/シリンダ装置
は2以上で構成されており、衣服たんす、本棚、冷蔵庫
等の重量が重い家具の場合には、各脚部に1つづつ、例
えば脚部が4つの場合は4つのピストン/シリンダ装置
を取着して使用するのが好ましい。またある種の椅子の
如く5つの脚部を持つ家具に対しても、このピストン/
シリンダ装置を使用することができる。
は2以上で構成されており、衣服たんす、本棚、冷蔵庫
等の重量が重い家具の場合には、各脚部に1つづつ、例
えば脚部が4つの場合は4つのピストン/シリンダ装置
を取着して使用するのが好ましい。またある種の椅子の
如く5つの脚部を持つ家具に対しても、このピストン/
シリンダ装置を使用することができる。
【0011】本発明の油圧ピストン/シリンダ装置は、
各装置の油圧室がバルブの連結管を通して互いに連通せ
しめられている。本発明のピストン/シリンダ装置のシ
リンダにボルト挿入孔を形成し、それを用いてシリンダ
を家具の脚に取着することができ、またピストンには家
具を設置する床に安定に支持される下敷き台を設けても
よい。また、ピストンを家具の脚に取着し、シリンダを
床面に支持される側にすることもできる。床面に支持さ
れる下敷き台は、家具の種類に応じてローラを備えた形
態にすることもできる。シリンダは内部がピストンリン
グの外周と同じ円筒形に形成されるが、台形や円筒形、
四角形及び楕円形等多様な形態に形成してもよい。ま
た、ボルト挿入孔をシリンダ側壁に上下に貫通する形態
に形成してもよく、更にシリンダ外周面にフランジ形状
の突出部を形成してもよい。
各装置の油圧室がバルブの連結管を通して互いに連通せ
しめられている。本発明のピストン/シリンダ装置のシ
リンダにボルト挿入孔を形成し、それを用いてシリンダ
を家具の脚に取着することができ、またピストンには家
具を設置する床に安定に支持される下敷き台を設けても
よい。また、ピストンを家具の脚に取着し、シリンダを
床面に支持される側にすることもできる。床面に支持さ
れる下敷き台は、家具の種類に応じてローラを備えた形
態にすることもできる。シリンダは内部がピストンリン
グの外周と同じ円筒形に形成されるが、台形や円筒形、
四角形及び楕円形等多様な形態に形成してもよい。ま
た、ボルト挿入孔をシリンダ側壁に上下に貫通する形態
に形成してもよく、更にシリンダ外周面にフランジ形状
の突出部を形成してもよい。
【0012】上記ピストン/シリンダ装置は市販の製品
を使用してもよく、大きさは使用する家具の大きさと重
量等を考慮して選択することができる。
を使用してもよく、大きさは使用する家具の大きさと重
量等を考慮して選択することができる。
【0013】しかし、本発明において適切なピストン/
シリンダ装置は、ピストンリングの外周縁部に円輪状突
出部を形成し、油圧室を形成するピストンリングの表面
が内側に凹入した形状の弾性材料製のものである。この
ような構成によれば、油圧室内部に油圧が加わると突出
部がシリンダ内面側に押されるため、シリンダとピスト
ンリングの間の密封効果が向上することになる。
シリンダ装置は、ピストンリングの外周縁部に円輪状突
出部を形成し、油圧室を形成するピストンリングの表面
が内側に凹入した形状の弾性材料製のものである。この
ような構成によれば、油圧室内部に油圧が加わると突出
部がシリンダ内面側に押されるため、シリンダとピスト
ンリングの間の密封効果が向上することになる。
【0014】本発明に使用される油圧調節バルブは、連
結されるピストン/シリンダ装置の数に一致する2以上
のオイル流通孔を有している。前記油圧調節バルブの役
割は、開放時に各ピストン/シリンダ装置を連通せしめ
オイルが移動できるようにし、閉鎖時にはピストン/シ
リンダ装置内のオイルが移動しないように連通を遮断す
ることである。このようなバルブの典型的なものとして
は、内部に円錐台形の弁座が、側壁にオイル流通孔が形
成されたバルブ本体と、該バルブ本体のオイル流通孔と
高さ方向に位置の合った通孔を備え、弁座内に回転自在
に挿入された回転体とを有するバルブがある。しかし本
発明においてバルブの形態は重要ではなく、2以上のピ
ストン/シリンダ装置の間のオイル通路を開閉すること
ができるバルブならば、いかなる形態のバルブも使用可
能である。
結されるピストン/シリンダ装置の数に一致する2以上
のオイル流通孔を有している。前記油圧調節バルブの役
割は、開放時に各ピストン/シリンダ装置を連通せしめ
オイルが移動できるようにし、閉鎖時にはピストン/シ
リンダ装置内のオイルが移動しないように連通を遮断す
ることである。このようなバルブの典型的なものとして
は、内部に円錐台形の弁座が、側壁にオイル流通孔が形
成されたバルブ本体と、該バルブ本体のオイル流通孔と
高さ方向に位置の合った通孔を備え、弁座内に回転自在
に挿入された回転体とを有するバルブがある。しかし本
発明においてバルブの形態は重要ではなく、2以上のピ
ストン/シリンダ装置の間のオイル通路を開閉すること
ができるバルブならば、いかなる形態のバルブも使用可
能である。
【0015】本発明の装置の連結管には、ゴム又は軟質
合成樹脂製の可撓性を有するホースを用いるか、又は硬
質合成樹脂、金属特に銅製の硬質パイプを用いることが
できる。衣服たんす、本棚又は冷蔵庫のような重い家具
に使用する水平調節装置の場合には、このような連結管
には使用される家具の荷重により生ずるオイルの圧力に
よって破裂することのないよう銅パイプを使用するのが
望ましい。
合成樹脂製の可撓性を有するホースを用いるか、又は硬
質合成樹脂、金属特に銅製の硬質パイプを用いることが
できる。衣服たんす、本棚又は冷蔵庫のような重い家具
に使用する水平調節装置の場合には、このような連結管
には使用される家具の荷重により生ずるオイルの圧力に
よって破裂することのないよう銅パイプを使用するのが
望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の水平調節装置の実
施例について図面を参照して詳細に説明する。
施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1に示すのは、4つの脚部を有する家具
に取り付けた本発明による家具用水平調節装置である。
この水平調節装置は、4つのピストン/シリンダ装置
1、2、3、4と、1つの油圧調節バルブ5、及び各ピ
ストン/シリンダ装置とバルブとを連結する4本の連結
管6、7、8、9とで構成されている。各ピストン/シ
リンダ装置1、2、3、4の構造は同一なので、以下ピ
ストン/シリンダ1のみを説明する。ピストン/シリン
ダ装置1は、シリンダが断面が四角形の形状となってお
り、上面の四隅部分には家具の脚(図示せず)に取着す
る時ボルトを挿入するための4つのボルト挿入孔10を
有する。
に取り付けた本発明による家具用水平調節装置である。
この水平調節装置は、4つのピストン/シリンダ装置
1、2、3、4と、1つの油圧調節バルブ5、及び各ピ
ストン/シリンダ装置とバルブとを連結する4本の連結
管6、7、8、9とで構成されている。各ピストン/シ
リンダ装置1、2、3、4の構造は同一なので、以下ピ
ストン/シリンダ1のみを説明する。ピストン/シリン
ダ装置1は、シリンダが断面が四角形の形状となってお
り、上面の四隅部分には家具の脚(図示せず)に取着す
る時ボルトを挿入するための4つのボルト挿入孔10を
有する。
【0018】図2には、ピストン/シリンダ装置1、2
がバルブ5により連結された状態が示されている。図2
によれば、ピストン/シリンダ装置1は円筒型内周面を
有するシリンダ11を有するが、このシリンダ11の内
底面12に隣接する側壁にはオイル流通孔11′が形成
されており、流通孔11′には連結管に連結する連結具
14が取着されている。シリンダ11の内部には、ピス
トンロッド15と結合されたピストンリング16が挿入
されており、このピストンリング16の表面17とシリ
ンダ内底面12の間にはオイルが収容される油圧室18
が形成されている。ピストンロッド15は内端部に円盤
状部分19を有し、この円盤状部分19の周りに弾性材
料のピストンリング16が設けられている。また、この
ピストンリング16は、その外周縁部に円輪状突出部2
0を有する。このような構成では、油圧室18に油圧が
加わるとピストンリング16の円輪状突出部20が外側
に押されるため、シリンダ11とピストンリング16の
間の密封効果が向上する。図面ではピストンリング16
が円盤状部分19を周りを覆うように設けられている
が、ピストンリングも円盤形に形成されて円盤状部分1
9に取り付けられている。
がバルブ5により連結された状態が示されている。図2
によれば、ピストン/シリンダ装置1は円筒型内周面を
有するシリンダ11を有するが、このシリンダ11の内
底面12に隣接する側壁にはオイル流通孔11′が形成
されており、流通孔11′には連結管に連結する連結具
14が取着されている。シリンダ11の内部には、ピス
トンロッド15と結合されたピストンリング16が挿入
されており、このピストンリング16の表面17とシリ
ンダ内底面12の間にはオイルが収容される油圧室18
が形成されている。ピストンロッド15は内端部に円盤
状部分19を有し、この円盤状部分19の周りに弾性材
料のピストンリング16が設けられている。また、この
ピストンリング16は、その外周縁部に円輪状突出部2
0を有する。このような構成では、油圧室18に油圧が
加わるとピストンリング16の円輪状突出部20が外側
に押されるため、シリンダ11とピストンリング16の
間の密封効果が向上する。図面ではピストンリング16
が円盤状部分19を周りを覆うように設けられている
が、ピストンリングも円盤形に形成されて円盤状部分1
9に取り付けられている。
【0019】固定板13を貫通して外部に突出したピス
トンロッド15の外端部には家具が設置される床面に支
持される下敷き台21が取着されている。この下敷き台
は、椅子の脚に使用される通常のローラでもよく、また
固定板13には通気孔13′が形成されている。
トンロッド15の外端部には家具が設置される床面に支
持される下敷き台21が取着されている。この下敷き台
は、椅子の脚に使用される通常のローラでもよく、また
固定板13には通気孔13′が形成されている。
【0020】本発明の装置において使用される油圧調節
バルブ5は、円錐台形の弁座23を有するバルブ本体2
2と、上述した弁座23に回転自在に嵌入された回転体
24とを有する。バルブ本体22の側壁には連結具25
が結合されたオイル流通孔26が形成されているが、こ
の流通孔26は、バルブ開放時に図2に示すように回転
体24に形成されたオイル流通孔27と連通する。回転
体24はバルブ本体22の開口部に設けられた固定板2
8を貫通して外側に突出する突出ピン29を有してお
り、この突出ピン29には把持部30が取り付けられて
いる。また、回転体24の外周面には密封効果を向上さ
せる為に被膜24′で被覆されている。
バルブ5は、円錐台形の弁座23を有するバルブ本体2
2と、上述した弁座23に回転自在に嵌入された回転体
24とを有する。バルブ本体22の側壁には連結具25
が結合されたオイル流通孔26が形成されているが、こ
の流通孔26は、バルブ開放時に図2に示すように回転
体24に形成されたオイル流通孔27と連通する。回転
体24はバルブ本体22の開口部に設けられた固定板2
8を貫通して外側に突出する突出ピン29を有してお
り、この突出ピン29には把持部30が取り付けられて
いる。また、回転体24の外周面には密封効果を向上さ
せる為に被膜24′で被覆されている。
【0021】上述のピストン/シリンダ装置1とオイル
を分配する油圧調節バルブ5とを連結する連結管6は、
その両端をそれぞれ連結具24、25に嵌装してバンド
31にて固定する。
を分配する油圧調節バルブ5とを連結する連結管6は、
その両端をそれぞれ連結具24、25に嵌装してバンド
31にて固定する。
【0022】上述の家具用水平調節装置では、ボルト挿
入孔10にボルトを螺嵌することにより、ピストン/シ
リンダ装置1、2、3、4のシリンダ11を家具の4つ
の脚部の底面に固定する。家具の水平調節を行うために
は、バルブ5を図2の如く開放して、装置内のオイルを
バルブ5の流通孔27を通して移動させることにより、
家具の水平状態を調節する。衣服たんす、冷蔵庫の如く
設置する床面に固定される家具の場合には、家具の水平
調節を人の手で行うと、床面が低い部分のピストン/シ
リンダ装置の油圧室18の中にオイルがバルブを通して
移動して、ピストンが下に押され、下敷き台21が底面
に接触するのである。この状態において把持部30を用
いて回転体を回し、図3の如く回転体24で流通孔26
を閉鎖することによりオイルの移動通路を遮断すると、
家具は4つの脚部が床面に接触した水平状態で固定され
ることになるのである。一方、椅子の如く随時移動され
る家具の場合は、バルブ5を開放した状態で使用する。
この場合は、椅子の何れかの脚部の下が低くなっている
床面に移動したときに、オイルがその脚部に取着された
ピストン/シリンダ装置の油圧室に移動して自動的に椅
子の水平調節が行われるのである。
入孔10にボルトを螺嵌することにより、ピストン/シ
リンダ装置1、2、3、4のシリンダ11を家具の4つ
の脚部の底面に固定する。家具の水平調節を行うために
は、バルブ5を図2の如く開放して、装置内のオイルを
バルブ5の流通孔27を通して移動させることにより、
家具の水平状態を調節する。衣服たんす、冷蔵庫の如く
設置する床面に固定される家具の場合には、家具の水平
調節を人の手で行うと、床面が低い部分のピストン/シ
リンダ装置の油圧室18の中にオイルがバルブを通して
移動して、ピストンが下に押され、下敷き台21が底面
に接触するのである。この状態において把持部30を用
いて回転体を回し、図3の如く回転体24で流通孔26
を閉鎖することによりオイルの移動通路を遮断すると、
家具は4つの脚部が床面に接触した水平状態で固定され
ることになるのである。一方、椅子の如く随時移動され
る家具の場合は、バルブ5を開放した状態で使用する。
この場合は、椅子の何れかの脚部の下が低くなっている
床面に移動したときに、オイルがその脚部に取着された
ピストン/シリンダ装置の油圧室に移動して自動的に椅
子の水平調節が行われるのである。
【0023】
【発明の効果】以上より、本発明の装置を用いれば、家
具の水平調節を行った後バルブ5を閉鎖することで簡単
に家具を水平に設置することが可能になり、家具類の設
置作業が容易になるだけでなく、洗濯機や冷蔵庫の如く
モータが設置された家具の場合には、ピストン/シリン
ダ装置内のオイルが緩衝作用を与えるため振動と騒音が
著しく低下する。また、椅子等に使用する場合には、床
面が平坦でなくても自動的に水平状態になるため、より
使用しやすいものとなる。
具の水平調節を行った後バルブ5を閉鎖することで簡単
に家具を水平に設置することが可能になり、家具類の設
置作業が容易になるだけでなく、洗濯機や冷蔵庫の如く
モータが設置された家具の場合には、ピストン/シリン
ダ装置内のオイルが緩衝作用を与えるため振動と騒音が
著しく低下する。また、椅子等に使用する場合には、床
面が平坦でなくても自動的に水平状態になるため、より
使用しやすいものとなる。
【図1】本発明による家具用水平調節装置の斜視図。
【図2】本発明の装置を構成するピストン/シリンダ装
置と油圧調節バルブとの連結状態を示す断面図。
置と油圧調節バルブとの連結状態を示す断面図。
【図3】図2に示すバルブの閉じ位置にある状態を示す
断面図。
断面図。
1、2、3、4 ピストン/シリンダ装置 5 油圧調節バルブ 6、7、8、9 連結管 10 ボルト挿入孔 11 シリンダ 11′流通孔 12 内底面 13 固定板 13′通気孔 14 連結具 15 ピストンロッド 16 ピストンリング 17 ピストンリング表面 18 油圧室 19 円盤状部分 20 円輪状突出部 21 下敷き台 22 バルブ本体 23 弁座 24 回転体 24′被膜 25 連結具 26 流通孔 27 流通孔 28 固定板 29 突出ピン 30 把持部
Claims (6)
- 【請求項1】 家具の脚部の底面に取着される2以上
の油圧室を備えた油圧ピストン/シリンダ装置と、 各前記油圧ピストン/シリンダ装置に連結される2以上
のオイル流通孔(26)を有する油圧調節バルブ(5)
と、 前記ピストン/シリンダ装置のオイル流通孔(11′)
と油圧調節バルブのオイル流通孔(26)とを連結する
2以上の連結管と、 前記油圧ピストン/シリンダ装置の油圧室、前記油圧調
節バルブのオイル流通孔及び連結管内に密封させて収容
した油圧用オイルを含むことを特徴とする家具用水平調
節装置。 - 【請求項2】 前記油圧ピストン/シリンダ装置を2
以上5以下有することを特徴とする請求項1に記載の家
具用水平調節装置。 - 【請求項3】 前記ピストン/シリンダ装置が、オイ
ル流通孔(13)を有するシリンダ(11)内部に挿入
されたピストンリング(16)を含み、前記ピストンリ
ング(16)はピストンロッド(15)の内側端部に形
成された円盤状部分(19)の周りに設けられており、
前記ピストンリング(16)の外周縁部に円輪状突出部
(20)が形成されることを特徴とする請求項1に記載
の家具用水平調節装置。 - 【請求項4】 前記油圧調節バルブ(5)が、前記家
具の設置完了後に閉鎖するようになっていることを特徴
とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の家具用水
平調節装置。 - 【請求項5】 前記ピストンロッド(15)が、その
外側端部に下敷き台(21)を有することを特徴とする
請求項3に記載の家具用水平調節装置。 - 【請求項6】 前記ピストンロッド(15)が、その
外側端部に回転ローラを有することを特徴とする請求項
3に記載の家具用水平調節装置。
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