JPH1089422A - 車両用自動変速装置 - Google Patents
車両用自動変速装置Info
- Publication number
- JPH1089422A JPH1089422A JP9249666A JP24966697A JPH1089422A JP H1089422 A JPH1089422 A JP H1089422A JP 9249666 A JP9249666 A JP 9249666A JP 24966697 A JP24966697 A JP 24966697A JP H1089422 A JPH1089422 A JP H1089422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- speed
- transmission
- node
- friction element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/04—Combinations of toothed gearings only
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
- F16H3/62—Gearings having three or more central gears
- F16H3/66—Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
- F16H3/663—Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with conveying rotary motion between axially spaced orbital gears, e.g. RAVIGNEAUX
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行‘D’レンジの各速度段を高速段及び低
速段に再変速できるようにすることによって変速段の数
を増大して走行車両の負荷に応ずる必要トルクに最適の
状態で対応させてトルク効率と変速感を増大する。 【解決手段】 エンジンの駆動力を伝達されてトルク変
換させるトルクコンバータと;前記トルクコンバータの
タービン側に入力軸を通じて連結され、液圧制御される
各摩擦要素の作動によって正逆回転の方向と各速度段を
決定する第1変速ギアメカニズムと;前記第1変速ギア
メカニズムと連結されてこれから出力される各速度段の
回転数を減速と等速のうち一つの作用を実行して変速段
の数を増大しその駆動力を駆動軸が装着される差動装置
に伝達する第2変速ギアメカニズムとを具備することを
特徴とする。
速段に再変速できるようにすることによって変速段の数
を増大して走行車両の負荷に応ずる必要トルクに最適の
状態で対応させてトルク効率と変速感を増大する。 【解決手段】 エンジンの駆動力を伝達されてトルク変
換させるトルクコンバータと;前記トルクコンバータの
タービン側に入力軸を通じて連結され、液圧制御される
各摩擦要素の作動によって正逆回転の方向と各速度段を
決定する第1変速ギアメカニズムと;前記第1変速ギア
メカニズムと連結されてこれから出力される各速度段の
回転数を減速と等速のうち一つの作用を実行して変速段
の数を増大しその駆動力を駆動軸が装着される差動装置
に伝達する第2変速ギアメカニズムとを具備することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用自動変速装置
に関する。より詳細には走行車両の負荷に応ずる必要ト
ルクに最適の状態で適応させてトルク効率と変速感を増
大する車両用自動変速装置に関する。
に関する。より詳細には走行車両の負荷に応ずる必要ト
ルクに最適の状態で適応させてトルク効率と変速感を増
大する車両用自動変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の変速装置は、エンジンが駆動力を
駆動輪に伝達する機能を有しており、このような変速装
置は、運転者の意志のとおり直接変速段を選択する手動
変速装置と、各変速段の間に特定の変速領域無しで無段
に変速が行われる無段変速装置と、そして車両の走行条
件に応じて自動的に変速が行われる自動変速装置とに大
別される。
駆動輪に伝達する機能を有しており、このような変速装
置は、運転者の意志のとおり直接変速段を選択する手動
変速装置と、各変速段の間に特定の変速領域無しで無段
に変速が行われる無段変速装置と、そして車両の走行条
件に応じて自動的に変速が行われる自動変速装置とに大
別される。
【0003】自動変速装置は、一般に、エンジンから出
力されるトルクを変換させるトルクコンバータと、この
トルクコンバータと連結されて正逆回転方向と車両の走
行速度を変換させる多段変速ギアメカニズムを有してお
り、車両の走行状態に応じて変速ギアメカニズムのギア
段のうち一つの段を選択する摩擦要素を具備する。
力されるトルクを変換させるトルクコンバータと、この
トルクコンバータと連結されて正逆回転方向と車両の走
行速度を変換させる多段変速ギアメカニズムを有してお
り、車両の走行状態に応じて変速ギアメカニズムのギア
段のうち一つの段を選択する摩擦要素を具備する。
【0004】このような自動変速装置は、通常、前進
3、4後進1、2の変速段を有し、あるいは副変速装置
を装着する場合には前進5後進1の変速段を有する。
3、4後進1、2の変速段を有し、あるいは副変速装置
を装着する場合には前進5後進1の変速段を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
車両用自動変速装置は速度段の数が少なくて走行車両の
負荷に応ずる必要トルクに最適の状態で適応しないため
トルク効率と変速感が低下する短所がある。
車両用自動変速装置は速度段の数が少なくて走行車両の
負荷に応ずる必要トルクに最適の状態で適応しないため
トルク効率と変速感が低下する短所がある。
【0006】従って、本発明の目的は前記のような問題
点を解消するためのものであって、走行‘D’レンジの
各速度段を高速段及び低速段に再変速できるようにする
ことによって変速段の数を増大して走行車両の負荷に応
ずる必要トルクに最適の状態で対応させてトルク効率と
変速感を増大する車両用自動変速装置を提供することに
目的がある。
点を解消するためのものであって、走行‘D’レンジの
各速度段を高速段及び低速段に再変速できるようにする
ことによって変速段の数を増大して走行車両の負荷に応
ずる必要トルクに最適の状態で対応させてトルク効率と
変速感を増大する車両用自動変速装置を提供することに
目的がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による車両用自動変速装置はエンジンの駆動
力を伝達されてトルク変換させるトルクコンバータと;
前記トルクコンバータのタービン側に入力軸を通じて連
結され、液圧制御される各摩擦要素の作動によって正逆
回転の方向と各速度段を決定する第1変速ギアメカニズ
ムと;前記第1変速ギアメカニズムに連結されてこれか
ら出力される各速度段の回転数を減速と等速のうち一つ
の作用を実行して変速段の数を増大しその駆動力を駆動
軸が装着される差動装置に伝達する第2変速ギアメカニ
ズムとを具備する。
に、本発明による車両用自動変速装置はエンジンの駆動
力を伝達されてトルク変換させるトルクコンバータと;
前記トルクコンバータのタービン側に入力軸を通じて連
結され、液圧制御される各摩擦要素の作動によって正逆
回転の方向と各速度段を決定する第1変速ギアメカニズ
ムと;前記第1変速ギアメカニズムに連結されてこれか
ら出力される各速度段の回転数を減速と等速のうち一つ
の作用を実行して変速段の数を増大しその駆動力を駆動
軸が装着される差動装置に伝達する第2変速ギアメカニ
ズムとを具備する。
【0008】前記第1変速ギアメカニズムはリングギア
を出力要素として共有するシングルピニオン遊星ギアと
ダブルピニオン遊星ギアとから構成される複合遊星ギア
セットであって、シングルピニオン遊星ギアの太陽ギア
は第1摩擦要素を介して入力軸に連結され前記第1動力
伝達部材はシングルピニオン遊星ギアの太陽ギアを反力
要素と空転要素として選択して作動させるように第2摩
擦要素と第1一方向クラッチによって変速機ハウジング
に選択的に連結され、ダブルピニオン遊星ギアの太陽ギ
アは第3摩擦要素を介して入力軸に連結され、遊星キャ
リアはその一側が第4摩擦要素を介して入力軸に選択的
に連結され、他の一側が第5摩擦要素を介して変速機ハ
ウジングに選択的に連結される。
を出力要素として共有するシングルピニオン遊星ギアと
ダブルピニオン遊星ギアとから構成される複合遊星ギア
セットであって、シングルピニオン遊星ギアの太陽ギア
は第1摩擦要素を介して入力軸に連結され前記第1動力
伝達部材はシングルピニオン遊星ギアの太陽ギアを反力
要素と空転要素として選択して作動させるように第2摩
擦要素と第1一方向クラッチによって変速機ハウジング
に選択的に連結され、ダブルピニオン遊星ギアの太陽ギ
アは第3摩擦要素を介して入力軸に連結され、遊星キャ
リアはその一側が第4摩擦要素を介して入力軸に選択的
に連結され、他の一側が第5摩擦要素を介して変速機ハ
ウジングに選択的に連結される。
【0009】前記第2変速ギアメカニズムは単純遊星ギ
アセットであって、太陽ギアは第1変速ギアメカニズム
から駆動力を伝達されるトランスファシャフトに装着さ
れ、太陽ギアに外接する多数個のピニオンギアを連結す
る遊星キャリアはトランスファドライブギアと連結さ
れ、リングギアはその一側が第2一方向クラッチによっ
てトランスファシャフトと連結され、他の一側が第6摩
擦要素を介して変速機ハウジングに選択的に連結され
る。
アセットであって、太陽ギアは第1変速ギアメカニズム
から駆動力を伝達されるトランスファシャフトに装着さ
れ、太陽ギアに外接する多数個のピニオンギアを連結す
る遊星キャリアはトランスファドライブギアと連結さ
れ、リングギアはその一側が第2一方向クラッチによっ
てトランスファシャフトと連結され、他の一側が第6摩
擦要素を介して変速機ハウジングに選択的に連結され
る。
【0010】前記第1、第3、第4摩擦要素は多板クラ
ッチからなる。
ッチからなる。
【0011】前記第2、第5、第6摩擦要素はバンド又
は多板ブレーキからなる。
は多板ブレーキからなる。
【0012】上述のように構成される車両用自動変速装
置は前進‘D’レンジ1速、2速、3速、4速のうち一
つの速度段で第2変速ギアメカニズムの第6摩擦要素を
作動させて低速段制御を実行し、第6摩擦要素の作動を
解除し第2一方向クラッチを作動させて高速段制御を実
行する。
置は前進‘D’レンジ1速、2速、3速、4速のうち一
つの速度段で第2変速ギアメカニズムの第6摩擦要素を
作動させて低速段制御を実行し、第6摩擦要素の作動を
解除し第2一方向クラッチを作動させて高速段制御を実
行する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態
を添付した図に基づいてより詳しく説明する。図1は本
発明に係る車両用自動変速装置の構成図であって、図面
符号1はトルクコンバータを示す。このトルクコンバー
タ1はエンジン3から動力を伝達されるようにエンジン
3のクランク軸に直結されて回転するポンプインペラ5
と、このポンプインペラ5に対向配置されてポンプイン
ペラ5の回転によるオイル噴出力によって回転するター
ビンランナ7、そしてこのタービンランナ7とポンプイ
ンペラ5との間に配置され変速機ハウジング9に装着さ
れる一方向クラッチ11にその一側が固定されてポンプ
インペラ5の回転力を増大させるステータ13を含んで
構成される。
を添付した図に基づいてより詳しく説明する。図1は本
発明に係る車両用自動変速装置の構成図であって、図面
符号1はトルクコンバータを示す。このトルクコンバー
タ1はエンジン3から動力を伝達されるようにエンジン
3のクランク軸に直結されて回転するポンプインペラ5
と、このポンプインペラ5に対向配置されてポンプイン
ペラ5の回転によるオイル噴出力によって回転するター
ビンランナ7、そしてこのタービンランナ7とポンプイ
ンペラ5との間に配置され変速機ハウジング9に装着さ
れる一方向クラッチ11にその一側が固定されてポンプ
インペラ5の回転力を増大させるステータ13を含んで
構成される。
【0014】従って、エンジン3が駆動されると前記ト
ルクコンバータ1内に充填されたオイルがポンプインペ
ラ5から噴出されてタービンランナ7に供給されながら
タービンランナ7を駆動させた後、ステータ13に流入
する。
ルクコンバータ1内に充填されたオイルがポンプインペ
ラ5から噴出されてタービンランナ7に供給されながら
タービンランナ7を駆動させた後、ステータ13に流入
する。
【0015】このステータ13に流入したオイルはその
方向を変更して再びポンプインペラ5に流入する作用を
反復するようになり、この際ステータ13の回転によっ
てステータ13が分担するタービンランナ7の回転力と
ポンプインペラ5の回転力の間に差が発生してトルク変
換が行われるようになる。
方向を変更して再びポンプインペラ5に流入する作用を
反復するようになり、この際ステータ13の回転によっ
てステータ13が分担するタービンランナ7の回転力と
ポンプインペラ5の回転力の間に差が発生してトルク変
換が行われるようになる。
【0016】そして、前記タービンランナ7が直結され
る入力軸15上には摩擦要素を介して正逆回転及び各変
速段を決定する第1変速ギアメカニズム17が装着され
る。この第1変速ギアメカニズム17はシングルピニオ
ン遊星ギアとダブルピニオン遊星ギアがリングギアを出
力要素として共有する複合遊星ギアセットからなる。
る入力軸15上には摩擦要素を介して正逆回転及び各変
速段を決定する第1変速ギアメカニズム17が装着され
る。この第1変速ギアメカニズム17はシングルピニオ
ン遊星ギアとダブルピニオン遊星ギアがリングギアを出
力要素として共有する複合遊星ギアセットからなる。
【0017】前記シングルピニオン遊星ギアの太陽ギア
19は入力要素として作動するように第1摩擦要素C1
を介して入力軸15に選択的に連結される第1動力伝達
部材20と連結される。この第1動力伝達部材20は前
記太陽ギア19を反力要素として作動させるように第2
摩擦要素B1によって変速機ハウジング9に選択的に連
結されると共に太陽ギア19を空転要素として作動させ
るように第1一方向クラッチF1によって変速機ハウジ
ング9に連結される。
19は入力要素として作動するように第1摩擦要素C1
を介して入力軸15に選択的に連結される第1動力伝達
部材20と連結される。この第1動力伝達部材20は前
記太陽ギア19を反力要素として作動させるように第2
摩擦要素B1によって変速機ハウジング9に選択的に連
結されると共に太陽ギア19を空転要素として作動させ
るように第1一方向クラッチF1によって変速機ハウジ
ング9に連結される。
【0018】そして、ダブルピニオン遊星ギアの太陽ギ
ア21は第1変速ギアメカニズム17の他の入力要素と
して作動するように第3摩擦要素C2を介して入力軸1
5に選択的に連結される第2動力伝達部材23と連結さ
れる。
ア21は第1変速ギアメカニズム17の他の入力要素と
して作動するように第3摩擦要素C2を介して入力軸1
5に選択的に連結される第2動力伝達部材23と連結さ
れる。
【0019】前記第2動力伝達部材23によって入力要
素として作動するダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア2
1に外接する多数個のインナピニオンギア25と、この
インナピニオンギア25とシングルピニオン遊星ギアの
太陽ギア19に共同に外接するアウトピニオンギア27
は遊星キャリア29によって連結される。
素として作動するダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア2
1に外接する多数個のインナピニオンギア25と、この
インナピニオンギア25とシングルピニオン遊星ギアの
太陽ギア19に共同に外接するアウトピニオンギア27
は遊星キャリア29によって連結される。
【0020】このような遊星キャリア29は反力要素と
入力要素として作動するようにその一側に第4摩擦要素
C3を介して入力軸15に選択的に連結され、他の一側
に第5摩擦要素B2を介して変速機ハウジング9に選択
的に連結される。
入力要素として作動するようにその一側に第4摩擦要素
C3を介して入力軸15に選択的に連結され、他の一側
に第5摩擦要素B2を介して変速機ハウジング9に選択
的に連結される。
【0021】前記遊星キャリア29によって連結される
アウトピニオンギア27と内接するリングギア30は前
記第1変速ギアメカニズム17から決定された正逆回転
方向と変速段の駆動力を第2変速ギアメカニズム31に
出力する出力要素であって、トランスファシャフト33
に装着された被動ギア(drivengear)35と噛合われ
る。
アウトピニオンギア27と内接するリングギア30は前
記第1変速ギアメカニズム17から決定された正逆回転
方向と変速段の駆動力を第2変速ギアメカニズム31に
出力する出力要素であって、トランスファシャフト33
に装着された被動ギア(drivengear)35と噛合われ
る。
【0022】この被動ギア35に伝達される駆動力によ
って正逆回転するトランスファシャフト33には単純遊
星ギアセットから構成される第2変速ギアメカニズム3
1の入力要素である太陽ギア36が装着される。この太
陽ギア36に外接する多数個のピニオンギア37を連結
する遊星キャリア39は出力要素であって、トランスフ
ァドライブギア41に連結される。
って正逆回転するトランスファシャフト33には単純遊
星ギアセットから構成される第2変速ギアメカニズム3
1の入力要素である太陽ギア36が装着される。この太
陽ギア36に外接する多数個のピニオンギア37を連結
する遊星キャリア39は出力要素であって、トランスフ
ァドライブギア41に連結される。
【0023】前記ピニオンギア37と内接するリングギ
ア43は第2変速ギアメカニズム31の反力要素及びロ
ッキング手段として作動するようにその一側に第6摩擦
要素B3を介して変速機ハウジング9に選択的に連結さ
れ、この第6摩擦要素B3が作動しない場合には第2一
方向クラッチF2によって太陽ギア36とロッキングさ
れる。
ア43は第2変速ギアメカニズム31の反力要素及びロ
ッキング手段として作動するようにその一側に第6摩擦
要素B3を介して変速機ハウジング9に選択的に連結さ
れ、この第6摩擦要素B3が作動しない場合には第2一
方向クラッチF2によって太陽ギア36とロッキングさ
れる。
【0024】そして、前記トランスファドライブギア4
1は駆動軸45、47が装着された差動装置49のディ
ファレンシャルギア(differentialgear)51と噛合わ
れる。差動装置49は周知のように、トランスファケー
ス(図に示されていない)の内部の左右側に配置されて
両端に駆動輪(図に示されていない)が装着される駆動
軸45、47に結合される一対のサイドギア53、55
と、このサイドギア53、55の前後側の間に噛合われ
る一対のピニオンギア57、59とから構成される。
1は駆動軸45、47が装着された差動装置49のディ
ファレンシャルギア(differentialgear)51と噛合わ
れる。差動装置49は周知のように、トランスファケー
ス(図に示されていない)の内部の左右側に配置されて
両端に駆動輪(図に示されていない)が装着される駆動
軸45、47に結合される一対のサイドギア53、55
と、このサイドギア53、55の前後側の間に噛合われ
る一対のピニオンギア57、59とから構成される。
【0025】上述のように構成される車両用自動変速装
置は運転者がセレクタレバー(図に示されていない)を
作動させることによって各摩擦要素が液圧制御機構(図
に示されていない)によって図2の表のように作動・ 非
作動制御されながら図3に示されるようなレバー解析法
による速度比を得る。
置は運転者がセレクタレバー(図に示されていない)を
作動させることによって各摩擦要素が液圧制御機構(図
に示されていない)によって図2の表のように作動・ 非
作動制御されながら図3に示されるようなレバー解析法
による速度比を得る。
【0026】図3のレバーLは第1変速メカニズム17
を示すものであって、その左側端をシングルピニオン遊
星ギアの太陽ギア19が位置する第1ノード(node)N
1、隣接している位置を遊星キャリア29が存在する第
2ノードN2、他の隣接している位置をリングギア30
が存在する第3ノードN3、右側端をダブルピニオン遊
星ギアの太陽ギア21が存在する第4ノードN4と示
す。そして第2変速ギアメカニズム31を示すレバーl
の左側先端を太陽ギア36が存在する第5ノードN5、
これに隣接する位置を遊星キャリア39が存在する第6
ノードN6、そして右側端をリングギア43が存在する
第7ノードN7と示す。
を示すものであって、その左側端をシングルピニオン遊
星ギアの太陽ギア19が位置する第1ノード(node)N
1、隣接している位置を遊星キャリア29が存在する第
2ノードN2、他の隣接している位置をリングギア30
が存在する第3ノードN3、右側端をダブルピニオン遊
星ギアの太陽ギア21が存在する第4ノードN4と示
す。そして第2変速ギアメカニズム31を示すレバーl
の左側先端を太陽ギア36が存在する第5ノードN5、
これに隣接する位置を遊星キャリア39が存在する第6
ノードN6、そして右側端をリングギア43が存在する
第7ノードN7と示す。
【0027】一方、運転者がセレクタレバーでパーキン
グ‘P’レンジを選択するとすべての摩擦要素、即ち第
1摩擦要素C1、第2摩擦要素B1、第3摩擦要素C
2、第4摩擦要素C3、第5摩擦要素B2、第6摩擦要
素B3が非作動となって第1変速ギアメカニズム17に
エンジンの駆動力が入力されないので車両は停止状態を
維持するようになる。
グ‘P’レンジを選択するとすべての摩擦要素、即ち第
1摩擦要素C1、第2摩擦要素B1、第3摩擦要素C
2、第4摩擦要素C3、第5摩擦要素B2、第6摩擦要
素B3が非作動となって第1変速ギアメカニズム17に
エンジンの駆動力が入力されないので車両は停止状態を
維持するようになる。
【0028】そして、後進‘R’レンジを選択すると、
第1変速ギアメカニズム17の第1摩擦要素C1の作動
によってシングルピニオン遊星ギアの太陽ギア19に該
当する第1ノードN1が入力段となり、第5摩擦要素B
2の作動によって遊星キャリア29に該当する第2ノー
ドN2が固定段となり、この第1ノートN1の任意の位
置から第2ノードN2を直線LRで連結し、これの出力
段であるリングギア30に該当する第3ノードN3から
レバーL上の垂直線を連結して得られる線Rが一次後進
速となる。
第1変速ギアメカニズム17の第1摩擦要素C1の作動
によってシングルピニオン遊星ギアの太陽ギア19に該
当する第1ノードN1が入力段となり、第5摩擦要素B
2の作動によって遊星キャリア29に該当する第2ノー
ドN2が固定段となり、この第1ノートN1の任意の位
置から第2ノードN2を直線LRで連結し、これの出力
段であるリングギア30に該当する第3ノードN3から
レバーL上の垂直線を連結して得られる線Rが一次後進
速となる。
【0029】この一次後進速Rは再び第2変速ギアメカ
ニズム31の太陽ギア36に入力されて太陽ギア36に
該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要素
B3の作動によってリングギア43に該当する第7ノー
ドN7が固定段となり、第3ノードN3の一次後進速R
と大きさは同じかつ方向は反対である第5ノードN5の
位置から第7ノードN7を直線Lrで連結し、出力段で
ある遊星キャリア39に該当する第6ノードN6からレ
バーl上の垂直線を連結して得られる線rが二次後進速
となる。即ち、この二次後進速は一次後進速から再度減
速される。即ち、Rからrに減速される。
ニズム31の太陽ギア36に入力されて太陽ギア36に
該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要素
B3の作動によってリングギア43に該当する第7ノー
ドN7が固定段となり、第3ノードN3の一次後進速R
と大きさは同じかつ方向は反対である第5ノードN5の
位置から第7ノードN7を直線Lrで連結し、出力段で
ある遊星キャリア39に該当する第6ノードN6からレ
バーl上の垂直線を連結して得られる線rが二次後進速
となる。即ち、この二次後進速は一次後進速から再度減
速される。即ち、Rからrに減速される。
【0030】そして、中立‘N’レンジでは第5摩擦要
素B2、第6摩擦要素B3が作動されながら‘D’レン
ジ一速を準備すると共に入力軸15にはエンジン3の動
力伝達が遮断される。
素B2、第6摩擦要素B3が作動されながら‘D’レン
ジ一速を準備すると共に入力軸15にはエンジン3の動
力伝達が遮断される。
【0031】一方、走行‘D’レンジを選択すると加速
ペダルの作動に応じて一速、二速、三速、四速に自動変
速され、各速度段でさらに低速段と高速段に変速され
る。まず‘D’レンジ一速では第1変速ギアメカニズム
17の第3摩擦要素C2及び第5摩擦要素B2と第1一
方向クラッチF1が作動される。従って、第1変速ギア
メカニズム17のダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア2
1に該当する第4ノードN4が入力段となり、遊星キャ
リア29に該当する第2ノードN2が固定段となり、シ
ングルピニオン遊星ギアの太陽ギア19に該当する第1
ノードN1は逆方向に回転する空転要素となるので、こ
の第4ノードN4の任意の位置から第2ノードN2を直
線L1で連結し、これの出力段であるリングギア30に
該当する第3ノードN3からレバーL上の垂直線を連結
して得られる線D1が一次一速となる。この一次一速は
再び第2変速ギアメカニズム31で減速される一速低速
段と同様な速度である一速高速段に再度変速される。
ペダルの作動に応じて一速、二速、三速、四速に自動変
速され、各速度段でさらに低速段と高速段に変速され
る。まず‘D’レンジ一速では第1変速ギアメカニズム
17の第3摩擦要素C2及び第5摩擦要素B2と第1一
方向クラッチF1が作動される。従って、第1変速ギア
メカニズム17のダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア2
1に該当する第4ノードN4が入力段となり、遊星キャ
リア29に該当する第2ノードN2が固定段となり、シ
ングルピニオン遊星ギアの太陽ギア19に該当する第1
ノードN1は逆方向に回転する空転要素となるので、こ
の第4ノードN4の任意の位置から第2ノードN2を直
線L1で連結し、これの出力段であるリングギア30に
該当する第3ノードN3からレバーL上の垂直線を連結
して得られる線D1が一次一速となる。この一次一速は
再び第2変速ギアメカニズム31で減速される一速低速
段と同様な速度である一速高速段に再度変速される。
【0032】‘D’レンジ一速低速段では太陽ギア36
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次一速D
1と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L1’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
1’が一速低速段となる。
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次一速D
1と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L1’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
1’が一速低速段となる。
【0033】‘D’レンジ一速高速段では第6摩擦要素
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次一速D1と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L1”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D1”が一速高速段となる。
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次一速D1と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L1”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D1”が一速高速段となる。
【0034】そして、‘D’レンジ二速では第1変速ギ
アメカニズム17の第3摩擦要素C2、第2摩擦要素B
1が作動される。従って、第1変速ギアメカニズム17
のダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア21に該当する第
4ノードN4が入力段となり、シングルピニオン遊星ギ
アの太陽ギア19に該当する第1ノードN1が固定段と
なり、遊星キャリア29に該当する第2ノードN2が空
転要素となるので、この第4ノードN4の任意の位置か
ら第1ノードN1を直線L2で連結し、これの出力段で
あるリングギア30に該当する第3ノードN3からレバ
ーL上の垂直線を連結して得られる線D2が一次二速と
なる。この一次二速は再び第2変速ギアメカニズム31
で減速される二速低速段と同様な速度である二速高速段
に再度変速される。
アメカニズム17の第3摩擦要素C2、第2摩擦要素B
1が作動される。従って、第1変速ギアメカニズム17
のダブルピニオン遊星ギアの太陽ギア21に該当する第
4ノードN4が入力段となり、シングルピニオン遊星ギ
アの太陽ギア19に該当する第1ノードN1が固定段と
なり、遊星キャリア29に該当する第2ノードN2が空
転要素となるので、この第4ノードN4の任意の位置か
ら第1ノードN1を直線L2で連結し、これの出力段で
あるリングギア30に該当する第3ノードN3からレバ
ーL上の垂直線を連結して得られる線D2が一次二速と
なる。この一次二速は再び第2変速ギアメカニズム31
で減速される二速低速段と同様な速度である二速高速段
に再度変速される。
【0035】‘D’レンジ二速低速段では太陽ギア36
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次二速D
2と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L2’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
2’が一速低速段となる。
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次二速D
2と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L2’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
2’が一速低速段となる。
【0036】‘D’レンジ二速高速段では第6摩擦要素
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次二速D2と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L2”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D2”が二速高速段となる。
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次二速D2と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L2”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D2”が二速高速段となる。
【0037】そして、‘D’レンジ三速では第1変速ギ
アメカニズム17の第3摩擦要素C2、第4摩擦要素C
3が作動する。従って第1変速ギアメカニズム17のダ
ブルピニオン遊星ギアの太陽ギア21に該当する第4ノ
ードN4と遊星キャリア29に該当する第2ノードN2
が入力段となり、シングルピニオン遊星ギアの太陽ギア
19が空転要素となるので、この第4ノードN4と第2
ノードN2の同一の任意の位置を直線L3で連結し、こ
れの出力段であるリングギア30に該当する第3ノード
N3からレバーL上の垂直線を連結して得られる線D3
が一次三速となる。この一次三速は再び第2変速ギアメ
カニズム31で減速される三速低速段と同様な速度であ
る三速高速段に再度変速される。
アメカニズム17の第3摩擦要素C2、第4摩擦要素C
3が作動する。従って第1変速ギアメカニズム17のダ
ブルピニオン遊星ギアの太陽ギア21に該当する第4ノ
ードN4と遊星キャリア29に該当する第2ノードN2
が入力段となり、シングルピニオン遊星ギアの太陽ギア
19が空転要素となるので、この第4ノードN4と第2
ノードN2の同一の任意の位置を直線L3で連結し、こ
れの出力段であるリングギア30に該当する第3ノード
N3からレバーL上の垂直線を連結して得られる線D3
が一次三速となる。この一次三速は再び第2変速ギアメ
カニズム31で減速される三速低速段と同様な速度であ
る三速高速段に再度変速される。
【0038】‘D’レンジ三速低速段では太陽ギア36
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次三速D
3と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L3’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
3’が三速低速段となる。
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次三速D
3と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L3’で連結し、これ
の出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノード
N6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D
3’が三速低速段となる。
【0039】‘D’レンジ三速高速段では第6摩擦要素
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次三速D3と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L3”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D3”が三速高速段となる。
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次三速D3と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L3”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D3”が三速高速段となる。
【0040】そして、‘D’レンジ四速では第1変速ギ
アメカニズム17の第4摩擦要素C3、第2摩擦要素B
1が作動する。従って第1変速ギアメカニズム17のダ
ブルピニオン遊星ギアの遊星キャリア29に該当する第
2ノードN2が入力段となり、シングルピニオン遊星ギ
アの太陽ギア19が固定段となり、シングルピニオン遊
星ギアの太陽ギア19が空転要素となるので、この第1
ノードN1と第2ノードN2の任意の位置を直線L4で
連結し、これの出力段であるリングギア30に該当する
第3ノードN3からレバーL上の垂直線を連結して得ら
れる線D4が一次四速となる。この一次四速は再び第2
変速ギアメカニズム31で減速される四速低速段と同様
な速度である四速高速段に再度変速される。
アメカニズム17の第4摩擦要素C3、第2摩擦要素B
1が作動する。従って第1変速ギアメカニズム17のダ
ブルピニオン遊星ギアの遊星キャリア29に該当する第
2ノードN2が入力段となり、シングルピニオン遊星ギ
アの太陽ギア19が固定段となり、シングルピニオン遊
星ギアの太陽ギア19が空転要素となるので、この第1
ノードN1と第2ノードN2の任意の位置を直線L4で
連結し、これの出力段であるリングギア30に該当する
第3ノードN3からレバーL上の垂直線を連結して得ら
れる線D4が一次四速となる。この一次四速は再び第2
変速ギアメカニズム31で減速される四速低速段と同様
な速度である四速高速段に再度変速される。
【0041】‘D’レンジ四速低速段では太陽ギア36
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次四速D
4と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L4’で連結し、この
出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノードN
6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D4’
が四速低速段となる。
に該当する第5ノードN5が入力段となり、第6摩擦要
素B3が作動してリングギア43に該当する第7ノード
N7が固定段となり、前記第3ノードN3の一次四速D
4と大きさは同一かつ方向は反対である第5ノードN5
の位置から第7ノードN7を直線L4’で連結し、この
出力段である遊星キャリア39に該当する第6ノードN
6からレバーl上の垂直線を連結して得られる線D4’
が四速低速段となる。
【0042】‘D’レンジ四速高速段では第6摩擦要素
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次四速D4と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L4”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D4”が四速高速段となる。
B3が解除され第2一方向クラッチF2が作動するので
太陽ギア36とリングギア43がロッキングされて太陽
ギア36に該当する第5ノードN5とリングギア43に
該当する第7ノードN7が同時に入力段となり、前記第
3ノードN3の一次四速D4と大きさは同一かつ方向は
反対である第5ノードN5と第7ノードN7の位置を直
線L4”で連結し、これの出力段である遊星キャリア3
9に該当する第6ノードN6からレバーl上の垂直線を
連結して得られる線D4”が四速高速段となる。
【0043】
【発明の効果】上述のように本発明による車両用自動変
速装置は、第2変速ギアメカニズムで一速、二速、三
速、四速の中の一つの速度段を低速段と高速段に変化さ
せて変速段の数を増大するので走行車両の負荷に応ずる
必要トルクに最適の状態で対応させてトルク効率と変速
感を増大することができる。
速装置は、第2変速ギアメカニズムで一速、二速、三
速、四速の中の一つの速度段を低速段と高速段に変化さ
せて変速段の数を増大するので走行車両の負荷に応ずる
必要トルクに最適の状態で対応させてトルク効率と変速
感を増大することができる。
【図1】本発明に係る車両用自動変速装置の構成図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る車両用自動変速装置の各速度別作
動要素の図表である。
動要素の図表である。
【図3】本発明に係る車両用自動変速装置の各速度別速
度線図(a)(b)である。
度線図(a)(b)である。
1 トルクコンバータ 3 エンジン 5 ポンプインペラ 7 タービンランナ 9 変速機ハウジング 11 一方向クラッチ 13 ステータ 15 入力軸 17 第1変速ギアメカニズム 19 太陽ギア 20 第1動力伝達部材 21 太陽ギア 23 第2動力伝達部材 25 インナピニオンギア 27 アウトピニオンギア 29 遊星キャリア 30 リングギア 31 第2変速ギアメカニズム 33 トランスファシャフト 35 被動ギア 36 太陽ギア 37 ピニオンギア 39 遊星キャリア 41 トランスファドライブギア 43 リングギア 45 駆動軸 47 駆動軸 49 差動装置 51 ディファレンシャルギア 53 サイドギア 55 サイドギア 57 ピニオンギア 59 ピニオンギア C1 第1摩擦部材 B1 第2摩擦部材 C2 第3摩擦部材 C3 第4摩擦部材 B2 第5摩擦部材 B3 第6摩擦部材 F1 第1一方向クラッチ F2 第2一方向クラッチ
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力を伝達されてトルク変
換させるトルクコンバータと;前記トルクコンバータの
タービン側に入力軸を通じて連結され、液圧制御される
各摩擦要素の作動によって正逆回転の方向と各速度段を
決定する第1変速ギアメカニズムと;前記第1変速ギア
メカニズムに連結されてこれから出力される各速度段の
回転数を減速と等速のうち一つの作用を実行して変速段
の数を増大し、その駆動力を駆動軸が装着される差動装
置に伝達する第2変速ギアメカニズムとを具備すること
を特徴とする車両用自動変速装置。 - 【請求項2】 前記第1変速ギアメカニズムはリングギ
アを出力要素として共有するシングルピニオン遊星ギア
とダブルピニオン遊星ギアとから構成される複合遊星ギ
アセットであって、シングルピニオン遊星ギヤの太陽ギ
アは第1摩擦要素を介して入力軸に連結され、 シングルピニオン遊星ギアの太陽ギアは反力要素と空転
要素として選択されて作動するように第2摩擦要素と第
1一方向クラッチによって変速機ハウジングに選択的に
連結され、 ダブルピニオン遊星ギアの太陽ギアは第3摩擦要素を介
して入力軸に連結され、 遊星キャリアはその一側が第4摩擦要素を介して入力軸
に選択的に連結され、他の一側が第5摩擦要素を介して
変速機ハウジングに選択的に連結されることを特徴とす
る請求項1に記載の車両用自動変速装置。 - 【請求項3】 前記第2変速ギアメカニズムは単純遊星
ギアセットであって、太陽ギアは第1変速ギアメカニズ
ムから駆動力を伝達されるトランスファシャフトに装着
され、 太陽ギアに外接する多数個のピニオンギアを連結する遊
星キャリアはトランスファドライブギアと連結され、 リングギアはその一側が第2一方向クラッチによってト
ランスファシャフトと連結され、他の一側が第6摩擦要
素を介して変速機ハウジングに選択的に連結されること
を特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速装置。 - 【請求項4】 前記第1、第3、第4摩擦要素は多板ク
ラッチからなる請求項1又は請求項2に記載の車両用自
動変速装置。 - 【請求項5】 前記第2、第5、第6摩擦要素はバンド
ブレーキからなる請求項1又は請求項2に記載の車両用
自動変速装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1996P36881 | 1996-08-30 | ||
KR1019960036881A KR100210937B1 (ko) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 차량용 자동 변속장치 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089422A true JPH1089422A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=19471774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9249666A Pending JPH1089422A (ja) | 1996-08-30 | 1997-08-29 | 車両用自動変速装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1089422A (ja) |
KR (1) | KR100210937B1 (ja) |
DE (1) | DE19737141A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108814824B (zh) * | 2017-05-10 | 2020-04-14 | 国家康复辅具研究中心 | 一种轮椅 |
-
1996
- 1996-08-30 KR KR1019960036881A patent/KR100210937B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1997
- 1997-08-26 DE DE19737141A patent/DE19737141A1/de not_active Withdrawn
- 1997-08-29 JP JP9249666A patent/JPH1089422A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19737141A1 (de) | 1998-03-05 |
KR100210937B1 (ko) | 1999-07-15 |
KR19980017129A (ko) | 1998-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100337350B1 (ko) | 자동 변속기용 파워 트레인 | |
KR19980016992A (ko) | 차량용 4속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
JP3178710B2 (ja) | 車両用6速自動変速機のギヤトレーン | |
US5984825A (en) | Power transmission with two simple planetary gearsets | |
US5951432A (en) | Planetary gear transmission | |
US5554079A (en) | Gear train of an automatic five-speed transmission for a vehicle | |
US5830102A (en) | Five-speed power transmission | |
JP2001082556A (ja) | 車両用5速自動変速機のパワートレーン | |
JPH1089422A (ja) | 車両用自動変速装置 | |
KR0183267B1 (ko) | 차량용 6속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
KR0162814B1 (ko) | 차량용 4속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
JPS62242165A (ja) | 車両用変速機 | |
KR0183247B1 (ko) | 차량용 5속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
KR930000497B1 (ko) | 차량용 자동 변속기의 2축 6속 변속기구 | |
EP0710191B1 (en) | Power train of five-speed automatic transmission for vehicle | |
KR19980016990A (ko) | 차량용 4속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
KR0162819B1 (ko) | 차량용 4속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
KR0149329B1 (ko) | 차량용 4속 자동변속기의 기어 트레인 | |
KR0131294B1 (ko) | 자동차용 5속 자동 변속장치 | |
KR100192465B1 (ko) | 자동 변속기용 파워 트레인 | |
KR0142474B1 (ko) | 차량용 4속 자동변속기의 기어 트레인 | |
KR930000495B1 (ko) | 차량용 자동 변속기의 3축 5속 변속기구 | |
KR0162820B1 (ko) | 차량용 4속 자동 변속기의 기어 트레인 | |
KR100256586B1 (ko) | 차량용 자동변속기의 기어 트레인 | |
KR100256585B1 (ko) | 차량용 자동변속기의 기어 트레인 |