JPH1090164A - 血液分析装置用光学システム - Google Patents

血液分析装置用光学システム

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JPH1090164A
JPH1090164A JP9218280A JP21828097A JPH1090164A JP H1090164 A JPH1090164 A JP H1090164A JP 9218280 A JP9218280 A JP 9218280A JP 21828097 A JP21828097 A JP 21828097A JP H1090164 A JPH1090164 A JP H1090164A
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lens
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Richard A Gontin
リチァド、エイ、ガンティン
Miers David
デイヴィド、アー、マイアズ
E Supangenbaagu Peter
ピータ、イー、スパンゲンバーグ
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Bayer Corp
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Bayer AG
Bayer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分析装置内で使用するために容易
に方向付けることのできる、予め工場で整列した、低コ
ストの光学イルミネータアセンブリを提供することを目
的としている。 【解決手段】 臨床血液又はフローサイトメータ装置の
ような分析装置用の光学イルミネータアセンブリは、レ
ーザソース、例えばレーザダイオード、選択自由に空間
フィルタ、ビーム成形開口、及びフォーカスレンズのよ
うな複数の光学要素を含んでいる。光学要素は、ハウジ
ングに取り付けられ、かつ該ハウジングに関して内部的
に方向付けられて、フォーカスされたレーザビーム出力
を発生する。次に、このハウジングは、4つの自由度で
フォーカスされたビームを動かすことのできる整列機構
上に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テストサンプルの
分析を実行するための分析装置、特に、特定のサンプル
の異なる試薬及び試料を使って一連のテストを実行する
ための装置の改良に関する。このような装置は、例え
ば、制限無く、免疫学的検定分析器、臨床血液分析器、
フローサイトメータ(flow cytometer)、及び化学分析
器を含んでいる。
【0002】
【従来の技術】分析装置は周知である。それらは、異な
る構成で何年にもわたって商業的に使用されてきて、種
々の方法で異なるテスト分析を実行してきた。一般的
に、これらの装置は、一時に1つのサンプルを、そして
より好ましくは、一連のサンプルを受け取り、各サンプ
ルを複数の試料に分割し、そして各試料を1以上の試薬
によって結合することにより1以上のテストを実行する
ために備えられる。このように形成された反応混合物
は、それから通常の方法で分析される。例えば、色彩測
定又は同様な測定が、1つの反応混合物に対してなすこ
とができる。1以上の他の混合反応物は、シース内につ
るし、実質上一時に1つの微粒子をフローセルに通すこ
とができ、そして、光相互作用を検出することができる
ようにフローセル内で照らすことができる。これらの相
互作用は、入射光又は入射光に対する蛍光応答の散乱及
び吸収を含むことができる。それから、この検出相互作
用は、試験の下でサンプル試料を特徴付けるために質的
にかつ/又は量的に評価することができる。このサンプ
ルで実行された異なる全ての反応での相互作用の結果
は、サンプルを特徴付けるために評価することができ
る。
【0003】これらの装置は典型的には、多数の流体圧
ライン、混合チャンバー、弁及び制御システムを備え
て、反応混合物を形成するために組み合わせるべきサン
プル及び試薬を選択し、かつデータを集めるために相互
作用を実行する。その結果、サンプルを多量に処理する
ために正確なタイミング及び流体制御を必要とする複雑
で、高機能の機械となる。このような装置の問題の1つ
は、それらの複雑さのために、それらは、頻繁なサービ
ス、較正及び保守を必要とするということである。それ
らはまた、しばしばフィールドサービス訪問を必要とす
る故障をする。修繕することができるまで装置を使用す
ることができない結果、特に、多数のテスト分析を実行
する試験室の場合に、業務にかなりの損失を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、公知の装置と比較して、要素構成を改良し、そして
部品数が少なく、サービスコールが少なく、また耐久力
及び信頼性を改善した分析装置を提供することである。
本発明の別の目的は、広範囲のタイプの分析器に適用す
ることのできるサブコンポーネント及びモジュールから
成る改善された分析装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は広く、臨床血液
学又はフローサイトメータ装置のような分析装置用のオ
プティカル照明アセンブリ、及び照明アセンブリの要素
を整列させる方法に関する。この照明アセンブリは、ビ
ームソース、好ましくはレーザーソース、例えばレーザ
ーダイオード、選択自由の空間フィルター、ビーム成形
開口を有するマスク、別のマスク又はビーム成形開口、
及び焦点合わせレンズのような複数の光学要素を含んで
いる。光学要素は、ハウジング内に或いはハウジングに
取り付けられ、それは次に、整列機構上に取り付けられ
る。
【0006】光学要素は、それらのいくつかが所定の固
定位置にあるように取り付けられる一方、他のものは、
1以上の次元で可動であり、それによって、適切に整列
させかつ焦点を合わせたビーム出力を包含する照明アセ
ンブリハウジングを得る。それから、この焦点を合わせ
たビーム出力は、フローセル、特に、分析されるべきフ
ローセルを通過する微粒子流を調べるために使用され
る。
【0007】この整列機構は、この焦点を合わせたビー
ムが垂直及び水平に移動することができ、かつz軸に関
して上下及び右左に傾けることができる点で、4つの自
由度で移動可能である。結果として、この焦点を合わせ
たビーム、特に焦点は、特定のロケーションに位置させ
るように3次元で移動することができる。この整列機構
は、要素の物理寸法の関数であり、かつ好ましくは、中
の詰まったシリンダーエリアにより束縛される移動範囲
により制限される。
【0008】この構成の結果として、照明アセンブリの
光学要素は、整列させかつ焦点を合わせることができ、
そしてこの照明アセンブリにより発生した焦点を合わせ
たビームは、所望の方向に向けることができる。この整
列後、整列機構は、例えば、ネジ(それらは別のロック
構成にすることができるけれども、ここでは、”ロック
ネジ”として参照される)により固定することができ
る。
【0009】本発明の1つの観点は、分析装置において
成形し、フィルタリングしたビームを提供し、かつレー
ザービーム出力を有するレーザーソース、レンズ及びマ
スク開口を備える照明光学アセンブリに関する。1つの
このようなアセンブリは、内部窪み及び縦方向軸を有す
る第一のハウジング;レーザービーム出力を有するレー
ザーソース及び該レーザービーム出力内に配置されたコ
リメートレンズを包含し、該コリメートレンズは、レー
ザービームソースから一定距離に取り付けられて、平行
化レーザービーム出力を発生し、そして、レーザービー
ム出力がハウジング窪みを通過するように第一のハウジ
ングに調整可能に結合され、かつ前記第一のハウジング
窪みを通るビーム軸を限定するために中の詰まったシリ
ンダーエリア内で調整可能である第二のハウジング:焦
点を有する対物レンズ、第一の開口、及びコレクターレ
ンズから成り、該コレクターレンズは、ビーム軸に交差
するように第一のハウジング窪み内の固定ロケーション
に取り付けられ、この第一の開口はビーム軸内の前記コ
レクターレンズから一定距離の所で第一のハウジング窪
み内に取り付けられ、そして、この対物レンズは第一の
ハウジング内に固定され、かつ第一の開口に関して予め
選択されたロケーションに焦点を移動するようビーム軸
に沿って移動可能である、空間的にフィルターされた平
行化レーザービーム出力を発生する空間フィルター;第
一のハウジング窪み内に調整可能に取り付けられ、かつ
空間的にフィルターされた平行化レーザービーム出力に
交差し、かつ前記ビームを成形するよう位置決め可能で
あるビーム成形開口;焦点レンズを含み、かつ該焦点レ
ンズが前記成形ビームの焦点を合わせるためにレーザー
ビーム路内で位置決め可能であるように第一のハウジン
グに調整可能に結合されている焦点レンズアセンブリ;
を備えている。
【0010】空間フィルターはさらに、スロットを有す
るシリンダー、第一の湾曲半径を有する第一の円筒セク
ション及び第二の湾曲半径を有する第二の円筒セクショ
ンから成り、該第一及び第二の円筒セクションはシリン
ダー外部に2つのレールを形成するように交差し、該シ
リンダーが第一のハウジング窪み内に配置されている外
部面、及び回転軸を有するシャフト及び回転軸から中心
をずらせてシャフトに固定されたピンから成り、該シャ
フトは、ピンがスロット内に係合するように第一のハウ
ジング内に取り付けられているる偏心器を備えている。
【0011】この偏心器は、シリンダーに対して偏倚し
ており、かつシャフトは、レールを第一の窪みと摺動接
触させて第一のハウジングに対してシリンダーを移動す
るよう回転可能であり、そして対物レンズがこのシリン
ダーに取り付けられている。第一のハウジングは典型的
には、第一のハウジング及びビーム軸に横断する円筒
穴、及びこの穴内に挿入可能の成形断面を有するサブア
センブリを有している。このサブアセンブリは、空間フ
ィルターの第一の開口を支持している。スプリングが、
穴に対して位置して、第一の開口を固定位置に運動学的
に固定するように穴に対してサブアセンブリを圧迫す
る。このサブアセンブリの断面は、矩形断面を有するこ
とができ、かつこのスプリングはさらに、サブアセンブ
リの共通側に間隔を開けて配置された2つのボールスプ
リングプランジャーを備えることができる。
【0012】1つの具体例において、第二のハウジング
はさらに、球形セグメントのセクションを有するリング
を備えている。第一のハウジングは、第二のハウジング
の球形表面セクションを受けとめる形状にされた相補的
凹所を有している。また、第一のハウジングと第二のハ
ウジングの間に複数のコネクター(少なくとも2つ)が
あり、そのそれぞれが、第一のハウジングの縦方向軸に
関して中の詰まったシリンダーエリア内のビーム出力を
向けるように独立して動作可能である。このリングは好
ましくは、四分の一円形断面を有しており、かつ第一の
ハウジングの成形リセプタクルは、フラストコニカルセ
クションである。複数のコネクタはさらに、異なるピッ
チを有する少なくとも第一及び第二の同心ネジスレッド
を有する差動ネジを備えて、異なるピッチの間の差に相
当する調整粒度を有するビーム軸の精細調整、及び異な
るピッチの大きい方に等しい調整粒度を有する前記ビー
ム軸の粗調整を生じる。
【0013】別の具体例において、ハウジングは、ハウ
ジングの窪みを横断する穴を有し、かつこの装置はさら
に、前記穴の内側に位置するよう第一のハウジングに取
り外し可能に結合されたフレーム、前記穴内側の第一の
円弧に沿って移動するためフレームを調整するための第
一の調整ネジ、及び前記穴内側の第二の円弧に沿って移
動するためフレームを調整するための第二の調整ネジを
備えている。ビーム成形開口は、フレーム上にこのよう
に取り付けられ、かつ第一及び第二の調整ネジが、ビー
ム軸に対してビーム成形開口を位置決めするよう動作可
能である。フレームはまた、第一のハウジングが球形表
面を受けとめるようなフラストコニカル断面を有するよ
うに、中心点を有する一部球形のセグメントを備えるこ
とができ、それによって、このフレームは、少なくとも
3つの自由度で中心点まわりに移動可能である。
【0014】別の具体例において、この装置は、フィル
ターされた成形ビームを受けとめるための1つの入力、
該入力フィルター成形ビームの第一の部分から成る第一
の出力、及び入力フィルター成形ビームの第二の部分か
ら成る第二の出力を有するビーム軸内に挿入されたビー
ムサンプラーアセンブリを備えている。この第一及び第
二の出力は、異なる方向に向けられて、第一と第二の出
力の一方が、前記ビーム軸に関して屈折ビーム軸を有す
るようにされる。焦点レンズアセンブリは、第一のハウ
ジングに固着された第一のプレート、焦点レンズが取り
付けられる第二のプレート、及び第一と第二の偏心器及
び第一のプレートと第二のプレートを結合する固定ピン
及び溝を備えることができる。このピンは、第一と第二
のプレートの一方内に固定され、溝は第一と第二のプレ
ートの他方内に固定され、そしてピンは前記溝内に係合
される。それから、第一及び第二の偏心器が、第一の次
元及び第二の次元内でそれぞれピンまわりに第二のプレ
ートに関して第一のプレートを回転するよう独立して動
作することができる。
【0015】本発明の別の観点は、分析装置のためのレ
ーザービーム路を有する照明光学アセンブリを位置決め
するためのシステムに関する。1つのこのようなシステ
ムは、シリンダーセクションを有し、該シリンダーセク
ションは、湾曲及び前記光学軸に相当する湾曲に対する
縦方向軸を有するボディと、回転のためのベースに取り
付けられた第一の引き締めネジと第二の引き締めネジを
備えている。この第一と第二の引き締めネジのそれぞれ
が、左ネジ切りセクション及び右ネジ切りセクション、
引き締めネジの回転に応答して左ネジ切りセクションに
沿って移動するため左ネジ切りセクション上に取り付け
られた第一のスライド、及び引き締めネジの前記回転に
応答して右ネジ切りセクションに沿って移動するため右
ネジ切りセクション上に取り付けられた第二のスライド
を有している。第一と第二のスライドのそれぞれが、湾
曲をもつ表面を有して、スライドの円筒表面セクション
の湾曲はボディの円筒セクションの湾曲に垂直である。
ボディは、第一と第二のスライドの表面によって支持さ
れ、かつ、所定の引き締めネジに対して、支持されたボ
ディは、ボディを上昇又は下降させるために前記引き締
めネジに回転を加えることにより前記所定の引き締めネ
ジに関して垂直に移動させられる。ボディは、第一と第
二の引き締めネジに等しく回転を加えることに応答して
垂直に移動させることができる。
【0016】好ましくは、第一と第二のスライドのそれ
ぞれはさらに、引き締めネジのネジ切りセクションと係
合可能に相互結合され、かつ球形表面部分を有するナッ
ト、及び引き締めネジのネジ切りセクションが通過する
穴及びナットの球形表面を受けとめるためのリセプタク
ルを有する成形ボディを備えている。ナットはこのよう
に、引き締めネジの回転に応答して引き締めネジに沿っ
て移動し、かつこの成形ボディは、ナットの移動に応答
して移動する。このシステムはまた、第一のプラットフ
ォームを備えることができ、かつ第一と第二の引き締め
ネジは、その間に第一の軸を限定するベース上に間隔を
開けた関係で固定され、かつこの第一の軸は、ビーム軸
に相当する。第一のプラットフォームは、移動範囲内で
第一の軸をシフトするために、第二の軸に沿ってベース
に関して移動可能である。第二の軸は、好ましくは第一
の軸に垂直と並行の一方である。
【0017】好適具体例において、第一と第二の引き締
めネジは、その間に第一の軸を限定するベース上に間隔
を開けた関係で固定される。第一の軸は、ビーム軸に相
当し、かつこのシステムは、第一と第二の次元内でそれ
ぞれ移動するため、ベースに対して可動に取り付けられ
た第一のプラットフォーム及び第二のプラットフォーム
を有している。第一と第二の次元は、互いに垂直であ
る。第一と第二のプラットフォームの一方は、このよう
にベースを支持し、かつその他方はプラットフォームを
支持し、そして、ここで、第一の軸は、移動範囲におい
て第一の軸をシフトするために第一と第二の次元により
限定された平面内で移動可能である。複数のスプリング
が、ボディをスライドに結合し、かつ前記スプリングの
それぞれが、ボディをスライドと接触状態に維持するの
に十分な公称張力を有している。好ましくは、ボディ
は、前述の光学照明アセンブリの具体例の1つ、或いは
その組合せを含んでいる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のさらに別の特徴及び利点
は、本発明の図面及び以下の詳細な説明から明らかにな
るであろう。そして、ここで、同じ記号は同じ要素を示
している。図11A〜図11D、図39〜図42、図4
9及び図51を参照すると、本発明のフローサイトメー
タ装置における分析のための血液サンプルは、統合フロ
ー回路(UFC)アセンブリ508のサンプル入力ポー
ト541内に真空により吸引される。UFCアセンブリ
508において、血液サンプルは、シアーバルブ503
により1又はそれ以上の所定の試料に分離され、それか
ら異なる試料が異なる反応チャンバーにおいて1又はそ
れ以上の試薬によって混合されて、試料を異なる分析の
ために調合する。それから反応混合物は、RBC/BA
SO/RETIC光学台117、PEROX光学台11
6、又はHGB色彩形121の1又はそれ以上のものに
おいて分析される。後述するように、これらの分析は、
システムコントローラ105の制御の下で独立して実行
され、かつこれは次ぎに好ましくは、コンピュータワー
クステーション103を使ってオペレータにより制御さ
れる。結果として、1以上の反応混合物が同じ血液サン
プルの異なる試料から形成することができ、かつ異なる
時の異なる反応の下で同じ血液サンプルから異なる散乱
及び吸収データを得るために同じフローセル110(又
はフローセル110A)において調べることができる。
【0019】流体圧システム サンプル吸引 図37及び図39を参照すると、血液サンプルは、3つ
のソースの1つ:手動開チューブサンプラー801、手
動閉チューブサンプラー802、及びオートサンプラー
818の一部である自動閉チューブサンプラー803、
から吸引することができる。手動開チューブサンプラー
801は、血液(又は他の流体)サンプルを包含する開
テストチューブ内に挿入することができる1つの管要素
である。好ましくは、可撓性ある医用グレード材質から
構成されるチューブは、本装置の前部から突出する取付
台804から下方に伸びる。サンプルの手動吸引の間
に、手動開チューブサンプラーの外側のために、リンス
(すすぎ)、及びそれに続くドライサイクルがある。全
ての3つのサンプルに対して、完全な内部バックフラッ
シュ(すすぎと乾燥の繰り返し)がある。
【0020】手動閉チューブサンプラー802は、(図
39に影線で示された)針805を含み、かつこれは、
閉じた血液サンプルチューブの典型的には天然ゴム又は
合成ゴムのシールを侵入させて、該チューブから血液サ
ンプルを抽出するのに適している。好ましくは、針80
5は、サンプルチューブがシールを下方にして挿入され
ている(外側ハウジングのみが図示されている)リセプ
タクル806内に上方に突出している。リセプタクル8
06内側でチューブを下方に押すと、サンプルチューブ
を針805に対して動作させる空気圧駆動がなされ、そ
のため、針がシール内に侵入する。針805の長さは、
それが、逆にしたサンプルチューブにおいて流体の典型
的レベル以上を越えないように制限され、そして、適切
な容量を真空により抽出することができる。他のサンプ
ラー803は、オートサンプラー818のそれであり、
かつこれは、チューブサンプリングプロセスが自動化さ
れるのを除いて手動閉チューブサンプラー802と構成
及び方向付けにおいて同じである。オートサンプラー8
18は、オペレータの付き添いを必要とすることなく、
本装置を通して一連のサンプルチューブを自動的に給送
する機構である。本発明は、いかなる手動又は自動サン
プルチューブ給送機構によっても使用することができる
点で、それは本発明の一部を構成しないけれども、給送
機構の有用な技術モデルについて開示する。
【0021】図38、39及び65に示された3方向セ
レクタバルブ650は、後述するように、自動制御の下
で3つのサンプラー801、802、803のうちの1
つによって入力ポート541を選択的に接続する。ま
た、図66Aに断面で示されたセレクタバルブ650
は、3つのサンプルソース801、802、803に管
により接続された3つの入口651、652、653
(651、652のみを図示)を有している。この入口
は、900の間隔でバルブハウジング654において半
径方向に配置されている。この入口は、一度には1つ
が、次第に細くなった回転可能のバルブスプール656
内の単一の通路657を通って、バルブハウジング内の
共通軸方向出口ポート655に連通している。最小の軸
方向余裕660が、バルブスプール656とハウジング
654の間に備えられて、バルブスプールのテーパー面
の適切な着座を確実にする。この余裕660は、各血液
サンプルが吸引されるときそれにさらされる軸方向共通
ポートの一部であり、それ故、それは、各サンプラーリ
ンスサイクルの間セレクタバルブによってリンスされな
ければならない。
【0022】バルブハウジング及びスプールは好適に
は、不活性過フッ化炭化水素、例えば、TEFLONブ
ランドの材質から構成される。TEFLONは、デュポ
ンの商標である。バルブスプールは、バルブスプールを
回転させるため共通出口ポート655の反対端上に延長
部659を有している。本装置において3つのサンプル
ソースの1つを使用するために、バルブスプールは、該
スプール内の1つの通路657がハウジング654内の
3つの入口651、652、653の相当する1つと整
列されるまで延長部659を回転することにより回転さ
れる。
【0023】別の具体例において、図66Bに示された
セレクタバルブ664は、3つの分離した非接続通路6
70、671、672を有するテーパーのある回転可能
のバルブスプール680を有している。これらの通路
は、バルブスプールを通して異なる方向にドリルされ
る。これらの通路のそれぞれが、ハウジング679内の
共通半径方向出口ポート665と整列することのできる
開口を有している。スプール680は、図66Bに示さ
れるように、第一の回転位置を有して、通路670が共
通ポート665と入口ポート673の間で連通するよう
にする。第二のスプール位置において、通路671は、
共通ポート665と入口ポート674の間で連通する。
第三の位置において、通路672は、共通ポート665
と入口ポート675の間で連通する。3つの位置のそれ
ぞれにおいて、スプール680内の2つの不動作通路
は、入口ポート又は出口ポートのいずれとも連通しな
い。スプール680のテーパー面は、互いに通路を効果
的にシールする。1つの通路が、血液サンプルの吸引中
に使用された後、その通路は、”サンプル”リンスサイ
クル(前述した内部バックフラッシュ)、即ち、後述の
ように、サンプルが吸引されかつシアーバルブにより試
料に分割された後フローサイトメータのサンプル吸引部
分をリンスするリンスサイクルの一部としてすすがれ、
かつ乾燥される。乾燥は、すすいだ部分を通して真空を
加えて空気を引き出すことにより行われる。3つの通路
670、671、672のそれぞれがこのようにクリー
ンにされ、乾燥され、そして、この装置の次のサイクル
において使用するための用意がされる。
【0024】バルブスプールのテーパー面の適切な着座
を確実にするために、バルブスプール680とハウジン
グ679の間に軸方向余裕678(また、デッドスペー
スと称される)が形成される。図66Aに示された軸方
向共通ポート構成とは異なり、このセレクタバルブは、
半径方向共通ポート665を通る吸引血液サンプルに、
軸方向余裕678をさらさないという利点を有してい
る。別の重要な利点は、詰まらせることになる900タ
ーンが無いという点である。しかしながら、半径方向共
通ポートバルブは、軸方向共通ポートバルブよりもその
製造がより高価になると考えられている。スプールのポ
ート及びバルブハウジングのポートが適切に整列される
ということを確実にするために、セレクタバルブ65
0、664の両方が、ハウジングに関してスプールを正
確に指示されることを必要とする。従来技術の血液装置
において、これは、スプールを正確に指示された位置に
回転させるステッピングモータを使ってなされた。ステ
ッピングモータ、及びステッピングモータシャフト位置
を監視する関連したセンサー、及びその制御回路が、こ
の装置のコストにかなり付加された。
【0025】本発明によると、セレクタバルブは、ゼネ
バ機構に結合された安価な、非可逆DCモータにより駆
動される。ゼネバ機構は、正確な角度でモータ回転を停
止する必要性もなくバルブスプールの正確な、反復可能
の機械的な指示を提供する。位置センサーが、いくつか
の指示位置のどこで、バルブが目下位置しているのかを
決定するために使用される。しかしながら、有利なこと
に、モータの加速及び減速は、本発明の場合に精細に制
御する必要はない。というのは、ゼネバ機構は、モータ
の一定角速度を変換して、バルブスプールを停止からス
ムースに加速し、そしてゼロ角度速度でかつ比較的に高
い精度で次の位置にスプールを位置させるからである。
それはまた、指示位置が変更されている時を除いて、駆
動カムが移動又は静止している間、選択された指示位置
でスプールを確実にロック状態を維持する。
【0026】セレクタバルブ650及びゼネバ機構ドラ
イブ691を含むセレクタバルブアセンブリ690の分
解正面図が、図65に示されている。このドライブ69
1は、ハウジング700内に取り付けられたDCモータ
692から成る。好適具体例において、DCモータは、
所望の割合、例えば、1変化/秒で、バルブステート
(位置)を変更する出力を発生するために一体の速度減
速機を有している。このようなモータは、当該技術分野
において、またギアモータとして知られている。モータ
692は、偏心して取り付けられたカムドライバ694
を有するロータ693を駆動する。被駆動カム695
は、モータ692に平行にハウジング内に取り付けられ
た別個のシャフト698上で回転する。被駆動カム69
5は、後述のように、カムドライバ694により断続的
に係合される。シャフト698は、バルブ650のスプ
ールを回転させる。バルブ650は、調整プレート69
9上に取り付けられ、かつこれは、スロット穴内のネジ
(図示せず)によりハウジングに取り付けられる。調整
プレート699は、ネジを堅く締める前にハウジング7
00に関して回転することができる。この様にして、バ
ルブ650の回転位置は、被駆動カム695の指示位置
に合致するように調整することができる。
【0027】被駆動カムは、指示された位置の1つにお
いて図67の平面図に示されている。この図におけるカ
ムドライバ694は、カムスロット701にまだ係合し
ていない。ロータ693上のハブ702は、被駆動カム
695上のロック区域703に係合して、被駆動カムが
回転しないようにし、かつ4つの指示位置の1つにおい
てそれをロックする。それから、ロータ693は被駆動
カムの位置に影響することなく、第一の範囲の角度移
動、例えば2700或いはそれ以下、を通して回転する
ことができる。この第一の範囲の間、バルブ650は所
定の指示位置にロックされている。これにより、モータ
停止及びスタート位置に大きな角度位置誤差が許容でき
る。このように、バルブ650は、同心面702を接触
面703と接触させて、ロータ693が第一の範囲にあ
るときはいつでも、かつどこでも指示位置に確実にロッ
クした状態に維持されたままであろう。ロータ693が
矢印704の方向に回転するとき、カムドライバ694
は、スロットと一直線の方向からカムスロット701に
入り、被駆動カムのスムースな角度加速を生じる。例え
ば、900以上の第二の範囲の角度動作を限定する、ハ
ブ702内の切り抜き隙間705により、駆動カムは1
つの指示位置から次の位置に回転することができる。第
一と第二の角度範囲は好ましくは、3600に加算され
る。
【0028】図68は、指示位置の間の中間位置にある
被駆動カムを示している。ドライバ694は、スロット
701内に係合し、かつ切り抜き隙間705により、被
駆動カム695は指示位置の間で回転することができ
る。ドライバ694は、スロットと一直線の方向にスロ
ット701を抜け出て、被駆動カム695の回転をスム
ースに減速する。ロータリ位置センサーディスク696
(図65)及び第一と第二の位置センサー697(一方
が他方から離れている)が使用されて、バルブスプール
位置情報をこのシステムに提供する。位置センサーがセ
ンサーディスク上に配置されて、第一のセンサーのみが
第一の位置でオンになり、両方のセンサーが第二の位置
でオンになり、第二のセンサーのみが第三の位置でオン
になり、そしていずれのセンサーも第四の位置ではオン
にはならないように、4つの指示位置を検知する。4つ
の指示位置の間のいかなる中間位置でも、いずれのセン
サーもオンではない。センサーの第四の位置に相当する
セレクタバルブ650上に未使用位置を有することによ
り、このシステムは常に、少なくともセンサーの1つが
オンになるまでモータを駆動することができる。好まし
くは、(閾値に対する)光の存在又は不存在の検知に依
存する光学ロータリ位置センサーが使用されるが、しか
し、他のタイプの位置センサーを使用することができる
であろう。
【0029】ゼネバ機構の正確な指示のために、セレク
タバルブの通路は、その3つの位置のそれぞれにおいて
正確に整列される。しかしながら、モータ及び関連した
位置センサは、それ程の精度は必要としない。例示した
具体例において、ロータは理論的に、その位置に影響す
ることなく、バルブを指示した後(即ち、少なくとも第
二の角度範囲の半分を通過して)、停止すべき2700
(即ち、第一の角度範囲の長さ)を有している。3位置
バルブを駆動する4位置ゼネバ機構が開示されているけ
れども、本発明は、3〜8位置を有するゼネバ機構を使
って、同じかそれよりも少ない位置を有するバルブを駆
動するように、容易に実施することができる。それ故
に、スプール位置を変更することなく、ロータの回転度
は調整することができる。有利なことに、この簡単な信
頼性ある安価なゼネバ機構の使用を通して、このバルブ
はその動作位置の1つにおいて正確に係合するというこ
とが保証される。
【0030】統合流体回路アセンブリ 図49に示された統合流体回路アセンブリ508は、選
択された吸引ポートからサンプルを受け取り、このサン
プルを複数の試料に分割し、試薬又は他の流体を選択的
に汲み出し、サンプル試料と混合し、適切な時間及び温
度条件の下でサンプルと試薬を混合するための反応チャ
ンバーを提供し、そしてフローセルを通して反応混合物
をサンプルポンプに流すために反応混合物のためのバル
ブ及び流路を提供することを含む、好適具体例の臨床血
液装置のような分析装置の流体圧機能の多くを実行す
る。特に、アセンブリ506は反応チャンバー及び流路
及びバルブのネットワークを包含し、そしてこれは、所
定のサンプル及び所定の試薬(又は他の流体)を反応チ
ャンバーに選択的に通すために所定の方法で制御され、
かつここで、複数の反応混合物が異なる反応チャンバー
内で形成されるように反応が生じ、その後反応混合物が
後述のように選択自由の分析のための用意がされる。ネ
ットワークはまた、反応混合物を反応チャンバーの外
に、例えば、フローセルに、又は廃棄物容器のような統
合フロー回路アセンブリの別の出力に向けるよう機能す
る種々のバルブ及び流路を包含している。ここで使用さ
れるように、用語流路、通路、道、ラインは、流体圧又
は空気圧に関して変更して又は変更することなく、互換
可能に使用される。
【0031】流体回路アセンブリ508は、統合流体回
路(UFC)502、ロータリアクチュエータ(また、
ここではロータリ指示器として参照される)を有するサ
ンプルシアーバルブ503、試薬ポンプアセンブリ50
4、及び加熱PEROX反応チャンバーサブアセンブリ
505から構成される。統合流体回路502は、試薬及
びサンプル流路を包含する前プレート506、及びソレ
ノイド空気バルブ及び関連した空気流路を包含する後プ
レート507を有している。
【0032】試薬ポンプ 図49及び図62〜図64を参照すると、試薬ポンプア
センブリ504は、正確な容量の試薬を試薬コンテナー
(図示せず)からシアーバルブ503を通って、UFC
の前プレート506に、そしてUFCに戻ってそこに包
含される1以上の反応チャンバーに独立してポンプ汲み
出すための1組のダイアフラムポンプから構成される。
試薬ポンプアセンブリ504は、ボルト(例えば、図6
2に示されるようなボルト633)によって固定される
上部、内部及び底部アクリル層630、631、632
から構成される。内部及び底部層631、632の間
に、内部及び下部アクリル層631と632におけるそ
れぞれの窪み635、636の間で可動のダイアフラム
634のような薄膜材質がある。窪み636内の通路6
37のような、通路から真空と圧力を交互に加えること
により、ダイアフラム634を2つの位置の間で動くよ
う作動させる。
【0033】図64に最もよく示されているように、通
路640及び641のような試薬入口及び出口通路は、
試薬ポンプアセンブリ504の内部及び頂部層630及
び631、接続窪み635及び頂部面642を通して形
成される。1方向バルブ638、639は、内部及び頂
部層630と631の間の入口及び出口通路内に取り付
けられる。好適具体例において、1方向バルブ638、
639は、ダックビルチェックバルブである。各ポンプ
機構及び動作のより詳細な記述は、参照によりその全体
がここに組み入れられる、「一体バルブダイアフラムポ
ンプ及び方法」に対して、ジェームスマーウィルト及び
ブルースE.ビーリンジャーの名前で、1995年10
月30日に出願された米国特許出願No.08/54
9,958に見られる。
【0034】本発明の技術モデル具体例において、12
5−1250 11の範囲のポンプ容量を有する7つの
別々に動作可能のダイアフラムポンプが、試薬ポンプア
センブリ504に組み入れられる。ポンプは、RBC、
RETIC、HGB、及び白血球(WBC)テストのそ
れぞれにおいて使用される7つの試薬をポンプするため
に使用される。ダイアフラムポンプは、ダイアフラム材
質のために必要とされるエリアを備えて、スペース最小
化のために試薬ポンプアセンブリ内において千鳥足パタ
ーンで配置される。試薬ポンプアセンブリの頂部層63
0の頂部面642は、UFCの前プレート506に直接
ボルト固定される。このように、通路641のような出
口通路は、UFC502内の試薬入口通路と直接連通し
ている。好ましくは、出口通路641は、UFC502
の試薬入口通路に好都合の流体圧結合するために頂部層
642の縦軸に沿って終端する。これにより、試薬ポン
プセクション504とUFC502の間の長い流体圧チ
ューブの必要性が無くなり、そして、乱雑管配置、部品
総数及びサービス要求を最小にしながら、信頼性を大い
に改善する。或いは、試薬ポンプアセンブリ及び統合フ
ロー回路がアクリル、例えば、LUCITEブランドア
クリルから作られるとき、2つのサブアセンブリを直接
接着するために表面溶融技術を使用することができる。
【0035】ポンプアセンブリ504とUFC502の
間の流体圧結合は、頂部面642内の端ぐり開口642
a、及びO−リング642bによって得られ、そして、
このO−リング642bは、アセンブリ504がUFC
502にフラッシュ取り付けされるとき、流体密のシー
ルを形成する。試薬ポンプアセンブリ504への外部流
体入力(例えば、試薬、リンス、真空、及び圧力)は、
図40及び図64に示されるように通常の方法で、ポン
プアセンブリブロック504内に堅くネジ止めされるネ
ジ結合641aによりこのアセンブリに機械的に結合さ
れた、空気及び流体圧ラインにより通常に提供される。
サンプルシアーバルブ503は、RBC、HGB、BA
SO、PEROX及びRETICテストのそれぞれに対
して1つづつの、5つもの正確な試料に血液サンプルを
分割する。サンプル試料は、2 11から12 11の
容量範囲にある。シアーバルブ503は、サンプル試料
のそれぞれを、後述のようにUFCの前プレート506
内の反応チャンバー内にポンプされる正確な容量の試料
の流れに転換する。このテストで使用される試薬容量
は、125 11から1250 11の範囲にある。
【0036】テスト選択性 本発明の好適具体例によると、サンプルシアーバルブ5
03は、装置オペレータに、利用可能の全てのテストか
らどのテストが実行されるべきかを選択させるように構
成される。この具体例において、本装置は、実行されな
いテストのために試薬はポンプせず、それによって試薬
を節約する。1つのシアーバルブを使う従来技術の血液
装置において、各テストがそのサンプルのために要求さ
れようとされなかろうと、全てのテストが与えられたサ
ンプルで実行された。結果として、不所望の結果に我慢
するか、或いはまた不所望の結果が与えられた。これ
は、主として、従来技術のシアーバルブにおける試薬が
血液サンプルにより汚染されるようになり、新たな試薬
が、汚染を防ぐために各サイクルの間バルブを通してポ
ンプされることを必要とするためである。さらに、ある
従来技術の試薬ポンプは、独立して動作することができ
ないであろう。他の従来技術の血液装置は、ある程度の
テスト選択性を与えるために複数のシアー面を利用す
る。このようなシステムは、2以上の選択自由のテスト
を企てるために大いなる複雑性を必要とし、それ故、高
価で、かつ信頼性がない。
【0037】それに対し、本発明の単一のシアーバルブ
503及びUFCアセンブリ508は、シアーバルブ5
03内に残っている未実行テストからの試薬を汚染しな
いように動作する。前述したように、本発明の装置のダ
イアフラム試薬ポンプは、独立して動作することができ
る。従って、本発明において、新たな試薬は、単にシア
ーバルブの汚れを取り除くために各サイクル中バルブを
通してポンプする必要はない。
【0038】図51を参照すると、UFC502の前プ
レート506の平面図が示され、サンプルシアーバルブ
503(図51においては図示せず)とUFC502の
間の連通のための通路穴サークル540を示している。
3つのサンプラーの1つから血液サンプルを吸引するた
めに、真空は、UFC502内の真空バルブ503’を
通して、通路547を通して、シアーバルブ503に加
えられる。血液サンプルは、UFCの前プレート506
の前部の入口541を通して、通路542を通して、シ
アーバルブ503に入る。全てのテストが実行させられ
るならば、そのとき、血液サンプルはシアーバルブ50
3と、UFC502内の通路543−547を交互に通
過する。サンプル流の先縁が(後述の)導電率センサー
によって検出されて、サンプル流の先縁がシアーバルブ
503を満たすために完全に通過したということを信号
するとき、吸引は終了する。これは、真空及び血液サン
プルの吸引を停止するよう動作する。導電率センサーか
らの情報はまた、血液サンプルがヘマトクリット管にお
いて具体化されて、濃度及び塩度によって測定されたあ
る最小基準に合致するということを確認するために使用
することができる。もし所定の最小基準または基準範囲
に合致しないならば、そのときサンプルは取り除くこと
ができる。
【0039】図54に一部断面で示されたシアーバルブ
503は、シアーフェース511を有する静止セラミッ
クディスク510、及びシアーフェース531を有する
可動セラミックディスク530から構成される。シアー
フェース511、531は平らで、スムースであり、デ
ィスク510、530の相対移動中実質上完全な接触を
維持する。可動ディスクは、サンプルを吸引するための
第一の位置と、フロー路網内の種々の試薬の間にサンプ
ルの試料を分配するための第二の位置の間で指示され
る。静止セラミックディスク510は、UFC502の
前プレート506にシール可能に取り付けられる。後述
のように、シアーバルブのサンプル及び試薬入口及び出
口は、UFC502(図51)内の連通穴サークル54
0からなる入口及び出口穴と連通する。1つの好適具体
例において、シリコンゴムの薄いガスケット510A
が、静止セラミックディスク510AとUFC前プレー
ト506の間に取り付けられ、該ガスケット510A
は、UFC502内の連通穴サークル540の穴と連通
させるための各バルブ入口及び出口と整列した穴を有し
ている。ポート、穴、及び流路が組立中に一致するとい
うことを確実にするための整列ピン556を取り付ける
ための整列穴がまた、バルブ503、ガスケット510
A及びUFC502内に備えることができる。静止ディ
スク510は好ましくは、ネジ557を使ってUFC5
02上に保持される。
【0040】図49に示されるように、通常のロータリ
アクチュエータ550が、前プレート506及びシアー
バルブ503の反対側でUFCの後プレート507に取
り付けられる。図54に最もよく示されるように、シャ
フト553は、UFC502のプレート506と507
の両方の余裕穴554を通り、静止及び可動ディスク5
10、530を整列するブッシングを通過し、そして可
動ディスク530に取り付けられる。圧縮バネ554及
び保持ナット555が、シアー面511、531の間で
接触を維持する。ロータリアクチュエータ550を作動
すると、シアーバルブの可動ディスク530を指示する
シャフト553が回転する。別の具体例において、ロー
タリアクチュエータは、中央シャフト553に取り付け
られる半径アーム552に接続された流体圧シリンダ5
51にすることができる。
【0041】本発明のシアーバルブ503の斜視図が図
55に示されている。動作において、ポート541を通
りUFC502に入るサンプルは、入口513を通って
静止ディスク510に入る。シアーバルブに入った後、
サンプルは、静止ディスク510を通って可動ディスク
530の第一の試料ループ514に入り、静止ディスク
510を通って戻り、そして出口ポート515を通って
UFC502に帰る。それから、UFC502内の通路
543は、静止ディスク510内の第二の入口ポート5
17にサンプルを向ける。それから、サンプル流は、再
び静止ディスク510を通り、可動ディスク530内の
第二の試料ループ518を通り、静止ディスク510を
通って戻り、出口ポート519を通ってUFC502に
復帰する。それから、サンプルは、UFC502内の通
路544を通って、シアーバルブ503内の残りの試料
ループ(図示せず)を満たす。このように、サンプルシ
アーバルブ503は、実行させられるべきテストの最大
数に依存した任意数のループによって構成することがで
きる。1つの有用なバルブ設計において、サンプル導管
(図57A参照)によって接続される5つの試料ループ
が使用される。
【0042】導電率センサーにより確認されるように、
サンプルがいったんシアーバルブ503を満たすと、ロ
ータリアクチュエータ550は、矢印520の方向に第
二の位置に可動ディスク530を回転させる。第二の位
置において、第一のループ514は、静止ディスク51
0内の試薬通路525、526と整列し、かつこれは、
UFC502内の第一の試薬入口521及び第一の試薬
出口522と連通する。同様に、第二のループ518
が、UFC内の第二の試薬入口523及び第二の試薬出
口524と連通する試薬通路527、528と整列す
る。他のループは同様に、相当する試薬(又は流体)入
口及び出口と整列する。このサイクル中に全てのテスト
が実行させられるならば、全ての試料ループは、サンプ
ルで満たされる。試薬通路、入口及び出口は、先のサイ
クル中にバルブ内にポンプされた試薬を包含している。
試薬入口及び出口と各ループが整列すると、実行させら
れるべきテストのための試薬は、シアーバルブを通して
適切な反応チャンバーにポンプされて、それと共にサン
プル試料をループから運ぶ。この作用はまた、次のサン
プルのためにバルブ503を浄化する。サンプルライン
に対して、バルブ503は、吸引位置に回転して戻り、
次のサンプルを吸引する前にリンスによってラインを逆
流させる。
【0043】前述したように、本発明の装置は、追加の
通路及びバルブを選択自由に備えて、次のサンプルサイ
クルのための未使用テストの試薬を汚染することなく、
全ての利用可能のテストよりも少なく選択的に実行させ
る。図56は、テスト選択性能力を有するシアーバルブ
の単一試料ループ562の図解を示している。可動ディ
スク530はその第一の位置で示され、試料ループ56
2は静止ディスク510内のサンプル入口ポート561
及びサンプル出口ポート563と整列される。サンプル
入口ポート561は、UFC内の通路567に接続され
る。血液サンプルは、通路567に、隣接試料ループ、
サンプル導管、又はチューブサンプラーから直接入る。
サンプル出口ポート563は、UFC502内の通路5
71に接続され、導電率センサー568を通り、そして
バルブ569を通って真空源VACに、そしてバルブ5
70を通ってリンス源RINSEに接続される。
【0044】UFC502におけるバルブ565、56
6及びバイパス通路564の新規な位置決めは、図56
に示された試料ループのためにテスト選択性を提供す
る。シアーバルブ503の各サイクルの後、バルブ57
0は開かれて、リンス液体をシアーバルブを通して流
し、以前のサイクルから残された汚染物質を取り除く。
図56のバルブを使う方法の一部として、リンスサイク
ルにおける最後のステップは、バルブ569、566を
閉じかつバルブ570、565を開いて、シアーバルブ
を通してリンスを送ることである。リンス液体は、試料
ループ及び入口及び出口ポート561、563の隣接部
分を満たす。それから、通路571、564、567
は、図56に図解的に示されるように、バルブ566、
569を開き、かつバルブ570、565を閉じて、真
空を加えることにより乾燥される。リンス液体は、図示
されるように、試料ループ及び入口及び出口ポートの隣
接部分内に残っている。リンス液体は、次のサンプルで
どのテストが実行されるべきかが知られるまでその位置
に保持される。
【0045】もし次のサイクルが試料ループ562と関
連したテストの実行を必要としないならば、追加の乾燥
が実行され、かつ血液サンプルがバルブ569を開き、
真空をシアーバルブに加えることにより吸引される。サ
ンプルは、通路567、564、571を満たし、試料
ループ内のリンス液体は血液が入るのを妨げる。もしル
ープ内にリンスが無かったならば、空気容量が真空圧を
取り除くにつれてループ内の空気が減少するとき、血液
サンプルが入ることになるであろう。572でリンスの
一部がサンプルに接触し、従って汚染されるけれども、
この点は、ループ562内のリンスを汚染しないように
シアー面から十分に離れている。それから、シアーバル
ブはその第二の位置に循環して、試薬ポート525、5
26に隣接する図56において影線で示された位置に、
リンス液体で満たされた試料ループを指示する。そのサ
イクルに対して通路521、522を通して試薬はポン
プされず、かつ事実上全てのリンスがループ内に残る。
テストのためにポンプされた比較的に大きな容量の試
薬、及びその中性特性のために選択されるリンス液体の
性質からして、リンスは、シアー面に存在する試薬/リ
ンス界面を通して試薬内にいくらか拡散するかもしれな
いが、しかし、その結果生じる希薄は無視することがで
きる程度のものである。それから、シアーバルブは第一
の位置に復帰し、かつリンス及び乾燥ルーチンが前述の
ように実行される。
【0046】もし次のサイクルが、試料ループ562と
関連したテストの実行を要求するならば、バルブ56
9、565は開かれ、かつバルブ570、566は閉じ
られて、ループ562からリンスを取り除き、それを乾
燥する。サンプルは今、開いたバルブ569、565及
び閉じたバルブ570、566によって吸引され、試料
ループを血液で満たす。シアーバルブを第二の位置に指
示した後、試薬は通路521、522を通して反応チャ
ンバー(図示せず)にポンプされて、サンプル試料をそ
れと共に運ぶ。
【0047】複数テストのために試料を形成する複数ル
ープを有するシアーバルブにおいて、いくつかのテスト
組合せのための要求に直面するかもしれない。前述した
装置及び方法は、バイパス通路564を他のループに接
続することによりいくつかのテスト組合せを提供するよ
う拡張することができる。例えば、5つのテストのため
に5つの試料ループを有するシアーバルブにおいて、図
57A−図57Fは、3つ、4つ、又は5つのテストを
実行することのできるテスト選択性プロセス及びシステ
ムを図解的に示している。明白にするために、図55に
示されるように、シアー面は、表面の代わりにディスク
の周囲を示している。本発明の1つのこのような好適具
体例において、ループ573はRBCテストのためであ
り、ループ574はHGBのためであり、ループ575
はBASOのためであり、ループ576はPEROXの
ためであり、そしてループ577はRETICテストの
ためである。このシステムは、ループ573−575
(CBCテスト:RBC、HGB&BASO)、ループ
573−576(CBC+RETICテスト:RBC、
HGB、BASO、&PEROX)、又はループ573
−577(CBC+Diff+RETICテスト:RB
C、HGB、BASO、PEROX&RETIC)の組
合せを実行することができる。本発明の譲受人は、これ
らの3つの組合せが商用マーケットにおける血液分析の
ために要求される典型的テスト組合せの略97%をカバ
ーするということを発見した。他の組合せが、前述のテ
スト選択性の原理を率直に適用することにより得ること
ができるであろう。
【0048】図56及び図57A−図57Gを参照する
と、本発明の装置は、最後の試料ループのUFC502
下流の通路547内にバルブ565を有している。UF
C内のバイパス通路564は、シアーバルブのループ5
75、576の間の通路545で始まり、ループ57
6、577の間の通路546に接続するブランチ578
を有し、そしてバルブ565の通路547下流で合流す
る。バルブ566はバイパス通路564内にあり、かつ
その近くで、それは、サンプル導管通路545に合流す
る。バルブ582はブランチ578内にある。
【0049】動作において、この装置の各サイクルの
後、シアーバルブ503の種々のフロー路がリンスされ
る。バルブ566、582、565、569、570、
及びバイパス通路564のリンスは必須ではないが、し
かし、汚染点は、後述のように考慮されなければならな
い。リンスサイクルの最後のステップとして、リンスは
図57Aに示されるように、バルブ566、582、5
69を閉じ、かつバルブ566、569を開いて、シア
ーバルブを通して送られる。シアーバルブ内のリンスに
よって、バルブ570、582、565は閉じられ、か
つバルブ566、569は開かれる。サンプルプルーブ
(図示せず)、試料ループ573、574、575、及
びバイパス通路564は乾燥される。リンスは、図57
Bに示されるように、ループ576、577及び合流通
路内にトラップされ、かつ保持される。リンスは、次の
サンプルで実行されるべきテストが知られるまでそこに
保持される。これは、典型的には、次のサンプルID
が、自動化閉チューブサンプラー(オートサンプラー8
18)によって、或いはマニュアルバーコードリーダー
104(図11A)によって読み取られるときである。
しかしながら、このシステムは、分析のためのサンプル
が存在しないならば、この状態で休止状態に留まること
ができる。
【0050】もし次のサンプルのためのテストが、ルー
プ573、574、575のみから試料を要求するなら
ば、追加の乾燥は実行されず、かつサンプルは、図57
Cに示されるように、真空に開かれたバルブ566、5
69によって吸引される。トラップされるリンスは、血
液サンプルが試料ループ576、577に流れ込まない
ようにする。図56のバルブによるように、リンスの汚
染は、試料ループから離れており、前のものからの影響
はない。シアーバルブが指示されるときリンスはループ
576、577内に留まり、試薬ポート(図示せず)内
の試薬に接触するが、しかし汚染しない。
【0051】次のサンプルのためのテストが、ループ5
73−575に加えて、ループ576から試料を要求す
るならば、追加のループは最初に、バルブ569、58
2を開き、かつバルブ565、566、570を閉じる
ことにより乾燥される。これは、略1秒を必要とする。
それから、真空バルブ569は閉じて、図57Dに示さ
れるようにループ577及び合流通路内にリンスをトラ
ップして、サンプル吸引を待つ。血液サンプルは、バル
ブ569を再び開くことにより吸引される。ループ57
7及び合流通路内にトラップされたリンスは、図57E
に示されるように、シアーバルブのその部分に血液が流
れ込むのを妨げる。シアーバルブが指示されるときリン
スはループ577内に留まり、試薬ポート(図示せず)
内の試薬に接触するが、しかし汚染しない。
【0052】もし次のサンプルのためのテストが、ルー
プ573−577の全てから試料を要求するならば、ル
ープ576、577は最初に、図57Fに示されるよう
に、バルブ569、565を開き、かつバルブ566、
582、570を閉じることにより乾燥される。これ
は、略1秒を必要とする。サンプルが吸引の用意がされ
るとき、図57Gに示されるように、真空バルブ569
は再び開かれ、かつサンプルは全ての試料ループを満た
す。
【0053】ドームバルブ図52を参照すると、バルブ
566、582、565、569及び570のそれぞれ
は、好ましくは、図52に示されたタイプのドームバル
ブである。(特別の参照数字によって示されなければ)
図49において参照ラベルDVにより全体的に示された
各ドームバルブは、UFCプレート588Aの平面状面
内の凹面584により、かつ可撓性層586の1面58
5により、境界を定めたバルブチャンバーを有してい
る。可撓性層586は、ゴム又はシリコーンシートのよ
うな弾性材質から構成される。剛体層588Aにおける
少なくとも1つの流体通路587は、凹面584でバル
ブチャンバー内に開かれる。流体通路587は、バルブ
を動作させるために真空又は圧力をバルブチャンバーに
交互に加えるソレノイドバルブ589に接続されてい
る。
【0054】ドームバルブはまた、可撓性層586の表
面595、及びバルブチャンバーの反対側にあるUFC
プレート588Bの表面内の凹−凸表面によって境界が
定められた流体チャンバーを含んでいる。凹凸表面は、
内部円形凸面部分596及び同心環状外側凹面部分59
9を有している。凸面部分596は好ましくは、その中
心にドーム点を有しており、かつその接面は、剛体層5
88Bの表面と同平面である。そのドーム点はまた、凹
面表面584の中心と整列している。プレート588B
の表面は、ドーム及び凹凸表面を取り巻き、かつドーム
とチャンネル596Aの間に圧縮ゾーン579を形成す
る圧縮ー拡張解放チャンネル596Aを含んでいる。圧
縮ゾーンは、可撓性層586を圧縮し、かつチャンネル
596Aは、押し出しダイアフラム材質586のために
備えられる。剛体層588B及び588Aが、図52に
示されるように一緒に接続されるとき、圧縮ゾーン57
9は、バルブの周辺及び流体チャンバーをシールするよ
う作用する。
【0055】動作において、真空が通路587を通して
バルブチャンバーに加えられるとき、表面595が凸面
部分596から間隔をあけかつ流体チャンバーが開かれ
るように可撓性層は位置P1に曲がり、流体圧入力58
3と流体圧出力581の間の連通を可能にする。逆に、
圧力がバルブチャンバーに加わるとき、表面595が凸
面及び凹面594、596に密着するように可撓性層5
86が閉じた位置P2(影線で図示)内に曲がり、流体
圧入力583及び流体圧出力581の間の連通を妨げ
る。圧力及び/又は真空の印加は、ブロック42上に取
り付けることができるか、或いはスタンドアロンのソレ
ノイドバルブの使用により制御される。凹凸表面の結果
として、開及び閉位置P1及びP2の両方において等し
い弾性伸張変形が存在し、かつこれは、ドームバルブの
寿命を改善する。本発明の1具体例において、可撓性層
586は、約0.01”の厚さ及び約0.375”の直
径を有している。チャンネル596Aは0.322”の
内径及び0.4”の外径、及び0.012”の高さを有
している。圧縮ゾーン579は、0.225”の内径及
び0.322”の外径を有し、かつその表面は圧縮ゾー
ンにおいて0.009”だけ減少する。
【0056】通路587は0.031”の直径を有し、
かつ通路581及び583は0.02”の直径及び0.
05”の中心ー中心間隔を有している。凹面584は、
0.156”の直径,0.1”の球半径、及び0.02
5”の深さを有している。凸面部分599は、0.15
6”の外径、0.06”の内径、及び0.02”の湾曲
半径を有している。凹面部分596は0.06”シアー
バルブの直径、及び0.08”の球半径を有している。
ドームバルブDVのさらなる詳細は、1994年10月
7日に出願された米国特許出願No.08/319,9
18、米国特許5,496,009に示され、かつこの
出願は、参照によりその全体がここに組み入れられ、か
つ共有される。
【0057】シアーバルブ503が第二の位置を指示し
た後、血液の試料は、前述のように、種々の試薬路と整
列させられる。実行されるべき各テストに対して、正確
な容量の試薬が、試薬ポンプアセンブリ504(図4
9)から、503を通り、反応チャンバーの1つにポン
プされて、それと共にサンプル試料を運ぶ。例えば、図
51に示されるように、RBCテストのための試薬は、
UFC502の前ブロック506の底部でポート600
を通ってUFC502に、かつ通路605を通ってシア
ーバルブ連通穴サークル540にポンプされる。試薬
は、シアーバルブにおいてRBC試料ループを通過し
て、通路610内のUFC502に戻り、かつそれは、
試薬及びサンプル試料をRBC反応チャンバー590に
向ける。別個の同様な路が、ポート601−604か
ら、RETIC反応チャンバー591、BASO反応チ
ャンバー592、HGB反応チャンバー593及びPE
ROX反応チャンバー594にそれぞれ導かれる。
【0058】反応チャンバー RBC及びRETIC反応チャンバー590、591
は、2つのかみ合うアクリルプレートのそれぞれにおけ
る半円形断面を合致させることによりUFCの前ブロッ
ク506の一体部分として形成される。図58は、例え
ば、UFC502のブロック502Aにおいて機械加工
された半円形チャンバー597を示している。このチャ
ンバーは、反応チャンバーを形成するためにUFC50
2の隣接層の合致ブロック(図示せず)において機械加
工された同様なチャンバーに合致する。好適具体例にお
いて、RBC及びRETICチャンバーは、10mmの
直径及び30mmの長さである。試薬/サンプル入口ポ
ート598は、図58において、シアーバルブ503か
ら反応チャンバーに伸びる通路の終点として全体的に示
されている。例えば、RBC反応チャンバーの場合に、
通路610の終点である。反応チャンバーのそれぞれの
ための試薬/サンプルポートは、サンプル及び試薬がチ
ャンバー内にポンプされるとき適切な混合量を提供する
よう構成される。好適具体例において、RBC、PER
OX、及びRETIC入口ポートは、水平(00)軸上
でチャンバー側壁に接しており、かつ0.50mmの直
径である。
【0059】反応チャンバー597へのポート598の
終点の方向付けの1以上の構成を使用することができ、
かつその組合せは、所望の適切な混合を得るために反応
チャンバー形状及び通路直径の両方に依存するというこ
とが認められよう。また、UFC502から成る複数層
の点から、異なる反応チャンバーを異なる層の間に位置
させることができ、従って、シアーバルブ503から反
応チャンバーへの通路は、異なる層を通すことができる
ということが理解されよう。しかしながら、構成を簡単
化するために、同じ2層界面内に全ての反応チャンバー
を備えることが望ましい。
【0060】さて、図52を参照すると、UFC502
は側面図で示されている。この具体例において、UFC
502の前平面506は、アクリル材質506A、50
6B、506C、及び506Dの4つの別個のシートか
ら成り、かつこれは、背面シートプレート507に融合
したシート506Dと一緒に融合される。1具体例にお
いて、このシートは、融合を生じるために熱及び圧力が
加えられる固定物内に保持されている。例えば、米国特
許4,875,956、4,999,069、5,04
1,181に開示されているような別の技術が公知であ
り、かつその開示は、参照によりここに組み入れられて
いる。図52には示されていないけれども、好適具体例
において、RETIC、BASO、HGB、及びRBC
反応チャンバー591、592、593、及び590、
及び排出ポート及びラインは、プレート506Cと50
6Dの間の界面内に機械加工され、真空ライン、シアー
バルブへの血液サンプル入力、及び廃棄物出力ライン
は、プレート506Bと506Cの間の界面内で機械加
工され、そして、シアーバルブ503への試薬入力ライ
ンは、プレート506Dと507の間の界面で機械加工
される。
【0061】図51に示されるように、BASO、RB
C、HGB、RETIC及びPEROXチャンバーに対
して、サンプル入力ポート598は、下端の半径がチャ
ンバーの平らな円筒側に合致する位置のまわりでチャン
バーの下端近くで終端する。上及び下境界は、それぞれ
図51の頂部及び底部にある。BASO反応チャンバー
592は、適切に反応させるために試薬及びサンプルに
対して略320Cの温度に維持しなければならない。こ
の目的のために、ヒーター611及びサーミスタプルー
ブ612が、図59及び図60に示されるように、UF
Cの前ブロック506内に備えられている。円筒反応チ
ャンバー592は、UFC前ブロック506のかみ合い
アクリル層内の半円形窪みを合致させることにより、反
応チャンバー590、591と同じ方法で形成される。
層(プレート)が、好ましくは融合により、一緒に接合
されて、チャンバー592を形成した後、図59に示し
たように、窪み613は、結合ブロックの外側面615
から機械加工される。窪み613は、ヒーター611を
取り付けるための取付面614を形成する。取付面61
4の中心部分は、チャンバー592のまわりに湾曲し
て、薄いアクリルの壁を形成する。熱効率のために、こ
の壁は、十分な強度を維持しながら、できるだけ薄くさ
れる。目下好適の具体例において、ヒーター611とチ
ャンバー592の間の壁は、約0.7mmの厚さである
が、しかし、また、反応チャンバー内容物に熱移転をす
るだけの厚さにすることができる。
【0062】図60に断面で示されたヒーター611
は、箔タイプの抵抗ヒーターである。このような装置
は、多数のメーカーから利用可能である。ヒーターは表
面614上に置かれる。表面614の湾曲及びヒーター
の厚さに適合する凹面湾曲面617を有するスペーサー
ブロック616は、窪み613内に置かれ、かつヒータ
ー611は、スペーサーブロックの表面617とUFC
の表面614との間にサンドイッチにされる。通路61
8が、ヒーターリード619のためにUFC502内に
備えられる。反応チャンバー592内に伸びるサーミス
タプルーブ612は、UFCブロック内の通路621内
に取り付けられる。スペーサーブロック616は、UF
C502の後ブロック507により窪み613内に収容
され、かつこれは、前ブロック506にボルト固定され
る。2つの圧縮バネ616Aが、ブロック、箔ヒーター
611及び表面614の間の接触を維持するためにブロ
ック507の後ろに置かれる。
【0063】図59及び図60において、BASO反応
チャンバー592のための試薬/サンプル入口ポート5
92A(図示せず)は、サンプル及び試薬がチャンバー
内にポンプされるとき適切な混合量を提供するよう構成
される。好適具体例において、チャンバー592は、直
径8mm、高さ23mmであり、かつそのポートは下方
に150、及び半径から150の角度にされ、そして直
径が0.50mmである。HGB反応チャンバー593
は、図49、図51に、かつ図61に断面で示されるよ
うに、UFC前ブロック506の上部分620内に位置
している。上部分620は、HGBテストにおいて使用
される色彩形621にアクセスするためにブロック50
6の下部に対して厚さが減らされる。円筒HGB反応チ
ャンバー593は、UFC前ブロック506のかみ合い
アクリル層における半円形窪みを合致させることによ
り、反応チャンバー590、591、592と同様に形
成される。前ブロックにおける通路624は、シアーバ
ルブのHGBループを反応チャンバー593と接続す
る。HGB反応チャンバー593は、本発明においてU
FCの一体部分であるので、従来技術の装置において必
要とされたように、別個のチューブ及びバルブは必要と
されない。
【0064】色彩測定は、色彩形アセンブリ121を使
ってアクリル簿ロック506を通して直接行われる。図
11B、図51及び図61を参照すると、ヘモグロビン
(HGB)色彩形アセンブリ121が記載されている。
HGB色彩形は、UFC502における反応チャンバー
593、光源622、好ましくは3.5ボルトのタング
ステン光源、光フィルタ367、及び回路ボード123
上に取り付けられた光検出器623を含んでいる。ラン
プ622は、ハウジング121A内に、より好ましく
は、ランプ622によって発生した熱を放散するための
フィン(図示せず)を有する金属鋳物121B内に取り
付けられる。ハウジング121Aは、ランプ622を反
応チャンバー593の一方の側に、かつ検出器623を
他方の側にして、UFC502に固定される。フィルタ
ー367は、ハウジング350の内側に取り付けられ、
かつ略546ナノメータのものを除いて全ての波長を効
果的に濾波するように動作する。結果として、546±
0.2ナノメータの光が通過する。546ナノメータで
0.5Aを吸収するNIST930Dフィルタセット
が、フィルタ動作のために使用することができる。
【0065】開口366がフィルタ367と光ダイオー
ド623の間に挿入される。ランプ622は、該ランプ
と反応チャンバー593の間にスペース353があるよ
うに取り付けられる。開口354は、反応チャンバー5
93内に入る光量を制限するために備えられている。ヘ
モグロビン色彩形において公知のように、3.5ボルト
光源が安定な3.5ボルト源により駆動される。これ
は、フィードバックを使う差動増幅器のような通常の回
路によって達成することができる。ランプ電源回路は、
好ましくは回路ボード123上にあるけれども、それ
は、またハウジング121A内の別個のボード上に取り
付けることができる。ほとんどの安定な電源回路を使用
することができる。1つの有用な回路は、5.1V±1
0%で、フローティングアース基準電圧を提供するため
のゼナーダイオード、そのアノードに2.5Vの基準を
提供するための第二のゼナーダイオード、及び差動増幅
器の正の入力に2.5V基準の調整可能部分を提供する
ためのポテンショメータを使用する。このポテンショメ
ータは、ランプ622両端に3.5Vを設定するために
使用される。それから、差動増幅器の出力は、エミッタ
フォロワートランジスタを通してランプ622を駆動す
る。
【0066】それから、ランプ電圧は、第二の差動増幅
器により検知され、0.68の利得を有する2.5ボル
トソースアノードに関連づけられ、そして抵抗器を通し
て第一の差動増幅器の負入力に印加される。その結果、
ランプ622に印加されるランプ電圧は、第一の差動増
幅器入力を等しくさせるレベルに留まる。エミッタフォ
ロワートランジスタに結合された電流検知抵抗器及びト
ランジスタは、ランプ622を駆動するために出力電流
を制限するよう使用される。動作において、分析される
べき血液サンプル及び試薬は、順次反応チャンバー内に
注入される。この注入は、チャンバーにおいて順次注入
された血液サンプル及び試薬の混合を生じる。試薬及び
血液サンプルを反応させ、かつ光路から外に湧き出る期
間後、光吸収測定が光検出器623から得られる。
【0067】光検知信号を前置増幅するボード123上
の検出回路は、HGBノード122による信号処理のた
めの電圧にピンホトダイオード電流を変換するためのい
かなる回路にもすることができる。1つの有用な回路
は、相互コンダクタンスモードで動作するチョッパー安
定化演算増幅器を含んでいる。これは、低オフセット電
圧及び入力バイアス(電流、電圧)を提供する。演算増
幅器のフィードバックループ内のエミッタフォロワー構
成内に接続されたPNPトランジスタを使うと、演算増
幅器の駆動能力が増加する。トランジスタのベース−エ
ミッタ降下は、演算増幅器の閉ループ利得により補償さ
れる。それから、光検出器の出力値は、後述のように、
検索テーブル値を使ってカラー測定パラメータに3.5
ボルト入力で公知のランプ強度に基づいて変換される。
センサー623及び関連したエレクトロニクスは、UF
C502のアクリル材質の光伝送特性を考慮して校正さ
れる。ときどき、リンス容量は、反応チャンバー内にポ
ンプされて、HGBベースライン読取りのための基準測
定を提供する。HGB反応チャンバー593のための試
薬/サンプル入口ポート624A(図49参照)は、サ
ンプル及び試薬がチャンバー内にポンプされるとき適切
な混合量を提供するよう構成される。好適具体例におい
て、チャンバー593は、直径8mm、高さ23mmで
あり、かつ血液/試薬入口ポートは、下方に300、半
径から100の角度にされ、そして直径0.50mmで
ある。
【0068】PEROXチャンバー図49及び図50に
示された目下好適の具体例において、PEROX反応チ
ャンバー594は、統合流体回路に結合される別個のハ
ウジング505内に取り付けられる。反応チャンバー5
93は、熱導電材料505a、例えば、316ステンレ
ス鋼であり、そのまわりに、ワイヤヒーター505cが
取り付けられ、かつこれは、ハウジング505内側の適
当なサイズの絶縁材料505b内に固定される。PER
OXチャンバー594は、(図50に全ては図示されて
いない)3入力ライン:試薬Dil2(125Tl)の
ための594b,試薬Dil1及びシアーバルブ503
からの血液サンプル試料のための594c(250T
l)、及び別の試薬Dil3のための594d(250
Tl)を有している。それはまた、リンスのための入力
ライン594a、及びフローセル110aを通してポン
プするためのシリンジポンプに反応混合物を出力するた
めの出力ライン594eを有している。血液サンプル及
び試薬及び希釈剤はこのようにステンレス鋼チャンバー
505b内に注入され、かつ血液サンプル及び試薬を反
応させるのに必要な時間、例えば10〜20秒、所望の
反応温度、例えば60−750Cの範囲の雰囲気、に加
熱される。ハウジング505内のPEROX反応チャン
バー594は、HGB反応チャンバー593から横方向
に離れた、UFC前プレート506の上部分620に取
り付けられる。温度センサ505tは、反応チャンバー
594の温度を監視するために使用される。
【0069】動作において、PEROX反応チャンバー
594は、略1500Tlの反応容量を包含することが
でき、かつその250Tlは、第一の試薬Dil1及び
サンプルであり、そして375Tlは2つの試薬Dil
2及びDil3であり、625Tlの反応混合容量を形
成する。HGB及びBASO反応チャンバー593及び
592はそれぞれ、略1000Tlの反応容量を包含す
ることができ、かつその500Tlは試薬及びサンプル
容量である。RBC及びRETIC反応チャンバーはそ
れぞれ、2100Tlの反応容量を包含することがで
き、かつその1250Tlは試薬及びサンプルの組合せ
容量である。種々の反応チャンバーのそれぞれの全容量
は、反応混合物を製造しかつ包含するためにのみ便利な
ように選択された任意の容量である。1つの有用なガイ
ドラインは、チャンバ容量が反応混合物の容量の約2倍
であるということである。
【0070】図51に、VSC及びEQUIL反応チャ
ンバー590A及び590Bが示されている。VSC反
応チャンバー590Aは、バルブの選択制御により、真
空を貯蔵する排気チャンバーを形成するために使用され
る。それから、貯蔵された真空は、反応チャンバーから
外にかつシリンジポンプ842Aの近くに、適切なバル
ブ制御を使って、所定の反応混合物の正確な容量を引き
出すために使用される。このようにして、シリンジポン
プ842Aが作動してその中にサンプルを引き出すと
き、それは直ちに、リンス又は試薬容量よりもむしろ反
応混合物容量を引き出す。VSCチャンバー及び真空/
圧力貯蔵装置のこの使用は、バルブ及び空気圧力又は真
空を直接作動するよりも正確で信頼性があると信じられ
ている。というのは、この容量は、圧力、真空、又は抵
抗に、決定的には依存しないからである。VSC反応チ
ャンバー590Aは、6.0mmの直径(内径)及び2
0mmの長さを有し、かつ511Tlの容量を包含して
いる。EQUIL反応チャンバー590Bは、10mm
の直径及び27mmの長さを有し、かつ1895Tlの
容量を包含している。このように、例示された具体例に
おいて、VSCチャンバー590Aは好ましくは、PE
ROX光学フローセル110A及びRBC/BASO/
RETIC光学フローセル110と関連して使用され
る。
【0071】EQUILチャンバー590Bは、閉チュ
ーブサンプルを出入りさせるための閉チューブマニュア
ルサンプラー、例えば、参照によりここに組み入れられ
るウフェンハイマーの米国特許第4,756,201、
4,799,393及び4,811,611に記載され
たベクトンーディキンソンプロダクトと関連して使用さ
れる。図51を再び参照すると、UFC502における
ラインのそれぞれが(流体、空気圧力又は部分真空のた
めの空気圧又は流体圧流路においてチューブ、流路、及
び通路としてまた参照される)、以下のようにコード文
字と共に示されている。 Aは、0.57mmの深さ及
び通路の底部で0.25mmの半径を有している通路で
ある。Bは、0.86mmの深さ及び通路の底部で0.
40mmの半径を有している通路である。Cは、フュー
ズ平面の両側で0.8mmカットの直径を有する通路で
ある。Dは、3.6mmの深さ及び通路の底部で2.0
mmの半径を有する通路である。Eは、1.4mmの深
さ及び通路の底部で0.5mmの半径を有する通路であ
る。Fは、0.45mmの深さ及び通路の底部で0.2
5mmの半径を有する通路である。Gは、1.85mm
の深さ及び通路の底部で0.75mmの半径を有する通
路である。
【0072】これらの寸法は、本発明の統合流体回路に
おいて使用するのに適しているが、しかし、適当な寸法
の唯一の可能なものではない。適切なフローを提供しか
つラインの詰まりを最小にし、そして、血液サンプルと
試薬の適切な混合を可能にする寸法を使用することが重
要である。UFC502の構成において、それは、好ま
しくは、利用可能の最良の市販グレードのクリアな、完
全に標準化された型造アクリルから構成されて、流体搬
送面の全てが0.2マイクロメータ仕上げに磨かれ、H
GB反応チャンバー593のエリアは光学的にクリアに
磨かれ、そしてUFC502の表面の残りは、透明にク
リアに磨かれるようにする。シアーバルブ503直前の
エリアは好ましくは、20ライトバンド(干渉縞)の平
坦性及び0.2マイクロメータの仕上げを有するように
磨かれ、かつUFCの残りは、50mm×50mmエリ
アに渡って40ライトバンド(干渉縞)以上の平坦性を
有するように磨かれる。
【0073】PEROX光学システム 図10A、図10B、図11A−図11D、図15及び
図37を参照すると、本発明に従うPEROX光学シス
テム116が示されている。PEROX光学システム
は、5タイプの白血球を識別する現在の通常の方法にお
いて使用される。セルタイプは、エオシン嗜好性白血
球、好中性白血球、リンパ球、単核白血球、及び大きな
汚れのないセルである。PEROX光学システムは、イ
ルミネータアセンブリ381、フローセル110A、及
び光検出器アセンブリ394を含んでいる。イルミネー
タアセンブリ381は、光源379、好ましくは5ボル
ト、2アンペアレベルで動作する10ワットタングステ
ンハロゲンランプ、及びフローセル110A上にランプ
出力の一部をフォーカスするのに適したビーム光学を含
んでいる。イルミネータアセンブリ381はまた、外来
光を濾波するハウジング395、及びいくつかのビーム
光学要素を包含するためのランプ端の取付ブロック38
0を含んでいる。ランプ379により発する光は、順
に、コンデンサーレンズ382、精密スリット開口38
3、精密円形開口384a、及びプロジェクタレンズ3
84に通り、かつこれは、ビームをフローセル110A
上にフォーカスして、フローセル110A内の流路を通
過するサンプル(シースフロー内の微粒子浮遊液)を調
べる。
【0074】図10Bに示されるように、また分解前部
平面図に示されている精密スリット開口は、流路に垂直
な主軸を有する矩形スリットである。この開口は、ビー
ムを形成しかつ外来散乱光を取り除くように位置してい
る。このように形成されたビームは、光が散乱し、かつ
フローセル110Aを通ってセルにより吸収されるよう
に、フローセル110Aを通過する。フローセル110
Aは好ましくは、以下のRBC/PLT光学117のフ
ローセル110Aと関連して説明されるのと同じ構成を
有している。フローセル110Aを通過した後、通過光
は、検出器システム394により処理されて、散乱信号
337及び吸収信号336(図15参照)を得る。検出
器システム394は、コリメートレンズ385(好まし
くは、対物レンズ385a、収集レンズ385b、及び
コリメートレンズ385cを有する3レンズシステム)
を含んでいる。コリメートレンズ385は、ビームスプ
リッタ386により2つの部分に分割される比較的にま
っすぐな平行化ビームを形成する。ビームスプリッタ3
86は好ましくは、部分的に反射するミラーであり、そ
してそれは、光の一部を吸収レッグにそらし、かつその
残りを散乱レッグに通過させる。この散乱レッグは、主
軸ビームを阻止するため中央に不透明なダークフィール
ドストップ、及び散乱光が集束レンズ387bに通過す
る透明環状開口を残す不透明外側部分を有する透明レチ
クルを包含している。集束レンズ387bは、散乱光を
光検出器388、好ましくはピン電流ホトダイオードの
上にフォーカスする。吸収レッグは、ビームスプリッタ
386からのビームを受け取り、それを、スペクトラム
を2つの部分に分割するためにスペクトラルフィルタ3
90を通って通過しかつブルー光(700nmよりも
小)のみを通過させるレンズ389に通過させ、そして
ホトダイオード391、好ましくはピン電流ホトダイオ
ードにより検出される。低利得前置増幅の後、ホトダイ
オード388の出力は、吸収信号336となる。図10
A及び図10Bに示されるように、吸収ホトダイオード
391及び散乱ホトダイオード388は、分離回路ボー
ド上に取り付けられる。
【0075】図10Aに示されるように、タングステン
ランプ379は好ましくは、ランプ調整アセンブリ39
3内に水平にそろえられ、かつそれは、イルミネータア
センブリ381のビーム軸に対してランプ379を位置
決めするための調整ノブ392を有している。ランプ3
79は、レーザビーム光学システム117の場合のよう
に、平行化レーザビームを発生しないので、この整列
は、他の場合のように重要ではなく、かつマイクロメー
タ調整は必要としない。それにも関わらず、光学要素調
整機構が永久的にPEROX光学システム116に取り
付けられるか、或いは要素調整ツールが工場で整列させ
るためにPEROX光学システム116に取り外し可能
に取り付けられ、このアセンブリがフローサイトメータ
装置内に取り付けられるときそれぞれが取り外すことが
できるようにするいずれかの通常の方法において、いく
つかの光学要素及びフローセル110Aを整列させるこ
とは必要である。この後者の技術は、RBC光学アセン
ブリ117と関連してさらに後述する。
【0076】ランプ379のための電気接続378は、
パラレルノード140に結合される。このように、ラン
プを動作させ、かつホトダイオード391及び388が
それぞれ取り付けられるプリント回路ボードに電力を供
給するためのPEROX光学システム116の動作は、
パラレルノード140を通して制御される。好ましく
は、市販ベイヤーモデルH* 3システム臨床血液装置に
おいて使用される同じPEROX光学システムが、本発
明において使用することができる。
【0077】レーザ光学及び検出システム 本発明の装置は、RBC、BASO、及びRETIC方
法において使用するためのレーザ光学システムを含んで
いる。レーザ光学システムの図解が図1に示されてい
る。光学システム100は、血球のような薄い浮遊粒子
の流れが分析のために通過するチャンネルを有するフロ
ーセル110、フィルタされ、平行化され、かつ成形さ
れたレーザビームBをフローセル110に与えるためイ
ルミネータアセンブリ130(図1には詳細に図示され
ず)、及びセルにより散乱されかつ吸収されるビームに
応答して光を測定するための検出器システム164から
構成される。
【0078】フローセル110は、イルミネータアセン
ブリ130及び検出器システム164による光学アクセ
スのために位置決めされた流れ内に実質上一度に1つの
浮遊セル又は他の粒子を与える。セル浮遊は、シース液
体の薄膜状フロー流れの中心内にノズルを通して導入さ
れる。シース液体のフロー速度は、導入されたセル浮遊
の速度よりも大きくなるように制御される。これは、浮
遊流れが周知のように、シース液体の速度にまで加速さ
れるときその断面積を狭くさせる。セル浮遊流れの断面
積は、セル浮遊を包含するシース液体を、徐々に減少し
た断面積を通して通過させることによりさらに狭くされ
る。レーザビームBが、セル浮遊流れの上にぶつかる
(即ち、照明又は調べるために交差する)点119で、
流れの直径は、2つのセルが流れ内で並んでは容易に移
動することができないように、セルの直径のオーダーに
される。少なくともレーザビームBがセル浮遊流れにぶ
つかる領域において、フローセル110は、光伝達材
料、好ましくはガラスから構成される。シース液体は、
レーザビームBをイルミネータアセンブリ130から、
かつ適切な強度でセル浮遊に、そしてそれを通して移動
させて、散乱及び非散乱レーザ光を検出させるために、
同様に光伝達性でなければならない。
【0079】本発明のイルミネータアセンブリ130が
図1に示され、かつ1具体例において、図2の部分断面
図に示されている。図2の面に垂直方向にある要素を位
置決めするために使用されるいくつかの要素は、説明の
ために、それらの実際の方向から900回転させた位置
で示されている。このイルミネータは、セル流れにフォ
ーカスされる空間的にフィルタされたレーザイメージを
提供する。セル浮遊流れに平行な方向のイメージのサイ
ズは、2つのセルが同時にイメージ内を容易に通過する
ことができないように、セルの直径のオーダーである。
図2に示された具体例を参照すると、イルミネータアセ
ンブリ130は、組み立て中に取り付けられるとき、各
光学要素を正確に、永久的に整列させるためにモジュー
ラ様式に構成される。アセンブリ130は、イルミネー
タハウジング170、及び該イルミネータハウジング内
にユニットとして取り付けられた第一、第二、第三、第
四、第五のイルミネータ光学要素キャリヤー171、1
72、173、174、175から構成される。イルミ
ネータハウジング170は、イルミネータ取付リング1
76B内に取り付けられ、かつそれは、光学台101に
調整可能に取り付けられる。
【0080】レーザビームソース131は、レーザソー
ス取付プレート131A内に取り付けられる。好適具体
例において、レーザビームソースは、半導体レーザデバ
イスであり、好ましくは、東芝によって製造されたモデ
ルNo.TOLD−9225(S)のような、10m
w、670nm,InGaAlPレーザダイオードのよ
うなレーザダイオードである。図2に示されるように、
レーザダイオード131は、取付プレート131A内の
中央穴133内に取り付けられ、かつネジを切ったバッ
クプラグ131Bによってプレート内に保持されてい
る。リード131Gは、ダイオード131からバックプ
ラグ131Bに通り、かつコネクタ131Cを使ってレ
ーザダイオードドライバプリント回路ボード149(図
15及びレーザダイオードドライバ回路の関連した説明
参照)に接続されている。プリント回路ボード149
は、マウント131Dによりレーザソース取付プレート
131Aの後にボルト固定される。
【0081】レーザソース取付プレート131Aは、1
つのみが図示されているロックネジ131Fを使って、
第一のイルミネータキャリヤー171のプレート取付面
131Eに取り付けられる。取付プレート131Aの周
辺回りにギャップ141が備えられて、プレート131
Aの位置が、ネジ131Fを締める前に取付面131E
上にプレートをスライドさせることにより調整すること
ができる。
【0082】さらに調整するために、余分な余裕を有す
る穴が、ロックネジ131Fのためにプレート131A
内に備えられる。ダエダルCat.#SPDR1137
マイクロメータネジのような取り外し可能のマイクロメ
ータアジャスタ147Bが備えられて、ネジ131Fを
締める前にプレート131Aの位置を正確に調整する。
粗い外部ネジ溝を有するナットが最初に第一のキャリヤ
ー171内に備えられたねじ切り穴内に挿入される。細
かくネジ溝を付けたマイクロメータネジ147がナット
内に前もって取り付けられている。バネ装填プランジャ
147A及びナット145が、マイクロメータネジの反
対側のネジ溝を付けた穴内に取り付けられている。マイ
クロメータネジ147及びプランジャ144は、レーザ
取付プレート131Aの外周に接触する。面131E上
のプレートの位置は、バックラッシュを除去するバネ装
填プランジャ147Aの力に対してマイクロメータネジ
147を回すことにより細かく調整することができる。
プレート131Aがキャリヤー171の取付面131E
上に正確に位置決めされた後、ネジ131Fは、プレー
トを適所にロックするために締められる。同様なマイク
ロメータネジ及びプランジャ(図示されず)は、その方
向に調整するためにマイクロメータネジ147に900
の方向にされる。これは、光ビーム路であるか(又は結
局のところそれに整列される)”z”軸に関して要素の
x−y位置決め(また中心からそらすことを意味するデ
ィセンタリングと呼ばれる)を達成する。マイクロメー
タネジ147及びナット143、及びバネ装填プランジ
ャ147A及びナット145は、ネジ131Fを締めた
後取り除かれる。それから、これらの要素は、別のイル
ミネータアセンブリを組み立てるために再使用すること
ができる。
【0083】レーザダイオード131により発した自然
に発散したビームをコリメートするための非球面コリメ
ートレンズ158は、レーザダイオード近くのビーム路
内に置かれる。コリメートレンズ158は、保持ナット
159を使って取付シリンダ151内の穴内に取り付け
られる。取付シリンダ151は、第一のキャリヤー17
1の中央穴159C内に置かれる。取付シリンダ151
は、中央穴159C内に密着し、コリメートレンズ15
8の半径方向のこれ以上の位置決めは必要とされない。
フォーカスツール157Aは、キャリヤー171内に備
えられた別の穴内に置かれ、偏心係合ピン157が取付
シリンダ151の周辺の溝に係合するようにされる。中
央穴159C内の取付シリンダ151の軸位置(即ち、
z方向における)は、穴内のフォーカスツール157A
を回転することにより調整して、係合ピン157を溝内
で偏心して回転させることができる。コリメートレンズ
158が適切に位置決めされた後、ロックネジ159B
は回されて、取付シリンダ151に対してだぼ159A
を圧縮し、それを穴159C内の適所にロックする。ネ
ジ159Bを締めた後、フォーカスツール157Aは取
り除いて、別のイルミネータアセンブリを組み立てる際
に再使用することができる。
【0084】選択自由に、空間フィルタ130が使用さ
れて、不所望の空間周波数を今は平行化したビームから
取り除き、ガウシアン強度分布を持つビームを発生す
る。空間フィルタは、対物レンズ185、コリメートレ
ンズ190、及びこれらレンズの間に挿置されたフィル
タ開口プレート195から構成される。対物レンズ18
5は、取付シリンダ186内の穴内に取り付けられる。
取付シリンダ186は、フォーカスツール187及びロ
ックネジ188を使って、取付シリンダ151と同様に
第一のキャリヤー171の中央穴159C内に位置決め
され、かつロックされる。第二のキャリヤー172が、
ボルトを使って第一のキャリヤー171に取り付けられ
る。パイロットショルダー178が、第一と第二のキャ
リヤーを整列させるために使用される。コリメートレン
ズ190は、フォーカスツール192及びロックネジ1
93を使って、取付シリンダー151と同様に第二のキ
ャリヤー172の中央穴177内に整列されかつロック
される取付シリンダー191内の穴内に取り付けられ
る。
【0085】空間フィルタ開口プレート195は好まし
くは、非反射性コーティング及び中央精密開口を有する
薄い金属ディスク、この例においては、略14Tm×3
2Tmである矩形である。この開口プレート195は、
粘着性の、好ましくは、エポキシを使って取付プレート
196に取り付けられる。取付プレート196は、ネジ
197(1つのみ図示)を使って第一のキャリヤー17
1に取り付けられる。取付プレート196は、第二のキ
ャリヤー172において直交軸内に取り付けられ、かつ
ネジ197を締めた後取り外すことのできるバネ装填プ
ランジャ198(1対のみ図示)及び2対の取り外し可
能のマイクロメータアジャスタ199を使って、レーザ
取付プレート131Aと同様にx−y方向に整列され
る。
【0086】それから、レーザイメージは、好ましくは
非反射性コーティング及び開口を有する薄い金属シート
から形成され、この例においては、略446Tm×12
0Tmの矩形であるビーム成形開口プレート201Aに
よってマスクされる。開口プレート201Aは、好まし
くはエポキシのような粘着物を使って第三のキャリヤー
173に取り付けられる。第三のキャリヤー173は、
ネジ211A(1つのみ図示)を使って第二のキャリヤ
ー171に取り付けられる。第三のキャリヤー173
は、第二のキャリヤー172内に取り付けられ、かつネ
ジ211Aを締めた後取り外すことのできるバネ装填プ
ランジャ204(再び、1対のみ図示)及び2対の取り
外し可能のマイクロメータアジャスタ205を使って、
レーザ取付プレート131Aと同様に整列される。第四
のキャリヤー174は、パイロットダイアメータ210
を使って第三のキャリヤー173に整列され、かつボル
ト211を使って第三のキャリヤーにボルト止めされ
る。好ましくは、空間フィルタ要素は、焦点はずれ状態
でx−y方向に整列される。これは、空間フィルタがフ
ォーカスされ(z方向に調整され)そしてそれ故小さな
寸法のビームを形成する場合よりも、要素を整列するこ
とを容易にする大きなレーザビーム寸法を形成する。
【0087】ビームサンプラー222は、第五のキャリ
ヤー175の曲がった穴225内に取り付けられる。第
五のキャリヤーは、ネジ215(1つのみ図示)を使っ
て第四のキャリヤー174に取り付けられる。第五のキ
ャリヤー175は、第五のキャリヤー175内で直交し
て取り付けられ(1対のみ図示)、かつ再使用のために
ネジ215を締めた後取り外すことのできるバネ装填プ
ランジャ217及び2対の取り外し可能のマイクロメー
タネジ216を使って、レーザ取付プレート131Aと
同様に整列される。ビームサンプラー222はレーザビ
ームの一部を反射するよう機能して、後述のように血球
を分析する際に差回路により使用するためのその強度を
監視するために基準ビームを得る。ビームサンプラー2
22は、ホトダイオードのような基準検出器上にビーム
の一部を反射するための部分的反射性面223を有して
いる。本発明の有用な具体例において、ビームの20%
が反射される。基準検出器は、マウント226を通して
第五のキャリヤー175に取り付けられる基準検出器プ
リアンプボード227上に取り付けられる。基準検出器
224は、レーザソース131に固有のビーム強度にお
けるランダム変動を測定する。この情報は、基準検出器
プリアンプボード227によって抽出され、かつ検出器
システム164によりなされたビーム吸収の測定を補償
するために使用される。
【0088】空間フィルタ130によりフィルタされか
つビーム成形開口プレート201Aによりクリップされ
た後ビームを抽出することにより、フローセル110に
おいてイメージされるときビームに影響するこれらのラ
ンダムパワー変動のみが、測定される。開口プレート1
95,201Aによりフィルタされ、或いはマスクされ
るビームのこれらの部分のみに影響する変動は、それ
故、差回路によって無視される。これは、吸収測定のた
めのより正確な補償を生じる。ビームの残りの部分は、
ビームサンプラー222を通して伝達され、かつ屈折に
よりわずかに軸方向にシフトされる。ビームは、第五の
キャリヤー175内の中心穴内に取り付けられるイルミ
ネータレンズ220に通される。このように、レーザビ
ームイメージは、セル浮遊流れにイルミネータレンズ2
20によりフォーカスされる。第三のビーム成形開口2
20Aは、レンズ220とビームサンプラー222の間
に挿置されて、レーザビーム入力レンズ220を形成す
る。
【0089】バネ鋼のようなシート金属から構成される
屈曲部230が、第三と第四のキャリヤー173、17
4の間に取り付けられ、かつイルミネータハウジング1
70に接続される。この屈曲部は、マイクロメータアジ
ャスタ231及びバネ装填プランジャ232と関連し
て、ハウジングに関してキャリヤーアセンブリ171−
175の角度調整をする。マイクロメータアジャスタ2
31の回転により、屈曲部230がそらせるときキャリ
ヤーアセンブリ171ー175の角度を細かく調整す
る。ネジ233が締められて、キャリヤーアセンブリを
ハウジング内の適所にロックした後、マイクロメータア
ジャスタ231及びプランジャ232は取り外して、別
のイルミネータを組み立てるために再使用することがで
きる。イルミネータハウジング170は、環状面237
上のイルミネータ取付リング176Bに取り付けられ
る。イルミネータ取付リングの環状面上のイルミネータ
ハウジングの位置は、マイクロメータアジャスタ234
及びプランジャ236を使って調整される。この位置は
ネジ235(1つを図示)によってロックされ、かつそ
の後、マイクロメータアジャスタ及びプランジャは、取
り外し、再使用することができる。
【0090】イルミネータアセンブリ130を製造する
ために、光学要素は、好ましくは、前述の順序及び方法
で、整列され、かつ組み立てられる。マイクロメータア
ジャスタ(及び相対するバネプランジャ)及びフォーカ
スツールは、各要素が適所にロックされる前にその正確
な位置決めを容易にする。適所にロックした後、マイク
ロ調整ツール(及びプランジャ)は、組立構成から取り
除かれる。また、全ての光学要素が適切に方向付けさ
れ、かつそれから取付ネジにより適所にロックされるよ
うに、種々のマイクロメータを調整することができ、そ
してその後、マイクロメータは取り外されるということ
が理解されよう。
【0091】マイクロメータアジャスタ、バネ装填プラ
ンジャ及び偏心フォーカスツールは、イルミネータを通
して最適に標準化され、それによって、製造プロセスに
おいて使用するために購買されかつ在庫管理されなけれ
ばならない部品数を減少させる。これらの部品は、工場
で再使用されるので、非常に高精度のツールを使用する
ことができ、そしてそれでも、作られたイルミネータの
材料コストはかなり減らされる。さらに、この製造技術
は、修理を要求する機械内に取り付けられたイルミネー
タが、工場から予め整列させたアセンブリによってより
効率的に取り替えることができ、かつ修理を要求するア
センブリが、修理のために工場に戻すことができるよう
にコストの減少を生じる。ここで使用されるような用語
の「工場」は、最初のメーカー及び整列していないアセ
ンブリが再び整列される場所、例えば、修理施設、修繕
バン等、を包含しているということが理解されよう。ま
た、偏心フォーカスツール以外の調整装置を使用して、
ビーム路内でz方向にフォーカスされる必要のある要素
を動かすことができ、そしてこの用語の「フォーカスツ
ール」は、その定義でこのような装置を含むように解釈
されるということが理解されよう。また、ここで使用さ
れるような用語の”マイクロメータアジャスタ”、”バ
ネプランジャ”及び”フォーカスツール”は、種々の備
品(プッシュロッド、ナット、ネジ接続、等)を含み、
かつまたこれは、取り外し可能にして、それらをイルミ
ネータ要素を調整するための要素に取り外し可能に固定
することができるということが理解されよう。
【0092】図2A〜図2Jを参照すると、イルミネー
タアセンブリ整列の別の構成及び方法が、示されてい
る。この別の具体例において、イルミネータアセンブリ
130は、レーザダイオードサブアセンブリ3010、
ハウジングアセンブリ3020及びフォーカスレンズア
センブリ3050を含んでいる。ハウジングアセンブリ
3020はまた、空間フィルタ開口195を包含する第
一のサブアセンブリ3030、及びビーム形成開口20
1Aを包含する第二のサブアセンブリを受けとめる。図
2Aを参照すると、レーザダイオード131は、回路ボ
ード149上に取り付けられ、かつ固定関係にスペーサ
部材3011内でハウジング3010に取り付けられ
る。コリメートレンズ158はまた、円柱状化したレー
ザビームBを出力するように所定の距離及び方向だけレ
ーザダイオード131から正確に離れた保持リング30
12内でハウジング3010に取り付けられる。レーザ
ダイオード131及びレンズ159はこのように、通常
のネジ配列を使って予めフォーカスされ、かつ一体化サ
ブアセンブリを構成する。
【0093】ハウジング3010は、ハウジング302
0上のさら穴を開けた開口に接触するための球形セグメ
ントを有するリング3022を含んでいる。この球形面
は、図2Aに示されるようなレーザダイオード131か
ら近似的に発する半径R14から測定される。この正確
な半径は、ハウジング3020の相対するさら穴を開け
た(好ましくは、円錐形又は円錐台)表面と実質上点接
触する(特に楕円形)限り、重要ではない。それから、
レーザダイオードアセンブリ3010は、2つの直交差
動ネジの組3024によりハウジングに結合され、かつ
これは、レンズ158からレーザビーム軸出力を調整す
るために使用される。図2Aに1つが図示されている差
動ネジ3024は、互いに異なるピッチ3024A及び
3024Bを持つ2つの同心ネジ溝を有している。差動
ネジ3024Cを回転すると、ビーム軸の精密調整がで
き、かつこの調整粒度は、2つのネジ切りピッチ302
4Aと3024Bの間の差に等しい。差動ネジ3024
の内部ネジ切りピッチ3024Aに係合する合致ネジ3
024Dを回転することにより、ネジ切りピッチ302
4Aに等しい粒度を持つビーム軸の祖調整が可能であ
る。このように、球形面3022の傾きは、ハウジング
3020の軸に関して調整される。これは、通常の構成
であり、かつ祖調整のためにネジヘッド3024Dを、
そして精細調整のために六角ヘッド3024Cを使用す
る。このように、2つの直交差動ネジ3024は、イル
ミネータアセンブリ130の光学要素と共通の光学軸を
有するようにレーザダイオードアセンブリ3010を向
けるために使用される。いったんレーザダイオード軸
が、適切に調整されると、ハウジング3020と、図2
Bに示されるようなレーザダイオードアセンブリハウジ
ング3010の間のセットネジ、及びハウジングエリア
3028は、エポキシ、例えば、3Mブランドエポキシ
EC2216によって満たされて、レーザダイオードビ
ーム軸をセットする。O−リング3026がエリア30
28内のセットネジ3025まわりに挿入されて、シー
ルを形成し、かつエポキシ内にセットネジを入れた状態
に維持する。各差動ネジ3024は、ネジ3027とハ
ウジング3020の間のベルビレ(Bellevelle)ワッシ
ャの堆積により及ぼされる張力に対して動作し、かつこ
れは、差動ネジ3024上に反対力を維持するのに役立
って、ハウジング3020と点接触するよう球形面30
22を維持する。
【0094】ハウジング3020を参照すると、それ
は、その内部を通る円筒通路又は穴を含み、かつ空間フ
ィルタのコレクタレンズ190が圧迫されるショルダー
3029を有している。レンズ190は、ベルビレワッ
シャ又はその変形物にすることのできるバネワッシャ3
021により堅く取り付けられて、適所に保持される。
レンズ190は、固定方向でハウジング内に取り付けら
れ、かつそのため、典型的には調整は必要でない。空間
フィルタの対物レンズ185及び空間フィルタの開口1
95は、ハウジング3020内に挿入される。開口19
5は、サブアセンブリ3030内に挿入され、かつこれ
は好ましくは、矩形断面を有し、かつハウジング302
0に横断し、ビーム軸を妨害する円筒開口3039内に
挿入される。ハウジング3020内に挿入された開口1
95のためのサブアセンブリ3030の上面図、図2C
を参照すると、開口アセンブリ3030のコーナーが、
ハウジング3020の円筒壁に対して、ブリア(vleer)
ボールバネプランジャ3031により圧迫され、かつこ
れは、開口195を、それが挿入される穴に対して強制
する。このように、ブリアボールバネプランジャ対30
32が、ハウジング3020内の精密に開けた穴にサブ
アセンブリ3030を運動学的に着座させるのに役立
つ。
【0095】このように、開口195は、位置決め開口
3038の挿入を有利に可能にする取り外し可能の構成
であり、かつこれは、前述した差動ネジ3024を使っ
てレーザダイオードビームを整列させる目的のために一
時的に使用され、そしてそれから取り外されるツールで
ある。図2Fを参照すると、位置決め開口3038は、
正確に中心を位置させる寸法を有するクロスとして示さ
れている。開口195は、小さな穴を有しているので、
それが明るい光にさらされるときでさえ、穴を通して通
過する光を見ることは困難である。位置決め開口303
8の使用は、ビームが通過するようにクロスの1つの脚
を横断するビーム方向を調整することを可能にし、かつ
開口3038の下流を検出することを可能にする。これ
は、図2Fで、垂直ライン3039Xによって示されて
いる。いったんビームが1つの脚内に集中すると、それ
は、点線3038Yによって示されるように、開口19
5の中心に相当するクロスの中心に移動することができ
る。このようにして、レーザダイオードビームは、2次
元内で調整することができ、かつ開口3038の中心に
位置させることができる。これは単に、レーザビームの
焦点をぼかし、かつレーザビームを連続的にフォーカス
することにより中心を位置決めし、そして、ビームが開
口195を通過するのを維持するようその傾きを調整す
ることよりも容易であると信じられている。しかしなが
ら、この焦点ぼかし技術はまた、別個の位置決め開口3
038を挿入することに代えて使用することができると
いうことに注目すべきである。
【0096】空間フィルタの対物レンズ185は、シリ
ンダ3060上に取り付けられ、かつこれは、ビーム軸
に沿って動かして、レーザビームを開口195上にフォ
ーカスするのに適合している。シリンダ3060を参照
すると、それは、全体的に円筒構成にする第一の半径R
1で機械加工され、かつその一部は、半径R1から中心
のずれた第二の大きな半径R2に機械加工される。この
結果は、偏心機構によりハウジング3020の穴に対し
て係合する2つのラインコンタクト又はレールをシリン
ダ3060に備える円弧3062である。後述のよう
に、偏心機構は、レールに沿ってシリンダ3060、そ
れ故、ビーム軸を動かして、空間フィルタのコレクタレ
ンズをフォーカスする。これに関して、コレクタレンズ
185は、シリンダ3060上に固定関係に取り付けら
れる。シリンダ3060は、2つのラインコンタクト内
に運動学的サポートを備え、かつこれは、ビーム軸に直
交する面内又はそのまわりに揺れることなくビーム軸に
沿って移動させる。
【0097】この移動は、偏心3064上で軸まわりに
ピン3067を回転させるネジ3066により調整され
る偏心3064により達成される。図2D及び図2Eを
参照すると、ピン3067はスロット3068内に係合
して、ピン3067が偏心3064軸まわりに回転する
とき、ピンはスロット3068内で動き、かつシリンダ
3060をビーム軸に沿って直線的に移動させる。調整
ネジ3066は、ベルビレワッシャ3069によってハ
ウジング内に固定され、かつこれは、偏心3064をシ
リンダ3060と接触するよう圧迫し、そしてハウジン
グ3060の内部に対して、図2D上の矢印3061A
及び3061Bによって示される2つのレールを維持す
る。これは、偏心が回転するときハウジングのスムース
な動作を提供し、そして、レンズが揺れるのを妨げ、特
に、シリンダ3060が偏心3064及びピン3067
の移動によりフォーカスされるとき、ビーム軸に垂直な
面内にレンズを維持する。
【0098】図2Aを参照すると、ビーム成形開口20
1Aが、長円形ヘッドネジ3042によってハウジング
3020に結合されている調整可能のフレーム3040
内に堅く取り付けられている。長円形ヘッドネジは、弾
性ストップナット3043を有している。長円形ヘッド
ネジ3042は、ハウジング3020内のさら穴開口に
対して取り付けられて、それ、従ってフレーム3040
が、3つの自由度で中心内で旋回させるようにしてい
る。ドームヘッドネジ3042は、ハウジング3020
内のさら穴に対して位置する実質上球形面を有してい
る。フレーム又は開口アセンブリ3040は、ドームヘ
ッド球形まわりにアセンブリ3040の旋回を制御する
ために使用される2組のネジを含んでいる。各組のネジ
は、開口201Aがビーム軸上を中心とすることができ
るように、小さな円弧まわりにアセンブリ3040を旋
回させる。保持ピン3045は、アセンブリ3040が
回転しないようにするために使用される。このピンは、
溝3044に係合して、そしてこれが、アセンブリ30
40を移動させるが、しかしそれを回転させない。ビー
ムサンプラーアセンブリ222は、ハウジング3020
に固定されたマウント3080内に位置して、それが、
レーザビームの一部を反射し、かつその残りを屈折する
ようにする。結果として、サンプラー222を通過する
ビームは、図2Aに示されるように、レーザダイオード
によりビーム出力に関して相殺することができる。
【0099】基準ホトダイオード227が、ハウジング
3020に固定されたマウント3084内でビームサン
プラー222まわりに位置している。これらの要素22
2及び227は、適所に固定したままにされる。フォー
カスレンズに関して、それは、(FCとラベルされたマ
ークにより図2Aに示された)フローセル110上にレ
ーザビームをフォーカスするために使用されるアセンブ
リ3050内に取り付けられる。アセンブリ3050の
側面図、図2Gを参照すると、保持レンズ222は、レ
ンズを屈折ビーム路内の220に位置させるために使用
される固定ピン及び2つの偏心があるということを示し
ている。レンズ220は、アセンブリ3050上に調整
可能に位置しているプレート3052に固定される。次
ぎに、アセンブリ3050は、例えば一緒にボルト止め
することにより、ハウジング3020に接続される。プ
レート3052は、ハウジング3050内に固定され、
かつプレート3052内の溝3055内で摺動するピン
3054を有している。第一の偏心は、プレート305
2をピンまわりに回転させ、従って、ビーム軸に関して
上及び下位置でビーム軸上にレンズを向ける。第二の偏
心3058は、ビーム軸上で左及び右にレンズ220を
移動させるために使用され、かつプレート3052はピ
ン3054まわりに回転する。いったんレンズ220
が、2方向に集中すると、プレート3052は、3つの
ロックネジ及びベルビルワッシャ(図示せず)によりア
センブリ3050に固定される。フローセルは、試験中
に粒子を照らすために適切な許容範囲内でシフトするこ
とができるので、レンズ220によって形成されるフォ
ーカスは、イルミネータアセンブリ130に特に重要な
ものではないということに注目されよう。
【0100】図2H及び2Iを参照すると、イルミネー
タアセンブリ130が、レンズから出力されたレーザビ
ームをフローセル上に向けるために使用されるアセンブ
リ上に取り付けられる。このアセンブリは、ベース31
00及び2つの引き締めネジ3102を含み、かつこれ
らは、イルミネータアセンブリ130、それ故レーザビ
ーム軸の調整に対して運動学的制御を提供する。各引き
締めネジは実質上同じ構成を有していて、その1つのみ
が図2H及び2Iに示されている。各引き締めネジ31
02は、左利きネジ部分3103及び右利きネジ部分3
104を有している。ネジ溝のそれぞれに取り付けられ
ているのは、バネ3108により離されるくさび面31
12及び3114及びボール3113及び3115であ
る。くさび3112及び3114のそれぞれが、ボール
3113及び3115に対して適所に圧迫される。バネ
3109はボス3120とボール3113の間に取り付
けられて、引き締めネジ3102をドームヘッドネジ3
122に対して係合した状態に維持する。このように、
引き締めネジ3102が、時計回りに回転するとき、ボ
ール3113及び3115はハウジング3020の中心
に関して外方向に動き、かつこれは、イルミネータアセ
ンブリを低下させ、かつレーザビーム軸を傾ける。反時
計方向の回転により、引き締めネジ上をシリンダの一部
を持ち上げるよう動作して、レーザビーム軸を他方に傾
ける。
【0101】バネ3124及び3125は、くさび面3
112及び3114とそれぞれハウジング3020を接
触させるよう維持するために使用される。バネ3124
及び3125は、決定的な張力を有しておらず、単にハ
ウジングが落下しないようにしている。くさび面311
2及び3114は、イルミネータハウジング3020の
バレルに接しており、従って、点接触(より正確には楕
円接触)をする湾曲を有している円筒である。このよう
に、2つの引き締めネジ3102によって、イルミネー
タアセンブリは、個々の引き締めネジの適切な調整によ
り上方又は下方に傾けることができ、そしてイルミネー
タアセンブリは、2つの引き締めネジを同じ方向に動じ
動作させることにより(傾き角度を一定に維持しなが
ら)垂直に移動させることができる。x及びy方向のイ
ルミネータアセンブリ130の移動は、引き締めネジ3
102及びそのくさび片をユニットとしてシフトするた
めにドームヘッドネジ3122を調整することにより達
成される。個々のドームヘッドネジによる引き締めネジ
の別個の調整は、イルミネータアセンブリを右及び左に
シフトするよう動作する。このように、ハウジング30
20のシリンダは、運動学的に4つの自由度で2次元内
で動かすことができる。さらに、先のアセンブリは、フ
ォーカスのために(即ち、ビーム軸に沿って)z−軸移
動をすることができ、そしてそれは、ボス3120内に
取り付けられる別個の楕円ヘッドネジ3130によって
得られ、そしてアセンブリベース3100上の固定スト
ップ3134に対して置かれる。同様に、(図2Iに影
線で示された)別のプレート3200は、ベース310
0と引き締めネジの間に挿置して、かつボス3232内
の楕円ヘッドネジ3230を使って引き締めネジのy−
軸移動(即ち、イルミネータアセンブリ及びビーム軸を
一緒にシフト)を提供するために使用することができ
る。1以上の適切なガイド又はレール(2つが図2Jに
示されている)は、当業者に公知のように、正確な線形
移動を維持するために使用される。或いは、ベース31
00は、楕円ヘッドネジ、ボス、及びストップ部材位置
の間のように、適切な調整によってプレート3200上
に取り付けることができるであろう。図2Jを参照する
と、バネ3230Aは、ボス3150Bと楕円ヘッドネ
ジ3130の間に挿置して、アセンブリボス3120を
楕円ヘッドネジ3130と接触状態に維持することがで
きる。ロックナット3130Aを使用して、いったんフ
ォーカス(又はシフト)が達成されるときアセンブリを
固定することができる。
【0102】バネ3109及び3108によって及ぼさ
れる力は単に、摩擦に打ち勝つのに十分にされる。ボー
ル3113及び3115の使用は、部品を機械加工する
際に許容誤差を軽減するのに好適である。この点で、ボ
ールは、くさび面3112及び3114の位置内にいか
なる変化ももたらすことなく、ある程度それらの中心ま
わりに旋回させることができる。この別のアセンブリに
おいて、イルミネータアセンブリ130のための光学要
素の正確な整列は、図2と関連して説明した具体例と比
較してさえ、部品数を最小、製造を容易、そして比較的
に低コストにして、達成される。図1に示されるよう
に、イルミネータアセンブリ130を出た後、レーザビ
ームBは、フローセル内の点119でセル浮遊流れ上に
向けられる。好ましくは、フローセル110は、30−
50、好ましくは40(図1には図示されず)のレーザ
ビームBの軸に垂直な面に対する角度118で傾けられ
る。この傾き軸は、ビーム成形開口の長軸並行であり、
かつ光学軸及びフローセルの軸の両方に直交している。
【0103】フローセル110を出た後、散乱ビーム
は、検出器システム164に入る。図3に切断し示され
た検出器システム164は、2エレメント、高開口数
(NA)、ビームスプリッタ310、相当するイメージ
レンズ316を持つ吸収検出器315、ダークストップ
320、スプリットミラー330、及び相当するイメー
ジレンズ347を持つ散乱検出器345、346から構
成される。各エレメントは、所定の固定位置で、ハウジ
ング305の円筒穴内に取り付けられる。高NAレンズ
システム301は、フローセルからの散乱光を集め、か
つ平行化して、ビームスプリッタ310及びダークスト
ップ320による分離のために平行光線の円形パターン
を形成する。このレンズシステムは、フローセル110
のまわりに範囲を定めた立体角度を含めた最大まで散乱
ビームを集めるために高開口数を有するということが重
要である。しかしながら、レンズにより形成された集光
パターンのある球形収差は、吸収及び散乱の測定を意味
あるほどには低下させることなく許されうるということ
が本発明者により発見された。この理由のために、低コ
ストの2エレメント高NAレンズが、本発明の検出器シ
ステム内で使用可能である。高NAレンズ301は、第
一のエレメント302及び第二のエレメント303から
成り、かつ検出器ハウジング305の穴内に取り付けら
れる。レンズ302は、一定距離だけレンズ302とレ
ンズ303を分離するスペーサ部材302Bに隣接す
る、バネ保持器302Aにより適所に保持される。この
バネ保持器302Aは、例えば、ナイロンから作られた
ベルビレワッシャ形態にすることができる。
【0104】高NAレンズ301の第二のエレメント3
03を出た後、平行化光は、スペーサ部材310A内で
ビーム軸に一定角度方向に取り付けられるビームスプリ
ッタ310に当たる。光の一部は、ビームスプリッタ3
10によって反射され、かつベース305に取り付けら
れた吸収検出器イメージレンズ316を通過する。イメ
ージレンズ316は、吸収検出器315上に光をフォー
カスする。検出器の目下好適の具体例において、高NA
からの光の50%は、吸収チャンネルにより使用するた
めにビームスプリッタ310により反射される。ビーム
スプリッタ310はまた、0.50くさびを有し、かつ
これは、反射ビームからの干渉を減らすためにスプリッ
タ310の前光学面と、スプリッタ310の後光学面の
間で測定された角度である。或いは、レンズ316は、
整列した配置をするためにビームスプリッタ310に関
して一定位置においてスペーサ部材310A内に取り付
けることができる。吸収検出器315は、好ましくは、
さらに後述する検出器回路ボード352上に取り付けら
れた光感知ダイオードである。
【0105】吸収検出器は、高NAレンズにより集めら
れるフローセルからの非吸収光を実際に測定する。この
測定は、レーザダイオード131からのレーザパワーに
おけるランダム変動により影響される(図1)。この変
動は、基準検出器224により測定され、かつこれは、
基準ダイオードプリアンプボード227において振動電
気信号に変換され、そして、DATACボード115
(図11A)上の差動回路により吸収検出器信号から減
算される。レーザからのランダムパワー変動の影響を取
り除くことにより、よりクリーンな吸収測定が得られ
る。さらに、吸収測定において利用されるビームのマス
クした部分のみがビームサンプラー222によって抽出
されるので、差動回路は、吸収測定に影響しがちである
レーザビームにおけるこれらのランダム変動を減算す
る。結果としてより正確な測定補償が生じる。
【0106】高NAレンズ303により集められた光の
残りの部分は、高及び低角度散乱の測定において使用す
るためのビームスプリッタ310を通して伝達される。
光は平行化されるので、円形パターンの外側部分は、フ
ローセル内で高角度で散乱した光から成り、パターンの
内側部分は、低角度で散乱した光である。散乱光のこれ
らの2つの部分は、図4の平面図に示されているダーク
ストップ320により分離される。ダークストップは好
ましくは、不透明、非反射性コーティングを有する薄い
金属プレートから構成される。このダークストップは好
ましくは、光学システム内に戻るゴースト反射からの干
渉を減らし、かつ光学システムからの収差を最小化する
ために、ビーム路に垂直な約71/2 0(7.410)の
角度I(図3)でショルダに対してハウジング305の
穴内に取り付けられる。他の角度、例えば、50と10
0の間の角度を使用することができる。1具体例におい
て、ショルダに対してダークストップ320の角度を選
択するためにネジ調整を提供することができる。ダーク
ストップ320は、スペーサ部材310A及び320A
及び保持ワッシャ302Aにより適所に保持される。
【0107】ダークストップ320の不透明コーティン
グは、光パターンの中心からの距離に従い、光を通過さ
せる複数の精密成形開口を有している。第一の開口32
1は、典型的にはフローセルにおいて50と150の間
の散乱光である高角度散乱を通過させる。好適具体例に
おいて、第一の開口321は、3.94mmの内径、1
1.57mmの外径により限定されたセクタ形状開口で
あり、かつ1800より少し小さな円弧を通して伸び
る。ダークストップ320の残りの半分において、第二
及び第三の開口322、323は典型的には、20と3
0の間で散乱される低角度散乱を通過させる。好適具体
例において、第二及び第三の開口322、323は、
1.58mmの内径、2.37mmの外径により限定さ
れたセクタ形状開口であり、そしてそれぞれ、900よ
り少し小さな円弧を通して伸びる。このように、ダーク
ストップは、光パターンの半分で高角度散乱のみを通過
させ、かつ他の半分で低角度散乱を通過させる。整列を
容易にするために、ダークストップ320の中心は、レ
ーザビームの一部を通過させ、かつ整列のために反射性
スプリットミラー330に衝突させる穴を有することが
できる。いったん整列すると、この穴は、整列穴を通っ
て通過するビーム部分を阻止するが、しかし成形開口を
阻止しない収集レンズとダークストップの間に挿入され
たロッドにより使用中にふさがれる。
【0108】ダークストップにおける非放射状開口は、
異なる散乱(及び選択的に吸収)光学相互作用を検出す
るために使用することができるということを理解すべき
である。同様に、非円形レーザビームは、フローセル1
10における粒子の流れに衝突させるために使用するこ
とができるであろう。このような場合に、例えば円形レ
ーザビーム及びビームストップを持つ放射状環状区分開
口(即ち、フローサイトメータに対する通常の構成)に
対する公知の散乱及び吸収パターンの点から、このよう
な非放射状開口及び/又は非円形ビームを使って所望の
散乱範囲(及び吸収)相互作用を経験的に対応付け、そ
のため、検出された信号が調査の下で粒子を正しく識別
しかつ列挙するために適切に解釈することができるよう
にすることが望ましいかもしれない。
【0109】ダークストップ320によってマスクされ
るような光パターンは、ハウジング330A内に取り付
けられたスプリットミラー330に伝達され、そしてそ
れは次に、ベース305に(例えばボルトにより)固定
されている。スプリットミラーは、図5に示されるよう
に、光軸上方及び下方にそれぞれ配置された2つの光学
フラット331、332から構成される。フラット33
1、332の表面は、図3に最も良く見られるように、
共通軸を有しかつ面間に傾き角度334を有する異なる
面内に方向付けられている。好適具体例において、面3
31、332間の角度334(図3)は、51/2 0であ
る。スプリットミラー330は、面のエッジ333(図
5参照)が、光パターンの高角度散乱部分と光パターン
の低角度部分の間にあるように、ベース305内に取り
付けられる。即ち、ダークストップ320の第一の開口
321を通る光は面331に当たる一方、ダークストッ
プの第二及び第三の開口322、323を通る光は、ビ
ームスプリッタエレメント330(図5参照)の面33
2に当たる。光パターンの高及び低角度散乱部分はそれ
故、スプリットミラーにより発散方向に反射する。1つ
の有用な具体例は、軸に関して40.750の角度で光
軸上方の高角度散乱ミラー331、及びビーム軸に関し
て46.250の角度で光軸下方の低角度散乱ミラー3
32を使用する。
【0110】別の具体例において、光パターンの高及び
低角度散乱部分を分離するために、スプリットミラーの
代わりに多面プリズムを使用することができる。図6及
び図7は、それぞれ第一と第二の小面362、364を
有する第一と第二のセクション361、363から成る
2−角度面プリズム360を示している。この多面プリ
ズム360は、光パターンが矢印Aの方向にプリズムを
通って伝達するように検出器アセンブリ内に取り付けら
れる。ダークストップ320からのビームの高角度散乱
部分は、プリズムの第一のセクション361に当たり、
かつ低角度部分は第二のセクション363に当たる。小
面362、364は、回転した面角度を有しているの
で、光パターンの高及び低角度散乱部分は、異なる角度
で屈折する。本発明のダークストップ及びミラー又はプ
リズムは、3、4、又はそれ以上の散乱角度に、光散乱
パターンのさらなる分解のために構成することができる
であろう。例えば、図8及び図9にそれぞれ示されたダ
ークストップ370及びプリズム374は、このパター
ンを3位置に分離するために構成される。ダークストッ
プ370は、光パターンの中心から3つの半径範囲に位
置した3つの開口371、372、373を有してい
る。多面プリズム374は、3つの検出器(図示せず)
上に生じるビーム部分を屈折するための相当するセクシ
ョン375、376、377を有している。
【0111】図3に戻ると、光パターンの高及び低角度
散乱部分は、1つの散乱検出器イメージレンズ347を
通過する。このパターンは、高角度散乱検出器345及
び低角度散乱検出器346の上にそれぞれ1つの、2つ
のイメージとしてフォーカスされる。光パターンの2つ
の部分は、スプリットミラー330によって十分に分離
されて、2つの並んだ検出器345、346の上に2つ
の並んだイメージを形成する。この配列は、さもなけれ
ば光パターンの高及び低角度散乱部分を分離するために
必要とするであろう追加のイメージレンズ、ビームスプ
リッタ、及びダークストップを取り除く。レンズ347
はまた好ましくは、ハウジング330A内に取り付けら
れる。ハウジング305内の精密機械加工の穴及びスペ
ーサ部材を使う検出器アセンブリ164の構成は、この
ように、低コスト及び正確位置決めの検出器アセンブリ
を提供する。吸収検出器315及び高及び低角度散乱検
出器345、346は、共通検出器回路ボード352上
に取り付けられる。共通プリント回路ボードの使用は、
部品数を減らしかつアセンブリを簡単化することにより
コストを減少させる。さらに、以前に別々に行った3つ
の検出器の整列は、共通ボード352の位置を調整する
ことにより単一動作でなすことができる。共通プリント
回路ボード上の3つの検出器の相対位置は、標準PCボ
ードアセンブリ技術を使って相互に十分な精度で維持す
ることができる。
【0112】シャーシ及び要素の組立 本発明に従うフローサイトメータ装置のシャーシ及びア
センブリの構成が、図37−図40、図44、図45に
示されている。図45及び図47を参照すると、フロー
サイトメータ装置のシャーシの上部構造は、ベースプレ
ート830、左側パネル831、右側パネル832、及
び上部パネル834を含み、かつこれらは、好ましく
は、ひずみ及び質感を最小化するためにリベットにより
一緒に固定されている。上部プレート813は、空気圧
又は流体圧チューブ及び電気配線を通すための種々の開
口(図示されず)、及び、例えばネジ又はボルトを使っ
て、種々のボディパネル及び要素を取り付けるための他
の開口(図示されず)を有する上部パネル834に固定
されている。
【0113】前部から見た図45を参照すると、この装
置のシャーシは、上部シェルフパネル839及び83
8、及び底部シェルフパネル837及び836から形成
された、上部、底部、左及び右内部シェルフを有してい
る。これらのパネルは、一緒にかつ個々のサイドパネル
831、832に固定されている。シェルフ839、8
38、837、及び836はそれぞれ、空気圧及び電気
的管類を通すための種々の開口(図示されず)を包含し
ている。図45に図示されていないけれども、上部内部
シェルフ839及び838の下側に、種々の空気圧マニ
フォールドと共に複数のダイアフラムポンプアセンブリ
が固定されている。これらの通常の構成が例えば、統合
フローセルアセンブリへの、そしてネットワークのフロ
ーセル動作のためにシリンジポンプへの真空ライン又は
圧力ライン入力を、即ち、ここで説明した反応混合物の
サンプル処理及び分析の流体圧流れを実行するための空
気圧ライン及びバルブを制御しかつ接続するために使用
される。
【0114】図46及び図11Cに示されるように、空
気圧制御アセンブリ163は、14のバルブを含んでい
る。即ち、3つの4方向40psig/ATMバルブ、サン
プルシアーバルブを動作させるためのバルブV30、マ
ニュアル開チューブサンプラーのサンプルスリーブを動
作させるためのバルブV38、及びマニュアル閉チュー
ブサンプラーニードルを動作させるためのバルブV3
9;TETIC試薬ダイアフラムポンプを動作させるた
めのバルブV38,RBC試薬ダイアフラムポンプを動
作させるためのバルブV80、PEROX Dil2試
薬ダイアフラムポンプを動作させるためのバルブV77
を含む3つの3方向40psig/Vacバルブ;#1リン
スダイアフラムポンプを動作させるためのバルブV2
8、#2リンスダイアフラムポンプを動作させるための
バルブV29を含む6つの3方向20psig/Vacバル
ブ;ウオッシュリンスダイアフラムポンプを動作させる
ためのバルブV60;HGB及びBASO試薬ダイアフ
ラムポンプを動作させるためのバルブV75;PERO
X Dil1ダイアフラムポンプを動作させるためのバ
ルブV76;PEROX Dil2−3ダイアフラムポ
ンプを動作させるためのバルブV79、及びPEROX
の光学シースフローダイアフラムポンプを動作させるた
めのバルブV26及びRBC/BASO/RETICシ
ースフローダイアフラムポンプを動作させるためのバル
ブV34を含む2つの3方向5psig/Vacバルブであ
る。
【0115】図47を参照すると、センタ横内部パネル
833があり、かつこれは、内部シェルフ839、83
8、837及び836が接続されている上内部センタ横
パネル840に接続されている。ストリップはとめ84
7が、例えばパワーモジュール/ポンプアセンブリモジ
ュールから成る取り外し可能のモジュールを支持するた
めのサイドパネル831及び832に取り付けられる。
CANBUSスクランブラ120が、後述のようにCA
NBUSに種々のノードを相互接続するために上パネル
840の後側に固定されている。図45を参照すると、
PEROX光学スクランブラ825及びRBC/BAS
O/RETIC光学スクランブラ826のためのプリン
ト回路ボードが、内部上パネル840上の個々の位置へ
の点線接続によって示されている。
【0116】さて、図37及び図44を参照すると、シ
ョックマウント850を使って上パネル813にPER
OX光学116が取り付けられている。RBC/BAS
O/RETIC光学アセンブリ117が同様に上プラッ
トフォーム813に取り付けられている。統合フロー回
路アセンブリ508が、図38及び図44に示されるよ
うに、左及び右内部上及び下シェルフの間のスペースに
取り付けられている。シリンジポンプ842A及び84
0Bはフランジ846とシリンジ843の間にあり、そ
してこれは、シリンジナット844を使ってシリンジポ
ンプ842A又は842Bに結合されている。図39に
示されるように、個々のシリンジポンプは、個々のソレ
ノイドバルブ822に、カプラ845で管結合されてい
る。分析されるべき反応混合物容量をシースフロー内に
注入するシリンジ842Bは、例えば50マイクロリッ
トル/ストロークの少容量を個々にポンプするのに対し
て、フローセルからシースフロー及び反応混合物を引き
出す他の対のシリンジ842Aは、例えば、1.0ミリ
リットル/ストロークのより大きな容量をポンプする。
【0117】図42及び図43を参照すると、各シリン
ジポンプ841Aは、同様な構成を有している。それ
は、ネジ溝を付けたリードネジシャフト866に沿って
移動するよう取り付けたキャリッジ871を駆動するリ
ードネジ線形アクチュエータ866を含んでいる。シャ
フト866はモータ870により回転させられ、かつこ
れは、プレート841の後に取り付けられて、モータ8
70がベルト及びプーリシステム868、869により
リードネジ866に接続されるようにする。シリンジピ
ストンは、ガラスシリンダ867内側を上下に動かされ
る。バー890は、キャリッジ871がリードネジ87
1に沿って動くときそれをガイドするために使用され
る。キャリッジ866は、シリンジ843のプランジャ
843Pに結合されるフランジ846Aを含んでいる。
つまみ輪891が、シリンジ位置のマニュアル調整のた
めに備えられる。
【0118】動作において、モータ870は、メモリ内
に記憶され、かつシリンジポンプ842A及び842B
(後述)を制御するために使用されるポンプノード内に
ダウンロードされる多数のプログラム化ポンププロフィ
ールの1つに従い駆動される。ダウンロードしたパラメ
ータは、使用されるべきポンプ機構を制御するのに有用
ないずれにすることもできる。モータは、ステッパ又は
DCモータにすることができる。DCモータの場合に、
インクリメントがステップと呼ばれるエンコーダが、ポ
ンプを動作させるモータシャフトにロックされる。これ
らの”ステップ”は、パラメータ、典型的には加速、及
び速度、及び合計距離を表しており、そして、各加速セ
グメント、速度セグメント及び減速セグメントが開始し
かつ停止する時を含むことができる。これは、モータが
オンオフされ、かつより速く、より遅く、或いは一定速
度で動作するよう調整される時又は各セグメントに対す
るステップ数の形態で提供することができる。或いは、
パラメータは、ステップ数/秒を含むことができ、かつ
その割合は、加速セグメントに対して時間の経過につれ
て増加(及び減速セグメントに対して減速)する。ダウ
ンロードストロークで、シリンジポンプチャンバ867
は、UFC502の”vac シャトル”ポートと関連し
て、分析されるべき選択された反応チャンバからの反応
混合物によって満たされる。上昇ストロークに対して、
モータ870は、ポンププロフィールに従い制御され
て、プランジャ843Pが計算された加速率で動いて、
問題のフローセルを通る粒子浮遊及びシースフローの所
望のフロー率を達成し、かつこのフローを所定の速度に
維持するようにする。上昇ストローク及び下降ストロー
クプロフィールは異なるかもしれず、かつ試薬及びサン
プルに依存した方法である。
【0119】図41を参照すると、サンプリングのため
に使用されるべき各プロフィールは好ましくは、外観は
台形形状であり、かつ典型的には、実質上同じ加速及び
減速時間間隔、及び光学測定がなされる間一様なフロー
率を有しているであろう。このプロフィールは、吸収及
び散乱データが得られる間非常に安定した、一定のフロ
ー率を達成するであろう。いくつかの具体例において、
反応混合物における粒子の安定したフロー率がフローセ
ルを通して得られるまで、光学相互作用データの取得を
遅延させることが望ましいかもしれない。ポンププロフ
ィールは経験的に、関連した特別の寸法及び反応混合物
特性に対して得られる。また、実質上同じ時間の間異な
る容量の流体(2つの入力流体及び1つの出力流体)を
それぞれがポンプすると仮定すると、シリンジポンプ8
42A及び842Bのポンププロフィールは異なるかも
しれないということに注目されよう。適当なポンププロ
フィールは、以前に、ニューヨーク、タリータウンのテ
クニコンインスツルメントコーポレーションにより販売
されたテクニコンモデルH* 1システム診断装置に見ら
れるものから適合させることができる。種々の流体(シ
ース)及び反応混合物サンプルのための代表的ポンププ
ロフィールが、図41に示されている。例えば、RBC
/BASOサンプルのためのいくつかの反応混合物は、
ポンプの第一のストローク距離のために維持される第一
のより高い速度を有利に使用することができ、かつそれ
からストローク距離の残りのために第二のより低い速度
に減少される。これは、図41Bに示されている。光学
測定は、典型的には第二の低い速度の間に得られる。
【0120】図41A及び図41Bを参照すると、時
間”t”がステップモータ870のステップ増加の合計
数として秒で測定され、速度”V”がステップ数/秒で
測定され、そして加速”AC”がステップ数/秒の二乗
として測定される。便宜上、ポンププロフィールは、例
えば、ゼロで開始し、加速ステージを通して進み、一定
に達し、それから減速し、そしてゼロに戻る速度の関数
として定義することができる。図41Aは、3及び15
秒の間の開始から終了までの期間を有して、400,0
00ステップ/sec 2 から1,250,000ステップ
/sec 2 の範囲の加速(及び減速)AC、10,000
ステップ/sec から50,000ステップ/sec のオー
ダーの速度Vを有する反応混合物のために適しているこ
のようなプロフィールを表している。シースフローのた
めのポンププロフィールは、シース流体内に反応混合物
を運び、かつフローセル光学調査エリアを通して実質上
一度に一つの粒子を通過させるように、周知のように、
少なくとも反応混合物と同じ速度を有するであろう。
【0121】図41Bは、前述した一方が他方よりも高
い2つの一定フロー速度ステージを有するタイプのポン
ププロフィールを示している。高い速度V1 は、例えば
8000と12,250ステップ/sec の間のオーダー
にあり、かつ低い速度V2 は、1800と8000ステ
ップ/sec のオーダーにあるかもしれない。シースフロ
ーは、粒子を適切に運ぶための高い速度を有していると
いうことを理解すべきである。また、シースフロー速度
は、比較的にわずか、例えば20%程度、高い速度から
低い速度に変化するのに対して、高い速度の反応混合物
フローは、低い速度の物よりも3〜5倍大きいかもしれ
ない。各反応混合物及びシースのために予め定められ、
かつポンプを動作させるために適切な制御パラメータの
形態でメモり内に記憶されるポンププロフィールの経験
的取得は簡単である。それは、サンプルサイズ、光学的
に調べられるべき利用可能のサンプル部分、データ取得
を完了するために望まれる時間、データを取得すべき安
定な速度を得るために必要とされる時間、調べられるべ
き粒子のサイズ、及び使用されているフローセルのサイ
ズ及び形状に依存する。それ故、多数の設計選択が与え
られると、任意の反応混合物のために1以上のプロフィ
ールを適用することができる。また、非一様、非対称
な、非台形形状ポンププロフィールを使用することがで
きるということが理解されよう。
【0122】ソレノイドバルブ822が、反応混合物が
適切な時間にフローセルに提供され、そして同様に、リ
ンス溶液がシリングポンプ及びフローセルを浄化するた
めに提供されるということを確実にするために制御され
るということを理解すべきである。ソレノイドバルブ8
22Cは、フローセル110及び110A内へのシース
フローの切り替えを制御するために使用することができ
る。ソレノイドバルブ822Bは、フローセルを通る反
応混合物及びシースフローの切り替えを制御するために
動作し、かつソレノイドバルブ822Aは、シリンジポ
ンプ842Aを廃棄システムに切り換えるために使用さ
れる。
【0123】図39の左側のシリンジポンプ842A及
び842Bを参照すると、それらはフローセル110A
内で行われるペルオキシダーゼ分析のために使用される
ポンプである。シリンジポンプ842Bは、UFC50
2の”シャトルperox 出力”に結合されたチューブ85
8A、及びUFC502の”直接サイトメータ”出力に
結合された入力チューブ858Bを有する入力を備えて
いる。シリンジポンプ842Bは、3対1同心フローモ
ジュール(CFM)859Aとして示されたフローセル
110Aの入力に接続されている出力チューブ858C
を有している。CFM859Aに結合されているのは、
UFC502への”真空シャトルperox”入力からのチ
ューブ860A、及びソレノイドバルブ822Cからの
チューブ861Aである。チューブ862Aは、シリン
ジポンプ842Aに結合されているチューブ863Aに
結合されているソレノイドバルブ822Bに結合され
る。RBC/BASO/RETIC光学アセンブリのシ
リンジポンプ842A及び842Bを参照すると、シリ
ンジポンプ842BがそれぞれUFC502の”シャト
ルbaso”出力、”シャトルRBC”出力、”直接サイト
メータ”出力、及び”シャトルretics”出力に接続され
たチューブ864A−864Dにより示された複数入力
を有しているのを除いて、それらは、PEROX光学ア
センブリのシリンジバルブと同様な構成を有していると
いうことが示されている。例示された他のチューブは、
参照数字が削除されているのを除いてperox チャンネル
に対するのと同様に使用される。
【0124】空気圧/流体圧アセンブリ UFCのニードルオーバフロ真空、ニードル真空、及び
ニードルリンスラインをオートサンプラユニット818
にそれぞれ接続するチューブ866、867、868に
よる流体圧接続が、図39及び図40に示されている。
さて、図40を参照すると、統合流体回路アセンブリ5
08のポンプアセンブリ504を種々の流体に接続する
ストローアセンブリが示されている。ストローアセンブ
リは、それぞれ第一の試薬(Perox Dil 1 )、第二の試
薬(Perox Dil2 )、第三の試薬(Perox Dil 3 )及び
シース流体を、これらの流体供給の汚染を防ぐ個々のチ
ェックバルブ827を通して、接続するチューブ820
A、820B、820C、820Dを含むDIFFスト
ローアセンブリ820を含んでいる。チューブ820A
−820Cはそれぞれ、ダイアフラムポンプユニット5
04のPEROX Dil1、PEROX Dil2、
PEROX Dil3と表示された入力に入力され、か
つシースフローチューブ820Dは、PEROXシース
ポンプに接続される。
【0125】CBC/RETICストローアセンブリに
関して、チューブ821Aは、RBCテストのための試
薬に接続され、かつダイアフラムポンプユニット504
のRBC入力に接続されている。チューブ821Bは、
ヘモグロビン試薬供給に、かつダイアフラムポンプユニ
ット504のHGB入力に結合される。チューブ821
Cは、ダイアフラムポンプ504のBASO入力に接続
されるBASO分析のための試薬供給に接続される。チ
ューブ821Dは、RETIC分析のために試薬供給に
接続され、かつダイアフラムポンプユニット504上の
RETICSと表示された入力に結合される。チューブ
821Eは、例えばフロア上の分離コンテナ内に位置し
たリンス溶液供給に接続され、かつRINSEダイアフ
ラムポンプに結合される。チューブ821Fは、デフォ
ーマ849の供給に結合され、かつUFC502のデフ
ォーマ入力に結合される。図40上で”クレンザポンプ
から”、”リンスポンプから”、” PEROXシースポンプ
から”、”クレンザポンプへ”と表示された部品は、典
型的には試薬ボトル上方に位置したユーティリティダイ
アフラムポンプによりポンプされる溶液を参照してい
る。
【0126】図37を参照すると、上部カバー810が
上部パネル813上に取り付けられて、RBC光学アセ
ンブリ117及びperox 光学アセンブリ116を保護す
る。ヒンジ結合された前部カバー811と812、81
6と815、814を含む追加のカバーパネル、及びサ
イドパネル817A及び817Bがシャーシに取り付け
られる。好ましくは、シャーシ部材は、カバー及び他の
外部パネルを除いて、腐食を最小化するために亜鉛メッ
キ鋼から構成される。外側ボディパネルは好ましくは、
耐久性のあるプラスチックから構成される。この鋼構成
は、EMIへの抵抗を増強する。それはまた、疑似”ユ
ニボディ”構成により強い構成を提供する。シリンジポ
ンプモジュールのようなある要素は、上部構造に組み込
まれ、かつ、より軽く、より強いシャーシを作るこの装
置の構造強度に重要である。
【0127】オートサンプラー 図11D、図37及び図48を参照すると、本発明と共
に使用することができるオートサンプラーアセンブリ8
18が示されている。オートサンプラー818は、入力
待ち行列854、ミキサアセンブリ880、及び出力待
ち行列857から成る。入力待ち行列854及び出力待
ち行列857は実質上互いのミラーイメージである。そ
れぞれは、各カセット865が複数の、好ましくは10
個のサンプルチューブ876を含むカセット865(図
37に図示せず)を並べるための内部トレー855を含
んでいる。模範的なカセット876の断面が図48に示
されている。また、各カセットが、個々にバーコード8
77を、好ましくは永久的に備えている10個の容器を
どのように備えるかを示している。このように、各サン
プルテストチューブ876はまた、個々にバーコード化
することができ、そして、サンプルチューブのバーコー
ド及びカセット容器は、テスト及び報告目的のために相
互に関連づけることができる。10個のチューブ876
の使用により、完全にフルラックに装荷するための”1
0進”システムの使用を可能にする。これは、例えば、
オートサンプラー818が有効な血液サンプルを吸引す
ることができなかったチューブ或いは追加のテストが要
求されるチューブのオペレータによる容易な識別をす
る。それから、オペレータは容易にチューブを位置決め
し、かつ場合によって、マニュアル吸引ポート又は別個
の装置を使ってテストを実行することができる。
【0128】トレー855は好ましくは、ステンレス鋼
から造られ、かつクリーニングのために取り外すことが
できる。トレー955はまた、一方のサイド855Bを
他方のサイド855Aよりも高くして、相当するフラン
ジを有するカセット865がミキサアセンブリ880を
通過させるために適切な方向で待ち行列内にされ装荷さ
れるということを確実にする。入力待ち行列及び出力待
ち行列はそれぞれ、通過する開口を通してパネル830
の下に固定され、かつLブラケット(図示されず)を使
って左及び右サイドに固定された矩形構成であるバイヨ
ネットサポートの頂部に取り付けられる。これらのバイ
ヨネット851は、入力及び出力待ち行列854及び8
57のためのサポートと共に、2人でこの装置を運ぶデ
ュアル機能に役立つ。取付ブロック852は、オートサ
ンプラーミキサアセンブリ880の入力端から、バイヨ
ネット851及び入力待ち行列854に突出するI−ビ
ームレール853を固定するために使用される。同様な
配列は、出力待ち行列サイドで使用される。入力及び出
力待ち行列854及び857は、フローサイトメータの
容易な搬送を可能にするためにバイヨネット851から
容易に取り外すことができる。
【0129】入力及び出力待ち行列はそれぞれ、移行用
ビーム構成を利用し、それによって、入力待ち行列で、
カセットは待ち行列内の複数のカセットと密接に接触し
てこの装置の前部の方に機械的に順次動かされる。この
ように、カセット内の全てのチューブがテストされると
き、次のカセットが挿入の用意がされ、そして今テスト
されたカセットが、カセットに戻されるサンプルチュー
ブの全てと共に、出力待ち行列の前部のスペース内に排
出される。1具体例において、一度に2つのカセットを
混合アセンブリ内に備えることができる。出力待ち行列
の移行用ビーム構成が、テストしたカセットを出力待ち
行列の後ろに移行させる。本発明のいかなる部分も構成
しないミキサアセンブリ880は、カセット865のよ
うなチューブ保持装置からサンプルチューブ876の1
つを選択的に把持し、選択したサンプルチューブと関連
したバーコードを読み取り、そして選択したサンプルチ
ューブ876をかき回しかつ自動サンプラーニードル8
05を弾性シールを通して貫通させて、サンプルを吸引
するのに適したどのような機構にもすることができる。
ベイヤーH* 3システム装置のバンドオリヤーシステム
及びコマーシャルコールタSTKS装置、及びTOA装
置において使用されるロボットアームのような別のオー
トサンプラー機構がまた使用することができる。
【0130】本発明のフローサイトメータ装置は、その
従来技術の装置に比較して比較的コンパクトな装置であ
るということを理解すべきである。それは、テーブル頂
部上で使用するのに適しており、かつそれは、この装置
に電気的に結合されたコンピュータワークステーショ
ン、及び廃棄容器及びシース流体の大量供給のために床
の上に小さなスペースのみを必要とする。フローサイト
メータ装置において使用される他の流体は、ストローア
センブリ(図40参照)の下のこの装置のエリア824
内に挿入される試薬パック内に便利に貯蔵することがで
きる。好ましくは、試薬パックは、ネスト又はインター
フィット構成で、所定の容量を有していて、それらは、
例えば、厚紙又はプラスチックの帯によって、一緒に結
合し、輸送し、設置し、そして同時にこの機械から引き
出すことができるようにする。試薬パック容器の所定の
容量及びサイズは、この装置の全テスト能力が使用され
るとき、試薬の供給は、ほぼ同時に枯渇するように計算
される。このように、オペレータはフルセットの試薬パ
ックを、新たな組の試薬と便利に取り替えることができ
る。
【0131】この装置が、ここで開示されたようなテス
ト選択性を提供する場合に、選択可能のテストの組合せ
に相当する別個の試薬パックを提供し、或いは試薬パッ
クを分離して、別々に取り替え可能の容器を使用するこ
とが必要であるかもしれない。このことに関して、この
装置は、種々のスイッチ及び表示インディケータを包含
するオペレータ入力パネルを備えている。これらのスイ
ッチは、オペレータが動作を開始し、或いは存続してい
る自動動作を中断して固定サンプルテストを実行するこ
とを可能にする。或いは、オペレータはこの装置に結合
されたワークステーションを通して動作を制御すること
ができ、かつこれは、プログラム化テスト又はテストシ
ーケンスを自動的に実行することを可能にする。フロー
サイトメータのハードウエアの、機械的、流体圧、及び
アセンブリについて説明したけれども、以下の説明は、
所望の分析を実行するための装置のエレクトロニクス及
び制御に関する。好適モードにおいて、この装置は、人
の血液を分析するために使用されるけれども、それはま
た、特別の試薬(蛍光又は非蛍光)によって反応する微
粒子を有する非血液サンプルと共に、他の生物の血液を
分析するために使用して、サンプルの1以上のサブポピ
ュレーションの分離、定量、又は分析を、そして好まし
くは微粒子の識別を可能にする独特の光吸収及び散乱パ
ターンを得ることができるということを理解すべきであ
る。
【0132】エレクトロニクス 概観 図11A−図11Eは、本発明の一具体例のエレクトロ
ニクスアーキテクチャー101を例示する簡単化された
ブロック図である。図11Aにおいて、ワークステーシ
ョン103は、分析装置コントローラ105に接続さ
れ、かつまた、プリンタ又はモデム(図示せず)のよう
な種々の他の周辺装置に接続することができる。ワーク
ステーション103はまた、追加の装置コントローラ及
びワークステーションに接続することができる。ワーク
ステーション103は、少なくとも486タイプマイク
ロプロセッサ及び適切なメモリと同じほど強力な中央処
理ユニット、カラーモニタ、及びオペレータにより使用
するためのキーボード及びマウスを有するIBM互換パ
ーソナルコンピュータ又は(ウインドーズ95又はウイ
ンドーズNTブランドオペレーティングシステム(マイ
クロソフト登録商標)が使用できる)等価なものから構
成されることを意図している。ワークステーション10
3は好ましくは、イーサネット106を通して分析装置
コントローラ105に接続されている。
【0133】分析装置コントローラ105は、イーサネ
ット106、外部フラッシュメモリ109、RS232
ポート176を通したバーコードリーダにすることがで
きるマニュアル識別子読み取り装置104、分析器/サ
ンプラーRS232ポート110、コントロールエリア
ネットワークポートバス(CANBUS)インターフェ
ース112、及びデータ取得インターフェースボード
(DATAC IB)114に接続された386CPU
及びメモリ107から構成される。DATACIB11
4は、ペルオキシダーゼ(Perox)光学アセンブリ
116及びRBC光学アセンブリ117により発生した
信号を処理するデータ取得ボード(”DATAC”)1
15に接続されている。電力は、後述の図11Eに示さ
れた電源回路200からワークステーション103、分
析装置コントローラ105及びDATAC115に供給
される。
【0134】分析装置コントローラ105のCANBU
Sインターフェース112は、図11Bに示されたCA
NBUSスクランブラ120に接続される。CANBU
Sスクランブラ120は、分析装置コントローラ105
から、後述の種々のノードにケーブル接続をする。図1
1B及び図11Cを参照すると、CANBUSは、分析
装置コントローラ105を複数のノードに接続するとい
うことを見ることができる。特に、図11Bにおいて、
CANBUSは、ヘモグロビンノード(HGBノード)
122、スイッチインディケータノード124、及び圧
力及びスイッチノード126に接続される。HGBノー
ド122は、HGB色彩形121の一部であり、かつH
BG電源及び前置増幅器回路ボード123に接続され
る。スイッチインディケータノード124は、制御パネ
ル125に、そしてスイッチ及び表示光アセンブリ12
7に接続される。圧力及びスイッチノード126は、汎
用リンスアセンブリ129、廃棄物ジャグアセンブリ1
28及び空気圧/コンプレッサアセンブリ130Aに接
続される。電力は、図11Eの電源回路200により、
CANBUSスクランブラ120、HBG色彩形12
1、スイッチインディケータノード124、及び空気圧
/コンプレッサアセンブリ130Aに供給される。
【0135】図11Cを参照すると、CANBUSは、
モータドライバノード132、134、136、138
に接続され、そしてこれらは、それぞれRBC光学サン
プルポンプ133、RBC光学シースポンプ135、P
EROXサンプルポンプ137、及びPEROXシース
ポンプ139に接続される。CANBUSはまた、パラ
レルノード140に接続され、そしてこれは、吸引及び
セレクタバルブアセンブリ142、サンプルシアーバル
ブアセンブリ144、PEROX反応チャンバーアセン
ブリ146、及びBASO反応チャンバーアセンブリ1
48に接続される。CANBUSはまた、2つのバルブ
ドライバノード150、160に接続される。第一のバ
ルブドライバノード(ノード1)150は、スクランブ
ラ151Aを通してどこか他でも説明する統合流体回路
(UFC)を構成する種々の要素に接続され、そして、
これは、サンプルシアーバルブ152、統合フロー回路
アセンブリ153、導電率検出器154、PEROXヒ
ータ155、及びBASOヒータ156を含んでいる。
第二のバルブドライバノード(ノード2)160は、ス
クランブラ161Aを通して、RBC光学アセンブリ1
17及びPEROX光学アセンブリ116の両方に位置
したいくつかのバルブに接続される。さらに、第二のバ
ルブドライバノード160は、スクランブラ162を通
して空気圧制御アセンブリ163の複数のバルブに接続
される。
【0136】図11Dは、本発明のフローサイトメータ
に結合することのできるオートサンプラー818のため
の電気接続の簡単化されたブロック図である。マイクロ
コントローラボード166は、分析器/サンプラRS2
32インターフェース168を通して図11Aの分析装
置コントローラ105に接続される。CPU及びEPR
OMメモリ回路179は、RS232インターフェース
168に接続され、かつ監視タイマー172A、電力監
視回路174A、及びマイクロコントローラボード16
6をバーコードリーダ178Aに接続するバーコードリ
ーダインターフェース176Aに接続される。マイクロ
コントローラボード166はさらに、ISBX拡張ポー
ト182を通してカスタム設計のドーターボード180
に接続される。ドーターボードは、診断RS232イン
ターフェース183に接続されたISBX拡張ポート1
82、機構及びラック一センサインターフェース18
4、カー及びミキサステッパ動作制御ドライブ181、
待ち行列送り動作制御及びドライブ189、及び空気ア
クチュエータ制御及びドライブ190Aから構成され
る。ドーターボード180に接続されるのは、ラック機
構192A、カー及びミキサ機構194、送り機構19
6A、空気アクチュエータ機構198A、サンプラ診断
ポート199Aである。電力は、図11Eの電源回路2
00によりオートサンプラ818に供給される。
【0137】図11Eは、本発明の装置と共に使用する
のに適している電源回路200の一具体例である。電源
回路200は、電力供給の切替使用を避ける線形電源を
都合良く利用する。線形電源は、切替電源よりも安価で
あり、システムにおける発生ノイズが少ない。電源から
のノイズは、血液サンプルの光学分析の結果として発生
した信号がこのようなノイズにより壊されないように最
少に保持されなければならない。交流(A/C)電力
は、フューズF1、F2及びメイン電力遮断スイッチS
1を含むRFIフィルタアセンブリ202に入り、そし
てコンピュータ及びモニタのようなワークステーション
103構成要素により使用するためA/Cコンセントに
提供する。RFIアセンブリ202は、システムアース
を提供し、かつまた、過渡電圧スパイク、電源フュー
ズ、及び電圧セレクタプログラミングスイッチ(図示せ
ず)からの保護を提供する。ゼロクロスオーバスイッチ
204Aが、このシステムをオンオフするために使用さ
れ、かつ、ACからDCへの線形電源205Aが、HG
Bランプ、前部パネルスイッチ、及び他の表示制御要素
のような要素によって使用するため、5ボルト、3アン
ペアを提供する。ゼロクロスオーバスイッチ204A
は、AC−DC変換電源206、207、208に接続
される。電力は、ゼロクロスオーバスイッチ204Aか
ら直接、ラインJ3を経て空気圧モジュール126に供
給するために使用される絶縁変圧器に供給される。電源
206は、この装置のファン、ソレノイド、加熱漕、ド
ライヤー、及びモータに、12アンペアの24ボルトD
Cを供給する。このシステムのためのファン(図示せ
ず)は、電源200及び本発明を構成する他の要素の下
方に取り付けられ、このように、システム全体のための
強制空気冷却を提供する。電源207は、サンプラー、
ヒータ、及び通信要素に1.7アンペアで+/- 12ボル
トを供給する。電源207はまた、サンプラ及びシステ
ムロジック処理要素のために12アンペアで5ボルトD
Cを供給する。電源208は、ペルオキシダーゼ光学ラ
ンプのために6アンペアで5ボルトDCを提供する。電
源208はまた、HGB色彩形121、DATAC11
5、基準チャンネル照明アセンブリ、及びRBC光学ア
センブリ117のために15アンペアで+/- 15ボルト
DCを供給する。今説明しなかった他の要素もまた、必
要なとき電源回路200から電力を受け取る。
【0138】スイッチインディケータ及び電圧ノード1
24が、電力モジュール200内に位置し、かつ(CP
U及び関連したメモリデバイスを含めて、図11Aに示
された)システムコントローラ107に接続される。シ
ステムコントローラ107が、スイッチインディケータ
ノード124を通して各電源を監視し、電圧レベルが、
現在の許容限界内にあるということを確実にする。もし
問題が検出されるならば、警報信号を、オペレータに告
げるためにワークステーション103で表示させるため
に発生させることができる。さらに、温度センサは、電
力モジュール200空気温度及びシステム周囲温度を監
視し、かつこれは、ワークステーション103で表示さ
せることができる。本装置のエレクトロニクスアーキテ
クチャを概観した今、以下に特定の要素の詳細な説明を
する。
【0139】ワークステーション図12は、本発明に従
うこの装置の2つの主サブシステム、分析サブシステム
250及びワークステーションサブシステム103の簡
単化されたブロック図である。ワークステーションは、
カラーモニタ108及びキーボード111を有するIB
M互換PC102から成り、かつこれは、TCP/IP
を使ってイーサネット接続を通して分析装置コントロー
ラ105にかつプリンタ113に接続されている。ワー
クステーションは、フロッピ、ハードディスク及びCD
−ROMドライブ及びマウスを有することができる。分
析サブシステム250は、分析装置コントローラ10
5、オートサンプラ165及びデータ取得ボード115
から構成される。ワークステーション103は、血液サ
ンプルのテストを開始するソフトウエアを含み、その結
果生じるテストデータを処理し、そしてその結果をグラ
フィック表示する。また、それは、ワークステーション
間通信のためのネットワークに結合することができる。
サブモジュール250の電子回路及び電気機械装置を使
用可能にし、アンプルを分析し、そして処理されるべき
テストデータを発生するためのソフトウエアは、ワーク
ステーション103からダウンロードすることができ
る。
【0140】分析サブモジュール250に関して、それ
はハードウエア及びソフトウエアの集合であり、かつそ
れは、流体圧ハードウエア、サンプラ818を一緒に制
御しかつモニタし、そして装置ワークステーション10
3と通信する。コントローラ105は、例えば、インテ
ル386exプロセッサでソフトウエアルーチンを実行
する。このアーキテクチャはまた、イーサネット及び制
御エリアネットワーク(CAN)カード、PC104バ
ス、DATACボード115及び、アクセレレーテッド
テクノロジInc.から手に入れることのできる”NU
CLEUS PLUS”RTOSを含んでいる。”ルー
ズ”結合機構が、分析サブモジュールソフトウエアアー
キテクチャにおいて使用されて、保守性、ポータブル
性、及び拡張性を大いに向上させる。IPC機構は、モ
ジュール間の唯一の結合である。一般に、プロセスは、
入力のための待ちを阻止するであろう。この入力は、C
ANBUS、オートサンプラ818、ワークステーショ
ン103、バーコードリーダ178、104から、又は
内部タイマーの満了から生じることがある。
【0141】ワークステーション103は、本発明部分
を構成しない。しかしながら、それは、本発明によって
使用して、大きなユーザフレキシビリティを提供し、か
つここで開示された臨床血液装置の有用性を高めること
ができる。例えば、システムコントローラ105内に存
在するかもしれない通常の機能のいくつか、例えばリセ
ット機能は、1つ又は一連のテストを実行するために装
置制御パネル125(図11B参照)上でオペレータ入
力選択に応答し、そして、分析コントローラ105、C
PU107上の計算負担を最少化するためにワークステ
ーションに負担させることができる。このように、ワー
クステーション103は、486DX66MHzCPU
又はペンティアムクラスCPUのようなより強力なマシ
ンにすることができる。この点で、ワークステーション
PC103は、”立ち上げ”手順を実行するよう構成す
ることができ、かつこれは、全ての必要とされるシステ
ム決定プロセスを起動し、キーシステム属性を初期化
し、ワークステーションディスプレイ上にメインシステ
ムメニューを表示する(従って、システムコントローラ
105のための専用表示の必要性を避ける)。クリーン
システム停止を条件として、(i) (装置に接続された)
オンライン又はオフラインオペレーション(例えば、デ
ィスク上のデータで動作);(ii)立ち上げで起動するた
めのシステム決定モジュールの選択;及び(iii) 立ち上
げで起動するための他のモジュールの選択、によってシ
ステム初期化を構成する能力を可能にしている。
【0142】ワークステーションはまた、分析装置コン
トローラ105DATACから受け取った生ディジタル
データで必要とされる全ての処理を実行し、かつサンプ
ル分析モード、例えば、CBC、CBC/DIFF等に
よって決定される全ての必要なデータ分析を完成する。
このように、ワークステーション103は、好ましくは
圧縮形態で、それが受け取った生データを記憶し、分析
結果を”結果”記憶機構(メモリ、フロッピ、ペーパー
プリントアウト)に出し、そして、分析結果を実行スク
リーン(視覚表示)に出す。好ましくは、ワークステー
ションはまた、取得したデータの後取得で動作するため
のデータ管理処理ソフトウエアを包含している。
【0143】ワークステーション103が実行すること
のできる別の機能は、分析サブモジュール250への中
央アービトレーション及びメッセージ発行ポイントであ
る。それは、他のアプリケーション/プロセスにより必
要とされるようなサブモジュール25へのメッセージの
発行を処理し、かつサブモジュール250のステータス
を受け取り返す。このようなワークステーション103
は、制御メッセージの発行のための1つとステータス及
びエラーメッセージの受け取りのためのもう1つの、2
つの単方向”ソケット”上をサブモジュール250に接
続することができる。 ワークリスト、ワーク順序、及
びサンプルテストの実行の制御に関して、ワークステー
ション103は、選択性(又はより正確な分析モード)
及びヘッダ情報(ID、日付、時間、サンプルタイプ、
スペーシー等)が、ユーザにより必要とされるときサン
プル毎を基礎として選択されるということを補償するた
めに責任があるかもしれない。それは、必要な情報を、
ユーザ定義のワークリスト(もし1つがアクティブなら
ば)、或いは実行制御ユーザ割り込みスクリーン(もし
それがアクティブで、かつ必要とされる情報を含んでい
るならば)から、或いはデフォルト設定から位置させる
ことができる。このように、ワークステーションは、サ
ンプルがまさに処理されようとしているという通知を受
け取り、かつ関連するソースから必要な分析モード及び
ヘッダ情報を発行することによりこれに反応することが
できる。バーコード読み取りモードにおいて(マニュア
ルIDEEリーダ104又はオートサンプラバーコード
リーダを通して)実行するとき、バーコードデータを受
け取り、従って実行制御スクリーンを更新する。そし
て、ワークリストモードで実行するとき、ワークリスト
データベースから分析サブモジュール250に取り出し
た関連するサンプルデータを発行し、かつこの同じ情報
を実行制御ユーザインターフェースに発行する。
【0144】ワークステーション103により開始され
るような一連のテストの初めに、システムCPU107
は、種々のノードにコマンドを発生して、赤血球(RB
C)及び血小板(PLT)(集合的にRBC/PL
T)、網状赤血球(RETIC)、ヘモグロビン(HG
B)、ペルオキシダーゼ(PEROX)及び好塩基球
(BASO)チャンネルからの生データを取得する。R
BC/PLT及びヘモグロビンデータが取得されると
き、それらは、アナログからディジタル形に変換され、
かつシステムCPU107内のバッファにロードされ
る。ディジタル化生データは、有効性がチェックされ、
かつもし有効ならば、処理のためにワークステーション
103に転送される。データ取得期間の終わりに、蓄積
されたRBC/PLT及びHGBデータが、RBC/P
LT、ヘモグロビン分析プログラムによりワークステー
ションによって分析されて、RBCパラメータ及び血小
板PLT及びヘモグロビンHGBパラメータを計算し、
かつRBCサイトグラムのための閾値及びグラフィック
ス、及びRBC容量及びPLTヒストグラムのためのグ
ラフィックスを発生する。
【0145】同様に、PEROXデータ取得期間の終わ
りに、ワークステーションに転送される有効PEROX
データは、白血球(WBC)分析プログラムによりワー
クステーションにおいて分析されて、WBCパラメータ
を計算し、かつPEROXサイトグラムのための閾値及
びグラフィックスを発生する。ワークステーションに伝
送された好塩基球チャンネルからのデータは、WBC分
析プログラムによりペルオキシダーゼチャンネルデータ
の後に分析される。他の2チャンネルのように、好塩基
球データが計算され、かつ報告される。ロビュラリティ
指数がまた計算され、かつ報告され、そして、BASO
/ロビュラリティサイトグラムのための閾値及びグラフ
ィックスが発生する。網状赤血球サンプルがまた、ワー
クステーションに伝送された後自動的に分析される。網
状赤血球データが取得された後、それらは、アナログか
らディジタル形に変換され、バッファ内にロードされ、
そしてもし有効と決定されたならば、ワークステーショ
ンに伝送されて、記憶される。データ取得期間の終わり
に、ワークステーションに伝送された網状赤血球データ
は、RETIC分析プログラムにより分析されて、網状
赤血球の割合を決定するために使用されるヒストグラ
ム、サイトグラム、及び閾値を発生する。
【0146】このシステムにより使用されるカラーモニ
タ108は、ワークステーション103からスクリーン
データを受け取る。プリンタ113は、スクリーンデー
タ及びグラフィックス、例えば、テスト結果、統計デー
タ、及びグラフィックス(サイトグラム、ヒストグラ
ム)を、好ましくは複数カラーで、プリントアウトする
ことができる。データ処理技術及び能力の現在の状態か
ら、望ましいことであるとは信じられていないけれど
も、ワークステーションの機能はシステムコントローラ
105に統合することができるということを理解すべき
である。
【0147】データ取得ボード 図11Aに示されたDATACボード115は、フロー
サイトメータ光散乱テストから発生した信号を処理し
て、赤血球数、容量、及びヘモグロビン含有量、血小板
数及び容量を測定する。以下に簡単に説明するように、
セル容量及びヘモグロビン内容は、高角度及び低角度光
散乱技術を使って決定される。このようなテストから発
生した信号は処理され、かつそれから、オペレータによ
る調査のためにワークステーション103のモニタスク
リーン上に表示することができ、或いはプリンタ上にプ
リントアウトすることができる。特に、データは、サン
プルセットを構成する多数のセルのそれぞれに対する低
角度低利得、高角度低利得、吸収信号のためDATAC
115により集められる。疑似吸収補正前の網状赤血球
サイトグラム(cytogram)が、高角度散乱及び吸収デー
タを使って発生する。RBCサイトグラムが、高角度散
乱及び低角度散乱データを使って発生する。
【0148】容量(V)及びヘモグロビン濃度(HC)
がそれから、セル毎に、低角度散乱及び高角度散乱デー
タを使って計算される。V及びHCのために発見された
値は、各セルに対して疑似吸収を計算するために使用さ
れる。新たなセルデータが、網状赤血球サイトグラムを
再生するために使用される。網状赤血球閾値、上一致閾
値、及び下血小板閾値が、高角度及び吸収ヒストグラム
を使って計算される。RBC、網状赤血球、及びアウト
ライアーは、ソフトウエア及び閾値設定を使って分離さ
れる。このシステムは、典型的には、網状赤血球の割合
のみを報告する。網状赤血球の絶対数は、サンプルID
EE(即ち、バーコード)番号を一致させ、そしてオー
トサイトケミストリ結果において発見されたRBC数を
パーセント網状赤血球数に乗算することにより見出され
る。これらの計算は、DATAC115により提供され
たデータに基づき、ワークステーションにより実行され
る。
【0149】図13は、本発明のDATAC115の入
力及び出力接続の簡単化されたブロック図である。特
に、DATAC115は、ペルオキシダーゼ光学アセン
ブリ116及びRBC光学アセンブリ117の両方から
アナログ信号の形態で血液テストデータを受け取る。こ
れらのアナログ信号は、DATAC115で受信され、
かつここで、適切なときに、それらは、調整され、増幅
され、ディジタル化され、そしてデータ収集のためにバ
ッファに導かれる。DATAC115は、50ピンリボ
ンケーブルを通して分析装置コントローラ105のデー
タ取得インターフェースボード(”DATAC I
B”)114に接続される。DATAC IB114
は、PC/104パラレルバスを有し、かつこれは、P
C/ATシステムアーキテクチャと互換性があり、そし
て標準DOS I/Oアドレス空間(0H−03FF
H)にマップされる。16の双方向データライン、7つ
のアドレスライン、及びI/O読取り、I/O書込み、
及びリセット制御ラインが、DATACボード115と
DATAC IB114の間に備えられる。DATAC
IB PC/104を通してシステムCPU107に
ディジタルセル情報を通すための典型的転送速度は80
Kバイト/秒である。
【0150】DATAC115は、信号増幅、アナログ
及びディジタル処理及びテスト、又は診断機能を実行す
る。DATAC115は、好ましくは、ハイブリッド回
路及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPG
A)に具体化され、かつこれは、さらに処理するために
アナログ信号入力をディジタル出力に変換する。このよ
うな回路は、分離ディジタル制御回路機能を単一要素ブ
ロック内に組み合わせることによりボードのサイズを減
少させる。さらに、ケーブル要求が減少し、かつモジュ
ラーテスト可能のブロック及びテスト導入ポートが備え
られる。
【0151】図14は、DATAC115回路の一部の
簡単化されたブロック図であり、かつこれは、信号を処
理し、かつ本装置により実行されるRBC/RETIC
及びBASO血液テストに関する出力を提供するために
使用される。光学台117は、4チャンネル上をレーザ
ダイオード131(図14に図示されず)からアナログ
血液テスト信号を提供する。4チャンネルにより提供さ
れる信号パルスは、それぞれ、吸収基準(AR)信号
(チャンネル4)、散乱低角度(SLA)信号(チャン
ネル2)、散乱高角度(SHA)信号(チャンネル
1)、及びRETIC吸収(RA)信号(チャンネル
3)である。点線1300により境界された回路は、R
BC及びRETIC血液分析結果を生じるために4チャ
ンネルからのアナログ信号を処理する。後述のように、
低利得信号であるアナログ信号は、増幅器1302に入
力され、それからRBC/RETIC血液分析処理のた
めにハイブリッド回路1304、比較1306及びFP
GA1308に入力される。ハイブリッド回路1304
は、アナログディバイダ回路、アナログ利得制御回路、
可変利得増幅器、DC回復増幅器及びピーク検出回路を
含んでいる。アナログ利得制御回路は、光学チャンネル
照明源のエネルギー変動を比率的に幾分減少させるため
に使用される。ハイブリッド1304は実際上(明白に
するために図14に分離して示された)比較器1306
を包含し、かつさらに後述するように、FPGA130
8の制御の下で、かつランプ発生器1312に応答し
て、ピーク検出アナログ信号のディジタル変換を実行す
るということを理解すべきである。FPGA1308
は、ロジックシーケンサ回路、パルス高さ分析回路、及
び制御ロジック回路を包含して、セル不動作時間及び有
効セル数のような変数を計算する。赤血球(RBC)及
び網状赤血球(RETIC)血液テストのいくつかの一
般的背景は、以下の通りである。
【0152】網状赤血球は、依然としてRNAを包含す
る未熟赤血球である。それらは、しばしば、成熟赤血球
(RBC)よりも大きい。本発明において、網状赤血球
サンプルは、RBCチャンネルにおいて試薬オンライン
で化学的に処理される。網状赤血球試薬は、全てのRB
Cを容積測定的に取り囲み、そして網状赤血球内のRN
Aを着色する。適当な試薬及びオンライン培養を可能に
する方法を説明し、かつ参照によりここに組み入れられ
る共通所有の米国特許第5,350,695号(コリラ
他)を参照されたい。網状赤血球は、2フェーズで決定
される。フェーズ1は、セルの光吸収を測定することに
よるものであり、かつフェーズ2は、RBCと網状赤血
球の間で識別するソフトウエアによるものである。フロ
ーセル110(図14に図示せず)を通過するRBC及
び網状赤血球は、低及び高角度で光を散乱し、かつ着色
された網状赤血球はまた、一定割合の光を吸収する。散
乱光信号は、単一プリント回路ボード上のホトダイオー
ドにより検出される。吸収された光の割合、及びあまり
に大きな角度で散乱され収集されなかった光(疑似吸
収)は、どこか他で説明したように、RETIC吸収ホ
トダイオードにより検出される。
【0153】再び、図14を参照すると、散乱低角度低
利得チャンネル(チャンネル2)における信号振幅は、
有効セルと考えられる0.6ボルトより大きくなければ
ならない。もし低角度低利得チャンネル2からの信号
が、有効セルのための第一の基準に合致するならば、そ
れは再びFPGA回路308でチェックされて、パルス
幅が、2−80ミリ秒の間にあるかどうかが判断され
る。ランプ発生器1312は、4つのピーク検出信号を
同時に変換するために10秒間、ディジタル変換プロセ
スの一部としてランプ信号を供給する。もしパルス幅
が、規定の限界内にあり、かつ第一の基準がまた真であ
るならば、そのとき、信号は、有効セル信号として分類
され、かつ同じセルレーザビーム相互作用のためにチャ
ンネル1、2、3及び4により発生したアナログ信号
は、ディジタルワードに変換され、かつFIFOバッフ
ァ1310内に記憶される。制御ロジック回路1314
は、FIFO1310からDATAC IB114(図
11A参照)を通して分析装置コントローラ105への
データの解放を制御する。光源調整回路1318は、ハ
イブリッド1304内部のアナログディバイダの分母部
分に一定利得設定を提供して、光源におけるいかなる変
化も、ハイブリッドディバイダの分子及び分母により等
しく体験するようにされ、そしてそれ故、ディバイダか
らの標準セルパルス信号を提供する。より一般的に、そ
れは、ハイブリッド1304に、自動利得制御電圧のコ
ンピュータ設定のために提供する。従来装置で使用され
ている、エレクトロニクスの校正のためにマニュアル調
整を必要とするポテンショメータ及び他の装置の使用が
避けられるということが、本発明の業績の1つである。
【0154】RBC/RETICテスト期間の間に、コ
ンピュータプログラムは、一致補正を実行して、サイト
グラムデータをRBC容量及びヘモグロビン濃度ヒスト
グラムに整え、かつ変換する。高角度、高利得データ
が、血小板容量ヒストグラムを形成するために使用され
る。ヒストグラムは、セルサイズパラメータを計算する
ために使用される。RBC/RETIC比は、不動作時
間及び有効セル数と共に、パーセントRETIC数及び
RETIC指数を計算するために使用される。テスト信
号が処理された後、オペレータはワークステーション1
03のモニタ上で血液テスト結果の全てを見ることがで
きる。
【0155】図14はまた、チャンネル1及び2からの
信号を処理するBASO血液テスト信号取得回路を示し
ている。BASO/ロビュラリティサイトグラムの別個
のクラスタへの分離は、ソフトウエア及び一定閾値によ
り実行される。好塩基球は比較的に大きく、かつ低角度
散乱検出器の方向に多くの光を散乱する。顆粒球(PM
N)は、高角度散乱検出器の方向に多くの光を散乱する
ことにより単核(MN)細胞から分離する。PMNとM
Nの比は、ロビュラリティ指数(LI)において使用さ
れる。特に、SHA及びSLA信号は、それらの個々の
ハイブリッド回路1304に入力され、かつそれから前
述したように比較器1306及びFPGA1308に入
力されるが、しかしこの場合、BASO処理のために使
用される。他のチャンネル3及び4からのデータは、B
ASO判断においては使用されない。ランプ発生器13
12を通るFPGA1308からのフィードバック信号
は、ディジタル化のために比較器1306により使用さ
れる。SHAの信号振幅、散乱高角度利得信号(チャン
ネル1)は、有効セルと考えられるべき0.6ボルトよ
りも大きくなければならない。もしチャンネル1からの
SHA信号が、有効セルのための第一の基準に合致する
ならば、それは再び、FPGA1308においてチェッ
クされて、パルス幅が2−80Tsecの間にあるかどうか
を判断する。もしパルス幅が規定された限界内にあるな
らば、そしてその振幅が0.6ボルトよりも大きいなら
ば、そのとき信号は有効セル信号として分類され、かつ
アナログ信号は、ピーク検出され、かつディジタルワー
ドに変換されて、相当するFIFOバッファ1310内
に記憶される。
【0156】制御ロジック回路1314は、FIFO1
310からDATAC IB114を通して分析装置コ
ントローラ105へのデータの開放を制御する。低及び
高角度検出器から収集されたデータはそれから、ワーク
ステーション103でオペレータにより見ることのでき
るサイトグラムを形成するために使用される。好ましく
は、BASO信号取得回路は、RBC/RETIC回路
1300と同じプリント回路ボード上にある。しかしな
がら、並列セットのハイブリッドを持つ分離回路ボード
及びFPGA回路がまた使用できるであろう。
【0157】図16を参照すると、図14のハイブリッ
ド1304を含むDATAC115の入力セクションの
機能図解図が示されている。各入力チャンネルは、典型
的にはアナログ信号でディバイダ動作を実行する自動利
得制御回路304bを備えている。分割機能の値は、マ
スタ利得制御回路304aにより制御される。他の自動
利得制御回路がまた使用することができる。アナログス
イッチ302aが、DATAC115を通して4つの可
能な低利得入力信号の制御及び方向を制御するために使
用されて、以下のように4つの比較器1306に入力さ
れるべき異なる出力アナログ信号を得る。即ち、比較器
306aへの広角度散乱RBC又はBASOアナログ信
号、比較器306bへの血小板アナログ信号、比較器3
06cへの低角度散乱RBC又はBASOアナログ信
号、及び比較器306dへのRETICアナログ信号で
ある。図14又は図16に示されていないけれども、各
AC結合アナログ信号のためのDC電圧回復回路が、好
ましくは比較器1306への入力で使用される。例え
ば、図17のPEROX信号処理回路における同様な回
路を参照のこと。減算回路302dが、周知のように、
通常の差動減算技術を使ってRETIC信号を得るため
に使用される。アナログスイッチ302cが、相当する
ディバイダ回路304bを通して低角度高利得信号及び
RETIC信号の1つの通過を選択するために使用され
る。
【0158】テスト発生器制御回路301Aが、(光検
出器のみをバイパスすることにより)DATAC115
入力に所定の有効アナログ信号を発生するテスト発生器
回路301bを動作させ、データ取得及び信号処理装置
で診断及びトラブルシューティングテストを実行するた
めに使用される。このオンボードテスト信号導入は、こ
の装置を自動的に校正すると共に、システム完全性をテ
ストしかつ機能不全を診断するために既知のパルス幅、
パルス高さ、及びデューティサイクル信号を使用する。
例えば、システムコントローラ105又はワークステー
ション103は、テスト発生器制御回路301a及び適
切な動作を確認すべき適切なアナログスイッチを作動す
るために、特別の時、又は期間に、例えば、起動時又は
リセット時にエレクトロニクスの保守チェックを実行す
るようプログラムすることができる。好ましくは、それ
はまた、例えば、フィールドサービス検査又は始動中
に、マニュアルで作動することができる。この点で、テ
スト信号の大きさは、全てのアナログシステム要素の未
飽和テストを行うために使用することができる。さら
に、テスト信号の同期化は、ディジタル化、計数及びモ
ニタ上へのパルス対の表示を可能にする。このテストシ
ステムは、正常動作中不能にされる。
【0159】図15は、ペルキシダーゼアナログチャン
ネルアーキテクチャ1335の簡単化されたブロック図
である。PEROX光学アセンブリ116は、2つの信
号、低利得散乱信号CH1及び高利得吸収信号CH4を
発生し、かつこれらは、ハイブリッド1342及び13
47にそれぞれ入力される。チャンネル1からの高利得
散乱信号は、ハイブリッド増幅器338に導かれ、ハイ
ブリッド回路1342に導かれ、それから比較器134
4に、そしてFPGA回路1346に導かれる。同様
に、チャンネル4からの高利得吸収信号は、ハイブリッ
ド回路1347に、それから比較器1349に、そして
FPGA回路1346に導かれる。比較器1344及び
1349は、FPGA回路1346により制御されるラ
ンプ発生器1348からの第二の入力をそれぞれ有して
いる。PEROX分析期間の間、散乱チャンネルにおけ
る信号振幅は、有効セル信号と考えられるべき0.6ボ
ルトよりも大きくなければならない。RBC/PLT、
RETIC及びBASOデータ取得チャンネルにおける
ように、この信号は再びチェックされて、それが、2−
80Tsecの間のパルス幅の有効セル基準に合致するかど
うかを判断する。もしそうならば、散乱及び吸収チャン
ネル(X及びY)におけるアナログパルスはピーク検出
され、ディジタルワードに変換され、かつFIFOバッ
ファ1350及び1352内に記憶される。制御ロジッ
ク回路354は、図14に示されるように、FIFOに
記憶されたデータ信号の分析装置コントローラ105へ
の開放を制御し、かつこれはそれから、PEROXサイ
トグラムを形成するために使用される。散乱チャンネル
における信号パルスはまた、不動作時間カウンタにより
測定され、かつパルス幅がチェックされて、この信号が
有効セルカウンタにより計数されるかどうかを判断す
る。
【0160】図17を参照すると、図15のPEROX
チャンネル部分のさらに詳細が示されている。図16の
RBC/BASO回路と同様に、PEROXチャンネル
はまた、アナログスイッチ302aを含み、かつこれは
この場合、一方で、CH1の高利得散乱入力及びCH4
の高利得吸収入力と、他方で、(テスト発生器コントロ
ール301aの制御の下で)テスト発生器301bによ
るテストパルス出力の間で、選択することができる。P
EROXチャンネルはまた、自動利得制御回路304a
及びディバイダ回路304bを含み、かつこれは、それ
ぞれ2つのアナログ信号チャンネルCH1及びCH4の
ために自動利得制御をする。再び、別の自動利得制御回
路が使用できるであろう。
【0161】自動特制御の出力で、アナログ信号は減衰
器回路304cに入力され、かつこれは、0から1の範
囲のプログラム可能の利得を増幅器回路304dに提供
し、そしてこれは、利得5、及びAC結合アナログ信号
のDC回復を提供する。減衰器回路304cは、これら
のアナログチャンネルにおける利得の校正を選択するた
めにシステムコントローラ107により動作される。各
増幅器回路304dの出力は、ピーク検出回路に、かつ
分離して比較器1344に供給される。比較器1344
は、どこか他で説明したように、潜在的に有効なパルス
を識別するために使用される0.6V閾値を提供する。
ピーク検出器は、信号が有効パルスからであるというこ
とを確認するFPGA1346に応答して、ピーク値を
取得する。図14及び図16に例示されたRBC/BA
SO/RETIC回路のハイブリッド1304におい
て、図示されていないけれども、同じ減衰器及び増幅器
回路304c及び304dが使用されるということを理
解すべきである。さて、図17のFPGA1308のス
テート図を参照すると、DATAC115におけるFP
GA1308の”シーケンサ”部分の動作を今説明す
る。このシーケンサは、次の定義された入力及び出力を
有している。
【0162】 入力 定義/コメント I15 リセット 分析装置コントローラ105により発行 I10 セル 4つのハイブリッド1304の1つにより発行 (ソフトウエア選択可能) I9 FIFOフル メモリの1つがフルの時4つのFIFO1310の いずれかにより発行 I6 カウンタSD 内部8ビットカウンタの上バイト I3 カウンタLSD 内部8ビットカウンタの下バイト 出力 定義/コメント F0 ダンプ ハイブリッド1304の内側の回路に入力信号をイ ネーブルするために使用。そのピーク値にチャージ するための各チャンネルにおけるアナログ入力信号 F1 ディスエーブル ハイブリッド1304の内側の回路への入力信号。 ピーク検出器をディスエーブルするために使用。 F2 ランプイネーブル ランプ発生器1312への入力信号。単一傾斜アナ ログ−ディジタル(A/D)変換器 F3 FIFO書込 FIFO1310への入力信号。A/D変換器出力 を一時的に記憶するために使用 F4 比較器クリア FPGA1308の内部回路への入力信号。別のA /D変換器サイクルの用意をして内部フリップフロ ップをクリアするために使用 F5 カウンタロード FPGA1308の内部回路への入力信号。カウン タをゼロに初期化するために使用 F6 カウンタ FPGA1308の内部回路への入力信号。内部カ イネーブル ウンタ回路を開始させるために使用(カウンタは自 由動作の10メガヘルツクロックサイクルに基づい て0.1マイクロ秒毎にインクリメントされる)
【0163】このステートオペレーションは以下の通り
である。”ブートアップ”時に、分析装置コントローラ
105は、リセットコマンドを発行し、かつシーケンサ
及びその入力をリセットステート(3F)にする。リセ
ットステートにある間に、もしセル(I10)パルスが
低ならば、シーケンサはステート0に動き、かつセル
(I10)パルスの先縁が到達するのを待つ。セル(I
10)パルスの先縁がFPGA1308に入るとき、ロ
ジック0ダンプ(F0)信号がハイブリッド1304に
発行され、かつロジック1カウンタロード(F5)信号
は、シーケンサがステート1に動くときFPGA130
8内部カウンタに発行される。ダンプ(F0)信号は、
各ハイブリッド1304におけるピーク検出器ステージ
を、アナログ入力パルスのピーク値にチャージさせ、そ
してディスエーブル(F5)信号は、内部カウンタをゼ
ロに初期化する。
【0164】セル(I10)の後縁がFPGA1308
に入るとき、それは、信号持続期間が2マイクロ秒より
も大きく、かつ80マイクロ秒よりも小さいかどうかを
判断するためにテストされる。これは、ステート1〜ス
テート5で達成される。ステート1にある間、もしセル
(I10)パルスが低になるならば(即ち、パルスが2
マイクロ秒よりも小さいならば)、シーケンサは、ステ
ートCに動き、かつピーク検出信号のチャージを停止す
るためにロジック1ダンプ(F0)信号を発行する。ス
テートCにある間に、カウンタがゼロに初期化され、か
つシーケンサが、その出力を既知のリセット状態にする
リセットステート(3F)に動かされる前に、シーケン
サは1マイクロ秒に等しい0Ahexの16進カウント
を待つ(即ち、MSD=0、及びLSD=A)。もしシ
ーケンサがステート5にまで動き、かつセル(I10)
パルスが低にならなかったならば、そのときパルスは8
0lsecよりも大きくかつシーケンサは前述のようにステ
ートCに動いて、別のセル(I10)パルスを待つ。も
し任意の時にセル(I10)がステート1と5の間に低
になるならば(即ち、セルは、有効セルのための基準に
合致するならば)、ロジック1ディスエーブル(F1)
及びロジック0カウンタロード(F5)信号が発行さ
れ、かつシーケンサはステート6に動く。
【0165】ステート6にある間に、カウンタはゼロに
初期化され、かつロジック1ランプイネーブル(F2)
信号は、ランプ発生器1312に発行される。ランプ発
生器1312へのこの信号は、0〜10ボルト線形傾斜
を開始する。線形傾斜の安定化のために0.2lsec間計
数した後、シーケンサはステート7に動き、かつここ
で、そのカウンタは再びゼロに初期化される。ハイブリ
ッド1304内側の比較器の入力で確立する線形傾斜
は、アナログ入力信号のピーク値電圧と比較される。こ
の傾斜がピーク値電圧を少し超えると、比較器出力は状
態を切り換える。それは、ピーク値アナログ信号に等価
な比較器からの出力の持続期間であり、それによってA
/D変換を実行する。この傾斜が比較器に確立する期
間、カウンタは10MHzでその時間をクロックし、か
つその値は、FPGA1308内側の個々の内部8ビッ
トラッチにラッチされる。傾斜が10lsec間イネーブル
にされた後、ロジック1カウンタイネーブル(F6)
は、内部カウンタを不能にするために発行され、ロジッ
ク0比較器クリア(F4)は、FPGA1308内側の
比較器に発行され、そしてシーケンサはステートEに動
く。比較器クリア信号は、別のA/Dコンバータサイク
ルのためにDATAC115を用意するためにカウンタ
イネーブル信号と同時に発行される。
【0166】ステートEにある間に、もしFIFOバッ
ファ1310メモリのいずれかが満たされるならば、シ
ーケンサはステートDに動き、かつここで、それは、内
部カウンタを不能にして、分析装置コントローラ105
がFIFOの読み取りを開始するのを待つ。FIFOメ
モリが空になるとき、シーケンサはステート9に動き、
かつここで、それは、ラッチされたピーク検出値信号を
個々のFIFO310に記憶するのを始めることができ
る。シーケンサがステートEに動き、かつFIFOメモ
リがいっぱいでないということを検出するとき、カウン
タは不能にされ、かつシーケンサはステート9に動く。
ステート9において、カウンタはゼロに初期化され、か
つ0.1lsec後、シーケンサは、ピーク検出器ステージ
をイネーブルにするためにハイブリッド1304にロジ
ック1ダンプ(F0)信号を、変換傾斜をオフにするた
めにロジック0ランプイネーブル(F2)信号を、FI
FOメモリ内側のラッチされた変換データを記憶するF
IFO310にロジック0FIFO書込(F3)信号を
発行し、そして、シーケンサはステートAに動く。
【0167】ステートAは、0.3lsec間FIFO書込
(F3)信号を低に保持し、かつそれからステートBに
動き、そこでそれは、FIFO310へのデータ書込み
を停止する。ステートBにある間に、シーケンサは、チ
ャージされたピーク検出ステージ出力信号を待ち、リセ
ットステート(3F)に戻る前に0ボルトレベルに降下
させ、そしてここで、シーケンサは変換すべき別のセル
(I10)を待つ。説明したように、DATAC115
ボードは、信号取得回路がピーク検出0.6V閾値を越
える全ての信号に対して使用中であるという時間を示す
セル不動作時間信号、及び0.6V閾値及び2−80Ts
ecパルス幅テストを満足するパルスの計数である有効セ
ル計数信号を出力する。DATAC115はまた、光パ
ワー信号を供給し、かつこれは、吸収低利得アナログ信
号のディジタル測定を供給しかつ光源の平均パワーを表
している。
【0168】PEROX光学台116は、より少ない光
学要素が必要とされかつ異なる光源、即ち、タングステ
ンランプ及びイルミネータアセンブリが使用されるのを
除いて、RBC/RETIC/BASO光学台117と
同様に構成することができるということを理解すべきで
ある。或いは、市販のH* 3システムモデル臨床血液装
置において使用されるPEROX光学台は、本発明にお
いて使用するのに適している。しかしながら、好適具体
例において、ブートストラップ増幅器を組み合わせる低
利得増幅器を使用して、好ましくは、DATACボード
115の一部として取り付けられる増幅器(図示せず)
にチャンネル1及び4上を低利得アナログ信号を伝送す
ることができる。実際、この構成において、図20Bに
示されたチャンネル1及び4の高角度散乱及び吸収基準
信号を処理するための同じ回路が使用することができ、
それによって必要とする回路数を最小化する。
【0169】詳細はHGBノードと関連して後述するヘ
モグロビン決定は、通常546ナノメータで色彩計測的
に通常に実行される。それは、DATAC115の一部
ではないけれども、ここで、光学データ取得に関して簡
単に説明する。各測定のために、反応したサンプル、試
薬及び希釈混合物を包含する反応容器を通して伝達され
る光に正比例する信号電流は、ホトダイオードにより発
生する。この信号電流は、電圧に変換され、それから、
HGBノード122(図11B)で、アナログーディジ
タル変換器に出力される。それから、等価なディジタル
ワードが、CANBUS(図11A)を通して分析装置
コントローラ105内のシステムCPU107に出力さ
れる。CPU107は、光学密度指示の光伝達指示にお
ける変化によりヘモグロビン濃度を決定する。各HGB
測定後、ベースライン基準信号は、反応容器内のリンス
溶液を使って監視される。
【0170】レーザドライブ及びRBC検出回路アーキ
テクチャ 図19を参照すると、レーザダイオード131の動作を
制御し、かつ赤血球(”RBC”)光学アセンブリ11
7から供給される光学出力を検出する回路構成が例示さ
れている。光学信号は二重線によって示され、かつその
電気接続は単一線により通常に示されている。図19に
示されるように、レーザダイオード131の出力は、R
BC光学アセンブリ117を通って、そして、本明細書
のどこか他で説明するように、台から出る4つの光学信
号を生じる。4つの光学信号は、サンプルフローセル1
10の上流に得られる吸収基準AR、及びフローセル1
10の下流に得られる散乱低角度SLA、散乱高角度S
HA、及び網状赤血球(”RETIC”)吸収RAであ
る。これらの光学信号のそれぞれは、ホトダイオード2
24、346、345、及び315として示された光検
出器により別々に検出される。各光検出器は好ましく
は、光−電流ピンダイオード検出器、例えば、浜松ピン
シリコンホトダイオードモデル51223−01(又は
618−6081−01)又はそれに等価なものであ
る。これら検出器ダイオードのそれぞれは、アクティブ
なブートストラップ増幅器構成において、低利得前置増
幅器410間に結合され、そして個々の低利得増幅器4
20によりフィルターされ、反転され、かつバッファさ
れる。各増幅器420の出力はそれ故、低利得電気信号
である。これらの4つの電気出力は、それぞれ比較的に
長いケーブル、例えば、略2フィートの長さ、に沿っ
て、試験中の血液サンプルを分析する際に使用するため
に、DATAC115に入力される。
【0171】構成及び保守性を改良することである本発
明の目的の観点で、3つの検出器ダイオード346、3
45、及び315が、個々の増幅器410及び420と
共に、単一プリント回路ボード352上に取り付けられ
て、その検出器ダイオードは、3つの光学信号SLA、
SHA及びRAのビーム軸に関して一定の予め整列した
状態に配置される。これにより、従来技術の装置におい
てなされたように、3つの別個の回路ボードを整列させ
る問題が避けられる。それはまた部品数を減らし、マシ
ンシャーシへの回路ボードの相互接続を簡単化し、より
経済的な複数の分離要素集積回路パッケージの使用を可
能にし、そして部品実装可能面積、ケーブル接続、及び
電力消費要求を減らすので、それはまた有利である。吸
収基準光学信号ARは、RBC光学アセンブリ117の
他端でフローセル110の上流に得られるので、光学ア
センブリベースに直接取り付けられた別個のプリント回
路ボード227上に検出器224及びその前置増幅器4
10を位置決めすることがより好都合である。しかしな
がら、代換え品として、プリント回路ボード352上に
検出器224及びその増幅器410を取り付け、そして
光学信号ARを検出器224に導くための光学ファイバ
又はミラー(図示せず)を使用することが可能である。
実際、光学ファイバは、共通プリント回路ボード上に好
都合に取り付けられたピンダイオード光検出器に光学入
力のそれぞれからの光を結合するために使用することが
できるであろう。
【0172】本発明の別の利点は、比較的に低利得電子
信号のみが高利得増幅器までのかなりの回路長に沿って
通されるように、検出器回路(ボード227及び35
2)における高利得増幅器の省略である。この構成によ
り、クロストーク干渉が避けられるが、これは、検出器
回路からの比較的長いケーブルにわたって信号処理ボー
ドに伝達される高利得信号を有する従来技術の装置にお
いてかなりの問題となっていた。それはまた、エレクト
ロニクスのために高い帯域幅を得るのに役立つ。さて、
図19及び図20を参照すると、増幅器410及び42
0の好適具体例が、散乱低角度検出回路(チャンネル
2)のために例示されている。この具体例において、増
幅器410は、2つの演算増幅器411及び412から
構成される。増幅器411は好ましくは、単一利得を有
するホトダイオード346のための電圧フォロワーとし
て構成されるタイプ356演算増幅器である。ホトダイ
オード346は、増幅器411の出力と非反転入力との
間に、キャパシタ417と直列に接続される。キャパシ
タ417は、例えば22Tfキャパシタである。抵抗器
418は、検出器346とキャパシタ417の間の接続
点と、+15ボルト電源の間に接続される。抵抗器41
8は、好ましくは、80.6KAである。増幅器412
は好ましくは、検出器346のアノードに接続された反
転入力及びアースに接続された非反転入力を有するモデ
ル357演算増幅器である。増幅器412は、並列接続
されたキャパシタ413及び抵抗器414を含むフィー
ドバックループを有している。キャパシタ413は好ま
しくは、1.2ピコファラッドであり、かつ抵抗器41
4は好ましくは、301KAである。
【0173】増幅器412の出力は、RCフィルタネッ
トワーク(図19に図示せず)を通して、増幅器421
として図20に示された増幅器420の反転入力に接続
される。RCフィルタは、抵抗器422及び423及び
キャパシタ424を含み、好ましくは、1KA,1.8
7KA、及び10pfの値をそれぞれ有している。増幅
器421は、好ましくはモデル357演算増幅器であ
り、かつ2つの直列抵抗器428及び429と並列にキ
ャパシタ427を含むフィードバックループを有してい
る。キャパシタ427は、好ましくは1.2pfであ
り、かつ抵抗器428及び429はそれぞれ20KAで
ある。それから、増幅器421の出力は、DATAC1
15に通される電気散乱定格度出力信号を供給する10
0A抵抗器430に通される。この出力信号は、この装
置における他の信号からのクロストークによる劣化を受
けることなく、略2フィートの距離のケーブル上を通過
することができる。増幅器411、412及び421の
それぞれは、±15ボルトバイアス電圧を供給し、かつ
これはまた、図20に示されるように0.1Tfキャパ
シタ431を横切ってアースに結合される。散乱広角度
信号を検出するための回路は、増幅器420のフィード
バックループ内に1つの20KA抵抗器のみがあるとい
う点でのみ、散乱定格度回路検出器とは異なっている。
【0174】吸収及び基準信号AR及びRAを検出する
ための回路は、電圧フォロワー増幅器に結合された+1
5ボルト電源が−15ボルトに変更され、ピンホトダイ
オードの極性が逆にされ、そして図21Bを参照する
と、キャパシタ424が1.0pfキャパシタと取り替
えられ、抵抗器422が10KA抵抗器と取り替えら
れ、そして抵抗器423が50KAポテンショメータと
取り替えられるように、増幅器411と412の間のR
Cフィルタネットワークが可変抵抗RCネットワークと
取り替えられるのを除いて、散乱高角度検出回路のため
の回路と同じである。電圧源の極性における差は、散乱
低及び高角度がダークフィールド吸収を検出するという
事実を説明することができるのに対して、吸収及び基準
検出器は明るい(光)フィールド吸収を検出する。50
KAポテンショメータは、明るいフィールド吸収信号の
ための前置増幅器420に可変利得を提供するために使
用される。
【0175】検出回路の構成は、低及び高角度散乱が
0.5から1.5ボルトピーク値の正のパルス、及び例
えば10マイクロ病の信号パルス幅(略2メータ/秒の
割合でフローセル110を通るセルの公称フローを仮定
している)を発生するように、粒子の検出に相当するパ
ルス高さ出力を供給することができる。これに反して、
吸収基準及びRETIC吸収は、5−7lsecの公称パル
ス幅で略1.5ボルトピーク値の正方向パルスを発生す
るために調整可能の利得を有している。ボード140と
して図19に示されたレーザダイオード131を駆動す
るための回路は、図21に詳細に示されている。レーザ
ダイオード131は、共通帰還アースに接続されている
ケースターミナルT1 、電流出力ターミナルT2 、及び
ドライブ電流出力ターミナルT3 を有している。ドライ
バ回路は、ターミナルT2 とT3 の間に接続されてい
る。適当なレーザダイオード131は、東芝モデルN
o.TOLD9225(S)である。
【0176】レーザダイオードドライバ回路は、演算増
幅器441、トランジスタ442、調整された−5ボル
トソース443、+2.4ボルト基準445、及び±1
5ボルト基準電圧源を含んでいる。増幅器441は、好
ましくはモデル356演算増幅器であり、その反転入力
に3信号の和を有している。第一に、抵抗器444、2
00オーム抵抗器間に通されるレーザダイオードLDの
ターミナルT2 からの信号;第二に、増幅器441から
のフィードバック信号、及び第三に、ポテンショメータ
446を通過する基準電圧445からの信号である。好
ましくは、ポテンショメータ446は、300A〜60
0A抵抗範囲を提供し、かつ基準電圧は、+2.4ボル
トDCである。増幅器441の非反転入力は、アースに
接続されている。
【0177】増幅器441の出力は、好ましくはモデル
2222Aトランジスタであるトランジスタ442のベ
ースに入力される。トランジスタ442のコレクタは、
10A抵抗器447を横切ってレーザダイオード131
のドライブ電流出力ターミナルT3 に結合される。抵抗
器447間で検知される電圧VCMは、レーザダイオード
ドライブ電流IL に比例している電圧である。トランジ
スタ442のエミッタは、タイミング回路を、好ましく
は並列に接続されたキャパシタ448及び抵抗器449
を含むR−Cネットワークを横切って、増幅器441の
反転入力に結合される。タイミング回路は、たとえば、
最大1マイクロ秒の高速応答時間を持つ増幅器に提供す
る。この応答時間は、RBCチャンネルパラメータの感
度をフローセル内のシースフローの速度に減少させ、か
つサンプリング処理能力を増加するように、少なくとも
350Khzの最小帯域幅に相当する。好適具体例にお
いて、キャパシタ448及び抵抗器449の値は、それ
ぞれ100pf及び568Aになるように選択される。
トランジスタ442のエミッタはまた、抵抗器450を
横切って−5ボルトのドライブ電圧ソース443に接続
される。抵抗器450は、例えば、10Aである。この
回路で使用される抵抗器は好ましくは、1%精度限界を
有する十分に調和した、熱的追跡抵抗器である。
【0178】本発明によると、レーザダイオード131
のパワー出力は、レーザダイオード電流IL を調整する
ためにポテンショメータを変更することにより容易に制
御することができる。説明したように、ダイオード電流
L は、トランジスタ442のコレクタ内の抵抗器44
7間の電圧VCMを追跡することにより監視される。ダイ
オード電流はそれから、トランジスタ442により制御
され、かつその出力は、増幅器441の反転入力にフィ
ードバックされる。好都合に、トランジスタ442は、
演算増幅器441のフィードバックループ内にあるの
で、それは、ドライバ回路要素変動とは独立して動作
し、かつ演算増幅器出力により制御される。公知の従来
技術の設計に関して、本発明のレーザダイオードドライ
バ回路は、改善された寿命(後述)及び応答時間(帯域
幅)、即ちレーザの動作に対してより高速の制御を提供
する。好都合に、レーザドライバ回路149はまた、最
小数の部品を使用し、かつ線形モードの非常に安定した
動作を提供する。結果として、実質上、トランジスタ4
42の飽和、即ち非線形動作はない。ドライバ回路はま
た、固定線形モードで動作するので、改善されたバラン
ス制御をし、かつフィードバックループ内のRCネット
ワークの抵抗器449及びキャパシタ448の値の時定
数を選択することにより帯域幅制御をする。この結果、
大きなサンプル処理能力可能性を生じる。
【0179】レーザダイオードドライバ回路149及び
レーザダイオード131は、3つの基本機能を提供する
単一プリント回路ボード上に好都合に取り付けることが
できる。1つは、レーザダイオード131を駆動するた
めに定常状態電流を提供することである。第二の機能
は、レーザダイオード131を定電力モードに維持する
ためにダイナミックフィードバックループを作ることで
ある。第三の機能は、電流IL を表す電圧VCMを監視す
ることによりレーザダイオード電流IL の上限状態を検
出し、かつ示すことである。好ましくは、ポテンショメ
ータ446を調整することによりレーザダイオードドラ
イブ電流IL を設定するため、そして(図19に図示さ
れていない)電圧監視に使用するためのドライブ電流I
L 下限のための閾値を設定するため、同様なポテンショ
メータ(図21に図示せず)を調整することにより、プ
リント回路ボード149上で調整がなされる。マニュア
ル調整ポテンショメータ446が、模範的な装置として
図示されているけれども、適当なソフトウエア指令を実
行するマイクロプロセッサにより抵抗を制御することが
できるようにディジタル制御可変抵抗装置がまた使用す
ることができるであろう。好都合に、図21に示された
回路は、1.5”×1.5”プリント回路ボードの一方
の側に取り付けられた表面取付要素及びポテンショメー
タを使って構成することができる。
【0180】図21及び図22を考慮すると、レーザド
ライバ回路及びその電源は、電流過渡中にレーザダイオ
ード131がオンになるのを防ぐように動作する。従っ
て、レーザダイオードドライブ電圧源443は、ダイオ
ードドライバ回路に電力供給する他のDC供給電圧、即
ち、+15、−15及び+2.4ボルト供給に関して、
ターンオン、ソフトスタート遅延時間、例えば、0.5
〜1.0秒を備えている。このような動作は、レーザダ
イオード131の寿命を改善する。図22を参照する
と、ターンオン、ソフトスタート遅延−5ボルト基準電
圧443は、+15及び−15ボルト電源に結合された
変換回路を使って得られる。この変換回路は、ソフトス
タート回路453、5ボルトレギュレータ454、及び
フィルタ回路455を包含している。フィルタ回路45
5の出力は、ターンオン、ソフトスタート遅延の−5ボ
ルト電源443である。ターンオン遅延は、他のDC電
源及び基準電圧に関して、典型的には0.5〜1.0秒
にセットされる。他の時間を使用することができる。
【0181】ソフトスタート回路452は、好ましく
は、電圧レギュレータ454への入力信号の供給を遅延
させる回路である。この回路は、それぞれがモデル2N
2905トランジスタである2つの縦続トランジスタ4
57及び458を含んでおり、−15ボルト電源が、ス
イッチ459でこの回路に切り換えられるとき、キャパ
シタ461と並列に、かつ抵抗器462と直列にキャパ
シタ460のRCネットワークにより生じた遅延で、ト
ランジスタ457及び458をオンにするよう動作す
る。抵抗器462は、トランジスタ457のベースとコ
レクタの間に接続されている。キャパシタ460及び4
61の他端は、共通帰還アースに接続されている。キャ
パシタ460は0.1Tf、キャパシタ461は2.2
Tf(10%、35V定格)、及び抵抗器462は10
0KAにすることができる。RCネットワークは、0.
5〜1秒の時定数を提供し、かつその端で、−15ボル
ト電源がトランジスタ458を通して電圧レギュレータ
454の入力に完全結合になる。これが生じるとき、即
ち、遅延後、電圧レギュレータはオンになり、かつ調整
された−5ボルト出力(443)を供給する。この遅延
中、+15、−15、及び+2.4ボルト電源が、図1
9のライン451により示されるように、レーザダイオ
ードドライバ回路ボード149に直接通される。電圧レ
ギュレータは好ましくは、外部放熱器を有するナショナ
ルセミコンダクタのような販売者から利用可能のモデル
LM320T−5である。
【0182】フィルタ453は、共通帰還アースと電圧
レギュレータ入力の間に並列に接続された2つのキャパ
シタ463及び464からなり、かつ入力ノイズフィル
タのために利用される。フィルタ455は、並列キャパ
シタ構成465、466及び並列抵抗器467を有して
いる。キャパシタ465及び466は、出力ノイズフィ
ルタ及び改善された電圧調整を提供する。抵抗器467
は、電圧レギュレータ454を最少に負荷するために使
用される。キャパシタ463及び465は好ましくは、
22Tf(10%、35w定格)、キャパシタ464及
び466は0.1Tf、及び抵抗器467は160A
(5%、1/4 ワット定格)である。再び、図22を参照
すると、+15電源がまた、+2.4基準信号を発生す
るために2.4Vゼナーダイオード456(モデルIN
4370Aデバイス)を含む変換回路に通される。+1
5電源は、並列キャパシタ468(22Tf、10%、
35w)及び469(0.1Tf)、及びゼナーダイオ
ード456と並列の抵抗器470(510A、5%、1/
2 ワット)を含むフィルタに通される。キャパシタ47
1(1.0Tf、10%、50V)が、ゼナーダイオー
ド456と並列に接続され、かつ+2.4ボルト信号を
発生する。
【0183】典型的動作において、レーザダイオード駆
動電流IL は、公称70ミリアンペアに、かつ最大80
ミリアンペアにセットされて、この値が、60と80ミ
リアンペアの間で連続的に調整可能にされる。内部にパ
ッケージされた検出器を含む東芝モデルTOLD922
5(S)レーザダイオードに関して、その監視された電
流は、典型的には1.5ミリアンペア、及び最大3.0
ミリアンペアであり、10ミリワットの出力で最小0.
5ミリアンペアを有している。レーザダイオードドライ
ブ電流IL を表す検知電圧VCMは、”寿命”(”LON
G”)信号を発生するために好都合に使用され、かつこ
れは、レーザダイオード131に対して、論理レベル出
力を有している。この点で、論理HIGH信号(1)
は、レーザダイオード電流IL がプリセット基準値、例
えば80ミリアンペアに相当、よりも大きいか又は等し
いとき示される。論理LOW(0)信号は、正規のレー
ザダイオード動作を示すために使用される。
【0184】図23は、また図19に示されたレーザダ
イオード寿命ステータス回路480の一具体例の図解図
である。レーザダイオードドライバボード149は、入
力ライン470をステータス回路480に供給する。ス
テータス回路480は、比較器471、及び±15ボル
ト基準電圧源を含んでいる。比較器471は好ましく
は、その反転入力に2つの信号の和を有するモデルLM
311Mである。その第一の信号は、1KAポテンショ
メータ474及び1KA抵抗器475から成る電圧ディ
バイダを通過する−15ボルトソースからの信号であ
り、その第二の信号は、レーザダイオード131のター
ミナルTP3からの信号である。比較器471の非反転
入力は、入力電圧VCMに、レーザダイオードドライバボ
ード149から入力ライン470に接続されている。
【0185】比較器471は、0.1Tfキャパシタと
並列に接続された−15ボルトソースにより、かつ+1
5ボルトソースにより、バイアスされている。比較器4
71の出力は、2KA抵抗器473及び1KA抵抗器4
76を通して+15ボルトソースに接続されている。+
15ボルトソースはまた、0.1Tfキャパシタ477
及び抵抗器473、476及び1KA抵抗器及び499
A抵抗器479と並列に接続されている。ライン481
上の出力信号は、レーザダイオードが必要な光強度を発
生するために利用する電力量の指示をする。特に、ポテ
ンショメータ回路は、474、475で、閾値レベルを
セットするために調整され、かつこれは、ライン470
上のレーザダイオード電力信号に、比較器471により
比較される。もし閾値レベルを越えるならば、論理レベ
ルに相当するTTL互換出力信号は、ライン481上で
発生して、レーザダイオード131があまりに多くの電
力を使用しているということを示し、従って取り替えを
必要とするかもしれない。もし閾値レベルを越えないな
らば、そのとき、0論理レベルに相当するTTL互換出
力信号は、ライン481上に発生して、レーザダイオー
ド131が正常に動作しているということを意味してい
る。
【0186】CANBUS 図24は、本発明の一具体例に従うCANBUSアーキ
テクチャの簡単化されたブロック図である。特に、CA
NBUSインターフェース112は、PC104バスと
して全体的に示されたデータ、アドレス、及びコントロ
ールラインを有するPC104バスを通してシステムC
PU107に接続されている。CANBUSインターフ
ェース112はまた、CANBUSスクランブラ120
を通して、HGBノード122、スイッチインディケー
タノード124、圧力及びスイッチノード126、モー
タドライブノード132、134、136、138、パ
ラレルノード140及びバルブドライバノード150、
160から成るシステムノードに接続される。各ノード
は、”利口な”ノードであり、そしてこのように、CA
NBUS上のデータ、アドレス、及びコントロール信号
を受信し、処理し、かつ送るための常駐マイクロプロセ
ッサを包含している。CANBUSの使用は、このシス
テムに実装されるべきロジックの分散を可能にする。
【0187】CANBUSインターフェース112は、
分析装置コントローラ105(図11A参照)と全ての
接続ノード間の全ての通信の送信機及び受信機であるイ
ンターフェースである。分析装置コントローラ105、
例えば、インテルシリーズ386ExCPUは、CAN
プロトコルの一部であるシリアルリンクを通して通信す
る。CANBUSインターフェース112は好ましく
は、PC104標準に従うバス501出力接続による入
力を使ってバス501により分析装置コントローラ10
5に接続される。この設計は、16ビット多重アーキテ
クチャモードを使ってCPUインターフェースロジック
を有するインテルモデル82527シリアル通信コント
ローラに基づくことができる。CANBUSインターフ
ェース112は好ましくは、それ及び種々のノードに接
続されたCANBUS500から光学的に分離されてい
る。バス高ラインピン、バス低ラインピン、+5V入力
電力ピン、及びアースピンを含む通常の9ピンD−タイ
プコネクタ(図示せず)が、CANBUSスクランブラ
120への各ノードをCANBUS500に結合するた
めに使用される。
【0188】図24及び図25を参照すると、CANB
USインターフェース112及びCANBUSスクラン
ブラ120の主構成要素が示されている。CANBUS
インターフェース112は、インターフェース112を
CANBUSスクランブラ120に結合するCANコン
トローラ1710、2つの光アイソレータ1820、及
び1730、プログラマブルアレイロジック(PAL)
デバイス1740、バッファ回路1750、データベー
ストランシーバ回路1760、アドレスバッファ回路1
770、データトランシーバ回路1780、及び制御ロ
ジック回路1790を含んでいる。CANコントローラ
1710、好ましくは、インテルデバイスモデルNo.
82527コントローラは、CANプロトコルに従い通
信を実行するシリアル通信コントローラである。CAN
プロトコルは、ネットワーク上のノード間のメッセージ
オブジェクトの転送のためにマルチマスタバス構成を使
用する。CANコントローラ1710は、ホストCPU
107からの相互作用を最少にして、メッセージの送信
及び受信、メッセージフィルタ、送信サーチ及び割り込
みサーチのような全てのシリアル通信機能を実行する。
通信オブジェクトは、制御データセグメントと共に、識
別子から成る。制御セグメントは、メッセージを転送す
るために必要とされる全ての情報を包含している。送信
ノードは、ネットワーク上の全ての他のノードにそのメ
ッセージを同報通信し、かつ各ノードの受け入れフィル
タは、そのメッセージを受信すべきかどうかを決定す
る。
【0189】CANコントローラ1710は、CPU1
07にいかなる負荷もかけることなく、メッセージの送
信及び受信を管理するだけでなく、エラー処理を管理す
る。CANコントローラ1710は、巡回冗長検査(C
RC)及びビット符号ルールを含むいくつかのエラー検
出構成を特徴とする。もしメッセージが崩壊したなら
ば、それは、受信ノードによって受け入れられない。コ
ントローラ1710は、送信ステータスを監視し、かつ
エラーの場合にデータの自動再送信が開始される。好ま
しくは、コントローラ1710は、永久的ハードウエア
故障をソフトエラーと区別することができ、かつ欠陥ノ
ードはバスから切り離される。好適具体例において、コ
ントローラ1710は、通常のインテル16ビット多重
モードに構成され、かつこれは、8ビットバイト又は1
6ビットワードでCPUからのデータ転送を可能にす
る。このように、コントローラ1710は、制御及びメ
ッセージレジスタ間で分割されるRAMの256バイト
のブロックとしてCPUに現れる。8ビットの一般目的
のI/Oポートがコントローラ1710により備えら
れ、かつそのビット0は、CANBUS500上でシス
テムをリセットするために使用される。コントローラ1
710のためのクロックはPC104バス501からの
8MHzクロック信号BCLKである。インテル部品8
2527についてのより詳細な情報は、参照によりここ
に組み入れられるインテルデータシート上で利用可能で
ある。
【0190】CANBUSインターフェース(ドライバ
/受信機)、好ましくはフィリップスモデル82C25
0デバイスは、コネクタJ3(9ピンD−タイプコネク
タ)上のCANBUS500のCANBUSスクランブ
ラ120に、そしてそこから、CANBUS500に結
合されたノードのそれぞれの相補的CANインターフェ
ースデバイス及びCANコントローラマイクロプロセッ
サに物理インターフェースを提供する。これらのノード
エレメントは、さらに後述する。CANBUSステート
は、以下のように定義される。 TxD CANH CANL BUSSTATE RxD 0 高 低 優勢 0 1又は浮動 浮動 浮動 劣勢 1 抵抗器は、CANBUS信号の傾斜を制御するために使
用される。CANコネクタJ3の出力は、以下のピン定
義を有している。
【0191】 J3−1 接続無し J3−2 CANL J3−3 電力帰還 J3−4 電力帰還 J3−5 電力入力 J3−6 接続無し J3−7 CANH J3−8 電力帰還 J3−9 電力入力 CANBUSターミネータジャンパ(図示せず)は、1
18オームのCANBUS終端を提供するために挿入す
ることができ、或いはCANBUS終端を形成しないた
めに使用されない。
【0192】さらに、電源ジャンパP3は、一部にはC
ANBUS500に供給される電力を制御するために使
用される。この回路は5ボルトを必要とするが、しかし
ながら、オンボードレギュレータVR1が備えられ、か
つこれは、8−12電圧源からの動作を可能にする。ジ
ャンパP3は電源を選択し、かつCANBUS500か
ら利用可能の5ボルト電源と共に使用するために挿入さ
れ、そしてより高い供給電圧と共に使用するために取り
除かれる。光アイソレータ1720及び1730は、C
ANドライバ/受信機1735及びCANBUS500
を、CANBUSインターフェース112の回路の残り
及びシステムコントローラ105から分離する。アイソ
レータのCANBUSコントローラ1710側の回路
は、PC104バス501から電力供給される。CAN
BUSインターフェース112は、PC104バス50
1を通してCPU107ボードにインターフェースす
る。PC104バス501は、標準ISA(P966)
と同様であるが、しかしコネクタは埋め込み応用に適合
させるよう変更される。このボードは、16ビットイン
ターフェースによってマップされたメモリである。これ
は、8ビットと16ビットの両方の転送を可能にし、か
つこのボードが1メガ以上のメモリ空間を占めることを
可能にする。
【0193】コネクタJ1において次のピン定義が使用
される。 2 5VRET 40 BCLK 3 SD7 41 A10 4 PWRGD/ 42 IRQ7 5 SD6 43 A9 6 +5V 44 IRQ6 7 SD5 45 A8 8 IRQ9 46 IRQ5 9 SD4 47 A7 11 SD3 49 A6 13 SD2 51 A5 15 SD1 53 A4 17 SD0 55 A3 19 IOCHRDY 56 BALE 20 5VRET 57 A2 29 A16 58 +5V 31 A15 59 A1 33 A14 61 BLE 35 A13 62 5VRET 37 A12 63 5VRET 39 A11 64 5VRET
【0194】コネクタJ2において次のピン定義が使用
される。 1 GND 22 MEMW/ 2 GND 24 SD8 3 MEMCS16/ 26 SD9 4 BHE/ 28 SD10 6 A23 30 SD11 8 A22 32 SD12 10 A21 34 SD13 12 A20 36 SD14 14 A19 38 SD15 15 IRQ14 33 VCC 16 A18 37 GND 18 A17 39 GND 20 MEMR/ 40 GND
【0195】PALデバイス1740は、PC104ア
ドレスラインA11−A23をデコードして、CANB
USインターフェース112へのCPU通信を可能にす
るよう動作する。PALを定義する等式は、以下の通り
である。 CS/=MCS16L//*A16/*A15/*A1
4/*A13/*A12/*A11/*E1+MCS1
6L//*A16*A15/*A14/*A13/*A
12/*A11/*E1/*E0+MCS16L//*
A16/*A15/*A14/*A13/*A12/*
A11/*E1/*E0/
【0196】MCS16=A23*A22*A21*A
20*A19*A18*A17*E1*E0+A23/
*A22/*A21/*A20/*A19*A18*A
17*E1*E0+A23/*A22/*A21/*A
20/*A19*A18*A17/*E1/
【0197】E0=P4−1 E1=P4−3 ジャンパは、ボードのベースアドレスを選択するために
使用される。 ベースアドレス P4 1−2 P4 3ー4 0C0000h X X 0D0000h X オープン 0E0000h オープン X FE0000h オープン オープン
【0198】CANコントローラ1710 I/Oポー
トP2.0は、CANBUSリセット機能を制御する。
CANBUS500に対するリセットを開始するため
に、I/OP2.0は、少なくとも130lsec間高に保
持されなければならない。これは、CANBUS500
をこの時間、バス上の各ノードのリセット機能を動作さ
せる状態である優勢状態にする。ジャンパP2は、電源
投入時のリセット回路の初期状態を制御するために使用
される。ジャンパP2が取り外されると、ボードは電源
投入時にCANをリセットし、かつポートP2.0は、
リセットを解除するために低状態にプログラムされなけ
ればならない。ジャンパP2が挿入されるとき、ソフト
ウエアがポートP2.0を高にするまで電源投入時にリ
セットは生じない。
【0199】本発明で使用されるCANBUSプロトコ
ルは、SLAVE/SLAVE通信と共に、MASTE
R/SLAVE通信を可能にする。用語MASTER
は、着手装置を参照し、かつ用語SLAVEは、コマン
ドを受信する装置を参照する。SLAVEは、コマンド
に応答し、かつ/又は実行する。分析装置コントローラ
105におけるシステムコントローラCPU107は、
HOSTとして知られ、かついかなるNODEも、別の
装置にそのステータスを問い合わせるような特別のコマ
ンドに対してMASTERになることができる。HOS
Tは、種々のノードにコマンド及びステータス質問を送
信し、かつワークステーション103(図11A参照)
のためにノードから受け取ったデータを処理する責任が
ある。
【0200】CANプロトコルは、メッセージ識別子
(MID)のための11ビット識別子フィールドを利用
する。メッセージは、MIDが低くなればなるほど、優
先度が高くなるようにMID値により優先付けられる。
このように、CANインターフェース及びコントローラ
ハードウエアは、MIDを使うバスを仲裁する。MID
と共に、データの0から8バイトを転送するために使用
される8データバイトがある。4ビット装置クラスフィ
ールドは、15の異なる装置クラスと1つの同報通信ク
ラスを定義するためにMIDにおいて使用される。メッ
セージの優先度はMIDの値に基づいているので、その
クラスは、システムタイミング要求に基づいて定義され
る。バルブドライバノード150、160により制御さ
れるバルブのようなある装置は、典型的には、コマンド
実行に対して高精度を必要とする。低いクラス値、例え
ば、値(1)を有することにより、これは、CANBU
S仲裁によるバルブの制御のためのコマンド待ち時間が
減少する助けとなる。
【0201】他のクラス定義は、以下のように割り当て
ることができる。バス上の全ての装置と話すために使用
され、かつ通常最高の優先度が与えられる同報通信のた
めのクラス(0)。使用されるコマンドは、停止、リセ
ット、バス上の装置リクエスト等のようなものである。
ほとんど全てのノードは、これらのコマンドを聞き、か
つ処理するであろう(例えば、あるポンプ装置は、これ
らのコマンドを無視することができる)。バルブ及びシ
ャッタのような他の働きのためのクラス(1)。ホスト
からノードへの情報のポンプ制御のためのクラス
(2)、及びポンプノードからホストへの情報のための
クラス(10)(これらのクラスは、他の装置クラスと
は異なるドライバ及び通信を使用し、かつ必ずしも同報
通信コマンドに応答しない)。サンプル吸引のためのサ
ーボ機構及びサンプラのためのクラス(3)、ステッパ
モータ装置及び搬送機構のためのクラス(6)。ポンプ
のためのクラス(7)。例えば、コンテナの補充レベ
ル、要素の位置、エレメント等の温度を決定するための
センサのためのクラス(9)。サンプルデータ追跡のた
めバーコードを読み取るIDリーダのためのクラス(1
1)。シリアル又はパラレル入力/出力通信のためのク
ラス(12)。装置コントローラのためのクラス(1
5)。もちろん、他のクラスを使用することができ、か
つ割り当てられたクラス優先度は、所定の装置のために
適切なものとして変更することができるであろう。
【0202】前述のシステムとして、ビット0−2は、
送られるメッセージのタイプを識別するフレームタイプ
を定義する。11ビットMIDのビット3−6は、装置
IDを識別する。ビット7ー10は、送り先装置クラス
を識別する。メッセージのフレームタイプは、着手マス
タ装置に戻される、スレーブからマスタへの受信通知”
0”;マスタからスレーブに送られる、単一フレーム又
はマルチフレームシーケンスの終わり”1”;マスタか
らスレーブに送られるマルチフレームスタート”3”;
マスタからスレーブに送られるマルチフレームデータ”
4”;マスタからスレーブに送られ、かつスレーブステ
ータスを要求する照会”6”;及びコマンド又は装置か
らの応答不要の故障指示に応答してスレーブからマスタ
に送られる故障/NAK”7”を含んでいる。フレーム
タイプ5は、使用されず、かつフレータイプ2は、後述
のようにポンプのために使用される。第一のデータバイ
ト(バイト0)は、センダ識別子MIDを供給する。次
の7つのデータバイト(バイト1−7)は、データを供
給する(コマンド又は他の情報)。
【0203】ポンプの場合に、異なる通信フォーマット
が使用される。11ビットMID識別フィールドにおい
て、ビット10は0にセットされて、ホストからポンプ
へのメッセージであるということを示し、かつ1にセッ
トされて、ポンプからホストへの応答であるということ
を示す。ビット7−9は、前述したように、クラス(1
0)とクラス(2)の間で区別するために使用される。
ビット3−6は、0−15に対する装置IDを識別する
ために使用される。ビット0−2は、フレームタイプを
提供する。フレームタイプ0及び7が使用されず、フレ
ームタイプ1がアクションフレームであり、かつフレー
ムタイプ2が共通コマンドフレームであるのを除いて、
前述したのと同じフレームタイプが使用される。CAN
BUSはまた、ダウンロードモードを含み、かつその
間、時間パラメータ及び/又は新たなソフトウエアコー
ドは、ホストから装置にダウンロードすることができ
る。
【0204】このようなシステムは、公知の、モジュラ
ー状態の全てのノード間で通信を可能にし、かつ重要な
ことに他の装置で使用するために本装置からノードの使
用を可能にする。11ビット識別子のための適当なCA
Nプロトコルが、BOSCHCAN仕様書バージョン
2.0、パートAに記載されている。用語CANBUS
は、制御エリアネットワークバス(Control Area Netwo
rk Bus)を表している。異なるタイプのCANコントロ
ーラをCANBUSのいずれかの端で使用することがで
き、かつこれは、種々の程度のMIDフィルタを提供す
る。好ましくはCANBUSインターフェース112に
おいて使用されるインテルモデル82527デバイス
は、10のフィルタを提供する。しかしながら、本発明
の前述の具体例は、1つのみのフィルタを提供するフィ
リップスエレクトロニクスカンパニーによって販売され
たフィリップモデルP87C592マイクロコントロー
ラを各ノードにおいて利用する。これは、もし同報通信
又は選択同報通信信号のような複数タイプのクラス情報
が、受信される必要があるならば、問題を生じるかもし
れない。一般的に、装置(ノード)は、バス上の全ての
メッセージを聞くことを望まず、従って、受け入れフィ
ルタは、その特別のノードのために割り込みを発生する
のみのためにプログラムすることができる。そのとき、
この装置は、それ自身のクラス及び装置IDをフィルタ
するようセットされているならば、同報通信又は選択同
報通信メッセージを受信することができないであろう。
しかしながら、ファームウエアを全クラスに一度にダウ
ンロードするような機能を実行することが望まれると
き、別の問題が生じる。それ故この装置はまた、全ての
フィルタを取り除き、同報通信フィルタを可能にし、選
択同報通信フィルタを可能にし、そしてオリジナルなフ
ィルタを可能にする一組のコマンドを組み入れる。
【0205】次の説明において明らかになるように、各
マイクロコントローラは、ノードの分散ロジック及び制
御機能を実行するためにそれ自身のプログラミング及び
他の関連した回路を有するけれども、ノードのそれぞれ
は、好ましくは、CANバスに結合するために同じ基本
ハードウエア(CANインターフェース及びマイクロコ
ントローラ)を含む。
【0206】HGB色彩計ノード HGBノード122の機能は、HGB色彩計621から
の電圧信号を検知し、かつCANBUS500を通して
分析コントローラ105に転送することができるディジ
タルデータに変換することができる。図34、図51、
及び図61を参照すると、HGBノード122に関し
て、電力及び前置増幅器アセンブリボード123が、白
熱灯622に電力を供給し、かつピン電流シリコンホト
ダイオード検出器623(図61)から前置増幅された
信号を発生するために使用される。HGB反応チャンバ
593は、光路内に挿置され、かつ検出光がフィルタさ
れて、HGBカラー測定を得るために光波長546±
2.0ナノメータを通過させる。前置増幅器2132
は、検出器信号を変換する。図61に例示されるよう
に、ランプアセンブリ、PCボード123、及びホトダ
イオードアセンブリが、統合フロー回路に固定されたハ
ウジング121A内に、反応チャンバ番号593を通し
て一直線にランプ622及びホトダイオード623を整
列する鋳物121B内に取り付けられる。
【0207】HGBノード122は、HGB色彩計アセ
ンブリ161の一部であり、かつ好ましくは、ハウジン
グ121A内のHGB電源/前置増幅器ボード123に
(図61)ピッギーバックスタイルで取り付けられる。
HGBノード122は、カラー測定を示す値を取得し、
かつディジタル化するためにソフトウエアルーチンプロ
グラムを実行するマイクロコントローラを動作させる。
図34を参照すると、HGBノードマイクロコントロー
ラ2110は、好ましくは、フィリップスから利用可能
のモデルNo.P87C592マイクロコントローラで
ある。(市販装置の全ての回路モデル番号は、他に示さ
れていなければ、フィリップスエレクトロニクスIn
c.から利用可能のものであるということに注目されよ
う。)。マイクロコントローラ2110は、CPU21
12、好ましくは、集積化CANコントローラ2111
を持つモデル80C51コア、ディジタル及びアナログ
ポート2116、シフトレジスタ、シリアルUARTポ
ート2119、ROM2113、RAM2114及び監
視タイマ2115を含んでいる。
【0208】データは、内部UARTポート2119を
使って別個の内部アナログ−ディジタル変換器(AD
C)2130からシリアルに転送される。ADC213
0は、データの最上位ビットを転送し、かつUARTポ
ート2119は、データの最下位ビットを受信するの
で、コントローラが有効データを得るためにビットを交
換することが必要である。通常のピン番号を使うADC
2130のポート割り当ては、以下の通りである。 P1.0 A0 ADCアドレス P1.1 A1 ADCアドレス P1.2 BP バイポーラ/ユニポーラ選択 P1.4 オプションLED2125 P1.5 オプションジャンパP3 2124 P1.6 TxD CAN送信 P3.0 SDATA ADCからシリアルデータ P3.1 SCLK ADCにシリアルデータクロック P3.2 DRDY/ ADCからデータレディ P3.3 CS/ ADCにチップセレクト P3.4 CONV ADCに変換信号 P3.5 CAL ADCに校正信号
【0209】フィリップスモデル87C592マイクロ
コントローラは、CANプロトコルのカーネルを表すト
ランスファ層を実施するために必要な全てのハードウエ
アモジュールを含んでいる。監視タイマ2115は、ア
プリケーションソフトウエアにより周期的に再ロードさ
れる。タイマは、1.5ms毎にインクリメントする。
もしプロセッサCPU2112が、ソフトウエア/ハー
ドウエア故障を被るならば、ソフトウエアは、タイマを
再ロードすることに失敗し、オーバフローが生じ、そし
てそれは、マイクロコントローラ2110をリセットす
る。好ましくは、ROM2113は、16キロバイトの
PROMを含むデバイスであり、かつRAM2114は
512バイトを含むデバイスである。ROMはまた、異
なるプログラマブルメモリデバイス、例えば、EPRO
M、FLASHメモリ、或いは必要に応じて他のプログ
ラマブル(磁気又は光)メモリにすることができるとい
うことを理解すべきである。フィリップスモデル87C
592デバイスのより完全な説明が、公開されておりか
つ参照によりここに組み入れられるフィリップスデータ
シートにおいて利用可能である。
【0210】CANインターフェース2101は、好ま
しくはフィリップスモデル82C250デバイスであ
り、かつコネクタJ1上のCANBUS500とマイク
ロコントローラ2110のCANコントローラ2111
の間の物理インターフェースを提供する。コネクタJ1
は、各ノードをCANBUSスクランブラ120に結合
するために使用される前記の9ピンD−タイプコネクタ
である。或いは、CANインターフェース2102は、
前述のCANインターフェース1735と同じにするこ
とができ、かついかなる場合にも、定義されたCANB
USステート及びプロトコルと互換にしなければならな
い。抵抗器(図示せず)が、CANBUS信号の傾斜を
制御するために、かつEMI制御のために使用すること
ができる。モデル82C250CANインターフェース
のさらに詳細な説明は、公開されかつ参照によりここに
組み入れられるフィリップスデータシートにおいて利用
可能である。
【0211】HGBノード122は、±15ボルト電源
により電力供給され、かつこれは、オンボード電圧レギ
ュレータにより5ボルトに降圧調整される。CANイン
ターフェース2101(図示せず)は、CANBUSに
より電力供給される。5ボルトが必要であり、かつレギ
ュレータは、8−12ボルトの動作を可能にする。これ
は、前述したCANインターフェース1735の動作と
同じである。リセット回路2120は、CANBUSの
状態を監視する。所定数の発振器周期、例えば(128
Tsに相当する)2048発振器周期、の間CANBU
S上の優勢ビット条件を受信したときに、マイクロコン
トローラ2110のリセットが開始される。優勢状態
は、リセットサイクルを完成させるために少なくとも2
4(1.5Ts)発振器周期の間維持されるべきであ
る。RC回路(図示せず)を使用して、電力が確立し
て、電力確立リセットを保証するときに、リセット回路
2120におけるフリップフロップのクリアラインを保
持することができる。発振器(図34に図示せず、図3
5に図示)が、マイクロコントローラ2110及びリセ
ット回路2120をクロックするために備えられる。発
振器周波数は好ましくは、16MHz(±.01%)で
ある。
【0212】アナログ−ディジタルコンバータ(AD
C)2130は、ユニポーラモードで0から2.5ボル
トの電圧を、或いはバイポーラモードで−2.5から
2.5ボルトの電圧をディジタル化するために備えられ
ている。このモードは、マイクロコントローラ2110
ポートP1.2により選択される。このADC2130
は、0.0030%フルスケールよりも小さな線形エラ
ーを持つ16ビット分解能を提供する。内部ディジタル
フィルタは、32,768Hzのディジタル化クロック
周波数で動作するとき、120dBの50、60Hz
(ライン周波数)排除を提供する。この周波数で、1秒
当たり20までの変換をすることができる。好ましく
は、ADC2130は、アナログ入力1N1、1N2、
1N3、及び1N4を有する集積化4チャンネルマルチ
プレクサ2131を含むモデルCS5505デバイスで
ある。
【0213】ADC2130のアナログ入力は、ユニポ
ーラモードで0から−2.5ボルトの電圧、或いはバイ
ポーラモードで−2.5から2.5ボルトの電圧を受け
入れるであろう。HGB色彩計前置増幅器ボード123
(図34に図示せず、図61参照)は、回路ボード12
3からの前置増幅した光検出器出力として、ボックス2
133で−1.1から−4.0ボルトのDC電圧を提供
する。これは、4ボルトベースラインで、0から.53
O.D.の吸収度に相当する。2133における入力
信号は、最初、低オフセット、低ノイズオペアンプ21
32を反転することによりバッファされ、そして入力I
N1でアナログ−ディジタル変換器2130に導かれる
前に増幅器出力(図示されず)に結合された精密電圧デ
ィバイダを使って半分に減らされる。ディジタル化デー
タは、UARTポート2119でマイクロコントローラ
2110に、MSBを最初にシリアルに転送され、かつ
マイクロコントローラ2110はデータクロックを供給
する。ADC2130入力ピンCONV上の入力は、も
しピンCAL上の信号が低ならば低から高への移行で変
換を開始し、或いはもしCALが高であるならば、校正
サイクルを開始する。もしCONV入力での低から高へ
の移行中にピンCALでの信号が高であるならば、AD
C2130オフセットの校正及び利得スケールファクタ
ーの校正を含む校正サイクルが生じる。
【0214】ADC2130入力A0、A1は、入力信
号のためにどの入力チャンネルが使用されるのかを選択
するために使用される。これらの信号は、CONV入力
で低から高への移行によりラッチされる。ADC213
0BP/UP入力は、もしこの信号が高であるならばバ
イポーラモードを選択し、そしてもしこの信号が低にセ
ットされるならばユニポーラモードを選択する。ADC
2130DRDY/ピンは、UARTシリアルポート2
119上でデータが利用可能であるということをマイク
ロコントローラ2110に信号するために、アナログ−
ディジタル変換サイクルの終わりに低になるデータレデ
ィ信号である。それは、全てのビットがシフト出力した
後、或いはもしピンCS/が高ならば新たなデータが利
用可能になる前の2クロックサイクル、高に戻る。CS
/ポートは、低にセットされるときシリアルポートへの
アクセスを可能にする。SDATAポートは、データが
MSBを最初にシフト出力するシリアルデータラインで
ある。SCLKポートは、マイクロコントローラ211
0により供給されたシリアルデータクロックである。好
ましくは、データは、クロックの立ち下がりエッジで変
化する。他のノードは、データをディジタル化するため
にフィリップスモデル87C597装置の内部10ビッ
トADCを利用するが、しかし異なるADCが、HGB
ノード122におけるように、より大きな(或いは小さ
な)分解能が所望されるときに使用することができる。
【0215】通常の電圧レギュレータが(図示せず)、
HGBノード122動作のために必要な電圧に、±15
ボルト入力を変換するために使用される。典型的に次の
電源が備えられる。+5ボルトディジタル電源、オペア
ンプ213−2のための±10ボルト電源、及びADC
2130のための±5Vアナログ電源である。HGB色
彩測定は、15秒周期内でなされるサンプル電圧測定と
ベースライン電圧測定の比から得られる。電圧基準許容
誤差のようなスケーリングエラーは、この比を形成する
ときに除外される。線形性、オフセット、ノイズ、及び
ドリフトエラーが結果に影響する。1ないし4ボルトの
電圧範囲で電圧比測定をする際のボードの全体精度は、
0.1%である。この電圧範囲は、0ないし.53
O.D.の色彩計吸収度及び4ボルトのベースライン電
圧に相当する。
【0216】圧力及びスイッチノード 図26は、分析装置コントローラ105と空気圧アセン
ブリ129,128,130Aの間のインターフェース
である圧力及びスイッチノード126の簡単化された図
解図である。空気圧アセンブリは、図11Bにブロック
形態で示されており、かつ空気圧/コンプレッサアセン
ブリ130A、廃棄物ジャグアセンブリ128及び汎用
リンスアセンブリ129から構成される。圧力及びスイ
ッチノード126は、コンプレッサ、ドライヤーへの電
力を制御し、廃棄物及び試薬コンテナのためのレベルセ
ンサの状態を監視し、そしてこのシステムの圧力及び真
空ラインを監視する。圧力及びスイッチノードの種々の
要素のそれぞれが、単一5ボルトソース1503から電
力が供給される。
【0217】圧力及びスイッチノード126を含む各ノ
ードは、他のノードから、及び/又はシステムCPU1
07からCANBUS500上のデータを、スイッチノ
ードマイクロコントローラ1504のようなノードマイ
クロコントローラにリンクするCANBUSインターフ
ェース回路1502を有している。このように、スイッ
チノードマイクロコントローラ1504は、システムC
PU107及び他のノードにCANBUSインターフェ
ース1502を通して接続される。CANインターフェ
ース1502は、好ましくは前述したCANインターフ
ェース回路(例えば、図34の回路2101、又は図2
5の回路1735)と同じ動作するように構成され、か
つ同様にマイクロコントローラ1504は、前述のノー
ドマイクロコントローラ装置(例えば、図34における
マイクロコントローラ2110)と同じである。これら
の装置は、圧力及びスイッチノード126をCANBU
S500に、かつそこの通信に関して、これらの装置と
同様に動作する。
【0218】圧力及びスイッチノード126において、
マイクロコントローラ1504は、3つの圧力変換器及
び1つの真空変換器からの入力1508、1509、1
510及び1511を有している。マイクロコントロー
ラ1504はまた、リセット回路1506から、そして
廃棄物レベルセンサ1517及び試薬レベルセンサ15
19から受信する。レベルセンサは、磁気的に動作する
リードスイッチにすることができる。マイクロコントロ
ーラ1504は、ライン1530上のコンプレッサリレ
ーにコマンドを出力することができ、かつ必要に応じ
て、CANBUSにデータを送ることができる。このリ
レーはソリッドステートリレーにすることができる。さ
らに、マイクロコントローラ1504は、診断又は他の
目的に応じて、データライン1531上に複数の出力信
号を発生することができる。
【0219】空気圧/コンプレッサアセンブリ130A
は、5、20及び40ポンド/平方インチ(PSI)の
3つの圧力、及び20”Hgの真空を供給する。同じよ
うに構成される4つの異なる電子変換器回路1508、
1509、1510及び1511は、(全体的に、”空
気圧”又は”流体圧”ラインとして参照される)種々の
圧力及び真空ラインを監視し、かつ出力信号を発生す
る。4つのセンサは、好ましくは予め校正された圧力変
換器を使用し、かつその3つは、40、20及び5psig
動作圧力をそれぞれ測定するための最大検知能力60、
30及び5psi を有し、かつその第四のものは、15ps
i の最大能力を有しているが、しかし、それは真空を測
定するように出力極性を反転して設置される。分析装置
コントローラ105におけるシステムマイクロコントロ
ーラ107は、どの圧力又は真空ラインを監視すべきか
を選択し、かつ圧力測定がプラス又はマイナス5%許容
帯内に入ることを保証する。この許容帯は、変換器、増
幅器、及びアナログ−ディジタル変換器に、生じるかも
しれないエラーを組み入れる。マイクロコントローラ1
504に欠くことのできないアナログ−ディジタル変換
は典型的には、CANBUS上に転送するために10ビ
ットの分解能でアナログ圧力及び真空信号を変換する。
変換器の使用により、空気圧システムを実時間で監視す
ることを可能にする。
【0220】図26を参照すると、変換器回路1508
の1つが詳細に示されている。変換器回路は、実時間で
このシステムを監視するための圧力センサに加えて、低
オフセット演算増幅器を利用し、かつもし圧力(又は真
空)が、プリセット許容帯内にないならば信号を発生す
ることができる。変換器回路1508を参照すると、5
ボルト電源1503が、.01マイクロファラッドキャ
パシタ1512を横切って予め校正された圧力センサ1
514の入力に接続される。センサ1514の負の出力
は、演算増幅器1516の非反転入力に導かれる。増幅
器1518の出力は、1KA抵抗器1518を通して反
転入力にフィードバックされる。さらに、5ボルト電源
が、抵抗器1523と並列の抵抗器1520、1521
及び1522から成る電圧ディバイダ回路を通して増幅
器1516の反転入力に接続される。選択自由に、0−
1KAポテンショメータが、抵抗器1523と並列にす
ることができる。増幅器1516の出力はまた、1KA
抵抗器を通して演算増幅器1526の反転入力に入力さ
れる。圧力センサ1514の正の出力は、増幅器152
6の非反転入力に導かれる。増幅器1526の出力
は、.001マイクロファラッドキャパシタ1529と
並列に100KA及び選択自由の抵抗器1527及び1
528から成る回路を通してその反転入力にフィードバ
ックされる。増幅器1526により発生した出力信号
は、CANBUSに伝送するためにマイクロコントロー
ラ1504に導かれる。このようにこの回路は、計測増
幅器として構成される。各圧力変換器は、5ボルト電源
でフルスケール25mV出力を供給するよう接続され
る。値を記載していない例示の回路要素は、可能な利得
及びオフセット調整を提供することを意図した選択自由
の要素である。
【0221】再び、図26を参照すると、ノードリセッ
ト回路1506が詳細に示されている。このシステムに
おける各ノードは、このようなリセット回路を包含し、
かつそれは、CANBUSにより発生した優勢信号が、
プリセットされた最大時間よりも長い時間低になると
き、ノードをリセットするよう機能する。このリセット
回路1506は、10KA抵抗器1533を通して5ボ
ルトソース1503に接続された16MHz発振器15
32(又は少なくともこのような発振器からのクロック
信号)を包含している。この5ボルトソースはまた、.
01マイクロファラッドキャパシタ1534を通してア
ースに接続される。発振器1532の出力は、20A抵
抗器1535を通してマイクロコントローラに、かつ集
積回路1536のクロック入力に接続される。20A抵
抗器1543を通して、回路1536は、クロック周波
数を2048分割するカウンタである。集積回路(セン
サ)1536のリセット入力ラインは、CANBUSイ
ンターフェース112に接続され、かつこれはまた、イ
ンバータ1537を通してフリップフロップ1538に
接続される。フリップフロップ1538の第一の入力
は、(CANBUSリセット機能を不能にするための)
ジャンパP3を通して5ボルトソースに接続され、かつ
これはまた、10KA抵抗器1539を通してアースに
接続される。フリップフロップ1538の第二の入力
は、集積回路1536の出力に接続される。フリップフ
ロップ1538の”クリア”入力は、10KA抵抗器1
540を通して5ボルトソースに接続され、かつこの5
ボルトソースはまた、ダイオード1541と並列の抵抗
器1540及び10マイクロファラッドキャパシタ15
42から成る回路を通してアースに接続される。リセッ
ト回路1506の発振器1532はセンサ1536をイ
ネーブルにして、CANBUSの優勢信号が、プリセッ
トされた最大周期(例えば、2048クロックパルス)
を超える時間低であるときを決定し、かつライン154
4上のフリップフロップ1538からの信号をマイクロ
コントローラ1504に発生して、このような状況が生
じるノードをリセットする。
【0222】また、マイクロコントローラ1504の内
部ADCへの入力は、4つのテスト電圧源からの電圧、
即ち、フルスケールテスト電圧、2/3 スケールテスト電
圧、1/3 スケールテスト電圧、及び0テスト電圧を監視
するための4つのアナログ入力のバンクである。このA
DCは、10ビットアナログ−ディジタル変換を提供す
る。このADCのための基準電圧は、4つの変換器回路
1508、1509、1510及び1511のための入
力電圧である5ボルト電源であり、そのため、なされた
測定は比率計的であり、電源変動によっては影響されな
い。
【0223】ポンプノード−ポンププロフィール 図35を参照すると、全体的に、ポンプノードは小さな
プリント回路ボードであり、かつこれは、ポンプ自身の
上に取り付けられ、かつエンコーダを利用してポンプを
監視している。ノードマイクロコントローラは、パルス
幅変調信号を発生することによりモータの速度を制御
し、かつデューティサイクルを変更する。ポンプノード
132、134、136、及び138はそれぞれ、光学
測定のためフローセル110及び110Aを通してシー
ス及び反応混合物をポンプするためのシリンジポンプ8
67用のサーボモータユニットを動作させる。ポンプノ
ード138を例にとると、それは、誤動作を避けかつフ
ローセル読み取り時間の間実質上一定速度を有する所定
のポンププロフィールに従い、規定の時間内に関連した
シリンジを制御するよう機能する。ポンプノードのそれ
ぞれは、実質上同様に動作し、それ故、1つのみを説明
する。
【0224】ポンプノード132は、CANインターフ
ェース回路2210、マイクロコントローラ2220、
電圧レギュレータ2224、リセット回路2221、発
振器2222、RAM及びPROMメモリ2223を含
み、そしてその全ては、ノード132とCANBUS5
00及びCPU107との間の通信に関して、前述した
他のノードと同じ本質的構成及び動作を有している。さ
らに、ノード132は、プロフィール発生器2252、
位置検出器2254、及び光アイソレータ2260に結
合されるパルス幅変調器回路2256を含んでいる。得
られるべきポンププロフィールを実行するマイクロコン
トローラ2220により発生したパルス幅変調信号は、
モータドライバ回路2272を制御するために光アイソ
レータブリッジ2260上を伝送される。このモータド
ライバ回路2272は次に、モータ2270を駆動し
て、プログラムされたプロフィールに従い関連したシリ
ンジポンプ867を動作させる。このプロフィールは、
特にプロフィールを決定するために必要とされる定数
は、CANBUS500上をシステムコントローラ10
5からダウンロードされ、かつプロフィール発生器22
52内に記憶される。定数は、例えば、初期条件、加速
傾斜(計数/sec 2 )と持続時間(計数)、定速度(計
数/sec )と持続時間(計数)、及び減速(計数/sec
2 )と持続時間(計数)である。
【0225】モータ870(図42及び図43)は、シ
リンジポンプモータの位置を表す符号化信号を発生する
相当するエンコーダ回路2276を有している。この符
号化信号はそれから、位置デコーダ回路2254によっ
てデコードされ、かつプロフィール発生器2252を使
ってこのプロフィールと比較され、それによって、所望
のプロフィールに従いポンプ動作のフィードバック制御
を提供する。このフィードバックは、モータのエンコー
ダ2276、及び直交デコーダ2278、例えば、ヒュ
ーレットパッカードから利用可能の装置モデルNo.H
EDS−9120及びHCTL−2016によって提供
される。モータポンプが所望のプロフィールに従うよう
に補正することができない場合に、そのとき、マイクロ
コントローラ2220は適切な故障信号を発生すること
ができ、かつそれをCANBUS500上のホストCP
Uに伝送することができる。モータドライバ回路は、C
ANBUS5ボルト電源とは別個の24ボルト電源、或
いはオンボード電圧レギュレータ2224を備えてモー
タ2270を動作させるに必要な電力を発生することが
できる。好適モータドライバ回路は、ナショナルセミコ
ンダクタCorp.サンタクララ、CA 95052か
ら利用可能のモデルLMD18200である。この回路
要素は、好ましくは単一プリント回路ボード上に取り付
けられ、かつそれは次に、後述のようなポンプモジュー
ルにおいて、シリンジポンプを動作させるためのモータ
に隣接して接続されている。
【0226】バルブノード 図31を参照すると、バルブドライバノード160は、
分析装置コントローラ105及びそのCPU107とシ
ステムバルブハードウエアの間のインターフェースであ
る。バルブドライバノード160は、応用可能のシステ
ムソレノイド(空気圧)バルブV26、V28、V2
9、V30、V34、V31、V75、V76、V7
7、V78、V79、V39、V60及びV80(図5
2参照)を制御する。それはまた、バルブショート及び
開回路状態のための故障指示回路を含んでいる。ノード
160は、ボードマイクロコントローラ2020及び、
バルブ選択、タイミングを処理し、かつバルブステータ
スを報告するためにCANBUS500を通してホスト
CPU107により質問されるCANBUSインターフ
ェース2010を通してインテリジェントにされる。バ
ルブノード160は好ましくは、バルブを駆動するため
の,MICRELセミコンダクタ集積回路MIC59P
50、8ビットパラレル入力保護ラッチドライバ回路に
基づく、プリント回路ボードアセンブリとして構成され
る。バルブドライバノード160は好ましくは、5×8
バルブのバンクに配列することのできる40の低電流
(50−60MA)ドーム又はダイアフラムバルブに電
力を送ることができる。バルブドライバノード160は
また、好ましくは1×2及び1×4の2つのバンク、及
び前記の組合せに配列することのできる6つの高電流
(200MA)ソレノイドバルブに電力を送ることがで
きる。バルブドライバは、出力ドライバ回路2040に
より集合的に表されている。
【0227】マイクロコントローラ2020及びCAN
インターフェース2010は、マイクロコントローラの
入力及び出力及びそのデータ処理機能が専用ノードの1
60の機能を実行するために異なっているのを除いて、
装置コントローラ105とノード160の間のデータ及
び制御機能転送を実行するために、他のノードと同様に
構成されて、リセット回路2021、16.0MHzで
の発振器2022、RAM及びPROMメモリ202
3、及びオンボード電圧レギュレータ2024を有して
いる。図32を参照すると、デコードロジック回路20
30は、システムCPU107からバルブドライバスト
ローブをデコードするための回路を含んでいる。回路2
032、好ましくはモデル74HC573ラッチは、A
LE/信号を通して少なくとも3つの上位アドレスビッ
トをラッチして、どのドライバ集積回路が新たなデータ
を受信すべきかを選択する。回路2034、好ましくは
モデル74HC138は、記憶されたデータビットを受
け取りかつそれらをWR/信号の到達により適切な時間
に処理する3〜8のラインデコーダである。デコードさ
れたストローブは、識別されたバルブを制御するために
種々の電力出力ドライバ2040に導かれる。8進3状
態バッファ2035A及び2035Bは、データビット
D0、D1及びRD/信号をデコードすることによりオ
ンボードマイクロコントローラ2020にバルブ故障フ
ラグを導くために使用される。
【0228】出力バルブ駆動回路2040は、集積ドラ
イバ回路2041、2042、2043、及び2045
から成り、それぞれ好ましくは、+5ボルト電源及び2
4V帰還アースを有するMICRELモデル59P50
である。各ドライバ出力ピンは、電力レール(図示せ
ず)に結合された過渡ダイオードにより保護される。ま
た、全てのドライバ出力上には、センス比較器回路20
48及び2049に差動モードで接続された配線即ち直
列の電流検知抵抗器(図示せず)、例えば1.0オーム
5%(3ワット)が組み込まれている。センス比較器回
路2048及び2049(例えば、好ましくは、Allegr
o モデルULN2454デバイス)が、デコードロジッ
ク2030において使用されて、ソフトウエアが各バル
ブを個々にオンにするときセンス抵抗器間の電圧降下を
検知する。もし電圧が検知されないならば、そのときバ
ルブ又は配線は、オープン回路であると仮定される。そ
れから、これは、システムコントローラ105に報告さ
れる。
【0229】ドライバ回路2040のためのタイミング
は、以下の真理値表に従って得られる。 真理値表 データ 入力 ストローブ クリア OE O(t-1) O(t) 注 0 1 0 0 x オフ x=無関係 1 1 0 0 x オン t -1=以前の出力状態 x x 1 x x オフ t=現在の出力状態 x x x 1 x オフ x 0 0 0 オン オン x 0 0 0 オフ オフ
【0230】選択自由に、1以上の出力ドライバ回路
は、各出力ドライバをパラレルに使用することを可能に
する出力パラレル配線を備えることができる。これらの
出力ドライバは、高電流駆動をするために使用すること
ができる。マイクロコントローラ2020は好ましく
は、前述したように種々のI/O能力の配列を持つ80
c51コアを有するフィリップスモデルP87c592
−EFAデバイスである。バルブドライバノード160
の好適具体例において、通常のピン割り当てを使うマイ
クロコントローラ2020ポート割り当ては、以下の通
りである。ポートP0.0−0.7は、内部データバス
I/O2015のために使用され、ポートP1.0及び
ポート1.5は、ノード160IDをポートデコードす
るために使用され、ポートP1.2はボードリセットの
ために使用され、ポートP1.3及びP1.4はステー
タスインディケータであり、ポートP3.6はボードW
R/コマンドのために使用され、ポートP3.7はボー
ドRD/コマンドのために使用され、そしてポート3.
2はボード出力イネーブルコマンドのために使用され
る。図1Kに示されたバルブドライバノード2は、バル
ブドライバノード1と同じ構成を有している。
【0231】パラレルノード 図27は、パラレルノード140のアーキテクチャの簡
単化されたブロック図である。CANBUSインターフ
ェース1602は、CANBUSをパラレルノードマイ
クロコントローラ1603に接続し、それは次に、図1
1A及び図11Cに示されるように、BASO、PER
OX、サンプルシアーバルブ及び吸引及びセレクタバル
ブアセンブリと関連した種々のセンサ、ヒータ及びモー
タに接続される。CANBUSインターフェース160
2は、バルブドライバノード160内のインターフェー
ス2011と実質上同じである。同様に、マイクロコン
トローラ1603は、(異なってプログラムされている
けれども)マイクロコントローラ2020と同じであ
り、かつインターフェース1602とマイクロコントロ
ーラ1603の間で同じ内部バスが、バルブドライバノ
ード160及び他のノードにおいて説明したように使用
される。
【0232】マイクロコントローラ1603は、回路動
作を制御するためパルス幅変調器回路1604を通して
セレクタバルブモータドライブ回路1605に接続され
る。マイクロコントローラ1603はまた、出力ポート
1606を通してPEROX及びBASOヒータコント
ロール1607及び1608に接続され、かつアナログ
ーディジタル変換器1609を通してPEROX及びB
ASO温度センサ1610及び1611に接続される。
さらに、導電率センサ1614、第一のセレクタバルブ
モータセンサ1616、サンプルシアーバルブアセンブ
リセンサ1618、第二のセレクタバルブモータセンサ
1620、マニュアル開チューブセンサ1622、及び
マニュアル閉チューブセンサ1624がそれぞれ、入力
ポート1612を通してマイクロコントローラ1603
に接続される。パラレルノード140はまた、CMOS
コントロールロジックを利用してPEROX及びBAS
Oヒータを制御し、かつここで、”高”レベルは信号が
ヒータをオンにするのを可能にし、かつ”低”レベル信
号はヒータをオフにする。パラレルノードはまた、BA
SO及びPEROXチャンバにおけるアナログ温度を監
視し、かつこの温度指示を表すアナログ電圧を,A/D
変換器1609を使ってディジタル値に変換する。10
ビットの最少分解能が好ましい。
【0233】ノード140は、回路1604を利用して
パルス幅変調信号を供給して、セレクタバルブモータド
ライブ回路1605内のFETトランジスタを制御し、
システムコントローラ107がセレクタバルブモータを
動作させるコマンドを出すときセレクタバルブモータを
駆動する。ノード140は好ましくは、3.0アンペア
の電流でDCモータを駆動することができ、かつヒータ
のそれぞれに3.0アンペア信号を供給することができ
る。パラレルノードはまた、図27に示された16のセ
ンサのために入力ポートを提供する。即ち、導電率検出
器1614、第一のセレクタバルブモータセンサ161
6、サンプルシアーバルブアセンブリセンサ1618、
第二のセレクタバルブモータセンサ1620、マニュア
ル開チューブセンサ1622、及びマニュアル閉チュー
ブセンサ1624のためである。センサ信号のそれぞれ
は、入力ポート1612における16進反転シュミット
トリガーから成るバッファ回路に入力される。キャパシ
タは、好ましくは過渡からのアナログ入力を減結合する
ために使用される。
【0234】光アイソレータは、セレクタバルブモータ
(図示せず)に与えられるシアー面アクチュエータ信号
を分離するためにセレクタバルブモータドライブ回路1
605において使用される。図28に示されたセレクタ
バルブモータドライバ回路1605は、電圧比較器16
05A、好ましくは±12ボルトバイアス電圧が印加さ
れるモデルLM399装置、及び50%デューティサイ
クルチョッパ回路を形成する関連した回路要素を含んで
いる。この出力は、コネクタJ6を通り、電力MOSF
ET Q1を経て+12ボルトDCモータを駆動する。
比較器1605Aは+1.56ボルト(±15%)の閾
値電圧を備え、かつ入力ポート1612(図32)を経
て入来セレクトバルブロジック信号SELVALと比較
される。この閾値を超えるとき、電力MOSFET Q
1はオンになる。セレクタバルブドライバ回路1605
は3つの出力、モータ出力、+24ボルト電源、及びコ
ネクタJ6で終端するアースCGNDを有している。
【0235】センサ1610及び1611で検知された
各ヒータからのアナログ入力信号は、検知された温度と
相似である。これらの信号は、好ましくはオン−ノード
マイクロコントローラ1603の一部であるアナログー
ディジタル変換器1609により変換される。マイクロ
コントローラ1603の説明及びアナログーディジタル
変換器1609の動作は、前述の通りである。PERO
Xアナログ入力のための転送機能は、摂氏+50度の等
価に対して0ボルトであり、かつ摂氏+90度の等価に
対して+5ボルトDCである。それ故、この機能は、摂
氏+50度以上で8度/1ボルトである。BASOアナ
ログ入力に対する転送機能は、摂氏14度の等価に対し
て0ボルトであり、かつ摂氏+40度の等価に対して+
5ボルトDCである。それ故、この機能は、摂氏+40
度以上で5度/1ボルトである。BASOヒータは好ま
しくは、マイクロコントローラ1603により監視され
る開センサ入力(図示せず)を有している。
【0236】図32及び図33は、本発明の血液分析シ
ステムにおいて使用するための導電率検出器1614の
一具体例の詳細な図解図である。導電率検出器154の
検知プレート1628及び1630は、静止していよう
と或いはより好ましいことに動作中であろうと、分析中
の流体に接触するようにUFCバルブアセンブリ153
(図11C参照)内側に物理的に接続される。特に、
水、血液、試薬及び他のテスト材料のような流体が、テ
ストサイクル中のある時にUFCバルブアセンブリ内に
流れる。導電率検出器1614の目的は、流体サンプ
ル、例えば、血液サンプルが該血液サンプルのための許
容可能の値の範囲に相当する所定の導電率範囲内にある
かどうかを決定することである。もしそうならば、その
ときこのサンプルは、通常にテストされるべき有効血液
サンプルであると考えられる。もしそうでないならば、
そのとき、この範囲外になるサンプルは、有効血液サン
プルであるとすることに問題を示すので、血液分析テス
トは実行されるべきでない。
【0237】図32を参照すると、信号発生器岐路16
25は、好ましくは常に、前述したようにプレート16
28を通して流体内に注入される既知の周波数及び振幅
の信号を発生する。この信号は、発生器1625の制御
の下で発生する。それからこの信号は、ピックアッププ
レート1630により検知され、かつ増幅器回路163
2に入力され、かつこれは、この信号を整流器回路16
34に送る前にそれを増幅する。整流器回路1634の
出力は、積分器回路1636に接続される。図33を参
照すると、積分された信号はそれから調整可能の出力回
路1638の入力に与えられる。血液サンプル(又は他
の関心のある導電性流体)が、導電率センサ1614に
よりUFCアセンブリ内に与えられるとき、最終出力信
号が発生し、かつこれは、プレート1628と1630
の間で検知された溶液の導電率を示す。特に、もし導電
率レベルが許容可能の血液サンプルに相当する所定の範
囲内に入るならば、そのときディジタルゼロ信号が発生
するであろう。しかしながら、もし導電率レベルがこの
範囲の外側ならば、そのときディジタル1信号が発生し
て、許容できない血液サンプルが存在するということが
示される。許容できない血液サンプルが、実行されるべ
き分析のための適切な所定の導電率範囲内の導電率値を
有するサンプルに基づいて、必要なとき分析することが
できる。
【0238】用語「ヘマトクリット値」は、血液内の赤
血球の容量%濃度として定義され、かつ典型的には30
〜50の範囲にある。この点で、血液は、2つの主要
素、赤血球と血漿を有している。血液の導電率は、塩
(Na+ 及びCl- )によるものであるのに対して、赤
血球は電気的に導電性であるとは考えられない。赤血球
の存在は、血漿に比較して導電率を減少させることがで
きる。血液を非常に粘性にする非常に高いヘマトクリッ
ト値で、導電率センサは導電率又は粘性により”タイム
アウト”し、そして許容できないサンプルを示すかもし
れない。しかしながら、このヘマトクリット値はテスト
を行うための許容可能の値の範囲内にないかもしれない
けれども、このようなタイムアウトは実際には、テスト
目的のための許容できるサンプルの検出を示していると
いうことが理解されよう。信頼性のために、タイムアウ
トは、典型的には、分析がなされないように許容可能の
サンプルを検出しないとして扱われる。
【0239】詳細において、発生器回路1626は、.
01マイクロファラッドキャパシタを通して±12ボル
トソースに接続された演算増幅器1640から構成され
る。増幅器1640の反転及び非反転入力は、100K
A抵抗器1643及び2610KA抵抗器1644をそ
れぞれ通して出力からのフィードバック路内に接続され
る。さらに、増幅器1640の反転入力は、3300ピ
コファラッドキャパシタ1645を通して−12ボルト
基準に接続され、かつその非反転入力は、2260KA
抵抗器1646を通して−12ボルト基準に接続され
る。増幅器1640の出力は、2KA抵抗器164
7、.47マイクロファラッドキャパシタ1648、1
00KA抵抗器1649及びダイオード1650、16
51から成る回路に接続されて、1.4Khzの周波数
及び±.5ボルトの振幅を有する矩形波信号を発生す
る。矩形波信号は、プレート1628に導かれ、血液サ
ンプル内に注入され、かつプレート1630により検知
される。この検知信号は、.001マイクロファラッド
キャパシタ1656及び82KA抵抗器1657から成
る並列回路を通して流れるフィードバック信号と共に、
560A抵抗器1655を通して増幅器1654の反転
入力に導かれる。増幅器1654の非反転入力は、12
ボルト基準に接続される。増幅器回路1632の出力信
号は、整流器回路1634の入力に導かれ、かつこれ
は、増幅器1660の反転入力に接続された10KA抵
抗器1659を備え、これはまた、15KA抵抗器16
61、ダイオード1662、及び.0015マイクロフ
ァラッドキャパシタ1664と並列の100KA抵抗器
1663から成るフィードバック路からの入力を有して
いる。増幅器1660の非反転入力は、12ボルト基準
に接続される。整流器回路1634の出力はそれから、
積分器回路1636に導かれ、かつこれは、増幅器16
66の反転入力に接続された100KA抵抗器1665
を備え、かつこれはまた、.022マイクロファラッド
キャパシタ1668と並列の120KA抵抗器1667
から成るフィードバック路からの入力を有している。増
幅器1666の非反転入力は、12ボルト基準に接続さ
れる。積分器回路1636の出力は、調整可能の出力回
路1638に接続され、かつこれは、+12ボルト基準
に接続される20KA抵抗器1675と並列の6.81
KA抵抗器1674に接続されたポテンショメータ16
73及び100KA抵抗器から成る可変抵抗回路と並列
の増幅器1671の反転入力に接続された100KA抵
抗器を備えている。増幅器1671は、.01マイクロ
ファラッドキャパシタ1676及び1677を通して±
12ボルト基準電圧に接続されている。増幅器1671
の非反転入力は、30KA抵抗器1768を通してフィ
ードバック路内で、かつ1KA抵抗器1680と並列に
499A抵抗器1679を通して12ボルト基準に接続
される。増幅器1671の出力は、また20KA抵抗器
1682と並列の68.1KA抵抗器1681を通して
インバータ1682に、かつ6.81KA抵抗器168
3を通して12ボルト基準に接続される。インバータ1
684からの出力信号は、血液サンプルがさらにテスト
を可能にするために許容可能のヘマトクリット値範囲内
にあるかどうかを示している。出力回路1638におい
て、ポテンショメータ1673は、所望のヘマトクリッ
ト値範囲を選択するよう調整することができる。
【0240】図29の前述の導電率検出器1614は1
つの増幅器、1つの整流器及び1つの積分器を利用する
けれども、2以上の増幅器回路を使うような種々の他の
回路組合せを使用して、必要な信号処理機能を実行する
ことができるということが理解されよう。当業者はま
た、検出器能力を増すために複数対のプレートを使用す
ることができ、かつ検知された信号は、有用なデータを
得るための多数の方法のいずれにおいても処理すること
ができるということが認められるであろう。例えば、導
電率検出器回路からの各出力信号は、システムマイクロ
プロセッサCPU107により処理して、血液サンプル
における不純物量等に関するデータを発生することがで
きる。このように、使用可能のデータ信号のいかなる組
合せも、所定範囲内に入るサンプルのみがテストされる
ように、血液サンプルの構成に関する情報を得るために
発生することができるであろう。これは、血液分析にお
いて使用される試薬の保存を可能にし、かつ処分のため
に処理されなければならない生物学的廃棄物量を最少化
する。非血液サンプル分析のために、それは同様に、さ
もなければ使用されるであろう分析試薬の使用を最少化
するであろう。
【0241】スイッチインディケータノード 図36を参照すると、スイッチインディケータノード1
24は前部パネルスイッチを監視し、かつリボンコネク
タJ1上を前部パネル2460のステータスLEDを監
視し、コネクタJ5上の電源電圧を選択自由に監視し、
そしてCANBUS500上のCPU107とインター
フェースする。ノード124は、CANインターフェー
ス2401、CANマイクロコントローラ2410、リ
セット回路2420及び発振器2421を含み、全てC
ANBUS500と通信するための他のノードに対して
前述したように構成されている。CANインターフェー
ス2401は好ましくは、フィリップスモデル82C2
50デバイスであり、かつCANマイクロコントローラ
2410は好ましくはフィリップスモデル87C592
デバイスである。アナログ−ディジタル変換器部分を除
いて、HGBノード(図34)のマイクロコントローラ
2110の説明が参照される。ここで、図36で使用さ
れる参照数字X4XXは、図34における参照数字X1XXを有
する同じデバイスを参照している。
【0242】このスイッチインディケータノード124
において、マイクロコントローラ2410のポートP5
は、コントローラ2410のオンボード10ビットAD
C2430への入力として構成される。ADC2430
はこのように、8つの電源からの電圧を、アナログ−デ
ィジタル変換により監視するために使用される。ADC
2430のための基準電圧は、2.5±0.4ボルトで
ある。
【0243】マイクロコントローラ2410のポート割
り当ては、以下の通りである。 P1.4 オプションLED P1.5 オプションジャンパP4 P1.7 電源温度オーバーセンサ P3.2 待機スイッチ P3.3 スタート/ストップスイッチ P3.4 イジェクトスイッチ P3.5 スペア P4.0 待機LED表示 P4.1 スタートLED表示 P4.2 ストップLED表示 P4.3 イジェクトLED表示 P4.4 ラックLED表示 P4.5 用意LED表示 P4.6 DRST/OE/−リセット/出力イネーブル/ LEDドライバ用 P4.7 フラグ−LEDドライバ用過電流フラグ P5.0 +5ボルト非切替電源 P5.1 +5ボルト切替電源 P5.2 −12ボルト電源 P5.3 +12ボルト電源 P5.4 −15ボルト電源 P5.5 +15ボルト電源 P5.6 +24ボルト電源 P5.7 +5ボルトランプ電源
【0244】電源電圧は、コネクタJ5上のスイッチ/
インディケータノード124にもたらされる。全ての電
圧は、ADC2430の2.5ボルト電圧範囲に適合す
るよう電圧ディバイダ(図示せず)により縮小される。
負電圧は、増幅器により反転される。分離されたランプ
電源は、差動増幅器2435によりバッファされる。各
チャンネルのための転送機能は、以下のように定義され
る。 V=N/1024XVfs ここで、Vは測定電圧、NはADC上で記録された計
数、及びVfsはチャンネルのフルスケール電圧である。
【0245】電源へのコネクタJ5は、次のピン定義を
有している。 ピン ポート 機能 Vfs J5−6 P5.0 +5ボルト非切替 7.500ボルト J5−5 P5.1 +5ボルト切替 7.500ボルト J5−8 P5.2 −12ボルト −25.000ボルト J5−2 P5.3 +12ボルト +27.000ボルト J5−4 P5.4 −15ボルト −25.000ボルト J5−7 P5.5 +15ボルト +27.500ボルト J5−1 P5.6 +24ボルト +27.500ボルト J5−3 AGND J5−12 P5.7 +5ボルト +6.2375ボルト 2.5% ランプ(+) ランプ(−) J5−11 ランプ(−) J5−9 P1.7 温度
【0246】電源アセンブリにおける高温度は、好まし
くは、温度オーバースイッチ(又は同様な温度検知装
置)を使って検知され、かつその比較出力は、ポートP
1.7に通される。このように、ポート上の高信号は、
高温度状態を示している。コントロールパネル2460
上のスイッチ閉は、マイクロコントローラポートP3.
2−P3.4で独立して検出される。ノード124をパ
ネル2460に結合するコネクタJ1上の入力ピンは通
常高にセットされ、かつアースへのスイッチ閉により低
になる。これらのレベルは、ポートP3に進む前に反転
増幅器2462により反転される。380オーム以下の
スイッチ抵抗がスイッチ閉を構成する。
【0247】コントロールパネルLEDは、マイクロコ
ントローラポートピンP4.0−P4.3により制御さ
れ、かつドライバ回路2164、好ましくはMICRE
Lモデル59P50により、コネクタJ1を通して駆動
される視覚表示インディケータである。各LEDは15
maで駆動される。MIC59P50上のフラグピン
は、マイクロコントローラ2410ポートP4.7に接
続され、かつ過電流或いは温度オーバー故障の信号を出
す。MIC59P50デバイスのOE/リセットピン
は、ポートP4.6に接続されている。ポートP4.6
はLEDドライバを可能にするために低でなければなら
ず、一方、高はドライバを不能にし、かつ/又は故障状
態をリセットする。コネクタJ1は、その5V出力を保
護するためにヒューズを付けることができる。制御パネ
ルインターフェースへのコネクタJ1のピン定義は、以
下の通りである。 ピン デザイン マイクロコントローラポート ポートステート J1−1 待機スイッチ P3.2 高=スイッチ閉 J1−2 GND J1−3 スタート/ストップ P3.3 高=スイッチ閉 スイッチ J1−4 GND J1−5 イジェクトスイッチ P3.4 高=スイッチ閉 J1−6 GND J1−7 待機LED P4.0 高=LEDオン J1−8 AGND J1−9 スタートLED P4.1 高=LEDオン J1−10 AGND J1−11 ストップLED P4.2 高=LEDオン J1−12 AGND J1−13 イジェクトLED P4.3 高=LEDオン J1−14 AGND J1−15 ラックLED P4.4 高=LEDオン J1−16 オフスイッチ J1−17 オンLED J1−18 オンLED J1−19 オン/オフスイッチ J1−20 +5V
【0248】LEDインターフェースへのコネクタJ6
のピン定義は、以下の通りである。 ピン デザイン マイクロコントローラポート ポートステート J6−1 用意 P4.5 高=LEDオン J6−2 5V(100オーム) J6−3 CGND
【0249】リレーK1は、システム電力を制御する。
この回路は、常にオンである非切替5ボルト電源により
電力供給される。制御パネル2460のオンスイッチを
押すことによりリレーK1が動作し、かつラッチされ、
そしてこれはAC/DCモジュールコネクタJ4を通し
て電源アセンブリのソリッドステートリレーに電力を印
加する。オフボタンを押すと、リレーK1への電流を遮
断し、そしてそれ故、このシステムをオフにする。
【0250】電力制御ポートコネクタJ4ピン定義は、
以下の通りである。 メモリ2465は、選択自由の外部メモリデバイス、例
えば、フィリップスモデル27C256PROMであ
る。ジャンパ(図示せず)が、適切な位置にあるとき、
マイクロコントローラ2410は、その内部PROMの
代わりにこのPROM2465からそのプログラムを実
行するであろう。さもなければ、その内部PROMは、
プログラムソースである。当業者は、例示目的のためで
あって制限のためではない前述の具体例以外のものによ
って、本発明を実施することができるということが認め
られるであろう。
【0251】
【発明の効果】本発明の光学要素は、フォーカスされた
レーザビーム出力を発生するために、ハウジングに取り
付けられ、かつ該ハウジングに関して内部的に方向付け
られており、そして次に、このハウジングが4自由度で
フォーカスビームを動かすことができる整列機構上に取
り付けられることにより、フォーカスビームを特定の位
置に向けることができ、従って、分析装置内で使用する
ために容易に方向付けることのできる工場調整した、低
コストの光学イルミネータアセンブリを得ることができ
る。それ故、本発明によって、公知の装置と比較して、
要素構成を改良し、そして部品数が少なく、サービスコ
ールが少なく、また耐久力及び信頼性を改善した分析装
置が提供される。また、本発明によれば、広範囲のタイ
プの分析器に適用することのできるサブコンポーネント
及びモジュールから成る改善された分析装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデバイス内の赤血球及び白血球分
析チャンネルの好適具体例において使用するためのレー
ザー光学台及び検出器の図解的図である。
【図2】第一の具体例に従う図1の照明アセンブリの図
である。
【図2A】第二の具体例に従う図1の照明アセンブリの
図解的図である。
【図2B】図2Aのアセンブリのロックネジシステムの
部分的側面断面図である。
【図2C】図2Aの空間フィルタの開口アセンブリの上
面断面図である。
【図2D】図2Aの空間フィルタ焦点アセンブリの端面
図である。
【図2E】図2Aの空間フィルタ焦点アセンブリの側面
図である。
【図2F】図2Aのアセンブリにおいて使用するための
位置決め開口の前面図である。
【図2G】図2Aの焦点レンズアセンブリの前端面図で
ある。
【図2H】図2Aの照明アセンブリ用の位置決めシステ
ムの前断面図である。
【図2I】図2Hの方向付けシステムの側面図である。
【図2J】図2Hの横方向調整機構の概略図である。
【図3】図1の検出器システムの概略図の上面図であ
る。
【図4】図3のダークストップの前平面図である。
【図5】図3のスプリットミラーの前平面図である。
【図6】図1の検出器システムの別の具体例において使
用するための2面体プリズムの前面図である。
【図7】図1の検出器システムの別の具体例において使
用するための2面体プリズムの側面図である。
【図8】図1の検出器システムの別の具体例において使
用するためのダークストップの前平面図である。
【図9】図1の検出器システムの別の具体例において使
用するための3面体プリズムの前平面図である。
【図10A】本発明に従うデバイス内のペルオキシダー
ゼ光学チャンネルにおいて使用するためのランプ光学台
の図解的図である。
【図10B】本発明に従うデバイス内のペルオキシダー
ゼ光学チャンネルにおいて使用するための検出器の図解
的図である。
【図11A】本発明の好適具体例の電子アーキテクチャ
ーの回路ブロック図である。
【図11B】本発明の好適具体例の電子アーキテクチャ
ーの回路ブロック図である。
【図11C】本発明の好適具体例の電子アーキテクチャ
ーの回路ブロック図である。
【図11D】本発明の好適具体例の電子アーキテクチャ
ーの回路ブロック図である。
【図11E】本発明の好適具体例の電子アーキテクチャ
ーの回路ブロック図である。
【図12】図11A〜図11Eのアーキテクチャーの2
つのメジャーコンピュータサブシステムのブロック図で
ある。
【図13】図11Aの“データ取得ボード”の入力及び
出力接続のブロック回路図である。
【図14】図13の“データ取得ボード”のブロック回
路図である。
【図15】図13の装置の“ペルオキシダーゼアナロ
グ”チャンネルのブロック回路図である。
【図16】図14の“データ取得ボード”の一部の機能
回路図である。
【図17】図15の“データ取得ボード”の一部の機能
回路図である。
【図18】図13の“データ取得ボード”のステート図
である。
【図19】図11AのRBC/RETIC/BASO光
学台のブロック回路図である。
【図20】図19のアナログ信号チャンネルの回路図で
ある。
【図21】図19のレーザーダイオードドライバの回路
図である。
【図22】図19の電源回路の回路図である。
【図23】図19のレーザーダイオード寿命ステータス
回路の回路図である。
【図24】図11A〜図11EのCANBUSアーキテ
クチャーのブロック図である。
【図25】図24のCANインターフェース回路のブロ
ック回路図である。
【図26】図11Bの“圧力及びスイッチ”ノードのブ
ロック回路図である。
【図27】図11Cの“パラレルノード”のブロック図
である。
【図28】図27のセレクタバルブモータドライバ回路
の回路図である。
【図29】図27の導電率センサの回路図である。
【図30】図27のパラレルノードの調整可能の出力回
路の回路図である。
【図31】図11Cの“空気バルブドライバノード”の
ブロック図である。
【図32】図11Cの“空気バルブドライバノード”の
ブロック図である。
【図33】図11Cの“空気バルブドライバノード”の
ブロック図である。
【図34】図11Bの“HGBノード”のブロック図で
ある。
【図35】図11Bの“ポンプノード”のブロック図で
ある。
【図36】図11Bの“スイッチ/インディケータノー
ド”のブロック図である。
【図37】一部分解して示す本発明の好適具体例に従う
装置の正面斜視図である。
【図38】図37の装置の一部分解した図である。
【図39】サンプル吸引のための図38の流体圧流体部
分の前面図である。
【図40】サンプルポンピングのための図38の流体圧
流体部分の前面図である。
【図41A】図38のシリンジポンプのための代表的ポ
ンププロフィールである。
【図41B】図38のシリンジポンプのための代表的ポ
ンププロフィールである。
【図42】図38のシリンジポンプの側断面図である。
【図43】図38のシリンジポンプの前平面図である。
【図44】図38の装置の内部構造の前正面斜視図であ
る。
【図45】図44の装置の内部構造の前正面斜視図であ
る。
【図46】図11C及び図37〜図44の空気制御アセ
ンブリのブロック図である。
【図47】図44の装置の内部構造の後立面斜視図であ
る。
【図48】図37のオートサンプラーにおいて使用する
のに適したカセットの断面図である。
【図49】本発明の好適具体例の統合流体回路アセンブ
リの側面図である。
【図50】図49のPEROX反応チャンバーの部分断
面図である。
【図51】図49の統合流体回路アセンブリの統合流体
回路(UFC)の前平面図である。
【図52】図49のUFCのドームバルブの側断面図で
ある。
【図53A】図51のUFCの右側図である。
【図53B】図51のUFCの左側図である。
【図53C】図51のUFCの底面図である。
【図54】図49のライン54−54に沿ったシアーバ
ルブの断面図である。
【図55】図49のシアーバルブの正面斜視図である。
【図56】本発明の好適具体例に従いテスト選択性を有
するシアーバルブの図解的断面図である。
【図57A】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57B】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57C】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57D】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57E】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57F】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図57G】図56のシアーバルブのためのテスト選択
性プロセスの図解的図である。
【図58】図51の統合流体回路(UFC)の反応チャ
ンバーの側断面図である。
【図59】図51のライン59−59に沿った部分断面
図である。
【図60】図51のライン60ー60に沿った部分断面
図である。
【図61】図51のHGB反応チャンバー及び本発明の
装置に従うHGB色彩計の断面図である。
【図62】ライン62ー62に沿った図49の試薬ポン
プアセンブリの側断面図である。
【図63】図62のライン63ー63に沿った上断面図
である。
【図64】図63のライン64ー64に沿った側断面図
である。
【図65】図49のUFCの自動3方向セレクタバルブ
の分解側面図である。
【図66A】ライン66A−66Aに沿った図65のセ
レクタバルブの側断面図である。
【図66B】本発明において使用するためのセレクタバ
ルブの別の具体例の正面、3次元透明図である。
【図67】ロック位置にある図65のゼネバ機構の被駆
動カム及びロータの断面図である。
【図68】中間位置にある図65のゼネバ機構の被駆動
カム及びロータの断面図である。
【符号の説明】
100 光学システム 110 フローセル 130 イルミネータアセンブリ 131 レーザビームソース 158 非球面コリメートレンズ 164 検出器システム 185 コリメートレンズ 190 コリメートレンズ 195 開口プレート 201A ビーム成形開口プレート 220 イルミネータレンズ 220A ビーム成形サンプラ 222 ビームサンプラ 224 基準検出器 227 プリアンプボード 301 高NAレンズシステム 302 第一のエレメント 303 第二のエレメント 310 ビームスプリッタ 315 吸収検出器 316 吸収検出器イメージレンズ 330 スプリットミラー 345 高角度散乱検出器 346 低角度散乱検出器 347 散乱検出器イメージレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/49 G01N 33/49 H (31)優先権主張番号 08/692934 (32)優先日 1996年7月30日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/692930 (32)優先日 1996年7月30日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ピータ、イー、スパンゲンバーグ アメリカ合衆国カネティカット州06468、 マンロウ、マンロウ・ターンパイク 1115 番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビーム出力を有する、好ましくは
    レーザダイオードのレーザビームソースと、 開口を有し、かつレーザビームを成形するためにレーザ
    ビームと光学的に整列させて位置決めされているマスク
    と、 浮遊粒子の薄い流れが通過するチャンネルを有し、かつ
    このチャンネルは、レーザビームの軸に交差するよう位
    置決めされており、それによって、浮遊粒子がレーザビ
    ームの一部を吸収し、かつ吸収されない部分はここを抜
    け出るフローセルと、 前記吸収されないレーザビーム部分の強度を測定するた
    めに前記レーザビームに関して位置決めされた検出器
    と、 前記マスクと、初期ビーム強度に相当する出力を有する
    前記フローセルとの間に挿置されたビームサンプラと、 入力として、前記初期ビーム強度及び前記吸収されない
    ビーム強度を有し、かつ前記吸収されないビーム強度と
    前記初期ビーム強度の間の差に相当するビーム吸収出力
    を有する差回路と、から成る移動流体中に浮遊した粒子
    によるレーザビームの吸収を測定するための装置におい
    て使用するための光学システム
  2. 【請求項2】 前記ビームサンプラが、レーザビーム路
    内に位置決めされたビームサンプリングミラーから成
    り、該ミラーが、第二の路内の前記ビームのサンプルを
    反射するための部分的反射性の表面を有し、そして前記
    第二の路内に位置決めされた検出器が前記ビームの前記
    サンプルの強度に相当する出力を有する請求項1に記載
    の光学システム。
  3. 【請求項3】 レーザビームによる調査のために薄い流
    れにおける粒子が通過するフローセル、及びこの粒子に
    より散乱され或いは吸収された光を測定するための検出
    システムを有する分析装置において、成形され、フィル
    タされたレーザビームを提供するための光学システムに
    おいて、 発散するレーザビーム出力を有するレーザダイオード
    と、 前記発散レーザビームを受信するよう位置決めされ、か
    つ平行化レーザビーム出力を有する第一のコリメートレ
    ンズと、 対物レンズ、第二のコリメートレンズ、及び該対物レン
    ズとコリメートレンズの間に挿置された開口から成り、
    かつ前記平行化レーザビームで動作しかつ空間的にフィ
    ルタされたレーザビーム出力を有する空間フィルタと、 前記フローセル内の粒子の薄い流れの上に前記空間的に
    フィルタされたレーザビームをフォーカスするよう動作
    可能のフォーカスレンズと、 から成る前記光学システム。
  4. 【請求項4】 レーザビームを提供するためのレーザソ
    ースと、該ビームを通して浮遊粒子の薄い流れを提供す
    るためのフローセルと、レーザビームと浮遊粒子の相互
    作用により散乱した光を測定するための検出器システム
    とを有する、移動流体中に浮遊した粒子によるレーザビ
    ームの散乱を測定するための装置において使用するため
    の光学システムにおいて、検出器システムを備える前記
    測定装置が、 散乱光を集めるために位置決めされ、かつビームセンタ
    を有する平行化ビーム出力を有する高開口数レンズシス
    テムと、 前記ビームセンタと一致して位置決めされたセンタを有
    し、かつ前記ビームセンタから別個のゾーン内に位置決
    めされた少なくとも2つの開口から成り、そして少なく
    とも2つのマスクされたビーム出力を転送し、かつ前記
    マスクされたビーム出力のそれぞれが前記開口の1つに
    相当するダークストップと、 前記マスクされたビーム出力のそれぞれを受け取り、か
    つそれらを共通検出器レンズを通して少なくとも2つの
    相当する光検出器の上に向けるよう位置決めされ、かつ
    前記光検出器のそれぞれが単一のマスクされたビーム出
    力を受け取るビーム分離エレメントと、 から成る前記光学システム。
  5. 【請求項5】 前記ビーム分離エレメントはさらに、分
    離方向に前記マスクされたビーム出力のそれぞれを向け
    るよう位置決めされた異なる平面内に少なくとも2つの
    反射面を有するスプリットミラーから成る請求項4に記
    載の光学システム。
  6. 【請求項6】 前記ビーム分離エレメントが、前記2つ
    の光検出器の一方に前記マスクされたビーム出力のそれ
    ぞれを向けるための少なくとも2つの屈折部分を有する
    多面プリズムである請求項4に記載の光学システム。
  7. 【請求項7】 レーザビーム出力を有するレーザソー
    ス、レンズ及びマスク開口を有し、分析装置において成
    形され、フィルタされたビームを提供するためのイルミ
    ネータ光学アセンブリにおいて、さらに、 プレート取付面を有するハウジングと、 大きなサイズの取付穴を有し、かつ前記ビームと整列さ
    せて中央穴を有する要素取付プレートと、 前記大きなサイズの取付穴を通して前記取付面内のネジ
    溝を付けた穴内に取り付けられるロックネジと、 前記ハウジング内の適所に取り外し可能に取り付けら
    れ、そして第一のマイクロメータアジャスタが前記取付
    面上に前記プレートを位置決めするため前記要素取付プ
    レートの第一の縁に接触する第一のマイクロメータアジ
    ャスタ及び第一のスプリングプランジャと、 前記ハウジング内の適所に取り外し可能に取り付けら
    れ、そして第二のマイクロメータアジャスタが前記取付
    面上の前記プレートを位置決めするため前記要素取付プ
    レートの第二の縁に接触しており、かつ第一と第二の縁
    が直交軸内にある第二のマイクロメータアジャスタ及び
    第二のスプリングプランジャと、 を備え、 前記レーザソース、前記レンズ及び前記マスク開口のう
    ちの1つが、前記取付プレートの前記中央穴内に取り付
    けられた前記要素である、 前記イルミネータ光学アセンブリ。
  8. 【請求項8】 内部窪み及び縦方向軸を有する第一のハ
    ウジングと、 レーザビーム出力を有するレーザソース及びレーザビー
    ム出力内に配置されたコリメートレンズを有し、該コリ
    メートレンズは、平行化レーザビーム出力を発生するた
    めにレーザビームソースから一定距離に取り付けられ、
    そして、レーザビーム出力がハウジング窪みを通過し、
    かつ前記第一のハウジング窪みを通るビーム軸を限定す
    るようにソリッドシリンダエリア内で調整可能であるよ
    うに第一のハウジングに調整可能に結合されている第二
    のハウジングと、 焦点を有する対物レンズ、第一の開口、及び集光レンズ
    から成り、該集光レンズは、ビーム軸に交差するように
    第一のハウジング窪み内の固定位置に取り付けられ、第
    一の開口がビーム軸内の前記集光レンズから一定距離に
    第一のハウジング窪み内に取り付けられ、そして対物レ
    ンズが、第一のハウジング内に固定され、かつ第一の開
    口に関して予め選択された位置に焦点をシフトするため
    にビーム軸に沿って移動可能である、空間的にフィルタ
    された平行化レーザビーム出力を発生する空間フィルタ
    と、 第一のハウジング窪み内で調整可能に、かつ空間的にフ
    ィルタされた平行化レーザビーム出力に交差しかつ前記
    ビームを成形するよう位置決め可能に取り付けられたビ
    ーム成形開口と、 フォーカスレンズを含み、かつ該フォーカスレンズは、
    前記成形ビームをフォーカスするためにレーザビーム路
    内に位置決め可能であるように第一のハウジングに調整
    可能に結合されるフォーカスレンズアセンブリと、 から成る、分析装置において成形され、フィルタされた
    ビームを提供するためのイルミネータ光学アセンブリ。
JP9218280A 1996-07-30 1997-07-30 血液分析装置用光学システム Pending JPH1090164A (ja)

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