JPH1083570A - 光学的情報記録媒体 - Google Patents

光学的情報記録媒体

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JPH1083570A
JPH1083570A JP8236953A JP23695396A JPH1083570A JP H1083570 A JPH1083570 A JP H1083570A JP 8236953 A JP8236953 A JP 8236953A JP 23695396 A JP23695396 A JP 23695396A JP H1083570 A JPH1083570 A JP H1083570A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明な基板に第1の記録層、有機樹脂層、第
1の記録層を積層した光ディスクでは、有機樹脂層に含
まれる塩素イオン等が各記録層に影響を与え、記録層が
劣化され、読出信号品質が低下される。 【解決手段】 透明な基板11に第1の記録層として第
1の反射層12が形成され、その上に下部腐食防止層1
6が形成される。またこの有機樹脂層13上に上部腐食
防止層17を介して第1の記録層として第2の反射層1
4が形成される。有機樹脂層13の下側と上側にそれぞ
れ形成されている腐食防止層16,17によって有機樹
脂層13の塩素イオンの拡散が阻止され、各反射層1
2,14の腐食が防止され、読出信号品質の低下が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集束したレーザービ
ームを用いて情報の再生を行う光ディスク等の大容量光
ファイル用の光学的情報記録媒体に関し、特に複数層の
情報記録層を有する記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクはハードディスクと同様に大
量な情報の蓄積装置として非常に優れた特徴を有してい
るとともに、情報の読出をレーザービームで行うため、
情報蓄積部のみを持ち運ぶことができ、超大容量を必要
とする画像データ等のマルチメディア情報データの頒
布、運搬媒体としても適している。近年、このような大
容量光ディスクとして片面に2層のエンボス面を形成し
たSD−18なる光ディスクが提案されている。例え
ば、オー・プラス・イー1995年7月号第98頁。す
なわち、図4に示すように、読出光に対して透明な基板
41の上に、第1の反射層42、エンボス付き有機樹脂
層43、第2の反射層44、保護層45が順次積層形成
されている。透明な基板41には第1の情報がエンボス
形状として記録されており、第1の反射層42により第
1の記録層が形成される。また、有機樹脂層43には第
2の情報がエンボス形状として記録されており、第2の
反射層44により第2の記録層が形成される。このよう
に情報面を多層に形成する方式は、例えば特公昭61−
27815号公報等に古くから提案されている。
【0003】このような光ディスクからの情報の読出
は、読出光を透明な基板を通してエンボスに照射するこ
とにより行う。この光ディスクの情報の読出装置の一例
を図5に示す。光ディスク51はモーター52により回
転させられる。光ヘッドとしてのレーザー光照射装置5
3から照射されるレーザー光54は光ディスク51に照
射される。光ディスク51へのレーザー光54の照射半
径位置は送り装置55により制御される。なお、ここで
は、送り装置55はレーザー光照射装置53を移動させ
ているが、モーター52の方を移動させる場合もある。
またレーザー光照射装置53の内部の一部のみを移動さ
せる場合もある。レーザー光54はレーザー光源56か
ら放射され、集束用光学部品57、ビームスプリッタ5
8、1/4波長板59、ミラー60、対物レンズ61等
を介して、光ディスク51の透明な基板41を通して情
報が記録されている記録層に照射される。記録層からの
反射光は対物レンズ61、ミラー60、1/4波長板5
9、ビームスプリッタ58等を介して光検出器62に到
る。ここから後は電気信号に変換される。上述したレー
ザー光照射はフォーカシングサーボとトラッキングサー
ボとを行うことにより、定められたレーザービーム集束
状態が維持されるとともに、所望の情報トラック位置を
照射することができる。
【0004】この場合、複数の記録層のある媒体から特
定の記録層の情報を読み出すには、対物レンズ61から
出たレーザービームが所望の記録層で焦点を結ぶように
し、他の記録層では焦点外れの状態にする。すなわち、
記録層の層厚方向の間隔は40〜70ミクロン程度に設
定する。これにより、他の記録層からの情報に邪魔され
ることなく所望の記録層の情報を読み出すことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような光学的情報
記録媒体は、記憶容量が大きいという長所があるもの
の、長時間保存しておくと読出信号品質が低下するとい
う問題がある。この問題は、外部の水分が記録層にまで
侵入し、反射層を腐食させる等して記録層が劣化される
ことがその原因の1つであると考えられている。このた
め、特開平5−89539号公報に提案されているよう
に第2の反射層44と保護層45との間にCr膜を挿入
し、あるいは特開平4−219650号公報に提案され
ているように透明な基板41と第1の反射層42との間
に耐湿性にすぐれた保護層を挿入することで、外部の水
分の侵入による反射層の腐食を防止することが考えられ
ている。しかしながら、実際には、これらのCr膜や保
護層のみでは外部の水分の侵入を有効に防止することが
困難であり、特に前記した複数の記録層を有する光ディ
スクでは全ての記録層に対して水分を影響を防止するこ
とは困難なものとなっている。
【0006】本発明の目的は、複数の記録層の全てに対
してその腐食等による劣化を防止することが可能な光学
的情報記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学的情報記録
媒体は、前記したように長時間保存しておくと読出信号
品質が低下するという問題の原因として、エンボス付き
有機樹脂層に含まれている塩素イオン等が反射層を腐食
するためであることを見い出し、それを防止するために
窒化珪素や酸化珪素等の腐食防止層を設けることにより
解決したものである。すなわち、本発明は、読出光に対
して透明な基板上に、第1の記録層、有機樹脂層、第2
の記録層が少なくともこの順に積層形成されてなる光学
的情報記録媒体において、前記第1の記録層と有機樹脂
層との間には下部腐食防止層が設けられ、前記有機樹脂
層と第2の記録層との間には上部腐食防止層が設けられ
ていることを特徴とする。ここで、第1の記録層として
は、透明な基板に形成されたエンボスと第1の反射層と
で構成されたもの、あるいは透明な基板上に形成された
記録層で構成されたものが採用される。また、第2の記
録層としては第2の反射層で構成されたものが採用され
る。この場合、記録層は少なくとも記録保持層と記録活
性層とから構成されることが好ましい。
【0008】また、本発明において、下部腐食防止層は
読出光に対してほぼ透明な無機物から構成されており、
例えば、窒化物、特に窒化珪素から構成されることが、
あるいは窒化物と酸化物、特に窒化珪素と酸化珪素から
構成されることがそれぞれ好ましい。また、上部腐食防
止層は読出光に対して透明な無機物から構成されてお
り、例えば、少なくとも窒化物、特に窒化珪素から構成
されることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の光学的情報記録媒体
の第1の実施形態の概念構成を示す断面図である。同図
において、640nm前後の波長の読出光(図示せず)
に対して透明な基板11の上に、第1の反射層12、エ
ンボス付き有機樹脂層13、第2の反射層14をこの順
に積層形成している。第1の反射層12とエンボス付き
有機樹脂層13との間には下部腐食防止層16を設け、
エンボス付き有機樹脂層13と第2の反射層14との間
には上部腐食防止層17を設け、第2の反射層14の上
には保護層15を設けている。前記透明な基板11には
第1の記録層に相当するエンボスを設けている。エンボ
スの作製方法は、スタンパーを用いて射出成形等により
行う。透明な基板11の材質としては有機樹脂が望まし
く、特にポリカーボネイト樹脂が望ましい。
【0010】前記第1の反射層12は、透明な基板11
のエンボスとで第1の記録層を構成するものであり、ス
パッタ成膜等の真空成膜法により形成し、読出光に対し
てある程度透過するようにする。すなわち、透明な基板
11から入射された読出光は第1の反射層12である程
度反射される必要はあるが、一部は透過して第2の反射
層14に到達しないといけない。このような性質を有す
る第1の反射層12の材質としては、金属や誘電体が望
ましい。金属を用いる場合には、膜厚を薄くして単層の
透過率がおよそ50%以上となるようにしなければいけ
ない。金属の材質としては、アルミニウム、アルミニウ
ムに第2元素を少量添加した合金、アルミニウムとチタ
ンの合金、金、金に第2元素を少量添加した合金、金と
パラジウムの合金等が特に望ましい。第2元素を添加す
る理由は、金属膜の耐酸化性を向上させたり、金属膜の
結晶粒界からのノイズを小さくするためである。また、
薄膜とした金属膜が極端な島状構造とならないようにす
るためでもある。金属膜の厚さとしては200Å以下が
望ましい。第1の反射層12を金属で形成しようとする
と、膜厚ばらつきの余裕度が少なくなる。したがって第
1の反射層12の材質としては、読出光に対する屈折率
が2.3以上と大きい誘電体が反射率をある程度大きく
できるという観点で望ましい。この場合には膜厚が数百
Åとなり、膜厚ばらつきに対する余裕度が大きくなる。
材質としては、珪素、ゲルマニウム、窒化珪素、酸化珪
素、炭化珪素等が特に望ましい。なお、第1の反射層誘
電体材料としては、読出光に対して完全な透明体でなく
ともよく、読出光の波長での消衰係数としておよそ0.
5以下と吸収があってもよい。このような光学特性は、
窒化物では化学量論組成から窒素が欠損した組成や、酸
化物では化学量論組成から酸素が欠損した組成で得ら
れ、屈折率の大きいものが得られる。
【0011】下部腐食防止層16はスパッタ成膜等の真
空成膜法により形成し、原子的に緻密な膜にする必要が
ある。これは、堆積現象とエッチング現象とが同時に生
じる成膜条件の場合に得られる。すなわち、堆積される
基板の電位が負になるようなバイアススパッタ成膜法等
が望ましい。また、成膜ガス圧力を10mTorr以下
の高真空度にして真空成膜すると得られる。材質として
は、ほぼ透明な無機物が望ましい。特に、窒化物あるい
は酸化物が望ましい。その中では、窒化珪素あるいは酸
化珪素が特に望ましい。これらは、化学量論組成で形成
すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4 が望ま
しい。
【0012】エンボス付き有機樹脂層13は、紫外線硬
化樹脂を回転塗布し、しかる後、スタンパーを未硬化の
紫外線硬化樹脂に押し付けてスタンパーに形成されてい
る第2の情報面に相当するエンボスを紫外線硬化樹脂に
転写し、しかる後、紫外線を照射することにより、紫外
線硬化樹脂に転写されたエンボスは硬化され形成され
る。紫外線硬化樹脂としては、できるだけ塩素イオン等
を含まないように精製したものを使用するべきである
が、現実には限度があるので、本発明の腐食防止層が必
要になる。
【0013】上部腐食防止層17はスパッタ成膜等の真
空成膜法により形成し、原子的に緻密な膜にする必要が
ある。これは、堆積現象とエッチング現象とが同時に生
じる成膜条件の場合に得られる。すなわち、堆積される
基板の電位が負になるようなバイアススパッタ成膜法等
が望ましい。また、成膜ガス圧力を10mTorr以下
の高真空度にして真空成膜すると得られる。材質として
は、ほぼ透明な無機物が望ましい。特に、窒化物あるい
は酸化物が望ましい。その中では、窒化珪素あるいは酸
化珪素が特に望ましい。これらは、化学量論組成で形成
すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4 が望ま
しい。
【0014】第2の反射層14はエンボス付き有機樹脂
層13のエンボスと共に第2の記録層を構成するもので
あり、スパッタ成膜等の真空成膜法により形成する。第
1の反射膜12とは異なり読出光に対して透過する必要
はない。材質としては、金属が望ましい。金属の材質と
しては、アルミニウム、アルミニウムに第2元素を少量
添加した合金、アルミニウムとチタンの合金が特に望ま
しい。第2元素を添加する理由は、金属膜の耐酸化性を
向上させたり、金属膜の結晶粒界からのノイズを小さく
するためである。金属膜の厚さとしては200Å以上が
反射率のばらつきを小さくするために望ましい。
【0015】保護層15は、紫外線硬化樹脂等を用い
る。この層の有機樹脂に含まれている塩素イオン等は第
2の反射層14の保護層15との界面を多少腐食し、こ
の部分の反射率を変化させるが、情報読出光は透明な基
板11から入射し、第2の反射層14を透過しないの
で、第2の反射層14と保護層15との界面の腐食は問
題とならない。念のためには、この界面にも腐食防止層
を設けてもよい。なお、保護層15の材質としてはホッ
トメルト剤を使用すると、膜中に水分を保持しにくいの
でよい。紫外線硬化樹脂の上にホットメルト剤を塗布す
るのが望ましい。
【0016】ここで、第1の反射層12と第2の反射層
14との間隔は40〜70ミクロン程度がよい。40ミ
クロンよりも狭くすると、他の情報面からの反射光が読
出信号に層間クロストークとして悪影響を与えるので望
ましくない。70ミクロンよりも離すと、読出光の集束
状態が球面収差のために悪くなるので望ましくない。第
1の反射層12と第2の反射層14との間隔は、下部腐
食防止層16とエンボス付き有機樹脂層13と上部腐食
防止層17との和できまるが、読出光に対するこの3層
の屈折率は同じではないので、それぞれの界面で多少の
反射は発生する。したがって、それらが悪影響を与えな
いようにするには、下部腐食防止層16や上部腐食防止
層17の膜厚はできる限り薄くする必要がある。ただ
し、あまり薄くすると腐食防止効果が薄れる。下部腐食
防止層16や上部腐食防止層17の膜厚は2〜10オン
グストローム程度が特に望ましい。
【0017】このような構成の光ディスクによれば、エ
ンボス付き有機樹脂層13に含まれている塩素イオン等
が第1及び第2の各反射層12,14に向けて拡散ない
し移動されても、これらの界面にそれぞれ下部腐食防止
層16、上部腐食防止層17が存在していて塩素イオン
の移動を阻止するため、各反射層12,14での腐食が
防止される。これにより、長時間保存による読出信号品
質の低下が防止される。因みに、前記した光ディスクを
作製し、80℃,85%の高温高湿度環境条件に96時
間保持した後でも部分的な反射率変化はみられなかっ
た。一方、下部腐食防止層16と上部腐食防止層17を
設けていない光ディスクでは、部分的に反射率の変化し
ている部分が見られ、パーシャルレスポンスを用いた高
密度記録の読出には問題のあることがわかり、本発明の
効果を確認できた。
【0018】図2は、本発明の光学的情報記録媒体の第
2の実施形態の概念構成を示す断面図である。同図にお
いて、読出光(図示せず)に対して透明な基板21の上
に、第1の反射層22、エンボス付き有機樹脂層23、
第2の反射層24をこの順に積層形成している。第1の
反射層22とエンボス付き有機樹脂層23との間には下
部腐食防止層26として窒化物層261と酸化物層26
2とからなる積層を設け、エンボス付き有機樹脂層23
と第2の反射層24との間には上部腐食防止層27を設
け、第2の反射層24の上には保護層25を設けてい
る。前記透明な基板21には第1の情報面に相当するエ
ンボスを設けている。エンボスの作製方法は、スタンパ
ーを用いて射出成形等により行う。透明な基板21の材
質としては有機樹脂が望ましく、特にポリカーボネイト
樹脂が望ましい。
【0019】第1の記録層を構成する第1の反射層22
は、スパッタ成膜等の真空成膜法により形成し、読出光
に対してある程度透過するようにする。すなわち、透明
な基板21から入射された読出光は第1の反射層22で
ある程度反射される必要はあるが、一部は透過して第2
の反射層24に到達しないといけない。このような性質
を有する第1の反射層22の材質としては、金属や誘電
体が望ましい。金属を用いる場合には、膜厚を薄くして
単層の透過率がおよそ50%以上となるようにしなけれ
ばいけない。金属の材質としては、アルミニウム、アル
ミニウムに第2元素を少量添加した合金、アルミニウム
とチタンの合金、金、金に第2元素を少量添加した合
金、金とパラジウムの合金等が特に望ましい。第2元素
を添加する理由は、金属膜の耐酸化性を向上させたり、
金属膜の結晶粒界からのノイズを小さくするためでもあ
る。また、薄膜とした金属膜が極端な島状構造とならな
いようにするためでもある。金属膜の厚さとしては20
0Å以下が望ましい。第1の反射層22を金属で形成し
ようとすると、膜厚ばらつきの余裕度が少なくなる。し
たがって第1の反射層22の材質としては、読出光に対
する屈折率が2.3以上と大きい誘電体が、反射率をあ
る程度大きくできるという観点で望ましい。この場合に
は膜厚が数百Åとなり、膜厚ばらつきに対する余裕度が
大きくなる。材質としては、珪素、ゲルマニウム、窒化
珪素、酸化珪素、炭化珪素等が特に望ましい。なお、第
1の反射層誘電体材料としては、読出光に対して完全な
透明体でなくともよく、読出光の波長での消衰係数とし
ておよそ0.5以下と吸収があってもよい。このような
光学特性は、窒化物では化学量論組成から窒素が欠損し
た組成や、酸化物では化学量論組成から酸素が欠損した
組成で得られ、屈折率の大きいものが得られる。
【0020】下部腐食防止層26は窒化物層261と酸
化物層262との積層により形成する。これらの層はス
パッタ成膜等の真空成膜法により形成し、原子的に緻密
な膜にする必要がある。これは、堆積現象とエッチング
現象とが同時に生じる成膜条件の場合に得られる。すな
わち、堆積される基板の電位が負になるようなバイアス
スパッタ成膜法等が望ましい。また、成膜ガス圧力を1
0mTorr以下の高真空度にして真空成膜すると得ら
れる。窒化物層261の材質としては窒化珪素が特に望
ましく、酸化物層262の材質としては酸化珪素が特に
望ましい。これらは、窒化物層261は化学量論組成で
形成すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4
望ましい。
【0021】エンボス付き有機樹脂層23は、紫外線硬
化樹脂を回転塗布し、しかる後、スタンパーを未硬化の
紫外線硬化樹脂に押し付けてスタンパーに形成されてい
る第2の情報面に相当するエンボスを紫外線硬化樹脂に
転写し、しかる後、紫外線を照射することにより、紫外
線硬化樹脂に転写されたエンボスは硬化され形成され
る。紫外線硬化樹脂としては、できるだけ塩素イオン等
を含まないように精製したものを使用すべきではある
が、現実には限度があるので、本発明の腐食防止層が必
要になる。
【0022】上部腐食防止層27はスパッタ成膜等の真
空成膜法により形成し、原子的に緻密な膜にする必要が
ある。これは、堆積現象とエッチング現象とが同時に生
じる成膜条件の場合に得られる。すなわち、堆積される
基板の電位が負になるようなバイアススパッタ成膜法等
が望ましい。また、成膜ガス圧力を10mTorr以下
の高真空度にして真空成膜すると得られる。材質として
は、ほぼ透明な無機物が望ましい。特に、窒化物あるい
は酸化物が望ましい。その中では、窒化珪素あるいは酸
化珪素が特に望ましい。これらは、化学量論組成で形成
すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4 が望ま
しい。
【0023】第2の反射層24はスパッタ成膜等の真空
成膜法により形成する。第1の反射膜22とは異なり読
出光に対して透過する必要はない。材質としては、金属
が望ましい。金属の材質としては、アルミニウム、アル
ミニウムに第2元素を少量添加した合金、アルミニウム
とチタンの合金が特に望ましい。第2元素を添加する理
由は、金属膜の耐酸化性を向上させたり、金属膜の結晶
粒界からのノイズを小さくするためである。金属膜の厚
さとしては200Å以上が反射率のばらつきを小さくす
るために望ましい。
【0024】保護層25は、紫外線硬化樹脂等を用い
る。この層の有機樹脂に含まれている塩素イオン等は第
2の反射層24の保護層25との界面を多少腐食し、こ
の部分の反射率を変化させるが、情報読出光は透明な基
板21側から入射し、第2の反射層24を透過しないの
で、第2の反射層24と保護層25との界面の腐食は問
題とならない。念のためには、この界面にも腐食防止層
を設けてもよい。なお、保護層25の材質としてはホッ
トメルト剤を使用すると、膜中に水分を保持しにくいの
でよい。紫外線硬化樹脂の上にホットメルト剤を塗布す
るのが望ましい。
【0025】この実施形態においても、第1の反射層2
2と第2の反射層24との間隔は40〜70ミクロン程
度がよい。40ミクロンよりも狭くすると、他の情報面
からの反射光が読出信号に層間クロストークとして悪影
響を与えるので望ましくない。70ミクロンよりも離す
と、読出光の集束状態が球面収差のために悪くなるので
望ましくない。第1の反射層22と第2の反射層24と
の間隔は、下部腐食防止層26とエンボス付き有機樹脂
層23と上部腐食防止層27との和できまるが、読出光
に対するこの3層の屈折率は同じではないので、それぞ
れの界面で多少の反射は発生する。したがって、それら
が悪影響を与えないようにするには、下部腐食防止層2
6や上部腐食防止層27の膜厚はできる限り薄くする必
要がある。ただし、あまり薄くすると腐食防止効果が薄
れる。窒化物層261や上部腐食防止層27の膜厚は2
〜10オングストローム程度が望ましい。
【0026】ここで、この実施形態において下部腐食防
止層26を窒化物層261と酸化物層262との積層で
形成する理由は、有機樹脂層23にエンボスを形成する
工程において、スタンパーを有機樹脂層23から剥がす
際に有機樹脂の一部が下部腐食防止層から剥離してスタ
ンパー側に付着してしまうのを防止するためである。す
なわち、下部腐食防止層26の有機樹脂層23側は、有
機樹脂層23との付着力のよい酸化物層262とする。
一方、塩素イオン等の透過防止には窒化物が最も望まし
いので、反射層22の側には窒化物層261とする。
【0027】この第2の実施形態においても、エンボス
付き有機樹脂層23に含まれている塩素イオン等が第1
及び第2の各反射層22,24に向けて拡散ないし移動
されても、これらの界面にそれぞれ下部腐食防止層2
6、上部腐食防止層27が存在していて塩素イオンの移
動を阻止するため、各反射層22,24での腐食が防止
される。これにより、長時間保存による読出信号品質の
低下が防止される。因みに、このような光ディスクを作
製し、80℃85%の高温高湿度環境条件に96時間保
持した後でも部分的な反射率変化はみられなかった。一
方、下部腐食防止層26や上部腐食防止層27を設けな
い光ディスクでは、部分的に反射率の変化している部分
が見られ、パーシャルレスポンスを用いた高密度記録の
読出には問題のあることがわかり、本発明の効果を確認
できた。
【0028】図3は、本発明の光学的情報記録媒体の第
3の実施形態の概念構成を示す断面図である。同図にお
いて、読出光(図示せず)に対して透明な基板31の上
に、記録層32、エンボス付き有機樹脂層33、反射層
34をこの順に積層形成している。記録層32とエンボ
ス付き有機樹脂層33との間には下部腐食防止層36を
設け、エンボス付き有機樹脂層33と反射層34との間
には上部腐食防止層37を設け、反射層34の上には保
護層35を設けている。前記透明な基板31には第1の
情報面に相当するエンボスを設けている。エンボスの作
製方法は、スタンパーを用いて射出成形等により行う。
透明な基板31の材質としては有機樹脂が望ましく、特
にポリカーボネイト樹脂が望ましい。
【0029】記録層32はスパッタ成膜等の真空成膜法
により形成し、読出光に対してある程度透過するように
する。すなわち、透明な基板31から入射された読出光
は記録層32である程度反射される必要があるが、一部
は透過して反射層34に到達しないといけない。記録層
32としては記録がその層で実際に行われる記録活性層
321のみでもよいが、図3に示したように、記録保護
層322と記録活性層321との積層構造のほうが望ま
しい。記録が行われる記録活性層321の材質として
は、薄い金属や半金属や色素が望ましい。具体的材質と
しては、ゲルマニウム・アンチモン・テルル合金、ゲル
マニウム・アンチモン・テルル・バラジウム合金、ゲル
マニウム・テルル・インジウム合金、ゲルマニウム・テ
ルル・インジウム・銀合金等は結晶相状態とアモルファ
ス相状態との変化で記録するのに適している。また、テ
ルビウム、ガドリニウム、ジスプロシウム、ネオジム等
の希土類遷移金属と鉄やコバルト等の鉄族遷移金属との
合金は磁化の向きを情報とする記録に適している。特
に、テルビウム・鉄合金、テルビウム・鉄・コバルト合
金、ガドリニウム・テルビウム・鉄・コバルト合金、テ
ルビウム・ジスプロシウム・鉄・コバルト合金は望まし
い。これらに、チタン、クロム、タンタル、ニッケル、
ニオブ、白金、ニッケル・クロム合金等を少量添加する
と耐食性が向上するので望ましい。磁化の向きを情報と
する記録用には、希土類遷移金属と鉄族遷移金属との合
金の補助層をさらに設けると、再生信号品質を良好にで
きたり、重ね書きを可能にできたり、高密度再生を可能
にできたりするので望ましい。また、テルル・セレン合
金、テルル・セレン・鉛合金、テルル・セレン・窒素合
金、テルル・セレン・鉛・窒素合金等は、孔を情報とす
る記録に適する。また、シアニン等の色素は、孔を情報
とする記録に適する。記録活性膜321の厚さとしては
700Å以下が望ましく、相状態の変化や、磁化の向き
を情報とする記録には250Å以下が望ましい。記録保
護層322の役割は、基板31を通して侵入してくる水
分から記録活性層321を守ることと、読出光及び記録
光(図示せず。基板31を通して記録活性層321に照
射される)との干渉により記録感度や再生品質等を向上
させることである。
【0030】下部腐食防止層36はスパッタ成膜等の真
空成膜法により形成し、原子的に緻密な膜にする必要が
ある。これは、堆積現象とエッチング現象とが同時に生
じる成膜条件の場合にえられる。すなわち、堆積される
基板の電位が負になるようなバイアススパッタ成膜法等
が望ましい。また、成膜ガス圧力を10mTorr以下
の高真空度にして真空成膜すると得られる。材質として
は、ほぼ透明な無機物が望ましい。特に、窒化物あるい
は酸化物が望ましい。その中では、窒化珪素あるいは酸
化珪素が特に望ましい。これらは、化学量論組成で形成
すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4 が望ま
しい。
【0031】エンボス付き有機樹脂層33は、紫外線硬
化樹脂を回転塗布し、しかる後、スタンパーを未硬化の
紫外線硬化樹脂に押し付けてスタンパーに形成されてい
る第2の情報面に相当するエンボスを紫外線硬化樹脂に
転写し、しかる後、紫外線を照射することにより、紫外
線硬化樹脂に転写されたエンボスは硬化され形成され
る。紫外線硬化樹脂としては、できるだけ塩素イオン等
を含まないように精製したものを使用するべきではある
が、現実には限度があるので、本発明の腐食防止層が必
要になる。
【0032】上部腐食防止層37はスパッタ成膜等の真
空成膜法により形成し、原子的に緻密な膜にする必要が
ある。これは、堆積現象とエッチング現象とが同時に生
じる成膜条件の場合に得られる。すなわち、堆積される
基板の電位が負になるようなバイアススパッタ成膜法等
が望ましい。また、成膜ガス圧力を10mTorr以下
の高真空度にして真空成膜すると得られる。材質として
は、ほぼ透明な無機物が望ましい。特に、窒化物あるい
は酸化物が望ましい。その中では、窒化珪素あるいは酸
化珪素が特に望ましい。これらは、化学量論組成で形成
すると、腐食防止効果が著しい。特にSi3 4 が望ま
しい。
【0033】反射層34はスパッタ成膜等の真空成膜法
により形成する。読出光がほとんど透過しないことが望
ましい。材質としては、金属が望ましい。金属の材質と
しては、アルミニウム、アルミニウムに第2元素を少量
添加した合金、アルミニウムとチタンの合金が特に望ま
しい。第2元素を添加する理由は、金属膜の耐酸化性を
向上させたり、金属膜の結晶粒界からのノイズを小さく
するためである。金属膜の厚さとしては200Å以上が
反射率のばらつきを小さくするために望ましい。
【0034】保護層35は、紫外線硬化樹脂等を用い
る。この層の有機樹脂に含まれている塩素イオン等は反
射層34の保護層35との界面を多少腐食し、この部分
の反射率を変化させるが、情報読出光は透明な基板31
側から入射し、反射層34を透過しないので、反射層3
4と保護層35との界面の腐食は問題とならない。念の
ためには、この界面にも腐食防止層を設けてもよい。な
お、保護層35の材質としてはホットメルト剤を使用す
ると、膜中に水分を保持しにくいのでよい。紫外線硬化
樹脂の上にホットメルト剤を塗布するのが望ましい。
【0035】ここで、記録活性層321と反射層34と
の間隔は40〜70ミクロン程度がよい。40ミクロン
よりも狭くすると、他の情報面からの反射光が読出信号
に層間クロストークとして悪影響を与えるので望ましく
ない。70ミクロンよりも離すと、読出光の集束状態が
球面収差のために悪くなるので望ましくない。記録活性
層321と反射層34との間隔は、下部腐食防止層36
とエンボス付き有機樹脂層33と上部腐食防止層37と
の和できまるが、読出光に対するこの3層の屈折率は同
じではないので、それぞれの界面で多少の反射は発生す
る。したがって、それらが悪影響を与えないようにする
には、下部腐食防止層36や上部腐食防止層37の膜厚
はできる限り薄くする必要がある。ただし、あまり薄く
すると腐食防止効果が薄れる。下部腐食防止層36や上
部腐食防止層37の膜厚は2〜10オングストローム程
度が特に望ましい。
【0036】この第3の実施形態においても、エンボス
付き有機樹脂層33に含まれている塩素イオン等が記録
層32及び反射層34に向けて拡散ないし移動されて
も、これらの界面にそれぞれ下部腐食防止層36、上部
腐食防止層37が存在していて塩素イオンの移動を阻止
するため、記録層32及び反射層34での腐食が防止さ
れる。これにより、長時間保存による読出信号品質の低
下が防止される。因みに、このような光ディスクを作製
し、80℃85%の高温高湿度環境条件に96時間保持
した後でも部分的な反射率変化はみられなかった。一
方、下部腐食防止層36や上部腐食防止層37を設けな
い光ディスクでは、部分的に反射率の変化している部分
が見られ、パーシャルレスポンスを用いた高密度記録の
読出には問題のあることがわかり、本発明の効果を確認
できた。
【0037】なお、前述した各実施形態では本発明を光
ディスクに適用した例を説明したが、複数の記録層を有
機樹脂層を介して積層している構成の光学的情報記録媒
体であれば、例えば光カード等のハンディメモリーに適
用しても良好な結果が得られることは明らかである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学的情
報記録媒体によれば、有機樹脂層の上下に形成される記
録層と、この有機樹脂層との界面位置にそれぞれ下部腐
食防止層と上部腐食防止層とが備えられることで、有機
樹脂層に含まれる塩素イオン等が腐食防止層によって阻
止されて各記録層にまで達することが防止され、記録層
の腐食が防止されるので、記憶容量が大きくしかも情報
の保存性に優れた記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の概念構成の断面図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施形態の概念構成の断面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施形態の概念構成の断面図で
ある。
【図4】従来の光ディスクの一例の概念構成の断面図で
ある。
【図5】光ディスクの情報再生装置の概念構成を示す図
である。
【符号の説明】
11,21,31 透明な基板 12,22,32 第1の反射層(記録層) 13,23,33 エンボス付き有機樹脂層 14,24,34 第2の反射層 15,25,35 保護層 16,26,36 下部腐食防止層 17,27,37 上部腐食防止層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読出光に対して透明な基板上に、第1の
    記録層、有機樹脂層、第2の記録層が少なくともこの順
    に積層形成されてなる光学的情報記録媒体において、前
    記第1の記録層と有機樹脂層との間には下部腐食防止層
    が設けられ、前記有機樹脂層と第2の記録層との間には
    上部腐食防止層が設けられていることを特徴とする光学
    的情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 読出光に対して透明な基板上に、第1の
    反射層とエンボス付き有機樹脂層と第2の反射層とが少
    なくともこの順に積層形成されてなる光学的情報記録媒
    体において、前記第1の反射層と前記エンボス付き有機
    樹脂層との間には下部腐食防止層が設けられ、前記エン
    ボス付き有機樹脂層と第2の反射層との間には上部腐食
    防止層が設けられていることを特徴とする光学的情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 読出光に対して透明な基板上に、記録層
    とエンボス付き有機樹脂層と反射層とが少なくともこの
    順に積層形成されてなる光学的情報記録媒体において、
    前記記録層と前記エンボス付き有機樹脂層との間には下
    部腐食防止層が設けられ、前記エンボス付き有機樹脂層
    と前記反射層との間には上部腐食防止層が設けられてい
    ることを特徴とする光学的情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録層は少なくとも記録保持層と記録活
    性層とから成る請求項3の光学的情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 下部腐食防止層は読出光に対してほぼ透
    明な無機物から成る請求項1ないし4のいずれかの光学
    的情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 下部腐食防止層は少なくとも窒化物から
    成る請求項5の光学的情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 下部腐食防止層は少なくとも窒化珪素か
    ら成る請求項6の光学的情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 下部腐食防止層は少なくとも窒化物と酸
    化物とから成る請求項5の光学的情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 下部腐食防止層は少なくとも窒化珪素と
    酸化珪素とがこの順に積層形成されたものから成る請求
    項8の光学的情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 上部腐食防止層は読出光に対して透明
    な無機物から成る請求項1から9のいずれかの光学的情
    報記録媒体。
  11. 【請求項11】 上部腐食防止層は少なくとも窒化物か
    ら成る請求項10の光学的情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 上部腐食防止層は少なくとも窒化珪素
    から成る請求項11の光学的情報記録媒体。
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