JPH1082226A - 錠の非常解錠装置 - Google Patents

錠の非常解錠装置

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JPH1082226A
JPH1082226A JP23774596A JP23774596A JPH1082226A JP H1082226 A JPH1082226 A JP H1082226A JP 23774596 A JP23774596 A JP 23774596A JP 23774596 A JP23774596 A JP 23774596A JP H1082226 A JPH1082226 A JP H1082226A
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Akira Kurimoto
章 栗本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コインやドライバーのような特殊な工具を使用
することなく、非常時に簡単に解錠できる非常解錠装置
を提供する。 【解決手段】室内側でサムターン等の操作部材を操作す
ることにより同軸の回動シャフト20を回動して施錠部
材の施解錠を行なう。そのような錠において、回動シャ
フト20の外端に回動自在に回動部材13を取り付け、
該回動部材13の一部に指掛部13bを解錠操作可能に
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば浴室や
洗面所やトイレ等の間仕切りドアに設けられる錠であっ
て、特に室内側からのみ施錠を可能にした錠の非常解錠
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、たとえば家庭内のトイレ
や洗面所や浴室のドアには、室内側で施錠し、室外側に
は使用不使用の表示を行なう表示錠がドア錠に連係させ
て設置されている。
【0003】そのような表示錠は、室外側にスリ割り部
を設ける構成としてなる。そして、表示錠の施錠時には
ドア錠の施錠状態を維持する一方、ドア錠の解錠不能な
非常時には、スリ割り部にドライバーやコイン等を差し
込んでスリ割り部と同軸の回動シャフトを回動させ、ド
ア錠のラッチボルトの後退路を開放させることで、室外
側からドア錠を強制的に解錠していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
そのような表示錠は、非常時に解錠する場合、コインや
ドライバーのような特殊な工具を必要とするので、一刻
を争う非常時において大変不便であった。
【0005】そこで、この発明の目的は、コインやドラ
イバーのような特殊な工具を必要とすることなく、非常
時に簡単に解錠できる非常解錠装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
すべく、請求項1に記載の発明は、たとえば以下の図示
実施の形態に示すように、室内側でサムターン5等の操
作部材を操作することにより同軸の回動シャフト20を
回動してラッチボルト6やデッドボルト等の施錠部材の
施解錠を行なう錠において、室外側にのびる前記回動シ
ャフト20の外端に回動自在に回動部材13を取り付け
るとともに、該回動部材13の一部に指掛部13bを解
錠操作可能に設けてなることを特徴とする。
【0007】そして、請求項1に記載の錠の非常解錠装
置では、非常時には、指掛部13bに指を掛けて回動部
材13を回動すると、同時に回動シャフト20が回動さ
れ、たとえばラッチボルトの後退路が開放され、室外側
からドア錠を解錠できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、たとえば図示実
施の形態に示すように、室外側に設けたスリ割り部15
にドライバーやコイン等を差し込んで回動することによ
り該スリ割り部15と同軸の回動シャフト20を回動し
てラッチボルト6やデッドボルト等の施錠部材を解錠可
能とする錠の非常解錠装置において、前記スリ割り部1
5とは別に、非常解錠用の回動部材13を前記回動シャ
フト20に回動自在に取り付けるとともに、該回動部材
13の一部に指掛部13bを解錠操作可能に設けてなる
ことを特徴とする。
【0009】そして、請求項2に記載の錠の非常解錠装
置では、非常時、ドライバーやコイン等がないときは、
指掛部13bに指を掛けて回動部材13を回動する。す
ると、同時に回動シャフト20が回動され、たとえばラ
ッチボルトの後退路が開放され、室外側からドア錠を解
錠できる。
【0010】請求項3に記載の発明は、たとえば図示実
施の形態に示すように、請求項2に記載の錠の非常解錠
装置において、前記他の回動部材13は、前記回動シャ
フト20の軸方向と直交する方向に長いレバー状をなす
とともに両端に指掛部13bを備え、中心を前記回動シ
ャフト20に前記スリ割り部15とともに固定してなる
ことを特徴とする。
【0011】そして、請求項3に記載の錠の非常解錠装
置では、非常時、指掛部13bに指を掛けてレバー状の
回動部材13を回動する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る錠の非常解錠装置の実施の形態について詳細に説
明する。
【0013】図4は、この発明に係る錠の非常解錠装置
の一実施の形態で、ドアの一部の正面図であり、図5
は、そのドアの自由端部側の側面図である。
【0014】図中符号1は、吊元側を回動可能に取り付
けられたドアである。このドア1の自由端部側には、箱
状の錠本体2が埋め込まれ、レバーハンドル3の操作お
よび表示錠4のサムターン5の操作により錠本体2に備
える図示しない駆動伝達部材を介してラッチボルト6が
自由端面より出入り自在に取り付けられている。
【0015】さて、この発明に係る錠の非常解錠装置
は、図1〜図3に示すように、ベース部材10を備え
る。そのベース部材10は、金属製で、やや厚みのある
円形板状をなし、中心に貫通孔10aが穿孔されるとと
もに、一面側の直径方向に切欠凹部10bが設けられて
いる。
【0016】そして、二本の取付管11・12の各一端
に固定されてドア1の室外側に取り付けられている。
【0017】二本の取付管11・12は、ドア1の厚み
方向を貫通して室内側にのびており、その他端側に開口
する図示しないネジ孔に、前記サムターン5を取り付け
る図示しない取付ネジが取り付けられている。
【0018】前記ベース部材10の切欠凹部10b内に
は、回動部材13が後記するスリ割り部15で支持され
て収納されている。
【0019】その回動部材13は、やや細長板状をな
し、長さ中央に取付孔13aが穿孔されているととも
に、図3に示すように、両端を下向きに浅く折り曲げ、
続いて外向きに折り曲げ、さらに上向きに折り曲げられ
て内部に溝13cを有する縦断面上向きU字状の指掛部
13bが一体につくられている。そして、前記ベース部
材10の切欠凹部10b内で略90度範囲で回動自在と
なっている。
【0020】前記切欠凹部10bのある側のベース部材
10上には、同じく後記するスリ割り部15で支持され
て表示プレート14が設けられている。
【0021】その表示プレート14は、樹脂製で、薄い
円形板状をなし、中心に小判形状の取付孔14aが穿孔
されている。そして、表示プレート14の一面側には、
表示シート17・18が貼着されている。
【0022】それら各表示シート17・18は、色が異
なり、発光色も異なる蓄光性夜光塗料を配合して形成さ
れる。ここでいう蓄光性夜光塗料の蛍光体は、たとえば
ストロンチウムアルミネートを母体結晶とし、発光中心
形成のための付活剤として、ヨーロピウムとデスプロシ
ウムを含む蛍光体で、還元性雰囲気の中で摂氏1200
度に3時間加熱して得られた焼結体を、粉砕し、篩別分
級してつくられる。
【0023】これにより、従来の夜光塗料の蛍光体よ
り、輝度が10倍以上明るく、しかも10倍以上長く光
る。そして、表示プレート14に表示シート17・18
を貼着することにより表示部を構成してなる。
【0024】上述した回動部材13の取付孔13aおよ
び表示プレート14の取付孔14aには、スリ割り部1
5が挿入されている。
【0025】そのスリ割り部15は、やや短い軸形状を
なし、一端側の頭部15aに直径方向にスリ割りをして
割溝15bが設けられている。その頭部15a寄りのス
リ割り部15の外周には、鍔部15cが設けられてい
る。その鍔部15cを挟んで頭部15aと反対側は、外
形を縦断面略小判形状としてなる。
【0026】そして、表示プレート14の取付孔14a
および回動部材13の取付孔13aにスリ割り部15を
挿通するとともに、さらにスリ割り部15をベース部材
10の貫通孔10aに挿通してなる。
【0027】また、スリ割り部10の他端側には、回動
シャフト20の一端が固定されている。その回動シャフ
ト20は、細長平板状で、ドア1の厚み方向を貫通して
室内側にのびており、他端にサムターン5が固定され
る。
【0028】一方、前記ベース部材10の一面側、回動
部材13、表示プレート14等は、カバー部材23で覆
われている。そのカバー部材23は、高さの低い円形キ
ャップ形状をなし、頂面23aの中央に円形窓孔23b
が穿孔され、中心から少しずれた上部位置に扇形の表示
窓23cが穿孔されている。また、カバー部材23の外
周には、直径方向両側の下縁部に切欠部23dが設けら
れている。
【0029】そして、ベース部材10に被せられ、適宜
手段により固定されている。
【0030】そして、カバー部材23の取付状態では、
円形窓孔23bを通して前記スリ割り部15の頭部15
aおよび割溝15bが露出した状態となっている。ま
た、回動部材13の指掛部13bがそれぞれカバー部材
23の切欠部23dから外部にわずかに突出した状態と
なっている。
【0031】しかして、図4中回動部材13が実線で示
す位置にあるとき、表示錠4が解錠状態にあり、そのと
き表示窓23cを通して前記表示プレート14の表示シ
ート17が表示される。
【0032】一方、室内側でサムターン5を操作して施
錠したときは、回動シャフト20が同時に回動するとと
もにそれと一体で表示プレート14が回動し、別の表示
シート18が表示窓孔23cを通して表示されととも
に、回動部材13も同時に回動して2点鎖線で示す位置
へと移動する。
【0033】さて、たとえば浴室の使用中、使用者に異
常が発生した非常時には、直ちに図4中2点鎖線で示す
回動部材13の指掛部13bに指を掛けて回動部材13
を図中時計方向へ回動する。すると、同時に回動シャフ
ト20が回動され、ドア錠のラッチボルトの後退路を開
放させることで、室外側からドア錠を解錠できる。
【0034】なお、非常時にコインやドライバーが手元
にあるときは、割溝にコインやドライバーを差し込んで
スリ割り部と同軸の表示錠の回動シャフトを回動させる
ことにより上述したと同様に室外側からドア錠を解錠で
きる。
【0035】ところで、上述した図示実施の形態では、
表示プレート14の表示部は、色が異なり、発光色も異
なる蓄光性夜光塗料入りの表示シート17・18により
構成し、それらを表示プレート15に貼着した。しか
し、これに限るものでなく、図示省略するが、たとえ
ば,表示部の一方は、蓄光性夜光塗料を配合して成型し
た表示プレートにより形成し、他方の表示部は、色が異
なり、発光色も異なる蓄光性夜光塗料を配合してつくっ
た表示シートにより形成し、該表示シートを前記表示プ
レートに貼着する構成としてもよい。
【0036】また、表示プレートを金属で形成し、その
表面に色が異なり、発光色も異なる蓄光性夜光塗料を塗
布して表示部とする構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のことから、本発明に係る錠の非常
解錠装置によれば、非常時に解錠する場合、指掛け部に
指を掛けて回動部材を回動することにより、回動シャフ
トを回動させてドア錠を解錠するので、従来のようにコ
インやドライバーの使用をなくして簡単にしかも素早く
解錠することができ、非常用として使い勝手の良いもの
とすることができる。
【0038】また、回動部材は、レバー状としたので、
操作性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る錠の非常解錠装置の一
実施の形態で、一部の分解斜視図である。
【図2】図2は、その表示錠の室外側から見た正面図で
ある。
【図3】図3は、図2中A−A線の縦断面図である。
【図4】図4は、非常解錠装置を備えるドアの一部の正
面図である。
【図5】図5は、そのドアの自由端部の側面図である。
【符号の説明】
5 サムターン(操作部材) 6 ラッチボルト(施錠部材) 13 回動部材 13b 指掛部 15 スリ割り部 20 回動シャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内側でサムターン等の操作部材を操作
    することにより同軸の回動シャフトを回動してラッチボ
    ルトやデッドボルト等の施錠部材の施解錠を行なう錠に
    おいて、室外側にのびる前記回動シャフトの外端に回動
    自在に回動部材を取り付けるとともに、該回動部材の一
    部に指掛部を解錠操作可能に設けてなる錠の非常解錠装
    置。
  2. 【請求項2】 室外側に設けたスリ割り部にドライバー
    やコイン等を差し込んで回動することにより該スリ割り
    部と同軸の回動シャフトを回動してラッチボルトやデッ
    ドボルト等の施錠部材を解錠可能とする錠の非常解錠装
    置において、前記スリ割り部とは別に、非常解錠用の回
    動部材を前記回動シャフトに回動自在に取り付けるとと
    もに、該回動部材の一部に指掛部を解錠操作可能に設け
    てなる錠の非常解錠装置。
  3. 【請求項3】 前記他の回動部材は、前記回動シャフト
    の軸方向と直交する方向に長いレバー状をなすとともに
    両端に操作部を備え、中心を前記回動シャフトに前記ス
    リ割り部とともに固定してなる請求項2に記載の錠の非
    常解錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102487A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Misawa Homes Co Ltd ドア施解錠表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011102487A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Misawa Homes Co Ltd ドア施解錠表示装置

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