JPH1087130A - フィルムの送出装置 - Google Patents

フィルムの送出装置

Info

Publication number
JPH1087130A
JPH1087130A JP24488396A JP24488396A JPH1087130A JP H1087130 A JPH1087130 A JP H1087130A JP 24488396 A JP24488396 A JP 24488396A JP 24488396 A JP24488396 A JP 24488396A JP H1087130 A JPH1087130 A JP H1087130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
guide plate
roll
supply means
gas supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24488396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Uchida
正人 内田
Fumio Wada
文雄 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WADA GIKEN KK
Mitsubishi Chemical Engineering Corp
Original Assignee
WADA GIKEN KK
Mitsubishi Chemical Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WADA GIKEN KK, Mitsubishi Chemical Engineering Corp filed Critical WADA GIKEN KK
Priority to JP24488396A priority Critical patent/JPH1087130A/ja
Publication of JPH1087130A publication Critical patent/JPH1087130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 厚さの小さい“腰”の弱いフィルムであってもスムーズ
に送出することができるフィルム送出装置を提供する。 【解決手段】 巻回体10からのフィルム1がロール1
2、13に挟まれてガイドプレート4上へ送り出され、
さらに該ガイドプレート4の前端から前方へ送られる。
このガイドプレート4上へは、ノズル17から吹き出さ
れたエアーが溝14を経て供給されており、ガイドプレ
ート4とフィルム1との間に薄いエアー層が形成され
る。これにより、フィルム1は、その厚みがきわめて小
さい場合であっても、ガイドプレート4から殆ど摩擦抵
抗を受けることなくスムーズに前方へ送られる。ガイド
プレート4の前方に達したフィルム1は、ガイドプレー
ト4とフィルム1との間から前方へ吹き出すエアーによ
って前方へたなびくように水平状に延出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂等よりなる
フィルムを送り出すためのフィルムの送出装置に係り、
特に薄いフィルムであってもスムーズに送り出すことが
できるフィルムの送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムを送り出すためのフィルムの送
出装置として、図4に示す如く、フィルム1を1対のロ
ール2,3間に挟んで前方へ送り出し、ガイドプレート
4上を滑らせてさらに前方へ送り出すようにした装置が
用いられている。なお、ガイドプレート4の前方部分に
はフィルムカッタ5と、フィルムプラー6とが設けられ
ている。フィルムプラー6は、フィルム1の先端をチャ
ックし、図の左方向へ移動する。フィルム1がガイドプ
レート4から前方(図の左方)へ所定長さだけ引き出さ
れた段階でフィルムカッタ5を作動させ、フィルム1を
切断する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フィルム1の厚さが大
きく、フィルム1が“腰”の強いものであるときには、
ロール2,3からガイドプレート4上へ送り出されたフ
ィルム1は、ロール2,3からの送出力によってそのま
まガイドプレート4上をスムーズに滑って先方へ移動す
る。
【0004】ところが、フィルム1が薄く“腰”が弱い
ものであると、図5のようにガイドプレート4上でフィ
ルム1が渋滞してしわ寄せ状態になったり、図6のよう
にガイドプレート4を通り抜けてもその先で垂れ下り状
態になり、フィルムプラー6にチャックされなくなった
りする。
【0005】本発明は、このような問題点を解決し、フ
ィルムが薄く“腰”が弱いものであっても、スムーズに
送り出すことができるフィルムの送出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルムの送出
装置は、フィルムを挟んで送り出すための1対のロール
と、該ロールに近接配置されたプレートであって、該ロ
ールから送り出されたフィルムがプレート上を滑って移
動するガイドプレートとを備えてなるフィルムの送出装
置において、該ガイドプレート上のフィルムと該ガイド
プレートとの間に気体をフィルム送り方向に向けて供給
する気体供給手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】かかるフィルムの送出装置によれば、ガイ
ドプレートとフィルムとの間に気体がフィルム送り方向
に供給されるため、フィルムがガイドプレート上をスム
ーズに先方に向って移動する。そして、ガイドプレート
の先端から出たフィルムが気体流れに乗って先方にたな
びくようになり、フィルムがガイドプレート先端から垂
れ下ることも防止されるようになる。
【0008】本発明のフィルムの送出装置は、前記気体
供給手段は、前記ロールを挟んで前記ガイドプレートと
反対側に配置されており、該ロールの周面には、該気体
供給手段から流出した気体を該ガイドプレートに向けて
送り出すための周回溝が複数条設けられていることが好
ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態に係るフィルム
の送出装置の全体側面図、図2は図1の要部拡大図、図
3はフィードロールの水平断面図である。
【0010】フィルム1は、巻回体10から巻き出さ
れ、ロール11に案内されてロール12,13に挟み込
まれる。下側のロール12はモータ駆動されるフィード
ロールであり、その外周面には複数の溝14がロール軸
心線方向に一定間隔をおいて設けられている。各溝14
はロール12を周回している。
【0011】上側のロール13は押えロールであり、上
下動機構(図示略)によって上下動可能とされている。
【0012】この下側のロール12に近接してエアー吹
出装置15が設置されている。このエアー吹出装置15
は、マニホルド16と、該マニホルド16から突設され
たノズル17を備えると共に、マニホルド16内へエア
ーを供給するために、ブロワー等の圧力源18,止弁1
9,減圧弁20,電磁弁21及び圧力計22よりなるエ
アー供給機構を備えている。このエアー吹出装置15
は、ロール12を挟んでガイドプレート4と反対側に配
置されている。
【0013】各ノズル17は、その先端が溝14内に向
かうように設置されている。なお、ノズル17は溝14
と同数個設けられ、1条の溝14に1個のノズル17が
配置されている。各ノズル17は、図1、2の通り、フ
ィルム1とロール12との接触開始部に向かって延びて
いる。
【0014】図1〜3のその他の構成は図4〜6と同様
であり、同一符号は同一部分を示している。
【0015】このように構成された送出装置において
は、巻回体10からのフィルム1がロール12、13に
挟まれてガイドプレート4上へ送り出され、さらに該ガ
イドプレート4の前端から前方へ送られる。このガイド
プレート4上へは、ノズル17から吹き出されたエアー
が溝14を経て供給されており、ガイドプレート4とフ
ィルム1との間に薄いエアー層が形成される。これによ
り、フィルム1は、その厚みがきわめて小さい場合であ
っても、ガイドプレート4から殆ど摩擦抵抗を受けるこ
となくスムーズに前方へ送られる。
【0016】ガイドプレート4の前方に達したフィルム
1は、ガイドプレート4とフィルム1との間から前方へ
吹き出すエアーによって前方へたなびくように水平状に
延出する。このため、フィルム1の先端は確実にフィル
ムプラー6によってチャックされ、フィルムプラー6の
図1、2の左方への移動に伴って水平状に引き出され
る。図1に符号1’、6’にて示されるように、フィル
ムプラー6が規定位置まで移動すると、フィルムカッタ
5が作動し、フィルム1が切断される。その後、フィル
ムプラー6は、フィルム1のチャックを解除した後、フ
ィルムカッタ5の直近位置まで復動する。
【0017】なお、本発明は、厚さ100μm以下とく
に80〜35μmのポリエチレン等の合成樹脂フィルム
の送出装置として用いるのに好適である。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明の送出装置による
と、厚さの小さい“腰”の弱いフィルムであってもスム
ーズに送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る送出装置の全体側面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】フィードロールの水平断面図である。
【図4】従来例を示す側面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 フィルム 2、3、12、13 ロール 4 ガイドプレート 5 フィルムカッタ 6 フィルムプラー 14 溝 15 エアー吹出装置 17 ノズル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを挟んで送り出すための1対の
    ロールと、 該ロールに近接配置されたプレートであって、該ロール
    から送り出されたフィルムがプレート上を滑って移動す
    るガイドプレートとを備えてなるフィルムの送出装置に
    おいて、 該ガイドプレート上のフィルムと該ガイドプレートとの
    間に気体をフィルム送り方向に向けて供給する気体供給
    手段を設けたことを特徴とするフィルムの送出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記気体供給手段
    は、前記ロールを挟んで前記ガイドプレートと反対側に
    配置されており、該ロールの周面には、該気体供給手段
    から流出した気体を該ガイドプレートに向けて送り出す
    ための周回溝が複数条設けられていることを特徴とする
    フィルムの送出装置。
JP24488396A 1996-09-17 1996-09-17 フィルムの送出装置 Pending JPH1087130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24488396A JPH1087130A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 フィルムの送出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24488396A JPH1087130A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 フィルムの送出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1087130A true JPH1087130A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17125412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24488396A Pending JPH1087130A (ja) 1996-09-17 1996-09-17 フィルムの送出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1087130A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207572A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nippon Paper Industries Co Ltd ワインダー装置におけるシワ状欠陥防止装置
KR20200142381A (ko) 2019-06-12 2020-12-22 한국화학연구원 극성용매 혼합물을 사용한 에스테르 작용기를 포함하는 고분자의 해중합

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011207572A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Nippon Paper Industries Co Ltd ワインダー装置におけるシワ状欠陥防止装置
KR20200142381A (ko) 2019-06-12 2020-12-22 한국화학연구원 극성용매 혼합물을 사용한 에스테르 작용기를 포함하는 고분자의 해중합

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SE447816B (sv) Anordning vid cylinderrullstol for kapning av pappersbana
US9233560B2 (en) Image forming apparatus and method which controls a power of adsorption which holds a printing medium
JP2009263683A (ja) 溶射装置におけるワイヤ送給機構
KR100272203B1 (ko) 비금속커터가 부착된 카톤과, 그 커터의 제조방법과 제조장치 및, 그 카톤에 그 커터를 부착하는 방법
JPH1087130A (ja) フィルムの送出装置
JP2943106B1 (ja) 走行ウエブの制振方法、制振装置及び紙継ぎ補助装置
JPH069118A (ja) シート材供給装置
WO2002002858A1 (fr) Procede d'emballage et emballeuse
EP1400180A1 (en) Band-shaped material feeder
JP2000280318A (ja) プラスチック製吹込みフィルムウェブの案内引取り装置
JP6590832B2 (ja) ペーパーログの製造のための管状コアへの接着剤の塗布方法及び装置
JP2006248665A (ja) ウェブ連続巻取装置
JP2020189365A (ja) ワイヤ放電加工装置
JPH08119508A (ja) フイルムの送り方法
JP3291586B2 (ja) 逆に糸通しする装置と、該装置の位置決めのための少くとも1個のスピニングノズル用カバー
CN116018252A (zh) 自动穿线的纤维放置头
JP2005188666A (ja) 送液パイプおよび送液システム
JPH07330197A (ja) 送り装置
JP2006306586A (ja) コアヤーン製造装置における弾性糸パッケージ駆動装置
JP2520040B2 (ja) 地盤安定用繊維糸条の圧送装置
JPH10330034A (ja) 断裁装置の紙巻き防止機構
JPH01150676A (ja) 貫通孔への線条物挿入装置
JP2023105955A (ja) 線状部材張力制御装置
US3088730A (en) System for handling flimsy carbon sheets
JP2559659B2 (ja) 通紙装置