JPH1089943A - 物体位置決め方法及び装置 - Google Patents

物体位置決め方法及び装置

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JPH1089943A
JPH1089943A JP24672996A JP24672996A JPH1089943A JP H1089943 A JPH1089943 A JP H1089943A JP 24672996 A JP24672996 A JP 24672996A JP 24672996 A JP24672996 A JP 24672996A JP H1089943 A JPH1089943 A JP H1089943A
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JP
Japan
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sensor
manipulator
positioning method
reliability
feature
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JP24672996A
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Manabu Mogi
学 茂木
Takao Kakizaki
隆夫 柿崎
Nobuhiro Muto
伸洋 武藤
Kenichi Arakawa
賢一 荒川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短時間で安定的に物体の特徴量の検出ができ、
情報処理量の面から参照モデルとの対応付けが容易な物
体位置決め方法及び装置を提供する。 【解決手段】物体の特徴部位をセンサ特徴量として計測
するセンサ3を搭載したマニピュレータ1にて物体の位
置決めを行うに当り、マニピュレータ1の運動をモーシ
ョンコントローラ2、カウンタボード8、パソコンPC
1を介してモニタし、センサ3による計測結果とマニピ
ュレータ1の運動情報に基づいてパソコンPC2にて物
体の位置姿勢を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FA(factory au
tomation)分野における加工や組立などで重要となる物
体の位置姿勢を推定する物体の位置決め方法及び装置に
係り、特に物体の位置姿勢推定値を算出するとともにそ
の値の確からしさを表わす信頼度をも同時に算出する物
体位置決め方法及びそれを実施するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日の製造業界における加工や組立作業
の現場では、ロボットシステムによる自動化が進んでい
る。しかし、このようなロボットシステムの多くは外界
センサを持たないいわゆる教示再生型ロボットである。
したがって、作業対象である物体の位置ずれに脆弱であ
り、ずれが大きい場合には十分な作業品質が得られない
という問題が生じる。
【0003】かかる問題を解決するため、近年のロボッ
トシステムには、センサにて物体を直接計測し、当該物
体の位置あるいは位置姿勢を決めるためのセンシング技
術の導入が試みられている。特に、2次元視覚システム
による物体の位置決めについてはかなりのレベルまで技
術が成熟し、コストパフォーマンスの高い製品が提供さ
れている。しかし、3次元物体の位置姿勢を高精度に求
めることは今日でもかなり困難な課題を含み、様々な角
度から研究開発が進められている。
【0004】ところで、3次元物体の位置姿勢の推定に
関する従来技術では、センサによる物体計測とそれを用
いた物体特徴の認識、さらにその結果を用いた位置姿勢
の推定が基本要素になる。このうちセンサによる計測法
には能動法と受動法とがあるが、能動法が多用されてい
る。
【0005】この能動法は、計測の対象物体に電磁波を
照射しその反射を測定することにより距離を計測するも
ので、レーザ光を用いた光投影法に基づく手法が主流で
ある。現状では計測環境や計測対象に制限はあるが、計
測目的に応じて計測原理を選択すれば高速・高精度計測
が可能となり、コスト的に有利であり、しかも対象の密
な距離画像が取得できるなどの利点があって、実用レベ
ルのものも出ている。
【0006】しかし、限られた視野しか持たないセンサ
にて対象物体の全距離画像を一度に取得することは一般
的に困難なことから、ロボット等に搭載したセンサによ
り物体の所定箇所の距離画像を逐次計測処理するアクテ
ィブビジョン方式が有力な方法とされている。いずれに
しても物体の距離画像を得ることができれば,次はその
情報から物体のエッジや平面などの特徴を認識し、それ
と予め計算機内に作成しておいた参照モデルとのマッチ
ングをとることにより物体の位置姿勢を推定することに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、3次元物体
の位置姿勢の推定に関する従来技術には次のような問題
がある。まず、特殊な用途のものを除けば現在実用化さ
れている産業用センサの視野はたかだか幅数十mmであ
る。したがって物体をカバーする十分な量の距離画像を
取得するためにはセンサによる計測動作に多大な時間を
費やす必要があるという問題である。
【0008】次に、センシングして得た画像情報から物
体の平面やエッジなどの特徴量を抽出することになる
が、物体のエッジには一般的に傷や汚れなどが存在する
ことから、安定的にエッジを検出することができない場
合があるという問題である。特に、かかる場合には、参
照モデルの特徴量との対応付けを困難にし、それを補う
ための情報処理には大きな負荷がかかるという問題が生
じる。
【0009】続いて、物体のエッジなどが抽出された
後、今度はそれらを参照モデルの特徴量と対応付けし、
さらに物体の位置姿勢変化を表す運動パラメータを算出
して、物体の位置姿勢を推定する必要がある。しかし、
従来技術ではその推定結果の確からしさを提示しないた
め、推定結果を受けた後工程での作業や処理に十分な信
頼性が得られないという問題が生じる。
【0010】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、短時間
で安定的に物体の特徴量の検出ができ、参照モデルとの
対応付けが容易な物体位置決め方法及びこれを実施する
ための装置を提供せんとするものである。
【0011】本発明の第2の目的は、物体の特徴量を用
いた位置姿勢の推定結果の信頼性を提示することによ
り、後工程での作業や処理に十分な信頼性を与える物体
位置決め方法及びこれを実施するための装置を提供せん
とするものである。
【0012】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、マニピュレー
タに搭載したセンサによる計測結果と当該マニピュレー
タの運動情報に基づいて物体の特徴部位をセンサ特徴量
として計測し、物体の位置姿勢を推定する。よって、短
時間で安定的に物体の特徴量の検出ができ、参照モデル
との対応付けが容易となる。さらに具体的詳細に述べる
と、当該課題の解決では、本発明が次に列挙するそれぞ
れの新規な特徴的構成手法または手段を採用することに
より、前記目的を達成する。
【0014】すなわち、本発明方法の第1の特徴は、物
体の特徴部位をセンサ特徴量として計測するセンサを搭
載したマニピュレータにて当該物体の位置決めを行うに
当り、前記センサによる計測結果と前記マニピュレータ
の運動情報に基づいて前記物体の位置姿勢を推定してな
る物体位置決め方法の構成採用にある。
【0015】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における前記センサ特徴量が、前記セン
サにより計測データとして得られた偏向点列のデータ情
報処理することにより認識してなる物体位置決め方法の
構成採用にある。
【0016】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第2の特徴における前記センサ特徴量が、前記偏向
点列データに依存したセンサ特徴量の確からしさを表わ
すセンサ特徴量信頼度を付与されてなる物体位置決め方
法の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における前記センサ特徴
量が、前記物体のエッジの屈曲点により認識されてなる
物体位置決め方法の構成採用にある。
【0018】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第4の特徴における前記物体のエッジの屈曲点が、
物体の端点を特定してなる物体位置決め方法の構成採用
にある。
【0019】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第5の特徴における前記物体の端点の特定が、前記
センサと前記マニピュレータとを統合操作することによ
り、前記センサにて連続して検出可能である前記センサ
特徴量が検出不能となった点、或は前記センサにて検出
不能であった前記センサ特徴量が検出可能となった点と
してなる物体位置決め方法の構成採用にある。
【0020】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第5又は6の特徴における前記センサ特徴量信頼度
が、前記マニピュレータの運動情報に基づいて、前記物
体の端点の特定の確からしさを表す第1の信頼度として
算出されてなる物体位置決め方法の構成採用にある。
【0021】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第7の特徴における前記第1の信頼度が、前記マニ
ピュレータの移動速度に依存してなる物体位置決め方法
の構成採用にある。
【0022】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方
法の第6、第7又は第8の特徴における前記センサ特徴
量信頼度が、特定された前記物体の複数の端点と、当該
端点と同数の対応関係が既知である所定の基準点との写
像関係を利用して、計測した物体の縮尺変数を求めて、
当該縮尺変数の値により当該物体の位置姿勢推定の確か
らしさを表わす第2の信頼度として算出されてなる物体
位置決め方法の構成採用にある。
【0023】本発明方法の第10の特徴は、前記本発明
方法の第9の特徴における前記写像関係が、回転、並
進、縮尺を表す各変数によって規定されてなる物体位置
決め方法の構成採用にある。
【0024】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明
方法の第9又は第10の特徴における前記第2の信頼度
が、最少二乗推定における残差に基づいて算出してなる
物体位置決め方法の構成採用にある。
【0025】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明
方法の第9、第10又は第11の特徴における前記基準
点が、予めモデル物体を基準位置で固定して置き、前記
物体の端点と同様に、前記マニピュレータの運動情報と
前記センサによる計測結果にて前記モデル物体の端点と
して求めてなる物体位置決め方法の構成採用にある。
【0026】本発明方法の第13の特徴は、前記本発明
方法の第9、第10、第11又は第12の特徴における
前記第2の信頼度が、前記物体を加工ロボットにて加工
するに当り、当該加工ロボットの前記物体に対するアプ
ローチ距離およびアプローチ速度の決定に利用してなる
物体位置決め方法にある。
【0027】本発明方法の第14の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12又は第13の特徴に
おける前記センサが、レーザーレンジセンサである物体
位置決め方法の構成採用にある。
【0028】本発明方法の第15の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9、第10、第11、第12、第13又は第14
の特徴における前記マニピュレータの運動情報が、各関
節のエンコーダ情報を各関節角情報に変換し、演算処理
して得た前記マニピュレータ手先位置姿勢情報である物
体位置決め方法の構成採用にある。
【0029】本発明方法の第16の特徴は、前記本発明
方法の第15の特徴における前記センサ特徴量が、前記
センサにより得られたセンサ座標系表現を前記マニピュ
レータ手先位置姿勢情報により絶対座標系に変換されて
算出されてなる物体位置決め方法の構成採用にある。
【0030】本発明装置の第1の特徴は、物体の特徴部
位をセンサ特徴量として計測するセンサと、当該センサ
を搭載したマニピュレータと、当該マニピュレータの先
端に装着され、前記物体を把持するハンドと、前記セン
サによる計測結果と前記マニピュレータの運動情報に基
づいて前記物体の位置姿勢を推定する計算機と、を備え
てなる物体位置決め装置の構成採用にある。
【0031】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における前記計算機が、前記センサと前
記マニピュレータとを統合操作することにより、前記セ
ンサにて連続して検出可能である前記センサ特徴量が検
出不能となった点、或は前記センサにて検出不能であっ
た前記センサ特徴量が検出可能となった点を前記物体の
端点として特定し、前記物体の位置姿勢を推定する演算
機能を有してなる物体位置決め装置の構成採用にある。
【0032】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1又は第2の特徴における前記計算機が、前記マ
ニピュレータの運動情報に基づいて、前記物体の端点の
特定の確からしさを表す第1の信頼度を算出する機能を
有してなる物体位置決め装置の構成採用にある。
【0033】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における前記計算機が、
特定された前記物体の複数の端点と、当該端点と同数の
対応関係が既知である所定の基準点との写像関係を利用
して、計測した物体の縮尺変数を求めて、当該縮尺変数
の値により当該物体の位置姿勢推定の確からしさを表す
第2の信頼度を算出する機能を有してなる物体位置決め
装置の構成採用にある。
【0034】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記セン
サが、レーザーレンジセンサである物体位置決め装置の
構成採用にある。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を、その装置例、方法例及び応用例に基
づいて説明する。
【0036】(装置例)図1は本発明に係る装置例の物
体位置決め装置αの構成を示す。同図に示す通り、本装
置例の物体位置決め装置αは、マニピュレータ1、モー
ションコントローラ2、マニピュレータ1に搭載された
1個のセンサ3、センサコントローラ4、マニピュレー
タ1に搭載された1個の空気圧制御多指のハンド5、ワ
ークWを設置するための1台の作業用のステーション
6、ステーション6上にワークWを固定するための空気
圧制御多指のハンド7、カウンタボード8、マニピュレ
ータ1の運動情報をモニタするパソコンPC1、空気圧
制御多指のハンド5、7の開閉やセンサコントローラ4
に指令を出すパソコンPC2から構成される。
【0037】マニピュレータ1は、6自由度を持ち、モ
ーションコントローラー2にて制御される。モーション
コントローラ2には、予め基準位置に置かれたワークW
の特徴部分をセンサ3にて検出する教示データが与えら
れている。
【0038】センサ3は、光切断型レーザレンジセンサ
であって、レーザビームを一定範囲に偏向照射してワー
クWからの反射光を受光して三角測量の原理でワークW
との間の拡がり方向と奥行き方向の2自由度の距離を計
測する。ワークWのエッジ部分にセンサ3が位置した場
合、計測データは偏向点列Dのデータとして得られ、そ
れをセンサコントローラ4で情報処理することにより物
体のエッジの屈曲点をセンサ特徴量として認識する。
【0039】
【外1】 空気圧多指のハンド5、7は、6本のピンを円周上に配
置し、それを一定の空気圧でコンプライアンスにワーク
Wを把持できるものである。ハンド5、7は、マニピュ
レータ1の他にステーション6にも取付けられ、ワーク
Wを固定する汎用治具として利用される。
【0040】(方法例)次に、前記物体位置決め装置α
を使用した物体位置決め方法の方法例を、その概要説明
と詳細説明に分けて述べる。
【0041】[概要説明]先ず、教示データに基づいて
モーションコントローラ2がマニピュレータ1を動作さ
せる。すると、カウンタボード8では、マニピュレータ
1の内界センサからのエンコーダ情報を関節角度情報に
変換し、トランスピュータTRP1によりロボット手先
位置姿勢(ロボット運動情報)を計算する。
【0042】次に、ロボット運動情報は、パソコンPC
1に搭載された2台のトランスピュータTRP2及びT
RP3に転送される。続いて、パソコンPC2のCPU
はSCSIを介してセンサコントローラ4に要求を出
し、センサコントローラ4からセンサ特徴量を取得した
後、パソコンPC1上のトランスピュータTRP3にロ
ボット運動情報取得のための要求を出す。
【0043】そして、パソコンPC2にてセンサ特徴量
とロボット運動情報を用いて、絶対座標で表したセンサ
特徴量を算出し、ワークWの端点検出を行い、ワークW
の位置決めを行う。
【0044】なお、本システムでは、マニピュレータ1
に搭載のセンサ3により得られたセンサ座標系表現のセ
ンサ特徴量がロボット運動情報により絶対座標系に変換
され、センサ特徴量の絶対座標が算出される。計測周期
は、センサ特徴量のみの場合は約16msec、ロボットの運
動情報のみの場合は約32msec、センサ情報とロボット運
動情報の両者を上記の方法で計測する場合には、パソコ
ンPC2のCPUとセンサ3、トランスピュータTRP
1が非同期であるために約32msecとなる。
【0045】[詳細説明]図2は物体位置決めの対象と
なるワークWの一例を示したものである。ワークWの形
状は、センサ3による断面計測可能なエッジEを有し、
かつそのエッジEは端点を有するものとする。産業界に
見られる大部分の機械部品はこのような性状を有してい
る。センシングによりこの端点の近傍がワークWの端点
wとして検出される。
【0046】図3はワークの特徴部分を具体的に検出す
るFD−LD法について示し、図4はFD−LD法を実
行するためのアルゴリズムのフローを示す。ワークWの
位置姿勢を算出するに当り、何らかの方法で予め求めた
基準位置に置かれたワークWの特徴部分を参照モデルと
して保持し、その参照モデルと検出したワークWの特徴
部分とを比較する必要がある。このワークWの特徴部分
を検出する手法について示す。ワークWの特徴部分はワ
ークWを構成するエッジEの端点Pwとする。
【0047】最初に、マニピュレータ1は、センサ特徴
量Psを検出しない位置にセンサ3を移動し、その後ワ
ークWのエッジEに沿ってセンサ3を移動させる。
【0048】エッジEの端点位置付近にセンサ3が来る
とセンサ特徴量Psが検出され、それ以後センサ特徴量
sが検出され続ける。このようにセンサ特徴量Psが検
出されない区間から、センサ特徴量Psが検出される区
間にセンサ3が移動するとき、最初に検出されたセンサ
特徴量Ps,iをワークWの端点Pw,jとして保持する。こ
の方法をFD(First Detection)法と呼ぶことにす
る。
【0049】また、マニピュレータ1を予めワークWの
エッジE上に位置付けておき、センサ3がセンサ特徴量
sを検出している位置から、センサ特徴量Psが検出さ
れない位置まで、ワークWのエッジEに沿ってセンサ3
を移動させる方法も可能である。このようにセンサ特徴
量が検出される区間から、センサ特徴量が検出されない
区間にセンサ3が移動するとき、最後に検出されたセン
サ特徴量Ps,kをワークの端点Pw,lとして保持する。こ
の方法をLD(Last Detection)法と呼ぶことにする。
【0050】以上説明したFD−LD法では、センサ特
徴量の検出の可否のみでワークWの端点を認識して特定
するため認識のダイナミックレンジが広く、ほとんどの
物体について安定な計測が可能になるというメリットが
ある。
【0051】上述したFD−LD法の実行手順は、図4
に示すように、先ず、パソコンPC2にてセンサコント
ローラ4を介してセンサ3を初期化し(ST1)、セン
シングを行うか否か(ST2)、センサ3のレーザがオ
ンか否か(ST3)判断される。そして、センシングを
行わない場合にはレーザがオフに設定され(ST4)、
センシングを行う場合にはレーザがオンに設定される
(ST5)。
【0052】次に、パソコンPC2はセンサコントロー
ラ4に要求を出し、センサコントローラ4からセンサ特
徴量を取得(ST6)した後、パソコンPC1上にロボ
ット運動情報取得のための要求を出し、ロボット運動情
報(同次変換行列)を取得する(ST7)。そして、パ
ソコンPC2にてセンサ特徴量とロボット運動情報を用
いて、ワークWの端点検出を行い(ST8)、これをモ
ニタに描画する(ST9)。
【0053】続いて、FD−LD法を用いたワークWの
位置決め手順を詳細に説明する。 (a)最初にステーション6の汎用治具である空気圧多指
のハンド7によりワークWが基準位置で固定されるよう
にし、この基準位置で固定されたワークWに対して上記
FD−LD法によりワークWの端点を3点以上検出可能
であり十分低速で移動するようにマニピュレータ1を教
示し、得られたワークWの端点をモデルPm,i(i=
1,2,…,n)として保持する。
【0054】(b)ワークWの供給パレットは予め搬入さ
れるものとし、マニピュレータ1の手先をパレットまで
移動するように教示しておく。 (c)マニピュレータ1がパレットからワークWを空気圧
多指のハンド5により把持した後、ステーション6上ま
でマニピュレータ1の手先位置が移動するように教示し
ておく。
【0055】(d)ステーション6上の汎用治具までマニ
ピュレータ1の手先位置が来たら、把持したワークWを
リリースし、逆に、ステーション6上の空気圧多指のハ
ンド7によりワークWを固定する。この際、マニピュレ
ータ1側、あるいは治具側でワークWを把持した後でワ
ークの位置ずれが起こる可能性があり、ワークWが治具
によりどのように固定されたかはこの段階では未知であ
る。そこで、
【0056】(e)モデルを得たのと同様な教示経路でマ
ニピュレータ1を移動し、FD−LD法によりステーシ
ョン6の汎用治具に固定されているワークWのワーク端
点Pw, j(j=1,2,…,n)を検出する。タクトタ
イムの制約上、この動作はある程度高速にせざるをえな
いので、検出されるワークWの端点にはマニピュレータ
1の移動速度vに依存した検出誤差が生じる。
【0057】図5はワーク端点検出位置とマニピュレー
タ1の手先並進速度vとの関係を示す。図5のグラフか
ら判るように、vの増加に伴って検出した特徴点位置の
ばらつきが著しくなる。そこで、まず、真値のまわりで
の検出精度が速度によってのみ影響されるとして、速度
vにおいてk番目に検出されたワーク端点Pw,kの信頼
度rv,kを式(1)で与える。
【0058】
【数1】
【0059】
【外2】
【0060】
【外3】
【0061】(f)FD−LD法によればワークWの端点
がワーク内部(ロボット動作方向)に検出される傾向に
ある。したがってワーク端点Pwにより推定されるワー
クサイズはPmより規定されるワークサイズに比して縮
尺されて計測される傾向を持つ。そこで、モデルPm
ワーク端点Pwとの写像関係を縮尺スケールまで考慮し
て求める。回転R、並進t、縮尺cの各変数を用いる。
ワーク端点信頼度の低いワーク端点の影響を小さくする
ために、各ワーク端点のワーク端点信頼度rv,kに従っ
て重みづけすると、モデルと現在固定されているワーク
との位置ずれが以下の式で規定される。
【0062】
【数2】
【0063】式(2)を最小とするR、t、cにより、
物体の位置姿勢が決定される。(例えば、Umeyama, "Le
ast-Squares Estimation of Transformation Parameter
s Between Two Point Patterns" ,IEEE Transactions o
n Pattern Analysis andMachine Intelligence,Vol.13,
No.4,APRIL 1991,pp376〜380)以上によって算出した
R、t、cを同時変換行列△Tの形で示すと式(3)とな
る。
【0064】
【数3】
【0065】続いて、物体の位置姿勢推定結果について
述べる。図6は物体位置姿勢推定結果のモデルと検出ワ
ークの描画を示し、表1はワークに対するモデルの変換
パラメータを示し、表2はワーク端点の計測データと推
定値の関係を示す。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】対象のワークWは薄板状ゴム(100×100×
3)である。最初にモデルPmを計測し、ついで約10度
ワークWを回転させてワーク端点Pwを計測し、両者か
らΔTを算出する。ここでは両者ともマニピュレータの
手先速度は十分低速とした。ワーク端点Pwと、モデル
mにΔTを作用させた形状推定値Pmwとは本来一致す
べきである。実験結果によればPwとPmwとのそれぞれ
対応する値はほぼ一致している。したがって、ΔTが適
切に算出されたことが確認できる。しかし、センシング
には一般に誤差が伴うことから、算出されたΔTも不確
実性を考慮する必要がある。
【0069】(g)実際の作業においては、ワークWの端
点の欠けやエッジの傷、汚れなどにより、ワークWの位
置姿勢ΔTが不確実性をもつケースがある。
【外4】
【0070】
【数4】 上述したように本方法例によれば、ワークWの特徴量を
用いた位置姿勢の推定結果の信頼性が提示されるので、
後工程での作業や処理に十分な信頼性を与えることがで
きるという効果を奏する。
【0071】(応用例)次に本発明の応用例について説明
する。図7は本発明の応用例の物体位置決め装置αとセ
ンサつき溶接ロボットβを組み合わせたシステムの構成
を示し、図8及び図9は本システムによる作業手順を示
し、図10は物体位置決め装置αにより算出された信頼
度rwによる溶接ロボットβの溶接開始点変更パラメー
タを示す。
【0072】物体位置決め装置αでは、先ず、前記方法
例の手法にて、基準位置に置かれたワークWの端点Pm
をモデルデータとして与える(S1)。
【0073】
【外5】
【0074】溶接ロボットβでは、予め基準位置に置か
れたワークWに対して溶接開始点Oが教示され、当該教
示データを保持する(S4)。そして、算出された物体
の位置姿勢推定値により、溶接開始点の推定を行う。こ
のとき、ワークWに一部欠けがあるような場合には誤っ
た溶接開始点が推定され、最悪の場合、溶接ロボットβ
の手先とワークが干渉する。
【0075】
【外6】
【0076】
【外7】
【0077】このように、物体位置決め装置αが物体の
位置姿勢推定値およびその信頼度を算出することによっ
て、溶接ロボットβの手先とワークWとの干渉を防ぎ、
なおかつ、高効率高信頼に溶接開始点Oを発見すること
が可能となる。
【0078】以上本発明の代表的な装置例、方法例及び
応用例について説明したが、本発明は必ずしも当該装置
例の手段及び当該方法例の手法等だけに限定されるもの
ではない。本発明の目的を達成し、後述する効果を有す
る範囲内において適宜変更して実施することができるも
のである。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ニピュレータに搭載したセンサによる計測結果と当該マ
ニピュレータの運動情報に基づいて物体の特徴部位をセ
ンサ特徴量として計測し、物体の位置姿勢を推定するの
で、短時間で安定的に物体の特徴量の検出ができ、情報
処理量の面から参照モデルとの対応付けが容易になると
いう効果を奏する。
【0080】また、物体の特徴量を用いた位置姿勢の推
定結果の信頼性を提示する手法を取り入れた場合には、
後工程での作業や処理に十分な信頼性を与えることがで
きるので、高効率高信頼な作業が可能になるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置例の物体位置決め装置αの構
成を示すブロック図である。
【図2】一般的なワークWの形状を説明するための説明
図である。
【図3】ワークの特徴部分を検出するFD−LD法を説
明するための図である。
【図4】FD−LD法を実行するためのアルゴリズムを
示したフローチャートである。
【図5】ワーク端点検出位置とマニピュレータの手先並
進速度vとの関係を示したグラフである。
【図6】物体位置姿勢推定結果のモデルと検出ワークの
描画を示した図である。
【図7】本発明の応用例の物体位置決め装置αとセンサ
つき溶接ロボットβを組み合わせたシステムの構成を示
す図である。
【図8】同上のシステムによる作業手順S1、S2、S
3を示した図である。
【図9】同上のシステムによる作業手順S4、S5、S
6を示した図である。
【図10】物体位置決め装置αにより算出された信頼度
wによる溶接ロボットβの溶接開始点変更パラメータ
を示すグラフであって、(i)は溶接ロボットβのアプロ
ーチ速度と物体位置決めの信頼度との関係を示し、(ii)
は溶接ロボットβのアプローチ距離と物体位置決めの信
頼度との関係を示す。
【符号の説明】
1…マニピュレータ 2…モーションコントローラ 3…センサ 4…センサコントローラ 5、7…ハンド 6…ステーション 8…カウンタボード α…物体位置決め装置 β…溶接ロボット D…偏向点列 E…エッジ W…ワーク Pw…端点(ワーク端点) PC1、PC2…パソコン TRP1、TRP2、TRP3…トランスピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 賢一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の特徴部位をセンサ特徴量として計測
    するセンサを搭載したマニピュレータにて当該物体の位
    置決めを行うに当り、 前記センサによる計測結果と前記マニピュレータの運動
    情報に基づいて前記物体の位置姿勢を推定する、 ことを特徴とする物体位置決め方法。
  2. 【請求項2】前記センサ特徴量は、 前記センサにより計測データとして得られた偏向点列の
    データを情報処理することにより認識する、 ことを特徴とする請求項1に記載の物体位置決め方法。
  3. 【請求項3】前記センサ特徴量は、 前記偏向点列データに依存したセンサ特徴量の確からし
    さを表わすセンサ特徴量信頼度を付与される、 ことを特徴とする請求項2に記載の物体位置決め方法。
  4. 【請求項4】前記センサ特徴量は、 前記物体のエッジの屈曲点により認識される、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の物体位置
    決め方法。
  5. 【請求項5】前記物体のエッジの屈曲点は、 物体の端点を特定する、 ことを特徴とする請求項4に記載の物体位置決め方法。
  6. 【請求項6】前記物体の端点の特定は、 前記センサと前記マニピュレータとを統合操作すること
    により、前記センサにて連続して検出可能である前記セ
    ンサ特徴量が検出不能となった点、或は前記センサにて
    検出不能であった前記センサ特徴量が検出可能となった
    点とする、 ことを特徴とする請求項5に記載の物体位置決め方法。
  7. 【請求項7】前記センサ特徴量信頼度は、 前記マニピュレータの運動情報に基づいて、前記物体の
    端点の特定の確からしさを表す第1の信頼度として算出
    される、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載の物体位置決め
    方法。
  8. 【請求項8】前記第1の信頼度は、 前記マニピュレータの移動速度に依存する、 ことを特徴とする請求項7に記載の
  9. 【請求項9】前記センサ特徴量信頼度は、 特定された前記物体の複数の端点と、当該端点と同数の
    対応関係が既知である所定の基準点との写像関係を利用
    して、計測した物体の縮尺変数を求めて、当該縮尺変数
    の値により当該物体の位置姿勢推定の確からしさを表す
    第2の信頼度として算出される、 ことを特徴とする請求項6、7又は8に記載の物体位置
    決め方法。
  10. 【請求項10】前記写像関係は、 回転、並進、縮尺を表す各変数によって規定される、 ことを特徴とする請求項9に記載の記載の物体位置決め
    方法。
  11. 【請求項11】前記第2の信頼度は、 最少二乗推定における残差に基づいて算出する、 ことを特徴とする請求項9又は10に記載の記載の物体
    位置決め方法。
  12. 【請求項12】前記基準点は、 予めモデル物体を基準位置で固定して置き、前記物体の
    端点と同様に、前記マニピュレータの運動情報と前記セ
    ンサによる計測結果にて前記モデル物体の端点として求
    める、 ことを特徴とする請求項9、10又は11に記載の物体
    位置決め方法。
  13. 【請求項13】前記第2の信頼度は、 前記物体を加工ロボットにて加工するに当り、当該加工
    ロボットの前記物体に対するアプローチ距離およびアプ
    ローチ速度の決定に利用する、 ことを特徴とする請求項9、10、11又は12に記載
    の物体位置決め方法。
  14. 【請求項14】前記センサは、 レーザーレンジセンサである、ことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2又は13に記載の物体位置決め方法。
  15. 【請求項15】前記マニピュレータの運動情報は、 各関節のエンコーダ情報を各関節角情報に変換し、演算
    処理して得た前記マニピュレータ手先位置姿勢情報であ
    る、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13又は14に記載の物体
    位置決め方法。
  16. 【請求項16】前記センサ特徴量は、 前記センサにより得られたセンサ座標系表現を前記マニ
    ピュレータ手先位置姿勢情報により絶対座標系に変換さ
    れて算出される、 ことを特徴とする請求項15に記載の物体位置決め方
    法。
  17. 【請求項17】物体の特徴部位をセンサ特徴量として計
    測するセンサと、 当該センサを搭載したマニピュレータと、 当該マニピュレータの先端に装着され、前記物体を把持
    するハンドと、 前記センサによる計測結果と前記マニピュレータの運動
    情報に基づいて前記物体の位置姿勢を推定する計算機
    と、を備えた、 ことを特徴とする物体位置決め装置。
  18. 【請求項18】前記計算機は、 前記センサと前記マニピュレータとを統合操作すること
    により、前記センサにて連続して検出可能である前記セ
    ンサ特徴量が検出不能となった点、或は前記センサにて
    検出不能であった前記センサ特徴量が検出可能となった
    点を前記物体の端点として特定し、前記物体の位置姿勢
    を推定する演算機能を有する、 ことを特徴とする請求項17に記載の物体位置決め装
    置。
  19. 【請求項19】前記計算機は、 前記マニピュレータの運動情報に基づいて、前記物体の
    端点の特定の確からしさを表す第1の信頼度を算出する
    機能を有する、 ことを特徴とする請求項17又は18に記載の物体位置
    決め装置。
  20. 【請求項20】前記計算機は、 特定された前記物体の複数の端点と、当該端点と同数の
    対応関係が既知である所定の基準点との写像関係を利用
    して、計測した物体の縮尺変数を求めて、当該縮尺変数
    の値により当該物体の位置姿勢推定の確からしさを表す
    第2の信頼度を算出する機能を有する、 ことを特徴とする請求項17、18又は19に記載の物
    体位置決め装置。
  21. 【請求項21】前記センサは、 レーザーレンジセンサである、 ことを特徴とする請求項17、18、19又は20に記
    載の物体位置決め装置。
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