JPH1086814A - 液圧制御弁 - Google Patents

液圧制御弁

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JPH1086814A
JPH1086814A JP26801396A JP26801396A JPH1086814A JP H1086814 A JPH1086814 A JP H1086814A JP 26801396 A JP26801396 A JP 26801396A JP 26801396 A JP26801396 A JP 26801396A JP H1086814 A JPH1086814 A JP H1086814A
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JP
Japan
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passage
control
hydraulic pressure
spool
sleeve
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JP26801396A
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English (en)
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Youichi Kumemura
洋一 久米村
Tadaaki Nakamura
忠秋 中村
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキ液圧制御装置の液圧制御弁におい
て、各ポートを容易に機械加工可能として製造コストを
低減し、また、制御ピンの移動を円滑にする。 【解決手段】 液圧制御弁本体16の段付の弁穴17内に、
段付のメインスリーブ18およびサブスリーブ19を挿入
し、入力通路32、出力通路33および第2ドレン通路31b
に、液圧供給源、ホィールシリンダおよびリザーバを接
続する。メインスリーブ18内にスプール20を嵌装して、
弁穴17に比例ソレノイド21を取付ける。スプール20の移
動により、ホィールシリンダへの液圧を調整して制動力
を制御する。メインスリーブ18は、段部に作用する入力
通路32と出力通路33の液圧および保持ばね59によって比
例ソレノイド21に当接して位置決めされる。各ポート
は、円筒状のメインスリーブに容易に機械加工すること
ができる。戻しばね60を設けたので、ばね64のばね力を
小さくして制御ピン62の移動を円滑にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
ブレーキ液圧制御装置に用いられる液圧制御弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両の液圧式制動装置におい
て、運転者のブレーキ操作によって発生するマスタシリ
ンダの液圧に基づいて、ホィールシリンダに供給する液
圧を電気的に制御することにより、倍力制御、アンチロ
ック制御およびトラクション制御等を可能としたブレー
キ液圧制御装置がある。
【0003】この種のブレーキ液圧制御装置は、例え
ば、運転者のブレーキ操作によって液圧を発生させるマ
スタシリンダと、液圧によって各車輪のブレーキ装置を
作動させるホィールシリンダと、ホィールシリンダに供
給する液圧を発生させる液圧ポンプおよびアキュムレー
タ等からなる液圧供給源と、液圧供給源およびリザーバ
とホィールシリンダとの間のブレーキ液の給排を制御す
る液圧制御弁と、マスタシリンダの液圧に基づいて液圧
制御弁を制御する電子制御ユニットとから概略構成され
ている。
【0004】この構成により、通常は、電子制御ユニッ
トよって、運転者のブレーキ操作によるマスタシリンダ
の液圧に基づいて、液圧制御弁を制御して、所定の倍力
比をもって液圧供給源からホィールシリンダへ液圧を供
給して制動力を発生させる。また、車輪の回転速度情報
に基づいて車輪のスリップ状態を判定し、これに基づい
て液圧制御弁を制御して適宜車輪への制動力を加減する
ことによって、アンチロック制御およびトラクション制
御を行うことができる。
【0005】一般に、この種のブレーキ液圧制御装置に
用いられる液圧制御弁について、図4を参照して説明す
る。図4に示すように、液圧制御弁1は、スプール弁で
あって、液圧制御弁本体2の案内穴3内にスプール4が
摺動可能に嵌装されている。液圧制御弁本体2には、案
内穴3に連通する入力ポート5、出力ポート6および排
出ポート7が設けられており、これらは、それぞれ液圧
供給源、ホィールシリンダおよびリザーバに接続されて
いる。そして、スプール4によって入力ポート5と出力
ポート6との間に可変絞りSが形成され、出力ポート6
と排出ポート7との間に可変絞りTが形成されており、
スプール4が図中左方へ移動すると可変絞りSが開くと
ともに可変絞りTが閉じ、図中右方に移動すると可変絞
りSが閉じるとともに可変絞りTが開くようになってい
る。
【0006】液圧制御弁本体2の一端部には、比例ソレ
ノイド8が取付けられ、その作動ロッド9がスプール4
の一端部に当接されており、電子制御ユニットからの通
電電流に比例した推力でスプール4を図中左方へ押圧す
るようになっている。液圧制御弁本体2の他端部には、
制御ポート10が設けられており、スプール4の他端部に
は制御ピン11が連結されている。制御ピン11は、ガイド
部材12に摺動可能に挿入されており、制御ポート10の液
圧を受けてスプール4を図中右方へ押圧するようになっ
ている。また、スプール4は、戻しばね13によって図中
右方へ付勢されている。制御ポート10は、制御管路14に
よって出力ポート6に接続されている。
【0007】そして、通常は、戻しばね13のばね力によ
って、スプール4は、図中右方にあり、可変絞りSが閉
じ、可変絞りTが開いているので、出力ポート6に液圧
は作用せず、ホィールシリンダは作動しない。電子制御
ユニットによって比例ソレノイド8に通電すると、その
通電電流に応じて作動ロッド9がスプール4を図中左方
へ移動させ、可変絞りSが開き、可変ポートTが閉じる
ので、液圧供給源の液圧が入口ポート5から出力ポート
6へ供給され、ホィールシリンダを作動させて制動力を
発生させる。このとき、出力ポート6の液圧が制御管路
14を介して制御ポート10に伝達され、制御ピン11がスプ
ール4を図中右方へ押圧するので、比例ソレノイド8の
推力と、制御ポート10(出力ポート6)の液圧および戻
しばね13のばね力とがバランスして、スプール4が可変
絞りSおよびTを閉鎖する位置で停止するまで、出力ポ
ート6の液圧が上昇する。これにより、比例ソレノイド
8への通電電流に応じて出力ポート6の液圧を直接制御
することができ、制動力を制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
液圧制御弁1を製造する場合、可変絞りS,Tを構成す
る入力ポート5および排出ポート7は、正確に配置する
必要があるため、その機械加工には、高い精度が要求さ
れる。しかしながら、液圧制御弁本体2は、強度、取付
スペース、成形性等の理由から、必ずしも入力ポート5
および排出ポート7の加工精度を出し易い形状になって
いるわけではない。このため、一般に入力ポート5およ
び排出ポート7を所望の精度をもって機械加工すること
は、困難な場合が多い。また、スプール4、制御ピン11
およびガイド部材12の同軸度を得る場合にも、高い加工
精度が要求される。このように、機械加工の困難性が製
造コストを高くする原因となっている。
【0009】また、液圧制御弁1では、1つの制御管路
14によって、出力ポート6の液圧を制御ポート10に伝達
しているため、制御ポート10内にブレーキ液の流れが殆
ど生じないので、ゴミ、摩耗粉等の異物が制御ポート10
内に一旦侵入すると、なかなか排出されない。このた
め、制御ポート10内には、異物が滞留しやすく、この異
物が制御ピン11とガイド部材12との摺動部に詰まって制
御ピン11の円滑な移動を妨げる虞がある。
【0010】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、製造コストを低減することができ、また、スプ
ールの移動を制御する制御ピンを円滑に移動させること
ができる液圧制御弁を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明の液圧制御弁は、液圧供給源に接
続される入力通路、ホィールシリンダに接続される出力
通路、リザーバに接続されるドレン通路および前記出力
通路に接続される制御通路を有する液圧制御弁本体と、
該液圧制御弁本体に設けられ、前記入力通路、出力通
路、ドレン通路および制御通路に連通し、内周部が底部
側から順に大径となる段付の弁穴と、前記弁穴内に摺動
可能に嵌合され該弁穴の底部に前記制御通路に連通する
制御室を形成するサブスリーブと、外周部が一端側から
順に大径となり、側壁に前記入力通路、出力通路および
ドレン通路にそれぞれ連通する入力ポート、出力ポート
および排出ポートを有し、前記弁穴内に摺動可能に嵌合
される段付円筒状のメインスリーブと、該メインスリー
ブ内に摺動可能に嵌装され、前記入力ポートおよび排出
ポートと出力ポートとの間の流路面積を調整するスプー
ルと、該スプールの一端部に当接する作動ロッドを有
し、前記弁穴の開口部に取付けられる比例ソレノイド
と、前記サブスリーブに摺動可能に挿通され前記スプー
ルの他端部に当接する制御ピンとを備え、前記メインス
リーブの段部の端面が受圧面となるように前記入力通
路、出力通路およびドレン通路を配置し、前記弁穴の底
部とサブスリーブとの間に保持ばねを介装して、前記入
力通路、出力通路およびドレン通路の液圧および前記保
持ばねのばね力によって前記メインスリーブおよび前記
サブスリーブを前記比例ソレノイド側に当接させて位置
決めし、さらに、前記サブスリーブと前記スプールの他
端部との間に前記スプールを前記比例ソレノイド側へ付
勢する戻しばねを介装し、前記弁穴の底部と制御ピンと
の間に該制御ピンを前記スプールの他端部に当接させる
ばねを介装したことを特徴とする。
【0012】このように構成したことにより、比例ソレ
ノイドに通電して作動ロッドによってスプールを駆動
し、制御通路を介して制御室に伝達される出力通路の液
圧によって制御ピンを介してスプールの移動を制御し
て、入力ポートおよび排出ポートと出力ポートとの間の
流路面積を調整することにより、比例ソレノイドへの通
電電流に応じてホィールシリンダの液圧を制御する。入
力通路、出力通路およびドレン通路の液圧および保持ば
ねのばね力によってメインスリーブおよびサブスリーブ
を比例ソレノイド側に当接させて位置決めするので、円
筒状のメインスリーブの一端部を基準として入力ポー
ト、出力ポートおよび排出ポートを配置することがで
き、また、メインスリーブおよびサブスリーブが移動す
ることがない。制御ピンとスプールとを別体としたの
で、サブスリーブと制御ピンとスプールとの同軸度が要
求されることがない。また、サブスリーブとスプールと
の間に戻しばねを設けたので、制御ピンに作用するばね
による付勢力を小さくすることができる。
【0013】また、請求項2の発明の液圧制御弁は、液
圧供給源に接続される入力通路、ホィールシリンダに接
続される出力通路、リザーバに接続されるドレン通路お
よび前記出力通路に接続される制御通路を有する液圧制
御弁本体と、該液圧制御弁本体内に収容され、前記入力
通路およびドレン通路と前記出力通路との間の流路面積
を調整するスプールと、前記スプールの一端部に当接す
る作動ロッドを有する比例ソレノイドと、前記液圧制御
弁本体に内に形成され前記制御通路に連通する制御室
と、前記液圧制御弁本体内に摺動可能に案内され、一端
が前記スプールの他端部に当接し、他端部が前記制御室
内に突出された制御ピンとを備え、前記制御通路は、前
記制御室に連通する第1制御通路および第2制御通路か
らなり、前記第1制御通路には、前記出力通路側から前
記制御室側への流通のみを許容する第1逆止弁を設け、
前記第2制御通路には、前記制御室側から前記出力通路
側への流通のみを許容する第2逆止弁を設けたことを特
徴とする。
【0014】このように構成したことにより、比例ソレ
ノイドに通電して作動ロッドによってスプールを駆動
し、第1、第2制御通路を介して制御室に伝達される出
力通路の液圧によって制御ピンを介してスプールの移動
を制御して、入力通路およびドレン通路と出力通路との
間の流路面積を調整することにより、比例ソレノイドへ
の通電電流に応じてホィールシリンダの液圧を制御す
る。このとき、出力通路と制御室との間のブレーキ液の
授受は、第1、第2逆止弁によって、第1制御通路側か
ら第2通路側への一方向に行われるので、制御室内に生
じる一方向の流れによって制御室内の異物および気泡を
押し流すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0016】第1実施形態に係る液圧制御弁について図
1および図2を用いて説明する。図1に示すように、第
1実施形態に係る液圧制御弁15は、スプール弁であっ
て、液圧制御弁本体16に設けられた弁穴17内に、円筒状
のメインスリーブ18およびサブスリーブ19が挿入され、
さらに、メインスリーブ18のガイド孔18a 内にスプール
20が挿入され、弁穴17の開口部に比例ソレノイド21が取
付けられている。
【0017】液圧制御弁本体16の弁穴17には、その底部
側から順に、最も小径の小径嵌合部22、小径嵌合部22よ
りやや大径の案内部23、案内部23よりやや大径の第1内
径部24、第1内径部24よりやや大径の第2内径部25、第
2内径部25よりやや大径の第3内径部26、第3内径部26
よりやや大径の第4内径部27、第4内径部27より大径の
シール部28およびシール部28よりさらに大径の大径嵌合
部29が形成されている。また、液圧制御弁本体16には、
弁穴17の案内部23に連通する制御通路30、第1内径部24
に連通する第1ドレン通路31a 、第2内径部25に連通す
る入力通路32、第3内径部26に連通する出力通路33およ
び第4内径部27に連通する第2ドレン通路31b が形成さ
れている。
【0018】メインスリーブ18の外周部には、一端側か
ら順に、最も小径の小径部33A 、小径部33A よりやや大
径で弁穴17の第1内径部24に摺動可能に嵌合する第1外
径部34、第2内径部25に摺動可能に嵌合する第2外径部
35および第3内径部26に摺動可能に嵌合する第3外径部
36が形成されている。小径部33A の側壁にはガイド孔18
a に連通する第1ドレンポート37が、第1外径部34の側
壁には外周溝38およびこの外周溝38をガイド孔18a に連
通させる入力ポート39が、第2外径部35には外周溝40お
よびこの外周溝40をガイド孔18a に連通させる出力ポー
ト41が、また、第3外径部36にはガイド孔18a に連通す
る排出ポート42および第2ドレンポート43が設けられて
いる。第1ドレンポート37および第2ドレンポート43
は、それぞれ周方向に沿って 180°間隔で2つずつ配置
されており、入力ポート39、出力ポート41および排出ポ
ート42は、それぞれ周方向に沿って90°間隔で4つずつ
配置されている。
【0019】第1、第2、第3外径部34,35,36の外周
部には、それぞれ環状のシール溝44,45,46が設けられ
ており、シール溝44,45,46には、それぞれOリング4
7,48,49が嵌合されている。そして、メインスリーブ1
8を弁穴17に挿入したとき、Oリング47,48,49によっ
て、第1、第2、第3外径部34,35,36と第1、第2、
第3内径部24,25,26との間をシールして、第1ドレン
ポート37を第1ドレン通路31a に、入力ポート39(外周
溝38)を入力通路32に、出力ポート41(外周溝40)を出
力通路33に、また、排出ポート42および第2ドレンポー
トを第2ドレン通路31b にそれぞれ連通させるようにな
っている。
【0020】メインスリーブ18のガイド穴18a 内には、
スプール20が摺動可能に嵌装されている。スプール20
は、中央部外周に出力ポート41に常時連通する環状の弁
溝50が設けられ、その両側にランド51,52が形成されて
いる。そして、ランド51によって入力ポート39と出力ポ
ート41との間に可変絞りSが形成され、ランド52によっ
て出力ポート41と排出ポート42との間に可変絞りTが形
成されており、スプール20が図中左方へ移動すると可変
絞りSが開くとともに可変絞りTが閉じ、図中右方に移
動すると可変絞りSが閉じるとともに可変絞りTが開く
ようになっている。
【0021】弁穴17の案内部23内には、略有底円筒状の
サブスリーブ19がその底部側をメインスリーブ18の一端
部に当接させるようにして摺動可能に嵌合されている。
サブスリーブ19の底部の外周部には、環状のシール溝53
が設けられており、シール溝53にOリング54が嵌合され
ている。Oリング54によって、サブスリーブ19の外周部
と案内部23との間がシールされて、弁穴17の底部に制御
室55が形成されている。サブスリーブ19の側壁には、液
圧制御弁本体16の制御通路30に連通する外周溝56および
外周溝56を制御室55に連通させる制御ポート57が設けら
れている。制御ポート57は、周方向に沿って 180°間隔
で2つ配置されている。
【0022】弁穴17の底部の小径嵌合部22内に嵌合され
たばね受部材58とサブスリーブ19との間には、保持ばね
59(圧縮ばね)が介装されており、この保持ばね59のば
ね力によってサブスリーブ19がメインスリーブ18に押し
付けられ、さらに、メインスリーブ18が比例ソレノイド
21に押し付けられている。
【0023】サブスリーブ19とメインスリーブ18内のス
プール20との間には、戻しばね60(圧縮ばね)が介装さ
れており、この戻しばね60のばね力によってスプール20
が比例ソレノイド21側へ付勢されている。また、サブス
リーブ19の底部には、その軸心に沿って案内ボア61が貫
通されている。案内ボア61には、制御ピン62が摺動可能
に、かつ、液密的に挿通されている。制御ピン62の一端
部は、スプール20の端部に当接されており、他端部に
は、ばね受63が取付けられている。ばね受63とばね受部
材58との間には、制御ピン62をスプール20に当接させる
ためのばね63(圧縮ばね)が介装されている。そして、
制御室55内の液圧が制御ピン62を介してスプール20を比
例ソレノイド21側に押圧するようになっている。
【0024】なお、保持ばね59のセット荷重は、サブス
リーブ19およびメインスリーブ18を常時比例ソレノイド
21側に押し付けて固定するために、スプール20の戻しば
ね60の弾性力および比例ソレノイド21の最大推力よりも
充分大きく設定されている。よって、保持ばね59のセッ
ト荷重は、スプール20が入力ポート39および排出ポート
42を閉鎖する位置にあるときの戻しばね60のばね力と比
例ソレノイド21の最大推力との合計よりも大きくする必
要がある。また、ばね63は、制御ピン62をスプール20に
常時当接させておくためのものであり、スプール20の位
置決めに影響しないように、その弾性力は充分小さく設
定されている。
【0025】比例ソレノイド21は、その作動ロッド65の
周囲に同心上に形成された円筒状の嵌合部66の外周部が
弁穴17のシール部28に嵌合され、さらに大径のフランジ
部67が大径嵌合部29に嵌合されており、制御弁本本体16
にボルト(図示せず)等の結合手段によって結合される
リテーナ68をフランジ部67の端部に当接させることによ
って固定されている。嵌合部66の外周部とシール部28と
の間は、Oリング69によってシールされている。また、
嵌合部66の内周部には、メインスリーブ18の第3外径部
36の端部が緩いはめ合いで嵌合されている。メインスリ
ーブ18は、第3外径部36の端面36a を弁穴17の一端部に
配置された比例ソレノイド21の嵌合部66の底部66a に当
接させて軸方向の位置決めを行うようになっており、端
面36a を基準として、第1ドレンポート37、入力ポート
39、出力ポート41、排出ポート42および第2ドレンポー
ト43を配置するようになっている。
【0026】比例ソレノイド21は、作動ロッド65の先端
部がスプール20の端部に当接されており、作動ロッド65
の変位にかかわらず、コイル70(図2参照)への通電電
流に比例した一定の推力でスプール20を図中左方へ押圧
するようになっている。
【0027】次に、液圧制御弁15を装着したブレーキ液
圧制御装置について、図2を参照して説明する。
【0028】図2に示すように、ブレーキ液圧制御装置
71は、液圧制御弁15の入力通路32に電磁式開閉弁72を介
して液圧供給源73が接続され、出力通路33に液圧増幅装
置74およびフェイルセーフ弁75(パイロット型切換弁)
を介してホィールシリンダ76が接続され、第1および第
2ドレン通路31a ,31b に、液圧供給源73のリザーバ77
が接続され、出力通路33と制御通路30とが制御管路78に
よって互いに接続されている。また、ホィールシリンダ
76には、フェイルセーフ弁75を介してマスタシリンダ79
が接続されており、マスタシリンダ79は、パイロット型
開閉弁80を介してアキュムレータ81に接続されている。
【0029】ブレーキ液圧制御装置71には、ホィールシ
リンダ76、マスタシリンダ79および液圧供給源73のアキ
ュムレータ82の液圧をそれぞれ検出する液圧センサ83,
84,85と、車輪の回転速度を検出する速度センサ86とが
設けられており、これらの出力信号に基づいて、電磁式
開閉弁72、液圧供給源73のモータ87および液圧制御弁15
の比例ソレノイド21を制御する電子制御ユニット88が設
けられている。
【0030】液圧供給源73は、モータ87によって液圧ポ
ンプ89を駆動して発生させた液圧をアキュムレータ82に
蓄圧して、所定の液圧を液圧制御弁15の入力通路32へ供
給するようになっている。アキュムレータ82の液圧は、
電子制御ユニット88によって、液圧センサ85の出力信号
に基づいてモータ87を制御することによって調整されて
いる。なお、図中の符号90は、アキュムレータ82の所定
以上の液圧をリザーバ77へ逃がす調圧弁である。
【0031】液圧増幅装置74は、段付ピストン91の受圧
面積差によって、液圧制御弁15の出力通路33からの液圧
を所定比率で増幅してホィールシリンダ76へ伝達するよ
うになっている。
【0032】以上のように構成した液圧制御弁15を装着
したブレーキ液圧制御装置71の作用について次に説明す
る。
【0033】ブレーキペダル92を操作してマスタシリン
ダ79から液圧を発生させると、この液圧を液圧センサ84
が検知して液圧信号を出力する。電子制御ユニット88
は、液圧センサ84からの液圧信号を受けて電磁式切換弁
72を開いて、液圧供給源73から液圧制御弁15の入力通路
32への流路を連通させる。また、電子制御ユニット88
は、液圧センサ84からの液圧信号に基づいて、液圧制御
弁15の比例ソレノイド21のコイル70にマスタシリンダ79
の液圧に応じた電流を通電する。
【0034】液圧制御弁15では、コイル70への通電電流
によって、作動ロッド65がスプール20を戻しばね60およ
びばね64(弾性力は充分小さい)の弾性力に抗して図中
左方へ移動させる。この移動によって、可変絞りTが閉
じて出力ポート41と排出ポート45との連通が遮断され、
さらに、スプール50が左方に移動すると、可変絞りSが
開いてその開度に応じて入力ポート32と出力ポート41と
が連通される。これにより、入口通路32に接続された液
圧供給源73と出口通路33に接続されたホィールシリンダ
76とが可変絞りSを介して連通され、液圧供給源73から
の液圧が液圧増幅装置74によって所定の比率で増幅され
てホィールシリンダ76に供給され、制動力が発生する。
【0035】このとき、出力通路33の液圧が制御管路7
8、制御通路30および制御ポート57を介して制御室55に
伝達され、制御室55内の液圧を受けた制御ピン62がスプ
ール20を図中右方へ押圧するので、比例ソレノイド21の
推力と、制御室55(すなわち出力通路33)の液圧および
戻しばね60のばね力とがバランスしてスプール20が可変
絞りSおよびTを閉鎖する位置で停止するまで、出力通
路33の液圧が上昇する。これにより、比例ソレノイド21
のコイル70への通電電流に応じて、出力通路33の液圧を
制御することができ、ホィールシリンダ76に供給する液
圧を制御することができるので、ブレーキペダル92の操
作力に応じて、制動力を制御することができる。
【0036】なお、液圧制御弁15の出力通路33から液圧
増幅装置74を介してホィールシリンダ76へ正常に液圧が
供給されている状態では、その液圧をパイロット圧とし
てフェイルセーフ弁75およびパイロット型開閉弁80が図
示の位置とは異なる位置に切り換わっており、液圧増幅
装置74がホィールシリンダ76に接続される一方、マスタ
シリンダ79がホィールシリンダ76から遮断されてアキュ
ムレータ78に接続されている。これによって、マスタシ
リンダ79が発生した液圧がアキュムレータ81に蓄圧され
るので、ブレーキペダル92のストロークを確保して適度
な操作感を得ることができる。
【0037】そして、上記制動状態からブレーキペダル
92の操作を解除してマスタシリンダ79の液圧を低下させ
ると、この液圧の低下に応じて液圧センサ84が液圧信号
を出力する。電子制御ユニット88は、液圧センサ84から
の液圧信号に基づいて比例ソレノイド21のコイル70への
通電電流を低下させる。
【0038】液圧制御弁15では、コイル70への通電電流
の低下によってスプール20が図中右方へ移動し、可変絞
りTが開いて出力ポート41と排出ポート42とが連通され
て、ホィールシリンダ76側からドレン通路31b を介して
ブレーキ液がリザーバ77へ戻され制動が解除される。そ
して、マスタシリンダ79の液圧の解除が液圧センサ84に
よって検知されると、電子制御ユニット88が電磁式開閉
弁72を閉じて、液圧供給源73から液圧制御弁15の入口通
路32への流路を遮断する。
【0039】なお、上記ブレーキ液圧制御装置71によれ
ば、制動操作時に液圧制御弁15の出力通路33からホィー
ルシリンダ76への液圧が上昇しない場合、フェイルセー
フ弁75およびパイロット型開閉弁80が図示の位置に復帰
してフェイルセーフ作動状態となる。この状態では、ホ
ィールシリンダ76が液圧増幅装置74から遮断されるとと
もにマスタシリンダ79に直接接続され、また、マスタシ
リンダ79がアキュムレータ78から遮断されるので、マス
タシリンダ79が発生する液圧を直接ホィールシリンダ76
へ伝達することができ、制動力を確保することができ
る。
【0040】さらに、上記ブレーキ液圧制御装置71によ
れば、電子制御ユニット88によって、速度センサ86の出
力信号に基づいて車輪のスリップ状態を判定し、これに
基づき液圧制御弁15のコイル70への通電電流を制御して
適宜車輪への制動力を加減することによって、アンチロ
ック制御およびトラクション制御を行うことができる。
【0041】また、液圧制御弁15では、保持ばね59のば
ね力によってサブスリーブ19がメインスリーブ18に押し
付けられ、さらに、メインスリーブ18が比例ソレノイド
21に押し付けられているので、メインスリーブ18は、端
面36a を基準として第1ドレンポート37、入力ポート3
9、出力ポート41、排出ポート42、第2ドレンポート43
を配置することにより、各ポートを正確に位置決めする
ことができる。
【0042】このとき、液圧制御弁15は、底部側から順
に大径となる段付の弁穴17内に、一端側から順に大径と
なる段付のメインスリーブ18を摺動可能に嵌合させ、メ
インスリーブ18の段部の端面が受圧面となるように、入
力通路32、出力通路33および第1ドレン通路31a を配置
しているので、制動時には、入力通路32、出力通路33お
よび第1ドレン通路31a の液圧によって、メインスリー
ブ18が図中右方に押圧され、その端面36a が比例ソレノ
イド21の嵌合部66の底部66a に押し付けられる。また、
制御通路30および制御ポート57から制御室55に導入され
る液圧によってサブスリーブ19が図中右方に付勢され、
メインスリーブ18を比例ソレノイド21に押し付ける。こ
のように、制動時の液圧は、サブスリーブ19およびメイ
ンスリーブ18を比例ソレノイド21側へ押し付ける方向に
作用するので、保持ばね59は、制動時の液圧に抗する必
要がなく、セット荷重を小さくすることができ、組付け
を容易に行うことができる。
【0043】なお、制動解除時には、入力通路32、出力
通路33および第1ドレン通路31a が減圧されるが、メイ
ンスリーブ18およびサブスリーブ19は、保持ばね59のば
ね力によって、比例ソレノイド21側へ常時押圧されてお
り、移動しないので、制動時にメインスリーブ18および
サブスリーブ19が移動することによって応答遅れが生じ
ることがない。
【0044】そして、第1ドレンポート37、入力ポート
39、出力ポート41、排出ポート42、第2ドレンポート43
は、円筒状のメインスリーブ18の一端面36a を基準とし
て、その側壁に配置されるので、容易に位置決めするこ
とができ、機械加工等によって容易に所望の精度で設け
ることができる。なお、メインスリーブ18の段部、すな
わち小径部33A 、第1外径部34、第2外径部35および第
3外径部36は、同軸上に配置されているので、一定の加
工軸に沿って機械加工等によって容易に形成することが
できる。同様に、段付の弁穴17も一定の加工軸に沿って
機械加工等によって容易に形成することができる。
【0045】また、液圧制御弁本体16の制御通路30、第
1ドレン通路31a 、入力通路32、出力通路第2ドレン通
路31b は、メインスリーブ18およびサブスリーブ19の各
ポートに連通させるのみで、その配置には高い精度が要
求されないので、容易に機械加工等によって設けること
ができる。制御ピン62をスプール20と別体としたことに
より、スプール20とサブスリーブの案内ボア56と制御ピ
ン62との同軸度が要求されないので、これらを容易に製
造することができる。メインスリーブ18およびサブスリ
ーブ19は、ねじ部と一体に設けられていないので、組付
けの際に、ねじ部に沿って回転させる必要がなく、組付
時のOリング47,48,49,54の損傷を防止することがで
きる。
【0046】さらに、サブスリーブ19とスプール20との
間に、スプール20の戻しばね60を介装することにより、
制御ピン62をスプール20に当接させるためのばね64のば
ね力を充分小さく設定している。このため、制御ピン62
に大きなばね力が作用しないので、ばね64の倒れ等によ
って、制御ピン62に径方向の大きな負荷が作用すること
がなく、制御ピン62を案内ボア61に沿って円滑に移動さ
せることができ、安定した液圧制御を行うことができ
る。また、ばね64を容易に組付けることができる。
【0047】次に、本発明の第2実施形態に係る液圧制
御弁について、図3を参照して説明する。なお、第2実
施形態の液圧制御弁は、上記第1実施形態のものに対し
て、出力通路と制御室とを連通させる通路が異なる以外
は、概略同様の構造であるから、上記第1実施形態と同
様の部分には同一の符号を付して異なる部分についての
み詳細に説明する。
【0048】図3に示すように、第2実施形態に係る液
圧制御弁93では、制御弁本体16には、制御ポート57に連
通する一対の制御通路30a ,30b および出力ポート41に
連通する一対の出力通路33a ,33b が設けられている。
一対の制御通路30a ,30b は、2つの制御ポート57に対
向させて案内部23の周方向に沿って 180°間隔で配置さ
れている。一対の制御通路30a ,30b と出力通路33a ,
33b とは、それぞれ制御管路78a ,78b (第1、第2制
御管路)によって互いに連通されている。そして、制御
管路78a には、出力通路33a 側から制御通路30a 側への
流通のみを許容する逆止弁94a (第1逆止弁)が設けら
れており、制御管路78b には、制御通路30b 側から制御
通路33b 側への流通のみを許容する逆止弁94b (第2逆
止弁)が設けられている。
【0049】このように構成したことにより、スプール
20の移動による制御ピン62の進退動および制御室55内の
加減圧にともない、出力ポート41と制御室55との間で制
御管路78a ,78b を介してブレーキ液が授受される際、
逆止弁94a ,94b が設けられているため、出力ポート41
側から制御室55側への流通は制御管路78a によって行わ
れ、制御室55側から出力ポート41側への流通は制御管路
78b によって行われる。これにより、制動操作、制動解
除操作の繰返しによって、出力ポート41と制御室55との
間で一方向の流れが生じることになり、ゴミ、摩耗粉等
の異物および気泡が制御室55内に滞留しにくくなるの
で、異物による制御ピン62の摺動不良を防止することが
でき、また、制御室55内のエア抜き確実に行うことがで
き、安定した液圧制御を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の液圧制
御弁によれば、入力通路、出力通路およびドレン通路の
液圧および保持ばねのばね力によってメインスリーブお
よびサブスリーブを比例ソレノイド側に当接させて位置
決めするので、円筒状のメインスリーブの一端部を基準
として入力ポート、出力ポートおよび排出ポートを配置
することができる。その結果、各ポートを機械加工等に
よって容易に所望の精度で設けることができ、製造コス
トを低減することができる。メインスリーブおよびサブ
スリーブが移動することがないので、制動時にメインス
リーブおよびサブスリーブが移動することによって応答
遅れが生じることがない。制御ピンとスプールとを別体
としたので、サブスリーブと制御ピンとスプールとの同
軸度が要求されることがない。さらに、サブスリーブと
スプールとの間に戻しばねを設けたので、制御ピンに作
用するばねによる付勢力を小さくすることができ、制御
ピンの移動を円滑にして安定した液圧制御を行うことが
できる。
【0051】また、請求項2の液圧制御弁によれば、出
力通路と制御室との間のブレーキ液の授受は、第1、第
2逆止弁によって、第1制御通路側から第2通路側への
一方向に行われるので、制御室内に生じる一方向の流れ
によって制御室内の異物および気泡を押し流すことがで
きる。その結果、異物および気泡が制御室内に滞留しに
くくなるので、異物による制御ピンの摺動不良を防止す
ることができ、また、制御室内のエア抜き確実に行うこ
とができ、安定した液圧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液圧制御弁の要部
の縦断面図である。
【図2】図1の液圧制御弁を装着したブレーキ液圧制御
装置の回路図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る液圧制御弁の要部
の縦断面図である。
【図4】従来の液圧制御弁の概略図である。
【符号の説明】
15 液圧制御弁 16 液圧制御弁本体 17 弁穴 18 メインスリーブ 19 サブスリーブ 20 スプール 21 比例ソレノイド 30 制御通路 30a,30b 制御通路(第1、第2制御通路) 31a 第1ドレン通路 31b 第2ドレン通路(ドレン通路) 32 入力通路 33 出力通路 39 入力ポート 41 出力ポート 42 排出ポート 55 制御室 59 保持ばね 60 戻しばね 62 制御ピン 64 ばね 73 液圧供給源 76 ホィールシリンダ 77 リザーバ 78a 第1制御管路(第1制御通路) 78b 第2制御管路(第2制御通路) 79 マスタシリンダ 93 液圧制御弁 94a 第1逆止弁 94b 第2逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧供給源に接続される入力通路、ホィ
    ールシリンダに接続される出力通路、リザーバに接続さ
    れるドレン通路および前記出力通路に接続される制御通
    路を有する液圧制御弁本体と、該液圧制御弁本体に設け
    られ、前記入力通路、出力通路、ドレン通路および制御
    通路に連通し、内周部が底部側から順に大径となる段付
    の弁穴と、前記弁穴内に摺動可能に嵌合され該弁穴の底
    部に前記制御通路に連通する制御室を形成するサブスリ
    ーブと、外周部が一端側から順に大径となり、側壁に前
    記入力通路、出力通路およびドレン通路にそれぞれ連通
    する入力ポート、出力ポートおよび排出ポートを有し、
    前記弁穴内に摺動可能に嵌合される段付円筒状のメイン
    スリーブと、該メインスリーブ内に摺動可能に嵌装さ
    れ、前記入力ポートおよび排出ポートと出力ポートとの
    間の流路面積を調整するスプールと、該スプールの一端
    部に当接する作動ロッドを有し、前記弁穴の開口部に取
    付けられる比例ソレノイドと、前記サブスリーブに摺動
    可能に挿通され前記スプールの他端部に当接する制御ピ
    ンとを備え、前記メインスリーブの段部の端面が受圧面
    となるように前記入力通路、出力通路およびドレン通路
    を配置し、前記弁穴の底部とサブスリーブとの間に保持
    ばねを介装して、前記入力通路、出力通路およびドレン
    通路の液圧および前記保持ばねのばね力によって前記メ
    インスリーブおよび前記サブスリーブを前記比例ソレノ
    イド側に当接させて位置決めし、さらに、前記サブスリ
    ーブと前記スプールの他端部との間に前記スプールを前
    記比例ソレノイド側へ付勢する戻しばねを介装し、前記
    弁穴の底部と制御ピンとの間に該制御ピンを前記スプー
    ルの他端部に当接させるばねを介装したことを特徴とす
    る液圧制御弁。
  2. 【請求項2】 液圧供給源に接続される入力通路、ホィ
    ールシリンダに接続される出力通路、リザーバに接続さ
    れるドレン通路および前記出力通路に接続される制御通
    路を有する液圧制御弁本体と、該液圧制御弁本体内に収
    容され、前記入力通路およびドレン通路と前記出力通路
    との間の流路面積を調整するスプールと、前記スプール
    の一端部に当接する作動ロッドを有する比例ソレノイド
    と、前記液圧制御弁本体に内に形成され前記制御通路に
    連通する制御室と、前記液圧制御弁本体内に摺動可能に
    案内され、一端が前記スプールの他端部に当接し、他端
    部が前記制御室内に突出された制御ピンとを備え、前記
    制御通路は、前記制御室に連通する第1制御通路および
    第2制御通路からなり、前記第1制御通路には、前記出
    力通路側から前記制御室側への流通のみを許容する第1
    逆止弁を設け、前記第2制御通路には、前記制御室側か
    ら前記出力通路側への流通のみを許容する第2逆止弁を
    設けたことを特徴とする液圧制御弁。
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