JPH1085479A - 二槽式洗濯機 - Google Patents

二槽式洗濯機

Info

Publication number
JPH1085479A
JPH1085479A JP8248314A JP24831496A JPH1085479A JP H1085479 A JPH1085479 A JP H1085479A JP 8248314 A JP8248314 A JP 8248314A JP 24831496 A JP24831496 A JP 24831496A JP H1085479 A JPH1085479 A JP H1085479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
tub
housing
washing machine
outer frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8248314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiro Nakanishi
健浩 中西
Masakazu Matsumoto
雅和 松本
Shin Takeuchi
慎 竹内
Takayoshi Akagi
孝嘉 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8248314A priority Critical patent/JPH1085479A/ja
Publication of JPH1085479A publication Critical patent/JPH1085479A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の洗濯装置をハウジング内に収容した、分
け洗いできる二槽式洗濯機では、内部に収容される機器
が多く、組み立て難い。 【解決手段】本二槽式洗濯機では、ハウジング10を、
その上面を形成する上面板11と、側面を形成する外枠
12、脚部13とで構成した。外枠12に、主洗濯装置
20をつり棒26で吊り下げ支持し、副洗濯装置40の
洗濯槽41を固定する。洗濯槽41とその駆動機構43
をユニット化した。洗濯槽41と上面板11が別体であ
るので、副洗濯装置40を扱いやすく、ハウジング10
に組み込みやすい。外枠12を、その前面と後面とを接
続する連結部材17で補強したので上面板11を取り付
けやすい。副洗濯装置40の大プーリ47と回転軸46
との固定に緩み止めを設けた。 【効果】メンテナンスし易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の洗濯装置を
一つのハウジング内に収容し、分け洗いのできる二槽式
洗濯機に関するものである。特に、洗浄水および洗濯物
を攪拌するための攪拌翼が側面に備えられた洗濯槽を有
する二槽式洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、本願出願人は、洗濯槽の側面
に攪拌翼を備えた構成の洗濯機を提案している(例え
ば、特願平7−224214号)。このような洗濯機で
は、洗濯槽の平面形状を、攪拌翼を設けた側面を長手側
面とする長方形にすることができる。このことを利用し
て、従来の洗濯機では実現できなかった小型の洗濯機、
例えば、幅の狭い洗濯機を実現することができる。
【0003】また、長手側面に攪拌翼を備えた上述の洗
濯槽を副洗濯槽とし、二重の槽に攪拌翼を備えて、洗
い、すすぎ、脱水ができる全自動洗濯槽を主洗濯槽とし
た二槽式洗濯機を提案している(例えば、特願平8−2
4214号)。このような二槽式洗濯機では、標準的な
洗濯パンの幅寸法の範囲内に複数の洗濯槽を収めたコン
パクトな二槽式洗濯機を実現できる。
【0004】ところで、通常、洗濯機のハウジングは側
面と上面とが別部材で形成されている。また、洗濯槽と
ハウジングの上面とは、上述の主洗濯槽である全自動洗
濯槽では、別体で形成され、上述の副洗濯槽のような固
定された洗濯槽では、一体で形成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
洗濯槽を有した二槽式洗濯機では、そのハウジングも大
型化する。そのため、ハウジングの上面を一枚板状とし
て、これに上述の副洗濯槽を一体に形成すると、副洗濯
槽の外形が大型化する。その結果、副洗濯槽をハウジン
グ内に組み込む際に、上面が邪魔になり、副洗濯槽を組
み込み難い。
【0006】また、複数の洗濯槽を有した二槽式洗濯機
では、ハウジング内部に配置される機器も多い上に、上
述のようにコンパクト化を図るために、組み立て作業用
の隙間も少なく、一層組み立て難い。そこで、本発明の
目的は、上述のような技術的課題を解決し、組み立て易
い二槽式洗濯機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の二槽式洗濯機は、ハウジング
内に第1洗濯装置と第2洗濯装置とを隣接して収容する
二槽式洗濯機において、第2洗濯装置は、洗濯槽および
洗濯のための駆動装置がユニット化され、ハウジング
は、第2洗濯装置の洗濯槽を固定する外枠と、ハウジン
グ上面を形成するとともに第2洗濯装置の洗濯槽内への
投入口を区画する上面板とを含むことを特徴とする。
【0008】この構成によれば、第2洗濯装置の洗濯槽
は、ハウジングの上面板と別部材であることによって、
第2洗濯装置をハウジング内へ組み込む際に洗濯槽を傾
けたりしても上面板が邪魔にならず、洗濯槽と上面板と
が一体である場合に比べて、第2洗濯装置を組み込みや
すい。また、第2洗濯装置はユニット化されているの
で、ハウジング内での組み立て作業を少なくでき、内部
スペースの少ない二槽式洗濯機でも、より一層組み立て
やすい。
【0009】請求項2に係る発明の二槽式洗濯機は、請
求項1記載の二槽式洗濯機において、外枠は、ハウジン
グの前面および後面の一部を形成する一対の側面と、こ
れらの側面間を連結する連結部材とを有していることを
特徴とする。この構成によれば、請求項1にかかる発明
の作用に加えて、外枠を連結部材によって補強できるの
で、外枠が組み立て等で変形しにくく、上面板を取り付
けやすくできる結果、より一層組み立て易い。
【0010】請求項3に係る発明の二槽式洗濯機は、請
求項1または2に記載の二槽式洗濯機において、駆動装
置は、洗濯槽の側面に設けられた回転部材を含み、外枠
には、回転部材に接近する位置を避けて、運搬のための
把手部が設けられていることを特徴とする。この構成に
よれば、請求項1または2にかかる発明の作用に加え
て、把手部は、回転部材を避けているので好ましい。
【0011】請求項4に係る発明の二槽式洗濯機は、請
求項3に記載の二槽式洗濯機において、把手部は、ハウ
ジングの左右側面に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、請求項3にかかる発明の作用に加え
て、把手部がハウジングの前後側面に設けられる場合に
比べて、二槽式洗濯機を持ち運び易く、好ましい。
【0012】請求項5に係る発明の二槽式洗濯機は、請
求項1乃至4の何れかに記載の二槽式洗濯機において、
駆動装置には、ねじの緩みを防止する緩み止め手段が備
えられていることを特徴とする。この構成によれば、請
求項1乃至4の何れかにかかる発明の作用に加えて、ね
じを緩むことなく確実に固定できるので、メンテナンス
用の内部スペースが少なくなり易い二槽式洗濯機に好ま
しい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発
明の実施の形態にかかる二槽式洗濯機の概略構成の正面
断面図である。なお、以下の説明では、特に示す場合を
除き、正面図を基準にして方向を説明し、また、各図に
は、方向を示す矢印X(左右方向)と矢印Y(前後方
向)を図示している。
【0014】二槽式洗濯機1は、その外形をほぼ決定
し、例えば左右方向に長い長方形の平面形状を有したハ
ウジング10と、ハウジング10内の左側に配置された
主洗濯装置20と、主洗濯装置20に隣接してハウジン
グ10内に配置された副洗濯装置40とを備えている。
主洗濯装置20は、一般に知られている全自動洗濯機と
同様の構成であり、洗濯および脱水を行うことができ
る。副洗濯装置40は、洗濯専用槽である。主洗濯装置
20および副洗濯装置40は、同時にまたは別々に運転
可能とされ、分け洗いをすることができる。
【0015】また、二槽式洗濯機1には、各洗濯装置に
給水をするために外部の水道等の給水設備(図示せず)
に接続される管71、弁72等を有した給水機構と、各
洗濯装置から排水をするために、機外に導出される排水
管61、弁62等を有した排水機構とが設けられてい
る。以下、各部を詳細に説明する。
【0016】主洗濯装置20は、洗濯槽としてつり棒2
6に支持された外槽21と、外槽21内に回動可能に設
けられ、表面に多数の小孔を有した内槽22と、内槽2
2内の底部に設けられた攪拌翼23とを備えている。内
槽22および攪拌翼23は、モータ25等を含む駆動機
構24によって駆動される。洗いおよびすすぎ時には攪
拌翼23のみが一方向または両方向に回転し、脱水時に
は攪拌翼23および内槽22がともに高速で一方向に回
転する。
【0017】副洗濯装置40は、平面形状が略長方形状
の内形を有してその内部に洗浄水および洗濯物を収容す
る洗濯槽41と、洗濯槽41内の洗濯物および洗浄水を
攪拌するために、中心軸としての回転軸46が洗濯槽4
1の長手側面41bに交差して設けられ、円板形状でそ
の表面が凹凸状に形成された攪拌翼42と、攪拌翼42
を洗いおよびすすぎ時に一方向または両方向に回転させ
るためのモータ44等を含む駆動装置43とを備えてい
る。駆動装置43によって攪拌翼42が回転すると、洗
濯槽41内に収容された洗浄水および洗濯物は攪拌さ
れ、洗浄される。また、同様にして濯がれる。
【0018】洗濯槽41は、長手側面41bをハウジン
グ10の右側面に沿わせて、前後に長く配置されてお
り、上方に開放された容器状に形成されている。洗濯槽
41は、底面41aと、底面41aの周囲から立ち上が
った側面である、対向する一対の長手側面41b,41
cおよび対向する一対の短側面41d,41e(図5参
照)とを備えている。また、洗濯槽41内の、洗濯物を
洗浄水中で攪拌できる標準的な洗浄水量に対応して設定
された規定水位と、底面41aとの中央付近の位置に、
回転軸46が設けられている。また、回転軸46の位置
から底部にかけて、洗濯槽41の右側面外側に沿って、
駆動装置43が設けられている。
【0019】駆動装置43は、攪拌翼42を回動させる
駆動源としてのモータ44と、モータ44を洗濯槽41
の底部下面の取付座41fに取り付けるための取付部材
51と、モータ44の回転を回転軸46へ伝達するため
の小プーリ49、ベルト48、および大プーリ47と、
上述した回転軸46と、回転軸46を回転可能に支持す
る軸受45とを備えている。
【0020】また、駆動装置43は、洗濯槽41にモー
タ44が取りつけられ、ベルト48が小プーリ49と大
プーリ47とにかけわたされて、洗濯槽41と一体にし
て扱うことができる。つまり、洗濯槽41と駆動装置4
3とがユニット化されて、一体にハウジング10内への
組み込みや分解をすることができる。図7は、図1のA
部を拡大した駆動装置43の断面正面図である。図8
は、図7に示す部分の分解斜視図である。
【0021】大プーリ47は、樹脂材で形成され、その
中央部のボス部に、回転軸46が嵌合する四角嵌合孔
と、埋設された四角環状の金属材47bとを有してい
る。この四角嵌合孔および金属材47bに回転軸46の
四角軸部46aが嵌合されている。四角軸部46aには
その右端部からその軸方向に延びた雌ねじ穴46bが形
成され、雌ねじ穴46bに固定ねじ53がねじ込まれて
いる。この固定ねじ53と、回転軸46とが協働して、
大プーリ47のボス部をワッシャ52とともに挟み込
み、固定している。
【0022】このように、固定ねじ53は回転軸46の
軸方向にねじ込むことによって、大プーリ47のボス部
の周面から回転軸46の軸方向に直交する方向へねじを
ねじ込み固定する場合に比べて、大プーリ47のボス部
の左右方向の寸法を短くでき、二槽式洗濯機1の幅方向
の寸法を短くできる。固定ねじ53は、そのねじ頭の座
面53bに凹凸53aを有している。この凹凸53a
は、傾斜面と、傾斜面に形成された段差とで形成されて
いる。
【0023】また、大プーリ47のボス部の右端面に
は、この固定ねじ53の座面53bに対向する位置に、
固定ねじ53の凹凸53aに噛み合う凹凸47aが形成
されている。凹凸47aは、凹凸53aと略同の形状に
形成されている。固定ねじ53を雌ねじ穴46bにねじ
込むと、固定ねじ53の座面53bが大プーリ47のボ
ス部の端面に接近して、凹凸53aと凹凸47aとが噛
み合い、係合する。この際、固定ねじ53のねじ込みに
ともない、両凹凸の段差同士が係合を回避しながら、凹
凸の傾斜面同士が沿いつつ、容易に固定ねじ53をねじ
込むことができる。また、固定ねじ53の緩み方向への
回転に対しては、両凹凸の段差同士が互いに対向して係
合し、固定ねじ53の回転を阻止する。従って、凹凸5
3aと凹凸47aとは緩み止め手段として機能する。
【0024】このように、緩み止め手段によって、固定
ねじ53が緩むことなく、正逆回転をする大プーリ47
と回転軸46とを確実に締結できる。また、互いに係合
する固定ねじ53の凹凸53aと、大プーリ47の凹凸
47aとで緩み止め手段を構成することによって、一方
の部材にのみ凹凸が形成される場合に比べて確実に凹凸
同士が係合でき、緩み止め効果が高い。特に、洗濯槽の
側面に攪拌翼42のある場合、大プーリ47にかかる力
が大きく、大プーリ47はFRP等の強化樹脂で形成さ
れることが想定される。このような場合に、固定ねじ5
3の凹凸53aは平面状の大プーリ47の表面に食いつ
き難いことが想定されることから、上述の構成は確実な
緩み止めとして好ましい構成である。
【0025】また、固定ねじ53は、万一それに緩みが
生じると締め直しが困難な、洗濯槽41とハウジング1
0の側面同士の間の位置にあることから、上述の緩み止
めが適用されている。なお、凹凸53aや凹凸47aの
形状は、上述の形状に限定されず、要は、互いに係合で
きる部分があればよい。
【0026】また、緩み止め手段としては、上述の構成
に限定されない。例えば、固定ねじ53の座面の凹凸5
3aだけで、大プーリ47に凹凸47aを形成しない構
成も考えられる。また、両凹凸ともに形成せず、固定ね
じ53、例えば、その雄ねじ部に緩み止めの接着材を塗
布してもよい。また、固定ねじ53を回転軸46の端面
からねじこまずに、大プーリ47のボス部にその周面か
らねじ込むこととしても構わない。
【0027】また、緩み止め手段は、固定ねじ53以外
の部分、例えば、モータ44の出力軸と小プーリ49と
の接続のために適用してもよい。図1に戻って説明す
る。ハウジング10は、上方から順に配置された、ハウ
ジング10の上面を形成する上面板11と、側面を区画
するための外枠12と、各部を支持する構造部材である
脚部13とを備えている。
【0028】ハウジング10の上面板11には、主洗濯
装置20および副洗濯装置40内に洗濯物を出し入れす
るための投入口11a,11bが形成されている。各投
入口11a,11bは、開閉可能な蓋11c,11d
(図6および図4参照)で覆われている。図2は、ハウ
ジング10の外枠12の概略構成の斜視図であり、後ろ
斜め上方から見た図である。図3は、図2のB部の外枠
12の要部拡大斜視図である。
【0029】外枠12は、板金材からなる以下の各部に
よって、上方及び下方の開放された略四角筒状に形成さ
れている。すなわち、後方の一部を除く周囲を取り囲ん
で立設されたパネル14と、後面上部に配置された上継
ぎ部材15と、上継ぎ部材15の下方に配置された後カ
バー16と、前面上部と後面上部を連結する連結部材1
7と、三角形のつり棒受け19とが備えられている。
【0030】パネル14は、後面右部14a、後面左部
14b、前面部14c、右面部14dおよび左面部14
eを備えている。後面右部14aは、副洗濯装置40の
後方全体を覆っている。上継ぎ部材15は、主洗濯装置
20の後方にあり、パネル14の後面右部14aと後面
左部14bとを連結し、その下方にサービス用開口12
aを区画している。
【0031】後カバー16は、サービス用開口12aに
着脱可能に取り付けられている。後カバー16を取り外
すことによって、外枠12の後面の中央、主洗濯装置2
0の後方に、サービス用開口12aが形成される。この
開口12aを開放することで、主洗濯装置20を直後方
から、また、副洗濯装置40を斜め後方からメンテナン
スすることができる。
【0032】連結部材17は、前後に延びた棒状部材
で、その前後の部分が広がって形成され、平面視で略
「I」字状に形成されている。連結部材17は、主洗濯
装置20と副洗濯装置40との境界にあたる位置に配置
されている。連結部材17の後部は、パネル14の後面
右部14aの上部および上継ぎ部材15とスポット溶接
されて固定されている。すなわち、図3に示すように、
連結部材17は、部分W1で、後面右部14aおよび上
継ぎ部材15とともに固定され、部分W2で上継ぎ部材
15と固定されている。なお、部分W3は、後面右部1
4aおよび上継ぎ部材15の溶接部分である。また、連
結部材17の前部は、前面部14cの上部とスポット溶
接で固定されている。
【0033】このように、連結部材17は、前面および
後面という対向する側面同士を連結することによって、
外枠12の剛性を強化できる。特に、連結部材17は、
弱くなり易い、部材の接合部分、具体的には、後面右部
14aおよび上継ぎ部材15の接合部分をともに固定で
きて好ましい。また、連結部材17は、弱くなり易いサ
ービス用開口12aの近傍を補強でき、好ましい。
【0034】また、連結部材17は、断面L字状に形成
された部材であり、それ自身の剛性が高いので、ハウジ
ング10の剛性をより一層高めることができる。また、
連結部材17は、図1に示すように、外枠12の上部に
設けられている。それゆえ、外枠12内部が狭く仕切ら
れず、両洗濯装置をハウジング10内に組み付ける際
に、内部での作業がし易い。また、副洗濯装置40を外
枠12の上方から組み込む際に、洗濯槽41を傾けたり
しやすい。
【0035】また、連結部材17には、図2に示すよう
に、その前後の両端部に、主洗濯装置20を支持するつ
り棒26を取り付けるための取付孔が形成されている。
つり棒受け19は、パネル14の左側面部14eの前後
端に形成される隅部にそれぞれ設けられている。各つり
棒受け19には、つり棒26を取り付けるための取付孔
が形成されている。
【0036】このように、外枠12は、図1に示すよう
に、上述の取付孔に、主洗濯装置20をその周囲に均等
に配置された複数、例えば、4本のつり棒26を介して
吊り下げ状態で支持している。また、外枠12の上部
に、副洗濯装置40の洗濯槽41の上部がねじ止め固定
されている。脚部13は、樹脂によって形成され、四隅
に脚13bを有した枠状であり、外枠12の下端部と接
続され、外枠12を支持している。
【0037】また、ハウジング10の側面には、把手部
18が取りつけられている。把手部18は、二槽式洗濯
機1を人手で搬送する際に、掴むための部分であり、樹
脂材で凹部状に形成された部材である。この把手部18
は、パネル14の左面部14eおよび右面部14dに形
成された取りつけ開口14f(図2参照)に、ハウジン
グ10の外側から嵌め込まれている。
【0038】図4は、図1の二槽式洗濯機1の右側面図
である。図5は、図1の二槽式洗濯機の平面断面図であ
る。図6は、図1の二槽式洗濯機の左側面図である。把
手部18は、所定位置に設けられている。すなわち、右
面部14dでは、把手部18は、大プーリ47を避けた
位置、例えば、大プーリ47の外周からさらに所定距離
半径方向に離れて(この範囲を図4に二点鎖線で図示し
た。)取り付けられている。それゆえ、後述するように
洗濯槽41が振れたりしても、大プーリ47は把手部1
8と接触せず、嵌め込まれた把手部18が外れたりしな
い。また、万一、把手部18が外力等で取りつけ開口1
4fから外れても、その開口14fと大プーリ47とは
互いに離れているので好ましい。また、把手部18は、
搬送時に持ちやすい所定高さに設けられている。
【0039】また、把手部18は、左面部14eで、外
槽21が振れても(この状態の外槽21の外形を図5に
二点鎖線で図示した。)、把手部18と外槽21とが接
触しないような位置に設けられている。それゆえ、外槽
21が振れても、把手部18と接触せず、嵌め込まれた
把手部18が外れたりしない。また、把手部18の高さ
は、右側面部14dでの高さと同じ高さとされ、それゆ
えに持ちやすい。
【0040】このように、把手部18は、大プーリ47
や外槽21を避けて設けられているので、互いにぶつか
ることがない。従って、ぶつからないように余分なスペ
ースを空けずにすみ、二槽式洗濯機を小型化することが
できる。なお、把手部18の位置は、上述のように設定
すればよく、具体的な位置は限定されない。例えば、図
4および図6に一点鎖線18a,18b,18cで示す
位置でもよい。
【0041】本実施の形態によれば、以下のように組み
立て易い。すなわち、副洗濯装置40を傾けながらハウ
ジング10に組み込む場合も想定される。この様な場
合、洗濯槽41は、上面板11と別部材であることによ
って、副洗濯装置40をハウジング10内へ組み込む際
に洗濯槽41を傾けたりしても上面板11が邪魔になら
ず、洗濯槽と上面板とが一体である場合に比べて、副洗
濯装置40を組み込みやすい。なお、洗濯槽と上面板と
が一体である場合には、副洗濯装置40を組み込む際に
洗濯槽を傾けたりすると、上面板が他のハウジングの部
分等にぶつかりやすく、そのため、副洗濯装置40を傾
けにくく、副洗濯装置40を組み込み難い場合があっ
た。
【0042】特に、複数の洗濯装置を備えた二槽式洗濯
機では、ハウジング10内が狭くなりやすい。また、ハ
ウジング10内に固定される洗濯槽41は、その周囲に
機器が、主洗濯装置20の回転槽に比べて、接近して配
置される傾向にある。さらに、副洗濯装置40は上述の
ようにユニット化されることによって、洗濯槽41に駆
動装置43が取り付けられていない場合に比べて、外形
に凹凸が生じやすい。従って、これらの場合、上述のよ
うに副洗濯装置40を傾けながら組み込む場合がより一
層多くなると想定される。また、二槽式洗濯機は大型で
あることから、上面板11は大きいので、上面板11も
上述のようにぶつかりやすい。また、主洗濯装置20
は、ハウジング10内に吊り下げ支持されることから、
組み込む際に、揺れてぶつからないように、主洗濯装置
20をハウジング10内に先に組み込み、その後に固定
槽である副洗濯装置40を組み込むことが想定され、こ
のような場合にも、副洗濯装置40の組み込みは困難に
なり易い。
【0043】従って、上面板11と別部材の洗濯槽41
は、副洗濯装置40を組み込むのに好ましい。また、副
洗濯装置40は上述のようにユニット化されているの
で、ハウジング10内での組み立て作業を少なくでき
る。例えば、洗濯槽41に攪拌翼42と駆動装置43を
組み付けて、ユニット化された状態の洗濯槽41等を、
ハウジング10の外枠12の上方から取り付けることが
できる。従って、内部スペースの少ない二槽式洗濯機1
でも、より一層組み立てやすい。特に、副洗濯装置40
を主洗濯装置20の後でハウジング10に組み込む際
や、外枠12で周囲を囲まれて外側から作業しにくい場
合でも、組み立て易い。
【0044】ところで、二槽式洗濯機のように大型の洗
濯機では、ハウジング10の外枠12の剛性が低くなり
やすい。このような場合に、外枠12が変形しやすい
と、固定の洗濯槽41と上面板11とが別部材である場
合、それらの組み立てが出来なくなる場合が想定され
る。というのは、副洗濯装置40は、ハウジング10の
片側に偏って取りつけられるので、外枠12の剛性が低
いと、取付けの際に外枠12が変形したりすることがあ
る。このような場合に、洗濯槽41を変形した外枠12
にそのまま固定すると、その後に上面板11を取りつけ
ることができなくなるのである。本実施の形態では、外
枠12を連結部材17によって補強しているので、外枠
12は変形しにくく、上面板11を取り付けやすい。そ
の結果、より一層組み立て易い。
【0045】また、把手部18は、大プーリ47を避け
て設けられていることによって、組み立て時に互いにぶ
つかり難く、その結果、二槽式洗濯機をさらに組み立て
やすい。ところで、把手部18が、上述のように設定さ
れると、持ち運び難くなる場合も想定されるが、本実施
の形態では、ハウジング10の左右側面に設けられたこ
とによって、ハウジング10の前後側面に設けられる場
合に比べて、二槽式洗濯機を持ち運び易く、好ましい。
【0046】また、駆動装置43では、そのねじが弛む
ことなく確実に上述のように固定できるので、締め直し
等のメンテナンスが不要であり、好ましい。特に、二槽
式洗濯機では、メンテナンス用のスペースが少なくなり
易く、ねじを締め直すことが困難な場合もあるので好ま
しい。また、両洗濯装置および上面板11を、それぞれ
外枠12に取り付けることができるので、両洗濯装置の
外枠12への組み立て順序の自由度を高くでき、組み立
てやすい。特に、複数の洗濯装置を有する二槽式洗濯機
のように、内部のスペースが狭い場合には、組み立て順
序によっては組み立ての難易が異なることから、好まし
い。
【0047】また、駆動装置43を洗濯槽41の右側、
すなわち、主洗濯装置20から遠い側に設けていること
によって、主洗濯装置20の洗濯槽が振れて、万一、副
洗濯装置40と衝突しても、駆動装置43は外槽21と
ぶつからない。ところで、駆動装置43を主洗濯装置2
0から遠い側に設けた場合、ハウジング10の後面中央
に設けたサービス用開口からのベルト48の掛け渡しが
困難になると想定される。本実施の形態では、洗濯槽4
1に駆動装置43をユニット化することによって、ベル
ト48が掛け渡された状態の洗濯槽41を、上面板11
の取り外されたハウジング10に組付けることができ
る。従って、ベルト48の掛け渡し作業が容易である。
【0048】なお、上述の実施の形態では、副洗濯装置
40は、洗濯槽41の側面に攪拌翼42を備えていた
が、洗濯槽の底面に攪拌翼を備えた構成でもよい。ま
た、上述の実施の形態では、副洗濯装置40は、洗濯槽
41と駆動装置43とがユニット化されていたが、ユニ
ット化は、上述の構成に限定されない。例えば、駆動装
置43の内で、回転軸46、軸受45および大プーリ4
7(これらは、ハウジング10内への組み込み後の取付
けが困難である。)が洗濯槽41に取りつけられた構成
でもよく、要は駆動装置43の少なくとも一部が洗濯槽
41に取りつけられていればよい。
【0049】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
【0050】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、以下の効
果を奏する。すなわち、第2洗濯装置の洗濯槽を、ハウ
ジングの上面板と別部材とすることによって、洗濯槽と
上面板とが一体である場合に比べて、第2洗濯装置を組
み込みやすい。また、第2洗濯装置はユニット化されて
いるので、ハウジング内での組み立て作業を少なくで
き、より一層組み立てやすい。
【0051】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
かかる発明の効果に加えて、補強した外枠は、変形しに
くく、上面板を取り付けやすいので、より一層組み立て
易い。請求項3に係る発明によれば、請求項1または2
にかかる発明の効果に加えて、把手部は、回転部材を避
けているので好ましい。
【0052】請求項4に係る発明によれば、請求項3に
かかる発明の効果に加えて、把手部がハウジングの前後
側面に設けられる場合に比べて、二槽式洗濯機を持ち運
び易く、好ましい。請求項5に係る発明によれば、請求
項1乃至4の何れかにかかる発明の効果に加えて、ねじ
を弛むことなく確実に固定できるので、メンテナンス用
の内部スペースが少なくなり易い二槽式洗濯機に好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる二槽式洗濯機の概
略構成の正面断面図である。
【図2】図1に示す二槽式洗濯機の外枠の斜視図であ
る。
【図3】図2のB部の外枠の要部拡大斜視図である。
【図4】図1の二槽式洗濯機の右側面図である。
【図5】図1の二槽式洗濯機の平面断面図である。
【図6】図1の二槽式洗濯機の左側面図である。
【図7】図1のA部の駆動装置の要部拡大正面断面図で
ある。
【図8】図7に示す駆動装置の分解斜視図である。
【符号の説明】 1 二槽式洗濯機 10 ハウジング 11 上面板 11b 投入口 12 外枠 17 連結部材 18 把手部 20 主洗濯装置(第1洗濯装置) 40 副洗濯装置(第2洗濯装置) 41 洗濯槽 43 駆動装置 47 大プーリ(回転部材) 53 固定ねじ(ねじ) 53a 凹凸(緩み止め手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤木 孝嘉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング内に第1洗濯装置と第2洗濯装
    置とを隣接して収容する二槽式洗濯機において、 第2洗濯装置は、洗濯槽および洗濯のための駆動装置が
    ユニット化され、 ハウジングは、第2洗濯装置の洗濯槽を固定する外枠
    と、ハウジング上面を形成するとともに第2洗濯装置の
    洗濯槽内への投入口を区画する上面板とを含むことを特
    徴とする二槽式洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の二槽式洗濯機において、 外枠は、ハウジングの前面および後面の一部を形成する
    一対の側面と、これらの側面間を連結する連結部材とを
    有していることを特徴とする二槽式洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の二槽式洗濯機に
    おいて、 駆動装置は、洗濯槽の側面に設けられた回転部材を含
    み、 外枠には、回転部材に接近する位置を避けて、運搬のた
    めの把手部が設けられていることを特徴とする二槽式洗
    濯機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の二槽式洗濯機において、 把手部は、ハウジングの左右側面に設けられていること
    を特徴とする二槽式洗濯機。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の二槽式洗
    濯機において、 駆動装置には、ねじの緩みを防止する緩み止め手段が備
    えられていることを特徴とする二槽式洗濯機。
JP8248314A 1996-09-19 1996-09-19 二槽式洗濯機 Pending JPH1085479A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8248314A JPH1085479A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 二槽式洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8248314A JPH1085479A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 二槽式洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1085479A true JPH1085479A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17176241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8248314A Pending JPH1085479A (ja) 1996-09-19 1996-09-19 二槽式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1085479A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106149277A (zh) * 2015-04-27 2016-11-23 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置
CN106149276A (zh) * 2015-04-27 2016-11-23 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置
WO2018038399A1 (ko) * 2016-08-25 2018-03-01 삼성전자주식회사 세탁기, 및 그 제어방법
JP2021517003A (ja) * 2018-02-01 2021-07-15 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 衣類処理装置のフレーム及び衣類処理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106149277A (zh) * 2015-04-27 2016-11-23 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置
CN106149276A (zh) * 2015-04-27 2016-11-23 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置
WO2018038399A1 (ko) * 2016-08-25 2018-03-01 삼성전자주식회사 세탁기, 및 그 제어방법
US11078611B2 (en) 2016-08-25 2021-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Washing machine and control method thereof
JP2021517003A (ja) * 2018-02-01 2021-07-15 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 衣類処理装置のフレーム及び衣類処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7966848B2 (en) Washing machine having a drain pump to reduce vibration
US20060000240A1 (en) Washing machine
US20040107738A1 (en) Washing machine and cabinet thereof
KR100445654B1 (ko) 드럼 세탁기의 리프터 장착구조
KR20080113252A (ko) 세탁장치
JPH10263284A (ja) ドラム式洗濯機
US7293436B2 (en) Water supply assembly of washing machine
EP1500737A2 (en) Washing machine
JP3743146B2 (ja) ドラム式洗濯機
JPH1085479A (ja) 二槽式洗濯機
KR20110051017A (ko) 세탁기
JPH10211393A (ja) ドラム式洗濯機
US20040154909A1 (en) Control panel assembly of washing machine
JP2000308795A (ja) 洗濯機
KR101013378B1 (ko) 세탁기
CA2197749C (en) Integrated tub and cabinet structure
JPH07289775A (ja) 洗濯機
JPH0956988A (ja) 洗濯機
KR100229472B1 (ko) 세탁기
JPH08191988A (ja) 洗濯機
JPH1133268A (ja) 洗濯機
KR19990031041A (ko) 세탁조의 발란서 결합구조
KR200151327Y1 (ko) 세탁기
JPH0319800B2 (ja)
JPS621756B2 (ja)