JPH1081605A - 害虫忌避組成物 - Google Patents
害虫忌避組成物Info
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- JPH1081605A JPH1081605A JP23620696A JP23620696A JPH1081605A JP H1081605 A JPH1081605 A JP H1081605A JP 23620696 A JP23620696 A JP 23620696A JP 23620696 A JP23620696 A JP 23620696A JP H1081605 A JPH1081605 A JP H1081605A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】二層に分離したり乳化したりすることの少な
い、安定で均一な液状物であり、しかも長時間にわたっ
て有効に害虫を忌避することのできる害虫忌避組成物を
提供する。 【解決手段】カラン−3,4−ジオール2〜50重量
%、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコール
から選ばれる一種以上のグリコール10〜30重量%並
びに水20〜95重量%を含有することを特徴とする害
虫忌避組成物。
い、安定で均一な液状物であり、しかも長時間にわたっ
て有効に害虫を忌避することのできる害虫忌避組成物を
提供する。 【解決手段】カラン−3,4−ジオール2〜50重量
%、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコール
から選ばれる一種以上のグリコール10〜30重量%並
びに水20〜95重量%を含有することを特徴とする害
虫忌避組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラン−3,4−
ジオールを有効成分として含有する安定な害虫忌避組成
物に関する。
ジオールを有効成分として含有する安定な害虫忌避組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】カラン−3,4−ジオール等の化合物に
害虫忌避活性のあることは、特開平5−4901号公報
等において知られている。
害虫忌避活性のあることは、特開平5−4901号公報
等において知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カラン−
3,4−ジオールの実用的に優れた製剤を提供するもの
であり、現在市販されている害虫忌避剤に多く見られる
ような、使用し易い液状の安定なカラン−3,4−ジオ
ール製剤を提供することを課題としてなされたものであ
る。
3,4−ジオールの実用的に優れた製剤を提供するもの
であり、現在市販されている害虫忌避剤に多く見られる
ような、使用し易い液状の安定なカラン−3,4−ジオ
ール製剤を提供することを課題としてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラン−3,
4−ジオール2〜50重量%、後述する特定のグリコー
ル10〜30重量%及び水20〜95重量%を含有する
害虫忌避組成物を提供するものであり、該組成物は、静
置時に分離の見られない透明の安定した性状を有し、か
つ、害虫忌避効力の優れたものである。
4−ジオール2〜50重量%、後述する特定のグリコー
ル10〜30重量%及び水20〜95重量%を含有する
害虫忌避組成物を提供するものであり、該組成物は、静
置時に分離の見られない透明の安定した性状を有し、か
つ、害虫忌避効力の優れたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるカラン
−3,4−ジオールは、前述の特開平5−4901号公
報の記載に従って得ることができる。カラン−3,4−
ジオールには種々の立体異性体があり、本発明において
は活性な任意の異性体又はその混合物が使用できるが、
1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジオール、
1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール又
はこれらの含有割合を高めたカラン−3,4−ジオール
混合物の使用が好ましい。
−3,4−ジオールは、前述の特開平5−4901号公
報の記載に従って得ることができる。カラン−3,4−
ジオールには種々の立体異性体があり、本発明において
は活性な任意の異性体又はその混合物が使用できるが、
1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジオール、
1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール又
はこれらの含有割合を高めたカラン−3,4−ジオール
混合物の使用が好ましい。
【0006】本発明において用いられるグリコールは、
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ジエチレングリコール及びジプロピレングリコールから
なる群より選ばれる一種単独又は二種以上を任意の割合
で混合したものである。本発明の害虫忌避組成物におけ
るカラン−3,4−ジオールとこれらのグリコールとの
混合割合に関しては、カラン−3,4−ジオール1重量
部に対して、グリコールを 0.4〜3重量部の割合で配合
するのが好ましい。
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、
ジエチレングリコール及びジプロピレングリコールから
なる群より選ばれる一種単独又は二種以上を任意の割合
で混合したものである。本発明の害虫忌避組成物におけ
るカラン−3,4−ジオールとこれらのグリコールとの
混合割合に関しては、カラン−3,4−ジオール1重量
部に対して、グリコールを 0.4〜3重量部の割合で配合
するのが好ましい。
【0007】本発明の害虫忌避組成物は、カラン−3,
4−ジオール、上述のグリコール及び水の所定量を混合
し、必要により、他の害虫忌避成分(例えば、N,N−
ジエチル−m−トルアミド、ジメチルフタレート、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、N−オクチルビシ
クロヘプタンジカルボキシイミド、p−メンタン−3,
8−ジオール、2,3,4,5−ビス(Δ2 −ブチレ
ン)テトラヒドロフルフラール、ジ−n−プロピルイソ
シンコメロネート、ジ−n−ブチルサクシネート、ジエ
チルマンデル酸アミド、2−ヒドロキシエチルオクチル
スルフィド、エムペントリン)、香料、防腐剤等を添
加、混合して製造される。
4−ジオール、上述のグリコール及び水の所定量を混合
し、必要により、他の害虫忌避成分(例えば、N,N−
ジエチル−m−トルアミド、ジメチルフタレート、2−
エチル−1,3−ヘキサンジオール、N−オクチルビシ
クロヘプタンジカルボキシイミド、p−メンタン−3,
8−ジオール、2,3,4,5−ビス(Δ2 −ブチレ
ン)テトラヒドロフルフラール、ジ−n−プロピルイソ
シンコメロネート、ジ−n−ブチルサクシネート、ジエ
チルマンデル酸アミド、2−ヒドロキシエチルオクチル
スルフィド、エムペントリン)、香料、防腐剤等を添
加、混合して製造される。
【0008】本発明の害虫忌避組成物は、そのまま直接
皮膚に処理してもよいし、予めシート状、フィルム状、
網状、帯状等の適当な基材に塗布、含浸、混練等を行っ
たもので皮膚の露出部又は衣服上を被覆するなどの方法
により用いてもよい。該基材の材質としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成繊維や樹
脂、絹、綿、羊毛等の動植物繊維、アルミニウム等の無
機質などが挙げられる。
皮膚に処理してもよいし、予めシート状、フィルム状、
網状、帯状等の適当な基材に塗布、含浸、混練等を行っ
たもので皮膚の露出部又は衣服上を被覆するなどの方法
により用いてもよい。該基材の材質としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、
ポリエステル、ビニロン、ナイロン等の合成繊維や樹
脂、絹、綿、羊毛等の動植物繊維、アルミニウム等の無
機質などが挙げられる。
【0009】本発明の害虫忌避組成物は、人を加害する
蚊の忌避のみならず、家畜、ペット等の害虫忌避に用い
ることもでき、例えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤ
ギ、アヒル、ニワトリ、ガチョウ、ブンチョウ、イン
コ、イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、イタチ、リス、
サル、ヘビ、カエル、カメ等を加害するカ、ハエ、サシ
バエ、アブ、ヌカカ、マダニ、ブユ、シラミ、トコジラ
ミ等の忌避においても有効であり、これらの哺乳類、鳥
類、爬虫類、両生類に使用することもできる。
蚊の忌避のみならず、家畜、ペット等の害虫忌避に用い
ることもでき、例えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤ
ギ、アヒル、ニワトリ、ガチョウ、ブンチョウ、イン
コ、イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスター、イタチ、リス、
サル、ヘビ、カエル、カメ等を加害するカ、ハエ、サシ
バエ、アブ、ヌカカ、マダニ、ブユ、シラミ、トコジラ
ミ等の忌避においても有効であり、これらの哺乳類、鳥
類、爬虫類、両生類に使用することもできる。
【0010】尚、本発明の害虫忌避組成物は、LPG等
の噴射剤と共にエアゾール容器に充填して、エアゾール
製剤として用いることもできる。
の噴射剤と共にエアゾール容器に充填して、エアゾール
製剤として用いることもできる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を例を挙げてより具体的に示
す。まず、本発明の害虫忌避組成物の製造例を示す。 製造例1 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール8
重量部とプロピレングリコール20重量部とを水72重
量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1)を
得る。
す。まず、本発明の害虫忌避組成物の製造例を示す。 製造例1 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール8
重量部とプロピレングリコール20重量部とを水72重
量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1)を
得る。
【0012】製造例2 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とプロピレングリコール13.33 重量部とを水7
6.67 重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(2)を得る。
0重量部とプロピレングリコール13.33 重量部とを水7
6.67 重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(2)を得る。
【0013】製造例3 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール2
0重量部とプロピレングリコール20重量部とを水60
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(3)
を得る。
0重量部とプロピレングリコール20重量部とを水60
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(3)
を得る。
【0014】製造例4 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール3
0重量部とプロピレングリコール15重量部とを水55
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(4)
を得る。
0重量部とプロピレングリコール15重量部とを水55
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(4)
を得る。
【0015】製造例5 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール5
0重量部とプロピレングリコール20重量部とを水30
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(5)
を得る。
0重量部とプロピレングリコール20重量部とを水30
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(5)
を得る。
【0016】製造例6 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部と1,3−ブチレングリコール10重量部とを
水80重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(6)を得る。
0重量部と1,3−ブチレングリコール10重量部とを
水80重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(6)を得る。
【0017】製造例7 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とジエチレングリコール15重量部とを水75
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(7)
を得る。
0重量部とジエチレングリコール15重量部とを水75
重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(7)
を得る。
【0018】製造例8 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とジプロピレングリコール9.17重量部とを水8
0.83 重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(8)を得る。
0重量部とジプロピレングリコール9.17重量部とを水8
0.83 重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物
(8)を得る。
【0019】製造例9 1S,3R,4R,6R−カラン−3,4−ジオール8
重量部とプロピレングリコール20重量部とを水72重
量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(9)を
得る。
重量部とプロピレングリコール20重量部とを水72重
量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(9)を
得る。
【0020】製造例10 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール
6.7重量部とプロピレングリコール 6.7重量部とを水86.
7重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1
0)を得る。
6.7重量部とプロピレングリコール 6.7重量部とを水86.
7重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1
0)を得る。
【0021】製造例11 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール
6.7重量部とプロピレングリコール20重量部とを水73.
3重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1
1)を得る。
6.7重量部とプロピレングリコール20重量部とを水73.
3重量部に加え、混合して本発明の害虫忌避組成物(1
1)を得る。
【0022】次に、後述の試験例で比較のために用いる
害虫忌避組成物の製造例を参考製造例として示す。 参考製造例1 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール8
重量部とプロピレングリコール2重量部とを水90重量
部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(A)を得
る。
害虫忌避組成物の製造例を参考製造例として示す。 参考製造例1 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール8
重量部とプロピレングリコール2重量部とを水90重量
部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(A)を得
る。
【0023】参考製造例2 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とプロピレングリコール3.33重量部とを水86.6
7 重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(B)を得る。
0重量部とプロピレングリコール3.33重量部とを水86.6
7 重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(B)を得る。
【0024】参考製造例3 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール2
0重量部とプロピレングリコール5重量部とを水75重
量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(C)を
得る。
0重量部とプロピレングリコール5重量部とを水75重
量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(C)を
得る。
【0025】参考製造例4 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール3
0重量部とプロピレングリコール8重量部とを水62重
量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(D)を
得る。
0重量部とプロピレングリコール8重量部とを水62重
量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(D)を
得る。
【0026】参考製造例5 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール5
0重量部とプロピレングリコール10重量部とを水40
重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(E)
を得る。
0重量部とプロピレングリコール10重量部とを水40
重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(E)
を得る。
【0027】参考製造例6 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部と1,3−ブチレングリコール 3.5重量部とを
水86.5重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(F)を得る。
0重量部と1,3−ブチレングリコール 3.5重量部とを
水86.5重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(F)を得る。
【0028】参考製造例7 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール6.
66重量部とグリセリン6.66重量部とを水86.68 重量部に
加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(G)を得る。
66重量部とグリセリン6.66重量部とを水86.68 重量部に
加え、混合して比較用の害虫忌避組成物(G)を得る。
【0029】参考製造例8 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とグリセリン5重量部とを水85重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(H)を得る。
0重量部とグリセリン5重量部とを水85重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(H)を得る。
【0030】参考製造例9 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とグリセリン30重量部とを水60重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(J)を得る。
0重量部とグリセリン30重量部とを水60重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(J)を得る。
【0031】参考製造例10 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とグリセリン40重量部とを水50重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(K)を得る。
0重量部とグリセリン40重量部とを水50重量部に加
え、混合して比較用の害虫忌避組成物(K)を得る。
【0032】参考製造例11 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
425)5重量部とを水85重量部に加え、混合して比較
用の害虫忌避組成物(L)を得る。
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
425)5重量部とを水85重量部に加え、混合して比較
用の害虫忌避組成物(L)を得る。
【0033】参考製造例12 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
425)20重量部とを水70重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(M)を得る。
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
425)20重量部とを水70重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(M)を得る。
【0034】参考製造例13 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
3000)10重量部とを水80重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(N)を得る。
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
3000)10重量部とを水80重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(N)を得る。
【0035】参考製造例14 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール1
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
3000)50重量部とを水40重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(P)を得る。
0重量部とポリプロピレングリコール(重量平均分子量
3000)50重量部とを水40重量部に加え、混合して比
較用の害虫忌避組成物(P)を得る。
【0036】参考製造例15 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール
6.7重量部とプロピレングリコール33.3重量部とを水6
0重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(Q)を得る。
6.7重量部とプロピレングリコール33.3重量部とを水6
0重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(Q)を得る。
【0037】参考製造例16 1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジオール
6.7重量部とプロピレングリコール50重量部とを水43.
3重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(R)を得る。
6.7重量部とプロピレングリコール50重量部とを水43.
3重量部に加え、混合して比較用の害虫忌避組成物
(R)を得る。
【0038】製造例1〜11で得られる本発明の害虫忌
避組成物は、何れも25℃において均一透明な外観を示
すのに対し、参考製造例1〜14で得られる比較用の害
虫忌避組成物は、何れも25℃において二層に分離した
状態又は乳化した状態であった。
避組成物は、何れも25℃において均一透明な外観を示
すのに対し、参考製造例1〜14で得られる比較用の害
虫忌避組成物は、何れも25℃において二層に分離した
状態又は乳化した状態であった。
【0039】製造例9及び10、参考製造例15及び1
6で得られる各々の害虫忌避組成物(全て、忌避活性成
分である1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジ
オールの含有量は 6.7重量%)について、以下に示す忌
避効力試験を行った。即ち、ヒヨコの腹部の毛を2cm×
5cmにわたって剃り、剃毛部を露出するようにベニヤ板
上に固定した。該剃毛部に各々の害虫忌避組成物90μ
Lを塗布し、15分後にネッタイシマカ約200頭の入
ったケージ上に、該剃毛部を下にしてケージに接するよ
うに2分間静置し、誘引されたネッタイシマカの数を数
えた。また、害虫忌避組成物の塗布3時間後にも同様に
して誘引されたネッタイシマカの数を数えた。結果を下
表に示す。表中、○は誘引された蚊の数が0〜1頭、△
は誘引された蚊の数が2〜3頭、×は誘引された蚊の数
が4頭以上であることを表わす。
6で得られる各々の害虫忌避組成物(全て、忌避活性成
分である1S,3S,4S,6R−カラン−3,4−ジ
オールの含有量は 6.7重量%)について、以下に示す忌
避効力試験を行った。即ち、ヒヨコの腹部の毛を2cm×
5cmにわたって剃り、剃毛部を露出するようにベニヤ板
上に固定した。該剃毛部に各々の害虫忌避組成物90μ
Lを塗布し、15分後にネッタイシマカ約200頭の入
ったケージ上に、該剃毛部を下にしてケージに接するよ
うに2分間静置し、誘引されたネッタイシマカの数を数
えた。また、害虫忌避組成物の塗布3時間後にも同様に
して誘引されたネッタイシマカの数を数えた。結果を下
表に示す。表中、○は誘引された蚊の数が0〜1頭、△
は誘引された蚊の数が2〜3頭、×は誘引された蚊の数
が4頭以上であることを表わす。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の害虫忌避組成物は、通常、透明
な外観を有し、二層に分離したり乳化したりすることの
少ない、安定で均一な液状物であり、しかも長時間にわ
たって有効に害虫を忌避することのできるものである。
な外観を有し、二層に分離したり乳化したりすることの
少ない、安定で均一な液状物であり、しかも長時間にわ
たって有効に害虫を忌避することのできるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】カラン−3,4−ジオール2〜50重量
%、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコール
から選ばれる一種以上のグリコール10〜30重量%並
びに水20〜95重量%を含有することを特徴とする害
虫忌避組成物。 - 【請求項2】カラン−3,4−ジオール1重量部に対し
て、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール及びジプロピレングリコール
から選ばれる一種以上のグリコールが、 0.4〜3重量部
の割合で配合されてなる請求項1記載の害虫忌避組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23620696A JPH1081605A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 害虫忌避組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23620696A JPH1081605A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 害虫忌避組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081605A true JPH1081605A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16997360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23620696A Pending JPH1081605A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 害虫忌避組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1081605A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002049431A1 (fr) * | 2000-12-18 | 2002-06-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Compositions repulsives d'insectes |
JP2012136461A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | St Corp | 飛翔害虫忌避剤並びに飛翔害虫忌避具及び飛翔害虫の忌避方法 |
JP2019070049A (ja) * | 2016-02-22 | 2019-05-09 | 日油株式会社 | 害虫忌避剤組成物 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23620696A patent/JPH1081605A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002049431A1 (fr) * | 2000-12-18 | 2002-06-27 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Compositions repulsives d'insectes |
JP2012136461A (ja) * | 2010-12-27 | 2012-07-19 | St Corp | 飛翔害虫忌避剤並びに飛翔害虫忌避具及び飛翔害虫の忌避方法 |
JP2019070049A (ja) * | 2016-02-22 | 2019-05-09 | 日油株式会社 | 害虫忌避剤組成物 |
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A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
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A02 | Decision of refusal |
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