JPH1079747A - オペレーション及びメンテナンス機能を備えた非同期転送モード通信装置 - Google Patents

オペレーション及びメンテナンス機能を備えた非同期転送モード通信装置

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JPH1079747A
JPH1079747A JP23540696A JP23540696A JPH1079747A JP H1079747 A JPH1079747 A JP H1079747A JP 23540696 A JP23540696 A JP 23540696A JP 23540696 A JP23540696 A JP 23540696A JP H1079747 A JPH1079747 A JP H1079747A
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JP23540696A
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Kenichi Sakamoto
健一 坂本
Morihito Miyagi
盛仁 宮城
Akira Nakamura
亮 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM領域のプロテクションを同時に多数,
高速に実現する。 【解決手段】 ATM通信装置1−1,1−2間に現用
のVC(実効コネクション)10aと予備のVC10b
とを設け、ATM通信装置1−1のラインカード3−1
とATM通信装置1−2のラインカード3−3との間
を、OAM(オペレーション及びメンテナンス)監視区
間及びプロテクション区間とする。VC10aに故障1
6が発生すると、ATM通信装置1−2は、インターフ
ェース6−3でプロテクション要求セルを生成してAT
M通信装置1−1に送り、ATM通信装置1−1では、
これをインターフェース6−1で受けて現用VC10a
から予備VC10bに切り換え、プロテクション通知セ
ルをATM通信装置1−2に送る。そのインターフェー
ス5−3が現用VC10aから予備VC10bに切り換
える。従って、制御部4を介しないで、VC10bによ
る通信が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットの通信装
置に係り、特に、固定長のパケット(以下、セルという)
を扱う非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer M
ode)のATM通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は固定長のパケット(以下、セルと
いう)によって各所の情報を転送する従来のATM通信
装置の一例を示すものである。
【0003】同図において、このATM通信装置1は、
例えば、夫々1対の入力回線と出力回線とからなる伝送
路7−1〜7−n毎に設けられたラインカード3−1〜
3−nと、ATMスイッチ2と、制御系転送路8を介し
てこれらを制御する制御部4とで構成されている。
【0004】ラインカード3−1は伝送路7−1の入力
回線に接続された受信側インターフェース回路5−1と
出力回線に接続された送信側インターフエース回路6−
1とからなっており、また、他のラインカード3−2,
……,3−nも夫々、伝送路7−2,……,7−nの入
力回線に接続された受信側インターフェース回路5−
2,……,5−nとその出力回線に接続された送信側イ
ンターフエース回路6−2,……,6−nとからなって
いる。
【0005】ATMスイッチ2は、ラインカード3−1
〜3−nの受信側インターフェース回路5−1〜5−n
のいずれかを通過した入力セルを、セルヘッダに含まれ
るルーチング情報に従って、ラインカード3−1〜3−
nの送信側インターフエース回路6−1〜6−nのいず
れかに振り分けて出力する。
【0006】受信側インターフェース回路5−1〜5−
nは、例えば、伝送路7−1〜7−nの入力回線からの
光信号としての入力信号を電気信号に変換する光/電気
変換動作のように、また、送信側インターフエース回路
6−1〜6−nは、伝送路7−1〜7−nの出力回線へ
の電気信号としての出力信号を光信号に変換する電気/
光変換動作のように、伝送路7−1〜7−nとの間で送
受信される信号について物理領域での信号処理を行なう
物理領域処理機能と、例えば、ヘッダ変換テーブルを参
照して、入力セルのヘッダ情報(VPI/VCI)を出
力セル用のヘッダ情報として付加するヘッダ変換や、O
AM(オペレーション及びメンテナンス:Operation An
d Maintenance)機能など、入出力セルについてATM
(非同期転送モード)領域での信号処理を行なうATM
領域処理機能を備えている。
【0007】ATM領域でのOAM機能は、ITU−T
(International Telecommunication Union)勧告I.
610で標準化されている。ここで標準化されている機
能としては、故障検出/通知(AIS/RDI)、導通
確認(CC:Continuity Check)機能、導通試験(L
B:Loop Back)、品質モニタ(PM:PerformanceMoni
toring)などがある。
【0008】これらの機能は、例えば、各ATM通信装
置1に配備されており、各ATM通信装置1間の伝送路
やATM通信装置1の正常性を監視,試験するために使
用される。監視,試験区間としては、ATMコネクショ
ンの終端点間やATMコネクションのセグメント内で行
なう。
【0009】図3はかかるOAM(オペレーションおよ
びメンテナンス)の監視試験区間の例を示す図である。
【0010】同図において、ATM通信装置間1−1,
1−2,……,1−5相互間がVC(実効コネクショ
ン:Virtual Connection)10を介して接続されてい
る。第1の監視区間15aは、VC10の両終端点であ
るATM装置1−1,1−5間に定義されている。ま
た、かかる終端点間におけるVC10の一部分、即ち、
セグメント(Segment)15b−1,15b−2夫々に第
2の監視区間が定義される。これらセグメント15b−
1,15b−2は、ATM通信装置1で重なって定義さ
れることはない。
【0011】また、ITU−T勧告I.610は、AT
M通信装置1に配備されるOAM(オペレーション及び
メンテナンス)機能を定義しているが、ATM通信装置
1内でこのOAM機能をどこに配備するかについては、
その装置個別の問題として定義していない。
【0012】図4はATM通信装置1(ここでは、3つ
のATM通信装置1−1,1−2,1−3がVC(実効
コネクション)10を介して接続されているものとす
る)へのOAM機能の配備方式の一例を示す図である。
【0013】同図において、ここでは、OAMの監視区
間は、2つのATM通信装置1−1,1−3間である。
この配備方式では、ATM通信装置1−1のラインカー
ド3−1の受信側インターフェース回路5−1と、AT
M通信装置1−3のラインカード3−2の受信側インタ
ーフェース回路5−2とにOAM(オペレーション及び
メンテナンス)機能を働かせるためのセル(以下、OA
Mセルという)の挿入(発生)ポイント11を持たせ、
また、ATM通信装置1−3のラインカード3−1の受
信側インターフェース回路5−1と、ATM通信装置1
−1のラインカード3−2の受信側インターフェース回
路5−2とにOAMセルの抜去(除去)ポイント12を
持たせている。
【0014】このとき、VC10の内、図面上右向きの
受信経路でのOAM監視区間15aは、ATM通信装置
1−1の受信側インターフェース回路5−1からATM
通信回路1−3の受信側インターフェース回路5−1ま
での区間であり、図面上左向きの送信経路でのOAM監
視区間15bは、ATM通信装置1−3の受信側インタ
ーフェース回路5−2からATM通信回路1−3の受信
側インターフェース回路5−2までの区間である。
【0015】かかる構成において、例えば、ATM通信
装置1−2,1−3間のVC10の左向きの区間で故障
が起こった場合には、OAMセルの一種であるAIS
(故障検出)セルがATM通信装置1−2の受信側イン
ターフェース回路5−2で生成され、これによりATM
通信装置1−1の受信側インターフェース回路5−1で
検出されて、VC10の右向きのコネクションにRDI
(故障通知)セルが挿入される。このRDIセルは、A
TM通信装置1−3の受信側インターフェース回路5−
1で検出される。これにより、ATM通信装置1−1,
1−3に障害があることが認識されることになる。
【0016】図5は通信装置1へのOAM機能の配備方
式の他の例を示す図である。
【0017】同図において、図4に示した配備方式と同
様に、OAMの監視区間15はATM通信装置1−1〜
1−3間である。OAMセルの挿入ポイントをATM通
信装置1−1の送信側インターフェース回路6−2とA
TM通信装置1−3の送信側インターフェース回路6−
1とに持たせ、OAMの検出ポイントをATM通信装置
1−3の受信側インターフェース回路5−1とATM通
信装置1−1の受信側インターフェース回路5−2とに
持たせている。
【0018】このとき、VC10の内、図面上右向きの
受信経路のOAM監視区間15は、ATM通信装置1−
1の送信側インターフェース回路6−2からATM通信
回路1−3の受信側インターフェース回路5−1までの
区間であり、図面上左向きの送信経路でのOAM監視区
間15は、ATM通信装置1−3の送信側インターフェ
ース回路6−1からATM通信回路1−1の受信側イン
ターフェース回路5−2までの区間である。
【0019】また、公衆ネットワークのように、高い信
頼性が要求されるATMネットワークでは、障害発生時
や保守,点検の場合、通信が中断されたり、品質が低下
したりすることを回避する必要がある。その方法の1つ
として、ATM領域でのプロテクションがある。これ
は、あるコネクションに対して予備のコネクションを準
備し、障害発生時や保守,点検の場合には、この予備の
コネクションに通信路を切り替えて通信の中断や品質低
下を回避する方式である。プロテクションの構成には、
1+1,1:1,n:1などが知られている。
【0020】図6はATM領域のプロテクションをOA
M機能を用いて行なうシーケンスの一例を示す図であ
る。
【0021】同図において、あるATM通信装置1−
1,1−2間にVC(実効コネクション)10aが現用
のものとして張られているとともに、この現用のVC1
0aに対して、予備のVC10bも張られている。この
予備のVC10bは、ATM通信装置1−1,1−2に
おいて、現用のVC10aとは異なるインターフェース
回路に収容されている(この形態のプロテクションを、
以下、「ATMスイッチ部をプロテクション区間に含ん
だプロテクション」という)。
【0022】この場合、現用のVC10aと予備のVC
10bとの切替えを実際に行なうのは、ATM通信装置
1−1内のラインカード3−1の受信側インターフェー
ス回路5−1とATM通信装置1−2内のラインカード
3−3の受信側インターフェース回路5−3とである
(この切替えを行なう部分を、以下「プロテクションポ
イント」という)。
【0023】かかるプロテクション構成では、現用のV
C10aと予備のVC10bとが異なる物理伝送路に含
まれるため、物理領域での故障に対して、保護がかけら
れる利点がある。
【0024】また、図6では、現用のVC10aと予備
のVC10bとは夫々異なるATM通信装置1−A,1
−Bを介して対向のATM通信装置1−1,1−2に接
続されている。このように、通信路に介在するATM通
信装置は0台以上であり、現用のVC10aが使用でき
ない場合には、予備のVC10bを利用して通信するこ
とにより、通信断を回避することができる。
【0025】以上のATM領域でのプロテクションのA
TM通信装置1上での実現手段については、特開平7−
74747号公報に詳しく記述されている。ATMスイ
ッチ2(図2)に入力するプロテクションポイントに位
置するATMヘッダ変換部に現用系と予備系とのセルヘ
ッダやルーティングタグを持ち、障害時または強制切替
え時に、このヘッダ変換部で予備系のヘッダをセルに付
与して送出することにより、予備のVCに切り替える方
式である。
【0026】ATM領域のプロテクションを行なうに
は、かかる切替えを行なう両端のプロテクションポイン
トへの切替要因検出通知や切替起動,切替確認が必要で
ある。現用系で障害が検出されると、切替要因検出通知
を、例えば、AIS/RDI(故障検出/通知)セル,
LB(導通試験)セル,PM(品質モニタ)セル,CC
(導通確認)セル,プロテクション用セルなどのOAM
セルを用いて、下流のOAMセルの終端点であるATM
通信装置に対して行なう。そして、両端プロテクション
ポイントで現用のVCから予備のVCへの切替えを起動
し、この切替えが完了したことを確認するために、例え
ば、AIS/RDI(故障検出/通知)セルやプロテク
ション用セルを用いる。
【0027】次に、図6を用いて、従来のOAM機能配
備での通信路で障害が発生した場合のプロテクションコ
ネクションへの切替え手順を説明する。
【0028】ここでは、障害検出,通知にAIS/RD
Iセルを使用し、切替えの起動確認を行なうためのプロ
テクション用のOAMセルを予備のVC10bを用いて
両端プロテクションポイントで通信し、切替えを行なう
シーケンスを示す。ATM装置内でのOAM機能配備
は、受信側インターフェース回路にOAMセルの挿入機
能と抜去機能とを搭載している。また、図面上点線の矢
印は、予備側のVC10bを用いて信号がやりとりされ
ていることを示す。
【0029】いま、VC10aの図示する位置に障害1
6が発生したとすると、この障害発生点の下流にあるA
TM通信装置1−Aの受信側インターフェース回路5−
1で障害が検出される。ここはOAMセルの発出点に当
たるため、AIS(故障検出)セルが生成され(2
0)、下流のATM通信装置1−2に通知される。この
ATM通信装置1−2では、OAMセルの検出点である
受信側インターフェース回路5−1でAISセルが検出
され、RDI(故障通知)セルをVC10aの対向コネ
クションで送出される(22)とともに、さらに、AI
Sセルを受信したことを制御用転送路8を通じて制御部
4に通知する(21)。
【0030】このAISセルの受信通知を受けたATM
通信装置1−2の制御部4は、プロテクションの起動要
求をプロテクションポイントであるラインカード3−3
に行なう(24)。そこで、ラインカード3−3では、
まず、対向のプロテクションポイントで切替えを起動す
るために、予備のVC10bを用いてプロテクション要
求セルを対向するATM装置1−1に送信する(2
5)。
【0031】ATM通信装置1−1においては、これを
受信側インターフェース回路5−3で受信し、制御部4
に制御系転送路8を介してプロテクション要求を通知す
る(26)。制御部4は、この要求に基づいて切替え指
示をプロテクションポイントであるラインカード3−1
に通知する(27)。そこで、ラインカード3−1で
は、現用のVC10aから予備のVC10bへの切替え
を行ない(28)、プロテクションを行なったことをV
C10bを介してATM通信装置1−2に通知する(2
9)。
【0032】そこで、ATM通信装置1−2では、受信
側インターフェース回路5−2でこの通知を受け、制御
部4に制御系転送路8を介して通知する。制御部4で
は、切替えをプロテクションポイントであるラインカー
ド3ー3に通知する(31)。ラインカード3−3で
は、現用のVC10aから予備のVC10bへの切替え
を行ない、プロテクションをした旨を対向するATM通
信装置1−1に通知する(33)。
【0033】最後に、ATM通信装置1−1,1−2と
もにVC10の切替終了通知を受け(34,35)、プ
ロテクションが完了する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ATMネットワークで
は、1つの伝送路7に多くのVC(例えば、1伝送路当
たり4,000コネクション以上)が多重される。そこ
で、例えば、伝送路障害などの1障害で、同時に多数の
コネクションが障害になる場合がある。これらコネクシ
ョンに対して予備のVCが用意されている場合、コネク
ションの両端で、同時に多くのプロテクションを起動さ
せる必要がある。
【0035】さらに、障害時にVCの通信が中断する時
間をできるだけ短くするため、VCの切替えを高速に行
なう必要がある。例えば、SDH(Synchronous Digita
l Hiararchy)伝送路のAPS(Automatic Protection S
witching)の切替時間について、ITU−T勧告G.7
83では、障害検出から50msec以内と規定してい
る。
【0036】図6に示した切替え手順では、障害通知を
受信側インターフェース回路5で受信し、プロテクショ
ンの起動要求,通知を行なうために(24,26,2
7,30,31)、制御系転送路8を介して制御部4と
通信を行なう必要があった。
【0037】障害が起こった場合、ラインカード上のソ
フトウェアはハードウェアから障害情報を収集し、通知
する必要がある。しかし、同時に多くの障害が起きた場
合、全てのOAMセルの情報を短時間で処理することは
難しい。
【0038】また、制御部4では、ATM装置の制御や
監視,性能情報収集などを行なっており、ここでプロテ
クションの管理を行なうことは、制御部4にさらに負荷
をかけることになり、例えば、ATM装置の制御が遅れ
たり、監視ができなかったりする。
【0039】さらに、制御部4との通信は、ラインカー
ド3や制御部4での処理がソフトウェア処理であるこ
と、また、制御系転送路8の通信に時間がかかることか
ら、短時間で切替点に対して通知を行なうことはできな
い。
【0040】本発明の目的は、かかる問題を解消し、障
害が発生して多数のATMコネクションが同時に障害と
なった場合でも、ATM領域のプロテクションを高速に
行なうことができるようにしたATM通信装置を提供す
ることにある。
【0041】本発明の他の目的は、ATM領域のプロテ
クションを同時に処理できるようにするためのラインカ
ードを備えたATM通信装置を提供することにある。
【0042】本発明のさらに他の目的は、ATM領域の
プロテクションを、制御部を介さずに実行し、制御部に
負荷をかけないでプロテクションを行なうようにしたA
TM通信装置を提供することである。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の入/出力インターフェース回路
と、該入力インターフェース回路夫々からの入力パケッ
トをヘッダ情報によって決まるいずれかの該出力インタ
ーフェース回路に振り分けるパケットスイッチ手段とを
有し、ATM領域のプロテクションを行なうための情報
を、プロテクションを行なうラインカードにセルを用い
て、通知するようにする。
【0044】また、本発明は、ATMスイッチを含むプ
ロテクションを行なうATM通信装置において、OAM
セルの検出や抜去機能を送信側インターフェース回路に
配置し、OAMの挿入機能を受信側インターフェース回
路に配置することにより、プロテクションポイントとO
AMセルの終端点とを一致させ、OAMセルを用いて直
接プロテクションポイント間での通信ができるようにす
る。
【0045】上記の方式では、ATM通信装置内でOA
Mのセグメントが重なることがあるが、これに対して
は、受信側インターフェース回路で、内部セルヘッダま
たはHEC領域に、自装置内で発生したOAMセルか装
置外から到来したOAMセルかを識別するための識別子
を付与し、出力側インターフェース回路でその識別子に
よりセルが自装置で発生されたか否かを判断するように
する。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明によるOAM(オペレーシ
ョン及びメンテナンス)機能を備えたATM(非同期転
送モード)通信装置の第1の実施形態とその配備方式の
一具体例とを示す構成図であって、1−1,1−2はA
TM通信装置(これらをまとめて、ATM通信装置1と
いう)、2はATMスイッチ、3−1,3−2,3−3
はラインカード(これらをまとめて、ラインカード3と
いう)、4は制御部、5−1,5−2,5−3は受信側
インターフェース回路(これらをまとめて、受信側イン
ターフェース5という)、6−1,6−2,6−3は送
信側インターフエース回路(これらをまとめて、送信側
インターフェース6という)、10aは現用のVC(実
効コネクション)、10bは予備のVC、11はOAM
セルの終端点(挿入ポイント)、12はOAMセルの終
端点(抜去ポイント)、13,14はOAMセルのモニ
タポイント、15はOAM監視区間である。
【0047】同図において、2つのATM通信装置1−
1,1−2間には、現用のVC10aと予備のVC10
b(以下では、これをまとめて、VC10という)とが
張られており、これらVC10は冗長構成を有してい
る。なお、ここでは、ATM通信装置1−1,1−2間
には、他のATM通信装置は配置されていないが、配置
されてもよい。
【0048】現用のVC10aはATM通信装置1−1
のラインカード3−2とATM通信装置1−2のライン
カード3−1との間に設けられ、予備10bはATM通
信装置1−1のラインカード3−3とATM通信装置1
−2のラインカード3−2との間に設けられている。こ
れらVC10a,10bの切替えは、ATM通信装置1
−1ではラインカード3−1により、ATM通信装置1
−2ではラインカード3−3により、夫々、例えば、O
AMセルのヘッダを変更することによって行なわれる。
つまり、これらVC10のプロテクションポイントは、
ATM通信装置1−1のラインカード3−1とATM通
信装置1−2のラインカード3−3とに配置されてい
る。
【0049】OAMセルの挿入ポイント11は、ATM
通信装置1−1の受信側インターフェース回路5−1と
ATM通信装置1−2の受信側インターフェース回路5
−3とに、また、OAMセルの検出抜去ポイント12
は、ATM通信装置1−1の送信側インターフェース回
路6−1とATM通信装置1−2の送信側インターフェ
ース回路6−3とに夫々配備されている。これにより、
プロテクション起動区間とOAM監視区間とを同じAT
M通信装置1−1,1−2間とすれば、ATM通信装置
1−1,1−2内において、OAMセルの終端点11,
12はプロテクションポイントと同じラインカード3上
となる。
【0050】さらに、プロテクションを行なう区間はO
AM監視区間15と一致し、また、OAMセルの終端点
11,12が設定されないインターフェース回路5,6
においては、OAMセルのモニタを行なうモニタポイン
トが設定される。即ち、ATM通信装置1−1では、受
信側インターフェース回路5−2,5−3と送信側イン
ターフェース回路6−2,6−3にOAMセルのモニタ
ポイント13,14が配置され、ATM通信装置1−2
では、受信側インターフェース回路5−1,5−2と送
信側インターフェース回路6−1,6−2にOAMセル
のモニタポイント13,14が配置される。但し、AI
S(故障検出)セルやプロテクション用のセルは、障害
を検出したり、プロテクションの要求があれば、OAM
セルのモニタポイント13で挿入されることがある。
【0051】図7はこの第1の実施形態でのOAMセル
の処理手順の一具体例としてのコネクション障害時のA
IS/RDI(故障検出/通知)セル通信処理を示すフ
ローチャートであり、図中下部に記載された矢印がAI
S/RDIセルの通信手順を示す。
【0052】同図において、ここでは、ATM通信装置
1−2のATM通信装置1−1とは反対側に、さらに、
ATM通信装置1−3がVC10で接続されており、O
AM監視区間15がATM通信装置1−1からATM通
信装置1−3までの間に設定され、ATM通信装置1−
3からATM通信装置1−2に向かうVC10の送信経
路で障害16が起こったものとする。
【0053】この場合には、ATM通信装置1−2の受
信側インターフェース回路5−2がこの障害16を検出
し、AIS(故障検出)セルを発生する(41)。この
AISセルはVC10を介してATM通信装置1−1に
送出され、OAMセルの終端点であるATM通信装置1
−1の送信側インターフエース回路6−1で検出されて
抜去される(42)。そして、ATM通信装置1−1の
この送信側インターフエース回路6−1では、対向側
(受信側)の故障16がないコネクションにRDIセル
(故障通知)を発生する(43)。このRDIセルはO
AMセルの対向する終端点であるATM通信装置1−3
の受信側インターフェース回路5−2まで到達して、そ
こで抜去される(44)。
【0054】図8は上記のOAM機能配備を行なったと
きのATM領域プロテクションのシーケンスの一具体例
を示す図である。
【0055】同図において、ATM通信装置1−1,1
−2は図1と同様であり、これら間に、ATM通信装置
1−3を間にして現用のVC10aが設けられ、また、
ATM通信装置1−4を間に予備用のVC15bが設け
られている。VC10のプロテクション区間をATM通
信装置1−1〜1−2間に規定し、OAM監視区間15
もこのプロテクション区間に合致するように設定する。
プロテクションポイント,OAM終端点ともにATM通
信装置1−1のラインカード3−1とATM通信装置1
−2のラインカード3−3となる。ATM通信装置1−
3,1−4において、受信側インターフェース回路にO
AMセルのモニタポイント13(図1)が配置され、送
信側インターフェース回路にOAMセルのモニタポイン
ト14(図1)が配置されている。
【0056】次に、図8の下部に示すシーケンス図を用
いて、プロテクションが行なわれるシーケンス例を説明
する。ここで、セルで通知される部分において、実線で
示されるものは旧現用系のVCを用いて通信しているこ
とを意味し、破線で示されるものは旧予備系のVCを用
いて通信していることを示す。なお、制御部4との通信
には、制御系転送路8を使用する。
【0057】いま、VC10aのATM通信装置1−1
からATM通信装置1−3に向かう通信路に障害16が
発生したとすると、ATM通信装置1−3でこの障害1
6が検出され、AIS(故障検出)セルを下流に対して
発出する(50)。このAISセルはOAMセルの終端
点であるATM通信装置1−2のラインカード3−3に
到達する。このラインカード3−3では、このAISセ
ルを抜去して、RDI(故障通知)セルをVC10aの
対向側コネクションに送出し(52)、これとともに、
AISセルを受信したことを制御部4に通知する(5
1)。
【0058】さらに、この通信路の障害16を検出した
ため、プロテクションを起動する。プロテクション起動
時には、対向プロテクションポイントとの通信に、例え
ば、プロテクション用OAMセルを用いる。また、この
実施形態では、プロテクション用OAMセルは予備のV
C10bを用いて通信される。
【0059】そこで、まず、プロテクション要求セルを
プロテクションポイントであるATM通信装置1−2の
ラインカード3−3で生成し、予備のVC15bによっ
てATM通信装置1−1のラインカード3−1に伝える
(54)。
【0060】ATM通信装置1−1では、プロテクショ
ンポイントでこのプロテクション要求セルを受信する
と、現用のVC10aから予備のVC10bに切り替え
る(55)。さらに、プロテクションを行なったことを
プロテクション通知セルを用いて、予備VC15bによ
り、ATM通信装置1−2に通知する(56)。
【0061】このプロテクション通知セルを受信したA
TM通信装置1−2では、プロテクションポイント(ラ
インカード3−3の受信側インターフエース回路5−
3)で現用のVC10aから予備のVC10bに切り替
える(57)。この切替えが終了すると、プロテクショ
ン確認セルを発生して対向する終端点(ATM通信装置
1−1のラインカード3−1の送信側インターフェース
回路6−1)に送出する(58)。
【0062】そして、これら終端点では、プロテクショ
ンの確認を行なうと、VC切替終了通知を制御部4に通
知する(59,60)。これにより、プロテクションが
完了する。
【0063】以上のプロテクション手順では、プロテク
ションを起動するために、1度も制御系転送路8を使用
しないため、制御部4に負荷をかけずにプロテクション
を行なうことができるし、OAMセルの挿入,抜去やプ
ロテクションの起動を同一のラインカードで行なえるた
め、VC10の切替えを高速に行なうことができ、ま
た、制御部4は、VC切替終了通知をインターフェース
回路から受けることにより、切替結果を知ることができ
る。
【0064】なお、この実施形態では、プロテクション
のトリガとしてAIS/RDI(故障検出/通知)セル
を用いたが、障害を検出,通知する機能を有する他のセ
ル、例えば、LB(導通試験)セルやPM(品質モニ
タ)セル,CC(導通確認)セルをトリガとしてプロテ
クションを起動するようにしてもよい。
【0065】また、プロテクション用セルを利用した
が、両端のプロテクションポイント間で通信を行なうこ
とのできるセルならば、どれでもよい。
【0066】さらに、プロテクション用セルの通信を予
備のコネクション(VC15b)を用いて行なったが、
障害が起きていない方向の現用のコネクション(VC1
0a)を使用して対向のプロテクションポイントに切替
えを起動するようにしても、問題がない。
【0067】さらにまた、プロテクション手順にプロテ
クションの確認シーケンスを設けたが、簡易なプロトコ
ルでプロテクションを行なう場合、この手順を省略する
こともできる。
【0068】図9はVC10を強制的に現用のVC10
aから予備のVC10bに変更する(強制切替)シーケ
ンスを示す図である。この場合のOAMセルの通信は、
予備のVC15bによって行なう。
【0069】同図において、ATM通信装置1−2から
強制切替えを起動すると(61)、この指示を受けたラ
インカード3−3は、プロテクション要求セルを対向す
るATM通信装置1−1のプロテクションポイントに送
出する(54)。そこで、ATM通信装置1−1内のプ
ロテクションポイントでは、現用のVC10aから予備
のVC10bに切り替え(55)、さらに、プロテクシ
ョンを行なったことの対向するATM通信装置1−2へ
の通知をプロテクション通知セルを用いて行なう(5
6)。
【0070】このプロテクション通知セルを受信したA
TM通信装置1−2内のプロテクションポイントは、現
用のVC10aから予備のVC10bに切り替え(5
7)、この切替えが終了すると、ATM通信装置1−2
はプロテクション確認セルを対向する終端点であるAT
M通信装置1−1のラインカード3−1に送出する(5
8)。
【0071】これら終端点では、プロテクションの確認
を行なうと、VC切替終了通知を制御部4に通知する
(59,60)。これにより、プロテクションが完了す
る。
【0072】以上、図1,図7,図8及び図9を用いて
OAM機能配備とプロテクションのシーケンスについて
説明したが、次に、前記したOAM機能配備を行ない、
VC10の一部分(セグメント)をOAM監視区間とし
た場合の図1に示したATM通信装置の配備方式の他の
具体例を図10を用いて説明する。
【0073】OAM監視区間の設定やプロテクション区
間の設定には、VCの終端点間で設定される場合と、V
Cの一部区間(セグメント)に設定する場合とが、IT
U−T勧告I.610で規定されている。例えば、図1
0に示すように、ATM通信装置1−2を境にして2つ
のセグメント1,2を隣り合わせに配置することができ
る。この場合には、各セグメント1,2毎に先の第1の
実施形態のようにOAM機能配備を行なうと、ATM通
信装置1−2内で2つのセグメント1,2が一部重なる
ことになる。
【0074】図10において、一方のOAM監視区間1
5aがATM通信装置1−1,1−2間にセグメント1
として、また、他方のOAM監視区間15bがATM通
信装置1−2,1−3間にセグメント2として夫々互い
に隣り合わせに設定されている。図6で説明したOAM
機能配備と同様に、夫々のATM通信装置1の受信側イ
ンターフェース回路5にOAMセルの挿入ポイントを、
また、夫々のATM通信装置1の受信側インターフェー
ス回路6に抜去ポイントを夫々配置している。
【0075】ここで、ループバック機能L1,L2を隣
り合ったセグメント15a,15bでVC10の同一方
向に起動した場合を説明する。
【0076】セグメント1のループバックL1では、セ
ル挿入ポイント71aがATM通信装置1−2のインタ
ーフェース回路5−2であって、折り返しポイント72
a,73aが夫々ATM通信装置1−1のインターフェ
ース回路6−1,5−1、折り返しセル検出ポイント7
4aがATM通信装置1−2の送信側インターフェース
回路6−2となる。セグメント2のループバックL2で
は、セル挿入ポイント71bがATM通信装置1−3の
受信側インターフェース回路5−2であって、折り返し
ポイント72b,73bが夫々ATM通信装置1−2の
インターフェース回路6−1,5−1、折り返しセル検
出ポイント74bがATM通信装置1−2の送信側イン
ターフェース回路6−2となる。
【0077】このとき、ATM通信装置1−2内では、
同一方向に2種類のループバックセルL1,L2が起動
される。そこで、その受信側インターフェース回路6−
1では、到来したループバックセルが、セグメント1で
起動されたセルならば、通過し、セグメント2で起動さ
れたセルならば、折り返す動作をする必要がある。同様
に、受信側インターフェース回路6−2でも、到来した
ループバックセルがセグメント1で起動されたセルなら
ば、抜去されて終端し、セグメント2で起動されたセル
ならば、通過させる必要がある。
【0078】この識別のために、ATM装置1内でOA
Mセルに自装置で生成されたOAMセルであるか、外部
から到来したOAMセルであるかを識別するフラグを受
信側インターフェース回路5で付与する。このフラグ
は、ATM通信装置1内でセルに付与される内部セルヘ
ッダ領域など、ATM通信装置1内で付与され、ATM
通信装置から送出されるときに取り去られる部分に設け
る。この点について、具体的に説明する。
【0079】ATM通信装置1−2の受信側インターフ
ェース回路5−2では、ここで起動されたループバック
L1のループバックセルに、このATM通信装置1−2
では終端しないことを示すスルーフラグを付与する(7
7)。そして、送信側インターフェース回路6−1で
は、このスルーフラグが付与されているループバックセ
ルは下流に通過させる(76)。このノードで折り返し
が指定された外部から到来のセル(ループバックL2)
は、スルーフラグが付与されていないため、ITU−T
勧告I.610で規定された折り返し条件を確認した
後、条件に合致すれば折り返される(76)。この折り
返しの際に、このループバックセルがこのATM通信装
置1−2で折り返されたこと(このATM通信装置1−
2で生成されたこと)を示すために、スルーフラグを付
与する(75)。
【0080】送信側インターフェース回路6−2では、
このスルーフラグの付与されたループバックL1のセル
を下流に通過させる(78)。このノードで終端が指定
された外部から到来のループバックL1のセルは、スル
ーフラグが付与されていないため、ITU−T勧告I.
610で規定された終端条件を確認した後、条件に合致
したセルは終端する(78)。
【0081】図11はかかる方式を実現するためのAT
M通信装置1内で使用する内部セルのフォーマットの具
体例を示す図である。
【0082】同図において、ATMセルは53オクテッ
ト81からなり、ATM通信装置1内でのルーティング
などに使用する装置内ヘッダ80が装置内で付与され
る。この装置内ヘッダ領域80にスルーフラグ82を設
ける。このフラグが“1”である場合には、このセルは
当該ATM通信装置1内で生成されていることを示し、
当該ATM通信装置1内でセルを終端しない。
【0083】図10及び図11で示すこの第2の実施形
態において、ATM通信装置1内でスルーフラグを使用
することにより、ATM通信装置1を介して隣接したO
AM監視区間のOAMセルを識別することができる。こ
れにより、図1で説明した第1の実施形態のOAM機能
配備でもって、ITU−T勧告I.610で規定された
OAM機能をはじめとするOAM機能が実現できる。
【0084】図12は図1におけるラインカード3の一
具体例を示すブロック図である。
【0085】同図において、ラインカード3は、例え
ば、受信側インターフェース回路5,送信側インターフ
ェース回路6及びMPU周辺回路などの共通部により構
成されている。
【0086】受信側インターフェース回路5に到来した
通常のセルは、伝送路から受信側物理領域処理部95−
iに供給されて物理領域を終端する。次に、受信側AT
M領域処理部94−iに供給されて、ヘッダ変換や内部
セルヘッダ付与などのATM領域処理がなされる。AT
M領域処理部94−iのヘッダ変換テーブルには、現用
系のヘッダと予備系のヘッダとを登録できるテーブルが
設けられており、このテーブルで現用のVCと予備のV
Cとの切替えを行なうことができる。そして、このセル
は、I/O処理部90−oを介してATMスイッチ2
(図1)へ送られる。
【0087】送信側インターフェース回路6に到着した
通常のセルは、I/O処理部90−iを介して送信側A
TM領域処理部94−oに送られて、そこで内部セルヘ
ッダの終端処理などがなされ、さらに、送信側物理領域
処理部95−oに送られて物理領域のフレームに搭載さ
れて伝送路へと送出される。
【0088】OAMセルの生成と終端は、インターフェ
ース回路内6のOAMプロテクション処理部91で行な
われる。
【0089】伝送路に障害が発生し、受信側物理領域処
理部95−iが物理領域の障害を検出すると、障害情報
をOAMプロテクション処理部91に通知する。そこ
で、OAMプロテクション処理部91はATM領域のA
IS(故障検出)セルを生成し、受信側ATM領域処理
部94−iを介してこの伝送路に多重されているVCに
送出する。このAISセルについては、このラインカー
ド3を持つATM通信装置内で重なって送出されること
がなく、このATM通信装置が終端点である場合、この
ATM通信装置の送信側のラインカードのインターフェ
ース回路で折り返されるため、図11で述べたスルーフ
ラグを付与しないで送出する。
【0090】次に、このラインカード3を持つATM通
信装置がVCのプロテクションポイントに指定され、O
AMセルの終端点であって、AISセルがATMスイッ
チ2(図1)から送信側インターフェース回路に到来し
た場合のこのラインカード3の動作について説明する。
シーケンスは図8で説明したとおりである。
【0091】到来したAIS(故障検出)セルは、I/
O処理部90−iを通過して送信側ATM領域処理部9
4−oに到来し、ここでAISセルであることが認識さ
れて、OAMプロテクション処理部91に送られる。O
AMプロテクション処理部91では、このAISセルを
受信したことを認識してRDI(故障通知)セルを折り
返す。
【0092】OAMプロテクション処理部91では、ま
た、AISセルを受信したことをMPU(マイクロプロ
セサユニット)97に通知する。このMPU97は、制
御部通信処理部98を介して制御部4(図1)へ障害発
生を通知する。
【0093】さらに、OAMプロテクション処理部91
は、当該VCがAIS状態となったことを認識してプロ
テクションを起動し、プロテクション要求セル54を生
成して受信側ATM領域処理部94−iにセルを送る。
ここでは、このプロテクション要求セルに予備側のセル
ヘッダと内部セルヘッダを付与する。また、このプロテ
クション要求セルにスルーフラグを付与して、ここでこ
のセルの検出を行わないようにして、I/O処理部90
−oを介し送出する。
【0094】次に、このラインカード3を持つATM通
信装置をVCのプロテクションポイントに指定してOA
Mセルの終端点とし、プロテクション要求セルがATM
スイッチ2から送信側インターフェース回路6に到来し
た場合のこのラインカード3の動作について説明する。
【0095】到来したプロテクション要求セルはI/O
処理部90−iを通過して送信側ATM領域処理部94
−oに到来し、ここでプロテクション要求セルであるこ
とが認識された後、OAMプロテクション処理部91に
送られる。OAMプロテクション処理部91は、プロテ
クション要求セルを受信したことを認識してプロテクシ
ョンを起動し、受信側ATM領域処理部94−iにVC
を予備に切り替えるように指示する。この後、このVC
は予備のルートを用いて通信される。次に、OAMプロ
テクション処理部91はプロテクション通知セルを生成
し、受信側ATM領域処理部94−iを介して対向する
プロテクションポイントに送信する。
【0096】なお、プロテクション通知56のセルやプ
ロテクション確認58のセルをプロテクションポイント
でATMスイッチ2側から受信した場合のラインカード
3の動作も、上記したプロテクション要求54のセルを
受信した場合とほぼ同様である。プロテクション通知5
6を受信した場合には、プロテクション通知56のセル
の代わりにプロテクション確認58のセルを生成し、切
替えの終了通知60を行なう。プロテクション確認58
のセルを受信した場合には、VCの切替えは既に終了し
ているため、これを行なわず、VCの切替えの終了通知
を行なう。
【0097】図13は図12における送受信側のATM
領域処理部94−o,94−iとOAMプロテクション
処理部91の一具体例を示すブロック図である。
【0098】以下、図13〜図17を用いてこれらAT
M領域処理部9494−o,94−iとOAMプロテク
ション処理部91の動作の詳細について説明するが、こ
こでは、一例として、VC10のend−endのAIS/R
DI(故障検出/通知)セルとプロテクションのための
情報を通信するためのセルの2種類のOAMセルの解析
機能を有するものとする。また、プロテクションの手順
は、先に図8,図9で示した例で説明する。
【0099】図13において、送信側ATM領域処理部
94−oでは、8ビットのセルとともに、このセルの先
頭を示すトップ信号を受信し、送信側セルカウンタ12
0を起動する。この送信側セルカウンタ120は、セル
の先頭からセルのオクテット81(図11)が受信され
る毎にカウントアップされる。送信側ATM領域処理部
94−oの各機能と、OAMプロテクション処理部91
のOAMセル種別/情報解析部128,状態読取レジス
タ130,プロテクション状態管理部129,OAM
RAM IF131とは、この送信側セルカウンタ12
0の値に応じた処理を行なう。
【0100】送信側ヘッダ解析部121では、入力セル
のヘッダが受信されると、送信側のヘッダが切り出さ
れ、この切り出されたヘッダは送信側CAM124で照
会される。
【0101】図14はこの送信側CAM124のCAM
MAPと送信側RAM126のRAM MAPとOAM
RAM132のRAM MAPとを示す図である。
【0102】同図において、ATMでのVPI/VCI
(ヘッダ情報)150の値は、全部で、UNIにおいて
32ビット、NNIにおいて36ビットであるが、実際
にインターフェース当たりに多重されるコネクション数
は数千コネクション程度である。そこで、VPI/VC
I領域を圧縮するために、送信側CAM124を用い
る。
【0103】送信側CAM124は、VPI/VCI1
50a〜150n,150A〜150Nのいずれかが入
力されると、その値に対応する面番号とコネクション番
号151a〜151n,151A〜151Nを出力す
る。ここで、面番号は最初の1ビットであって、それが
“0”か“1”かに応じて冗長構成を取るVCの0系ま
たは1系を示す。コネクション番号は残りの12ビット
からなり、このインターフェース回路に多重されたコネ
クションに対して、MPU97(図12)から一意に与
えられた番号である。これは、同一コネクションに対し
ては、送信側,受信側ともに同一のコネクション番号を
使用する。
【0104】送信側RAM126及びOAM RAM1
32では、この面番号とコネクション番号151に応じ
た各情報が配置されており、これにより、面番号とコネ
クション番号151が分かれば、送信側RAM126内
でコネクションのある情報がどこに配備されているかを
知ることができる。
【0105】図13において、送信側CAM124のア
クセスによって到着したセルの面番号と送信側コネクシ
ョン番号151が分かると、次に、送信側ヘッダ解析部
121で到着した8ビットのセルがユーザセルである
か、OAMセルであるかを識別する。識別した結果がO
AMセルの場合には、これを受信したことをOAMプロ
テクション処理部91のOAMセル種別/情報解析部1
28に通知する。これと同時に、送信側CAM124で
検索され、送信側コネクション番号レジスタ122に格
納された面番号とコネクション番号151も通知する。
【0106】受信したセルは、それをこのまま送信する
か、この送信側ATM領域処理部94−oで終端するか
を判定する間の時間、FIFO142で待機する。この
セルがOAMセルでない場合には、セレクタ127にセ
ルの通過を指示し、送信側RAM126の該当するコネ
クションのセル数カウントをカウントアップし、セルを
送信側物理領域処理部95−o(図12)へ転送する。
【0107】OAMプロテクション処理部91のOAM
セル種別/情報解析部128は、送信側ヘッダ解析部1
21から上記のOAMセルの受信通知を受けると、送信
側ATM領域処理部94−oの送信側コネクション番号
レジスタ122から通知された面番号とコネクション番
号151とを基に、OAM RAM 132から図14に
示す受信セルのVCのプロテクション状態レジスタ15
3を読み出す。
【0108】図15(a)はこのプロテクション状態レ
ジスタ153の一具体例をを示す図である。
【0109】同図において、このレジスタ153は、1
ビットの終端点表示160と、1ビットのプロテクショ
ン許可表示161と、1ビットの現用系表示162と、
8ビットのプロテクション状態表示と、4ビットのプロ
トコルタイマ164からなっている。
【0110】終端点表示160は、当該ATM通信装置
のラインカード3で該当VCが終端されているか否かを
示すものである。プロテクション許可表示161は、該
当コネクションに対し、プロテクションが起動できるか
否かを示すものである。これら終端点表示160とプロ
テクション許可表示161とは、コネクション設定によ
り、MPU97(図12)によって設定される。
【0111】現用系表示162は、該当するVCの現用
系が0系であるか、1系であるかを示すものであり、M
PU97から設定されると同時に、プロテクションが行
なわれると、OAMプロテクション処理部91のプロテ
クション状態管理部129(図13)により書き換えら
れる。プロテクション状態表示163は、プロテクショ
ンを行なう際の状態管理を行なうものである。プロトコ
ルタイマ164は、プロテクションを行なう際のシーケ
ンスにおいて、タイムアウトを管理するものである。
【0112】図13に戻って、OAMセル種別/情報解
析部128が図15(a)に示した受信セルのVCのプ
ロテクション状態レジスタ153を読み出し、まず、そ
の終端点表示160により、受信したOAMセルを終端
するかどうかを判断する。この判断の結果、OAMセル
を終端しない場合には、セレクタ127にこのOAMセ
ルの通過指示を与える。また、OAMセルを終端する場
合には、セレクタ127に空きセルを指示してこのOA
Mセルを抜去し、これとともに、このOAMセルの解析
処理を行なう。
【0113】ここで、OAMセルの受信によるプロテク
ション処理について説明する。切替シーケンスは図8に
示した例で説明する。
【0114】プロテクション状態レジスタ153(図1
5(a))によってOAMセルの終端点に指定され、プ
ロテクション許可表示161が許可の場合、AIS(故
障検出)セルが受信されると、プロテクションを起動す
る。
【0115】図9で示したように、プロテクションを行
なう際、OAMセルをVCの両終端点で通信してVCの
切替えを行なうが、両終端点では、この切替えのための
状態を持ちながら切替えを進めていく。終端点における
状態遷移図を図16に示す。
【0116】この実施形態においては、図16に示すよ
うに、終端点の状態としては、次の6状態である。 通常状態180:即ち、プロテクションが起動されて
いない状態 プロテクション要求セル送信待ち状態181:即ち、
プロテクション要求セルを対向終端点に送出する状態で
あって、OAMセルリクエスト生成部134(図13)
が、この状態を確認すると、プロテクション要求セルを
発生して送出する。 プロテクション通知セル受信待ち状態182:即ち、
プロテクション要求セルを対向終端点に発出し、対向終
端点からプロテクション通知セルが到来するのを待機し
ている状態 プロテクション確認セル送信待ち状態183:即ち、
プロテクション通知セルを対向終端点から受信し、プロ
テクション確認セルを送出する状態であって、OAMセ
ルリクエスト生成部134が、この状態を確認すると、
プロテクション確認セルを発生して送出する。 プロテクション通知セル送信待ち状態184:即ち、
プロテクション要求セルを受信し、プロテクション通知
セルを送信する状態であって、OAMセルリクエスト生
成部134が、この状態を確認すると、プロテクション
通知セルを発生して送出する。 プロテクション確認セル受信待ち状態185:即ち、
プロテクション通知セルを発出し、プロテクション確認
セルを送出する状態であって、OAMセルリクエスト生
成部が、この状態を確認すると、プロテクション確認セ
ルを発生して送出する。
【0117】図13に戻って、上記の通常状態180で
AIS(故障検出)の通知を確認すると、OAMプロテ
クション処理部91のプロテクション状態管理部129
は、プロテクション状態レジスタ153(図15
(a))内のプロテクション状態表示163を上記のプ
ロテクション要求セル送信待ち状態181に書き換え
る。同様の処理を、各セル受信待ち状態では、各OAM
セルの受信時に行なう。
【0118】また、プロテクション要求セル送信待ち状
態181では、OAMプロテクション処理部91のOA
Mセル送信リクエスト生成部134で状態が認識される
と、所望のOAMセルが送出される。OAMセルの送出
がプロテクション状態管理部129に通知されると、こ
のプロテクション状態管理部129では、プロテクショ
ン状態表示を書き換える。
【0119】さらに、プロテクション状態管理部129
は、プロテクション通知セル受信待ち状態182及びプ
ロテクション確認セル受信待ち状態185で、4ビット
のプロトコルタイマ164(図15(a))を起動す
る。このプロトコルタイマ164はダウンカウンタであ
って、例えば、500[msec]に1回、OAMタイ
マ管理部133でダウンカウントされる。このプロトコ
ルタイマ164の値が0になると、所望のセルが到来し
ないため、状態を遷移し、前の送出セルを再送する。
【0120】即ち、例えば、プロテクション通知セル受
信待ち状態182でプロトコルタイマ164を、例え
ば、“0010”の値にセットすると、500[mse
c]毎にダウンカウントされ、1秒経過後に“000
0”の値になる。すると、プロテクション状態管理部1
29では、状態をプロテクション要求セル送信待ち状態
181に遷移させる。これにより、プロテクション要求
セルが再送される。
【0121】上記のプロテクション確認セル送信待ち状
態183に状態遷移する場合、及びプロテクション通知
セル送信待ち状態184にタイムアウト以外で状態遷移
する場合には、VCの切替えが起動される。このとき、
プロテクション状態管理部129では、プロテクション
状態表示163(図15(a))を変更すると同時に、
現用系表示162(図15(a))を変更する。さら
に、受信側ATM領域処理部94−iでの受信側RAM
141のプロテクション状態172(図17)を書き換
え、VCの切替えを行なう。以後、指定された系のVC
を用いて、ユーザセルを転送する。
【0122】次に、AIS/RDI(故障検出/通知)
セルを受信した場合のシーケンスについて説明する。A
IS/RDI状態の管理には、図15(b)に示すAI
S/RDI受信情報154を使用する。このAIS/R
DI受信情報154は、2ビットのAIS/RDI表示
165と、2ビットのRDI送出タイマ166と、3ビ
ットの復旧監視タイマ167トからなっている。
【0123】AIS(故障検出)セルまたはRDI(通
知)セルを受信すると、プロテクション状態管理部12
9では、AIS/RDI表示165を書き換える。さら
に、AISセルを受信した場合には、RDI送出タイマ
166を起動し、RDIセルを送出する毎にこのRDI
送出タイマ166に10の値をセットし、500[ms
ec]毎に、OAMプロテクション処理部91のOAM
タイマ管理部133により、ダウンカウントされる。従
って、1秒後に“00”の値となり、RDIセルの送出
状態となる。
【0124】さらに、3ビットの復旧監視タイマ167
では、AISまたはRDI状態の受信状態を管理する。
AISセルまたはRDIセルを受信する毎に、この復旧
監視タイマ167は、“0110”の値にセットされ、
OAMタイマ監視部133で500[msec]毎にダ
ウンカウントされて、“0000”の値となると、AI
SセルまたはRDIセルを3秒間受信しなかったことに
なり、AIS状態またはRDI状態を解除する。
【0125】次に、図13における受信側ATM領域処
理部94−iの動作について説明する。
【0126】受信側ATM領域処理部94−iでは、8
ビットのセルとともに、このセルの先頭を示すトップ信
号を受信し、受信側セルカウンタ143を起動する。受
信側セルカウンタ143は、このセルの先頭からセルの
オクテットが受信される毎にカウントアップされる。受
信側ATM領域処理部94−iの各機能と、OAMプロ
テクション処理部91のOAMセル送信リクエスト生成
部134,プロテクション状態管理部129及びOAM
RAM IF131とは、この受信側セルカウンタ14
3のカウント値に応じて処理を行なう。
【0127】セルを受信すると、まず、受信側ヘッダ解
析部135で入力セルのヘッダの切り出しが行なわれ
る。ここで、空きセルを受信したことが判明すると、空
きセル通知をOAMプロテクション処理部91のOAM
セルリクエスト生成部134にに対して行ない、OAM
セル送出の許可を行なう。ユーザセルであることが判明
すると、受信側CAM139に到来したのVCのコネク
ション番号を検索する。
【0128】図17は受信側CAM139と受信側RA
M141との対応関係を表わすCAM MAPとRAM
MAPとを示す図である。受信側CAM139は、セル
の入力VPI/VCI(ヘッダ情報)の値170a〜1
70n(図17)のいずれかを入力すると、これに対応
するコネクション番号171a〜171n(図17)の
いずれかを送出する。コネクション番号171は、上記
のように、受信側と送信側で一致するように、コネクシ
ョン設定時にMPU97(図12)から設定される。こ
のコネクション番号171により、プロテクション状態
172a〜172n,出力側ヘッダ173−01〜17
3−1N及びセル数カウントなどのパフォーマンス情報
の格納場所が指定される。
【0129】受信側CAM139から取得したコネクシ
ョン番号171は、受信側コネクション番号レジスタ1
36に格納される。そして、ヘッダ変換137では、ま
ず、プロテクション状態172a〜172n(図17)
を参照してどちらの系が現在現用系であるかを調べ、送
出面番号として、受信側コネクション番号レジスタ13
6に格納する。さらに、この受信側コネクション番号レ
ジスタ136の値を用いて、受信側RAM141から参
照した出力ヘッダをセルに付与して送信し、セル数カウ
ントなどのパフォーマンス情報を更新する。
【0130】次に、OAMセルの送出のためのシーケン
スについて説明する。OAMプロテクション処理部91
でのOAMセル送信リクエスト生成部134は、周期的
にOAMセルの送出要求を監視しており、図15
(a),(b)に示したプロテクション状態表示163
とAIS/RDI表示165とRDI送出タイマ166
とをコネクション番号順に探索していく。そして、OA
Mセル送出要求を見つけると、OAMセルを送出する待
機状態となる。
【0131】その後、OAMセル送信リクエスト生成部
134は、受信側ヘッダ解析部135から空きセルが到
来した通知を受けると、OAMセルを生成し、さらに、
受信側コネクション設定レジスタにコネクション番号と
面番号を設定する。これにより、ヘッダ変換部137
は、受信側RAM141から出力側ヘッダを生成し、こ
れを生成されたOAMセルに付与して送出し、しかる
後、プロテクション状態管理部129にこの送出を通知
を行なう。プロテクション状態管理部129では、この
OAMセルの送出に応じて、プロテクション状態153
やRDI送出タイマ166(図15)を更新する。
【0132】以上、図1及び図7〜図17で示した方式
により、ATM領域のプロテクションを同時に高速に実
現でき、VCの切替時間を数百[msec]以下とする
ことができる。
【0133】なお、図12〜図17では、プロテクショ
ンの処理を全てハードウエアで実現したものとしたが、
プロテクション処理をファームで管理することには問題
がない。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATM領域のプロテクションを制御部を介すことなく実
現でき、同時に多数のプロテクションを高速に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるOAM機能を備えたATM(非同
期転送モード)通信装置の一実施形態とその配備方式の
一具体例とを示す構成図である。
【図2】固定長のパケットによって各所の情報を転送す
る従来のATM通信装置の一例を示すものである。
【図3】図2に示したATM通信装置の配備方式でのO
AMの監視試験区間の例を示す図である。
【図4】図2に示したATM通信装置へのOAM機能の
配備方式の一従来例を示す図である。
【図5】図2に示したATM通信装置へのOAM機能の
配備方式の他の従来例を示す図である。
【図6】図2に示したATM通信装置でのATM領域の
プロテクションをOAM機能を用いて行なうシーケンス
の一例を示す図である。
【図7】図1に示した第1の実施形態でのOAMセルの
処理手順の一具体例としてのコネクション障害時のAI
S/RDI(故障検出/通知)セル通信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図1に示した第1の実施形態でのOAM機能配
備を行なったときのATM領域プロテクションのシーケ
ンスの一具体例を示す図である。
【図9】図1に示した第1の実施形態での現用のVCか
ら予備のVCに強制的に変更するシーケンスを示す図で
ある。
【図10】図1に示した実施形態の他の配備方式を示す
構成図である。
【図11】図10に示した配備方式を実現するための図
1で示した実施形態で使用する内部セルのフォーマット
の一具体例を示す図である。
【図12】図1におけるラインカードの一具体例を示す
ブロック図である。
【図13】図12における送受信側ATM領域処理部と
OAMプロテクション処理部の一具体例を示すブロック
図である。
【図14】図13における送信側CAMのCAM MA
Pと送信側RAMのRAM MAPとOAM RAMのR
AM MAP とを示す図である。
【図15】図13におけるOAM RAMから読み出さ
れるプロテクション状態レジスタとAIS/RDI受信
情報との一具体例を示す図である。
【図16】図1に示した実施形態でのVCの両終端点に
おける状態遷移を示す図である。
【図17】図13における受信側CAMと受信側RAM
との対応関係を表わすCAM MAPとRAM MAP
とを示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−4 ATM通信装置 2 ATM スイッチ 3−1〜3−3 ラインカード 4 制御部 5−1〜5−3 受信側インターフェース回路 6−1〜6−3 送信側インターフェース回路 7−1〜7−n 伝送路 8 制御系転送路 10 VC 10a 現用のVC 10b 予備のVC

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報によって決まるいず
    れかの該出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段
    とを有し、非同期転送モード領域のコネクションの監視
    や障害検出などを「オペレーション及びメンテナンス」
    セルを用いて行なうオペレーション及びメンテナンス機
    能を備えた非同期転送モード通信装置において、 該「オペレーション及びメンテナンス」セルの挿入点を
    設けた入力側インターフェース回路と、 該「オペレーション及びメンテナンス」セルの検出抜去
    点を設けた出力側インターフェース回路とを有すること
    を特徴とするオペレーション及びメンテナンス機能を備
    えた非同期転送モード通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報によって決まるいず
    れかの該出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段
    とを有し、非同期転送モード領域のコネクションの監視
    や障害検出などを「オペレーション及びメンテナンス」
    セルを用いて行なうオペレーション及びメンテナンス機
    能を備えた非同期転送モード通信装置において、 外部からの「オペレーション及びメンテナンス」セルが
    入力され、また、フラグを付与した「オペレーション及
    びメンテナンス」セルを発生する入力側インターフェー
    ス回路と、 供給される「オペレーション及びメンテナンス」セル
    を、そこでの該フラグの有無を検出することにより、外
    部からの「オペレーション及びメンテナンス」セルであ
    るか、該入力側インターフェース回路で発生された「オ
    ペレーション及びメンテナンス」セルであるかを判定し
    て、該「オペレーション及びメンテナンス」セルを終端
    するか否か決定する出力側インターフェース回路とを有
    することを特徴とするオペレーション及びメンテナンス
    機能を備えた非同期転送モード通信装置。
  3. 【請求項3】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報によって決まるいず
    れかの出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段と
    を有し、かつ、非同期転送モード領域の実効コネクショ
    ンに予備の実効コネクションを設けて、該予備の実効コ
    ネクションに切り替える非同期転送モード領域のプロテ
    クション機能を有する非同期転送モード通信装置におい
    て、 該実効コネクションのプロテクションを行なう際には、
    障害点及び該実効コネクションを介して接続される他の
    非同期転送モード通信装置でプロテクション端点と間の
    プロテクション制御情報の通信処理を、ソフトウェアま
    たはファームウェアを介在させずに、全てハードウェア
    で行なうことを特徴とするオペレーション及びメンテナ
    ンス機能を備えた非同期転送モード通信装置。
  4. 【請求項4】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報によって決まるいず
    れかの該出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段
    とを有し、非同期転送モード領域のコネクションの監視
    や障害検出などを「オペレーション及びメンテナンス」
    セルを用いて行なうオペレーション及びメンテナンス機
    能を備え、かつ、非同期転送モード領域の実効コネクシ
    ョンに予備の実効コネクションを設けて、該予備の実効
    コネクションに切り替える非同期転送モード領域のプロ
    テクション機能を有する非同期転送モード通信装置にお
    いて、 現用の実効コネクションと予備の実効コネクションとの
    切り替えを行なうプロテクションポイントと同一ライン
    カード上に、「オペレーション及びメンテナンス」セル
    の挿入点または抜去点を設け、 プロテクション起動時、該実効コネクションを介して接
    続される他の非同期転送モード通信装置の対向するプロ
    テクションポイントとの間で「オペレーション及びメン
    テナンス」セルを通信可能としたことを特徴とするオペ
    レーション及びメンテナンス機能を備えた非同期転送モ
    ード通信装置。
  5. 【請求項5】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報によって決まるいず
    れかの出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段と
    を有し、非同期転送モード領域のコネクションの監視や
    障害検出などを「オペレーション及びメンテナンス」セ
    ルを用いて行なうオペレーション及びメンテナンス機能
    を備え、かつ、非同期転送モード領域の実効コネクショ
    ンに予備の実効コネクションを設けて、該予備の実効コ
    ネクションに切り替える非同期転送モード領域のプロテ
    クション機能を有し、該非同期転送モード領域の該予備
    の実効コネクションを該パケットスイッチ手段を含んで
    設定することができるようにした非同期転送モード通信
    装置において、 該「オペレーション及びメンテナンス」セルの挿入点を
    設けた入力側インターフェース回路と、該「オペレーシ
    ョン及びメンテナンス」セルの検出抜去点を設けた出力
    側インターフェース回路とを有し、 「オペレーション及びメンテナンス」セルの終端点をプ
    ロテクションポイントと同一のラインカード上に配置し
    たことを特徴とするオペレーション及びメンテナンス機
    能を備えた非同期転送モード通信装置。
  6. 【請求項6】 複数の入出力ポートと、該入力ポート夫
    々からの入力パケットをヘッダ情報にって決まるいずれ
    かの出力ポートに振り分けるパケットスイッチ手段とを
    有し、非同期転送モード領域のコネクションの監視や障
    害検出などを「オペレーション及びメンテナンス」セル
    を用いて行なうオペレーション及びメンテナンス機能を
    有し、かつ、非同期転送モード領域の実効コネクション
    に予備の実効コネクションを設けて、該予備の実効コネ
    クションに切り替える非同期転送モード領域のプロテク
    ション機能を有し、該非同期転送モード領域の該予備の
    実効コネクションを該パケットスイッチ手段を含んで設
    定することができるようにしたことを特徴とするオペレ
    ーション及びメンテナンス機能を備えた非同期転送モー
    ド通信装置において、 通信路の障害を検出して該実効コネクションのプロテク
    ションを起動する際、プロテクションのための制御信号
    を、各部を制御する制御部を介さずに、該実効コネクシ
    ョンを介して接続される他の非同期転送モード通信装置
    でのプロテクションポイントとの間で通信し、該制御部
    には、該プロテクションが行われた後に通知することを
    特徴とするオペレーション及びメンテナンス機能を備え
    た非同期転送モード通信装置。
JP23540696A 1996-09-05 1996-09-05 オペレーション及びメンテナンス機能を備えた非同期転送モード通信装置 Pending JPH1079747A (ja)

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