JPH1084638A - コードレス電話端末装置 - Google Patents

コードレス電話端末装置

Info

Publication number
JPH1084638A
JPH1084638A JP8237809A JP23780996A JPH1084638A JP H1084638 A JPH1084638 A JP H1084638A JP 8237809 A JP8237809 A JP 8237809A JP 23780996 A JP23780996 A JP 23780996A JP H1084638 A JPH1084638 A JP H1084638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
rechargeable battery
amount
battery voltage
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8237809A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Shimizu
徹 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Communication Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8237809A priority Critical patent/JPH1084638A/ja
Publication of JPH1084638A publication Critical patent/JPH1084638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Transceivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電式電池の交換時期を明確に判断でき、劣
化が起こる前に充電式電池を交換することにより、安定
した装置運用ができるようにする。 【解決手段】 装置本体部10の制御部11内に設けら
れた電池劣化検出部111は、電池電圧測定部13で測
定され、外気温測定部12での検出温度により補正した
今回の電池電圧測定値とメモリ15内の前回測定値とに
基づきこの間の電圧値の変動量(ΔV/Δt)を求め、
該変動量と正常な充電式電池20が取り得る変動量とを
比較し、前回測定値からの電池電圧の変動量が正常な充
電式電池20が取り得る変動量に比べて許容範囲以上に
大きい場合、充電式電池20が劣化したものと判定し、
表示部18に警告メッセージを表示する等により、充電
式電池20の交換を促す報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コードレス電話端
末装置に係わり、特に、電源として用いられる充電式電
池を適切なタイミングで交換可能にするための電池劣化
報知制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コードレス電話端末装置では、
充電式電池を電源として用い、充電式電池の電池電圧が
低下した場合には、該充電式電池を充電器で充電した
後、運用を再開するようになっている。かかる運用を円
滑に行うべく、この種の装置では、通常、充電式電池の
電池電圧を検出し、該電池電圧が運用上障害となるレベ
ルまで低下した場合にその旨をユーザに報知し、充電式
電池の充電を促す機能を有している。
【0003】上記機能が有効に作用するのは、充電式電
池が劣化していないことが前提となるのは言うまでもな
い。もし、充電式電池が劣化していた場合には、上記電
池電圧低下の報知によりたとえ充電を行ったとしても、
十分なレベルまで充電が行えなかったり、充電後も極短
時間に放電してしまうなど、安定した運用が行えなくな
るからである。
【0004】しかしながら、この種の従来装置では、上
述の如く、充電式電池の電池電圧の低下の報知は行って
いたものの、充電式電池の劣化を検出して報知する機能
はサポートしておらず、ユーザは、自己の感覚で充電式
電池の劣化を判断し、その交換に対処する以外になかっ
た。このため、充電式電池の交換時期がまちまちとな
り、充電式電池の劣化が進行している場合には、突然通
話切れに陥る危険性が高い等、安定した運用の妨げとな
っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のコ
ードレス電話端末装置では、充電式電池の交換時期はユ
ーザの感覚で判断されており、劣化の進行状況によって
は、突然動作不能に陥ることがある等、安定した装置運
用に支障を来すという問題点があった。
【0006】本発明は上記問題点を除去し、充電式電池
の交換時期をユーザが客観的に判断でき、適切なタイミ
ングで電池交換に対処して装置運用の安定化を図ること
のできるコードレス電話端末装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体部
と、該装置本体部の電源として用いる充電式電池と、該
充電式電池を充電する充電器とから成るコードレス電話
端末装置において、前記充電式電池の電池電圧を検出す
る電池電圧検出手段と、前記充電式電池が充電状態か非
充電状態かを検出する充電状態検出手段と、前記電池電
圧検出手段の検出値を定期的に監視して一定時間毎の電
池電圧の変動量を算出し、該算出した変動量と基準変動
量との比較結果に応じて前記充電式電池の劣化を検出す
る電池劣化検出手段と前記充電式電池の劣化が検出され
た場合、前記充電式電池の交換を促すための報知を行う
報知手段とを具備することを特徴とする。
【0008】望ましくは、電池劣化検出手段は、正常時
の充電式電池の充電状態での電池電圧の増加量及び非充
電状態での電池電圧の減少量をそれぞれ前記基準変動量
として保持する基準変動量保持手段と、前記充電状態検
出手段により検出された充電状態が充電状態か非充電状
態かに応じて前記増加量若しくは前記減少量と前記算出
した変動量とを比較し、前記算出した変動量が前記増加
量若しくは前記減少量に対して許容範囲を越える大きさ
であるか否かに応じて前記充電式電池が劣化状態か否か
を判定する判定手段とから構成されることを特徴とす
る。
【0009】また、電池電圧検出手段の検出値を記憶す
る記憶手段を具備し、前記電池劣化検出手段は該記憶手
段に記憶された検出値を用いて前記変動量を算出するこ
とを特徴とする。
【0010】また、外気温を検出する外気温検出手段を
具備し、前記電池電圧検出手段の検出値を前記外気温検
出手段の検出値に応じて補正することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明は、充電状態での電池電圧の増加量若し
くは非充電状態での電池電圧の減少量が正常な充電式電
池と劣化した充電式電池とでは異なる点に着目し、電池
電圧検出手段の検出値を一定時間毎に監視して当該一定
時間毎の電池電圧の変動量を算出した後、この算出した
変動量と、当該時点で基準となる変動量とを比較し、該
比較結果に応じて充電式電池が劣化しているか否かを検
出し、劣化検出時には、ユーザに対して充電式電池の交
換を促すための報知を行うものである。
【0012】好ましくは、充電式電池の劣化検出にあた
っては、正常時の充電式電池の充電状態での電池電圧の
増加量及び非充電状態での電池電圧の減少量をそれぞれ
前記基準変動量として保持しておき、充電式電池の変動
量を算出した後、充電状態検出手段により検出された充
電状態が充電状態か非充電状態かに応じて上記増加量若
しくは減少量と上記算出した変動量とを比較し、該算出
した変動量が上記増加量若しくは減少量に対して許容範
囲を越える大きさであるか否かに応じて充電式電池が劣
化状態か否かを判定する。
【0013】上記制御によって、ユーザは、自らの感覚
に頼ることなく上記報知を客観的な指標として充電式電
池の交換に対処でき、常に正常な状態の充電式電池を用
いて装置を運用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明に係わるコードレス電話端末装置の一実施の形態を示
すブロック図であり、装置本体部10と、装置本体部1
0の電源として用いられる充電式電池20と、該充電式
電池20を充電する充電器30とから構成される。ここ
で、装置本体部10は、全体の制御を行う制御部11、
装置周辺の外気温を測定する外気温測定部12、充電式
電池20の電池電圧を測定する電池電圧測定部13、充
電器30により充電式電池20が充電されているか否か
を検出する充電検出部14、電池電圧測定部13の測定
値等を記憶するメモり15、発光ダイオード(LED)
等を用いた発光表示部16、電池劣化の警告音等を発生
するサウンダ17、液晶表示器(LCD)等を用いた表
示部18を具備して構成される。
【0015】また、制御部11には、電池劣化検出部1
11が設けられる。電池劣化検出部111は、外気温測
定部12や電池電圧測定部13の測定値及び充電検出部
14の充電状態検出結果を用いて充電式電池20の劣化
を検出する。この劣化検出に当たっては、充電式電池2
0に関する充電状態における電池電圧の増加量若しくは
非充電(放電)状態における電池電圧の減少量が、当該
充電式電池20が正常な状態にある時と劣化状態にある
時とでは異なる点に着目している。
【0016】以下、充電式電池20の正常時と劣化時に
おける充電特性及び放電特性について、図2〜図5を参
照して説明する。図2は、充電式電池20の充電特性の
一例として、充電式電池20が正常な状態にある場合と
劣化した状態にある場合とにおける充電時間tと電池電
圧Vとの一般的な関係を示したものである。同図からも
分かるように、正常な充電式電池20の充電特性201
と劣化した充電式電池20の充電特性202とを比較し
た場合、劣化した充電式電池20の電池電圧VがVmax
(電圧ピーク値)に達するまでの充電時間t21は正常な
充電式電池20の電池電圧VがVmax(電圧ピーク値)
に達するまでの充電時間t11)よりも短く、単位時間毎
の電池電圧の変動量(ΔV/Δt)の絶対値は、劣化し
た充電式電池20の方が正常な充電式電池20よりも大
きな値となる傾向にある。
【0017】また、図3は、充電式電池20の放電特性
の一例として、充電式電池20が正常な状態にある場合
と劣化した状態にある場合とにおける放電時間tと電池
電圧Vとの一般的な関係を示したものである。同図から
も分かるように、正常な充電式電池20の放電特性30
1と劣化した充電式電池20の放電特性302とを比較
した場合、劣化した充電式電池20の電池電圧Vが
「0」に達するまでの放電時間t22が正常な充電式電池
20の電池電圧Vが「0」に達するまでの放電時間t12
よりも短く、単位時間毎の電池電圧の変動量(ΔV/Δ
t)の絶対値としては、充電状態の時と同様、劣化した
充電式電池20の方が正常な充電式電池20よりも大き
な値となる傾向にある。
【0018】また、図4は、充電式電池20の充電特性
の別の例として、標準的な気温下と気温差が大きい場合
との充電時間tと電池電圧Vとの一般的な関係を示した
ものである。同図からも分かるように、標準的な気温下
での充電式電池20の充電特性401と、気温差が大き
い状況下での充電式電池20の充電特性402とを比較
した場合、気温差が大きい状況下で充電式電池20の電
池電圧VがVmaxに達するまでの充電時間t23は、標準
的な気温下で充電式電池20の電池電圧VがVmaxに達
するまでの充電時間t13よりも短く、単位時間毎の電池
電圧の変動量(ΔV/Δt)の絶対値は、充電式電池2
0の劣化時と同様、気温差が大きい環境下での方が標準
的な気温差の時よりも大きな値となる傾向にある。
【0019】更に、図5は、充電式電池20の放電特性
の別の例として、標準的な気温下と気温差が大きい場合
との放電時間tと電池電圧Vとの一般的な関係を示した
ものである。同図からも分かるように、標準的な気温下
での充電式電池20の放電特性501と、気温差が大き
い状況下での充電式電池20の放電特性502とを比較
した場合、気温差が大きい状況下で充電式電池20の電
池電圧Vが「0」に達するまでの放電時間t24は、標準
的な気温下で充電式電池20の電池電圧Vが「0」に達
するまでの放電時間t14よりも短く、単位時間毎の電池
電圧の変動量(ΔV/Δt)の絶対値は、充電式電池2
0の劣化時と同様、気温差が大きい環境下での方が標準
的な気温差の時よりも大きな値となる傾向にある。
【0020】このように、充電式電池20の充電特性及
び放電特性について、一般的には、充電式電池20が正
常な状態にある場合と劣化した状態にある場合とでは、
充電時間も放電時間も共に、後者の方が前者よりも短時
間となり、単位時間毎の電池電圧の変動量(ΔV/Δ
t)の絶対値は、充電時も放電時も共に、後者の方が前
者よりも大きくなるということが言える。更に、外気温
を加味した場合、標準的な気温下と気温差が大きい場合
とでは、後者の方が前者よりも放電時間若しくは充電時
間が更に短くなり、単位時間毎の電池電圧の変動量(Δ
V/Δt)の絶対値が更に大きくなる傾向にある。
【0021】本発明では、電池劣化検出部111におい
て、上述した充電式電池20の単位時間毎の電池電圧の
変動量(ΔV/Δt)を監視することにより充電式電池
20の劣化を検出し、劣化が検出された場合は、鳴音や
メッセージ表示等によりユーザに報知し、充電式電池2
0の交換を促すものである。
【0022】この制御を実現するために、電池劣化検出
部111は、例えば、充電式電池20が正常な状態の時
の単位時間毎の電池電圧の変動量(ΔV/Δt)を基準
値として予め保持している。この正常時の電池電圧の変
動量(ΔV/Δt)は、充電時と非充電時とでは異なる
ため、上記基準値としては、正常時の充電式電池20の
充電状態における電池電圧の増加量(基準増加量)と非
充電状態における電池電圧の減少量(基準減少量)に対
応した2つの値を保持する必要がある。
【0023】そのうえで、電池劣化検出部111は、電
池電圧測定部13を通じて定期的(上記単位時間毎)に
充電式電池20の電池電圧を検出し、前回の検出値と今
回の検出値とに基づき充電式電池20の電池電圧の単位
時間毎の変動量を算出し、この算出された変動量と、上
記2つの基準値のうちの現時点で充電検出部14により
検出されている充電状態に対応する基準値とを比較し、
算出した変動量が基準値に対して許容範囲を越える大き
さであるか否かに応じて充電式電池20が劣化状態か否
かを判定する。また、その際に、外気温測定部12によ
り検出した外気温により上記電池電圧の検出値を補正す
る処理を併用しても良い。
【0024】以下、電池劣化検出部111における充電
式電池20の劣化検出処理について、図6に示すフロー
チャートを参照して詳述する。コードレス電話端末装置
の運用中、電池劣化検出部111では、充電式電池20
の劣化検出処理を定期的に実施する。すなわち、電池劣
化検出部111は、一定時間が経過する毎に、電池電圧
測定部13を用いて充電式電池20の電池電圧を測定し
(ステップ601)、また、外気温測定部12を用いて
外気温を測定する(ステップ602)。外気温について
は、外気温が標準的な値と比較してある程度以上の高低
差を持つ場合は、充電式電池20の電池電圧値は電池の
劣化時と同様の傾向(電池電圧の変動量が増加する)を
示すため、ステップ601で測定した電池電圧値をステ
ップ602で検出された外気温に応じて標準気温下で取
り得る電池電圧値に補正する(ステップ603)。
【0025】次に、電池劣化検出部111は、充電検出
部14を用いて充電式電池20と充電器30とが接続さ
れているか否か、すなわち充電式電池20が充電状態か
非充電状態かを読み取る(ステップ604)。
【0026】次いで、メモリ15から前回の充電/非充
電状態を読み込み(ステップ605)、ステップ604
で読み取った今回の充電/非充電状態と比較することに
より、充電/非充電状態に変化があったか否かを判断す
る(ステップ606)。
【0027】ここで、充電/非充電状態について前回と
今回とで変化している場合(ステップ606YES)、
今回測定した電池電圧値をメモリ15に記憶し(ステッ
プ611)、これと同時に、現時点の充電/非充電状態
もメモリ15に記憶する(ステップ612)。
【0028】一方、充電/非充電状態について前回と今
回とで変化がなかった場合(ステップ606NO)、メ
モリ15から前回測定した電池電圧値を読み込み(ステ
ップ607)、次いで、ステップ604で読み取った現
在の充電状態が充電/非充電状態のいずれであるかを判
断する(ステップ608)。
【0029】ここで、現在の状態が充電状態であった場
合(ステップ608YES)、電池劣化検出部111
は、ステップ601で測定され、ステップ603で外気
温度により補正した今回測定値とステップ607にてメ
モリ15から読み出した前回測定値とを用いてこれら電
圧値の間の増加量(ΔV/Δt)を求め、この求めた増
加量と正常時の充電式電池20が充電状態の時に取り得
る増加量(例えば、図2における充電特性201に基づ
き算出され、メモリ15に予め記憶されている充電状態
での基準増加量)とを比較することにより、充電式電池
20の電池電圧の増加量が上記基準増加量に比べてある
程度以上に大きな値をとっているかどうかを判断する
(ステップ609)。
【0030】ここで、前回測定値からの電池電圧の増加
量が上記基準増加量に比べて許容範囲を越える大きな値
となっている場合(ステップ609YES)には、充電
式電池20が劣化したものと判定し、電池の交換時期で
あることを示す報知を行う(ステップ610)。
【0031】この報知方法については、 ・発光表示部16を点滅あるいは点灯する。
【0032】・サウンダ17を駆動し、電池劣化を警告
する警告音を鳴動させる。
【0033】・表示部18に電池劣化を警告するメッセ
ージ(例えば、“デンチ コウカン”等の内容)を表示
する。
【0034】等が考えられる。
【0035】また、前回測定値からの増加量が上記基準
増加量に比べて許容範囲内にある場合(ステップ609
NO)、電池劣化検出部111は、充電式電池20が劣
化状態に達していないと認識し、今回測定値をメモリ1
5に記憶し(ステップ611)、次いで、現時点におけ
る充電/非充電状態の別をメモリ15に記憶する(ステ
ップ612)。
【0036】これに対し、ステップ608にて非充電状
態であると判定された場合(ステップ608NO)、電
池劣化検出部111は、ステップ601で測定され、ス
テップ603で外気温度により補正した今回測定値とス
テップ607にてメモリ15から読み出した前回測定値
とを用いてこれら電圧値の間の減少量(ΔV/Δt)を
求め、この求めた減少量と正常時の充電式電池20が非
充電状態の時に取り得る減少量(例えば、図3における
放電特性301に基づき算出され、メモリ15に予め記
憶されている非充電状態での基準減少量)とを比較する
ことにより、充電式電池20の電池電圧の減少量が上記
基準減少量に比べてある程度以上に大きな値をとってい
るかどうかを判断する(ステップ620)。
【0037】ここで、前回測定値からの電池電圧の減少
量が上記基準減少量に比べて許容範囲を越える大きな値
となっている場合(ステップ620YES)には、充電
式電池20が劣化したものと判定し、電池の交換時期で
あることを示す報知を行う(ステップ610)。
【0038】一方、前回測定値からの減少量が上記基準
減少量に比べて許容範囲内にある場合(ステップ620
NO)、電池劣化検出部111は、充電式電池20が劣
化状態に達していないと認識し、今回測定値をメモリ1
5に記憶し(ステップ611)、次いで、現時点におけ
る充電/非充電状態の別をメモリ15に記憶する(ステ
ップ612)。
【0039】上記実施の形態では、外気温により、電池
電圧測定部13の検出値を補正する処理を行う例につい
て述べたが、この処理は必ずしも必要はない。その他、
本発明は上述した主旨を逸脱することのない範囲内で種
々の応用あるいは変更が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
充電式電池の電池電圧を定期的に監視して一定時間毎の
電池電圧の変動量を算出し、該算出した変動量と、当該
時点の充電状態に対応した基準となる変動量との比較結
果に応じて充電式電池が劣化しているか否かを検出し、
劣化検出時には、ユーザに対して充電式電池の交換を促
すための報知を行うようにしたため、ユーザは、上記報
知を基に自らの感覚に頼ることなく適切なタイミングで
充電式電池の交換に対処でき、常に正常状態の充電式電
池を用いて安定した装置運用が図れるという優れた利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるコードレス電話端末装置の一実
施の形態を示すブロック図。
【図2】正常な充電式電池と劣化した充電式電池に関す
る充電時間と電池電圧の一般的な関係を示す特性図。
【図3】正常な充電式電池と劣化した充電式電池に関す
る放電時間と電池電圧の一般的な関係を示す特性図。
【図4】標準的な気温下と気温差が大きい状況下とにお
ける充電式電池に関する充電時間と電池電圧の一般的な
関係を示す特性図。
【図5】標準的な気温下と気温差が大きい状況下とにお
ける充電式電池に関する放電時間と電池電圧の一般的な
関係を示す特性図。
【図6】本発明に係わるコードレス電話端末装置の電池
劣化検出部の処理動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 装置本体部 11 制御部 111 電池劣化検出部 12 外気温測定部 13 電池電圧測定部 14 充電検出部 15 メモり 16 発光表示部 17 サウンダ 18 表示部 20 充電式電池 30 充電器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体部と、該装置本体部の電源とし
    て用いる充電式電池と、該充電式電池を充電する充電器
    とから成るコードレス電話端末装置において、 前記充電式電池の電池電圧を検出する電池電圧検出手段
    と、 前記充電式電池が充電状態か非充電状態かを検出する充
    電状態検出手段と、 前記電池電圧検出手段の検出値を定期的に監視して一定
    時間毎の電池電圧の変動量を算出し、該算出した変動量
    と基準変動量との比較結果に応じて前記充電式電池の劣
    化を検出する電池劣化検出手段と前記充電式電池の劣化
    が検出された場合、前記充電式電池の交換を促すための
    報知を行う報知手段とを具備することを特徴とするコー
    ドレス電話端末装置。
  2. 【請求項2】 電池劣化検出手段は、正常時の充電式電
    池の充電状態での電池電圧の増加量及び非充電状態での
    電池電圧の減少量をそれぞれ前記基準変動量として保持
    する基準変動量保持手段と、前記充電状態検出手段によ
    り検出された充電状態が充電状態か非充電状態かに応じ
    て前記増加量若しくは前記減少量と前記算出した変動量
    とを比較し、前記算出した変動量が前記増加量若しくは
    前記減少量に対して許容範囲を越える大きさであるか否
    かに応じて前記充電式電池が劣化状態か否かを判定する
    判定手段とから構成されることを特徴とする請求項1記
    載のコードレス電話端末装置。
  3. 【請求項3】 電池電圧検出手段の検出値を記憶する記
    憶手段を具備し、前記電池劣化検出手段は該記憶手段に
    記憶された検出値を用いて前記変動量を算出することを
    特徴とする請求項1記載のコードレス電話端末装置。
  4. 【請求項4】 外気温を検出する外気温検出手段を具備
    し、前記電池電圧検出手段の検出値を前記外気温検出手
    段の検出値に応じて補正することを特徴とする請求項1
    記載のコードレス電話端末装置。
JP8237809A 1996-09-09 1996-09-09 コードレス電話端末装置 Pending JPH1084638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8237809A JPH1084638A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 コードレス電話端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8237809A JPH1084638A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 コードレス電話端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1084638A true JPH1084638A (ja) 1998-03-31

Family

ID=17020736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8237809A Pending JPH1084638A (ja) 1996-09-09 1996-09-09 コードレス電話端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1084638A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7723949B2 (en) 2005-10-12 2010-05-25 Sony Corporation Battery device
WO2012138174A3 (ko) * 2011-04-07 2013-01-10 (주)브이이엔에스 전기 자동차의 제어방법
JP2014131483A (ja) * 2014-04-08 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 充電時間推定装置および充電時間推定方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7723949B2 (en) 2005-10-12 2010-05-25 Sony Corporation Battery device
WO2012138174A3 (ko) * 2011-04-07 2013-01-10 (주)브이이엔에스 전기 자동차의 제어방법
US9203255B2 (en) 2011-04-07 2015-12-01 Lg Electronics Inc. Control method for electric vehicle
JP2014131483A (ja) * 2014-04-08 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 充電時間推定装置および充電時間推定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11329512A (ja) 二次電池の容量劣化判断方法およびその判断装置
JP5198502B2 (ja) 電池寿命判定装置及び電池寿命判定方法
CN102612656B (zh) 电力供给装置
US5606242A (en) Smart battery algorithm for reporting battery parameters to an external device
US9172261B2 (en) Battery pack, method of charging secondary battery and battery charger
US8198863B1 (en) Model-based battery fuel gauges and methods
EP3700002B1 (en) Electronic device and state determination method of electronic device
JP2003132960A (ja) 電力供給システムに用いる蓄電池の充電状態検出方法および蓄電池の劣化判定方法
JP4817647B2 (ja) 二次電池の寿命判定方法。
JP2000121710A (ja) バックアップ電源用電池管理装置およびそれに用いる二次電池の劣化診断方法
JP2000215923A (ja) 電池劣化判定装置
JP2000012104A (ja) 電池残容量表示方法および電池残容量表示装置
JP2007263952A (ja) 電池寿命判定装置及び電池寿命判定方法
JP2004304940A (ja) 電池パック、電子機器、電池残量予測システム及び半導体装置
JP2009199774A (ja) 二次電池の充放電方法。
JP5431685B2 (ja) 電池寿命判定装置及び電池寿命判定方法
JPH1084638A (ja) コードレス電話端末装置
JP2010008133A (ja) 携帯型充電器およびそれに用いる二次電池の劣化診断方法
JPH10178747A (ja) 充電器
KR19980079177A (ko) 재충전가능한 배터리의 전압잔량표시기능을 갖는 휴대용컴퓨터 및 잔량표시방법
JPH11187585A (ja) リチウムイオン2次電池充電器および充電方法
JPH1118314A (ja) リチウムイオン二次電池の充電方法およびその充電装置
KR101242455B1 (ko) 배터리 충전 장치 및 그 구동 방법
JP2754506B2 (ja) セルショート検出充電装置
JP2000133322A (ja) 二次電池の充放電システム