JPH1085377A

JPH1085377A - ゴルフプレイのナビゲータシステムとゴルフボールの検索機能付きゴルフカー

Info

Publication number: JPH1085377A
Application number: JP8243895A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Ohira; 正敏大平; Tajiro Kato; 太二郎加藤
Original assignee: INTERIOR PLAZA CHITOSEDAI KK; NIPPON TSUSHINKI HANBAI KK
Current assignee: INTERIOR PLAZA CHITOSEDAI KK; NIPPON TSUSHINKI HANBAI KK
Priority date: 1996-09-13
Filing date: 1996-09-13
Publication date: 1998-04-07

Abstract

(57)【要約】【目的】全体的なホール状況やグリーン状況を表示
し、ゴルフボールの打撃方向を案内し、打撃されたゴル
フボールの落下位置を表示することができるゴルフプレ
イのナビゲータと、当該ナビゲータを搭載したゴルフボ
ールの検索機能付きゴルフカーを提供する。【構成】打撃されたゴルフボールの落下位置を検出す
る落下位置検出手段と、落下位置検出手段にて検出され
たゴルフボールの落下位置を、画面表示されたゴルフの
ホール上に表示するナビゲータとを有し、ナビゲータ
は、ホール画面と打撃の目標方向を表示するホール図デ
ータを記録したホール図ファイルと、このホール図デー
タを表示するための表示装置と、前記落下位置検出手段
にて検出されたゴルフボールの落下位置を前記表示装置
に表示されたホール画面上に表示する表示制御手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場におい
て、ゴルフボールを打撃する際の打撃方向を表示すると
ともに、打撃されたゴルフボールの落下位置を表示する
ゴルフプレイのナビゲータ（以下、単にナビゲータとも
称する）と、当該ナビゲータを搭載したゴルフボールの
検索機能付きゴルフカー（以下、単にゴルフカーとも称
する）の技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフ場における各ホールにおいては、
ティーグラウンドからグリーンが一直線に見渡せないこ
とがある。また、フェアウエーその他が必ずしも平坦で
はなく樹木やブッシュ等が配置されている等により、前
方の見通しがきかないことが多々ある。このような場合
には、予めプリントされているホール図を参照したり、
キャディのアドバイスを受けたりする。しかしながら、
ホール図と実際のコースではそのイメージ的な隔たりが
大きく、実際に打撃されたゴルフボールが、ホール上
の、どのあたりに落下したのか、あるいはグリーンま
で、あとどのくらいの距離が有るのか等の判断に迷う場
合がある。また、キャディによるアドバイスは常に期待
できるわけでもなく、キャディがホール状況を細かくア
ドバイスしたプレイヤーとそうでないプレイヤーとでは
不公平が生じる、という、ゴルフならではの切実な問題
もある。

【０００３】また、プレイの際に使用するゴルフカー
は、プレイヤーの移動とゴルフクラブ等の搬送を担うも
のであり余計な機能はついていないのが一般的である。
なお、「ホール」とは、例えば図４に示すようなフェア
ウェイ２２とラフ２３の全体を意味し、グリーン上のい
わゆる「ホール」は、以下の説明においては「カップ」
と称する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題に鑑みて創案されたものであり、全体的なホール
状況やグリーン状況を表示し、ゴルフボールの打撃方向
を案内するとともに、打撃されたゴルフボールの落下位
置を表示することができるゴルフプレイのナビゲータシ
ステムの提供をその目的としている。また、当該ゴルフ
プレイのナビゲータを搭載したゴルフボールの検索機能
付きゴルフカーの提供をその目的としている。さらに、
夏の暑さや冬の寒さを和らげることができ、また、ロス
トボールをなくすことができるゴルフボールの検索機能
付きゴルフカーの提供をその目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、請求項１記載の発明においては、ゴルフ
ボール（３０）の打撃時における目標方向を指し示すと
ともに、打撃されたゴルフボールの落下位置を表示する
ゴルフボールのナビゲータシステムであって、打撃され
たゴルフボールの落下位置を検出する落下位置検出手段
（３０ａ，３０ｂ，３０ｃ，３０ｄ、２９、２９ａ，２
０ｂ，２０ｇ、１０，１１，７，１４、１６）と、この
落下位置検出手段にて検出されたゴルフボールの落下位
置を、画面表示されたゴルフのホール上に表示するナビ
ゲータ（１）とを有し、前記ナビゲータは、ホール画面
及び打撃の目標方向を表示するためのホール図データを
記録したホール図ファイル（１７）と、このホール図フ
ァイルから読みだされたホール図データを表示するため
の表示装置（３）と、前記落下位置検出手段にて検出さ
れたゴルフボールの落下位置を前記ホール図ファイルか
ら読み出されて前記表示装置に表示されたホール画面上
に表示する表示制御手段（１０，１１）とを備える構成
とするものである。

【０００６】また、請求項２記載の発明においては、前
記落下位置検出手段は、ゴルフボールに格納された第１
の超音波発信手段（３０ａ，３０ｂ，３０ｃ，３０ｄ）
と、ホール（２０）の外縁部に少なくも３か所に配設さ
れて前記第１の超音波発信手段から発信される超音波を
受信する超音波受信手段（２９）とを有し、この各超音
波受信手段は、それぞれ受信した超音波の発信方向を判
別する発信方向判別手段（２９ａ，２０ｂ，２０ｇ）
と、この発信方向判別手段にて判別した発信方向データ
を送信するデータ送信手段（２９ａ，２９ｂ，２９ｈ，
２９ｉ）とを有し、前記ナビゲータは、前記発信方向デ
ータを受信するデータ受信手段（１０，１１，７，１
４）と、このデータ受信手段にて受信した各発信方向デ
ータに基づいてゴルフボールの落下位置を演算する落下
位置演算手段（１６）とを備えるものである。

【０００７】また、請求項３記載の発明においては、前
記超音波受信手段（２９）は、各ホール毎に設けるとと
もに、前記ナビゲータの備えるホール図ファイルには、
複数のホールを表示するためのホール図データが記録さ
れ、表示ホール選択手段（１０，１１，５ａ）にて選択
されたホール画面が前記ナビゲータの表示装置に表示さ
れることを特徴とするものである。

【０００８】また、請求項４記載の発明においては、前
記ゴルフボールを複数備えるとともに、各ゴルフボール
に格納される前記第１の超音波発信手段の発信する超音
波の周波数をそれぞれのゴルフボール毎に異ならせ、前
記各超音波受信手段は、各ゴルフボール毎に異なる周波
数の超音波を周波数識別手段（２９ａ，２９ｂ）にて識
別して受信するとともに、前記データ送信手段にて各ゴ
ルフボール毎の発信方向データを送信する際には各発信
方向データに各ゴルフボール毎の識別符号を付して送信
し、前記ナビゲータの備えるデータ受信手段は、ゴルフ
ボール毎の識別符号が付された発信方向データを受信す
るとともに、落下位置演算手段にて落下位置を演算する
際には前記識別符号に基づいて各ゴルフボール毎に落下
位置を演算し、前記表示制御手段においては、前記演算
に基づき、前記表示装置に表示されたホール画面に、各
ゴルフボールにそれぞれの識別符号を付してそれぞれ落
下位置を表示することを特徴とするものである。

【０００９】また、請求項５記載の発明においては、各
ホール毎に専用的に使用されるゴルフボールを特定し、
当該ゴルフボールに格納された前記第１の超音波発信手
段の発信する超音波の周波数を前記各超音波受信手段の
登録手段（２９ａ，２９ｂ，２９ｃ）と前記ナビゲータ
の登録手段（１０，１１，１２）に登録し、前記超音波
受信手段は、前記登録された周波数の超音波のみを受信
し、前記ナビゲータにおいては、前記表示制御手段の制
御により、前記表示ホール選択手段にて選択されて表示
装置に表示されたホールに使用するゴルフボールとして
前記登録されたゴルフボールの落下位置を表示するよう
にしたことを特徴とするものである。

【００１０】また、請求項６記載の発明においては、打
撃されたゴルフボールの落下位置からグリーンのピン位
置までの残り距離数を演算する残り距離演算手段（１
６）を有し、打撃されたゴルフボールの落下位置を表示
した前記ホール表示画面に、前記残り距離演算手段にて
演算された距離数を各ゴルフボール毎に表示することを
特徴とするものである。

【００１１】また、請求項７記載の発明においては、前
記各ホール毎のグリーン全景を表示するためのグリーン
画面データを記録したグリーン図（ホール図）ファイル
（１７）を有し、この、各グリーン図ファイルには、各
グリーンにおける傾斜方向と芝目方向が表示され、前記
ナビゲータに備えるホール表示選択手段（１０，１１，
５ａ）及びグリーン表示選択手段（１０，１１，５ｄ）
により選択されたグリーン全景が、前記表示制御手段の
制御により前記表示装置に表示されることを特徴とする
ものである。

【００１２】また、請求項８記載の発明においては、前
記各ホールのグリーンに直立されるピン（２６）に、各
ホール毎に異なる周波数の超音波を発信する第２の超音
波発信手段を搭載するとともに、当該各第２の超音波発
信手段の発信する超音波の周波数を前記各超音波受信手
段とナビゲータの前記登録手段に登録し、前記各超音波
受信手段は、それぞれ登録されている周波数の超音波を
前記周波数識別手段にて識別して受信するとともに、前
記発信方向判別手段にて受信した超音波の発信方向を判
別し、この判別された発信方向データを前記データ送信
手段にて送信し、前記ナビゲータは、前記データ受信手
段にて受信した各発信方向データに基づいて前記演算手
段にてクリーン上のピン位置を演算し、この演算結果に
基づき、前記ホール選択手段とグリーン表示選択手段に
て選択されて前記表示制御手段の制御により前記表示装
置に表示されたグリーン全景画面上に前記ピン位置を表
示することを特徴とするものである。

【００１３】また、請求項９記載の発明においては、前
記ゴルフボールに格納された第１の超音波発信手段は、
所定周波数の超音波を発信する超音波発信装置（３０
ａ）と、この超音波発信装置にて発信された超音波を外
部に放射するためのアンテナ（３０ｂ，３０ｂ〜）と、
作動用電力を供給する充電用電池（３０ｃ）と、この充
電用電池を充電するための充電線（３０ｄ，３０ｄ）と
を有し、前記アンテナ及び充電線は、螺旋状に形成され
たバネ部材からなることを特徴とし、また、請求項１０
記載の発明においては、前記アンテナ及び充電線は、導
電性ゴム部材からなることを特徴とするものである。

【００１４】また、請求項１１記載の発明においては、
プレイヤーの移動用ゴルフカー（４０）に、前記ナビゲ
ータを取付けて、ゴルフボールの検索機能付きゴルフカ
ーとしたことを特徴とし、請求項１２記載の発明におい
ては、前記ゴルフカーに搭載されるナビゲータに、所定
周波数にて超音波を発信する第３の超音波発信手段（１
０，１１，８，１５）を備えるとともに、当該第３の超
音波発信手段の発信する超音波の周波数を、前記各超音
波受信手段とナビゲータの前記登録手段に登録し、前記
各超音波受信手段においては、受信した超音波の周波数
を前記周波数識別手段にて識別するとともに、前記発信
方向判別手段にて超音波の発信方向を判別し、この判別
した発信方向データを前記データ送信手段にて送信し、
前記ナビゲータは、前記データ受信手段にて受信した前
記発信方向データに基づいて前記演算手段にて当該ナビ
ゲータの位置を演算し、この演算結果に基づいて、前記
表示制御手段の制御により前記ホール図ファイルから読
みだされて前記表示装置に表示されたホール表示画面上
に、当該ナビゲータを搭載したゴルフカーの位置を表示
することを特徴とするものである。

【００１５】さらに、請求項１３記載の発明において
は、前記ゴルフボールの検索機能付きゴルフカーに温風
と冷風を発生する温風・冷風発生装置（５０）と、この
温風・冷風のいずれを発生するかを選択するための選択
スイッチ（５０ｂ）と、この選択スイッチにて選択され
た温風または冷風を車内に吹き出すための吹き出し口
（５０ｃ，５０ｃ〜）を当該ゴルフカーの所定位置に設
けたことを特徴とするものである。

【００１６】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を説明す
る。図１は、本発明に係るゴルフプレイのナビゲータの
外観斜視図である。このナビゲータ１は、筐体２に、前
記表示装置としての液晶表示部３と、第１ないし第１８
ホールの中から、前記液晶表示部３に表示させるホール
を選択するための１ないし１８の選択符号が付されたホ
ール選択スイッチ４，４〜と、液晶表示部３の画面表示
をホール全景表示とする全景表示スイッチ５ａ，ゴルフ
ボールの打撃位置から前方景色の表示とする前方景色ス
イッチ５ｂ，打撃されたゴルフボールの落下位置の表示
とする打球表示スイッチ５ｃ，グリーン全景表示とする
グリーン表示スイッチ５ｄからなる表示切換えスイッチ
群及び電源スイッチ６とを備えている。

【００１７】また、筐体２の上部には、無線にて送信さ
れるデータを受信するためのデータ受信アンテナ７と、
超音波を発信するための超音波発信アンテナ８を備えて
いる。なお、前記ホール選択スイッチ４，４〜と、表示
切換えスイッチ群５ａ〜５ｄ、及び電源スイッチ６は、
図示しないインジケータランプ（図３参照）を内蔵して
おり、ＯＮ操作により点灯して、操作されたことが分か
るようになっている。

【００１８】図２は、前記表示切換えスイッチ群５ａ〜
５ｄによって切換えられる表示画面を説明する図であ
る。先ず、図２（ａ）は、前記、全景表示スイッチ５ａ
の押釦により表示される全景表示画面であり、前記ホー
ル選択スイッチ４，４〜の押釦によって予め選択されて
いるホール３ａの全景が表示される。このホール全景画
面には、ホールＮO.（図示の例ではＮO.１）と、ホール
全長（図示の例では４２０Ｙ），パー（図示の例ではＰ
４），ハンディ（図示の例ではＨ３）が表示されてお
り、また、ティーグラウンド３ｂ，グリーン３ｃ，打撃
の目標方向が実線３ｄにて表示されている。また、ＯＢ
エリア３ｅが実線にて、ペナルティエリア３ｆが破線に
て表示されている。カラー表示の場合にはＯＢエリアを
白線，ペナルティエリアを黄線にて表示するようにして
もよい。さらに、ハザードとして、バンカー３ｇ₁，３
ｇ₁と池３ｇ₂と小川３ｇ₃が表示されている。

【００１９】図２（ｂ）は、前記、前方景色スイッチ５
ｂの押釦により表示される画面であり、プレイヤーの目
線によるグリーン３ｃ方向の景色と、打撃の目標方向が
矢印３ｈにて表示される。また、図２（ｃ）は、打撃さ
れたゴルフボールの落下位置を表示する打球表示画面で
あり、第１のゴルフボールから第４のゴルフボールの落
下位置がボールナンバー（１〜４）とともに表示され
る。図示の例では第１のゴルフボールがＯＢとなってい
ることがわかる。また、この画面上にはグリーン３ｃの
ピン位置からの残り距離数の目安が破線にて表示され
る。図示の例では５０ヤード（Ｙ），１００ヤード，１
５０ヤード，２００ヤードの各位置が破線にて表示され
ている。また、画面上部左には、第１から第４までのゴ
ルフボールの落下位置からグリーンのピン位置までの残
り距離数が１ヤード単位にて表示される。図示の例で
は、第１のゴルフボールのグリーンのピン位置までの残
り距離数が１５２ヤード，第２のゴルフボールは同１３
４ヤード，第３のゴルフボールが同１１９ヤード，第４
のゴルフボールが同２１０ヤードとなっている。さら
に、この打球表示画面には、ナビゲータ１を搭載したゴ
ルフカー３ｉの位置も表示される。図２（ｄ）は、グリ
ーン３ｃの全景画面であり、実線の矢印３ｊにて当該グ
リーン３ｃの傾斜方向が、また、破線の矢印３ｋにて芝
目方向が表示される。さらにカップ（ピン）３ｌの位置
が表示される。

【００２０】図３は、前記ナビゲータ１の制御の構成を
示す図である。図において、ＣＰＵ１０は、ＲＯＭ１１
に格納されたシステムプログラムに基づいて各部の制御
を行う。１２は作業用メモリとしてのＲＡＭであり、１
３は計時用タイマである。また、詳細については後述す
るが、データ受信部１４は、後述する超音波受信・デー
タ送信装置２９，２９〜（図４参照）から無線にて送信
されるデータをデータ受信アンテナ７（図１参照）を介
して受信する。超音波発信部１５は、超音波発信アンテ
ナ８を介して超音波を発信する。位置演算部１６は、前
記データ受信部１４にて受信したデータに基づいてゴル
フボールの落下位置の演算を行うとともに、当該落下位
置からグリーンのピン位置までの残り距離数を演算す
る。ホール図ファイル１７は、前記表示される画面〔図
２（ａ）〜図２（ｄ）参照〕の表示用データを格納して
いる。なお、後述するように、図４に示すティーグラウ
ンド２１近傍にもナビゲータ１が配置されるが、このナ
ビゲータ１は固定して設置されることから、位置判別用
の前記超音波発信部１５及び超音波発信アンテナ８を有
しない。

【００２１】図４は、ホールの一例を示す図である。図
において、このホール２０は、ティーグラウンド２１、
フェアウエー２２、ラフ２３，２３、ハザードとしての
バンカー２４ａ，２４ａ，池２４ｂ，小川２４ｃ、グリ
ーン２５が配置されている。グリーン２５には、カップ
２５ａが穿設され、このカップ２５ａに、フラッグを取
付けたピン２６が直立，配置されている。当該ピン２６
には、後述するゴルフボール３０（図６参照）に組み込
まれたと同様な超音波発信装置２６ａが取付けられてお
り、当該超音波発信装置２６ａが発信する超音波によ
り、その日によって移動されるカップ（ピン）位置を検
出するようになっている。また、多数の樹木２７，２７
〜が植栽，配置され、さらに、ＯＢエリアとしての白色
の杭２８ａ，２８ａ〜が、１打罰となるペナルティエリ
アとして黄色の杭２８ｂ，２８ｂ〜が植立されている。

【００２２】ホール２０の外縁部には、後述するゴルフ
ボール３０（図６参照）から送信される超音波を受信す
るとともに、所定のデータを前記ナビゲータ１に向けて
無線にて送信する超音波受信・データ送信装置２９，２
９〜が、ポールに搭載されて所定間隔にて配置されてい
る。さらに、ティーグラウンド２１の近傍には、所定の
ポールに搭載されたナビゲータ１が設置されている。

【００２３】図５は、前記超音波受信・データ送信装置
２９の制御の構成を示す図である。図において、ＣＰＵ
２９ａはＲＯＭ２９ｂに格納されたシステムプログラム
に基づいて各部を制御する。また、このＲＯＭ２９ｂに
は、各ゴルフボールの発信する超音波の周波数と、ゴル
フカー４０に搭載されるナビゲータ１の発信する超音波
の周波数とが記録されており、この記録に基づいて超音
波の発信先を特定するようになっている。２９ｃは作業
用メモリとしてのＲＡＭ、２９ｄは計時用タイマであ
る。超音波受信部２９ｅは、次に説明するゴルフボール
３０（図６参照）から発信する超音波を超音波受信アン
テナ２９ｆを介して受信するとともに、前記ＲＯＭ２９
ｂの記録に基づき、受信した超音波の周波数を判別して
送信先を特定する。受信方向演算部２９ｇは、前記超音
波受信部２９ｅにて受信した超音波の受信方向を演算す
る。データ送信部２９ｈは、受信方向演算部２９ｇにて
演算された受信方向を、データ送信用アンテナ２９ｉを
介して前記ナビゲータ１に送信する。

【００２４】図６は、ゴルフボール３０の中央部分を縦
方向に切断した断面図である。図において、ゴルフボー
ル３０は、その内部に、所定の周波数にて超音波を発信
する超音波発信装置３０ａを備えている。この超音波発
信装置３０ａにて発信された超音波は、ゴルフボール３
０の中心部から放射状に配された複数の超音波発信アン
テナ３０ｂ，３０ｂ〜にて外部に放出される。前記超音
波発信装置３０ａは硬質の樹脂部材に封入されて打撃時
の衝撃に耐えるようになっており、また、超音波発信ア
ンテナ３０ｂ，３０ｂ〜においても、スイング時の打撃
に耐えるように螺旋状のバネ部材にて形成され、その一
端が超音波発信装置３０ａに接続され、その他端をゴル
フボール３０の表面部分に臨ませてある。超音波発信ア
ンテナ３０ｂ，３０ｂ〜は、前記螺旋状のバネ部材以外
に、導電性のゴム部材を用いてもよい。

【００２５】前記超音波発信装置３０ａは充電式の電池
３０ｃにて作動し、使用前には充電線３０ｄ，３０ｄか
ら充電を行う。この充電線３０ｄ，３０ｄも、前記超音
波発信アンテナ３０ｂ，３０ｂ〜と同様な螺旋状のバネ
部材にて形成されてスイング時の打撃に耐えるようにな
っている。この充電線３０ｄ，３０ｄにおいても、螺旋
状のバネ部材以外に、導電性ゴム部材を用いてもよい。

【００２６】前記のように、ゴルフボール３０の超音波
発信装置３０ａから発信される超音波は、前記超音波受
信・データ送信装置２９，２９〜（図４参照）にて受信
されるが、使用する例えば４個のゴルフボール毎に、発
信する超音波の周波数を異ならせるとともに、各超音波
の周波数を、前記超音波受信・データ送信装置２９のＲ
ＯＭ２９ｂに登録することにより、複数のゴルフボール
を識別することが可能となっている。

【００２７】図７（ａ）は、前記ナビゲータ１を搭載し
た４人ないし５人乗用可能なゴルフカー４０の正面図で
あり、図７（ｂ）は同、平面図である。このゴルフカー
４０は、車体４０ａ，車輪４０ｂ，４０ｂ〜、ハンドル
４０ｃ，前シート４０ｄ，後シート４０ｅ、及び図示し
ない駆動機構等を備え、ゴルフコースの所定の通行路を
走行する。このようなゴルフカー４０に、前記ナビゲー
タ１を、この実施の形態においては、ハンドル４０ｃの
横と、前シート４０ｄの背もたれ裏部分とに２台設置し
ている。二人乗車用のゴルフカーの場合には、運転席横
に１台だけ搭載すればよい。

【００２８】また、前記ゴルフカー４０の後部には、温
風・冷風発生装置５０を搭載している。この温風・冷風
発生装置５０は、電源スイッチ５０ａと、温風・冷風選
択スイッチ５０ｂを備えており、この温風・冷風選択ス
イッチ５０ｂにて選択された温風または冷風が、図示し
ない送風管を介して、４か所の吹き出し口５０ｃ，５０
ｃ〜より吹き出すようになっている。

【００２９】本発明の全体的な作動を図８のフローチャ
ートを参照して説明する。なお、装置各部の作動は、図
３に示すＲＯＭ１１に記録されたシステムプログラムに
基づくＣＰＵ１０の制御により行われる。以下説明す
る。先ず、図４に示す、超音波受信・データ送信装置２
９，２９〜とピン２６に搭載された超音波発信装置２６
ａを作動させるとともに、ナビゲータ１（図３参照）の
電源スイッチ６を押釦して当該ナビゲータ１を作動させ
る。また、必要に応じてゴルフカー４０〔図２（ｃ）の
３ｉ、図７（ａ），（ｂ）参照〕の温風・冷風発生装置
５０を作動させ、温風・冷風選択スイッチ５０ｂを操作
し、吹き出し口５０ｃ，５０ｃ〜から温風または冷風を
吹き出させる（ステップＳ１）。この状態においてナビ
ゲータ１のホール選択スイッチ４，４〜を押釦し、第１
ホールないし第１８ホールの中から表示させるホールを
選択する（ステップＳ２）。例えば「１」の符号の付い
たスイッチを押釦して第１ホールを選択する。なお、前
記のようにナビゲータ１は、ゴルフカー４０に２台（図
７参照）、ティーグラウンド〔（３ｂ）、図４の２１〕
近傍に１台配置されているが、ぞれぞれのナビゲータは
独自に動作し、表示させる内容もそれぞれのナビゲータ
独自に選択することができる。

【００３０】前記表示させるホールが選択されると、次
に、ナビゲータ１の全景表示スイッチ５ａ，前方景色ス
イッチ５ｂ，打球表示スイッチ５ｃ，グリーン表示スイ
ッチ５ｄのいずれかを押釦して、液晶表示部３に表示さ
せる表示画面を選択する（ステップＳ３）。例えば、プ
レイのスタート時においては、ホールの全景を確認する
ために全景表示スイッチ５ａを押釦すると、ホール図フ
ァイル１７（図３参照）から前記選択された第１ホール
のホール図データが読みだされ、液晶表示部３に表示さ
れる。プレイヤーは、当該画面を参照して、第１ホール
の全景と、打球の目標方向（実線３ｄ），ハザードとし
てのバンカー（３ｇ₁），池（３ｇ₁）と小川（３
ｇ₃）や、ＯＢエリア（３ｅ），ペナルティエリア（３
ｆ）の所在を確認できる。

【００３１】次いで、ナビゲータ１の前方景色スイッチ
５ｂを押釦すると、図２（ｂ）に示す前方景色と目標方
向の画面が前記ホール図ファイル１７から読みだされて
液晶表示部３に表示される。この画面には、プレイヤー
の目線におけるホール前方の景色に、目標とする打撃方
向が、実線（３ｈ）にて表示されることから、特に、テ
ィーグラウンド（３ｂ）からグリーン（３ｃ）が視認で
きないような場合において具体的な打撃方向を確認する
ことができる。以上の表示画面を参考にティーショット
が行われる。このティーショットを受けてナビゲータ１
の打球表示スイッチ５ｃを押釦すると、ホール図ファイ
ル１７（図３参照）から、図２（ｃ）に示す打球表示画
面データが液晶表示部３に読みだされ、この画面上に、
第１のボールから第４のボールまでの落下位置とゴルフ
カーの位置が表示される。同時にこの画面には、前記の
ように、各ゴルフボールの落下位置からグリーンのピン
位置までの残り距離数が１ヤード単位にて表示される。

【００３２】次いで、グリーンへのアプローチを行う場
合にはグリーン表示スイッチ５ｄを押釦する。この押釦
により、ホール図ファイル１７（図３参照）から、図２
（ｄ）に示すグリーン全景画面データが読みだされ、液
晶表示装置３に表示される。この画面には、前記のよう
に、当該グリーン（３ｃ）の傾斜方向が実線の矢印（３
ｊ）にて表示され、芝目方向が破線の矢印（３ｋ）にて
表示される。また、毎日のように変更，移動されるカッ
プ（ピン）位置（３ｌ）が表示される。以上のように、
必要に応じて表示画面の切換え、この画面表示を参考と
してゴルフプレイを行う（ステップＳ４）。

【００３３】次に、図２（ｃ）に示す、打撃されたゴル
フボールの落下位置と、この落下位置からグリーンのピ
ン位置までの残り距離数の表示、ゴルフカーの位置の検
出及び表示につき、図９のフローチャートを参照して説
明する。前記のように、第１及び第４のゴルフボールと
ゴルフカー３ｉに搭載されたナビゲータ１は、固有の超
音波を発信している。先ず、ナビゲータ１の打球表示ス
イッチ５ｃを押釦すると（ステップＳ１０）、ホール図
ファイル１７（図３参照）から、図２（ｃ）に示す画面
データが読みだされ液晶表示部３に表示される（ステッ
プＳ１１）。同時に、各超音波受信・データ送信装置２
９，２９〜は、ＲＯＭ２９ｂに記録されたシステムプロ
グラムに基づき、ＣＰＵ２９ａが各部を制御し、先ず、
ＲＡＭ２９ｃに予め記録されている第１及び第４のゴル
フボールと、ゴルフカー３ｉに搭載されたナビゲータ１
が発信する超音波の各周波数を計時用タイマ２９ｄのカ
ウントにより、例えば、３秒毎等の、所定の間隔にて順
次受信する。この受信時に、受信超音波の強弱に基づ
き、当該超音波の発信方向を判別する（ステップＳ１
２）。この判別した発信方向データを、例えば第１のゴ
ルフボールである等の所定の送信元データを付して、デ
ータ送信用アンテナ２９ｉを介してデータ送信部２９ｈ
からナビゲータ１に送信する（ステップＳ１３）。

【００３４】ナビゲータ１においては、超音波受信・デ
ータ送信装置２９，２９〜から送信されるデータをデー
タ受信アンテナ７を介してデータ受信部１４にて受信す
る（ステップＳ１４）。この受信においては、前記送信
元データに基づいて、例えば第１のゴルフボールの発信
方向データである等の超音波の送信元を特定し、次い
で、位置演算部１６（図３参照）にて、各送信元すなわ
ち、第１及び第４のゴルフボールの落下位置を演算す
る。また、この落下位置の演算結果に基づいて、第１か
ら第４のゴルフボールの、当該落下位置からグリーンの
ピン位置までの残り距離数を演算する。さらに、ゴルフ
カー３ｉの位置を演算し（ステップＳ１５）、この演算
結果に基づき、図２（ｃ）に示す打球表示画面のホール
全景図に、各ゴルフボールの落下位置と当該落下位置か
らグリーンのピン位置までの残り距離数、ゴルフカー３
ｉの位置を重畳して表示する（ステップＳ１６）。この
例においては、第１のゴルフボールがＯＢエリア（３
ｅ）に落下していることが分かる。これにより、落下位
置まで確認に走ったり、あるいは暫定球を打ったりする
手間が省け、プレーを迅速に行うことができる。

【００３５】また、図２（ｄ）に示すグリーン全景表示
画面におけるカップ（ピン）３ｌの位置も、グリーン表
示画面に重畳して表示される。すなわち、ピン２６は、
前記のように超音波発信装置２６ａ（図４参照）を搭載
しており、この超音波発信装置２６ａが発信する超音波
を、超音波受信・データ送信装置２９，２９〜が前記手
順にて受信し、その発信方向を判別し、当該発信方向デ
ータをナビゲータ１に送信する。この送信されたデータ
に基づき、位置演算部１６にて各位置の演算が行われ、
この演算結果に基づき、図２（ｄ）のグリーン表示画面
に重畳して、カップ（ピン）３ｌ位置が表示される。こ
の図２（ｄ）のグリーン表示画面には前記のように、傾
斜方向と芝目方向が表示されており、プレイヤーは、当
該図２（ｄ）に示すグリーン表示画面を参照してプレイ
を行う。

【００３６】ゴルフボール等の発信する超音波の周波数
は、前記のように各ホール毎に登録されることから、例
えば、第１ホールでプレイ中に、ナビゲータ１のホール
選択スイッチ４（図１参照）の「２」符号の付いたスイ
ッチを押釦すると、隣の第２ホールのプレイ状況を液晶
表示部３に表示させることができる。また、同様に第
２ホールの図２（ｃ）に示す打球表示画面や、図２
（ｄ）に示すグリーン表示画面等を表示させることによ
り、隣のホールである第２ホールのプレー状況を確認す
ることができる。これにより、前のホールのプレー進行
が遅れているとか、後のホールのプレー進行が速く、追
いつかれているからパスさせよう等の判断が可能とな
る。

【００３７】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
ることなく、種々の態様をとりうるものであり、例え
ば、前記ゴルフボールの落下位置検出手段として、ゴル
フボールの内部に加熱用のバッテリーを収納し、このバ
ッテリーにて当該ゴルフボールを所定の温度に加熱し、
この加熱されたゴルフボールを赤外線カメラにて検出す
るようにしてもよい。また、ゴルフボールの表面に、例
えば、磁性体塗料を塗布し、この塗料の磁性体を磁性体
検出装置にて感知し、これにより当該ゴルフボールの落
下位置を検出するようにしてもよい。

【００３８】

【発明の効果】以上説明のように、本発明においては、
各ホール毎の全体的なホール状況やグリーン状況を表示
し、目標とするゴルフボールの打撃方向を案内するとと
もに、打撃されたゴルフボールの落下位置を検出してホ
ール画面上に重畳して表示することができるゴルフプレ
イのナビゲータを提供することができる。これにより、
ホール状況やゴルフボールの落下位置からグリーンのピ
ン位置までの残り距離数を的確に把握した上でプレーを
行うことができる。また、ゴルフボールの落下位置が画
面表示されることから、当該落下位置に迅速に移動する
ことができ、また、ロストボールを無くすことができ
る。これにより、打撃されたゴルフホールを探したりす
る手間が省けて、ゴルフプレーを迅速に行うことができ
るようになる。

【００３９】また、各ホールやグリーンの状況等を的確
に把握することが可能となることから、必ずしもキャデ
ィサービスを依頼することなくプレーを行うことがで
き、プレイヤーにおいてはその分のプレー料金を抑える
ことができる。また、コース状況等をキャディに詳しく
アドバイスを受けたプレーヤーとそうでないプレーヤー
とで不公平が生じるというゴルフ特有の問題もなくな
る。

【００４０】また、打撃されたゴルフボールの落下位置
を正確に把握することができることから、従来において
は、打撃されたゴルフボールを探しにくくなってプレー
することが難しかった霧の発生下や薄暮の時間帯におい
てもプレーが可能となり、また、樹木等のライトアップ
程度の省電力の照明にてもナイトプレーが可能となるこ
とから、プレイヤーにとっては、例えば、勤務時間終了
後等においてもプレーを楽しむことができるようにな
る。このことは、ゴルフ場に、今まで以上の高収益をも
たらし、ひいては、大衆価格帯のプレー料金の設定が可
能となって、ゴルフ愛好家のさらなるが増加を期待でき
る。

【００４１】さらに、ゴルフボールの検索機能付きゴル
フカーに、温風・冷風発生装置を取付けることにより、
特に高齢者のプレイヤーにとっては、夏の暑さや冬の寒
さを和らげることができて快適なゴルフプレーを楽しむ
ことができるようになる。また、若者等にとっては、前
記ナビゲータをコンピュータゲーム感覚にて使用しつつ
ゴルフプレイを楽しむことができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るゴルフプレイのナビゲータの外観
斜視図である。

【図２】表示切換えスイッチ群５ａ〜５ｄの各切換えス
イッチよって切換えられる表示画面を説明する図であ
り、図２（ａ）はホール全景画面であり、図２（ｂ）は
前方方向画面であり、図２（ｃ）は打球表示画面であ
り、図２（ｄ）はグリーン表示画面である。

【図３】ナビゲータの制御の構成を示す図である。

【図４】実際のゴルフホールの例を示す図である。

【図５】超音波受信・データ送信装置の制御の構成を示
す図である。

【図６】ゴルフボールの中央部分を縦方向に切断した断
面図である。

【図７】（ａ）図は、前記ナビゲータを搭載した４人な
いし５人乗用可能なゴルフカーの正面図であり、（ｂ）
図は同平面図である。

【図８】本発明の全体的な作動を示すフローチャートで
ある。

【図９】打撃されたゴルフボールの落下位置とゴルフカ
ーの位置の表示を説明するためのフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１・・ゴルフプレイのナビゲータ３・・液晶表示部３ｂ・ティーグラウンド３ｃ・グリーン３ｄ・打撃の目標方向を示す実線３ｈ・打撃の目標方向を示す実線３ｉ・ゴルフボールの検索機能付きゴルフカー３ｊ・グリーンの傾斜方向３ｋ・グリーンの芝目方向３ｌ・カップ（ピン）４，４〜・ホール選択スイッチ５ａ・全景表示スイッチ５ｂ・前方景色スイッチ５ｃ・打球表示スイッチ５ｄ・グリーン表示スイッチ１０・ＣＰＵ１４・データ受信部１５・超音波発信部１６・位置演算部１７・ホール図ファイル２０・（ゴルフの）ホール２６ａ・超音波発信装置２９・超音波受信・データ送信装置２９ａ・ＣＰＵ２９ｅ・超音波受信部２９ｇ・受信方向演算部２９ｈ・データ送信部３０・ゴルフボール３０ａ・超音波発信装置３０ｂ，３０ｂ〜・超音波発信アンテナ３０ｃ・（充電式の）電池４０・ゴルフカー５０・温風・冷風発生装置５０ｂ・温風・冷風選択スイッチ５０ｃ，５０ｃ〜・吹き出し口

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ゴルフボールの打撃時における目標方向
を指し示すとともに打撃されたゴルフボールの落下位置
を表示するゴルフボールのナビゲータシステムであっ
て、打撃されたゴルフボールの落下位置を検出する落下位置
検出手段と、この落下位置検出手段にて検出されたゴルフボールの落
下位置を、画面表示されたゴルフのホール上に表示する
ナビゲータとを有し、前記ナビゲータは、ホール画面及び打撃の目標方向を表
示するためのホール図データを記録したホール図ファイ
ルと、このホール図ファイルから読みだされたホール図
データを表示するための表示装置と、前記落下位置検出
手段にて検出されたゴルフボールの落下位置を前記ホー
ル図ファイルから読み出されて前記表示装置に表示され
たホール画面上に表示する表示制御手段とを備えたこと
を特徴とするゴルフプレイのナビゲータシステム。
【請求項２】前記落下位置検出手段は、ゴルフボール
に格納された第１の超音波発信手段と、ホールの外縁部
に少なくも３か所に配設されて前記第１の超音波発信手
段から発信される超音波を受信する超音波受信手段とを
有し、この各超音波受信手段は、それぞれ受信した超音波の発
信方向を判別する発信方向判別手段と、この発信方向判
別手段にて判別した発信方向データを送信するデータ送
信手段とを有し、前記ナビゲータは、前記発信方向データを受信するデー
タ受信手段と、このデータ受信手段にて受信した各発信
方向データに基づいてゴルフボールの落下位置を演算す
る落下位置演算手段とを備えることを特徴とする請求項
１記載のゴルフプレイのナビゲータシステム。
【請求項３】前記各超音波受信手段は、各ホール毎に
設けるとともに、前記ナビゲータの備えるホール図ファ
イルには、複数のホールを表示するためのホール図デー
タが記録され、表示ホール選択手段にて選択されたホー
ル画面が前記ナビゲータの表示装置に表示されることを
特徴とする請求項１または請求項２記載のゴルフプレイ
のナビゲータシステム。
【請求項４】前記ゴルフボールを複数備えるととも
に、各ゴルフボールに格納される前記第１の超音波発信
手段の発信する超音波の周波数をそれぞれのゴルフボー
ル毎に異ならせ、前記各超音波受信手段は、各ゴルフボール毎に異なる周
波数の超音波を周波数識別手段にて識別して受信すると
ともに、前記データ送信手段にて各ゴルフボール毎の発
信方向データを送信する際には各発信方向データに各ゴ
ルフボール毎の識別符号を付して送信し、前記ナビゲータの備えるデータ受信手段は、ゴルフボー
ル毎の識別符号が付された発信方向データを受信すると
ともに、落下位置演算手段にて落下位置を演算する際に
は前記識別符号に基づいて各ゴルフボール毎に落下位置
を演算し、前記表示制御手段においては、前記演算に基
づき、前記表示装置に表示されたホール画面に、各ゴル
フボールにそれぞれの識別符号を付してそれぞれ落下位
置を表示することを特徴とする請求項３記載のゴルフプ
レイのナビゲータシステム。
【請求項５】各ホール毎に専用的に使用されるゴルフ
ボールを特定し、当該ゴルフボールに格納された前記第
１の超音波発信手段の発信する超音波の周波数を前記各
超音波受信手段と前記ナビゲータの登録手段に登録し、前記超音波受信手段は、前記登録された周波数の超音波
のみを受信し、前記ナビゲータにおいては、前記表示制
御手段の制御により、前記表示ホール選択手段にて選択
されて表示装置に表示されたホールに使用するゴルフボ
ールとして前記登録されたゴルフボールの落下位置を表
示するようにしたことを特徴とする請求項３ないし請求
項４記載のゴルフプレイのナビゲータシステム。
【請求項６】打撃されたゴルフボールの落下位置から
グリーンのピン位置までの残り距離数を演算する残り距
離演算手段を有し、打撃されたゴルフボールの落下位置
を表示した前記ホール表示画面に、前記残り距離演算手
段にて演算された距離数を各ゴルフボール毎に表示する
ことを特徴とする請求項１ないし請求項５いずれかに記
載のゴルフプレイのナビゲータシステム。
【請求項７】前記各ホール毎のグリーン全景を表示す
るためのグリーン画面データを記録したグリーン図ファ
イルを有し、この各グリーン図ファイルには各グリーン
における傾斜方向と芝目方向が表示され、前記ナビゲー
タに備えるホール表示選択手段及びグリーン表示選択手
段により選択されたグリーン全景が前記表示制御手段の
制御により前記表示装置に表示されることを特徴とする
請求項３ないし請求項６いずれかに記載のゴルフプレイ
のナビゲータシステム。
【請求項８】前記各ホールのグリーンに直立されるピ
ンに、各ホール毎に異なる周波数の超音波を発信する第
２の超音波発信手段を搭載するとともに、当該各第２の
超音波発信手段の発信する超音波の周波数を前記各超音
波受信手段とナビゲータの前記登録手段に登録し、前記各超音波受信手段は、それぞれ登録されている周波
数の超音波を前記周波数識別手段にて識別して受信する
とともに、この受信した超音波の発信方向を前記発信方
向判別手段にて判別し、この判別された発信方向データ
を前記データ送信手段にて送信し、前記ナビゲータは、前記データ受信手段にて受信した各
発信方向データに基づいて前記演算手段にてクリーン上
のピン位置を演算し、この演算結果に基づき、前記ホー
ル選択手段とグリーン表示選択手段にて選択されて前記
表示制御手段の制御により前記表示装置に表示されたグ
リーン全景画面上に前記ピン位置を表示することを特徴
とする請求項７記載のゴルフプレイのナビゲータシステ
ム。
【請求項９】前記ゴルフボールに格納された第１の超
音波発信手段は、所定周波数の超音波を発信する超音波
発信装置と、この超音波発信装置にて発信された超音波
を外部に放射するためのアンテナと、作動用電力を供給
する充電用電池と、この充電用電池を充電するための充
電線とを有し、前記アンテナ及び充電線は、螺旋状に形
成されたバネ部材からなることを特徴とする請求項２な
いし請求項８いずれかに記載のゴルフプレイのナビゲー
タシステム。
【請求項１０】前記アンテナ及び充電線は、導電性ゴ
ム部材からなることを特徴とする請求項９記載のゴルフ
プレイのナビゲータシステム。
【請求項１１】プレイヤーの移動用ゴルフカーに、前
記ナビゲータを取付けたことを特徴とするゴルフボール
の検索機能付きゴルフカー。
【請求項１２】前記ゴルフカーに搭載されるナビゲー
タに所定周波数にて超音波を発信する第３の超音波発信
手段を備えるとともに、当該第３の超音波発信手段の発
信する超音波の周波数を前記各超音波受信手段とナビゲ
ータの前記登録手段に登録し、前記各超音波受信手段においては、受信した超音波の周
波数を前記周波数識別手段にて識別するとともに、前記
発信方向判別手段にて超音波の発信方向を判別し、この
判別した発信方向データを前記データ送信手段にて送信
し、前記ナビゲータは、前記データ受信手段にて受信した前
記発信方向データに基づいて前記演算手段にて当該ナビ
ゲータの位置を演算し、この演算結果に基づいて、前記
表示制御手段の制御により前記ホール図ファイルから読
みだされて前記表示装置に表示されたホール表示画面上
に、当該ナビゲータを搭載したゴルフカーの位置を表示
することを特徴とする請求項１１記載のゴルフボールの
検索機能付きゴルフカー。
【請求項１３】前記ゴルフボールの検索機能付きゴル
フカーに、温風と冷風を発生する温風・冷風発生装置
と、この温風・冷風のいずれを発生するかを選択する選
択スイッチと、この選択スイッチにて選択された温風ま
たは冷風を車内に吹き出すための吹き出し口を当該ゴル
フカーの所定位置に設けたことを特徴とする請求項１１
または請求項１２記載のゴルフボールの検索機能付きゴ
ルフカー。