JPH1079219A - 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器 - Google Patents

投入抵抗付パッファ形ガス遮断器

Info

Publication number
JPH1079219A
JPH1079219A JP23442396A JP23442396A JPH1079219A JP H1079219 A JPH1079219 A JP H1079219A JP 23442396 A JP23442396 A JP 23442396A JP 23442396 A JP23442396 A JP 23442396A JP H1079219 A JPH1079219 A JP H1079219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closing
circuit breaker
resistor
resistance
closing resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23442396A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Kondo
勝之 近藤
Seiji Azuma
誠司 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23442396A priority Critical patent/JPH1079219A/ja
Publication of JPH1079219A publication Critical patent/JPH1079219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内に遮断部を絶縁支持する絶縁支持部材
への投入抵抗の荷重を低減させて電気的・機械的信頼性
を高める。 【解決手段】 絶縁性ガスが封入された容器1内には支
持絶縁筒17により遮断部2が絶縁支持されている。遮
断部2は主接点である消弧室4および投入抵抗27a、
27bを有する投入抵抗接点部5から構成されている。
投入抵抗27a、27bは消弧室4に対し電気的に並列
に接続されると共に機械的に支持されている。このよう
な投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、容器1に
対して支持絶縁筒17とは別に絶縁支持部である投入抵
抗支持絶縁筒102が設けられており、この投入抵抗支
持絶縁筒102に支持絶縁筒シールド101を介して投
入抵抗27a、27bが取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投入時の投入過電
圧を抑制する投入抵抗付パッファ形ガス遮断器に係り、
特に、1点切り化した投入抵抗付パッファ形ガス遮断器
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力需要が増大傾向にある近年、送電系
統の大容量化が進められており、変電所や開閉所には5
50kV級といった大容量系統の遮断器が使用されてい
る。これらの遮断器には、投入時の投入過電圧を抑制す
ることを目的として、投入抵抗方式が採用されている。
この方式の遮断器では、遮断器の主接点と並列に投入抵
抗を有する投入抵抗接点を設け、投入抵抗により投入過
電圧を抑制した状態で主接点を投入している。なお、投
入抵抗方式の遮断器では遮断時に、まず投入抵抗接点が
開離し、次いで主接点が開極する必要がある。
【0003】ここで、図8を参照して投入抵抗方式のパ
ッファ形ガス遮断器について説明する。すなわち、図8
のパッファ形ガス遮断器には、絶縁性ガスが封入された
容器1が横型配置されており、容器1内には2つの遮断
部2が収納されている。
【0004】[遮断部]2つの遮断部2は容器1内に対
称的に設置されており、支持部材3を介して直列に接続
されている。各遮断部2は主接点である消弧室4と投入
抵抗接点部5とから構成されている。また、各遮断部2
には投入抵抗27が取付けられいる。なお、2つの遮断
部2および投入抵抗27は全く同一の構成を有している
ため、一方のみを図示しており、他方は図面中省略して
いる。
【0005】また、遮断部2を支持する支持部材3は、
次のようにして容器1内に固定されている。容器1内に
はフランジ部1aが形成されている。このフランジ部1
a上には支持絶縁筒17が立ち上げられており、支持絶
縁筒17の先端部に支持絶縁筒シールド18が設けられ
ている。そして、この支持絶縁筒シールド18に支持部
材3が固定されている。すなわち、支持絶縁筒17、支
持絶縁筒シールド18および支持部材3が絶縁支持部材
となって、遮断部2全体が容器1内に絶縁支持されてい
る。
【0006】[消弧室]消弧室4は、固定部6および可
動部7が水平方向に対向配置されて構成されている。こ
のうち可動部7は、通常電流を通電する可動電極12、
可動アーク電極13、絶縁ノズル14、操作ロッド15
およびパッファシリンダ16が一体的に組立てられて構
成されている。パッファシリンダ16にはパッファピス
トン20が摺動自在に挿入されており、可動部7を構成
する各部材はパッファシリンダ16と共にパッファピス
トン20に沿って水平方向に動作するようになってい
る。また、パッファピストン20には可動支え19が固
定されており、この可動支え19には前記支持部材3が
固定されている。つまり、可動部7はパッファピストン
20および可動支え19を介して支持部材3に支持され
ることになる。なお、前記可動電極12には容器1の壁
面側(図中下側)に延びるアーム状突出部12aが形成
されている。
【0007】一方、固定部6は、通常電流を通電する固
定フィンガー8、固定アーク電極9および固定側シール
ド10が導電材製の固定支え11に一体的に固定されて
構成されている。固定支え11は絶縁棒21を介してパ
ッファピストン20に固定されている。つまり、固定部
6は絶縁棒21により可動支え19に支持される。した
がって、消弧室4を構成する固定部6および可動部7は
両方とも、支持部材3に支持されていることになる。な
お、絶縁棒21は絶縁筒またはコンデンサとされる場合
もある。
【0008】[投入抵抗接点部]次に、投入抵抗接点部
5の構成について述べる。投入抵抗接点部5には投入抵
抗接点固定部22および投入抵抗接点可動電極23が水
平方向に対向配置されている。このうち投入抵抗接点固
定部22は、絶縁部材24を介して固定支え11に固定
されており、投入抵抗接点固定電極25と、この投入抵
抗接点固定電極25を容器1の長手方向に移動可能に支
持するバネ26とから構成されている。
【0009】バネ26は開極状態では投入抵抗接点固定
電極25を投入抵抗接点可動電極23側に突出させてお
り、その弾性力は投入抵抗接点可動電極23の移動速度
よりも投入抵抗接点固定電極25の移動速度の方が遅く
なるように選定されている。一方、投入抵抗接点可動電
極23は、可動電極12のアーム状突出部12aに機械
的に固定されると共に電気的に接続されている。
【0010】また、投入抵抗接点部5と消弧室4とは、
投入抵抗接点部5側の電極23、25のワイプよりも消
弧室4側の電極9、13のワイプの方が大きくなるよう
に構成されている。このような投入抵抗方式の遮断器で
は、投入時には投入抵抗接点部5が先に投入され、その
後、主接点である消弧室4が投入される。このとき、投
入抵抗接点部5が先に投入され、投入抵抗27により投
入時の投入過電圧を抑制することができる。また遮断時
には、投入抵抗接点可動電極23が消弧室4の可動部7
と同じ速度で移動しても、バネ26の働きにより投入抵
抗接点可動電極23の移動速度よりも投入抵抗接点固定
電極25の移動速度の方が遅いため、投入抵抗接点部5
の方が先に開離し、次いで主接点である消弧室4が開極
することができる。
【0011】[投入抵抗]ところで、投入抵抗27は、
投入抵抗接点部5の投入抵抗接点固定部22に機械的に
固定されると共に、電気的に直列に接続されている。ま
た、投入抵抗27の他端部には導体28が取付けられて
いる。この導体28を介して投入抵抗27は固定支え1
1に機械的に固定されると共に、電気的に接続されてい
る。つまり、投入抵抗27は機械的には固定部6と共に
絶縁棒21により可動支え19に支持されている。
【0012】[駆動系]また、消弧室4の可動部7の操
作ロッド15には、垂直方向に配置された絶縁操作ロッ
ド29を介して、容器1のフランジ部1a下方に配置さ
れた機構箱30内の駆動源(図示せず)が連結されてい
る。より詳細には、操作ロッド15はパッファピストン
20の内面に設けられた摺動部材31、および可動支え
19の内面に設けられた摺動部材32によって、パッフ
ァピストン20及び可動支え19に対して摺動可能に支
持されている。また、操作ロッド15の端部には、リン
ク33およびレバー34が取付けられており、これらの
部材を介して絶縁操作ロッド29に連結されている。
【0013】このような構成を有する駆動系では、機構
箱30内の駆動源により絶縁操作ロッド29が垂直方向
に動作すると、絶縁操作ロッド29の垂直方向の駆動力
がリンク33およびレバー34により水平方向に変換さ
れて操作ロッド15に伝達される。これにより両側の遮
断部2における操作ロッド15が互いに逆方向に水平動
作し、各遮断部2の可動部7及び投入抵抗接点可動電極
23が一体に水平方向に移動する。
【0014】[1点切り化したパッファ形ガス遮断器]
ところで、遮断器においては遮断容量の増大化が進むに
つれて信頼性の向上が要求されている。遮断器が高い信
頼性を得るためには部品点数を少なくして構造を単純化
することが重要である。具体的には遮断点数を減らすこ
とが有効である。例えば、550kV級のような大容量
系統の遮断器では2点切りが一般的であったが、これを
1点切り化することが行われている。
【0015】図8に示した2点切りのパッファ形ガス遮
断器を1点切り化する場合、図9に示すように遮断部2
が1つとなる。そのため、遮断部2間を接続する支持部
材3を省略し、可動支え19を支持絶縁筒17及び支持
絶縁筒シールド18に直接固定することになる。つま
り、1点切りのパッファ形ガス遮断器では支持絶縁筒1
7および支持絶縁筒シールド18が絶縁支持部材となっ
て、遮断部2を容器1内に絶縁支持するようになる。
【0016】また、駆動力の伝達方向を2方向に変換す
る必要がなくなるため、リンク33およびレバー34が
不要となる。そこで構成の簡略化の観点から、操作ロッ
ド15の動作軸上に絶縁操作ロッド29及び機構箱30
を順次連結し、機構箱30からの駆動力を操作ロッド1
5に対して直線方向に伝達するように構成することがで
きる。そして、この機構箱30の配置に伴って、機構箱
30と容器1との間に仕切り壁30aを形成し、この仕
切り壁30aに支持絶縁筒17を固定する。このように
構成することにより、機構箱30によって支持絶縁筒1
7を介して遮断部2全体を支持することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように2点切り
のパッファ形ガス遮断器を1点切り化した場合、消弧室
4及び投入抵抗接点部5からなる遮断部2については、
2個から1個と単純に半減でき、その構成及び動作は基
本的に、図8のパッファ形ガス遮断器の遮断部2と同一
である。したがって、部品点数が少なくなり、構造を単
純化することができるため、信頼性が向上する。
【0018】しかしながら、遮断部2に付属する投入抵
抗27については、遮断器を適用する系統に応じて一定
の抵抗値が要求されることから、単純に半減することが
できない。むしろ、1つの遮断部に付属する投入抵抗の
重量が相対的に大きくなる。この点について、以下に説
明する。
【0019】すなわち、投入抵抗27は、遮断器投入時
の投入電圧・投入時間の条件を考慮して決定されてお
り、投入電圧に十分耐えるだけの耐電圧性能と、投入時
に入力される電気エネルギーに十分耐えるだけの耐量性
能とを兼ね備えていなければならない。その上、投入抵
抗27を支持する部材として絶縁部材24を使用する場
合、入力された電気エネルギーによる投入抵抗27の温
度上昇は、絶縁部材24に損傷を与えない程度でなけれ
ばならない。
【0020】投入抵抗27の抵抗値は、以上のような条
件に基づいて決定されるため、1点切り化したパッファ
形ガス遮断器においても、2点切りのパッファ形ガス遮
断器と同一の抵抗値が要求されることになる。言い換え
れば、1点切りのパッファ形ガス遮断器では、2点切り
のパッファ形ガス遮断器において2つの遮断部2に分割
されて配置されていた投入抵抗27を、単一の遮断部2
に一括して付属させることになる。
【0021】つまり、パッファ形ガス遮断器を1点切り
化することにより、1つの遮断部2に付属する投入抵抗
27の重量は、2点切りの際に各遮断部2に付属させて
いた投入抵抗27の重量の約2倍となる。しかも、投入
抵抗27を構成する材料としては、一般的に重量の大き
いセラミックスが使用されるため、投入抵抗27は相当
な大重量となる。
【0022】前述したように、投入抵抗27は絶縁棒2
1を介して固定部6と共に可動支え19に支持されてい
る。そのため、投入抵抗27が大重量となると、絶縁棒
21にはかなりの荷重が加わることになり、以下のよう
な問題が生じていた。
【0023】すなわち、遮断器の操作時に発生する操作
振動により消弧室4の固定部6が振動するが、投入抵抗
27が重いと、絶縁棒21には過大な応力が発生し、機
械的強度が脅かされた。また、投入抵抗27が重けれ
ば、投入抵抗27が付属された遮断部2にもかなりの荷
重がかかることになり、遮断部2全体を機構箱30から
支持する支持絶縁筒17の機械的強度に与える影響も無
視できなかった。
【0024】さらには、投入抵抗27が重いと固定部6
の振動も大きくなり、その結果、固定アーク電極9の中
心位置が変位し、固定アーク電極9の中心位置と可動ア
ーク電極13の中心位置とがずれてしまうおそれがあ
る。消弧室4の両アーク電極9、13間の中心位置がず
れた状態で投入指令により遮断器が投入動作すると、可
動アーク電極13と固定アーク電極9とが衝突し、両ア
ーク電極9、13が破損する可能性があった。
【0025】以上のように従来例では、大重量の投入抵
抗27の荷重を、遮断部2を支持する絶縁支持部材(支
持絶縁筒17および支持絶縁筒シールド18)だけで負
担している。つまり、絶縁支持部材は容器1に対して投
入抵抗27と遮断部2の両方を支持しており、その負担
は非常に大きかった。したがって、遮断器操作時に発生
する振動が遮断部2を振動させ易く、消弧室4の両アー
ク電極9、13間の中心にずれを招いて電極9、13同
士の衝突や破損を引き起こすおそれがあった。
【0026】さらに、遮断器操作時の振動は投入抵抗2
7にも伝わるが、投入抵抗27が大重量であれば、投入
抵抗27の素子間の位置ずれや、素子の割れが発生する
おそれもあった。しかも、遮断器の遮断容量が増大化す
ると、遮断器操作時に発生する衝撃力が大きくなる。そ
のため、上記の不具合はいっそう深刻となる。したがっ
て、大容量の遮断器には特に、操作時に発生する衝撃力
を緩和することが求められていた。
【0027】また、投入抵抗27を遮断部2に取り付け
る場合、投入抵抗27の一端を投入抵抗接点固定部22
に固定し、その他端を導体28を介して固定支え11に
固定するといった組立作業が行っている。この組立作業
には熟練した技術が必要であり、長い組立時間がとられ
ている。さらに、投入抵抗27の配置位置は、投入抵抗
接点固定部22において投入抵抗接点固定電極25とは
反対側、すなわち消弧室4の固定部6の背面側となって
いる。そのため、消弧室4の保守点検を行う時に、投入
抵抗27が障害となって固定部6および可動部7の電極
部に近付き難く、保守点検を行うことが困難であった。
したがって、投入抵抗付パッファ形ガス遮断器には組立
性・保守点検性の向上が望まれていた。
【0028】また、1点切り化にあたり、2点切りのパ
ッファ形ガス遮断器において2つの遮断部2に分割され
て配置されていた投入抵抗27を、単一の遮断部2に一
括して付属させた場合、重量だけでなく、投入抵抗27
の寸法についても約2倍になる。そのため、遮断器全体
の小型化が制限されるといった問題もあった。
【0029】本発明は、上記のような従来技術の課題を
解決するために提案されたものであり、その主たる目的
は、容器内に遮断部を絶縁支持する絶縁支持部材への投
入抵抗の荷重を低減させて電気的・機械的信頼性を高め
た投入抵抗付パッファ形ガス遮断器を提供することであ
る。
【0030】本発明の他の目的は、組立性・保守点検性
の良好な投入抵抗付パッファ形ガス遮断器を提供するこ
とである。
【0031】本発明の他の目的は、遮断器操作時に発生
する衝撃力を緩和して電気的・機械的信頼性を高めた投
入抵抗付パッファ形ガス遮断器を提供することである。
【0032】本発明の他の目的は、遮断器全体の小型化
に貢献可能な投入抵抗付パッファ形ガス遮断器を提供す
ることである。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、絶縁
性ガスが封入された容器が設けられ、この容器内には絶
縁支持部材が設置され、この絶縁支持部材により遮断部
が前記容器内に絶縁支持され、前記遮断部は主接点であ
る消弧室および投入抵抗接点部から構成され、前記投入
抵抗接点部には投入時の過電圧を抑制するための投入抵
抗が電気的に直列に接続され、前記投入抵抗は前記消弧
室に対し電気的に並列に接続されると共に機械的に支持
される投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、前記
容器に対して前記絶縁支持部材とは別に絶縁支持部が設
けられ、前記絶縁支持部に前記投入抵抗が取付けられた
ことを特徴とする。
【0034】請求項2の発明は、請求項1記載の投入抵
抗付パッファ形ガス遮断器において、前記絶縁支持部と
前記投入抵抗との間に、前記投入抵抗を着脱可能に接続
する第1の電気接続部が設けられたことを特徴とする。
【0035】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、前記消弧
室と前記投入抵抗の間および前記投入抵抗接点部と前記
投入抵抗との間に、前記投入抵抗を着脱可能に接続する
第2の電気接続部が設けられたことを特徴とする。
【0036】請求項4の発明は、請求項2または3記載
の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、前記第1
および第2の電気接続部のうち少なくとも一方には、摺
動形の集電部が設けられたことを特徴とする。
【0037】請求項5の発明は、請求項2、3または4
記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器において、前記
容器にて前記第1の電気接続部と対向した位置を分割位
置として、前記容器が長手方向に二分割して構成された
ことを特徴とする。
【0038】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
または5記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器におい
て、前記消弧室と前記投入抵抗との間、前記投入接点部
と前記投入抵抗との間、および前記絶縁支持部と前記投
入抵抗との間に、通電性を有するばね部材が配置された
ことを特徴とする。
【0039】請求項7の発明は、請求項1、2、3、
4、5または6記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器
において、前記投入抵抗内に通電性を有するばね部材が
収納されたことを特徴とする。
【0040】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6または7記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮
断器において、前記投入抵抗と前記絶縁支持部との間に
は通電用支持部材が配置され、前記通電用支持部材と前
記投入抵抗の間、および前記通電用支持部材と前記絶縁
支持部との間に、通電性を有するばね部材が配置された
ことを特徴とする。
【0041】請求項9の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6、7または8記載の投入抵抗付パッファ形ガ
ス遮断器において、前記投入抵抗が複数に分割して構成
され、容器の軸方向と平行に配置されたことを特徴とす
る。
【0042】以上のような本発明の作用は以下の通りで
ある。すなわち、請求項1記載の発明では、投入抵抗の
荷重を、遮断部を支持する絶縁支持部材だけで負担する
のではなく、絶縁支持部材とは別に容器に設けられた絶
縁支持部によっても負担することができる。そのため、
従来からの絶縁支持部材に加わる投入抵抗の荷重を低減
させることができ、且つ遮断部および投入抵抗を確実に
支持することができる。したがって、遮断器の操作時に
振動が発生しても、遮断部および投入抵抗の振動を防ぐ
ことができる。遮断部の振動を抑えることにより、遮断
部の電極間の中心にずれを生じる可能性が少なくなり、
電極の衝突や破損を防止することが可能となる。また、
投入抵抗の振動を抑えることにより、投入抵抗の素子間
の位置ずれや、素子の割れを防ぐことができる。
【0043】請求項2記載の発明では、投入抵抗を着脱
可能とする第1の電気接続部を、絶縁支持部と投入抵抗
との間に設けたことにより、遮断部に対する投入抵抗の
着脱が容易となる。そのため、投入抵抗の組立時に絶縁
支持部と投入抵抗とを一体で吊るした状態で組立作業を
行う必要がなく、優れた組立性を確保することができ
る。
【0044】請求項3の発明では、投入抵抗を着脱可能
に接続する第2の電気接続部を、消弧室と投入抵抗の間
および投入抵抗接点部と投入抵抗との間に設けたので、
遮断部に対する投入抵抗の着脱を容易に行うことができ
る。
【0045】請求項4の発明では、第1および第2の電
気接続部のうち少なくとも一方に、摺動形の集電部を設
けたため、投入抵抗は摺動通電構造によって支持される
ことになり、遮断器操作時に発生する操作振動が投入抵
抗にかかることを防ぐことができる。しかも、第1およ
び第2の電気接続部の間に多少の芯ずれがあっても、組
立が可能であり、遮断部に対する投入抵抗の着脱がさら
に簡単になる。
【0046】請求項5記載の発明は、遮断部を収納する
容器を長手方向に2分割したもので、該分割位置と第1
の電気接続部とは、容器を側面から見た場合にほぼ同一
になる。そのため、投入抵抗組立時に第1の電気接続部
の接続を目視で確認することができる。また、絶縁支持
部を設けた側の容器の質量は、絶縁支持部および第1の
電気接続部に比べて十分に大きい。したがって、絶縁支
持部および第1の電気接続部を容器に取付けた状態のま
まで、この容器を水平にすることができる。したがっ
て、遮断部に対する投入抵抗の着脱をいっそう容易に行
うことができる。
【0047】請求項6の発明では、消弧室と投入抵抗と
の間、投入接点部と投入抵抗との間、および絶縁支持部
と投入抵抗との間にばね部材を配置しているため、遮断
器操作時に衝撃力が発生しても、ばね部材が投入抵抗へ
の衝撃力を緩和することができる。したがって、遮断器
の操作時に振動が発生しても、投入抵抗の振動を抑える
ことができ、投入抵抗の素子間の位置ずれや、素子の割
れを防止することができる。
【0048】請求項7の発明では、投入抵抗内のばね部
材が遮断器操作時に発生する衝撃力を緩和することがで
きる。したがって、請求項6の発明と同様の作用を得る
ことができる。しかも、このばね部材はあらかじめ投入
抵抗内に収納されているため、ばね部材を投入抵抗や遮
断部側に取付ける作業が不要であり、組立性が向上す
る。
【0049】請求項8の発明では、通電用支持部材と投
入抵抗の間、および通電用支持部材と絶縁支持部との間
にばね部材を配置したので、ばね部材の増設することが
できる。したがって、投入抵抗への操作時の衝撃力をい
っそう緩和することが可能となる。
【0050】請求項9の発明では、投入抵抗が複数に分
割し、容器の軸方向と平行に配置したので、容器を軸方
向に小形化することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の投入抵抗付パッフ
ァ形ガス遮断器における実施の形態の一例を図面に従っ
て具体的に説明する。なお、以下の実施の形態は1点切
りのパッファ形ガス遮断器であり、図9に示した従来の
1点切りのパッファ形ガス遮断器と同一機能を有する部
材に関しては同一符号を付し、説明は省略する。
【0052】(1)第1の実施形態…図1参照 まず、第1の実施形態の構成について説明する。第1の
実施形態は、請求項1、2、4および9を包含するもの
であり、投入抵抗27a、27bおよびこれを支持する
構成に特徴がある。
【0053】図1に示すように、投入抵抗27a、27
bは、2分割されて等しい長さを持つものであり、容器
1の軸方向と平行に配置されている。これら投入抵抗2
7a、27bには支持絶縁筒シールド101が配置され
ており、支持絶縁筒シールド101により投入抵抗27
a、27bは互いに電気的に直列接続されている。ま
た、投入抵抗27a、27bは、従来の投入抵抗27と
同様、消弧室4の固定部6および投入抵抗接点5の投入
抵抗接点固定部22に対して電気的に接続されており、
遮断器の投入時には主接点である消弧室4よりも先行し
て投入されるようにようになっている。
【0054】また、容器1には、遮断部2を支持する支
持絶縁筒17とは別に、絶縁支持部として投入抵抗支持
絶縁筒102が設けられている。この投入抵抗支持絶縁
筒102は容器1の軸方向に延びて構成されており、先
端部に前記支持絶縁筒シールド101が固定されてい
る。つまり、投入抵抗支持絶縁筒102は支持絶縁筒シ
ールド101を介して前記投入抵抗27a、27bが固
定されている。
【0055】投入抵抗27a、27bと支持絶縁筒シー
ルド101との間には、投入抵抗27a、27bが着脱
可能な第1の電気接続部103Aが構成されている。第
1の電気接続部103Aは、投入抵抗27a、27b側
に設けられた雄形接触子104と、支持絶縁筒シールド
101側に設けられた雌形接触部105と、雌形接触部
105の凹部に設けられ雄形接触子104と通電する摺
動形の集電部106とから構成されている。なお、電気
接続部103の構成としては、図1とは逆に、投入抵抗
27a、27b側に雌形接触部105を設け、支持絶縁
筒シールド101側に雄形接触子104を設ける構成も
可能である。
【0056】以上のような構成を有する第1の実施形態
においては、投入抵抗27a、27bを固定支え11と
支持絶縁筒シールド101とにより挟持している。その
ため、投入抵抗27a、27bの荷重は、消弧室4の固
定部6を支える絶縁棒21だけが負担するのではなく、
独立して容器1に支持される投入抵抗支持絶縁筒102
も負担することになる。すなわち、絶縁棒21と投入抵
抗支持絶縁筒102の両方が投入抵抗27a、27bの
質量の半分ずつ負担することになる。
【0057】そのため、投入抵抗27a、27bの全荷
重が絶縁棒21を介して支持絶縁筒17に加わるという
ことがない。したがって、絶縁棒21や支持絶縁筒17
といった絶縁支持部材に加わる操作荷重が格段に低減す
る。しかも、第1の電気接続部103Aは摺動通電構造
なので、遮断器操作時に発生する操作振動が投入抵抗2
7a、27bに直接加わることがない。これにより、遮
断部2および投入抵抗27a、27bを確実に支持する
ことができ、遮断器の操作時に振動が発生しても、遮断
部2および投入抵抗27a、27bの振動を防ぐことが
できる。
【0058】遮断部2の振動を抑えているので、消弧室
4の固定部6の変位を抑えることができる。そのため、
固定アーク電極9および可動アーク電極13の中心位置
のずれを防ぐことができ、両アーク電極9、13の衝突
や破損を回避して、電気的・機械的信頼性を向上でき
る。また、投入抵抗27a、27bの振動を抑えている
ため、投入抵抗27a、27bの素子間の位置ずれや素
子割れを防ぐことができる。
【0059】また、第1の実施形態では、第1の電気接
続部103Aに対して投入抵抗27a、27bが着脱自
在であるため、投入抵抗27a、27bを遮断部2から
取付けたり、取外したりする際に、質量の大きい投入抵
抗27と投入抵抗支持絶縁筒102とを一体的に扱う必
要がない。したがって、良好な組立性・保守点検性を得
ることができる。さらに、本実施形態においては、投入
抵抗27a、27bを2分割して並べて配置しているた
め、単一の投入抵抗27を配置した場合に比べて、長手
寸法が約半分で済み、遮断器全体の小型化に貢献でき
る。
【0060】(2)第2の実施形態…図2参照 第2の実施形態は、請求項3に対応するものであり、そ
の基本構成は前記第1の実施形態と同様である。第2の
実施形態では、投入抵抗27a、27bの一端部に前記
の第1の電気接続部103Aを設けることに加えて、投
入抵抗27a、27bの他端部に第2の電気接続部10
3Bを設けた点を特徴としている。
【0061】図2に示すように、第2の電気接続部10
3Bは、第1の電気接続部103Aと同様、雄形接触子
104、雌形接触部105および集電部106とから構
成されており、投入抵抗27aと固定部6の固定支え1
1との間、及び投入抵抗27bと投入抵抗接点固定部2
2との間に設けられている。
【0062】このような構成を有する第2の実施形態に
おいては、前記第1の実施形態の作用効果に加えて、投
入抵抗27a、27bの両端に設けられた電気接続部1
03A、103Bが共に摺動通電構造であるため、消弧
室4の固定部6の変位をより確実に抑えることができ
る。また、対向する電気接続部103aA、103B間
で多少の芯ずれがあっても、電気接続部103aA、1
03Bの両方が摺動通電構造であるため、投入抵抗27
a、27bの着脱を簡単に行うことができる。しかも、
投入抵抗27を遮断部2側および投入抵抗支持絶縁筒1
02側に着脱できるため、いっそう優れた組立性・保守
点検性を発揮することができる。
【0063】(3)第3の実施形態…図3参照 図3に示す第3の実施形態は、請求項4に対応するもの
で、前述した第1の実施形態の変形例である。第3の実
施形態では、遮断部2、投入抵抗27a、27bおよび
これらを支持する構成に関しては第1の実施形態と全く
同一のため、説明は省略する。第3の実施形態における
構成上の特徴は、容器1が容器1aと容器1bに長手方
向で2分割され、この長手方向の分割位置が第1の電気
接続部103Aと対向した位置となっている点である。
【0064】以上のような構成を有する第3の実施形態
では、第1の実施形態の持つ作用効果に加えて、次のよ
うな作用効果がある。すなわち、容器1を側面から見た
場合、容器1の分割位置が第1の電気接続部103Aと
ほぼ同一となる。そのため、投入抵抗27a、27bを
遮断部2に対して組立てる時に電気接続部103Aの接
続を目視で確認することができる。したがって、電気接
続部103Aを傷つけたり、投入抵抗27a、27bを
破損したりすることがない。
【0065】さらに、容器1bに対して投入抵抗支持絶
縁筒102と支持絶縁筒シールド101、及び電気接続
部103Aを固定するためにこれらの部材をクレーン等
にて吊る際にも、容器1bの質量は一般に投入抵抗支持
絶縁筒102及び支持絶縁筒シールド101、電気接続
部103に対して十分に大きい。そのため、投入抵抗支
持絶縁筒102及び支持絶縁筒シールド101、電気接
続部103を容器1bに取付け、取付けた状態のままで
容器1bの長手方向を水平に保つことができる。したが
って、第1の実施形態よりもさらに容易に遮断部2に対
する投入抵抗27の着脱を行うことができ、極めて良好
な組立性・保守点検性を得ることができる。
【0066】(4)第4の実施形態…図4参照 図4に示す第4の実施形態は、前記の第3の実施形態に
第2の実施形態を組合わせたものである。すなわち、第
4の実施形態における構成上の特徴は、第1の電気接続
部103Aおよび第2の電気接続部103Bを備えてい
る点と、容器1が容器1aと容器1bに長手方向で2分
割されており、この長手方向の分割位置が第1の電気接
続部103Aと対向した位置となっている点である。こ
のような構成を有する第4の実施形態においては、第2
の実施形態と第3の実施形態における作用効果を合わせ
持つことができる。
【0067】(5)第5の実施形態…図5参照 第5の実施形態は、請求項6と対応するもので、その基
本構成は前記第1の実施形態と同様である。図5に示す
ように、投入抵抗27a、27bは支持絶縁筒シールド
101および投入抵抗支持絶縁筒102により支持され
ている。また、消弧室4と投入抵抗27aとの間、投入
接点部5と投入抵抗27bとの間、および支持絶縁筒シ
ールド101と投入抵抗27a、27bとの間にばね部
材50a〜50dが配置されている。
【0068】ばる部材50a〜50dの配置構成を詳し
く述べると、配置支持絶縁筒シールド101と投入抵抗
27aとの間にばね部材50aが、支持絶縁筒シールド
101と投入抵抗27bとの間にばね部材50bが、消
弧室4の固定支え11と投入抵抗27aとの間にばね部
材50cが、投入抵抗接点固定部22と投入抵抗27b
との間にばね部材50dが、それぞれ配置されている。
各ばね部材50a〜50dは通電性を有する部材から構
成されている。なお、投入抵抗27a、27bは、両端
部のシールド40と、中央部の絶縁ロッド41と、抵抗
素子42とから構成されている。
【0069】以上のような第5の実施形態では、遮断器
操作時に強い衝撃力が発生しても、ばね部材50a〜5
0dが投入抵抗27a、27bへの衝撃力を吸収して、
これを緩和することができる。したがって、遮断器操作
時に振動が発生しても、投入抵抗27a、27bの素子
間の位置ずれや素子の割れの発生を防ぐことができ、信
頼性を高めることができる。
【0070】(6)第6の実施形態…図6参照 第6の実施形態は、請求項7に対応し、投入抵抗27の
構成に特徴がある。すなわち、投入抵抗27a、27b
は、両端のシールド40、絶縁筒43、抵抗素子42か
ら構成され、抵抗素子42の両端には、ばね部材50
a、50b、50c、50dが収納配置されている。
【0071】以上のような構成を有する第6の実施形態
では、前記第5の実施形態と同様、投入抵抗27a、2
7b内のばね部材50a〜50dが遮断器操作時に発生
する衝撃力を緩和することができる。しかも、これらの
ばね部材50a〜50dはあらかじめ投入抵抗27a、
27b内に収納されているので、ばね部材50a〜50
dを投入抵抗27a、27bや遮断部2側に取付ける作
業を行う必要がなく、前記第5の実施形態よりも簡単に
組立てることができる。
【0072】(7)第7の実施形態…図7参照 第7の実施形態は、請求項8と対応するもので、容器1
に対して垂直に絶縁支持部102a,102bが対向し
て配置されている。これら絶縁支持部102a,102
bに上下から挟持されるようにして通電用支持部材44
が設けられている。通電用支持部材44の上下の端部に
は通電性を有するばね部材50e、50fが配置されて
いる。また、通電用支持部材44には投入抵抗27a、
27bが取り付けられている。さらに、通電用支持部材
44と投入抵抗27a、27bとの間にはばね部材50
a、50bが配置されている。また、消弧室4の固定支
え11と投入抵抗27aとの間にはばね部材50cが、
投入抵抗接点固定部22と投入抵抗27bとの間にはば
ね部材50dが配置されている。
【0073】以上のような構成を有する第7の実施形態
では、絶縁支持部102a、102bによって投入抵抗
27を支持しているため、従来のように遮断部2の電極
間を支持する絶縁棒21や遮断部2を支持する支持絶縁
筒17などの絶縁部材に投入抵抗27の全荷重が加わる
ことがない。したがって、絶縁棒21及び支持絶縁筒1
7に加わる操作時の荷重を低減できる。
【0074】また、第7の実施形態では、通電用支持部
材44と投入抵抗27a、27bの間、および通電用支
持部材44と絶縁支持部102a、102bとの間にば
ね部材50a、50bおよび50e、50fを配置して
いるので、上記の第5の実施形態や第6の実施形態に比
べて、ばね部材の設置数を増やすことができる。したが
って、投入抵抗27a、27bへの操作時の衝撃力をい
っそう緩和することができ、投入抵抗27a、27bを
確実に保護することができる。
【0075】(8)他の実施形態 なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるもの
ではなく、各実施形態は適宜組合わせが可能であり、ま
た、構成部材の形状や寸法あるいは設置数は適宜変更可
能である。例えば、投入抵抗を分割する場合に2分割以
上に分割したり、投入抵抗内にばね部材を収納する場合
に投入抵抗の両端部ではなく中央部に配置することも可
能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の投入抵抗
付パッファ形ガス遮断器によれば、遮断部を支持する絶
縁支持部材とは別に投入抵抗を絶縁支持する絶縁支持部
を容器に設けるという極めて簡単な構成により、絶縁支
持部材への投入抵抗の荷重を低減させることができ、電
気的・機械的信頼性を高めることができる。
【0077】また、本発明の投入抵抗付パッファ形ガス
遮断器によれば、投入抵抗を着脱可能に接続する電気接
続部を設けることにより、良好な組立性・保守点検性を
得ることができる。
【0078】さらに、本発明の投入抵抗付パッファ形ガ
ス遮断器によれば、投入抵抗にばね部材を取付けること
により、遮断器操作時に発生する衝撃力を緩和して電気
的・機械的信頼性を高めることができる。
【0079】さらに、本発明の投入抵抗付パッファ形ガ
ス遮断器によれば、投入抵抗を分割して配置することに
より、遮断器全体の小型化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施形態おけるパッファ形ガス
遮断器の構成を示す断面図
【図4】本発明の第4の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図5】本発明の第5の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図6】本発明の第6の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図7】本発明の第7の実施形態におけるパッファ形ガ
ス遮断器の構成を示す断面図
【図8】従来の2点切りの投入抵抗付パッファ形ガス遮
断器の構成を示す断面図
【図9】従来の1点切りの投入抵抗付パッファ形ガス遮
断器の構成を示す断面図
【符号の説明】
1,1a,1b…容器 2…遮断部 3…支持部材 4…消弧室 5…投入抵抗接点部 6…固定部 7…可動部 8…固定フィンガー 9…固定アーク電極 10…固定側シールド 11…固定支え 12…可動電極 13…可動アーク電極 14…絶縁ノズル 15…操作ロッド 16…パッファシリンダ 17…支持絶縁筒 18…支持絶縁筒シールド 19…可動支え 20…パッファピストン 21…絶縁棒 22…投入抵抗接点固定部 23…投入抵抗接点可動電極 24…絶縁部材 25…投入抵抗接点固定電極 26…バネ 27,27a,27b…投入抵抗 28…導体 29…絶縁操作ロッド 30…機構箱 40…シールド 41…絶縁ロッド 42…抵抗素子 43…絶縁筒 44…通電用支持部材 50a,50b,50c,50d,50e,50f…ば
ね部材 101…支持絶縁筒シールド 102…投入抵抗支持絶縁筒 102a、102b…絶縁支持部 103A…第1の電気接続部 103B…第2の電気接続部 104…雄形接触子 105…雌形接触部 106…集電部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスが封入された容器が設けら
    れ、この容器内には絶縁支持部材が設置され、この絶縁
    支持部材により遮断部が前記容器内に絶縁支持され、前
    記遮断部は主接点である消弧室および投入抵抗接点部か
    ら構成され、前記投入抵抗接点部には投入時の過電圧を
    抑制するための投入抵抗が電気的に直列に接続され、前
    記投入抵抗は前記消弧室に対し電気的に並列に接続され
    ると共に機械的に支持される投入抵抗付パッファ形ガス
    遮断器において、 前記容器に対して前記絶縁支持部材とは別に絶縁支持部
    が設けられ、 前記絶縁支持部に前記投入抵抗が取付けられたことを特
    徴とする投入抵抗付パッファ形ガス遮断器。
  2. 【請求項2】 前記絶縁支持部と前記投入抵抗との間
    に、前記投入抵抗を着脱可能に接続する第1の電気接続
    部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の投入抵
    抗付パッファ形ガス遮断器。
  3. 【請求項3】 前記消弧室と前記投入抵抗の間および前
    記投入抵抗接点部と前記投入抵抗との間に、前記投入抵
    抗を着脱可能に接続する第2の電気接続部が設けられた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の投入抵抗付パ
    ッファ形ガス遮断器。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の電気接続部のうち
    少なくとも一方には、摺動形の集電部が設けられたこと
    を特徴とする請求項2または3記載の投入抵抗付パッフ
    ァ形ガス遮断器。
  5. 【請求項5】 前記容器にて前記第1の電気接続部と対
    向した位置を分割位置として、前記容器が長手方向に二
    分割して構成されたことを特徴とする請求項2、3また
    は4記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器。
  6. 【請求項6】 前記消弧室と前記投入抵抗との間、前記
    投入接点部と前記投入抵抗との間、および前記絶縁支持
    部と前記投入抵抗との間に、通電性を有するばね部材が
    配置されたことを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断器。
  7. 【請求項7】 前記投入抵抗内に通電性を有するばね部
    材が収納されたことを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の投入抵抗付パッファ形ガス遮断
    器。
  8. 【請求項8】 前記投入抵抗と前記絶縁支持部との間に
    は通電用支持部材が配置され、 前記通電用支持部材と前記投入抵抗の間、および前記通
    電用支持部材と前記絶縁支持部との間に、通電性を有す
    るばね部材が配置されたことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6または7記載の投入抵抗付パッファ
    形ガス遮断器。
  9. 【請求項9】 前記投入抵抗が複数に分割して構成さ
    れ、容器の軸方向と平行に配置されたことを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の投入
    抵抗付パッファ形ガス遮断器。
JP23442396A 1996-09-04 1996-09-04 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器 Pending JPH1079219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23442396A JPH1079219A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23442396A JPH1079219A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1079219A true JPH1079219A (ja) 1998-03-24

Family

ID=16970794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23442396A Pending JPH1079219A (ja) 1996-09-04 1996-09-04 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1079219A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117811A1 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 株式会社日本Aeパワーシステムズ ガス遮断器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012117811A1 (ja) * 2011-03-02 2012-09-07 株式会社日本Aeパワーシステムズ ガス遮断器
JP2012182037A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Japan Ae Power Systems Corp ガス遮断器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2546850B1 (en) Switchgear and method for operating switchgear
US8237075B2 (en) Vacuum circuit breaker and gas-insulated switchgear using the same
US20130284704A1 (en) Vacuum interrupter arrangement for a circuit breaker
JP2010503161A (ja) 真空遮断器
EP1119011A1 (en) Vacuum switch and vacuum switch gear using the vacuum switch
JP2012028106A (ja) 双駆動式ガス遮断器
US4499350A (en) Circuit breaker with overvoltage suppression
US4460937A (en) Gas-insulated switching apparatus
JP4693193B1 (ja) キュービクル形ガス絶縁開閉装置
JP2005108766A (ja) 2点切り真空遮断器
JP2004048929A (ja) 真空スイッチギヤ
JPH1079219A (ja) 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器
JP3891680B2 (ja) スイッチギヤ
JP4232766B2 (ja) 真空スイッチギヤ
JPH05314873A (ja) 投入抵抗付パッファ形ガス遮断器
JPH0474813B2 (ja)
JP3170854B2 (ja) 抵抗付きタンク形ガス遮断器
JP2989653B2 (ja) 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器
JPH11250785A (ja) 投入抵抗付きパッファー形ガス遮断器
JPH07262889A (ja) パッファ形ガス遮断器
JPH11144576A (ja) 投入抵抗付きパッファー形ガス遮断器
JP2888681B2 (ja) 投入抵抗付きガス遮断器
JPS5818826A (ja) 3相一括操作型ガスしや断器
JPH0473834A (ja) 投入抵抗付きパッファ形ガス遮断器
JPH019064Y2 (ja)