JPH1081626A - チロシナーゼ活性阻害剤 - Google Patents

チロシナーゼ活性阻害剤

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JPH1081626A
JPH1081626A JP23637396A JP23637396A JPH1081626A JP H1081626 A JPH1081626 A JP H1081626A JP 23637396 A JP23637396 A JP 23637396A JP 23637396 A JP23637396 A JP 23637396A JP H1081626 A JPH1081626 A JP H1081626A
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JP
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tyrosinase activity
acid
group
salt
activity inhibitor
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JP23637396A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kamiyama
弘 神山
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KAMIYAMA KK
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KAMIYAMA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたチロシナーゼ活性阻害効果を示し、高
い安全性を有するチロシナーゼ活性阻害剤を提供するこ
と。 【解決手段】 次の一般式: 【化4】 (上式においてRはメトキシ基またはイソプロピル基で
ある。)を有する化合物またはその塩からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チロシナーゼ活性
を阻害する作用を有する4−置換安息香酸又はその塩か
らなるチロシナーゼ活性阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】チロシナーゼが、昆虫の脱皮プロセスに
おけるキー酵素の一つであることから、従来、害虫防除
の分野において環境に優しい天然のチロシナーゼ活性抑
制(阻害)剤の研究が行われていた。このチロシナーゼ
は、ポリフェノールオキシダーゼ(PPO)として知ら
れており、銅含有オキシゲナーゼである。この酵素は、
動物における皮膚のメラニン化ばかりではなく、植物に
おける褐変の原因ともなる。
【0003】前者の場合、動物の皮膚の色素異常には、
シミやそばかすなど美容上のものから、肝斑や雀卵斑な
どの皮膚病にみられるようなものまで種々ある。これら
の色素異常の作用機作には不明な点が多いが、一般的に
は、例えば、日光からの紫外線等が刺激となってメラニ
ン色素が形成され、これが皮膚内に異常沈着するものと
考えられている。このような色素異常の治療には、種々
のメラニン生成阻害物質が対症療法として用いられてい
る。メラニン生成を阻害するには、チロシナーゼの作用
を阻害すればよく、かかるチロシナーゼ活性阻害剤は、
色素異常との関係において化粧品および医薬品等の分野
においてますます重要になってきている。
【0004】また、後者の場合は、植物由来の食物およ
び飲物の色特性に有害であると認められ、フェノールの
酵素的酸化により生じるかかる不都合な暗色化は、食物
および飲物の外観の悪化のみならず、栄養価のロスをも
たらし、大きな関心となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チロシナーゼ活性阻害剤は、チロシナーゼ活性阻害作用
が極めて緩慢であったり、副作用のために安全性の問題
から使用制限がなされていたりする。かかる副作用を軽
減し、かつ、チロシナーゼ活性阻害作用に優れた物質が
検討されているが、未だ満足すべき効果と安全性を兼ね
備えたものは得られていない。
【0006】本発明はかかる技術的課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、優れたチロシナーゼ活性阻害
効果と高い安全性とを有するチロシナーゼ活性阻害剤を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記従来技
術の課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、あ
る種のパラ位置換安息香酸類にチロシナーゼの活性を阻
害する作用があることを発見し、本発明を完成するに至
った。
【0008】すなわち、本発明の請求項1記載のチロシ
ナーゼ活性阻害剤は、次の一般式:
【0009】
【化3】
【0010】(上式においてRは電子供与基である。)
を有する化合物またはその塩からなることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の請求項2記載のチロシナー
ゼ活性阻害剤は、請求項1記載のチロシナーゼ活性阻害
剤において、電子供与基がアルコキシ基またはアルキル
基であることを特徴とする。さらに、本発明の請求項3
記載のチロシナーゼ活性阻害剤は、請求項1記載のチロ
シナーゼ活性阻害剤において、電子供与基がメトキシ基
またはイソプロピル基であることを特徴とする。なお、
前記塩としては、ナトリウム塩またはカリウム塩である
ことが好ましい。
【0012】また、請求項5〜8記載のチロシナーゼ活
性阻害剤は、請求項1〜4記載の化合物またはその塩と
L−アスコルビン酸とからなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を詳細に説明
する。
【0014】本発明のチロシナーゼ活性阻害剤として有
効な4−置換安息香酸は、既知の物質であり、通常、市
販されている。例えば、4−メトキシ安息香酸は、ピム
ピネラ アニサム(Pimpinella anisum)の種子由来の
いわゆるアニス酸であり、工業的には、例えば、英国特
許第798,619号および第842,000号ならびに特開平1-3163
42号公報に記載されている方法で容易に合成することが
できる。また、4−イソプロピル安息香酸は、鬱金の根
茎由来のいわゆるクルクミン酸である。
【0015】本発明における4−置換安息香酸は、安息
香酸の4位の水素原子が電子供与基、例えば、アルコキ
シ基またはアルキル基で置換されたものである。置換基
としてのアルコキシ基には、好ましくはメトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、イソブトキシ基等が包含され、特に好ましくはメト
キシ基である。また、アルキル基には、好ましくはメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、プチル
基、イソブチル基等が包含され、特に好ましくは、イソ
プロピル基である。
【0016】上記化合物の具体例としては、例えば、4
−メトキシ安息香酸、4−エトキシ安息香酸、4−プロ
ポキシ安息香酸、4−イソプロポキシ安息香酸、4−ブ
トキシ安息香酸、および4−イソブトキシ安息香酸;な
らびに4−メチル安息香酸、4−エチル安息香酸、4−
プロピル安息香酸、4−イソプロピル安息香酸、4−ブ
チル安息香酸、および4−イソブチル安息香酸等が挙げ
られる。
【0017】前記4−置換安息香酸は、既知の方法によ
って塩にすることができ、使用する目的によって塩の形
で用いてもよい。そのような塩としては、特に限定はさ
れないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩のようなアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属
塩の他、アンモニウム塩、アミノ酸塩等の塩が挙げられ
る。
【0018】前記したような4−置換安息香酸は既知物
質ではあるが、そのチロシナーゼ活性阻害作用について
は全く知られておらず、本発明者によって初めて明らか
にされたものである。
【0019】本発明における4−置換安息香酸またはそ
の塩は、低毒性であり、チロシナーゼ活性阻害作用を有
することから、美白効果を有する皮膚外用剤成分とし
て、炎症阻害剤成分として、また、食物や飲物等の褐変
を防止するための薬剤成分として有効である。
【0020】この皮膚外用剤等の剤形はその効果を充分
に発揮できれば任意に選択可能であり、例えば、ローシ
ョン、液剤等の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化系、
メークアップ化粧料等の分散系の他、パック、ゼリー、
軟膏、スプレー等が挙げられる。また、この皮膚外用剤
等には、通常、化粧品や医薬品等の皮膚外用剤等に用い
られる成分、例えば、その他の美白剤、保湿剤、酸化防
止剤の他に、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、増
粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成分、水、
各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することがで
きる。これらの各種成分としては、例えば、特開平6−
40886号および同7−10738号公報に記載され
たものを使用できる。
【0021】また、上記褐変防止薬剤の剤形はその効果
を充分に発揮できれば任意に選択可能であり、また、こ
の褐変防止薬剤には、各種の公知添加剤を必要に応じて
適宜配合することもできる。
【0022】本発明の4−置換安息香酸またはその塩
は、単独で、または、混合物として使用してもよい。こ
の化合物の有効濃度は、チロシナーゼ活性を何%阻害す
る濃度を所望とするかにより異なるが、一般には約0.
2mM以上、好ましくは約0.26mM以上、さらに好
ましくは約0.5mM以上である。チロシナーゼ活性の
観点からは、上限濃度に制限はない。
【0023】さらに、この化合物は、所要量のL−アス
コルビン酸(ビタミンC)と併用してもよく、この場
合、チロシナーゼ活性阻害作用がさらに有効になると共
に、メラミン生成全反応を阻止する期間(lag period)が
延長されるという効果が得られる。このL−アスコルビ
ン酸の添加量は、一般には約10μg/ml以上であ
り、好ましくは約10〜1000μg/mlで十分であ
る。この上限値は単に経済性の観点から選んだに過ぎな
い。
【0024】本発明の4−置換安息香酸の最大許容用量
は、例えば、4−メトキシ安息香酸および4−イソプロ
ピル安息香酸の場合、経口および腹腔内の両方におい
て、≧300mg/kg(試験動物:ICR 20g
雄マウス、経口および腹腔内共にそれぞれ3匹使用。3
00mg/kgの投与で4日間死亡ゼロ。)であった。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明の構成を詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0026】(実施例1)4−メトキシ安息香酸(p−
アニス酸)のチロシナーゼ活性阻害作用について、以下
試験した。
【0027】(試薬の調製) a)基質としてのL−ドーパ(dopa)溶液 10mgのL−dopa(試薬特級)を以下のc)のリ
ン酸緩衝液20mlで用時溶解し、0.05%のL−d
opa溶液とした。
【0028】b)チロシナーゼ溶液 マッシュルームチロシナーゼ(50,000単位/1
1.7mg プロテイン(protein)、Sigma 社製)1
1.7mgを25mlの蒸留水で溶解し、2,000単
位/mlのチロシナーゼ溶液とした。
【0029】c)0.1Mリン酸緩衝液 常法によりpH6.8に調整した。
【0030】(試料溶液の調整)試料として4−メトキ
シ安息香酸(商品名4−methoxybenzoic acid、Ald
rich社製)を用い、この試料を所定の濃度(42、
84、167、333、667μg/ml(それぞれ、
0.28,0.55,1.1,2.2,4.4mMに相
当する))にエタノールで希釈し、試料溶液とした。
【0031】(試験方法)チロシナーゼの活性測定は、
ポメランツ(Pomerantz)の方法に若干の変更
を加え、基質としてL−dopaを用い、反応生成物で
あるドーパクロムに基づく475nmの吸光度を測定す
ることによって行われた。すなわち、L−dopa溶液
1.0mlとリン酸緩衝液1.8mlとをとり、これに
各試料溶液0.1mlを添加した。次いで、チロシナー
ゼ溶液を0.1ml加えて混合し、室温で4分間反応さ
せた。反応の間、経時的に、分光光度計(Milton Roy社
製Spectronic301型)を用いて475nmにおける吸光
度を測定した。また、試薬ブランクとしてL−dopa
溶液のかわりに蒸留水1.0mlを用い、これにリン酸
緩衝液1.8mlおよび試料溶液0.1mlを加えて混
合し、以下前記と同様に操作して吸光度を測定した。
【0032】対照としては、L−dopa溶液1.0m
lとリン酸緩衝液1.8mlとに、試料溶液のかわりに
エタノールを0.1ml添加し、以下前記と同様にして
その吸光度を測定した。対照の試薬ブランクはL−do
pa溶液のかわりに蒸留水1.0mlを用い、これにリ
ン酸緩衝液1.8mlとエタノール0.1mlとを添加
し、以下前記と同様にしてその吸光度を測定した。各試
料濃度におけるチロシナーゼ活性阻害率を計算し、これ
からチロシナーゼ活性50%阻害濃度(ID50)を求め
た。
【0033】各試料溶液および対照について測定した吸
光度データを、図1に示す。
【0034】チロシナーゼ活性50%阻害濃度は、約
0.5mM(70μg/ml)であった。
【0035】図1から明らかなように、4−メトキシ安
息香酸には、チロシナーゼ活性阻害作用があり、この作
用は濃度依存性である。4−メトキシ安息香酸は、一般
には30μg/ml(約0.2mM)以上、好ましくは
40μg/ml〜2,000μg/ml(約0.26〜
13mM)、さらに好ましくは70〜1000μg/m
l(約0.5〜6.6mM)の使用量で充分効果があ
る。この上限値は単に経済性の観点から選んだに過ぎな
い。
【0036】(実施例2)4−メトキシ安息香酸とL−
アスコルビン酸とを組合わせたものについて、前記と同
様の方法に従ってチロシナーゼ活性阻害試験を行い、吸
光度を測定した。その結果を図2および図3に示す。4
−メトキシ安息香酸単独の場合のチロシナーゼ活性60
%阻害濃度である4−メトキシ安息香酸100μg/m
l(0.66mM)に対して、L−アスコルビン酸30
μg/ml(0.17mM)を添加し(図2)、また、
40%阻害濃度である42μg/ml(0.28mM)
に対して、L−アスコルビン酸30μg/mlを添加し
た(図3)。
【0037】図2および図3から明らかなように、いず
れの場合も、4−メトキシ安息香酸とL−アスコルビン
酸との組合せにより、チロシナーゼ活性阻害作用は相乗
的に向上し、しかも、4−メトキシ安息香酸で阻害され
なかった部分の反応がL−アスコルビン酸により阻害さ
れる結果、L−アスコルビン酸特有の全反応を阻止する
期間(lag period)が延長され、その後の吸光度曲線を低
く抑えるという効果が得られる。このL−アスコルビン
酸の添加量は、一般には約10μg/ml以上であり、
好ましくは約10〜1000μg/mlで十分である。
この上限値は単に経済性の観点から選んだに過ぎない。
【0038】(実施例3)4−イソプロピル安息香酸の
チロシナーゼ活性阻害作用について、実施例1記載の試
験方法を繰り返した。
【0039】但し、試料として4−イソプロピル安息香
酸(商品名4-isopropylbenzoic acid、Aldrich社製)を
用い、この試料を所定の濃度(33.3、66.7、1
33μg/ml(それぞれ、約0.2,0.4,0.8
mM))にエタノールで希釈し、試料溶液とした。
【0040】各試料溶液および対照について測定した吸
光度データを、図4に示す。
【0041】チロシナーゼ活性50%阻害濃度は、約
0.26mM(43μg/ml)であった。
【0042】図4から明らかなように、4−イソプロピ
ル安息香酸には、チロシナーゼ活性阻害作用があり、こ
の作用は濃度依存性である。一般に30μg/ml(約
0.2mM)以上の使用量で充分阻害効果がある。
【0043】(実施例4)4−イソプロピル安息香酸と
L−アスコルビン酸とを組合わせたものについて、実施
例2と同様にチロシナーゼ活性阻害試験を行い、吸光度
を測定した。4−イソプロピル安息香酸43μg/ml
(約0.26mM)に対して、L−アスコルビン酸10
0μg/mlを添加した。その結果、4−イソプロピル
安息香酸とL−アスコルビン酸との組合せにより、チロ
シナーゼ活性阻害作用は相乗的に向上し、しかも、実施
例2記載の場合と同様に、4−イソプロピル安息香酸で
阻害されなかった部分の反応がL−アスコルビン酸によ
り阻害される結果、L−アスコルビン酸特有の全反応を
阻止する期間が延長され、その後の吸光度曲線を低く抑
えるという効果が得られる。
【0044】なお、上記4−メトキシ安息香酸及び4−
イソプロピル安息香酸のナトリウム塩、カリウム塩、カ
ルシウム塩等も上記実施例の場合と同様に優れたチロシ
ナーゼ活性阻害作用を有する。
【0045】(使用例1)4−置換安息香酸のチロシナ
ーゼ活性阻害作用が、上記したように優れていることか
ら、実際に4−メトキシ安息香酸の水溶液に果実、野菜
などを浸漬後、その外観を1日後に観察した。
【0046】4−メトキシ安息香酸の0.1%水溶液に
皮をむいたリンゴ、ジャガイモを室温で1分間浸漬し、
取り出したリンゴ、ジャガイモを室温で放置した。対照
として、皮をむいたリンゴ、ジャガイモを、該水溶液に
浸漬せず、そのままの状態で放置した。対照品は1日後
に、完全に褐変、黒変したが、4−メトキシ安息香酸水
溶液に浸漬したものは全く褐変も、黒変も生じなかっ
た。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、4−アルキルまたはア
ルコキシ置換安息香酸およびその塩は、優れたチロシナ
ーゼ活性阻害効果を示す上、高い安全性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】4−メトキシ安息香酸のチロシナーゼ活性阻害
作用を示すグラフである。
【図2】4−メトキシ安息香酸とL−アスコルビン酸と
を組合せた場合のチロシナーゼ活性阻害作用を示すグラ
フである。
【図3】4−メトキシ安息香酸とL−アスコルビン酸と
を組合せた場合のチロシナーゼ活性阻害作用を示す別の
グラフである。
【図4】4−イソプロピル安息香酸のチロシナーゼ活性
阻害作用を示すグラフである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の一般式: 【化1】 (上式においてRは電子供与基である。)を有する化合
    物またはその塩からなるチロシナーゼ活性阻害剤。
  2. 【請求項2】 前記電子供与基がアルコキシ基またはア
    ルキル基である請求項1記載のチロシナーゼ活性阻害
    剤。
  3. 【請求項3】 前記電子供与基がメトキシ基またはイソ
    プロピル基である請求項1記載のチロシナーゼ活性阻害
    剤。
  4. 【請求項4】 前記塩がナトリウム塩またはカリウム塩
    である請求項1乃至3のいずれかに記載のチロシナーゼ
    活性阻害剤。
  5. 【請求項5】 次の一般式: 【化2】 (上式においてRは電子供与基である。)を有する化合
    物またはその塩とL−アスコルビン酸とからなるチロシ
    ナーゼ活性阻害剤。
  6. 【請求項6】 前記電子供与基がアルコキシ基またはア
    ルキル基である請求項5記載のチロシナーゼ活性阻害
    剤。
  7. 【請求項7】 前記電子供与基がメトキシ基またはイソ
    プロピル基である請求項5記載のチロシナーゼ活性阻害
    剤。
  8. 【請求項8】 前記塩がナトリウム塩またはカリウム塩
    である請求項5乃至7のいずれかに記載のチロシナーゼ
    活性阻害剤。
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